JP3608824B2 - 表示制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
(目次)
産業上の利用分野
従来の技術(図12)
発明が解決しようとする課題(図13)
課題を解決するための手段(図1,図2)
作用(図1,図2)
実施例
(a)第1実施例の説明(図3〜図6)
(b)第2実施例の説明(図7〜図11)
発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】
本発明は、ウインドウシステムにおいて、画面上に表示されたウインドウ内の表示データをスクロール制御するための表示制御装置に関する。
近年、ウインドウシステムは、ワークステーションの他にパーソナルコンピュータ等の汎用機にも用いられ、画面上に表示しきれないデータを簡単かつ自由に扱うことを可能にしている。そして、画面上に表示されたウインドウに対する基本的な操作であるスクロール操作の操作性の向上が求められている。
【0003】
【従来の技術】
従来、画面上に表示されたウインドウ内の表示データをスクロール制御する手段としては、例えば、以下のような2つの手法がある。
一つは、オペレータがマウス本体を移動させ、画面上に表示されるマウスポインタをウインドウ外に移動した時に、そのウインドウ内の表示データをスクロールさせるものである。
【0004】
つまり、オペレータがマウス本体を移動させた時に発生するマウスポインタ移動メッセージ(移動イベント)に対する処理で、画面上のマウスポインタ位置を検知し、その位置がウインドウ外である場合に、ウインドウ内の表示データのスクロール処理を行なっている。ただし、このとき、オペレータは、スクロール量に応じてマウス本体を移動させ続ける。
【0005】
もう一つの手法は、ウインドウの辺に沿って配置・表示されたスクロールバーを画面上で操作することにより、ウインドウ内の表示データをスクロールさせるものである。
この手法を適用する場合、ウインドウ表示構成は、例えば図12に示すようになっている。この図12において、30は画面上に表示されるウインドウ、31はこのウインドウ30のタイトルを示すタイトルバー部、32は実際にデータを表示する表示部、33は表示部32のデータを左右方向にスクロールさせるべくウインドウ30の下辺に沿って配置・表示される下端スクロールバー部(左右方向スクロールバー部)、34は表示部32のデータを上下方向にスクロールさせるべくウインドウ30の右辺に沿って配置・表示される右端スクロールバー部(上下方向スクロールバー部)である。
【0006】
このように表示されるウインドウ30において、表示部32に表示されたデータを左右方向にスクロールさせる際には、オペレータはマウス本体を操作し、マウスポインタを下端スクロールバー部33内のブロック片33aの位置まで移動させ、その位置でクリックしてブロック片33aを下端スクロールバー部33内で左右に移動させる。また、同様に、表示部32に表示されたデータを上下方向にスクロールさせる際には、オペレータはマウス本体を操作し、マウスポインタを右端スクロールバー部34内のブロック片34aの位置まで移動させ、その位置でクリックしてブロック片34aを右端スクロールバー部34内で上下に移動させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した前者のスクロール手法では、オペレータは、スクロール量に応じてマウス本体を移動させ続けなければならず、スクロール量が大きい場合には、それだけマウス本体の移動量も大きくなり、操作性が低下するという課題があった。
【0008】
また、ウインドウシステムにおいては、複数のウインドウを利用することが多く参照用に別ウインドウを開いておく場合がある。このように複数のウインドウを利用していると、図13に示すように、物理画面(物理的表示範囲)35のサイズ上の制限からウインドウ30が部分的に物理画面35の外にはみ出す場合がある。
【0009】
このような場合、上述した後者のスクロール手法では、例えば図13に示すように、ウインドウ30が物理画面35の外にはみ出した状態では、ウインドウ30の表示部32内のデータをスクロールさせようとしても、下端スクロールバー部33および右端スクロールバー部34が物理画面35上で表示されていないので、直ちにスクロールを行なうことができない。
【0010】
このような場合には、作業を一旦中断して、物理画面35からはみ出したウインドウ30を物理画面35内に移動し、下端スクロールバー部33や右端スクロールバー部34を物理画面35上で表示してから、下端スクロールバー部33もしくは右端スクロールバー部34を操作してスクロールを行なわなければならず、スクロール操作性が大きく低下するという課題があった。
【0011】
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、操作性に優れたウインドウのスクロール動作を実現できるようにして、オペレータ操作環境の向上および作業効率の向上をはかった表示制御装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
図1は発明の原理ブロック図で、この図1において、1はマウス本体、2は各種データを表示される画面2aを有する表示部、3は発明の表示制御装置で、この表示制御装置3は、マウス本体1を操作して画面2a上に表示されるマウスポインタを移動させることにより、画面2a上に表示されたウインドウ内の表示データをスクロール制御するものである。
【0013】
そして、表示制御装置3には、一定時間毎にタイマメッセージを発生するタイマ4と、マウス本体1からのマウス移動メッセージを受けマウスポインタの表示位置が該ウインドウ外になった場合にタイマ4を起動するタイマ起動部5と、タイマ4からのタイマメッセージを受けるとマウスポインタの表示位置がウインドウ外に配置されているか否かを判定する判定部6と、この判定部6によりマウスポインタの表示位置がウインドウ外に配置されていると判定された場合にウインドウ内の表示データを所定方向へスクロールするスクロール処理部7とがそなえられている(請求項1)。
【0014】
このとき、マウスポインタのウインドウに対する位置に応じて、ウインドウ内の表示データのスクロール方向を決定し、そのスクロール方向を前記所定方向としてスクロール処理部7に指示するスクロール方向決定部をそなえておく(請求項)。また、判定部6によりマウスポインタの表示位置がウインドウ内に配置されていると判定された場合に、タイマ4の動作を停止させるタイマ停止部をそなえる(請求項)。
【0015】
図2は発明の関連技術を示す原理ブロック図で、この図2において、8は発明の関連技術としての表示制御装置で、この表示制御装置8は、表示部2の画面2a上に表示されたウインドウ内の表示データを、ウインドウの辺に沿って配置・表示されたスクロールバーを画面2a上で操作することによりスクロール制御するものである。
そして、表示制御装置8には、画面2aの物理的表示範囲に対するウインドウの位置を取得するウインドウ位置取得部9と、後述するスクロールバー制御部10とがそなえられている。このスクロールバー制御部10は、ウインドウ位置取得部9によるウインドウの位置の取得結果に基づいて、ウインドウに付されたスクロールバーが画面2aの物理的表示範囲外であると判断した場合に、スクロールバーの表示位置を画面2aの物理的表示範囲内のウインドウの辺に沿う位置に変更するものである。
【0016】
【作用】
図1にて上述した発明の表示制御装置では、オペレータがマウス本体1を操作して画面2a上のマウスポインタをウインドウ外に配置すると、タイマ起動部5によりタイマ4が起動され、このタイマ4から一定時間毎にタイマメッセージが発生される。
【0017】
また、タイマ4からタイマメッセージが発生される度に、つまり一定時間間隔で、判定部6によりマウスポインタの表示位置がウインドウ外にあるか否かが判定・監視され、ウインドウ外にある場合に、スクロール処理部7によりウインドウ内の表示データのスクロールが実行される。
従って、オペレータは、マウス本体1を操作してマウスポインタをウインドウ外に配置するだけで、その後はマウス本体1を操作することなく、ウインドウ内の表示データを自動的にスクロールさせることができる(請求項1)。
【0018】
このとき、スクロール方向決定部により、マウスポインタのウインドウに対する位置に応じて、ウインドウ内の表示データのスクロール方向を決定し、そのスクロール方向をスクロール処理部7に指示することにより、オペレータは、スクロール方向の指示をマウスポインタの配置位置を決めるだけで、スクロール方向を指定することができる(請求項)。
【0019】
また、オペレータがマウス本体1を操作してマウスポインタをウインドウ内に配置し、タイマ4からのタイマメッセージに応じて判定部6によりマウスポインタの表示位置がウインドウ内にあると判定されると、タイマ停止部によりタイマ4の動作が停止され、スクロール処理部7によるスクロール動作も停止されることになる。従って、オペレータは、マウス本体1を操作してマウスポインタをウインドウ内に配置するだけで、スクロール動作を停止させることができる(請求項)。
【0020】
図2にて上述した発明の関連技術としての表示制御装置では、ウインドウ位置取得部9により、画面2aの物理的表示範囲に対するウインドウの位置が取得され、その取得結果に基づいてウインドウに付されたスクロールバーが画面2aの物理的表示範囲外であると判断された場合には、スクロールバー制御部10により、スクロールバーの表示位置が、画面2aの物理的表示範囲内のウインドウの辺に沿う位置に自動的に変更される。
【0021】
従って、ウインドウが画面2aの物理的表示範囲の外にはみ出した場合に、スクロールバーが画面2aの物理的表示範囲内に自動的に表示されるので、オペレータは、従来のごとくウインドウの移動を行なうことなく、直ちにスクロールバーを用いてウインドウ内の表示データのスクロール処理を行なうことができる。
【0022】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
(a)第1実施例の説明
図3は本発明の第1実施例としての表示制御装置を示すブロック図であり、この図3において、11はマウス本体,12は各種データを表示される画面12aを有するディスプレイ(表示部)で、オペレータがマウス本体11を操作することより、このマウス本体11からマウス移動メッセージが出力され、画面12a上に表示されるマウスポインタ12Bの位置が移動されるようになっている。
【0023】
また、13は本実施例の表示制御装置として機能するCPUで、このCPU13は、前述のごとくマウス本体11を操作して画面12a上に表示されるマウスポインタ12Bを移動させることにより、画面12a上に表示されたウインドウ12A内の表示データをスクロール制御するものである。
そして、本実施例のCPU13には、タイマ14,メッセージ受信部15,タイマスタート部16,マウスポインタ位置判定部17,スクロール方向決定部18,スクロール処理部19およびタイマストップ部20としての機能がそなえられている。
【0024】
ここで、タイマ14は、後述するタイマスタート部16により起動されてから後述するタイマストップ部20により動作を停止されるまでの間、一定時間毎にタイマメッセージを発生するものである。
メッセージ受信部15は、マウス本体11からのマウス移動メッセージやタイマ14からのタイマメッセージを受信し、各メッセージに対応する処理に振り分けるものである。本実施例では、マウス本体11からのマウス移動メッセージをタイマスタート部16へ、タイマ14からのタイマメッセージをマウスポインタ判定部17へ振り分けるようになっている。
【0025】
タイマスタート部(タイマ起動部)16は、メッセージ受信部15を介してマウス本体11からマウス移動メッセージを受けると、その移動に伴いマウスポインタ12Bの表示位置がウインドウ12Bの外に位置付いた場合で、且つ、タイマ14が未動作である場合に、タイマ14を起動するものである。
マウスポインタ位置判定部17は、メッセージ受信部15を介してタイマ14からタイマメッセージを受けると、その時点でのマウスポインタ12Bの表示位置がウインドウ12Aの外に位置付いているか否かを判定するものである。
【0026】
スクロール方向決定部18は、マウスポインタ12Bのウインドウ12Aに対する位置に応じて、ウインドウ12A内の表示データのスクロール方向を決定し、そのスクロール方向を後述のスクロール処理部19に指示するものである。例えば、図3に示すように、マウスポインタ12Bがウインドウ12Aの下辺よりも下方に位置付いている場合には、ウインドウ12A内の表示データのスクロール方向を下方向に決定する。
【0027】
スクロール処理部19は、マウスポインタ位置判定部17によりマウスポインタ12Bの表示位置がウインドウ12Aの外に配置されていると判定された場合に、スクロール方向決定部18により決定されたスクロール方向へ、ウインドウ12B内の表示データを実際にスクロールさせるためのものである。
タイマストップ部(タイマ停止部)20は、マウスポインタ位置判定部17によりマウスポインタ12Bの表示位置がウインドウ12A内に配置されていると判定された場合に、タイマ14の動作を停止させるものである。
【0028】
ただし、上述したタイマ14,メッセージ受信部15,タイマスタート部16,マウスポインタ位置判定部17,スクロール方向決定部18,スクロール処理部19およびタイマストップ部20が有効に機能するのは、本実施例のCPU13において、マウスポインタ12Bがウインドウ12Aの外に移動した場合にウインドウ12A内の表示データ(画面)のスクロールを行なうモードが、本実施例のCPU13において選択されている場合である。
【0029】
上述のごとく構成された第1実施例の動作を、図4〜図6に示すフローチャートに従って説明する。
まず、図4のフローチャート(ステップS1〜S6)により、本実施例のメッセージループ処理について説明する。メッセージ受信部15によりメッセージを受信・獲得すると(ステップS1)、そのメッセージがマウス本体11からのマウス移動メッセージであるか否かを判定する(ステップS2)。マウス移動メッセージであると判定された場合には、図5にて後述するマウス移動メッセージ処理へ移行する(ステップS3)。
【0030】
ステップS2でマウス移動メッセージではないと判定された場合には、そのメッセージがタイマ14からのタイマメッセージであるか否かを判定する(ステップS4)。タイマメッセージであると判定された場合には、図6にて後述するタイマメッセージ処理へ移行する(ステップS5)。一方、ステップS4でタイマメッセージではないと判定された場合には、今回受信したメッセージは、本実施例の機能とは直接関係のないメッセージであるので、そのメッセージに応じた処理へ移行する(ステップS6)。
【0031】
さて、図4のステップS2の判定に応じてマウス移動メッセージ処理(ステップ3)へ移行すると、図5に示すように、まず、CPU13が、現在、マウスポインタ12Bがウインドウ12A外の時にスクロールを行なうスクロールモードに設定されているか否かを判定する(ステップS7)。
スクロールモードに設定されていない場合には通常のマウスポインタ12Bの表示位置の移動処理を行なうが、スクロールモードに設定されている場合には、現時点でタイマ14が未動作であるか否かを判定する(ステップS8)。タイマ14が未動作ではないつまり動作中である場合には、既にマウスポインタ12Bのウインドウ12A外への位置付きによりスクロールを行なっている状態であるので、そのまま処理を終了する。
【0032】
一方、ステップS8にてタイマ14が未動作であると判定された場合には、マウスポインタ12Bの表示位置を獲得し(ステップS9)、そのマウスポインタ12Bの表示位置がウインドウ12Aの外であるか否かを判定する(ステップS10)。
マウスポインタ12Bの表示位置がウインドウ12A外ではないつまりウインドウ12A内であると判定された場合には、スクロールを行なう必要はないので、そのまま処理を終了するが、ステップS10にてマウスポインタ12Bの表示位置がウインドウ12A外であると判定された場合には、タイマスタート部16によりタイマ14の動作をスタートさせる(ステップS11)。
【0033】
また、図4のステップS4の判定に応じてタイマメッセージ処理(ステップS5)へ移行すると、図6に示すように、まず、マウスポインタ12Bの表示位置を獲得し(ステップS12)、マウスポインタ位置判定部17により、そのマウスポインタ12Bの表示位置がウインドウ12Aの外であるか否かを判定する(ステップS13)。
【0034】
マウスポインタ12Bの表示位置がウインドウ12A外であると判定された場合には、スクロール方向決定部18により、マウスポインタ12Bの表示位置およびウインドウ12Aの表示位置に基づいてスクロール方向を決定する(ステップS14)。そのスクロール方向としては、ウインドウ12Aの表示位置に対するマウスポインタ12Bの表示位置に応じて、例えば、上,下,左,右,左上,右上,左下,右下の8方向のいずれかに決定される。
【0035】
スクロール方向決定部18によりスクロール方向を決定されると、そのスクロール方向に従って、スクロール処理部19により、ウインドウ12A内の表示データのスクロール処理(画面表示)が行なわれる(ステップS15)。
ステップS13にてマウスポインタ12Bの表示位置がウインドウ12A外ではないつまりウインドウ12A内であると判定された場合には、タイマストップ部20によりタイマ14の動作を停止させる(ステップS16)。
【0036】
このように、本発明の第1実施例によれば、オペレータがマウス本体11を操作して画面12a上のマウスポインタ12Bをウインドウ12A外に配置すると、タイマスタート16によりタイマ14が起動され、このタイマ14から一定時間毎にタイマメッセージが発生される。
そして、タイマ14からタイマメッセージが発生される度に、つまり一定時間間隔で、マウスポインタ位置判定部17によりマウスポインタ12Bの表示位置がウインドウ12A外にあるか否かが判定・監視され、ウインドウ12A外にある場合に、スクロール方向決定部18およびスクロール処理部19により、ウインドウ12A内の表示データが、マウスポインタ12Bの表示位置に応じたスクロール方向へスクロールされる。
【0037】
従って、オペレータは、マウス本体11を操作してマウスポインタ12Bをウインドウ12A外に配置するだけで、その後はマウス本体11を操作することなく、ウインドウ12A内の表示データを自動的にスクロールさせることができるほか、マウス本体11を操作してマウスポインタ12Bをウインドウ12A内に配置するだけで、ウインドウ12A内のスクロール動作を停止でき、操作性に優れたウインドウ12Aのスクロール動作を実現でき、オペレータ操作環境の大幅な向上、および、作業効率の大幅な向上を実現することができる。
【0038】
(b)第2実施例の説明
図7は本発明の第2実施例としての表示制御装置を示すブロック図であり、この図7において、21はマウス,キーボード等の入力部で、この入力部21を操作することによりウインドウ移動やスクロール等の指示が入力されるようになっている。
【0039】
また、22は表示部で、この表示部22は、後述のCPU23aからの表示データを一時的に格納する表示メモリ22aと、この表示メモリ22aにバッファリングされたデータを実際に表示するCRT等の表示ユニット22b(図10,図11にて後述する物理画面35を有するもの)とから構成されている。
さらに、23は計算処理部で、この計算処理部23は、本実施例の表示制御装置として機能するCPU23aと、このCPU23aが動作するために必要な各種データやプログラムを格納するメモリ23bとを有している。
【0040】
そして、CPU23aは、入力データの受付,画面の表示等をプログラムの実行によって行なうもので、特に、本実施例では、表示ユニット22bの物理画面35上に表示されたウインドウ30内の表示データ(表示部32内の表示)を、ウインドウ30の辺に沿って配置・表示されたスクロールバー(図10,図11参照)を物理画面35上で操作することによりスクロール操作できるようになっている。
【0041】
本実施例のCPU23aには、ウインドウ位置取得部24およびスクロールバー制御部25としての機能がそなえられている。
ここで、ウインドウ位置取得部24は、入力21からウインドウ30の表示位置の移動依頼が入力された場合に、例えば、ウインドウ30の右端下頂点の座標を、表示ユニット22bの物理的表示範囲(物理画面35)に対するウインドウ30の位置として取得するものである。
【0042】
スクロールバー制御部25は、ウインドウ位置取得部24によるウインドウ30の位置(右端下頂点の座標)の取得結果に基づいて、ウインドウ30に付されたスクロールバーが表示ユニット22bの物理画面35外であると判断した場合に、スクロールバーの表示位置を表示ユニット22bの物理画面35内のウインドウ30の辺に沿う位置に変更するものである。
【0043】
上述のごとく構成された第2実施例の動作を、図8,図9に示すフローチャートに従って説明する。
オペレータが入力部21を操作することにより、表示ユニット22bに表示されたウインドウ30の移動イベントが発生すると、本実施例の特徴となる動作が起動され、まず、図8に示すように、CPU23aのウインドウ位置取得部24により、ウインドウ30の移動情報が取得され、その移動情報に基づいてウインドウ30の右端および下端の座標が計算され、ウインドウ30の右下頂点の座標が、表示ユニット22bの物理画面35に対するウインドウ30の位置として取得される(ステップS21)。
【0044】
この後、スクロールバー制御部25によるスクロールバー制御ルーチン(図9により後述)へ移行し(ステップS22)、そのスクロールバー制御処理結果に応じた表示が表示ユニット22b上で実行される(ステップS23)。
さて、スクロールバー制御部25によるスクロールバー制御に際しては、図9に示すように、ステップS21でウインドウ位置取得部24により取得されたウインドウ30の右下頂点の座標に基づいて、まず、ウインドウ30の右端側が物理画面35外か否か、つまり右端スクロールバー部34が物理画面35からはみ出すか否かを判定する(ステップS24)。
【0045】
ウインドウ30の右端側が物理画面35外であると判定された場合には、右端スクロールバー部34をウインドウ30の左端に移動させ、左端スクロールバー部34A(図10,図11参照)を表示する(ステップS25)。また、ステップS24にてウインドウ30の右端側が物理画面35内であると判定された場合には、左端スクロールバー部34Aの表示が行なわれているか否か(スクロールバーが左端に移動中か否か)を判定する(ステップS26)。
【0046】
左端スクロールバー部34Aの表示が行なわれていると判定された場合には、今回のウインドウ移動の前まで物理画面35からはみ出していたウインドウ30の右端部が、今回のウインドウ移動により物理画面35内に移動し、右端スクロールバー部34の表示が可能となったものと判断し、スクロールバーをウインドウ30の右端に移動させ、右端スクロールバー部34を表示する(ステップS27)。
【0047】
また、ウインドウ30の下端側についても同様に、ステップS21でウインドウ位置取得部24により取得されたウインドウ30の右下頂点の座標に基づいて、ウインドウ30の下端側が物理画面35外か否か、つまり下端スクロールバー部33が物理画面35からはみ出すか否かを判定する(ステップS28)。
ウインドウ30の下端側が物理画面35外であると判定された場合には、下端スクロールバー部33をウインドウ30の上端(タイトルバー部31の下側)に移動させ、上端スクロールバー部33A(図10,図11参照)を表示する(ステップS29)。また、ステップS28にてウインドウ30の下端側が物理画面35内であると判定された場合には、上端スクロールバー部33Aの表示が行なわれているか否か(スクロールバーが上端に移動中か否か)を判定する(ステップS30)。
【0048】
上端スクロールバー部33Aの表示が行なわれていると判定された場合には、今回のウインドウ移動の前まで物理画面35からはみ出していたウインドウ30の下端部が、今回のウインドウ移動により物理画面35内に移動し、下端スクロールバー部33の表示が可能となったものと判断し、スクロールバーをウインドウ30の下端に移動させ、下端スクロールバー部33を表示する(ステップS31)。
【0049】
図9,図10により上述した本実施例のスクロールバー制御動作を、より具体的に図10(a),(b)および図11(a),(b)にて説明する。なお、これらの図10,図11において、図12により前述したものと同一の部分には同一の符号を付してある。
まず、図10(a)では、ウインドウ30の全体が物理画面35内に表示されている状態が示されている。このような表示状態からウインドウ30を右下方向へ移動させ、このウインドウ30の右端側および下端側を物理画面35の外に移動させた表示状態が図10(b)である。
【0050】
このとき、従来の技術では、右端スクロールバー部34および下端スクロールバー部33が物理画面35外にあるためにウインドウ30の位置を移動させない限り表示部32内のスクロールは行なえなかったが、本実施例では、図9により前述した処理フローに従って、右端スクロールバー部34は左端スクロールバー部34Aとしてウインドウ30の左側に移動・表示されるとともに、下端スクロールバー部33は上端スクロールバー部33Aとしてウインドウ30の上端(タイトルバー部31の下方)に移動・表示される。
【0051】
これにより、ウインドウ30が部分的に物理画面35外にはみ出しても、左端スクロールバー部34Aにより表示部32内の上下方向スクロールを行なえるとともに、上端スクロールバー部33Aにより表示部32内の左右方向スクロールを行なうことができる。
なお、ウインドウ30の右端側のみが物理画面35外にはみ出した場合には、右端スクロールバー部34のみが左端側へ移動され左端スクロールバー部34Aとして表示される。同様に、ウインドウ30の下端側のみが物理画面35外にはみ出した場合には、下端スクロールバー部33のみが上端側へ移動され上端スクロールバー部33Aとして表示される。
【0052】
一方、図11(a)では、ウインドウ30の右端側および下端側を物理画面35の外に移動させた状態が示されており、このとき、前述したように、左端スクロールバー部34Aおよび上端スクロールバー部33Aが表示されている。このような表示状態からウインドウ30を左上方向へ移動させ、このウインドウ30の右端側および下端側が物理画面35内に収まるように移動させた表示状態が図11(b)である。
【0053】
このとき、図9により前述した処理フローに従って、左端スクロールバー部34Aは、元のウインドウ30の右端側の位置へ戻り、右端スクロールバー部34として表示されるとともに、上端スクロールバー部33Aも、元のウインドウ30の下端側の位置へ戻り、下端スクロールバー部33として表示される。
なお、ウインドウ30の右端側のみが物理画面35内に移動した場合には、左端スクロールバー部34Aのみが右端側へ移動され右端スクロールバー部34として表示される。同様に、ウインドウ30の下端側のみが物理画面35内に移動した場合には、上端スクロールバー部33Aのみが下端側へ移動され下端スクロールバー部33として表示される。
【0054】
このように、本発明の第2実施例によれば、ウインドウ30が表示ユニット22bの物理画面35の外にはみ出した場合でも、スクロールバー部33,34が物理画面35内にスクロールバー部33A,34Aとして自動的に表示されるので、オペレータは、従来のごとくウインドウ30の移動を行なうことなく、直ちにスクロールバーを用いてウインドウ30内の表示データのスクロール処理を行なえる。
【0055】
従って、スクロールを行なうために作業を中断してウインドウの移動を行なう必要がなく、操作性に優れたウインドウ30のスクロール動作が実現され、第1実施例と同様に、オペレータ操作環境の大幅な向上、および、作業効率の大幅な向上を実現することができる。
なお、本発明を第1実施例,第2実施例により説明したが、本発明は、上述した各実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨に従い種々の変形が可能であり、これらの変形を本発明から排除するものではない。
【0056】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の表示制御装置(請求項1,2)によれば、マウス本体を操作してマウスポインタをウインドウ外に配置するだけで、その後はマウス本体を操作することなく、ウインドウ内の表示データを自動的にスクロールできるので、操作性に優れたウインドウのスクロール動作が実現され、オペレータ操作環境を大幅に向上できるとともに、作業効率を大幅に向上できる効果がある。
【0057】
また、本発明の関連技術としての表示制御装置によれば、ウインドウが画面の物理的表示範囲の外にはみ出した場合に、スクロールバーが画面の物理的表示範囲内に自動的に表示されるので、常にスクロールバーを用いてウインドウ内の表示データのスクロールできるので、スクロールを行なうために作業を中断してウインドウの移動を行なう必要がなく、操作性に優れたウインドウのスクロール動作が実現され、オペレータ操作環境を大幅に向上できるとともに、作業効率を大幅に向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の原理ブロック図である。
【図2】発明の関連技術を示す原理ブロック図である。
【図3】本発明の第1実施例としての表示制御装置を示すブロック図である。
【図4】第1実施例の動作(メッセージループ処理)を説明するためのフローチャートである。
【図5】第1実施例の動作(マウス移動メッセージ処理)を説明するためのフローチャートである。
【図6】第1実施例の動作(タイマメッセージ処理)を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の第2実施例としての表示制御装置を示すブロック図である。
【図8】第2実施例の動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】第2実施例の動作(スクロールバー制御動作)を説明するためのフローチャートである。
【図10】(a),(b)は第2実施例の動作を説明すべくウインドウの表示例を示す図である。
【図11】(a),(b)は第2実施例の動作を説明すべくウインドウの表示例を示す図である。
【図12】スクロールバーを用いてスクロール処理を行なう場合の一般的なウインドウ表示構成例を示す図である。
【図13】ウインドウが物理画面からはみ出した表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 マウス本体
2 表示部
2a 画面
3 表示制御装置
4 タイマ
5 タイマ起動部
6 判定部
7 スクロール処理部
8 表示制御装置
9 ウインドウ位置取得部
10 スクロールバー制御部
11 マウス本体
12 ディスプレイ(表示部)
12a 画面
12A ウインドウ
12B マウスポインタ
13 CPU(表示制御装置)
14 タイマ
15 メッセージ受信部
16 タイマスタート部(タイマ起動部)
17 マウスポインタ位置判定部
18 スクロール方向決定部
19 スクロール処理部
20 タイマストップ部(タイマ停止部)
21 入力部
22 表示部
22a 表示メモリ
22b 表示ユニット
23 計算処理部
23a CPU(表示制御装置)
23b メモリ
24 ウインドウ位置取得部
25 スクロールバー制御部
30 ウインドウ
31 タイトルバー部
32 表示部
33 下端スクロールバー部(左右方向スクロールバー部)
33A 上端スクロールバー部(左右方向スクロールバー部)
34 右端スクロールバー部(上下方向スクロールバー部)
34A 左端スクロールバー部(上下方向スクロールバー部)
35 物理画面(物理的表示範囲)

Claims (2)

  1. マウス本体を操作して画面上に表示されるマウスポインタを移動させることにより、該画面上に表示されたウインドウ内の表示データをスクロール制御するための表示制御装置であって、
    一定時間毎にタイマメッセージを発生するタイマと、
    該マウス本体からのマウス移動メッセージを受け該マウスポインタの表示位置が該ウインドウ外になった場合に、該タイマを起動するタイマ起動部と、
    該タイマからのタイマメッセージを受けると、該マウスポインタの表示位置が該ウインドウ外に配置されているか否かを判定する判定部と、
    該判定部により該マウスポインタの表示位置が該ウインドウ外に配置されていると判定された場合に、該ウインドウ内の表示データを所定方向へスクロールするスクロール処理部と
    該マウスポインタの該ウインドウに対する位置に応じて、該ウインドウ内の表示データのスクロール方向を決定し、そのスクロール方向を前記所定方向として該スクロール処理部に指示するスクロール方向決定部とがそなえられていることを
    特徴とする、表示制御装置。
  2. 該判定部により該マウスポインタの表示位置が該ウインドウ内に配置されていると判定された場合に、該タイマの動作を停止させるタイマ停止部がそなえられていることを特徴とする、請求項1記載の表示制御装置。
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