JP2009111765A - デジタル放送の受信装置および受信制御方法、デジタル放送送信装置 - Google Patents

デジタル放送の受信装置および受信制御方法、デジタル放送送信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】無駄な処理や通信費を要することなく、エリア限定で放送している放送装置の独自サービスの存在をユーザに通知することができる技法を提供する。
【解決手段】広域およびローカルのデジタル放送のストリームを受信する受信部(120)を有するデジタル放送受信装置は、ローカルのデジタル放送を受信している旨を表示する表示部(DIS)と、ローカルのデジタル放送のデータ放送コンテンツに対応するパケット識別子を格納する記憶部(180)と、受信したストリームから記憶部(180)が格納しているパケット識別子を有するパケットを抽出する抽出部(190)と、抽出したパケットに基づいてローカルのデジタル放送のデータ放送用のモジュールを生成すると、ローカルのデジタル放送を受信している旨を表示するように表示部(DIS)を制御する制御部(170)とを具える。
【選択図】図6

Description

本発明は、デジタルテレビジョン放送やデジタル音声放送におけるデジタル放送信号の受信装置/放送装置、および受信制御方法/放送方法に関するものである。
日本国において運用されている地上デジタルテレビジョン放送は、ISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting for Terrestrial)方式と呼ばれ、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式を採用している。このISDB−T方式は、一つのチャンネルの伝送帯域を13個のセグメントに分割し、そのうちの1個のセグメント(中央のセグメント番号0)を、携帯電話機やPDA(PersonalDigital Assistant)などの携帯端末用の地上デジタル放送、いわゆる1セグメント放送(1セグ放送)に割り当てている。
上記のISDB−T方式を採用する放送装置として、最近では、例えば、複数の放送局のデジタル放送波を受信して、それぞれ1セグ放送を抜き出し、それらを連結して、上記の放送局のチャンネルとは異なる所定のチャンネルで再送信するようにした放送装置が提案されている。また、放送局のデジタル放送波から抜き出した1セグ放送に加えて、独自コンテンツを連結して、所定のチャンネルで地域(エリア)を限定して送信するようにした放送装置も提案されている。ここでの地域とは、例えば、地下街、地下鉄および店舗等が含まれ、独自コンテンツとは、例えば店舗における新商品やキャンペーンの紹介等のことを指す(これらの従来技術については、特許文献1〜3を参照されたい。)。
特開2004−260558号公報 特開2005−341195号公報 特開2006−279376号公報
上記特許文献のように、限定エリアにおいて、複数のチャンネルの各セグメントを1セグ放送で構成し、当該エリア独自のコンテンツを付加して所定のチャンネルで放送する場合には、放送地域が変わると、独自コンテンツやそのセグメント配置が変わる可能性が高くなる。しかしながら、独自コンテンツに関する情報はユーザの受信端末には用意されていない。従って、ユーザは、当該所定のチャンネルの放送局のウェブサイトにアクセスして、サービスのセグメント配置情報を取得したり、あるいは、当該チャンネルのセグメントをスキャンして、サービスのセグメント配置を把握したりする必要がある。しかしながら、放送局のウェブサイトからサービスのセグメント配置情報を取得するには、取得毎に放送局のウェブサイトにアクセスする必要があるため、取得に時間がかかるとともに、通信費がかかることが懸念される。すなわち、全く独自のサービスを放送しているエリアにユーザが移動しても、そのエリア独自のコンテンツに関する情報およびその存在を、手間や通信料をかけずにユーザに知らせる技術は開発されていない。
従って、本発明の目的は、放送局のウェブサイトへのアクセス、チャンネルスキャンおよびセグメントスキャンなどの無駄な処理や、通信費を要することなく、エリア限定でローカルの放送している放送装置の独自サービス(独自コンテンツ、独自放送)の存在をユーザに通知することができる技法(放送/受信制御方法および放送受信装置)を提供することにある。
上述した諸課題を解決すべく、本発明による、広域およびローカルのデジタル放送のストリームを受信する受信部と、表示部とを有するデジタル放送受信装置は、
前記ローカルのデジタル放送のデータ放送コンテンツに対応するパケット識別子(PID)を格納する記憶部と、
前記受信部で受信したストリームから、前記記憶部が格納しているパケット識別子を有するパケットを抽出する抽出部と、
前記抽出部で抽出したパケットに基づいて前記ローカルのデジタル放送のデータ放送用のモジュール(コントロールブロック)を生成すると、ローカルのデジタル放送を受信している旨を表示するように前記表示部を制御する制御部と、
を具えることを特徴とする。
また、本発明の一実施態様によるデジタル放送受信装置は、
前記制御部は、前記ローカルのデジタル放送のデータ放送用のスタートアップモジュール(module_id=0x0000のモジュール)を生成すると、ローカルのデジタル放送のデータ放送を受信している旨を表示するように前記表示部を制御する、
ことを特徴とする。
また、本発明の別の実施態様によるデジタル放送受信装置は、
前記制御部は、前記ローカルのデジタル放送のデータ放送用のスタートアップモジュールを生成するまでは、前記抽出部で抽出したパケットから前記ローカルのデジタル放送のデータ放送用のモジュールを生成しても、ローカルのデジタル放送を受信している旨を表示しないように前記表示部を(抑止)制御する、
ことを特徴とする。
また、本発明のさらなる実施態様によるデジタル放送受信装置は、
前記抽出部は、前記受信部で受信したデジタル放送のストリームから広域のデジタル放送のデータ放送コンテンツに対応するパケット識別子を有するパケットをさらに抽出し、
前記制御部は、前記広域のデジタル放送のデータ放送用のスタートアップモジュールを生成して、前記表示部を制御して当該広域のデジタル放送のデータ放送のスタートアップモジュールに対応するコンテンツを表示するまでは、前記ローカルのデジタル放送のデータ放送用のモジュールを生成しても、ローカルのデジタル放送を受信している旨を表示しないように前記表示部を制御する、
ことを特徴とする。
(なお、広域のデジタル放送のデータ放送コンテンツに対応するパケット識別子は、PMT(Program Map Table)から取得する。)
上述したように本発明の解決手段を装置として説明してきたが、本発明はこれらに実質的に相当する方法、プログラム、プログラムを記録した記憶媒体としても実現し得るものであり、本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
例えば、本発明を方法として実現させた、別の実施態様による広域およびローカルのデジタル放送ストリームの受信制御方法は、
前記ローカルのデジタル放送のデータ放送コンテンツに対応するパケット識別子(PID)を格納するステップ、
前記広域およびローカルのデジタル放送のストリームを受信するステップ、
前記受信したストリームから、前記格納したパケット識別子を有するパケットを抽出するステップ、
前記抽出したパケットに基づいて前記ローカルのデジタル放送のデータ放送用のモジュールを生成すると、前記ローカルのデジタル放送を受信している旨を表示するステップ、
を含むことを特徴とする。
なお、各ステップの計算や処理には、演算手段(CPU,DSP,MPUなどのプロセッサ)を必要に応じて使用することができる。
本発明を受信側の受信装置および受信装置における方法として説明してきたが、本発明は、送信側の放送装置における方法として構成させてもよい。例えば、別の発明による広域およびローカルのデジタル放送のストリームを送信するデジタル放送放送(送信)装置は、
前記広域のデジタル放送の複数のストリームを受信する受信部と、
前記ローカルのデジタル放送のデータ放送コンテンツを取得する取得部と、
前記取得部により取得したローカルのデジタル放送のデータ放送コンテンツを含むパケットで、前記受信部で受信したストリームにおけるヌルパケットおよび/または広域のデジタル放送のデータ放送コンテンツを含むパケットを置換したストリームを生成する生成部と、
前記生成部が生成したストリームを送信する送信部と、
を具えることを特徴とする。
さらに、別の実施態様による広域およびローカルのデジタル放送ストリームの送信制御方法は、
前記広域のデジタル放送の複数のストリームを受信するステップ、
前記ローカルのデジタル放送のデータ放送コンテンツを取得するステップ、
前記取得したローカルのデジタル放送のデータ放送コンテンツを含むパケットで、前記受信したストリームにおけるヌルパケットおよび/または広域のデジタル放送のデータ放送コンテンツを含むパケットで置換したストリームを生成するステップ、
前記生成したストリームを送信するステップ、
を含むことを特徴とする。
なお、各ステップの計算や処理には、演算手段(CPU,DSP,MPUなどのプロセッサ)を必要に応じて使用することができる。
本発明によれば、放送局のウェブサイトへのアクセスや、チャンネルスキャンやセグメントスキャンなどの無駄な処理や、通信費を要することなく、エリア限定で放送している放送装置の独自サービスの存在をユーザに通知することができる。
以降、諸図面を参照しながら、本発明の実施態様を詳細に説明する。最初に用語を説明する。「独自放送(サービス)(独自番組/自主番組)」とは、既存の放送局以外で、既存の放送局のサービスを用いて、あるいは用いることなく作成された、エリア限定の放送(ローカル放送)を行う放送装置が独自に提供するサービス(番組)のことである。例えば、商店街や遊園地、美術館など限られたエリアや施設の情報を提供するサービス(番組)のことを指す。また、「広域放送」とは、既存の放送局が放送するデジタル放送のことを指す。また、「ローカル放送」とは、ローカルの放送装置が放送するデジタル放送のことを指す。
図1は、本発明が適用される受信装置およびこれに放送波を提供する放送装置から構成される放送システムの構成図である。図に示すように、この放送システムは、受信装置100、および放送装置200,300から構成される。放送装置200は、一般的な広域のデジタル放送システムの放送装置であり、1セグメント放送、即ち、1セグメント単独で受信可能である部分受信用のセグメントを使用したデジタル放送、および12セグメントを使用した地上波テレビ用のデジタル放送を行っている。本発明による受信装置100は、放送装置200がカバーする受信エリア内では、放送装置200から放送されるデジタル放送を受信することが可能である。放送装置300は、放送装置200から放送されるサービスの全て或いは一部を、放送装置200が使用する物理周波数帯域とは別の物理周波数帯域を用いて放送する。また、放送装置300は、放送装置200が放送するサービスとは異なるサービス、例えば、独自放送(独自番組/自主番組)も放送している。例えば、受信装置100を携行するユーザが、放送装置300を備える店舗などに入った場合には、受信装置100は、放送装置200からの一般的な広域のデジタル放送に加え、放送装置300の独自放送を受信することも可能となる。本発明による受信装置100は、放送装置200が提供するサービスと独自放送とをまとめてローカルに放送する放送装置300の放送エリアにおいて、放送装置300による当該独自放送の存在を、チャンネルスキャン等の操作を行うことなく、ユーザに知らせることができる。
図2は、放送装置300のブロック図である。図に示すように、放送装置300は、複数の放送装置200から入力されるチャンネルの数に対応する数の受信部、即ち、chA受信部310A、chB受信部310B、chZ受信部310Zを具える。放送装置300は、多重化処理部320、変調部330、送信部340、アンテナ350、およびDSM−CCセクション作成部360をさらに具える。chA受信部310A、chB受信部310B、chZ受信部310Zは、TS信号受信部312A,312B,312Z、サービス情報抽出部314A,314B,314Zをそれぞれ具える。
chA受信部310A、310Bは、本実施の形態では、既存の物理チャンネルの放送局に対応している。ここでは便宜上、chA受信部310Aは、例えば物理チャンネルchAのAAAテレビに対応するものとする。chA受信部310AのTS信号受信部312Aは、対応する放送局のコンテンツ記憶装置などから光ファイバなどの伝送手段を介して伝送されてくるchA TS(Transport Stream)信号を受信し、サービス情報抽出部314AでTS信号に含まれるサービス情報を抽出する。chB受信部310Bも、chB TS信号に対して同様の処理をそれぞれ行う。また、chZ受信部310Zは、放送装置300の独自放送(サービス)に対応している。chZ受信部310ZのTS信号受信部312Zは、対応するコンテンツ記憶装置などから光ファイバなどの伝送手段を介して伝送されてくるchZ TS信号を受信し、サービス情報抽出部314ZでTS信号に含まれるサービス情報を抽出する。サービス情報抽出部314A,314B,314Zから抽出されたサービス情報は、DSM−CCセクション作成部360へ出力される。DSM−CCセクション作成部360は、各サービス情報抽出部から出力されたサービス情報を用いて、あるいは、それらのサービス情報を用いずに、放送装置300が独自に放送する独自のデータ放送コンテンツ(独自データ放送コンテンツ)のパケットを作成する。サービス情報を用いる場合は、例えば、放送装置300による独自データ放送コンテンツに、各放送局で放送されているサービスに関する情報(懸賞情報や番組プログラム紹介等)を含めて作成することができる。サービス情報を用いない場合は、例えば、放送装置300が設置された店舗のキャンペーン情報のみを含めるように、独自データ放送コンテンツを作成してもよい。なお、DSM−CCセクション作成部360は、DSM−CC(Digital Storage Media-Command and Control)に準拠したセクション形式で、当該独自データ放送コンテンツを作成する。このDSM−CCに関しては後述する。
多重化処理部320は、DSM−CCセクション作成部360が作成したデータ(独自データ放送コンテンツ)で、各チャンネルの受信部で受信したTS信号(ストリーム)におけるヌル(NULL)パケットまたは独自放送のストリーム(この例では、chZ TS信号に相当)における、既存のDSM-CCセクション形式のデータ放送コンテンツを含むパケットを置換し、新たなストリームを生成するように多重化する。このとき、デジタル放送の信号に適合するように制御信号などを追加する。変調部330は、多重化された信号をOFDM信号に変換し送信部340に送る。送信部340は、OFDM信号を設定された値まで増幅しアンテナ350から出力する。
図3は、放送装置300が送信するチャンネルのセグメント構成の一例を示す図である。通常の放送局である放送装置200は、図の上段に示すように、物理チャネル毎の中央のセグメント番号0を部分受信用のセグメントである1セグ放送に使用している。放送装置300は、部分受信用のセグメント番号0の各サービスを1つの物理チャンネル内でまとめて放送する。また、放送装置300は、独自番組を部分受信用のセグメントとして未使用のセグメント(例えば図3のセグメント番号10)に配置することもできる。中央のセグメント番号0には、独自番組が配置されている。このように、放送装置300は、既存の広域の放送局が放送するサービスに独自データ放送を組入れ、組み入れたストリームを再送信するが、その際に、既存サービスのストリームに含まれるヌルパケットに独自データ放送コンテンツを含ませるため、既存サービスのコンテンツを含むパケット(TSパケット)の数を変更しない。
ここで、ARIB STD−B24で規定された、1セグ放送におけるデータ放送コンテンツの伝送の仕組みについて、図11を用いて説明する。図のように、1セグ放送におけるデータ放送コンテンツは、DSM−CCデータカルーセル方式によって、同一のコンテンツデータが一定期間繰り返して送信されており、受信装置は、任意のタイミングでコンテンツデータを取得することができる。また、コンテンツデータは、モジュール(コントロールブロック)と呼ばれる単位で繰り返し伝送されており、このモジュールの集合をカルーセルと呼ぶ。カルーセルは、当該カルーセルの情報(例えば、カルーセルに含まれるモジュール数、後述するモジュールID(module_id)、およびモジュールのサイズ等)が記述されているDII(Download Info Indication:ダウンロード情報表示)、およびデータ放送コンテンツ自体を含むDDB(Download Data Block:ダウンロード・データ・ブロック)から構成されている。
1セグ放送の各サービスは複数のコンポーネント(音声、映像、データ放送など)を含み、各コンポーネントは複数のモジュールから構成される。なお、データ放送コンテンツを記述するBML文書において、DSM−CC方式で伝送される各モジュールは、番組配列情報(SI/PSI情報)の各種テーブルで用いられる記述子である、service_id,component_tag、およびmodule_idにより一意に識別することができる。すなわち、サービスID(service_id)で各サービスを、サービス内において、コンポーネントタグ値(component_tag)で各コンポーネントを、さらにコンポーネント内において、モジュールID(module_id)で各モジュールを、それぞれ一意に識別することができる。ここで、service_idおよびmodule_idは、それぞれ、ネットワーク内における個々のサービスの識別子、カルーセルにおける個々のモジュールの識別子であり、component_tagは、コンポーネント(映像、音声等)を識別するラベルである。図11に示すように、受信装置は、カルーセル方式で伝送されるデータストリームをしばらく受信すると、各コンポーネントを構成する各モジュールを完成させることができ、その結果当該コンポーネントを提示(出力)することができるようになる。
放送(送信)装置300の説明に戻り、本放送装置300による送信処理について説明する。本発明による放送装置300は、先に述べたように、独自に作成したデータ放送コンテンツを含むパケットで、複数の広域放送のストリームにおけるヌルパケットおよび/または先に放送装置300が作成してストリームに配置していた、既存のローカルのデジタル放送のパケットを置換するようにして、新たなストリームを生成し、その生成したストリームを送信/再送信する。すなわち、1セグ放送で受信可能である部分受信用の放送波を取り出してまとめ、独自放送のコンテンツを付加し、複数の放送装置200とは別のチャンネルで送信/再送信するものである。
図4に、放送装置300の送信/再送信処理のフローチャートを示し、このフローチャートに基づき説明する。まず、ステップS11にて、DSM−CCセクション作成部360は、独自データ放送コンテンツを含むパケットを作成する。このパケットは、コンポーネントタグ値0x8C,作成するモジュールの数に応じた識別子であるモジュールIDが付加され、DSM-CCデータカルーセル方式で伝送されるよう、DSM-CCセクション形式で作成する。その後、ステップS12にて、各TS信号受信部312A,310B等で広域放送のストリームを、TS信号受信部312Zでローカル放送のストリームをそれぞれ受信し、それぞれのサービス情報抽出部314A〜314Zにて、受信したストリームに含まれるパケットのPIDを監視し、ヌルパケット、または、既存のデータ放送のパケットを抽出する。ステップS13にて、多重化処理部320は、ヌルパケットが検出された場合に、DSM−CCセクション作成部360にて作成された、DSM-CCセクション形式の独自データ放送コンテンツを含むパケットで当該ヌルパケットを置換し、新たにストリームを生成して、再多重化する。その後、ステップS14にて、変調部330が所定の変調処理を行い、送信部340が、アンテナ350を介し、新たに生成したストリームを送信する。
このように、それぞれの広域放送の放送局が放送するストリームにおけるヌルパケットを、独自放送のコンテンツで置換するので、元の放送波のストリームのデータレートを変更することがない。従って、元の放送波のサービス構成等が変わらずPMTを書き換える必要がないため、ユーザに新たにPMTを取得させる手間をかけることがない。また、ステップS13にて、先に放送装置300が作成してストリーム中に配置していた、既存のローカルのデジタル放送のパケットが検出され、かつ、置換すべきヌルパケットが不足している場合は、既存のデジタル放送のパケットを、新たに作成した独自データ放送のパケットで置き換える。これは、既存のデジタル放送のパケットは、DSM−CCデータカルーセル方式で繰り返し同一のデータが伝送されており、受信端末側で既に取得している可能性が高いためである。ここで、図5に、広域放送のストリームのパケットを、独自データ放送のパケットで置換する概略図を示す。図の上段に示すように、放送装置300は、放送波のストリームに含まれるパケットのうち、ヌルパケットP1および/または既存のデータ放送のパケットP2を、それぞれ、新たに作成した独自データ放送のパケットP1′およびP2′で置換して、図の下段に示すような新たなストリームを生成する。そして、生成した新たなストリームを再送信する。なおDSM-CCセクション形式で作成される独自データ放送には、カルーセルデータ(DII,DDB)およびイベントメッセージの両方を含むことができる。
次に、本発明による受信装置を説明する。図6は、本発明の一実施態様による受信装置のブロック図である。図に示すように、受信装置100は、制御部110、チューナ部120、復調部130、音声デコーダ部140、映像デコーダ部150、データ放送デコーダ部160、画面制御部170、メモリ180、抽出部190、およびタイマTIMを具える。また、受信装置100は、アンテナANT、システムバスSB、スピーカSP、画面表示部DIS、および入力部KEYをさらに具える。
受信装置100の各部の機能を詳細に説明する。受信装置100は、デジタル放送のRF信号をアンテナANTで受信し、受信したRF信号は、装置全体の制御を司る制御部110からの周波数(チャンネル)指定命令に基づいてチューナ部120でチューニングされる。チューナ部120で周波数変換されたチャンネル信号は復調部130でMPEGのTS信号に復調し、TS信号内のパケットから、パケットIDに基づき、音声パケット、映像パケット、データ放送パケットを検出し、それぞれのパケットを音声デコーダ部140、映像デコーダ部150、データ放送デコーダ部160に出力する。音声デコーダ部140は、音声データをデコードし、スピーカSPに出力する。映像デコーダ部150は映像データをデコードし画面制御部170に出力する。データ放送デコーダ部160は受信したデータ放送パケットに含まれるBML(Broadcast Markup Language)を元にデータ放送画面イメージを作成し画面制御部170に出力する。画面制御部170は、映像デコーダ部150およびデータ放送デコーダ部160から出力されたデータを、画面表示部DISに出力する。また、メモリ180は、独自データ放送コンテンツを含むパケットのパケット識別子(PID)を格納する。
前述したように、1セグ放送におけるデータ放送は、データカルーセル(DSM−CC)方式で伝送されている。ここで、デジタル放送受信装置の、データ放送の受信開始時の動作を概略的に説明する。まず、受信装置は、予め決められたPIDを有するPMT(1つのサービスで伝送されるコンポーネント(例えば映像、音声、データ、字幕などの各要素)のPIDの値および各コンポーネントのコンポーネントタグ値が記載されている)を取得する。その後、PMTから、コンポーネントタグ値0x80のコンポーネントを含むパケットのPIDを読み取り、TSから、当該コンポーネントタグ値0x80のコンポーネントを含むパケットを、上記PIDを用いてフィルタリングする。厳密には、コンポーネントタグ値が0x80のコンポーネント内に含まれる、module_idが「0x0000」であるスタートアップモジュールに配置された、「startup.bml」というBML文書を最初に取得しにいく。このBML文書は「スタートアップBML文書」と呼ばれ、データ放送の受信を開始してから最初に提示するスタートアップ画面が記述されている。
取得したスタートアップモジュールは、例えばバッファへ一時的に格納する。同時に、データカルーセル方式で繰り返し伝送されている、スタートアップモジュール以外のモジュールについても、可能な限りコンテンツバッファへ一時的に格納していく。すなわち、複数のモジュールに対するDDBを同時に取得することになる。スタートアップモジュールの取得が完了すると、最初に提示すべきスタートアップBML文書の解析を行って、データ放送コンテンツを画面に提示(出力)する。このとき、BML文書から画像データなどが参照されている場合は、それらのデータを含むモジュールがコンテンツバッファに格納されているかどうかを判別し、取得済みの場合はコンテンツバッファから読み出しを行う。一方、必要なモジュールが未取得の場合は、データカルーセルからの取得が完了するまで提示(出力)処理を待機させる。そして、BML文書の提示(出力)に必要なすべてのモジュールの取得が行われると、取得したモジュールに基づいてデータ放送コンテンツを提示(出力)する。
以下に、放送装置200から放送される広域のデジタル放送(通常のデータ放送)を本発明の受信装置100が受信している際に、本発明による受信装置100を携行するユーザが例えば移動するなどして、放送装置300が独自データ放送を放送するローカル放送エリアに本発明の受信装置100が入った場合の、本発明による受信装置100の実施例を説明する。本発明による受信装置100は、広域のデジタル放送の受信中に、独自データ放送を放送するローカル放送エリアに入った場合に、受信装置100の表示部にその旨を表示することで、エリア限定で放送している放送装置300の独自サービスの存在をユーザに通知する。図7は、広域デジタル放送の受信中に、映像・音声サービスを提供しない独自データ放送のみを放送するローカル放送エリアに入った場合の、受信装置100の表示画面の遷移図の一例である。
なお、以下に説明する実施例では、放送(送信)装置300は、独自データ放送のコンポーネントタグ値を0x8Cとして、DSM−CCセクション作成部360で作成するものとする。まず、放送装置200の放送エリアにいる受信装置100は、例えば入力部KEYによるユーザからの選局指示に基づき、広域データ放送の視聴を開始する。すなわち、受信装置100の抽出部190は、アンテナANTで受信するデータカルーセルから、広域データ放送のスタートアップモジュール(コンポーネントタグ値0x80およびモジュールID0x0000を有するモジュール)を抽出(取得)し、メモリ180に格納していく。このときの画面表示部DISは、例えば、図7における画面D10の「データ放送受信中…」のように、データ放送を受信中である旨を示す表示をする。広域データ放送のスタートアップモジュールの取得が完了すると、データ放送デコーダ部160は、当該スタートアップモジュールに配置されたスタートアップBML文書を解析する。画面制御部170は、データ放送デコーダ部160による解析結果に基づき、画面表示部DISに広域データ放送のスタートアップ画面を表示する。このときの画面表示部DISの一例を、画面D11に示す。画面D11の例では、例えばAAAテレビのデータ放送を受信しており、そのコンテンツは、「番組」「ニュース」「天気」「株価」である。
その後、受信装置100を携行するユーザが、放送装置300によるローカルな独自データ放送の放送エリアに移動したとする。すると、受信装置100の抽出部190は、アンテナANTで受信するデータカルーセルから、独自データ放送のスタートアップモジュール(コンポーネントタグ値0x8CおよびモジュールID0x0000を有するモジュール)を抽出(取得)し、メモリ180に格納していく。その後、独自データ放送のスタートアップモジュールの取得が完了すると、画面D12のように、例えば「ローカルエリア情報あり」のような、独自データ放送が存在することをユーザに通知するテキストボタンR1が表示される。このテキストボタンR1は、独自放送のスタートアップBML文書によって、ユーザが選択できるように設定することができる。その後、ユーザによって当該ボタンが選択された場合には、例えば画面D13のような、独自放送のスタートアップBML文書で規定された、独自データ放送の表示画面が表示される。なお、画面D12から画面D13への遷移は、上述のようなボタンの選択といったユーザによる明示的な操作があった場合、または、タイマTIMを用いて、ユーザが一定時間、独自データ放送に対する操作(視聴するまたはしないことを明示する操作)を行わなかった場合等に遷移するように、スタートアップBMLの記述によって、独自データ放送のコンテンツ製作者が自在に設定することができる。画面D13の場合に、例えばユーザが「通常のデータ放送画面に戻る」というボタンを選択した場合、画面表示部DISは、画面D14のような広域データ放送の表示画面に戻る。この、画面D13からD14への遷移も、同様に、ユーザによる明示的な操作をトリガとして、または一定時間経過後に発生するように、独自データ放送のコンテンツ作者がBML文書の記述で自在に設定することができる。また、画面D14では、一度ローカルエリア情報を視聴した後も、独自放送がある旨を画面D12と同様の「ローカルエリア情報あり」というテキストボタンR1で表示しているが、例えばアイコンを画面上部に表示させて表示してもよい。
なお、広域データ放送および独自データ放送のスタートアップモジュールを取得する順序が、逆になることもありうる。この場合には、独自データ放送のスタートアップモジュールの取得が完了しても、上述のように独自放送が存在する旨の通知は行わず、広域データ放送のスタートアップモジュールの取得が完了してから通知を行うものとする。すなわち、取得した独自データ放送のスタートアップモジュールは、メモリ180に格納しておき、広域データ放送のスタートアップモジュールの取得が完了するのを待機する。この場合、画面表示部DISの表示は、画面D10から画面D12に遷移する。すなわち、広域データ放送のスタートアップ画面が表示されると同時に、独自放送の存在を通知する旨が表示される。このように、広域データ放送が表示される前に独自放送の存在をユーザに通知しないように制御するため、ユーザに広域データ放送と独自放送を混同させることがない、という利点がある。
次に、本発明の受信装置100の別の実施例を説明する。本実施例では、受信装置100は、広域データ放送の受信中に独自データ放送および映像・音声サービスを放送するローカル放送エリアに入った場合に、独自データ放送がある旨をユーザに通知し、さらに、ユーザが独自データ放送を視聴するような操作を行うと、独自放送を放送するチャンネルを自動的に選局する。図8に、本実施例を適用した場合の、画面表示部DISの画面遷移図の一例を示す。画面D20〜D22に示す画面遷移は、図7の画面D10〜D12で示す画面遷移と同様である。すなわち、受信装置100は、広域データ放送のスタートアップモジュール(コンポーネントタグ値0x80およびモジュールID0x0000を有するモジュール)を取得して広域デジタル放送のスタートアップ画面を表示し、その後、独自データ放送のスタートアップモジュール(コンポーネントタグ値0x8CおよびモジュールID0x0000を有するモジュール)を取得すると、独自放送によるデータ放送があることを例えば「ローカルエリア情報あり」というテキストボタンR1を表示することでユーザに通知する。なおこの例では、ユーザは、13chで放送されているAAAテレビのデータ放送を含む放送を視聴している。
その後、ユーザが、独自データ放送を視聴すべく、入力部KEYを介して、「ローカルエリア情報あり」のテキストボタンR1をクリック(選択)する。すると、受信装置100は、データ放送デコーダ部160にて、取得した独自放送のスタートアップモジュールを記述するBML文書を読み込み、読み込みが完了すると画面制御部170に通知する。本実施例では、このBML文書には、当該BML文書読み込み完了時に独自放送を放送しているチャンネルを選局するようなスクリプトが記述されている。従って、画面制御部170は、データ放送デコーダ部160がBML文書の読み込みを完了すると、独自放送を放送しているチャンネルに切り替えるように画面表示部DISを制御する。画面D23に、その際の画面表示の一例を示す。画面D23のように、画面表示部DISには、独自放送を放送するチャンネルであるch30のサービス映像が表示され(音声が出力され)、さらに、独自データ放送のスタートアップ画面を表示する処理(スタートアップモジュールの解析処理)が完了するまで、「データ放送受信中…」というユーザへの通知が表示される。なお、上述の説明では、ユーザの入力部KEYを介した操作により、独自データ放送のスタートアップモジュール読込み処理を開始したが、例えば、タイマTIMを用いて、「ローカルエリア情報あり」という通知を表示してからユーザが一定時間データ放送に関する操作(視聴するまたはしないことを明示する操作)を行わなかった場合に、自動的に読み込み処理を開始することもできる。
上述した受信装置100の処理を、フローチャートを用いて説明する。図9は、受信装置100によるデータ放送の視聴処理の一例を説明するフローチャートである。まず、受信装置100は、ステップS21にて、例えばユーザから、入力部KEYを介したデータ放送を視聴すべき指示を受けると、広域またはローカルのデータ放送のスタートアップモジュールを受信する。すなわち、抽出部190にて、コンポーネントタグ値0x80およびモジュールID0x0000を有する広域放送に対応するPIDを有するパケットと、コンポーネントタグ値0x8CおよびモジュールID0x0000を有するローカル放送に対応するPIDを有するパケットを抽出して受信する。なお、PIDはメモリに格納されている。なお、放送装置200は、PMTには改変を加えないため、PMTにはコンポーネントタグ値0x8Cのコンポーネントは記載されていないことになるが、受信装置100は、コンポーネントタグ値0x8Cに対応すべく予め設定された特定のPIDを有するパケットを監視して受信する。その後、復調部130およびデータ放送デコーダ部160にて所定の処理を行い、受信したパケットからモジュールを取り出し、コンポーネント毎(すなわち、コンポーネントタグ値毎)にメモリ180に格納(バッファ)していく。
次に、ステップS22にて、画面制御部170は、広域およびローカル放送のスタートアップモジュールのうち、どちらを先に取得完了したか(スタートアップモジュールが完成したか)を判定する。先に、広域放送のスタートアップモジュール(コンポーネントタグ値0x80,モジュールID 0x0000のモジュール)の取得が完了した場合は、ステップ23へ進み、広域放送のスタートアップ画面を表示するように、画面表示部DISを制御する。ここで、広域放送のスタートアップモジュールを記述するBML文書に、例えば他のモジュール(コンポーネントタグ値0x80,例えば、モジュールID 0x0001のモジュール)へ遷移するように、すなわち、スタートアップ画面とは別の画面を表示するように記述されていれば、当該他のモジュールに基づく画面を表示する。その後、ステップS24にて、画面制御部170は、ローカル放送のスタートアップモジュール(コンポーネントタグ値0x8C,モジュールID 0x0000のモジュール)の取得が完了した場合、ローカル放送による独自データ放送の存在を通知すべく画面表示部DISを制御する。
一方、ステップS11にて、広域放送よりも先にローカル放送のスタートアップモジュールの取得が完了した場合は、受信装置100は、ステップS25へ進み、ローカル放送のスタートアップ画面の表示等、ローカル放送のスタートアップモジュールの処理は行わず、広域放送のスタートアップモジュールの取得が完了するまで待機する。広域放送のスタートアップモジュールの取得が完了すると、ステップS26へ進み、画面制御部170は、広域放送のスタートアップモジュールに基づくスタートアップ画面と同時に、ローカル放送によるデータ放送の存在を通知すべく、画面表示部DISを制御する。
次に、本発明による受信装置100が、広域デジタル放送の放送エリアから、放送装置300によるローカル放送エリアのみが受信できるエリアに移動し、その後、ローカル放送を受信できない、広域デジタル放送のみが受信できる放送エリアに移動した場合の、本発明による受信装置100の実施例を説明する。本実施例では、独自放送を含むローカル放送を受信した場合に、独自放送の存在をユーザに通知するが、ローカル放送が受信できないエリアにユーザが移動した場合には、その通知や、独自放送のコンテンツの表示を停止する。図10に、広域放送のみが受信可能なエリアとローカル放送のみが受信可能なエリアとの間をユーザが移動する場合の、受信装置100の画面表示部DISの画面遷移の概略図を示す。画面D30〜D31は、上述の処理と同様の、広域デジタル放送のスタートアップモジュールを取得して、広域デジタル放送のスタートアップ画面を表示するまでの遷移図であり、説明を省略する。その後、ローカル放送エリアにユーザが移動すると、受信装置100は、ローカル放送において、広域放送エリアで受信していた放送局のサービスと同一サービスを放送しているセグメントを選局し、同一サービスのコンテンツの表示を継続する(画面D32)。その後、上述した実施例と同様の処理を行って、ローカル放送のスタートアップモジュールを取得し、ローカル放送による独自デジタル放送の存在をユーザに通知する旨を、画面表示部DISに表示する(画面D33)。次に、この実施例では、ユーザが、独自データ放送を視聴すべく所定の操作を行って、画面D34のように、独自データ放送コンテンツが画面表示部DISに表示されたとする。その後、受信装置100のユーザが、ローカル放送を受信できないエリアに移動すると、受信装置100は、それまで受信していた独自データ放送コンテンツ表示を停止し、ローカル放送の視聴前に視聴していたものと同一のサービスを放送する広域放送を選局し、画面表示部DISには、当該広域放送で放送されているサービスのコンテンツのみが表示される(画面D35)。
本発明の効果を再度述べる。本発明によれば、放送局のウェブサイトへのアクセスや、チャンネルスキャンやセグメントスキャンなどの無駄な処理や、通信費を要することなく、エリア限定で放送しているローカルの放送装置の独自サービスの存在をユーザに通知することができる。また、広域データ放送コンテンツを提示してから独自データ放送コンテンツをユーザに提示するため、ユーザを混乱させることがない、という利点を有する。また、当該エリアを限定して放送を行うローカル放送が、広域放送とは別の物理周波数帯を用いて、広域放送のサービスにローカル放送による独自のサービスを組み入れて放送を行うため、広域放送のサービス(コンポーネントやストリーム構成)を変更する必要がなく、ローカル放送を簡便に行うことができる。さらに、既存のデータ放送と同じ、DSM-CCデータカルーセル方式を用いるため、独自データ放送コンテンツの作成者側が、簡易にデータ放送コンテンツを作成することができる。さらに、放送すべき独自データ放送コンテンツを含むパケットは、既存のストリームのヌルパケットおよび/または先に伝送されていたデータ放送コンテンツを含むパケットと置換するため、既存の広域および/またはローカル放送のパケット構成を変更することがないという利点を有する。また、受信装置においても、既存のデータ放送解析処理で独自データ放送コンテンツを視聴することができるため、その構成を大幅に変更する必要が無いという利点を有する。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部やステップなどを1つに組み合わせたり、あるいは分割したりすることが可能である。
本発明が適用される受信装置およびこれに放送波を提供する放送装置から構成される放送システムの構成図である。 本発明の一実施態様による放送装置のブロック図である。 放送装置300が送信するチャンネルのセグメント構成例を示す図である。 放送装置300による送信処理を示すフローチャートの一例である。 放送装置300が既存のストリームに、独自データ放送のTSPを置換する様子を説明する概略図である。 本発明の一実施態様による受信装置のブロック図である。 本発明の一実施態様における受信装置の画面遷移図である。 本発明の別の実施態様における受信装置の画面遷移図である。 受信装置100による受信処理を示すフローチャートの一例である。 本発明のさらに別の実施態様における受信装置の画面遷移図である。 DSM-CCデータカルーセル方式によるデータ伝送を説明する概略図である。
符号の説明
100 受信装置
110 制御部
120 チューナ部
130 復調部
140 音声デコーダ部
150 映像デコーダ部
160 データ放送デコーダ部
170 画面制御部
180 メモリ
190 抽出部
200,300 放送装置
310A chA受信部
310B chB受信部
310Z chZ受信部
314A,314B,314Z サービス情報抽出部
320 多重化処理部
330 変調部
340 送信部
350 送信アンテナ
ANT アンテナ
KEY 入力部
SP スピーカ
DIS 画面表示部
TIM タイマ
SB システムバス
P1,P2,P1′,P2′ パケット
D10〜D14,D20〜D23,D30〜D35 画面

Claims (6)

  1. 広域およびローカルのデジタル放送のストリームを受信する受信部と表示部とを有するデジタル放送受信装置であって、
    前記ローカルのデジタル放送のデータ放送コンテンツに対応するパケット識別子を格納する記憶部と、
    前記受信部で受信したストリームから、前記記憶部が格納しているパケット識別子を有するパケットを抽出する抽出部と、
    前記抽出部で抽出したパケットに基づいて前記ローカルのデジタル放送のデータ放送用のモジュールを生成すると、ローカルのデジタル放送を受信している旨を表示するように前記表示部を制御する制御部と、
    を具えることを特徴とするデジタル放送受信装置。
  2. 請求項1に記載のデジタル放送受信装置において、
    前記制御部は、前記ローカルのデジタル放送のデータ放送用のスタートアップモジュールを生成すると、ローカルのデジタル放送を受信している旨を表示するように前記表示部を制御する、
    ことを特徴とするデジタル放送受信装置。
  3. 請求項2に記載のデジタル放送受信装置において、
    前記制御部は、前記ローカルのデジタル放送のデータ放送用のスタートアップモジュールを生成するまでは、前記抽出部で抽出したパケットから前記ローカルのデジタル放送のデータ放送用のモジュールを生成しても、ローカルのデジタル放送を受信している旨を表示しないように前記表示部を制御する、
    ことを特徴とするデジタル放送受信装置。
  4. 請求項2または3に記載のデジタル放送受信装置において、
    前記抽出部は、前記受信部で受信したデジタル放送のストリームから広域のデジタル放送のデータ放送コンテンツに対応するパケット識別子を有するパケットをさらに抽出し、
    前記制御部は、前記広域のデジタル放送のデータ放送用のスタートアップモジュールを生成して、前記表示部を制御して当該広域のデジタル放送のデータ放送のスタートアップモジュールに対応するコンテンツを表示するまでは、前記ローカルのデジタル放送のデータ放送用のモジュールを生成しても、ローカルのデジタル放送を受信している旨を表示しないように前記表示部を制御する、
    ことを特徴とするデジタル放送受信装置。
  5. 広域およびローカルのデジタル放送のストリームの受信制御方法において、
    前記ローカルのデジタル放送のデータ放送コンテンツに対応するパケット識別子を格納するステップ、
    前記広域およびローカルのデジタル放送のストリームを受信するステップ、
    前記受信したストリームから、前記格納したパケット識別子を有するパケットを抽出するステップ、
    前記抽出したパケットに基づいて前記ローカルのデジタル放送のデータ放送用のモジュールを生成すると、前記ローカルのデジタル放送を受信している旨を表示するステップ、
    を含むことを特徴とするデジタル放送の受信制御方法。
  6. 広域およびローカルのデジタル放送のストリームを送信するデジタル放送送信装置であって、
    前記広域のデジタル放送の複数のストリームを受信する受信部と、
    前記ローカルのデジタル放送のデータ放送コンテンツを取得する取得部と、
    前記取得部により取得したローカルのデジタル放送のデータ放送コンテンツを含むパケットで、前記受信部で受信したストリームにおけるヌルパケットおよび/または広域のデジタル放送のデータ放送コンテンツを含むパケットを置換したストリームを生成する生成部と、
    前記生成部が生成したストリームを送信する送信部と、
    を具えることを特徴とするデジタル放送送信装置。
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