JPH1063466A - 表示制御方式 - Google Patents

表示制御方式

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Publication number
JPH1063466A
JPH1063466A JP8217262A JP21726296A JPH1063466A JP H1063466 A JPH1063466 A JP H1063466A JP 8217262 A JP8217262 A JP 8217262A JP 21726296 A JP21726296 A JP 21726296A JP H1063466 A JPH1063466 A JP H1063466A
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JP
Japan
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scroll
speed
control unit
switch
scrolling
Prior art date
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Application number
JP8217262A
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English (en)
Inventor
Tatsuro Mori
竜郎 森
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NIPPON DENKI OFFICE SYST
NEC Office Systems Ltd
Original Assignee
NIPPON DENKI OFFICE SYST
NEC Office Systems Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に任意のポイントまで自動スクロールで
きること、および容易に自動スクロールの速度を変更で
きることを課題とする。 【解決手段】 従来の表示制御方式に、スクロール方向
/速度保存部、および各方向のスイッチ、およびスイッ
チ押下制御部を備えることにより、任意の方向/速度に
自動スクロールすることを可能とした。具体的には、ス
クロールの指示を行う入力手段と、該指示の受領から実
際にスクロールを行うまでを統括して制御する主制御部
と、前記スクロールする画面を表示する表示手段を備え
る表示制御方式において、前記入力手段の1スイッチの
指示に対して前記主制御部は、予め定めた規定値に従っ
て元のスクロール方向又は速度を前記規定値に基づいて
ベクトル計算を行い、該ベクトル計算の結果に従ってス
クロール方向又は速度を定め、前記表示手段の画面上で
スクロールを行うことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表示制御方式、特に
パーソナルコンピュータ、エンジニアリングワークステ
ーション等の画面制御を行うシステムにおける画面表示
位置のスクロールを制御する表示制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、表示画面上でスクロールを行
う表示制御方式は、画像が表示画面より大きい時に画像
を上下左右斜めに移動させること、すなわちスクロール
して、はみ出した部分も表示できるようにしたもので、
大きな画像を表示するため、パーソナルコンピュータ、
エンジニアリングワークステーション等の画像を表示す
るハードウェアのシステム、またはソフトウェアのシス
テム(オペレーティングシステム:OS)において、画
像の編集等に使用され、表示画面より大きな画像を取り
扱う場合に使用される。
【0003】上述の表示制御方式として、従来から図8
に示す基本的な構成の方式が広く使用されている。図8
において、1はスクロール指示受領から実際にスクロー
ルを実行するまでを統括制御するCPU等を含む主制御
部、14はキーボードやマウス等の入力装置、3は入力
装置14の入力操作を検出し、その入力操作に基づいて
主制御部1に伝送すると共に他部署の制御を行う入力制
御部、4は表示画面のスクロール位置を計算するスクロ
ール制御部、5はスクロールする元の画像の位置や大き
さの情報を保存する画面バッファ、6は画面用バッファ
5から表示する画像の部分を切り出す表示制御部、7は
表示制御部6で切り出した部分をCRTや液晶ディスプ
レイ等に表示する表示装置である。表示装置7に表示さ
れた画像を一定量のみスクロールするには、入力装置1
4の例をスイッチとすると、スイッチを1回押下するな
どの操作をする。
【0004】図9にかかる表示制御方式の操作手順のフ
ローチャートを示す。まずスクロール動作を開始する場
合、入力装置14のスクロールスイッチを押下したかど
うかの情報を入力制御部3を介して主制御部1に伝達
し、主制御部1によって押下されているかどうかを判別
し(ステップ9−1)、押下されている場合には、押下
されたスイッチの種類に応じたスクロール方向/速度を
主制御部1によって決定し(ステップ9−2)、このス
クロール方向/速度の情報を基にスクロール制御部4に
て画面の変移量を算出し(ステップ9−3)、主制御部
1にて画面バッファ5から読み取った現在の表示画面の
ポインタを変移量分だけ更新し(ステップ9−4)、表
示制御部6が更新されたポインタを基に画面バッファ5
から新たな表示画面の画像を切り出し(ステップ9−
5)、表示装置7にそのスクロール指示された画像範囲
を表示することができる。
【0005】しかしながら、このような方式では画像の
スクロール方向が上下、あるいは左右に限られ、又、ス
クロール速度が一定で増減できないという問題がある。
【0006】そのため、その対策として特開昭63−1
10488号公報(以下、先行技術(1)と称する)、
特開平4−263295号公報(以下、先行技術(2)
と称する)が提案されている。
【0007】上記先行技術(1)は、計算機システム上
における、文字情報の表示装置上でのスクロール速度制
御方式に関するもので、キーボードまたはマウスの入力
装置から、スクロール速度を増大もしくは減少する命令
を入力する入力手段と、この入力手段からの前記命令が
前記スクロール速度を増大するのかもしくは減少するの
かのどちらかであるのかを判断する命令判断手段と、こ
の命令判断手段の判断結果により前記スクロール速度を
増大および減少する速度増大手段および速度減少手段
と、これらの速度増大手段および速度減少手段により変
化されたスクロール速度によりスクロールを制御するス
クロール制御手段とを有することにより、利用者のファ
ンクションキーの多重入力またはマウスの多重クリック
によりスクロール速度の変化を可能にし、利用者にとっ
て意味のない所はより大きい速度でスクロールさせて目
的の個所に至るまでの時間を短縮でき、また利用者の目
的とする個所の付近では速度を減少してゆっくり画面を
見ることができるとしている。
【0008】又、先行技術(2)は、画面上の表示位置
を任意に変更するための画面表示機能を有する画像処理
装置に関するもので、スクロール表示位置の指定を行う
とともに、マウスによるドラッグする入力手段と、この
入力手段による入力の指示制御を行う入力制御手段と、
表示装置に表示させる画像データが格納される画像フレ
ームメモリと、上記入力制御手段の入力指示の制御に基
づき指定されたスクロール表示位置により上記画像フレ
ームメモリに格納されている画像データアドレスを上下
/左右に移動制御するスクロール制御手段と、上記入力
制御手段の入力指示の制御に基づき、上記マウスでドラ
ッグされた始点と終点からスクロール位置を解析算出す
るスクロール位置解析手段と、上記スクロール制御手段
および上記スクロール位置解析手段による上記画像デー
タのデータアドレスの移動に基づき、上記画面表示され
ている画像を自動的にスクロール表示処理することによ
り、連続的な斜めへの任意移動および上記マウスによる
ドラッグスクロール表示を上記表示装置に対して表示制
御を行う表示制御手段を備えることにより、画面表示さ
れている画像を斜めへの任意移動やドラッグスクロール
表示を連続的に行うことができ、従来の画像処理装置の
煩わしい操作がなくなるとしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
先行技術(1)では自動スクロールの速度を変化させる
ことができても、自動スクロールの方向を任意に変える
ことができず、又、先行技術(2)では自動スクロール
の方向を任意に変えることができても自動スクロールの
速度を変化させることができないという欠点を互いに持
っている。即ち、先行技術(1)にはスクロールの方向
の調整手段が、先行技術(2)にはスクロールの速度の
調整手段がないからである。
【0010】更に、先行技術(2)ではドラッグスクロ
ールによる自動スクロール実行中のスクロールの方向、
速度を途中で変更することができないという欠点をもっ
ている。というのは、ドラッグスクロールによってスク
ロールする始点と終点はあらかじめ決定されているから
である。
【0011】[発明の目的]本発明は、以上の欠点を解
消して、自動スクロールの方向、速度を任意にかつ同時
に調整でき、又、自動スクロール実行中にもスクロール
の方向、速度を調整できる、表示制御方式を提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による表示制御方
式は、後述の図1に従って説明すれば、スクロールの指
示の受領から実際にスクロールを行うまでを統括して制
御する主制御部1と、スクロールを指示する入力装置9
〜13と、指示した内容を主制御部に伝える入力制御部
3と、スクロールによる変移を求めるスクロール制御部
4と、画像を確保している画面バッファ5と、画面バッ
ファ5から表示する部分を切り出して表示装置に送る表
示制御部6と、画面を表示する表示装置7を備え、入力
制御部3に入力装置9〜13から指示が続けられる限
り、主制御部1は指示内容に応じて、スクロール制御部
4にスクロールする方向/速度を計算させ、計算結果に
基づき画面バッファ5からスクロールの分だけ移動した
画像のポインタを読み出し、ポインタを表示制御部6に
与えて画像の切り出し、および表示装置7による表示を
行う表示制御方式において、スクロールの方向/速度を
保存するスクロール方向/速度保存部8を備え、前記入
力装置9〜13は縦の上方向に自動スクロールさせる縦
上方向スイッチ9と、縦の下方向に自動スクロールさせ
る縦下方向スイッチ10と、横の左方向に自動スクロー
ルさせる横左方向スイッチ11と、横の右方向に自動ス
クロールさせる横右方向スイッチ12と、自動スクロー
ルを止めるストップスイッチ13と、これらのスイッチ
を押下し続けることを断続的に押下することに変換する
スイッチ押下制御部2であり、入力制御部3にスイッチ
押下制御部2を通して縦上方向スイッチ9、縦下方向ス
イッチ10、横左方向スイッチ11、横右方向スイッチ
12から指示が与えられると、主制御部1はスクロール
方向/速度保存部8からスクロール方向/速度を読み出
し、これらの値と指示の内容を基にスクロール制御部4
にスクロールする方向/速度を計算させ、計算結果に基
づき画面バッファ5からスクロールの分だけ移動した画
像のポインタを更新し、更新ポインタを表示制御部6に
与えて画像の切り出し、および表示装置7による表示を
行うことを特徴とする。
【0013】また、本発明の表示制御方式は、図1の構
造図に全体構成を示すごとく、スクロールの指示の受領
から実際にスクロールを行うまでを統括して制御する主
制御部1と、縦の上方向に自動スクロールさせる縦上方
向スイッチ9と、縦の下方向に自動スクロールさせる縦
下方向スイッチ10と、横の左方向に自動スクロールさ
せる横左方向スイッチ11と、横の右方向に自動スクロ
ールさせる横右方向スイッチ12と、自動スクロールを
止めるストップスイッチ13と、前記入力装置はこれら
のスイッチを押下し続けることを断続的に押下すること
に変換するスイッチ押下制御部2と、各スイッチの押下
状況を主制御部1に伝達する入力制御部3と、スクロー
ルによる変移を求めるスクロール制御部4と、画像を確
保している画面バッファ5と、画面バッファ5から表示
する部分を切り出して表示装置に送る表示制御部6と、
画面を表示する表示装置7と、スクロールの方向/速度
を保存するスクロール方向/速度保存部8により構成さ
れる。
【0014】[作用]このようにすることにより、本発
明では入力制御部に縦上方向スイッチ、または縦下方向
スイッチ、または横左方向スイッチ、または横右方向ス
イッチ、またはストップスイッチからスイッチ押下制御
部を通して指示が来た時、主制御部は指示内容とスクロ
ール方向/速度保存部から読み出したスクロール方向/
速度に応じて、スクロール制御部にスクロールする方向
/速度を計算させ、計算結果に基づき画面バッファから
スクロールの分だけ移動した画像のポインタを読み出
し、ポインタを表示制御部に与えて画像の切り出し、お
よび表示装置による表示を行う、この結果、自動スクロ
ールの方向を任意に変え、かつ自動スクロールの速度を
変化させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]以下、本発明の実施の形態につき図面
を参照して説明する。図1は本発明の実施の一形態の表
示制御方式を示す構造図、図5、図6は本実施の形態の
表示制御方式を示す例のその1、およびその2を示す装
置図、図7はスクロール方向/速度の計算を表す図であ
る。
【0016】図1において、1はCPU等から構成され
る主制御部、2はスイッチの押下を検出するスイッチ押
下制御部、3はスイッチ押下制御部2の検出信号に応じ
て主制御部1に伝達する入力制御部、4は表示画面のス
クロール位置を計算するスクロール制御部、5はスクロ
ールする元の画像の位置や大きさの情報を保存する画面
バッファ、6は画面用バッファ5から表示する画像の部
分を切り出す表示制御部、7は表示制御部6で切り出し
た部分をCRTや液晶ディスプレイ等に表示する表示装
置である。また、8はスクロール方向/速度を記憶する
スクロール方向/速度保存部、9は縦上方向スイッチ、
10は縦下方向スイッチ、11は横左方向スイッチ、1
2は横右方向スイッチ、13は現在のスクロール方向/
速度を初期状態に戻すストップスイッチである。
【0017】図1において、主制御部1は入力制御部3
から来る指示を解析し、スクロール制御部4に指示の内
容を渡して、画面の変移量の計算結果を受け取り、スク
ロール方向/速度保存部8から現在のスクロール方向/
速度を読み出し、画面バッファ5のポインタを変移量お
よび現在のスクロール方向/速度に応じて更新し、その
ポインタを表示制御部6に渡す。また、スイッチ押下制
御部2は、縦上方向スイッチ9および縦下方向スイッチ
10および横左方向スイッチ11および横右方向スイッ
チ12およびストップスイッチ13から、スイッチの押
下状態を感知し、連続的な押下状態であった場合、複数
回数の断続的な押下状態に変え、その状態の通知を入力
制御部3に伝える。また、入力制御部3はスイッチ押下
制御部2から伝えられる押下状態を各スイッチの種類に
応じた指示として主制御部1に伝える。スクロール制御
部4は主制御部1から受け取った指示内容に従って、実
際の変移量を算出して、主制御部1に返す。さらに、画
面用バッファ5は実際の画像を保存し、必要に応じて現
在表示している画面の先頭ポインタを記憶して主制御部
1に渡す。また、表示制御部6は主制御部1から渡され
る更新された画面の先頭ポインタを基に、画面バッファ
5から表示する部分を切り出して、表示装置7に渡す。
そして、表示装置7は表示制御部6から渡された表示部
分を表示する。さらに、スクロール方向/速度保存部8
は、現在の画面の自動スクロール方向/速度を、必要に
応じて主制御部1から受け取って保存したり、主制御部
1に渡したりし、縦上方向スイッチ9および縦下方向ス
イッチ10および横左方向スイッチ11および横右方向
スイッチ12およびストップスイッチ13は、それぞれ
押下されたことをスイッチ押下制御部2に伝える。
【0018】図1の主制御部1は主に従来の表示制御方
式のものとほぼ同じであるが、スクロール方向/速度保
存部8から読み出した現在のスクロール方向/速度を、
入力制御部3からの指示内容に加えてスクロール制御部
4に渡し、実際の変移量を求める処理が追加されてお
り、さらに入力制御部3からの指示がなくてもスクロー
ル方向/速度保存部8から読み出した現在のスクロール
方向/速度をスクロール制御部4に渡して、実際の変移
量を求める処理も追加されており、スクロール制御部4
も主に従来の表示制御方式のものとほぼ同じであるが、
スクロール方向/速度のベクトル計算により実際の変移
量を求める処理が加えられており、新規に追加されてい
るスイッチ押下制御部2は発振器と同じ働きを持つもの
で、短時間のスイッチ押下は1回の押下として伝え、一
定時間以上の連続したスイッチ押下は複数回の短時間の
スイッチ押下として伝える。また、スクロール方向/速
度保存部8は記憶装置であり、現在の自動スクロール方
向/速度を保存し、各スイッチの押下に従ってスクロー
ル制御部4によってベクトル計算された結果をも記憶
し、その記憶値に従って画面上の画像がスクロールす
る。
【0019】スイッチ押下について、規定値として1回
の押下のデフォルトのスクロール方向/速度は、例えば
縦上方向スイッチ(90度、10ドット/sec),縦
下方向スイッチ(270度、10ドット/sec),横
左方向スイッチ(180度、10ドット/sec),横
右方向スイッチ(0度、10ドット/sec)と規定し
て、スクロール方向/速度保存部8に保存しておく。
【0020】また、縦上方向スイッチ9および縦下方向
スイッチ10および横左方向スイッチ11および横右方
向スイッチ12およびストップスイッチ13は、それぞ
れOFF/ONの機能を持つスイッチで、それぞれ縦の
上方向のスクロール速度プラス、縦の上方向のスクロー
ル速度マイナス、横の右方向のスクロール速度マイナ
ス、横の右方向のスクロール速度プラスの意味を持ち、
その他の部分は従来の表示制御方式のものと同等であ
る。
【0021】図7は、スクロール制御部4によるクロー
ル方向/速度のベクトル計算のための説明図である。図
7(A)は、横軸にX座標を、縦軸にY座標を示し、ス
クロールの例を3例示し、(X2,Y2)を起点とし、
(X3,Y3)へ、次に(X4,Y4)へスクロール移
動することを示している。A3はクロール方向/速度の
方向角度を示し、S3は速度を示している。図7(B)
は、座標(0,0)から座標(X1,Y1)へのスクロ
ール例を示し、そのスクロール方向角度A1,A2,A
3とスクロール速度S1,S2,S3を図示されてい
る。スクロール制御部4は、まずスクロール方向/速度
保存部8に記録されているスクロール方向/速度を基礎
に、縦上方向スイッチ9の各スイッチの押下に従ってス
クロール方向/速度保存部8の保存値が変更され、その
変更に従ってスクロールの方向と速度がスクロールされ
る。
【0022】次に、この表示制御方式の動作を、図1、
図2、図3、図4、図5を使用して説明する。この時、
図1の縦上方向スイッチ9、縦下方向スイッチ10、横
左方向スイッチ11、横右方向スイッチ12、ストップ
スイッチ13を、それぞれ具体的に図5の機械式制御装
置20の機械式縦上方向ボタン15、機械式縦下方向ボ
タン16、機械式横左方向ボタン17、機械式横右方向
ボタン18、機械式ストップボタン19として説明す
る。
【0023】まず、図2おいて、機械式縦上方向ボタン
15を押下すると、スイッチ押下制御部2、及び入力制
御部3を通して主制御部1に指示が伝達され、スクロー
ルスイッチが押下されている判定が行われ(ステップ2
−1)、押下されたスイッチの種類の情報を含んだ指示
内容が保存され(ステップ2−2)、自動スクロール更
新処理(ステップ2−3)に移行する。
【0024】ステップ2−3の自動スクロール更新処理
内部のフローチャートを図4に示す。スクロール方向/
速度保存部8からスクロールの方向/速度(30度、1
00ドット/sec)を読み出し(ステップ4−1)、
指示内容の中にある押下されたスイッチの種類を読み出
し(ステップ4−2)、スクロール制御部4にて、指示
内容に対応したデフォルトのスクロール方向/速度(9
0度、10ドット/sec)と読み出したスクロールの
方向/速度(30度、100ドット/sec)をベクト
ル加算したスクロール方向/速度(35度、105ドッ
ト/sec)を求め(ステップ4−3)、ベクトル計算
結果をスクロール方向/速度保存部8にスクロールの方
向/速度を保存し(ステップ4−4)、自動スクロール
制御処理に移行する(ステップ4−5)。
【0025】自動スクロール制御処理(ステップ4−
5)では、図3に示すように、まずスクロール方向/速
度保存部8からスクロールの方向/速度(35度、10
5ドット/sec)を読み出し(ステップ3−1)、ス
クロール制御部4にて、この方向/速度に対応する1回
分=1sec分のスクロールする位置への変移量(縦+
60、横+86)を計算し(ステップ3−2)、画面バ
ッファ5にて、表示している部分の先頭アドレス(縦+
300、横+200)に変移量を加算したアドレス(縦
+360、横+286)を求め(ステップ3−3)、表
示制御部6にて、変更されたアドレスから表示する部分
を表示装置7に表示して(ステップ3−4)、終了す
る。尚、スクロール制御部4での計算は、小数点以下の
四捨五入の結果で示し、以下も同様とする。ただし、計
算結果は四捨五入以外の切り上げ、切り捨てのいずれで
もよく、デジタル量で示されれば他の手段を用いてもよ
い。
【0026】さらに、図2のスタートステップに続き、
次のタイミング=1sec後で、スイッチが何も押下さ
れないと(ステップ2−1)、スイッチ押下なしと判断
し、スクロール方向/速度保存部8からスクロール方向
/速度(35度、105ドット/sec)を読み出し、
速度が0でない、すなわちスクロールが停止していない
と判断し(ステップ2−4)、ステップ2−5に移行す
る。ステップ2−5の自動スクロール制御処理は上述の
図3で説明したステップ3−1〜5のフローによって、
(縦+420、横+372)まで自動的にスクロールを
行う。
【0027】さらに、次のタイミング=2sec後で、
機械式縦上方向ボタンが押下されると、前述したステッ
プ2−1、2−2、2−3の各手段を経て、スクロール
方向/速度が(39度、111ドット/sec)と変化
し、(縦+490、横+458)まで自動スクロールす
る。
【0028】さらに、次のタイミング=3sec後で、
機械式ストップスイッチ19が押下されると、ステップ
2−1、2−2、2−3の各手段を経て、ステップ2−
3の手段内のステップ4−3の手段によって、スクロー
ル速度が0にリセットされ、自動スクロールが止まる。
【0029】さらに、次のタイミング=4sec後で、
スイッチが何も押下されないと、ステップ2−1の手段
でスイッチ押下なしと判断し、ステップ2−4の手段に
よって、スクロール方向/速度保存部8からスクロール
方向/速度(35度、0ドット/sec)を読み出し、
速度が0ドット/secであるため、すなわちスクロー
ルが停止していると判断し、処理を終了するため、スク
ロールは止まったままになる。
【0030】これにより、スクロール方向/速度を任意
にかつ同時に変更でき、また自動スクロール実行中で
も、スクロール方向/速度が変更できる。
【0031】[第2実施形態]本実施形態では、初期状
態から一実施形態について図1及び図5の構成図に基づ
いて説明する。まず、初期状態では、スクロール方向/
速度保存部8にスクロール方向/速度(0度、0ドット
/sec)が保存されているものとする。つぎに、縦上
方向スイッチ9を1押下する。このとき、この縦上方向
スイッチ9の1押下によるデフォルト(規定値)のスク
ロール方向/速度が(90度、10ドット/sec)で
あると仮定すると、ステップ4ー1〜4ー4に従って、
スクロール方向/速度保存部8から読み出したスクロー
ル方向/速度(0度、0ドット/sec)にデフォルト
のスクロール方向/速度(90度、10ドット/se
c)がスクロール制御部4でベクトル計算された結果の
スクロール方向/速度(90度、10ドット/sec)
がスクロール方向/速度保存部8に保存される。
【0032】さらに、横左方向スイッチ11を1押下す
る。このとき、この横左方向スイッチ11のボタン1押
下のデフォルトのスクロール方向/速度が(180度、
10ドット/sec)であると仮定すると、ステップ4
ー1〜4ー4に従って、スクロール方向/速度保存部8
から読み出したスクロール方向/速度(90度、10ド
ット/sec)にデフォルトのスクロール方向/速度
(180度、10ドット/sec)がスクロール制御部
4でベクトル計算された結果のスクロール方向/速度
(135度、14ドット/sec)がスクロール方向/
速度保存部8に保存される。
【0033】以上の方法により、元のスクロール方向/
速度保存部8に保存されているスクロール方向/速度を
変化させることができる。このスクロール方向/速度保
存部8の保存値であるスクロールの方向と速度に従っ
て、スクロールされる。
【0034】[第3実施形態]本実施形態では、マウス
操作によるスクロール制御方式について、図6を参照し
つつ説明する。図1の縦上方向スイッチ9および縦下方
向スイッチ10および横左方向スイッチ11および横右
方向スイッチ12およびストップスイッチ13をそれぞ
れ、図6の画面表示上の右下の指標に示すように、22
の論理的縦上方向ボタン、24の論理的縦下方向ボタ
ン、25の論理的横左方向ボタン、27の論理的横右方
向ボタン、23、26の論理的ストップボタンの各スイ
ッチに割り当てて、3番目の実施の形態について説明す
る。
【0035】また、各ボタンのマウススイッチの押下に
ついて、規定値としての1回の押下のデフォルトのスク
ロール方向/速度は、例えば論理的縦上方向ボタン(9
0度、10ドット/sec),論理的縦下方向ボタン
(270度、10ドット/sec),論理的横左方向ボ
タン(180度、10ドット/sec),論理的横右方
向ボタン(0度、10ドット/sec)と規定して、ス
クロール方向/速度保存部8に保存しておく。
【0036】図6に示すように、これらのスイッチは画
面上に存在する論理的なスイッチであり、マウスおよび
マウスカーソルにより押下されるものとする。具体的な
動作は前述の形態と同じなので省略するが、論理的縦上
方向ボタン22を1回押下し、2sec後にもう一度論
理的縦上方向ボタン22をマウスのアイコンで押下し、
3sec後に論理的ストップボタンを押下すると、スク
ロール方向/速度(90度、20ドット/sec)でス
クロールし、画面は例えば(縦+300、横+200)
から(縦+340、横+200)まで上方に自動スクロ
ールして、スクロールが止まる。
【0037】これにより得られる効果は前述の実施の形
態と同じであるが、5個スイッチを持たずとも、1個の
マウスボタンで同じ効果が得られる点が特徴となる。
【0038】以上、説明では例として、各スイッチに機
械式ボタン、論理的ボタンを使用するものとしたが、機
能的にOFF/ONの機能を持つスイッチ類、例えばキ
ーボード、タッチパネル等ならば、他のものでも代用で
き、前述の実施の形態と同様の方式にて同じ効果を得る
ことができ、本発明の目的を達成できる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、スクロール方向/速度
をベクトルで計算して保存部に格納し、変更できるイン
ターフェースを備えているので、自動スクロールの方向
/速度を縦横左右斜め方向など2次元的に、任意にかつ
同時にスクロールを調整できる。
【0040】また、本発明によれば、自動スクロール実
行中にも、暫時内部にてスクロール方向/速度のベクト
ル計算を行い、変移量を求めているので、スイッチやマ
ウススイッチの押下によってスクロール方向/速度を調
整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施形態の構成を示すブロック
図である。
【図2】本発明による図1の表示制御方式の処理の流れ
図のその1である。
【図3】本発明による図1の表示制御方式の処理の流れ
図のその2である。
【図4】本発明による図1の表示制御方式の処理の流れ
図のその3である。
【図5】本発明による一実施形態の構造図である。
【図6】本発明による一実施形態の概念図である。
【図7】ベクトル計算を説明する図である。
【図8】従来の表示制御方式の構成を示すブロック図で
ある。
【図9】図8の表示制御方式の処理の流れ図である。
【符号の説明】
1 主制御部 2 スイッチ押下制御部 3 入力制御部 4 スクロール制御部 5 画面バッファ 6 表示制御部 7 表示装置8 スクロール方向/速度保存部9 縦上
方向スイッチ 10 縦下方向スイッチ 11 横左方向スイッチ 12 横右方向スイッチ 13 ストップスイッチ 14 入力装置 15 機械式縦上方向ボタン 16 機械式縦下方向ボタン 17 機械式横左方向ボタン 18 機械式横右方向ボタン 19 機械式ストップボタン 20 機械式表示制御装置 21 論理的表示制御装置 22 論理的縦上方向ボタン 23 論理的ストップボタン 24 論理的縦下方向ボタン 25 論理的横左方向ボタン 26 論理的ストップボタン 27 論理的横右方向ボタン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクロールの指示を行う入力手段と、該
    指示の受領から実際にスクロールを行うまでを統括して
    制御する主制御部と、前記スクロールする画面を表示す
    る表示手段を備える表示制御方式において、 前記入力手段の1スイッチの指示に対して前記主制御部
    は、予め定めた規定値に従って元のスクロール方向又は
    速度を前記規定値に基づいてベクトル計算を行い、該ベ
    クトル計算の結果に従ってスクロール方向又は速度を定
    め、前記表示手段の画面上でスクロールを行うことを特
    徴とする表示制御方式。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の表示制御方式におい
    て、前記予め定めた規定値と、前記ベクトル計算の結果
    を格納する記憶手段と、前記ベクトル計算を行うスクロ
    ール制御部と、前記スクロールを行う画面情報を格納す
    る画面バッファと、前記画面バッファからスクロールす
    るための画面を切り取る表示制御部とを備えたことを特
    徴とする表示制御方式。
  3. 【請求項3】 スクロールの指示を行う入力手段と、該
    指示の受領から実際にスクロールを行うまでを統括して
    制御する主制御部と、前記スクロールする画面を表示す
    る表示手段を備える表示制御方式において、 前記入力手段にマウスを用い、画面上に該入力手段を示
    す指標を表示する表示制御部と、前記マウスの操作によ
    りマウスカーソルを前記指標に指示してスイッチオンを
    検出する前記主制御部と、前記マウスカーソルの前記指
    標指示により元のスクロール方向/速度から指示された
    スクロール方向/速度をベクトル計算するスクロール制
    御部とを備え、前記スクロール制御部の出力制御信号に
    従って前記表示手段に表示することを特徴とする表示制
    御方式。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7236436B2 (en) 1999-11-22 2007-06-26 Sanyo Electric Co., Ltd. Controller for data recorder
JP2007172070A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Nec Corp 無線通信端末、データ表示方法およびプログラム
JP2010020435A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Kenwood Corp 情報表示装置、情報表示方法および音楽ファイルの検索方法ならびにプログラム
JP2010097556A (ja) * 2008-10-20 2010-04-30 Alpine Electronics Inc 地図スクロール制御装置およびこれを用いたナビゲーション装置、地図スクロール制御方法

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