JP3135835B2 - デジタル放送受信装置 - Google Patents
デジタル放送受信装置Info
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- Signal Processing (AREA)
- Circuits Of Receivers In General (AREA)
- Stereo-Broadcasting Methods (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の単位データ
に分割されて送信される複数の情報データを受信して、
対応する処理を実行するデジタル放送受信装置に関し、
より特定的には、上記受信データがFM多重放送により
伝送され、上記情報データは文字・図形情報およびプロ
グラムデータ(演算処理装置の動作プログラム)を含む
デジタル放送受信装置に関する。
に分割されて送信される複数の情報データを受信して、
対応する処理を実行するデジタル放送受信装置に関し、
より特定的には、上記受信データがFM多重放送により
伝送され、上記情報データは文字・図形情報およびプロ
グラムデータ(演算処理装置の動作プログラム)を含む
デジタル放送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、新しいサービスを提供する放送の
1つとして、FMステレオ放送のベースバンド信号の空
いたスペクトル領域に、デジタル信号を多重して送信す
るFM多重放送の開発・実用化が進められている。
1つとして、FMステレオ放送のベースバンド信号の空
いたスペクトル領域に、デジタル信号を多重して送信す
るFM多重放送の開発・実用化が進められている。
【0003】FM多重放送は、現行FMステレオ放送の
音声信号よりも高い周波数帯に新たにデジタル信号を多
重し、交通情報、文字・図形情報などを放送する新しい
メディアである。周波数を有効に利用できること、放送
設備が簡易に実現できること、移動体でデータが受信で
きることから自動車等の移動体へ交通情報等を容易に伝
送できることなどが特徴として挙げられる。
音声信号よりも高い周波数帯に新たにデジタル信号を多
重し、交通情報、文字・図形情報などを放送する新しい
メディアである。周波数を有効に利用できること、放送
設備が簡易に実現できること、移動体でデータが受信で
きることから自動車等の移動体へ交通情報等を容易に伝
送できることなどが特徴として挙げられる。
【0004】したがって、FM多重放送は、受信機を搭
載した自動車等に対してリアルタイムでの渋滞情報等を
伝送する手段として、あるいは、ハンディタイプの受信
機を持つユーザに対して必要な情報をいつでもどこでも
アクセスできる低廉な伝送路を提供する手段として、一
部実用化が開始されている。
載した自動車等に対してリアルタイムでの渋滞情報等を
伝送する手段として、あるいは、ハンディタイプの受信
機を持つユーザに対して必要な情報をいつでもどこでも
アクセスできる低廉な伝送路を提供する手段として、一
部実用化が開始されている。
【0005】以下、従来のFM多重放送受信装置の構成
について説明する前に、まずFM多重放送におけるデー
タ構造の概略を説明する。
について説明する前に、まずFM多重放送におけるデー
タ構造の概略を説明する。
【0006】[FM多重放送の方式]FM多重放送にお
いては、受信状態を劣化させる要因として、マルチパス
妨害やフェージング妨害がある。特に、移動体受信の場
合においては、一般にその伝送路特性は非常に劣悪であ
る。その場合でも、できるだけ一度で完全に受信できる
システムが望ましい。しかし、実際には、一度の受信で
送信されたデータを完全に受信できない場合があり、そ
の際には再送信されるデータを受信して、受信できなか
ったデータを補完することが前提となる。FM多重放送
のサービスエリアは、FMステレオ放送のサービスエリ
アと同等であることが望ましいが、このサービスエリア
内においても平均ビット誤り率が10-2を超えるような
場所がある。したがって、送信されるデータの構造は、
このような劣悪な伝送路特性を考慮して、その誤り訂正
方式およびフレーム構成が決定されている。
いては、受信状態を劣化させる要因として、マルチパス
妨害やフェージング妨害がある。特に、移動体受信の場
合においては、一般にその伝送路特性は非常に劣悪であ
る。その場合でも、できるだけ一度で完全に受信できる
システムが望ましい。しかし、実際には、一度の受信で
送信されたデータを完全に受信できない場合があり、そ
の際には再送信されるデータを受信して、受信できなか
ったデータを補完することが前提となる。FM多重放送
のサービスエリアは、FMステレオ放送のサービスエリ
アと同等であることが望ましいが、このサービスエリア
内においても平均ビット誤り率が10-2を超えるような
場所がある。したがって、送信されるデータの構造は、
このような劣悪な伝送路特性を考慮して、その誤り訂正
方式およびフレーム構成が決定されている。
【0007】特に、フェージング妨害による極端な電圧
低下によって生ずる誤りは致命的であり、誤り訂正が不
可能な場合がある。そこで、フェージングによって生ず
る誤りの平均的なバースト長に送信されるデータの単位
データ長を合せることにより、誤り訂正が不可能な誤り
が生じた場合には、上記単位データごと再送信された単
位データと置換えることで補完することが可能となる。
低下によって生ずる誤りは致命的であり、誤り訂正が不
可能な場合がある。そこで、フェージングによって生ず
る誤りの平均的なバースト長に送信されるデータの単位
データ長を合せることにより、誤り訂正が不可能な誤り
が生じた場合には、上記単位データごと再送信された単
位データと置換えることで補完することが可能となる。
【0008】さらに、誤り訂正効果が高いことから、誤
り訂正方式としては2つのブロック符号を直交して配置
した積符号が用いられる。したがって、データは、縦方
向および横方向ともに誤り訂正符号を含む2次元的なフ
レーム構造をとることになる。
り訂正方式としては2つのブロック符号を直交して配置
した積符号が用いられる。したがって、データは、縦方
向および横方向ともに誤り訂正符号を含む2次元的なフ
レーム構造をとることになる。
【0009】そして、送信データは上記1フレーム中の
データを基本単位とする階層構造を有するデータ構造と
なる。
データを基本単位とする階層構造を有するデータ構造と
なる。
【0010】以上に述べたことの具体例として、さら
に、文献(Proc. of Vehicle Navigation & Informatio
n Systems Conference(1994)A4-2 pp.111 〜116 )に
開示されている、FM多重放送方式について説明する。
に、文献(Proc. of Vehicle Navigation & Informatio
n Systems Conference(1994)A4-2 pp.111 〜116 )に
開示されている、FM多重放送方式について説明する。
【0011】図11に、上記データの階層構造の仕様を
示す。階層1においては、伝送路特性が指定されてい
る。通常のFMステレオ放送信号であるL+R信号およ
びL−R信号に加えて、L−R信号より高周波側に、多
重信号が重畳される。
示す。階層1においては、伝送路特性が指定されてい
る。通常のFMステレオ放送信号であるL+R信号およ
びL−R信号に加えて、L−R信号より高周波側に、多
重信号が重畳される。
【0012】この重畳方式は、多重信号から音声信号へ
の妨害が音声変調度が小さいときに顕著となることを考
慮して、L−R信号の変調度により多重信号のレベルを
コントロールするLMSK(Level controlled Minimum
Shift Keying )方式が採用されている。
の妨害が音声変調度が小さいときに顕著となることを考
慮して、L−R信号の変調度により多重信号のレベルを
コントロールするLMSK(Level controlled Minimum
Shift Keying )方式が採用されている。
【0013】階層2は、誤り訂正方式を含む、データの
フレーム構成が規定されている。各フレームは、列方向
に272ブロックからなり、先頭には16ビットのBI
C(Block Identification Code )が付加され、このB
ICに基づいてフレーム同期およびブロック同期が行な
われる。列方向の272ブロックのうち、190ブロッ
クはデータを伝送するパケットであり、82ブロックは
列方向のパリティを伝送するパリティパケットである。
各パケットは、行方向に176ビットの情報部、誤り訂
正符号である14ビットのCRC(Cyclic Redundancy
Code)および82ビットのパリティ部より構成される。
フレーム構成が規定されている。各フレームは、列方向
に272ブロックからなり、先頭には16ビットのBI
C(Block Identification Code )が付加され、このB
ICに基づいてフレーム同期およびブロック同期が行な
われる。列方向の272ブロックのうち、190ブロッ
クはデータを伝送するパケットであり、82ブロックは
列方向のパリティを伝送するパリティパケットである。
各パケットは、行方向に176ビットの情報部、誤り訂
正符号である14ビットのCRC(Cyclic Redundancy
Code)および82ビットのパリティ部より構成される。
【0014】つまり、送信データはこの1フレームを基
本単位として、この段階でまず誤り訂正が行なわれる。
本単位として、この段階でまず誤り訂正が行なわれる。
【0015】階層3は、データパケットの構成を規定す
る。データパケットは、フレーム内の各行のうち、BI
C、CRCおよびパリティを除いた176ビットからな
る。
る。データパケットは、フレーム内の各行のうち、BI
C、CRCおよびパリティを除いた176ビットからな
る。
【0016】さらに、このデータパケットは、プリフィ
ックスとデータブロックで構成される。プリフィックス
には、データの内容を識別するための情報が含まれ、た
とえば後に述べるどの番組内容にそのデータパケットが
属するかを指定している。
ックスとデータブロックで構成される。プリフィックス
には、データの内容を識別するための情報が含まれ、た
とえば後に述べるどの番組内容にそのデータパケットが
属するかを指定している。
【0017】階層4は、データグループの構成を規定し
ている。データグループは1つまたは複数データブロッ
クで構成されている。すなわち、データパケットにおけ
るプリフィックス内の情報をもとに、データパケット番
号の順に、データパケット番号が「0」から、プリフィ
ックス内の情報出力フラグの立っているデータブロック
まで並べることにより構成される。このデータグループ
にも、誤り訂正符号であるCRCが含まれ、送信データ
はこの階層においても誤り訂正が行なわれる。
ている。データグループは1つまたは複数データブロッ
クで構成されている。すなわち、データパケットにおけ
るプリフィックス内の情報をもとに、データパケット番
号の順に、データパケット番号が「0」から、プリフィ
ックス内の情報出力フラグの立っているデータブロック
まで並べることにより構成される。このデータグループ
にも、誤り訂正符号であるCRCが含まれ、送信データ
はこの階層においても誤り訂正が行なわれる。
【0018】1つのデータグループは、1表示単位、す
なわち1ページのデータに対応している。
なわち1ページのデータに対応している。
【0019】階層5は、FM多重放送により伝送される
一まとまりの情報データ、すなわち番組データの構成を
規定する。図22は、この番組データの構成を示してい
る。文字、図形情報の番組は複数のデータグループから
構成され、先頭のデータグループは番組管理データとし
て、番組番号、ページ総数など番組全体にかかわる符号
化された情報からなる。また番組管理データに引続い
て、ページデータが複数個あり、1ページごとのデータ
が符号化されている。
一まとまりの情報データ、すなわち番組データの構成を
規定する。図22は、この番組データの構成を示してい
る。文字、図形情報の番組は複数のデータグループから
構成され、先頭のデータグループは番組管理データとし
て、番組番号、ページ総数など番組全体にかかわる符号
化された情報からなる。また番組管理データに引続い
て、ページデータが複数個あり、1ページごとのデータ
が符号化されている。
【0020】番組データおよびページデータは、データ
ヘッダ部とデータユニット群から構成される。データユ
ニット群は、文字データ部やフォトグラフィック図形デ
ータ部など、各符号化ごとに分割された複数のデータユ
ニットにより構成されている。
ヘッダ部とデータユニット群から構成される。データユ
ニット群は、文字データ部やフォトグラフィック図形デ
ータ部など、各符号化ごとに分割された複数のデータユ
ニットにより構成されている。
【0021】つまり、以上のようなデータ構造において
は、受信側において番組データが一まとまりの情報を示
す一群のデータをなしている。たとえば、交通情報であ
れば、番組情報は特定の路線(高速道路等)の各ジャン
クションでの混雑状況等を示し、天気予報であれば、特
定の地域における天気予報情報等を示すことになる。
は、受信側において番組データが一まとまりの情報を示
す一群のデータをなしている。たとえば、交通情報であ
れば、番組情報は特定の路線(高速道路等)の各ジャン
クションでの混雑状況等を示し、天気予報であれば、特
定の地域における天気予報情報等を示すことになる。
【0022】[従来のFM多重放送受信装置の構成] 図13は、従来のFM多重放送受信機10の構成を示す
概略ブロック図である。
概略ブロック図である。
【0023】アンテナ12およびチューナ14によって
受信されたFM多重放送信号が、検波回路16で検波さ
れ、さらにバンドパスフィルタ18を経て、LMSK復
調回路20に与えられる。LMSK復調回路20は、L
MSK変調されているFM多重放送信号のデータ復調を
行ない、FM多重信号を取出す。復調されたデータ信号
は、同期再生回路22において、図11における階層2
において説明したとおりBICに基づいてフレーム同期
およびブロック同期が行なわれる。同期されたデータ信
号は、誤り訂正回路24において、パリティ符号および
CRCに基づいて誤り訂正される。
受信されたFM多重放送信号が、検波回路16で検波さ
れ、さらにバンドパスフィルタ18を経て、LMSK復
調回路20に与えられる。LMSK復調回路20は、L
MSK変調されているFM多重放送信号のデータ復調を
行ない、FM多重信号を取出す。復調されたデータ信号
は、同期再生回路22において、図11における階層2
において説明したとおりBICに基づいてフレーム同期
およびブロック同期が行なわれる。同期されたデータ信
号は、誤り訂正回路24において、パリティ符号および
CRCに基づいて誤り訂正される。
【0024】したがって、この誤り訂正回路24から
は、正常に受信され、または誤り訂正が施されたFM多
重放送のパケットデータ(図11における階層3におい
て示した構成を有する。)が出力される。
は、正常に受信され、または誤り訂正が施されたFM多
重放送のパケットデータ(図11における階層3におい
て示した構成を有する。)が出力される。
【0025】中央演算処理装置40(以下、CPUと呼
ぶ。)は、入力されたパケットデータに対して、データ
ブロックの抽出、データグループの再構成およびデータ
グループ段階での誤り訂正ならびに番組データへの再構
成を行なった後、番組データを表示装置42に出力す
る。表示装置42は、入力された番組データを図形ある
いは文字として出力する。
ぶ。)は、入力されたパケットデータに対して、データ
ブロックの抽出、データグループの再構成およびデータ
グループ段階での誤り訂正ならびに番組データへの再構
成を行なった後、番組データを表示装置42に出力す
る。表示装置42は、入力された番組データを図形ある
いは文字として出力する。
【0026】ここで、表示装置42としては、1ページ
分の表示領域、すなわち248×60ドット(日本語表
示で15.5文字×2.5行に相当)を有する液晶画面
等が用いられる。
分の表示領域、すなわち248×60ドット(日本語表
示で15.5文字×2.5行に相当)を有する液晶画面
等が用いられる。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】従来のFM多重放送受
信装置10は、上記のような構成であったので、以下の
ような問題点があった。
信装置10は、上記のような構成であったので、以下の
ような問題点があった。
【0028】すなわち、FM多重放送により送信される
情報データは、たとえば上述のとおり交通情報や天気予
報情報等の文字・図形情報に限られ、プログラムデータ
等の伝送を行なった場合、それに対応した処理を行なう
受信機が存在しなかったことである。
情報データは、たとえば上述のとおり交通情報や天気予
報情報等の文字・図形情報に限られ、プログラムデータ
等の伝送を行なった場合、それに対応した処理を行なう
受信機が存在しなかったことである。
【0029】つまり、FM多重放送においては、各情報
データは単位データに分割され、データパケットとして
伝送される。このデータパケットは、複数の情報データ
に対して、時分割して送信されるため、受信機の側で、
その情報データの種類の判別、およびそれに対応した処
理動作を行なう必要がある。
データは単位データに分割され、データパケットとして
伝送される。このデータパケットは、複数の情報データ
に対して、時分割して送信されるため、受信機の側で、
その情報データの種類の判別、およびそれに対応した処
理動作を行なう必要がある。
【0030】さらに、その場合、番組の内容によって、
送信側から特に聴取者を選択して送信したい場合が存在
する。たとえば、買物情報等のように、特定の購買者層
に絞った放送を行ないたい場合や、誕生日のメッセージ
等のように限定されたユーザのみに放送を行なうことに
価値がある場合がある。
送信側から特に聴取者を選択して送信したい場合が存在
する。たとえば、買物情報等のように、特定の購買者層
に絞った放送を行ないたい場合や、誕生日のメッセージ
等のように限定されたユーザのみに放送を行なうことに
価値がある場合がある。
【0031】また、受信側においても、放送される全て
の番組を受信するのでなく、情報を取捨選択したい場合
も存在する。
の番組を受信するのでなく、情報を取捨選択したい場合
も存在する。
【0032】従来のFM多重放送受信装置10の構成で
は、上記のような場合に対応して、文字・図形情報やプ
ログラムデータのうち、受信者側の属性に応じて送受信
を行なうことは不可能であった。
は、上記のような場合に対応して、文字・図形情報やプ
ログラムデータのうち、受信者側の属性に応じて送受信
を行なうことは不可能であった。
【0033】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたものであって、その目的は、受信者の属性
に応じた情報データのみに対して、対応する処理の実行
および表示が可能なデジタル放送受信装置を提供するこ
とである。
めになされたものであって、その目的は、受信者の属性
に応じた情報データのみに対して、対応する処理の実行
および表示が可能なデジタル放送受信装置を提供するこ
とである。
【0034】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のデジタル
放送受信装置は、伝送される複数の情報データの各々
が、複数の単位データに分割されて送信されるデジタル
通信系において、各単位データは、所属する情報データ
および情報データ中の位置を示す識別データを含む送信
データを受信するデジタル放送受信装置であって、単位
データを伝送する搬送波を受信して復調する復調手段
と、復調手段の出力を受けて、対応するデジタル信号と
して出力するデコード手段と、デコード手段の出力を受
けて、識別データに応じて、情報データを合成する演算
処理手段とを備え、演算処理手段は、演算処理手段から
の要求に応じて、データの保持および授受を行なう記憶
手段を含み、演算処理手段に対して、デジタル放送受信
装置のユーザの属性を特定するための属性データを与え
る登録手段をさらに備え、演算処理手段は、属性データ
と情報データの各々において少なくとも1つの単位デー
タに含まれる比較情報データとに応じて、比較情報デー
タにより特定される条件を属性データが満たすような情
報データを選択的に記憶手段に格納する。
放送受信装置は、伝送される複数の情報データの各々
が、複数の単位データに分割されて送信されるデジタル
通信系において、各単位データは、所属する情報データ
および情報データ中の位置を示す識別データを含む送信
データを受信するデジタル放送受信装置であって、単位
データを伝送する搬送波を受信して復調する復調手段
と、復調手段の出力を受けて、対応するデジタル信号と
して出力するデコード手段と、デコード手段の出力を受
けて、識別データに応じて、情報データを合成する演算
処理手段とを備え、演算処理手段は、演算処理手段から
の要求に応じて、データの保持および授受を行なう記憶
手段を含み、演算処理手段に対して、デジタル放送受信
装置のユーザの属性を特定するための属性データを与え
る登録手段をさらに備え、演算処理手段は、属性データ
と情報データの各々において少なくとも1つの単位デー
タに含まれる比較情報データとに応じて、比較情報デー
タにより特定される条件を属性データが満たすような情
報データを選択的に記憶手段に格納する。
【0035】請求項2記載のデジタル放送受信装置は、
請求項1記載のデジタル放送受信装置の構成に加えて、
比較情報データは、複数の条件データを含み、各条件デ
ータは、比較演算子データと定数データとを含み、演算
処理手段は、属性データに対し定数データを基準として
比較演算子データに対応した比較演算を行なった結果が
真であるか否かに応じて、情報データの選択を行なう。
請求項1記載のデジタル放送受信装置の構成に加えて、
比較情報データは、複数の条件データを含み、各条件デ
ータは、比較演算子データと定数データとを含み、演算
処理手段は、属性データに対し定数データを基準として
比較演算子データに対応した比較演算を行なった結果が
真であるか否かに応じて、情報データの選択を行なう。
【0036】請求項3記載のデジタル放送受信装置は、
請求項2記載のデジタル放送受信装置の構成に加えて、
属性データは、所定のカードに記録され、登録手段は、
カードに記録された属性データを読取る読取装置であ
る。請求項4記載のデジタル放送受信装置は、請求項2
記載のデジタル放送受信装置の構成に加えて、定数デー
タは、情報データの送信元がユーザの年齢を特定するた
めの受信年齢特定データを含み、属性データは、ユーザ
の年齢を表す年齢データを含み、比較演算子データに対
応した比較演算は、受信年齢特定データと年齢データと
を比較する演算である。請求項5記載のデジタル放送受
信装置は、請求項2記載のデジタル放送受信装置の構成
に加えて、定数データは、情報データの送信元がユーザ
の性別を特定するための受信性別特定データを含み、属
性データは、ユーザの性別を表す性別データを含み、比
較演算子データに対応した比較演算は、受信性別特定デ
ータと性別データとを比較する演算である。請求項6記
載のデジタル放送受信装置は、複数の情報データが伝送
されるデジタル通信系において、各情報データが自身の
情報内容を識別するための比較情報データを含む送信デ
ータを受信するデジタル放送受信装置であって、送信デ
ータを受信して、復調するための受信手段と、デジタル
放送受信装置のユーザが、ユーザの属性を特定するため
の属性データを設定するための登録手段と、情報データ
の少なくとも1部を格納可能な記憶手段と、記憶手段中
に格納されたデータを出力するための出力手段と、受信
手段の出力を受けて、属性データと比較情報データとに
応じて、比較情報データにより特定される条件を属性デ
ータが満たすような情報データを選択的に演算処理手段
とを備える。 請求項7記載のデジタル放送受信装置は、
請求項6記載のデジタル放送受信装置の構成に加えて、
比較情報データは、比較演算子データと定数データとを
含み、演算処理手段は、属性データに対し定数データを
基準として比較演算子データに対応した比較演算を行な
った結果が真であるか否かに応じて、情報データの選択
を行なう。 請求項8記載のデジタル放送受信装置は、請
求項7記載のデジタル放送受信装 置の構成に加えて、属
性データは、所定のカードに記録され、登録手段は、カ
ードに記録された属性データを読取る読取装置である。
請求項9記載のデジタル放送受信装置は、請求項7記載
のデジタル放送受信装置の構成に加えて、定数データ
は、情報データの送信元がユーザの年齢を特定するため
の受信年齢特定データを含み、属性データは、ユーザの
年齢を表す年齢データを含み、比較演算子データに対応
した比較演算は、受信年齢特定データと年齢データとを
比較する演算である。 請求項10記載のデジタル放送受
信装置は、請求項7記載のデジタル放送受信装置の構成
に加えて、定数データは、情報データの送信元がユーザ
の性別を特定するための受信性別特定データを含み、属
性データは、ユーザの性別を表す性別データを含み、比
較演算子データに対応した比較演算は、受信性別特定デ
ータと性別データとを比較する演算である。
請求項2記載のデジタル放送受信装置の構成に加えて、
属性データは、所定のカードに記録され、登録手段は、
カードに記録された属性データを読取る読取装置であ
る。請求項4記載のデジタル放送受信装置は、請求項2
記載のデジタル放送受信装置の構成に加えて、定数デー
タは、情報データの送信元がユーザの年齢を特定するた
めの受信年齢特定データを含み、属性データは、ユーザ
の年齢を表す年齢データを含み、比較演算子データに対
応した比較演算は、受信年齢特定データと年齢データと
を比較する演算である。請求項5記載のデジタル放送受
信装置は、請求項2記載のデジタル放送受信装置の構成
に加えて、定数データは、情報データの送信元がユーザ
の性別を特定するための受信性別特定データを含み、属
性データは、ユーザの性別を表す性別データを含み、比
較演算子データに対応した比較演算は、受信性別特定デ
ータと性別データとを比較する演算である。請求項6記
載のデジタル放送受信装置は、複数の情報データが伝送
されるデジタル通信系において、各情報データが自身の
情報内容を識別するための比較情報データを含む送信デ
ータを受信するデジタル放送受信装置であって、送信デ
ータを受信して、復調するための受信手段と、デジタル
放送受信装置のユーザが、ユーザの属性を特定するため
の属性データを設定するための登録手段と、情報データ
の少なくとも1部を格納可能な記憶手段と、記憶手段中
に格納されたデータを出力するための出力手段と、受信
手段の出力を受けて、属性データと比較情報データとに
応じて、比較情報データにより特定される条件を属性デ
ータが満たすような情報データを選択的に演算処理手段
とを備える。 請求項7記載のデジタル放送受信装置は、
請求項6記載のデジタル放送受信装置の構成に加えて、
比較情報データは、比較演算子データと定数データとを
含み、演算処理手段は、属性データに対し定数データを
基準として比較演算子データに対応した比較演算を行な
った結果が真であるか否かに応じて、情報データの選択
を行なう。 請求項8記載のデジタル放送受信装置は、請
求項7記載のデジタル放送受信装 置の構成に加えて、属
性データは、所定のカードに記録され、登録手段は、カ
ードに記録された属性データを読取る読取装置である。
請求項9記載のデジタル放送受信装置は、請求項7記載
のデジタル放送受信装置の構成に加えて、定数データ
は、情報データの送信元がユーザの年齢を特定するため
の受信年齢特定データを含み、属性データは、ユーザの
年齢を表す年齢データを含み、比較演算子データに対応
した比較演算は、受信年齢特定データと年齢データとを
比較する演算である。 請求項10記載のデジタル放送受
信装置は、請求項7記載のデジタル放送受信装置の構成
に加えて、定数データは、情報データの送信元がユーザ
の性別を特定するための受信性別特定データを含み、属
性データは、ユーザの性別を表す性別データを含み、比
較演算子データに対応した比較演算は、受信性別特定デ
ータと性別データとを比較する演算である。
【0037】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態のF
M多重放送受信装置100の構成を示す概略ブロック図
である。
M多重放送受信装置100の構成を示す概略ブロック図
である。
【0038】FM多重放送受信装置100は、FM電波
を受けるアンテナ12と、アンテナ12の出力を受けて
FM復調するFMチューナ部14と、FMチューナ部1
4の出力を受けてFM多重信号の抽出と誤り訂正を行な
い、対応するディジタル信号を出力するFM多重信号デ
コード部15と、ディジタル信号を受けるバッファ回路
32と、バッファ回路32の出力を受けて、単位データ
から情報データの抽出、合成、処理の実行等を行なうC
PU40と、CPU40により抽出された情報データの
記憶を行なうメモリ30と、CPU40との間でデータ
の入出力を行なうバッファ回路34と、バッファ回路3
4から出力される情報データを受けて、対応する映像を
出力するデータ表示部36と、ユーザからの入力データ
をCPU40へ出力するデータ入力部38とを含む。
を受けるアンテナ12と、アンテナ12の出力を受けて
FM復調するFMチューナ部14と、FMチューナ部1
4の出力を受けてFM多重信号の抽出と誤り訂正を行な
い、対応するディジタル信号を出力するFM多重信号デ
コード部15と、ディジタル信号を受けるバッファ回路
32と、バッファ回路32の出力を受けて、単位データ
から情報データの抽出、合成、処理の実行等を行なうC
PU40と、CPU40により抽出された情報データの
記憶を行なうメモリ30と、CPU40との間でデータ
の入出力を行なうバッファ回路34と、バッファ回路3
4から出力される情報データを受けて、対応する映像を
出力するデータ表示部36と、ユーザからの入力データ
をCPU40へ出力するデータ入力部38とを含む。
【0039】以後、バッファ回路32、CPU40、メ
モリ30およびバッファ回路34を総称して演算処理部
120と呼ぶ。
モリ30およびバッファ回路34を総称して演算処理部
120と呼ぶ。
【0040】データ表示部36としては、たとえばLE
D表示ディスプレイ等を用いることが可能であり、デー
タ入力部38としては、たとえばキーボード等を用いる
ことが可能である。
D表示ディスプレイ等を用いることが可能であり、デー
タ入力部38としては、たとえばキーボード等を用いる
ことが可能である。
【0041】FM多重放送受信装置100は、さらに、
FMチューナ部14からの復調信号を受けて、通常のF
M音声放送の音声合成を行なう音声合成部50と、音声
合成部50の出力を受けて音声を出力するスピーカ52
と、CPU40により制御され、効果音を発生する効果
音発生部54とを含む。
FMチューナ部14からの復調信号を受けて、通常のF
M音声放送の音声合成を行なう音声合成部50と、音声
合成部50の出力を受けて音声を出力するスピーカ52
と、CPU40により制御され、効果音を発生する効果
音発生部54とを含む。
【0042】したがって、FM多重放送受信装置100
は、従来のFM多重放送受信装置10と異なり、文字・
図形情報の出力ばかりでなく、通常のFM放送による音
声情報や、送信されたプログラムデータに基づいて、C
PU40からの出力に基づいて、文字情報等に対応する
効果音を同時に発生することが可能な構成となってい
る。
は、従来のFM多重放送受信装置10と異なり、文字・
図形情報の出力ばかりでなく、通常のFM放送による音
声情報や、送信されたプログラムデータに基づいて、C
PU40からの出力に基づいて、文字情報等に対応する
効果音を同時に発生することが可能な構成となってい
る。
【0043】FM多重放送受信装置100は、さらに、
所定の登録データを記録したカードからのデータを読込
み、CPU40に対して出力し、また、CPU40から
の出力に応じて、カードに文字情報等の書込を行なうバ
ーコードリーダ/プリンタ装置44をさらに含む。
所定の登録データを記録したカードからのデータを読込
み、CPU40に対して出力し、また、CPU40から
の出力に応じて、カードに文字情報等の書込を行なうバ
ーコードリーダ/プリンタ装置44をさらに含む。
【0044】バーコードリーダ/プリンタ装置44から
の入力に基づいて、CPU40が動作する構成とするこ
とで、所定の登録データが記録されたカードを有するユ
ーザのみが特定の情報データ(放送番組)を受取ること
が可能な構成とすることもできる。
の入力に基づいて、CPU40が動作する構成とするこ
とで、所定の登録データが記録されたカードを有するユ
ーザのみが特定の情報データ(放送番組)を受取ること
が可能な構成とすることもできる。
【0045】以下に、FM多重放送受信装置100の各
部の動作についてさらに詳しく説明する。
部の動作についてさらに詳しく説明する。
【0046】アンテナ12によって受信されたFM多重
放送信号は、FMチューナ部14におけるFM復調回路
において、フェーズロックドループ回路から出力される
局部発振波により同期検波され、FM多重信号デコード
部15に出力される。
放送信号は、FMチューナ部14におけるFM復調回路
において、フェーズロックドループ回路から出力される
局部発振波により同期検波され、FM多重信号デコード
部15に出力される。
【0047】FM多重信号デコード部15は、バッファ
回路を介して、FM復調された信号を受け、バンドパス
フィルタにより所定の周波数領域の信号成分を取出した
後、復調LSIにおいてLMSK復調を行なってFM多
重信号を抽出する。
回路を介して、FM復調された信号を受け、バンドパス
フィルタにより所定の周波数領域の信号成分を取出した
後、復調LSIにおいてLMSK復調を行なってFM多
重信号を抽出する。
【0048】CPU40は、復調LSIの出力を受け
て、受信データのブロック同期、誤り訂正等を行なって
パケットデータとして出力する。このとき、誤り訂正不
能なパケットデータが存在する場合は、そのデータは削
除される。
て、受信データのブロック同期、誤り訂正等を行なって
パケットデータとして出力する。このとき、誤り訂正不
能なパケットデータが存在する場合は、そのデータは削
除される。
【0049】CPU40において合成された情報データ
は、必要に応じて、メモリ30に記憶される。
は、必要に応じて、メモリ30に記憶される。
【0050】CPU40では、受信した情報データの種
類に応じて、文字・図形情報等をディスプレイ36に出
力する動作を行なう場合や、受信した後メモリ30に格
納されているプログラムデータに基づいて、所定の処理
を実行する場合に処理が分岐する。
類に応じて、文字・図形情報等をディスプレイ36に出
力する動作を行なう場合や、受信した後メモリ30に格
納されているプログラムデータに基づいて、所定の処理
を実行する場合に処理が分岐する。
【0051】以下、図1のFM多重放送受信装置100
の動作、特に、CPU40の動作について説明する。
の動作、特に、CPU40の動作について説明する。
【0052】FM多重放送受信装置100中のCPU4
0の動作を説明する前に、その前提となるFM多重放送
信号のデータ構造について、予めより詳しく説明してお
く。
0の動作を説明する前に、その前提となるFM多重放送
信号のデータ構造について、予めより詳しく説明してお
く。
【0053】図2は、図12に示した番組管理データを
含むデータグループの構成を示す模式図である。
含むデータグループの構成を示す模式図である。
【0054】図2に示したデータグループの構成のう
ち、データグループデータ中に番組管理データが含まれ
ている。データグループは、その先頭にデータグループ
の開始を示すヘッディング開始符号(SOH)を含み、
それに続いて、データグループの連結の有無を示すフラ
グであるデータグループリンク符号と、データグループ
データのバイト数を示すデータグループサイズデータを
含む。
ち、データグループデータ中に番組管理データが含まれ
ている。データグループは、その先頭にデータグループ
の開始を示すヘッディング開始符号(SOH)を含み、
それに続いて、データグループの連結の有無を示すフラ
グであるデータグループリンク符号と、データグループ
データのバイト数を示すデータグループサイズデータを
含む。
【0055】さらにそれに引続いて、伝送されるデータ
の本体であるデータグループデータが存在する。その後
には、データブロックの整数倍の長さにデータグループ
長を調整するための長さ調整用のNULL領域、データ
グループの終了を示す終了符号、データグループの誤り
検出を行なうためのCRC符号が存在する。
の本体であるデータグループデータが存在する。その後
には、データブロックの整数倍の長さにデータグループ
長を調整するための長さ調整用のNULL領域、データ
グループの終了を示す終了符号、データグループの誤り
検出を行なうためのCRC符号が存在する。
【0056】図3は、図12に示した番組データのうち
先頭の番組管理データに相当するデータグループの構造
の一例をさらに詳しく示した模式図である。
先頭の番組管理データに相当するデータグループの構造
の一例をさらに詳しく示した模式図である。
【0057】図2において説明したとおり、先頭のデー
タブロックDB1にヘッディング開始符号(SOH)が
存在し、それに続くデータブロックDB2およびDB3
にデータグループリンク符号(DGL)およびデータグ
ループサイズのデータが存在する。データグループリン
ク符号およびデータグループサイズはデータグループヘ
ッダと呼ばれる。
タブロックDB1にヘッディング開始符号(SOH)が
存在し、それに続くデータブロックDB2およびDB3
にデータグループリンク符号(DGL)およびデータグ
ループサイズのデータが存在する。データグループリン
ク符号およびデータグループサイズはデータグループヘ
ッダと呼ばれる。
【0058】データグループヘッダに続いて、番組デー
タヘッダが存在する。図4は、番組データヘッダの構成
を示す模式図である。
タヘッダが存在する。図4は、番組データヘッダの構成
を示す模式図である。
【0059】データグループヘッダの後、情報分離符号
(RS)およびデータヘッダパラメータが続き、データ
ブロックDB(n+2)(図3に示した場合は、n=
6)から番組管理データ中の番組データヘッダの実質的
な内容が開始する。番組データヘッダには、番組番号
や、番組内容の更新が行なわれたことを示す更新デー
タ、その番組中に含まれるページ総数、番組に含まれる
符号の種類および情報の提示の方法を示す提示機能デー
タ、その番組の情報の種別を示す情報種別データ、その
番組の表示フォーマット等を指定する表示フォーマット
データが含まれている。
(RS)およびデータヘッダパラメータが続き、データ
ブロックDB(n+2)(図3に示した場合は、n=
6)から番組管理データ中の番組データヘッダの実質的
な内容が開始する。番組データヘッダには、番組番号
や、番組内容の更新が行なわれたことを示す更新デー
タ、その番組中に含まれるページ総数、番組に含まれる
符号の種類および情報の提示の方法を示す提示機能デー
タ、その番組の情報の種別を示す情報種別データ、その
番組の表示フォーマット等を指定する表示フォーマット
データが含まれている。
【0060】上記各データ中、データブロックDB(n
+4)に含まれる提示機能データは、たとえば、受信し
た情報データについて、順次表示を行なったり、処理を
行なう動作モード(随時動作モード)とするか、番組デ
ータのすべての受信が完了した後に一括してその表示ま
たは処理の実行を行なう動作モード(一括動作モード)
とするかを指定する。後に説明するように、情報データ
がプログラムデータである場合に、この提示機能データ
は、CPU40がいかなる実行形式で動作するかを示す
動作モードデータの1つとなる。
+4)に含まれる提示機能データは、たとえば、受信し
た情報データについて、順次表示を行なったり、処理を
行なう動作モード(随時動作モード)とするか、番組デ
ータのすべての受信が完了した後に一括してその表示ま
たは処理の実行を行なう動作モード(一括動作モード)
とするかを指定する。後に説明するように、情報データ
がプログラムデータである場合に、この提示機能データ
は、CPU40がいかなる実行形式で動作するかを示す
動作モードデータの1つとなる。
【0061】図5は、番組データヘッダに続く番組管理
データユニットの構成を示す模式図である。
データユニットの構成を示す模式図である。
【0062】番組データヘッダと番組管理データユニッ
トの境界を示すデータユニット分離符号に続いて、デー
タユニットパラメータ、データユニットの大きさを示す
データユニットサイズデータが存在し、その後にデータ
ユニットの本体であるデータユニットデータが存在す
る。通常の文字・図形情報の番組では、番組管理データ
中の番組データヘッダの後には、文字や図形データを含
むデータユニット群が続いている。
トの境界を示すデータユニット分離符号に続いて、デー
タユニットパラメータ、データユニットの大きさを示す
データユニットサイズデータが存在し、その後にデータ
ユニットの本体であるデータユニットデータが存在す
る。通常の文字・図形情報の番組では、番組管理データ
中の番組データヘッダの後には、文字や図形データを含
むデータユニット群が続いている。
【0063】しかしながら、情報データとして、プログ
ラムデータ(バイナリコード等)を送信する場合は、受
信機側で、受信したデータに基づく動作モードの決定の
ために、さらに以下に述べるようなデータ構造を有して
いる。
ラムデータ(バイナリコード等)を送信する場合は、受
信機側で、受信したデータに基づく動作モードの決定の
ために、さらに以下に述べるようなデータ構造を有して
いる。
【0064】すなわち、まず図5におけるデータユニッ
トパラメータ中にそれがプログラムデータ、たとえば放
送されたプログラムデータに基づいて、ユーザがゲーム
を行なうデータであることを示すパラメータが含まれ
る。
トパラメータ中にそれがプログラムデータ、たとえば放
送されたプログラムデータに基づいて、ユーザがゲーム
を行なうデータであることを示すパラメータが含まれ
る。
【0065】このデータにより、当該番組データが、ゲ
ーム情報を含むデータであることの識別が行なわれる。
ーム情報を含むデータであることの識別が行なわれる。
【0066】以下では、データユニットパラメータ中の
パラメータにより、以後のユニットの内容がゲームを行
なうためのプログラムデータである場合の例について説
明する。
パラメータにより、以後のユニットの内容がゲームを行
なうためのプログラムデータである場合の例について説
明する。
【0067】図6は、上記のように、データユニットパ
ラメータ中にゲーム管理データが含まれ、それに続くデ
ータユニットデータがゲーム管理データユニットである
場合のデータユニットデータの構成を示す模式図であ
る。
ラメータ中にゲーム管理データが含まれ、それに続くデ
ータユニットデータがゲーム管理データユニットである
場合のデータユニットデータの構成を示す模式図であ
る。
【0068】データユニットデータは、放送チャンネル
中のどの番組であるかを示すための種別コードを先頭に
有し、それに続くいくつかのセグメントで構成されてい
る。
中のどの番組であるかを示すための種別コードを先頭に
有し、それに続くいくつかのセグメントで構成されてい
る。
【0069】各セグメントは、そのセグメントの大きさ
を表わすセグメント長と、その後に続くプログラムデー
タの動作を制御するための制御番号と、当該番組データ
によって送られるプログラムデータ等の動作モードを指
定したり、その他制御番号によって与えられるコマンド
の条件を与えるパラメータデータとを有する。
を表わすセグメント長と、その後に続くプログラムデー
タの動作を制御するための制御番号と、当該番組データ
によって送られるプログラムデータ等の動作モードを指
定したり、その他制御番号によって与えられるコマンド
の条件を与えるパラメータデータとを有する。
【0070】すなわち、以上のデータ構造においては、
番組管理データヘッダ中の提示機能データに基づいて、
受信したデータを順次実行していく随時動作モードであ
るか、すべての番組データの受信が完了した後に処理を
実行する一括動作モードであるかの指定が行なわれる。
番組管理データヘッダ中の提示機能データに基づいて、
受信したデータを順次実行していく随時動作モードであ
るか、すべての番組データの受信が完了した後に処理を
実行する一括動作モードであるかの指定が行なわれる。
【0071】さらに、番組制御番号中の動作モードを指
定するコマンドに基づいて、それに続くパラメータによ
り指定される動作モードで、CPU40の動作モードが
決定される。
定するコマンドに基づいて、それに続くパラメータによ
り指定される動作モードで、CPU40の動作モードが
決定される。
【0072】図7は、図6に示したセグメントデータ中
の番組制御番号により示される制御コマンドの一例を示
す図である。
の番組制御番号により示される制御コマンドの一例を示
す図である。
【0073】たとえば、制御番号が01Hである場合、
以下に続くパラメータデータにより動作モードの指定が
行なわれる。
以下に続くパラメータデータにより動作モードの指定が
行なわれる。
【0074】制御番号が02Hである場合は、以下に続
くパラメータデータによりプログラムの実行開始日時が
指定される。したがって、FM多重放送受信装置100
は、プログラムデータを受信後、演算処理部120中に
含まれるタイマに基づいて、指定された開始日時となっ
た後にプログラムの実行を開始する。
くパラメータデータによりプログラムの実行開始日時が
指定される。したがって、FM多重放送受信装置100
は、プログラムデータを受信後、演算処理部120中に
含まれるタイマに基づいて、指定された開始日時となっ
た後にプログラムの実行を開始する。
【0075】制御番号が03Hである場合は、以下に続
くパラメータデータによりプログラムの締切り日時が指
定される。このコマンドにより、締切り日時が指定され
ると、この締切り日時経過後は、CPU40の当該プロ
グラムの実行は禁止される。
くパラメータデータによりプログラムの締切り日時が指
定される。このコマンドにより、締切り日時が指定され
ると、この締切り日時経過後は、CPU40の当該プロ
グラムの実行は禁止される。
【0076】制御番号が04Hである場合は、以下に続
くパラメータデータによりプログラムの消去日時が指定
される。CPU40は、メモリ30中に記憶されたプロ
グラムデータを随時監視し、指定された消去日時におい
て、当該プログラムの消去を行なう。したがって、たと
えば、日中にプログラムデータの放送を行ない、夜間の
うちに、そのプログラムデータの消去を行なうというこ
とが、放送局側からの指示により行なうことが可能とな
る。
くパラメータデータによりプログラムの消去日時が指定
される。CPU40は、メモリ30中に記憶されたプロ
グラムデータを随時監視し、指定された消去日時におい
て、当該プログラムの消去を行なう。したがって、たと
えば、日中にプログラムデータの放送を行ない、夜間の
うちに、そのプログラムデータの消去を行なうというこ
とが、放送局側からの指示により行なうことが可能とな
る。
【0077】制御番号が05Hである場合は、別番組番
号へのジャンプが指定される。このコマンドは、たとえ
ば複数の番組で、同一のプログラムを実行するような場
合に使用される。すなわち、プログラムデータを送る番
組を1つにして、当該プログラムを送らない番組では、
この制御コマンドによりプログラムが送られている番組
を指定することが可能となる。
号へのジャンプが指定される。このコマンドは、たとえ
ば複数の番組で、同一のプログラムを実行するような場
合に使用される。すなわち、プログラムデータを送る番
組を1つにして、当該プログラムを送らない番組では、
この制御コマンドによりプログラムが送られている番組
を指定することが可能となる。
【0078】受信機側において、番組を切換えて動作す
ることで、複数の番組のそれぞれで同一のプログラムデ
ータを送信するという無駄を省くことが可能となる。
ることで、複数の番組のそれぞれで同一のプログラムデ
ータを送信するという無駄を省くことが可能となる。
【0079】制御番号が、06Hである場合は、それに
続くパラメータデータにより比較情報が与えられる。す
なわち、パラメータデータ中には、比較演算子(たとえ
ば=,>,<等)と定数が含まれ、図1に示したバーコ
ードリーダ/プリンタ装置44から入力される登録デー
タとの比較により、以下のような制御を行なうことが可
能である。つまり、送信側において、送信データに当該
情報の受け手として期待されるユーザの属性のデータを
制御番号06Hの後に含まれるパラメータデータ中で指
定しておく。具体的には、たとえば当該情報が男性向き
の情報であるかあるいは女性向きの情報であるかに応じ
て、比較演算子および定数の値を所定の値としておく。
受け手の側では、カード中に登録されたデータに基づい
て、CPU40が、受取ったデータが、情報の受け手の
属性に一致するか否かを判断して、メモリ30に格納す
るか否か選別するという制御を行なうことが可能とな
る。
続くパラメータデータにより比較情報が与えられる。す
なわち、パラメータデータ中には、比較演算子(たとえ
ば=,>,<等)と定数が含まれ、図1に示したバーコ
ードリーダ/プリンタ装置44から入力される登録デー
タとの比較により、以下のような制御を行なうことが可
能である。つまり、送信側において、送信データに当該
情報の受け手として期待されるユーザの属性のデータを
制御番号06Hの後に含まれるパラメータデータ中で指
定しておく。具体的には、たとえば当該情報が男性向き
の情報であるかあるいは女性向きの情報であるかに応じ
て、比較演算子および定数の値を所定の値としておく。
受け手の側では、カード中に登録されたデータに基づい
て、CPU40が、受取ったデータが、情報の受け手の
属性に一致するか否かを判断して、メモリ30に格納す
るか否か選別するという制御を行なうことが可能とな
る。
【0080】制御番号が07Hである場合は、モジュー
ル消去を指定するコマンドであり、それに続くパラメー
タデータにより指定したモジュール番号のデータがメモ
リ30から消去される。つまり、送信側から、受信側に
おいてメモリに格納しているデータの消去を強制的に行
なうことが可能となる。
ル消去を指定するコマンドであり、それに続くパラメー
タデータにより指定したモジュール番号のデータがメモ
リ30から消去される。つまり、送信側から、受信側に
おいてメモリに格納しているデータの消去を強制的に行
なうことが可能となる。
【0081】制御番号が08Hである場合は、以下に続
くパラメータデータにより情報型番組のスポンサーの指
定が行なわれる。この場合も、たとえば、カードから読
取られた登録データに基づいて、指定したスポンサーか
らのコマーシャルデータのみをメモリ30に格納すると
いうような制御を行なうことが可能となる。
くパラメータデータにより情報型番組のスポンサーの指
定が行なわれる。この場合も、たとえば、カードから読
取られた登録データに基づいて、指定したスポンサーか
らのコマーシャルデータのみをメモリ30に格納すると
いうような制御を行なうことが可能となる。
【0082】制御番号が09Hである場合は、以下に続
くパラメータデータによりCMデータの有効時間が指定
される。これにより、情報データとしてコマーシャルデ
ータを送信した場合、そのコマーシャルの有効時間を指
定するというような制御が可能となる。
くパラメータデータによりCMデータの有効時間が指定
される。これにより、情報データとしてコマーシャルデ
ータを送信した場合、そのコマーシャルの有効時間を指
定するというような制御が可能となる。
【0083】図8は、制御番号が06Hである場合、す
なわち比較情報の指定が行なわれている場合の、番組管
理データ中のデータユニットデータにおけるセグメント
の構成を示す模式図である。
なわち比較情報の指定が行なわれている場合の、番組管
理データ中のデータユニットデータにおけるセグメント
の構成を示す模式図である。
【0084】比較情報を含むセグメントは、その先頭に
セグメントの大きさを示すセグメント長データを有し、
それに続いて番組制御番号(6H)が存在し、その後
に、比較を行なうための条件を示す条件データが存在す
る。
セグメントの大きさを示すセグメント長データを有し、
それに続いて番組制御番号(6H)が存在し、その後
に、比較を行なうための条件を示す条件データが存在す
る。
【0085】図8に示した例では、条件1〜条件nが存
在する場合の例を示している。各条件データは、システ
ム変数と、比較演算子データと、定数データとを含む。
システム変数は、当該条件が何に対する条件であるか、
たとえば年齢に対する条件であるか等を示すものであ
る。比較演算子は、たとえば、=,>,<等の比較演算
に対する演算子である。
在する場合の例を示している。各条件データは、システ
ム変数と、比較演算子データと、定数データとを含む。
システム変数は、当該条件が何に対する条件であるか、
たとえば年齢に対する条件であるか等を示すものであ
る。比較演算子は、たとえば、=,>,<等の比較演算
に対する演算子である。
【0086】それに続く定数データは、比較演算を行な
う場合の基準値を示すデータである。
う場合の基準値を示すデータである。
【0087】したがって、たとえば条件1が年齢につい
てのものであって、20歳未満の聴取者を対象とする番
組であることを示すものである場合、比較演算子として
<を示すデータが生まれ、定数として数値20を示すデ
ータが含まれる。
てのものであって、20歳未満の聴取者を対象とする番
組であることを示すものである場合、比較演算子として
<を示すデータが生まれ、定数として数値20を示すデ
ータが含まれる。
【0088】受信機側では、登録データとして所定の属
性データの記録されたカードを有するユーザが、バーコ
ードリーダ/プリンタ装置44にそのカードを入力する
ことで、CPU40は、聴取者の属性についてのデータ
(性別,年齢等)をメモリ30中に格納しているものと
する。
性データの記録されたカードを有するユーザが、バーコ
ードリーダ/プリンタ装置44にそのカードを入力する
ことで、CPU40は、聴取者の属性についてのデータ
(性別,年齢等)をメモリ30中に格納しているものと
する。
【0089】番組データが受信され、FM多重信号デコ
ード部15からのデータをもとに、CPU40が番組デ
ータを合成し、番組データユニットデータ中に番組制御
番号06Hを含むセグメントデータが存在するか否かが
判断される。
ード部15からのデータをもとに、CPU40が番組デ
ータを合成し、番組データユニットデータ中に番組制御
番号06Hを含むセグメントデータが存在するか否かが
判断される。
【0090】番組制御番号をもとに、比較情報が含まれ
ていることが確認されると、それに続くシステム変数に
より比較情報の内容が分類され、比較演算子および定数
により比較演算が行なわれる。上記の例では、受信機側
に登録されているユーザの属性データ(たとえば、年齢
が16歳である等)とを比較情報データ中の対応するデ
ータとの比較が行なわれ、年齢に対する条件が満たされ
ているか否かが判断される。
ていることが確認されると、それに続くシステム変数に
より比較情報の内容が分類され、比較演算子および定数
により比較演算が行なわれる。上記の例では、受信機側
に登録されているユーザの属性データ(たとえば、年齢
が16歳である等)とを比較情報データ中の対応するデ
ータとの比較が行なわれ、年齢に対する条件が満たされ
ているか否かが判断される。
【0091】図8にも示すように、比較情報データとし
ては、上記のように年齢だけでなく、たとえば性別など
複数のデータを含む構成とすることが可能である。
ては、上記のように年齢だけでなく、たとえば性別など
複数のデータを含む構成とすることが可能である。
【0092】この場合、n個の条件が存在する場合は、
条件1から条件nのすべてを満たしているとCPU40
が判断した場合に、CPU40は情報データをメモリ3
0に格納する。
条件1から条件nのすべてを満たしているとCPU40
が判断した場合に、CPU40は情報データをメモリ3
0に格納する。
【0093】図9は、図1におけるバーコードリーダ/
プリンタ装置44に、ユーザがカードを挿入することに
より、FM多重放送受信装置100の初期化動作を行な
う場合のCPU40の処理の流れを示すフローチャート
である。
プリンタ装置44に、ユーザがカードを挿入することに
より、FM多重放送受信装置100の初期化動作を行な
う場合のCPU40の処理の流れを示すフローチャート
である。
【0094】CPU40は、まずシステムカード(装置
の初期化のためのデータ、属性データ等を含む。)が挿
入されているか否かの判断を行なう(ステップS1
2)。
の初期化のためのデータ、属性データ等を含む。)が挿
入されているか否かの判断を行なう(ステップS1
2)。
【0095】システムカードが挿入されていると判断す
ると、CPU40は、バーコードリーダ/プリンタ装置
44により読取られたカード上の属性情報をメモリ30
に記憶する(ステップS13)。
ると、CPU40は、バーコードリーダ/プリンタ装置
44により読取られたカード上の属性情報をメモリ30
に記憶する(ステップS13)。
【0096】その後、CPU40は、システムカード中
のデータに基づいて、FMチューナ14に対して選局動
作(チューニング)を指示する(ステップS14)。
のデータに基づいて、FMチューナ14に対して選局動
作(チューニング)を指示する(ステップS14)。
【0097】その後、カードの排出が指示され(ステッ
プS15)、処理動作が終了する(ステップS16)。
プS15)、処理動作が終了する(ステップS16)。
【0098】図10は、メモリ30中に記憶された属性
データをもとに、CPU40が行なう処理の流れを示す
フローチャートである。
データをもとに、CPU40が行なう処理の流れを示す
フローチャートである。
【0099】CPU40は、FM多重信号デコード部1
5からのデータをもとに、番組データの受信が完了して
いるか否かの判断を行なう(ステップS22)。
5からのデータをもとに、番組データの受信が完了して
いるか否かの判断を行なう(ステップS22)。
【0100】受信が行なわれていないと判断した場合
は、そのまま処理が終了する(ステップS27)。
は、そのまま処理が終了する(ステップS27)。
【0101】一方、番組データが受信されている場合
は、次に、当該番組データ中に比較情報が存在している
か否かの判断を行なう(ステップS23)。比較情報が
なければ、そのまま、受信した情報データはメモリ30
に格納される(ステップS26)。
は、次に、当該番組データ中に比較情報が存在している
か否かの判断を行なう(ステップS23)。比較情報が
なければ、そのまま、受信した情報データはメモリ30
に格納される(ステップS26)。
【0102】受信した番組データに比較情報が含まれて
いる場合は(ステップS23)、比較情報とメモリ中に
保持されている属性データとの比較が行なわれる(ステ
ップS24)。
いる場合は(ステップS23)、比較情報とメモリ中に
保持されている属性データとの比較が行なわれる(ステ
ップS24)。
【0103】条件を満たしていないと判断した場合(ス
テップS24)、そのまま処理が終了する(ステップS
27)。
テップS24)、そのまま処理が終了する(ステップS
27)。
【0104】一方、条件を満たしていると判断した場合
は、続いて他の条件データがあるか否かの判断が行なわ
れる(ステップS25)。
は、続いて他の条件データがあるか否かの判断が行なわ
れる(ステップS25)。
【0105】さらに他の条件がある場合は、処理がステ
ップS24に復帰する。一方、それ以上の条件データが
存在しないと判断した場合は(ステップS25)、受信
した情報データをメモリ上に記憶させる(ステップS2
6)。
ップS24に復帰する。一方、それ以上の条件データが
存在しないと判断した場合は(ステップS25)、受信
した情報データをメモリ上に記憶させる(ステップS2
6)。
【0106】メモリ上への情報データの格納が終了する
と処理動作が終了する(ステップS27)。
と処理動作が終了する(ステップS27)。
【0107】したがって、番組データ中に比較情報デー
タが存在する場合は、比較情報データ中のすべての条件
が満たされている場合にのみ当該情報データはメモリ上
に記憶され、1つでも条件を満たさない場合は、メモリ
30への格納は行なわれない。
タが存在する場合は、比較情報データ中のすべての条件
が満たされている場合にのみ当該情報データはメモリ上
に記憶され、1つでも条件を満たさない場合は、メモリ
30への格納は行なわれない。
【0108】なお、上記の処理では、条件1〜nについ
て全てが満たされる場合にメモリ上に情報データが記憶
されるという条件(AND条件)について説明したが、
いずれか1つが満たされれば可とする場合(OR条件)
やAND条件とOR条件の組合せとすることも可能であ
る。
て全てが満たされる場合にメモリ上に情報データが記憶
されるという条件(AND条件)について説明したが、
いずれか1つが満たされれば可とする場合(OR条件)
やAND条件とOR条件の組合せとすることも可能であ
る。
【0109】
【発明の効果】以上のような構成とすることで、受信機
側で登録された属性データに対応した条件を満足する情
報データのみがメモリ上に格納され、表示されるという
動作が可能となる。
側で登録された属性データに対応した条件を満足する情
報データのみがメモリ上に格納され、表示されるという
動作が可能となる。
【0110】したがって、受信機側においては、ユーザ
が必要と考えるデータのみを取捨選択して受取ることが
可能となり、送信側においても、情報を届けたいと考え
るユーザに対してのみ情報を伝達することが可能とな
る。
が必要と考えるデータのみを取捨選択して受取ることが
可能となり、送信側においても、情報を届けたいと考え
るユーザに対してのみ情報を伝達することが可能とな
る。
【図1】本発明に係るFM多重放送受信装置100の構
成を示す概略ブロック図である。
成を示す概略ブロック図である。
【図2】FM多重放送信号におけるデータグループの構
成を示す模式図である。
成を示す模式図である。
【図3】ぺージデータにおけるページデータヘッダの構
成を示す模式図である。
成を示す模式図である。
【図4】番組管理データヘッダの構成をより詳細に示す
模式図である。
模式図である。
【図5】番組管理データユニットの構成を示す模式図で
ある。
ある。
【図6】番組管理データユニット中のデータユニットデ
ータの構成の一例を示す模式図である。
ータの構成の一例を示す模式図である。
【図7】番組管理データユニット中の番組制御番号と機
能との対応を示す仕様図である。
能との対応を示す仕様図である。
【図8】番組管理データユニット中のセグメントデータ
の構成を示す模式図である。
の構成を示す模式図である。
【図9】属性データの登録処理を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図10】属性データに基づくCPU40の動作を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図11】FM多重放送の仕様を示す仕様図である。
【図12】番組データの構成を示す模式図である。
【図13】従来のFM多重放送受信装置10の構成を示
す概略ブロック図である。
す概略ブロック図である。
10 従来のFM多重放送受信装置 12 アンテナ 14 チューナ 15 FM多重信号デコード部 16 検波回路 18 バンドパスフィルタ 20 LMSK復調回路 22 同期再生回路 24 誤り訂正回路 26 CPU 30 メモリ 32、34 バッファ回路 36 ディスプレイ 38 データ入力端末 40 CPU 44 バーコードリーダ/プリンタ装置 50 音声合成回路 52 スピーカ 54 効果音発生回路 100 FM多重放送受信装置 120 演算処理装置 200 FM多重放送送信装置
フロントページの続き (72)発明者 富田 義数 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 瀬戸 昌宏 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機ソフトウェア株式会社内 (72)発明者 ▲吉▼原 隆二 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機ソフトウェア株式会社内 (72)発明者 鈴木 博道 東京都港区白金6丁目14番15号 株式会 社メディア・マーケティング・ネットワ ーク内 (56)参考文献 特開 平4−365227(JP,A) 特開 平9−116878(JP,A) 実開 平5−11662(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/16 H04H 1/00
Claims (10)
- 【請求項1】 伝送される複数の情報データの各々が、
複数の単位データに分割されて送信されるデジタル通信
系において、前記各単位データは、所属する情報データ
および情報データ中の位置を示す識別データを含む送信
データを受信するデジタル放送受信装置であって、 前記単位データを伝送する搬送波を受信して復調する復
調手段と、 前記復調手段の出力を受けて、対応するデジタル信号と
して出力するデコード手段と、 デコード手段の出力を受けて、前記識別データに応じ
て、前記情報データを合成する演算処理手段とを備え、 前記演算処理手段は、 前記演算処理手段からの要求に応じて、データの保持お
よび授受を行なう記憶手段を含み、 前記演算処理手段に対して、前記デジタル放送受信装置
のユーザの属性を特定するための属性データを与える登
録手段をさらに備え、 前記演算処理手段は、前記属性データと前記情報データ
の各々において少なくとも1つの単位データに含まれる
比較情報データとに応じて、前記比較情報データにより
特定される条件を前記属性データが満たすような前記情
報データを選択的に前記記憶手段に格納する、デジタル
放送受信装置。 - 【請求項2】 前記比較情報データは、複数の条件デー
タを含み、 前記各条件データは、 比較演算子データと定数データとを含み、 前記演算処理手段は、前記属性データに対し前記定数データを基準として 前記
比較演算子データに対応した比較演算を行なった結果が
真であるか否かに応じて、前記情報データの選択を行な
う、請求項1記載のデジタル放送受信装置。 - 【請求項3】 前記属性データは、所定のカードに記録
され、 前記登録手段は、 前記カードに記録された前記属性データを読取る読取装
置である、請求項2記載のデジタル放送受信装置。 - 【請求項4】 前記定数データは、前記情報データの送
信元が前記ユーザの年齢を特定するための受信年齢特定
データを含み、 前記属性データは、前記ユーザの年齢を表す年齢データ
を含み、 前記比較演算子データに対応した比較演算は、前記受信
年齢特定データと前記年齢データとを比較する演算であ
る、請求項2記載のデジタル放送受信装置。 - 【請求項5】 前記定数データは、前記情報データの送
信元が前記ユーザの性別を特定するための受信性別特定
データを含み、 前記属性データは、前記ユーザの性別を表す性別データ
を含み、 前記比較演算子データに対応した比較演算は、前記受信
性別特定データと前記性別データとを比較する演算であ
る、請求項2記載のデジタル放送受信装置。 - 【請求項6】 複数の情報データが伝送されるデジタル
通信系において、各前記情報データが自身の情報内容を
識別するための比較情報データを含む送信データを受信
するデジタル放送受信装置であって、 前記送信データを受信して、復調するための受信手段
と、 前記デジタル放送受信装置のユーザが、前記ユーザの属
性を特定するための属性データを設定するための登録手
段と、 前記情報データの少なくとも1部を格納可能な記憶手段
と、 前記記憶手段中に格納されたデータを出力するための出
力手段と、 前記受信手段の出力を受けて、前記属性データと前記比
較情報データとに応じて、前記比較情報データにより特
定される条件を前記属性データが満たすような前記情報
データを選択的に前記記憶手段に格納する演算処理手段
とを備える、デジタル放送受信装置。 - 【請求項7】 前記比較情報データは、 比較演算子データと定数データとを含み、 前記演算処理手段は、 前記属性データに対し前記定数データを基準として前記
比較演算子データに対応した比較演算を行なった結果が
真であるか否かに応じて、前記情報データの選択を行な
う、請求項6記載のデジタル放送受信装置。 - 【請求項8】 前記属性データは、所定のカードに記録
され、 前記登録手段は、 前記カードに記録された前記属性データを読取る読取装
置である、請求項7記載のデジタル放送受信装置。 - 【請求項9】 前記定数データは、前記情報データの送
信元が前記ユーザの年齢を特定するための受信年齢特定
データを含み、 前記属性データは、前記ユーザの年齢を表す年齢データ
を含み、 前記比較演算子データに対応した比較演算は、前記受信
年齢特定データと前記年齢データとを比較する演算であ
る、請求項7記載のデジタル放送受信装置。 - 【請求項10】 前記定数データは、前記情報データの
送信元が前記ユーザの性別を特定するための受信性別特
定データを含み、 前記属性データは、前記ユーザの性別を表す性別データ
を含み、 前記比較演算子データに対応した比較演算は、前記受信
性別特定データと前記性別データとを比較する演算であ
る、請求項7記載のデジタル放送受信装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08021502A JP3135835B2 (ja) | 1996-02-07 | 1996-02-07 | デジタル放送受信装置 |
KR1019960068835A KR100414511B1 (ko) | 1996-02-07 | 1996-12-20 | 다중 방송 수신 장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08021502A JP3135835B2 (ja) | 1996-02-07 | 1996-02-07 | デジタル放送受信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09214377A JPH09214377A (ja) | 1997-08-15 |
JP3135835B2 true JP3135835B2 (ja) | 2001-02-19 |
Family
ID=12056754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08021502A Expired - Fee Related JP3135835B2 (ja) | 1996-02-07 | 1996-02-07 | デジタル放送受信装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3135835B2 (ja) |
KR (1) | KR100414511B1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3418540B2 (ja) * | 1997-12-26 | 2003-06-23 | 松下電器産業株式会社 | 蓄積型情報放送システムと、このシステムの受信端末装置 |
JP3418541B2 (ja) * | 1997-12-26 | 2003-06-23 | 松下電器産業株式会社 | 蓄積型情報放送システムと、このシステムの受信端末装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0583216A (ja) * | 1991-09-20 | 1993-04-02 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | 受信装置 |
JPH0888613A (ja) * | 1994-09-14 | 1996-04-02 | Media Maaketeingu Network:Kk | 多重放送受信装置 |
KR960030590A (ko) * | 1995-01-13 | 1996-08-17 | 구자홍 | 미사용 동기부를 이용한 음성전송방법 및 장치 |
-
1996
- 1996-02-07 JP JP08021502A patent/JP3135835B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1996-12-20 KR KR1019960068835A patent/KR100414511B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09214377A (ja) | 1997-08-15 |
KR100414511B1 (ko) | 2004-04-14 |
KR970064041A (ko) | 1997-09-12 |
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