JPH0983513A - パケット放送受信装置 - Google Patents

パケット放送受信装置

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JPH0983513A
JPH0983513A JP24021495A JP24021495A JPH0983513A JP H0983513 A JPH0983513 A JP H0983513A JP 24021495 A JP24021495 A JP 24021495A JP 24021495 A JP24021495 A JP 24021495A JP H0983513 A JPH0983513 A JP H0983513A
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JP
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packet
data
power
unit
data packet
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JP24021495A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Shiragami
和弘 白神
Atsushi Fujimoto
敦 藤本
Akira Ito
明 伊藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無駄な電力消費を回避し、不要な発熱を抑え
ることによって信頼性を向上させたパケット放送受信装
置を提供する。 【構成】 情報をデータパケットにして放送するパケッ
ト放送における受信装置であって、放送電波を受信して
データパケットを抽出するパケット受信部101と、そ
のデータパケットを蓄積して表示する中央処理部103
と、各構成部への電力を供給するための電源部301
と、前記パケット受信部101によって抽出されたデー
タパケットの内容又はその時点での時刻に基づき、前記
電源部301から前記中央処理部103の所定の構成部
への電力の供給を断続する電力制御部302とを備える
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データパケットによる
放送を受信するパケット放送受信装置に関し、特に、電
力消費を削減したパケット放送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビ文字多重放送に代表される
ように、情報をデータパケットとして放送するパケット
放送が普及してきた。テレビ文字多重放送は、テレビの
ニュース速報や天気予報などの文字や図形で構成される
画像情報を、デジタル信号の形でテレビ信号に多重して
伝送し、受信側でこの信号を複号し、テレビ受信機など
に表示する放送システムである。具体的には、画像情報
をデータパケットに分割した後、テレビ信号の垂直帰線
消去期間における特定の水平走査線上に重畳して送ると
いう方式が採用されている。
【0003】パケット放送は、放送する情報をデータパ
ケットとして小さく分割することで伝送中に発生したデ
ータ誤りを受信側で訂正することが容易になり、また、
異なるサービスのデータを交互に放送することで放送番
組数を増やすことができるという利点を有し、放送番組
が増加する今日では有益な手段とされている。このよう
なパケット放送の受信に用いられる従来のパケット放送
受信装置について説明する。図14は、従来のパケット
放送受信装置の構成を示すブロック図である。この装置
は、受信アンテナ100、パケット受信部101、誤り
訂正部102、中央処理部103及び電源部301から
構成される。中央処理部103は、さらに、記録部20
0、記憶メモリ部204、復号処理部201、表示制御
部202、表示メモリ部205及びディスプレィ部20
3からなる。
【0004】受信アンテナ100で受信された放送電波
は、電気信号に変換されてパケット受信部101に送ら
れ、ここでデータパケットだけが抜き出された後に誤り
訂正部102に送られる。誤り訂正部102は、データ
パケットに附属しているチェック符号に基づいて誤り訂
正を行ない、訂正後のデータパケットを中央処理部10
3に送る。
【0005】中央処理部103では、記録部200が訂
正後のデータパケットを受け取り、それを記憶メモリ部
204に蓄積して記憶させる。記憶メモリ部204にお
いて必要なデータパケットが揃うと、記録部200は、
それらを読み出し、ひとまとまりのデータとして復号処
理部201に送る。復号処理部201は、送られてきた
ひとまとまりの符号化されたデータを複号処理し、文字
や図形といった表示データとして表示制御部202に送
る。表示データを受け取った表示制御部202は、適切
な表示位置を指定して表示データを表示メモリ部205
に格納すると共に、表示メモリ部205に格納された全
ての表示データを読み出して、文字を展開し、グラフィ
ックと混在させてディスプレィ部203に画像として表
示させる。なお、上記の全ての構成部は、常時、電源部
301からの電力供給を受けて動作している。
【0006】以上のようにして、パケット放送により伝
送された番組などの情報は、パケット放送受信装置によ
って、受信され組み立てられた後にディスプレイに表示
される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パケット放送受信装置では、伝送されてくる全てのデー
タパケットを受信していたために、無駄な電力消費がな
されていた。即ち、パケット放送受信装置にとって全く
必要でないデータパケット、例えば、放送局の運用上に
のみ必要とされるデータパケットが放送されている場合
や、受信者にとって不要なサービスを受信中の場合、さ
らに、受信データに誤りが検出された場合であっても、
中央処理部103における記録部200や復号処理部2
01といった、本来稼働しなくてもよい部分への電力供
給が行なわれている。
【0008】また、データパケットは、テレビ信号の垂
直帰線消去期間という限られた時間においてのみ伝送さ
れてくるが、データパケットが伝送されていない時間に
おいても装置各部への電力供給が行なわれていた。これ
らは、電力消費を大きくしているだけでなく、発熱によ
る装置信頼性低下を招くといった問題点も有していた。
【0009】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、無駄な電力消費を回避し、不要な発熱を抑える
ことによって信頼性を向上させたパケット放送受信装置
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のパケット放送受信装置は、情報をデ
ータパケットにして放送するパケット放送における受信
装置であって、パケット放送の電波を受信して復調する
ことによってデータパケットを抽出する受信手段と、記
憶手段と、前記受信手段によって抽出されたデータパケ
ットを前記記憶手段に蓄積させて格納する格納手段と、
前記記憶手段に蓄積された所定数のデータパケットをま
とめて読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段によ
って読み出されたデータを複号する複号手段と、前記複
号手段によて複号されたデータを表示する表示手段と、
前記各手段が動作するための電力を供給する電源手段
と、前記受信手段によって抽出されたデータパケットに
基づき、前記電源手段から少なくとも前記格納手段及び
前記複号手段への電力の供給を制御する電力制御手段と
を備えることを特徴とする。
【0011】請求項2記載のパケット放送受信装置は、
請求項1記載のパケット放送受信装置において、前記電
力制御手段は、前記受信手段によって抽出されたデータ
パケットに符号誤りが発生しているかどうかを検出し、
抽出されたデータパケットごとにその検出結果を示す制
御信号を出力する誤り検出手段と、前記制御信号が符号
誤りの発生を示している場合は、前記電源手段から前記
格納手段及び前記複号手段への電力の供給を中断する電
力中断手段とからなることを特徴とする。
【0012】請求項3記載のパケット放送受信装置は、
請求項1記載のパケット放送受信装置において、前記電
力制御手段は、前記受信手段によって抽出されたデータ
パケットに符号誤りが発生しているかどうかを検出し、
抽出されたデータパケットごとにその検出結果を示す制
御信号を出力する誤り検出手段と、前記制御信号が符号
誤りを示している時間幅を一定時間幅に伸長する信号伸
長手段と、前記信号伸長手段による伸長後の制御信号が
符号誤りの発生を示している場合は、前記電源手段から
前記格納手段、前記複号手段、前記受信手段及び前記誤
り検出手段への電力の供給を中断する電力中断手段とか
らなることを特徴とする。
【0013】請求項4記載のパケット放送受信装置は、
請求項1記載のパケット放送受信装置において、前記電
力制御手段は、前記受信手段によって抽出されたデータ
パケットに特定のデータパターンが存在するかどうかを
判定するパターン判定手段と、前記パターン判定手段に
よる判定結果に基づいて、前記電源手段から前記格納手
段及び前記複号手段への電力の供給を中断する電力中断
手段とからなることを特徴とする。
【0014】請求項5記載のパケット放送受信装置は、
請求項1記載のパケット放送受信装置において、前記電
力制御手段は、時刻が予め定められた時間帯に属するか
どうかを通知するタイマーと、前記タイマーからの通知
に従って、前記電源手段から前記格納手段及び前記複号
手段への電力の供給を中断する電力中断手段とからなる
ことを特徴とする。
【0015】請求項6記載のパケット放送受信装置は、
請求項1記載のパケット放送受信装置において、前記電
力制御手段は、前記受信手段によってデータパケットが
抽出されているかどうかを検出する受信検出手段と、前
記受信検出手段による検出の結果、データパケットが抽
出されていない場合は、前記電源手段から前記格納手段
及び前記複号手段への電力の供給を中断する電力中断手
段とからなることを特徴とする。
【0016】請求項7記載のパケット放送受信装置は、
請求項1記載のパケット放送受信装置において、前記電
力制御手段は、操作者が受信したいパケット放送の番組
を指定するための入力手段と、前記受信手段によって抽
出されたデータパケットが前記入力手段によって指定さ
れた番組に属するかどうかを判定する番組判定手段と、
前記番組判定手段によって前記データパケットが前記番
組に属さないと判定された場合は、前記電源手段から前
記格納手段及び前記複号手段への電力の供給を中断する
電力中断手段とからなることを特徴とする。
【0017】
【作用】請求項1記載のパケット放送受信装置によれ
ば、パケット放送の電波は受信手段によって受信され、
ここで抽出されたデータパケットは格納手段によって記
憶手段に蓄積される。蓄積されたデータは読み出し手段
によって記憶手段から読み出され、複号手段によって複
号された後、表示手段によって表示される。これら各手
段は電源手段からの電力供給を受けて動作するが、格納
手段と複号手段は、受信手段で抽出されたデータパケッ
トの内容等に応じてその電力供給が行われたり中断され
たりする。従って、パケット放送の受信の有無や、受信
したデータパケットの内容、その時点での時刻等によっ
て、本装置の一部の構成要素への電力供給が中断され、
本装置での電力消費が削減される。
【0018】請求項2記載のパケット放送受信装置によ
れば、請求項1記載のパケット放送受信装置において、
受信データパケットに符号誤りが発生している間は、格
納手段及び複号手段への電力の供給が中断される。その
結果、格納手段及び複号手段の動作は停止するので、符
号誤りが発生したデータパケットは記憶手段に格納され
ることはなく、また、複号手段による複号処理も停止さ
れ、既に受信されていたデータのみが表示手段によって
表示される。即ち、受信したデータパケットに符号誤り
が発生したために動作する必要のない構成要素への電力
供給が中断される。
【0019】請求項3記載のパケット放送受信装置によ
れば、請求項1記載のパケット放送受信装置において、
誤り検出手段から受信データパケットに符号誤りが発生
していることを示す制御信号を受信した信号伸長手段
は、そのことを示す時間幅を一定の時間幅に伸長し、電
力中断手段に送る。その結果、受信データパケットに符
号誤りが発生した場合は、発生した時点から一定時間は
格納手段、複号手段、受信手段及び誤り検出手段への電
力の供給が中断される。
【0020】請求項4記載のパケット放送受信装置によ
れば、請求項1記載のパケット放送受信装置において、
パターン判定手段によって受信データパケットに特定の
データパターンが存在するかどうかが判定され、その判
定結果に基づいて格納手段及び複号手段への電力の供給
が中断される。請求項5記載のパケット放送受信装置
は、請求項1記載のパケット放送受信装置において、タ
イマーによってその時点での時刻が予め定められた時間
帯に属するかどうかが通知され、その通知に従って格納
手段及び複号手段への電力の供給が中断される。
【0021】請求項6記載のパケット放送受信装置は、
請求項1記載のパケット放送受信装置において、受信検
出手段によって受信手段においてデータパケットが抽出
されているかどうかが検出され、その検出の結果、デー
タパケットが抽出されていない場合、即ち、本装置によ
ってパケット放送が受信されていない場合は、格納手段
及び複号手段への電力の供給が中断される。
【0022】請求項7記載のパケット放送受信装置は、
請求項1記載のパケット放送受信装置において、入力手
段によって操作者が受信したいパケット放送の番組が指
定され、番組判定手段によって受信データパケットが入
力手段によって指定された番組に属するかどうかが判定
され、その結果、受信データパケットがその番組に属さ
ないと判定された場合、即ち、操作者が指定した番組が
放送されていない場合は、格納手段及び複号手段への電
力の供給が中断される。
【0023】
【実施例】本発明のパケット放送受信装置の実施例につ
いて、図面を参照しながら説明する。 (実施例1)図1は、本発明の第1の実施例に係るパケ
ット放送受信装置の構成を示すブロック図である。本装
置は、受信アンテナ100、パケット受信部101、誤
り訂正部102、中央処理部103、電源部301及び
電力制御部302から構成される。本装置は、図14に
示された従来のパケット放送受信装置にさらに電力制御
部302が付加された構成となっている。なお、本装置
において、従来の装置と同一の構成部には同一の符号を
付し、その説明を省略する。
【0024】電力制御部302は、サイリスタ等からな
り、誤り訂正部102からの制御信号に基づいて電源部
301から記録部200及び復号処理部201への電力
の供給を断続する。なお、記録部200及び復号処理部
201を除く全ての構成部は、従来の装置と同様に、常
時、電源部301からの電力の供給を受けている。以上
のように構成されたパケット放送受信装置が受信するデ
ータパケットの構成について説明する。図2は、データ
パケットの構成を説明するための図である。パケット放
送により伝送されるデータ(以下、「放送データ」とい
う。)には、ニュース速報や天気予報等の文字、グラフ
ィック、音声等により構成される「番組データ」と呼ば
れるものや、パケット放送受信装置が受信するデータで
はないが各放送局の運用上の必要性から伝送されている
「運用データ」と呼ばれるものがある。1つの番組デー
タは、文字放送の1つの番組を構成する全データであ
り、番組を識別するためのヘッダーや番組の本体である
ページデータなどに対応するグループデータとの集まり
からなる。
【0025】1つのグループデータは、さらにデータブ
ロックと呼ばれる一定のビット数からなる符号化された
データの集まりからなる。データグループを構成する最
初のデータブロックは、そのデータグループのブロック
数や各種情報を組み込んだヘッダーとして利用される。
各データブロックの前部と後部にそれぞれプリフィック
ス及びチェック符号が付加されたものをデータパケット
と呼び、これが伝送の最小単位となる。即ち、1つのデ
ータパケットが、対応する1つの水平走査線上に重畳さ
れて伝送される。プリフィックスは、放送サービスを識
別するためのサービス識別符号、及び、データパケット
の連続性を示すための番号、及び、最初のデータパケッ
トなら「1」その他は「0」を示す伝送制御フラグ、及
び、その他プリフィックスに必要な誤り検出符号化区間
識別フラグなどから構成される。異なる番組を伝送する
際には、サービス識別符号で区別される送出モードが1
つに指定されて伝送されるため、データパケットが混在
していても、その送出モードによりデータ伝送の1つの
仮想的なチャンネルが指定されると考えることができ、
番組を区別することができる。一方、チェック符号は、
データブロック内の符号誤りを訂正して検出するための
巡回冗長符号である。
【0026】次に、放送局から送出されるデータパケッ
トの送出パターンについて説明する。図3は、データパ
ケットの送出パターンを説明するための図である。今、
番組データAを構成する1つのデータグループをデータ
グループA、一方、番組データBを構成する1つのデー
タグループをデータグループBとする。データグループ
Aは、さらにデータブロックA1、A2、A3からな
り、同様に、データグループBは、さらにデータブロッ
クB1、B2、B3、B4からなる。これらデータブロ
ックA1、A2、A3、B1、B2、B3、B4は、デ
ータパケットA1、A2、A3、B1、B2、B3、B
4として放送局から送出されるが、その際の送出パター
ンとして、放送局や番組の種類等に応じて以下の3種類
のいずれかの送出パターンが採用される。
【0027】送出パターン(1)は、データグループ単
位、即ち、同一の番組データを構成するデータパケット
をまとめて送出する方式である。送出パターン(2)
は、データグループの種類に拘らず、即ち、異なる番組
データのデータパケットであっても、送出可能なデータ
パケットから順次送出する方式である。この方式では、
異なる番組データのデータパケットが時間的に混在する
ことが起こり得る。送出パターン(3)は、予め決めら
れた一定の時間においては同一のデータグループ、即
ち、同一の番組データを構成するデータパケットだけを
送出する方式である。
【0028】次に、本パケット放送受信装置の動作につ
いて説明する。受信アンテナ100で受信された放送電
波は、電気信号に変換されてパケット受信部101に送
られ、ここでデータパケットだけが抜き出された後に誤
り訂正部102に送られる。誤り訂正部102は、デー
タパケットに附属しているチェック符号に基づいて誤り
訂正を行ない、訂正後のデータパケットを中央処理部1
03に送ると同時に、誤り訂正後のデータパケットに依
然として符号誤りが存在するかどうかを制御信号として
電力制御部302に通知する。
【0029】ここで、先ず、誤り訂正部102から電力
制御部302に対して、訂正後のデータパケット中に符
号誤りが存在していない旨の通知がなされている場合を
説明する。符号誤りが存在しない旨の通知を受けた電力
制御部302は、電源部301からの電力を切断するこ
となく記録部200及び復号処理部201に電力を供給
するので、全ての構成部は電力の供給を受けて動作す
る。従って、この場合における本装置の動作は、従来の
装置における動作と異なるところはない。
【0030】誤り訂正部102から正常なデータパケッ
トを受け取った記録部200は、誤り訂正後のデータパ
ケットからデータブロックのみを抜き出し、データパケ
ットのプリフィックスを参照することによって、データ
グループAに属すると判断した場合には記憶領域1を、
データグループBに属すると判断した場合には記憶領域
2を指定し、そのデータブロックを記憶メモリ部204
に格納する。図4は、記憶メモリ部204に格納された
データブロックを示す模式図である。記憶メモリ部20
4に順次に格納して蓄積されたデータブロックは、最終
的に1つの番組データを構成するデータグループとな
る。記録部200は、記憶メモリ部204に形成された
グループデータを読み出し、復号処理部201に送る。
復号処理部201は、符号化されたグループデータを複
号処理し、文字や図形といった表示データとして表示制
御部202に送る。表示データを受け取った表示制御部
202は、適切な表示位置を指定して表示データを表示
メモリ部205に格納すると共に、表示メモリ部205
に格納された全ての表示データを読み出して、文字を展
開し、グラフィックと混在させてディスプレィ部203
に画像として表示させる。
【0031】次に、誤り訂正部102から電力制御部3
02に対して、訂正後のデータパケット中に符号誤りが
存在している旨の通知がなされた場合を説明する。符号
誤りが存在する旨の通知を受けた電力制御部302は、
電源部301からの電力を切断し、記録部200及び復
号処理部201への電力の供給を中断する。そして、電
力制御部302は、符号誤りが存在しない旨の通知を受
けるまで、即ち、正常なデータパケットが受信されるま
で、この中断を継続する。
【0032】電力供給を中断された記録部200と復号
処理部201は、その稼働を停止し、もはや如何なる入
力をも受け付けない。但し、記録部200及び復号処理
部201を除く他の構成部は、電源部301からの電力
供給を受けているので、その符号誤りの発生によって影
響を受けることはない。つまり、記憶メモリ部204に
格納されている受信データパケットは消失することなく
保持され、また、表示制御部202、表示メモリ部20
5、ディスプレィ部203の稼働により画面に番組デー
タが表示され続けるため、放送受信者は見た目上影響を
受けない。
【0033】このようにして、本実施例に係る装置によ
れば、誤り訂正部102での誤り訂正能力を越えるデー
タパケットが受信されると、記録部200及び復号処理
部201への無駄な電力供給が中断され、稼働する必要
がある構成部にのみ電力供給が行われる。これによっ
て、無駄な電力消費が回避されるだけでなく、不要な発
熱も抑えられ、本パケット放送受信装置の信頼性向上が
図られる。
【0034】なお、本実施例においては、記録部200
と復号処理部201のみが、電力制御部302による電
力供給の制御が行われる対象であったが、これらに限定
されるものではない。例えば、記憶メモリ部204がそ
の対象に含まれてもよい。但し、その場合には、記録部
200は、電力供給が中断されたときであっても記憶デ
ータを保持し続けなければならないので、バッテリーバ
ックアップ等による不揮発性メモリからなる必要があ
る。
【0035】また、本実施例では、説明を簡単にするた
めに、本パケット放送受信装置は、表示のみを行うもの
としたが、この他に、録画や番組管理等の機能を有する
ものであってもよい。 (実施例2)次に、本発明の第2の実施例に係るパケッ
ト放送受信装置について説明する。
【0036】図5は、本装置の構成を示すブロック図で
ある。本装置は、図1に示された第1実施例のパケット
放送受信装置にさらに信号伸長部105が付加された構
成となっている。なお、本装置において、第1実施例の
装置と同一の構成部には同一の符号を付してその説明を
省略し、第1実施例と異なる点のみ説明する。信号伸長
部105は、単安定マルチバイブレータからなり、誤り
訂正部102からの制御信号を、予め定められた一定時
間(例えば、10秒間)だけ引き延ばして電力制御部3
02に伝える。即ち、電力制御部302は、第1実施例
においては誤り訂正部102からの信号によって制御さ
れたが、本実施例においては信号伸長部105からの信
号によって制御される。
【0037】なお、第1実施例においては、電力制御部
302の出力は記録部200と復号処理部201にのみ
接続されていたが、本実施例においては、図5に示され
るように、それらに加えてパケット受信部101及び誤
り訂正部102にも接続されている。以上のように構成
されたパケット放送受信装置の動作について説明する。
なお、誤り訂正部102での訂正後のデータパケット中
に符号誤りが存在していない場合における本装置の動作
は、第1実施例と同じである。
【0038】一方、訂正後のデータパケット中に符号誤
りが発見された場合には、その旨を示す制御信号が誤り
訂正部102から出力され、信号伸長部105によって
一定時間幅の信号に引き延ばされた後、電力制御部30
2に入力される。図6は、信号伸長部105の動作を説
明するためのタイミング図である。図6(a)は、本装
置が受信したデータパケットの流れ、図6(b)は、誤
り訂正部102から信号伸長部105への制御信号、図
6(c)は、信号伸長部105から電力制御部302へ
の信号を示している。図6においては、2個のデータパ
ケットについて誤りが発生している(図6(a))の
で、その旨を示す制御信号(図6(b))が誤り訂正部
102から信号伸長部105に送られているが、信号伸
長部105は、一定時間幅Tの信号を電力制御部302
に送っている。
【0039】その結果、電力制御部302は、時間Tだ
け、電力供給を中断する。従って、パケット受信部10
1、誤り訂正部102、記録部200及び復号処理部2
01は、その稼働を停止し、もはや如何なる入力をも受
け付けない。但し、それら101、102、200、2
01を除く他の構成部は、その影響を受けることなく連
続して稼働している点は、第1実施例の場合と同様であ
る。
【0040】このようにして、本実施例に係る装置によ
れば、誤り訂正部102での誤り訂正能力を越えるデー
タパケットが受信されると、記録部200と復号処理部
201だけでなくパケット受信部101及び誤り訂正部
102への電力供給も中断されるので、第1実施例の場
合と比べ、さらに電力消費の低減が図られると共に、本
パケット放送受信装置の信頼性向上が図られる。
【0041】また、一般に、データ伝送における誤り
は、例えば、本装置の近辺を自動車が通過するように、
バーストとして一定時間だけ継続して発生することが多
いので、そのような場合には、データパケット単位でき
め細かく電力制御を行うよりも、全体として効率的な運
用が可能となる。 (実施例3)次に、本発明の第3の実施例に係るパケッ
ト放送受信装置について説明する。
【0042】図7は、本装置の構成を示すブロック図で
ある。本装置は、図1に示された第1実施例のパケット
放送受信装置にさらに判定部106が付加された構成と
なっている。なお、本装置において、第1実施例の装置
と同一の構成部には同一の符号を付してその説明を省略
し、第1実施例と異なる点のみ説明する。判定部106
は、図8に示されるように、さらに比較データ作成部1
06a、比較メモリ106b、読み出し部106c及び
比較器106dからなる。
【0043】電力制御部302は、第1実施例において
は誤り訂正部102からの信号によって制御されたが、
本実施例においては判定部106からの制御信号によっ
て制御される。以上のように構成されたパケット放送受
信装置の動作について説明する。比較データ作成部10
6aは、操作者からの指示等により、比較の基準となる
データパターンを作成し比較メモリ106bに書き込
む。比較メモリ106bは、1個のデータブロックに相
当する容量のデータパターンを記憶するシフトレジスタ
からなる。読み出し部106cは、比較メモリ106b
に格納されたデータパターンを読み出し、誤り訂正部1
02から送られてくるデータブロックの各ビットに同期
させて比較器106dに送る。比較器106dは、それ
ら2つのデータパターンを比較し、各データブロックご
とに、比較結果を電力制御部302に通知する。これに
よって、判定部106により、誤り訂正部102から送
られてきた訂正後の各データパケットごとに、比較メモ
リ106bに格納されていたデータパターンが存在する
かどうかが判断され、その結果が制御信号として電力制
御部302に通知される。
【0044】通知を受けた電力制御部302は、そのデ
ータパターンが存在する旨の通知であったときには、記
録部200及び復号処理部201への電力供給を行い、
一方、そのデータパターンが存在しない旨の通知であっ
たときには、記録部200及び復号処理部201への電
力供給を中断する。これによって、操作者が指定した特
定のデータパターンを有するデータパケットだけが、記
録部200によって記憶メモリ部204に取り込まれ
る。例えば、各データパケットに暗号化したデータパタ
ーンを含ませて放送することにより、その暗号を指定し
た操作者のみが、その放送データを受信できるとするこ
とができる。
【0045】このようにして、本実施例に係る装置によ
れば、受信したデータパケットに特定のデータが含まれ
ている放送がなされていない間には、記録部200及び
復号処理部201への電力供給が中断され、稼働する必
要がある構成部にのみ電力供給が行われる。これによっ
て、無駄な電力消費が回避されるだけでなく、不要な発
熱も抑えられ、本パケット放送受信装置の信頼性向上が
図られる。
【0046】なお、本実施例においては、特定のデータ
パターンが発見されたときにのみ、電力供給が行われた
が、それとは逆に、特定のデータパターンが発見されな
いときにのみ、電力供給が行われるものであってもよ
い。即ち、操作者が希望しないデータパターンを指定す
るものであってもよい。また、第1の特定のデータパタ
ーンが発見されてから第2の特定のデータパターンが発
見されるまで電力供給を制限するといった方法でもよ
い。
【0047】また、本実施例においては、操作者からの
入力に基づいて特定のデータパターンが作成されたが、
これに限定されるものではない。例えば、予め定められ
たデータパターンであったり、各構成部からの通知によ
って決定されるデータパターンであってもよい。 (実施例4)次に、本発明の第4の実施例に係るパケッ
ト放送受信装置について説明する。
【0048】図9は、本装置の構成を示すブロック図で
ある。本装置は、図1に示された第1実施例のパケット
放送受信装置と比較し、誤り訂正部102を備えていな
い点、及びタイマー部303を新たに備えている点が異
なる。なお、本装置において、第1実施例の装置と同一
の構成部には同一の符号を付してその説明を省略し、第
1実施例と異なる点のみ説明する。
【0049】タイマー部303は、図10に示されるよ
うに、さらにカレンダ303a、比較メモリ303b及
び比較器303cからなる。電力制御部302は、第1
実施例においては誤り訂正部102からの信号によって
制御されたが、本実施例においてはタイマー部303か
らの制御信号によって制御される。
【0050】なお、本実施例においては、放送局から送
出されるデータパケットは、図3に示された送出パター
ン(3)によって送出され、さらに、同一のデータグル
ープ、即ち、同一の番組データを構成するデータパケッ
トが送出される時間間隔は、1秒とする。以上のように
構成されたパケット放送受信装置の動作について説明す
る。
【0051】本実施例においては、タイマー部303
は、電力制御部302の動作を1秒おきに交互にON及
びOFFさせる制御信号を出力する。これは、図10に
おいて、比較器303cが、その日の時刻を秒数で表し
たデータをカレンダ303aから受け取り、一方、秒が
奇数となる全ての時刻を表したデータを比較メモリ30
3bから受け取り、両データが一致したとき、即ち、秒
が奇数となる時間帯にのみ電力制御部302をONさせ
る制御信号を出力することによって行われる。なお、図
3に示された送出パターン(3)においては、秒が奇数
となる時間帯には、データブループAに属するデータパ
ケットが送出されているものとする。
【0052】その結果、電力制御部302は、タイマー
部303からの制御信号に基づいて電力供給を断続する
ので、秒が奇数となる時間帯、即ち、データグループA
に属するデータパケットが送出されている時間帯にの
み、記録部200及び復号処理部201への電力供給が
行われる。但し、記録部200及び復号処理部201を
除く他の構成部は、その影響を受けることなく連続して
稼働している点は、第1実施例の場合と同様である。
【0053】このようにして、本実施例に係る装置によ
れば、受信しようとするデータグループや番組データが
送出されていない時間帯においては、記録部200及び
復号処理部201への電力供給も中断され、稼働する必
要がある構成部にのみ電力供給が行われる。これによっ
て、無駄な電力消費が回避されるだけでなく、不要な発
熱も抑えられ、本パケット放送受信装置の信頼性向上が
図られる。
【0054】なお、本実施例におては、比較メモリ30
3bには、秒が奇数となる全ての時刻を表したデータが
記憶されていたが、このようなデータに限定されるもの
ではない。例えば、1日における特定の時間帯にのみパ
ケット放送が行われている場合には、その時間帯を表す
データを比較メモリ303bに格納しておいてもよい。
これによって、パケット放送が行われていない時間帯に
おける記録部200及び復号処理部201への電力供給
を中断させることができる。
【0055】(実施例5)次に、本発明の第5の実施例
に係るパケット放送受信装置について説明する。図11
は、本装置の構成を示すブロック図である。本装置は、
図1に示された第1実施例のパケット放送受信装置と比
較し、誤り訂正部102を備えていない点、及び受信検
出部107を新たに備えている点が異なる。なお、本装
置において、第1実施例の装置と同一の構成部には同一
の符号を付してその説明を省略し、第1実施例と異なる
点のみ説明する。
【0056】受信検出部107は、電圧コンパレータ等
からなり、パケット受信部101からの出力信号と一定
の電圧値とを比較することによって、パケット受信部1
01から出力されたデータパケットが存在するかどうか
を検出する。電力制御部302は、第1実施例において
は誤り訂正部102からの信号によって制御されたが、
本実施例においては受信検出部107からの制御信号に
よって制御される。
【0057】以上のように構成されたパケット放送受信
装置の動作について説明する。受信検出部107は、パ
ケット受信部101からデータパケットが出力されてい
る間、即ち、パケット受信部101がデータパケットを
受信している間だけ、その旨を示す制御信号を電力制御
部302に送る。その結果、電力制御部302は、本装
置がデータパケットを受信しているときにのみ、記録部
200及び復号処理部201への電力供給が行われる。
但し、記録部200及び復号処理部201を除く他の構
成部は、その影響を受けることなく連続して稼働してい
る点は、第1実施例の場合と同様である。
【0058】このようにして、本実施例に係る装置によ
れば、パケット放送が行われていない場合には、記録部
200及び復号処理部201への電力供給は中断され、
稼働する必要がある構成部にのみ電力供給が行われる。
これによって、無駄な電力消費が回避されるだけでな
く、不要な発熱も抑えられ、本パケット放送受信装置の
信頼性向上が図られる。
【0059】また、受信検出部107は、電圧コンパレ
ータという簡単な回路で実現されるので、本パケット放
送受信装置は、第1実施例の装置と比較し、容易に構成
することができるという利点がある。 (実施例6)次に、本発明の第6の実施例に係るパケッ
ト放送受信装置について説明する。
【0060】図12は、本装置の構成を示すブロック図
である。本装置は、図1に示された第1実施例のパケッ
ト放送受信装置と比較し、誤り訂正部102を備えてい
ない点、並びに番組指定部304及び番組判定部305
を新たに備えている点が異なる。なお、本装置におい
て、第1実施例の装置と同一の構成部には同一の符号を
付してその説明を省略し、第1実施例と異なる点のみ説
明する。
【0061】番組指定部304は、操作者が操作するた
めのキーボード等からなるリモコンである。番組判定部
305は、図13に示されるように、さらにリモコン受
信部305a、番組情報抽出部305b及び比較器30
5cからなる。電力制御部302は、第1実施例におい
ては誤り訂正部102からの信号によって制御された
が、本実施例においては番組判定部305からの制御信
号によって制御される。
【0062】なお、本実施例においては、放送局から送
出されるデータパケットは、図3に示された送出パター
ン(2)によって送出されているものとする。即ち、2
つの番組データA、Bに属するデータパケットが混在し
て放送されているものとする。以上のように構成された
パケット放送受信装置の動作について説明する。
【0063】番組指定部304を通じて操作者によって
指定された放送番組の番組番号は、リモコン受信部30
5aによって受信され、比較器305cに送られる。一
方、パケット受信部101から送られてきたデータパケ
ット中に含まれる番組番号は、番組情報抽出部305b
によって抽出され、比較器305cに送られ。比較器3
05cは、リモコン受信部305aから送られてきた指
定番組番号と、番組情報抽出部305bから送られてき
た放送番組番号とを比較し、その結果を制御信号として
電力制御部302に通知する。
【0064】その結果、電力制御部302は、指定番組
番号と一致する放送番組番号を有するデータパケットが
送出されている時間帯にのみ、記録部200及び復号処
理部201への電力供給を行う。但し、記録部200及
び復号処理部201を除く他の構成部は、その影響を受
けることなく連続して稼働している点は、第1実施例の
場合と同様である。
【0065】このようにして、本実施例に係る装置によ
れば、操作者によって指定された番組が放送されていな
い時間においては、記録部200及び復号処理部201
への電力供給が中断され、稼働する必要がある構成部に
のみ電力供給が行われる。これによって、無駄な電力消
費が回避されるだけでなく、不要な発熱も抑えられ、本
パケット放送受信装置の信頼性向上が図られる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば以下
の効果を得る。請求項1記載のパケット放送受信装置に
よれば、パケット放送の受信の有無や、受信したデータ
パケットの内容等によって、少なくとも格納手段及び複
号手段への電力供給が中断される。これによって、本装
置での電力消費が削減され、不要な発熱が抑えられるの
で、低消費電力でかつ信頼性を向上させたパケット放送
受信装置を提供することができるという効果がある。
【0067】請求項2記載のパケット放送受信装置によ
れば、誤り検出手段において受信データパケットの符号
誤りを検出した場合に、格納手段や複号手段といった稼
働しなくてもよい部分への電力供給を中断することで、
その分、本装置での電力消費が低減され、不要な発熱が
抑えられる。これによって、低消費電力でかつ信頼性を
向上させたパケット放送受信装置を提供することができ
るという効果がある。
【0068】請求項3記載のパケット放送受信装置によ
れば、誤り検出手段において符号誤りを検出した場合
に、誤り検出手段からの制御信号を信号伸長手段によっ
て一定時間だけ引き延ばされ、格納手段、複号手段、受
信手段及び誤り検出手段への電力の供給が中断される。
即ち、頻繁に符号誤りが起こったり起こらなかったりと
いう繰り返しの際に、稼働しなくてもよい部分への電力
供給が中断されるので、効率よく電力消費を低減でき、
また、不要な発熱が抑えられる。これによって、低消費
電力でかつ信頼性を向上させたパケット放送受信装置を
提供することができるという効果がある。
【0069】請求項4記載のパケット放送受信装置によ
れば、パターン判定手段においてデータパケットの内容
を判定することで、不要とするデータパケットを受信し
た際に、格納手段や複号手段といった稼働しなくてもよ
い部分への電力供給を中断することで、その分、本装置
での電力消費が低減され、不要な発熱が抑えられる。こ
れによって、低消費電力でかつ信頼性を向上させたパケ
ット放送受信装置を提供することができるという効果が
ある。
【0070】請求項5記載のパケット放送受信装置によ
れば、テレビ文字多重放送のように特定の水平走査線上
に重ねて送られてくるデータパケットのように、伝送さ
れるデータパケットの時間周期が決まっており、その放
送される時間領域だけをタイマー手段において決定する
ことで、データパケットが伝送されていない水平走査線
の時間領域において、格納手段や複号手段といった稼働
しなくてもよい部分への電力供給を中断することで、そ
の分、本装置での電力消費が低減され、不要な発熱が抑
えられる。これによって、低消費電力でかつ信頼性を向
上させたパケット放送受信装置を提供することができる
という効果がある。
【0071】請求項6記載のパケット放送受信装置によ
れば、各データパケットが時間をおいて伝送されるよう
な放送の場合に、各データパケット間の放送の行なわれ
ていない時間領域のおいて、格納手段や複号手段といっ
た稼働しなくてもよい部分への電力供給を中断すること
で、その分、本装置での電力消費が低減され、不要な発
熱が抑えられる。これによって、低消費電力でかつ信頼
性を向上させたパケット放送受信装置を提供することが
できるという効果がある。
【0072】請求項7記載のパケット放送受信装置によ
れば、複数の番組を幾つものデータパケットに分解し、
各番組のデータパケットを交互に伝送する放送のよう
に、1つの番組について見ると、その番組のデータパケ
ットは時間をおいて伝送されている場合や、すでに受信
済みの番組を省きたい場合など、指定の番組のデータパ
ケットを受信中ではない間において、格納手段や複号手
段といった稼働しなくてもよい部分への電力供給を中断
することで、その分、本装置での電力消費が低減され、
不要な発熱が抑えられる。これによって、低消費電力で
かつ信頼性を向上させたパケット放送受信装置を提供す
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るパケット放送受信装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】データパケットの構成を示す図である。
【図3】放送局から送出されるデータパケットの送出パ
ターンを示す図である。
【図4】記憶メモリ部204に格納されたデータブロッ
クを示す模式図である。
【図5】本発明の第2実施例に係るパケット放送受信装
置の構成を示すブロック図である。
【図6】同装置の信号伸長部105の動作を説明するた
めのタイミング図である。図6(a)は、同装置が受信
したデータパケットの流れを示す。図6(b)は、誤り
訂正部102から信号伸長部105に出力された制御信
号を示す。図6(c)は、信号伸長部105から電力制
御部302に出力された信号を示す。
【図7】本発明の第3実施例に係るパケット放送受信装
置の構成を示すブロック図である。
【図8】同装置の判定部106の構成を示すブロック図
である。
【図9】本発明の第4実施例に係るパケット放送受信装
置の構成を示すブロック図である。
【図10】同装置のタイマー部303の構成を示すブロ
ック図である。
【図11】本発明の第5実施例に係るパケット放送受信
装置の構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の第6実施例に係るパケット放送受信
装置の構成を示すブロック図である。
【図13】同装置の番組判定部305の構成を示すブロ
ック図である。
【図14】従来のパケット放送受信装置の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】 100 受信アンテナ 101 パケット受信部 102 誤り訂正部 103 中央処理部 105 信号伸長部 106 判定部 107 受信検出部 200 記録部 201 復号処理部 202 表示制御部 203 ディスプレィ部 204 記憶メモリ部 205 表示メモリ部 301 電源部 302 電力制御部 303 タイマー部 304 番組指定部 305 番組判定部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報をデータパケットにして放送するパ
    ケット放送における受信装置であって、 パケット放送の電波を受信して復調することによってデ
    ータパケットを抽出する受信手段と、 記憶手段と、 前記受信手段によって抽出されたデータパケットを前記
    記憶手段に蓄積させて格納する格納手段と、 前記記憶手段に蓄積された所定数のデータパケットをま
    とめて読み出す読み出し手段と、 前記読み出し手段によって読み出されたデータを複号す
    る複号手段と、 前記複号手段によて複号されたデータを表示する表示手
    段と、 前記各手段が動作するための電力を供給する電源手段
    と、 前記受信手段によって抽出されたデータパケットに基づ
    き、前記電源手段から少なくとも前記格納手段及び前記
    複号手段への電力の供給を制御する電力制御手段とを備
    えることを特徴とするパケット放送受信装置。
  2. 【請求項2】 前記電力制御手段は、 前記受信手段によって抽出されたデータパケットに符号
    誤りが発生しているかどうかを検出し、抽出されたデー
    タパケットごとにその検出結果を示す制御信号を出力す
    る誤り検出手段と、 前記制御信号が符号誤りの発生を示している場合は、前
    記電源手段から前記格納手段及び前記複号手段への電力
    の供給を中断する電力中断手段とからなることを特徴と
    する請求項1記載のパケット放送受信装置。
  3. 【請求項3】 前記電力制御手段は、 前記受信手段によって抽出されたデータパケットに符号
    誤りが発生しているかどうかを検出し、抽出されたデー
    タパケットごとにその検出結果を示す制御信号を出力す
    る誤り検出手段と、 前記制御信号が符号誤りを示している時間幅を一定時間
    幅に伸長する信号伸長手段と、 前記信号伸長手段による伸長後の制御信号が符号誤りの
    発生を示している場合は、前記電源手段から前記格納手
    段、前記複号手段、前記受信手段及び前記誤り検出手段
    への電力の供給を中断する電力中断手段とからなること
    を特徴とする請求項1記載のパケット放送受信装置。
  4. 【請求項4】 前記電力制御手段は、 前記受信手段によって抽出されたデータパケットに特定
    のデータパターンが存在するかどうかを判定するパター
    ン判定手段と、 前記パターン判定手段による判定結果に基づいて、前記
    電源手段から前記格納手段及び前記複号手段への電力の
    供給を中断する電力中断手段とからなることを特徴とす
    る請求項1記載のパケット放送受信装置。
  5. 【請求項5】 前記電力制御手段は、 時刻が予め定められた時間帯に属するかどうかを通知す
    るタイマーと、 前記タイマーからの通知に従って、前記電源手段から前
    記格納手段及び前記複号手段への電力の供給を中断する
    電力中断手段とからなることを特徴とする請求項1記載
    のパケット放送受信装置。
  6. 【請求項6】 前記電力制御手段は、 前記受信手段によってデータパケットが抽出されている
    かどうかを検出する受信検出手段と、 前記受信検出手段による検出の結果、データパケットが
    抽出されていない場合は、前記電源手段から前記格納手
    段及び前記複号手段への電力の供給を中断する電力中断
    手段とからなることを特徴とする請求項1記載のパケッ
    ト放送受信装置。
  7. 【請求項7】 前記電力制御手段は、 操作者が受信したいパケット放送の番組を指定するため
    の入力手段と、 前記受信手段によって抽出されたデータパケットが前記
    入力手段によって指定された番組に属するかどうかを判
    定する番組判定手段と、 前記番組判定手段によって前記データパケットが前記番
    組に属さないと判定された場合は、前記電源手段から前
    記格納手段及び前記複号手段への電力の供給を中断する
    電力中断手段とからなることを特徴とする請求項1記載
    のパケット放送受信装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007221655A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Oki Electric Ind Co Ltd 無線装置およびその電力制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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