JP3418051B2 - 多重放送送信装置および受信装置 - Google Patents

多重放送送信装置および受信装置

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JP3418051B2 JP02150096A JP2150096A JP3418051B2 JP 3418051 B2 JP3418051 B2 JP 3418051B2 JP 02150096 A JP02150096 A JP 02150096A JP 2150096 A JP2150096 A JP 2150096A JP 3418051 B2 JP3418051 B2 JP 3418051B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の単位データ
に分割されて送信される複数の情報データを受信して、
対応する処理を実行するデジタル多重信号受信装置に関
し、より特定的には、上記受信データがFM多重放送に
より伝送され、上記情報データはプログラムデータ(演
算処理装置の動作プログラム)を含む多重放送送信装置
および受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、新しいサービスを提供する放送の
1つとして、FMステレオ放送のベースバンド信号の空
いたスペクトル領域に、デジタル信号を多重して送信す
るFM多重放送の開発・実用化が進められている。
【0003】FM多重放送は、現行FMステレオ放送の
音声信号よりも高い周波数帯に新たにデジタル信号を多
重し、交通情報、文字・図形情報などを放送する新しい
メディアである。周波数を有効に利用できること、放送
設備が簡易に実現できること、移動体でデータが受信で
きることから自動車等の移動体へ交通情報等を容易に伝
送できることなどが特徴として挙げられる。
【0004】したがって、FM多重放送は、受信機を搭
載した自動車等に対してリアルタイムでの渋滞情報等を
伝送する手段として、あるいは、ハンディタイプの受信
機を持つユーザに対して必要な情報をいつでもどこでも
アクセスできる低廉な伝送路を提供する手段として、一
部実用化が開始されている。
【0005】以下、従来のFM多重放送受信装置の構成
について説明する前に、まずFM多重放送におけるデー
タ構造の概略を説明する。
【0006】[FM多重放送の方式]FM多重放送にお
いては、受信状態を劣化させる要因として、マルチパス
妨害やフェージング妨害がある。特に、移動体受信の場
合においては、一般にその伝送路特性は非常に劣悪であ
る。その場合でも、できるだけ一度で完全に受信できる
システムが望ましい。しかし、実際には、一度の受信で
送信されたデータを完全に受信できない場合があり、そ
の際には再送信されるデータを受信して、受信できなか
ったデータを補完することが前提となる。FM多重放送
のサービスエリアは、FMステレオ放送のサービスエリ
アと同等であることが望ましいが、このサービスエリア
内においても平均ビット誤り率が10-2を超えるような
場所がある。したがって、送信されるデータの構造は、
このような劣悪な伝送路特性を考慮して、その誤り訂正
方式およびフレーム構成が決定されている。
【0007】特に、フェージング妨害による極端な電圧
低下によって生ずる誤りは致命的であり、誤り訂正が不
可能な場合がある。そこで、フェージングによって生ず
る誤りの平均的なバースト長に送信されるデータの単位
データ長を合せることにより、誤り訂正が不可能な誤り
が生じた場合には、上記単位データごと再送信された単
位データと置換えることで補完することが可能となる。
【0008】さらに、誤り訂正効果が高いことから、誤
り訂正方式としては2つのブロック符号を直交して配置
した積符号が用いられる。したがって、データは、縦方
向および横方向ともに誤り訂正符号を含む2次元的なフ
レーム構造をとることになる。
【0009】そして、送信データは上記1フレーム中の
データを基本単位とする階層構造を有するデータ構造と
なる。
【0010】以上に述べたことの具体例として、さら
に、文献(Proc. of Vehicle Navigation & Informatio
n Systems Conference(1994)A4-2 pp.111 〜116 )に
開示されている、FM多重放送方式について説明する。
【0011】図21に、上記データの階層構造の仕様を
示す。階層1においては、伝送路特性が指定されてい
る。通常のFMステレオ放送信号であるL+R信号およ
びL−R信号に加えて、L−R信号より高周波側に、多
重信号が重畳される。
【0012】この重畳方式は、多重信号から音声信号へ
の妨害が音声変調度が小さいときに顕著となることを考
慮して、L−R信号の変調度により多重信号のレベルを
コントロールするLMSK(Level controlled Minimum
Shift Keying )方式が採用されている。
【0013】階層2は、誤り訂正方式を含む、データの
フレーム構成が規定されている。各フレームは、列方向
に272ブロックからなり、先頭には16ビットのBI
C(Block Identification Code )が付加され、このB
ICに基づいてフレーム同期およびブロック同期が行な
われる。列方向の272ブロックのうち、190ブロッ
クはデータを伝送するパケットであり、82ブロックは
列方向のパリティを伝送するパリティパケットである。
各パケットは、行方向に176ビットの情報部、誤り訂
正符号である14ビットのCRC(Cyclic Redundancy
Code)および82ビットのパリティ部より構成される。
【0014】つまり、送信データはこの1フレームを基
本単位として、この段階でまず誤り訂正が行なわれる。
【0015】階層3は、データパケットの構成を規定す
る。データパケットは、フレーム内の各行のうち、BI
C、CRCおよびパリティを除いた176ビットからな
る。
【0016】さらに、このデータパケットは、プリフィ
ックスとデータブロックで構成される。プリフィックス
には、データの内容を識別するための情報が含まれ、た
とえば後に述べるどの番組内容にそのデータパケットが
属するかを指定している。
【0017】階層4は、データグループの構成を規定し
ている。データグループは1つまたは複数データブロッ
クで構成されている。すなわち、データパケットにおけ
るプリフィックス内の情報をもとに、データパケット番
号の順に、データパケット番号が「0」から、プリフィ
ックス内の情報出力フラグの立っているデータブロック
まで並べることにより構成される。このデータグループ
にも、誤り訂正符号であるCRCが含まれ、送信データ
はこの階層においても誤り訂正が行なわれる。
【0018】1つのデータグループは、1表示単位、す
なわち1ページのデータに対応している。
【0019】階層5は、FM多重放送により伝送される
一まとまりの情報データ、すなわち番組データの構成を
規定する。図22は、この番組データの構成を示してい
る。文字、図形情報の番組は複数のデータグループから
構成され、先頭のデータグループは番組管理データとし
て、番組番号、ページ総数など番組全体にかかわる符号
化された情報からなる。また番組管理データに引続い
て、ページデータが複数個あり、1ページごとのデータ
が符号化されている。
【0020】番組データおよびページデータは、データ
ヘッダ部とデータユニット群から構成される。データユ
ニット群は、文字データ部やフォトグラフィック図形デ
ータ部など、各符号化ごとに分割された複数のデータユ
ニットにより構成されている。
【0021】つまり、以上のようなデータ構造において
は、受信側において番組データが一まとまりの情報を示
す一群のデータをなしている。たとえば、交通情報であ
れば、番組情報は特定の路線(高速道路等)の各ジャン
クションでの混雑状況等を示し、天気予報であれば、特
定の地域における天気予報情報等を示すことになる。
【0022】[従来のFM多重放送受信装置の構成]図
23は、従来のFM多重放送受信機10の構成を示す概
略ブロック図である。
【0023】アンテナ12およびチューナ14によって
受信されたFM多重放送信号が、検波回路16で検波さ
れ、さらにバンドパスフィルタ18を経て、LMSK復
調回路20に与えられる。LMSK復調回路20は、L
MSK変調されているFM多重放送信号のデータ復調を
行ない、FM多重信号を取出す。復調されたデータ信号
は、同期再生回路22において、図8における階層2に
おいて説明したとおりBICに基づいてフレーム同期お
よびブロック同期が行なわれる。同期されたデータ信号
は、誤り訂正回路24において、パリティ符号およびC
RCに基づいて誤り訂正される。
【0024】したがって、この誤り訂正回路24から
は、正常に受信され、または誤り訂正が施されたFM多
重放送のパケットデータ(図8における階層3において
示した構成を有する。)が出力される。
【0025】中央演算処理装置40(以下、CPUと呼
ぶ。)は、入力されたパケットデータに対して、データ
ブロックの抽出、データグループの再構成およびデータ
グループ段階での誤り訂正ならびに番組データへの再構
成を行なった後、番組データを表示装置42に出力す
る。表示装置42は、入力された番組データを図形ある
いは文字として出力する。
【0026】ここで、表示装置42としては、1ページ
分の表示領域、すなわち248×60ドット(日本語表
示で15.5文字×2.5行に相当)を有する液晶画面
等が用いられる。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】従来のFM多重放送受
信装置10は、上記のような構成であったので、以下の
ような問題点があった。
【0028】すなわち、FM多重放送により送信される
情報データは、たとえば上述のとおり交通情報や天気予
報情報等の文字・図形情報に限られ、プログラムデータ
等の伝送を行なった場合、それに対応した処理を行なう
受信機が存在しなかったことである。
【0029】つまり、FM多重放送においては、各情報
データは単位データに分割され、データパケットとして
伝送される。このデータパケットは、複数の情報データ
に対して、時分割して送信されるため、受信機の側で、
その情報データの種類の判別、およびそれに対応した処
理動作を行なう必要がある。
【0030】通常の文字・図形情報とともに、プログラ
ムデータの送信が行なわれる場合、受信機側で、文字・
図形情報として出力を行なうか、プログラムデータを取
込んだ後そのプログラムに基づいて演算処理を行なうか
それぞれに対応する動作モードを選択する必要がある。
【0031】さらに、従来のFM多重放送においては、
送信側からのデータを受信側が一方的に受けるのみであ
り、たとえば送信した情報に基づいて、ユーザの側が何
らかの対応をとるような放送形態、すなわち聴取者参加
型の番組放送を行なうことは不可能であった。
【0032】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたものであって、その目的は、多重放送にお
いて、文字・図形情報等とともにプログラムデータが送
信される場合に、受信機側で動作モードの選択を行な
い、対応する処理を実行することが可能な多重放送受信
装置および送信装置を提供することである。
【0033】この発明の他の目的は、送信側から順次送
り出されるプログラムデータに基づいて受信機側で行な
われる処理にユーザが参加する放送形態も可能とする
放送受信装置および送信装置を提供することである。
【0034】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の多重放送
受信装置は、伝送される複数の情報データの各々が、複
数の単位データに分割されて送信される多重通信系にお
いて、各単位データは、所属する情報データおよび情報
データ中の位置を示す識別データを含む送信データを受
信する多重放送受信装置であって、多重送信により単位
データを伝送する搬送波を受信して復調する復調手段
と、復調手段の出力を受けて、多重信号を抽出し、対応
するディジタル信号として出力する多重信号デコード手
段と、多重信号デコード手段の出力を受けて、識別デー
タに応じて情報データを合成し、受信した情報データが
複数のモジュールに分割して送信されるプログラムデー
タである場合、各情報データに含まれる動作モードデー
タによりプログラムデータがモジュールごとに送信され
る第1の処理モードが指定されていることに応じて、プ
ログラムデータのモジュールを順次実行する演算処理手
段とを備え、各モジュールは、複数の単位データを含む
単位データ群により伝送され、かつ、情報データを構成
する一連のモジュール中での位置を特定するためのモジ
ュール番号データを含み、演算処理手段は、モジュール
番号データに基づいて、プログラムデータのモジュール
の受信完了を検出するごとに順次対応する処理を実行す
る。
【0035】請求項2記載の多重放送受信装置は、請求
項1記載の多重放送受信装置の構成に加えて、演算処理
手段の情報データに対する処理モードは、第1処理のモ
ードに加えて、一括して送信されたプログラムデータを
実行する第2の処理モードをさらに含み、動作モードデ
ータは、情報データに対する処理モードを指定し、演算
処理手段は、動作モードデータに応じて、第1の処理モ
ードにおいては、プログラムデータのモジュールの受信
完了を検出するごとに順次対応する処理を実行第2
の処理モードにおいては、プログラムデータの受信完了
に応じて、プログラムデータに対応する処理を実行す
【0036】請求項3記載の多重放送受信装置は、請求
項2記載の多重放送受信装置の構成に加えて、所定の登
録データの記録されたカードを受けて、登録データを読
取る読取手段をさらに備え、演算処理手段は、登録デー
タと動作モードデータとに応じて、プログラムデータに
応じた処理を開始する。
【0037】請求項4記載の多重放送受信装置は、請求
項3記載の多重放送受信装置の構成に加えて、情報デー
タに対する処理モードは、さらに、文字・図形情報を送
信する第3の処理モードを含み、演算処理手段は、動作
モードデータに応じて、第3の処理モードの場合は対応
する文字・図形データを出力し、演算処理手段の出力を
受けて、プログラムデータに応じた処理結果および文字
・図形データを出力する表示手段をさらに備える。
【0038】請求項5記載の多重放送受信装置は、請求
項4記載の多重放送受信装置の構成に加えて、外部から
の入力データを受けるデータ入力手段をさらに備え、演
算処理手段は、第1の処理のモードの場合、登録データ
に応じて処理を開始し、プログラムモジュールの実行に
応じて入力される入力データに基づく処理データを出力
し、処理データをカードに書込む書込手段をさらに備え
る。
【0039】請求項6記載の多重放送送信装置は、伝送
される複数の情報データの各々が、複数の単位データに
分割されて送信される多重通信系において、各単位デー
タは、所属する情報データおよび情報データ中の位置を
示す識別データを含むデータを送信する多重放送送信装
置であって、情報データとして、文字・図形情報を受け
る第1の入力手段と、情報データとして、プログラムデ
ータを受ける第2の入力手段と、第1の入力手段の出力
を受けて、対応する複数の第1の単位データを生成する
第1の送出制御手段と、第2の入力手段の出力を受け
て、プログラムデータを複数のモジュールに分割した上
で、モジュールごとに対応する複数の第2の単位データ
を生成し、かつモジュールごとに、プログラムデータを
構成する一連のモジュール中での位置を特定するための
モジュール番号データを挿入する第2の送出制御手段
と、第1および第2の単位データを受けて、両データを
時分割して合成する合成送出手段と、合成送出手段の出
力を受けて、多重変調する変調手段と、変調手段の出力
を受けて、増幅し送出する増幅手段とを備える。請求項
7記載の多重放送受信装置は、伝送される複数の情報デ
ータの各々が、複数の単位データに分割されて送信され
る多重通信系において、各単位データは、所属する情報
データおよび情報データ中の位置を示す識別データを含
む送信データを受信する多重放送受信装置であって、単
位データを伝送する搬送波を受信して復調する復調手段
と、復調手段の出力を受けて、対応するディジタル信号
として出力するデコード手段と、デコード手段の出力を
受けて、識別データに応じて情報データを合成し、受信
した情報データが複数のモジュールに分割して送信され
るプログラムデータである場合、プログラムデータのモ
ジュールごとに実行する演算処理手段とを備え、各モジ
ュールは、複数の単位データを含む単位データ群により
伝送され、かつ、情報データを構成する一連のモジュー
ル中での位置を特定するためのモジュール番号データを
含み、演算処理手段は、モジュール番号データに基づい
て、プログラムデータのモジュールの受信完了を検出す
るごとに順次対応する処理を実行する。請求項8記載の
多重放送受信装置は、請求項7記載の多重放送受信装置
の構成に加えて、演算処理手段の情報データに対する処
モードは、プログラムデータをモジュールごとに実行
する第1の処理モードと、プログラムデータを一括して
実行する第2の処理モードとを含み、各情報データは、
処理モードを示す動作モードデータを含み、演算処理手
段は、動作モードデータに応じて、第1の処理モードに
おいては、プログラムデータのモジュールの受信完了を
検出するごとに順次対応する処理を実行第2の処理
モードにおいては、プログラムデータの受信完了に応じ
て、プログラムデータに対応する処理を実行す。請求
項9記載の多重放送受信装置は、請求項8記載の多重放
送受信装置の構成に加えて、所定の登録データの記録さ
れたカードを受けて、登録データを読取る読取手段をさ
らに備え、演算処理手段は、登録データと動作モードデ
ータとに応じて、プログラムデータに応じた処理を開始
する。
【0040】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]図1は、本発明の実施の形態のFM多
重放送受信装置100の構成を示す概略ブロック図であ
る。
【0041】FM多重放送受信装置100は、FM電波
を受けるアンテナ12と、アンテナ12の出力を受けて
FM復調するFMチューナ部14と、FMチューナ部1
4の出力を受けてFM多重信号の抽出と誤り訂正を行な
い、対応するディジタル信号を出力するFM多重信号デ
コード部15と、ディジタル信号を受けるバッファ回路
32と、バッファ回路32の出力を受けて、単位データ
から情報データの抽出、合成、処理の実行等を行なうC
PU40と、CPU40により抽出された情報データの
記憶を行なうメモリ30と、CPU40との間でデータ
の入出力を行なうバッファ回路34と、バッファ回路3
4から出力される情報データを受けて、対応する映像を
出力するデータ表示部36と、ユーザからの入力データ
をCPU40へ出力するデータ入力部38とを含む。
【0042】以後、バッファ回路32、CPU40、メ
モリ30およびバッファ回路34を総称して演算処理部
120と呼ぶ。
【0043】データ表示部36としては、たとえばLE
D表示ディスプレイ等を用いることが可能であり、デー
タ入力部38としては、たとえばキーボード等を用いる
ことが可能である。
【0044】FM多重放送受信装置100は、さらに、
FMチューナ部14からの復調信号を受けて、通常のF
M音声放送の音声合成を行なう音声合成部50と、音声
合成部50の出力を受けて音声を出力するスピーカ52
と、CPU40により制御され、効果音を発生する効果
音発生部54とを含む。
【0045】したがって、FM多重放送受信装置100
は、従来のFM多重放送受信装置10と異なり、文字・
図形情報の出力ばかりでなく、通常のFM放送による音
声情報や、送信されたプログラムデータに基づいて、C
PU40からの出力に基づいて、文字情報等に対応する
効果音を同時に発生することが可能な構成となってい
る。
【0046】FM多重放送受信装置100は、さらに、
所定の登録データを記録したカードからのデータを読込
み、CPU40に対して出力し、また、CPU40から
の出力に応じて、カードに文字情報等の書込を行なうバ
ーコードリーダ/プリンタ装置44をさらに含む。
【0047】バーコードリーダ/プリンタ装置44から
の入力に基づいて、CPU40が動作する構成とするこ
とで、所定の登録データが記録されたカードを有するユ
ーザのみが特定の情報データ(放送番組)を受取ること
が可能な構成とすることもできる。
【0048】以下に、FM多重放送受信装置100の各
部の動作についてさらに詳しく説明する。
【0049】アンテナ12によって受信されたFM多重
放送信号は、FMチューナ部14におけるFM復調回路
において、フェーズロックドループ回路から出力される
局部発振波により同期検波され、FM多重信号デコード
部15に出力される。
【0050】FM多重信号デコード部15は、バッファ
回路を介して、FM復調された信号を受け、バンドパス
フィルタにより所定の周波数領域の信号成分を取出した
後、復調LSIにおいてLMSK復調を行なってFM多
重信号を抽出する。
【0051】CPU40は、復調LSIの出力を受け
て、受信データのブロック同期、誤り訂正等を行なって
パケットデータとして出力する。このとき、誤り訂正不
能なパケットデータが存在する場合は、そのデータは削
除される。
【0052】CPU40において合成された情報データ
は、必要に応じて、メモリ30に記憶される。
【0053】CPU40では、受信した情報データの種
類に応じて、文字・図形情報等をディスプレイ36に出
力する動作を行なう場合や、受信した後メモリ30に格
納されているプログラムデータに基づいて、所定の処理
を実行する場合に処理が分岐する。
【0054】以下、図1のFM多重放送受信装置100
の動作、特に、CPU40の動作について説明する。
【0055】FM多重放送受信装置100中のCPU4
0の動作を説明する前に、その前提となるFM多重放送
信号のデータ構造について、予めより詳しく説明してお
く。
【0056】図2は、図22に示した番組管理データを
含むデータグループの構成を示す模式図である。
【0057】図2に示したデータグループの構成のう
ち、データグループデータ中に番組管理データが含まれ
ている。データグループは、その先頭にデータグループ
の開始を示すヘッディング開始符号(SOH)を含み、
それに続いて、データグループの連結の有無を示すフラ
グであるデータグループリンク符号と、データグループ
データのバイト数を示すデータグループサイズデータを
含む。
【0058】さらにそれに引続いて、伝送されるデータ
の本体であるデータグループデータが存在する。その後
には、データブロックの整数倍の長さにデータグループ
長を調整するための長さ調整用のNULL領域、データ
グループの終了を示す終了符号、データグループの誤り
検出を行なうためのCRC符号が存在する。
【0059】図3は、図22に示した番組データのうち
先頭の番組管理データに相当するデータグループの構造
の一例をさらに詳しく示した模式図である。
【0060】図2において説明したとおり、先頭のデー
タブロックDB1にヘッディング開始符号(SOH)が
存在し、それに続くデータブロックDB2およびDB3
にデータグループリンク符号(DGL)およびデータグ
ループサイズのデータが存在する。データグループリン
ク符号およびデータグループサイズはデータグループヘ
ッダと呼ばれる。
【0061】データグループヘッダに続いて、番組デー
タヘッダが存在する。図4は、番組データヘッダの構成
を示す模式図である。
【0062】データグループヘッダの後、情報分離符号
(RS)およびデータヘッダパラメータが続き、データ
ブロックDB(n+2)(図3に示した場合は、n=
6)から番組管理データ中の番組データヘッダの実質的
な内容が開始する。番組データヘッダには、番組番号
や、番組内容の更新が行なわれたことを示す更新デー
タ、その番組中に含まれるページ総数、番組に含まれる
符号の種類および情報の提示の方法を示す提示機能デー
タ、その番組の情報の種別を示す情報種別データ、その
番組の表示フォーマット等を指定する表示フォーマット
データが含まれている。
【0063】上記各データ中、データブロックDB(n
+4)に含まれる提示機能データは、たとえば、受信し
た情報データについて、順次表示を行なったり、処理を
行なう動作モード(随時動作モード)とするか、番組デ
ータのすべての受信が完了した後に一括してその表示ま
たは処理の実行を行なう動作モード(一括動作モード)
とするかを指定する。後に説明するように、情報データ
がプログラムデータである場合に、この提示機能データ
は、CPU40がいかなる実行形式で動作するかを示す
動作モードデータの1つとなる。
【0064】図5は、番組データヘッダに続く番組管理
データユニットの構成を示す模式図である。
【0065】番組データヘッダと番組管理データユニッ
トの境界を示すデータユニット分離符号に続いて、デー
タユニットパラメータ、データユニットの大きさを示す
データユニットサイズデータが存在し、その後にデータ
ユニットの本体であるデータユニットデータが存在す
る。通常の文字・図形情報の番組では、番組管理データ
中の番組データヘッダの後には、文字や図形データを含
むデータユニット群が続いている。
【0066】しかしながら、情報データとして、プログ
ラムデータ(バイナリコード等)を送信する場合は、受
信機側で、受信したデータに基づく動作モードの決定の
ために、さらに以下に述べるようなデータ構造を有して
いる。
【0067】すなわち、まず図5におけるデータユニッ
トパラメータ中にそれがプログラムデータ、たとえば放
送されたプログラムデータに基づいて、ユーザがゲーム
を行なうデータであることを示すパラメータが含まれ
る。
【0068】このデータにより、当該番組データが、ゲ
ーム情報を含むデータであることの識別が行なわれる。
【0069】以下では、データユニットパラメータ中の
パラメータにより、以後のユニットの内容がゲームを行
なうためのプログラムデータである場合の例について説
明する。
【0070】図6は、上記のように、データユニットパ
ラメータ中にゲーム管理データが含まれ、それに続くデ
ータユニットデータがゲーム管理データユニットである
場合のデータユニットデータの構成を示す模式図であ
る。
【0071】データユニットデータは、放送チャンネル
中のどの番組であるかを示すための種別コードを先頭に
有し、それに続くいくつかのセグメントで構成されてい
る。
【0072】各セグメントは、そのセグメントの大きさ
を表わすセグメント長と、その後に続くプログラムデー
タの動作を制御するための制御番号と、当該番組データ
によって送られるプログラムデータ等の動作モードを指
定したり、その他制御番号によって与えられるコマンド
の条件を与えるパラメータデータとを有する。
【0073】すなわち、以上のデータ構造においては、
番組管理データヘッダ中の提示機能データに基づいて、
受信したデータを順次実行していく随時動作モードであ
るか、すべての番組データの受信が完了した後に処理を
実行する一括動作モードであるかの指定が行なわれる。
【0074】さらに、番組制御番号中の動作モードを指
定するコマンドに基づいて、それに続くパラメータによ
り指定される動作モードで、CPU40の動作モードが
決定される。
【0075】図7は、図6に示したセグメントデータ中
の番組制御番号により示される制御コマンドの一例を示
す図である。
【0076】たとえば、制御番号が01Hである場合、
以下に続くパラメータデータにより動作モードの指定が
行なわれる。
【0077】制御番号が02Hである場合は、以下に続
くパラメータデータによりプログラムの実行開始日時が
指定される。したがって、FM多重放送受信装置100
は、プログラムデータを受信後、演算処理部120中に
含まれるタイマに基づいて、指定された開始日時となっ
た後にプログラムの実行を開始する。
【0078】制御番号が03Hである場合は、以下に続
くパラメータデータによりプログラムの締切り日時が指
定される。このコマンドにより、締切り日時が指定され
ると、この締切り日時経過後は、CPU40の当該プロ
グラムの実行は禁止される。
【0079】制御番号が04Hである場合は、以下に続
くパラメータデータによりプログラムの消去日時が指定
される。CPU40は、メモリ30中に記憶されたプロ
グラムデータを随時監視し、指定された消去日時におい
て、当該プログラムの消去を行なう。したがって、たと
えば、日中にプログラムデータの放送を行ない、夜間の
うちに、そのプログラムデータの消去を行なうというこ
とが、放送局側からの指示により行なうことが可能とな
る。
【0080】制御番号が05Hである場合は、別番組番
号へのジャンプが指定される。このコマンドは、たとえ
ば複数の番組で、同一のプログラムを実行するような場
合に使用される。すなわち、プログラムデータを送る番
組を1つにして、当該プログラムを送らない番組では、
この制御コマンドによりプログラムが送られている番組
を指定することが可能となる。
【0081】受信機側において、番組を切換えて動作す
ることで、複数の番組のそれぞれで同一のプログラムデ
ータを送信するという無駄を省くことが可能となる。
【0082】制御番号が06Hである場合は、それに続
くパラメータデータにより比較情報が与えられる。すな
わち、パラメータデータ中には、比較演算子(たとえば
=,>,<等)と定数が含まれ、図1に示したバーコー
ドリーダ/プリンタ装置44から入力される登録データ
との比較により、以下のような制御を行なうことが可能
である。つまり、送信側において、送信データに当該情
報の受け手として期待されるユーザの属性のデータを制
御番号06Hの後に含まれるパラメータデータ中で指定
しておく。具体的には、たとえば当該情報が男性向きの
情報であるかあるいは女性向きの情報であるかに応じ
て、比較演算子および定数の値を所定の値としておく。
受け手の側では、カード中に登録されたデータに基づい
て、CPU40が、受取ったデータが、情報の受け手の
属性に一致するか否かを判断して、メモリ30に格納す
るか否か選別するという制御を行なうことが可能とな
る。
【0083】制御番号が07Hである場合は、モジュー
ル消去を指定するコマンドであり、それに続くパラメー
タデータにより指定したモジュール番号のデータがメモ
リ30から消去される。つまり、送信側から、受信側に
おいてメモリに格納しているデータの消去を強制的に行
なうことが可能となる。
【0084】制御番号が08Hである場合は、以下に続
くパラメータデータにより情報型番組のスポンサーの指
定が行なわれる。この場合も、たとえば、カードから読
取られた登録データに基づいて、指定したスポンサーか
らのコマーシャルデータのみをメモリ30に格納すると
いうような制御を行なうことが可能となる。
【0085】制御番号が09Hである場合は、以下に続
くパラメータデータによりCMデータの有効時間が指定
される。これにより、情報データとしてコマーシャルデ
ータを送信した場合、そのコマーシャルの有効時間を指
定するというような制御が可能となる。
【0086】図8は、制御番号が01Hである場合、す
なわち動作モードの指定が行なわれる場合の一例を示す
図であり、(a)は動作モードパラメータ(図中※で示
す)の含まれるセグメントの構成を、(b)は動作モー
ドパラメータと動作モードの対応を示す。
【0087】制御番号01Hの後に、パラメータデータ
としてたとえば00Hが指定されている場合は、動作モ
ードとして番組連動モードが指定される。これは、たと
えば、他のメディアであるテレビ放送に連動して、プロ
グラムデータをモジュール単位で送信し、受信機側でモ
ジュール単位で実行する動作モードを指定する。
【0088】たとえば、テレビ放送内容に応じたクイズ
等を各問いごとにプログラムデータとして送信し、受信
したCPU40がこれを随時実行するというような場合
である。すなわち、図4に示した番組管理データヘッダ
での提示機能データにおいては、随時動作モードが指定
されている。
【0089】このとき、受信側においては、登録データ
として所定のデータの記録されたカードを有するユーザ
がバーコードリーダ/プリンタ装置44にそのカードを
入力することで、CPU40が、受信したクイズを実行
するためのプログラムの処理を開始するという構成にす
ることが可能である。つまり、特定のカードを有するユ
ーザのみが、テレビ放送等に連動したクイズ番組に参加
することが可能となる。この場合、ユーザは、データ入
力装置38から各問いに対する答を入力し、CPU40
は、入力された回答に基づいて、その正解/不正解を判
断し、対応するメッセージをバーコードリーダ/プリン
タ装置44中に受入れているカードに印字する。
【0090】テレビ放送の進行に伴って、引続いて送信
されるプログラムデータに基づくクイズが出力され、そ
れに応じて、ユーザが回答を入力し、対応するメッセー
ジがカードに印字されるという放送形態をとることが可
能となる。
【0091】動作モードデータとして01Hが指定され
ている場合は、蓄積モードが指定され、送信されたプロ
グラムは、一度メモリ30にすべて格納され、プログラ
ム全体の受信が完了した後に一括してその処理が実行さ
れる。ただし、この場合は、たとえばバーコードリーダ
/プリンタ装置44から読取られるカード中の登録デー
タが所定のデータである場合にのみプログラムの実行が
行なわれるという動作モードであるものとする。
【0092】したがって、この場合は特定のカードを有
するユーザのみが、たとえば星占いやテレビドラマの結
果当てクイズ等を受取ることが可能となるという放送形
態を実施することが可能となる。
【0093】動作モードデータとして02Hが指定され
ている場合には、プログラムの即時実行モードが指定さ
れる。この場合は、プログラムを一括受信して、受信完
了後にそのプログラムの実行が開始される。カードから
のデータ入力が必要とされないため、この実行モードで
は、FM多重放送受信装置100を有するユーザはすべ
て、当該プログラムの実行に応じたデータを受取ること
が可能となる。
【0094】動作モードデータが03Hである場合は、
通常の情報サービスモードが指定され、文字・図形情報
等のデータの受信が行なわれ、そのまま端末表示され
る。
【0095】動作モードデータが03Hの場合の情報と
しては、上記のような場合に限定されることはなく、た
とえば地震情報等の放送を行なうことも可能である。上
記のような緊急情報が受信されると、受信した情報デー
タは即座にディスプレイ36に表示される。
【0096】図9は、図22に示した番組データにおけ
るページデータ中のページデータヘッダの構成を示す模
式図である。
【0097】番組管理データヘッダの構成と異なる点
は、データブロックDB(n+3)中のページ総数デー
タが、ページ番号データとなっている点のみであり、そ
の他の部分についての説明は省略する。
【0098】つまり、番組管理データヘッダにより、各
番組データの総ページ数が指定され、各ページデータ
は、自身がどの番組のどの位置にあるかについて、デー
タブロックDB(n+2)の番組番号およびデータブロ
ックDB(n+3)のページ番号により識別する構成と
なっている。
【0099】図10は、ページデータのうち、ページデ
ータヘッダに続くページデータユニットの構成を示す模
式図である。
【0100】この場合、その基本的な構成は図5に示し
た番組管理データユニットの構成と同様である。
【0101】異なる点は、データユニットパラメータ
で、以下に続くデータが、たとえばゲームデータのプロ
グラムデータであるのか、またはゲームデータの画面デ
ータ(画像情報)であるのかを示す構成となっている点
である。
【0102】図11は、データユニットデータとして、
プログラムデータ、たとえばゲームソフトのプログラム
が含まれる場合の構成を示す模式図である。
【0103】データユニットデータの先頭には以下に続
くデータの種別を示す種別コードが存在し、続いて、そ
のプログラムが属する動作単位であるモジュール番号を
示すモジュール番号データが存在する。モジュール番号
データに続いて、複数のセグメントが含まれ、各セグメ
ントデータは、そのセグメントの大きさを示すセグメン
ト長、プログラムの行番号を示す行番号データ、プログ
ラムの内容を示すコマンド番号データおよび引き数デー
タを含んでいる。
【0104】したがって、たとえば番組制御番号01H
の後に続く動作モードデータ値が00Hであって、番組
連動モードが指定されている場合、CPU40では以下
のような処理が行なわれる。
【0105】すなわち、受信したデータユニットデータ
のモジュール番号をもとに、モジュール単位で行番号順
に、プログラムの実行が行なわれる。
【0106】図12は、データユニットデータとしてゲ
ームデータの画像データが送信された場合の構成を示す
模式図である。
【0107】図11におけるデータユニットデータの構
成と異なる点は、各セグメントがセグメント長および1
画面分の画像データを含む構成となっている点である。
【0108】図11および図12に示したデータユニッ
トデータの構成を組合せることにより、ゲームソフトの
プログラム部分および画面情報部分を効率よく送信する
ことが可能となる。
【0109】以下、CPU40の動作についてさらに詳
しく説明する。図13は、図1におけるバーコードリー
ダ/プリンタ装置44からの入力データに基づく制御を
行なわない場合の、CPU40の処理のフローを示す図
である。
【0110】CPU40は、処理が起動されると(ステ
ップS11)、番組の受信が行なわれているか否かをF
M多重信号デコード部15からのデータをもとに判断す
る(ステップS12)。番組が受信されていない場合、
処理が再び判断の最初に戻り、ループを形成する。
【0111】一方、番組が受信されていると判断した場
合(ステップS12)、FM多重信号デコード部15か
らのデータをもとに、情報データの抽出を行ない情報デ
ータをメモリ30に格納する(ステップS13)。
【0112】続いて、番組管理データヘッダ中の提示機
能データに基づいて、即時実行モードの番組であるか否
かが判断される(ステップS14)。
【0113】即時実行モードの番組である場合、CPU
40は、メモリ30に記憶されているモジュールごとの
プログラムデータに基づいて、対応する処理を実行する
(ステップS15)。
【0114】即時実行モードの番組でない場合(ステッ
プS14)、緊急モードの番組であるか否かの判断が行
なわれる(ステップS16)。
【0115】緊急モードの番組、たとえば台風、地震情
報などの場合は、即座に情報の表示が行なわれる(ステ
ップS17)。
【0116】緊急モードの番組等でない場合は、処理が
再び番組を受信したか否かの判断に戻る(ステップS1
2)。
【0117】図14は、カードに記録された登録データ
に基づいて、CPU40が受信データに基づく処理を行
なう場合のフローを示すフローチャートである。CPU
40は、処理を開始すると(ステップS21)、バーコ
ードリーダ/プリンタ装置44にカードが挿入されてい
るか否かを判断する(ステップS22)。カードの挿入
が行なわれていない場合、処理はそのまま終了する(ス
テップS33)。
【0118】一方、カードの挿入が行なわれている場
合、登録データの読取が行なわれ、その値がCPU40
に入力される。一方、CPU40は、FM多重信号デコ
ード部15からのデータをもとに、番組受信が完了して
いるか否かを判断する(ステップS23)。
【0119】このとき、登録データと受信済みの番組の
内容との対比が行なわれ、登録データにより、番組の実
行/表示が許可されているかについても判断が行なわれ
る。
【0120】番組が受信されていないか、あるいは登録
データに基づいて番組の実行/表示が許可されていない
と判断した場合は、カードの排出を指示し(ステップS
32)、動作が終了する(ステップS33)。
【0121】一方、番組が受信されており、かつ登録デ
ータに基づいて、番組の実行/表示が許可されていると
判断した場合は、続いて、その動作モードが番組連動モ
ードであるか否かの判断が行なわれる(ステップS2
4)。
【0122】すなわち、番組管理データユニット中の番
組制御番号01Hに続くパラメータに基づいて、動作モ
ードの判断が行なわれる。番組連動モードであると判断
されると(ステップS24)、受信したモジュール単位
でメモリ30に格納されているプログラムデータに基づ
いて、CPU40は対応する処理を実行する(ステップ
S25)。
【0123】プログラムデータの実行がすべて終了した
と判断されると(ステップS26)、続いてカード排出
が指示され(ステップS32)、処理が終了する(ステ
ップS33)。
【0124】一方、プログラム全体の実行が終了してい
ないと判断されると(ステップS26)、次のモジュー
ルの受信が完了しているか否かの判断についてのループ
が形成され、待機状態となる(ステップS27)。
【0125】次のモジュールの受信が完了したと判断す
ると、CPU40は、メモリ30に格納されている次の
プログラムモジュールに基づいて、対応する処理を実行
する(ステップS25)。
【0126】以上のような処理が、すべてのプログラム
モジュールの実行が終了するまで繰返され、CPU40
がプログラムの終了を検知すると(ステップS26)、
カードの排出が行なわれ(ステップS32)、動作が終
了する(ステップS33)。
【0127】上記の場合、たとえば、プログラムモジュ
ールの動作が終了したか否かは、図11に示したデータ
ユニットデータの構成中、セグメントに含まれるコマン
ド番号および引き数により指示される。
【0128】番組連動モードでないと判断された場合
(ステップS24)、引続いて、番組制御番号01Hに
続くパラメータデータに基づいて、蓄積モードであるか
否かの判断が行なわれる(ステップS28)。
【0129】蓄積モードであると判断された場合、プロ
グラム全体の受信の完了が検知されると、プログラムが
一括して実行される(ステップS29)。その後、カー
ドの排出が指示され(ステップS32)、動作が終了す
る(ステップS33)。
【0130】蓄積モードではないと判断された場合(ス
テップS28)、続いて、情報サービスモードであるか
否かの判断が行なわれる(ステップS30)。情報サー
ビスモードであることが検出されると、CPU40は、
メモリ30に格納されているデータに基づいて、ディス
プレイ36に対応する情報の表示を行なう(ステップS
31)。
【0131】情報サービスモードでもない場合、または
情報表示等が終了した後は、カード排出が指示され(ス
テップS32)、CPU40の動作が終了する(ステッ
プS33)。
【0132】[実施の形態2]実施の形態1において
は、FM多重放送受信装置100により、プログラムデ
ータが送信される場合に、その情報データ中に含まれる
動作モードデータ(提示機能データ、動作モードパラメ
ータ等)により、受信機側での動作が制御される構成に
ついて説明した。
【0133】実施の形態2では、上記のような構造を有
するFM多重放送番組の送出を行なう送信機の構成およ
び送信の方法について説明する。
【0134】図15は、FM多重放送送信装置の構成を
示す概略ブロック図である。FM多重放送送信装置20
0は、プログラムデータの入力を行なうデータ入力端末
202と、データ入力端末202から入力されたプログ
ラムデータに基づいて、プログラムデータをデータブロ
ックデータとして含むデータパケットを構成する編成送
出制御部204と、一般番組の情報データを入力する一
般番組入力端末208と、一般番組データについても、
それを含むデータパケットを構成する一般番組送出制御
部210と、プログラムデータのデータパケットと一般
番組のデータパケットを時分割して送信するために、送
信データの合成を行なう合成送出制御部206と、合成
送出制御部206の出力を受けて、LMSK変調を行な
うLMSK変調器212と、LMSK変調器212の出
力を受けて、送信するための増幅を行なう増幅器214
とを含む。
【0135】図16は、情報番組、即時実行モードの番
組および蓄積モードの番組を作成する場合のフローを示
すフローチャートである。
【0136】データ入力端末202および一般番組入力
端末208から入力したデータに基づいて、編成送出制
御部204および一般番組送出制御部210において、
それぞれの番組データが作成される(ステップS4
1)。
【0137】プログラムデータの番組および一般番組の
番組データをもとに、両者から合成され、変調された後
増幅器で増幅されFM放送として送信される(ステップ
S42)。
【0138】図17は、番組連動モードのプログラムデ
ータを送信する場合のフローを示すフローチャートであ
る。
【0139】データ入力端末202から入力されたプロ
グラムデータに基づいて、編成送出制御部204におい
てモジュール単位でパケットデータの生成が行なわれる
(ステップS51)。
【0140】このとき、編成送出制御部204におい
て、番組管理データヘッダ中の提示機能データとして随
時動作モードが指定され、かつ番組管理データユニット
中の番組制御番号01Hに続くパラメータ値として番組
連動モード(00H)が指定される。
【0141】続いて、テレビ放送等の他のメディアでの
放送に応じて、モジュールの送出を行なう時刻であるか
否かの判断が行なわれる(ステップS52)。
【0142】送出時刻であると判断されると、合成送出
制御部206において、一般番組のパケットデータと時
分割により合成されたデータが、LMSK変調され、F
M放送として送出される(ステップS53)。
【0143】続いて、対応する番組データの最終モジュ
ールの送出が終わったか否かの判断が行なわれ、最終モ
ジュールの送出が終わっていない場合は、モジュール作
成に処理が戻る(ステップS51)。
【0144】一方、最終モジュールの送出が完了してい
れば、送出動作が終了する(ステップS55)。
【0145】図18は、番組連動型番組の送出を行なう
場合のデータ送出の方法を、時系列として示した模式図
である。
【0146】第1回目のデータ送出において、番組管理
データとそれに続くページデータの送出が行なわれる。
この場合、新規のプログラムデータを送出するにあた
り、図4に示した番組管理データヘッダ中のデータブロ
ックDB(n+3)の番組番号および内容更新フラグが
更新される。また、一度に送出されるデータの送出単位
は、1つのモジュールまたは複数のモジュールのいずれ
でも可能であり、複数のモジュールが同時に送信される
場合は、図11に示したデータユニットデータ中のモジ
ュール番号により、送出データが単一のモジュールであ
るか複数のモジュールであるかの判別が行なわれる。
【0147】また、各送出単位ごとに、内容更新フラグ
は変更せずに2ないし3回同一内容の送信を行なう。こ
れにより、受信側において、誤り訂正不能な受信エラー
が発生した場合でも、当該受信エラーの発生した部分を
後に放送される対応部分と置換することで、完全なデー
タ受信が実現される。
【0148】続いて、第2回目のモジュールの送出にお
いては、再び番組管理データとページデータとが同時に
送信される。このとき、内容更新フラグも更新される。
【0149】したがって、受信側では、最初の送出単位
を受信し、その番組管理データヘッダ中の提示機能デー
タに基づいて、随時動作モードが指定されていると、第
1回目の送出単位中のモジュールデータに基づいてプロ
グラムが実行され、次のモジュールデータが送信される
まで、待機状態となっていることになる。
【0150】第2回目の送出単位を受信した後は、第1
回目と同様にして、モジュール単位でプログラムの実行
が行なわれる。以後も同様にして、テレビ放送等の進行
と連動して、プログラムモジュールの送信が行なわれ、
受信側においてそのプログラムがモジュール単位で随時
実行されていく。
【0151】図19は、蓄積モードのプログラムデータ
の送信方法を時系列として示した図である。
【0152】第1回目のデータ送出において、番組管理
データとページデータとが同時に送信される。このと
き、番組管理データヘッダ中の提示機能データに基づい
て、一括動作が指定され、番組管理データユニット中の
番組制御番号01Hの後に続くパラメータデータにより
蓄積型番組(一括して処理の行なわれる番組)であるこ
とが指定される。
【0153】続いて、第2回目の送出が行なわれるが、
この際更新フラグは変化させず、番組管理データの送出
も行なわれない。したがって、受信側では、最初に受信
した番組管理データ中に含まれているページ総数データ
に基づいて、最終のページデータの受信が完了するまで
データの受信およびメモリ上の蓄積を行なう。
【0154】この場合も、データの送出単位としては、
1つのモジュールまたは複数のモジュールとすることが
可能で、各送出単位ごとに2ないし3回同一内容の送出
が行なわれる。
【0155】図20は、情報型番組の送出方法を時系列
として示した図である。この場合は、各時間に送出され
るのは、それぞれ異なった番組データであるため、各送
出単位において、番組管理データおよびページデータが
送信される。したがって、当然のことながら各送出単位
が送信されるごとに、番組管理データ中の番組番号およ
び内容更新フラグが更新される。この場合も、データの
送出単位としては、1つのモジュールまたは複数のモジ
ュールとすることも可能であり、誤り訂正のために、各
送出単位ごとに更新フラグを変えずに2ないし3回の送
信が行なわれる。
【0156】
【発明の効果】以上のような構成とすることで、さまざ
まな動作モードで実行される番組データ、たとえば、随
時動作モードで実行されるプログラムデータ、一括動作
モードで実行されるプログラムデータおよび文字・図形
情報からなる情報データの各々について、送信されるデ
ータ中に各動作モードを指定するデータを含む構成とす
ることで、受信側でそれに応じた動作モードを選択する
ことが可能となる。
【0157】したがって、他のメディアにより放送され
る番組と連動して放送される番組に、ユーザが参加する
ような放送形態を実現することが可能となる。
【0158】また、特定のカードを有するユーザにのみ
情報を提供するという放送形態を実現することも可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るFM多重放送受信装置100の構
成を示す概略ブロック図である。
【図2】FM多重放送信号におけるデータグループの構
成を示す模式図である。
【図3】ページデータにおけるページデータヘッダの構
成を示す模式図である。
【図4】番組管理データヘッダの構成をより詳細に示す
模式図である。
【図5】番組管理データユニットの構成を示す模式図で
ある。
【図6】番組管理データユニット中のデータユニットデ
ータの構成の一例を示す模式図である。
【図7】番組管理データユニット中の番組制御番号と機
能との対応を示す仕様図である。
【図8】番組制御番号により指定される動作モードを示
す仕様図であり、(a)は動作モードパラメータの含ま
れるセグメントの構成を、(b)は動作モードパラメー
タと動作モードの対応を示す。
【図9】ページデータヘッダの構成をより詳細に示す模
式図である。
【図10】ページデータユニットの構成を示す模式図で
ある。
【図11】ページデータユニットデータの構成の一例を
示す模式図である。
【図12】ページデータユニットデータの構成の他の例
を示す模式図である。
【図13】CPU40の動作を説明する第1のタイミン
グチャートである。
【図14】CPU40の動作を説明する第2のタイミン
グチャートである。
【図15】FM多重放送送信装置200の構成を示す概
略ブロック図である。
【図16】FM多重放送送信装置200の動作を説明す
る第1のタイミングチャートである。
【図17】FM多重放送送信装置200の動作を説明す
る第2のタイミングチャートである。
【図18】随時動作モードの送出方法を示す模式図であ
る。
【図19】一括動作モードの送出方法を示す模式図であ
る。
【図20】情報型番組の送出方法を示す模式図である。
【図21】FM多重放送の仕様を示す仕様図である。
【図22】番組データの構成を示す模式図である。
【図23】従来のFM多重放送受信装置10の構成を示
す概略ブロック図である。
【符号の説明】
10 従来のFM多重放送受信装置 12 アンテナ 14 チューナ 15 FM多重信号デコード部 16 検波回路 18 バンドパスフィルタ 20 LMSK復調回路 22 同期再生回路 24 誤り訂正回路 26 CPU 30 メモリ 32、34 バッファ回路 36 ディスプレイ 38 データ入力端末 40 CPU 44 バーコードリーダ/プリンタ装置 50 音声合成回路 52 スピーカ 54 効果音発生回路 100 FM多重放送受信装置 120 演算処理装置 200 FM多重放送送信装置
フロントページの続き (72)発明者 和栗 利弘 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 富田 義数 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 瀬戸 昌宏 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機ソフトウェア株式会社内 (72)発明者 ▲吉▼原 隆二 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機ソフトウェア株式会社内 (72)発明者 鈴木 博道 東京都港区白金6丁目14番15号 株式会 社メディア・マーケティング・ネットワ ーク内 (56)参考文献 特開 平8−18520(JP,A) 特開 平7−231308(JP,A) 特開 平8−23314(JP,A)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送される複数の情報データの各々が、
    複数の単位データに分割されて送信される多重通信系に
    おいて、前記各単位データは、所属する情報データおよ
    び情報データ中の位置を示す識別データを含む送信デー
    タを受信する多重放送受信装置であって、 多重送信により前記単位データを伝送する搬送波を受信
    して復調する復調手段と、 前記復調手段の出力を受けて、多重信号を抽出し、対応
    するディジタル信号として出力する多重信号デコード手
    段と、 前記多重信号デコード手段の出力を受けて、前記識別デ
    ータに応じて前記情報データを合成し、受信した前記情
    報データが複数のモジュールに分割して送信されるプロ
    グラムデータである場合、前記各情報データに含まれる
    動作モードデータにより前記プログラムデータがモジュ
    ールごとに送信される第1の処理モードが指定されてい
    ることに応じて、前記プログラムデータのモジュールを
    順次実行する演算処理手段とを備え 各前記モジュールは、複数の前記単位データを含む単位
    データ群により伝送され、かつ、前記情報データを構成
    する一連のモジュール中での位置を特定するためのモジ
    ュール番号データを含み、 前記演算処理手段は、前記モジュール番号データに基づ
    いて、前記プログラムデータのモジュールの受信完了を
    検出するごとに順次対応する処理を実行す る、多重放送
    受信装置。
  2. 【請求項2】 前記演算処理手段の情報データに対する
    処理モードは、 前記第1処理のモードに加えて、一括して送信された
    記プログラムデータを実行する第2の処理モードをさら
    含み、前記動作モードデータは、前記情報データに対する処理
    モードを指定し、 前記演算処理手段は、 前記動作モードデータに応じて、前記第1の処理モード
    においては、前記プログラムデータのモジュールの受信
    完了を検出するごとに順次対応する処理を実行前記
    第2の処理モードにおいては、前記プログラムデータの
    受信完了に応じて、前記プログラムデータに対応する処
    理を実行する、請求項1記載の多重放送受信装置。
  3. 【請求項3】 所定の登録データの記録されたカードを
    受けて、前記登録データを読取る読取手段をさらに備
    え、 前記演算処理手段は、前記登録データと前記動作モード
    データとに応じて、前記プログラムデータに応じた処理
    を開始する、請求項2記載の多重放送受信装置。
  4. 【請求項4】 前記情報データに対する処理モードは、
    さらに、文字・図形情報を送信する第3の処理モードを
    含み、 前記演算処理手段は、前記動作モードデータに応じて、
    前記第3の処理モードの場合は対応する文字・図形デー
    タを出力し、 前記演算処理手段の出力を受けて、前記プログラムデー
    タに応じた処理結果および前記文字・図形データを出力
    する表示手段をさらに備える、請求項3記載の多重放送
    受信装置。
  5. 【請求項5】 外部からの入力データを受けるデータ入
    力手段をさらに備え、 前記演算処理手段は、 前記第1の処理のモードの場合、前記登録データに応じ
    て処理を開始し、前記プログラムモジュールの実行に応
    じて入力される前記入力データに基づく処理データを出
    力し、 前記処理データを前記カードに書込む書込手段をさらに
    備える、請求項4記載の多重放送受信装置。
  6. 【請求項6】 伝送される複数の情報データの各々が、
    複数の単位データに分割されて送信される多重通信系に
    おいて、前記各単位データは、所属する情報データおよ
    び情報データ中の位置を示す識別データを含むデータを
    送信する多重放送送信装置であって、 前記情報データとして、文字・図形情報を受ける第1の
    入力手段と、 前記情報データとして、プログラムデータを受ける第2
    の入力手段と、 前記第1の入力手段の出力を受けて、対応する複数の第
    1の単位データを生成する第1の送出制御手段と、 前記第2の入力手段の出力を受けて、前記プログラムデ
    ータを複数のモジュールに分割した上で、前記モジュー
    ルごとに対応する複数の第2の単位データを生成し、
    つ前記モジュールごとに、前記プログラムデータを構成
    する一連のモジュール中での位置を特定するためのモジ
    ュール番号データを挿入する第2の送出制御手段と、 前記第1および前記第2の単位データを受けて、両デー
    タを時分割して合成する合成送出手段と、 前記合成送出手段の出力を受けて、多重変調する変調手
    段と、 前記変調手段の出力を受けて、増幅し送出する増幅手段
    とを備える、多重放送送信装置。
  7. 【請求項7】 伝送される複数の情報データの各々が、
    複数の単位データに分割されて送信される多重通信系に
    おいて、前記各単位データは、所属する情報データおよ
    び情報データ中の位置を示す識別データを含む送信デー
    タを受信する多重放送受信装置であって、 前記単位データを伝送する搬送波を受信して復調する復
    調手段と、 前記復調手段の出力を受けて、対応するディジタル信号
    として出力するデコード手段と、 前記デコード手段の出力を受けて、前記識別データに応
    じて前記情報データを合成し、受信した前記情報データ
    が複数のモジュールに分割して送信されるプログラムデ
    ータである場合、前記プログラムデータのモジュール
    とに実行する演算処理手段とを備え 各前記モジュールは、複数の前記単位データを含む単位
    データ群により伝送され、かつ、前記情報データを構成
    する一連のモジュール中での位置を特定するためのモジ
    ュール番号データを含み、 前記演算処理手段は、前記モジュール番号データに基づ
    いて、前記プログラムデータのモジュールの受信完了を
    検出するごとに順次対応する処理を実行す る、多重放送
    受信装置。
  8. 【請求項8】 前記演算処理手段の情報データに対する
    処理モードは、 前記プログラムデータを前記モジュールごとに実行する
    第1の処理モードと、 前記プログラムデータを一括して実行する第2の処理
    ードとを含み、 前記各情報データは、前記処理モードを示す動作モード
    データを含み、 前記演算処理手段は、 前記動作モードデータに応じて、前記第1の処理モード
    においては、前記プログラムデータのモジュールの受信
    完了を検出するごとに順次対応する処理を実行前記
    第2の処理モードにおいては、前記プログラムデータの
    受信完了に応じて、前記プログラムデータに対応する処
    理を実行する、請求項7記載の多重放送受信装置。
  9. 【請求項9】 所定の登録データの記録されたカードを
    受けて、前記登録データを読取る読取手段をさらに備
    え、 前記演算処理手段は、前記登録データと前記動作モード
    データとに応じて、前記プログラムデータに応じた処理
    を開始する、請求項8記載の多重放送受信装置。
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