JPH08123655A - 表示制御装置 - Google Patents
表示制御装置Info
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- JPH08123655A JPH08123655A JP6260718A JP26071894A JPH08123655A JP H08123655 A JPH08123655 A JP H08123655A JP 6260718 A JP6260718 A JP 6260718A JP 26071894 A JP26071894 A JP 26071894A JP H08123655 A JPH08123655 A JP H08123655A
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Abstract
上に表示されたウインドウ内の表示データをスクロール
制御するための表示制御装置に関し、操作性に優れた画
面のスクロール動作を実現できるようにして、オペレー
タ操作環境の向上および作業効率の向上をはかることを
目的とする。 【構成】 一定時間毎にタイマメッセージを発生するタ
イマ4と、マウスポインタの表示位置がウインドウ外に
なった場合にタイマ4を起動するタイマ起動部5と、タ
イマ4からのタイマメッセージを受けるとマウスポイン
タの表示位置がウインドウ外に配置されているか否かを
判定する判定部6と、この判定部6によりマウスポイン
タの表示位置がウインドウ外に配置されていると判定さ
れた場合にウインドウ内の表示データを所定方向へスク
ロールするスクロール処理部7とをそなえて構成する。
Description
おいて、画面上に表示されたウインドウ内の表示データ
をスクロール制御するための表示制御装置に関する。近
年、ウインドウシステムは、ワークステーションの他に
パーソナルコンピュータ等の汎用機にも用いられ、画面
上に表示しきれないデータを簡単かつ自由に扱うことを
可能にしている。そして、画面上に表示されたウインド
ウに対する基本的な操作であるスクロール操作の操作性
の向上が求められている。
の表示データをスクロール制御する手段としては、例え
ば、以下のような2つの手法がある。一つは、オペレー
タがマウス本体を移動させ、画面上に表示されるマウス
ポインタをウインドウ外に移動した時に、そのウインド
ウ内の表示データをスクロールさせるものである。
せた時に発生するマウスポインタ移動メッセージ(移動
イベント)に対する処理で、画面上のマウスポインタ位
置を検知し、その位置がウインドウ外である場合に、ウ
インドウ内の表示データのスクロール処理を行なってい
る。ただし、このとき、オペレータは、スクロール量に
応じてマウス本体を移動させ続ける。
て配置・表示されたスクロールバーを画面上で操作する
ことにより、ウインドウ内の表示データをスクロールさ
せるものである。この手法を適用する場合、ウインドウ
表示構成は、例えば図12に示すようになっている。こ
の図12において、30は画面上に表示されるウインド
ウ、31はこのウインドウ30のタイトルを示すタイト
ルバー部、32は実際にデータを表示する表示部、33
は表示部32のデータを左右方向にスクロールさせるべ
くウインドウ30の下辺に沿って配置・表示される下端
スクロールバー部(左右方向スクロールバー部)、34
は表示部32のデータを上下方向にスクロールさせるべ
くウインドウ30の右辺に沿って配置・表示される右端
スクロールバー部(上下方向スクロールバー部)であ
る。
いて、表示部32に表示されたデータを左右方向にスク
ロールさせる際には、オペレータはマウス本体を操作
し、マウスポインタを下端スクロールバー部33内のブ
ロック片33aの位置まで移動させ、その位置でクリッ
クしてブロック片33aを下端スクロールバー部33内
で左右に移動させる。また、同様に、表示部32に表示
されたデータを上下方向にスクロールさせる際には、オ
ペレータはマウス本体を操作し、マウスポインタを右端
スクロールバー部34内のブロック片34aの位置まで
移動させ、その位置でクリックしてブロック片34aを
右端スクロールバー部34内で上下に移動させる。
た前者のスクロール手法では、オペレータは、スクロー
ル量に応じてマウス本体を移動させ続けなければなら
ず、スクロール量が大きい場合には、それだけマウス本
体の移動量も大きくなり、操作性が低下するという課題
があった。
数のウインドウを利用することが多く参照用に別ウイン
ドウを開いておく場合がある。このように複数のウイン
ドウを利用していると、図13に示すように、物理画面
(物理的表示範囲)35のサイズ上の制限からウインド
ウ30が部分的に物理画面35の外にはみ出す場合があ
る。
ル手法では、例えば図13に示すように、ウインドウ3
0が物理画面35の外にはみ出した状態では、ウインド
ウ30の表示部32内のデータをスクロールさせようと
しても、下端スクロールバー部33および右端スクロー
ルバー部34が物理画面35上で表示されていないの
で、直ちにスクロールを行なうことができない。
て、物理画面35からはみ出したウインドウ30を物理
画面35内に移動し、下端スクロールバー部33や右端
スクロールバー部34を物理画面35上で表示してか
ら、下端スクロールバー部33もしくは右端スクロール
バー部34を操作してスクロールを行なわなければなら
ず、スクロール操作性が大きく低下するという課題があ
った。
たもので、操作性に優れたウインドウのスクロール動作
を実現できるようにして、オペレータ操作環境の向上お
よび作業効率の向上をはかった表示制御装置を提供する
ことを目的とする。
ブロック図で、この図1において、1はマウス本体、2
は各種データを表示される画面2aを有する表示部、3
は第1の発明の表示制御装置で、この表示制御装置3
は、マウス本体1を操作して画面2a上に表示されるマ
ウスポインタを移動させることにより、画面2a上に表
示されたウインドウ内の表示データをスクロール制御す
るものである。
にタイマメッセージを発生するタイマ4と、マウス本体
1からのマウス移動メッセージを受けマウスポインタの
表示位置が該ウインドウ外になった場合にタイマ4を起
動するタイマ起動部5と、タイマ4からのタイマメッセ
ージを受けるとマウスポインタの表示位置がウインドウ
外に配置されているか否かを判定する判定部6と、この
判定部6によりマウスポインタの表示位置がウインドウ
外に配置されていると判定された場合にウインドウ内の
表示データを所定方向へスクロールするスクロール処理
部7とがそなえられている(請求項1)。
対する位置に応じて、ウインドウ内の表示データのスク
ロール方向を決定し、そのスクロール方向を前記所定方
向としてスクロール処理部7に指示するスクロール方向
決定部をそなえておく(請求項2)。また、判定部6に
よりマウスポインタの表示位置がウインドウ内に配置さ
れていると判定された場合に、タイマ4の動作を停止さ
せるタイマ停止部をそなえる(請求項3)。
の図2において、8は第2の発明の表示制御装置で、こ
の表示制御装置8は、表示部2の画面2a上に表示され
たウインドウ内の表示データを、ウインドウの辺に沿っ
て配置・表示されたスクロールバーを画面2a上で操作
することによりスクロール制御するものである。そし
て、表示制御装置8には、画面2aの物理的表示範囲に
対するウインドウの位置を取得するウインドウ位置取得
部9と、後述するスクロールバー制御部10とがそなえ
られている。このスクロールバー制御部10は、ウイン
ドウ位置取得部9によるウインドウの位置の取得結果に
基づいて、ウインドウに付されたスクロールバーが画面
2aの物理的表示範囲外であると判断した場合に、スク
ロールバーの表示位置を画面2aの物理的表示範囲内の
ウインドウの辺に沿う位置に変更するものである(請求
項4)。
は、オペレータがマウス本体1を操作して画面2a上の
マウスポインタをウインドウ外に配置すると、タイマ起
動部5によりタイマ4が起動され、このタイマ4から一
定時間毎にタイマメッセージが発生される。
生される度に、つまり一定時間間隔で、判定部6により
マウスポインタの表示位置がウインドウ外にあるか否か
が判定・監視され、ウインドウ外にある場合に、スクロ
ール処理部7によりウインドウ内の表示データのスクロ
ールが実行される。従って、オペレータは、マウス本体
1を操作してマウスポインタをウインドウ外に配置する
だけで、その後はマウス本体1を操作することなく、ウ
インドウ内の表示データを自動的にスクロールさせるこ
とができる(請求項1)。
マウスポインタのウインドウに対する位置に応じて、ウ
インドウ内の表示データのスクロール方向を決定し、そ
のスクロール方向をスクロール処理部7に指示すること
により、オペレータは、スクロール方向の指示をマウス
ポインタの配置位置を決めるだけで、スクロール方向を
指定することができる(請求項2)。
てマウスポインタをウインドウ内に配置し、タイマ4か
らのタイマメッセージに応じて判定部6によりマウスポ
インタの表示位置がウインドウ内にあると判定される
と、タイマ停止部によりタイマ4の動作が停止され、ス
クロール処理部7によるスクロール動作も停止されるこ
とになる。従って、オペレータは、マウス本体1を操作
してマウスポインタをウインドウ内に配置するだけで、
スクロール動作を停止させることができる(請求項
3)。
置では、ウインドウ位置取得部9により、画面2aの物
理的表示範囲に対するウインドウの位置が取得され、そ
の取得結果に基づいてウインドウに付されたスクロール
バーが画面2aの物理的表示範囲外であると判断された
場合には、スクロールバー制御部10により、スクロー
ルバーの表示位置が、画面2aの物理的表示範囲内のウ
インドウの辺に沿う位置に自動的に変更される。
示範囲の外にはみ出した場合に、スクロールバーが画面
2aの物理的表示範囲内に自動的に表示されるので、オ
ペレータは、従来のごとくウインドウの移動を行なうこ
となく、直ちにスクロールバーを用いてウインドウ内の
表示データのスクロール処理を行なうことができる(請
求項4)。
する。 (a)第1実施例の説明 図3は本発明の第1実施例としての表示制御装置を示す
ブロック図であり、この図3において、11はマウス本
体,12は各種データを表示される画面12aを有する
ディスプレイ(表示部)で、オペレータがマウス本体1
1を操作することより、このマウス本体11からマウス
移動メッセージが出力され、画面12a上に表示される
マウスポインタ12Bの位置が移動されるようになって
いる。
て機能するCPUで、このCPU13は、前述のごとく
マウス本体11を操作して画面12a上に表示されるマ
ウスポインタ12Bを移動させることにより、画面12
a上に表示されたウインドウ12A内の表示データをス
クロール制御するものである。そして、本実施例のCP
U13には、タイマ14,メッセージ受信部15,タイ
マスタート部16,マウスポインタ位置判定部17,ス
クロール方向決定部18,スクロール処理部19および
タイマストップ部20としての機能がそなえられてい
る。
タート部16により起動されてから後述するタイマスト
ップ部20により動作を停止されるまでの間、一定時間
毎にタイマメッセージを発生するものである。メッセー
ジ受信部15は、マウス本体11からのマウス移動メッ
セージやタイマ14からのタイマメッセージを受信し、
各メッセージに対応する処理に振り分けるものである。
本実施例では、マウス本体11からのマウス移動メッセ
ージをタイマスタート部16へ、タイマ14からのタイ
マメッセージをマウスポインタ判定部17へ振り分ける
ようになっている。
は、メッセージ受信部15を介してマウス本体11から
マウス移動メッセージを受けると、その移動に伴いマウ
スポインタ12Bの表示位置がウインドウ12Bの外に
位置付いた場合で、且つ、タイマ14が未動作である場
合に、タイマ14を起動するものである。マウスポイン
タ位置判定部17は、メッセージ受信部15を介してタ
イマ14からタイマメッセージを受けると、その時点で
のマウスポインタ12Bの表示位置がウインドウ12A
の外に位置付いているか否かを判定するものである。
ンタ12Bのウインドウ12Aに対する位置に応じて、
ウインドウ12A内の表示データのスクロール方向を決
定し、そのスクロール方向を後述のスクロール処理部1
9に指示するものである。例えば、図3に示すように、
マウスポインタ12Bがウインドウ12Aの下辺よりも
下方に位置付いている場合には、ウインドウ12A内の
表示データのスクロール方向を下方向に決定する。
位置判定部17によりマウスポインタ12Bの表示位置
がウインドウ12Aの外に配置されていると判定された
場合に、スクロール方向決定部18により決定されたス
クロール方向へ、ウインドウ12B内の表示データを実
際にスクロールさせるためのものである。タイマストッ
プ部(タイマ停止部)20は、マウスポインタ位置判定
部17によりマウスポインタ12Bの表示位置がウイン
ドウ12A内に配置されていると判定された場合に、タ
イマ14の動作を停止させるものである。
受信部15,タイマスタート部16,マウスポインタ位
置判定部17,スクロール方向決定部18,スクロール
処理部19およびタイマストップ部20が有効に機能す
るのは、本実施例のCPU13において、マウスポイン
タ12Bがウインドウ12Aの外に移動した場合にウイ
ンドウ12A内の表示データ(画面)のスクロールを行
なうモードが、本実施例のCPU13において選択され
ている場合である。
を、図4〜図6に示すフローチャートに従って説明す
る。まず、図4のフローチャート(ステップS1〜S
6)により、本実施例のメッセージループ処理について
説明する。メッセージ受信部15によりメッセージを受
信・獲得すると(ステップS1)、そのメッセージがマ
ウス本体11からのマウス移動メッセージであるか否か
を判定する(ステップS2)。マウス移動メッセージで
あると判定された場合には、図5にて後述するマウス移
動メッセージ処理へ移行する(ステップS3)。
ないと判定された場合には、そのメッセージがタイマ1
4からのタイマメッセージであるか否かを判定する(ス
テップS4)。タイマメッセージであると判定された場
合には、図6にて後述するタイマメッセージ処理へ移行
する(ステップS5)。一方、ステップS4でタイマメ
ッセージではないと判定された場合には、今回受信した
メッセージは、本実施例の機能とは直接関係のないメッ
セージであるので、そのメッセージに応じた処理へ移行
する(ステップS6)。
マウス移動メッセージ処理(ステップ3)へ移行する
と、図5に示すように、まず、CPU13が、現在、マ
ウスポインタ12Bがウインドウ12A外の時にスクロ
ールを行なうスクロールモードに設定されているか否か
を判定する(ステップS7)。スクロールモードに設定
されていない場合には通常のマウスポインタ12Bの表
示位置の移動処理を行なうが、スクロールモードに設定
されている場合には、現時点でタイマ14が未動作であ
るか否かを判定する(ステップS8)。タイマ14が未
動作ではないつまり動作中である場合には、既にマウス
ポインタ12Bのウインドウ12A外への位置付きによ
りスクロールを行なっている状態であるので、そのまま
処理を終了する。
作であると判定された場合には、マウスポインタ12B
の表示位置を獲得し(ステップS9)、そのマウスポイ
ンタ12Bの表示位置がウインドウ12Aの外であるか
否かを判定する(ステップS10)。マウスポインタ1
2Bの表示位置がウインドウ12A外ではないつまりウ
インドウ12A内であると判定された場合には、スクロ
ールを行なう必要はないので、そのまま処理を終了する
が、ステップS10にてマウスポインタ12Bの表示位
置がウインドウ12A外であると判定された場合には、
タイマスタート部16によりタイマ14の動作をスター
トさせる(ステップS11)。
タイマメッセージ処理(ステップS5)へ移行すると、
図6に示すように、まず、マウスポインタ12Bの表示
位置を獲得し(ステップS12)、マウスポインタ位置
判定部17により、そのマウスポインタ12Bの表示位
置がウインドウ12Aの外であるか否かを判定する(ス
テップS13)。
ドウ12A外であると判定された場合には、スクロール
方向決定部18により、マウスポインタ12Bの表示位
置およびウインドウ12Aの表示位置に基づいてスクロ
ール方向を決定する(ステップS14)。そのスクロー
ル方向としては、ウインドウ12Aの表示位置に対する
マウスポインタ12Bの表示位置に応じて、例えば、
上,下,左,右,左上,右上,左下,右下の8方向のい
ずれかに決定される。
ル方向を決定されると、そのスクロール方向に従って、
スクロール処理部19により、ウインドウ12A内の表
示データのスクロール処理(画面表示)が行なわれる
(ステップS15)。ステップS13にてマウスポイン
タ12Bの表示位置がウインドウ12A外ではないつま
りウインドウ12A内であると判定された場合には、タ
イマストップ部20によりタイマ14の動作を停止させ
る(ステップS16)。
ば、オペレータがマウス本体11を操作して画面12a
上のマウスポインタ12Bをウインドウ12A外に配置
すると、タイマスタート16によりタイマ14が起動さ
れ、このタイマ14から一定時間毎にタイマメッセージ
が発生される。そして、タイマ14からタイマメッセー
ジが発生される度に、つまり一定時間間隔で、マウスポ
インタ位置判定部17によりマウスポインタ12Bの表
示位置がウインドウ12A外にあるか否かが判定・監視
され、ウインドウ12A外にある場合に、スクロール方
向決定部18およびスクロール処理部19により、ウイ
ンドウ12A内の表示データが、マウスポインタ12B
の表示位置に応じたスクロール方向へスクロールされ
る。
操作してマウスポインタ12Bをウインドウ12A外に
配置するだけで、その後はマウス本体11を操作するこ
となく、ウインドウ12A内の表示データを自動的にス
クロールさせることができるほか、マウス本体11を操
作してマウスポインタ12Bをウインドウ12A内に配
置するだけで、ウインドウ12A内のスクロール動作を
停止でき、操作性に優れたウインドウ12Aのスクロー
ル動作を実現でき、オペレータ操作環境の大幅な向上、
および、作業効率の大幅な向上を実現することができ
る。
ブロック図であり、この図7において、21はマウス,
キーボード等の入力部で、この入力部21を操作するこ
とによりウインドウ移動やスクロール等の指示が入力さ
れるようになっている。
は、後述のCPU23aからの表示データを一時的に格
納する表示メモリ22aと、この表示メモリ22aにバ
ッファリングされたデータを実際に表示するCRT等の
表示ユニット22b(図10,図11にて後述する物理
画面35を有するもの)とから構成されている。さら
に、23は計算処理部で、この計算処理部23は、本実
施例の表示制御装置として機能するCPU23aと、こ
のCPU23aが動作するために必要な各種データやプ
ログラムを格納するメモリ23bとを有している。
付,画面の表示等をプログラムの実行によって行なうも
ので、特に、本実施例では、表示ユニット22bの物理
画面35上に表示されたウインドウ30内の表示データ
(表示部32内の表示)を、ウインドウ30の辺に沿っ
て配置・表示されたスクロールバー(図10,図11参
照)を物理画面35上で操作することによりスクロール
操作できるようになっている。
位置取得部24およびスクロールバー制御部25として
の機能がそなえられている。ここで、ウインドウ位置取
得部24は、入力21からウインドウ30の表示位置の
移動依頼が入力された場合に、例えば、ウインドウ30
の右端下頂点の座標を、表示ユニット22bの物理的表
示範囲(物理画面35)に対するウインドウ30の位置
として取得するものである。
位置取得部24によるウインドウ30の位置(右端下頂
点の座標)の取得結果に基づいて、ウインドウ30に付
されたスクロールバーが表示ユニット22bの物理画面
35外であると判断した場合に、スクロールバーの表示
位置を表示ユニット22bの物理画面35内のウインド
ウ30の辺に沿う位置に変更するものである。
を、図8,図9に示すフローチャートに従って説明す
る。オペレータが入力部21を操作することにより、表
示ユニット22bに表示されたウインドウ30の移動イ
ベントが発生すると、本実施例の特徴となる動作が起動
され、まず、図8に示すように、CPU23aのウイン
ドウ位置取得部24により、ウインドウ30の移動情報
が取得され、その移動情報に基づいてウインドウ30の
右端および下端の座標が計算され、ウインドウ30の右
下頂点の座標が、表示ユニット22bの物理画面35に
対するウインドウ30の位置として取得される(ステッ
プS21)。
スクロールバー制御ルーチン(図9により後述)へ移行
し(ステップS22)、そのスクロールバー制御処理結
果に応じた表示が表示ユニット22b上で実行される
(ステップS23)。さて、スクロールバー制御部25
によるスクロールバー制御に際しては、図9に示すよう
に、ステップS21でウインドウ位置取得部24により
取得されたウインドウ30の右下頂点の座標に基づい
て、まず、ウインドウ30の右端側が物理画面35外か
否か、つまり右端スクロールバー部34が物理画面35
からはみ出すか否かを判定する(ステップS24)。
であると判定された場合には、右端スクロールバー部3
4をウインドウ30の左端に移動させ、左端スクロール
バー部34A(図10,図11参照)を表示する(ステ
ップS25)。また、ステップS24にてウインドウ3
0の右端側が物理画面35内であると判定された場合に
は、左端スクロールバー部34Aの表示が行なわれてい
るか否か(スクロールバーが左端に移動中か否か)を判
定する(ステップS26)。
われていると判定された場合には、今回のウインドウ移
動の前まで物理画面35からはみ出していたウインドウ
30の右端部が、今回のウインドウ移動により物理画面
35内に移動し、右端スクロールバー部34の表示が可
能となったものと判断し、スクロールバーをウインドウ
30の右端に移動させ、右端スクロールバー部34を表
示する(ステップS27)。
同様に、ステップS21でウインドウ位置取得部24に
より取得されたウインドウ30の右下頂点の座標に基づ
いて、ウインドウ30の下端側が物理画面35外か否
か、つまり下端スクロールバー部33が物理画面35か
らはみ出すか否かを判定する(ステップS28)。ウイ
ンドウ30の下端側が物理画面35外であると判定され
た場合には、下端スクロールバー部33をウインドウ3
0の上端(タイトルバー部31の下側)に移動させ、上
端スクロールバー部33A(図10,図11参照)を表
示する(ステップS29)。また、ステップS28にて
ウインドウ30の下端側が物理画面35内であると判定
された場合には、上端スクロールバー部33Aの表示が
行なわれているか否か(スクロールバーが上端に移動中
か否か)を判定する(ステップS30)。
われていると判定された場合には、今回のウインドウ移
動の前まで物理画面35からはみ出していたウインドウ
30の下端部が、今回のウインドウ移動により物理画面
35内に移動し、下端スクロールバー部33の表示が可
能となったものと判断し、スクロールバーをウインドウ
30の下端に移動させ、下端スクロールバー部33を表
示する(ステップS31)。
クロールバー制御動作を、より具体的に図10(a),
(b)および図11(a),(b)にて説明する。な
お、これらの図10,図11において、図12により前
述したものと同一の部分には同一の符号を付してある。
まず、図10(a)では、ウインドウ30の全体が物理
画面35内に表示されている状態が示されている。この
ような表示状態からウインドウ30を右下方向へ移動さ
せ、このウインドウ30の右端側および下端側を物理画
面35の外に移動させた表示状態が図10(b)であ
る。
ルバー部34および下端スクロールバー部33が物理画
面35外にあるためにウインドウ30の位置を移動させ
ない限り表示部32内のスクロールは行なえなかった
が、本実施例では、図9により前述した処理フローに従
って、右端スクロールバー部34は左端スクロールバー
部34Aとしてウインドウ30の左側に移動・表示され
るとともに、下端スクロールバー部33は上端スクロー
ルバー部33Aとしてウインドウ30の上端(タイトル
バー部31の下方)に移動・表示される。
理画面35外にはみ出しても、左端スクロールバー部3
4Aにより表示部32内の上下方向スクロールを行なえ
るとともに、上端スクロールバー部33Aにより表示部
32内の左右方向スクロールを行なうことができる。な
お、ウインドウ30の右端側のみが物理画面35外には
み出した場合には、右端スクロールバー部34のみが左
端側へ移動され左端スクロールバー部34Aとして表示
される。同様に、ウインドウ30の下端側のみが物理画
面35外にはみ出した場合には、下端スクロールバー部
33のみが上端側へ移動され上端スクロールバー部33
Aとして表示される。
の右端側および下端側を物理画面35の外に移動させた
状態が示されており、このとき、前述したように、左端
スクロールバー部34Aおよび上端スクロールバー部3
3Aが表示されている。このような表示状態からウイン
ドウ30を左上方向へ移動させ、このウインドウ30の
右端側および下端側が物理画面35内に収まるように移
動させた表示状態が図11(b)である。
に従って、左端スクロールバー部34Aは、元のウイン
ドウ30の右端側の位置へ戻り、右端スクロールバー部
34として表示されるとともに、上端スクロールバー部
33Aも、元のウインドウ30の下端側の位置へ戻り、
下端スクロールバー部33として表示される。なお、ウ
インドウ30の右端側のみが物理画面35内に移動した
場合には、左端スクロールバー部34Aのみが右端側へ
移動され右端スクロールバー部34として表示される。
同様に、ウインドウ30の下端側のみが物理画面35内
に移動した場合には、上端スクロールバー部33Aのみ
が下端側へ移動され下端スクロールバー部33として表
示される。
ば、ウインドウ30が表示ユニット22bの物理画面3
5の外にはみ出した場合でも、スクロールバー部33,
34が物理画面35内にスクロールバー部33A,34
Aとして自動的に表示されるので、オペレータは、従来
のごとくウインドウ30の移動を行なうことなく、直ち
にスクロールバーを用いてウインドウ30内の表示デー
タのスクロール処理を行なえる。
中断してウインドウの移動を行なう必要がなく、操作性
に優れたウインドウ30のスクロール動作が実現され、
第1実施例と同様に、オペレータ操作環境の大幅な向
上、および、作業効率の大幅な向上を実現することがで
きる。なお、本発明を第1実施例,第2実施例により説
明したが、本発明は、上述した各実施例に限定されるも
のではなく、本発明の主旨に従い種々の変形が可能であ
り、これらの変形を本発明から排除するものではない。
装置(請求項1〜3)によれば、マウス本体を操作して
マウスポインタをウインドウ外に配置するだけで、その
後はマウス本体を操作することなく、ウインドウ内の表
示データを自動的にスクロールできるので、操作性に優
れたウインドウのスクロール動作が実現され、オペレー
タ操作環境を大幅に向上できるとともに、作業効率を大
幅に向上できる効果がある。
によれば、ウインドウが画面の物理的表示範囲の外には
み出した場合に、スクロールバーが画面の物理的表示範
囲内に自動的に表示されるので、常にスクロールバーを
用いてウインドウ内の表示データのスクロールできるの
で、スクロールを行なうために作業を中断してウインド
ウの移動を行なう必要がなく、操作性に優れたウインド
ウのスクロール動作が実現され、オペレータ操作環境を
大幅に向上できるとともに、作業効率を大幅に向上でき
る効果がある。
すブロック図である。
説明するためのフローチャートである。
理)を説明するためのフローチャートである。
説明するためのフローチャートである。
すブロック図である。
ートである。
を説明するためのフローチャートである。
べくウインドウの表示例を示す図である。
べくウインドウの表示例を示す図である。
なう場合の一般的なウインドウ表示構成例を示す図であ
る。
を示す図である。
部) 33A 上端スクロールバー部(左右方向スクロールバ
ー部) 34 右端スクロールバー部(上下方向スクロールバー
部) 34A 左端スクロールバー部(上下方向スクロールバ
ー部) 35 物理画面(物理的表示範囲)
Claims (4)
- 【請求項1】 マウス本体を操作して画面上に表示され
るマウスポインタを移動させることにより、該画面上に
表示されたウインドウ内の表示データをスクロール制御
するための表示制御装置であって、 一定時間毎にタイマメッセージを発生するタイマと、 該マウス本体からのマウス移動メッセージを受け該マウ
スポインタの表示位置が該ウインドウ外になった場合
に、該タイマを起動するタイマ起動部と、 該タイマからのタイマメッセージを受けると、該マウス
ポインタの表示位置が該ウインドウ外に配置されている
か否かを判定する判定部と、 該判定部により該マウスポインタの表示位置が該ウイン
ドウ外に配置されていると判定された場合に、該ウイン
ドウ内の表示データを所定方向へスクロールするスクロ
ール処理部とがそなえられていることを特徴とする、表
示制御装置。 - 【請求項2】 該マウスポインタの該ウインドウに対す
る位置に応じて、該ウインドウ内の表示データのスクロ
ール方向を決定し、そのスクロール方向を前記所定方向
として該スクロール処理部に指示するスクロール方向決
定部がそなえられていることを特徴とする、請求項1記
載の表示制御装置。 - 【請求項3】 該判定部により該マウスポインタの表示
位置が該ウインドウ内に配置されていると判定された場
合に、該タイマの動作を停止させるタイマ停止部がそな
えられていることを特徴とする、請求項1または請求項
2に記載の表示制御装置。 - 【請求項4】 画面上に表示されたウインドウ内の表示
データを、該ウインドウの辺に沿って配置・表示された
スクロールバーを該画面上で操作することによりスクロ
ール制御するための表示制御装置であって、 該画面の物理的表示範囲に対する該ウインドウの位置を
取得するウインドウ位置取得部と、 該ウインドウ位置取得部による該ウインドウの位置の取
得結果に基づいて、該ウインドウに付された該スクロー
ルバーが該画面の物理的表示範囲外であると判断した場
合に、該スクロールバーの表示位置を該画面の物理的表
示範囲内の該ウインドウの辺に沿う位置に変更するスク
ロールバー制御部とがそなえられていることを特徴とす
る、表示制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26071894A JP3608824B2 (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 表示制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26071894A JP3608824B2 (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 表示制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08123655A true JPH08123655A (ja) | 1996-05-17 |
JP3608824B2 JP3608824B2 (ja) | 2005-01-12 |
Family
ID=17351800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26071894A Expired - Fee Related JP3608824B2 (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 表示制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3608824B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017152028A (ja) * | 2017-04-21 | 2017-08-31 | 京セラ株式会社 | 表示制御装置 |
WO2022209350A1 (ja) * | 2021-03-31 | 2022-10-06 | ソニーグループ株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム |
-
1994
- 1994-10-25 JP JP26071894A patent/JP3608824B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017152028A (ja) * | 2017-04-21 | 2017-08-31 | 京セラ株式会社 | 表示制御装置 |
WO2022209350A1 (ja) * | 2021-03-31 | 2022-10-06 | ソニーグループ株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3608824B2 (ja) | 2005-01-12 |
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