JPH09135478A - Fm多重信号受信装置 - Google Patents

Fm多重信号受信装置

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JPH09135478A
JPH09135478A JP7293015A JP29301595A JPH09135478A JP H09135478 A JPH09135478 A JP H09135478A JP 7293015 A JP7293015 A JP 7293015A JP 29301595 A JP29301595 A JP 29301595A JP H09135478 A JPH09135478 A JP H09135478A
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multiplex
display unit
display
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Application number
JP7293015A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Tachibana
弘幸 立花
Takeharu Matsui
武春 松井
Hironori Mitsufuji
洋徳 三藤
Masahiro Sata
正博 佐多
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 FM多重放送により伝送される番組データ
を、受信が完了したページデータについて、その内容に
対応して受信完了時刻を表示することが可能なFM多重
放送受信装置を提供する。 【解決手段】 アンテナ12により受信され、FMチュ
ーナ部14によってFM復調されたFM多重信号は、F
M多重デコード部15に入力し、ベースバンド信号の抽
出が行なわれる。パーソナルコンピュータ120におけ
るCPU40は、抽出されたベースバンド信号をもと
に、番組データの再構成を行なう。その際、CPU40
は、ページデータの受信が完了するごとに、受信完了時
刻をタイマ50から取得し、メモリ部44に、ページデ
ータの内容と受信完了時刻を対応して記憶させる。CP
U40は、表示部42に対して、ページデータと受信完
了時刻を対応させて出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の表示単位デ
ータ(ページデータ)に分割されて送信される情報デー
タを受信して、所定の数の表示単位データを出力する機
能を有するデジタル信号受信装置に関し、特に、上記受
信データがFM多重放送により伝送されるFM多重信号
受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、新しいサービスを提供する放送の
1つとして、FMステレオ放送のベースバンド信号の空
いたスペクトル領域に、デジタル信号を多重して送信す
るFM多重放送の開発・実用化が進められている。
【0003】FM多重放送は、現行FMステレオ放送の
音声信号よりも高い周波数帯に新たにデジタル信号を多
重し、交通情報、文字・図形情報などを放送する新しい
メディアである。周波数を有効に利用できること、放送
設備が簡易に実現できること、移動体でデータが受信で
きることから自動車等の移動体へ交通情報等を容易に伝
送できることなどが特徴として挙げられる。
【0004】したがって、FM多重放送は、受信機を搭
載した自動車等に対してリアルタイムでの渋滞情報等を
伝送する手段として、あるいは、ハンディタイプの受信
機を持つユーザに対して必要な情報をいつでもどこでも
アクセスできる低廉な伝送路を提供する手段として、一
部実用化が開始されている。
【0005】以下、従来のFM多重放送受信装置の構成
について説明する前に、まずFM多重放送におけるデー
タ構造の概略を説明する。
【0006】[FM多重放送の方式]FM多重放送にお
いては、受信状態を劣化させる要因として、マルチパス
妨害やフェージング妨害がある。特に、移動体受信の場
合においては、一般にその伝送路特性は非常に劣悪であ
る。その場合でも、できるだけ一度で完全に受信できる
システムが望ましい。しかし、実際には、一度の受信で
送信されたデータを完全に受信できない場合があり、そ
の際には再送信されるデータを受信して、受信できなか
ったデータを補完することが前提となる。FM多重放送
のサービスエリアは、FMステレオ放送のサービスエリ
アと同等であることが望ましいが、このサービスエリア
内においても平均ビット誤り率が10-2を超えるような
場所がある。したがって、送信されるデータの構造は、
このような劣悪な伝送路特性を考慮して、その誤り訂正
方式およびフレーム構成が決定されている。
【0007】特に、フェージング妨害による極端な電圧
低下によって生ずる誤りは致命的であり、誤り訂正が不
可能な場合がある。そこで、フェージングによって生ず
る誤りの平均的なバースト長に送信されるデータの単位
データ長を合せることにより、誤り訂正が不可能な誤り
が生じた場合には、上記単位データごと再送信された単
位データと置換えることで補完することが可能となる。
【0008】さらに、誤り訂正効果が高いことから、誤
り訂正方式としては2つのブロック符号を直交して配置
した積符号が用いられる。したがって、データは、縦方
向および横方向ともに誤り訂正符号を含む2次元的なフ
レーム構造をとることになる。
【0009】そして、送信データは上記1フレーム中の
データを基本単位とする階層構造を有するデータ構造と
なる。
【0010】以上に述べたことの具体例として、さら
に、文献(Proc. of Vehicle Navigation & Informatio
n Systems Conference(1994)A4-2 pp.111 〜116 )に
開示されている、FM多重放送方式について説明する。
【0011】図8に、上記データの階層構造の仕様を示
す。階層1においては、伝送路特性が指定されている。
通常のFMステレオ放送信号であるL+R信号およびL
−R信号に加えて、L−R信号より高周波側に、多重信
号が重畳される。
【0012】この重畳方式は、多重信号から音声信号へ
の妨害が音声変調度が小さいときに顕著となることを考
慮して、L−R信号の変調度により多重信号のレベルを
コントロールするLMSK(Level controlled Minimum
Shift Keying )方式が採用されている。
【0013】階層2は、誤り訂正方式を含む、データの
フレーム構成が規定されている。各フレームは、列方向
に272ブロックからなり、先頭には16ビットのBI
C(Block Identification Code )が付加され、このB
ICに基づいてフレーム同期およびブロック同期が行な
われる。列方向の272ブロックのうち、190ブロッ
クはデータを伝送するパケットであり、82ブロックは
列方向のパリティを伝送するパリティパケットである。
各パケットは、行方向に176ビットの情報部、誤り訂
正符号である14ビットのCRC(Cyclic Redundancy
Code)および82ビットのパリティ部より構成される。
【0014】つまり、送信データはこの1フレームを基
本単位として、この段階でまず誤り訂正が行なわれる。
【0015】階層3は、データパケットの構成を規定す
る。データパケットは、フレーム内の各行のうち、BI
C、CRCおよびパリティを除いた176ビットからな
る。
【0016】さらに、このデータパケットは、プリフィ
ックスとデータブロックで構成される。プリフィックス
には、データの内容を識別するための情報が含まれ、た
とえば後に述べるどの番組内容にそのデータパケットが
属するかを指定している。
【0017】階層4は、データグループの構成を規定し
ている。データグループは1つまたは複数データブロッ
クで構成されている。すなわち、データパケットにおけ
るプリフィックス内の情報をもとに、データパケット番
号の順に、データパケット番号が「0」から、プリフィ
ックス内の情報出力フラグの立っているデータブロック
まで並べることにより構成される。このデータグループ
にも、誤り訂正符号であるCRCが含まれ、送信データ
はこの階層においても誤り訂正が行なわれる。
【0018】1つのデータグループは、1表示単位、す
なわち1ページのデータに対応している。
【0019】階層5は、FM多重放送により伝送される
一まとまりの情報データ、すなわち番組データの構成を
規定する。図9は、この番組データの構成を示してい
る。文字、図形情報の番組は複数のデータグループから
構成され、先頭のデータグループは番組管理データとし
て、番組番号、ページ総数など番組全体にかかわる符号
化された情報からなる。また番組管理データに引続い
て、ページデータが複数個あり、1ページごとのデータ
が符号化されている。
【0020】番組データおよびページデータは、データ
ヘッダ部とデータユニット群から構成される。データユ
ニット群は、文字データ部やフォトグラフィック図形デ
ータ部など、各符号化ごとに分割された複数のデータユ
ニットにより構成されている。
【0021】つまり、以上のようなデータ構造において
は、受信側において番組データが一まとまりの情報を示
す一群のデータをなしている。たとえば、交通情報であ
れば、番組情報は特定の路線(高速道路等)の各ジャン
クションでの混雑状況等を示し、天気予報であれば、特
定の地域における天気予報情報等を示すことになる。
【0022】[従来のFM多重放送受信装置の構成]図
10は、従来のFM多重放送受信機10の構成を示す概
略ブロック図である。
【0023】アンテナ12およびチューナ14によって
受信されたFM多重放送信号が、検波回路16で検波さ
れ、さらにバンドパスフィルタ18を経て、LMSK復
調回路20に与えられる。LMSK復調回路20は、L
MSK変調されているFM多重放送信号のデータ復調を
行ない、FM多重信号を取出す。復調されたデータ信号
は、同期再生回路22において、図8における階層2に
おいて説明したとおりBICに基づいてフレーム同期お
よびブロック同期が行なわれる。同期されたデータ信号
は、誤り訂正回路24において、パリティ符号およびC
RCに基づいて誤り訂正される。
【0024】したがって、この誤り訂正回路24から
は、正常に受信され、または誤り訂正が施されたFM多
重放送のパケットデータ(図8における階層3において
示した構成を有する。)が出力される。
【0025】中央演算処理装置40(以下、CPUと呼
ぶ。)は、入力されたパケットデータに対して、データ
ブロックの抽出、データグループの再構成およびデータ
グループ段階での誤り訂正ならびに番組データへの再構
成を行なった後、番組データを表示装置42に出力す
る。表示装置42は、入力された番組データを図形ある
いは文字として出力する。
【0026】ここで、表示装置42としては、1ページ
分の表示領域、すなわち248×60ドット(日本語表
示で15.5文字×2.5行に相当)を有する液晶画面
等が用いられる。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】従来のFM多重放送受
信装置10は、上記のような構成であったので、以下の
ような問題点があった。
【0028】すなわち、FM多重放送により送信される
情報データ、すなわち番組データとしては、たとえば上
述のとおり交通情報や天気予報情報等が含まれる。これ
らの情報は、順次新しい情報が得られるたびにその番組
内容が更新される。
【0029】しかしながら、従来のFM多重放送受信装
置10においては、現在表示中の番組データが、いつ受
信されたものであるかをユーザは知ることができない。
このため、ユーザは、現在得られている情報の新鮮さの
度合について判断することができないという問題があっ
た。
【0030】本発明は、上記の目的のような課題を解決
するためになされたものであって、その目的は、FM多
重放送において、所定のページ数のページデータを表示
する場合に、表示中の番組データ中のページデータにつ
いてその受信時刻を対応させて出力する機能を有するF
M多重放送受信装置を提供することである。
【0031】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のFM多重
信号受信装置は、伝送される複数の情報データの各々が
複数の表示単位データに分割されて送信されるFM多重
通信系において、各表示単位データは、対応する情報デ
ータ中の位置を示す番号データを含む送信データを受信
するFM多重信号受信装置であって、FM多重送信によ
り表示単位データを伝送する搬送波を受信してFM復調
する復調手段と、復調手段の出力を受けて、FM多重信
号を抽出し、対応するデジタル信号として出力するFM
多重信号デコード手段と、FM多重信号デコード手段の
出力を受けて、各情報データに対応する表示単位データ
の受信を検知し、表示単位データにより再構成したデー
タと、対応する表示単位データの受信完了時刻とを含む
表示データを出力する情報再構成手段と、情報再構成手
段の出力を受けて、表示データに対応する画像を出力す
る表示手段とを備える。
【0032】請求項2記載のFM多重信号受信装置は、
請求項1記載のFM多重信号受信装置の構成に加えて、
前記各表示単位データは、対応する情報データへの所属
を示す識別データを含み、情報再構成手段は、時刻デー
タを出力する計時手段と、FM多重信号デコード手段の
出力と計時手段の出力とを受けて、表示単位データごと
の受信完了と、対応する受信完了時刻とを検知し、識別
データと番号データに応じて、対応する情報データごと
に、表示単位データを再構成したデータと受信完了時刻
とを出力する演算手段と、演算手段の出力を受けて、情
報データごとに、表示単位データと対応する受信完了時
刻を記憶する記憶手段とを含み、演算手段は、記憶手段
から、所定の数の表示単位データと対応する受信完了時
刻を受け、対応する表示データを出力する。
【0033】請求項3記載のFM多重信号受信装置は、
請求項2記載のFM多重信号受信装置の構成において、
情報再構成手段、入力手段および表示手段はパーソナル
コンピュータに含まれ、復調手段およびFM多重デコー
ド手段は、着脱可能なインタフェース部によりパーソナ
ルコンピュータと接続される。
【0034】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態のF
M多重放送受信装置100の構成を示す概略ブロック図
である。
【0035】FM多重放送受信装置100は、FM電波
を受けるアンテナ12と、アンテナ12の出力を受けて
FM復調するFMチューナ部14と、FMチューナ部1
4の出力を受けてFM多重信号の抽出と誤り訂正を行な
い、対応するデジタル信号を出力するFM多重デコード
部15と、デジタル信号を受けて、表示単位データ(ペ
ージデータ)を構成し、対応する文字等を表示するパー
ソナルコンピュータ120とを含む。
【0036】図10に示した、従来のFM多重放送受信
装置10の構成と異なる点は、FMチューナ部14にお
いてFM復調された信号から、FM多重デコード部15
においてFM多重信号を抽出し、パケットデータとして
出力されるデジタル信号を、パーソナルコンピュータ1
20が受け、パケットデータを番組データに再構成して
表示する構成とした点である。
【0037】すなわち、アンテナ12によって受信され
たFM多重放送信号は、FMチューナ部14におけるF
M復調回路2において、フェーズロックドループ回路4
(以下、PLL回路と呼ぶ。)から出力される局部発振
波により同期検波され、バッファ6を介して、FM多重
デコード部15に出力される。
【0038】FM多重デコード部15は、バッファ回路
8を介して、FM復調された信号を受け、バンドパスフ
ィルタ18により所定の周波数領域の信号成分を取出し
た後、復調LSI20においてLMSK復調を行なって
FM多重信号を抽出する。
【0039】CPU26は、復調LSI20の出力を受
けて、受信データのブロック同期、誤り訂正等を行なっ
てパケットデータとして出力する。このとき、誤り訂正
不能なパケットデータが存在する場合は、このCPU2
6においてそのデータが削除され、表示に必要なデータ
のみが選別されて出力される。
【0040】RAM28は、CPU26からの出力を受
けて、インタフェース30に対してデータを出力するた
めのバッファとして動作する。
【0041】アドレスデコーダ32は、CPU26が、
パーソナルコンピュータ120をアクセスしたことを検
知すると、インタフェース30からデータを出力させ
る。
【0042】コントローラ34は、通常においては、イ
ンタフェース30からの出力データを受けて、パーソナ
ルコンピュータ120に対してデータの出力を行なう。
ただし、装置の立上げ時などにおいては、ROM36に
記憶されているデータに基づいて、インタフェース間の
初期設定を行なう。
【0043】パーソナルコンピュータ120は、インタ
フェース38を介して、FM多重デコード部15から出
力されるパケットデータを受ける。CPU40は、イン
タフェース38からの出力データ、すなわちパケットデ
ータを受けて、図8において示した階層構造に従って、
データパケットからデータブロックを抽出し、データブ
ロックからデータグループを再構成し、データグループ
に対して誤り訂正を行なう。さらに、CPU40は、デ
ータグループ中のデータグループデータからページデー
タに相当するデータヘッダおよびデータユニット群を抽
出し、番組データを再構成する。
【0044】このとき、CPU40は、各ページデータ
について、受信が完了するたびにパーソナルコンピュー
タ120中のタイマ50の出力を受けて、その受信完了
時刻を検知する。同時に、CPU40は、メモリ44に
受信が完了した各ページデータと対応する受信完了時刻
を、各番組データごとに記憶させる。さらに、CPU4
0は、各ページデータについて受信が完了しているか否
かおよび各番組データについてその内容の更新が行なわ
れているか否かを常時モニタする。
【0045】以上のように再構成したページデータに基
づいて、CPU40は、所定のページ数のページデータ
と対応する受信時刻とを選択して、表示部42に出力
し、表示部42は、受取ったページデータに基づいて、
対応する文字情報あるいは図形情報を出力する。
【0046】ここで、表示部42は、たとえばハンドヘ
ルド型のパーソナルコンピュータでは、液晶フラットパ
ネルディスプレイ等が用いられ、その表示領域は、64
0×400ドットあるいはそれ以上の解像度を有する。
【0047】以下、図1のFM多重放送受信装置100
の動作、特に、CPU40の動作について説明する。
【0048】FM多重放送受信装置100中のパーソナ
ルコンピュータ120におけるCPU40の動作を説明
する前に、その前提となるFM多重放送信号のデータ構
造について、予めより詳しく説明する。
【0049】図2は、図9に示した番組管理データを含
むデータグループの構成を示す模式図である。図2に示
したデータグループの構成のうち、データグループデー
タ中に番組管理データが含まれている。データグループ
は、その先頭にデータグループの開始を示すヘッディン
グ開始符号(SOH)を含み、それに続いて、データグ
ループの連結の有無を示すフラグであるデータグループ
リンク符号と、データグループデータのバイト数を示す
データグループサイズデータを含む。それに引続いて、
伝送されるデータの本体であるデータグループデータが
存在する。さらにそれに続いて、データブロックの整数
倍の長さにデータグループ長を調整するための長さ調整
用のNULL領域、データグループの終了を示す終了符
号、データグループの誤り検出を行なうためのCRC符
号が存在する。
【0050】図3は、図9に示した番組データのうち先
頭の番組管理データに相当するデータグループの構造を
さらに詳しく示した模式図の1例である。
【0051】図2において説明したとおり、先頭のデー
タブロックDB1にヘッディング開始符号(SOH)が
存在し、それに続くデータブロックDB2およびDB3
にデータグループリンク符号(DGL)およびデータグ
ループサイズのデータが存在する。データグループリン
ク符号およびデータグループサイズはデータグループヘ
ッダと呼ばれる。その後、情報分離符号(RS)および
データヘッダパラメータが続き、データブロックDB6
から番組管理データ中の番組データヘッダの実質的な内
容が開始する。番組データヘッダには、番組番号や、番
組内容の更新が行なわれたことを示す更新データ、その
番組中に含まれるページ総数、その番組の表示フォーマ
ット等を指定する表示フォーマットデータが含まれてい
る。番組管理データ中の番組データヘッダの後には、文
字や図形データを含むデータユニット群が続いている。
【0052】一方、番組管理データに続く各ページデー
タにおいては、先頭にページデータヘッダが存在し、番
組番号、そのページの番組中におけるページ番号や表示
フォーマット等のデータを含んでいる。ページデータに
おいても、ページデータヘッダの後に文字図形データを
含むデータユニット群が続いている。
【0053】したがって、各ページデータに対応するデ
ータグループごとに、そのページのページ番号に関する
データが含まれる構成となっている。
【0054】図4は、CPU40の動作のうち、ページ
データの受信時刻を取得するサブルーチンの一例を示す
フローチャートである。
【0055】CPU40は、FM多重デコード部15か
らの出力を受けて、ページデータの再構成を行ない、受
信が完了したページデータが存在するか否かを常時モニ
タしている。同時に、CPU40は、番組管理データヘ
ッダ内の更新データに基づいて、番組内容の更新が行な
われたか否かのモニタも行なっている。
【0056】現在受信中の番組データのいずれかのペー
ジデータの受信完了が検知されるか、あるいは番組内容
の更新が検知された後の最初の1頁のページデータの受
信が完了したことが検知されると、CPU40は、割込
信号を発生し、受信時刻記憶ルーチンを開始する(ステ
ップS11)。
【0057】CPU40は、タイマ50の出力を受け
て、対応するページデータの受信完了時刻を取得する
(ステップS12)。
【0058】CPU40は、続いて、受信完了時刻デー
タと受信が完了したページデータとをメモリ44に対応
させて記憶させる(ステップS13)。
【0059】以上の動作が終了すると受信時刻記憶ルー
チンの動作が終了する(ステップS14)。
【0060】図5は、以上の動作により、メモリ44内
に記憶されている番組データを示す概念図である。メモ
リ44には、各番組データごとに受信が完了したページ
データの内容と、それに対応するページ番号および受信
が完了した時刻がテーブルとして記憶されている。CP
U40は、指定された表示開始ページから、順次受信が
完了しているページデータの内容と受信完了時刻を読取
ることで、所定のページ数を表示部42に表示させるこ
とが可能である。
【0061】なお、図5は、ページ番号、ページデータ
の内容および受信完了時刻を記憶する概念を示したもの
であって、このようなテーブルをメモリ領域にどのよう
に記憶させるかは、ソフトウェアやハードウェアの構成
に依存して変化する。
【0062】図6は、表示部42にページデータを表示
させる表示画面の一例を示す模式図である。
【0063】表示領域350には、受信した番組データ
のうちの指定されたページデータが表示され、表示領域
352には、対応するページ番号が表示される。
【0064】表示領域370には、現在表示中のページ
データに対応する受信完了時刻が表示されている。
【0065】なお、図6に示した模式図においては、1
頁分のデータを表示する場合について示したが、ページ
めくりボタン(+)362等をユーザが選択することに
より、表示領域350の大きさを変化させ、複数頁を同
時に出力する構成とすることも可能である。
【0066】この場合、ページデータに対応する受信時
刻の表示も、たとえば、表示中の最初のページデータに
対応した受信時刻を表示する構成や、表示中のすべての
ページデータについての受信時刻を表示する構成とする
ことも可能である。
【0067】以上のような構成とすることで、メモリ4
4には、受信が完了したページデータの内容とそれに対
応する受信完了時刻が記憶され、表示部42に両者が対
応して表示されるので、ユーザは常に表示中のページデ
ータの新鮮さの度合を知ることが可能である。しかも、
番組内容が更新されるごとに、このページデータの受信
完了時刻も更新されるので、常に、最新の番組データに
ついて、それに含まれるページデータの新鮮さの度合を
判断することが可能となる。
【0068】図7は、図1に示したFM多重放送受信装
置100をノートブック型パソコン120とICカード
を用いて構成した場合の概略図を示す。
【0069】この場合、FM多重デコード部15がIC
カード化され、パーソナルコンピュータ120に対して
着脱可能となっている。FMチューナ部14は、FM多
重デコード部15と接続コードによって接続される構成
としている。以上のような構成とすることにより、FM
チューナ部14をパーソナルコンピュータ120から遠
ざけることが可能となり、受信信号にパーソナルコンピ
ュータ120からのノイズが混入することを防止するこ
とが可能となる。
【0070】もちろん、図7に示したようにFMチュー
ナ部14とFM多重デコード部15とを接続コードによ
り接続する構成ではなく、両者を一体化することで、よ
り携帯に便利な形とすることも可能である。
【0071】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、FM多
重放送を受信中のユーザは、表示中のページデータの受
信完了時刻を知ることが可能で、現在受取っているデー
タの新鮮さの度合を把握することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るFM多重放送受信装置100の構
成を示す概略ブロック図である。
【図2】FM多重放送信号におけるデータグループの構
成を示す模式図である。
【図3】ページデータにおけるページデータヘッダの構
成を示す模式図である。
【図4】本発明のFM多重放送受信装置100における
CPU40の動作を示すフローチャートである。
【図5】メモリ44の記憶状態の一例を示す概念図であ
る。
【図6】表示部42の表示例を示す模式図である。
【図7】本発明に係るFM多重放送受信装置の外観を示
す模式図である。
【図8】FM多重放送の仕様を示す仕様図である。
【図9】番組データの構成を示す模式図である。
【図10】従来のFM多重放送受信装置10の構成を示
す概略ブロック図である。
【符号の説明】
2 FM復調回路 4 PLL回路 6、8 バッファ回路 10 従来のFM多重放送受信装置 12 アンテナ 14 チューナ 16 検波回路 18 バイパスフィルタ 20 NMSK復調回路 22 同期再生回路 24 誤り訂正回路 26 CPU 28 RAM 30、38 インタフェース回路 32 アドレスデコーダ 34 コントローラ 36 ROM 40 CPU 42 表示部 44 メモリ 100 FM多重放送受信装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐多 正博 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送される複数の情報データの各々が複
    数の表示単位データに分割されて送信されるFM多重通
    信系において、前記各表示単位データは、対応する情報
    データ中の位置を示す番号データを含む送信データを受
    信するFM多重信号受信装置であって、 FM多重送信により前記表示単位データを伝送する搬送
    波を受信してFM復調する復調手段と、 前記復調手段の出力を受けて、FM多重信号を抽出し、
    対応するデジタル信号として出力するFM多重信号デコ
    ード手段と、 前記FM多重信号デコード手段の出力を受けて、前記各
    情報データに対応する前記表示単位データの受信を検知
    し、前記表示単位データにより再構成したデータと、対
    応する表示単位データの受信完了時刻とを含む表示デー
    タを出力する情報再構成手段と、 前記情報再構成手段の出力を受けて、前記表示データに
    対応する画像を出力する表示手段とを備える、FM多重
    信号受信装置。
  2. 【請求項2】 前記各表示単位データは、前記対応する
    情報データへの所属を示す識別データを含み、 前記情報再構成手段は、 時刻データを出力する計時手段と、 前記FM多重信号デコード手段の出力と前記計時手段の
    出力とを受けて、前記表示単位データごとの受信完了
    と、対応する受信完了時刻とを検知し、前記識別データ
    と前記番号データに応じて、対応する情報データごと
    に、前記表示単位データを再構成したデータと、前記受
    信完了時刻とを出力する演算手段と、 前記演算手段の出力を受けて、前記情報データごとに、
    前記表示単位データと対応する受信完了時刻を記憶する
    記憶手段とを含み、 前記演算手段は、前記記憶手段から、所定の数の前記表
    示単位データと対応する受信完了時刻を受け、対応する
    前記表示データを出力する、請求項1記載のFM多重信
    号受信装置。
  3. 【請求項3】 前記情報再構成手段および前記表示手段
    は、パーソナルコンピュータに含まれ、 前記復調手段および前記FM多重デコード手段は、着脱
    可能なインタフェース部により、前記パーソナルコンピ
    ュータと接続される、請求項2記載のFM多重信号受信
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8098818B2 (en) 2003-07-07 2012-01-17 Qualcomm Incorporated Secure registration for a multicast-broadcast-multimedia system (MBMS)
US8983065B2 (en) 2001-10-09 2015-03-17 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for security in a data processing system
US9100457B2 (en) 2001-03-28 2015-08-04 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for transmission framing in a wireless communication system

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