JP2004213467A - 自動取引装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】自動取引装置から排出される取引媒体を認識させ、かつ盗難等の不正行為を防止することができる手段を提供する。
【解決手段】複数の取引媒体により顧客との取引を行う自動取引装置において、取引媒体の排出順序を顧客に任意に設定させる。
【選択図】 図1
【解決手段】複数の取引媒体により顧客との取引を行う自動取引装置において、取引媒体の排出順序を顧客に任意に設定させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金融機関に設置された現金自動取引装置等の複数の取引媒体により顧客との取引を行う自動取引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の現金自動取引装置は、取引カードや通帳、紙幣等の取引媒体を現金自動取引装置に規定された順序で排出し、フリッカランプや警告音等により取引媒体の排出を顧客に知らせて取引媒体の取忘れを防止している(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−44750号公報(第3−4頁
【0024】−
【0040】、第1図、第2図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の技術においては、取引媒体の排出順序は予め現金自動取引装置に規定されており、規定の排出順序に従ってフリッカランプ等により排出箇所を顧客に知らせているため、顧客に受取る意識のない取引媒体、例えば無意識に入力してしまった出金取引における硬貨の場合や排出される取引媒体をよく知らずに初めて行う取引のレシート等の場合は取忘れることが多くなるという問題がある。
【0005】
また、現金自動取引装置による出金取引時に、現金を紙幣入出金口や硬貨入出金口に露出する順序が決まっているため、強奪等による現金の盗難等の不正行為の発生が懸念されるという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、自動取引装置から排出される取引媒体を認識させ、かつ盗難等の不正行為を防止することができる手段を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、複数の取引媒体により顧客との取引を行う自動取引装置において、前記取引媒体の排出順序を顧客に任意に設定させることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して本発明による自動取引装置の実施の形態について説明する。
第1実施の形態例
図1は第1実施の形態の出金取引を示すフローチャート、図2は第1実施の形態の現金自動取引装置を示すブロック図、図3はその斜視図である。
【0008】
図2、図3において、1は金融機関のセンタに設置されている上位装置としてのホストコンピュータであり、銀行の支店等の営業店に設置されている自動取引装置としての現金自動取引装置2と専用回線や電話回線等の通信回線を介して接続しており、顧客の口座番号やその暗証番号、口座残高等の顧客情報により顧客の口座を管理する。
【0009】
3は現金自動取引装置2の主制御部であり、通信部4によって通信回線を介してホストコンピュータ1と接続しており、現金自動取引装置2内の各部を制御して取引の制御を行うと共にデータ通信等も制御する。
5は記憶部であり、主制御部3が実行するプログラムや主制御部3による処理結果等が格納される。
【0010】
6は顧客操作部であり、CRTまたはLCD等の表示画面とタッチパネル等との組合せ等で構成されており、取引選択画面や顧客の希望等を問合せる画面等を表示する一方、タッチパネル等により顧客からの入力を受付ける。
7はカード取扱部であり、媒体排出口としてのカード挿入口7aから挿入された取引媒体としての顧客のキャッシュカード等の取引カードの磁気ストライプに記録されている内容を読み書きすると共に取引カードをカード挿入口7aから排出する。
【0011】
8はレシート処理部であり、カード取扱部7に設けられ、取引媒体としてのレシートに取引内容等を印刷してカード挿入口7aから排出する。
9は通帳取扱部であり、媒体排出口としての通帳挿入口9aから挿入された取引媒体としての顧客の通帳の磁気ストライプに記録されている内容を読み書きすると共に取引内容等を顧客の通帳に記帳する。
【0012】
10は紙幣入出金部であり、媒体排出口としての紙幣入出金口10aによって顧客が投入した取引媒体としての紙幣を受入れ、これを鑑別、計数して収納し、顧客に払出す紙幣を紙幣入出金口10aから排出する。
11は硬貨入出金部であり、媒体排出口としての硬貨入出金口11aによって顧客が投入した取引媒体としての硬貨を受入れ、これを鑑別、計数して収納し、顧客に払出す硬貨を硬貨入出金口11aから排出する。
【0013】
上述した構成の作用について説明する。
本実施の形態の現金自動取引装置2の記憶部5には、予め顧客との間で各種の取引を行うために通常の「業務実行プログラム」に顧客に取引媒体の排出順序を設定させるための「排出順序設定サブプログラム」が追加されて格納されている。
【0014】
以下に、図1に示すフローチャートを用い、Sで示すステップに従って顧客による出金取引の場合を例に説明する。
金融機関の始業時等に係員は、現金自動取引装置2へ電源を投入して現金自動取引装置2の各部へ電力を供給する。これにより現金自動取引装置2の記憶部5に格納されている「業務実行プログラム」が自動的に起動される。
【0015】
S1、業務実行プログラムが起動すると、現金自動取引装置2の主制御部3はその顧客操作部6の画面に取引選択画面を表示して待機する。
取引選択画面には、取引ボタンの押下を促す旨の文言と出金取引のための「お引き出し」ボタン、入金取引のための「お預け入れ」ボタンおよび振込取引のための「振込」ボタン等の取引を選択するための取引ボタンが表示されている。
【0016】
本実施の形態では、顧客は顧客操作部6の画面から出金取引を選択し、タッチパネルによって「お引き出し」ボタンを押下する。
S2、これをタッチパネルからの位置信号等により検知した主制御部3は、取引カードの挿入を促す画面を表示し、顧客はこれに従って取引カードをカード取扱部7のカード挿入口7aに挿入する。
【0017】
この時、主制御部3はカード取扱部7によって、取引カードの磁気ストライプに記録されている顧客の口座番号等のカード情報を読取る。
S3、主制御部3は顧客操作部6の画面に暗証番号入力画面を表示して暗証番号の入力を促す。
暗証番号入力画面には、暗証番号の入力を促す旨の文言と暗証番号を入力するためのテンキー、暗証番号表示欄および入力の間違いを訂正するための「訂正」ボタン等が表示される。
【0018】
顧客はテンキーによって暗証番号を入力して「確認」ボタンを押下する。
なお、暗証番号が一致しない場合は所定の回数、例えば3回の再入力を受付け、再入力された暗証番号が所定の回数を超えても一致しない場合は、主制御部3は取引カードをカード挿入口7aから排出して出金取引を終了させ、ステップS1へ戻って顧客操作部6の画面に取引選択画面を表示して待機する。
【0019】
S4、暗証番号の入力が終わると、主制御部3は通帳記帳の要否を問合せる画面または通帳取扱部9の通帳挿入口9aの近傍に設けた図示しないフリッカランプを点滅させて通帳の挿入が可能であることを通知し、通帳が挿入された場合は通帳取扱部9によって通帳の磁気ストライプに記録された顧客の口座番号等の通帳情報を読取り、一定の時間を経過しても通帳の挿入がなされない場合は通帳記帳の必要がないと判断する。
【0020】
本実施の形態では、顧客は通帳挿入口9aへ通帳を挿入する。
S5、通帳記帳の問合が終わると、主制御部3は顧客操作部6の画面に金額入力画面を表示して引出金額の入力を促す。
金額入力画面には、引出金額の入力を促す旨の文言と引出金額を入力するためのテンキー、引出金額表示欄、入力の間違いを訂正するための「訂正」ボタンおよび入力終了を指示するための「確認」ボタンが表示される。
【0021】
顧客はテンキーによって引出金額を入力して「確認」ボタンを押下する。
本実施の形態では、顧客は紙幣および硬貨が必要な引出金額を入力する。
S6、出金金額の入力が終わると、主制御部3は顧客操作部6の画面に図4に示す排出順序設定問合画面を表示する。
排出順序設定問合画面には、取引媒体の排出順序の設定の要否を問合わす旨の文言と排出順序の設定を要求することを指示するための「はい」ボタンおよび排出順序の設定を行わないことを指示するための「いいえ」ボタンが表示される。
【0022】
なお、顧客が既に排出順序の設定を登録(後述のステップS9で説明する。)している場合は、「はい」ボタンは登録した設定を変更設定するときに押下し、「いいえ」ボタンは登録した設定の排出順序で排出するときに押下する。
顧客は、取引媒体の排出順序の設定を要求するとき、つまり新規設定または変更設定を行うときは「はい」ボタンを、排出順序の設定を行わないとき、つまり新規設定または変更設定を行わないときは「いいえ」ボタンを押下する。
【0023】
S7、主制御部3は、「はい」ボタンが押下されたときは新規設定または変更設定が必要としてステップS8へ、「いいえ」ボタンが押下されたときは排出順序の設定が不要または登録されている設定を用いるとしてステップS9へ移行する。
S8、主制御部3は、排出順序の新規設定または変更設定のために顧客操作部6の画面に図5に示す排出順序入力画面を表示する。
【0024】
排出順序入力画面には、取引媒体の排出順序を設定するための手順および排出順序を入力するための入力ボタンである「カード」ボタン、「レシート」ボタン、「通帳」ボタン、「硬貨」ボタン、「紙幣」ボタン並びに入力ボタンが押下された順に取引媒体の名称を表示するための入力表示欄が表示される。
顧客は、希望する取引媒体の排出順序に従って入力ボタンを押下し、主制御部3はその度に入力表示欄にその取引媒体の名称を表示する。
【0025】
本実施の形態では、顧客は「カード」ボタン、「通帳」ボタン、「硬貨」ボタン、「紙幣」ボタン、「レシート」ボタンの順に入力ボタンを押下する。
排出順序の入力が終了すると、主制御部3は顧客操作部6の画面に図6に示す排出順序設定確認画面を表示する。
排出順序設定確認画面には、取引媒体の排出順序の設定の確認を促す旨の文言と入力された順に取引媒体の名称を表示した入力表示欄、および入力した排出順序の設定を確定するための「はい」ボタンと排出順序の設定を変更するための「いいえ」ボタンが表示される。
【0026】
顧客が排出順序の設定を確定するときは「はい」ボタンを押下し、これを検知した主制御部3はステップS9へ移行する。
顧客が排出順序の設定を変更したいときは「いいえ」ボタンを押下し、これを検知した主制御部3は、入力表示欄を空欄にした図5に示す排出順序入力画面を再び表示して顧客に排出順序を入力させ、図6に示す排出順序設定確認画面から「はい」ボタンが押下されたことを検知したときにステップS9へ移行する。
【0027】
S9、主制御部3はホストコンピュータ1との間で顧客認証処理を行う。
すなわち、取引カードのカード情報に入力された暗証番号や引出金額および排出順序設定の有無(有りのときはその排出順序の設定を含む。)等を添付して取引電文を作成し、通信部4によって通信回線を介してホストコンピュータ1へ送信する。
【0028】
取引電文を受信したホストコンピュータ1は、顧客認証のために取引電文に含まれるカード情報を基に顧客情報を検索して該当する顧客情報の暗証番号と取引電文の暗証番号とを照合し、暗証番号が一致した場合は顧客を認証し、口座残高に不足がない場合は取引許可の旨を電文にして取引可否電文を作成すると共に該当する顧客情報の口座残高を更新する。
【0029】
暗証番号が一致しない場合や口座残高が不足している場合には、それぞれの旨を添付した取引不許可の旨を電文にして取引可否電文を作成する。
また、ホストコンピュータ1は排出順序の設定が取引電文に添付されていた場合は、該当する顧客情報に追加して排出順序の設定を登録(既に登録されている場合、つまり排出順序が変更設定された場合は書替えて登録)し、その排出順序の設定を排出設定情報として作成する。
【0030】
排出順序の設定が添付されていない場合は、該当する顧客情報に既に登録されている排出順序の設定がある場合はこれを抽出して、排出順序の設定が登録されていない場合は登録設定なしとして排出設定情報を作成する。
なお、取引不許可の場合は排出順序の設定の登録は行われず、排出設定情報は登録設定なしとされる。
【0031】
ホストコンピュータ1は顧客認証処理を終えると、取引可否電文に排出設定情報を添付して現金自動取引装置2へ通信回線を介して送信する。
現金自動取引装置2の主制御部3は、通信部4によって取引可否電文を受信して顧客認証処理を終了する。
S10、主制御部3は、出金処理を実行する。
【0032】
すなわち、主制御部3は受信した取引可否電文を基に取引可否を判断し、取引不許可の場合は、顧客操作部6の画面に取引不許可の旨の文言を表示してカード挿入口7aや通帳挿入口9aから取引カードや通帳を排出し、顧客がこれらを受取ったことを確認して出金取引を終了させ、ステップS1へ戻って顧客操作部6の画面に取引選択画面を表示して待機する。
【0033】
取引許可の場合は、主制御部3は顧客操作部6の画面に出金処理を行う旨の文言を表示すると共に、入力された引出金額を紙幣入出金部10および硬貨入出金部11からそれぞれ計数して繰出し、これを紙幣入出金口10aや硬貨入出金口11aに一時待機させる。
これと並行して、主制御部3は取引内容等を基に印刷データを作成してレシート処理部8へ送り、レシートに印刷データを印刷して一時待機させる。
【0034】
また、同様の印刷データを通帳取扱部9送り、挿入されている通帳に記帳して一時待機させる。
S11、主制御部3は、取引可否電文に添付されている排出設定情報を基に排出設定情報が登録設定なしの場合はステップS12へ、排出順序の設定が記述されている場合はステップS13へ移行する。
【0035】
S12、主制御部3は顧客操作部6の画面に現金や取引カード、通帳、レシートの受取りを促す画面を表示し、予め設定されている規定の排出順序に従って一時待機させていた取引媒体を排出する。
すなわち、取引カードとレシートをカード挿入口7aから、通帳を通帳挿入口9aから排出し、紙幣および硬貨を紙幣入出金口10aおよび硬貨入出金口11aを開放して通常のように排出する。
【0036】
主制御部3は、顧客がこれらを受取ったことを確認して出金取引を終了させ、ステップS1へ戻って顧客操作部6の画面に取引選択画面を表示して待機する。
S13、主制御部3は顧客操作部6の画面に現金や取引カード、通帳、レシートの受取りを促す画面を表示する。
そして、排出設定情報の排出順序の設定に従って一時待機させていた最初の取引媒体を排出し、その受取りを確認して次の取引媒体を排出する。以下同様にして順次に取引媒体を排出する。
【0037】
本実施の形態では、主制御部3は最初の取引媒体である取引カードを排出するためにカード取扱部7へ排出コマンドを送信し、カード取扱部7はこれに従って取引カードをカード挿入口7aから排出して顧客の受取を確認する。
取引カードの受取りを確認した主制御部3は、2番目の取引媒体である通帳を排出するために通帳取扱部9へ排出コマンドを送信し、通帳取扱部9はこれに従って記帳を終了した通帳を通帳挿入口9aから排出して顧客の受取を確認する。
【0038】
通帳の受取りを確認した主制御部3は、3番目の取引媒体である硬貨を排出するために硬貨入出金部11へ排出コマンドを送信し、硬貨入出金部11はこれに従って硬貨入出金口11aを開放し、硬貨を排出して顧客の受取を確認する。
硬貨の受取りを確認した主制御部3は、4番目の取引媒体である紙幣を排出するために紙幣入出金部10へ排出コマンドを送信し、紙幣入出金部10はこれに従って紙幣入出金口10aを開放し、紙幣を排出して顧客の受取を確認する。
【0039】
紙幣の受取りを確認した主制御部3は、最後の取引媒体であるレシートを排出するためにレシート処理部8へ排出コマンドを送信し、レシート処理部8はこれに従ってレシートをカード挿入口7aから排出して顧客の受取を確認する。
最後の取引媒体の受取りを確認した主制御部3は、出金取引を終了させ、ステップS1へ戻って顧客操作部6の画面に取引選択画面を表示して待機する。
【0040】
以上説明したように、本実施の形態では、取引媒体の排出順序を顧客に設定させるようにしたことによって、顧客に受取るべき取引媒体をその場で認識させることができ、取引媒体の取忘れを未然に防止することができる。
また、取引媒体の排出順序を顧客に任意に設定させるようにしたことによって、顧客は取引媒体を仕舞う順序を自ら決定することができ、顧客の利便性を向上させることができる。
【0041】
このことは、顧客が現金を排出する時期を任意に設定して盗難等に対する自己防衛を図ることができると共に、不正行為のタイミングを計ることが困難となり、不正行為を未然に防止することができる。
なお、上記ステップS8の排出順序入力画面において、入力ボタンの表示をその取引では排出されない取引媒体について色彩を変更して表示するようにしてもよく、その取引において排出される媒体のみを表示するようにしてもよい。
【0042】
また、排出順序の設定は、出金取引や振込取引等について取引毎に設定して登録するようにしてもよい。
第2実施の形態例
図7は第2実施の形態の出金取引を示すフローチャートである。
本実施の形態の現金自動取引装置2の構成は、図2、図3に示す現金自動取引装置2と同様である。
【0043】
なお、上記第1実施の形態例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態では、取引カードとして接触式または非接触式のICカードが用いられ、現金自動取引装置2のカード取扱部7には、ICカードの記録部に記録されているカード情報としてのICカード情報を接触および/もしくは非接触で読み書きするICカード読取書込機能が、磁気カードの読取書込機能と共にまたは単独で備えられている。
【0044】
上記の構成の作用について説明する。
本実施の形態の現金自動取引装置2の記憶部5には、第1実施の形態例と同様の「排出順序設定サブプログラム」を追加した通常の「業務実行プログラム」が格納されており、これに「ICカード処理サブプログラム」が更に追加されて格納されている。
【0045】
また、本実施の形態のICカードの記録部には、以前の取引で顧客が設定した第1実施の形態例と同様の取引媒体の排出順序、つまりカード(ICカード)、通帳、硬貨、紙幣、レシートの順に取引媒体を排出することを記述した排出順序設定データが記録されている。
以下に、図7に示すフローチャートを用い、SAで示すステップに従って顧客による出金取引の場合を例に説明する。
【0046】
SA1、業務実行プログラムが起動すると、現金自動取引装置2の主制御部3はその顧客操作部6の画面に上記第1実施の形態例と同様の取引選択画面を表示して待機する。
SA2、これをタッチパネルからの位置信号等により検知した主制御部3は、取引カードとしてのICカードの挿入を促す画面を表示し、顧客はこれに従ってICカードをカード取扱部7のカード挿入口7aに挿入する。
【0047】
この時、主制御部3はカード取扱部7のICカード読取書込機能によって、ICカードの記録部に記録されている顧客の口座番号や排出順序設定データ等のカード情報としてのICカード情報を読取る。
SA3、主制御部3は上記第1実施の形態例のステップS3と同様にして暗証番号入力画面を表示し、顧客は暗証番号を入力して「確認」ボタンを押下する。
【0048】
SA4、暗証番号の入力が終わると、主制御部3は第1実施の形態例のステップS4と同様にして通帳記帳の問合を行い、顧客はその要否を判断する。本実施の形態では顧客は通帳を挿入しないで次ステップへ移行する。
SA5、通帳記帳の問合が終わると、主制御部3は第1実施の形態例のステップS5と同様にして金額入力画面を表示し、顧客は引出金額を入力して「確認」ボタンを押下する。本実施の形態では顧客は紙幣のみが必要な引出金額を入力する。
【0049】
SA6、出金金額の入力が終わると、主制御部3はICカード情報の排出順序設定データを参照し、排出順序設定データがある場合はステップSA9へ、排出順序設定データがない場合はステップSA7へ移行する。
SA7、主制御部3は、第1実施の形態例のステップS6と同様にして図4に示す排出順序設定問合画面を表示し、顧客は、「はい」ボタンまたは「いいえ」ボタンを押下する。
【0050】
SA8、主制御部3は、「はい」ボタンが押下されたときは新規設定としてステップSA11へ、「いいえ」ボタンが押下されたときは排出順序の設定が不要としてステップSA13へ移行する。
SA9、主制御部3は、顧客操作部6の画面に図8に示す排出順序確認画面を表示する。
【0051】
排出順序確認画面には、取引媒体の排出順序の設定の確認を促す旨の文言と排出順序設定データに記述されていた排出順序で取引媒体の名称を表示した設定順序表示欄、および排出順序の設定を確定するための「はい」ボタンと排出順序の設定を変更するための「いいえ」ボタンが表示される。
この時、設定順序表示欄には、主制御部3が排出順序設定データから抽出した今回の取引で排出する必要のある取引媒体のみが排出順序設定データに記述されている順、つまりカード、紙幣、レシートの順に表示される。
【0052】
顧客は排出順序の設定を確定するときは「はい」ボタンを、排出順序の設定を変更したいときは「いいえ」ボタンを押下する。
SA10、主制御部3は、「はい」ボタンが押下されたときは排出順序の設定が確定されたとしてステップSA13へ、「いいえ」ボタンが押下されたときは変更設定としてステップSA11へ移行する。
【0053】
SA11、主制御部3は、排出順序の新規設定または変更設定のために第1実施の形態例のステップS8と同様にして図5に示す排出順序入力画面およびを図6に示す排出順序設定確認画面によって排出順序の新規設定または変更設定を受付けて、排出順序の設定を確定する。
なお、新規設定および変更設定で表示される図5の排出順序入力画面には、現金自動取引装置2が取扱うことができる全ての取引媒体を排出順序を設定するための入力ボタン、本実施の形態では「カード」ボタン、「レシート」ボタン、「通帳」ボタン、「硬貨」ボタン、「紙幣」ボタンが表示され、今回の出金取引に用いない取引媒体の入力ボタン、本実施の形態では「通帳」ボタンと「硬貨」ボタンは異なった色彩で表示される。
【0054】
SA12、主制御部3はカード取扱部7のICカード読取書込機能によって、新規設定または変更設定された取引媒体の排出順序をICカードの記録部に排出順序設定データとして書込んで記録(既に記録されている場合、つまり排出順序が変更設定された場合は書替えて記録)する。
その後のステップSA13〜SA17の作動は、上記第1実施の形態例のステップS9〜S13の作動と同様であるので、その説明を省略する。
【0055】
なお、ステップSA13の顧客認証処理は第1実施の形態例のステップS9と同様に行われるが、ホストコンピュータ1への排出順序設定の有無の送信、排出順序の設定の登録、排出設定情報の作成およびその取引可否電文への添付は省略され、通常のように顧客認証処理が行われる。
また、ステップSA17の取引媒体の排出は第1実施の形態例のステップS13と同様に行われるが、排出順序の設定は上記ステップSA9〜SA12で設定が確定された設定に従って一時待機させていた取引媒体を排出する。
【0056】
更に、本実施の形態では通帳の挿入および硬貨の出金要求は行われていないので、ステップSA14、SA16、SA17における通帳および硬貨に関する作動は省略される。
このようにして、本実施の形態のICカードを用いた出金取引が行われる。
以上説明したように、本実施の形態では、第1実施の形態例の効果に加えて、取引媒体の排出順序をICカードに記録するようにしたことによって、ホストコンピュータとの通信量を削減することができると共に、排出順序の設定の登録にかかるホストコンピュータの負荷を軽減することができる。
【0057】
また、ICカードに記録した排出順序設定データを基に今回の取引に必要な取引媒体のみを表示したり、色彩によりこれを区別したりするようにしたことによって、顧客は常に受取るべき取引媒体をその場で認識することができ、取引媒体の取忘れを未然に防止することができる。
このことは、特に排出される取引媒体をよく知らずに初めての取引を行った顧客や無意識に硬貨の出金を入力してしまった顧客等に予期せぬ取引媒体が排出されることを認識させるときに有効である。
【0058】
なお、上記の各実施の形態例においては、出金取引を例に説明したが、入金取引や振込取引等の他の取引の場合も同様である。
また、取引に用いる取引媒体は5種類の場合を例に説明したが、取引媒体の種類は5種類に限らず、これより多くても少なくてもよく、本発明を適用する自動取引装置の構成によって決定するようにすればよい。
【0059】
更に、排出順序の設定を行う時期を顧客認証処理の前、つまりホストコンピュータとの交信の前として説明したが、この時期はホストコンピュータとの交信中に行ってもよく、交信後の出金処理の実行前に行うようにしてもよい。
特に、ICカードを使用する場合は、ホストコンピュータとの更新中に行うことにより顧客の待ち時間を有効に活用できると共に、本発明の取引の処理時間を短縮して現金自動取引装置の稼動効率を高めることができる。
【0060】
更に、第1実施の形態例において、第2実施の形態例と同様の排出順序確認画面を用いた排出順序の設定の作動を行わせるようにしてもよい。
この場合に、第1実施の形態例のステップS9とS10の間で、第2実施の形態例のステップSA6〜SA11と同様のステップを実行させ、排出順序設定データに替えてホストコンピュータからの排出設定情報を用いるようにし、新規設定や変更設定が行われた場合にこれをホストコンピュータへ送信して登録するようにする。
【0061】
本発明の排出順序の設定に基づいた取引媒体の排出は、取引カードのICカードへの移行期等において、ホストコンピュータへの排出順序の設定の登録およびICカードへの記録を並行して行うようにしても、本発明の効果を損なうものではない。
上記の各実施の形態例においては、自動取引装置を現金自動取引装置として説明したが、自動取引装置は現金自動取引装置に限らず、無人契約機やマルチメディア端末、自動券売機等の自動取引装置であってもよい。
【0062】
この場合に、例えば自動券売機の場合は、その排出する取引媒体であるチケットと釣銭の紙幣と硬貨の排出順序を選択させるようにする。
【0063】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明は、取引媒体の排出順序を顧客に設定させるようにしたことによって、顧客に受取るべき取引媒体をその場で認識させることができ、取引媒体の取忘れを未然に防止することができる。
また、取引媒体の排出順序を顧客に任意に設定させるようにしたことによって、顧客は取引媒体を仕舞う順序を自ら決定することができ、顧客の利便性を向上させることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施の形態の出金取引を示すフローチャート
【図2】第1実施の形態の現金自動取引装置を示すブロック図
【図3】第1実施の形態の現金自動取引装置を示す斜視図
【図4】第1実施の形態の排出順序設定問合画面表示例
【図5】第1実施の形態の排出順序入力画面表示例
【図6】第1実施の形態の排出順序設定確認画面表示例
【図7】第2実施の形態の出金取引を示すフローチャート
【図8】第2実施の形態の排出順序確認画面表示例
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ
2 現金自動取引装置
3 主制御部
4 通信部
5 記憶部
6 顧客操作部
7 カード取扱部
7a カード挿入口
8 レシート処理部
9 通帳取扱部
9a 通帳挿入口
10 紙幣入出金部
10a 紙幣入出金口
11 硬貨入出金部
11a 硬貨入出金口
【発明の属する技術分野】
本発明は、金融機関に設置された現金自動取引装置等の複数の取引媒体により顧客との取引を行う自動取引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の現金自動取引装置は、取引カードや通帳、紙幣等の取引媒体を現金自動取引装置に規定された順序で排出し、フリッカランプや警告音等により取引媒体の排出を顧客に知らせて取引媒体の取忘れを防止している(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−44750号公報(第3−4頁
【0024】−
【0040】、第1図、第2図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の技術においては、取引媒体の排出順序は予め現金自動取引装置に規定されており、規定の排出順序に従ってフリッカランプ等により排出箇所を顧客に知らせているため、顧客に受取る意識のない取引媒体、例えば無意識に入力してしまった出金取引における硬貨の場合や排出される取引媒体をよく知らずに初めて行う取引のレシート等の場合は取忘れることが多くなるという問題がある。
【0005】
また、現金自動取引装置による出金取引時に、現金を紙幣入出金口や硬貨入出金口に露出する順序が決まっているため、強奪等による現金の盗難等の不正行為の発生が懸念されるという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、自動取引装置から排出される取引媒体を認識させ、かつ盗難等の不正行為を防止することができる手段を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、複数の取引媒体により顧客との取引を行う自動取引装置において、前記取引媒体の排出順序を顧客に任意に設定させることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して本発明による自動取引装置の実施の形態について説明する。
第1実施の形態例
図1は第1実施の形態の出金取引を示すフローチャート、図2は第1実施の形態の現金自動取引装置を示すブロック図、図3はその斜視図である。
【0008】
図2、図3において、1は金融機関のセンタに設置されている上位装置としてのホストコンピュータであり、銀行の支店等の営業店に設置されている自動取引装置としての現金自動取引装置2と専用回線や電話回線等の通信回線を介して接続しており、顧客の口座番号やその暗証番号、口座残高等の顧客情報により顧客の口座を管理する。
【0009】
3は現金自動取引装置2の主制御部であり、通信部4によって通信回線を介してホストコンピュータ1と接続しており、現金自動取引装置2内の各部を制御して取引の制御を行うと共にデータ通信等も制御する。
5は記憶部であり、主制御部3が実行するプログラムや主制御部3による処理結果等が格納される。
【0010】
6は顧客操作部であり、CRTまたはLCD等の表示画面とタッチパネル等との組合せ等で構成されており、取引選択画面や顧客の希望等を問合せる画面等を表示する一方、タッチパネル等により顧客からの入力を受付ける。
7はカード取扱部であり、媒体排出口としてのカード挿入口7aから挿入された取引媒体としての顧客のキャッシュカード等の取引カードの磁気ストライプに記録されている内容を読み書きすると共に取引カードをカード挿入口7aから排出する。
【0011】
8はレシート処理部であり、カード取扱部7に設けられ、取引媒体としてのレシートに取引内容等を印刷してカード挿入口7aから排出する。
9は通帳取扱部であり、媒体排出口としての通帳挿入口9aから挿入された取引媒体としての顧客の通帳の磁気ストライプに記録されている内容を読み書きすると共に取引内容等を顧客の通帳に記帳する。
【0012】
10は紙幣入出金部であり、媒体排出口としての紙幣入出金口10aによって顧客が投入した取引媒体としての紙幣を受入れ、これを鑑別、計数して収納し、顧客に払出す紙幣を紙幣入出金口10aから排出する。
11は硬貨入出金部であり、媒体排出口としての硬貨入出金口11aによって顧客が投入した取引媒体としての硬貨を受入れ、これを鑑別、計数して収納し、顧客に払出す硬貨を硬貨入出金口11aから排出する。
【0013】
上述した構成の作用について説明する。
本実施の形態の現金自動取引装置2の記憶部5には、予め顧客との間で各種の取引を行うために通常の「業務実行プログラム」に顧客に取引媒体の排出順序を設定させるための「排出順序設定サブプログラム」が追加されて格納されている。
【0014】
以下に、図1に示すフローチャートを用い、Sで示すステップに従って顧客による出金取引の場合を例に説明する。
金融機関の始業時等に係員は、現金自動取引装置2へ電源を投入して現金自動取引装置2の各部へ電力を供給する。これにより現金自動取引装置2の記憶部5に格納されている「業務実行プログラム」が自動的に起動される。
【0015】
S1、業務実行プログラムが起動すると、現金自動取引装置2の主制御部3はその顧客操作部6の画面に取引選択画面を表示して待機する。
取引選択画面には、取引ボタンの押下を促す旨の文言と出金取引のための「お引き出し」ボタン、入金取引のための「お預け入れ」ボタンおよび振込取引のための「振込」ボタン等の取引を選択するための取引ボタンが表示されている。
【0016】
本実施の形態では、顧客は顧客操作部6の画面から出金取引を選択し、タッチパネルによって「お引き出し」ボタンを押下する。
S2、これをタッチパネルからの位置信号等により検知した主制御部3は、取引カードの挿入を促す画面を表示し、顧客はこれに従って取引カードをカード取扱部7のカード挿入口7aに挿入する。
【0017】
この時、主制御部3はカード取扱部7によって、取引カードの磁気ストライプに記録されている顧客の口座番号等のカード情報を読取る。
S3、主制御部3は顧客操作部6の画面に暗証番号入力画面を表示して暗証番号の入力を促す。
暗証番号入力画面には、暗証番号の入力を促す旨の文言と暗証番号を入力するためのテンキー、暗証番号表示欄および入力の間違いを訂正するための「訂正」ボタン等が表示される。
【0018】
顧客はテンキーによって暗証番号を入力して「確認」ボタンを押下する。
なお、暗証番号が一致しない場合は所定の回数、例えば3回の再入力を受付け、再入力された暗証番号が所定の回数を超えても一致しない場合は、主制御部3は取引カードをカード挿入口7aから排出して出金取引を終了させ、ステップS1へ戻って顧客操作部6の画面に取引選択画面を表示して待機する。
【0019】
S4、暗証番号の入力が終わると、主制御部3は通帳記帳の要否を問合せる画面または通帳取扱部9の通帳挿入口9aの近傍に設けた図示しないフリッカランプを点滅させて通帳の挿入が可能であることを通知し、通帳が挿入された場合は通帳取扱部9によって通帳の磁気ストライプに記録された顧客の口座番号等の通帳情報を読取り、一定の時間を経過しても通帳の挿入がなされない場合は通帳記帳の必要がないと判断する。
【0020】
本実施の形態では、顧客は通帳挿入口9aへ通帳を挿入する。
S5、通帳記帳の問合が終わると、主制御部3は顧客操作部6の画面に金額入力画面を表示して引出金額の入力を促す。
金額入力画面には、引出金額の入力を促す旨の文言と引出金額を入力するためのテンキー、引出金額表示欄、入力の間違いを訂正するための「訂正」ボタンおよび入力終了を指示するための「確認」ボタンが表示される。
【0021】
顧客はテンキーによって引出金額を入力して「確認」ボタンを押下する。
本実施の形態では、顧客は紙幣および硬貨が必要な引出金額を入力する。
S6、出金金額の入力が終わると、主制御部3は顧客操作部6の画面に図4に示す排出順序設定問合画面を表示する。
排出順序設定問合画面には、取引媒体の排出順序の設定の要否を問合わす旨の文言と排出順序の設定を要求することを指示するための「はい」ボタンおよび排出順序の設定を行わないことを指示するための「いいえ」ボタンが表示される。
【0022】
なお、顧客が既に排出順序の設定を登録(後述のステップS9で説明する。)している場合は、「はい」ボタンは登録した設定を変更設定するときに押下し、「いいえ」ボタンは登録した設定の排出順序で排出するときに押下する。
顧客は、取引媒体の排出順序の設定を要求するとき、つまり新規設定または変更設定を行うときは「はい」ボタンを、排出順序の設定を行わないとき、つまり新規設定または変更設定を行わないときは「いいえ」ボタンを押下する。
【0023】
S7、主制御部3は、「はい」ボタンが押下されたときは新規設定または変更設定が必要としてステップS8へ、「いいえ」ボタンが押下されたときは排出順序の設定が不要または登録されている設定を用いるとしてステップS9へ移行する。
S8、主制御部3は、排出順序の新規設定または変更設定のために顧客操作部6の画面に図5に示す排出順序入力画面を表示する。
【0024】
排出順序入力画面には、取引媒体の排出順序を設定するための手順および排出順序を入力するための入力ボタンである「カード」ボタン、「レシート」ボタン、「通帳」ボタン、「硬貨」ボタン、「紙幣」ボタン並びに入力ボタンが押下された順に取引媒体の名称を表示するための入力表示欄が表示される。
顧客は、希望する取引媒体の排出順序に従って入力ボタンを押下し、主制御部3はその度に入力表示欄にその取引媒体の名称を表示する。
【0025】
本実施の形態では、顧客は「カード」ボタン、「通帳」ボタン、「硬貨」ボタン、「紙幣」ボタン、「レシート」ボタンの順に入力ボタンを押下する。
排出順序の入力が終了すると、主制御部3は顧客操作部6の画面に図6に示す排出順序設定確認画面を表示する。
排出順序設定確認画面には、取引媒体の排出順序の設定の確認を促す旨の文言と入力された順に取引媒体の名称を表示した入力表示欄、および入力した排出順序の設定を確定するための「はい」ボタンと排出順序の設定を変更するための「いいえ」ボタンが表示される。
【0026】
顧客が排出順序の設定を確定するときは「はい」ボタンを押下し、これを検知した主制御部3はステップS9へ移行する。
顧客が排出順序の設定を変更したいときは「いいえ」ボタンを押下し、これを検知した主制御部3は、入力表示欄を空欄にした図5に示す排出順序入力画面を再び表示して顧客に排出順序を入力させ、図6に示す排出順序設定確認画面から「はい」ボタンが押下されたことを検知したときにステップS9へ移行する。
【0027】
S9、主制御部3はホストコンピュータ1との間で顧客認証処理を行う。
すなわち、取引カードのカード情報に入力された暗証番号や引出金額および排出順序設定の有無(有りのときはその排出順序の設定を含む。)等を添付して取引電文を作成し、通信部4によって通信回線を介してホストコンピュータ1へ送信する。
【0028】
取引電文を受信したホストコンピュータ1は、顧客認証のために取引電文に含まれるカード情報を基に顧客情報を検索して該当する顧客情報の暗証番号と取引電文の暗証番号とを照合し、暗証番号が一致した場合は顧客を認証し、口座残高に不足がない場合は取引許可の旨を電文にして取引可否電文を作成すると共に該当する顧客情報の口座残高を更新する。
【0029】
暗証番号が一致しない場合や口座残高が不足している場合には、それぞれの旨を添付した取引不許可の旨を電文にして取引可否電文を作成する。
また、ホストコンピュータ1は排出順序の設定が取引電文に添付されていた場合は、該当する顧客情報に追加して排出順序の設定を登録(既に登録されている場合、つまり排出順序が変更設定された場合は書替えて登録)し、その排出順序の設定を排出設定情報として作成する。
【0030】
排出順序の設定が添付されていない場合は、該当する顧客情報に既に登録されている排出順序の設定がある場合はこれを抽出して、排出順序の設定が登録されていない場合は登録設定なしとして排出設定情報を作成する。
なお、取引不許可の場合は排出順序の設定の登録は行われず、排出設定情報は登録設定なしとされる。
【0031】
ホストコンピュータ1は顧客認証処理を終えると、取引可否電文に排出設定情報を添付して現金自動取引装置2へ通信回線を介して送信する。
現金自動取引装置2の主制御部3は、通信部4によって取引可否電文を受信して顧客認証処理を終了する。
S10、主制御部3は、出金処理を実行する。
【0032】
すなわち、主制御部3は受信した取引可否電文を基に取引可否を判断し、取引不許可の場合は、顧客操作部6の画面に取引不許可の旨の文言を表示してカード挿入口7aや通帳挿入口9aから取引カードや通帳を排出し、顧客がこれらを受取ったことを確認して出金取引を終了させ、ステップS1へ戻って顧客操作部6の画面に取引選択画面を表示して待機する。
【0033】
取引許可の場合は、主制御部3は顧客操作部6の画面に出金処理を行う旨の文言を表示すると共に、入力された引出金額を紙幣入出金部10および硬貨入出金部11からそれぞれ計数して繰出し、これを紙幣入出金口10aや硬貨入出金口11aに一時待機させる。
これと並行して、主制御部3は取引内容等を基に印刷データを作成してレシート処理部8へ送り、レシートに印刷データを印刷して一時待機させる。
【0034】
また、同様の印刷データを通帳取扱部9送り、挿入されている通帳に記帳して一時待機させる。
S11、主制御部3は、取引可否電文に添付されている排出設定情報を基に排出設定情報が登録設定なしの場合はステップS12へ、排出順序の設定が記述されている場合はステップS13へ移行する。
【0035】
S12、主制御部3は顧客操作部6の画面に現金や取引カード、通帳、レシートの受取りを促す画面を表示し、予め設定されている規定の排出順序に従って一時待機させていた取引媒体を排出する。
すなわち、取引カードとレシートをカード挿入口7aから、通帳を通帳挿入口9aから排出し、紙幣および硬貨を紙幣入出金口10aおよび硬貨入出金口11aを開放して通常のように排出する。
【0036】
主制御部3は、顧客がこれらを受取ったことを確認して出金取引を終了させ、ステップS1へ戻って顧客操作部6の画面に取引選択画面を表示して待機する。
S13、主制御部3は顧客操作部6の画面に現金や取引カード、通帳、レシートの受取りを促す画面を表示する。
そして、排出設定情報の排出順序の設定に従って一時待機させていた最初の取引媒体を排出し、その受取りを確認して次の取引媒体を排出する。以下同様にして順次に取引媒体を排出する。
【0037】
本実施の形態では、主制御部3は最初の取引媒体である取引カードを排出するためにカード取扱部7へ排出コマンドを送信し、カード取扱部7はこれに従って取引カードをカード挿入口7aから排出して顧客の受取を確認する。
取引カードの受取りを確認した主制御部3は、2番目の取引媒体である通帳を排出するために通帳取扱部9へ排出コマンドを送信し、通帳取扱部9はこれに従って記帳を終了した通帳を通帳挿入口9aから排出して顧客の受取を確認する。
【0038】
通帳の受取りを確認した主制御部3は、3番目の取引媒体である硬貨を排出するために硬貨入出金部11へ排出コマンドを送信し、硬貨入出金部11はこれに従って硬貨入出金口11aを開放し、硬貨を排出して顧客の受取を確認する。
硬貨の受取りを確認した主制御部3は、4番目の取引媒体である紙幣を排出するために紙幣入出金部10へ排出コマンドを送信し、紙幣入出金部10はこれに従って紙幣入出金口10aを開放し、紙幣を排出して顧客の受取を確認する。
【0039】
紙幣の受取りを確認した主制御部3は、最後の取引媒体であるレシートを排出するためにレシート処理部8へ排出コマンドを送信し、レシート処理部8はこれに従ってレシートをカード挿入口7aから排出して顧客の受取を確認する。
最後の取引媒体の受取りを確認した主制御部3は、出金取引を終了させ、ステップS1へ戻って顧客操作部6の画面に取引選択画面を表示して待機する。
【0040】
以上説明したように、本実施の形態では、取引媒体の排出順序を顧客に設定させるようにしたことによって、顧客に受取るべき取引媒体をその場で認識させることができ、取引媒体の取忘れを未然に防止することができる。
また、取引媒体の排出順序を顧客に任意に設定させるようにしたことによって、顧客は取引媒体を仕舞う順序を自ら決定することができ、顧客の利便性を向上させることができる。
【0041】
このことは、顧客が現金を排出する時期を任意に設定して盗難等に対する自己防衛を図ることができると共に、不正行為のタイミングを計ることが困難となり、不正行為を未然に防止することができる。
なお、上記ステップS8の排出順序入力画面において、入力ボタンの表示をその取引では排出されない取引媒体について色彩を変更して表示するようにしてもよく、その取引において排出される媒体のみを表示するようにしてもよい。
【0042】
また、排出順序の設定は、出金取引や振込取引等について取引毎に設定して登録するようにしてもよい。
第2実施の形態例
図7は第2実施の形態の出金取引を示すフローチャートである。
本実施の形態の現金自動取引装置2の構成は、図2、図3に示す現金自動取引装置2と同様である。
【0043】
なお、上記第1実施の形態例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態では、取引カードとして接触式または非接触式のICカードが用いられ、現金自動取引装置2のカード取扱部7には、ICカードの記録部に記録されているカード情報としてのICカード情報を接触および/もしくは非接触で読み書きするICカード読取書込機能が、磁気カードの読取書込機能と共にまたは単独で備えられている。
【0044】
上記の構成の作用について説明する。
本実施の形態の現金自動取引装置2の記憶部5には、第1実施の形態例と同様の「排出順序設定サブプログラム」を追加した通常の「業務実行プログラム」が格納されており、これに「ICカード処理サブプログラム」が更に追加されて格納されている。
【0045】
また、本実施の形態のICカードの記録部には、以前の取引で顧客が設定した第1実施の形態例と同様の取引媒体の排出順序、つまりカード(ICカード)、通帳、硬貨、紙幣、レシートの順に取引媒体を排出することを記述した排出順序設定データが記録されている。
以下に、図7に示すフローチャートを用い、SAで示すステップに従って顧客による出金取引の場合を例に説明する。
【0046】
SA1、業務実行プログラムが起動すると、現金自動取引装置2の主制御部3はその顧客操作部6の画面に上記第1実施の形態例と同様の取引選択画面を表示して待機する。
SA2、これをタッチパネルからの位置信号等により検知した主制御部3は、取引カードとしてのICカードの挿入を促す画面を表示し、顧客はこれに従ってICカードをカード取扱部7のカード挿入口7aに挿入する。
【0047】
この時、主制御部3はカード取扱部7のICカード読取書込機能によって、ICカードの記録部に記録されている顧客の口座番号や排出順序設定データ等のカード情報としてのICカード情報を読取る。
SA3、主制御部3は上記第1実施の形態例のステップS3と同様にして暗証番号入力画面を表示し、顧客は暗証番号を入力して「確認」ボタンを押下する。
【0048】
SA4、暗証番号の入力が終わると、主制御部3は第1実施の形態例のステップS4と同様にして通帳記帳の問合を行い、顧客はその要否を判断する。本実施の形態では顧客は通帳を挿入しないで次ステップへ移行する。
SA5、通帳記帳の問合が終わると、主制御部3は第1実施の形態例のステップS5と同様にして金額入力画面を表示し、顧客は引出金額を入力して「確認」ボタンを押下する。本実施の形態では顧客は紙幣のみが必要な引出金額を入力する。
【0049】
SA6、出金金額の入力が終わると、主制御部3はICカード情報の排出順序設定データを参照し、排出順序設定データがある場合はステップSA9へ、排出順序設定データがない場合はステップSA7へ移行する。
SA7、主制御部3は、第1実施の形態例のステップS6と同様にして図4に示す排出順序設定問合画面を表示し、顧客は、「はい」ボタンまたは「いいえ」ボタンを押下する。
【0050】
SA8、主制御部3は、「はい」ボタンが押下されたときは新規設定としてステップSA11へ、「いいえ」ボタンが押下されたときは排出順序の設定が不要としてステップSA13へ移行する。
SA9、主制御部3は、顧客操作部6の画面に図8に示す排出順序確認画面を表示する。
【0051】
排出順序確認画面には、取引媒体の排出順序の設定の確認を促す旨の文言と排出順序設定データに記述されていた排出順序で取引媒体の名称を表示した設定順序表示欄、および排出順序の設定を確定するための「はい」ボタンと排出順序の設定を変更するための「いいえ」ボタンが表示される。
この時、設定順序表示欄には、主制御部3が排出順序設定データから抽出した今回の取引で排出する必要のある取引媒体のみが排出順序設定データに記述されている順、つまりカード、紙幣、レシートの順に表示される。
【0052】
顧客は排出順序の設定を確定するときは「はい」ボタンを、排出順序の設定を変更したいときは「いいえ」ボタンを押下する。
SA10、主制御部3は、「はい」ボタンが押下されたときは排出順序の設定が確定されたとしてステップSA13へ、「いいえ」ボタンが押下されたときは変更設定としてステップSA11へ移行する。
【0053】
SA11、主制御部3は、排出順序の新規設定または変更設定のために第1実施の形態例のステップS8と同様にして図5に示す排出順序入力画面およびを図6に示す排出順序設定確認画面によって排出順序の新規設定または変更設定を受付けて、排出順序の設定を確定する。
なお、新規設定および変更設定で表示される図5の排出順序入力画面には、現金自動取引装置2が取扱うことができる全ての取引媒体を排出順序を設定するための入力ボタン、本実施の形態では「カード」ボタン、「レシート」ボタン、「通帳」ボタン、「硬貨」ボタン、「紙幣」ボタンが表示され、今回の出金取引に用いない取引媒体の入力ボタン、本実施の形態では「通帳」ボタンと「硬貨」ボタンは異なった色彩で表示される。
【0054】
SA12、主制御部3はカード取扱部7のICカード読取書込機能によって、新規設定または変更設定された取引媒体の排出順序をICカードの記録部に排出順序設定データとして書込んで記録(既に記録されている場合、つまり排出順序が変更設定された場合は書替えて記録)する。
その後のステップSA13〜SA17の作動は、上記第1実施の形態例のステップS9〜S13の作動と同様であるので、その説明を省略する。
【0055】
なお、ステップSA13の顧客認証処理は第1実施の形態例のステップS9と同様に行われるが、ホストコンピュータ1への排出順序設定の有無の送信、排出順序の設定の登録、排出設定情報の作成およびその取引可否電文への添付は省略され、通常のように顧客認証処理が行われる。
また、ステップSA17の取引媒体の排出は第1実施の形態例のステップS13と同様に行われるが、排出順序の設定は上記ステップSA9〜SA12で設定が確定された設定に従って一時待機させていた取引媒体を排出する。
【0056】
更に、本実施の形態では通帳の挿入および硬貨の出金要求は行われていないので、ステップSA14、SA16、SA17における通帳および硬貨に関する作動は省略される。
このようにして、本実施の形態のICカードを用いた出金取引が行われる。
以上説明したように、本実施の形態では、第1実施の形態例の効果に加えて、取引媒体の排出順序をICカードに記録するようにしたことによって、ホストコンピュータとの通信量を削減することができると共に、排出順序の設定の登録にかかるホストコンピュータの負荷を軽減することができる。
【0057】
また、ICカードに記録した排出順序設定データを基に今回の取引に必要な取引媒体のみを表示したり、色彩によりこれを区別したりするようにしたことによって、顧客は常に受取るべき取引媒体をその場で認識することができ、取引媒体の取忘れを未然に防止することができる。
このことは、特に排出される取引媒体をよく知らずに初めての取引を行った顧客や無意識に硬貨の出金を入力してしまった顧客等に予期せぬ取引媒体が排出されることを認識させるときに有効である。
【0058】
なお、上記の各実施の形態例においては、出金取引を例に説明したが、入金取引や振込取引等の他の取引の場合も同様である。
また、取引に用いる取引媒体は5種類の場合を例に説明したが、取引媒体の種類は5種類に限らず、これより多くても少なくてもよく、本発明を適用する自動取引装置の構成によって決定するようにすればよい。
【0059】
更に、排出順序の設定を行う時期を顧客認証処理の前、つまりホストコンピュータとの交信の前として説明したが、この時期はホストコンピュータとの交信中に行ってもよく、交信後の出金処理の実行前に行うようにしてもよい。
特に、ICカードを使用する場合は、ホストコンピュータとの更新中に行うことにより顧客の待ち時間を有効に活用できると共に、本発明の取引の処理時間を短縮して現金自動取引装置の稼動効率を高めることができる。
【0060】
更に、第1実施の形態例において、第2実施の形態例と同様の排出順序確認画面を用いた排出順序の設定の作動を行わせるようにしてもよい。
この場合に、第1実施の形態例のステップS9とS10の間で、第2実施の形態例のステップSA6〜SA11と同様のステップを実行させ、排出順序設定データに替えてホストコンピュータからの排出設定情報を用いるようにし、新規設定や変更設定が行われた場合にこれをホストコンピュータへ送信して登録するようにする。
【0061】
本発明の排出順序の設定に基づいた取引媒体の排出は、取引カードのICカードへの移行期等において、ホストコンピュータへの排出順序の設定の登録およびICカードへの記録を並行して行うようにしても、本発明の効果を損なうものではない。
上記の各実施の形態例においては、自動取引装置を現金自動取引装置として説明したが、自動取引装置は現金自動取引装置に限らず、無人契約機やマルチメディア端末、自動券売機等の自動取引装置であってもよい。
【0062】
この場合に、例えば自動券売機の場合は、その排出する取引媒体であるチケットと釣銭の紙幣と硬貨の排出順序を選択させるようにする。
【0063】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明は、取引媒体の排出順序を顧客に設定させるようにしたことによって、顧客に受取るべき取引媒体をその場で認識させることができ、取引媒体の取忘れを未然に防止することができる。
また、取引媒体の排出順序を顧客に任意に設定させるようにしたことによって、顧客は取引媒体を仕舞う順序を自ら決定することができ、顧客の利便性を向上させることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施の形態の出金取引を示すフローチャート
【図2】第1実施の形態の現金自動取引装置を示すブロック図
【図3】第1実施の形態の現金自動取引装置を示す斜視図
【図4】第1実施の形態の排出順序設定問合画面表示例
【図5】第1実施の形態の排出順序入力画面表示例
【図6】第1実施の形態の排出順序設定確認画面表示例
【図7】第2実施の形態の出金取引を示すフローチャート
【図8】第2実施の形態の排出順序確認画面表示例
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ
2 現金自動取引装置
3 主制御部
4 通信部
5 記憶部
6 顧客操作部
7 カード取扱部
7a カード挿入口
8 レシート処理部
9 通帳取扱部
9a 通帳挿入口
10 紙幣入出金部
10a 紙幣入出金口
11 硬貨入出金部
11a 硬貨入出金口
Claims (3)
- 複数の取引媒体により顧客との取引を行う自動取引装置において、
前記取引媒体の排出順序を顧客に任意に設定させることを特徴とする自動取引装置。 - 請求項1において、
ホストコンピュータと接続し、前記顧客が設定した排出順序を、前記ホストコンピュータに登録することを特徴とする自動取引装置。 - 請求項1または請求項2において、
顧客の所有するICカードに、前記顧客が設定した排出順序を記録することを特徴とする自動取引装置。
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JP2009009401A (ja) * | 2007-06-28 | 2009-01-15 | Oki Electric Ind Co Ltd | 自動取引装置 |
KR100991653B1 (ko) | 2007-04-18 | 2010-11-04 | 오끼 덴끼 고오교 가부시끼가이샤 | 자동 거래 장치 |
JP2016110426A (ja) * | 2014-12-08 | 2016-06-20 | 沖電気工業株式会社 | 取引装置 |
-
2003
- 2003-01-07 JP JP2003001230A patent/JP2004213467A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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