JP3883281B2 - 多重放送用受信機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、第1及び第2のチューナを備え、第1のチューナが番組放送及び該番組放送に多重されたデータを含む多重放送電波を受信しながら、第2のチューナで前記多重放送電波から得られる同一番組放送の代替局周波数の受信状況をチェックし、該受信状況の良好な代替局周波数に第1のチューナを追従動作させるようにした多重放送用受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
多重放送には、FMラジオ放送の放送電波に当該番組放送に関連する情報や交通情報などの情報を多重し、受信側が当該多重された情報を受信することにより、当該ラジオ放送の受聴者に対して様々なサービスを提供することができるRDS(ラジオ・データ・システム)方式がある。
【0003】
従来、このような多重放送電波を受信するラジオ受信機は、2つのチューナを有し、一方のチューナが番組放送及び該番組放送に多重されたデータを含む多重放送電波を受信している状態で、該多重放送電波から得られる同一番組放送の代替周波数リストを基に、他方のチューナにより同一番組を放送する代替周波数を順次受信して、その受信レベルをチェックし、該受信レベルの良好な同一番組の代替局周波数に一方のチューナを追従動作させるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような同一筐体内に2つのチューナを有する多重放送用ラジオ受信機では、それぞれのチューナが、PLL回路により受信周波数+中間周波数=局部発振周波数の関係で受信動作すると、AFサーチを行う他方のチューナが代替周波数の受信状況をチェックする際に発生する同期電圧(受信レベル)のダンピングにより、一方のチューナの受信周波数=他方のチューナの受信周波数+中間周波数の関係が成り立つ周波数で一方のチューナの音声出力にビートノイズが発生する不具合がある。
【0005】
例えば、一方のチューナの受信周波数(93.4MHz)より、中間周波数(10.7MHz)だけ離れた周波数(93.4+10.7=104.1MHz)に他方のチューナが同調した場合、一方のチューナで生じる(93.4+10.7)=104.1MHzと他方のチューナの同調により発生する104.1MHzの周波数の微妙な誤差がビートとして現れ、このビートが一方のチューナ側にノイズとして誘導され、ノイズ増加の受信妨害の要因となるほか、一方のチューナで生じる104.1MHzの周波数のために、当該周波数に相当する放送局がないにも関わらず、他方のチューナがあたかも104.1MHzで同調が取れた判定し、かつその受信レベルが他方のチューナの受信レベルより大きいと判断されると、この周波数に一方のチューナを誤追従動作してしまい、余計な判定動作を発生させるという不具合がある。
【0006】
従来、このようなビートが生じる周波数がAFリストにあった場合には、ビートノイズの原因となる周波数を代替局周波数リストから削除し、他方のチューナが当該周波数にチューニングしないようにしている。しかし、このようにすると、上記104.1MHzのような周波数に相当する同一番組の放送局があった場合、当該周波数に一方のチューナを追従動作させることができないという不具合があった。
【0007】
本発明は、上記のような課題を解決するものであり、同一番組の代替周波数のサーチ時にビート発生が予想される周波数がある場合でも、当該周波数の放送局へのチューナの追従動作を可能にし、かつ誤追従をなくし、ビートによる受信の悪化を低減できる多重放送用受信機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明における請求項1記載の発明は、第1及び第2のチューナを備え、前記第1のチューナが番組放送及び該番組放送に多重されたデータを含む多重放送電波を受信しながら、前記第2のチューナで前記第1のチューナが受信している同一番組放送の代替局周波数の受信状況をチェックし、前記第1のチューナで該受信状況の良好な代替局周波数を追従動作させる制御手段を有する多重放送用受信機であって、前記制御手段は、前記第1のチューナが多重放送を受信している状態で、前記多重放送電波から得られる同一番組放送の代替局周波数リストに基づき前記第2のチューナに同一番組を放送している周波数を順次受信させるとともに、該代替受信周波数の電界強度が前記第1のチューナが受信している周波数の受信電界強度より大きいときに、当該代替周波数に前記第1のチューナがチューニングするように追従動作させる同一番組サーチ手段と、前記同一番組サーチ手段によりサーチ制御される第2のチューナの受信周波数に基づいて前記代替周波数リストにビート発生が予想されるビート周波数局があるか否かを判別するビート周波数局判別手段と、前記ビート周波数局判別手段にてビート周波数局があると判別されると、当該周波数の受信状況検出値を、当該受信状況検出値から前記第1のチューナで発生するビートノイズレベルに相当する所定の電界強度分を減じた値に補正する補正手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
本発明における請求項1記載の発明によれば、ビート周波数局判別手段は、代替周波数リスト中にビート周波数局があるか否かを判別し、ビート周波数局に相当する周波数の放送局があると、補正手段が代替周波数サーチ用として動作する第2のチューナが当該周波数に同調した時に検出される電界強度を、第1のチューナで発生するビートノイズレベルに相当する所定の電界強度分を減じた値に補正し、この補正した後の電界強度値と第1のチューナの受信信号の電界強度とを比較して、電界強度が大きい方の周波数局に第1のチューナを追従動作させるから、同一番組の代替周波数のサーチ時にビート発生が予想される周波数がある場合でも、当該周波数の放送局への第1のチューナの追従動作が可能になり、ビートによる受信の悪化を低減できる。
【0010】
また、本発明における請求項2記載の発明は、前記制御手段は、前記第2のチューナが前記代替周波数リスト基づいて代替周波数を順次受信している状態でビート発生が予想される周波数を受信したときに、前記補正手段で補正した電界強度値と前記第1のチューナの電界強度とを比較して電界強度の大きい周波数に前記第1のチューナが追従動作するように決定する追従動作決定手段を更に備えることを特徴とする。
【0011】
本発明における請求項2記載の発明によれば、追従動作決定手段が補正手段で補正した電界強度値と前記第1のチューナの電界強度とを比較して電界強度の大きい周波数に前記第1のチューナが追従動作するように決定するから、同一番組の放送局にビート発生が予想される周波数があった場合、当該周波数の放送局へのチューナの追従動作が可能になる。
【0012】
また、本発明における請求項3記載の発明は、前記ビート周波数局判別手段にて代替周波数リスト中にビート発生が予想される周波数局がないと判別されると、前記同一番組サーチ手段が前記第1のチューナを現在受信している放送局の周波数に追従するよう制御することを特徴とする。
【0013】
本発明における請求項3記載の発明によれば、代替周波数リスト中にビート発生が予想される周波数局がないと判別したとき、同一番組サーチ手段が第1のチューナを現在受信している放送局の周波数に追従するよう制御するから、当該周波数への誤追従をなくすことができる。
【0014】
また、本発明における請求項4記載の発明は、前記制御手段は、前記第2のチューナがビート発生が予想される周波数局の受信時に、当該受信信号の電界強度の比較基準となる第1のチューナの電界強度に所定の値を加算するように構成されることを特徴とする。
【0015】
本発明における請求項4記載の発明によれば、第1のチューナの電界強度に所定の値を加算することによりビート発生が予想される周波数局への第1のチューナの追従動作を抑制することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の多重放送用受信機について説明する。図1は本発明の多重放送用受信機を適用したRDS受信機の概略構成を示すブロック図である。
【0017】
図1において、RDS受信機は、複数の放送局から放送される、番組放送及び該番組放送に多重されたRDSデータを含むFM多重放送電波を受けるアンテナ11を通して受信する第1のチューナ12及び第2のチューナ13を備える。
【0018】
第1のチューナ12は、アンテナ11で受信したFM多重放送から希望の局を選択し、該局の受信周波数を中間周波数に変換して増幅するフロントエンド121と、このフロントエンド121で増幅された中間周波数信号をFM検波するFM検波回路122と、このFM検波回路122の検波出力信号をオーディオ信号に復調し、ステレオ放送の場合はL(左)、R(右)チャネルのオーディオ信号に分離するマルチプレクサ123と、FM検波回路122の検波出力信号から受信中の受信信号の電界強度を検出する電界強度検出回路(Sメータ)124とを有し、電界強度検出回路124で検出された電界強度データはRDS受信機全体を制御するマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)14に送出される。また、マルチプレクサ123の出力端には、パワーアンプ15を介してスピーカ16が接続されている。
【0019】
さらに、第1のチューナ12には、該第1のチューナ12にて受信すべき所望の放送電波に対応する周波数の発振信号を発振してフロントエンド121に供給するPLL回路17が接続されている。このPLL回路17は、マイコン14からの選局指令でPLL回路17内のプログラム分周器(図示せず)の分周比データを変更することにより、第1のチューナ12が所望の放送局の放送電波に同調する周波数に制御する構成になっている。
【0020】
上記第2のチューナ13は、アンテナ11で受信したFM多重放送から代替周波数リスト(AFリスト)を基に代替周波数を順次受信し、該局の受信周波数を中間周波数に変換して増幅するフロントエンド131と、このフロントエンド131で増幅された中間周波数信号をFM検波するFM検波回路132と、このFM検波回路132の検波出力信号からラジオデータ信号であるRDSデータ成分のみを抽出するフィルタ133と、このフィルタ133を通過したRDSデータを復調するRDSデコーダ134と、FM検波回路132の検波出力信号から受信中の受信信号の電界強度を検出する電界強度検出回路(Sメータ)135とを有し、RDSデコーダ134で復調されたRDSデータ及び電界強度検出回路135で検出された電界強度データはマイコン14に送出される。
【0021】
RDSデータには、同一番組を放送する放送局の周波数を表す代替局周波数(AF)リストや番組識別(PI)コードや番組の内容を示す番組型式(PTY)コードなどのデータが含まれており、このRDSデータから得られる代替局周波数リストや番組識別コード等はマイコン14に接続したメモリ19に格納される構成になっている。
【0022】
また、第2のチューナ13には、該第2のチューナ13にて受信すべき所望の放送電波に対応する周波数の発振信号を発振してフロントエンド131に供給するPLL回路18が接続されている。このPLL回路18は、マイコン14からの選局指令でPLL回路18内のプログラム分周器(図示せず)の分周比データを変更することにより、第1のチューナ12が所望の放送局の放送電波に同調する周波数に制御する構成になっている。
【0023】
上記マイコン14は、第1のチューナ12が多重放送を受信している状態で、上記メモリ19に格納された、第1のチューナ12が受信している同一番組の放送局の代替局周波数リストに基づいて、マイコン14からPLL回路18に選択指令を出力することにより第2のチューナ13に同一番組を放送している代替周波数を順次受信し、該受信周波数の受信状態が第1のチューナ12が受信している周波数の受信状態より良好かを両者の電界強度からチェックし、良好と判定された代替周波数に第1のチューナ12をチューニングするようにマイコン14からPLL回路17に選択指令を出力することで追従動作させる同一番組サーチ手段141と、第1のチューナ12が受信している受信周波数に近接してビートの発生が予想される周波数の局(以下、ビート周波数局という)が代替局周波数リスト中にあるか否かを判別するビート周波数局判別手段142と、このビート周波数局判別手段142がビート周波数局を判別した時に当該周波数の電界強度(受信状況検出値)を、該電界強度から第1のチューナ12で発生するビートノイズレベルに相当する所定の電界強度分を減じた値に補正する補正手段143と、この補正手段143で補正した電界強度値と第1のチューナ12の電界強度検出回路124で検出した電界強度とを比較して電界強度の大きい周波数に第1のチューナ12が追従動作するように決定する追従動作決定手段144を備えている。
【0024】
次に、図2に示すフローチャートを参照してマイコン14が行うAFサーチ処理及びビート発生が予想される周波数に対する処理について説明する。
【0025】
図2に示す処理プログラムがスタートすると、まず、第1及び第2のチューナ12、13が受信中かを判定する(ステップS1)。ここで、両チューナ12、13が受信中でない場合はマイコン14の処理は終了し、受信動作中である場合は、第2のチューナ13のRDSデコーダ134において、第1のチューナ12が受信している放送局と同一の番組を放送する代替周波数リスト(以下、AFリストという)をPIコードを基にRDSデータから抽出し、このAFリストをマイコン14を通してメモリ19の所定の領域に格納することにより、AFリストを作成する(ステップS2)。
【0026】
次に、ビート周波数局判別手段142では、上記AFリスト中の周波数データと第1のチューナ12が受信している受信周波数とを比較することにより当該AFリスト中にビート周波数局があるか否かを判定する(ステップS3)。例えば第1のチューナ12の受信周波数±10.7MHzに相当する周波数の放送局が存在するかを判別する。ここで、受信周波数±10.7MHzに相当する周波数(例えば、93.4+10.7=104.1MHz)の放送局がある場合は、同一番組サーチ手段141を動作させてPLL回路18で第2のチューナ13のフロントエンド131を制御することにより、当該周波数に同調させ、さらにフロントエンド131から出力される中間周波数信号をFM検波回路132で検波した後、このFM検波回路132の検波出力信号から受信中の信号の電界強度を電界強度検出回路135で検出する(ステップS4)。
【0027】
次いで、上記受信信号の電界強度を検出した周波数がビート周波数局かを判定し(ステップS5)、ビート周波数局である場合は補正手段143により、上記検出した電界強度値から第1のチューナ12で発生するビートノイズレベルに相当する所定の電界強度分(例えば、20〜30dB程度)を減じた値に補正する(ステップS6)。その後、追従動作決定手段144において、補正手段143で補正した電界強度値と第1のチューナ12の電界強度検出回路124で検出した電界強度とを比較し(ステップS7)、電界強度が大きい方の周波数局に第1のチューナ12が追従動作するように決定して第1のチューナ12を追従動作させる(ステップS8)。
【0028】
すなわち、30dB減じることにより補正したビート周波数局の電界強度の方が現在受信している第1のチューナ12の電界強度より大きい時は、このビート周波数局に相当する放送局の周波数に第1のチューナ12が同調するように追従動作させる。また、上記と逆に第1のチューナ12の電界強度方が大きい時は、第1のチューナ12を現在受信している放送局に保持する。これにより、ビートの影響を低減できるとともに、第1のチューナ12をビート周波数局に相当する放送局に追従動作させることが可能になる。
【0029】
一方、ステップS5においてビート周波数局でない場合は第1のチューナ12の受信周波数より中間周波数(10.7MHz)だけ離れたAFリストにない周波数であると判断し、その周波数に第2のチューナ13の電界強度検出回路135で検出した電界強度を補正手段143により低減し(ステップS9)、第1のチューナ12を現在受信している放送局の周波数に追従するよう制御する(ステップS10)。これにより、第1のチューナ12がAFリストにない代替周波数に誤追従動作するのを防止できる。
【0030】
また、ステップS3においてAFリスト中にビート周波数局がないと判定された場合は、通常の受信処理を行う(ステップS11)。すなわち、第1のチューナ12が多重放送電波を受信している状態で、第1のチューナ12が受信している放送局と同一番組放送のAFリストを基づいて、第2のチューナ13により同一番組を放送する放送局の受信レベルをチェックし、該受信レベルの良好な同一番組の放送局の代替局周波数に第1のチューナ12が同調するように追従動作させる。
【0031】
従って、上記のような本実施の形態におけるRDS受信機によれば、第1のチューナ12が受信している放送局と同一番組を放送するAFリストに基づいて、ビート周波数局判別手段142により、AFリスト中にビート周波数局があるか否かを判別し、ビート周波数局に相当する周波数の放送局がある場合は、代替周波数サーチ用として動作する第2のチューナ13が当該周波数に同調した時に検出される電界強度を、補正手段143により、第1のチューナ12で発生するビートノイズレベルに相当する所定の電界強度分を減じた値に補正し、この補正した後の電界強度値と第1のチューナ12の受信信号の電界強度とを比較して、電界強度が大きい方の周波数局に第1のチューナ12を追従動作させる構成にしたので、同一番組の代替周波数のサーチ時にビート発生が予想される周波数があっても、当該周波数への誤追従をなくすことができるとともに、同一番組の放送局にビート発生が予想される周波数があった場合、当該周波数の放送局へのチューナの追従動作が可能になり、ビートによる受信の悪化を防止できる。
【0032】
なお、上記の実施の形態では、第2のチューナ13による同一番組の代替周波数のサーチ時にビート発生が予想される周波数があった場合、当該周波数の受信信号の電界強度から第1のチューナ12で発生するビートノイズレベルに相当する所定の電界強度分を減ずる場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、ビート発生が予想される周波数局の受信時に、比較基準となる第1のチューナ12の電界強度に所定の値を加算するようにしてもよい。この場合は、ビート発生が予想される周波数局への第1のチューナの追従動作を抑制することができる。
【0033】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ビート周波数局判別手段は、代替周波数リスト中にビート周波数局があるか否かを判別し、ビート周波数局に相当する周波数の放送局があるときに補正手段が代替周波数サーチ用として動作する第2のチューナが当該周波数に同調した時に検出される電界強度を、第1のチューナで発生するビートノイズレベルに相当する所定の電界強度分を減じた値に補正し、この補正した後の電界強度値と第1のチューナの受信信号の電界強度とを比較して、電界強度が大きい方の周波数局に第1のチューナを追従動作させるので、同一番組の代替周波数のサーチ時にビート発生が予想される周波数がある場合でも、当該周波数の放送局への第1のチューナの追従動作が可能になり、ビートによる受信の悪化を低減できる。
【0034】
また、本発明によれば、追従動作決定手段が補正手段で補正した電界強度値と前記第1のチューナの電界強度とを比較して電界強度の大きい周波数に前記第1のチューナが追従動作するように決定するから、同一番組の放送局にビート発生が予想される周波数があった場合、当該周波数の放送局へのチューナの追従動作が可能になる。
【0035】
また、本発明によれば、代替周波数リスト中にビート発生が予想される周波数局がないと判別した時、同一番組サーチ手段が第1のチューナを現在受信している放送局の周波数に追従するよう制御するから、当該周波数への誤追従をなくすことができる。
【0036】
また、本発明によれば、第1のチューナの電界強度に所定の値を加算することによりビート発生が予想される周波数局への第1のチューナの追従動作を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多重放送用受信機を適用したRDS受信機の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるRDS受信機の動作手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
12 第1のチューナ
13 第2のチューナ
14 マイコン(制御手段)
141 同一番組サーチ手段
142 ビート周波数局判別手段
143 補正手段
144 追従動作決定手段

Claims (4)

  1. 第1及び第2のチューナを備え、前記第1のチューナが番組放送及び該番組放送に多重されたデータを含む多重放送電波を受信しながら、前記第2のチューナで前記第1のチューナが受信している同一番組放送の代替局周波数の受信状況をチェックし、前記第1のチューナで該受信状況の良好な代替局周波数を追従動作させる制御手段を有する多重放送用受信機であって、
    前記制御手段は、
    前記第1のチューナが多重放送を受信している状態で、前記多重放送電波から得られる同一番組放送の代替局周波数リストに基づき前記第2のチューナに同一番組を放送している周波数を順次受信させるとともに、該代替受信周波数の電界強度が前記第1のチューナが受信している周波数の受信電界強度より大きいときに、当該代替周波数に前記第1のチューナがチューニングするように追従動作させる同一番組サーチ手段と、
    前記同一番組サーチ手段によりサーチ制御される第2のチューナの受信周波数に基づいて前記代替周波数リストにビート発生が予想されるビート周波数局があるか否かを判別するビート周波数局判別手段と、
    前記ビート周波数局判別手段にてビート周波数局があると判別されると、当該周波数の受信状況検出値を、当該受信状況検出値から前記第1のチューナで発生するビートノイズレベルに相当する所定の電界強度分を減じた値に補正する補正手段とを備えることを特徴とする多重放送用受信機。
  2. 前記制御手段は、前記第2のチューナが前記代替周波数リスト基づいて代替周波数を順次受信している状態でビート発生が予想される周波数を受信したときに、前記補正手段で補正した電界強度値と前記第1のチューナの電界強度とを比較して電界強度の大きい周波数に前記第1のチューナが追従動作するように決定する追従動作決定手段を更に備えることを特徴とする請求項1記載の多重放送用受信機。
  3. 前記ビート周波数局判別手段にて代替周波数リスト中にビート発生が予想される周波数局がないと判別されると、前記同一番組サーチ手段が前記第1のチューナを現在受信している放送局の周波数に追従するよう制御することを特徴とする請求項1記載の多重放送用受信機。
  4. 前記制御手段は、前記第2のチューナがビート発生が予想される周波数局の受信時に、当該受信信号の電界強度の比較基準となる第1のチューナの電界強度に所定の値を加算するように構成されることを特徴とする請求項1記載の多重放送用受信機。
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