JP3167611B2 - Fm多重放送システム - Google Patents

Fm多重放送システム

Info

Publication number
JP3167611B2
JP3167611B2 JP02131596A JP2131596A JP3167611B2 JP 3167611 B2 JP3167611 B2 JP 3167611B2 JP 02131596 A JP02131596 A JP 02131596A JP 2131596 A JP2131596 A JP 2131596A JP 3167611 B2 JP3167611 B2 JP 3167611B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
program
unit
screen
command
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP02131596A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09214444A (ja
Inventor
達夫 平松
利弘 和栗
義数 富田
昌宏 瀬戸
隆二 ▲吉▼原
博道 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Tokyo FM Broadcasting Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Tokyo FM Broadcasting Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd, Tokyo FM Broadcasting Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP02131596A priority Critical patent/JP3167611B2/ja
Priority to KR1019960068838A priority patent/KR100475616B1/ko
Publication of JPH09214444A publication Critical patent/JPH09214444A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3167611B2 publication Critical patent/JP3167611B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、FM多重放送シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】FM多重放送は、音声、文字、図形など
をステレオ音声とともに放送するものである。つまり、
通常のFM放送に、音声、文字、図形を多重して放送す
るものである。
【0003】FM多重放送の規格の代表的なものには、
DARC(Data Radio Channel)、固定受信方式および
RDS(Radio Data System ) の3方式がある。この中
でDARCは最も新しく、国際標準規格として採用され
ている。DARCは、ITU−R(International Tele
communication Union)の勧告807「データ放送の参照
モデル」に従って記述されている。
【0004】DARCは、文字や図形をディジタル情報
に変換し、副搬送波周波数76kHzを変調してステレオ
ベースバンド信号に周波数多重し、FM変調して放送す
るものである。
【0005】図16は、DARCの文字・図形の符号化
方式を表す階層構造を示している。
【0006】階層1においては、伝送路特性が指定され
ている。通常のFMステレオ放送信号であるL+R信号
およびL−R信号よりも高周波側に、多重信号が重畳さ
れる。この重畳方式は、多重信号か音声信号への妨害
が音声変調度が小さいときに顕著となることを考慮し
て、L−R信号の変調度により多重信号のレベルをコン
トロールするLMSK(Level Controlled Minimum Shi
ft Keying)方式が採用されている。
【0007】階層2は、誤り訂正方式を含む、データの
フレーム構成が規定されている。各フレームは、列方向
に272ブロックからなり、先頭には16ビットのブロ
ック識別符号(BIC:Block Identification Code)が
付加され、このブロック識別符号に基づいてフレーム同
期およびブロック同期が行なわれる。列方向の272ブ
ロックのうち、190ブロックはデータを伝送するパケ
ットであり、82ブロックは列方向のパリティを伝送す
るパリティパケットである。各パケットは、行方向に1
76ビットのデータ部、誤り検出符号である14ビット
のCRC(Cyclic Redundancy Code) および82ビット
のパリティ部より構成されている。
【0008】送信データは、この1フレームを基本単位
として、この階層の段階でまず誤り訂正が行なわれる。
なお、実際には、図17に示すように、縦方向にはパケ
ットとパリティパケットとが所定の順序に並び替えられ
たフレーム構成で送信データが送出される。
【0009】階層3は、データパケットの構成を規定し
ている。データパケットは、フレーム内の各行のうち、
BIC、CRCおよびパリティを除いた176ビットか
らなる。データパケットは、プリフィックスとデータブ
ロックで構成されている。
【0010】階層4は、データグループの構成を示して
いる。データグループは、1または複数のデータブロッ
クで構成されている。このデータグループにも誤り検出
符号であるCRCが含まれ、送信データはこの階層にお
いても誤り検出が行なわれる。1つのデータグループ
は、1ページのデータに対応している。
【0011】階層5は、FM多重放送により伝送される
1まとまりの情報、すなわち、番組データの構成を規定
する。
【0012】図18は、階層3のデータパケットの構成
を示している。
【0013】データパケット内のプリフィックスには、
サービス識別符号が含まれている。このサービス識別符
号は、表1に示すように、b1〜b4の4ビットからな
り、番組内容(一般情報、交通情報、付加情報、補助情
報、運用信号)の識別を行なう。
【0014】
【表1】
【0015】図19は、階層5の番組データの構成を示
している。
【0016】番組データは、複数のデータグループから
構成されている。先頭のグループは、番組の番号、ペー
ジ総数など番組全体にかかる情報を含む番組管理データ
である。2番目以降のグループは、ページデータであ
る。各ページデータには、1ページごとのデータが含ま
れている。
【0017】番組管理データは、番組データヘッダと、
1または複数の番組管理データのデータユニット(デー
タユニット群)から構成されいる。また、各ページデー
タは、ページデータヘッダと、1または複数のぺージデ
ータのデータユニット(データユニット群)から構成さ
れいる。
【0018】図20は、番組データヘッダの構成を示し
ている。
【0019】番組データヘッダは、データヘッダ識別符
号と、データヘッダデータとからなる。データヘッダデ
ータは、番組番号、ページ総数、提示機能、情報種別、
表示フォーマットおよび番組内容更新フラグからなる。
【0020】番組番号は、8ビットからなり、番組の番
号をバイナリー値で示す。番組番号は、0〜255まで
である。つまり、1つのサービス識別符号(図18参
照)に対して最大256種類の番組を放送できるように
なっている。
【0021】番組内容更新フラグは2ビットからなり、
番組単位の更新を示す。更新する毎に2ビットでインク
リメントされる。つまり、00→01→11→00のよ
うに繰り返される。
【0022】ページ総数は6ビットからなり、番組を構
成するページ数をバイナリー値で示す。番組管理データ
を除いたページの総数が示される。ページ総数は、0〜
63までであり、ページ総数が0の場合は、ページデー
タがないことを示す。つまり、1番組の最大ページ数
は、63となる。
【0023】提示機能は、8ビットからなり、番組に含
まれる符号の種類および提示の種類を示す。情報種別
は、4ビットからなり、番組内容のジャンル識別を行な
う。表示フォーマットは、4ビットからなり、表示モー
ドの指定を行なう。
【0024】図21は、番組管理データのデータユニッ
トの構成を示している。
【0025】番組管理データのデータユニットは、デー
タユニットの種別を示すデータユニット識別符号と、デ
ータユニット間の連結を示すデータユニットリングフラ
グ(DUL)と、データユニット長を示すデータユニッ
トサイズと、データユニット長で示したデータ数のデー
タからなるデータユニットデータとを含んでいる。
【0026】図22は、ページデータヘッダの構成を示
している。
【0027】ページデータヘッダは、データヘッダ識別
符号と、データヘッダデータとからなる。データヘッダ
データは、番組番号、ページ番号、提示機能、情報種
別、表示フォーマットおよびページ内容更新フラグから
なる。
【0028】番組番号、提示機能、情報種別および表示
フォーマットは、番組管理データヘッダの番組番号、提
示機能、情報種別および表示フォーマットと同じであ
る。
【0029】ページ内容更新フラグは2ビットからな
り、ページ毎の内容の更新を示す。更新する毎に2ビッ
トでインクリメントされる。つまり、00→01→11
→00のように繰り返される。
【0030】ページ番号は6ビットからなり、番組のペ
ージをバイナリー値で示す。提示機能は、8ビットから
なり、番組に含まれる符号の種類および提示の種類を示
す。
【0031】図23は、ページデータのデータユニット
の構成を示している。
【0032】ページデータのデータユニットは、データ
ユニットの種別を示すデータユニット識別符号と、デー
タユニット間の連結を示すデータユニットリングフラグ
(DUL)と、データユニット長を示すデータユニット
サイズと、データユニット長で示したデータ数のデータ
からなるデータユニットデータとを含んでいる。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】本出願人は、FM多重
放送の規格であるDARCに適合し、かつ現在行なわれ
ているFM多重放送番組とは趣を異にするFM多重放送
番組の開発を進めた。一例を挙げると、テレビ放送、F
M放送等の多重放送以外の放送で提供されるスポーツ番
組の進行に関連したクイズ番組をリアルタイムでFM多
重放送で放送する。この際、番組を実行するための番組
実行プログラムと番組を構成する番組構成データ(文
字、図形、音声等のデータ)との両方を、FM多重放送
で送出する。
【0034】クイズ番組で提示されたクイズに対する答
えをユーザに入力させ、この後、正解をFM多重放送で
放送する。そして、回答結果を受信端末においてカード
等に記録し、当該カードをユーザがコンビニエンススト
ア等に提示することにより、所定のサービスをユーザが
受けられるようにする。
【0035】たとえば、ラジオ放送で音楽番組が放送さ
れている場合に、FM多重放送によって「この歌を歌っ
ている歌手は誰?」という質問と、「(1)歌手名1、
(2)歌手名2、(3)歌手名3」という選択枝とを表
示する。
【0036】あるいは、テレビ放送で野球中継番組が放
送されている場合に、FM多重放送によって「バッター
は、出塁できるでしょうか?」という質問と、「(1)
ヒット、(2)ホームラン、(3)アウト」という選択
枝とを表示する。
【0037】また、多重放送以外の放送とは無関係なク
イズ番組をFM多重放送によって放送することも考えら
れる。
【0038】このようなFM多重放送を行なう際の課題
として、次のようなものがあった。 (a)送出したプログラムによって実行される番組を多
重放送で提供すること。特に、多重放送以外の放送番組
の進行と関連した内容の番組を多重放送で提供するこ
と。 (b)番組数を多くすること。従来は、最大番組数は、
25であった。 (c)1画面のデータ数は少なくてもよいが、1番組内
の画面数を多くすること。従来は、1ページデータ=1
画面データであり、1番組の最大画面数は、6画面で
あった。 (d)複数種類のコマーシャル画面からなるコマーシャ
ル番組を予め送信して端末機にストアしておき、他の番
組で表示される所定の画面の後に、所定数のコマーシャ
ル画面を割り込ませて表示させる。言い換えれば、任意
の番組で表示されている画面の後に、他の番組の画面を
割り込ませて表示させる。
【0039】この発明は、1画面のデータ数は少ない
が、1番組内の画面数を多くすることができるFM多重
放送システムを提供することを目的とする。
【0040】
【課題を解決するための手段】この発明によるFM多重
放送システムは、FM多重放送番組の1番組を構成する
番組データが1または複数のページデータで構成され、
各ページデータ内に1または複数のデータユニットデー
タが含まれているDARC方式のFM多重放送システ
おいて、送出側装置は、各データユニットデータ内
に、複数画面分のデータを1画面データ単位ごとに区切
って入れて、データユニットデータを送出する手段を備
えており、受信側装置は、受信したデータユニットデー
タに含まれている複数の画面データを、1画面単位で表
示する手段を備えていることを特徴とする。
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。
【0045】〔1〕送出システムの説明
【0046】図1は、放送局側に設けられた送出システ
ムの構成を示している。
【0047】この送出システムは、従来から放送されて
きたFM多重放送番組(以下、一般FM多重放送番組と
いう)の他に、一般FM多重放送番組とはサービス種別
の異なるFM多重放送番組(以下、特定FM多重放送番
組という)を送出できる機能を有している。
【0048】特定FM多重放送番組によって提供される
番組には、クイズ番組、ゲーム番組のようにその番組を
実行するための番組実行プログラム(以下、単にプログ
ラムという)およびその番組を構成する番組構成データ
(文字、図形等のデータ)の両方が送出されるプログラ
ム型番組、天気予報、後述するコマシャール番組等の情
報サービス番組がある。
【0049】また、プログラム型番組には、テレビ放
送、FM放送等の多重放送以外の放送番組の進行に応じ
て番組データが所定送出単位ごとに送出される番組連動
プログラム型番組と、多重放送以外の放送番組の進行に
無関係に番組データが所定送出単位で順次送出される蓄
積プログラム型番組とがある。
【0050】FM放送番組制作・送出装置11は、FM
放送番組を制作して送出する。一般番組入力端末12
は、一般FM多重放送番組のデータを入力するためのも
のである。一般番組編成送出制御部13は、一般番組入
力端末12から入力されたデータを編成して、一般FM
多重放送番組を編成するとともに編成データを伝送フォ
ーマットの形に成形して送出する。
【0051】特定番組入力端末14は、特定FM多重放
送番組のデータを入力するためのものである。特定番組
編成送出制御部15は、特定番組入力端末14から入力
されたデータを編成して、特定FM多重放送番組を編成
するとともに編成データを伝送フォーマットの形に成形
して送出する。
【0052】合成送出制御部16は、一般番組編成送出
制御部13から送出された一般FM多重放送番組と、特
定番組編成送出制御部15から送出された特定FM多重
放送番組とを合成して送出する。
【0053】LMSK変調器17は、合成送出制御部1
6から送出された多重信号をFM放送番組制作・送出装
置11から送出される音声信号のレベルに合わせてLM
SK変調する。
【0054】加算器18は、FM放送番組制作・送出装
置11の出力とLMSK変調器17の出力とを加算す
る。FM変調器19は、加算器18の出力をFM変調す
る。送信機20は、FM変調器19の出力を送信する。
【0055】〔2〕受信システムの説明
【0056】図2は、受信システムの外観を示してい
る。
【0057】受信システムは、受信装置21と、リモー
トコントローラ22とを備えている。受信装置21の前
面には、FM多重放送によって送られてきた文字・図形
を表示するための蛍光表示管等のディスプレイ31、カ
ード30を挿入したり排出したりするためのカード挿入
・排出口32、各種の表示灯、各種の操作キーなどが設
けられている。リモートコントローラ22は、受信装置
21を遠隔操作するためのものである。
【0058】図3は、受信装置21の電気的構成を示し
ている。
【0059】ここでは、説明の便宜上、受信装置21
は、一般FM多重放送番組および特定FM多重放送番組
のうち、特定FM多重放送番組のみをストアしてディス
プレイに表示するものであるとする。
【0060】音声信号は、FMチューナ41の出力信号
からLPF(ローパスフィルタ)42により高周波成分
が取り除かれた後、アンプ43およびスピーカ44を通
して再生される。
【0061】多重信号は、FMチューナ41の出力信号
から、バンドパスフィルタ(BPF)45で音声成分と
雑音成分とが除去され、多重信号(LMSK信号)が抽
出される。抽出された多重信号は、LMSK復調回路4
6によってMSK復調される。
【0062】LMSK復調回路46によって得られた信
号は、誤り訂正回路47に送られ、誤り訂正が行なわれ
る。この誤り訂正の後、得られたデータは一旦、第1R
AM53に蓄積される。この後、CPU50は、第1R
AM53内に蓄積されたデータから、特定FM多重放送
番組のみを選択し、各番組ごとにデータを再編成し、第
2RAM54に記憶させる。ROM51は、CPU50
のプログラム等を記憶している。また、漢字ROM52
は、ディスプレイ31に表示されるフォントを記憶して
いる。
【0063】効果音発生部48は、予め定められた複数
種類の効果音の音声信号を発生するものであり、CPU
50による命令によって指定された種類の効果音の音声
信号を指定された時間だけ出力する。効果音発生部48
から出力された音声信号は、アンプ43およびスピーカ
44を介して出力される。
【0064】カードリーダ55は、カード挿入・排出口
32に挿入されたカード30に記録されている二次元バ
ーコードを読み取るためものである。カードライタ56
は、カード挿入・排出口32に挿入されたカード30
に、二次元バーコードまたは文字を書き込むためのもの
である。カード30に記録されるまたは予め記録されて
いるバーコード情報としては、受信装置21を使用する
ユーザに関する個人情報、クイズ番組に対する回答結果
等を示す情報、番組を指定する情報等がある。
【0065】赤外線センサ57は、リモートコントロー
ラ22から送出された赤外線を受光して電気信号に変換
するものである。
【0066】ユーザが、リモートコントローラ22を操
作することにより、または番組指定情報が記録されたカ
ード30を挿入することによって番組が選択されると、
CPU50は、選択された番組のデータを復号して、デ
ィスプレイ31に表示する。なお、選択された番組が番
組データ内にプログラムを含んでいるプログラム型番組
である場合には、CPU50は、そのプログラムに従っ
て、当該番組を実行する。
【0067】〔3〕データパケットおよび番組データに
ついて
【0068】上述したように、データパケット内のプリ
フィックス(図18参照)内には、サービス識別符号が
含まれている。特定FM多重放送に対しては、サービス
識別符号は、一般FM多重放送に既に割り当てられてい
るコード(表1参照)とは異なるコード、たとえば、”
0111”(=7H )が割り当てられる。したがって、
特定FM多重放送番組に対するデータパケット内のプリ
フィックス内のサービス識別符号は、”0111”とな
る。
【0069】また、上述したように、番組データ(図1
9参照)は、番組管理データと、1または複数のページ
データから構成されている。番組管理データは、番組デ
ータヘッダと、1又は複数の番組管理データのデータユ
ニットから構成されている。ページデータは、ページデ
ータヘッダと、1又は複数のページデータのデータユニ
ットから構成されている。そして、上述したように、番
組データヘッダ(図20参照)およびページデータヘッ
ダ(図22参照)内には、番組内容のジャンル識別を行
なうための情報種別が含まれている。
【0070】特定FM多重放送に対しては、情報種別
は、一般FM多重放送に既に割り当てられているコード
とは異なるコード、たとえば、”0010”(=2H
が割り当てられている。したがって、番組データにおけ
る番組データヘッダおよびページデータヘッダ内の情報
種別は、”0010”となる。
【0071】また、上述したように、番組管理データの
データユニット(図21参照)およびページデータのデ
ータユニット(図23参照)内には、データユニットパ
ラメータが含まれている。特定FM多重放送でプログラ
ム型番組を提供できるようにするために、データユニッ
トパラメータとして、プログラム型番組の管理データを
表すパラメータPa(たとえば、60h)、プログラム
型番組のプログラムを表すパラメータPb(たとえば、
61h)およびデータ(文字、図形データ等)を表すパ
ラメータPc(たとえば、62h)が追加される。
【0072】つまり、プログラム型番組の管理データが
含まれている番組管理データのデータユニットにおいて
は、そのデータユニットパラメータとしてパラメータP
aが入れられる。また、プログラム型番組のプログラム
が含まれているページデータのデータユニットにおいて
は、そのデータユニットパラメータとしてパラメータP
bが入れられる。また、プログラム型番組または情報サ
ービス番組の文字、図形データが含まれているページデ
ータのデータユニットにおいては、そのデータユニット
パラメータとしてパラメータPcが入れられる。
【0073】図4は、データユニットパラメータがプロ
グラム型番組の管理データを示すパラメータPaである
番組管理データのデータユニット内のデータユニットデ
ータの構成を示している。
【0074】このデータユニットデータは、種別コード
(副番組コード)と、それに続く1または複数のセグメ
ントとからなる。種別コードは、番組番号(以下、主番
組番号という)(図20および図22参照)を細分化す
るためのコードであり、2バイト(16ビット)で表さ
れる。つまり、種別コードは、1つの主番組番号に対し
て、複数の副番組番号を設定できるようにしたものであ
る。種別コードは、16ビットで表されるので、各主番
組番号に対して、0〜65535の副番組番号を設定で
きるようになり、大幅に番組数を増加させることができ
る。
【0075】各セグメントは、セグメント長、番組制御
番号およびパラメータから構成される。番組制御情報に
は、動作モード、プログラム開始年月日、プログラム締
切年月日、プログラム消去年月日、コマーシャルデータ
有効期間等がある。動作モードには、番組連動モード、
蓄積モード、情報サービスモード等があり、これらの指
定はセグメント内のパラメータによって指定される。
【0076】番組連動モードは、番組連動プログラム型
番組に対するデータユニットデータにおいて指定され
る。蓄積モードは、蓄積プログラム型番組に対するデー
タユニットデータにおいて指定される。情報サービスモ
ードは、情報サービス番組に対するデータユニットデー
タにおいて指定される。
【0077】図5は、データユニットパラメータが、プ
ログラム型番組のプログラムを示すパラメータPbであ
るページデータのデータユニット(以下、プログラムユ
ニットという)内のデータユニットデータの構成を示し
ている。
【0078】プログラムユニット内のデータユニットデ
ータは、番組番号を細分化するための種別コードと、番
組番号と種別コードによって規定された番組の内容を区
切るためのモジュール番号と、それに続く1または複数
のセグメントとからなる。各セグメントには、プログラ
ムが含まれている。つまり、各セグメントは、セグメン
トの長さを表すセグメント長、プログラムの行番号を示
す行番号、プログラムコマンドの内容を示すコマンド番
号、および引数からなる。
【0079】図6は、データユニットパラメータが、デ
ータを示すパラメータPcであるページデータのデータ
ユニット(以下、画面データユニットという)内のデー
タユニットデータの構成を示している。
【0080】画面データユニット内のデータユニットデ
ータは、番組番号を細分化するための種別コードと、番
組番号と種別コードによって規定された番組の内容を区
切るためのモジュール番号と、それに続く1または複数
のセグメントとからなる。各セグメントは、セグメント
の長さを表すセグメント長、1画面分データからなる。
【0081】したがって、特定FM多重放送番組におい
ては、番組データ内の各ページデータ内の各画面データ
ユニットに、1又は複数の画面データが含まれる。つま
り、一般FM多重放送番組においては、番組データ内の
各ページデータ内に1ページすなわち、1画面分のデー
タが含まれていたが、特定FM多重放送番組において
は、番組データ内の各ページデータ内に、1画面のデー
タ数は少ないが、多数画面分のデータを含めることがで
きる。
【0082】〔4〕番組連動型プログラム番組のデータ
送出についての説明
【0083】図7は、番組連動型プログラム番組のデー
タが送出される様子を示している。送出単位は、1つの
モジュール単位または複数のモジュール単位とされる。
ここでは、送出単位は、1つのモジュール単位であると
する。したがって、1単位の送出データは、1つの番組
管理データ(番組データヘッダおよびデータユニットデ
ータを含む)と、1つのページデータ(ページデータヘ
ッダならびに1つのモジュール番号に対応するプログラ
ムユニットおよび画面データユニットを含む)とからな
る。
【0084】番組連動型プログラム番組のデータを送出
する場合には、番組データヘッダ内の内容更新フラグ
(図20参照)およびページデータヘッダの内容更新フ
ラグ(図22参照)は、送出単位の内容が異なるごとに
更新される。ただし、各送出単位は、更新フラグを変え
ずに2〜3回連続して送出される。
【0085】〔5〕蓄積型プログラム番組のデータ送出
についての説明
【0086】図8は、蓄積型プログラム番組のデータが
送出される様子を示している。送出単位は、1つのモジ
ュール単位または複数のモジュール単位とされる。ここ
では、送出単位は、1つのモジュール単位であるとす
る。ただし、番組管理データは、最初のみ送出される。
したがって、最初の1単位の送出データは、1つの番組
管理データ(番組データヘッダおよびデータユニットデ
ータを含む)と、1つのページデータ(ページデータヘ
ッダならびに1つのモジュール番号に対応するプログラ
ムユニットおよび画面データユニットを含む)とからな
る。2番目以降の送出単位は、1つのページデータ(ペ
ージデータヘッダならびに1つのモジュール番号に対応
するプログラムユニットおよび画面データユニットを含
む)とからなる。
【0087】蓄積型プログラム番組のデータを送出する
場合には、ページデータヘッダの内容更新フラグ(図2
2参照)は、送出単位の内容が変わっても更新されな
い。ただし、各送出単位は、更新フラグを変えずに2〜
3回連続して送出される。
【0088】〔6〕情報サービス番組のデータ送出につ
いての説明
【0089】図9は、情報サービス番組のデータが送出
される様子を示している。送出単位は、1つのモジュー
ル単位または複数のモジュール単位とされる。ここで
は、送出単位は、1つのモジュール単位であるとする。
1単位の送出データは、1つの番組管理データ(番組デ
ータヘッダおよびデータユニットデータを含む)と、1
つのページデータ(ページデータヘッダならびに1つの
モジュール番号に対応する画面データユニットを含む)
とからなる。
【0090】情報サービス番組のデータを送出する場合
には、番組データヘッダ内の内容更新フラグ(図20参
照)およびページデータヘッダの内容更新フラグ(図2
2参照)は、送出単位の内容が異なるごとに更新され
る。ただし、各送出単位は、更新フラグを変えずに2〜
3回連続して送出される。
【0091】〔7〕送出システムの特定番組編成送出制
御部15による編集送出処理の説明
【0092】図10は、図1に示す送出システムの特定
番組編成送出制御部15の編集送出処理手順を示してい
る。
【0093】手入力によってまたは時間に基づいて次の
送出指示が入力される毎に(ステップ1)、次の1送出
単位分のデータが編集される(ステップ2)。そして、
編集された1送出単位分の送出データが2〜3回連続し
て送出される(ステップ3)。そして、送出すべきデー
タが全て送出されると(ステップ4)、処理は終了す
る。
【0094】〔8〕受信システムのCPU50による番
組データ格納処理の説明
【0095】図11は、受信装置21の第1RAM53
に一旦格納され、サービス識別符号によって特定FM多
重放送番組と判定されたデータに対して行なわれる番組
データ格納処理を示している。図11では、内容更新フ
ラグが更新されたデータ(新規データを含む)に対する
処理を示している。
【0096】まず、データユニット(番組管理データの
データユニットまたはベージデータのデータユニット)
が1つ取り出される(ステップ11)。取り出されたデ
ータユニットが番組管理データのデータユニットか否か
が判定される(ステップ12)。取り出されたデータユ
ニットが番組管理データのデータユニットでない場合に
は、番組の最初または送出単位の最初からデータを取り
出すことができなかったと判断され、取り出されたデー
タユニットに連続したデータユニットのうち、内容更新
フラグが同じデータユニットが破棄される(ステップ1
9)。そして、ステップ11に戻る。
【0097】ステップ11で取り出されたデータユニッ
トが番組管理データのデータユニットである場合には、
取り出された番組管理データのデータユニットの内容が
チェックされ(ステップ13)、当該受信装置(端末)
21によって当該番組を受信できるか否かが判定される
(ステップ14)。当該受信装置によって当該番組を受
信できないと判定された場合には、ステップ19に移行
し、取り出されたデータユニットに連続したデータユニ
ットのうち、内容更新フラグが同じデータユニットが破
棄される。そして、ステップ11に戻る。
【0098】ステップ14において、当該受信装置21
によって当該番組を受信できると判定された場合には、
取り出された番組管理データのデータユニットの内容が
第2RAM54に格納される(ステップ15)。
【0099】そして、取り出された番組管理データのデ
ータユニットに関連したページデータのデータユニット
(プログラムデータユニットまたは画面データユニッ
ト)が存在するか否かが判定される(ステップ16)。
取り出すページデータのデータユニットが存在する場合
には、ページデータのデータユニットが1個取り出され
る(ステップ17)。そして、取り出されたページデー
タのデータユニットの内容が第2RAM54に格納され
る(ステップ18)。
【0100】そして、ステップ16に戻り、さらに、ペ
ージデータのデータユニットが存在する場合には、ステ
ップ17、18の処理が繰り返される。このようにし
て、内容更新フラグが更新されたデータ(新規データを
含む)が第2RAM54に格納される。
【0101】ステップ16において、ページデータのデ
ータユニットが存在しないと判定されると、ステップ1
1に戻る。
【0102】
〔9〕受信システムのCPU50によるプ
ログラム型番組実行処理の説明
【0103】図12は、ユーザによってプログラム型番
組のチャンネルが指定された場合に受信システムのCP
U50が行なう番組実行処理手順を示している。
【0104】ユーザによってプログラム型番組のチャン
ネルが指定されると、第2RAM54に格納されている
番組管理データのデータユニットの内容中のプログラム
開始年月日等がチェックされ(ステップ21)、当該番
組を実行できるか否かが判定される(ステップ22)。
【0105】当該番組が実行できると判定された場合に
は、第2RAM54に当該番組のプログラムコマンドが
格納されているか否かが判定される(ステップ23)。
プログラムコマンドが格納されている場合には、1行分
のコマンドが取り出される(ステップ24)。取り出さ
れたコマンドが終了コマンドでなければ(ステップ2
5)、取り出されたコマンドが実行される(ステップ2
6)。そして、ステップ23に戻る。
【0106】ステップ23において、当該番組のプログ
ラムコマンドが第2RAM54に格納されていないと判
定された場合には、第2RAM54に当該番組のプログ
ラムコマンドが格納されるのを待つ。一定時間が経過す
る前に、第2RAM54に当該番組のプログラムコマン
ドが格納された場合には(ステップ27でNO、ステッ
プ23でYES)、ステップ24に進んで1行分のコマ
ンドが取り出される。一定時間が経過しても第2RAM
54にコマンドが格納されない場合には(ステップ27
でYES)、エラーメッセージがディスプレイ31に表
示され(ステップ28)、当該番組の実行処理が終了す
る。
【0107】ステップ25において、ステップ23で取
り出されたコマンドが終了コマンドであると判定された
場合には、当該番組の実行処理が終了する。
【0108】〔10〕 番組連動プログラム型番組の具
体例の説明
【0109】図13は、番組連動プログラム型番組の一
例を示している。この番組連動プログラム型番組は、テ
レビの野球中継番組に連動して実行される。図13に
は、当該番組を実行するためのプログラム、当該番組で
表示される画面データ及び全体フローが示されている。
【0110】まず、図13に示されている各プログラム
コマンドについて簡単に説明する。以下に示すプログラ
ムコマンドに於いて、括弧内は、引き数を示している。
【0111】(1)DISP (モジュール番号),( 項目番
号),( 表示秒数),( 表示属性) 内容: 受信した1画面分のデータを表示するためのコマ
ンド。 モジュール番号:表示するデータのモジュール番号 項目番号:表示するデータの項目番号 表示秒数:データの表示秒数 表示属性:データの表示属性(通常表示、スクロール、
幕開け、文字落下等)
【0112】(2)SOUND ( 種類),( 音量),( 繰り返し
回数) 内容: 効果音を出力するためのコマンド。 種類 :効果音の種類 音量:効果音の音量 繰り返し回数:効果音の繰り返し回数
【0113】(3)INPUTG (変数),( 桁数),((FROM)
番号),((TO) 番号),( エラー値),( カウントダウン秒
数),( モジュール番号),((FROM) 項目番号),((TO) 項目
番号),(表示秒数),( 表示属性) 内容: 受信した1又は複数画面分のデータを表示しつ
つ、入力された数値を格納するコマンド。 変数:入力結果を格納する変数名(たとえばK%) 桁数:最大入力桁数 (FROM,TO) 番号:入力範囲 エラー値:カウントダウン後に有効番号が入力されなか
った場合にセット カウントダウン秒数:入力待機時間 モジュール番号:表示するデータのモジュール番号 項目番号:表示するデータの項目番号 表示秒数:データの表示秒数 表示属性:データの表示属性
【0114】(4)ONGOTO (変数),( 行1),(行2)… 内容:与えられた変数の内容に応じて与えられた行に分
岐するコマンド。与えられた変数が1なら行1に、変数
が2なら行2に分岐する。
【0115】(5)GOTO (行番号) 内容:指定された行に分岐するコマンド。
【0116】(6)FIELDB (フィールド変数),( 桁長),
( 変数1),(桁長),( 変数2)… 内容:二次元バーコードの印字フィールドを定義するコ
マンド。 フィールド変数:定義する印字フィールド変数名(たと
えば、A&) 桁長:セットする変数のバイト長 変数:フィールドとして定義する変数名(たとえば、K
%)
【0117】(7)PUTB (フィールド変数), 内容:二次元バーコードを印字するコマンド。
【0118】(8)LLOCATE (X位置),(Y位置) 内容:印字位置を指定するコマンド。 X位置:印字を開始するX位置 Y位置:印字を開始するY位置
【0119】(9)VSET (変数1),(変数2) 内容:変数2の内容を変数1にコピーするコマンド。た
とえば、数値型変数を文字型変数( 印字データ) に変換
するために使用される。
【0120】(10)LPRINT (文字列型変数), 内容:文字列型変数をカードに印字するコマンド。
【0121】(11)ENDC 内容:プログラムを終了するコマンド。 プログラムコマンドは、上記の他、多数存在するが、そ
れらの説明は省略する。
【0122】図13を参照して、番組連動型プログラム
型番組の実行処理について説明する。
【0123】まず、当該番組の開始時刻になると、番組
開始の表示が行なわれる(ステップ31)。番組開始の
表示は、既に受信して第2RAM54に格納されている
モジュール番号1のプログラムおよび画面データに基づ
いて行なわれる。図13において、〔a,b〕のaは、
モジュール番号を、bは項目番号を示している。
【0124】ステップ31では、1001行のDISP
コマンドに基づいて画面データ〔1,1〕の”プロ野球
クイズ開始です”が表示されるとともに、1001行の
DISPコマンドに基づいて画面データ〔1,2〕の”
しばらくお待ち下さい”が表示される。
【0125】次に、問題を出すタイミングがくると、送
出システムから、問題を出題するためのプログラムおよ
び画面データがモジュール番号2のページデータとして
送出される。モジュール番号2のページデータを受信す
ると受信データに基づいて、次のような処理が行なわれ
る。
【0126】まず、効果音が出力される(ステップ3
2)。つまり、1003行のSOUNDコマンドに基づ
いて、効果音”ジャジャーン”が1秒間出力される。
【0127】この後、問題が表示されるとともに回答入
力待ちとなる(ステップ33)。つまり、1004行の
INPUTGコマンドに基づいて、画面データ〔2,
1〕の”さあ開始、この打席ヒットorホームラン”が
表示されるとともに画面データ〔2,2〕の”(1)ヒ
ット (2)ホームラン ”が表示された後、回答入力
待ちとなる。
【0128】次に、回答の確認表示が行なわれる(ステ
ップ34)。ステップ34の処理は、1005行〜10
11行のコマンドに基づいて実行される。1004行の
INPUTGコマンドで指定された回答待機時間(カウ
ントダウン秒数)内に回答入力がない場合には、100
6行のDISPコマンドに基づいて、画面データ〔2,
3〕の”回答未入力”が表示される。そして、1007
行のGOTOコマンドに基づいて、モジュール番号3の
1012行に進む。
【0129】回答入力が”1”である場合には、100
5行のONGOTOコマンドに基づいて1008行に進
み、1008行のDISPコマンドに基づいて画面デー
タ〔2,4〕の”ヒットですね”が表示される。そし
て、1009行のGOTOコマンドに基づいて、モジュ
ール番号3の1012行に進む。
【0130】回答入力が”2”である場合には、100
5行のONGOTOコマンドに基づいて1010行に進
み、1010行のDISPコマンドに基づいて画面デー
タ〔2,5〕の”ホームランですね”が表示される。そ
して、1011行のGOTOコマンドに基づいて、モジ
ュール番号3の1012行に進む。
【0131】中継されている野球において、上記問題に
対する結果が出ると、送出システムから正解を表示する
とともに回答を印字するためのプログラムおよび画面デ
ータがモジュール番号3のページデータとして送出され
る。モジュール番号3のページデータを受信すると受信
データに基づいて、次のような処理が行なわれる。
【0132】まず、正解が表示される(ステップ3
5)。つまり、モジュール番号3の1012行のDIS
Pコマンドに基づいて、画面データ〔3,1〕の”正解
はホームランでした”が表示される。
【0133】また、ユーザの回答がカード30に2次元
バーコード印字される(ステップ36)。つまり、10
13行のFIELDBコマンドによって印字フィールド
が定義された後、1014行のPUTBコマンドによっ
てユーザの回答がカード30に印字される。
【0134】次に、ユーザの回答がカード30に文字印
字される(ステップ37)。つまり、1015行のLL
OCATEコマンドに基づいて印字位置が指定される。
1016行のVSETコマンドに基づいてユーザの回答
が文字コードに変換される。1017行のLPRINT
コマンドに基づいてユーザの回答がカード30に文字印
刷される。そして、1018行のENDCコマンドによ
り、今回の番組が終了する。
【0135】〔11〕 他番組の画面割り込み表示につ
いての説明
【0136】特定FM多重放送においては、複数のコマ
ーシャル(CM)画面からなるコマーシャル番組を予め
送出して、受信システムの第2RAM54に保存してお
き、他の番組、たとえば天気予報等の情報サービス番組
を表示している途中に、コマーシャル番組内のCM画面
を割り込ませて表示する機能を備えている。
【0137】図14は、予め受信されて第2RAM54
に格納されたコマーシャル番組を示している。この例で
は、コマーシャル番組は、CM画面1〜画面Nからな
る。
【0138】番組表示中にコマーシャル番組のCM画面
を割り込ませたい番組(以下、主番組という)におい
て、CM画面の割り込み指定は、次のようにして行なわ
れる。主番組のデータユニット(データユニットパラメ
ータが62Hのページデータのデータユニット)には、
図6に示すように、データユニットデータが含まれてい
る。また、このデータユニットデータには、1または複
数のセグメントが含まれている。各セグメントには、1
画面分データが含まれている。
【0139】主番組のある表示画面の後にコマーシャル
画面を挿入する場合には、図15に示すように、当該表
示画面に対応する1画面分データの先頭に、たとえ
ば、”1FH c”といったCM割り込み指令(他番組
割り込み指令)を予め送出システム側で挿入しておく。
【0140】CM割り込み指令”1FH c” 中の”
c”は画面枚数を示す変数である。CM割り込み指令”
1FH c”は、当該1画面データが表示された次
に、”c”で指定された画面枚数分のコマーシャル画面
を表示することを示す。
【0141】したがって、たとえば、主番組のある画面
データの最初に、CM割り込み指令”1FH 1”が含
まれている場合には、CPU50によって、当該画面が
表示された後にCM番組中の最新過去に表示されたCM
画面の次のCM画面が表示される。つまり、CM割り込
み指令が画面データの先頭に含まれている画面が表示さ
れる毎に、CM番組内の画面が、指定された枚数ずつか
つCM番組内をサイクリックに巡回するように表示され
る。
【0142】なお、CM番組内の各画面に表示有効期間
を示すデータを含めておき、表示有効期間内のみその画
面の表示を許可するようにしてもよい。
【0143】なお、上記実施の形態では、この発明をF
M多重放送に適用した場合について説明したが、この発
明はFM多重放送以外のデータ放送(テレビ放送の文字
放送等)にも適用できる。
【0144】
【発明の効果】この発明によれば、1番組内の画面数を
多くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】送出システムの構成を示すブロック図である。
【図2】受信システムの外観を示す斜視図である。
【図3】受信システムの構成を示すブロック図である。
【図4】データユニットパラメータがプログラム型番組
の管理データを表すパラメータPaである番組管理デー
タのデータユニット内のデータユニットデータの構成を
示す模式図である。
【図5】データユニットパラメータがプログラム型番組
のプログラムを表すパラメータPbであるページデータ
のデータユニット内のデータユニットデータの構成を示
す模式図である。
【図6】データユニットパラメータがデータを表すパラ
メータPcであるページデータのデータユニット内のデ
ータユニットデータの構成を示す模式図である。
【図7】番組連動プログラム型番組の送出方法を示すタ
イムチャートである。
【図8】蓄積プログラム型番組の送出方法を示すタイム
チャートである。
【図9】情報サービス番組の送出方法を示すタイムチャ
ートである。
【図10】送出システムの特定番組編成送出制御部によ
る編成・送出処理手順を示すフローチャートである。
【図11】受信システムのCPUによる番組データ格納
処理手順を示すフローチャートである。
【図12】受信システムのCPUによるプログラム型番
組の実行処理手順を示すフローチャートである。
【図13】番組連動プログラム組番組の実行過程を示す
フローチャートである。
【図14】コマーシャル番組のデータを示す模式図であ
る。
【図15】主番組のある表示画面の後にコマーシャル画
面を割り込ませる場合において、当該表示画面に対応す
る1画面分データ領域を示す模式図である。
【図16】DARCの文字・図形の符号化方式を表す階
層構造を示す模式図である。
【図17】DARCのフレーム構成を示す模式図であ
る。
【図18】階層3のデータパケットの構成を示す模式図
である。
【図19】階層5の番組データの構成を示す模式図であ
る。
【図20】番組データヘッダの構成を示す模式図であ
る。
【図21】番組管理データのデータユニットの構成を示
す模式図である。
【図22】ページデータヘッダの構成を示す模式図であ
る。
【図23】ページデータのデータユニットの構成を示す
模式図である。
【符号の説明】
14 特定番組入力端末 15 特定番組編成送出制御部 17 LMSK変調器 19 FM変調器 20 送信機 21 受信装置 22 リモートコントローラ 31 ディスプレイ 41 FMチューナ 45 BPF 46 LMSK復調回路 47 誤り訂正回路 50 CPU 51 ROM 52 漢字ROM 53 第1RAM 54 第2RAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富田 義数 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 瀬戸 昌宏 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機ソフトウエア株式会社内 (72)発明者 ▲吉▼原 隆二 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機ソフトウエア株式会社内 (72)発明者 鈴木 博道 東京都港区白金6丁目14番15号 株式会 社メディア・マーケティング・ネットワ ーク内 (56)参考文献 特開 平7−235909(JP,A) 黒田徹、”FM文字多重放送の仕組み と原理”、エレクトロニクスライフ、N o.749、P.16−28、1995年1月 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04H 1/00 - 1/02 H04N 7/00 - 7/093

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FM多重放送番組の1番組を構成する番
    組データが1または複数のページデータで構成され、各
    ページデータ内に1または複数のデータユニットデータ
    が含まれているDARC方式のFM多重放送システムに
    おいて、送出側装置は、各データユニットデータ内に、複数画面
    分のデータを1画面データ単位ごとに区切って入れて、
    データユニットデータを送出する手段を備えており、受
    信側装置は、受信したデータユニットデータに含まれて
    いる複数の画面データを、1画面単位で表示する手段を
    備えている ことを特徴とするFM多重放送システム。
JP02131596A 1996-02-07 1996-02-07 Fm多重放送システム Expired - Fee Related JP3167611B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02131596A JP3167611B2 (ja) 1996-02-07 1996-02-07 Fm多重放送システム
KR1019960068838A KR100475616B1 (ko) 1996-02-07 1996-12-20 데이터방송시스템의화면데이터송출및표시방법과,데이터방송시스템에있어서의수신측의화면표시방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02131596A JP3167611B2 (ja) 1996-02-07 1996-02-07 Fm多重放送システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09214444A JPH09214444A (ja) 1997-08-15
JP3167611B2 true JP3167611B2 (ja) 2001-05-21

Family

ID=12051727

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02131596A Expired - Fee Related JP3167611B2 (ja) 1996-02-07 1996-02-07 Fm多重放送システム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3167611B2 (ja)
KR (1) KR100475616B1 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2950041B2 (ja) * 1992-09-24 1999-09-20 三菱電機株式会社 受信機
JPH08274669A (ja) * 1995-03-30 1996-10-18 Sanyo Electric Co Ltd Fm受信機およびこれに用いられる信号処理装置
JPH08330994A (ja) * 1995-05-29 1996-12-13 Sanyo Electric Co Ltd Fm受信機の信号処理装置
JP3133656B2 (ja) * 1995-09-20 2001-02-13 シャープ株式会社 Fm多重放送用受信機

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
黒田徹、"FM文字多重放送の仕組みと原理"、エレクトロニクスライフ、No.749、P.16−28、1995年1月

Also Published As

Publication number Publication date
KR970064039A (ko) 1997-09-12
JPH09214444A (ja) 1997-08-15
KR100475616B1 (ko) 2005-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07288759A (ja) テレビジョン放送方法、並びにその予約記録方法および装置
JPH0993550A (ja) 補完番組検知及び表示装置
JPH11234648A (ja) Epg送信装置および方法、epg受信装置および方法、epg送受信システムおよび方法、並びに提供媒体
JP3186565B2 (ja) データ放送システム、データ放送システムにおける受信システム、多重放送システムおよび多重放送システムの番組放送方法
JP3186564B2 (ja) データ放送システムのコマーシャル画面割り込み方法およびデータ放送システムにおける受信側の画面表示方法
JP3716872B2 (ja) 受信機
JP3167611B2 (ja) Fm多重放送システム
JP3167610B2 (ja) Fm多重放送システム
JP3418051B2 (ja) 多重放送送信装置および受信装置
JP3165635B2 (ja) 多重放送受信装置
JP3661708B2 (ja) 双方向放送方法及び双方向放送の受信装置
JPH08205101A (ja) 文字放送受信装置
JPH08331068A (ja) 受信機
JP3135835B2 (ja) デジタル放送受信装置
JPH0495480A (ja) 伝送方式及び受信装置
JP3642087B2 (ja) 受信機
JPH11308133A (ja) 受信装置
KR200281805Y1 (ko) 다크 수신부를 이용한 교통정보용 실시간 전광판
JPH09135217A (ja) デジタル信号受信装置
JPH10276142A (ja) データ放送受信機
JPH10276145A (ja) データ放送受信機
JPH08265191A (ja) Fm多重放送受信装置
JPH1124679A (ja) デジタル多チャンネル放送における音楽番組の配信方法および受信再生装置
JPH08265190A (ja) Fm多重放送受信装置
JPH08331074A (ja) 受信機

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080309

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090309

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090309

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100309

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100309

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110309

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110309

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120309

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120309

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130309

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130309

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140309

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees