JP3148059B2 - 多重放送受信機 - Google Patents

多重放送受信機

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JP3148059B2 JP25762993A JP25762993A JP3148059B2 JP 3148059 B2 JP3148059 B2 JP 3148059B2 JP 25762993 A JP25762993 A JP 25762993A JP 25762993 A JP25762993 A JP 25762993A JP 3148059 B2 JP3148059 B2 JP 3148059B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はFM放送波に含まれるR
DSデータを利用する多重放送受信機に関し、更に詳し
くは、ローカル放送局をプリセットしたプリセットキー
で他のローカル放送局を呼び出すことができる多重放送
受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】ラジオデータシステム(RDS)はFM
放送波に放送情報関連の各種のデジタルデータ(RDS
データ)を周波数多重して放送するものであり、ヨーロ
ッパ放送連合より提案されヨーロッパ各国で実用化され
ている。また、米国においても同様のシステムが検討さ
れている。
【0003】RDSデータは、図11にそのデータフォ
ーマットを示すように、104ビット(87.6mse
c)を1グループ単位として繰返し多重放送される。1
つのグループは各々26ビット(21.9msec)構
成の4つのブロックからなり、各ブロックは16ビット
の情報ワードと10ビットのチェックワード+オフセッ
ト語とからなる。また、各グループはその内容に応じて
4ビットにてタイプ0〜15の16通りに区別され、さ
らに各タイプ(0〜15)に対しそれぞれA,Bの2つ
のバージョンが定義されている。RDSデータとしては
表1に示すようなものがある。
【0004】
【表1】
【0005】したがって、RDSデータを利用する多重
放送受信機側では、例えば、現受信局の放送信号の受信
状態が受信電界強度の低下やマルチパスによるノイズの
増加等により悪化した場合、RDSデータに含まれるA
F,PIコード等を利用すれば、同一番組を放送してい
る受信状態の良好な他の同一ネットワーク放送局を自動
選局することが可能となる。また、タイプ14Aグルー
プの第3ブロックに配置されるEONデータには他のネ
ットワーク局に関するAF,PI,TP,TA等の情報
が含まれているので、このEONデータを利用すれば、
受信局を1つのネットワーク局から他の全国ネットワー
ク局あるいはローカルネットワーク局へと切り替えて放
送番組や交通情報を聴取したりすることが可能になる。
【0006】一方、この種のRDSデータを利用する多
重放送受信機としてはプリセット機能を備えたものが広
く知られている。このプリセット機能は、通常5〜6個
のプリセットキーを利用し、プリセット局として選択さ
れた受信局の放送波のRDSデータに含まれる例えばA
Fリスト,PIコード等の呼出用データをプリセットキ
ーに対応したメモリの記憶領域に予め記憶しておき、プ
リセットキーの何れか1つが呼出し操作されたとき、そ
のプリセットキーに対応した記憶領域に記憶されている
呼出用データに基づき、例えば該呼出用データ中のAF
リストで与えられる受信周波数で且つPIコードが一致
するRDS放送局を受信することができる機能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ヨーロッパにおいて
は、RDS放送局の整備が進みつつあり、全国放送局と
共に地方放送局、ローカル放送局等も増加する傾向にあ
る。例えば英国においては4つの全国放送局(BBC−
R1,BBC−R2,BBC−R3,BBC−R4)が
あり、さらに、BBC−Beds,BBC−Oxfd,
BBC−Nhtn,BBC−GLR・・・等多数のロー
カル放送局が存在している。したがって、これら全ての
放送局をプリセットキーに対応するメモリの記憶領域に
記憶させておくことは不可能であり、例えば、6つのプ
リセットキーのうち4つを全国放送局のプリセットに用
いると、2つのローカル放送局以外はプリセットしてお
くことができない。したがって、プリセットされたロー
カル放送局以外のローカル放送局を受信するには面倒な
周波数シーク操作が必要となる。
【0008】上記問題点に鑑み、本発明の目的は、ロー
カル放送局をプリセットしたプリセットキーにて他のロ
ーカル放送局を効率よく呼び出すことができる多重放送
受信機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、複数のプリセットキーと、
プリセット局として選択された受信局のAFリスト,P
Iコード等のプリセット局呼出用データをプリセットキ
ーに対応する記憶領域に記憶するプリセット局データ記
憶部とを有する多重放送受信機において、受信中のRD
S放送波に含まれるEONデータに基づき他のネットワ
ーク局のAFリスト,PIコード等の他ネット局呼出用
データを記憶する他ネット局データ記憶部と、プリセッ
トキーの何れか1つが呼出操作されたとき、そのプリセ
ットキーのプリセット局がローカル局でないときは、そ
のプリセットキーに対応したプリセット局データ記憶部
の記憶領域に記憶されているプリセット局呼出用データ
に基づき受信局を決定し、また、そのプリセットキーの
プリセット局がローカル局であるときは、他ネット局デ
ータ記憶部に記憶されている他ネット局呼出用データの
中から前回選出したローカル局の記憶アドレスに基づき
他のローカル局のデータを選出し、その選出したデータ
に基づき受信局を決定する呼出し処理部と、を有するこ
とを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、他ネット局データ
記憶部には、呼出操作されたプリセットキーのプリセッ
ト局がローカル局であるとき、そのプリセットキーに対
応したプリセット局データ記憶部の記憶領域に記憶され
ているプリセット局呼出用データを格納する記憶領域が
確保されていることを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1記載の多重放送受信機においては、プ
リセットキーの何れか1つが呼出操作されたとき、その
プリセットキーのプリセット局がローカル局でないとき
は、そのプリセットキーに対応したプリセット局データ
記憶部の記憶領域に記憶されているプリセット局呼出用
データに基づき受信局を決定するので、従来と同様のプ
リセット局呼出し処理を行うことができる。一方、呼出
操作されたプリセットキーのプリセット局がローカル局
であるときは、他ネット局データ記憶部に記憶されてい
る他ネット局呼出用データの中から前回選出したローカ
ル局の記憶アドレスに基づき他のローカル局のデータを
選出し、その選出したデータに基づき受信局を決定する
ので、ローカル局をプリセットしたプリセットキーを操
作する毎に受信局を他のローカル放送局に切り替えるこ
とができ、効率よく迅速に他のローカル放送局を受信す
ることができる。
【0012】請求項2記載の多重放送受信機において
は、他ネット局データ記憶部に、呼出操作されたプリセ
ットキーのプリセット局がローカル局であるとき、その
プリセットキーに対応したプリセット局データ記憶部の
記憶領域に記憶されているプリセット局呼出用データを
格納する記憶領域が確保されているので、ローカル局を
プリセットしたプリセットキーが呼出操作されたとき
に、プリセットされたローカル局および他のローカル局
を順番に受信することができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につき
説明する。
【0014】図1は本発明の一実施例に係る多重放送受
信機の構成を示す要部ブロック図である。この多重放送
受信機は例えばカーラジオとして、あるいはテープカセ
ット、デッキ等と一体化されてカーオーディオとして使
用することができる。同図において、1はアンテナ、2
はフロントエンドであり、PLL回路3から出力される
同調電圧信号に基いて所定の放送局に同調し、中間周波
数信号(IF信号)を発生する。4は中間周波増幅器で
あり、フロントエンド2により出力されるIF信号を所
定レベルまで増幅する。5はステレオ復調回路(MP
X)であり、中間周波増幅器4から入力されるIF信号
をステレオ信号に復調する。6はミュート回路、7は増
幅器(AMP)である。8はスピーカであり、増幅器7
により駆動されて音声を出力する。
【0015】9は57KHzのバンドパスフィルタ(B
PF)であり、RDSデータに基づいて変調された57
KHzの副搬送波を通過させる。10はRDSデコーダ
であり、バンドパスフィルタ9の出力よりRDSデータ
を復調する。11はRDSデータ同期エラー訂正回路で
あり、RDSデコーダ10により復調されたRDSデー
タの誤りをグループ毎に同期を取りながら検出し、その
誤りを訂正する。
【0016】12はシグナルメータであり、中間周波増
幅器3から出力されるIF信号を用いて受信電界強度を
検出し、検出信号(SM)を出力する。13はステーシ
ョンディテクタであり、受信信号の周波数偏位△f(帯
域幅)の範囲内にあって、かつ信号強度が所定レベル以
上の時、受信局が存在することを示すハイレベルのステ
ーションディテクト信号(SD=ON)を出力する。従
ってステーションディテクト信号SDがローレベル(S
D=OFF)の場合には、シグナルメータ12により検
出された信号強度(SM)が大きくても、同調点におけ
る放送局は実際には存在せず、検出された信号強度は隣
接局の影響を受けていると判断する。
【0017】14はマイクロコンピュータで構成される
コントローラであり、プロセッサ(CPU)15、プロ
グラムメモリ(ROM)16、データメモリ(RAM)
17等を有する。18は操作部である。ここでは操作部
18には6つのプリセットキー(#1〜#6)が設けら
れている。コントローラ14はプログラムメモリ16に
記憶されているプログラムをプロセッサ15により実行
し、グループ単位で順次入力されるRDSデータをエラ
ー訂正回路11より取り込んでデータメモリ17に記憶
しておき、操作部18からの指令に基づいてPLL回路
3のプログラム分周器(図示せず)の分周比を制御し、
フロントエンド2を所定の放送局に同調させる。また、
後述するプリセット制御の他、例えば、RDSデータに
含まれるAFリスト,PIコード等を利用して自動追従
処理を行ったり、受信中の放送局あるいは他のネットワ
ークの放送局等で交通情報放送が始まったとき、TP,
TAデータ等を利用してテープ等の他のオーディオソー
ス(図示せず)からラジオモードへと自動的に切り替え
てその交通情報を聴取したりすることができる。
【0018】データメモリ17はプリセット局データ記
憶部19(図2参照)を有している。コントローラ14
は、放送受信中にプリセットキー#1〜#6の何れか1
つがプリセット操作されると、まずエラー訂正回路11
からRDSデータを入力しているか否かにより現受信局
がRDS放送局か否かをチェックする。そして、RDS
放送局であるときは、受信周波数とその放送波から取得
したRDSデータ中の放送局名、PIコード、AFリス
ト、PSデータ等のプリセット局呼出し用データをその
プリセットキーに対応する記憶領域に記憶する。なお、
図2に示された各局のデータ、数値等は仮想的参考例に
すぎない。
【0019】また、データメモリ17は、現受信局とは
プログラムネットワーク(PI)の異なる他のネットワ
ーク局のAFリスト,PIコード等の呼出用データを記
憶する他ネット局データ記憶部20(図3参照)を有し
ている。コントローラ14は、RDSデータを入力する
度に、図5の割込み処理を実行してRDSデータ中のE
ONデータから他のネットワーク放送局の放送局名、P
Iコード、AFリスト、PSデータ等の他ネット局呼出
用データを取得し、プログラムネットワーク別(PI
別)に他ネット局データ記憶部20に記憶する。なお、
図3は図2に示す放送局BBC-Bedsの受信中に入力し記憶
したEONデータの例を示すが、これらのデータ、数値
等は仮想的参考例にすぎない。
【0020】図4は他ネット局データ記憶部20の他の
構成例を示したものである。この例では、他ネット局デ
ータ記憶部20は、他ネット局呼出用データの他、呼出
操作されたプリセットキーのプリセット局がローカル局
であるとき、そのプリセットキーに対応したプリセット
局データ記憶部の記憶領域に記憶されているプリセット
局呼出用データを格納する記憶領域20aを有してい
る。
【0021】次に、本発明の特徴をなすプリセット局ま
たは他のローカル放送局の呼出し機能につき説明する。
プリセットキー#1〜#6の何れかによりプリセット局
呼出し指令が入ると、コントローラ14は図6〜図8に
示す処理を行う。まず、図6に示すように、音声ミュー
トを作動(ステップ101)させた後、プリセットキー
に対応したプリセット局データ記憶部19の記憶領域に
記憶されているPIコードをチェックし、そのエリアコ
ードがローカル放送局か否か、すなわちプリセットキー
に対応して登録されているプリセット局がローカル放送
局か否かをチェックする(ステップ102)。
【0022】ここで図9および図10を参照すると、P
Iコードは図9に示すように16ビットからなり、1〜
4ビットが国識別コード、5〜8ビットが放送局のカバ
ーエリアを示すコード、9〜16ビットが放送局の基準
ナンバーを示すコードとなっている。また、カバーエリ
アを表すコードは、図10に示すように、4ビットコー
ドで16種類に分類されている。ここでカバーエリアL
は1つの放送局のみから送信されるローカル放送プログ
ラムであり、Iは他の国にも送信される国際放送プログ
ラムであり、Nは国中に送信される全国放送プログラム
であり、Sは国の大部分に送信される地方放送プログラ
ムであり、R1〜R12は1つの場所、1つの地方のみ
に送信されるローカル放送プログラムである。したがっ
て、PIコードの中のカバーエリアコードをチェックす
ることにより、例えばカバーエリアコードが3h(00
11)以上のものをローカル放送局と判別することがで
きる。
【0023】再び図6を参照すると、ステップ102で
プリセット局がローカル放送局でないとき(NOのと
き)は、ステップ103のプリセット局呼出し処理を行
なう。図7はこのプリセット呼出し処理動作の一例を示
したものである。図7を参照すると、この例ではまずプ
リセットキーに対応したプリセット局データ記憶部19
の記憶領域に記憶されているAFリストに基づき、各A
F局の周波数を受信周波数とし、ステーションディテク
タ13によって検出される受信放送波のステーションデ
ィテクタ信号SDをチェックし、該信号SDがオン(S
D=ON)であるAF局を選別するとともに、そのAF
局の周波数とPIコードをシグナルメータ12により検
出された受信電界強度検出値(SM値)が最大のものか
ら順番に並べでデータメモリ17の所定記憶領域に記憶
する(ステップ201)。
【0024】次に、SD=ONでSM値が最大のAF局
から順番に再度受信し、受信放送波に含まれるPIコー
ドがデータメモリ17の所定領域に記憶されているPI
コードと一致するか否かをチェックする(ステップ20
2〜205)。そしてPIコードが一致したらプリセッ
ト局呼出の目的が達成するので、プリセット局呼出処理
を終了し、ステップ205から図6のステップ112に
進み、音声ミュートを解除させる。一方、プリセット局
データ記憶部19の所定記憶領域に記憶されているAF
局の何れについてもPIコードの一致する放送局を受信
できないときは、ステップ204からステップ206に
進み、受信局をプリセットキーが押された時点の受信局
に戻してプリセット局呼出処理を終了し、図6のステッ
プ112に進む。
【0025】一方、図6のステップ102においてプリ
セット局の判別結果がYESのとき、すなわちプリセッ
トキーで指定されたプリセット局がローカル放送局であ
るときは、まずカウント値iを0にセットし(ステップ
104)、次にこのカウント値iと後述するローカル局
呼出し処理(図8)のステップ306でセーブされたメ
モリ・アドレスを基に、チェックする他ネット局のPI
コードが格納されているデータメモリ17の他ネット局
データ記憶部20内のアドレスを計算する(ステップ1
05)。例えば、図3の例では、カウント値iが〇のと
きはステップ106でセーブされるメモリ・アドレスと
し、カウント値iが増加する毎にアドレス値に100ず
つ加えれば次のアドレスを求めることができる。
【0026】次にカウント値iを歩進(i=i+1)し
(ステップ106)、その後、ステップ105で計算し
たアドレスに格納されている他ネット局のPIコードが
ローカル局を示すPIコードであるか否かをチェックす
る(ステップ107)。そして、そのチェックにおいて
PIコードがローカル局を示すものであるとき(YES
のとき)は、ステップ108のローカル局呼出し処理を
行う。
【0027】図8は上記ローカル局呼出し処理動作の一
例を示したものである。図8を参照すると、このローカ
ル局呼出し処理においては、上記ステップ105で算出
されたi番目アドレスの領域に格納されているAFリス
トに基づき、各AF局の受信を実行し、ステーションデ
ィテクタ13によって検出される受信放送波のステーシ
ョンディテクタ信号SDをチェックし、該信号SDがオ
ン(SD=ON)であるAF局を選別するとともに、そ
のAF局の周波数とPIコードをシグナルメータ12に
より検出された受信電界強度検出値(SM値)が最大の
ものから順番に並べてデータメモリ17の所定領域に記
憶する(ステップ301)。
【0028】次に、SD=ONでSM値が最大のAF局
から順番に再度受信し、受信放送波に含まれるPIコー
ドがデータメモリ17の上記所定領域に記憶されている
PIコードと一致するか否かをチェックする(ステップ
302〜305)。そして、ステップ305においてP
Iコードの一致を確認したときは他のネットワークのロ
ーカル放送局を良好な受信状態で受信できたこととなる
ので、次にチェックすべき他ネット局のPIコードが格
納されているアドレスをメモリ内にセーブし(ステップ
306)、ローカル局呼出し処理を終了する。
【0029】一方、図6におけるステップ107におい
て、i番目アドレスの他ネット局のPIコードがローカ
ル局を表すPIコードではないとき、或いは、図8にお
けるステップ303〜305の処理において何れのAF
局もそのPIコードが上記i番目アドレスの領域に記憶
されているPIコードと一致しないときは、それぞれ図
6のステップ109に進み、カウント数iが他ネット局
データ記憶部20に記憶されている局の数を越えたか否
かをチェックする。そしてカウント数が局数を越えてい
なければ、ステップ105に戻り、カウント数iが局数
を越えていれば受信周波数を元の受信局に戻し(ステッ
プ110)、次いで音声ミュートを解除し(ステップ1
11)、処理を終了する。
【0030】以上の如く、ローカル局をプリセットした
プリセットキーが呼出し操作される度に、他ネット局デ
ータ記憶部20に記憶されている他ネット局の中からロ
ーカル局を選出して受信状態の良好な他のローカル局を
受信することができるので、ローカル放送局をプリセッ
トしたプリセットキーにて他のローカル放送局を迅速に
効率よく呼び出すことができる。
【0031】また、図4に示す他ネット局データ記憶部
20は、呼出操作されたプリセットキーのプリセット局
がローカル局であるとき、そのプリセットキーに対応し
たプリセット局データ記憶部の記憶領域に記憶されてい
るプリセット局呼出用データを格納する記憶領域20a
を有しているので、他ネット局データ記憶部20に記憶
されている他ネット局の中からプリセット局(ローカル
局)およびローカル局を順番に選出して受信状態の良好
なローカル局を受信することができる。
【0032】以上、図示実施例につき説明したが、本発
明は上記実施例の態様のみに限定されるものではなく、
例えば、プリセット局呼出し処理(図7)やローカル局
呼出し処理(図8)において、メモリに記憶されている
呼出し用データに基づき受信状態の良好な局を決定する
場合に他の条件を付加したり、AF局チェック方法に他
の慣用的手順を採用したりすることができる。また、上
述した従来例においては、他ネット局データ記憶部20
に記憶されるデータは新たなRDSデータに含まれるE
ONデータを入力する度に更新されるが、プリセットキ
ーの呼出し操作信号を入力した時点から一定時間の間は
EONデータの更新を禁止するようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、呼出操作されたプリセットキーのプリセット
局がローカル局でないときは、そのプリセットキーに対
応したプリセット局データ記憶部の記憶領域に記憶され
ているプリセット局呼出用データに基づき、従来と同様
のプリセット局呼出し処理を行うことができ、一方、呼
出操作されたプリセットキーのプリセット局がローカル
局であるときは、他ネット局データ記憶部に記憶されて
いる他ネット局呼出用データの中から前回選出したロー
カル局の記憶アドレスに基づき他のローカル局のデータ
を選出し、その選出したデータに基づき、他のローカル
放送局を効率よく迅速に受信できる多重放送受信機を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す多重放送受信機の要部
構成ブロック図である。
【図2】図1のデータメモリ内のプリセット局データ記
憶部のデータ配置構造を示す図である。
【図3】図1のデータメモリ内の他ネット局データ記憶
部のデータ配置構造を示す図である。
【図4】他ネット局データ記憶部のデータ配置構造の他
の従来例を示す図である。
【図5】図1のコントローラの動作の一部を示すフロー
チャートである。
【図6】図1のコントローラの動作の他の一部を示すフ
ローチャートである。
【図7】図6のフローチャートにおけるプリセット局呼
出し処理の内容を示すフローチャートである。
【図8】図6のフローチャートにおけるローカル局呼出
し処理の内容を示すフローチャートである。
【図9】PIコードのビット構成説明図である。
【図10】PIコードにおけるカバーエリアコードの種
類を示す説明図である。
【図11】RDSデータのデータフォーマットを示す説
明図である。
【符号の説明】
14 コントローラ 15 プロセッサ 16 プログラムメモリ 17 データメモリ 18 操作部 19 プリセット局データ記憶部 20 他ネット局データ記憶部 #1〜#6 プリセットキー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03J 5/00 - 7/18 H04B 1/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプリセットキーと、プリセット局
    として選択された受信局のAFリスト,PIコード等の
    プリセット局呼出用データをプリセットキーに対応する
    記憶領域に記憶するプリセット局データ記憶部と、受信
    中のRDS放送波に含まれるEONデータに基づき他の
    ネットワーク局のAFリスト,PIコード等の他ネット
    局呼出用データを記憶する他ネット局データ記憶部と、
    プリセットキーの何れか1つが呼出操作されたとき、そ
    のプリセットキーのプリセット局がローカル局でないと
    きは、そのプリセットキーに対応したプリセット局デー
    タ記憶部の記憶領域に記憶されているプリセット局呼出
    用データに基づき受信局を決定し、また、そのプリセッ
    トキーのプリセット局がローカル局であるときは、他ネ
    ット局データ記憶部に記憶されている他ネット局呼出用
    データの中から前回選出したローカル局の記憶アドレス
    に基づき他のローカル局のデータを選出し、その選出し
    たデータに基づき受信局を決定する呼出し処理部と、を
    有することを特徴とする多重放送受信機。
  2. 【請求項2】 他ネット局データ記憶部には、呼出操作
    されたプリセットキーのプリセット局がローカル局であ
    るとき、そのプリセットキーに対応したプリセット局デ
    ータ記憶部の記憶領域に記憶されているプリセット局呼
    出用データを格納する記憶領域が確保されていることを
    特徴とする請求項1記載の多重放送受信機。
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