JP4682730B2 - 自動取引装置 - Google Patents
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Description
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、現金自動預払機における操作口の部位の特定を容易にすると共に、視力の弱い顧客であっても容易に取引媒体入出操作の動作を視認することができる手段を提供することを目的とする。
図1、図2において、1は自動取引装置としての現金自動預払機であり、銀行等の金融機関や郵政公社等(金融機関等という。)の支店や郵便局、コンビニエンスストア等の店舗に設置され、顧客との間で現金の取引を自動で行う。
6は記憶部であり、主制御部4が実行するプログラムやそれに用いる各種のデータおよび主制御部4による処理結果等が格納される。
12は紙幣入出金部であり、操作口としての紙幣入出金口12aによって顧客が投入した取引媒体としての紙幣を受入れ、これを鑑別および計数して収納し、顧客に支払う紙幣を計数して顧客に引渡す機能を有している。
14はスピーカであり、主制御部4から送られた音声データを音声に変換して顧客に伝達する機能を有している。
本実施例の現金自動預払機1の記憶部6には、予め図3に示す顧客との間で通常の各種の取引を行う機能を有する通常取引処理アプリケーションプログラム(APという。)と、通常の取引画面を生成して表示する機能および取引媒体の取引媒体入出操作を促す取引画面である本実施例の入出操作依頼画面に現金自動預払機1の全体画像を表示し、その当該操作口を徐々に拡大して拡大された当該操作口を合成し、当該取引媒体の動画を重ねて表示する機能を有する取引画面表示AP等からなる業務実行プログラムが格納されており、これらAPと主制御部4とにより本実施例の現金自動預払機1のハードウェアとしての各種の機能手段が形成される。
現金自動預払機1の主制御部4が、取引画面表示APにより通常の取引画面を生成して表示する通常取引画面表示処理の作動は以下のように実行される。
主制御部4は、業務実行プログラムを実行して取引画面(例えば図4に示す暗証番号入力画面)を表示する取引段階となったときは、その現在取引段階を認識し、その取引段階コードを基に記憶部6に格納されている画面ファイルの取引画面構成テーブルを検索して該当する取引画面(暗証番号入力画面)の画面構成を読出し、この画面構成に記された取引画面データと部品イラストデータと補足事項の案内文言データとをそれぞれ画面ファイルから抽出し、取引画面表示APにより、表題文言表示部21に表題文言(「暗証番号を入力してください。」)を記載した取引画面データの操作内容表示領域22に、読出した画面構成に記された座標位置や座標領域に従って、部品イラストデータ(数字をボタン名としたテンキーや「訂正」「取消」をボタン名とした選択ボタンおよび暗証番号の入力内容表示欄等)を配置して取引画面の表示データを生成し、これを表示部8に送ってその画面に当該取引段階の通常の取引画面を表示し、本実施例の通常取引画面表示処理を終了して通常取引処理APのその取引段階の処理に復帰する。
本実施例の入出操作依頼画面は、図6、図7に示すようにその操作内容表示領域22の略中央部に取引媒体入出操作の動作を示す動画等を表示する画像表示部25が設けられており、入出する取引媒体が1つの場合(取引カードのみの挿入動作等)は図6に示す略正方形の1媒体画像表示部25a、入出する取引媒体が2つの場合(取引カードおよび通帳の排出動作等)は図7に示す横長の長方形の2媒体画像表示部25bの座標領域が当該取引段階の画像表示部25の座標領域として取引画面構成テーブルに記されている。
S1、主制御部4は、業務実行プログラムを実行して入出操作依頼画面である図6に示すカード挿入依頼画面を表示する取引段階となったときは、その現在取引段階を認識し、その取引段階コードを基に記憶部6に格納されている画面ファイルの取引画面構成テーブルを検索して該当する入出操作依頼画面(カード挿入依頼画面)の画面構成を読出す。
本実施例のカード挿入依頼画面には、部品イラストデータと補足事項の案内文言データの表示は設定されていないので、主制御部4はこの画面構成に記されたカード挿入依頼画面の取引画面データと全体画像データと取引媒体動画データをそれぞれ画面ファイルから抽出する。
この場合の1媒体画像表示部25aの全体画像は、図8(a)に示すように全体画像データの最大幅(本図では現金自動預払機1の表示高さ)が1媒体画像表示部25aの幅(本図では縦幅)いっぱいとなるように表示される。
S6、倍率増分を算出した主制御部4は、表示した全体画像の拡大画像中心の座標と1媒体画像表示部25aの中心の座標とからこれらの中心間の中心間距離を演算してこれを分割表示回数で除した中心移動距離の座標変化量を算出し、全体画像の拡大画像中心の座標に順次に(本説明のステップでは1回目)X−Y方向の座標変化量を加えて、そこに全体画像の拡大画像中心の表示位置を移動させると同時に、初期表示倍率に順次に(本説明のステップでは1回目)倍率増分を加えたズーム倍率に座標変換した全体画像データを演算し、1媒体画像表示部25aの座標領域からはみ出す座標を削除して拡大画像の拡大画像データを生成し、これを1媒体画像表示部25aの座標として書込んで合成した操作口であるカード挿入口10aの拡大画像を表示したカード挿入依頼画面の表示データを生成する。
S8、ズーム倍率が動画開始倍率以上と判定した主制御部4は、読出した取引媒体動画の動画データを現在のズーム倍率に座標変換した取引媒体動画データを生成し、これを拡大画像データに重ね合わせ、取引媒体である取引カードに隠れるカード挿入口10aの部位を背面処理しながら拡大画像に取引媒体動画を重ねた拡大画像データを生成し、これを1媒体画像表示部25aの座標として書込んで取引媒体動画を重ねた拡大画像を表示したカード挿入依頼画面の表示データを生成する。
この場合の1媒体画像表示部25aの画像は、ズーム倍率が動画開始倍率未満の場合は図8(b)に示すようにそのズーム倍率に拡大されたカード挿入口10aがその拡大画像中心を徐々に1媒体画像表示部25aの中心方向に移動させながら表示され、ズーム倍率が動画開始倍率以上の場合は図8(c)に示すように動画開始倍率以上のズーム倍率と同一のズーム倍率で拡大された取引カードが図に矢印Aで示す挿入方向に移動する取引媒体動画が重ねられた状態で表示される。
S12、主制御部4は、表示部8に最終倍率の取引媒体動画を重ねた拡大画像を表示したカード挿入依頼画面を表示しながら顧客の当該取引段階の取引媒体の取引媒体入出操作(本説明では取引カードの挿入動作)の検知または一定の経過時間の経過等を待って待機し、取引媒体入出操作の検知信号が転送された時または一定の経過時間が経過した時等に表示の終了を判定し、入出操作依頼画面表示処理を終了して通常取引処理APのその取引段階の処理に復帰する。取引媒体入出操作の検知信号が転送されない等の場合はステップS11へ戻って取引媒体動画を重ねた拡大画像を表示したカード挿入依頼画面の表示を継続する。
なお、主制御部4が認識した取引段階の入出操作依頼画面が、入出する取引媒体が2つの場合、例えば図7に示す取引カードおよび通帳の受取動作を促すカード、通帳受取依頼画面の場合は、上記ステップS2において、主制御部4は上記と同様のデータに加えて通帳の取引媒体動画データを画面ファイルから抽出する。
ステップS4において表示される2媒体画像表示部25bの全体画像は、図9(a)に示すように全体画像データの最大幅(本図では現金自動預払機1の表示高さ)が2媒体画像表示部25bの幅(本図では縦幅)いっぱいとなるように表示される。
その他のステップS1およびS6〜S12の作動は上記と同様である。この場合に拡大画像中心の座標は前記の座標が用いられ、ステップS9において2媒体画像表示部25bに表示される画像は、ズーム倍率が動画開始倍率未満の場合は図9(b)に示すようにそのズーム倍率に拡大されたカード挿入口10aおよび通帳挿入口11aがその拡大画像中心を徐々に2媒体画像表示部25bの中心方向に移動させながら表示され、ズーム倍率が動画開始倍率以上の場合は図9(c)に示すように動画開始倍率以上のズーム倍率と同一のズーム倍率で拡大された取引カードおよび通帳が図に矢印Bで示す排出方向に移動する取引媒体動画が重ねられた状態で表示される。
なお、上記通常取引画面表示処理および入出操作依頼画面表示処理による作動は上記と同様であるので、以下の説明においては詳細な説明を省略する。
金融機関等の係員は、始業時等に電源を投入して現金自動預払機1の各部へ電力を供給する。これにより現金自動預払機1の記憶部6に格納されている業務実行プログラムが自動的に起動する。
SA2、主制御部4は表示部8に初期画面を表示しながら顧客検知部15が顧客を検知するのを待つ顧客待ち状態での待機を開始し、顧客検知部15から顧客検知信号が転送された時にステップSA3へ移行する。顧客検知信号が転送されない場合は顧客待ち状態での待機を継続する。
取引選択画面の表題文言表示部21には選択ボタンの押下を促す旨の表題文言が表示され、操作内容表示領域22には出金取引のための「お引き出し」、入金取引のための「お預け入れ」、振込取引のための「お振り込み」、振替取引のための「お振り替え」、通帳に未記入の取引データを記帳する通帳記入取引のための「通帳記入」および口座残高を照会する残高照会取引のための「残高照会」等をボタン名とした選択ボタンが表示される。
SA4、顧客の選択した選択ボタンの内容を入力部9のタッチパネルからの位置信号等により出金取引と認識した主制御部4は、現在取引段階を認識し、表示部8の画面に入出操作依頼画面表示処理により生成した図6に示すカード挿入依頼画面を表示する。
また、操作内容表示領域22の1媒体画像表示部25aには図8(a)示す当該機種の全体画像(本実施例では全体画像の斜視図)が表示され、そのカード挿入口10aの拡大画像中心が1媒体画像表示部25aのほぼ中心となるように徐々に拡大(ズームアップという。)されて図8(b)示すカード挿入口10aの拡大画像が表示され、動画開始倍率となったときに取引カードの挿入動作を示す取引媒体動画がカード挿入口10aの拡大画像に重ねて表示される。
カード取扱部10からの検知信号により取引カードの挿入を認識した主制御部4は、入出操作依頼画面表示処理を終了して通常取引処理APの処理に復帰し、カード取扱部10によって取引カードの磁気ストライプ等に記録されている顧客の口座番号等のカード情報を読取る。
暗証番号入力画面の表題文言表示部21には、暗証番号の入力を促す旨の表題文言が表示され、操作内容表示領域22には暗証番号表示欄とその入力のための数字をボタン名としたテンキーや入力の間違いを訂正するための「訂正」をボタン名とした指示ボタンおよび暗証番号の入力を取り止めることを指示するための「取消」をボタン名とした指示ボタン等が表示される。
SA6、暗証番号の入力を入力部9により認識した主制御部4は、現在取引段階を認識し、表示部8の画面に入出操作依頼画面表示処理により生成した通帳挿入依頼画面を表示する。
通帳挿入依頼画面の表題文言表示部21には通帳の挿入を促す旨の表題文言が表示される。
顧客は、ズームアップされる通帳挿入口11aにより通帳の挿入部位を特定し、通帳を通帳取扱部11の通帳挿入口11に挿入する。
なお、一定の時間を経過しても通帳が挿入されない場合は、通帳記帳の必要がないと判定して入出操作依頼画面表示処理を終了し、通常取引処理APの処理に復帰してステップSA7へ移行する。
SA7、通帳挿入依頼画面の表示を終えた主制御部4は、現在取引段階を認識し、表示部8の画面に通常取引画面表示処理により生成した出金金額入力画面を表示する。
出金金額入力画面の表題文言表示部21には、出金金額の入力を促す旨の表題文言が表示され、操作内容表示領域22には出金金額表示欄とその入力のための数字をボタン名としたテンキー、金額の単位をボタン名とした「万」キー、「千」キー、「円」キーや入力の間違いを訂正するための「訂正」をボタン名とした指示ボタン、および出金金額の入力終了を指示するための「確認」をボタン名とした指示ボタン等が表示される。
SA8、出金金額の入力を入力部9により認識した主制御部4は、自行ホストコンピュータ2との間で出金取引の交信処理を実行する。
すなわち、主制御部4は現在取引段階を認識し、表示部8の画面に通常取引画面表示処理により生成した表題文言表示部21にしばらくの間の待機を促す旨の表題文言を表示した待機依頼画面を表示すると共に、読取ったカード情報に入力された暗証番号や出金金額等を添付した出金取引の取引電文を作成し、これを通信部5によって通信回線を介して自行ホストコンピュータ2へ送信する。
SA9、主制御部4は、受信した取引可否電文が取引許可の取引可否電文の場合はステップSA12へ、取引不許可の取引可否電文の場合はステップSA10へ移行する。
取引不許可画面の表題文言表示部21には、取引不許可の旨の表題文言が表示され、操作内容表示領域22には取引不許可となった内容および表示内容の確認を促す旨の案内文言、並びに表示内容を確認したことを指示するための「確認」をボタン名とした指示ボタン等が表示される。
SA11、「確認」ボタンの押下を入力部9により認識した主制御部4は、現在取引段階を認識し、表示部8の画面に入出操作依頼画面表示処理により生成した図7に示すカード、通帳受取依頼画面を表示する。
カード、通帳受取依頼画面の表題文言表示部21には取引カードや通帳の受取を促す旨の表題文言が表示される。
カード取扱部10および通帳取扱部11からの検知信号により取引カードおよび通帳の受取を認識した主制御部4は、入出操作依頼画面表示処理を終了して通常取引処理APの処理に復帰し、出金取引処理を終了させてステップSA1へ戻ってステップSA1、SA2により表示部8の画面に初期画面を表示しながら顧客待ち状態で待機する。
すなわち、主制御部4は入力された出金金額に相当する現金を紙幣入出金部12および硬貨入出金部13からそれぞれ計数して繰出し、これを紙幣入出金口12aや硬貨入出金口13aに集積して一時待機させる。
SA13、現金の一時待機および明細票の印刷や通帳への記帳を終えた主制御部4は、現在取引段階を認識し、表示部8の画面に入出操作依頼画面表示処理により生成したカード、通帳、明細票受取依頼画面を表示する。
また、操作内容表示領域22の2媒体画像表示部25bにはステップSA11と同様にして全体画像のカード挿入口10aと通帳挿入口11aがズームアップされ、その拡大画像に取引カードと明細票の排出動作および通帳の排出動作を示す取引媒体動画が重ねて表示される。
SA14、カード取扱部10および通帳取扱部11からの検知信号により取引カードと明細票および通帳の受取を認識した主制御部4は、現在取引段階を認識し、表示部8の画面に入出操作依頼画面表示処理により生成した現金受取依頼画面を表示し、紙幣入出金部12の紙幣入出金口12aおよび硬貨入出金部13の硬貨入出金口13aを開放して一時待機させていた紙幣および硬貨を受取可能な状態にする。
また、操作内容表示領域22の2媒体画像表示部25bにはステップSA11と同様にして全体画像の紙幣入出金口12aと硬貨入出金口13aがズームアップされ、その拡大画像に紙幣の受取動作および硬貨の受取動作を示す取引媒体動画が重ねて表示される。
紙幣入出金部12および硬貨入出金部13からの検知信号により紙幣および硬貨の受取を認識した主制御部4は、入出操作依頼画面表示処理を終了して通常取引処理APの処理に復帰し、出金取引処理を終了させてステップSA1へ戻ってステップSA1、SA2により表示部8の画面に初期画面を表示しながら顧客待ち状態で待機する。
なお、上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施例の現金自動預払機1の記憶部6には、図12に示す上記実施例1と同様の通常取引処理APと、実施例1と同様に通常の取引画面を生成して表示する機能および取引媒体の取引媒体入出操作を促す取引画面である本実施例の入出操作依頼画面に現金自動預払機1の全体画像と当該操作口を示すポインタ画像および拡大された当該操作口を合成し、拡大された当該取引媒体の動画を重ねて表示する機能を有する取引画面表示AP等からなる業務実行プログラムが格納されており、これらAPと主制御部4とにより本実施例の現金自動預払機1のハードウェアとしての各種の機能手段が形成される。
本実施例の現金自動預払機1の主制御部4が、取引画面表示APにより通常の取引画面を生成して表示する通常取引画面表示処理の作動は、上記実施例1と同様であるのでその説明を省略する。
以下に、現金自動預払機1の主制御部4が取引画面表示APにより実行する本実施例の入出操作依頼画面表示処理について説明する。
SB1、主制御部4は、実施例1のステップS1と同様に入出操作依頼画面であるカード挿入依頼画面を表示する取引段階となったときは、実施例1のステップS1と同様にして該当する入出操作依頼画面(カード挿入依頼画面)の画面構成を読出す。
SB3、全体画像データ等を抽出した主制御部4は、表題文言表示部21に「カードを挿入してください。」等の表題文言を記載したカード挿入依頼画面の画面データの操作内容表示領域22に読出した画面構成に記された前記の画像表示部25の座標領域に従って1媒体画像表示部25aを設定し、抽出した全体画像と、この全体画像の当該操作口(本実施例ではカード挿入口10a)の側にその操作口拡大画像を配置し、読出した画面構成からポインタ画像の先端座標と後端座標とを読取り、これに従ってポインタ画像を配置した画像データを1媒体画像表示部25aの座標として書込んで合成したカード挿入依頼画面の表示データを生成する。
この場合の1媒体画像表示部25aの全体画像は、図14(a)に示すように全体画像データの最大幅(本図では現金自動預払機1の表示高さ)が1媒体画像表示部25aの幅(本図では縦幅)いっぱいとなるように表示され、そのカード挿入口10aを矢印の先端で示したポインタ画像およびその矢印の後端部にカード挿入口10aの操作口拡大画像が表示される。
SB7、主制御部4は、表示部8に全体画像や拡大取引媒体動画を重ねた操作口拡大画像等を表示したカード挿入依頼画面を表示しながら顧客の当該取引段階の取引媒体の取引媒体入出操作(本説明では取引カードの挿入動作)の検知または一定の経過時間の経過等を待って待機し、取引媒体入出操作の検知信号が転送された時または一定の経過時間が経過した時等に表示の終了を判定し、入出操作依頼画面表示処理を終了して通常取引処理APのその取引段階の処理に復帰する。取引媒体入出操作の検知信号が転送されない等の場合はステップSB6へ戻って拡大取引媒体動画等を表示したカード挿入依頼画面の表示を継続する。
なお、主制御部4が認識した取引段階の入出操作依頼画面が、入出する取引媒体が2つの場合、例えば取引カードおよび通帳の受取動作を促すカード、通帳受取依頼画面の場合は、上記ステップSB2において、主制御部4は上記と同様のデータに加えて取引カードおよび通帳の拡大取引媒体動画データを画面ファイルから抽出する。
その他のステップSB1、SB5、SB7の作動は上記と同様である。
この場合において、ステップSA4、SA6等の1媒体画像表示部25aを伴う入出操作依頼画面を表示するときは、上記で説明した本実施例の1媒体画像表示部25aを伴う入出操作依頼画面を表示され、ステップSA11、SA13、SA14等の2媒体画像表示部25bを伴う入出操作依頼画面を表示するときは、上記で説明した本実施例の2媒体画像表示部25bを伴う入出操作依頼画面を表示される。
また、本実施例においては、拡大取引媒体動画の表示を全体画像や操作口拡大画像等の表示後の所定の時間の経過後として説明したが、所定の時間を「0秒」として全体画像や操作口拡大画像等を表示するときに拡大取引媒体動画を同時に表示するようにしてもよい。この場合にはステップSB4で全体画像や操作口拡大画像等が表示された直後に拡大取引媒体動画が表示される。このようにすれば所定の時間の経過を待たずに拡大取引媒体動画を表示することができ、入出操作依頼画面の表示時間を短縮して現金自動預払機の取引処理に要する時間の短縮を図ることができる
上記各実施例においては、入出操作依頼画面等の各取引画面の画面データには、表題文言が記載されているとして説明したが、取引画面の背景画面の画面データのみを取引画面の画面データとして格納し、案内文言データに表題文言を表示するための案内文言データを追加して、これを取引画面構成テーブルの画面構成に記載し、通常の取引画面や入出操作依頼画面を合成するときに表題文言表示部に表題文言の案内文言データを書込むようにしてもよい。このようにすれば記憶部6の記憶容量の低減を図ることができる。
この場合に、振込取引における振込カードの挿抜動作等を取引媒体入出操作として上記と同様の入出操作依頼画面を表示すれば、上記と同様の効果を得ることができる。
更に、上記各実施例においては、自動取引装置は現金自動預払機として説明したが、自動取引装置は前記に限らず、無人契約機や発券装置等であっても本発明を適用すれば同様の効果を得ることができる。
2 自行ホストコンピュータ
3 他行ホストコンピュータ
4 主制御部
5 通信部
6 記憶部
7 顧客操作部
8 表示部
9 入力部
10 カード取扱部
10a カード挿入口
11 通帳取扱部
11a 通帳挿入口
12 紙幣入出金部
13 硬貨入出金部
14 スピーカ
15 顧客検知部
21 表題文言表示部
22 操作内容表示領域
25 画像表示部
25a 1媒体画像表示部
25b 2媒体画像表示部
Claims (7)
- 取引媒体の取引媒体入出操作を促す入出操作依頼画面の画面データと、当該機種の全体画像の画像データと、取引媒体の取引媒体入出操作の動作を示す取引媒体動画の動画データとを格納する手段と、
取引媒体入出操作を要する取引段階のときに、当該取引媒体の入出操作依頼画面の画面データと、当該機種の全体画像の画像データと、当該取引媒体の取引媒体動画の動画データとを読出す手段と、
該読出した当該取引媒体の入出操作依頼画面の画面データに、当該機種の全体画像の画像データを合成する手段と、
前記合成した全体画像を表示した入出操作依頼画面を表示する手段と、
前記全体画像の当該取引媒体の操作口の中央部付近を拡大画像中心として認識する手段と、
該認識した拡大画像中心が中心となるように拡大した拡大画像データを生成する拡大画像データ生成手段と、
該拡大画像データ生成手段により順次に倍率を高めた拡大画像データを、前記入出操作依頼画面の画面データに合成しながら、その拡大画像を表示した入出操作依頼画面を表示する手段と、
該拡大画像が所定の倍率になったときに、前記読出した当該取引媒体の取引媒体動画を当該取引媒体の操作口の拡大画像に重ねて表示する手段とを備えることを特徴とする自動取引装置。 - 請求項1において、
前記取引段階における取引媒体が複数のときに、前記拡大画像中心を、前記全体画像の当該複数の取引媒体の操作口を同時に含む領域の中央部付近とし、
前記拡大画像が所定の倍率になったときに、それぞれの前記操作口に対応する取引媒体動画を、当該複数の取引媒体の操作口の拡大画像に重ねて表示する手段を備えることを特徴とする自動取引装置。 - 請求項1または請求項2において、
前記所定の倍率が、全体画像の拡大を停止する倍率である最終倍率であることを特徴とする自動取引装置。 - 取引媒体の取引媒体入出操作を促す入出操作依頼画面の画面データと、当該機種の全体画像の画像データと、取引媒体を操作する操作口を拡大した操作口拡大画像の画像データと、前記全体画像の操作口を指し示すためのポインタ画像の画像データと、前記操作口拡大画像に合わせて拡大した取引媒体の取引媒体入出操作の動作を示す拡大取引媒体動画の動画データとを格納する手段と、
取引媒体入出操作を要する取引段階のときに、当該取引媒体の入出操作依頼画面の画面データと、当該機種の全体画像の画像データと、当該取引媒体の操作口拡大画像の画像データと、ポインタ画像の画像データと、当該取引媒体の拡大取引媒体動画の動画データとを読出す手段と、
該読出した当該取引媒体の入出操作依頼画面の画面データに、当該機種の全体画像の画像データと、当該取引媒体の操作口拡大画像の画像データと、前記操作口を指し示すポインタ画像の画像データとを合成する手段と、
前記合成した全体画像と操作口拡大画像とポインタ画像とを表示した入出操作依頼画面を表示する手段と、
該入出操作依頼画面を表示したときから所定の時間の経過後に、前記読出した当該取引媒体の拡大取引媒体動画を、当該取引媒体の操作口拡大画像に重ねて表示する手段とを備えることを特徴とする自動取引装置。 - 請求項4において、
前記取引段階における取引媒体が複数のときに、前記入出操作依頼画面に、全体画像と当該複数の取引媒体の操作口拡大画像と前記全体画像のそれぞれの当該操作口を指し示すポインタ画像とを表示する手段と、
前記所定の時間の経過後に、それぞれの前記操作口に対応する拡大取引媒体動画を、当該複数の取引媒体の操作口拡大画像に重ねて表示する手段とを備えることを特徴とする自動取引装置。 - 請求項4または請求項5において、
前記所定の時間が、0秒であることを特徴とする自動取引装置。 - 請求項4、請求項5または請求項6において、
前記ポインタ画像はベクタデータによって表示し、他の画面データをラスタデータによって表示することを特徴とする自動取引装置。
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