JP2010062721A - Fm多重放送受信機 - Google Patents
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Abstract
【課題】RDSによる情報とDARCによる情報とが同一地点または同一地域に関する情報である場合でも、常に新しい情報を表示できるFM多重放送受信機を提供する。
【解決手段】受信したDARCデータに応じた情報と、このDARCデータの受信が完了した時点の直前に受信したRDSデータに応じた情報とが同一地点または同一地域に関する情報である場合には、受信したDARCデータが最新のRDSデータよりも後に送信されたものであることを条件として、このDARCデータに応じた情報を表示させる。
【選択図】図1
【解決手段】受信したDARCデータに応じた情報と、このDARCデータの受信が完了した時点の直前に受信したRDSデータに応じた情報とが同一地点または同一地域に関する情報である場合には、受信したDARCデータが最新のRDSデータよりも後に送信されたものであることを条件として、このDARCデータに応じた情報を表示させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、RDS(Radio Data System)方式およびDARC(Data Radio Channel)方式の両方式によるFM多重放送を受信可能に構成されたFM多重放送受信機に関する。
現在、FM多重放送としては、日本のDARC(Data Radio Channel)方式と、例えば欧州、中国のRDS(Radio Data System)方式と、米国のRBDS(Radio Broadcast Data System)方式がある。このうち、RBDS方式は、RDS方式に準拠しているため、以下では、RBDS方式はRDS方式に包含されているものとする。
上記したとおり、各国におけるFM多重放送は、基本的にはDARC方式またはRDS方式のいずれかの方式が採用されている。しかし、RDS方式を採用している国、例えば中国においても、RDS方式と比較して多くの情報を送信することができるDARC方式が注目されており、既存のRDS方式に加えてDARC方式の放送を行うことが考えられている。このため、FM多重放送受信機においても、RDS方式およびDARC方式の両方式によるFM多重放送を受信可能とするものが考えられている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開平11−112477号公報
特開平10−276183号公報
特開平10−276105号公報
DARC方式は、縦方向の誤り訂正を行うため、まとまった量のデータを受信機内のメモリに一旦保存する必要がある。このため、復号処理時間がRDS方式と比べて5秒程度長くなる。また、DARC方式の場合、パケット毎の補完受信を行うため、通常の送受信に加えて再送受信を行うことになっている。例えば、日本国内のVICS(登録商標:Vehicle Information and Communication System)の場合、最初の送受信から150秒後に再送受信を行うことになっている。このため、受信機内での情報の完成は、送信時点から150秒に復号処理時間を加えた時間だけ後になる。
RDS方式およびDARC方式の両方式の放送を受信可能とする場合、上記した各方式の再送周期、復号処理時間の差異などにより以下のような問題が生じる。例えば、同じ地域の交通情報についてRDS方式およびDARC方式の放送が行われる場合を考えてみる。まず、RDSおよびDARCの両放送により、所定地点Aにおいて事故による通行止めが発生した旨を示す情報が送信されたとする。この場合、受信機では、RDSによる情報は送信時点からあまり時間をかけることなく表示装置に表示される。一方、DARCによる情報は、上記した時間だけ後に表示装置に表示されることになる。
ここで、RDSによる情報が表示されてから、DARCによる情報が完成するまでの間にRDSによる新たな更新情報が送信されると問題が生じる。すなわち、RDSにより、所定地点Aの通行止めが解除されたという更新情報を受信し、表示装置に表示しても、その後にDARCの再送信が行われてDARCによる情報が完成すると、表示装置に表示される情報は、所定地点Aにおいて通行止めが発生したという古い情報に戻ってしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、RDSによる情報とDARCによる情報とが同一地点または同一地域に関する情報である場合でも、常に新しい情報を表示することができるFM多重放送受信機を提供することにある。
請求項1記載の手段によれば、データ処理部は、RDS受信部によりRDSデータが受信されると、この受信したRDSデータに応じた情報を表示部に表示させる。また、データ処理部は、DARC受信部によりDARCデータが受信されると、この受信したDARCデータに応じた情報と、このDARCデータの受信が完了した時点の直前に受信したRDSデータ、つまり最新のRDSデータに応じた情報とが同一地点または同一地域に関する情報であるか否かの判断を行う。
上記各情報が、同一地点または同一地域に関する情報でない場合には、表示される情報が古い情報に戻ってしまうという問題自体が生じないため、このDARCデータに応じた情報を表示部に表示させる。一方、上記各情報が、同一地点または同一地域に関する情報である場合には、受信したDARCデータが最新のRDSデータよりも後に送信されたものであることを条件として、このDARCデータに応じた情報を表示部に表示させる。すなわち、受信したDARCデータが最新のRDSデータよりも以前に送信されたものである場合には、その情報は表示部に表示されない。これにより、RDSによる情報とDARCによる情報とが同一地点または同一地域に関する情報である場合でも、常に新しい情報を表示することができる。
請求項2記載の手段によれば、データ処理部は、RDSデータの受信時刻とDARCデータを構成する各パケットの受信時刻のうち最も古い受信時刻とに基づいて、これらRDSデータおよびDARCデータのいずれが後に送信されたものであるかを判断する。DARC方式では、最初の送信に加えて、所定時間経過後に再送信が行われるようになっている。このことから、最初の送信時に受信したパケットと、再送信時に受信したパケットとでは、受信時刻が大きく異なる場合がある。従って、本手段のように、各パケットの受信時刻のうち最も古い受信時刻からDARCデータの最初の送信時刻を推定することで、RDSデータとDARCデータのいずれが後に送信されたものであるかを正確に判断することができる。
請求項3記載の手段によれば、データ処理部は、RDSデータの受信時刻とDARCデータを構成する各パケットの受信時刻のうち最も古い受信時刻とに加えて、RDS受信部での処理時間とDARC受信部での処理時間とに基づいて、RDSデータとDARCデータのいずれが後に送信されたものであるかを判断する。前述したように、DARC方式では、RDS方式に比べて復号処理時間が所定時間(約5秒)だけ長くなる事情がある。このような事情がある場合でも、各受信時刻からそれぞれの受信部での処理時間を減算するなどの補正を施すことで、各データの送信時刻を推定することが可能となり、RDSデータとDARCデータのいずれが後に送信されたものであるかを一層正確に判断することができる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
本実施形態では、図2(a)に示すように、同一放送エリア内において、DARC方式によるFM多重放送とRDS方式によるFM多重放送とが、それぞれ異なる放送局1、2から行われる場合や、図2(b)に示すように、DARC方式によるFM多重放送とRDS方式によるFM多重放送とが同一の放送局3から行われる場合を想定している。
本実施形態では、図2(a)に示すように、同一放送エリア内において、DARC方式によるFM多重放送とRDS方式によるFM多重放送とが、それぞれ異なる放送局1、2から行われる場合や、図2(b)に示すように、DARC方式によるFM多重放送とRDS方式によるFM多重放送とが同一の放送局3から行われる場合を想定している。
図3は、FM多重放送受信機の受信処理に係る電気的構成を機能ブロックにより示している。この図3に示すFM多重放送受信機4は、DARC方式およびRDS方式の両方式によるFM多重放送を受信可能に構成されている。FM多重放送受信機4は、アンテナ5、フロントエンド6、IF−AMP7、DARC受信部8、RDS受信部9、コントローラ10、受信データ処理部11および表示処理部12を備えている。アンテナ5を介して受信されたFM多重放送信号は、フロントエンド6およびIF−AMP7を介して中間周波数に変換されるとともに増幅される。IF−AMP7の出力信号は、DARC受信部8およびRDS受信部9にそれぞれ入力される。
DARC受信部8は、キャリア周波数である76kHzのバンドパスフィルタ13と、L−MSK復調を行うDARC復調部14と、復調信号に基づいて同期再生、誤り訂正などを行うDARC復号部15とを備えている。このような構成により、DARC受信部8は、FM多重放送信号に基づく上記出力信号をDARCデータとして受信する。RDS受信部9は、キャリア周波数である57kHzのバンドパスフィルタ16と、BPSK復調を行うRDS復調部17と、復調信号に基づいて同期再生、誤り訂正などを行うRDS復号部18とを備えている。このような構成により、RDS受信部9は、FM多重放送信号に基づく上記出力信号をRDSデータとして受信する。
DARC受信部8から出力されるDARCデータと、RDS受信部9から出力されるRDSデータとは、受信データ処理部11に与えられる。受信データ処理部11(データ処理部に相当)は、各データに対する種々の処理を行う。受信データ処理部11は、各データに基づく情報を図示しない表示装置に表示させるためのデータを表示処理部12へ出力する。この受信データ処理部11および前述のフロントエンド6は、コントローラ10により、その動作が制御されるようになっている。コントローラ10は、CPU、ROM、RAMなどを備えたマイクロコンピュータを主体として構成されている。表示処理部12は、受信データ処理部11から与えられるデータに基づいて図示しない表示装置に情報を表示させる。なお、本実施形態では、表示処理部12と図示しない表示装置とが表示部に相当する。
本実施形態におけるFM多重放送信号に重畳された情報は道路交通情報である。また、表示装置は、例えばナビゲーション装置の液晶モニタなどであり、表示処理部12は、液晶モニタに表示された地図上に単に交通情報を表示させるだけでなく、例えば渋滞している道路を太く表示させたりするなど、表示に係る様々なデータ処理などを行う。なお、FM多重放送信号に重畳される情報は、気象情報や株式情報などであってもよい。その場合、表示処理部12が行うデータ処理も、情報の種類や内容に応じて適宜変更すればよい。また、表示装置は、ナビゲーション装置の液晶モニタに限られない。
続いて、受信データ処理部11が行うデータ処理のうち表示に係る制御について、図1のフローチャートに基づいて説明する。受信データ処理部11は、FM多重放送信号を受信する度、つまりRDSデータまたはDARCデータが与えられる度に、この図1のフローチャートに示される制御を実行する。
DARC受信部8またはRDS受信部9からデータが与えられると、RDS情報(グループデータ)が正常に完成しているか否かを判断する(ステップS1)。RDSデータは、それぞれが情報データとチェック符号(チェックビット)とからなる4つのブロックにより構成されている。このため、ステップS1では、4つのブロックに付加されているチェック符号が全て正常であること(OK)を示す場合、RDS情報が正常に完成したと判断する。このとき、このRDS情報が完成した時刻(RDSデータの受信時刻に相当)を記録する。RDS情報が正常に完成したと判断すると(ステップS1で[YES])、ステップS2に進む。ステップS2では、完成したRDS情報を表示させるためのデータを表示処理部12に出力して処理を終了する(END)。
一方、RDS情報が正常に完成していないと判断すると(ステップS1で[NO])、DARC情報(ページデータ)が正常に完成しているか否かを判断する(ステップS3)。DARCデータは、複数の情報用パケット(ブロック)および誤り訂正用パケットにより構成されている。このため、ステップS2では、全ての情報用パケットに付加されているCRC(Cyclic Redundancy Check)が全て正常であること(OK)を示す場合、DARC情報が正常に完成したと判断する。このとき、DARCデータを構成する各パケットの受信時刻を記録する。
ここで、DARC情報が正常に完成していないと判断すると(ステップS3で[NO])、ステップS4に進む。ステップS4では、正常に受信することができたパケットのみをメモリに保存するとともに、これらパケット毎の受信時刻を記録して処理を終了する(END)。
一方、DARC情報が正常に完成していると判断すると(ステップS3で[YES])、ステップS5に進む。ステップS5では、このとき完成したDARC情報と、この直前に完成したRDS情報(この時点での最新のRDS情報)とを比較し、これら情報が同一の地点または同一の地域に関する情報であるか否かを判断する。同一の地点(地域)に関する情報ではない場合(ステップS5で[NO])、ステップS6に進む。ステップS6では、完成したDARC情報を表示させるためのデータを表示処理部12に出力して処理を終了する(END)。
これに対し、同一の地点(地域)に関する情報である場合(ステップS5で[YES])、ステップS7に進む。ステップS7では、上記RDS情報の受信時刻と、DARC情報を構成するパケットの受信時刻のうち最も前のもの(古いもの)とを比較する。この理由は、以下のとおりである。
すなわち、従来技術において述べたように、DARC方式では、最初のデータ送信(初回送信)に加えて再送信を行うことになっている。このため、同一のDARC情報を構成するパケットについても、初回送信時に正常に受信できたものと、再送信時に正常に受信できたものとでは、受信時刻の差が約150秒もある(ただし、国内VICSの場合)。このため、本実施形態では、DARC情報を構成するパケットの受信時刻のうち最も古い時刻Tdnと、上記RDS情報の受信時刻Trとを比較することにより、当該DARC情報およびRDS情報のいずれの情報が後から送信されたものか、つまり新しい情報であるかの判断を行う。
例えば、図4に示すように、初回送信時にNo.4、No.5のパケットを正常に受信し、再送信時にNo.1〜No.3のパケットを正常に受信した場合、最も受信時刻が前のものは、No.4のパケットの受信時刻Td4となる。従って、この場合、No.4のパケットの受信時刻Td4とRDS情報の受信時刻Trとを比較する。ただし、RDS方式とDARC方式とでは、復号処理時間に約5秒の差があるため、DARCのパケットの受信時刻Td4からこの差(約5秒)を差し引いて比較を行う。
この結果、DARC情報がRDS情報よりも後から送信された情報、つまり新しい情報であると判断した場合(ステップS7で[YES])、ステップS6に進む。一方、DARC情報がRDS情報よりも前に送信された情報、つまり古い情報であると判断した場合(ステップS7で[NO])には、DARC情報を表示させるためのデータを出力することなく、処理を終了する(END)。
次に、本実施形態の作用について図5も参照して説明する。
図5は、FM多重放送の送信側(放送局)と、受信側(FM多重放送受信機4)とにおけるデータ(信号)の流れを示すタイミング図である。図5において、Dn、Rnは、それぞれDARC情報、RDS情報を示している。また、nは、情報の更新順序を示している。つまり、nが大きいものほど新しい情報となっている。
図5は、FM多重放送の送信側(放送局)と、受信側(FM多重放送受信機4)とにおけるデータ(信号)の流れを示すタイミング図である。図5において、Dn、Rnは、それぞれDARC情報、RDS情報を示している。また、nは、情報の更新順序を示している。つまり、nが大きいものほど新しい情報となっている。
放送局からDARC情報D1を示すFM多重放送信号の初回送信が行われると(時刻t1)、FM多重放送受信機4側では、正常に受信できたパケットのみをメモリに保存する。その後、DARC情報D1を示すFM多重放送信号の再送信が行われる前に、RDS情報R1を示すFM多重放送信号が送信されると(時刻t2)、FM多重放送受信機4側では、RDS情報R1を正常に受信でき次第、その情報の表示を行う(時刻t3)。
続いて、DARC情報D1の再送信が行われると(時刻t4)、FM多重放送受信機4側では、DARC情報D1が正常に完成する(時刻t5)。ここで、上記した受信データ処理部11の制御により、このDARC情報D1と直近に受信したRDS情報であるR1との情報の鮮度の比較、つまりD1とR1のいずれが新しい情報であるかの判断を行う。この場合、DARC情報D1の初回送信の時刻が、RDS情報R1の送信時刻よりも前であるため、DARC情報D1は、RDS情報R1よりも古い情報であると判断され、このDARC情報D1は表示されない。
その後、DARC情報D2の初回送信が行われると(時刻t6)、FM多重放送受信機4側では、正常に受信できたパケットのみをメモリに保存する。そして、DARC情報D2の再送信が行われると(時刻t7)、FM多重放送受信機4側では、DARC情報D2が正常に完成する(時刻t8)。ここで、上記同様、DARC情報D1と、直近に受信したRDS情報であるR1との情報の鮮度を比較する。この場合、DARC情報D2の初回送信の時刻が、RDS情報R1の送信時刻よりも後であるため、DARC情報D2は、RDS情報R1よりも新しい情報であると判断され、このDARC情報D2が表示される。その後、RDS情報R2の送信が行われると(時刻t9)、FM多重放送受信機4側では、RDS情報R2を正常に受信でき次第、その情報の表示を行う(時刻t10)。
以上説明したように、本実施形態のFM多重放送受信機4は、受信したDARCデータに応じた情報と、このDARCデータの受信が完了した時点の直前に受信したRDSデータに応じた情報とが同一地点または同一地域に関する情報である場合には、受信したDARCデータが上記RDSデータよりも後に送信されたものであることを条件として、このDARCデータに応じた情報を表示させる。すなわち、受信したDARCデータが、この受信時点における最新のRDSデータよりも前に送信されたものである場合には、その情報は表示させない。これにより、例えば、RDSによる最新の情報が表示されている状態において、その表示がDARCによる古い情報に書き換えられてしまう事態を防止できる。つまり、RDSによる情報とDARCによる情報とが同一地点または同一地域に関する情報である場合でも、常に新しい情報を表示することができる。
受信データ処理部11では、RDSデータの受信時刻とDARCデータを構成する各パケットの受信時刻のうち最も古い受信時刻とに基づいて、これらRDSデータおよびDARCデータのいずれが後に送信されたものであるかを判断する。このようにすることで、再送信を行う必要のあるDARCデータと、RDSデータのいずれが後に送信されたものであるかを正確に判断することができる。
受信データ処理部11では、DARCデータを構成する各パケットの受信時刻のうち最も古い受信時刻からDARC受信部8での復号処理時間とRDS受信部9での復号処理時間との差に相当する時間を減算した時刻に基づいて、そのDARCデータの送信時刻を推定している。このようにすることで、復号処理時間に差があるRDSデータとDARCデータのいずれが後に送信されたものであるかを一層正確に判断することができる。
なお、本発明は上記し且つ図面に記載した実施形態に限定されるものではなく、次のような変形または拡張が可能である。
DARC受信部8およびRDS受信部9での復号処理時間の差が、送信時刻の判断に影響を及ぼさない程度であるならば、図1のステップS7において復号処理時間の差(5秒)を減算せずともよい。また、この減算する時間は5秒に限らずともよい。例えば、DARC受信部8での全ての処理時間とRDS受信部9での全ての処理時間との差に相当する時間を減算するようにしてもよい。
本実施形態では、DARCデータを構成する各パケットの受信時刻のうち最も古い受信時刻がDARCデータの初回送信時刻であると推定しているが、これに限らず、DARCデータが正常に完成した時刻と再送間隔(例えば150秒)とに基づいて、DARCデータの初回送信時刻を推定してもよい。
DARC受信部8およびRDS受信部9での復号処理時間の差が、送信時刻の判断に影響を及ぼさない程度であるならば、図1のステップS7において復号処理時間の差(5秒)を減算せずともよい。また、この減算する時間は5秒に限らずともよい。例えば、DARC受信部8での全ての処理時間とRDS受信部9での全ての処理時間との差に相当する時間を減算するようにしてもよい。
本実施形態では、DARCデータを構成する各パケットの受信時刻のうち最も古い受信時刻がDARCデータの初回送信時刻であると推定しているが、これに限らず、DARCデータが正常に完成した時刻と再送間隔(例えば150秒)とに基づいて、DARCデータの初回送信時刻を推定してもよい。
図面中、4はFM多重放送受信機、8はDARC受信部、9はRDS受信部、11は受信データ処理部(データ処理部)、12は表示処理部(表示部)を示す。
Claims (3)
- RDS(Radio Data System)方式およびDARC(Data Radio Channel)方式によるFM多重放送を受信可能なFM多重放送受信機であって、
受信したFM多重放送信号に対して前記RDS方式に対応した復調処理および復号処理を行いRDSデータとして受信するRDS受信部と、
受信したFM多重放送信号に対して前記DARC方式に対応した復調処理および復号処理を行いDARCデータとして受信するDARC受信部と、
前記RDSデータおよび前記DARCデータに応じた情報を表示する表示部と、
前記表示部への前記情報の表示を制御するデータ処理部とを備え、
前記データ処理部は、
前記RDSデータが受信されると、この受信したRDSデータに応じた情報を前記表示部に表示させ、
前記DARCデータが受信されると、この受信したDARCデータに応じた情報と当該DARCデータの受信が完了した時点の直前に受信した前記RDSデータに応じた情報とが同一地点または同一地域に関する情報であるか否かの判断を行い、
前記DARCデータと前記RDSデータとが同一地点または同一地域に関する情報でない場合には、当該DARCデータに基づく情報を前記表示部に表示させ、
前記DARCデータと前記RDSデータとが同一地点または同一地域に関する情報である場合には、当該DARCデータが当該RDSデータよりも後に送信されたものであることを条件として当該DARCデータに応じた情報を前記表示部に表示させることを特徴とするFM多重放送受信機。 - 前記データ処理部は、
前記RDSデータを受信すると、その受信時刻を記憶し、
前記DARCデータを受信すると、当該DARCデータを構成する各パケットの受信時刻をそれぞれ記憶し、
前記RDSデータの受信時刻と、前記DARCデータを構成する各パケットの受信時刻のうち最も古い受信時刻とに基づいて、当該RDSデータおよび当該DARCデータのいずれが後に送信されたものであるかを判断することを特徴とする請求項1記載のFM多重放送受信機。 - 前記データ処理部は、
前記RDSデータの受信時刻と、前記DARCデータを構成する各パケットの受信時刻のうち最も古い受信時刻とに加えて、前記RDS受信部での処理時間と、前記DARC受信部での処理時間とに基づいて、当該RDSデータおよび当該DARCデータのいずれが後に送信されたものであるかを判断することを特徴とする請求項2記載のFM多重放送受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008224707A JP2010062721A (ja) | 2008-09-02 | 2008-09-02 | Fm多重放送受信機 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020162214A1 (ja) * | 2019-02-08 | 2020-08-13 | 株式会社巴川製紙所 | 清掃具 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08339492A (ja) * | 1995-06-13 | 1996-12-24 | Honda Motor Co Ltd | 車両用ナビゲーション装置 |
JP2008017284A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-01-24 | Denso Corp | 受信装置 |
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2008
- 2008-09-02 JP JP2008224707A patent/JP2010062721A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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