JP2000115138A - 多重放送受信装置 - Google Patents
多重放送受信装置Info
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- JP2000115138A JP2000115138A JP10286908A JP28690898A JP2000115138A JP 2000115138 A JP2000115138 A JP 2000115138A JP 10286908 A JP10286908 A JP 10286908A JP 28690898 A JP28690898 A JP 28690898A JP 2000115138 A JP2000115138 A JP 2000115138A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 多重信号の受信から文字情報の表示まで
にかかる時間を短縮すること。 【解決手段】 受信感度が良好である場合は、誤り訂正
処理を行わず、受信感度が少し悪い場合は、データパケ
ットに付加された横方向の誤り訂正符号を用いる誤り訂
正処理のみを行い、受信感度が悪い場合は、データパケ
ットに付加された横方向の誤り訂正符号を用いる誤り訂
正処理とパリティパケットに付加された縦方向の誤り訂
正符号を用いる誤り訂正処理とを行う。
にかかる時間を短縮すること。 【解決手段】 受信感度が良好である場合は、誤り訂正
処理を行わず、受信感度が少し悪い場合は、データパケ
ットに付加された横方向の誤り訂正符号を用いる誤り訂
正処理のみを行い、受信感度が悪い場合は、データパケ
ットに付加された横方向の誤り訂正符号を用いる誤り訂
正処理とパリティパケットに付加された縦方向の誤り訂
正符号を用いる誤り訂正処理とを行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、FM多重放送等の
放送波を受信し、受信した信号に対して誤り訂正を行う
多重受信装置に関する。
放送波を受信し、受信した信号に対して誤り訂正を行う
多重受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、FM信号に文字情報を多重して放
送するFM多重放送が普及している。このFM多重放送
では、文字情報を符号化してFMステレオ信号に多重し
ており、現在、ニュース等の番組が放送されている。ま
た、自動車のナビゲーションシステム等に対して交通情
報を提供するVICS(Vehicle Inform
ation and Communication S
ystem:道路交通情報通信システム)も情報提供の
一形態としてFM多重放送を用いている。
送するFM多重放送が普及している。このFM多重放送
では、文字情報を符号化してFMステレオ信号に多重し
ており、現在、ニュース等の番組が放送されている。ま
た、自動車のナビゲーションシステム等に対して交通情
報を提供するVICS(Vehicle Inform
ation and Communication S
ystem:道路交通情報通信システム)も情報提供の
一形態としてFM多重放送を用いている。
【0003】このような従来のFM多重放送受信装置で
は、FM放送信号に多重されたディジタル信号を誤り訂
正回路で訂正する。ここで、ディジタル信号の1フレー
ムには横方向および縦方向にパリティが含まれるため、
誤り訂正回路は、横方向および縦方向の両方向に対して
誤り訂正を行う。この誤り訂正されたディジタル信号に
含まれる文字情報が表示部に表示される。
は、FM放送信号に多重されたディジタル信号を誤り訂
正回路で訂正する。ここで、ディジタル信号の1フレー
ムには横方向および縦方向にパリティが含まれるため、
誤り訂正回路は、横方向および縦方向の両方向に対して
誤り訂正を行う。この誤り訂正されたディジタル信号に
含まれる文字情報が表示部に表示される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のFM多重放送受信装置は、受信感度の良い悪
いに関わらず、常に横方向および縦方向の誤り訂正処理
を行うため、FM多重信号を受信してから文字情報が表
示されるまでに5秒程度の時間を要するという問題点が
あった。本発明は、このような問題点に鑑みてなされた
ものであり、多重信号の受信から文字情報の表示までに
かかる時間を短縮することができる多重放送受信装置を
提供することを目的とする。
うな従来のFM多重放送受信装置は、受信感度の良い悪
いに関わらず、常に横方向および縦方向の誤り訂正処理
を行うため、FM多重信号を受信してから文字情報が表
示されるまでに5秒程度の時間を要するという問題点が
あった。本発明は、このような問題点に鑑みてなされた
ものであり、多重信号の受信から文字情報の表示までに
かかる時間を短縮することができる多重放送受信装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、受信感度が良
好である場合は、誤り訂正処理を行わず、受信感度が少
し悪い場合は、データパケットに付加された横方向の誤
り訂正符号を用いる誤り訂正処理のみを行い、受信感度
が悪い場合は、データパケットに付加された横方向の誤
り訂正符号を用いる誤り訂正処理とパリティパケットに
付加された縦方向の誤り訂正符号を用いる誤り訂正処理
とを行う。
好である場合は、誤り訂正処理を行わず、受信感度が少
し悪い場合は、データパケットに付加された横方向の誤
り訂正符号を用いる誤り訂正処理のみを行い、受信感度
が悪い場合は、データパケットに付加された横方向の誤
り訂正符号を用いる誤り訂正処理とパリティパケットに
付加された縦方向の誤り訂正符号を用いる誤り訂正処理
とを行う。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様に係る多重放
送受信装置は、1フレーム内が複数のパケットに分割さ
れ、このパケットに複数方式で誤り訂正符号が付加され
たフレームを無線受信する無線受信手段と、前記各方式
の誤り訂正符号に応じて誤り訂正処理を行う複数の誤り
訂正手段と、受信した多重信号の電界強度を計測する電
界強度計測手段と、この計測した電界強度に応じて動作
する誤り訂正手段を選択する制御手段とを備える構成を
採る。
送受信装置は、1フレーム内が複数のパケットに分割さ
れ、このパケットに複数方式で誤り訂正符号が付加され
たフレームを無線受信する無線受信手段と、前記各方式
の誤り訂正符号に応じて誤り訂正処理を行う複数の誤り
訂正手段と、受信した多重信号の電界強度を計測する電
界強度計測手段と、この計測した電界強度に応じて動作
する誤り訂正手段を選択する制御手段とを備える構成を
採る。
【0007】また、本発明の第4の態様に係る多重放送
受信方法は、1フレーム内が複数のパケットに分割さ
れ、このパケットに複数方式で誤り訂正符号が付加され
たフレームを無線受信し、受信した多重信号の電界強度
を計測し、この計測した電界強度に応じて前記各方式の
誤り訂正符号選択して誤り訂正処理を行う構成を採る。
受信方法は、1フレーム内が複数のパケットに分割さ
れ、このパケットに複数方式で誤り訂正符号が付加され
たフレームを無線受信し、受信した多重信号の電界強度
を計測し、この計測した電界強度に応じて前記各方式の
誤り訂正符号選択して誤り訂正処理を行う構成を採る。
【0008】これらの構成により、電界強度が強い場合
は誤り訂正処理を実施しないか、又は一部のみの誤り訂
正手段を動作させることができるため、多重信号の受信
から文字情報を表示させるまでの時間を短縮させること
が可能となる。
は誤り訂正処理を実施しないか、又は一部のみの誤り訂
正手段を動作させることができるため、多重信号の受信
から文字情報を表示させるまでの時間を短縮させること
が可能となる。
【0009】また、本発明の第2の態様は、第1の態様
に係る多重放送受信装置において、前記制御手段は、前
記計測した電界強度が第1の閾値以上である場合は前記
誤り訂正手段による誤り訂正を行うことなく後段の処理
へ移行する構成を採る。
に係る多重放送受信装置において、前記制御手段は、前
記計測した電界強度が第1の閾値以上である場合は前記
誤り訂正手段による誤り訂正を行うことなく後段の処理
へ移行する構成を採る。
【0010】この構成により、電界強度が強く、受信感
度が良好である場合は、誤り訂正処理を実施しないた
め、誤り訂正処理に係る時間を削除することができ、多
重信号の受信から文字情報を表示させるまでの時間を短
縮させることが可能となる。
度が良好である場合は、誤り訂正処理を実施しないた
め、誤り訂正処理に係る時間を削除することができ、多
重信号の受信から文字情報を表示させるまでの時間を短
縮させることが可能となる。
【0011】また、本発明の第3の態様は、第1の態様
または第2の態様に係る多重放送受信装置において、前
記複数の誤り訂正手段には、少なくとも、データパケッ
トに付加された横方向の誤り訂正符号を用いて誤り訂正
処理を行う第1の誤り訂正手段と、パリティパケットに
付加された縦方向の誤り訂正符号を用いて誤り訂正処理
を行う第2の誤り訂正手段とが含まれ、前記制御手段
は、前記計測した電界強度が第2の閾値以上、第1の閾
値未満である場合は、前記第1の誤り訂正手段のみを動
作させ、一方、前記計測した電界強度が第2の閾値未満
である場合は、前記第1の誤り訂正手段および前記第2
の誤り訂正手段を動作させる構成を採る。
または第2の態様に係る多重放送受信装置において、前
記複数の誤り訂正手段には、少なくとも、データパケッ
トに付加された横方向の誤り訂正符号を用いて誤り訂正
処理を行う第1の誤り訂正手段と、パリティパケットに
付加された縦方向の誤り訂正符号を用いて誤り訂正処理
を行う第2の誤り訂正手段とが含まれ、前記制御手段
は、前記計測した電界強度が第2の閾値以上、第1の閾
値未満である場合は、前記第1の誤り訂正手段のみを動
作させ、一方、前記計測した電界強度が第2の閾値未満
である場合は、前記第1の誤り訂正手段および前記第2
の誤り訂正手段を動作させる構成を採る。
【0012】この構成により、受信感度が良好である場
合は、横方向の誤り訂正処理も縦方向の誤り訂正処理も
実施しないため、多重信号の受信から文字情報を表示さ
せるまでの時間を短縮させることが可能となる。また、
受信感度が少し悪い場合は、横方向の誤り訂正処理のみ
を行うため、横および縦方向の誤り訂正処理をする場合
と比較して、多重信号の受信から文字情報を表示させる
までの時間を短縮させることが可能となる。また、受信
感度が悪い場合は、横および縦方向の誤り訂正処理を行
うため、データを適正に取得することができる。
合は、横方向の誤り訂正処理も縦方向の誤り訂正処理も
実施しないため、多重信号の受信から文字情報を表示さ
せるまでの時間を短縮させることが可能となる。また、
受信感度が少し悪い場合は、横方向の誤り訂正処理のみ
を行うため、横および縦方向の誤り訂正処理をする場合
と比較して、多重信号の受信から文字情報を表示させる
までの時間を短縮させることが可能となる。また、受信
感度が悪い場合は、横および縦方向の誤り訂正処理を行
うため、データを適正に取得することができる。
【0013】また、本発明の第5の態様に係る多重放送
受信方法は、1フレーム内が複数のパケットに分割さ
れ、横方向の誤り訂正符号が付加された複数のデータパ
ケットと縦方向の誤り訂正符号が付加された複数のパリ
ティパケットとから構成されるフレームを無線受信し、
受信した多重信号の電界強度を計測し、この計測した電
界強度が第1の閾値以上である場合は、誤り訂正処理を
行わず、前記計測した電界強度が第2の閾値以上、第1
の閾値未満である場合は、前記データパケットに付加さ
れた横方向の誤り訂正符号を用いる誤り訂正処理のみを
行い、前記計測した電界強度が第2の閾値未満である場
合は、前記データパケットに付加された横方向の誤り訂
正符号を用いる誤り訂正処理と前記パリティパケットに
付加された縦方向の誤り訂正符号を用いる誤り訂正処理
とを行う構成を採る。
受信方法は、1フレーム内が複数のパケットに分割さ
れ、横方向の誤り訂正符号が付加された複数のデータパ
ケットと縦方向の誤り訂正符号が付加された複数のパリ
ティパケットとから構成されるフレームを無線受信し、
受信した多重信号の電界強度を計測し、この計測した電
界強度が第1の閾値以上である場合は、誤り訂正処理を
行わず、前記計測した電界強度が第2の閾値以上、第1
の閾値未満である場合は、前記データパケットに付加さ
れた横方向の誤り訂正符号を用いる誤り訂正処理のみを
行い、前記計測した電界強度が第2の閾値未満である場
合は、前記データパケットに付加された横方向の誤り訂
正符号を用いる誤り訂正処理と前記パリティパケットに
付加された縦方向の誤り訂正符号を用いる誤り訂正処理
とを行う構成を採る。
【0014】この構成により、受信感度が良好である場
合は、横方向の誤り訂正処理も縦方向の誤り訂正処理も
実施しないため、多重信号の受信から文字情報を表示さ
せるまでの時間を短縮させることが可能となる。また、
受信感度が少し悪い場合は、横方向の誤り訂正処理のみ
を行うため、横および縦方向の誤り訂正処理をする場合
と比較して、多重信号の受信から文字情報を表示させる
までの時間を短縮させることが可能となる。また、受信
感度が悪い場合は、横および縦方向の誤り訂正処理を行
うため、データを適正に取得することができる。
合は、横方向の誤り訂正処理も縦方向の誤り訂正処理も
実施しないため、多重信号の受信から文字情報を表示さ
せるまでの時間を短縮させることが可能となる。また、
受信感度が少し悪い場合は、横方向の誤り訂正処理のみ
を行うため、横および縦方向の誤り訂正処理をする場合
と比較して、多重信号の受信から文字情報を表示させる
までの時間を短縮させることが可能となる。また、受信
感度が悪い場合は、横および縦方向の誤り訂正処理を行
うため、データを適正に取得することができる。
【0015】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して説明する。なお、本実施の形態では、FM多
重受信装置を例にとって説明するが、本発明は、FM多
重放送の受信に限定されるものではない。
を参照して説明する。なお、本実施の形態では、FM多
重受信装置を例にとって説明するが、本発明は、FM多
重放送の受信に限定されるものではない。
【0016】図1は、本発明の一実施の形態に係るFM
多重放送受信装置の全体構成を示すブロック図である。
本発明の一実施の形態に係るFM多重放送受信装置は、
アンテナ101によって、後述するディジタル信号が多
重されたFM多重信号を受信し、この受信信号をフロン
トエンド102に入力する。フロントエンド102は、
PLL/局部発振回路103から入力される発振周波数
信号に基づいて、FM多重信号をIF信号に変換する。
変換されたIF信号は、IF増幅/検波部104によっ
てFM検波され、FM検波信号がマルチプレクサ105
およびLMSK(Level−controlled
Minimum Shift Keying)復調部1
06に入力される。
多重放送受信装置の全体構成を示すブロック図である。
本発明の一実施の形態に係るFM多重放送受信装置は、
アンテナ101によって、後述するディジタル信号が多
重されたFM多重信号を受信し、この受信信号をフロン
トエンド102に入力する。フロントエンド102は、
PLL/局部発振回路103から入力される発振周波数
信号に基づいて、FM多重信号をIF信号に変換する。
変換されたIF信号は、IF増幅/検波部104によっ
てFM検波され、FM検波信号がマルチプレクサ105
およびLMSK(Level−controlled
Minimum Shift Keying)復調部1
06に入力される。
【0017】マルチプレクサ105は、FM検波信号に
基づいて音声信号を生成して出力する。LMSK復調回
路106は、受信したディジタル信号を復調し、復調さ
れたディジタル信号は、同期再生/誤り訂正部107に
入力される。同期再生/誤り訂正部107では、制御部
108からの制御信号によって、BICに従って同期再
生されるとともに、パリティコードに従って誤り訂正さ
れ、これらの処理を経たディジタル信号が制御部108
に入力される。
基づいて音声信号を生成して出力する。LMSK復調回
路106は、受信したディジタル信号を復調し、復調さ
れたディジタル信号は、同期再生/誤り訂正部107に
入力される。同期再生/誤り訂正部107では、制御部
108からの制御信号によって、BICに従って同期再
生されるとともに、パリティコードに従って誤り訂正さ
れ、これらの処理を経たディジタル信号が制御部108
に入力される。
【0018】制御部108は、メモリ109に格納され
た所定のプログラムに従い、操作部110からの指示に
よって、入力されたディジタル信号を処理し、文字情報
を表示部111に表示させる。また、後述する電界強度
計測部112から入力される電界強度情報に基づいて同
期再生/誤り訂正部107における誤り訂正の動作を制
御する。また、制御部108は、PLL/局部発振回路
103に制御信号を出力する。
た所定のプログラムに従い、操作部110からの指示に
よって、入力されたディジタル信号を処理し、文字情報
を表示部111に表示させる。また、後述する電界強度
計測部112から入力される電界強度情報に基づいて同
期再生/誤り訂正部107における誤り訂正の動作を制
御する。また、制御部108は、PLL/局部発振回路
103に制御信号を出力する。
【0019】電界強度計測部112は、FM多重放送の
受信感度を測定し、測定結果を制御部108に出力す
る。
受信感度を測定し、測定結果を制御部108に出力す
る。
【0020】図2は、FM放送信号に多重されたディジ
タル信号のフレーム構成図である。図2に示すように、
1フレームは、272のブロックから構成される。各ブ
ロックの先頭には16ビットのBIC(Block I
dentificationCode)が付加され、フ
レーム同期およびブロック同期の再生に用いられる。2
72ブロックのうち、190ブロックはデータを伝送す
るパケットであり、82ブロックは列方向のパリティを
伝送するパリティパケットである。データ伝送において
は、BICに続いて176ビットのデータパケット、1
4ビットのCRC(Cyclic Retundanc
y Code)および82ビットのパリティが設けられ
る。
タル信号のフレーム構成図である。図2に示すように、
1フレームは、272のブロックから構成される。各ブ
ロックの先頭には16ビットのBIC(Block I
dentificationCode)が付加され、フ
レーム同期およびブロック同期の再生に用いられる。2
72ブロックのうち、190ブロックはデータを伝送す
るパケットであり、82ブロックは列方向のパリティを
伝送するパリティパケットである。データ伝送において
は、BICに続いて176ビットのデータパケット、1
4ビットのCRC(Cyclic Retundanc
y Code)および82ビットのパリティが設けられ
る。
【0021】次に、制御部108が同期再生/誤り訂正
部107に対して行う制御について、図3を参照して説
明する。図3は、本発明の一実施の形態に係るFM多重
放送受信装置における制御部の動作フロー図である。ま
ず、受信したFM多重信号に基づいて、電界強度計測部
112が受信感度を計測し、計測結果を制御部108に
出力する(ステップS1)。次に、制御部108は、受
信感度がMdBμV以上であるかどうかを判定し(ステ
ップS2)、MdBμV以上である場合は、受信感度が
良好であるため、誤り訂正処理をしない旨の信号を同期
再生/誤り制定部107に出力する(ステップS3)。
これにより、同期再生/誤り訂正部107による誤り訂
正処理がされないため、多重信号の復調開始から誤り訂
正処理までの時間を短縮することができ、データの処理
時間を短縮させることが可能となる。また、データの処
理負荷の低減を図ることが可能となる。
部107に対して行う制御について、図3を参照して説
明する。図3は、本発明の一実施の形態に係るFM多重
放送受信装置における制御部の動作フロー図である。ま
ず、受信したFM多重信号に基づいて、電界強度計測部
112が受信感度を計測し、計測結果を制御部108に
出力する(ステップS1)。次に、制御部108は、受
信感度がMdBμV以上であるかどうかを判定し(ステ
ップS2)、MdBμV以上である場合は、受信感度が
良好であるため、誤り訂正処理をしない旨の信号を同期
再生/誤り制定部107に出力する(ステップS3)。
これにより、同期再生/誤り訂正部107による誤り訂
正処理がされないため、多重信号の復調開始から誤り訂
正処理までの時間を短縮することができ、データの処理
時間を短縮させることが可能となる。また、データの処
理負荷の低減を図ることが可能となる。
【0022】一方、ステップS2において、受信感度が
MdBμV以上でない場合は、受信感度はNdBμV以
上(M>N)であるかどうかを判定する(ステップS
4)。その結果、受信感度がNdBμV以上である場合
は、受信感度がやや悪い状態であるため、横方向につい
てのみ誤り訂正処理を行う旨の信号を、同期再生/誤り
制定部107に出力する(ステップS5)。これによ
り、従来のように受信感度に関わらず、常に縦方向およ
び横方向の誤り訂正処理を行っていたことに比べ、多重
信号の復調開始から誤り訂正処理までの時間を短縮する
ことができ、データの処理時間を短縮させることが可能
となる。
MdBμV以上でない場合は、受信感度はNdBμV以
上(M>N)であるかどうかを判定する(ステップS
4)。その結果、受信感度がNdBμV以上である場合
は、受信感度がやや悪い状態であるため、横方向につい
てのみ誤り訂正処理を行う旨の信号を、同期再生/誤り
制定部107に出力する(ステップS5)。これによ
り、従来のように受信感度に関わらず、常に縦方向およ
び横方向の誤り訂正処理を行っていたことに比べ、多重
信号の復調開始から誤り訂正処理までの時間を短縮する
ことができ、データの処理時間を短縮させることが可能
となる。
【0023】また、ステップS4において、受信感度が
NdBμV以上でない場合は、受信感度が悪い状態であ
るため、従来と同様に、縦方向および横方向について誤
り訂正処理を行う(ステップS6)。これにより、受信
感度が悪い状態であってもデータを適切に獲得すること
ができる。
NdBμV以上でない場合は、受信感度が悪い状態であ
るため、従来と同様に、縦方向および横方向について誤
り訂正処理を行う(ステップS6)。これにより、受信
感度が悪い状態であってもデータを適切に獲得すること
ができる。
【0024】このように、本発明の一実施の形態に係る
多重放送受信装置によれば、多重放送の受信感度が良好
である場合は、誤り訂正を行わず、受信感度が少し悪い
場合は、横方向についてのみ誤り訂正を行うため、受信
感度が所定値以上であれば、誤り訂正処理に必要な時間
を短縮することができ、多重信号を受信してから文字情
報を表示するまでの時間を短縮させることが可能とな
る。
多重放送受信装置によれば、多重放送の受信感度が良好
である場合は、誤り訂正を行わず、受信感度が少し悪い
場合は、横方向についてのみ誤り訂正を行うため、受信
感度が所定値以上であれば、誤り訂正処理に必要な時間
を短縮することができ、多重信号を受信してから文字情
報を表示するまでの時間を短縮させることが可能とな
る。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、電界強度が強い場合は誤り訂正処理を実施し
ないか、又は一部のみの誤り訂正手段を動作させること
ができるため、多重信号の受信から文字情報を表示させ
るまでの時間を短縮させることが可能となる。
によれば、電界強度が強い場合は誤り訂正処理を実施し
ないか、又は一部のみの誤り訂正手段を動作させること
ができるため、多重信号の受信から文字情報を表示させ
るまでの時間を短縮させることが可能となる。
【図1】本発明の一実施の形態に係るFM多重放送受信
装置の全体構成を示すブロック図
装置の全体構成を示すブロック図
【図2】FM放送信号に多重されたディジタル信号のフ
レーム構成図
レーム構成図
【図3】上記一実施の形態に係るFM多重放送受信装置
における制御部の動作フロー図
における制御部の動作フロー図
101 アンテナ 102 フロントエンド 103 PLL/局部発振回路 104 IF増幅/検波部 105 マルチプレクサ 106 LMSK復調部 107 同期再生/誤り訂正部 108 制御部 109 メモリ 110 操作部 111 表示部 112 電界強度計測部
フロントページの続き Fターム(参考) 5K014 AA01 BA02 BA06 EA07 FA11 HA05 HA10 5K028 AA12 BB04 DD02 EE03 KK12 MM10 NN02 PP12 QQ02 SS05 SS15 5K061 AA09 BB04 BB17
Claims (5)
- 【請求項1】 1フレーム内が複数のパケットに分割さ
れ、このパケットに複数方式で誤り訂正符号が付加され
たフレームを無線受信する無線受信手段と、前記各方式
の誤り訂正符号に応じて誤り訂正処理を行う複数の誤り
訂正手段と、受信した多重信号の電界強度を計測する電
界強度計測手段と、この計測した電界強度に応じて動作
する誤り訂正手段を選択する制御手段とを備えることを
特徴とする多重放送受信装置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記計測した電界強度
が第1の閾値以上である場合は前記誤り訂正手段による
誤り訂正を行うことなく後段の処理へ移行することを特
徴とする請求項1記載の多重放送受信装置。 - 【請求項3】 前記複数の誤り訂正手段には、少なくと
も、データパケットに付加された横方向の誤り訂正符号
を用いて誤り訂正処理を行う第1の誤り訂正手段と、パ
リティパケットに付加された縦方向の誤り訂正符号を用
いて誤り訂正処理を行う第2の誤り訂正手段とが含ま
れ、前記制御手段は、前記計測した電界強度が第2の閾
値以上、第1の閾値未満である場合は、前記第1の誤り
訂正手段のみを動作させ、一方、前記計測した電界強度
が第2の閾値未満である場合は、前記第1の誤り訂正手
段および前記第2の誤り訂正手段を動作させることを特
徴とする請求項1又は請求項2記載の多重放送受信装
置。 - 【請求項4】 1フレーム内が複数のパケットに分割さ
れ、このパケットに複数方式で誤り訂正符号が付加され
たフレームを無線受信し、受信した多重信号の電界強度
を計測し、この計測した電界強度に応じて前記各方式の
誤り訂正符号選択して誤り訂正処理を行うことを特徴と
する多重放送受信方法。 - 【請求項5】 1フレーム内が複数のパケットに分割さ
れ、横方向の誤り訂正符号が付加された複数のデータパ
ケットと縦方向の誤り訂正符号が付加された複数のパリ
ティパケットとから構成されるフレームを無線受信し、
受信した多重信号の電界強度を計測し、この計測した電
界強度が第1の閾値以上である場合は、誤り訂正処理を
行わず、前記計測した電界強度が第2の閾値以上、第1
の閾値未満である場合は、前記データパケットに付加さ
れた横方向の誤り訂正符号を用いる誤り訂正処理のみを
行い、前記計測した電界強度が第2の閾値未満である場
合は、前記データパケットに付加された横方向の誤り訂
正符号を用いる誤り訂正処理と前記パリティパケットに
付加された縦方向の誤り訂正符号を用いる誤り訂正処理
とを行うことを特徴とする多重放送受信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10286908A JP2000115138A (ja) | 1998-10-08 | 1998-10-08 | 多重放送受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10286908A JP2000115138A (ja) | 1998-10-08 | 1998-10-08 | 多重放送受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000115138A true JP2000115138A (ja) | 2000-04-21 |
Family
ID=17710556
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10286908A Pending JP2000115138A (ja) | 1998-10-08 | 1998-10-08 | 多重放送受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000115138A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1998
- 1998-10-08 JP JP10286908A patent/JP2000115138A/ja active Pending
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