JP3604703B2 - デジタル信号受信装置 - Google Patents

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Description

技術分野
この発明は、多重放送による複数のネットワークからの番組を受信可能なデジタル信号受信装置に関し、特に、上記番組データがFM多重放送により伝送されるFM多重信号受信装置に関する。
背景技術
近年、新しいサービスを提供する放送の1つとして、FMステレオ放送のベースバンド信号の空いたスペクトル領域に、デジタル信号を多重して送信するFM多重放送の開発・実用化が進められている。
FM多重放送は、現行FMステレオ放送の音声信号よりも高い周波数帯に新たにデジタル信号を多重し、交通情報、文字・図形情報などを放送する新しいメディアである。周波数を有効に利用できること、放送設備が簡易に実現できること、移動体でデータが受信できることから自動車などへの移動体へ交通情報等を容易に伝送できることなどが特徴として挙げられる。
したがって、FM多重放送は、受信機を搭載した自動車等に対してリアルタイムでの渋滞情報等を伝送する手段として、あるいは、ハンディタイプの受信機を持つユーザに対して必要な情報をいつでもどこでもアクセスできる低廉な伝送路を提供する手段として、一部実用化が開始されている。
以下、従来のFM多重放送受信装置の構成について説明する前に、まずFM多重放送におけるデータ構造の概略を説明する。
[FM多重放送の方式]
FM多重放送においては、受信状態を劣化させる要因として、マルチパス妨害やフェージング妨害がある。特に、移動体受信の場合においては、一般にその伝送路特性は非常に劣悪である。その場合でも、できるだけ一度で完全に受信できるシステムが望ましい。しかし、実際には、一度の受信で送信されたデータを完全に受信できない場合があり、その際には再送信されるデータを受信して、受信できなかったデータを補完することが前提となる。FM多重放送のサービスエリアは、FMステレオ放送のサービスエリアと同等であることが望ましいが、このサービスエリア内においても平均ビット誤り率が10−2を超えるような場所がある。したがって、送信されるデータの構造は、このような劣悪な伝送路特性を考慮して、その誤り訂正方式およびフレーム構成が決定されている。
特に、フェージング妨害による極端な電圧低下によって生ずる誤りは致命的であり、誤り訂正が不可能な場合がある。そこで、フェージングによって生ずる誤りの平均的なバースト長に送信されるデータの単位データ長を合せることにより、誤り訂正が不可能な誤りが生じた場合には、上記単位データごと再送信された単位データと置換えることで補完することが可能となる。
さらに、誤り訂正効果が高いことから、誤り訂正方式としては2つのブロック符号を直交して配置した積符号が用いられる。したがって、データは、縦方向および横方向ともに誤り訂正符号を含む2次元的なフレーム構造をとることになる。
そして、送信データは上記1フレーム中のデータを基本単位とする階層構造を有するデータ構造となる。
以上に述べたことの具体例として、さらに、文献(Proc.of Vehicle Navigation & Information Systems Conference(1994)A4−2 pp.111〜116)に開示されている、FM多重放送方式について説明する。
図12に、上記データの階層構造の仕様を示す。
階層1においては、伝送路特性が指定されている。通常のFMステレオ放送信号であるL+R信号およびL−R信号に加えて、L−R信号より高周波側に、多重信号が重畳される。
この重畳方式は、多重信号からの音声信号への妨害が音声変調度が小さいときに顕著となることを考慮して、L−R信号の変調度により多重信号のレベルをコントロールするLMSK(Level controlled Minimum Shift Keying)方式が採用されている。
階層2は、誤り訂正方式を含む、データのフレーム構成が規定されている。各フレームは、列方向に272ブロックからなり、先頭には16ビットのBIC(Block Identification Code)が付加され、このBICに基づいてフレーム同期およびブロック同期が行なわれる。列方向の272ブロックのうち、190ブロックはデータを伝送するパケットであり、82ブロックは列方向のパリティを伝送するパリティパケットである。各パケットは、行方向に176ビットの情報部、誤り検出符号である14ビットのCRC(Cyclic Redundancy Code)および誤り訂正符号である82ビットのパリティ部より構成される。
つまり、送信データはこの1フレームを基本単位として、この段階でまず誤り訂正が行なわれる。
階層3は、データパケットの構成を規定する。データパケットは、フレーム内の各行のうち、BIC、CRCおよびパリティを除いた176ビットからなる。
さらに、このデータパケットは、プリフィックスとデータブロックで構成される。プリフィックスには、データの内容を識別するための情報が含まれ、たとえば後に述べるどの番組内容にそのデータパケットが属するかを指定している。
階層4は、データグループの構成を規定している。データグループは1つまたは複数データブロックで構成されている。すなわち、データパケットにおけるプリフィックス内の情報をもとに、データパケット番号の順に、データパケット番号が「0」から、プリフィックス内の情報終了フラグの立っているデータブロックまで並べることにより構成される。このデータグループにも、誤り検出符号であるCRCが含まれ、送信データはこの階層においても誤り検出が行なわれる。
1つのデータグループは、1表示単位、すなわち1ページのデータに対応している。
階層5は、FM多重放送により伝送される一まとまりの情報データ、すなわち番組データの構成を規定する。図13は、この番組データの構成を示している。文字、図形情報の番組は複数のデータグループから構成され、先頭のデータグループは番組管理データとして、番組番号、ページ総数など番組全体にかかわる符号化された情報からなる。また番組管理データに引続いて、ページデータが複数個あり、1ページごとのデータが符号化されている。
番組データおよびページデータは、データヘッダ部とデータユニット群から構成される。データユニット群は、文字データ部やフォトグラフィック図形データ部など、各符号化ごとに分割された複数のデータユニットにより構成されている。
つまり、以上のようなデータ構造においては、受信側において番組データが一まとまりの情報を示す一群のデータをなしている。たとえば、交通情報であれば、番組情報は特定の路線(高速道路等)の各ジャンクションでの混雑状況等を示し、天気予報であれば、特定の地域における天気予報情報等を示すことになる。
[従来のFM多重放送受信装置の構成]
図14は、従来のFM多重放送受信機10の構成を示す概略ブロック図である。
アンテナ12およびチューナ14によって受信されたFM多重放送信号が、検波回路16で検波され、さらにバンドパスフィルタ18を経て、LMSK復調回路20に与えられる。LMSK復調回路20は、LMSK変調されているFM多重放送信号のデータ復調を行ない、FM多重信号を取出す。復調されたデータ信号は、同期再生回路22において、図12における階層2において説明したとおりBICに基づいてフレーム同期およびブロック同期が行なわれる。同期されたデータ信号は、誤り訂正回路24において、パリティ符号およびCRCに基づいて誤り訂正される。
したがって、この誤り訂正回路24からは、正常に受信され、または誤り訂正が施されたFM多重放送のパケットデータ(図12における階層3において示した構成を有する。)が出力される。
中央演算処理装置40(以下、CPUと呼ぶ。)は、入力されたパケットデータに対して、データブロックの抽出、データグループの再構成およびデータグループ段階での誤り訂正ならびに番組データへの再構成を行なった後、番組データを表示装置42に出力する。表示装置42は、入力された番組データを図形あるいは文字として出力する。
ここで、表示装置42としては、1ページ分の表示領域、すなわち248×60ドット(日本語表示で15.5文字×2.5行に相当)を有する液晶画面等が用いられる。
上記のようなFM多重放送受信装置10においては、異なったネットワークからの番組、すなわち、異なった番組提供業者からの番組を受信する際は、たとえば、CPU40によりチューナーによる選局を制御する構成とすることが可能である。
この場合、CPU40が選択したネットワークを特定するための選局情報データをチューナー14とLMSK復調回路20に与え、チューナー14が選択されたネットワークを選局し、LMSK復調回路20は選択されたネットワークからのパケットデータを受信したことを検知すると、CPU40に対して所定のデータを返すように構成することで、選択されたネットワークの受信が開始されたことを伝達する同期動作を実現することができる。言い換えると、CPU40とチューナー14およびLMSK復調回路20との間で、いわゆるハンドシェークによる同期動作を行なうことが可能である。
ところで、FM多重放送受信裝置の構成としては、図14に示したような一体型の構成ばかりでなく、FM復調、LMSK復調およびパケットデータの抽出(同期再生およびパケットデータの誤り訂正を含む)までを行なう回路を、いわゆるPCカード(PCMCIAカード:Personal Computer Memory Card International Associationカード)化し、所定のインターフェースを介して、ホストパーソナルコンピュータ(以下、ホストPCと呼ぶ。)と接続する構成も可能である。
このような構成とすることにより、一体型のFM多重放送受信装置のような表示画面サイズの制限を受けることなく、FM多重放送による、文字・図形情報を表示させることが可能となる。
図15は、上述したようなPCカードとホストPCとをインターフェースを介して接続した構成を有するFM多重放送受信装置80の構成を示す概略ブロック図である。
図15においては、図示を簡略化する便宜上、図14におけるチューナ14および検波回路16を一つのブロックのFM復調回路17で表し、また、LMSK復調回路20および誤り訂正回路24を一つのブロックLMSK復調集積回路25で表すこととする。したがって、アンテナ12によって受信され、FM復調回路17により復調されたFM多重放送信号が、さらにバンドパスフィルタ18を経て、LMSK復調集積回路25に与えられる。LMSK復調集積回路25は、LMSK変調されているFM多重放送信号のデータ復調を行ない、取り出したFM多重信号に対して、図12における階層2において説明したとおりBICに基づいてフレーム同期およびブロック同期を行った後、パリティ符号およびCRCに基づいて誤り訂正を行なう。
したがって、LMSK復調集積回路25からは、正常に受信され、または誤り訂正が施されたFM多重放送のパケットデータ(図12における階層3において示した構成を有する。)が出力される。
インターフェース部(以下、I/F部と呼ぶ。)30は、LMSK復調集積回路25からのパケットデータを受けて、ホストPC側のインターフェース部38に対して出力する。
ホストPCの中央演算処理装置(以下、CPUと呼ぶ。)は、入力されたパケットデータに対して、データブロックの抽出、データグループの再構成およびデータグループ段階での誤り検出ならびに番組データへの再構成を行なった後、番組データを表示装置(図示せず)に出力する。なお、図15においては、CPUとの間でデータを授受するメモリとCPUとを一つのブロック45で表している。
以上のように、表示装置としてホストPCの表示装置、たとえば、液晶フラットパネルディスプレイを用いる構成とすることで、その表示領域は、たとえば、640×400ドットあるいはそれ以上の解像度を有する構成とすることができる。
しかしながら、PCカードとホストPCとをインターフェースを介して接続した構成を有するFM多重放送受信装置80には、以下のような問題点が存在する。すなわち、PCカードに組み込む回路は、なるべく構成を簡単なものとすることが、実装上もコスト上も必要である。そのためには、ホストPCとの接続は、受信バッファ等を有さずに、受信したデータを即ホストPCに転送する構成とすることが必要となり、ホストPCからPCカードに対するネットワーク切換指示と、PCカードからホストPCへのデータ転送は非同期式で行う必要がある。
ところが、非同期式のインターフェースでは、複数のネットワークからの番組データを切り換えて受信する際に、その番組データの区切りの位置を判別できなくなってしまう。
つまり、ホストPC側からPCカードに対して、ネットワークの切換を指示した場合、その直後から直ちに切り換えられたネットワークに対応するパケットデータがPCカードから出力されるわけではない。したがって、単純に非同期式のインターフェースでシステムを構成すると、ネットワーク切換後も、ある一定時間は切換前の番組が、表示装置から出力されてしまうという不都合が生じる。
さらに、FM多重放送により供給される情報は、ネットワーク(放送局)ごとに異なるサービスを目的としており、このようなサービスをもれなく受信しようとする場合には、さらに以下のような問題も生じる。なお、ここで異なるサービスの例としては、ニュース情報などを文字情報として伝送する、いわゆる見えるラジオや、交通情報(以下、VICS情報と呼ぶ。VICS:Vehicle Infomation Communication System)などがある。
上述のとおり、異なる各サービスをもれなく受信するためには、図16に示すダブルチューナ構成のように受信系統を複数搭載する方法が考えられる。この場合、単純に受信系統を複数系統としたのでは、ホストPCへのデータ転送にも複数系統が必要となる。言い換えると、ホストPC側のインターフェース部には、複数のアドレスが割り当てられていることが必要となり、ホストPCに対して、複数の割り込み処理が非同期で行われることになる。この場合、ホストPC側のデータ受信ソフトが複雑となり、ハード上の負荷も大きなものとなってしまう。
一方で、車載システムでは、特定のネットワーク受信中に音声がとぎれてしまうことは許されないものの、上述したような、PCカードとホストPCとをインターフェースを介して接続した構成では、情報出力のリアルタイム性よりも、複数のネットワークからの情報取得の方に重点が置かれる用途も考えられる。この場合は、受信系統は1系統のまま、複数のネットワークを順次スキャンしていくという構成にする事も可能である。ただし、このような構成とした場合でも、ネットワークを切り換えた場合の情報の区切りをホストPC側では検知できないという問題点がある。
さらに、このような構成で、複数のネットワークをスキャンする場合、ユーザが指定したタイミングでスキャンする構成としても良いが、システムの側で最適なタイミングを選択してスキャンする構成としないと、データ取得の効率が悪くなってしまうという問題がある。
発明の開示
この発明の目的は、多重放送において、複数のネットワークを切り換えて受信したパケットデータを非同期で受けて再構成する際に、切換前のネットワークからの情報を出力することを防止することが可能なデジタル信号受信装置を提供することである。
この発明の他の目的は、多重放送において、複数のネットワークを切り換えて受信したパケットデータを非同期で受けて再構成する際に、受信部およびデータ再構成部の構成を簡略化し製造コストの低減を図ることが可能なデジタル信号受信装置を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、多重放送において、複数のネットワークを切り換えて受信したパケットデータを非同期で受けて再構成する際に、複数のネットワークからのデータ取得を効率的に行なうことが可能なデジタル信号受信装置を提供することである。
この発明は、要約すれば、複数の番組データの各々が複数のパケットに分割され、対応する番組データが複数のネットワークのうちのいずれに属するかを示す属性データを、各パケットが含むパケットストリームとして、主信号データに多重化されて伝送される通信系におけるデジタル信号受信装置であって、パケットストリームを受けて、外部からの制御信号に応じて対応するデジタル信号を抽出して出力する多重信号分離手段を備える。
多重信号分離手段は、制御信号に応じて、選択されたネットワークに対応する多重信号を伝送する搬送波を受信して復調する復調手段と、復調手段の出力を受けて、多重信号を抽出し、対応するデジタル信号から成る複数のパケットデータとして出力する多重信号デコード手段と、多重信号デコード手段からの出力を受けて、属性データに応じて、パケットデータごとに識別データを付加して出力するインターフェース制御手段とを含む。
この発明のさらに他の局面に従うと、複数の番組データの各々が複数のパケットに分割され、各パケットが、対応する番組データが複数のネットワークのうちのいずれに属するかを示す属性データを含むパケットストリームとして、主信号データに多重化されて伝送される通信系におけるデジタル信号受信装置であって、パケットストリームを受けて、外部からの制御信号に応じて対応するデジタル信号を抽出して出力する多重信号分離手段を備える。
多重信号分離手段は、制御信号に応じて、選択されたネットワークに対応する多重信号を伝送する搬送波を受信して復調する第1の復調手段と、第1の復調手段の出力を受けて、多重信号を抽出し、対応するデジタル信号から成る複数の第1のパケットデータとして出力する第1の多重信号デコード手段と、制御信号に応じて、選択されたネットワークに対応する多重信号を伝送する搬送波を受信して復調する第2の復調手段と、第2の復調手段の出力を受けて、多重信号を抽出し、対応するデジタル信号から成る複数の第2のパケットデータとして出力する第2の多重信号デコード手段と、第1および第2の多重デコード手段からの出力を受けて、第1および第2の多重デコード手段のいずれの出力であるかに応じて、第1および第2のパケットデータごとに、識別データを付加し、時分割して出力するインターフェース制御手段とを含む。
この発明のさらに他の局面に従うと、複数の番組データの各々が複数のパケットに分割され、対応する番組データが複数のネットワークのうちのいずれに属するかを示す属性データを、各パケットが含むパケットストリームとして、主信号データに多重化されて伝送される通信系におけるデジタル信号受信装置であって、多重信号分離手段と、情報再構成手段と、表示手段とを備える。
多重信号分離手段は、パケットストリームを受けて、外部からの制御信号に応じて対応するデジタル信号を抽出して出力する。
多重信号分離手段は、制御信号に応じて、選択されたネットワークに対応する多重信号を伝送する搬送波を受信して復調する復調手段と、復調手段の出力を受けて、多重信号を抽出し、対応するデジタル信号から成る複数のパケットデータとして出力する多重信号デコード手段と、多重デコード手段からの出力を受けて、バッファ処理して出力するインターフェース制御手段とを含む。
情報再構成手段は、多重信号分離手段に制御信号を与え、インターフェース制御手段の出力を受けて、番組データに対応する表示データを再構成して出力する。情報再構成手段は、ネットワークを切り換える制御信号を出力後、表示データを再構成するためのパケットデータの取得開始時期を決定するタイミング検出手段を含む。
表示手段は、表示データを出力する。
この発明のさらに他の局面に従うと、複数の番組データの各々が複数のパケットに分割され、対応する番組データが複数のネットワークのうちのいずれに属するかを示す属性データを、各パケットが含むパケットストリームとして主信号データに多重化されて伝送され、ネットワークのうちの少なくとも1つは、第1の所定時間内に放送される情報内容が第2の所定時間間隔ごとに更新される巡回型番組データを供給する通信系におけるデジタル信号受信装置であって、多重信号分離手段と、情報再構成手段と、表示手段とを備える。
多重信号分離手段は、パケットストリームを受けて、外部からの制御信号に応じて対応するデジタル信号を抽出して出力する。
多重信号分離手段は、制御信号に応じて、選択されたネットワークに対応する多重信号を伝送する搬送波を受信して復調する復調手段と、復調手段の出力を受けて、多重信号を抽出し、対応するデジタル信号から成る複数のパケットデータとして出力する多重信号デコード手段と、多重デコード手段からの出力を受けて、属性データに応じて、パケットデータごとに識別データを付加して出力するインターフェース制御手段とを含む。
情報再構成手段は、多重信号分離手段に制御信号を与え、インターフェース制御手段の出力を受けて、識別データに応じて番組データに対応する表示データを再構成して出力する。
情報再構成手段は、少なくとも第1の所定時間、巡回型番組データの再構成を行なう第1の処理と、他のネットワークを選択して他のネットワークの番組データの再構成を行なう第2の処理とを第2の所定時間間隔で繰り返すように制御するネットワーク選択制御手段を含む。
表示手段は、表示データを出力する。
この発明のさらに他の局面に従うと、複数の番組データの各々が複数のパケットに分割され、対応する番組データが複数のネットワークのうちのいずれに属するかを示す属性データを、各パケットが含むパケットストリームとして主信号データに多重化されて伝送され、ネットワークのうちの少なくとも1つは、第1の所定時間内に放送される情報内容が第2の所定時間間隔ごとに更新される巡回型番組データを供給する通信系におけるデジタル信号受信装置であって、多重信号分離手段と、情報再構成手段と、表示手段とを備える。
多重信号分離手段は、パケットストリームを受けて、外部からの制御信号に応じて対応するデジタル信号を抽出して出力する。
多重信号分離手段は、制御信号に応じて、選択されたネットワークに対応する多重信号を伝送する搬送波を受信して復調する復調手段と、復調手段の出力を受けて、多重信号を抽出し、対応するデジタル信号から成る複数のパケットデータとして出力する多重信号デコード手段と、多重デコード手段からの出力を受けて、バッファ処理して出力するインターフェース制御手段とを含む。
情報再構成手段は、多重信号分離手段に制御信号を与え、インターフェース制御手段の出力を受けて、番組データに対応する表示データを再構成して出力する。
情報再構成手段は、少なくとも第1の所定時間、巡回型番組データの再構成を行なう第1の処理と、他のネットワークを選択して他のネットワークの番組データの再構成を行なう第2の処理とを、第2の時間間隔で繰り返すように制御するネットワーク選択制御手段と、ネットワークを切り換える制御信号を出力後、表示データを再構成するためのパケットデータの取得開始時期を決定するタイミング検出手段とを含む。
表示手段は、表示データを出力する。
この発明のさらに他の局面に従うと、複数の番組データの各々が複数のパケットに分割され、パケットストリームとして、複数のネットワークにおいて、主信号データに多重化されて伝送される通信系におけるデジタル信号受信装置であって、パケットストリームを受けて、外部からの制御信号に応じて対応するデジタル信号を抽出して出力する多重信号分離手段を備え、多重信号分離手段は、制御信号に応じて、選択されたネットワークに対応する多重信号を伝送する搬送波を受信して復調する復調手段と、復調手段の出力を受けて、多重信号を抽出し、対応するデジタル信号から成る複数のパケットデータとして出力する多重信号デコード手段と、多重信号デコード手段からの出力を受けて、ネットワークのいずれを選択するかの選局指示に応じて、パケットデータごとに識別データを付加して出力するインターフェース制御手段とを含む。
この発明のさらに他の局面に従うと、複数の番組データの各々が複数のパケットに分割され、複数のネットワークにおいて、パケットストリームとして、主信号データに多重化されて伝送される通信系におけるデジタル信号受信装置であって、パケットストリームを受けて、外部からの制御信号に応じて対応するデジタル信号を抽出して出力する多重信号分離手段を備え、多重信号分離手段は、制御信号に応じて、選択されたネットワークに対応する多重信号を伝送する搬送波を受信して復調する第1の復調手段と、第1の復調手段の出力を受けて、多重信号を抽出し、対応するデジタル信号から成る複数の第1のパケットデータとして出力する第1の多重信号デコード手段と、制御信号に応じて、選択されたネットワークに対応する多重信号を伝送する搬送波を受信して復調する第2の復調手段と、第2の復調手段の出力を受けて、多重信号を抽出し、対応するデジタル信号から成る複数の第2のパケットデータとして出力する第2の多重信号デコード手段と、第1および第2の多重デコード手段からの出力を受けて、第1および第2の多重デコード手段のいずれの出力であるかに応じて、第1および第2のパケットデータごとに、識別データを付加し、時分割して出力するインターフェース制御手段とを含む。
この発明のさらに他の局面に従うと、複数の番組データの各々が複数のパケットに分割され、複数のネットワークにおいて、パケットストリームとして、主信号データに多重化されて伝送される通信系におけるデジタル信号受信装置であって、パケットストリームを受けて、外部からの制御信号に応じて対応するデジタル信号を抽出して出力する多重信号分離手段を備え、多重信号分離手段は、制御信号に応じて、選択されたネットワークに対応する多重信号を伝送する搬送波を受信して復調する復調手段と、復調手段の出力を受けて、多重信号を抽出し、対応するデジタル信号から成る複数のパケットデータとして出力する多重信号デコード手段と、多重デコード手段からの出力を受けて、バッファ処理して出力するインターフェース制御手段とを含み、多重信号分離手段に制御信号を与え、インターフェース制御手段の出力を受けて、番組データに対応する表示データを再構成して出力する情報再構成手段をさらに備え、情報再構成手段は、ネットワークを切り換える制御信号を出力後、表示データを再構成するためのパケットデータの取得開始時期を決定するタイミング検出手段を含み、表示データを出力する表示手段をさらに備える。
この発明のさらに他の局面に従うと、複数の番組データの各々が複数のパケットに分割され、複数のネットワークにおいて、パケットストリームとして主信号データに多重化されて伝送され、ネットワークのうちの少なくとも1つは、第1の所定時間内に放送される情報内容が第2の所定時間間隔ごとに更新される巡回型番組データを供給する通信系におけるデジタル信号受信装置であって、パケットストリームを受けて、外部からの制御信号に応じて対応するデジタル信号を抽出して出力する多重信号分離手段を備え、多重信号分離手段は、制御信号に応じて、選択されたネットワークに対応する多重信号を伝送する搬送波を受信して復調する復調手段と、復調手段の出力を受けて、多重信号を抽出し、対応するデジタル信号から成る複数のパケットデータとして出力する多重信号デコード手段と、多重デコード手段からの出力を受けて、ネットワークのいずれを選択するかの選局指示に応じて、パケットデータごとに識別データを付加して出力するインターフェース制御手段とを含み、多重信号分離手段に制御信号を与え、インターフェース制御手段の出力を受けて、識別データに応じて番組データに対応する表示データを再構成して出力する情報再構成手段をさらに備え、情報再構成手段は、少なくとも第1の所定時間、巡回型番組データの再構成を行なう第1の処理と、他のネットワークを選択して他のネットワークの番組データの再構成を行なう第2の処理とを第2の所定時間間隔で繰り返すように制御するネットワーク選択制御手段を含み、表示データを出力する表示手段をさらに備える。
この発明のさらに他の局面に従うと、複数の番組データの各々が複数のパケットに分割され、複数のネットワークにおいて、パケットストリームとして主信号データに多重化されて伝送され、ネットワークのうちの少なくとも1つは、第1の所定時間内に放送される情報内容が第2の所定時間間隔ごとに更新される巡回型番組データを供給する通信系におけるデジタル信号受信装置であって、パケットストリームを受けて、外部からの制御信号に応じて対応するデジタル信号を抽出して出力する多重信号分離手段を備え、多重信号分離手段は、制御信号に応じて、選択されたネットワークに対応する多重信号を伝送する搬送波を受信して復調する復調手段と、復調手段の出力を受けて、多重信号を抽出し、対応するデジタル信号から成る複数のパケットデータとして出力する多重信号デコード手段と、多重デコード手段からの出力を受けて、バッファ処理して出力するインターフェース制御手段とを含み、多重信号分離手段に制御信号を与え、インターフェース制御手段の出力を受けて、番組データに対応する表示データを再構成して出力する情報再構成手段をさらに備え、情報再構成手段は、少なくとも第1の所定時間、巡回型番組データの再構成を行なう第1の処理と、他のネットワークを選択して他のネットワークの番組データの再構成を行なう第2の処理とを、第2の時間間隔で繰り返すように制御するネットワーク選択制御手段と、ネットワークを切り換える制御信号を出力後、表示データを再構成するためのパケットデータの取得開始時期を決定するタイミング検出手段とを含み、表示データを出力する表示手段をさらに備える。
したがって、この発明の主たる利点は、多重放送において、複数のネットワークを切り換えて受信したパケットデータを非同期で受けて再構成する際に、切換前のネットワークからの情報を出力することを防止することが可能となることである。
この発明の他の利点は、多重放送において、複数のネットワークを切り換えて受信したパケットデータを非同期で受けて再構成する際に、受信部およびデータ再構成部の構成を簡略化し製造コストの低減を図ることが可能なことである。
この発明のさらに他の利点は、多重放送において、複数のネットワークを切り換えて受信したパケットデータ等を非同期で受けて再構成する際に、複数のネットワークからのデータ取得を効率的に行なうことが可能である。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
図1は、第1の実施例のFM多重放送受信装置100の構成を示す概略ブロック図である。
図2は、第1の実施例のFM多重放送受信装置100の外観の一例を示す概略ブロック図である。
図3は、FM多重放送信号におけるデータグループの構成を示す模式図である。
図4は、第1の実施例のCPU40の動作を示すフローチャートである。
図5は、第2の実施例のIDデータの構成を示す模式図である。
図6は、VICS情報の送出周期を示すタイミングチャートである。
図7は、第3の実施例のCPU40の動作を示すフローチャートである。
図8は、第4の実施例のFM多重放送受信装置200の構成を示す概略ブロック図である。
図9は、図8に示したFM多重放送受信装置200の構成を詳細に示す部分ブロック図である。
図10は、LMSK復調回路からの出力されるデータのフォーマットを示す模式図である。
図11は、第4の実施例のCPU52の動作を示すフローチャートである。
図12は、FM多重放送の仕様を示す仕様図である。
図13は、番組データの構成を示す模式図である。
図14は、従来の第1のFM多重放送受信装置10の構成を示す概略ブロック図である。
図15は、従来の第2のFM多重放送受信装置80の構成を示す概略ブロック図である。
図16は、図14のFM多重放送受信装置10変形例を示す概略ブロック図である。
発明を実施するための最良の形態
[第1の実施例]
図1は、本発明の第1の実施例のFM多重放送受信装置100の構成を示す概略ブロック図である。
FM多重放送受信装置100は、FM電波を受けるアンテナ12と、アンテナ12の出力を受けてFM復調するFMチューナ部14と、FMチューナ部14の出力を受けてFM多重信号の抽出と誤り訂正を行ない、対応するデジタル信号を出力するFM多重デコード部15と、デジタル信号を受けて、表示単位データ(ページデータ)を構成し、対応する文字等を表示するパーソナルコンピュータ120とを含む。
図14に示した、従来のFM多重放送受信装置10の構成と異なる点は、FMチューナ部14においてFM復調された信号から、FM多重デコード部15においてFM多重信号を抽出し、パケットデータとして出力されるデジタル信号を、パーソナルコンピュータ120が受け、パケットデータを番組データに再構成して表示する構成とした点である。
すなわち、アンテナ12によって受信されたFM多重放送信号は、FMチューナ部14におけるFM復調回路2において、フェーズロックドループ回路4(以下、PLL回路と呼ぶ。)から出力される局部発振波により同期検波され、バッファ6を介して、FM多重デコード部15に出力される。
FM多重デコード部15は、バッファ回路8を介して、FM復調された信号を受け、バンドパスフィルタ18により所定の周波数領域の信号成分を取出した後、復調LSI20においてLMSK復調を行なってFM多重信号を抽出する。
CPU26は、復調LSI120の出力を受けて、受信データのブロック同期、誤り訂正等が行なわれたパケットデータを出力する。このとき、誤り訂正不能なパケットデータが存在する場合は、このCPU26においてそのデータが削除され、表示に必要なデータのみが選別されて出力される。
RAM28は、CPU26からの出力を受けて、インタフェース30に対してデータを出力するためのバッファとして動作する。
アドレスデコーダ32は、CPU26が、パーソナルコンピュータ120をアクセスしたことを検知すると、インタフェース30からデータを出力させる。
コントローラ34は、通常においては、インタフェース30からの出力データを受けて、パーソナルコンピュータ120に対してデータの出力を行なう。ただし、装置の立上げ時などにおいては、ROM36に記憶されているデータに基づいて、インタフェース間の初期設定を行なう。
ホストPCであるパーソナルコンピュター120は、インタフェース38を介して、FM多重デコード部15から出力されるパケットデータを受ける。CPU40は、インタフェース38からの出力データ、すなわちパケットデータを受けて、図10において示した階層構造に従って、データパケットからデータブロックを抽出し、データブロックからデータグループを再構成し、データグループに対して誤り検出を行なう。さらに、CPU40は、データグループ中のデータグループデータからページデータに相当するデータヘッダおよびデータユニット群を抽出し、番組データを再構成する。
また、CPU40は、入力部46から与えられたデータ、もしくは、後に説明するようにメモり44に記憶されているデータに従って、インターフェース38およびインターフェース30を介して、FMデコード部15中のCPU26に対して、選局指示を与える。CPU26は、この選局指示に基づいて、FMチューナー部14を制御し、指示されたネットワークの選択を行なう。
以上のように再構成した番組データに基づいて、CPU40は、対応する表示データを表示部42に出力し、表示部42は、受取った表示データに基づいて、対応する文字情報あるいは図形情報を出力する。
ここで、表示部42は、たとえばハンドヘルド型のパーソナルコンピュータでは、液晶フラットパネルディスプレイ等が用いられ、その表示領域は、640×400ドットあるいはそれ以上の解像度を有する。
図2は、図1に示したFM多重放送受信装置100をノートブック型パソコン120とPCカードを用いて構成した場合の概略図を示す。
この場合、FM多重デコード部15がPCカード化され、パーソナルコンピュータ120に対して着脱可能となっている。FMチューナ部14は、FM多重デコード部15と接続コードによって接続される構成としている。以上のような構成とすることにより、FMチューナ部14をパーソナルコンピュータ120から遠ざけることが可能となり、受信信号にパーソナルコンピュータ120からのノイズが混入することを防止することが可能となる。
もちろん、図2に示したようにFMチューナ部14とFM多重デコード部15とを接続コードにより接続する構成ではなく、両者を一体化することで、より携帯に便利な形とすることも可能である。
以下、図1のFM多重放送受信装置100の動作、特に、CPU40の動作について説明する。
FM多重放送受信装置100中のパーソナルコンピュータ120におけるCPU40の動作を説明する前に、その前提となるFM多重放送信号のデータ構造について、予めより詳しく説明する。
図3は、図12に示したデータグループの構成を示す模式図の1例である。データグループは、その先頭にデータグループの開始を示すヘッディング開始符号(SOH)を含み、それに続いて、データグループの連結の有無を示すフラグであるデータグループリンク符号と、データグループデータのバイト数を示すデータグループサイズデータを含む。それに引続いて、伝送されるデータの本体であるデータグループデータが存在する。さらにそれに続いて、データブロックの整数倍の長さにデータグループ長を調整するための長さ調整用のNULL領域、データグループの終了を示す終了符号、データグループの誤り検出を行なうためのCRC符号が存在する。
このデータグループデータ中には、後に説明するように、VICSデータにおいて、それが動的データであるか、静的データであるかを示すデータが含まれている。
図4は、CPU40の動作の一例を示すフローチャートである。
CPU40は、動作開始後(ステップS102)、入力部46に与えられる外部からの指示により、選局動作、すなわち受信ネットワークの切換が指示されたかの判断を行なう(ステップS104)。
切換が指示されている場合、CPU40は、FM多重デコード部15から与えられるパケットデータ数をカウントするための変数nの値を0にリセットする(ステップS106)。続いてCPU40は、FM多重デコード部からデータ転送のための割り込みが行われているかの判断を行なう(ステップS108)。
一方、ネットワークの切換が指示されていない場合は、CPU40は処理をステップS108に進める(ステップS104)。
ステップS108において、データ転送の割り込みがないと判断されると(ステップS108)、処理はステップS104に復帰する。
データ転送の割り込みがあると判断されると(ステップS108)、続いて、変数nと所定の数Nとの大小関係の比較が行われる(ステップS110)。
n>Nである場合、すなわち、所定数N個以上パケットデータの読み込みが、すでに完了している場合は(ステップS110)、CPU40は、以後取り込まれるデータは、切り換えられたネットワークからのパケットデータであると判断して、データの読み込みを行い、ステップS104に処理を復帰させる(ステップS112)。
一方、n>Nでない場合、すなわち、所定数N個分のパケットデータの読み込みが、完了していない場合は(ステップS110)、CPU40は、取り込んだデータを破棄した後(ステップS114)、変数nの値を1だけインクリメントし、ステップS104に処理を復帰させる(ステップS116)。
以上のようにして、FM多重デコード部15から、非同期でパケットデータの取り込みを行なう場合でも、CPU40が、切換前のネットワークからのデータを再構成処理して表示装置42に出力することが防止される。
なお、以上の説明では、CPU40は、ネットワークの切換指示後、所定数Nのパケットデータを破棄する構成としたが、CPU40が、ネットワークの切換指示後、一定時間経過するまでは、データ取り込みを行わない構成とすることも可能である。
この場合を、図4中では、カッコ書きで示している。以下、その動作についても説明する。
CPU40は、動作開始後(ステップS102)、入力部46に与えられる外部からの指示により、選局動作、すなわち受信ネットワークの切換が指示されたかの判断を行なう(ステップS104)。
切換が指示されている場合、CPU40は、タイマ41の値をリセットする(ステップS106)。続いてCPU40は、FM多重デコード部からデータ転送のための割り込みが行われているかの判断を行なう(ステップS108)。
一方、ネットワークの切換が指示されていない場合は、CPU40は処理をステップS108に進める(ステップS104)。
ステップS108において、データ転送の割り込みがないと判断されると(ステップS108)、処理はステップS104に復帰する。
データ転送の割り込みがあると判断されると(ステップS108)、続いて、タイマでの計時時間と所定時間tとの比較が行われる(ステップS110)。
時間tが経過している場合(ステップS110)、CPU40は、以後取り込まれるデータは、切り換えられたネットワークからのパケットデータであると判断して、データの読み込みを行い、ステップS104に処理を復帰させる(ステップS112)。
一方、時間tが経過していない場合(ステップS110)、CPU40は、ステップS104に処理を復帰させる(ステップS116)。
以上のような構成としても、FM多重デコード部15から、非同期でパケットデータの取り込みを行なう場合に、CPU40が、切換前のネットワークからのデータを再構成処理して表示装置42に出力することが防止される。
[第2の実施例]
第1の実施例では、ネットワークの切換指示後、CPU40が取り込むデータが、切換前のネットワークからのデータであるか、切換後のネットワークからのデータであるかを特に判断することなく、所定数のパケットデータが取り込まれるまで、または所定時間経過するまで、パケットデータから番組データの再構成を行わない構成であった。したがって、実際は、切換後のネットワークからのデータを受け取っている場合でも、無条件にそのデータは破棄されることになってしまう。逆に、このような無駄になるデータを予め見越して、所定数Nや所定時間tを設定しておかないと安定した動作を実現することができない。
しかしながら、CPU40の側で受け取ったデータが、ネットワークの切換指示後のものであるか否かを判別できれば、上記のようなデータの無駄をなくすことができる。
第2の実施例のデジタル信号受信装置の構成は、基本的に第1の実施例のデジタル信号受信装置100の構成と同様であるが、以下に説明するように、図1に示したデジタル信号受信装置100の構成中のFM多重デコード部15のCPU26の動作が異なる。
すなわち、CPU26は、復調LSI20から受け取ってホストPCに転送するデータ(階層3または階層4のデータ)に、どの局のデータかを識別できる識別データを受信時に付加する。CPU26は、識別データの付加された各局のデータをデータ単位(階層3や階層4のデータ)で、任意の順番で混在させて、ホストPCに転送する。
図5は、このような識別データ(以下、IDと呼ぶ)を付加する場合のデータフォーマットの構成を示す概念図である。
第1の例としては、IDとして受信するネットワークの周波数値を付加することが可能である。また、第2の例としては、受信周波数と1対1に対応するパラメータ、たとえば、受信周波数が80.2MHzのときは数値1を、85.1MHzのときは数値2をIDとして用いることが可能である。
また、第3の例としては、新しく選局したネットワークからの最初のデータにだけフラグを立てる、つまり、IDの値を"1"とするという構成も可能である。この場合は、フラグが立ったデータ以降のデータ(これらのフラグは"0"である)が選局後のデータとなる。
以上のような、識別データの付加されたデータをCPU40が受け取ることで、ネットワーク切換指示後、切換後のネットワークからのデータがどの時点から始まるかをCPU40が判断することが可能となる。
また、以上のような構成とすることで、ホストPCへのデータ転送は、複数のネットワークからのデータを切り換えて受信する場合でも、複数の受信系統を必要としない。
また、ホストPC側のソフト処理の負担も軽減されるという効果もある。
[第3の実施例]
第2の実施例においては、受信するネットワークを切り換えた場合の切換後のネットワークからのデータとそれ以前のデータとの間に区切りをつける構成について述べた。
前述したように、異なるサービス、たとえば、ニュース情報とVICS情報をもれなく受信する場合にも、このようなデータの区切りの検出が重要となる。
つまり、PCカードとホストPCとをインターフェースを介して接続した構成では、情報出力のリアルタイム性よりも、複数のネットワークからの情報取得の方に重点が置かれる場合がある。この場合は、受信系統は1系統のまま、複数のネットワークを順次スキャンしていくという構成にする事も可能である。ただし、このような構成とした場合でも、ネットワークを切り換えた場合の情報の区切りをホストPC側では検知できない。
さらに、このような構成で、以下に説明するように、VICS情報などの特性に従えば、効率よくスキャンを行なうことができる。
すなわち、第3の実施例のデジタル信号受信装置の構成は、上記データの区切りをつける点では、基本的に第1の実施例のデジタル信号受信装置100の構成と同様であるが、以下に説明するように、図1に示したホストPCの構成中のCPU40の動作が異なる。
または、第3の実施例のデジタル信号受信装置の構成は、上記データの区切りを検出する点では基本的に第2の実施例のデジタル信号受信装置100の構成と同様で、ホストPCの構成中のCPU40の動作が異なる構成とすることも可能である。
図6は、VICS情報の送出のタイミングを示すタイミングチャートである。VICS情報は、5分おきに情報を更新するが、渋滞情報(どの道路が、どの程度混雑しているかについての情報)などの動的情報(時々刻々変化する情報)は、最初の1分以内に送出を完了する。残りの時間は、地図情報など静的な情報(時間とともに変化しない情報)を再送している。
ここで、上記のように静的情報を常に再送するのは、受信側がいつ受信を開始しても全体としての交通情報を表示装置に再現できるようにするためである。
言い換えると、静的情報については、一度受信を完了すれば、静的情報まで変更されるような番組自体の変更が行われない限り、再度受信する必要はないことになる。
そこで、動的情報の受信を確認した場合、以後はその時点から5分(あるいは、その倍数)周期で、ネットワークのスキャンを自動的に行い、動的情報の受信完了次第もとの局にもどるという構成が可能である。
図7は、このようなスキャン動作をする際の、CPU40の動作を説明するためのフローチャートである。
動作開始後(ステップS202)、CPU40は、VICS情報を伝送するA局を選局する(ステップS204)。
続いて、CPU40は、データグループデータ中のデータに基づいて、A局の動的データの受信開始まで待機する(ステップS204)。動的データの受信開始を検出すると(ステップS206)、CPU40は、タイマ41をリセットし(ステップS208)、計時動作を開始させる。
次の動的データの受信まで、CPU40は待機状態を維持し(ステップS210)、再び動的データの受信を確認すると(ステップS210)、動的データの送出されるタイミング、つまり、VICS情報の周期を取得する(ステップS212)。ただし、ステップS206から、ステップS212までの期間を利用して、上記処理と平行して静的データの取得が行われる。
その後、CPU40は、外部からの選局指示があるまで、待機状態となる(ステップS214)。
外部から選局指示があると、CPU40からの指示により、たとえば、A局が選択される(ステップS216)。
続いて、CPU40は、動的データの受信開始を検知するまで待機状態となる(ステップS218)。
動的データの受信開始を検知すると(ステップS218)、CPU40は、タイマ41をリセットし、計時動作を開始させる(ステップS220)。
A局の動的データの受信が、全て完了したことを検知すると、CPU40は、B局の選局を指示する(ステップS224)。
CPU40は、B局のデータを受信し(ステップS226)、タイマの計時値がVICS情報の送出周期となったかを判定する(ステップS228)。送出周期に満たない場合は、B局の受信を再び継続し(ステップS226)、送出周期に達した場合は、処理をステップS216に復帰させる。
以上のような構成とすることで、動的データと静的データを交互に送出する番組の受信と、他のネットワークにより伝送される番組の受信とを効率よくスキャンさせることが可能となる。しかも、CPU40は、非同期でデータの授受を行なう場合でも、ネットワーク切換指示を出した後、切り換えられたネットワーク上の情報を選択的に取得することが可能である。
なお、上述した構成では、VICS情報の送出周期をCPU40の動作開始後、1周期間モニタすることで取得する構成としたが、送出周期が予め固定されている場合は、たとえば、送出周期のデータを予めホストPC中のメモリ44に格納しておく構成とすることも可能である。
また、CPU40の動作を図1のFM多重デコード部のCPU26で行う構成とすることもできる。
[第4の実施例]
第3の実施例においては、情報取得に重点が置かれているため、音声等が途中でとぎれることが問題とならず、1つの受信系で複数のネットワークをスキャンすることが可能な構成について説明した。
しかしながら、車載システム等であって、音声等がとぎれることが許されないシステムでは、複数のネットワークからのデータをもれなく受信するためには、少なくとも受信系は、2系統必要である。
第4の実施例では、このような場合に有効なデジタル信号受信装置200の構成について説明する。
図8は、第4の実施例のデジタル信号受信装置200の構成を示す概略ブロック図であり、従来のデジタル信号受信装置80の構成を示した図15と対比される図である。
デジタル信号受信装置200の構成が、デジタル信号受信装置80の構成と異なる点は、以下の2点である。
第1には、デジタル信号受信装置200は、FM復調回路17a,17b、フィルタ18a,18b、LMSK復調回路25a,25bをそれぞれ2系統有する構成となっている点である。
第2には、I/F部50が、LMSK復調回路25a,25bからの出力を受けて、第2の実施例の場合と同様に、それぞれに対応するIDをデータに付加した上で、両者を混在させて、言い換えると、時分割的にホストPCに出力する構成となっている点である。
その他の構成は、従来のデジタル信号受信装置80の構成と同様であるので、同一部分には同一符号を付して、説明は繰り返さない。
ただし、図8中のホストPC120においては、図1におけるのと同様、ブロック45は、CPU40、タイマ41、表示部42、メモリ44、入力部46を含むものとする。
図9は、図8に示した構成のうち、I/F部50とLMSK復調回路25a,25bの構成をより詳しく説明するためのブロック図である。I/F部50は、LMSK復調回路25a,25bの出力を受けて、対応するIDを付加するCPU52と、CPU52の出力を受けて、ホストPC側のインターフェースにデータを送出するI/F回路56とを含む。CPU52は、後に説明するように、バッファとして動作するランダムアクセスメモリ(以下、RAMと呼ぶ。)54を含む。
CPU52は、LMSK復調回路25a,25bから出力され、データ受信完了を知らせる割り込み信号1または割り込み信号2のいずれかが活性状態となるのに応じて、活性な割り込み信号を発生した側に内部クロックCLK1またはCLK2を出力する。
内部クロックCLK1またはCLK2を受けたLMSK復調回路は、この内部クロックに同期して、データDATA1またはDATA2をCPU52に出力する。CPU52は、受け取ったデータに、図5で説明したようなIDを付加して順次I/F回路56に出力する。
したがって、I/F回路56からは2つのネットワークから得られたデータにIDが付加されたものが、混在して時分割されて出力される。
図10は、LMSK復調回路25a,25bから出力されるデータのフォーマットの1例を示す概念図である。
22バイトの階層3のデータの前に、受信状態などを示すパラメータのCNT1とブロック番号を示すデータCNT2が存在する。
図11は、図9に示したCPU52の動作を説明するためのフローチャートである。
図11を参照して、CPU52は、動作開始後(ステップS302)、A局を受信しているLMSK復調回路25aからの割り込みがあるかを判断し(ステップS304)、割り込みがある場合は、LMSK復調回路25aからのデータの読み込み(24バイト分)を行なう(ステップS306)。
続いて、CPU52は、読み込んだデータに対応するIDを付加し(ステップS308)、RAM54に保存する(ステップS310)。
一方、LMSK復調回路25aからの割り込みがない場合、CPU52は、処理をステップS312に進める。
次に、CPU52は、B局を受信しているLMSK復調回路25bからの割り込みがあるかを判断し(ステップS312)、割り込みがある場合は、LMSK復調回路25bからのデータの読み込み(24バイト分)を行なう(ステップS314)。
続いて、CPU52は、読み込んだデータに対応するIDを付加し(ステップS316)、RAM54に保存する(ステップS318)。
一方、LMSK復調回路25bからの割り込みがない場合、CPU52は、処理をステップS320に進める。
CPU52は、RAM54にデータが保持されているかを判断し(ステップS320)、データが保持されている場合、そのデータをホストPCへ転送する(ステップS322)。
一方、データが保持されていない場合、処理をステップS304に復帰させる(ステップS320)。
以上のような構成とすることで、図16に示すような受信系統が完全に2系統存在する場合に比べて、より簡単な構成で、複数のネットワークからのデータの取得を効率よく、かつ受信中のネットワークの情報出力を中断させることなく行なうことが可能となる。しかも、CPU40は、非同期でデータの授受を行なう場合でも、ネットワーク切換指示を出した後、切り換えられたネットワーク上の情報を選択的に取得することが可能である。
この発明を詳細に説明し示してきたが、これは例示のためのみであって、限定となってはならず、発明の精神と範囲は添付の請求の範囲によってのみ限定されることが明らかに理解されるであろう。

Claims (26)

  1. 複数の番組データの各々が複数のパケットに分割され、対応する番組データが複数のネットワークのうちのいずれに属するかを示す属性データを、前記各パケットが含むパケットストリームとして、主信号データに多重化されて伝送される通信系におけるデジタル信号受信装置であって、
    前記パケットストリームを受けて、外部からの制御信号に応じて対応するデジタル信号を抽出して出力する多重信号分離手段(100)を備え、
    前記多重信号分離手段は、
    制御信号に応じて、選択されたネットワークに対応する多重信号を伝送する搬送波を受信して復調する復調手段(14)と、
    前記復調手段の出力を受けて、前記多重信号を抽出する多重信号復調手段(20)と、
    前記多重信号復調手段からの出力を受けて、対応するデジタル信号から成る複数のパケットデータを抽出し、前記属性データに応じて、前記パケットデータごとに識別データを付加して出力する多重信号デコード手段(26)とを含む、デジタル信号受信装置。
  2. 前記多重信号分離手段は、PCカードに含まれ、
    前記PCカードは、外部とデータおよび制御信号の授受を行なうことが可能なインタフェース手段(30,34)をさらに含む、請求の範囲第1項記載のデジタル信号受信装置。
  3. 前記多重信号分離手段に制御信号を与え、前記多重信号デコード手段の出力を受けて、前記識別データに応じて前記番組データに対応する表示データを再構成して出力する情報再構成手段(120)と、
    前記表示データを出力する表示手段(42)とをさらに備える、請求の範囲第1項記載のデジタル信号受信装置。
  4. 前記情報再構成手段および前記表示手段は、パーソナルコンピュータに含まれ、
    前記多重信号分離手段は、PCカードに含まれ、かつ前記パーソナルコンピュータに対して着脱可能なインタフェース部(30,34)により、前記パーソナルコンピュータと接続される、請求の範囲第3項記載のデジタル信号受信装置。
  5. 複数の番組データの各々が複数のパケットに分割され、前記各パケットが、対応する番組データが複数のネットワークのうちのいずれに属するかを示す属性データを含むパケットストリームとして、主信号データに多重化されて伝送される通信系におけるデジタル信号受信装置であって、
    前記パケットストリームを受けて、外部からの制御信号に応じて対応するデジタル信号を抽出して出力する多重信号分離手段を備え、
    前記多重信号分離手段は、
    制御信号に応じて、選択されたネットワークに対応する多重信号を伝送する搬送波を受信して復調する第1の復調手段(17a)と、
    前記第1の復調手段の出力を受けて、前記多重信号を抽出する第1の多重信号復調手段(25a)と、
    制御信号に応じて、選択されたネットワークに対応する多重信号を伝送する搬送波を受信して復調する第2の復調手段(17b)と、
    前記第2の復調手段の出力を受けて、前記多重信号を抽出する第2の多重信号復調手段(25b)と、
    前記第1および第2の多重信号復調手段からの出力を受けて、対応するデジタル信号から成る複数の第1のパケットデータおよび複数の第2のパケットデータを抽出し、第1および第2の多重信号復調手段のいずれの出力であるかに応じて、前記第1および第2のパケットデータごとに、識別データを付加し、時分割して出力する多重信号デコード手段(50)とを含む、デジタル信号受信装置。
  6. 前記多重信号分離手段は、PCカードに含まれ、
    前記PCカードは、外部とデータの授受を行なうことが可能なインタフェース手段をさらに含む、請求の範囲第5項記載のデジタル信号受信装置。
  7. 前記多重信号分離手段に制御信号を与え、前記インターフェース制御手段の出力を受けて、前記識別データに応じて前記番組データに対応する表示データを再構成して出力する情報再構成手段(120)と、
    前記表示データを出力する表示手段とをさらに備える、請求の範囲第5項記載のデジタル信号受信装置。
  8. 前記情報再構成手段および前記表示手段は、パーソナルコンピュータに含まれ、
    前記多重信号分離手段は、PCカードに含まれ、かつ前記パーソナルコンピュータに対して着脱可能なインタフェース部により、前記パーソナルコンピュータと接続される、請求の範囲第7項記載のデジタル信号受信装置。
  9. 複数の番組データの各々が複数のパケットに分割され、対応する番組データが複数のネットワークのうちのいずれかに属するかを示す属性データを、前記各パケットが含むパケットストリームとして、主信号データに多重化されて伝送される通信系におけるデジタル信号受信装置であって、
    前記パケットストリームを受けて、外部からの制御信号に応じて対応するデジタル信号を抽出して出力する多重信号分離手段を備え、
    前記多重信号分離手段は、
    制御信号に応じて、選択されたネットワークに対応する多重信号を伝送する搬送波を受信して復調する復調手段と、
    前記復調手段の出力を受けて、前記多重信号を抽出する多重信号復調手段と、
    前記多重信号復調手段からの出力を受けて、対応するデジタル信号から成る複数のパケットデータを抽出し、バッファ処理して出力する多重信号デコード手段とを含み、
    前記多重信号分離手段に制御信号を与え、前記多重信号デコード手段の出力を受けて、前記番組データに対応する表示データを再構成して出力する情報再構成手段をさらに備え、
    前記情報再構成手段は、
    前記ネットワークを切り換える制御信号を出力後、前記表示データを再構成するためのパケットデータの取得開始時期を決定するタイミング検出手段(41)を含み、
    前記表示データを出力する表示手段をさらに備える、デジタル信号受信装置。
  10. 前記タイミング検出手段は、
    前記情報再構成手段が、前記ネットワークを切り換える制御信号を出力後、所定時間を計測して前記取得開始時期を決定する、請求の範囲第9項記載のデジタル信号受信装置。
  11. 前記タイミング検出手段は、
    前記情報再構成手段が、前記ネットワークを切り換える制御信号を出力後、受け取るパケットデータが所定数となることを検出して前記取得開始時期を決定する、請求の範囲第9項記載のデジタル信号受信装置。
  12. 複数の番組データの各々が複数のパケットに分割され、対応する番組データが複数のネットワークのうちのいずれに属するかを示す属性データを、前記各パケットが含むパケットストリームとして主信号データに多重化されて伝送され、前記ネットワークのうちの少なくとも1つは、第1の所定時間内に放送される情報内容が第2の所定時間間隔ごとに更新される巡回型番組データを供給する通信系におけるデジタル信号受信装置であって、
    前記パケットストリームを受けて、外部からの制御信号に応じて対応するデジタル信号を抽出して出力する多重信号分離手段を備え、
    前記多重信号分離手段は、
    制御信号に応じて、選択されたネットワークに対応する多重信号を伝送する搬送波を受信して復調する復調手段と、
    前記復調手段の出力を受けて、前記多重信号を抽出する多重信号復調手段と、
    前記多重信号復調手段からの出力を受けて、対応するデジタル信号から成る複数のパケットデータを抽出し、前記属性データに応じて、前記パケットデータごとに識別データを付加して出力する多重信号デコード手段とを含み、
    前記多重信号分離手段に制御信号を与え、前記多重信号デコード手段の出力を受けて、前記識別データに応じて前記番組データに対応する表示データを再構成して出力する情報再構成手段(120)をさらに備え、
    前記情報再構成手段は、
    少なくとも前記第1の所定時間、前記巡回型番組データの再構成を行なう第1の処理と、他のネットワークを選択して前記他のネットワークの番組データの再構成を行なう第2の処理とを前記第2の所定時間間隔で繰り返すように制御するネットワーク選択制御手段(40)を含み、
    前記表示データを出力する表示手段(42)をさらに備える、デジタル信号受信装置。
  13. 複数の番組データの各々が複数のパケットに分割され、対応する番組データが複数のネットワークのうちのいずれに属するかを示す属性データを、前記各パケットが含むパケットストリームとして主信号データに多重化されて伝送され、前記ネットワークのうちの少なくとも1つは、第1の所定時間内に放送される情報内容が第2の所定時間間隔ごとに更新される巡回型番組データを供給する通信系におけるデジタル信号受信装置であって、
    前記パケットストリームを受けて、外部からの制御信号に応じて対応するデジタル信号を抽出して出力する多重信号分離手段を備え、
    前記多重信号分離手段は、
    制御信号に応じて、選択されたネットワークに対応する多重信号を伝送する搬送波を受信して復調する復調手段と、
    前記復調手段の出力を受けて、前記多重信号を抽出する多重信号復調手段と、
    前記多重信号復調手段からの出力を受けて、対応するデジタル信号から成る複数のパケットデータを抽出し、バッファ処理して出力する多重信号デコード手段とを含み、
    前記多重信号分離手段に制御信号を与え、前記多重信号デコード手段の出力を受けて、前記番組データに対応する表示データを再構成して出力する情報再構成手段(120)をさらに備え、
    前記情報再構成手段は、
    少なくとも前記第1の所定時間、前記巡回型番組データの再構成を行なう第1の処理と、他のネットワークを選択して前記他のネットワークの番組データの再構成を行なう第2の処理とを、前記第2の時間間隔で繰り返すように制御するネットワーク選択制御手段(40)と、
    前記ネットワークを切り換える制御信号を出力後、前記表示データを再構成するためのパケットデータの取得開始時期を決定するタイミング検出手段(41)とを含み、
    前記表示データを出力する表示手段をさらに備える、デジタル信号受信装置。
  14. 複数の番組データの各々が複数のパケッ トに分割され、パケットストリームとして、複数のネッ トワークにおいて、主信号データに多重化されて伝送さ れる通信系におけるデジタル信号受信装置であって、
    前記パケットストリームを受けて、外部からの制御信号 に応じて対応するデジタル信号を抽出して出力する多重 信号分離手段を備え、
    前記多重信号分離手段は、
    制御信号に応じて、選択されたネットワークに対応する 多重信号を伝送する搬送波を受信して復調する復調手段 と、
    前記復調手段の出力を受けて、前記多重信号を抽出し、 対応するデジタル信号から成る複数のパケットデータと して出力する多重信号デコード手段と、
    前記多重信号デコード手段からの出力を受けて、前記ネ ットワークのいずれを選択するかの選局指示に応じて、 前記パケットデータごとに識別データを付加して出力す るインターフェース制御手段とを含む、デジタル信号受 信装置。
  15. 前記多重信号分離手段は、PCカードに含 まれ、
    前記PCカードは、外部とデータおよび制御信号の授受を 行なうことが可能なインタフェース手段(30,34)をさ らに含む、請求の範囲第14項記載のデジタル信号受信装 置。
  16. 前記多重信号分離手段に制御信号を与 え、前記多重信号デコード手段の出力を受けて、前記識 別データに応じて前記番組データに対応する表示データ を再構成して出力する情報再構成手段(120)と、
    前記表示データを出力する表示手段(42)とをさらに備 える、請求の範囲第14項記載のデジタル信号受信装置。
  17. 前記情報再構成手段および前記表示手段 は、パーソナルコンピュータに含まれ、
    前記多重信号分離手段は、PCカードに含まれ、かつ前記 パーソナルコンピュータに対して着脱可能なインタフェ ース部(30,34)により、前記パーソナルコンピュータ と接続される、請求の範囲第16項記載のデジタル信号受 信装置。
  18. 複数の番組データの各々が複数のパケッ トに分割され、複数のネットワークにおいて、パケット ストリームとして、主信号データに多重化されて伝送さ れる通信系におけるデジタル信号受信装置であって、
    前記パケットストリームを受けて、外部からの制御信号 に応じて対応するデジタル信号を抽出して出力する多重 信号分離手段を備え、
    前記多重信号分離手段は、
    制御信号に応じて、選択されたネットワークに対応する 多重信号を伝送する搬送波を受信して復調する第1の復 調手段と、
    前記第1の復調手段の出力を受けて、前記多重信号を抽 出し、対応するデジタル信号から成る複数の第1のパケ ットデータとして出力する第1の多重信号デコード手段 と、
    制御信号に応じて、選択されたネットワークに対応する 多重信号を伝送する搬送波を受信して復調する第2の復 調手段と、
    前記第2の復調手段の出力を受けて、前記多重信号を抽 出し、対応するデジタル信号から成る複数の第2のパケ ットデータとして出力する第2の多重信号デコード手段 と、
    前記第1および第2の多重デコード手段からの出力を受 けて、第1および第2の多重デコード手段のいずれの出 力であるかに応じて、前記第1および第2のパケットデ ータごとに、識別データを付加し、時分割して出力する インターフェース制御手段とを含む、デジタル信号受信 装置。
  19. 前記多重信号分離手段は、PCカードに含 まれ、
    前記PCカードは、外部とデータの授受を行なうことが可 能なインタフェース手段をさらに含む、請求の範囲第18 項記載のデジタル信号受信装置。
  20. 前記多重信号分離手段に制御信号を与 え、前記インターフェース制御手段の出力を受けて、前 記識別データに応じて前記番組データに対応する表示デ ータを再構成して出力する情報再構成手段(120)と、
    前記表示データを出力する表示手段とをさらに備える、 請求の範囲第18項記載のデジタル信号受信装置。
  21. 前記情報再構成手段および前記表示手段 は、パーソナルコンピュータに含まれ、
    前記多重信号分離手段は、PCカードに含まれ、かつ前記 パーソナルコンピュータに対して着脱可能なインタフェ ース部により、前記パーソナルコンピュータと接続され る、請求の範囲第20項記載のデジタル信号受信装置。
  22. 複数の番組データの各々が複数のパケッ トに分割され、複数のネットワークにおいて、パケット ストリームとして、主信号データに多重化されて伝送さ れる通信系におけるデジタル信号受信装置であって、
    前記パケットストリームを受けて、外部からの制御信号 に応じて対応するデジタル信号を抽出して出力する多重 信号分離手段を備え、
    前記多重信号分離手段は、
    制御信号に応じて、選択されたネットワークに対応する 多重信号を伝送する搬送波を受信して復調する復調手段 と、
    前記復調手段の出力を受けて、前記多重信号を抽出し、 対応するデジタル信号から成る複数のパケットデータと して出力する多重信号デコード手段と、
    前記多重デコード手段からの出力を受けて、バッファ処 理して出力するインターフェース制御手段とを含み、
    前記多重信号分離手段に制御信号を与え、前記インター フェース制御手段の出力を受けて、前記番組データに対 応する表示データを再構成して出力する情報再構成手段 をさらに備え、
    前記情報再構成手段は、
    前記ネットワークを切り換える制御信号を出力後、前記 表示データを再構成するためのパケットデータの取得開 始時期を決定するタイミング検出手段を含み、
    前記表示データを出力する表示手段をさらに備える、デ ジタル信号受信装置。
  23. 前記タイミング検出手段は、
    前記情報再構成手段が、前記ネットワークを切り換える 制御信号を出力後、所定時間を計測して前記取得開始時 期を決定する、請求の範囲第22項記載のデジタル信号受 信装置。
  24. 前記タイミング検出手段は、
    前記情報再構成手段が、前記ネットワークを切り換える 制御信号を出力後、受け取るパケットデータが所定数と なることを検出して前記取得開始時期を決定する、請求 の範囲第22項記載のデジタル信号受信装置。
  25. 複数の番組データの各々が複数のパケッ トに分割され、複数のネットワークにおいて、パケット ストリームとして主信号データに多重化されて伝送さ れ、前記ネットワークのうちの少なくとも1つは、第1 の所定時間内に放送される情報内容が第2の所定時間間 隔ごとに更新される巡回型番組データを供給する通信系 におけるデジタル信号受信装置であって、
    前記パケットストリームを受けて、外部からの制御信号 に応じて対応するデジタル信号を抽出して出力する多重 信号分離手段を備え、
    前記多重信号分離手段は、
    制御信号に応じて、選択されたネットワークに対応する 多重信号を伝送する搬送波を受信して復調する復調手段 と、
    前記復調手段の出力を受けて、前記多重信号を抽出し、 対応するデジタル信号から成る複数のパケットデータと して出力する多重信号デコード手段と、
    前記多重デコード手段からの出力を受けて、前記ネット ワークのいずれを選択するかの選局指示に応じて、前記 パケットデータごとに識別データを付加して出力するイ ンターフェース制御手段とを含み、
    前記多重信号分離手段に制御信号を与え、前記インター フェース制御手段の出力を受けて、前記識別データに応 じて前記番組データに対応する表示データを再構成して 出力する情報再構成手段をさらに備え、
    前記情報再構成手段は、
    少なくとも前記第1の所定時間、前記巡回型番組データ の再構成を行なう第1の処理と、他のネットワークを選 択して前記他のネットワークの番組データの再構成を行 なう第2の処理とを前記第2の所定時間間隔で繰り返す ように制御するネットワーク選択制御手段を含み、
    前記表示データを出力する表示手段をさらに備える、デ ジタル信号受信装置。
  26. 複数の番組データの各々が複数のパケッ トに分割され、複数のネットワークにおいて、パケット ストリームとして主信号データに多重化されて伝送さ れ、前記ネットワークのうちの少なくとも1つは、第1 の所定時間内に放送される情報内容が第2の所定時間間 隔ごとに更新される巡回型番組データを供給する通信系 におけるデジタル信号受信装置であって、
    前記パケットストリームを受けて、外部からの制御信号 に応じて対応するデジタル信号を抽出して出力する多重 信号分離手段を備え、
    前記多重信号分離手段は、
    制御信号に応じて、選択されたネットワークに対応する 多重信号を伝送する搬送波を受信して復調する復調手段 と、
    前記復調手段の出力を受けて、前記多重信号を抽出し、 対応するデジタル信号から成る複数のパケットデータと して出力する多重信号デコード手段と、
    前記多重デコード手段からの出力を受けて、バッファ処 理して出力するインターフェース制御手段とを含み、
    前記多重信号分離手段に制御信号を与え、前記インター フェース制御手段の出力を受けて、前記番組データに対 応する表示データを再構成して出力する情報再構成手段 をさらに備え、
    前記情報再構成手段は、
    少なくとも前記第1の所定時間、前記巡回型番組データ の再構成を行なう第1の処理と、他のネットワークを選 択して前記他のネットワークの番組データの再構成を行 なう第2の処理とを、前記第2の時間間隔で繰り返すよ うに制御するネットワーク選択制御手段と、
    前記ネットワークを切り換える制御信号を出力後、前記 表示データを再構成するためのパケットデータの取得開 始時期を決定するタイミング検出手段とを含み、
    前記表示データを出力する表示手段をさらに備える、デ ジタル信号受信装置。
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