JP2002368636A - Fm多重放送受信装置 - Google Patents

Fm多重放送受信装置

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JP2002368636A
JP2002368636A JP2001172888A JP2001172888A JP2002368636A JP 2002368636 A JP2002368636 A JP 2002368636A JP 2001172888 A JP2001172888 A JP 2001172888A JP 2001172888 A JP2001172888 A JP 2001172888A JP 2002368636 A JP2002368636 A JP 2002368636A
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vics
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Hideaki Kimura
秀明 木村
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DGPSデータの受信処理によって生じるV
ICSデータの欠落を補完できるFM多重放送受信装置
を提供すること。 【解決手段】 FM多重放送受信装置10は、FMチュー
ナ部11とFM多重復調部12とデータ処理部13を備え、デ
ータ処理部13において、各データのフレームデータの位
相差を算出し、位相差の算出結果に基づいてDGPSデ
ータ受信処理期間中にVICSデータの縦訂正されたデ
ータの出力期間が重なり、欠落したVICSデータを補
完できないと判断された場合、データ処理部13が、FM
多重復調部12から出力されるVICSデータの縦訂正さ
れたデータの出力期間を制御するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異なる受信周波数
を有する複数のFM多重放送データを受信するFM多重
放送受信装置に関し、特に、VICSデータおよびDG
PSデータを受信するFM多重放送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車を目的地に向けて案内するナビゲ
ーションシステムにおいては、正確に自動車位置を把握
することおよび道路交通情報(渋滞、事故、規制等)を
正しく認識することが重要になっている。
【0003】自動車位置を把握するものには、衛星から
位置情報を受信するGPS(GlobalPositioning System)
航法というものがある。しかしながら、このGPSは、
位置精度が悪く、誤差が数百m以上におよぶ場合があ
る。このため、GPSの位置精度を向上することが求め
られており、最近では、DGPS(Differential Globa
l Positioning System)が提案され実用に供されるよう
になっている。
【0004】このDGPSは、正確な位置が既知の場所
において、GPS衛星電波を受信して測位し、既知の位
置と測位位置間の誤差を決定し、同じ地域で同じ測位シ
ステムを使用したユーザに、決定したその誤差または補
正係数を送信することによって測位システムの位置精度
や信頼性を向上、確保するものである。このようなDG
PSにおいて、ユーザに上記情報(以下、DGPS情報
という)を送信する手段としては、FM多重放送電波が
利用されている。
【0005】一方、道路交通情報(渋滞、事故、規制
等)は、道路交通情報通信システム(VICS)によっ
て提供されており、車載のナビゲーションシステムは、
この道路交通情報(VICS情報)を受信してリアルタ
イムに表示するようになっている。かかるVICS情報
を通信する手段の1つに、FM多重放送電波が利用され
ている。
【0006】図2にFM放送に多重されるFM多重デー
タの構成を示す。FM多重データは、1フレーム当たり
272ブロック(パケット)からなり、272ブロック
のうち190ブロックがデータブロック、82ブロック
がパリティのみを伝送するパリティブロックで、パリテ
ィブロックはデータブロック内に分散して配置されてい
る。
【0007】各データブロックは、16ビットのブロッ
ク識別符号BIC(Block IdentifyCode)と、176ビ
ットのデータと、14ビットのCRC符号と、82ビッ
トの誤り検出訂正用のパリティ(横符号)で構成されて
いる。
【0008】また、パリティブロックは、16ビットの
ブロック識別符号BICと、190ビットのパリティ
(縦符号)と、82ビットの誤り検出訂正用のパリティ
(横符号)とで構成されている。
【0009】最初の13ブロックのうちデータブロック
の識別符号はBIC1であり、次の123ブロックのう
ちデータブロックの識別符号はBIC3であり、次の1
3ブロックのうちデータブロックの識別符号はBIC2
であり、最後の123ブロックのうちデータブロックの
識別符号はBIC3であり、パリティブロックの識別符
号はBIC4である。
【0010】ブロック識別符号を1ブロック毎に検出す
ることによりブロック同期をとることができ、又、27
2ブロック毎に(ブロック識別符号BIC4の次にBI
C1を検出することにより)フレーム同期をとることが
できるようになっている。
【0011】また、データブロックにはCRC符号が含
まれているから1ブロック毎にCRCチェックを行うこ
とができるようになっており、さらに、誤り検出訂正用
のパリティ(縦符号、横符号)が含まれているから、こ
れらパリティを用いて誤り検出及び誤り訂正、すなわ
ち、受信データをデータフレーム毎に訂正(縦訂正)お
よび受信データをデータパケット毎に訂正(横訂正)を
行うようになっている。
【0012】一方、VICS情報は情報量が多いため、
フレームの全ブロックを用いて送信されるが、DGPS
情報は情報量が少ないため、フレーム先頭の2ブロック
によって送信されるようになっている。
【0013】図3は、DGPSデータのブロック構成で
あり、176ビットのデータブロック(図2の190ビ
ットのデータブロックから14ビットのCRCブロック
を除いたもの)のフォーマットを示しており、16ビッ
トのプリフィックス21と160ビットあるいは144ビ
ットのDGPSセグメント22、23と16ビットのCRC
24で構成されている。
【0014】従来、1台のFM多重放送受信装置におい
て、異なったFM多重放送局から提供されるDGPSデ
ータとVICSデータを効率よく受信する場合、FM多
重放送受信装置は、常時、VICSデータを受信し、D
GPSデータ受信タイミングになったとき、DGPSデ
ータ受信するようになっており、DGPSデータの受信
終了後、再び、VICSデータを受信するようになって
いる。
【0015】このようなFM多重放送受信装置におい
て、受信されたDGPSデータは、リアルタイムでの復
号処理が必要であるため、横訂正のみが有効であり、縦
訂正後のデータは意味をなさず、したがって、横訂正の
みによって復元されたビットデータに基づいて復号処理
を行い、DGPSデータを取得するようになっている。
【0016】また、VICSデータは、図2に示すよう
に、横符合および縦符合を有しているので、1パケット
および1フレームの受信を完了する毎にVICSデータ
の誤り訂正(横訂正→縦訂正→横訂正の順)を行い、D
GPSデータの受信中に受信できなかったいくつかのブ
ロックのビットデータを復元し、復元されたビットデー
タに基づいて復号処理を行い、VICSデータを取得す
るようになっている。
【0017】すなわち、DGPSデータを受信するた
め、VICSデータの横訂正処理ができなかった任意の
パケットデータが存在した場合、1フレームのVICS
データを受信後、縦訂正処理することによってVICS
データを取得するようになっている。
【0018】このようにして、DGPSデータの復号処
理中に欠落したVICSデータをVICSデータの縦訂
正処理によって復元し、VICSデータおよびDGPS
データの2種類のデータを取得するようになっている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のFM多重放送受信装置にあっては、DGPSデータ
の復号処理期間とVICSデータの縦訂正処理出力期間
が重複するとき、この縦訂正処理にて出力されたVIC
Sデータを復号処理することができず、VICSデータ
の一部のデータが欠落することがあった。
【0020】通常、縦訂正処理期間と横訂正処理期間
は、処理期間をずらして行われ、訂正処理された各デー
タは、復号処理部に出力されるようになっている。
【0021】例えば、図2のように、FM多重データの
ビットレートが16kbpsとすると、このビットレー
トとフレームフォーマットよりFM多重データの横訂正
されたデータは、18ms/パケット間隔によって出力
され、さらに、縦訂正されたデータが出力されると、復
号処理部では9ms/パケット間隔によって復号処理さ
れる。
【0022】任意のフレームにおいて、横訂正処理に基
づいて復号処理ができなかったパケットデータを次フレ
ームにおける訂正処理期間内に補完処理(縦訂正処理)
することによって復号処理できなかったパケットデータ
を復号処理するようになるが、縦訂正処理されたデータ
の出力期間は、当然、1フレーム分のデータについて縦
訂正を行うための時間(これをαとする)を消費するの
で、この時間は、1フレーム(約4.896s)より差
し引かれるとともに、縦訂正処理されたデータのうちパ
リティパケット(272パケット中、190パケットが
データ。残り82パケットがパリティ)は、 (1/16kbps)×82パケット=1.476s ・・・・(1) 出力されないことから、縦訂正処理されたデータを出力
する時間βは、 β=4.896−1.476−α ・・・・(2) となり、縦訂正処理されたデータは、最大190パケッ
トを横訂正処理されたデータの出力期間の間に挿入して
18ms間隔で出力され、復号処理部によって復号処理
されるようになっている。
【0023】すなわち、横訂正処理されたデータの復号
処理の間に1フレーム前のFM多重データについて縦訂
正処理されたデータが出力され、各復号処理を行うの
で、各復号処理は、最大9ms/パケット毎に横訂正処
理されたデータおよび縦訂正処理されたデータを交互に
行うようになっている。
【0024】しかしながら、DGPSデータの横訂正処
理されたデータの復号処理中に上記縦訂正処理されたデ
ータが復号処理部に出力されることがある。この結果、
この縦訂正処理されたVICSデータを復号処理するこ
とができず、VICSデータの一部のデータが欠落する
という問題を有していた。
【0025】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、DGPSデータの訂正処理により生
じるVICSデータの欠落を補完できるFM多重放送受
信装置を提供するものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のFM多重放送受信装置は、2種のFM多重
放送信号を受信する受信手段と、前記2種のFM多重放
送信号から2種のFM多重データを検出する検出手段
と、前記2種のFM多重データに誤りがある場合に、前
記2種のFM多重データの訂正処理を行う訂正手段と、
前記2種のFM多重データを復号処理して、第1のFM
多重データと第2のFM多重データを取得するデータ処
理手段と、前記第1のFM多重データの復号処理をする
期間と前記第2のFM多重データの復号処理をする期間
が重複するとき、前記訂正手段が、前記訂正処理のタイ
ミングを制御する構成を有している。
【0027】この構成により、訂正手段において、第1
のFM多重データの縦訂正処理されたデータの出力期間
と第2のFM多重データの受信処理期間が重複すること
がないので、第1のFM多重データの受信処理ができず
に行われる縦訂正処理されたデータの出力期間は、第2
のFM多重データの受信処理期間と重複しない。したが
って、データ処理手段は、各訂正処理されたデータの復
号処理を行うことができ、第2のFM多重データの受信
処理によって生じる第1のFM多重データの欠落を補完
できる。
【0028】また、本発明のFM多重放送受信装置は、
前記第1のFM多重データと前記第2のFM多重データ
のフレームの位相差を算出する位相差算出手段を設け、
前記データ処理手段が前記位相差算出手段によって算出
された前記フレームの位相差に基づいて前記第1のFM
多重データの縦訂正出力期間を制御する構成を有してい
る。
【0029】この構成により、各フレームの位相差に基
づいて、第1のFM多重データの縦訂正処理されたデー
タの出力期間を制御することができるので、第1のFM
多重データの受信処理ができずに行われる縦訂正処理さ
れたデータの出力期間は、第2のFM多重データの受信
処理期間とは重複しない。したがって、データ処理手段
は、各訂正処理されたデータの復号処理を行うことがで
き、第2のFM多重データの受信処理によって生じる第
1のFM多重データの欠落を補完できる。
【0030】また、本発明のFM多重放送受信装置は、
前記位相差算出手段によって算出された前記データフレ
ームの位相差に基づいて前記第1のFM多重データの縦
訂正出力期間と前記第2のFM多重データの受信処理期
間が重なるか否かを判断する判断手段を設けた構成を有
している。
【0031】この構成により、第1のFM多重データの
縦訂正処理されたデータの出力期間と第2のFM多重デ
ータの受信処理期間が重なるか否かを判断し、重なると
判断したときは、この判断に基づいて第1のFM多重デ
ータの縦訂正処理されたデータの出力期間を制御するこ
とができるので、第1のFM多重データの受信処理がで
きずに行われる縦訂正処理されたデータの出力期間は、
第2のFM多重データの受信処理期間とは重複しない。
したがって、データ処理手段は、各訂正処理されたデー
タの復号処理を行うことができ、第2のFM多重データ
の受信処理によって生じる第1のFM多重データの欠落
を補完できる。
【0032】また、本発明のFM多重放送受信装置は、
前記第1のFM多重データがVICS情報からなり、前
記第2のFM多重データがDGPS情報からなる構成を
有している。
【0033】この構成により、DGPSデータとVIC
Sデータの2つのデータを取得することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を用いて説明する。図1は、本発明に係るFM多重放
送受信装置の一実施形態を示す図である。
【0035】図1に示すFM多重放送受信装置10は、F
Mチューナ部11と、FM多重復調部12と、データ処理部
13とを備えている。
【0036】FMチューナ部11は、一のFM多重放送局
を選局し、選局したFM多重放送局から放送されたFM
多重放送波を受信してFM多重復調部12に出力するよう
になっている。また、このFMチューナ部11は、本発明
に係る受信手段を構成している。
【0037】FM多重復調部12には、FMチューナ部11
より出力されたコンポジット信号が入力されるようにな
っており、この入力された信号からFM多重データ、具
体的には、受信したFM多重放送波からVICS情報が
含まれるFM多重データ(以下、VICSデータとい
う)およびDGPS情報が含まれるFM多重データ(以
下、DGPSデータという)を検出し、誤り訂正処理を
行ってデータ処理部13に出力するようになっている。
【0038】このFM多重復調部12は、本発明に係る検
出手段、訂正手段および位相差算出手段を構成し、VI
CSデータおよびDGPSデータは、それぞれ、本発明
に係る第1のFM多重データおよび第2のFM多重デー
タを構成している。
【0039】誤り訂正処理には、上述したように横訂正
処理と縦訂正処理があり、DGPSデータにおいては、
リアルタイムでの復号処理が必要であるため、横訂正の
みが有効であり、縦訂正後のデータは意味をなさず、横
訂正のみによって復元されたビットデータを出力するよ
うになっている。また、VICSデータにおいては、図
2に示すように、横符合および縦符合を有しているの
で、1パケットおよび1フレームの受信を完了する毎に
VICSデータの誤り訂正(横訂正→縦訂正→横訂正の
順)を行い、DGPSデータの受信中に受信できなかっ
たいくつかのブロックのビットデータを復元し、復元さ
れたビットデータを出力するようになっている。
【0040】データ処理部13には、FM多重復調部12か
ら訂正処理され、出力されたビットデータが入力される
ようになっており、この入力されたデータの復号処理お
よびこのデータの取得(以下、受信処理という)を行う
ようになっている。
【0041】このデータ処理部13は、FMチューナ11を
制御してDGPSデータおよびVICSデータの各FM
多重データを放送するFM多重放送局を選局するととも
に、FMチューナ11を制御して任意のFM放送局を選局
した後に、FM多重復調部12より出力される各々のFM
多重データにおけるフレームの先頭情報を取得してDG
PSデータおよびVICSデータのフレームの位相差を
計算するようになっている。
【0042】また、データ処理部13は、FMチューナ11
を制御してVICSデータの提供を行うFM多重放送局
を選局し、VICSデータの受信処理を行うようになっ
ているが、前述の位相差の計算結果に基づいて、DGP
Sデータを受信処理すべきタイミングと判断された場
合、VICSデータの受信処理を中止するとともに、F
Mチューナ11を制御して、DGPSデータの提供を行う
FM多重放送局に切り替え、DGPSデータの受信処理
を行うようになっている。
【0043】さらに、このDGPSデータの受信処理を
行った後、データ処理部13は、FMチューナ11を制御し
て、速やかに元のVICSデータの提供を行う多重放送
局を選局し、VICSデータの受信処理を行うようにな
っている。
【0044】また、DGPSデータの復号処理中に欠落
したVICSデータは、次フレームの横訂正処理中に縦
訂正処理によってFM多重復調部12から出力されるよう
になっているので、データ処理部13は、このデータを受
信処理することによって、1つ前のフレームにおいて取
得できなかったVICSデータを補完することができる
ようになっている。
【0045】具体的には、ビットレートとフレームフォ
ーマットよりFM多重復調部12において横訂正処理され
たFM多重データは、データ処理部13において所定の時
間毎に受信処理されるので、この横訂正処理されたデー
タの受信処理の間に1フレーム前のFM多重データにつ
いて縦訂正処理されたデータを受信処理すれば、任意の
フレームにおいて、横訂正処理されたデータの受信処理
ができなかったパケットデータを次フレームの縦訂正処
理されたデータによって補完処理することができるよう
になる。
【0046】一方、前述の位相差の計算結果において、
DGPSデータの訂正処理期間中にVICSデータの縦
訂正処理されたデータの出力期間が重なり、欠落したV
ICSデータを補完できないと判断される場合がある。
この場合には、データ処理部13は、多重復調部12に対し
てVICSデータの縦訂正処理されたデータの出力期間
を制御することによって、DGPSデータの受信処理期
間の前後に、VICSデータの縦訂正処理を実施させる
ようになっている。
【0047】この結果、データ処理部13は、DGPSデ
ータの受信処理期間に関わらず、DGPSデータ受信処
理中にて欠落した1つ前のフレームのVICSデータを
次フレームにおいて縦訂正処理を行うことによって確実
に受信処理ができ、VICSデータを取りこぼすことな
く取得することできるようになっている。
【0048】本発明のデータ処理部13は、本発明に係る
位相差算出手段、判断手段およびデータ処理手段を構成
している。
【0049】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、VICSデータの縦訂正処理されたデータの出力期
間とDGPSデータの受信処理期間が重複したとき、V
ICSデータの縦訂正処理されたデータの出力期間を制
御することができるので、DGPSデータの受信処理期
間とVICSデータの縦訂正処理されたデータの出力期
間を重複させることなく、DGPSデータの受信処理に
よって生じるVICSデータの欠落を補完することがで
きる。
【0050】なお、本実施形態のデータ処理部13におい
て、VICSデータの縦訂正出力期間の判定および縦訂
正出力タイミングの制御を行うようになっているが、こ
れら一連の処理をFM多重復調部12において行うように
してもよい。
【0051】この場合、FM多重復調部12は、VICS
データの縦訂正処理の出力制御に関する情報、具体的に
は、各フレームデータの位相差、DGPSデータおよび
VICSデータのどちらのデータを含むFM多重放送波
が受信されているのかという情報、並びに、開始および
終了の情報をFM多重復調部12に提供することが可能と
なり、上記効果の他に、データ処理部13における処理負
荷を軽減することができるという効果を得ることができ
る。
【0052】
【発明の効果】本発明のFM多重放送受信装置は、訂正
手段において、第1のFM多重データの縦訂正出力期間
と第2のFM多重データの受信処理期間が重複すること
がないので、第1のFM多重データの受信処理ができず
に行われる縦訂正出力期間は、第2のFM多重データの
受信処理期間と重複しない。したがって、データ処理手
段は、各訂正処理されたデータの復号処理を行うことが
でき、第2のFM多重データの受信処理によって生じる
第1のFM多重データの欠落を補完できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るFM多重放送受信装置の一実施形
態を示すブロック図
【図2】FM多重データのフレーム構成図
【図3】DGPSデータの構成図
【符号の説明】
10 FM多重放送受信装置 11 FM受信部(受信手段) 12 FM多重復調部(検出手段、訂正手段) 13 データ処理部(データ処理手段、位相差算出手
段、判断手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2種のFM多重放送信号を受信する受信
    手段と、前記2種のFM多重放送信号から2種のFM多
    重データを検出する検出手段と、前記2種のFM多重デ
    ータに誤りがある場合に、前記2種のFM多重データの
    訂正処理を行う訂正手段と、前記2種のFM多重データ
    を復号処理して、第1のFM多重データと第2のFM多
    重データを取得するデータ処理手段と、前記第1のFM
    多重データの復号処理をする期間と前記第2のFM多重
    データの復号処理をする期間が重複するとき、前記訂正
    手段が、前記訂正処理のタイミングを制御することを特
    徴とするFM多重放送受信装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のFM多重データと前記第2の
    FM多重データのフレームの位相差を算出する位相差算
    出手段を設け、前記データ処理手段が、前記位相差算出
    手段によって算出された前記フレームの位相差に基づい
    て前記第1のFM多重データの縦訂正出力期間を制御す
    ることを特徴とする請求項1記載のFM多重放送受信装
    置。
  3. 【請求項3】 前記位相差算出手段によって算出された
    前記データフレームの位相差に基づいて前記第1のFM
    多重データの縦訂正出力期間と前記第2のFM多重デー
    タの受信処理期間が重なるか否かを判断する判断手段を
    設けたことを特徴とする請求項2記載のFM多重放送受
    信装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のFM多重データがVICS情
    報からなり、前記第2のFM多重データがDGPS情報
    からなることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記
    載のFM多重放送受信装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012010198A (ja) * 2010-06-25 2012-01-12 On Semiconductor Trading Ltd Fm多重信号の処理装置
US8233781B2 (en) * 2004-09-01 2012-07-31 Panasonic Corporation Image reproduction method and image reproduction apparatus

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