JP4314940B2 - 現金自動取引装置 - Google Patents
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Description
また、出金時には顧客の要求した引出金額を紙幣入出金部から繰出し、引出金額等を表示して顧客に引出金額の紙幣を引渡している(例えば、特許文献1参照。)。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、入金時や出金時の紙幣枚数等の事前確認や事後確認を容易に行うことができる手段を提供することを目的とする。
また、出金取引において、顧客は引渡された紙幣等の枚数を容易に確認することができるという効果が得られる。
図2において、1は現金自動取引装置であり、銀行等の金融機関や郵便局、コンビニエンスストア等(金融機関等という。)の営業店等の店舗に設置され、顧客との間で現金の取引を自動で行う。
3は現金自動取引装置1の主制御部であり、通信回線を介してホストコンピュータ2と接続しており、現金自動取引装置1内の各部を制御して取引処理を実行すると共にデータ通信等も制御する。
5は顧客操作部であり、現金自動取引装置1の前面に設けられ、LCD等の表示画面とタッチパネル等の位置信号検出手段との組合せで構成されており、表示画面に取引選択画面や顧客の希望等を問合せる画面、顧客の処置を促す画面等を表示する一方、位置信号検出手段により顧客からの入力を受付ける。
7は通帳取扱部であり、挿入された顧客の通帳の磁気ストライプに記録されている通帳情報を読み書きすると共に取引内容等を顧客の通帳に記帳する機能を有している。
9は硬貨入出金部であり、顧客が投入した硬貨を受入れ、これを鑑別、計数して収納し、顧客に引渡す硬貨を排出する機能を有している。
図3において、11は紙幣入出金部8の入出金制御部であり、主制御部3からの指令により紙幣入出金部8の各部を制御する。
13は鑑別部であり、紙幣の真偽、正損、金種等を鑑別する機能を有している。
14は紙幣収納部であり、紙幣を金種毎に集積して一時保留する一時保留部とその紙幣を収納する金種別収納庫等により構成され、投入された紙幣を集積して収納すると共に収納している紙幣を1枚毎に分離して搬送路へ繰出す機能を有している。
また、硬貨入出金部9の図示しない構成は上記の紙幣入出金部8と同様に硬貨入出金口や鑑別部、金種別の硬貨収納庫等により構成されている。
上記の構成の作用について説明する。
以下に、図1に示すフローチャートを用い、Sで示すステップに従って本実施例の紙幣計数取引処理の作動について説明する。
S1、「業務実行プログラム」が起動すると、現金自動取引装置1の主制御部3はその顧客操作部5の画面に図4に示す取引選択画面を表示して待機する。
S2、これをタッチパネルからの位置信号等により認識した主制御部3は、認識した取引が計数取引である場合はステップS4へ、計数取引以外の取引である場合はステップS3へ移行する。
この場合の取引処理の作動は、通常の取引処理の作動と同様であるのでその説明を省略する。
なお、通常の取引処理が終了した場合は、主制御部3はその取引処理を終了させ、ステップS1へ戻って顧客操作部5の画面に取引選択画面を表示して待機する。
まず、主制御部3は顧客操作部5の画面に紙幣や硬貨の投入を促す文言を顧客操作部5の画面に表示して紙幣入出金口12や図示しない硬貨入出金口を開放する。
顧客はこれに従って持参した紙幣や硬貨をそれぞれの入出金口へ投入する。本実施例では顧客は紙幣のみを計数するために紙幣入出金口12へ紙幣を投入する。
すなわち、主制御部3は入出金制御部11へ計数指令を送り、計数指令を受取った入出金制御部11は投入された紙幣を紙幣入出金口12から1枚毎に繰出して鑑別部13へ搬送し、鑑別部13では搬送された紙幣の真偽、正損、金種等を鑑別する。
そして、全ての投入紙幣の集積を終えると、入出金制御部11は紙幣の鑑別計数結果を主制御部3へ転送して計数処理を終了する。
S6、計数処理を終えた主制御部3は、顧客操作部5の画面に投入された紙幣の金種毎の枚数とその金額および合計金額を表示する。顧客は表示された内容を確認して確認操作を行う。
S8、計数した枚数が所定枚数を超えていることを認識した主制御部3は、紙幣収納部14の一時保留部に集積した紙幣を所定枚数毎に分割し、その枚数とその金額を顧客操作部5の画面に表示して一時保留部から紙幣入出金口12へ搬送し、紙幣入出金口12を開放して紙幣を分割して顧客に返却する。
この場合に、分割する所定枚数は、現金自動取引装置1が1回の取引で受付けることができる受付可能枚数、例えば100枚であってもよく、顧客が枚数を確認しやすいような枚数、例えば5枚であってもよい。
S9、計数した枚数が所定枚数以下であることを認識した主制御部3は、紙幣収納部14の一時保留部に集積した紙幣を一時保留部から紙幣入出金口12へ搬送して紙幣入出金口12を開放し、紙幣を一括して顧客に返却する。
なお、上記のステップS7〜S9の作動は、硬貨が投入されている場合も同様である。
また、出金取引後の紙幣枚数等の計数取引処理の場合も、顧客が再表示された取引選択画面から「計数」ボタンを押下すれば、上記と同様にして紙幣等の枚数の計数取引を行うことができる。
また、計数処理後に紙幣等を所定枚数に小分けして顧客に返却するようにしたことによって、顧客は返却された紙幣等の枚数を容易に確認することができる。
更に、事前確認後の入金取引や出金取引後の事後確認を可能としたことによって、顧客は2重に紙幣枚数等を確認することができ、顧客の安心感を高めることができる。
なお、本実施例の現金自動取引装置および紙幣入出金部の構成は、図2、図3に示す第1実施例の構成と同様である。また第1実施例と同様の部分は同一の符号を付してその説明を省略する。
上記の構成の作用について説明する。
本実施例の「取引処理プログラム」の出金取引処理には、紙幣等を小分けにして排出するために出金取引のルーチンの一部が変更されている。
SA1、「業務実行プログラム」が起動すると、現金自動取引装置1の主制御部3は上記第1実施例のステップS1と同様に図4に示す取引選択画面を表示して待機している。
本実施例では、顧客は出金取引を行うために顧客操作部5の画面から出金取引を選択して「出金」ボタンを押下する。
SA3、顧客が選択した取引が他の取引であることを認識した主制御部3は、他の通常取引の場合は「取引処理プログラム」により他の通常の取引処理を実行し、計数取引処理の場合は上記第1実施例の計数取引処理を実行する。
なお、上記の取引処理が終了した場合は、主制御部3はその取引処理を終了させ、ステップS1へ戻って顧客操作部5の画面に取引選択画面を表示して待機する。
SA4、顧客が選択した取引が出金取引であることを認識した主制御部3は、顧客操作部5の画面に取引カードの挿入を促す画面を表示し、顧客はこれに従って取引カードをカード取扱部6に挿入する。
SA5、カード情報を読取った主制御部3は、顧客操作部5の画面に暗証番号の入力を促す旨の文言と暗証番号表示欄とその入力のためのテンキー、および入力の間違いを訂正するための「訂正」ボタン等を表示した暗証番号入力画面を表示し、顧客はテンキーによって暗証番号を入力する。
指定金額入力画面には、引出金額の入力を促す旨の文言と1回当りの出金金額である指定金額と繰返回数の入力欄とその入力のための数字キーや「万」等の桁キー、入力の間違いを訂正するための「訂正」ボタンおよび入力終了を指示するための「確認」ボタン、繰返回数を指定する前に押下する「繰返」ボタンが表示される。
SA7、「確認」ボタンの押下を検知した主制御部3はホストコンピュータ2との間で顧客認証処理を実行する。
取引電文を受信したホストコンピュータ2は、顧客認証のために取引電文に含まれるカード情報を基に顧客情報を検索して該当する顧客情報の暗証番号と取引電文の暗証番号とを照合し、暗証番号が一致した場合は顧客を認証し、口座残高に不足がない場合は取引許可の旨を電文にして取引可否電文を作成すると共に、該当する顧客情報の口座残高を更新する。暗証番号が一致しない場合や口座残高が不足している場合には、それぞれの旨を添付した取引不許可の旨を電文にして取引可否電文を作成する。
SA8、主制御部3は受信した取引可否電文を基に取引可否を判断し、取引許可の場合はステップSA10へ、取引不許可の場合はステップSA9へ移行する。
これを検知した主制御部3は、取引カードの受取りを促す画面を表示すると共にカード取扱部6から取引カードを排出し、顧客の受取りを確認して出金取引処理を終了させ、ステップS1へ戻って顧客操作部5の画面に取引選択画面を表示して待機する。
すなわち、主制御部3は入出金制御部11へ出金指令を送り、出金指令を受取った入出金制御部11は、指定金額に相当する紙幣の金種と枚数(指定枚数という。)を紙幣収納部14から1枚毎に繰出して鑑別部13へ搬送し、鑑別部13でその金種等を鑑別してその枚数を計測しながら紙幣入出金口12へ搬送して集積する。
SA12、指定枚数の紙幣の集積を終えると入出金制御部11は、その旨を主制御部3へ通知し、主制御部3は繰返の回数と紙幣の金種毎の枚数およびその金額を顧客操作部5の画面に表示して紙幣入出金口12を開放し、顧客に指定金額の紙幣を引渡す。
SA14、指定金額の紙幣の指定回数の引渡しを終えた主制御部3は、顧客操作部5の画面に取引カードや取引明細票の受取りを促す画面を表示して取引カードや取引明細票をカード取扱部6から排出する。
なお、硬貨の出金が必要な場合には、上記の紙幣の出金処理と並行して上記と同様に硬貨入出金部9により硬貨を出金して顧客に引渡す。この場合に顧客が入力する指定金額や繰返回数は、紙幣と別に指定させるようにしてもよく、金額として指定された指定金額を紙幣と硬貨に分けて出金するようにしてもよい。
2 ホストコンピュータ
3 主制御部
4 記憶部
5 顧客操作部
6 カード取扱部
7 通帳取扱部
8 紙幣入出金部
9 硬貨入出金部
11 入出金制御部
12 紙幣入出金口
13 鑑別部
14 紙幣収納部
Claims (1)
- 顧客との間で現金の取引を行う現金自動取引装置において、
紙幣の計数を行う計数取引を選択可能に表示し、
前記計数取引が選択された場合であって、投入された紙幣の計数後に、計数した紙幣の枚数が、予め設定された所定の枚数を超えている場合は、前記所定の枚数毎に分割して排出し、その排出毎に顧客の受取りを確認しながら分割した回数繰返して全ての紙幣を排出することを特徴とする現金自動取引装置。
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