JP2005003723A - 映像表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、コンピュータ側の操作に基づいて、プロジェクタ側で画像の一部を拡大させることができる映像表示システムを提供することを目的とする。
【解決手段】コンピュータは、コンピュータに表示されている映像上でズームポイントを指定させるための手段、ズームポイントが指定された状態でズーム指令を入力させるための手段およびズーム指令が入力されたときに、コンピュータに表示されている映像をズームさせることなく、プロジェクタにズームポイントを含むズーム開始コマンドを送信する手段を備えており、プロジェクタは、ズーム開始コマンドを受信すると、それに含まれているズームポイントを中心に映像を拡大するためのズーム動作を行う手段を備えている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、映像表示システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータに表示されている映像に対応する映像をプロジェクタ側に送信して、プロジェクタによって投射させる映像表示システムは、プレゼンテーションを行う場合に利用されることが多い。このようなシステムを利用したプレゼンテーションにおいて、表示映像内のある部分を拡大して提示させることも可能である。従来においては、このような機能を実現するには、プロジェクタ側で画像の一部を拡大させる方法と、コンピュータ側で画像の一部を拡大させる方法とがある。
【0003】
プロジェクタ側で画像の一部を拡大させる場合には、プロジェクタ本体またはプロジェクタ用の専用リモコンを操作することによって行われる。具体的には、プロジェクタ用の専用リモコンでポインタ用カーソルを表示させ、カーソルを拡大させた位置に移動させた後に、当該リモコンからズーム指令を入力させる。
【0004】
しかしながら、一般にプレゼンテーションはコンピュータを操作しながら行うものであり、その途中でプロジェクタ側を操作することは、プレゼンテーションの流れを阻害し、その操作も複雑となる。
【0005】
一方、コンピュータ側で画像の一部を拡大させる場合には、そのためのアプリケーションが必要となるとともに、コンピュータ上で画像の一部を拡大するため、その元となる全体画像がコンピュータ上にも表示されなくなり、元となる全体画像を認識できなくなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、コンピュータに表示されている映像に対応する映像をプロジェクタ側に送信して、プロジェクタによって投射する映像表示システムにおいて、コンピュータ側の操作に基づいて、プロジェクタ側で画像の一部を拡大させることができる映像表示システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、コンピュータとコンピュータに接続されたプロジェクタとを備え、コンピュータに表示されている映像に対応する映像をプロジェクタ側に送信して、プロジェクタによって投射させるようにした映像表示システムにおいて、コンピュータは、コンピュータに表示されている映像上でズームポイントを指定させるための手段、ズームポイントが指定された状態でズーム指令を入力させるための手段およびズーム指令が入力されたときに、コンピュータに表示されている映像をズームさせることなく、プロジェクタにズームポイントを含むズーム開始コマンドを送信する手段を備えており、プロジェクタは、ズーム開始コマンドを受信すると、それに含まれているズームポイントを中心に映像を拡大するためのズーム動作を行う手段を備えていることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、コンピュータとコンピュータに接続されたプロジェクタとを備え、コンピュータに表示されている映像に対応する映像をプロジェクタ側に送信して、プロジェクタによって投射させるようにした映像表示システムにおいて、コンピュータは、コンピュータに表示されている映像上でズームポイントを指定させるための手段、ズームポイントが指定された状態でズーム指令を入力させるための手段、ズーム停止指令を入力させるための手段、ズームキャンセル指令を入力させるための手段、ズーム指令が入力されたときに、コンピュータに表示されている映像をズームさせることなく、プロジェクタにズームポイントを含むズーム開始コマンドを送信する手段、ズーム停止指令が入力されたときに、プロジェクタにズーム停止コマンドを送信する手段およびズームキャンセル指令が入力されたときにプロジェクタにズームキャンセルコマンドを送信する手段を備えており、プロジェクタは、ズーム開始コマンドを受信すると、それに含まれているズームポイントを中心に映像を徐々に拡大するためのズーム動作を行う手段、ズーム処理中にズーム停止コマンドを受信したときにズーム動作を停止してその時点での拡大画像の表示を維持させる手段、およびズーム処理の停止中にズームキャンセル指令を受信したときに、ズーム動作によって拡大された画像を拡大前の元の画像に戻す手段を備えていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。
【0010】
〔1〕第1の実施の形態の説明
図1は、映像表示システムの構成を示している。
【0011】
映像表示システムは、コンピュータ(PC)1と、液晶プロジェクタ2とから構成されている。PC1にはマウス1aが接続されている。PC1と液晶プロジェクタ2とは、VGAケーブル3で接続されているとともに、RS−232Cケーブル4で接続されている。
【0012】
PC1のモニタに表示される映像に対応する映像信号は、VGAケーブル4を介して液晶プロジェクタ2に送られる。液晶プロジェクタ2は、PC1から送られてきた映像信号に対応する映像を、図示しないスクリーン上に投射する。また、PC1からRS−232Cケーブル4を介してコマンドが液晶プロジェクタ2に送られる。液晶プロジェクタ2は受信したコマンドに応じた動作を行う。
【0013】
この実施の形態では、コマンドとして、ズーム開始コマンド”zoom_start _x(値) _y(値)”,ズーム停止コマンド”zoom_stop” ,ズームキャンセルコマンド”zoom_cancel” といった制御コマンドが用意されている。これらのコマンドの意味は、次の通りである。
【0014】
(1) ”zoom_start _x _y”
ズーム動作を開始させるコマンドである。 x,y はズームポイントを示している。このコマンドをプロジェクタ2が受信すると、ズームポイント(x,y)を中心としてズーム動作を行う。ズーム率は連続的に大きくなる。そして、ズーム率が予め設定した上限値に達するか、”zoom_stop” コマンドが発行されると、ズーム動作を停止する。
【0015】
(2) ”zoom_stop”
”zoom_start _x _y” コマンドによって開始されたズーム動作を停止させるコマンドである。
【0016】
(3) ”zoom_cancel”
上記ズーム指令を取り消して、ズーム前の状態に戻すためのコマンドである。
【0017】
PC1には、液晶プロジェクタ2を制御するためのプログラム(プロジェクタ制御プログラム)が搭載されている。プロジェクタ制御プログラムは、次のような機能を備えている。
【0018】
(1)マウスカーソルの位置を監視する。
(2)PC1に対して行われるズーム開始、ズーム停止、ズームキャンセルの各操作を検出する。ズーム開始の操作は、PC1にズーム開始指令を入力するための操作である。ズーム停止の操作は、PC1にズーム停止指令を入力するための操作である。ズームキャンセルの操作は、PC1にズームキャンセル指令を入力するための操作である。
(3)上記各操作(ズーム開始、ズーム停止、ズームキャンセル)の検出に応じて、それに対応したコマンドを、RS−232Cケーブル4を介して液晶プロジェクタ2に送信する。なお、ズーム開始コマンドを送信する際には、カーソルの位置もプロジェクタ2に送信する。
【0019】
映像表示システムの動作について説明する。液晶プロジェクタ2は、VGAケーブル4を介してPC1から送られてきた映像信号に対応する映像を、図示しないスクリーン上に投射しているものとする。
【0020】
スクリーン上に投射されている映像の一部を拡大させる場合の動作について説明する。まず、操作者はPC1側のマウス1aを操作して、PC1に表示されている映像上で、拡大すべき部分の中心位置あたりにカーソルを移動させる。
【0021】
次に、操作者はPC1に対してズーム開始操作を行う。ここでは、例えば、キーボードのCtrlキーの2回連打がズーム開始操作に割り当てられているものとする。Ctrlキーが2回連打されると、PC1はズーム開始コマンド”zoom_start _x _y”を発行し、RS−232Cケーブル4を介して液晶プロジェクタ2に送信する。このコマンド中の”x”,”y”としては、マウスカーソルの位置情報が割り当てられる。なお、PC1に表示されている映像に対しては、PC1はズーム処理を行わない。
【0022】
液晶プロジェクタ2は、ズーム開始コマンド”zoom_start _x _y”を受信すると、PC1側に受取確認コマンドを送信するとともに、ズーム動作を開始する。つまり、画像中の位置(x,y)を中心としてズーム動作を開始する。そして、ズーム率を徐々に大きくしていく。
【0023】
操作者は、ズーム率が適切と思われる時点で、PC1に対してズーム停止操作を行う。ここでは、例えば、ズーム動作中でのキーボードのCtrlキーの1回押し下げがズーム停止操作に割り当てられているものとする。Ctrlキーが押し下げられると、PC1はズーム停止コマンド”zoom_stop” を発行し、RS−232Cケーブル4を介して液晶プロジェクタ2に送信する。
【0024】
液晶プロジェクタ2は、ズーム停止コマンド”zoom_stop” を受信すると、PC1側に受取確認コマンドを送信するとともに、ズーム動作を停止し、そのときのズーム率での表示を維持する。
【0025】
ズーム表示をズーム前の元の表示に戻す際には、操作者はPC1に対してズームキャンセル操作を行う。ここでは、例えば、ズーム停止中でのキーボードのCtrlキーの2回連打がズームキャンセル操作に割り当てられているものとする。Ctrlキーが2回連打されると、PC1はズームキャンセルコマンド”zoom_cancel” を発行し、RS−232Cケーブル4を介して液晶プロジェクタ2に送信する。
【0026】
液晶プロジェクタ2は、ズームキャンセルコマンド”zoom_cancel” を受信すると、PC1側に受取確認コマンドを送信するとともに、ズーム表示を終了して、元の映像を表示する。
【0027】
〔2〕変形例の説明
上記第1の実施の形態では、ズーム開始操作にはキーボードのCtrlキーの2回連打が割り当てられ、ズーム停止操作にはズーム動作中でのキーボードのCtrlキーの1回押し下げが割り当てられ、ズームキャンセル操作にはズーム停止中でのキーボードのCtrlキーの2回連打が割り当てられている。
【0028】
この変形例では、これらの各操作をマウス操作のみで行うことができるようにしている。
【0029】
図2は、液晶プロジェクタの状態遷移図を示している。
【0030】
図2において、”Normal” 状態は、液晶プロジェクタ2がPC1から送られて来た映像を通常モードでスクリーンに投射している状態を表している。”Zooming” 状態は、液晶プロジェクタ2がズーム動作中である状態を表している。”Zoomed”状態は、液晶プロジェクタ2がズーム停止中である状態を表している。
【0031】
スクリーン上に拡大投射されている映像の一部を拡大させる場合の動作について説明する。液晶プロジェクタ2が”Normal” 状態にあるときに、操作者はPC1側のマウス1aを操作して、PC1に表示されている画像上で、拡大すべき部分の中心位置あたりにカーソルを移動させる。そして、マウス1aのボタンを押し下げる。
【0032】
PC1は、マウスボタンの押し下げ時間を計時し、マウスボタンの押し下げ時間が、所定時間T1(この例では1秒)以上になると、PC1はズーム開始コマンド”zoom_start _x _y”を発行し、RS−232Cケーブル4を介して液晶プロジェクタ2に送信する。このコマンド中の”x”,”y”としては、マウスカーソルの位置情報が割り当てられる。なお、PC1に表示されている映像に対しては、PC1はズーム処理を行わない。
【0033】
液晶プロジェクタ2は、ズーム開始コマンド”zoom_start _x _y”を受信すると、”Zooming” 状態に移行し、PC1側に受取確認コマンドを送信するとともに、ズーム動作を開始する。つまり、画像中の位置(x,y)を中心としてズームを開始する。そして、ズーム率を徐々に大きくしていく。
【0034】
操作者は、ズーム率が適切と思われる時点で、マウスボタンの押し下げを止める(マウスボタンをリリースする)。”Zooming” 状態でマウスボタンがリリースされると、PC1はズーム停止コマンド”zoom_stop” を発行し、RS−232Cケーブル4を介して液晶プロジェクタ2に送信する。
【0035】
液晶プロジェクタ2は、ズーム停止コマンド”zoom_stop” を受信すると、”Zoomed”状態に移行し、PC1側に受取確認コマンドを送信するとともに、ズーム動作を停止し、そのときのズーム率での表示を維持する。
【0036】
ズーム表示を元の表示に戻す際には、操作者はマウスボタンを所定時間T2以上押し下げる。操作者はマウスボタンを押し下げると、PC1は、マウスボタンの押し下げ時間を計時し、マウスボタンの押し下げ時間が、所定時間T2(この例では1秒)以上になると、PC1はズームキャンセルコマンド”zoom_cancel” を発行し、RS−232Cケーブル4を介して液晶プロジェクタ2に送信する。
【0037】
液晶プロジェクタ2は、ズームキャンセルコマンド”zoom_cancel” を受信すると、”Normal” 状態に移行し、PC1側に受取確認コマンドを送信するとともに、ズーム表示を終了して、元の映像を表示する。
【0038】
なお、液晶プロジェクタ2が”Normal” 状態である場合にマウスボタンが押し下げられても、所定時間T1(1秒)が経過する前にマウスボタンがリリースされた場合には、PC1によってズーム開始コマンド”zoom_start _x _y”が発行されないため、液晶プロジェクタ2は”Normal” 状態のままとなる。
【0039】
また、液晶プロジェクタ2が”Zoomed”状態である場合にマウスボタンが押し下げられても、所定時間T2(1秒)が経過する前にマウスボタンがリリースされた場合には、PC1によってズームキャンセルコマンド”zoom_cancel” が発行されないため、液晶プロジェクタ2は”Zoomed”状態のままとなる。
【0040】
〔3〕第2の実施の形態
第2の実施の形態においても、映像表示シテスムの構成は、第1の実施の形態と同じである。つまり、映像表示シテスムの構成は図1に示されたものと同じである。
【0041】
まず、第2の実施の形態で用いられるズーム処理について説明する。図3(a)に示すように、表示領域100内の画像内のズームポイントPを中心として画像に対してズーム処理を行う場合について説明する。最初に、画像全体を1ステップ分だけ拡大する。すると、図3(b)に示すように、拡大画像200の周辺部は、表示領域100からはみ出すため、表示されなくなる。次に、図3(c)に示すように、拡大画像200内のズームポイントPが表示領域100の中心側に向かう方向に、拡大画像200を右下方向に移動させる。この際、拡大画像200が表示領域100の内側に食い込まないように移動量を決定する。
【0042】
次に、拡大画像200の全体を1ステップ分拡大する。すると、図3(d)に示すように、これによって得られた拡大画像300の周辺部は、表示領域100からはみ出すため、表示されなくなる。次に、拡大画像300内のズームポイントPが表示領域100の中心側に向かう方向に、拡大画像200を右下方向に移動させる。ズーム停止コマンドが発行されるまで、以上のような処理を繰り返す。
【0043】
第2の実施の形態では、コマンドとして、ズームコマンド”zoom_+” 、スクロールコマンド”pan_x(値) _y(値)”,ズームキャンセルコマンド”zoom_cancel” といった制御コマンドが用意されている。これらのコマンドの意味は、次の通りである。
【0044】
(1) ”zoom_+”
現在の倍率より所定の1ステップ分だけ大きな倍率でズーム動作を行わせるためのコマンドである。このコマンドを液晶プロジェクタ2が受信すると、液晶プロジェクタ2は表示領域内の画像全体を1ステップ分だけ拡大する。画像全体を拡大すると、上述したように、拡大画像の周辺部は表示領域からはみ出す。PC1は、1ステップ分の拡大率を保持しており、表示領域内の画像全体を1ステップ分拡大したときに、拡大画像の周辺がどれだけ表示領域からはみ出すかを認識することができる。
【0045】
(2)”pan_x _y”
拡大画像を移動(スクロール)させるためのコマンドであり、x,yはそれぞれX方向(水平方向)およびY方向(垂直方向)の移動量(単位はピクセル)を表している。このコマンドを液晶プロジェクタ2が受信すると、液晶プロジェクタ2は”zoom_+” コマンドによって拡大した画像を、X方向に”x”、Y方向に”y”だけ移動させる。
【0046】
(3) ”zoom_cancel”
ズーム前の状態に戻すためのコマンドである。
【0047】
PC1には、液晶プロジェクタ2を制御するためのプログラム(プロジェクタ制御プログラム)が搭載されている。プロジェクタ制御プログラムは、次のような機能を備えている。
【0048】
(1)マウスカーソルの位置を監視する。
(2)PC1に対して行われるズーム開始、ズーム停止、ズームキャンセルの各操作を検出する。
(3)ズーム開始操作を検出したときには、”zoom_+” コマンドおよび”pan_x _y”コマンドを所定時間間隔で繰り返し発行して送信する。
(4)ズーム停止操作を検出したときには、”zoom_+” コマンドおよび”pan_x _y”コマンドの発行を停止する。
(5)ズームキャンセル操作を検出したときには、”zoom_cancel” コマンドを発行して送信する。
【0049】
映像表示システムの動作について説明する。液晶プロジェクタ2は、VGAケーブル3を介してPC1から送られてきた映像信号に対応する映像を、図示しないスクリーン上に投射しているものとする。
【0050】
スクリーン上に投射されている映像の一部を拡大させる場合の動作について説明する。まず、操作者はPC1側のマウスを操作して、PC1に表示されている画像上で、拡大すべき部分の中心位置あたりにカーソルを移動させる。
【0051】
次に、操作者はPC1に対してズーム開始操作を行う。ここでは、例えば、キーボードのCtrlキーの2回連打がズーム開始操作に割り当てられているものとする。Ctrlキーが2回連打されると、PC1はズームコマンド”zoom_+y”および”pan_x _y”コマンドを発行し、RS−232Cケーブル4を介して液晶プロジェクタ2に送信する。”pan_x _y”コマンドに含まれる移動量”x”、”y”は、ズームポイントの座標と1ステップ分の拡大率とに基づいて算出される。なお、PC1に表示されている映像に対しては、PC1はズーム処理を行わない。
【0052】
液晶プロジェクタ2は、ズームコマンド”zoom_+”を受信すると、1ステップ分だけ画像全体を拡大する。また、”pan_x _y”コマンドに基づいて、拡大した画像をX方向に”x”、Y方向に”y”だけ移動させる。
【0053】
PC1は、ズーム停止操作を検出するまで、ズームコマンド”zoom_+y”および”pan_x _y”コマンドを所定時間間隔で発行して、液晶プロジェクタ2に送信する。液晶プロジェクタ2は、ズームコマンド”zoom_+y”および”pan_x _y”コマンドを受信する毎に、上記の拡大処理および移動処理を行う。
【0054】
操作者は、ズーム率が適切と思われる時点で、PC1に対してズーム停止操作を行う。ここでは、例えば、ズーム動作中でのキーボードのCtrlキーの1回押し下げがズーム停止操作に割り当てられているものとする。Ctrlキーが押し下げられると、PC1はズームコマンド”zoom_+y”および”pan_x _y”コマンドの発行を停止する。したがって、液晶プロジェクタ2は、ズーム動作を停止し、そのときのズーム率での表示を維持することになる。
【0055】
ズーム表示を元の表示に戻す際には、操作者はPC1に対してズームキャンセル操作を行う。ここでは、例えば、ズーム停止中でのキーボードのCtrlキーの2回連打がズームキャンセル操作に割り当てられているものとする。Ctrlキーが2回連打されると、PC1はズームキャンセルコマンド”zoom_cancel” を発行し、RS−232Cケーブル4を介して液晶プロジェクタ2に送信する。
【0056】
液晶プロジェクタ2は、ズームキャンセルコマンド”zoom_cancel” を受信すると、PC1側に受取確認コマンドを送信するとともに、ズーム表示を終了して、元の映像を表示する。
【0057】
なお、この発明は、PC1と液晶プロジェクタ2とが、有線LAN、無線LAN等のネットワークを介して接続されている映像表示システムにも適用することができる。
【0058】
【発明の効果】
この発明によれば、コンピュータに表示されている映像に対応する映像をプロジェクタ側に送信して、プロジェクタによって投射する映像表示システムにおいて、コンピュータ側の操作に基づいて、プロジェクタ側で画像の一部を拡大させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】映像表示システムの構成を示すブロック図である。
【図2】液晶プロジェクタの状態遷移を示す模式図である。
【図3】第2の実施の形態におけるズーム処理を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1 コンピュータ(PC)
2 液晶プロジェクタ
3 VGAケーブル
4 RS−232Cケーブル

Claims (2)

  1. コンピュータとコンピュータに接続されたプロジェクタとを備え、コンピュータに表示されている映像に対応する映像をプロジェクタ側に送信して、プロジェクタによって投射させるようにした映像表示システムにおいて、
    コンピュータは、コンピュータに表示されている映像上でズームポイントを指定させるための手段、ズームポイントが指定された状態でズーム指令を入力させるための手段およびズーム指令が入力されたときに、コンピュータに表示されている映像をズームさせることなく、プロジェクタにズームポイントを含むズーム開始コマンドを送信する手段を備えており、
    プロジェクタは、ズーム開始コマンドを受信すると、それに含まれているズームポイントを中心に映像を拡大するためのズーム動作を行う手段を備えていることを特徴とする映像表示システム。
  2. コンピュータとコンピュータに接続されたプロジェクタとを備え、コンピュータに表示されている映像に対応する映像をプロジェクタ側に送信して、プロジェクタによって投射させるようにした映像表示システムにおいて、
    コンピュータは、コンピュータに表示されている映像上でズームポイントを指定させるための手段、ズームポイントが指定された状態でズーム指令を入力させるための手段、ズーム停止指令を入力させるための手段、ズームキャンセル指令を入力させるための手段、ズーム指令が入力されたときに、コンピュータに表示されている映像をズームさせることなく、プロジェクタにズームポイントを含むズーム開始コマンドを送信する手段、ズーム停止指令が入力されたときに、プロジェクタにズーム停止コマンドを送信する手段およびズームキャンセル指令が入力されたときにプロジェクタにズームキャンセルコマンドを送信する手段を備えており、
    プロジェクタは、ズーム開始コマンドを受信すると、それに含まれているズームポイントを中心に映像を徐々に拡大するためのズーム動作を行う手段、ズーム処理中にズーム停止コマンドを受信したときにズーム動作を停止してその時点での拡大画像の表示を維持させる手段、およびズーム処理の停止中にズームキャンセル指令を受信したときに、ズーム動作によって拡大された画像を拡大前の元の画像に戻す手段を備えていることを特徴とする映像表示システム。
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