JP5184266B2 - 配信装置、配信システム、配信方法および配信プログラム - Google Patents

配信装置、配信システム、配信方法および配信プログラム Download PDF

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この発明は、コンテンツを配信する主伝送波と、当該主伝送波の伝送制御に関する情報を配信する副伝送波とから構成されるデジタル放送波を配信する配信装置と、配信システム、配信方法および配信プログラムに関する。
近年では、小型で持ち運び可能なテレビ放送受信機や、テレビ放送受信機能を備えた携帯電話端末や携帯ゲーム端末が広く普及している。このような受信機によってテレビ放送を受信する場合、利用者が位置する受信エリアに応じて受信可能な放送局を検索し、検索結果に応じて、受信したい放送局の放送波の受信設定をおこなわなければならない。そこで、地上デジタル放送など、現状のデジタル放送では、コンテンツを配信するトランスポートストリーム(以下、「TS」という)に、放送波の受信設定に必要なNIT(Network Information Table)情報を組み込んでいる。このNIT情報は、放送波の周波数、放送局名、リモコンキー番号、サービスIDなど受信設定によって構成されている。したがって、受信機では、NIT情報を取得することによって、現在の受信位置によって受信可能なチャンネルの受信設定が可能となる(たとえば、下記特許文献1参照。)。
特開2002−271705号公報
しかしながら、上述した受信機によって、受信可能なチャンネルを検索するには、まず、NIT情報を取得しなければならないが、NIT情報を取得するには、放送波を受信できる各周波数において、TS(たとえば、MPEG2−TSパケット)を取得するためのデコード処理をおこなわなければならない。このため、あらたな周波数について受信可能か否かのスキャンをおこなう場合に、デコード処理に多くの処理時間を要してしまうという問題があった。
たとえば、ローカル放送局などから配信されるような、エリアが限定されている局所的な放送波を受信する場合、受信機の利用者は、受信エリアを変更する都度、NIT情報を取得するためのスキャンを実行しなければならない。このような、受信エリアが限定される放送波は、事前に受信可能となるチャンネルのリストとして設定しておくことは難しく、個別に手動スキャンや自動スキャンをおこなわなければならない。ところが、TSを取得するまでのデコード処理のために、処理時間や消費電力がかかってしまい、随時、自動スキャンを実行することには適していない。結果として、利用者にとっては、コンテンツを受信するまでの待機時間が長く、利用しづらいものになってしまうという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、頻繁に受信エリアを変更する場合であっても、高速にエリアに応じた受信設定を実現する配信装置、配信システム、配信方法および配信プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる配信装置は、コンテンツに符号化を施して伝送する主伝送波と、当該主伝送波の伝送制御に関する情報を伝送する副伝送波とから構成されるデジタル放送波を受信装置に配信する配信装置であって、前記コンテンツを受信するための受信設定情報の入力を受け付ける受付手段と、前記受付手段によって受け付けられた受信設定情報を前記副伝送波に組み込む組込手段と、前記主伝送波と、前記組込手段により前記受信設定情報が組み込まれた副伝送波とから構成されたデジタル放送波を配信する配信手段と、前記主伝送波として伝送する情報に、前記コンテンツとともに当該コンテンツを受信するための前記受信設定情報が含まれている場合、前記主伝送波として伝送する情報から当該受信設定情報を抽出する抽出手段とを備え、前記受付手段は、前記抽出手段によって抽出された前記受信設定情報の入力を受け付けることを特徴とする。
また、前記組込手段は、前記受付手段によって受け付けられた前記受信設定情報を分割し、当該分割された各受信設定情報を、前記副伝送波の特定の箇所に順番に組み込むことを特徴とする。
また、この発明にかかる配信システムは、コンテンツに符号化を施して伝送する主伝送波と、当該主伝送波の伝送制御に関する情報を伝送する副伝送波とから構成されるデジタル放送波を配信装置から受信装置に配信する配信システムであって、前記配信装置は、前記コンテンツを受信するための受信設定情報の入力を受け付ける受付手段と、前記受付手段によって受け付けられた受信設定情報を前記副伝送波に組み込む組込手段と、前記主伝送波と、前記組込手段により前記受信設定情報が組み込まれた副伝送波とから構成されたデジタル放送波を配信する配信手段と、前記主伝送波として伝送する情報に、前記コンテンツとともに当該コンテンツを受信するための前記受信設定情報が含まれている場合、前記主伝送波として伝送する情報から当該受信設定情報を抽出する抽出手段とを備え、前記受付手段は、前記抽出手段によって抽出された前記受信設定情報の入力を受け付け、前記受信装置は、あらかじめ設定された周波数の副伝送波を受信する副伝送波受信手段と、前記副伝送波受信手段により副伝送波が受信された場合、当該副伝送波から前記コンテンツを受信するための前記受信設定情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された前記受信設定情報を所定のメモリに書き込んで受信設定情報リストを生成する生成手段と、を備えることを特徴とする。
また、この発明にかかる配信システムは、コンテンツに符号化を施して伝送する主伝送波と、当該主伝送波の伝送制御に関する情報を伝送する副伝送波とから構成されるデジタル放送波を配信装置から受信装置に配信する配信システムであって、前記配信装置は、前記コンテンツを受信するための受信設定情報の入力を受け付ける受付手段と、前記受付手段によって受け付けられた受信設定情報を前記副伝送波に組み込む組込手段と、前記主伝送波と、前記組込手段により前記受信設定情報が組み込まれた副伝送波とから構成されたデジタル放送波を配信する配信手段と、前記主伝送波として伝送する情報に、前記コンテンツとともに当該コンテンツを受信するための前記受信設定情報が含まれている場合、前記主伝送波として伝送する情報から当該受信設定情報を抽出する抽出手段とを備え、前記受付手段は、前記抽出手段によって抽出された前記受信設定情報の入力を受け付け、前記受信装置は、指定された周波数の副伝送波を受信する副伝送波受信手段と、前記副伝送波受信手段によって前記副伝送波が受信されるまで、前記副伝送波受信手段に指定する周波数の値を変化させる受信制御手段と、前記副伝送波受信手段によって受信された当該副伝送波から前記コンテンツを受信するための前記受信設定情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された前記受信設定情報を所定のメモリに書き込んで受信設定情報リストを生成する生成手段と、を備えることを特徴とする。
また、この発明にかかる配信システムは、前記生成手段によって生成された前記受信設定情報リストの中の前記受信設定情報の選択を受け付ける受付手段と、前記受付手段によって受け付けた前記受信設定情報によって受信可能な主伝送波を受信する主伝送波受信手段と、前記主伝送波受信手段によって伝送された前記コンテンツを再生する再生手段と、を備えることを特徴とする。
また、この発明にかかる配信システムは、前記生成手段によって前記受信設定情報リストが生成されると、当該生成を報知する報知手段を備えることを特徴とする。
また、この発明にかかる配信方法は、コンテンツに符号化を施して伝送する主伝送波と、当該主伝送波の伝送制御に関する情報を伝送する副伝送波とから構成されるデジタル放送波を受信装置に配信する配信装置の配信方法であって、前記コンテンツを受信するための受信設定情報の入力を受け付ける受付工程と、前記受付工程によって受け付けられた受信設定情報を前記副伝送波に組み込む組込工程と、前記主伝送波と、前記組込工程により前記受信設定情報が組み込まれた副伝送波とから構成されたデジタル放送波を配信する配信工程と、前記主伝送波として伝送する情報に、前記コンテンツとともに当該コンテンツを受信するための前記受信設定情報が含まれている場合、前記主伝送波として伝送する情報から当該受信設定情報を抽出する抽出工程とを含み、前記受付工程は、前記抽出工程によって抽出された前記受信設定情報の入力を受け付けることを特徴とする。
また、この発明にかかる配信プログラムは、上記の配信方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
この配信装置、配信システム、配信方法および配信プログラムによれば、頻繁に受信エリアを変更する場合であっても、高速にエリアに応じた受信設定を実現することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる配信装置、配信システム、配信方法および配信プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
(システム構成)
まず、本発明にかかる受信設定方法を実現するためのシステム構成について説明する。図1は、本発明のシステム構成の概要を示す説明図である。図1のようにシステム100は、配信装置110と、受信装置120と、中継装置130とにより構成される。
図1のシステム100において、配信装置110は、中継装置130を用いて受信装置120へ放送波を配信する。配信装置110から配信される放送波は、主伝送波と、副伝送波とにより構成されている。主伝送波は、放送波の主目的であるコンテンツの伝送に用いられる。また、副伝送波は、主伝送波の伝送制御に関する情報の伝送に用いられる。
なお、コンテンツとは、一般的に映像データや音声データにより構成されたデータである。具体的には、たとえば、ニュース番組、ドラマ、音楽番組、スポーツ中継やアニメなどの放送番組である。また、コンテンツは、上述した通常の放送番組の他に、災害時の緊急放送や、政見放送や開票速報など地域性の高いニュースやテーマパークやショッピングセンター内の広告など臨時の放送番組も含む。
配信装置110から出力された放送波は、中継装置130により増幅され、高所から電波として出力されることにより受信装置120へ配信される。受信装置120は、配信装置110から配信された放送波を受信する機能を備えた装置である。また、受信装置120は、配信装置110から配信された放送波を受信できるエリアであれば、その数に制限はない。さらに、受信装置120は、固定の位置に備え付けられた装置であってもよいし、携帯可能な装置であってもよい。これらの受信装置120には主伝送波を受信するチューナ機能と、副伝送波を受信するチューナ機能とが備えられている。
本発明は、以上説明したようなシステム100を構成する配信装置110からコンテンツを配信する際に利用される。具体的には、従来、コンテンツとともにTSとして配信されていた、受信設定に関する情報(受信設定情報)を、主伝送波とともに配信される副伝送波に組み込むことで、受信装置120は、主伝送波のTSをデコードすることなく、受信設定情報を受信することができる。したがって、コンテンツを受信するまでの、受信設定に要する時間と電力を大幅に削減することができる。
以下に、実施の形態として具体的な、配信装置110、受信装置120の機能的構成および処理内容について説明する。なお、以下の説明では、副伝送波として、デジタル放送のパイロット信号のひとつであるAC(Auxiliary Channel)キャリアを使用し、受信設定情報として、上述したNIT情報(物理周波数、放送局名、リモコンキー番号、サービスIDなど)を配信するものとするが、適用例はこれに限定されない。
(配信装置の機能的構成)
まず、配信装置110の機能的構成について説明する。図2は、配信装置の機能的構成を示すブロック図である。図2のように、配信装置110は、マルチプレクサ111と、NIT抽出部112と、OFDM変調部113とを含んで構成されている。そして、配信装置110には、コンテンツ配信元から、コンテンツデータ201と制御情報202とが提供される。
ここで、コンテンツ配信元とは、公共放送局や民間放送局の他に、プロバイダや、番組制作会社、地方自治体など、各放送局にコンテンツの配信を委託した機関などである。なお、デジタル放送波によって配信するコンテンツの場合、データの多重化が可能である。したがって、コンテンツデータ201には、放送番組のみならずテキスト情報や画像情報が多重化されていてもよい。
また、コンテンツデータ201とともに提供される制御情報202には、コンテンツデータ201にどのようなプログラムが存在し、どのような構成になっているかについての情報が含まれており、コンテンツデータ201を受信装置120によって再生させるための情報として利用される。たとえば、コンテンツデータ201としてTSが配信される場合には、制御情報202としてPSI(Program Specific Information)/SI(Service Information)が提供される。そして、受信装置120によってコンテンツデータ201を受信させるための受信設定情報となるNIT情報として利用される情報は、制御情報202として提供された情報に含まれている。
なお、一般的に、配信装置110に提供されるコンテンツデータ201や制御情報202には、TSの規格(本実施の形態であれば、MPEG2−TS)に基づいた符号化が施されている。しかしながら、コンテンツデータ201や制御情報202として、符号化(MPEG2−TS化など)の施されていない情報が提供されるような場合には、配信装置110にさらに符号化処理部を追加してもよい。
配信装置110は、コンテンツデータ201と制御情報202とをマルチプレクサ111に入力する。マルチプレクサ111は、入力された2つの情報を多重して1つの情報として出力する機能部である。マルチプレクサ111は、コンテンツデータ201と制御情報202とを多重して、主伝送波として配信するための多重化情報を生成する。マルチプレクサ111によって生成された多重化情報は、NIT抽出部112と、OFDM変調部113へそれぞれ出力される。
NIT抽出部112は、マルチプレクサ111によって生成された多重化情報から、NIT情報を抽出する。上述したように、制御情報202には、NIT情報として利用される物理周波数、放送局名、リモコンキー番号、サービスIDなどが含まれている。したがって、NIT抽出部112は、マルチプレクサ111によって多重された制御情報202の中から、指定された項目に該当する情報を抽出することによってNIT情報を抽出したことになる。そして、抽出されたNIT情報は、OFDM変調部113へそれぞれ出力される。なお、NIT抽出部112では、上述したようにMPEG2−TSなどによって符号化された情報からNIT情報として必要な情報を復号化して抽出している。
OFDM変調部113は、入力された情報をマルチキャリア・デジタル変調方式の1つであるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)により変調して出力する機能部である。したがって、OFDM変調部113は、マルチプレクサ111から入力された多重化情報を変調してデジタル放送波(主伝送波)として配信する。
また、OFDM変調部113には、多重化情報とともに、NIT抽出部112からNIT情報が入力されている。したがって、このNIT情報も、OFDM変調されると、ACキャリアに組み込まれ、デジタル放送波(副伝送波)として配信される。
このように、配信装置110では、コンテンツデータ201と制御情報202との提供に応じて、随時デジタル放送波を配信する。なお、図2の構成では、従来のデジタル放送の配信形態を利用しているため、制御情報202からNIT情報を抽出する手順を踏んでいるが、本発明にあわせて、あらかじめNIT情報を用意しておき直接ACキャリアに組み込むような手法を用いてもよい。
(配信処理の手順)
つぎに、配信装置110における配信処理の手順について説明する。図3は、配信装置における配信処理の手順を示すフローチャートである。図3のフローチャートにおいて、まず、コンテンツデータ201が入力されたか否かを判断する(ステップS301)。ここで、コンテンツデータ201が入力されるまで待ち(ステップS301:Noのループ)、コンテンツデータ201が入力されると(ステップS301:Yes)、つぎに、制御情報202が入力されたか否かを判断する(ステップS302)。
したがって、制御情報202が入力されるまで待ち(ステップS302:Noのループ)、制御情報202が入力されると(ステップS302:Yes)、デジタル放送波として配信するための情報が揃ったため、コンテンツデータ201と制御情報202とを用いて多重化情報を生成し(ステップS303)、デジタル放送波の配信処理へ移行する。
まず、ステップS303によって生成された多重化情報を構成する制御情報202からNIT情報が抽出されたか否かを判断する(ステップS304)。ここで、図4は、NIT情報の一例を示す説明図である。図4のデータ列400のように、NIT情報は、受信装置120によってコンテンツデータ201を受信させるための設定値や、受信装置120に表示させるコンテンツデータ201の配信元情報などによって構成されている。
また、データ列400に示したすべての情報を配信するのではなく、受信装置120が受信設定用のスキャンリストを生成するために必要な情報のみを抽出して配信してもよい。したがって、データ列400の中からネットワークID情報401(たとえば、放送局名など)、ネットワーク名情報402、サービスID情報403、周波数情報404、TS名情報405のみを抽出してデータ量の軽いNIT情報を生成してもよい。
図3の説明に戻り、ステップS304において、NIT情報が抽出されなければ(ステップS304:No)、再度、ステップS302に戻り、制御情報202が入力されるまで待機状態となる。そして、NIT情報が抽出されると(ステップS304:Yes)、マルチプレクサ111から出力された多重化情報を主伝送波として組み込むとともに、ステップS304において抽出されたNIT情報をACキャリアとして組み込み、OFDM変調をおこなう(ステップS305)。
その結果、マルチプレクサ111からの多重化情報(コンテンツデータ201+制御情報202)を主伝送波、ACキャリアのNIT情報を副伝送波としてデジタル放送波を配信して(ステップS306)、一連の配信処理を終了する。以上説明した、一連の配信処理は、コンテンツデータ201および制御情報202が提供される度に実行される。
(受信装置の機能的構成)
つぎに、受信装置120の機能的構成について説明する。図5は、受信装置の機能的構成を示すブロック図である。図5のように、受信装置120は、スキャン周波数設定部121と、副伝送波受信手段となるACキャリア用受信チューナ部122と、NIT情報抽出部123と、スキャンリスト作成・更新部124と、主伝送波受信手段となる受信チューナ部125と、表示・再生部126とを含んでいる。
スキャン周波数設定部121は、後述するACキャリア用受信チューナ部122によってACキャリアを受信させるためのスキャン周波数を設定する。なお、スキャン周波数設定部121は、外部からあらかじめ指定された周波数をスキャン周波数として設定する構成であってもよいし、自動的にいずれかのACキャリアが受信されるまで所定時間間隔ごとにスキャン周波数の値を変更する自動チューニング装置となる構成であってもよい。
ACキャリア用受信チューナ部122は、スキャン周波数設定部121によって設定されたスキャン周波数によって受信可能なACキャリアを受信する。なおACキャリア用受信チューナ部122は、常時ACキャリアを受信できるように受信機能を起動させた状態にしておいてもよい。また、ACキャリア用受信チューナ部122は、自動的にACキャリアが受信されるまで自動的にACキャリア受信用の周波数を変更しながら常時スキャンを実行する。
なお、受信対象となるACキャリアの周波数帯が、特定の帯域の電波のみで構成されている場合には、あらかじめこの特定の帯域内で周波数を変更させながら常時スキャンを実行するように設定してもよい。このような設定を施すことによって、常時受信機能を起動させた状態であっても、ACキャリア用受信チューナ部122は、主伝送波を受信する受信チューナ部125よりも少ない電力で動作させることができる。
NIT情報抽出部123は、ACキャリア用受信チューナ部122によってACキャリアが受信されると、ACキャリアに組み込まれたNIT情報を抽出する。生成されたNIT情報は、スキャンリスト作成・更新部124に入力される。
スキャンリスト作成・更新部124は、NIT情報抽出部123から抽出されたNIT情報を、現在設定されているスキャン周波数における受信設定情報を所定のメモリに記録してスキャンリストを作成する。なお、リスト作成時に、これから記録するスキャン周波数のNIT情報が、既に作成されていた場合、今回抽出したNIT情報を上書きして、スキャンリストを更新する。
以上説明したACキャリアの受信処理によって、自動的に主伝送波を受信するためのNIT情報を取得することができる。したがって、利用者は、受信装置120によってコンテンツデータ201を視聴する際には、改めて主伝送波上にTS化された受信設定情報によって周波数スキャンをおこなうことなく、即座に、以下の受信チューナ部125および表示・再生部126によってコンテンツデータ201を用いて受信設定を実行することができる。
受信チューナ部125は、利用者からの起動指示を受け付けると、スキャンリスト作成・更新部124によって生成されたスキャンリストを参照して主伝送波の受信設定をおこない、主伝送波を受信する。
表示・再生部126は、スキャンリスト作成・更新部124によって、作成・更新されたスキャンリストを表示させる。また、スキャンリスト作成または更新後に、視聴したいチャンネルに応じた受信設定がなされると、受信設定に応じて受信チューナ部125が受信したコンテンツデータ201を復号して再生する。
なお、受信装置120は、通常時は、ACキャリア(副伝送波)のみを受信するような構成になっている。したがって、受信チューナ部125は、コンテンツデータ201を受信する際にのみ起動させればよく、待機電力を必要としない。また、ACキャリアは主伝送波と比較して狭い帯域の電波のみで受信できるため、常時起動しているACキャリア用受信チューナ部122も、受信チューナ部125と比較して低い消費電力で利用できる。
(受信処理の手順)
つぎに、受信装置120による受信処理の手順について説明する。図5においても説明したが、ACキャリアを受信する際には、スキャン周波数設定部121によってスキャン周波数を設定する。このとき、あらかじめ固定のスキャン周波数が設定されている場合には、この固定のスキャン周波数を設定すればよい。また、スキャン周波数が設定されていない場合には、ACキャリアが受信されるまで、スキャン周波数の設定を適宜変化させるようにすればよい。したがって、以下に、スキャン周波数が固定の場合とスキャン周波数が可変の場合との受信手順についてそれぞれ説明する。
・スキャン周波数が固定の場合の受信処理
まず、スキャン周波数が固定の場合の受信処理の手順について説明する。図6は、受信装置における受信処理の手順(スキャン周波数固定)を示すフローチャートである。図6のフローチャートにおいて、まず、あらかじめ設定された特定の周波数チャンネルのACキャリアへのチューナ同調を開始する(ステップS601)。
そして、ステップS601によって設定した周波数チャンネルによってチューナロックすなわち同調できたか否かを判断する(ステップS602)。ここで、チューナロックできなかった場合(ステップS602:No)、現在、特定の周波数チャンネルのACキャリアは配信されていないと判断する(当然主伝送波のコンテンツデータ201も配信されていない)。したがって、消費電力を削減するため、一定時間待機し(ステップS603)、再度、特定の周波数チャンネルのACキャリアの配信が再開された場合に対応するため、ステップS601のチューナ同調を開始する。なお、ステップS603における待機時間は、利用者によって適宜調整可能であるため、受信装置120のバッテリー容量や残留電力に応じて適宜設定すればよい。
ステップS602において、チューナロックできた場合(ステップS602:Yes)、スキャンリスト生成処理へ移行する。まず、ACキャリアからNIT情報を抽出できたか否かを判断する(ステップS604)。ここで、NIT情報を抽出できなかった場合(ステップS604:No)、受信したACキャリアに不備(NIT情報を含んだパケット部分を受信できなかったなど)があったため、再度、ステップS601に戻り、ACキャリアのチューナ同調にトライする。
一方、ステップS604において、NIT情報を抽出できた場合(ステップS604:Yes)、抽出したNIT情報をスキャンリストに反映して最新のスキャンリストを生成する(ステップS605)。その後、利用者からの受信指示を受け付けると、ステップS605によって生成されたスキャンリストを参照して、受信設定をおこなうことによって、主伝送波のコンテンツデータ201を受信し(ステップS606)、一連の受信処理を終了する。
・スキャン周波数が可変の場合の受信処理
つぎに、スキャン周波数が可変の場合の受信処理の手順について説明する。図7は、受信装置における受信処理の手順(スキャン周波数可変)を示すフローチャートである。図7のフローチャートにおいて、まず、初期値として設定されたスキャン周波数に設定する(ステップS701)。そして、ステップS701によって設定された周波数チャンネルのACキャリアへのチューナ同調を開始する(ステップS702)。
そして、ステップS702によって設定した周波数チャンネルによってチューナロックすなわち同調できたか否かを判断する(ステップS703)。ここで、チューナロックできなかった場合(ステップS703:No)、現在、ステップS701において設定した周波数チャンネルのACキャリアは配信されていないと判断する。したがって、消費電力を削減するため一定時間待機し(ステップS705)、つぎのスキャン周波数に設定して(ステップS706)、ステップS702に戻り、あらたなスキャン周波数によるチューナ同調を開始する。なお、図6の受信処理と異なり、今回の受信処理の場合、他の周波数のACキャリアが配信されている可能性があるため、ステップS705の待機時間は削除してもよい。また、ステップS706におけるつぎのスキャン周波数への設定は、ランダムに選定してもよいし、初期値を所定間隔で加算・減算してつぎのスキャン周波数に設定してもよい。
ステップS703において、チューナロックできた場合(ステップS703:Yes)、スキャンリスト生成処理へ移行する。まず、ACキャリアからNIT情報を抽出できたか否かを判断する(ステップS704)。ここで、NIT情報を抽出できなかった場合(ステップS704:No)、受信したACキャリアに不備(NIT情報を含んだパケット部分を受信できなかったなど)があったため、再度、ステップS702の処理に戻り、ACキャリアのチューナ同調にトライする。
なお、上述した手順では、ステップ702において設定されたスキャン周波数によってチューナロックできなかった場合には、一定時間待機(ステップS705)後に、自動的につぎの周波数に設定する(ステップS706)が、ステップS702の処理に戻る際に現在設定されているスキャン周波数をそのまま採用して再度チューナ同調にトライしてもよい。このような場合には、所定時間の間、または、利用者からの変更指示を受け付けるまで、一度設定したスキャン周波数によるチューナ同調にトライし続けるような構成であってもよい。
一方、ステップS704において、NIT情報を抽出できた場合(ステップS704:Yes)、抽出したNIT情報をスキャンリストに反映して最新のスキャンリストを生成する(ステップS707)。その後、利用者からの受信指示を受け付けると、ステップS707によって生成されたスキャンリストを参照して、受信設定をおこなうことによって、主伝送波のコンテンツデータ201を受信し(ステップS708)、一連の受信処理を終了する。
このように、受信装置120では、ACキャリアのスキャンを実行し、受信可能なACキャリアが存在する場合には、ACキャリアからNIT情報を受信することができる。従来のTSからNIT情報を取得する手法と異なり、TSの復号化処理を必要としないため、処理時間や消費電力をかけずにコンテンツデータ201の受信設定が可能になる。
また、受信装置120によってスキャンリストが生成(作成や更新)された場合には、表示・再生部126を介して受信装置120の利用者に通知することで、利用者は、旅先など、放送局について不案内な土地であっても、どのような番組が提供されているかを容易に確認することができる。
(NIT情報の組み込み処理)
つぎに、図2および図3にて説明したNIT情報のACキャリアへの組み込み処理について詳しく説明する。組み込み処理としては、1つのACキャリアに組み込む処理と、複数のACキャリアに組み込む処理との2種類を利用することができる。
・1つのACキャリアに組み込む例
まず、1つのACキャリアに組み込む例について説明する。図8は、1つのACキャリアを利用したNIT情報組み込み例を示す説明図である。図8のように、デジタル放送波800のACキャリア(AC1_1部分)には、NIT情報810を組み込むことができる。なお、デジタル放送波800のAC1_1部分以外は、多重化情報(コンテンツデータ201+制御情報202)を格納する主伝送波や、ACキャリア以外のパイロットキャリア(副伝送波として伝送される他のキャリア)として利用される。
つぎに、上述の図8のようなデジタル放送波800の1つのACキャリアにNIT情報810を組み込んで配信する際、配信装置110におけるNIT情報810の組み込み処理の手順について説明する。図9は、1つのACキャリアへのNIT情報組み込み処理の手順を示すフローチャートである。図9のフローチャートにおいて、まず、NIT情報810の抽出準備をおこなう(ステップS901)。NIT情報810の抽出準備とは、制御情報202(図2参照)からNIT情報810として抽出する情報の設定処理である。
そして、NIT抽出部112に制御情報202が入力されたことをトリガに、受信装置120に配信したいNIT情報810のデータを抽出する(ステップS902)。その後、デジタル放送波800のAC1_1のデータ内容部分(図8参照)の挿入位置を確認する(ステップS903)。このステップS903によって確認されたAC1_1のデータ内容部分にステップS902において抽出したデータ(NIT情報)を組み込む(ステップS904)。
そして、さらに配信すべきコンテンツデータ201があるか否かを判断し(ステップS905)、配信すべきコンテンツデータ201がある場合は(ステップS905:Yes)、ステップS902の処理に戻り、NIT情報810の組み込みを継続する。一方、配信すべきコンテンツデータ201がない場合は(ステップS905:No)、そのまま、一連の組み込み処理を終了する。
このように、1つのACキャリアを利用する場合には、デジタル放送波のAC1_1の部分にNIT情報810を格納して配信する。したがって、受信装置120のACキャリア用受信チューナ部122を、AC1_1部分を監視するように設定すれば、少ない消費電力でACキャリアの受信を監視することができる。
・複数のACキャリアを利用する場合
つぎに、複数のACキャリアを利用する場合について説明する。図10は、複数のACキャリアを利用したNIT情報組み込み例を示す説明図である。図10のように、デジタル放送波1000のAC1_N(N=1〜4)部分には、NIT情報810を組み込むことができる。デジタル放送波1000の場合、NIT情報810の容量が大きい場合には、NIT情報810を分割して、各AC1_N(AC1_1〜AC1_4)に順番に組み込むことができる。したがって、単位時間あたりに配信可能なNIT情報810の容量を大きくすることができる。言い換えれば、同じ容量のNIT情報810であれば、1つのACキャリアを利用する場合よりも、より短い時間で配信することができる。
なお、複数のACキャリアを利用する場合も、1つのACキャリアを利用する場合と同じく、デジタル放送波1000において、AC1_N部分以外は、多重化情報(コンテンツデータ201+制御情報202)を格納する主伝送波や、ACキャリア以外のパイロットキャリア(副伝送波として伝送される他のキャリア)として利用される。
つぎに、上述の図10のようなデジタル放送波1000に複数のACキャリアを組み込んで配信する際、配信装置110におけるNIT情報810の格納処理の手順を説明する。図11は、複数のACキャリアへのNIT情報組み込み処理の手順を示すフローチャートである。図11のフローチャートにおいて、まず、NIT情報810の抽出準備をおこなう(ステップS1101)。この場合も、NIT情報810の抽出準備とは、制御情報202(図2参照)からNIT情報810として抽出する情報の設定処理である。
つぎに、NIT情報810を格納するACキャリアのアドレスAC1_NにおいてN=1と設定するとともに、変数A=4と設定する(ステップS1102)。そして、NIT抽出部112に制御情報202が入力されたことをトリガに、受信装置120に配信したいNIT情報810のデータを抽出する(ステップS1103)。
そして、ACキャリアのアドレスAC1_NのNの設定が、変数A=4以下であるか否かを判断する(ステップS1104)。ここで、NがA以下すなわち4以下である場合は(ステップS1104:Yes)、そのままステップS1106の処理へ移行する。一方、NがAよりも大きい場合には(ステップS1104:No)、N=1と設定し直し(ステップS1105)、ステップS1106の処理へ移行する。
つぎに、デジタル放送波1000のAC1_Nのデータ内容部分(図10参照)の挿入位置を確認する(ステップS1106)。このステップS1106によって確認されたAC1_Nのデータ内容部分にステップS1102において抽出したデータ(NIT情報)を組み込む(ステップS1107)。
そして、さらに配信すべきコンテンツデータ201があるか否かを判断し(ステップS1108)、配信すべきコンテンツデータ201がある場合は(ステップS1108:Yes)、Nをインクリメントして(ステップS1109)、再度ステップS1103の処理に戻る。このように、コンテンツデータ201の伝送が継続する限り、デジタル放送波1000に用意されたAC1_N部分に順番にNIT情報810を格納していく。一方、配信すべきコンテンツデータ201がない場合は(ステップS1108:No)、そのまま、一連の組み込み処理を終了する。
なお、上述したステップS1107におけるNIT情報の組み込み処理は、NIT情報のデータ量に応じて適宜変化させることもできる。たとえば、上述したようにNIT情報のデータ量が大きく、あるAC1_Nに格納しきれない場合には、つぎの、AC1_(N+1)に、続き部分のNIT情報が格納されるような組み込み処理をおこなえばよい。また、反対に、あるAC1_NにNIT情報を格納したが、NIT情報だけではAC1_Nのデータ内容が埋まりきらなかった場合(容量に余裕がある場合)には、つぎに組み込むNIT情報を、同じAC1_Nに格納してもよい。当然、つぎのNIT情報が格納しきれなかった場合には、さらにAC1_(N+1)に格納すればよい。
以上説明したように、複数のACキャリアを利用する場合には、受信装置120においてAC1_N(1〜4)部分を監視するように設定する必要があるが、1つのACキャリアを利用する場合よりも、高頻度にACキャリアを受信することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、従来は、コンテンツとともに符号化が施された主伝送波によって配信されていた受信設定情報を、副伝送波に組み込んで配信する。したがって、受信設定情報は、TSの復号化処理を必要としない情報として受信装置に配信することができる。また、受信装置120では、自動的に副伝送波を受信して、受信設定情報を取得する。さらに、取得された受信設定情報から受信設定情報リストが生成されるため、受信エリアを変更した場合でも、自動的に現在地で受信可能なチャンネルを設定し、受信可能な状態に待機させることができる。したがって、頻繁に受信エリアを変更する場合であっても、高速にエリアに応じた受信設定を実現することができる。
なお、本実施の形態で説明した受信設定方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な媒体であってもよい。
以上のように、本発明にかかる配信装置、配信システム、配信方法および配信プログラムは、デジタル放送波の配信エリアにおけるコンテンツ配信に有用であり、特に、複数のコンテンツが多重化された地上デジタル放送波の受信チャンネル設定に適している。また、受信エリアが狭く、利用者の移動によって頻繁に受信エリアが変わるような、ローカル放送局によるエリア限定型のデジタル放送の受信チャンネルの受信設定にも適している。
本発明のシステム構成の概要を示す説明図である。 配信装置の機能的構成を示すブロック図である。 配信装置における配信処理の手順を示すフローチャートである。 NIT情報の一例を示す説明図である。 受信装置の機能的構成を示すブロック図である。 受信装置における受信処理の手順(スキャン周波数固定)を示すフローチャートである。 受信装置における受信処理の手順(スキャン周波数可変)を示すフローチャートである。 1つのACキャリアを利用したNIT情報組み込み例を示す説明図である。 1つのACキャリアへのNIT情報組み込み処理の手順を示すフローチャートである。 複数のACキャリアを利用したNIT情報組み込み例を示す説明図である。 複数のACキャリアへのNIT情報組み込み処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
110 配信装置
111 マルチプレクサ
112 NIT抽出部
113 OFDM変調部
120 受信装置
121 スキャン周波数設定部
122 ACキャリア用受信チューナ部
123 NIT情報抽出部
124 スキャンリスト作成・更新部
125 受信チューナ部
126 表示・再生部
130 中継装置
201 コンテンツデータ
202 制御情報

Claims (8)

  1. コンテンツに符号化を施して伝送する主伝送波と、当該主伝送波の伝送制御に関する情報を伝送する副伝送波とから構成されるデジタル放送波を受信装置に配信する配信装置であって、
    前記コンテンツを受信するための受信設定情報の入力を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段によって受け付けられた受信設定情報を前記副伝送波に組み込む組込手段と、
    前記主伝送波と、前記組込手段により前記受信設定情報が組み込まれた副伝送波とから構成されたデジタル放送波を配信する配信手段と、
    前記主伝送波として伝送する情報に、前記コンテンツとともに当該コンテンツを受信するための前記受信設定情報が含まれている場合、前記主伝送波として伝送する情報から当該受信設定情報を抽出する抽出手段とを備え、
    前記受付手段は、前記抽出手段によって抽出された前記受信設定情報の入力を受け付けることを特徴とする配信装置。
  2. 前記組込手段は、前記受付手段によって受け付けられた前記受信設定情報を分割し、当該分割された各受信設定情報を、前記副伝送波の特定の箇所に順番に組み込むことを特徴とする請求項1に記載の配信装置。
  3. コンテンツに符号化を施して伝送する主伝送波と、当該主伝送波の伝送制御に関する情報を伝送する副伝送波とから構成されるデジタル放送波を配信装置から受信装置に配信する配信システムであって、
    前記配信装置は、
    前記コンテンツを受信するための受信設定情報の入力を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段によって受け付けられた受信設定情報を前記副伝送波に組み込む組込手段と、
    前記主伝送波と、前記組込手段により前記受信設定情報が組み込まれた副伝送波とから構成されたデジタル放送波を配信する配信手段と、
    前記主伝送波として伝送する情報に、前記コンテンツとともに当該コンテンツを受信するための前記受信設定情報が含まれている場合、前記主伝送波として伝送する情報から当該受信設定情報を抽出する抽出手段とを備え、
    前記受付手段は、前記抽出手段によって抽出された前記受信設定情報の入力を受け付け、
    前記受信装置は、
    あらかじめ設定された周波数の副伝送波を受信する副伝送波受信手段と、
    前記副伝送波受信手段により副伝送波が受信された場合、当該副伝送波から前記コンテンツを受信するための前記受信設定情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出された前記受信設定情報を所定のメモリに書き込んで受信設定情報リストを生成する生成手段と、
    を備えることを特徴とする配信システム
  4. コンテンツに符号化を施して伝送する主伝送波と、当該主伝送波の伝送制御に関する情報を伝送する副伝送波とから構成されるデジタル放送波を配信装置から受信装置に配信する配信システムであって、
    前記配信装置は、
    前記コンテンツを受信するための受信設定情報の入力を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段によって受け付けられた受信設定情報を前記副伝送波に組み込む組込手段と、
    前記主伝送波と、前記組込手段により前記受信設定情報が組み込まれた副伝送波とから構成されたデジタル放送波を配信する配信手段と、
    前記主伝送波として伝送する情報に、前記コンテンツとともに当該コンテンツを受信するための前記受信設定情報が含まれている場合、前記主伝送波として伝送する情報から当該受信設定情報を抽出する抽出手段とを備え、
    前記受付手段は、前記抽出手段によって抽出された前記受信設定情報の入力を受け付け、
    前記受信装置は、
    指定された周波数の副伝送波を受信する副伝送波受信手段と、
    前記副伝送波受信手段によって前記副伝送波が受信されるまで、前記副伝送波受信手段に指定する周波数の値を変化させる受信制御手段と、
    前記副伝送波受信手段によって受信された当該副伝送波から前記コンテンツを受信するための前記受信設定情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出された前記受信設定情報を所定のメモリに書き込んで受信設定情報リストを生成する生成手段と、
    を備えることを特徴とする配信システム
  5. 前記生成手段によって生成された前記受信設定情報リストの中の前記受信設定情報の選択を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段によって受け付けた前記受信設定情報によって受信可能な主伝送波を受信する主伝送波受信手段と、
    前記主伝送波受信手段によって伝送された前記コンテンツを再生する再生手段と、
    を備えることを特徴とする請求項3または4に記載の配信システム
  6. 前記生成手段によって前記受信設定情報リストが生成されると、当該生成を報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項3〜5のいずれか一つに記載の配信システム
  7. コンテンツに符号化を施して伝送する主伝送波と、当該主伝送波の伝送制御に関する情報を伝送する副伝送波とから構成されるデジタル放送波を受信装置に配信する配信装置の配信方法であって、
    前記コンテンツを受信するための受信設定情報の入力を受け付ける受付工程と、
    前記受付工程によって受け付けられた受信設定情報を前記副伝送波に組み込む組込工程と、
    前記主伝送波と、前記組込工程により前記受信設定情報が組み込まれた副伝送波とから構成されたデジタル放送波を配信する配信工程と、
    前記主伝送波として伝送する情報に、前記コンテンツとともに当該コンテンツを受信するための前記受信設定情報が含まれている場合、前記主伝送波として伝送する情報から当該受信設定情報を抽出する抽出工程とを含み、
    前記受付工程は、前記抽出工程によって抽出された前記受信設定情報の入力を受け付けることを特徴とする配信方法。
  8. 請求項7に記載の配信方法をコンピュータに実行させることを特徴とする配信プログラム。
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