JP2822919B2 - Rds対応受信装置及びrdsデータ受信方法 - Google Patents
Rds対応受信装置及びrdsデータ受信方法Info
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- JP2822919B2 JP2822919B2 JP7086128A JP8612895A JP2822919B2 JP 2822919 B2 JP2822919 B2 JP 2822919B2 JP 7086128 A JP7086128 A JP 7086128A JP 8612895 A JP8612895 A JP 8612895A JP 2822919 B2 JP2822919 B2 JP 2822919B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放送波受信装置におい
て、特にラジオ・データ・システム(以下「RDS」と
いう)の同期検出を行うRDS対応受信装置に関する。
て、特にラジオ・データ・システム(以下「RDS」と
いう)の同期検出を行うRDS対応受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般のFM放送プログラムにその放送局
もしくはその放送している番組内容に関する例えば放送
局切り替えのための同一ネットワーク情報や放送局表示
用等の番組データを主に受信側に対して提供できるよう
にしたラジオ・データ・システム(RDS)がある。
もしくはその放送している番組内容に関する例えば放送
局切り替えのための同一ネットワーク情報や放送局表示
用等の番組データを主に受信側に対して提供できるよう
にしたラジオ・データ・システム(RDS)がある。
【0003】RDSはFM変調波帯域外にパイロット信
号19kHzの第3高調波57kHzを副搬送波とし、
バイフェーズ(Biphase)コード化された番組内容に関
するデジタル・データを57kHz副搬送波で振幅変調
を行い、これをラジオ・データとし、この振幅変調され
た副搬送波を主搬送波へ周波数変調して放送している。
号19kHzの第3高調波57kHzを副搬送波とし、
バイフェーズ(Biphase)コード化された番組内容に関
するデジタル・データを57kHz副搬送波で振幅変調
を行い、これをラジオ・データとし、この振幅変調され
た副搬送波を主搬送波へ周波数変調して放送している。
【0004】図5にRDSデータのベースバンドコーデ
ィング構造を示す。
ィング構造を示す。
【0005】図5を参照して、RDSデータは1グルー
プ104ビットとして繰り返し多重伝送される。1つの
グループは各々26ビットの4ブロックから成り、また
各ブロックは16ビットの情報ワードと10ビットのチ
ェックワードから構成されている。
プ104ビットとして繰り返し多重伝送される。1つの
グループは各々26ビットの4ブロックから成り、また
各ブロックは16ビットの情報ワードと10ビットのチ
ェックワードから構成されている。
【0006】チェックワードは、RDSデータの伝送の
際にマルチバス・ノイズ等の影響でエラーが発生したと
きのエラー保護のため付加されており、短縮化巡回符号
に基づいている。
際にマルチバス・ノイズ等の影響でエラーが発生したと
きのエラー保護のため付加されており、短縮化巡回符号
に基づいている。
【0007】図5に示したブロック同期判断には、さら
に図6に示したオフセット語(オフセットワード)がチ
ェックワードに付加され、受信機側でシンドローム計算
後にこのオフセット語を検出することでブロック判別が
可能となる。
に図6に示したオフセット語(オフセットワード)がチ
ェックワードに付加され、受信機側でシンドローム計算
後にこのオフセット語を検出することでブロック判別が
可能となる。
【0008】図7に従来のRDS受信機の基本構成を示
す。
す。
【0009】図7を参照して、アンテナ1より入力され
た放送局信号はフロントエンド2により選択され、一旦
中間周波数(IF)に変換された後IFアンプ3を介し
てFM検波器4に入力され、FM検波器4でオーディオ
信号に変換される。その後マルチプレックス復調回路5
に入力され、ステレオ・オーディオ信号であれば右信号
(R-ch)、左信号(L-ch)として分離される。
た放送局信号はフロントエンド2により選択され、一旦
中間周波数(IF)に変換された後IFアンプ3を介し
てFM検波器4に入力され、FM検波器4でオーディオ
信号に変換される。その後マルチプレックス復調回路5
に入力され、ステレオ・オーディオ信号であれば右信号
(R-ch)、左信号(L-ch)として分離される。
【0010】選局制御手段11は例えばPLL(Phase L
ocked Loop)回路を用いたPLL周波数シンセサイザ方
式が一般に用いられ、コントローラ9により選局された
周波数を選択すべくフロントエンド2の制御を行う。
ocked Loop)回路を用いたPLL周波数シンセサイザ方
式が一般に用いられ、コントローラ9により選局された
周波数を選択すべくフロントエンド2の制御を行う。
【0011】FM検波器4の出力はRDS復調回路6に
入力され、RDS復調回路6にて57kHzの副搬送波
で振幅変調を受けたラジオ・データ信号がバイフェーズ
(Biphase)復調されデジタル信号として復調される。
入力され、RDS復調回路6にて57kHzの副搬送波
で振幅変調を受けたラジオ・データ信号がバイフェーズ
(Biphase)復調されデジタル信号として復調される。
【0012】RDS復調回路6で復調されたRDSデー
タはクロック同期でRDSブロック同期検出手段7へ入
力される。前述したように、入力されたデータにはエラ
ー保護のため符号化されており、シンドローム計算によ
り復号化され、RDSブロック同期検出手段7にて入力
されたブロック・データに対するエラー検出及びブロッ
ク判断が可能となる。
タはクロック同期でRDSブロック同期検出手段7へ入
力される。前述したように、入力されたデータにはエラ
ー保護のため符号化されており、シンドローム計算によ
り復号化され、RDSブロック同期検出手段7にて入力
されたブロック・データに対するエラー検出及びブロッ
ク判断が可能となる。
【0013】もし、エラーが検出されエラー訂正を行う
時にはコントローラ9よりエラー訂正イネーブル信号を
エラー訂正ブロック8へ出力し、エラーを含むブロック
・データに対して訂正動作を行う。
時にはコントローラ9よりエラー訂正イネーブル信号を
エラー訂正ブロック8へ出力し、エラーを含むブロック
・データに対して訂正動作を行う。
【0014】最終的にデコードされたRDSデータは、
例えば放送局名データであれば表示制御回路12へ、ま
た同一ネットワーク情報であればRAM13等のメモリ
へ格納される。特にネットワーク情報は、自動車等で移
動中に現在受信中の放送局の電界強度が弱電界になった
ときの同一ネットワークにおける他の放送局切り替え用
データとして活用することができる。
例えば放送局名データであれば表示制御回路12へ、ま
た同一ネットワーク情報であればRAM13等のメモリ
へ格納される。特にネットワーク情報は、自動車等で移
動中に現在受信中の放送局の電界強度が弱電界になった
ときの同一ネットワークにおける他の放送局切り替え用
データとして活用することができる。
【0015】次に、図7のRDSブロック同期検出手段
7の従来の構成例を図8に示す。
7の従来の構成例を図8に示す。
【0016】図8を参照して、従来のRDSブロック同
期検出手段は、RDSブロックをカウントする26ビッ
ト・カウンタ14と、クロック同期式でRDSデータを
取り込むための26ビット・シフトレジスタ15と、R
DSデータを復号するためのシンドローム演算ブロック
16と、シンドローム演算ブロック16の演算結果から
ブロック判定するために用いるオフセット語一致検出手
段17と、オフセット語比較に用いるオフセット語レジ
スタ18と、オフセット語レジスタ18を指示するポイ
ンタ19と、一致検出後に26ビット・シフトレジスタ
15から情報ワードを保持しておく情報ワード格納手段
22と、オフセット語一致検出手段17の結果が不一致
の場合にエラー訂正を行うためのエラー訂正手段22
と、RDSブロック同期判定のためのブロック・シーケ
ンス判定手段(「ブロック・シーケンス判断手段」とも
いう)21を有している。
期検出手段は、RDSブロックをカウントする26ビッ
ト・カウンタ14と、クロック同期式でRDSデータを
取り込むための26ビット・シフトレジスタ15と、R
DSデータを復号するためのシンドローム演算ブロック
16と、シンドローム演算ブロック16の演算結果から
ブロック判定するために用いるオフセット語一致検出手
段17と、オフセット語比較に用いるオフセット語レジ
スタ18と、オフセット語レジスタ18を指示するポイ
ンタ19と、一致検出後に26ビット・シフトレジスタ
15から情報ワードを保持しておく情報ワード格納手段
22と、オフセット語一致検出手段17の結果が不一致
の場合にエラー訂正を行うためのエラー訂正手段22
と、RDSブロック同期判定のためのブロック・シーケ
ンス判定手段(「ブロック・シーケンス判断手段」とも
いう)21を有している。
【0017】次に、従来のRDSブロック同期検出手段
の動作について、図8及び図9を参照して説明する。図
9は従来のRDSブロック同期検出手段の動作を説明す
るための流れ図である。
の動作について、図8及び図9を参照して説明する。図
9は従来のRDSブロック同期検出手段の動作を説明す
るための流れ図である。
【0018】まず、RDSデータの取り込みが行なわれ
る(ステップ501)。クロック同期式で入力されるRD
SクロックとRDSデータはそれぞれ26ビット・クロ
ックカウンタ14と26ビット・シフトレジスタ15に
順次格納される。
る(ステップ501)。クロック同期式で入力されるRD
SクロックとRDSデータはそれぞれ26ビット・クロ
ックカウンタ14と26ビット・シフトレジスタ15に
順次格納される。
【0019】同時にRDSデータはシンドローム演算ブ
ロック16に入力され、シンドローム演算処理が1ビッ
ト入力されるたびに行われる(ステップ502)。
ロック16に入力され、シンドローム演算処理が1ビッ
ト入力されるたびに行われる(ステップ502)。
【0020】その後、クロックカウンタ14で26回ビ
ットのカウントがされた時点(ステップ503)で、RD
Sデータチェックワードに付加されているオフセット
値、すなわちポインタ19で指し示されたオフセット語
レジスタ18に格納されているデータとそのときのシン
ドローム演算ブロック16の格納結果が一致しているか
否かをオフセット語一致検出手段17により検出する
(ステップ504)。
ットのカウントがされた時点(ステップ503)で、RD
Sデータチェックワードに付加されているオフセット
値、すなわちポインタ19で指し示されたオフセット語
レジスタ18に格納されているデータとそのときのシン
ドローム演算ブロック16の格納結果が一致しているか
否かをオフセット語一致検出手段17により検出する
(ステップ504)。
【0021】ここで、図10にRDSデータ・フォーマ
ットの一例を示す。また、図6で示したオフセット語の
種類と合わせて、RDSデータグループ中のブロック1
からブロック4までに付加されるオフセット語はそれぞ
れ順番にA→B→C→DもしくはA→B→C′→Dにな
っており、すなわちこのオフセット語を判断することに
より何番目のブロックデータなのかを判断することが可
能とされている。
ットの一例を示す。また、図6で示したオフセット語の
種類と合わせて、RDSデータグループ中のブロック1
からブロック4までに付加されるオフセット語はそれぞ
れ順番にA→B→C→DもしくはA→B→C′→Dにな
っており、すなわちこのオフセット語を判断することに
より何番目のブロックデータなのかを判断することが可
能とされている。
【0022】このとき、仮に一致していたなら次の26
ビットのデータが入力されるまでオフセットの検出を行
わず、一方、不一致のときは次の1ビット(27ビット
目)を入力し再度オフセット語一致検出手段17により
検出を行う。
ビットのデータが入力されるまでオフセットの検出を行
わず、一方、不一致のときは次の1ビット(27ビット
目)を入力し再度オフセット語一致検出手段17により
検出を行う。
【0023】しかしながら、実際はマルチバス妨害等の
受信状態の悪化の影響を受けるため最初のブロック検出
でオフセット語の一致が検出できたとしても、この一致
がたまたま(偶然)である場合がある。従って、通常は
少なくとも最初の26ビットでブロック判定(オフセッ
ト語の一致)ができてもさらに次の26ビットを取り込
んでブロック判定しオフセット語の一致を検出し、かつ
1ブロック前に取り込んだブロックと現在取り込んだブ
ロックがオフセット・シーケンス・パターンに合致して
いることを確認できた時点で(ステップ505)、RDS
ブロック同期状態と判断している。
受信状態の悪化の影響を受けるため最初のブロック検出
でオフセット語の一致が検出できたとしても、この一致
がたまたま(偶然)である場合がある。従って、通常は
少なくとも最初の26ビットでブロック判定(オフセッ
ト語の一致)ができてもさらに次の26ビットを取り込
んでブロック判定しオフセット語の一致を検出し、かつ
1ブロック前に取り込んだブロックと現在取り込んだブ
ロックがオフセット・シーケンス・パターンに合致して
いることを確認できた時点で(ステップ505)、RDS
ブロック同期状態と判断している。
【0024】この同期判断ができてはじめてそれまで取
り込んだデータをコントローラ9がアプリケーション
(表示用データ等)として用いている。
り込んだデータをコントローラ9がアプリケーション
(表示用データ等)として用いている。
【0025】このときのブロック・シーケンス判定(ス
テップ505)をブロック・シーケンス判断手段21で行
い、その動作フローを図11に示す。
テップ505)をブロック・シーケンス判断手段21で行
い、その動作フローを図11に示す。
【0026】例えば、最初のブロック一致が「D」とす
ればオフセット・シーケンス・パターンは、前述したよ
うにこの場合A→B→C→DもしくはA→B→C′→D
のいずれかの繰り返ししかないため、次のデータブロッ
クのオフセット語は「A」でなければ正しい順序で復号
できたと判断することができず同期状態には至らないこ
ととなる。すなわち、図11を参照して、前回オフセッ
ト語が「D」のとき(ステップ707)、今回オフセット
語が「A」のとき(ステップ710)、同期信号を出力す
る(ステップ711)。
ればオフセット・シーケンス・パターンは、前述したよ
うにこの場合A→B→C→DもしくはA→B→C′→D
のいずれかの繰り返ししかないため、次のデータブロッ
クのオフセット語は「A」でなければ正しい順序で復号
できたと判断することができず同期状態には至らないこ
ととなる。すなわち、図11を参照して、前回オフセッ
ト語が「D」のとき(ステップ707)、今回オフセット
語が「A」のとき(ステップ710)、同期信号を出力す
る(ステップ711)。
【0027】また、オフセット語が一致しなくてもオフ
セット語を「A」と仮定し、エラー訂正ブロック20
(図9のステップ507に対応)により訂正できた場合
(ステップ508)、同期状態と判断することもできる。
ここで、オフセット語の一致が確認できなければ同期は
ずれ状態とし、最初からRDSデータを取り直しとな
る。
セット語を「A」と仮定し、エラー訂正ブロック20
(図9のステップ507に対応)により訂正できた場合
(ステップ508)、同期状態と判断することもできる。
ここで、オフセット語の一致が確認できなければ同期は
ずれ状態とし、最初からRDSデータを取り直しとな
る。
【0028】図12は上述したRDS同期判定フロー方
式でRDSブロック同期状態に至るまでの時間的経過を
示した図である。
式でRDSブロック同期状態に至るまでの時間的経過を
示した図である。
【0029】図中の状態1は正常にデータを入力できた
場合を示し、正しく最初のブロックのオフセット語
「A」の判定に成功し、次の「B」の検出でブロック同
期判断ができている。
場合を示し、正しく最初のブロックのオフセット語
「A」の判定に成功し、次の「B」の検出でブロック同
期判断ができている。
【0030】一方、状態2の場合には、RDS放送局の
受信感度の低下や受信環境の変化によってマルチバス妨
害を受け正常にRDSデータを復調できなくなり、すな
わち本来正常でないビット列にもかかわらず一致してい
ると誤判断した場合を示している。
受信感度の低下や受信環境の変化によってマルチバス妨
害を受け正常にRDSデータを復調できなくなり、すな
わち本来正常でないビット列にもかかわらず一致してい
ると誤判断した場合を示している。
【0031】このような場合、次の26ビット判定では
不一致もしくはブロック・シーケンス判断で不一致とな
り、状態1と比較して少なくとも約22ミリ秒(=1ク
ロック846μs×104ビット)の同期判定が遅れて
しまう問題点があった。
不一致もしくはブロック・シーケンス判断で不一致とな
り、状態1と比較して少なくとも約22ミリ秒(=1ク
ロック846μs×104ビット)の同期判定が遅れて
しまう問題点があった。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】上記の通り、従来のR
DSのブロック同期判定において、マルチバス・ノイズ
等の影響でRDS放送局受信状態が悪化した場合に、本
来正しいデータ列でないにもかかわらずオフセット一致
検出で一致できたと誤判断してしまう場合に、正常なデ
ータ列でRDSの同期判定ができるまで時間が長くなっ
てしまう問題点があった。
DSのブロック同期判定において、マルチバス・ノイズ
等の影響でRDS放送局受信状態が悪化した場合に、本
来正しいデータ列でないにもかかわらずオフセット一致
検出で一致できたと誤判断してしまう場合に、正常なデ
ータ列でRDSの同期判定ができるまで時間が長くなっ
てしまう問題点があった。
【0033】従って、本発明は、上記従来技術の問題点
を解消し、最初のブロック判定がノイズ等の影響で誤判
断してしまった場合にも正常なRDSのデータ列を取り
込むまで要する時間を短縮化するRDS受信装置を提供
することを目的とする。
を解消し、最初のブロック判定がノイズ等の影響で誤判
断してしまった場合にも正常なRDSのデータ列を取り
込むまで要する時間を短縮化するRDS受信装置を提供
することを目的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、受信放送波に含まれるRDSデータを復
調する復調手段と、前記復調手段の出力データをシンド
ローム計算を用いて復号化する復号手段と、前記シンド
ローム計算結果のデータが所定のRDSブロックである
ことを検出する手段と、前記検出結果を格納する手段
と、複数の前記検出結果より複数のブロックの検出順序
が所定の順序であることを判定するブロック・シーケン
ス判定手段と、を含み、前記ブロック・シーケンス判定
手段によりRDSデータの同期判定を行うRDS対応受
信装置において、前記ブロック・シーケンス判定手段
が、第1及び第2のブロック・シーケンス判定手段から
なり、前記第1のブロック・シーケンス判定手段は、最
初のブロック検出からブロック単位毎に所定のブロック
であるか検出を行い、前記第2のブロック・シーケンス
判定手段は、前記第1のブロック・シーケンス判定手段
による最初のブロック検出後に続いて1ビットRDSデ
ータを取り込む毎に所定のブロックとなったか判定し、
且つ、取り込んだビット数を計算して前記判定した所定
のブロック同士の間隔が所定のビット数だけ離れている
場合に同期したものと判定し、前記第1又は前記第2の
ブロッ・クシーケンス判定手段のうちいずれか一方でも
同期したと判定すると同期信号を生成することを特徴と
するRDS受信装置を提供する。
め、本発明は、受信放送波に含まれるRDSデータを復
調する復調手段と、前記復調手段の出力データをシンド
ローム計算を用いて復号化する復号手段と、前記シンド
ローム計算結果のデータが所定のRDSブロックである
ことを検出する手段と、前記検出結果を格納する手段
と、複数の前記検出結果より複数のブロックの検出順序
が所定の順序であることを判定するブロック・シーケン
ス判定手段と、を含み、前記ブロック・シーケンス判定
手段によりRDSデータの同期判定を行うRDS対応受
信装置において、前記ブロック・シーケンス判定手段
が、第1及び第2のブロック・シーケンス判定手段から
なり、前記第1のブロック・シーケンス判定手段は、最
初のブロック検出からブロック単位毎に所定のブロック
であるか検出を行い、前記第2のブロック・シーケンス
判定手段は、前記第1のブロック・シーケンス判定手段
による最初のブロック検出後に続いて1ビットRDSデ
ータを取り込む毎に所定のブロックとなったか判定し、
且つ、取り込んだビット数を計算して前記判定した所定
のブロック同士の間隔が所定のビット数だけ離れている
場合に同期したものと判定し、前記第1又は前記第2の
ブロッ・クシーケンス判定手段のうちいずれか一方でも
同期したと判定すると同期信号を生成することを特徴と
するRDS受信装置を提供する。
【0035】本発明においては、好ましくは、前記第1
のブロック・シーケンス判定手段が、最初のブロック一
致から所定ビット(nビット)毎にブロック判定を行
い、前記第2のブロック・シーケンス判定手段が、前記
第1のブロック・シーケンス判定手段における一致検出
後引き続き1ビットRDSデータを取り込むたびに同期
判定を行なうと共に、RDSクロックのクロックカウン
ト値とオフセット語をそれぞれ所定の記憶手段に格納
し、クロックカウント値の累計が所定値nに一致したと
きのオフセット・シーケンス条件が正しい場合に、且つ
前記第1のブロック・シーケンス判定手段による同期判
定よりも速い場合に同期信号を出力するように構成され
る。
のブロック・シーケンス判定手段が、最初のブロック一
致から所定ビット(nビット)毎にブロック判定を行
い、前記第2のブロック・シーケンス判定手段が、前記
第1のブロック・シーケンス判定手段における一致検出
後引き続き1ビットRDSデータを取り込むたびに同期
判定を行なうと共に、RDSクロックのクロックカウン
ト値とオフセット語をそれぞれ所定の記憶手段に格納
し、クロックカウント値の累計が所定値nに一致したと
きのオフセット・シーケンス条件が正しい場合に、且つ
前記第1のブロック・シーケンス判定手段による同期判
定よりも速い場合に同期信号を出力するように構成され
る。
【0036】本発明においては、好ましくは、エラー訂
正を同期判断が終了した時点でのみ行うように制御した
ことを特徴とする。
正を同期判断が終了した時点でのみ行うように制御した
ことを特徴とする。
【0037】そして、本発明は、復調したRDSデータ
を入力する工程と、前記RDSデータをシンドローム計
算して復号化する工程と、前記復号化した計算結果のデ
ータが所定のRDSブロックであることを検出する工程
と、前記検出結果を格納する工程と、複数の前記検出結
果より複数のブロックの検出順序が所定の順序であるこ
とを判定するブロック・シーケンス判定工程と、を含
み、前記ブロック・シーケンス判定工程によりRDSデ
ータの同期判定を行うRDSデータ受信方法において、
前記ブロック・シーケンス判定工程のうち第1のブロッ
ク・シーケンス判定工程で、最初のブロック検出からブ
ロック単位毎に所定のブロックであるかの検出を行い、
第2のブロック・シーケンス判定工程で、前記第1のブ
ロックシーケンス判定工程による最初のブロック検出後
に続いて1ビットRDSデータを取り込む毎に所定のブ
ロックとなったか否かを判定し、且つ取り込んだビット
数を計算して前記判定した所定のブロック同士の間隔が
所定のビット数だけ離れている場合に同期したと判定を
行い、前記第1または前記第2のブロック・シーケンス
判定工程の内、いずれか一方でも同期したと判定すると
同期信号を生成することを特徴とするRDSデータ受信
方法を提供する。
を入力する工程と、前記RDSデータをシンドローム計
算して復号化する工程と、前記復号化した計算結果のデ
ータが所定のRDSブロックであることを検出する工程
と、前記検出結果を格納する工程と、複数の前記検出結
果より複数のブロックの検出順序が所定の順序であるこ
とを判定するブロック・シーケンス判定工程と、を含
み、前記ブロック・シーケンス判定工程によりRDSデ
ータの同期判定を行うRDSデータ受信方法において、
前記ブロック・シーケンス判定工程のうち第1のブロッ
ク・シーケンス判定工程で、最初のブロック検出からブ
ロック単位毎に所定のブロックであるかの検出を行い、
第2のブロック・シーケンス判定工程で、前記第1のブ
ロックシーケンス判定工程による最初のブロック検出後
に続いて1ビットRDSデータを取り込む毎に所定のブ
ロックとなったか否かを判定し、且つ取り込んだビット
数を計算して前記判定した所定のブロック同士の間隔が
所定のビット数だけ離れている場合に同期したと判定を
行い、前記第1または前記第2のブロック・シーケンス
判定工程の内、いずれか一方でも同期したと判定すると
同期信号を生成することを特徴とするRDSデータ受信
方法を提供する。
【0038】
【作用】本発明によれば、最初のブロック判定ができた
後もデータの1ビットを取り込むたびにブロック判定を
行うための別のブロック・シーケンス判定手段を有して
いるため、RDSの同期判定を速めることができる。
後もデータの1ビットを取り込むたびにブロック判定を
行うための別のブロック・シーケンス判定手段を有して
いるため、RDSの同期判定を速めることができる。
【0039】
【実施例】図面を参照して、本発明の実施例を以下に説
明する。
明する。
【0040】
【実施例1】図1に本発明の第1の実施例に係るRDS
ブロック同期検出手段の構成をブロック図にて示す。な
お、図1において図8と同一機能を有する要素には同一
の参照番号を付しその説明を省略する。
ブロック同期検出手段の構成をブロック図にて示す。な
お、図1において図8と同一機能を有する要素には同一
の参照番号を付しその説明を省略する。
【0041】図1を参照して、本実施例に係るRDSブ
ロック同期検出手段は、破線で囲んだ構成、すなわち第
2の26ビット・カウンタ23、クロックカウント格納
手段24、オフセット格納手段25、第2のブロック・
シーケンス判定手段26が新たに図4の従来例に対して
追加されている。そして、第1、第2のブロック・シー
ケンス判定手段21、26にて検出されたRDS同期信
号の論理和がコントローラ9に入力される。
ロック同期検出手段は、破線で囲んだ構成、すなわち第
2の26ビット・カウンタ23、クロックカウント格納
手段24、オフセット格納手段25、第2のブロック・
シーケンス判定手段26が新たに図4の従来例に対して
追加されている。そして、第1、第2のブロック・シー
ケンス判定手段21、26にて検出されたRDS同期信
号の論理和がコントローラ9に入力される。
【0042】RDSデータの取り込みを開始し、最初の
26ビット分のRDSデータを取り込んだ時点で、オフ
セット語一致検出手段17は、その時のシンドローム演
算ブロック16の演算結果の値とシンドローム・レジス
タ18のいずれかに一致しているかの判断を行ない、一
致の検出が行われるまで次の1ビットを26ビット・シ
フトレジスタ15に取り込み最初のオフセット一致が検
出されるまで繰り返しこの動作を行う。
26ビット分のRDSデータを取り込んだ時点で、オフ
セット語一致検出手段17は、その時のシンドローム演
算ブロック16の演算結果の値とシンドローム・レジス
タ18のいずれかに一致しているかの判断を行ない、一
致の検出が行われるまで次の1ビットを26ビット・シ
フトレジスタ15に取り込み最初のオフセット一致が検
出されるまで繰り返しこの動作を行う。
【0043】オフセット語一致検出手段17がオフセッ
ト語の一致が検出できた時点で、第1のブロック・シー
ケンス判定手段21に、オフセット・レジスタ18にあ
る一致検出できたオフセット値を指し示すレジスタ・ポ
インタ値(もしくはオフセット値)を格納する。
ト語の一致が検出できた時点で、第1のブロック・シー
ケンス判定手段21に、オフセット・レジスタ18にあ
る一致検出できたオフセット値を指し示すレジスタ・ポ
インタ値(もしくはオフセット値)を格納する。
【0044】第1のブロック・シーケンス判定手段21
は、前記従来例と同様、RDSデータの取り込みを開始
して最初のオフセット語の一致検出ができた後は、次の
26ビット分のデータを取り込むまで動作は行わない。
は、前記従来例と同様、RDSデータの取り込みを開始
して最初のオフセット語の一致検出ができた後は、次の
26ビット分のデータを取り込むまで動作は行わない。
【0045】本実施例においては、第2のブロック・シ
ーケンス判定手段26が最初のオフセット語の一致検出
ができた後において、次のRDSデータを1ビット取り
込む毎にオフセット語一致検出手段17によりオフセッ
ト語の一致検出を行なう。
ーケンス判定手段26が最初のオフセット語の一致検出
ができた後において、次のRDSデータを1ビット取り
込む毎にオフセット語一致検出手段17によりオフセッ
ト語の一致検出を行なう。
【0046】図3は、本実施例における第2のブロック
・シーケンス判定手段26の動作フローを示す。図3を
参照して、第2のブロック・シーケンス判定手段26に
おいて、オフセット語の一致を判定した(ステップ30
0)後、オフセット語をオフセット格納手段25に格納
し(ステップ301)、クロックカウント値をクロックカ
ウント格納手段24に格納し、クロックカウント値を累
計を算出し(ステップ302)、クロックカウント値の累
計が27を超えている場合、累計値から古いクロックカ
ウント値を差し引いたものを累計値とし(ステップ30
4)、カウント値累計が26以下となるようにし、カウ
ント値累計が26の時、ブロック・シーケンス判断を行
ない(ステップ306)、オフセット語シーケンスが一致
した場合RDS同期処理を行ない(ステップ307)、不
一致の場合格納レジスタをリセットする(ステップ30
9)。なお、ステップ305でカウント値累計が26でない
時には、クロックカウント値等の履歴を格納したデータ
を所定の順序でソートする(ステップ308)。
・シーケンス判定手段26の動作フローを示す。図3を
参照して、第2のブロック・シーケンス判定手段26に
おいて、オフセット語の一致を判定した(ステップ30
0)後、オフセット語をオフセット格納手段25に格納
し(ステップ301)、クロックカウント値をクロックカ
ウント格納手段24に格納し、クロックカウント値を累
計を算出し(ステップ302)、クロックカウント値の累
計が27を超えている場合、累計値から古いクロックカ
ウント値を差し引いたものを累計値とし(ステップ30
4)、カウント値累計が26以下となるようにし、カウ
ント値累計が26の時、ブロック・シーケンス判断を行
ない(ステップ306)、オフセット語シーケンスが一致
した場合RDS同期処理を行ない(ステップ307)、不
一致の場合格納レジスタをリセットする(ステップ30
9)。なお、ステップ305でカウント値累計が26でない
時には、クロックカウント値等の履歴を格納したデータ
を所定の順序でソートする(ステップ308)。
【0047】図2(A)は、図12(A)の前記従来例
と同様の動作を示しており、本実施例の第1のブロック
・シーケンス判定手段21において、受信状態の悪化に
より最初のブロック判定で誤判断し、この状態のまま同
期判断に至るまでの経過を示している。
と同様の動作を示しており、本実施例の第1のブロック
・シーケンス判定手段21において、受信状態の悪化に
より最初のブロック判定で誤判断し、この状態のまま同
期判断に至るまでの経過を示している。
【0048】一方、図2(B)は、本実施例における第
2のブロック・シーケンス判定手段26の動作の具体例
を示しており、最初のオフセット一致判断後も連続して
オフセットの一致検出を行なう。また、本実施例におい
ては、第2の26ビット・カウンタ23を有し、RDS
クロックが入力される度にインクリメントされる。
2のブロック・シーケンス判定手段26の動作の具体例
を示しており、最初のオフセット一致判断後も連続して
オフセットの一致検出を行なう。また、本実施例におい
ては、第2の26ビット・カウンタ23を有し、RDS
クロックが入力される度にインクリメントされる。
【0049】図2(B)を参照して、ステップ(I)で
26ビット・カウンタのカウント値が「2」のときオフ
セット語「D」が検出され、クロックカウント値「2」
とオフセット語「D」が、クロックカウント格納手段2
4、オフセット格納手段25にそれぞれ格納される。
26ビット・カウンタのカウント値が「2」のときオフ
セット語「D」が検出され、クロックカウント値「2」
とオフセット語「D」が、クロックカウント格納手段2
4、オフセット格納手段25にそれぞれ格納される。
【0050】同時に第2の26ビット・カウンタ23は
リセットされる。なお、第2の26ビット・カウンタ2
3は26ビット以上カウントした時点でリセットされ
る。
リセットされる。なお、第2の26ビット・カウンタ2
3は26ビット以上カウントした時点でリセットされ
る。
【0051】このような動作をステップ(II)、(II
I)と繰り返し、このときクロックカウントの値の累計
が27ビット以上の時には、その値が26ビット以下に
なるまで古いクロック格納データを差し引いていく。例
えばステップ(III)では、クロックカウント値の累計
が「27」となるため、累計値27からクロックカウン
ト値「2」を差し引いて累計値は「25」とされる。
I)と繰り返し、このときクロックカウントの値の累計
が27ビット以上の時には、その値が26ビット以下に
なるまで古いクロック格納データを差し引いていく。例
えばステップ(III)では、クロックカウント値の累計
が「27」となるため、累計値27からクロックカウン
ト値「2」を差し引いて累計値は「25」とされる。
【0052】そして、図2(B)のステップ(IV)のよ
うに次の格納時にクロックカウント値の累計が26にな
った時、一番古いオフセット格納データと新しく取り込
んだオフセットとが正しいシーケンス順序であれば、こ
こでブロックの同期がとれたものと判断される。第2の
ブロック・シーケンス判定手段26は最初のブロック一
致から26ビット毎にブロック判定を行う第1のブロッ
ク・シーケンス判定手段21による同期判定よりも速い
場合にコントローラ9に対してRDS同期信号を発行す
る。
うに次の格納時にクロックカウント値の累計が26にな
った時、一番古いオフセット格納データと新しく取り込
んだオフセットとが正しいシーケンス順序であれば、こ
こでブロックの同期がとれたものと判断される。第2の
ブロック・シーケンス判定手段26は最初のブロック一
致から26ビット毎にブロック判定を行う第1のブロッ
ク・シーケンス判定手段21による同期判定よりも速い
場合にコントローラ9に対してRDS同期信号を発行す
る。
【0053】すなわち、上記具体例のように特に受信状
態の悪化やマルチパスノイズ等の影響により一致誤判断
の可能性がある場合に、前記従来例のように、最初のオ
フセット判断後は26ビット毎しか行わないブロック判
定とは異なり、1ビットデータを取り込む毎に一致判定
を行うため、仮に最初に誤判断したとしても正常なデー
タ取り込みの復帰を速め、その結果RDSの同期判断を
正確に速く行うことが可能となる。また、安価なシング
ルチップ・マイクロコントローラを用いることで、RD
Sの同期判定を少なくとも22ミリ秒程度速めることが
できる。
態の悪化やマルチパスノイズ等の影響により一致誤判断
の可能性がある場合に、前記従来例のように、最初のオ
フセット判断後は26ビット毎しか行わないブロック判
定とは異なり、1ビットデータを取り込む毎に一致判定
を行うため、仮に最初に誤判断したとしても正常なデー
タ取り込みの復帰を速め、その結果RDSの同期判断を
正確に速く行うことが可能となる。また、安価なシング
ルチップ・マイクロコントローラを用いることで、RD
Sの同期判定を少なくとも22ミリ秒程度速めることが
できる。
【0054】本実施例においては、前記従来例の同期判
断手段は無くてもよいが、同期判断後のアプリケーショ
ンに用いるRDSデータ処理では26ビット毎のオフセ
ット判断で良いことは公知であり、従来のブロック・シ
ーケンス判定手段と共存することができる。
断手段は無くてもよいが、同期判断後のアプリケーショ
ンに用いるRDSデータ処理では26ビット毎のオフセ
ット判断で良いことは公知であり、従来のブロック・シ
ーケンス判定手段と共存することができる。
【0055】
【実施例2】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
【0056】RDS受信装置では、5ビット以下のバー
ストエラーはエラー訂正が可能であるが、それ以上のビ
ットのエラーについては訂正できないか、もしくは誤判
断(本来正しく無いデータに対し誤り訂正を行い訂正で
きたと判断される=誤訂正)の可能性がある。また、そ
の誤訂正率については誤り訂正ビット数が多い程その確
率が増加していることが確認されている。
ストエラーはエラー訂正が可能であるが、それ以上のビ
ットのエラーについては訂正できないか、もしくは誤判
断(本来正しく無いデータに対し誤り訂正を行い訂正で
きたと判断される=誤訂正)の可能性がある。また、そ
の誤訂正率については誤り訂正ビット数が多い程その確
率が増加していることが確認されている。
【0057】本実施例のRDSブロック同期検出手段の
構成は、図1に示した前記第1実施例の構成とほぼ同様
とされるが、第2のブロック・シーケンス判断手段26
が動作中にはコントローラ9よりエラー訂正イネーブル
信号が入らないこと(エラー訂正を行わない)である。
換言すれば、エラー訂正ブロック20は同期判断が行わ
れた後でのみ動作が可能となる。
構成は、図1に示した前記第1実施例の構成とほぼ同様
とされるが、第2のブロック・シーケンス判断手段26
が動作中にはコントローラ9よりエラー訂正イネーブル
信号が入らないこと(エラー訂正を行わない)である。
換言すれば、エラー訂正ブロック20は同期判断が行わ
れた後でのみ動作が可能となる。
【0058】ここで、ある4ブロック分すなわち1グル
ープ分(104ビット)のRDSデータを例に、誤った
103パターンの正しいデータをシフトさせた誤ったデ
ータ列をRDSのブロック・シーケンス判定手段に入力
した場合において、エラー訂正ビット数を可変させたと
きに、4ブロック中3ブロック以上正しいと判断された
試験データを図4に示す。図4の試験結果からも訂正ビ
ット数が増えるに従い誤訂正率が増えることは明らかで
ある。本実施例においては、ブロック・シーケンス判定
手段を更に一つ備えたことにより、前記第1の実施例と
同等の効果を有しながら、その同期判断の信頼性が向上
する効果がある。
ープ分(104ビット)のRDSデータを例に、誤った
103パターンの正しいデータをシフトさせた誤ったデ
ータ列をRDSのブロック・シーケンス判定手段に入力
した場合において、エラー訂正ビット数を可変させたと
きに、4ブロック中3ブロック以上正しいと判断された
試験データを図4に示す。図4の試験結果からも訂正ビ
ット数が増えるに従い誤訂正率が増えることは明らかで
ある。本実施例においては、ブロック・シーケンス判定
手段を更に一つ備えたことにより、前記第1の実施例と
同等の効果を有しながら、その同期判断の信頼性が向上
する効果がある。
【0059】また、前記第1、第2の実施例とも図1で
示した各ブロック部分をハードウェアとして記述した
が、シンドローム演算ブロック16、オフセット一致検
出手段17、エラー訂正ブロック20およびブロック・
シーケンス判定手段21、26等はソフトウェアにより
実現可能であり、約1KB程度の増加で対応が可能であ
る。
示した各ブロック部分をハードウェアとして記述した
が、シンドローム演算ブロック16、オフセット一致検
出手段17、エラー訂正ブロック20およびブロック・
シーケンス判定手段21、26等はソフトウェアにより
実現可能であり、約1KB程度の増加で対応が可能であ
る。
【0060】以上、本発明を上記各実施例に即して説明
したが、本発明は上記態様にのみ限定されるものでな
く、本発明の原理に準ずる各種態様を含む。
したが、本発明は上記態様にのみ限定されるものでな
く、本発明の原理に準ずる各種態様を含む。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、前記従来例では、
最初のブロック判定においてノイズ等の影響で誤判断し
てしまった場合に、次の26ビット分のデータを取り込
むまでは同期判定を行わなかったため、正常なRDSの
データ列を取り込むまでに時間を要していたが、本発明
によれば、最初のブロック判定ができた後もデータの1
ビットを取り込むたびにブロック判定を行うブロック・
シーケンス判定手段を別途有しているため、コストの増
大を抑止して、ブロック判定の誤判断を防ぎ、正確な同
期判定状態に至るまでの時間を短縮化することが出来
る。
最初のブロック判定においてノイズ等の影響で誤判断し
てしまった場合に、次の26ビット分のデータを取り込
むまでは同期判定を行わなかったため、正常なRDSの
データ列を取り込むまでに時間を要していたが、本発明
によれば、最初のブロック判定ができた後もデータの1
ビットを取り込むたびにブロック判定を行うブロック・
シーケンス判定手段を別途有しているため、コストの増
大を抑止して、ブロック判定の誤判断を防ぎ、正確な同
期判定状態に至るまでの時間を短縮化することが出来
る。
【図1】本発明の一実施例に係るRDSブロック同期検
出手段の構成を示す図である。
出手段の構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施例におけるRDS同期判断に至
るまで時間的経過を具体的に説明する図である。 (A)第1のブロック・シーケンス判定手段の処理動作
を説明する図である。 (B)第2のブロック・シーケンス判定手段の処理動作
を説明する図である。
るまで時間的経過を具体的に説明する図である。 (A)第1のブロック・シーケンス判定手段の処理動作
を説明する図である。 (B)第2のブロック・シーケンス判定手段の処理動作
を説明する図である。
【図3】本発明の一実施例における第2のブロック・シ
ーケンス判定手段の動作フローを示す流れ図である。
ーケンス判定手段の動作フローを示す流れ図である。
【図4】あるRDSグループデータを例にエラー訂正を
行った際の誤判断率を示す図である。
行った際の誤判断率を示す図である。
【図5】RDSのベースバンドコーディング構造を示す
図である。
図である。
【図6】RDSデータに付加されるオフセット語を示す
図である。
図である。
【図7】RDSシステム構成を示す図である。
【図8】従来のRDSブロック同期検出手段の構成を示
す図である。
す図である。
【図9】従来のRDSブロック同期検出手段の動作フロ
ーを示す流れ図である。
ーを示す流れ図である。
【図10】実際のRDSデータフォーマットの一例を示
す図である。
す図である。
【図11】従来のRDSのブロック・シーケンス手段の
動作フローを示す流れ図である。
動作フローを示す流れ図である。
【図12】従来のRDS同期判断に至る時間的経過を説
明する図である。
明する図である。
1 アンテナ 2 チューナ・フロンドエンド部 2 IFアンプ部 4 検波回路部 5 マルチプレックス回路 6 RDS復調回路 7 RDS同期検出部 8 エラー訂正ブロック 9 コントローラ 10 エラー訂正許可信号 11 選局制御手段 12 表示制御 13 RAM 14 第1の26ビット・カウンタ 15 26ビット・シフトレジスタ 16 シンドローム演算ブロック 17 オフセット語一致検出手段 18 オフセット・レジスタ 19 レジスタ・ポインタ 20 エラー訂正ブロック 21 第1のブロック・シーケンス判定手段 22 16ビット情報ワード・ラッチ 23 第2の26ビット・カウンタ 24 クロックカウント格納手段 25 オフセット値格納手段 26 第2のブロック・シーケンス判定手段
Claims (3)
- 【請求項1】受信放送波に含まれるRDSデータを復調
する復調手段と、 前記復調手段の出力データをシンドローム計算を用いて
復号化する復号手段と、前記シンドローム計算結果のデ
ータが所定のRDSブロックであることを検出する手段
と、前記検出結果を格納する手段と、 複数の前記検出結果より複数のブロックの検出順序が所
定の順序であることを判定するブロック・シーケンス判
定手段と、を含み、 前記ブロック・シーケンス判定手段によりRDSデータ
の同期判定を行うRDS対応 受信装置において、前記ブロック・シーケンス判定手段が、第1及び第2の
ブロック・シーケンス判定手段からなり、前記第1のブ
ロック・シーケンス判定手段は、最初のブロック検出か
らブロック単位毎に所定のブロックであるか検出を行
い、 前記第2のブロック・シーケンス判定手段は、前記第1
のブロック・シーケンス判定手段による最初のブロック
検出後に続いて1ビットRDSデータを取り込む毎に所
定のブロックとなったか判定し、且つ、取り込んだビッ
ト数を計算して前記判定した所定のブロック同士の間隔
が所定のビット数だけ離れている場合に同期したものと
判定し、 前記第1又は前記第2のブロック・シーケンス判定手段
のうちいずれか一方でも同期したと判定すると同期信号
を生成することを特徴とするRDS対応 受信装置。 - 【請求項2】前記第1または前記第2のブロック・シー
ケンス判定手段のうち、いずれか一方でも同期したと判
定した後で、前記RDSブロックのデータをエラー訂正
する訂正手段を有することを特徴とする請求項1記載の
RDS対応受信装置。 - 【請求項3】復調したRDSデータを入力する工程と、 前記RDSデータをシンドローム計算して復号化する工
程と、 前記復号化した計算結果のデータが所定のRDSブロッ
クであることを検出する工程と、 前記検出結果を格納する工程と、 複数の前記検出結果より複数のブロックの検出順序が所
定の順序であることを判定するブロック・シーケンス判
定工程と、を含み、前記ブロック・シーケンス判定工程
によりRDSデータの同期判定を行うRDSデータ受信
方法において、 前記ブロック・シーケンス判定工程のう
ち第1のブロック・シーケンス判定工程で、最初のブロ
ック検出からブロック単位毎に所定のブロックであるか
の検出を行い、 第2のブロック・シーケンス判定工程で、前記第1のブ
ロック・シーケンス判定工程による最初のブロック検出
後に続いて1ビットRDSデータを取り込む毎に所定の
ブロックとなったか否かを判定し、且つ取り込んだビッ
ト数を計算して前記判定した所定のブロック同士の間隔
が所定のビット数だけ離れている場合に同期したと判定
を行い、 前記第1または前記第2のブロック・シーケンス判定工
程の内、いずれか一方でも同期したと判定すると同期信
号を生成することを特徴とするRDSデータ受信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7086128A JP2822919B2 (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | Rds対応受信装置及びrdsデータ受信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7086128A JP2822919B2 (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | Rds対応受信装置及びrdsデータ受信方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08256135A JPH08256135A (ja) | 1996-10-01 |
JP2822919B2 true JP2822919B2 (ja) | 1998-11-11 |
Family
ID=13878078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7086128A Expired - Fee Related JP2822919B2 (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | Rds対応受信装置及びrdsデータ受信方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2822919B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7991093B2 (en) | 2007-02-09 | 2011-08-02 | Rohm Co., Ltd. | Analog/digital circuit |
JP2009105536A (ja) | 2007-10-22 | 2009-05-14 | Toshiba Corp | Rds対応受信装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS494416A (ja) * | 1972-04-22 | 1974-01-16 | ||
JPH02213241A (ja) * | 1989-02-14 | 1990-08-24 | Nec Eng Ltd | データ誤り訂正処理回路 |
-
1995
- 1995-03-17 JP JP7086128A patent/JP2822919B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08256135A (ja) | 1996-10-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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