JP2003050653A - 入力イベントの発生方法及びその方法を備える情報端末 - Google Patents

入力イベントの発生方法及びその方法を備える情報端末

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JP2003050653A
JP2003050653A JP2001218462A JP2001218462A JP2003050653A JP 2003050653 A JP2003050653 A JP 2003050653A JP 2001218462 A JP2001218462 A JP 2001218462A JP 2001218462 A JP2001218462 A JP 2001218462A JP 2003050653 A JP2003050653 A JP 2003050653A
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森  英俊
Zaisei Naito
在正 内藤
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イー グラハム ジョン
Sooin David
ソーイン デイビット
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザが容易に且つ正確にディスプレイ画面上
の小さなオブジェクトを選択することのできる入力イベ
ントの発生方法及びその方法を備える情報端末を提供す
る。 【解決手段】本発明の入力イベントの発生方法は、表示
装置と、表示装置の表示画面に表示されたイメージをポ
インタによりポイントするポインティング・デバイスを
備える画像表示システムにおける入力イベントの発生方
法に関する。そして、画面表示にあたり、処理開始のア
クションに応答して、表示画面の所定領域を拡大して表
示する拡大表示ウィンドウを表示する段階と、拡大表示
ウィンドウの第1の座標位置で前記ポインティング・デ
バイスの操作が検出されたときに、所定領域の第1の座
標位置に対応する第2の座標位置でのポインティング・
デバイス操作に対応する入力イベントを発生させる段階
と、を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばパーソナル
コンピュータなどの情報端末におけるディスプレイ上で
の画面表示に関し、特に、ユーザが画面中の小さなオブ
ジェクトを容易且つ正確に選択できる入力イベントの発
生方法及びその方法を備える情報端末に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えばパーソナルコンピュー
タなどの情報端末におけるディスプレイの画面上で、マ
ウスポインターを用いて小さなオブジェクトを選択する
のは困難なことがある。特に、選択対象が非常に小さい
場合は、マウスポインターを正確にオブジェクトに合わ
せるために、しばしば、ユーザは画面を凝視しなければ
ならなくなる。また、ディスプレイが高解像度になれば
なるほど、この傾向は強くなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなマウスポイ
ンターによるオブジェクト選択時の課題を解消するため
に、種々の方法が考えられる。例えば、まず、画面の解
像度を下げることにより、対象となるオブジェクトのサ
イズを大きくすることが考えられる。しかし、このため
には、「画面のプロパティ→設定タブページ→解像度を
選ぶ→OKボタンか適用ボタンを押す」等、数ステップ
余計に操作しなければならず、また、オブジェクトを選
択した後もとの解像度に戻すためには、上記の操作をも
う一度行わなければならず、実用的ではなかった。さら
に、画面の解像度を変えることにより、画面上でのウィ
ンドウの配置も変わってしまう。
【0004】また、マイクロソフト社のウィンドウズ
(登録商標)にも拡大鏡の機能があり、それを利用する
ことも考えられる。これは、画面の一部分を占有する固
定ウィンドウを作成し、そこにマウスポインター周辺の
イメージを拡大して表示するものである。しかし、拡大
鏡のウィンドウは、マウスポインターの位置とは無関係
に表示されるため、ユーザはマウスポインターと拡大鏡
のウィンドウの間で、絶えず視点を移動させながら操作
しなければならなかった。さらに、拡大鏡のウィンドウ
は、一度起動すると画面上の作業エリアに常駐し自動的
には終了しないため、ユーザは手動で拡大鏡を終了させ
なければならない。
【0005】さらに、本出願人は特開2000−322
169号公報において、選択対象であるターゲット・ホ
ットスポットを確実に選択できるグラフィカル・ユーザ
・インターフェースにおけるホットスポット選択方法を
提案している。しかし、これは予め定義されたホットス
ポットに対してのみ有効な方法であり、本発明が対象と
するドット単位(座標単位)での処理とは異なってい
た。すなわち、いわゆるお絵かきソフト等で、キャンバ
ス上のある点に色を塗るようなケースに対しては、この
手法は適用できない問題があった。
【0006】本発明の目的は上述した課題を解消して、
ユーザが容易に且つ正確にディスプレイ画面上の小さな
オブジェクトを選択することのできる入力イベントの発
生方法及びその方法を備える情報端末を提供しようとす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の入力イベントの
発生方法は、表示装置と、前記表示装置の表示画面に表
示されたイメージをポインタによりポイントするポイン
ティング・デバイスを備える画像表示システムにおける
入力イベントの発生方法に関する。そして、画面表示に
あたり、処理開始のアクションに応答して、前記表示画
面の所定領域を拡大して表示する拡大表示ウィンドウを
表示する段階と、前記拡大表示ウィンドウの第1の座標
位置で前記ポインティング・デバイスの操作が検出され
たときに、前記所定領域の第1の座標位置に対応する第
2の座標位置でのポインティング・デバイス操作に対応
する入力イベントを発生させる段階と、を含む。また、
本発明の情報端末は、上記入力イベントの発生方法を備
えている。なお、本発明において「ポインティング・デ
バイス」は、表示画面上の座標を特定するためのデバイ
スで、マウス、トラックポイント(商標)、トラックボ
ール、ジョイスティック等を含む概念を言う。
【0008】好ましい具体例として、処理開始のアクシ
ョンが、特定のボタンやキーに定義した拡大表示ボタン
を押すことで定義すること、所定領域が、処理開始のア
クションが検出された際のマウスポインタの位置を中心
とした矩形領域であること、一定時間拡大表示ウィンド
ウに対して操作が行われなかった場合に、拡大表示ウィ
ンドウを消去するよう構成すること、拡大表示ウィンド
ウを表示中に拡大表示ボタンが押されると、拡大表示ウ
ィンドウを消去するよう構成すること、拡大表示ボタン
を押しながら、マウスポインターを動かす操作を行うこ
とにより、拡大表示ウィンドウが移動するよう構成する
こと、拡大表示ウィンドウにおける拡大倍率の変更がで
きるよう構成すること、がある。また、拡大表示ウィン
ドウの形状を公知のウィンドウ形状変更手法(ウィンド
ウの角をドラッグする、ウィンドウ外周辺の中央部分を
ドラッグすることにより、所望の長方形にするなど)を
用いて変更することもできる。
【0009】本発明では、処理開始のアクション、具体
的には、拡大表示ボタンが押されたときに、マウスポイ
ンター周辺のイメージの拡大図をマウスポインターが置
かれた位置に表示することで、ユーザは容易に且つ正確
にディスプレイ画面上の小さなオブジェクトをマウスポ
インターで選択できるようになる。また、拡大表示ウィ
ンドウを使用することで、ウィンドウの配置を変更せず
に必要最小限のエリアを拡大表示するため、よりシーム
レスな操作を提供することができる。さらに、座標単位
で処理を行うことができるため、拡大表示ウィンドウ上
の各画素をマウスポインターで選択し、例えば色を塗る
こともできる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1〜図3はそれぞれ本発明の入
力イベントの発生方法の一例を示す図であり、ディスプ
レイの画面上の位置関係を示す図である。以下、図1〜
図3を参照して、本発明の入力イベントの発生方法のう
ち、主に画面上で拡大表示ウィンドウを表示する方法に
ついて説明する。
【0011】まず、図1に示すように、処理開始のアク
ションとして、例えば日本IBM社のThinkPad(商標
名)を例にとるとトラックポイントのセンターボタンが
押されると、マウスポインターの座標を取得し、その周
辺の(80×60)ドットのエリアのイメージをキャプ
チャーする。図1に示す例において、p(x、y)はマ
ウスポインターの位置を示し、a、b、c、dは、それ
ぞれ、座標a(x−40、y−30)、b(x−40、
y+29)、c(x+39、y+29)、d(x+3
9、y−30)を示す。
【0012】次に、図2に示すように、マウスポインタ
ーの位置p(x、y)を中心として、その周辺の(32
0×240)ドットの拡大表示ウィンドウを作成する。
図2に示す例において、A、B、C、Dは、それぞれ、
座標A(x−160、y−120)、B(x−160、
y+119)、C(x+159、y+119)、D(x
+159、y−120)を示す。次に、キャプチャーし
た(80×60)ドットのイメージを16倍拡大し、作
成した(320×240)ドットの拡大表示ウィンドウ
内に表示する。そのため、図の頂点a、b、c、dはそ
れぞれA、B、C、Dに対応する。
【0013】次に、図3に示すように、拡大表示ウィン
ドウ内の点T(X、Y)に対してマウスのクリック入力
が行われると、ダブルクリックの時間と定義されている
時間よりもわずかに長い時間待ち、次のマウスのクリッ
ク入力が行われるかどうかをチェックする。拡大表示ウ
ィンドウ内の点T(X、Y)に対してマウスのクリック
入力が再度行われると、拡大表示ウィンドウを消去し、
点t((X−x)/4+x、(Y−y)/4+y)に対
して、ダブルクリックのデータを送る。クリック入力が
再度行われなかった場合、点t((X−x)/4+x、
(Y−y)/4+y)に対して、シングルクリックのデ
ータを送る。
【0014】この例では、マウスポインターを中心とし
た(80×60)の領域をキャプチャーし、それを16
倍に拡大した態様を説明したが、本発明の他の実施例に
おいては、この拡大表示ウィンドウをドラッグすること
により、所望の大きさの長方形とすることもできる。ま
た、所望の拡大率を設定することにより、ユーザが一番
操作しやすいと思う拡大表示ウィンドウを表示させるこ
ともできる。かかる場合、前記キャプチャーする領域は
(高さH、幅W、拡大率n×n)とすると、座標a(x
−W/2、y−H/2)、b(x−W/2、y+H/2
−1)、c(x+W/2−1、y+H/2−1)、d
(x+W/2−1、y−H/2)で定義される矩形とな
り、拡大表示ウィンドウは、座標A(x−nW/2、y
−nH/2)、B(x−nW/2、y+nH/2−
1)、C(x+nW/2−1、y+nH/2−1)、D
(x+nW/2−1、y−nH/2)で定義される矩形
となる。この矩形にキャプチャーした矩形の画像をn×
nに拡大して表示することになる。また、この時の点t
の座標は((X−x)/n+x、(Y−y)/n+y)
となる。
【0015】拡大表示ウィンドウに対して例えば15秒
間何も操作が行われなかった場合は、拡大表示ウィンド
ウを消去する。
【0016】図4〜図8はそれぞれ本発明の入力イベン
トの発生方法の一例を示すフローチャートである。以
下、図1〜図3の説明と一部重複するが、図4〜図8に
示すフローチャートを参照して、本発明の入力イベント
の発生方法のうち、主に拡大ウィンドウに対する種々の
処理について詳細に説明する。なお、図4〜図8に示す
フローチャートにおいて、クリックタイマーの設定時間
は、OSによって定義されたダブルクリックの時間とす
る。また、アイドルタイマーは、拡大表示ウィンドウに
対して何も操作が行われていない時間を示す。本例で
は、仮に15秒とする。
【0017】まず、拡大表示ウィンドウの処理について
説明する。図4〜図5に示すように、拡大表示位置移動
の操作がなされたかどうかを判断する(ステップ1)。
ステップ1での判断の結果、拡大表示位置移動の操作が
なされた場合は、図6に示す拡大表示ウィンドウの移動
処理を行う。すなわち、図6に示すように、拡大表示ウ
ィンドウの移動量を求め(ステップ101)、移動量に
応じてキャプチャーしたエリアをスライドさせ(ステッ
プ102)、スライドさせたイメージを拡大して表示す
る(ステップ103)。その後、図4〜図5に示すよう
に、アイドルタイマーをキャンセルし(ステップ2)、
アイドルタイマーをスタートさせ(ステップ3)、リタ
ーンに進む。
【0018】ステップ1での判断の結果、拡大表示位置
移動の操作がなされなかった場合は、拡大表示を開始す
る操作(処理開始のアクションとなる)がなされたかど
うかを判断する(ステップ4)。ステップ4での判断の
結果、拡大表示を開始する操作がなされた場合は、図7
に示す拡大表示ウィンドウ起動処理を行う。すなわち、
図7に示すように、マウスポインター周辺イメージをキ
ャプチャーし(ステップ201)、拡大表示するための
ウィンドウを作成し(ステップ202)、キャプチャー
したイメージを拡大して表示する。その後、図4〜図5
に示すように、アイドルタイマーをスタートさせ(ステ
ップ3)、リターンに進む。
【0019】ステップ4での判断の結果、拡大表示を開
始する操作がなされなかった場合は、拡大表示を終了す
る操作がなされたかどうかを判断する(ステップ5)。
ステップ5での判断の結果、拡大表示を終了する操作が
なされた場合は、アイドルタイマーをキャンセルし(ス
テップ6)、図8に示す拡大表示ウィンドウ終了処理を
行う。すなわち、図8に示すように、クリックフラグを
クリアーし(ステップ301)、拡大表示ウィンドウを
消去する(ステップ302)。その後、図4〜図5に示
すように、リターンに進む。
【0020】ステップ5での判断の結果、拡大表示を終
了する操作がなされなかった場合は、アイドルタイマー
終了イベントかどうかを判断する(ステップ7)。ステ
ップ7での判断の結果、アイドルタイマー終了イベント
の場合は、上述した図8に示す拡大表示ウィンドウ終了
処理を行い、リターンに進む。以上が拡大表示ウィンド
ウの処理となる。
【0021】次に、拡大表示ウィンドウ中でのシングル
・クリックとダブル・クリックの処理について説明す
る。図4〜図5において、ステップ7での判断の結果、
アイドルタイマー終了イベントでない場合は、クリック
タイマー終了イベントかどうかを判断する(ステップ
8)。ステップ8での判断の結果、クリックタイマー終
了イベントの場合は、上述した図8に示す拡大表示ウィ
ンドウ終了処理を行う。その後、シングル・クリックの
データを対応する座標に送り(ステップ9)、リターン
に進む。
【0022】ステップ8での判断の結果、クリックタイ
マー終了イベントでない場合は、クリック・ボタンが押
されたかどうかを判断する(ステップ10)。ステップ
10での判断の結果、クリック・ボタンが押されていな
い場合は、そのままリターンに進む。ステップ10での
判断の結果、クリック・ボタンが押された場合は、拡大
表示ウィンドウが表示中かどうかを判断する(ステップ
11)。
【0023】ステップ11での判断の結果、拡大表示ウ
ィンドウが表示されていない場合は、そのままリターン
に進む。ステップ11での判断の結果、拡大表示ウィン
ドウが表示されている場合は、マウスポインターの座標
を取得し(ステップ12)、アイドルタイマーをキャン
セルし(ステップ13)、クリックフラグがセットされ
ているかどうかを判断する(ステップ14)。
【0024】ステップ14での判断の結果、クリックフ
ラグがセットされていない場合は、クリックフラグをセ
ットし(ステップ15)、クリックタイマーをスタート
し(ステップ16)、リターンに進む。ステップ14で
の判断の結果、クリックフラグがセットされている場合
は、クリックタイマーをキャンセルし(ステップ1
7)、上述した図8に示す拡大表示ウィンドウ終了処理
を行う。その後、ダブル・クリックのデータを対応する
座標に送る(ステップ18)。この対応する座標には、
種々のアプリケーションのウィンドウやアイコンが存在
している場合があるが、結果として、このダブル・クリ
ックのデータは、対応する座標位置のウィンドウやアイ
コンのアプリケーションに伝達され、その対応する座標
位置でのダブル・クリックがなされたことに応答する種
々の処理が実行される。その後処理はリターンに進む。
以上が拡大表示ウィンドウ中でのシングル・クリックと
ダブル・クリックの処理となる。
【0025】次に、拡大表示ウィンドウ上でクリックの
操作がなされた際のクリックデータの流れを説明する。
図9は拡大表示ウィンドウを起動させていない時のクリ
ックデータの流れを示すブロック図である。マウス1か
ら入力されるクリックデータは、OS2中のマウスイベ
ント・ハンドラー3を介してクリックされた位置にある
アプリケーションのウィンドウ4へと送られる。
【0026】図10は本発明の入力イベントの発生方法
におけるクリックデータの流れを示すブロック図であ
る。マウス5を用いて拡大表示ウィンドウ8上の点Tで
クリックの操作を行うと、図9と同様に、マウス5から
OS6中のマウスイベント・ハンドラー7を介して拡大
表示ウィンドウ8にクリックデータが送られる。次に、
この点Tへのクリックデータをもとに、上述した計算方
法により、点Tに対応する拡大前のエリア9上の点tの
座標を求め、また、マウスイベントの種類を取得する。
そして、この点tの座標とイベントの種類を用いてマウ
スイベント・ハンドラー7のAPI(アプリケーション
・プログラム・インターフェース)を呼び、マウスイベ
ント・ハンドラー7に点tへのクリックデータを発生さ
せる。
【0027】ここで利用するAPIは、マウスイベント
・ハンドラー7によってサポートされており、指定した
座標に対してクリックデータを発生させることができる
ものである。また、クリックデータの受け手側では、A
PIによって発生されるクリックデータとマウス5から
発生されるクリックデータは同等のものとして処理され
る。つまり、実際にはマウス5による入力がなされてい
なくても、あたかも点t上でマウス5のボタンがクリッ
クされたかのように見せかけることができる。このた
め、点tの位置にアプリケーションのウィンドウがあっ
た場合は、図9と同様に、そのクリックデータはアプリ
ケーションへと送られ、マウス5によってそのアプリケ
ーション上でクリックの操作が行われたのと同等の効果
が得られる。
【0028】図11は本発明の入力イベントの発生方法
における操作の具体例を説明するための図である。図1
1に示す例では、長方形の線図で右上の欠けている部分
を本発明を利用して埋める例を説明している。以下の手
順で操作することができる。なお、以下の番号は、図1
1中の番号と一致している。
【0029】(1)右上の角が1ドット欠けた長方形の
図である。この状態で、欠けた部分にマウスポインター
を持っていくことは難しい。 (2)マウスポインターを長方形の右上の角周辺に移動
させる。角周辺で良いため、マウスポインターの移動は
簡単である。 (3)拡大表示ボタンが押されると、マウスポインター
周辺(図の黒枠内)のイメージをキャプチャーする。 (4)マウスポインターの位置を中心としてウィンドウ
を作成し、キャプチャーしたイメージを拡大して表示す
る。 (5)拡大表示されたウィンドウ上の長方形の右上の角
にマウスポインターを移動させてクリックする。 (6)拡大表示ウィンドウが消され、もとの図の長方形
の右上の角にクリックのデータ送られる。 (7)長方形の右上の角を拡大すると、1ドット分欠け
ていた長方形の右上の角に色が塗られていることがわか
る。
【0030】本発明の他の好適な例として、拡大表示ボ
タンを押しながら、マウスポインターを動かす操作によ
り、拡大表示ウィンドウが移動するよう構成し、拡大表
示ウィンドウ中のイメージもマウスポインターの動きに
対応して変わるよう構成すると、拡大表示ウィンドウの
位置を変えることが簡単になる。また、拡大表示ウィン
ドウにおいて、例えば、拡大表示ボタンを押しながら左
右どちらかのマウスボタンを押すことにより、拡大倍率
・拡大サイズの変更を表示させ、所望の拡大倍率や拡大
サイズを選択させたり、ドラッグ操作等により、拡大表
示ウィンドウの形状を変更させることを可能にすること
により、ユーザが、そのときの状況において、最も操作
しやすいと感じる拡大表示画面を表示させ、この拡大表
示画面上で操作することができるようになり、ユーザの
作業効率を格段に向上させることができる。
【0031】さらに、デスクトップPCやノートブック
PC等の情報端末が上述した本発明の拡大表示方法を備
えることで、情報端末の操作性をより向上させることが
できるため好ましい。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、処理開始のアクション、具体的には、拡大表
示ボタンが押されたときに、マウスポインター周辺のイ
メージの拡大図をマウスポインターが置かれた位置に表
示しているため、ユーザは容易に且つ正確にディスプレ
イ画面上の小さなオブジェクトをマウスポインターで選
択できるようになる。また、拡大表示ウィンドウを使用
しているため、ウィンドウの配置を変更せずに必要最小
限のエリアを拡大表示でき、よりシームレスな操作を提
供することができる。さらに、座標単位で処理を行うこ
とができるため、拡大表示ウィンドウ上の各画素をマウ
スポインターで選択し、例えば色を塗ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の入力イベントの発生方法の一例を説明
するための図である。
【図2】図1とともに本発明の入力イベントの発生方法
の一例を説明するための図である。
【図3】図1とともに本発明の入力イベントの発生方法
の一例を説明するための図である。
【図4】本発明の入力イベントの発生方法の一例を示す
フローチャートである。
【図5】図4とともに本発明の入力イベントの発生方法
の一例を示すフローチャートである。
【図6】図4及び図5の一部分を示すフローチャートで
ある。
【図7】図4及び図5の一部分を示すフローチャートで
ある。
【図8】図4及び図5の一部分を示すフローチャートで
ある。
【図9】拡大表示ウィンドウを起動させていない時のク
リックデータの流れを示すブロック図である。
【図10】本発明の入力イベントの発生方法におけるク
リックデータの流れを示すブロック図である。
【図11】本発明の拡大表示方法における操作の具体例
を説明するための図である。
【符号の説明】
1、5 マウス、2、6 OS、3、7 マウスイベン
ト・ハンドラー、4、8拡大表示ウィンドウ、9 拡大
前のエリア
フロントページの続き (72)発明者 森 英俊 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 内藤 在正 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 ジョン イー グラハム アメリカ合衆国 カリフォルニア州 95120 サンノゼ ハリー ロード650 ア イビーエム コーポレーション内 (72)発明者 デイビット ソーイン アメリカ合衆国 ノースキャロライナ州 27709 リサーチ トライアングル パー ク コーンウォーリス ロード 3039 ア イビーエム コーポレーション内 Fターム(参考) 5E501 AA02 BA05 CA02 CB02 CB09 EA05 EA09 EB06 FA06 FA43 FB04 FB43

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示装置と、前記表示装置の表示画面に
    表示されたイメージをポインタによりポイントするポイ
    ンティング・デバイスを備える画像表示システムにおけ
    る入力イベントの発生方法であって、 処理開始のアクションに応答して、前記表示画面の所定
    領域を拡大して表示する拡大表示ウィンドウを表示する
    段階と、 前記拡大表示ウィンドウの第1の座標位置で前記ポイン
    ティング・デバイスの操作が検出されたときに、前記所
    定領域の第1の座標位置に対応する第2の座標位置での
    ポインティング・デバイス操作に対応する入力イベント
    を発生させる段階と、 を含むことを特徴とする入力イベントの発生方法。
  2. 【請求項2】 前記処理開始のアクションが、特定のボ
    タンやキーに定義した拡大表示ボタンを押すことである
    請求項1記載の入力イベントの発生方法。
  3. 【請求項3】 前記所定領域が、処理開始のアクション
    が検出された際のマウスポインターの位置を中心とした
    矩形領域である請求項1記載の入力イベントの発生方
    法。
  4. 【請求項4】 一定時間前記拡大表示ウィンドウに対し
    て操作が行われなかった場合に、拡大表示ウィンドウを
    消去するよう構成した請求項1記載の入力イベントの発
    生方法。
  5. 【請求項5】 前記拡大表示ウィンドウを表示中に前記
    拡大表示ボタンが押されると、拡大表示ウィンドウを消
    去するよう構成した請求項2記載の入力イベントの発生
    方法。
  6. 【請求項6】 前記拡大表示ボタンを押しながら、マウ
    スポインターを動かす操作を行うことにより、拡大表示
    ウィンドウが移動するよう構成した請求項2記載の入力
    イベントの発生方法。
  7. 【請求項7】 前記拡大表示ウィンドウにおける拡大倍
    率と表示形状の変更ができるよう構成した請求項1記載
    の入力イベントの発生方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の入
    力イベントの発生方法を、ディスプレイの画面上で実行
    できるよう構成したことを特徴とする入力イベントの発
    生方法を備える情報端末。
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