JP3279381B2 - デジタルデータ多重システム - Google Patents
デジタルデータ多重システムInfo
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- JP3279381B2 JP3279381B2 JP08125993A JP8125993A JP3279381B2 JP 3279381 B2 JP3279381 B2 JP 3279381B2 JP 08125993 A JP08125993 A JP 08125993A JP 8125993 A JP8125993 A JP 8125993A JP 3279381 B2 JP3279381 B2 JP 3279381B2
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- Japan
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- Circuits Of Receivers In General (AREA)
- Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はRDS(ラジオデータシ
ステム)などのデジタルデータ多重システムを利用した
デジタルデータ多重システム用受信機に係わり、特に自
動追従により同一番組放送局を受信できるデジタルデー
タ多重システム用受信機に関する。
ステム)などのデジタルデータ多重システムを利用した
デジタルデータ多重システム用受信機に係わり、特に自
動追従により同一番組放送局を受信できるデジタルデー
タ多重システム用受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】カーラジオでは、通常これを操作するの
がドライバーであること、車が長距離を移動し、受信局
のサービスエリアを外れる場合、そのたびに再選局が必
要となることなどから、選局機能の高度化が求められて
きた。特に比較的サービスエリアの狭いFM放送をラジ
オ放送サービスの主体とし、カーラジオでの放送受信比
率の高いヨーロッパでは、この要求が強かった。この要
求を満たすべくヨーロッパ放送連合により規格化された
デジタルデータ多重システムが、RDS(ラジオデータ
システム)である。
がドライバーであること、車が長距離を移動し、受信局
のサービスエリアを外れる場合、そのたびに再選局が必
要となることなどから、選局機能の高度化が求められて
きた。特に比較的サービスエリアの狭いFM放送をラジ
オ放送サービスの主体とし、カーラジオでの放送受信比
率の高いヨーロッパでは、この要求が強かった。この要
求を満たすべくヨーロッパ放送連合により規格化された
デジタルデータ多重システムが、RDS(ラジオデータ
システム)である。
【0003】図2はRDSデータの伝送フォーマットの
一例を示すタイプ0Aのデータ構成図である。図2を参
照すると、ブロック1には国識別コード、カバーエリア
コード及び放送局コードからなる16ビット構成の番組
識別データ(PIデータ)、ブロック2にはグループタ
イプコード、バージョンコード(Bo)、交通情報識別
コード(TPコード)、番組内容識別コード(PTYコ
ード)等の各種コード、ブロック3には同一番組を放送
しているネットワーク局の局周波数データ(AFデー
タ)、ブロック4には放送局名データ(PSデータ)が
それぞれ配置されている。
一例を示すタイプ0Aのデータ構成図である。図2を参
照すると、ブロック1には国識別コード、カバーエリア
コード及び放送局コードからなる16ビット構成の番組
識別データ(PIデータ)、ブロック2にはグループタ
イプコード、バージョンコード(Bo)、交通情報識別
コード(TPコード)、番組内容識別コード(PTYコ
ード)等の各種コード、ブロック3には同一番組を放送
しているネットワーク局の局周波数データ(AFデー
タ)、ブロック4には放送局名データ(PSデータ)が
それぞれ配置されている。
【0004】AFデータは代替周波数データとも呼ば
れ、同一または隣接受信地域で同一番組を放送している
放送局(AF局という)の周波数リスト(AFリスト)
であり、係るAFリストを参照することにより、同一番
組放送局の周波数が全て分かるようになっている。ま
た、PIデータは同一の放送プログラム(番組)に与え
られた16ビット構成のデータであり、国を識別するた
めの国識別コード(4ビット)、放送局の放送がカバー
するエリア(放送受信可能地域)を示すカバーエリアコ
ード(4ビット)及び放送局コード(8ビット)からな
る。
れ、同一または隣接受信地域で同一番組を放送している
放送局(AF局という)の周波数リスト(AFリスト)
であり、係るAFリストを参照することにより、同一番
組放送局の周波数が全て分かるようになっている。ま
た、PIデータは同一の放送プログラム(番組)に与え
られた16ビット構成のデータであり、国を識別するた
めの国識別コード(4ビット)、放送局の放送がカバー
するエリア(放送受信可能地域)を示すカバーエリアコ
ード(4ビット)及び放送局コード(8ビット)からな
る。
【0005】したがって、受信時において、復調して得
られる上述したAFデータ及びPIデータを取り込んで
記憶しておき、例えばマルチパス妨害などの外乱により
現在受信中の放送局の受信感度が低下した場合、AFリ
ストに載っている各AF局の受信電界強度を所定時間ご
とにチェック(AFサーチという)して、それまでの受
信局の受信電界強度より大きく、かつ受信電界強度が最
大のAF局からの放送を受信し、しかる後、該最大AF
局のPIデータが検出される場合には該PIデータが元
の受信局のPIデータと一致するか判別し、検出PIデ
ータが元の受信局のPIデータと一致する場合には最大
AF局からの受信を継続する。
られる上述したAFデータ及びPIデータを取り込んで
記憶しておき、例えばマルチパス妨害などの外乱により
現在受信中の放送局の受信感度が低下した場合、AFリ
ストに載っている各AF局の受信電界強度を所定時間ご
とにチェック(AFサーチという)して、それまでの受
信局の受信電界強度より大きく、かつ受信電界強度が最
大のAF局からの放送を受信し、しかる後、該最大AF
局のPIデータが検出される場合には該PIデータが元
の受信局のPIデータと一致するか判別し、検出PIデ
ータが元の受信局のPIデータと一致する場合には最大
AF局からの受信を継続する。
【0006】しかし、PIデータが検出されない場合、
あるいは検出PIデータが元の受信局のPIデータと一
致しない場合には、次に受信電界強度が大きいAF局を
最大AF局とみなし、該最大AF局に同調を移し、以後
PIデータの同一性を確認し、不一致なら同様の処理を
継続し、一致すれば該最大AF局を受信するようになっ
ており、外乱の影響を受けることなく常に良好な受信状
態で同一番組を聴取できるのである。
あるいは検出PIデータが元の受信局のPIデータと一
致しない場合には、次に受信電界強度が大きいAF局を
最大AF局とみなし、該最大AF局に同調を移し、以後
PIデータの同一性を確認し、不一致なら同様の処理を
継続し、一致すれば該最大AF局を受信するようになっ
ており、外乱の影響を受けることなく常に良好な受信状
態で同一番組を聴取できるのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
RDS用受信機でローカル局(地方放送局)受信すると
きに、同一のネットワークであっても常時同一放送番組
を放送しているローカル局群と、時折その地方特有のい
わゆる地方番組を放送しているローカル局群とがあるた
め、受信中のローカル局から同一ネットワークの他のロ
ーカル局へRDSの主要機能である自動追従により受信
すると、ときどき前記地方番組を放送しているローカル
局へ追従してしまい、同一放送番組を放送している局へ
の自動追従であるのにかかわらず、別な放送局を受信し
てしまうような違和感があった。
RDS用受信機でローカル局(地方放送局)受信すると
きに、同一のネットワークであっても常時同一放送番組
を放送しているローカル局群と、時折その地方特有のい
わゆる地方番組を放送しているローカル局群とがあるた
め、受信中のローカル局から同一ネットワークの他のロ
ーカル局へRDSの主要機能である自動追従により受信
すると、ときどき前記地方番組を放送しているローカル
局へ追従してしまい、同一放送番組を放送している局へ
の自動追従であるのにかかわらず、別な放送局を受信し
てしまうような違和感があった。
【0008】したがって本発明の目的は、受信中のロー
カル局の受信電界強度が所定レベル以下になり、他のロ
ーカル局を自動追従したときに、受信中のローカル局の
放送番組と同一の放送番組を常時放送しているローカル
局を受信することができるデジタルデータ多重システム
用受信機を提供するにある。
カル局の受信電界強度が所定レベル以下になり、他のロ
ーカル局を自動追従したときに、受信中のローカル局の
放送番組と同一の放送番組を常時放送しているローカル
局を受信することができるデジタルデータ多重システム
用受信機を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明におい
ては、デジタルデータ多重放送信号に重畳されて送られ
てくる所定の選局形式のAFデータ、およびPIデータ
等のデジタル多重データを利用して自動追従するデジタ
ルデータ多重システム用受信機において、前記AFデー
タからなる全国ネットワーク局群とローカル局群のAF
リスト、およびPIデータ等のデジタル多重データを記
憶する記憶部と、該記憶部に記憶されているAFリスト
の全国ネットワーク局群とローカル局群のうちローカル
局群の中の所定のローカル局を選択させるためのローカ
ル局選択キーと、受信中のローカル局の受信電界強度が
所定のレベル以下になった時に、前記ローカル局選択キ
ーのローカル局選択指令に応じて前記AFリストの中か
らPIデータに基づきローカル局群を選択し、AFデー
タの所定選局形式に基づき受信中のローカル局と常時同
一の番組を放送しているローカル局を判別し、該ローカ
ル局を自動追従する制御部とにより達成される。
ては、デジタルデータ多重放送信号に重畳されて送られ
てくる所定の選局形式のAFデータ、およびPIデータ
等のデジタル多重データを利用して自動追従するデジタ
ルデータ多重システム用受信機において、前記AFデー
タからなる全国ネットワーク局群とローカル局群のAF
リスト、およびPIデータ等のデジタル多重データを記
憶する記憶部と、該記憶部に記憶されているAFリスト
の全国ネットワーク局群とローカル局群のうちローカル
局群の中の所定のローカル局を選択させるためのローカ
ル局選択キーと、受信中のローカル局の受信電界強度が
所定のレベル以下になった時に、前記ローカル局選択キ
ーのローカル局選択指令に応じて前記AFリストの中か
らPIデータに基づきローカル局群を選択し、AFデー
タの所定選局形式に基づき受信中のローカル局と常時同
一の番組を放送しているローカル局を判別し、該ローカ
ル局を自動追従する制御部とにより達成される。
【0010】
【作用】受信中のローカル局の受信電界強度が所定のレ
ベル以下になった時に、ローカル局選択キーのローカル
局選択指令に応じて前記AFリストの中からPIデータ
に基づきローカル局群を選択し、AFデータの所定選局
形式に基づき受信中のローカル局と常時同一の番組を放
送しているローカル局を判別し、該ローカル局を自動追
従する。したがって、受信中のローカル局が自動追従に
より同一ネットワークの別な地方放送局を受信するとき
に、異なる放送内容の番組を受信することはない。
ベル以下になった時に、ローカル局選択キーのローカル
局選択指令に応じて前記AFリストの中からPIデータ
に基づきローカル局群を選択し、AFデータの所定選局
形式に基づき受信中のローカル局と常時同一の番組を放
送しているローカル局を判別し、該ローカル局を自動追
従する。したがって、受信中のローカル局が自動追従に
より同一ネットワークの別な地方放送局を受信するとき
に、異なる放送内容の番組を受信することはない。
【0011】
【実施例】図1は本発明に係るRDS用受信機の要部ブ
ロック図である。1はPLL回路であり、受信すべき局
に応じた所定の電圧信号をFMフロントエンド2へ出力
する。FMフロントエンド2は、電圧信号に基づいてア
ンテナANTから入力される放送局を受信し、所定の中
間周波数信号(IF)を発生する。3は中間周波検波増
幅器であり、FMフロントエンド2により変換された中
間数周波信号を所定のレベルまで増幅し、検波する。
ロック図である。1はPLL回路であり、受信すべき局
に応じた所定の電圧信号をFMフロントエンド2へ出力
する。FMフロントエンド2は、電圧信号に基づいてア
ンテナANTから入力される放送局を受信し、所定の中
間周波数信号(IF)を発生する。3は中間周波検波増
幅器であり、FMフロントエンド2により変換された中
間数周波信号を所定のレベルまで増幅し、検波する。
【0012】4はMPXであり、中間周波増幅検波器3
から入力される検波信号をステレオ信号に復調する。5
は増幅器(AMP)であり、ステレオ信号を図示しない
ボリューム設定値に応じて増幅する。6はスピーカであ
り、増幅器5により駆動されれ、音声信号を出力する。
7はRDSデコーダ回路であり、所定の送信タイミング
で送られてくるAFデータ、PIデータ等を復調する。
8はエラー検出訂正回路であり、RDSデコーダ回路7
により復調されたAFデータ、PIデータ等のRDSデ
ータの誤りを、グループ毎に同期を取りながら検出し、
その誤りを訂正する。
から入力される検波信号をステレオ信号に復調する。5
は増幅器(AMP)であり、ステレオ信号を図示しない
ボリューム設定値に応じて増幅する。6はスピーカであ
り、増幅器5により駆動されれ、音声信号を出力する。
7はRDSデコーダ回路であり、所定の送信タイミング
で送られてくるAFデータ、PIデータ等を復調する。
8はエラー検出訂正回路であり、RDSデコーダ回路7
により復調されたAFデータ、PIデータ等のRDSデ
ータの誤りを、グループ毎に同期を取りながら検出し、
その誤りを訂正する。
【0013】9はシグナルメータ回路であり、中間周波
増幅検波器3から出力される中間周波数信号の信号強度
(例えば電界強度)を監視することにより受信局の受信
状態のレベルを検出する。10は受信している放送局の
周波数等を表示する表示部、11はAFデータからなる
AFリストやPIデータ等を記憶している記憶部であ
る。
増幅検波器3から出力される中間周波数信号の信号強度
(例えば電界強度)を監視することにより受信局の受信
状態のレベルを検出する。10は受信している放送局の
周波数等を表示する表示部、11はAFデータからなる
AFリストやPIデータ等を記憶している記憶部であ
る。
【0014】ここで、PIデータに関して説明をする
と、PIデータは国識別コード、カバーエリアコード、
放送局コードからなり、国識別コードは国別に付与され
たコードであり、放送局コードは各放送局に付与された
基準ナンバーである。さて、カバーエリアコードについ
て詳細に説明すると、カバーエリアコードにより全国ネ
ットワーク局とローカル局は、次のように大別される。
すなわち、全国ネットワーク局としては、 (1)I(International)国際放送:他
の国にも送信されるプログラム。 (2)N(National)全国放送:国中に送信さ
れるプログラム。 (3)S(Super−regional)地方放送:
国の大部分に送信されるプログラム。 があり、また、ローカル局としては、 (1)R1〜R12(Regional)ローカル放
送:一つの場所、一つの地方のみに送信されるプログラ
ム。 (2)L(Local)ローカル放送:一つの放送局か
らしか送信されないプログラム。 がある。
と、PIデータは国識別コード、カバーエリアコード、
放送局コードからなり、国識別コードは国別に付与され
たコードであり、放送局コードは各放送局に付与された
基準ナンバーである。さて、カバーエリアコードについ
て詳細に説明すると、カバーエリアコードにより全国ネ
ットワーク局とローカル局は、次のように大別される。
すなわち、全国ネットワーク局としては、 (1)I(International)国際放送:他
の国にも送信されるプログラム。 (2)N(National)全国放送:国中に送信さ
れるプログラム。 (3)S(Super−regional)地方放送:
国の大部分に送信されるプログラム。 があり、また、ローカル局としては、 (1)R1〜R12(Regional)ローカル放
送:一つの場所、一つの地方のみに送信されるプログラ
ム。 (2)L(Local)ローカル放送:一つの放送局か
らしか送信されないプログラム。 がある。
【0015】12は操作部であり、上述したように全国
ネットワーク局をプリセットできる番号1〜3のプリセ
ットキー12a、ローカル局をプリセットできる番号4
〜6のプリセットキー12b、記憶部11に記憶されて
いるAFリストの中の放送局のうちローカル局を選択す
るためのローカル局選択キー12c、所望の受信放送局
の周波数を選択するアップ/ダウンキー12d、アップ
/ダウンキー12dと共に操作され、操作部12のプリ
セットキー12a、12bの6つのプリセットキーのそ
れぞれに自動的に周波数を記憶させるためのオートメモ
リキー12eとを有している。
ネットワーク局をプリセットできる番号1〜3のプリセ
ットキー12a、ローカル局をプリセットできる番号4
〜6のプリセットキー12b、記憶部11に記憶されて
いるAFリストの中の放送局のうちローカル局を選択す
るためのローカル局選択キー12c、所望の受信放送局
の周波数を選択するアップ/ダウンキー12d、アップ
/ダウンキー12dと共に操作され、操作部12のプリ
セットキー12a、12bの6つのプリセットキーのそ
れぞれに自動的に周波数を記憶させるためのオートメモ
リキー12eとを有している。
【0016】13はRDS用受信機の全体的動作を制御
する制御部、例えばマイクロコンピュータであり、受信
中の地方放送局の受信電界強度が所定のレベル以下にな
った時に、ローカル局選択キーのローカル局選択指令に
応じてAFリストの中の全国ネットワーク局群とローカ
ル局群のうちからPIコードに基づきローカル放送局群
を選択し、AFデータの送信形式である後述するメソド
Bから受信中のローカル放送局と常時同一の番組を放送
しているローカル局を判別し、該ローカル放送局を受信
させる。
する制御部、例えばマイクロコンピュータであり、受信
中の地方放送局の受信電界強度が所定のレベル以下にな
った時に、ローカル局選択キーのローカル局選択指令に
応じてAFリストの中の全国ネットワーク局群とローカ
ル局群のうちからPIコードに基づきローカル放送局群
を選択し、AFデータの送信形式である後述するメソド
Bから受信中のローカル放送局と常時同一の番組を放送
しているローカル局を判別し、該ローカル放送局を受信
させる。
【0017】さらに、制御部13は操作部12のオート
メモリキー12eを押した後に、アップ/ダウンキー1
2dのどちらかを押せば、プリセットキー12a、12
bにオートメモリさせるためのシーク動作を開始して、
PIデータに基づいて番号1から番号3までのプリセッ
トキー12aに受信電界強度の強い順に全国ネットワー
ク局をプリセットさせると共に、番号4から番号6まで
のプリセットキー12bに受信電界強度の強い順にロー
カル局をプリセットさせることもできる。
メモリキー12eを押した後に、アップ/ダウンキー1
2dのどちらかを押せば、プリセットキー12a、12
bにオートメモリさせるためのシーク動作を開始して、
PIデータに基づいて番号1から番号3までのプリセッ
トキー12aに受信電界強度の強い順に全国ネットワー
ク局をプリセットさせると共に、番号4から番号6まで
のプリセットキー12bに受信電界強度の強い順にロー
カル局をプリセットさせることもできる。
【0018】図3は本発明に係る流れ図であり、以下こ
の流れ図に従って図1に示すRDS用受信機の自動追従
処理を説明する。図3で制御部13は、RDS用受信機
によりローカル局の放送番組が受信され、操作部12の
ローカル局選択キー12cがオンされている状態におい
て、まず現受信局(ローカル局)のFM放送に重畳され
て送られてきているAFデータ、PIデータ等のRDS
データをRDSデコーダ回路7、エラー検出訂正回路8
を介して受信すると(ステップ101)、データを読み
取り(ステップ102)、記憶部11に記憶する(ステ
ップ103)。
の流れ図に従って図1に示すRDS用受信機の自動追従
処理を説明する。図3で制御部13は、RDS用受信機
によりローカル局の放送番組が受信され、操作部12の
ローカル局選択キー12cがオンされている状態におい
て、まず現受信局(ローカル局)のFM放送に重畳され
て送られてきているAFデータ、PIデータ等のRDS
データをRDSデコーダ回路7、エラー検出訂正回路8
を介して受信すると(ステップ101)、データを読み
取り(ステップ102)、記憶部11に記憶する(ステ
ップ103)。
【0019】AFデータの送信方法には、メソドA(M
ETHOD−A)とメソドB(METHOD−B)とが
あり、本発明ではメソドBを利用しており、図4はメソ
ドBを説明するための説明図である。メソドBでは、必
ず受信局とAF局はペアになっており、例えば90.
0、92.8、94.2、98.1、99.5MHzな
るローカル局が5つ存在し、その5つのローカル局が同
一のネットワークであり、98.1MHzが受信局、残
りがAF局とする。
ETHOD−A)とメソドB(METHOD−B)とが
あり、本発明ではメソドBを利用しており、図4はメソ
ドBを説明するための説明図である。メソドBでは、必
ず受信局とAF局はペアになっており、例えば90.
0、92.8、94.2、98.1、99.5MHzな
るローカル局が5つ存在し、その5つのローカル局が同
一のネットワークであり、98.1MHzが受信局、残
りがAF局とする。
【0020】ここで、図4を参照すると、周波数が高く
なるペアは「昇順」と呼ばれ、受信局とAF局の放送番
組が常時同一であることを示しており、周波数が低くな
るペアは「降順」と呼ばれ、時には異なる放送番組も放
送されることを示している。すなわち、94.2MHz
と98.1MHzのペアは昇順を示しており、98.1
MHzと90.0MHzのペアは降順、99.5MHz
と98.1MHzのペアは降順、98.1MHzと9
2.8MHzのペアは降順をを示している。
なるペアは「昇順」と呼ばれ、受信局とAF局の放送番
組が常時同一であることを示しており、周波数が低くな
るペアは「降順」と呼ばれ、時には異なる放送番組も放
送されることを示している。すなわち、94.2MHz
と98.1MHzのペアは昇順を示しており、98.1
MHzと90.0MHzのペアは降順、99.5MHz
と98.1MHzのペアは降順、98.1MHzと9
2.8MHzのペアは降順をを示している。
【0021】ここで、現受信局の信号強度レベルを良好
な受信状態の維持を目的として、該受信局の信号強度を
シグナルメータ回路9により監視し(ステップ10
4)、信号強度が所定レベル以下になると(ステップ1
05)、制御部13はAFリストより昇順のAF局周波
数を求め、そのAF局に対する周波数制御信号をPLL
回路1に出力し、該昇順のAF局を受信する(ステップ
106)。一方、ステップ105の処理で、受信局の信
号強度が所定のレベル以下でなければ、ステップ104
へ戻り、同様の処理を繰り返す。
な受信状態の維持を目的として、該受信局の信号強度を
シグナルメータ回路9により監視し(ステップ10
4)、信号強度が所定レベル以下になると(ステップ1
05)、制御部13はAFリストより昇順のAF局周波
数を求め、そのAF局に対する周波数制御信号をPLL
回路1に出力し、該昇順のAF局を受信する(ステップ
106)。一方、ステップ105の処理で、受信局の信
号強度が所定のレベル以下でなければ、ステップ104
へ戻り、同様の処理を繰り返す。
【0022】また、降順のローカル局を受信したい場合
は、例えばプリセット番号5のローカル局を受信してい
たときには、再度そのキーを押すことにより、またプリ
セットされていなければ、ローカル局選択キー12cを
押すことによりローカル局に対するAFサーチを実行し
て信号強度の強いローカル局を受信できる。
は、例えばプリセット番号5のローカル局を受信してい
たときには、再度そのキーを押すことにより、またプリ
セットされていなければ、ローカル局選択キー12cを
押すことによりローカル局に対するAFサーチを実行し
て信号強度の強いローカル局を受信できる。
【0023】
【発明の効果】以上本発明によれば、受信中のローカル
局の受信電界強度が所定のレベル以下になった時に、ロ
ーカル局選択キーのローカル局選択指令に応じて前記A
Fリストの中からPIデータに基づきローカル局群を選
択し、AFデータの所定選局形式に基づき受信中のロー
カル局と常時同一の番組を放送しているローカル局を判
別し、該ローカル局を自動追従することができるので、
自動追従したときに異なる放送番組を放送しているロー
カル局を受信することはない。
局の受信電界強度が所定のレベル以下になった時に、ロ
ーカル局選択キーのローカル局選択指令に応じて前記A
Fリストの中からPIデータに基づきローカル局群を選
択し、AFデータの所定選局形式に基づき受信中のロー
カル局と常時同一の番組を放送しているローカル局を判
別し、該ローカル局を自動追従することができるので、
自動追従したときに異なる放送番組を放送しているロー
カル局を受信することはない。
【図1】本発明に係るRDS用受信機の要部ブロック図
である。
である。
【図2】RDSデータの伝送フォーマットの一例を示す
タイプOAのデータ構成図である。
タイプOAのデータ構成図である。
【図3】本発明に係る流れ図である。
【図4】メソドBを説明するための説明図である。
1 PLL回路 2 FMフロントエンド 3 中間周波増幅検波器 7 RDSデコーダ回路 8 エラー検出訂正回路 9 シグナルメータ回路 11 記憶部 12 操作部 12c ローカル局選択キー 13 制御部
Claims (1)
- 【請求項1】 デジタルデータ多重放送信号に重畳され
て送られてくる所定の選局形式のAFデータ、およびP
Iデータ等のデジタル多重データを利用して自動追従す
るデジタルデータ多重システム用受信機において、 前記AFデータからなる全国ネットワーク局群とローカ
ル局群のAFリスト、およびPIデータ等のデジタル多
重データを記憶する記憶部と、 該記憶部に記憶されているAFリストの全国ネットワー
ク局群とローカル局群のうちローカル局群の中の所定の
ローカル局を選択させるためのローカル局選択キーと、
受信中のローカル局の受信電界強度が所定のレベル以下
になった時に、前記ローカル局選択キーのローカル局選
択指令に応じて前記AFリストの中からPIデータに基
づきローカル局群を選択し、AFデータの所定選局形式
に基づき受信中のローカル局と常時同一の番組を放送し
ているローカル局を判別し、該ローカル局を自動追従す
る制御部と、を備えたことを特徴とするデジタルデータ
多重システム用受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08125993A JP3279381B2 (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | デジタルデータ多重システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08125993A JP3279381B2 (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | デジタルデータ多重システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06268483A JPH06268483A (ja) | 1994-09-22 |
JP3279381B2 true JP3279381B2 (ja) | 2002-04-30 |
Family
ID=13741380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08125993A Expired - Fee Related JP3279381B2 (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | デジタルデータ多重システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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