JP3510778B2 - Fm多重放送受信機の同期回路 - Google Patents

Fm多重放送受信機の同期回路

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JP3510778B2
JP3510778B2 JP04237798A JP4237798A JP3510778B2 JP 3510778 B2 JP3510778 B2 JP 3510778B2 JP 04237798 A JP04237798 A JP 04237798A JP 4237798 A JP4237798 A JP 4237798A JP 3510778 B2 JP3510778 B2 JP 3510778B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各々FM多重デー
タを含む2以上のFM変調信号を受信するFM多重放送
受信装置の同期回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば自動車走行中、相対的及び
絶対的な測定方法により自分自身の位置を検出し、自分
自身が地図上のどの位置にいるか知り得るカーナビゲー
ション機器が広く普及している。カーナビゲーション機
器においては、位置の測位手段として自立航法と称され
るジャイロセンサ、方位センサ及び車速信号等により起
点からの相対位置を計算する方法と、電波航法と称せら
れるGPS(Global Positioning System)衛星を利用し
て絶対位置を算出する方法とがある。
【0003】さらに、カーナビゲーション機器上で、上
記の如く自分自身の地図上の位置を検出するだけでな
く、道路交通情報も得られるようになった。即ち、上記
FM多重放送による道路交通情報データサービス(以
下、VICSデータという)が1996年から開始さ
れ、カーナビゲーション機器はこのVICSデータサー
ビスを基に、地図上に渋滞情報やその他の道路情報(通
行止めや工事区間など)等を表示することができる。
【0004】ところで、GPS衛星による絶対位置算出
は、衛星の時計誤差、衛星の軌道誤差、電離層遅延誤差
等及び犯罪への利用などへの対策のための意図的な精度
劣化により、最大100mの誤差が存在する。この誤差
を減らすためにD−GPS(Differential−GPS)方
式が考え出された。これは、その絶対位置が正確に分か
っている基準放送基地局でGPS電波を受信し、絶対位
置とGPS電波から計算された位置とから誤差を検出
し、この誤差情報データを放送電波を使ってカーナビゲ
ーション機器に送り、カーナビゲーション機器では誤差
情報データを使用してより正確な位置情報が求められ
る。上記の如きFM多重放送によるD−GPS(誤差情
報)データサービスが1997年から開始された。この
サービスにより、測位誤差を数メートルで位置を測定す
ることができる。
【0005】よって、カーナビゲーション機器のFM多
重放送受信機は、VICSデータとD−GPSデータを
得る場合、VICS放送局とD−GPS放送局との両方
を切り替えて受信する必要が有った。図4は、一般的な
FM多重放送受信機を示すブロック図である。図4の受
信機は従来より良く知られているので、説明を省略す
る。また、図5は図4のブロック/フレーム同期回路の
具体回路を示す。
【0006】図5において、データカウンタ101はブ
ロック同期用の288進カウンタであり、16KHzの
システムクロック(FM多重データのビットレートと同
一周波数のクロック)をカウントし、1ブロック毎に即
ち18ms間隔でパルスC1を出力する。105は受信
データからBICを検出するBIC検出回路である。
尚、後述するようにブロック同期が非同期の期間中BI
C検出回路105でBIC(ブロック識別符号)が検出
されるとデータカウンタ101はリセットされる。
【0007】106は、データカウンタ101の出力パ
ルスC1とBIC検出回路105の出力パルスBPの発
生タイミングを比較し、タイミングの一致または不一致
を検出する検出回路であり、パルスC1及びBPのタイ
ミングが一致すると一致パルスP1が出力され、逆にパ
ルスC1及びBPのタイミングが不一致であると不一致
パルスP2が出力される。107は一致パルスP1が連
続して所定回数M(後方保護数M)だけカウントされる
とブロック同期が確立したことを示す「1」なる出力B
Lを出力し、不一致パルスP2が連続して所定回数N
(前方保護数N)だけカウントされるとブロック同期が
外れたことを示す「0」の出力BLを出力する同期判定
保護回路である。
【0008】109は検出されたBICの変化点を検出
するBIC変化点検出回路であり、例えば図6の如くフ
レームが構成されるFM多重データでは、BIC1→B
IC3、BIC4→BIC2、BIC2→BIC3、B
IC4→BIC1の各変化点を検出する。110はフレ
ーム同期用の272進カウンタであり、データカウンタ
101のパルスC1をカウントすることによりブロック
数のカウントするブロックカウンタである。111はB
IC変化点検出回路109で検出した変化点と、ブロッ
クカウンタ110のカウント値に基づき計算される変化
点を比較し、連続して所定回数X(後方保護数X)だけ
一致するとフレーム同期が確立したことを示す「1」の
出力FLを発生し、連続して所定回数Y(前方保護数
Y)だけ不一致するとフレーム同期が外れたことを示す
「0」の出力FLを発生するフレーム同期検出保護回路
である。フレーム同期が非同期の場合には、所定のBI
C変化点が検出されるとブロックカウンタ(110)は
所定値にセットされ、また、フレーム同期検出保護回路
111からの出力FCKはフレーム同期状態でブロック
カウンタが272進カウントを終了すると発生するフレ
ーム先頭信号である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4のFM
多重放送受信機において、現在受信中のVICS局のデ
ータ受信中に、D−GPSデータを得ようとした場合、
VICS局から一旦D−GPS局に受信周波数を切り替
えるとともにブロック同期をD−GPS局で行い、その
後VICS局に戻すという動作を行っていた。誤差情報
を得るのに必要なD−GPSデータは2ブロックだけで
ある。その為、G−DPS局の受信中VICSデータを
得ることができなくとも、図6の如きフレーム構成中の
垂直パリティにより縦方向の誤り訂正を行うことで、D
−GPS局の受信期間に受信できなかったVICSデー
タを復元することは可能である。
【0010】しかしながら、図5の従来回路ではD−G
PS局からVICS局に戻すと、VICS局のフレーム
同期がずれてしまい、VICS局のフレーム同期が外れ
るという問題があった。この状態になると、D−GPS
局受信期間に受信できなかったVICSデータを復元す
ることだけでなく、VICSデータも復調することがで
きなくなっていた。
【0011】次に、図7のタイミングチャートを参照し
て上記VICSデータのフレーム同期ずれについてさら
に説明する。尚、ブロック同期回路の後方保護数をM=
2、前方保護数N=2とし、フレーム同期回路の後方保
護数X=2、前方保護数Y=8とし、受信周波数のF1
局をVICSデータ放送局、F2局をD−GPSデータ
放送局とする。
【0012】D−GPS局F2では、連続して受信され
た2ブロック分のデータはそのブロックの横訂正のみで
実用上十分なエラーレートを確保でき、D−GPSデー
タを復調再生することができる。従って、図7の期間T
12及びT13に受信されるD−GPS局F2からD−
GPSデータを得るものとして、期間T7〜T14の間
G−DPS局F2の受信周波数を切り替えるとする(図
7ア)。また、VICS局F1の送信データのタイミン
グはそのデータ中のBICを基準にして図示され(図7
イ)、同様にD−GPS局F2の送信データのタイミン
グはそのデータ中のBICを基準にして図示される(図
7ウ)。このように期間T7〜T14ではG−DPS局
F2のデータが8ブロック分が、また、その他の期間で
はVICS局F1のデータが、図5のブロック/フレー
ム同期回路に入力される。そして、BIC検出回路10
5におけるBICの検出タイミングは、VICS局F1
の場合図7イのタイミングに、G−DPS局F2の場合
図7ウのタイミングになる(図7エ)。
【0013】ブロック同期判定保護回路107は前方保
護数N=2、後方保護数M=2に設定されているため、
受信周波数を局F1からF2に切り替えると、T9で局
F1のブロック同期が外れ、次のT10で局F2のブロ
ック同期が確立される。その為、出力BLは、期間T9
で0になり、T10で1になる。そして、期間T15で
局F2からF1に受信周波数を戻すため、期間T16で
局F2のブロック同期が外れ、T18で局F1のブロッ
ク同期が確立する。この間出力BLは期間T16で0に
なり、T18で1になる。
【0014】データカウンタ101は期間T0以前でV
ICS局F1のデータタイミングでリセットされている
とすると、期間T8まではVICS局F1のデータタイ
ミングと同期し288カウントでリセットするように動
作している。データカウンタ101はBL=0の場合に
パルスBPによってリセットされるので、期間T9およ
びT10でVICS局F1のブロック同期が外れ出力B
Lが0となり、期間T9で受信されたD−GPS局F2
のBICによりリセット信号が発生し、従ってデータカ
ウンタ101は288カウントする前にリセットされ、
出力C1が出力されない。これと同様に、期間T16お
よびT17でもD−GPS局F2のブロック同期が外れ
BL=0となるため、期間T17で受信された局F1の
BICによりリセット信号が発生し、データカウンタ1
01は288カウントする前にリセットされ、出力C1
が出力しない。尚、図7中のデータカウンタ101の出
力のノコギリ波形は、カウンタのカウント値の変化を示
し、データタイミングに同期していると288カウント
を終了すると0に戻るが、リセット信号が発生すると2
88カウントする前に0になることを示している。
【0015】よって、受信周波数の切り替え毎に、デー
タカウンタ101の出力C1がデータタイミングに同期
して発生しないので(図7キ)、ブロックカウンタ11
0にカウント不足が生じ(図7ク)、フレーム先頭信号
(FCK)が実際に送信されたフレームの先頭(図7中
の縦の点線)とずれ(図7ケ)、その結果フレーム同期
のためのブロックカウントがズレてフレーム同期が外れ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、各々FM多重
データを含む2以上のFM変調信号を受信する受信機に
於いて、各々の前記FM多重データのタイミングでカウ
ントするカウンタを有するカウント回路と、前記カウン
ト回路内の1つのカウンタの出力に基づいて、所定のF
M多重データのフレーム同期を検出するフレーム同期検
出回路と、を備え、前記カウント回路内の他方のカウン
タが選択されたとき前記フレーム同期検出回路の動作を
中断することを特徴とする。
【0017】特に、前記フレーム同期検出回路は前方ま
たは後方保護回路を備え、前記カウント回路内の他方の
カウンタが選択されたとき前記フレーム同期検出回路の
前記保護動作を中断することを特徴とする。また、前記
カウント回路は、基準クロックをカウントし、受信デー
タ中に含まれる識別符号に基づいてリセットされる第1
及び第2カウンタとから成り、さらに、前記FM変調信
号の切り換えに応じて出力された制御信号に応じて、前
記第1及び記第2カウンタの出力を切り替えて出力する
第1切替え回路と、該第1切替え回路の出力に基づいて
ブロック同期を検出するブロック同期検出回路と、前記
第1カウンタの出力に基づいてフレーム同期を検出する
とともに、前記制御信号に応じて第2カウンタが選択さ
れた場合に動作が中断されるフレーム同期検出回路とを
備えることを特徴とする。
【0018】さらに、前記フレーム同期検出回路は前方
または後方保護回路を備え、前記カウント回路内の他方
のカウンタが選択されたとき前記フレーム同期検出回路
の前記保護動作を中断することを特徴とする。またさら
に、前記ブロック同期検出回路の検出出力及び前記識別
符号に応じてリセット出力を発生する第1リセット回路
と、前記制御信号により前記第1リセット回路のリセッ
ト出力を前記第1カウンタまたは前記第2カウンタの一
方に出力する第2切替え回路と、を備えることを特徴と
する。
【0019】本発明によれば、上記の第1及び第2カウ
ンタが、2つの多重データのタイミングでカウントでそ
れぞれカウントしており、それぞれのカウントがカウン
ト動作を保持することになる。制御信号により、一方の
多重データの受信期間第1カウンタの出力が選択され、
他方の多重データの期間第2カウンタの出力が選択さ
れ、この出力に基づいてブロック同期が検出される。そ
れとともに、この期間フレーム同期検出回路の動作を強
制的に中断する。また、一方の多重データのフレーム同
期検出を行う際、第1カウンタの出力によって常に行わ
れている。その為、放送局を切り替えるごとに起因する
ブロック同期のミスカウントによるフレーム同期外れを
防止できる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1に本発明の実施の形態である
ブロック/フレーム同期回路を示す。データカウンタ1
02はデータカウンタ101と同様なブロック同期用の
288進カウンタであり、16KHzのシステムクロッ
クをカウントし、1ブロック毎に即ち18m秒間隔でパ
ルスC2を発生する。尚、データカウンタ101と同様
に、ブロック同期が非同期の期間中BIC検出回路10
5でBICが検出されるとリセットされる。セレクタ1
03は制御信号入力sが1の場合出力端aからデータカ
ウンタ102に入力inを、制御信号入力sが0の場合
出力端bからデータカウンタ101に入力inを切り替
えて出力する。セレクタ104は制御信号入力sが1の
場合入力a即ち出力パルスC2を選択し、制御信号入力
sが0の場合入力b即ち出力パルスC1を出力する。リ
セット信号発生回路108は同期判定保護回路107で
非同期であると(BL=0)と判定されたときにBIC
の検出に応じてリセット信号を発生し、リセット信号は
セレクタ103を介して一方のデータカウンタに入力さ
れ、BIC検出回路105とデータカウンタ101また
は102との初期同期をとる。フレーム同期検出保護回
路112は、VICS局F1のデータ中のフレーム同期
の検出及びその保護については従来と同様であるが、制
御信号CONTによりフレーム同期検出の保護動作を中
断するという特徴を有している。そして、制御信号CO
NTは受信周波数の切り替えに応じて切り替わる信号で
あり、VICS局の受信時には制御信号CONTは0と
なり、D−GPS局受信時には制御信号CONTが1に
なる。尚、この制御信号CONTによりセレクタ103
及び104が制御される。
【0021】制御信号CONTが0の場合、従来のブロ
ック及びフレーム同期回路の動作と同様になる。つま
り、データカウンタ101の出力C1がBIC検出回路
105の出力BPに対する検出回路106における比較
信号CPになると共に、フレーム同期を検出するための
ブロックカウンタ110のカウント信号となる。そし
て、ブロック同期が外れている間(BL=0)BIC検
出出力BPによりデータカウンタ101はリセットさ
れ、VICSデータとデータカウンタ101のカウント
動作との初期同期がとられる。よって、ブロック同期が
最初から行われる。
【0022】一方、制御信号CONTが1の場合、デー
タカウンタ102の出力C2がBIC検出回路105の
出力BPに対する検出回路106の比較信号CPとな
る。そして、ブロック同期が外れている間(BL=0)
BIC検出出力BPによりデータカウンタ102がリセ
ットされ、D−GPSデータとデータカウンタ102の
カウンタとの初期同期がとられる。
【0023】次に、図2のタイミングチャートを参照し
て図1の動作を説明する。尚、従来と同様に、ブロック
同期回路の後方保護数をM=2、前方保護数N=2と
し、フレーム同期回路の後方保護数X=2、前方保護数
Y=8とし、受信周波数のF1局をVICSデータ放送
局、F2局をD−GPSデータ放送局とする。D−GP
S局F2では、連続して受信された2ブロック分のデー
タはそのブロックの横訂正のみで実用上十分なエラーレ
ートを確保でき、D−GPSデータを復調再生すること
ができる。従って、図2の期間T12及びT13に受信
されるD−GPS局F2からD−GPSデータを得るも
のとして、期間T7〜T14の間G−DPS局F2の受
信周波数を切り替えるとする(図2ア)。また、VIC
S局F1の送信データのタイミングはそのデータ中のB
ICを基準にして図示され(図2ウ)、同様にD−GP
S局F2の送信データのタイミングはそのデータ中のB
ICを基準にして図示される(図2エ)。このように期
間T7〜T14ではG−DPS局F2のデータが8ブロ
ック分が、また、その他の期間ではVICS局F1のデ
ータが、図1のブロック/フレーム同期回路に入力され
る。そして、BIC検出回路105におけるBICの検
出タイミングは、VICS局F1の場合図2ウのタイミ
ングに、G−DPS局F2の場合図2エのタイミングに
なる(図2オ)。
【0024】データカウンタ101は制御信号CONT
が0でかつ出力BLが0(非同期の状態)の場合にリセ
ットされるもので、本実施形態では期間T0以前にリセ
ットされVICS局F1のデータタイミング1に同期し
てカウントしているとする。また、同様に、データカウ
ンタ102も制御信号CONTが1でかつ出力BLが0
の場合にリセットされるもので、期間T0以前にリセッ
トされD−GPS局F2のデータタイミングに同期して
カウントしているとする。図2キ及びクは、データカウ
ンタ101及び102のノコギリ波形はそれぞれのカウ
ント値の変化を示し、288カウントを終了すると0に
戻る。
【0025】期間T7以前では、図1の回路は図5の従
来例と同様な動作を行い、受信データはVICSデータ
のタイミングである。また、データカウンタ101の出
力C1が選択されており、この出力C1とVICSデー
タのBIC検出タイミングBPとのタイミングが一致し
ており、ブロック同期判定保護回路107の出力BLは
同期状態を示す1になっている。また、データカウンタ
101の出力C1はブロックカウンタ110に入力さ
れ、正確なフレーム同期の検出が行われている。この期
間では、データカウンタ102はD−GPSデータに同
期してカウントしている。
【0026】期間T7において、受信周波数がVICS
局F1からD−GPS局F2に切り替わると、図2オの
受信データはD−GPSデータのタイミングに替わる。
制御信号CONTによりデータカウンタ102の出力C
2が選択され、BIC検出回路105からD−GPSデ
ータ中のBICの変化点に対応した出力BPが出力され
る(図2オ)。データカウンタ102はD−GPSデー
タに同期しているので、検出回路106において出力C
2及びBLのタイミングは一致し、出力BLは引き続き
同期状態を示す1になる(図2カの局F2期間)。出力
BLによりリセット信号発生回路108からのリセット
信号の発生は禁止され、データカウンタ102はリセッ
トされずそのままD−GPSデータに同期してカウント
する(図2ク)。その後、期間T8〜T13の間、デー
タカウンタ102の出力C2及び出力BPのタイミング
が一致するので、出力BLは1を維持される。ところ
で、期間T7からT14の間、リセット信号発生回路1
08はデータカウンタ102のリセット端子Rに接続さ
れており、データカウンタ101はカウント途中でリセ
ットされることはないので、データカウンタ101はV
ICSデータに同期したカウントが続けられ、出力C1
に基づいてフレーム同期の検出が続けられている。よっ
て、図2サの如くブロックカウンタ110にカウント不
足は生じない。
【0027】また、制御信号CONTが1になると、フ
レーム同期検出保護回路112の保護動作が中断され
る。その為、D−GPS局F2の受信期間中、F2局の
データ中のBICが変化し、BIC変化点検出回路10
9の出力BCが発生しても、フレーム同期検出保護回路
112においてこの出力BCは無視される。その結果、
フレーム同期検出保護回路112は期間T7での前方ま
たは後方保護数が保持され、VICS局F1に対するG
−DPS局F2によるフレーム同期の保護が行われるこ
とがない。
【0028】その後、期間T15において、受信周波数
がD−GPS局F2からVICS局F1に戻ると、図2
オの受信データはVICSデータのタイミングに替わ
る。制御信号CONTが0になり、データカウンタ10
1の出力C1が選択され、BIC検出回路105からV
ICSデータ中のBICの変化点に対応した出力BPが
出力される(図2オ)。データカウンタ101はVIC
Sデータに同期しているので、検出回路106において
出力C1及びBLのタイミングは一致し、出力BLは引
き続き同期状態を示す1を保つ(図2カ)。出力BLに
よりリセット信号発生回路108からのリセット信号の
禁止が維持され、データカウンタ101はリセットされ
ずそのままVICSデータに同期してカウントする(図
2キ)。制御信号CONTが0になると、フレーム同期
検出保護回路112のフレーム同期検出の保護が再開さ
れ、期間T7で保持された保護数からフレーム同期検出
が行われる。
【0029】期間T15以降でも、上述のようにデータ
カウンタ101は、カウント途中でリセットされること
はなく、VICSデータに同期するので、出力C1に基
づいてカウント不足することなくブロックカウンタ11
0がカウントを続ける(図2コ及びサ)。それととも
に、G−DPS局に切り替わる以前の状態からフレーム
同期の保護が続けられる。よって、ブロックカウンタ1
10はフレームに同期したカウントが行われ、図2シの
如くフレームの先頭に同期したフレーム先頭信号FCK
をフレーム同期検出保護回路111から出力させること
ができる。
【0030】また、期間T15以降、データカウンタ1
02は、セレクタ103によりそのリセット端子Rが非
導通となるので、リセットされることはない。その為、
データカウンタ102はD−GPSデータに同期したカ
ウントが続けられる(図2ク)。従って、データカウン
タ101及び102は、常時VICSデータ及びD−G
PSデータのデータタイミングでそれぞれカウントし、
途中のカウント値でリセットされることはない。これに
より、データカウンタ101とデータカウンタ102
が、一度局F1及びF2のデータタイミングに同期すれ
ば受信されたデータ中のBICとセレクタ104の出力
CPとは常に一致し、前記BICが前方保護数N以上に
消失または誤検出されない限りは、ブロック同期は受信
局をF1及びF2間で切り替えても外れることはない。
これにより、フレーム先頭信号(FCK)を実際に送信
されてきた送信フレームの先頭と一致させる事ができ、
従来回路で発生したフレーム同期のためのブロックカウ
ントがズレてフレーム同期が外れてしまう不具合が解消
される。さらに、D−GPS局を受信したときVICS
局F1に対するフレーム同期検出の保護を中断すること
により、D−GPS局F2による上記保護の動作を防止
でき、よりいっそうフレーム同期が外れることを防止で
きる。
【0031】このように、局F2の受信期間(T7〜T
14)にBIC変化点検出回路109へD−GPS局F
2のBICによる変化が入力されるが、フレーム同期検
出保護回路111の保護動作が中断されるので、局F1
でのフレーム同期が外れることはない。図3は、図1の
フレーム同期検出保護回路112の具体回路を示す図で
あり、BICタイミング発生回路301はブロックカウ
ンタ110のカウント値に基づき受信データのBICが
所定の変化をすべきタイミングで出力を発生する。フレ
ーム先頭検出回路302はBICタイミング発生回路3
01の出力に基づき受信データのフレームの先頭を検出
し、図6のフレーム構成ではBIC4からBIC1でフ
レームの先頭が検出される。ゲート回路303はフレー
ム同期が非同期状態のときBICタイミング発生回路3
01及びブロックカウンタ110をBIC変化点検出回
路105の出力に応じてリセットさせる。一致/不一致
検出回路304はBICタイミング発生回路301及び
BIC変化点検出回路105の出力タイミングを比較
し、出力タイミングが一致すると一致パルスS1を出力
し、不一致すると不一致パルスS2を出力する。後方保
護回路305は一致パルスS1を連続して所定回数Xだ
けカウントするとフレーム同期が確立したとして出力C
1を出力する。前方保護回路306は不一致パルスS2
を連続して所定回数Yだけカウントするとフレーム同期
が外れたとして出力C2を出力する。尚、後方保護回路
305は不一致パルスS2によってプリセットされ、前
方保護回路306は一致パルスS1によってプリセット
される。その為、パルスS1及びS2のうち一方のパル
スが発生している状態で他方のパルスが発生すると、一
方のパルスに対する保護動作がキャンセルされる。同期
判定回路307は出力C1が入力されるとフレーム同期
状態を示す1の出力FLを出力し出力C2が入力される
とフレーム非同期状態を示す0の出力FLを出力すると
ともに、フレーム先頭検出回路302の出力によりフレ
ーム先頭信号FCKを出力する。
【0032】フレーム同期制御回路308は、制御信号
CONTが1のとき一致パルスS1及び不一致パルスS
2を遮断し、制御信号がCONTが0のときパルスS1
及びS2を導通させる。よって、VICS局F1の期間
制御信号CONTが0になるので、VICS局F1に対
して後方及び前方保護回路305及び306がフレーム
同期検出の保護動作が行われる。また、D−GPS局の
期間制御信号CONTが1になるので、後方及び前方保
護回路305及び306に全く信号が入力されず、それ
らのカウント状態が保持される。従って、D−GPS局
に対して前記フレーム同期検出の保護動作が中断され
る。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、それぞれの放送局の多
重データのデータタイミングでカウントされるカウンタ
により、現在受信中の放送局だけでなく受信状態にない
放送局のブロック同期が維持される。特に、異なるデー
タタイミングの多重データを有する2つの放送局を単一
のラジオ受信機で受信周波数を切り替えて多重データを
受信する場合、受信周波数を一定期間だけ一方の放送局
から他方の放送局に切り替えても、一方の放送局の多重
データのフレーム同期を正確に維持することができる。
さらに、他方の局を受信している間フレーム同期検出を
中断するので、いっそうフレーム同期を維持することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】図1の動作を説明するためのタイミングチャー
トである。
【図3】図1のフレーム同期検出保護回路112の具体
回路を示すブロック図である。
【図4】FM多重放送のラジオ受信機を示すブロック図
である。
【図5】従来例を示すブロック図である。
【図6】FM多重データのフレーム構成を示す図であ
る。
【図7】図5の動作を説明するためのタイミングチャー
トである。
【符号の説明】
101、102 データカウンタ 103、104 セレクタ 105 BIC検出回路 106 検出回路 107 ブロック同期判定保護回路 108 リセット回路 109 BIC変化点検出回路 110 ブロックカウンタ 111 フレーム同期検出回路 301 BICタイミング発生回路 302 フレーム先頭検出回路 303 ゲート回路 304 一致/不一致検出回路 305 後方保護数回路 306 前方保護数回路 306 同期判定回路 308 フレーム同期制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−234153(JP,A) 特開 平11−122125(JP,A) 特開 平11−122200(JP,A) 特開 平11−112369(JP,A) 特開 平11−41188(JP,A) 特開 平5−268213(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 7/08 H04B 1/16 H04H 1/00 H04J 3/06

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々FM多重データを含む2以上のFM
    変調信号を受信する受信機に於いて、 各々の前記FM多重データのタイミングでカウントする
    カウンタを有するカウント回路と、 前記カウント回路内の1つのカウンタの出力に基づい
    て、所定のFM多重データのフレーム同期を検出するフ
    レーム同期検出回路と、 を備え、前記カウント回路内の他方のカウンタが選択さ
    れたとき前記フレーム同期検出回路の動作を中断するこ
    とを特徴とするFM多重放送受信機の同期回路。
  2. 【請求項2】 前記フレーム同期検出回路は前方または
    後方保護回路を備え、前記カウント回路内の他方のカウ
    ンタが選択されたとき前記フレーム同期検出回路の前記
    保護動作を中断することを特徴とする請求項1記載のF
    M多重放送受信機の同期回路。
  3. 【請求項3】 前記カウント回路は、基準クロックをカ
    ウントし、受信データ中に含まれる識別符号に基づいて
    リセットされる第1及び第2カウンタとから成り、さら
    に、 前記FM変調信号の切り換えに応じて出力された制御信
    号に応じて、前記第1及び記第2カウンタの出力を切り
    替えて出力する第1切替え回路と、 該第1切替え回路の出力に基づいてブロック同期を検出
    するブロック同期検出回路と、 前記第1カウンタの出力に基づいてフレーム同期を検出
    するとともに、前記制御信号に応じて第2カウンタが選
    択された場合のみ動作が中断されるフレーム同期検出回
    路とを備えることを特徴とする請求項1記載のFM多重
    放送受信機の同期回路。
  4. 【請求項4】 前記フレーム同期検出回路は前方または
    後方保護回路を備え、前記カウント回路内の他方のカウ
    ンタが選択されたとき前記フレーム同期検出回路の前記
    保護動作を中断することを特徴とする請求項3記載のF
    M多重放送受信機の同期回路。
  5. 【請求項5】 前記ブロック同期検出回路の検出出力及
    び前記識別符号に応じてリセット出力を発生する第1リ
    セット回路と、前記制御信号により前記第1リセット回
    路のリセット出力を前記第1カウンタまたは前記第2カ
    ウンタの一方に出力する第2切替え回路と、を備えるこ
    とを特徴とする請求項3記載のFM多重放送受信機の同
    期回路。
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