JPH0927790A - 緊急情報送信方法、緊急情報受信装置及び受信方法、及び、緊急情報送受信システム - Google Patents

緊急情報送信方法、緊急情報受信装置及び受信方法、及び、緊急情報送受信システム

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JPH0927790A
JPH0927790A JP8110599A JP11059996A JPH0927790A JP H0927790 A JPH0927790 A JP H0927790A JP 8110599 A JP8110599 A JP 8110599A JP 11059996 A JP11059996 A JP 11059996A JP H0927790 A JPH0927790 A JP H0927790A
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JP8110599A
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Susumu Takashima
進 高島
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低消費電力で緊急文字情報及び緊急音声情報
を受信することができる緊急情報受信装置を提供するこ
とである。 【解決手段】 CPU61はFM多重デコーダ4を起動
した後、オフする。FM多重デコーダ4は、各フレーム
の特定のブロックのプリフィックスデータを取り込み、
このプリフィックスデータ中のサービス識別コードに緊
急情報を示すコードが設定されているか否かを判別す
る。緊急情報を示すコードが設定されていれば、CPU
61を起動する。CPU61は、FM多重デコーダ4等
により再生されたデータを取り込み、表示部8に表示す
る。また、次のブロックのセグメントヘッダー内の自局
セグメント識別領域に付加情報を示すコードが設定され
ているか否かを判別し、設定されていれば、音声情報再
生部10を起動して、緊急音声情報を再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、受信装置の消費
電力を低減できる緊急情報送信方法、緊急情報受信装置
及び受信方法、及び、緊急情報送受信システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】地震の発生の予告や地震による津波の発
生の予告などを緊急に報知する方法が種々提案されてい
る。例えば、通常の放送を受信している間に、緊急情報
を受信すると、通常放送の再生を停止し、緊急情報を報
知するテレビ受信装置及びラジオ受信装置が提案されて
いる。また、受信部の電源を常時オンしておき、緊急情
報を受信すると受信装置全体を立ち上げて緊急情報を受
信するようにしたテレビ受信装置やラジオ受信装置も提
案されている。
【0003】一方、FMラジオ放送に文字データを多重
して送信するFM文字多重放送が実用化され、FM文字
多重放送を利用して緊急情報を送信する試みもなされて
いる。FM文字多重放送の送信データは例えば272個
のブロックから構成されるフレームデータ(フレーム)
からなる。各フレームデータは190のデータパケット
と82のパリティパケットを含み、1放送局当たり25
6番組のデータを提供することができる。そして、この
うちの任意の番組を緊急情報用として用いることができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通常放送の受信中に緊
急情報を受信するタイプの受信装置は、通常の放送を受
信していないとき、即ち、テレビやラジオを使用してい
ないときには、たとえ緊急情報が送信されて来ても受信
することができない。また、受信部の電源を常時オンし
ておくものは、受信部での消費電力が大きい。このた
め、電源として商用電源やカーバッテリを用いる受信装
置であればさほど問題はないが、電池を用いる携帯用の
受信装置では長時間使用することができないという問題
があった。
【0005】さらに、緊急情報を受信する機能を有する
FM文字多重受信装置は、すべてのフレームデータを受
信し、緊急情報用の番組が送信されたか否かを監視する
必要があり、消費電力が大きい。
【0006】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、消費電力の小さい緊急情報受信方法及び受信装
置、及び、そのような受信を可能とする緊急情報送信方
法及び送信装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点にかかる緊急情報送信方法
は、音声と複数のブロックから構成されるフレームデー
タとを送信する送信システムにおける緊急情報送信方法
であって、緊急文字情報を含む少なくとも1つのブロッ
クを含む複数のブロックと緊急音声情報とを用意する工
程と、前記用意する工程により用意された複数のブロッ
クと緊急音声情報を送信する送信工程、とより構成さ
れ、前記複数のブロックはデータパケットとパリティパ
ケットを含み、前記用意する工程は、緊急文字情報及び
緊急音声情報の送信時に、前記データパケット内に、緊
急文字情報と緊急音声情報を送信中であることをそれぞ
れ示す第1と第2の所定のデータを設定する、ことを特
徴とする。
【0008】前記音声と前記ブロックとは周波数多重さ
れ、FMラジオ放送で送信される。
【0009】第1の所定のデータは、例えば、所定のデ
ータパケットのプリフィックスデータのサービス識別領
域或いはデータグループ番号領域に設定され、第2の所
定のデータは、他のデータパケットのデータブロックの
自局セグメント識別領域等に設定される。
【0010】第1の所定のデータは、各フレームの所定
のブロックに配置される。また、緊急文字情報は特定の
番組内に設定される。
【0011】この発明の緊急情報送信装置は、以上の方
法を実行する装置からなる。
【0012】また、この発明の第2の観点にかかる緊急
情報受信装置は、データパケットとパリティパケットか
ら構成され、少なくとも1つのデータパケットに緊急音
声情報を送信中であることを示す所定のデータが設定さ
れるフレームデータと緊急音声情報とが多重化された信
号を受信する受信手段と、前記受信手段により受信され
たフレームに含まれている前記所定のデータを検出する
検出手段と、前記音声緊急情報を受信し、放音する音声
緊急情報受信手段と、前記音声緊急情報検出手段が前記
所定のデータを検出した際、前記音声緊急情報受信手段
を実質的に起動し、前記音声緊急情報を受信させ、放音
させる制御手段と、を具備したことを特徴とする。
【0013】また、この発明の第3の観点にかかる緊急
情報受信装置は、緊急音声情報と、該緊急音声情報に多
重され、データパケットとパリティパケットからなる複
数のブロックから構成され、ブロックの少なくとも1つ
に緊急文字情報が含まれるフレームデータとを受信し、
緊急音声情報と緊急文字情報を再生する緊急情報受信装
置であって、各フレームデータの特定のブロックを受信
する受信手段と、前記受信手段により受信された特定の
ブロックのデータパケットに、緊急文字情報が送信され
ていることを表す第1の所定のデータが含まれているか
否かを検出する緊急文字情報検出手段と、前記緊急文字
情報検出手段が前記第1の所定のデータを検出した際、
受信された前記フレームに含まれる緊急文字情報を出力
する緊急文字情報出力手段と、前記緊急文字情報検出手
段が前記第1の所定のデータを検出した際、緊急音声情
報が送信中であることを表す第2の所定のデータを検出
する緊急音声情報検出手段と、緊急音声情報検出手段が
前記第2の所定のデータを検出した際、緊急音声情報を
受信し、放音する緊急音声情報受信手段と、を具備した
ことを特徴とする。
【0014】前記緊急音声情報と前記ブロックとは周波
数多重され、FMラジオ放送で送信される。
【0015】例えば、所定のデータパケットの前記プリ
フィックスデータ(サービス識別領域、データグループ
番号領域等)に前記第1の所定のデータが設定され、他
のデータパケットのデータブロック(自局セグメント識
別領域等)に前記第2の所定のデータが設定される。こ
の場合、例えば、前記緊急文字情報検出手段は、前記プ
リフィックスデータに前記第1の所定のデータが設定さ
れているか否かを検出し、前記緊急音声情報検出手段
は、前記緊急文字情報検出手段が前記第1の所定のデー
タを検出した際に、前記他のデータパケットのデータブ
ロックに前記第2の所定のデータが存在するか否かを検
出し、存在する時に前記緊急音声情報受信手段を実質的
に起動する。
【0016】前記緊急文字情報出力手段を通常時はオフ
(低消費電力状態を含む)しておき、前記緊急文字情報
検出手段が前記第1の所定のデータを検出した時に起動
指定もよい。
【0017】また、各フレームデータ内の特定のブロッ
クが送信されているタイミングを判別し、判別したタイ
ミングでのみ前記ブロックを受信するようにしてもよ
い。
【0018】また、この発明の第4の観点にかかる緊急
情報受信方法は、FM文字多重放送の所定のブロックを
間欠的に受信し、該ブロック内に緊急文字情報が送信さ
れているか否かを示す第1のデータが存在するか否かを
判別し、前記第1のデータが存在すると判別された時
に、前記FM文字多重放送に緊急音声情報が多重化され
ているか否かを示す第2のデータが存在するか否かを判
別し、前記第2のデータが存在すると判別された際に、
緊急音声情報を受信及び再生して出力する、ことを特徴
とする。
【0019】さらに、この発明の第5の観点にかかる緊
急情報受信方法は、緊急文字情報がFM文字多重放送に
含まれているか否かを示す第1のデータが送信されてい
るタイミングを判別し、判別されたタイミングで、前記
第1のデータが送信されているか否かを判別し、前記第
1のデータが送信されていると判別された時に、前記F
M文字多重放送に緊急音声情報が多重化されているか否
かを示す第2のデータが送信されているか否かを判別
し、第2のデータが送信されていると判別された際に、
緊急音声情報を受信及び再生して出力する、ことを特徴
とする。
【0020】さらに、この発明の第6の観点にかかる緊
急情報送受信システムは、プリフィックスデータとデー
タブロックを含むデータパケットとパリティパケットを
含むフレームデータの前記プリフィックスデータに緊急
文字情報の存在を示す第1の所定のデータを設定し、デ
ータブロックのセグメントヘッダ部に緊急音声情報の存
在を示す第2の所定のデータを設定し、セグメントデー
タ部に緊急文字情報を設定し、該フレームデータを緊急
音声情報と多重化してFM送信する送信手段と、前記送
信手段から送信された信号を受信する受信手段と、前記
受信手段により受信されたフレームデータ内のデータパ
ケットに含まれている前記プリフィックスデータに前記
第1の所定のデータが設定されているか否かを検出する
第1の検出手段と、前記第1の検出手段が前記第1の所
定のデータを検出した際、前記受信手段により受信され
た前記フレームデータのデータブロック内のセグメント
データ部に含まれている緊急文字情報を再生し、緊急情
報を出力する緊急文字情報出力手段と、前記検出手段が
前記第1の所定のデータを検出した際、前記受信手段に
より受信された前記フレームデータのデータブロック内
のセグメントヘッダー部に前記第2の所定のデータが含
まれているか否かを判別する第2の検出手段と、前記第
2の検出手段が前記第2の所定のデータを検出した際
に、前記受信手段により受信された前記緊急音声情報を
再生し、緊急音声情報を出力する緊急音声情報出力手段
と、を具備したことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態にか
かる緊急情報送信方法、緊急情報受信方法及び受信装
置、緊急情報送受信システムを図面を参照して説明す
る。なお、この発明では、緊急情報は、音声情報と文字
情報の両方を処理することができる。
【0022】(第1の実施の形態)まず、この発明が適
用されるFM多重放送の原理を説明する。図1は、FM
多重放送の多重化の原理を示している。まず、左(L)
チャネルの音声信号(L信号)と右(R)チャネルの音
声信号(R信号)の和信号((L+R)信号)(主チャ
ンネル信号M)と差信号((L−R)信号)が作成され
る。これらの信号は、いずれも15kHzの周波数帯域
に制限される。差信号((L−R)信号)で、38kH
zの周波数のキャリアを搬送波抑圧振幅変調することに
より、副チャンネル信号S1が生成される。続いて、主
チャンネル信号M、19kHzのパイロット信号P、お
よび副チャンネル信号S1を加算することによりステレ
オコンポジット信号が作成される。
【0023】一方、多重信号S2は、ベースバンド周波
数で53kHz以上100kHz以下の周波数帯域の信
号であり、パイロット信号の周波数fpの4倍の周波数
である76kHzの副搬送波をL−MSK(Level cont
rolled Minimum Shift Keying)変調してステレオコン
ポジット信号に周波数多重されている。
【0024】主チャンネル信号M、パイロット信号P、
副チャンネル信号S1および副搬送波周波数信号(多重
信号)S2を加算した信号から、所定の周波数の搬送波
を周波数変調したFM放送波が生成される。
【0025】音声信号のうち、差信号((L−R)信
号)の変調度が大きいと、多重信号への妨害が大きい。
また、音声信号への妨害雑音は、音声信号の変調が小さ
い場合に検知されやすい。そこで、図2に示すように、
多重信号の変調度は、L−R信号の変調度に対応してそ
の大きさ(多重レベル)が4%から10%までの間で変
化する。
【0026】多重信号S2の伝送容量は、16kbps
であり、そのうちの6.83kbpsがデータ送信用と
して用いられ、残りの9.17kbpsが誤り検出と訂
正のために用いられる。誤り訂正には、1つの符号を横
方向と垂直方向に適応する積符号((272、190)
短縮化差集合巡回符号)が用いられている。
【0027】図3は、FM多重放送に使用されるFM多
重送信装置の構成例を示している。このFM多重送信装
置は、ステレオ変調器101と、FM変調器102と、
送信機103と、アンテナ104と、符号化装置105
と、誤り訂正付加装置106と、L−MSK変調器10
7と、を備える。
【0028】符号化装置105には、例えば、後述する
図9に示すような番組情報が供給され、これを符号化す
る。番組情報は、各放送局において最大256個設ける
ことができる。各番組は1又は複数のページから構成さ
れる。頁の最大値は64である。そして、各ページに
は、30文字を配置することができる。番組の伝送速度
は、毎分約823ページである。この実施の形態では、
第255番組に緊急放送を割り当てている。
【0029】番組情報としては、音声放送している音楽
の曲名、歌手名、リクエスト電話番号などのように、主
放送であるFMラジオ音声放送を補完する補完情報と、
緊急情報、天気予報情報、交通情報などのように、FM
ラジオ音声放送とは独立した独立情報とがある。また、
番組情報には、有料情報と無料情報とがある。さらに、
これらの番組情報は、その情報のジャンルを表すフラグ
(ID)、補完情報であるか独立情報であるかを表すフ
ラグ(ID)、有料情報であるか無料情報であるかを表
すフラグ(ID)なども含む。
【0030】番組情報は、例えば10秒間に1回とか1
時間に1回の割合で符号化され、送信される。また、同
一データを何回も繰り返し送信したり、例えば1時間に
1回の割合で新しいデータを更新したりする。更新する
場合においては、更新フラグを同時に放送する場合もあ
る。なお、緊急文字情報を送信する場合には、所定の番
組に送信すべき文字情報を設定し、後述するように、そ
の番組を構成するデータパケットのプリフィックスデー
タのサービス識別領域に緊急文字情報送信中を示すデー
タを設定し、符号化装置105に供給する。
【0031】符号化装置105で符号化された番組情報
は、誤り訂正付加装置106に送られる。誤り訂正付加
装置106は、入力されたデジタルデータに積符号を用
いた誤り訂正符号を付加し、L−MSK変調器107に
出力する。
【0032】L−MSK変調器107には、L信号とR
信号も与えられていている。L−MSK変調器107
は、図2の特性に従って、誤り訂正符号化装置106の
出力信号にL−MSK変調処理を施し、多重情報ステレ
オ変調器101に出力する。
【0033】ステレオ変調器101は、Lの音声信号
と、Rの音声信号と、L−MSK変調信号から、L+R
信号と、19kHzの周波数パイロット信号と、L−R
信号とを生成する。ステレオ変調器101は、生成した
L−R信号で38kHzのキャリアを搬送波抑圧振幅変
調し、副チャンネル信号を生成する。ステレオ変調器1
01は、L+R信号よりなる主チャンネル信号と、19
kHzの周波数パイロット信号と、副チャンネル信号と
に、L−MSK変調器107から供給される多重信号を
加算し、これをFM変調器102に出力する。FM変調
器102は、入力された信号で所定の搬送波をFM変調
し、送信機103に出力する。送信機103は、入力さ
れた信号を電力増幅してアンテナ104から電波として
出力する。
【0034】このようにして、音楽等の主たる音声信号
と、文字などよりなる多重情報とが多重化されてFM放
送される。
【0035】図4は、このようなFM多重送信装置から
のFM放送を受信するFM多重受信装置の構成を示す。
【0036】このFM多重受信装置は、アンテナ1と、
FMチューナ2と、チューニングコントローラ3と、F
M多重デコーダ4と、データ・アドレス・コントロール
・バス5と、CPU61から構成されるシステム制御部
6と、メモリ7と、表示部8と、スピーカ9と、から構
成される。
【0037】FM多重デコーダ4は、BPF(バンドパ
スフィルタ)41と、MSK復調部42と、PN(Pseu
do Noise)復号部43と、バッファバスインターフェー
ス44と、誤り訂正・CRCチェック部45と、発振回
路46と、クロック再生部47と、ブロック同期部48
と、フレーム同期部49と、パケットカウン夕50と、
パケット一致回路51と、緊急情報判断回路52と、プ
リフィックス用バッファ53とから構成されている。
【0038】FM多重デコーダ4の緊急情報判断回路5
2の出力信号は割り込み信号INTとしてシステム制御
部6のCPU61に供給される。CPU61には、デー
タ・アドレス・コントロール・バス5と、メモリ7と、
表示部8と、スピーカ9が接続されている。データ・ア
ドレス・コントロール・バス5には、メモリ7とバッフ
ァバスインターフェース44とが接続されている。
【0039】FMチューナ2のFM検波信号はFM多重
デコーダ4内のBPF41に供給される。BPF41は
供給された信号から76kHz帯域の信号のみを抽出
し、MSK復調部42に供給する。MSK復調部42は
供給された信号を遅延検波し、デジタルデータを再生
し、再生したデジタルデータをクロック再生部47とP
N復号部43に供給する。
【0040】クロック再生部47は、発振回路46から
のクロックに基づいてディジタルPLL動作を行い、M
SK復調部42で再生されたデジタルデー夕に同期した
クロックを再生する。クロック再生部47はディジタル
データと再生したクロックとをブロック同期部48に供
給する。ブロック同期部48はデジタルデー夕を、再生
されたクロックでサンプリングすることにより、後述す
るBIC(図5を参照して後述するブロック識別符号
(Block Identification Code))を検出して、ブロッ
クに同期したブロック同期信号を生成し、パケットカウ
ンタ50及びフレーム同期部49に供給する。フレーム
同期部49は、ブロック同期部48で検出したBICの
種類(BIC1〜BIC4)の変化点を検出し、受信フ
レームに同期したフレーム同期信号を生成し、パケット
カウンタ50に供給する。
【0041】パケットカウンタ50は、フレーム同期部
49から供給されるフレーム同期信号でリセットされ、
ブロック同期部48の出力パルス数をカウントする。こ
のカウント値はフレーム内のデータパケットの数を表
す。パケットカウンタ50は、このカウント値をパケッ
ト一致回路51に与える。パケット一致回路51は、予
め指定されたパケットを検出するためのもので、パケッ
トカウンタ50のカウント値が所定値(緊急情報が送信
されているパケットに対応する番号)に一致すると、一
致信号を緊急情報判断回路52に出力する。
【0042】緊急情報判断回路52は、一致信号が出力
された時に受信しているパケットに緊急情報が含まれて
いるか否かを、プリフィックス用バッファ53に格納さ
れているデータ(後述)から判断する。緊急情報判断回
路52は受信中のパケットが緊急情報を含む場合、CP
U61に割り込み信号INTを出力する。
【0043】PN復号部43は、MSK復調部42で再
生されたデータをデスクランブルし、バッファバスイン
ターフェース44に送る。バッファバスインタフェース
44は、誤り訂正CRC(Cyclic Redund
ancy Code)チェック部45により誤り訂正と
CRCチェックを行い、この結果をプリフィックス用バ
ッファ53に供給し、また、データ・アドレス・コント
ロール・バス5を介してメモリ7に供給する。
【0044】図5は、図4のFM送信局より送信される
FM多重放送のフレーム構成を示している。各フレーム
は、272のブロックから構成され、各ブロックの先頭
には、ブロック識別符号として、ブロック同期およびフ
レーム同期を確立するための16ビットのBIC(Bloc
k Identification Code)が配置されている。272の
ブロックのうちの190のブロックがデータを伝送する
データパケット、残りの82のブロックが列方向のパリ
ティを伝送するためのパリティパケットとして使用され
る。パリティパケットは、全てのデータパケットの縦方
向のパリティを表し、バーストエラーに対処するように
分散配置される。
【0045】16ビットのBIC(BIC1〜BIC
4)のビットパターンは、図7に示すようになってい
る。従って、これらBIC1〜BIC4の変化により、
図5で述べた各データパケットの切り替わり、フレーム
の終了または新たなフレームの開始タイミングを判別す
ることができる。フレームの開始タイミングに同期させ
てデータパケットを数え始めれば、データパケットの位
置を判別できる。なお、フレーム同期信号はフレームの
終了又は開始時点に同期している必要はなく、フレーム
内の所定タイミングで出力されればよい。この場合、パ
ケットカウンタ50は、同期信号が出力されてからのパ
ケット数(ブロック数)をカウントする。また、パケッ
ト一致回路51は、フレーム同期信号が出力されてから
緊急情報を含むパケットが送信されるまでのパケットの
数にパケットカウンタ50のカウント値が一致したか否
かを判別する。
【0046】各データパケットは、図8(a)に示すよ
うに32ビットのプリフィックスデータと144ビット
のデータブロックからなる合計176ビットで構成され
る。さらに、これらの後に、図5に示すように14ビッ
トのCRC及び82ビットのパリティビットが付加され
ている。
【0047】32ビットのプリフィックスデータは、図
8(b)に示すように、4ビットのサービス識別符号、
1ビットの復号識別フラグ、1ビットの情報終了フラ
グ、2ビットの更新フラグ、14ビットのデータグルー
プ番号、10ビットのデータパケット番号からなってい
る。
【0048】4ビットのサービス識別符号は、図6に示
すように、番組内容の種別(例えば文字、図形、交通情
報、付加情報、補助信号、運用信号など)と受信処理モ
ードをバイナリー値で示したものである。サービス識別
符号が「1000H」(8)であるとき、そのパケット
は緊急情報送信用である。従って、「1000H」は、
そのパケットが緊急情報送信専用のパケットであること
を示す緊急情報フラグとして機能する。
【0049】1ビットの復号識別フラグは、誤り訂正が
横方向のみの復号で、即時に出力する必要がある場合は
「1」、縦方向の復号及び横方向の復号後に出力する場
合は「0」に設定される。1ビットの情報終了フラグ
は、あるデータグルーブでデータが終了する場合は
「1」、その他の場合は「0」に設定される。2ビット
の更新フラグは、あるデータグループ番号で伝送するデ
ータグループが更新された場合は1インクリメントして
送出し、更新されていない場合は、前回送出した更新フ
ラグと同じフラグを送出する。
【0050】データグループ番号は、8ビットの番組番
号と6ビットのページ番号からなっている。8ビットの
番組番号は、図9に示すように最大256番組の中から
所望する番組、例えば、交通情報(001)、天気予報
(002)などが指定され、6ビットのページ番号は、
これら番組を構成する最大64ページの中の対応するペ
ージが指定される。
【0051】10ビットのデータパケット番号は、2ビ
ットのデータリンクと8ビットのデータパケット番号か
らなっていている。8ビットのデータパケット番号は、
同一データグループ、つまり同一番組番号でのデータパ
ケットの順位番号が割り当てられるところで、「0」か
ら順に割り当てられる。2ビットのデータリンクは、デ
ータパケット番号が最大値(255)を越えた場合に、
同一データグループを複数に分け、これらをデータリン
ク符号順に継続データグループとするためのものであ
る。
【0052】次に、図4に示す構成のFM多重受信装置
の動作を説明する。この実施の形態のFM多重受信装置
は、消費電力を抑えるため、予め決められた特定ブロッ
クのデータパケットのみ間欠的に受信する。すなわち、
通常時はシステム制御部6の電源はオフしている(即
ち、低消費電力状態にある)。一方、FMチューナ2、
チューニングコントローラ3は、常時オンして受信を行
っている。そして、緊急放送を受信するタイミングにな
ると、システム制御部6を起動して、受信信号中に緊急
情報が含まれているか否かを判別し、含まれていれば、
所定の報知処理などを行い、含まれていなければ、次の
緊急情報送信タイミングまで受信動作を中断する。
【0053】システム制御部6は主電源が投入された後
の初期状態において、FMチューナ2、チューニングコ
ントローラ3、FM多重デコーダ4の電源を信号Sc、
Sb、Saによりオンし、また、データ・アドレス・コ
ントロール・バス5、メモリ7等もオンする。続いて、
自分自身をオフする。
【0054】アンテナ1でFM多重信号が受信される
と、チューニングコントローラ3により選局が行われ、
FMチューナ2よりFM検波信号が得られ、FM多重デ
コーダ4に送られる。
【0055】FM多重デコーダ4では、BPF41がF
M検波信号より76kHz帯域の信号を抜き取り、MS
K復調部42に供給する。MSK復調部42は抽出され
た76kHz帯域の信号を遅延検波してデジタルデータ
を再生し、クロック再生部47に送る。クロック再生部
47は、発振回路46からのクロックに基づいて、一種
のデジタルPLL動作を行い、デジタルデータに同期し
たクロックを再生する。ブロック同期部48は、再生さ
れたクロックに同期してデジタルデータをサンプリング
して、図5に示すBIC1〜BIC4を検出し、ブロッ
ク同期信号を生成する。フレーム同期部49は、ブロッ
ク同期部48が検出したBIC1〜BIC4の変化点を
検出することでフレームの先頭に同期したフレーム同期
信号を生成する。
【0056】フレーム同期部49は、このフレーム同期
信号をパケットカウンタ50に与え、パケットカウン夕
50を各フレームの先頭でリセットする。パケットカウ
ンタ50はパケットに同期したブロック同期部48の出
力パルス数をカウントする。従って、パケットカウンタ
50は、フレーム内のパケットの数(番号)をカウント
することになる。
【0057】パケット一致回路51は、パケットカウン
タ50のカウント値が予め指定されたパケット(ここで
は、緊急情報が各フレームの第3番目のブロックに格納
されているものとし、「3」とする)になったか判断す
る。パケットカウンタ50のカウント値が指定値、即
ち、「3」になると、パケット一致回路51がパケット
「3」との一致を判定し、一致信号を緊急情報判断回路
52に出力する。
【0058】一方、MSK復調部42で再生されたデジ
タルデータは、PN復号部43を介してバッファバスイ
ンターフェース44に送られ、誤り訂正CRCチェック
部45での誤り訂正及びCRCチェックの後、データ・
アドレス・コントロール・バス5を介してメモリ7に送
られ、メモリ7に格納される。また、再生されたデジタ
ルデータのデータパケットのうちプリフィックスデータ
は、プリフィックス用バッファ53にも記憶される。
【0059】緊急情報判断回路52は、一致信号に従っ
て、各フレームの3番目に位置するパケットの図8
(a),(b)に示すプリフィックスデータをプリフィ
ックス用バッファ53より取り込む。緊急情報判断回路
52は、取り込んだプリフィックスデータ内の4ビット
のサービス識別符号が緊急情報を表すサービス識別符号
か否かを判断する。具体的には、緊急情報判断回路52
は、取り込んだプリフィックスデータ内の4ビットのサ
ービス識別符号が、緊急情報用の「1000H」に指定
されているか否かを判断する。
【0060】緊急情報用のサービス識別符号が設定され
ていれば、緊急情報判別回路52は、緊急情報が含まれ
ていると判断して、CPU61にINT信号を与える。
CPU61は、このINT信号に応答してオンする。
【0061】CPU61は、FM多重デコーダ4により
復調され、誤り訂正された受信データを、メモリ7から
取り込む。CPU61は、取り込んだデータに基づい
て、番組を構成するデータを組み立て、表示データを作
成し、表示部8に緊急情報の番組を表示させる。また、
必要に応じて、スピーカ9に警報音を放音させる。
【0062】即ち、このFM受信装置は、ブロック番号
3のデータパケットのプリフィックスデータ内のサービ
ス識別符号が緊急情報を表していることを検出すると、
そのデータパケットのデータグループ番組によって定義
される番組を組み立て(再構成し)する。CPU61は
再構成した番組を表示部8に表示させる。例えば、サー
ビス識別符号が緊急情報を表し、そのデータパケットの
データグループ番号が255の場合、第255番組とし
て緊急情報番組が放送されている。従って、CPU61
は、この第255番組を組み立てる(再構成する)。C
PU61は再構成した番組、即ち、緊急情報を表示部8
に表示させる。
【0063】このような構成によれば、システム制御部
6は、緊急情報が送信されている可能性があるタイミン
グ、即ち、所定のデータブロックが送信されているタイ
ミングでのみ定期的にオンされる。従って、システム制
御部6の消費電力を低減し、バッテリ等を電源とする場
合でも、長時間受信することができる。
【0064】なお、データ・アドレス・コントロール・
バス5、メモリ7および表示部8もシステム制御部6が
オンした際にオンされるようにしてもよい。システム制
御部6のCPU61は、例えば16MHzで動作する1
6ビットのマイクロプロセッサを含むもので、かなり消
費電力の高いものである。
【0065】なお、FM多重デコーダ4の全回路の電源
をオンしている必要はない。例えば、PN復号部43、
バッファバスインターフェース44、誤り訂正・CRC
チェック部45、プリフィックス用バッファ53、緊急
情報判断回路52は、通常時はオフしておき、パケット
一致回路51が一致を検出した際に、システム制御部6
を起動し、起動されたシステム制御部6が他の回路を起
動するようにしてもよい。
【0066】(第2の実施の形態)第1の実施の形態で
は、データパケット(第1の実施の形態では3番目に位
置するもの)中のプリフィックスデータの4ビットのサ
ービス識別符号に「1000H」(緊急情報フラグ)を
書き込むことで緊急情報専用を表すようにした。しか
し、この発明は、これに限定されない。例えば、図8
(b)に示す14ビットのデータグループ番号を利用し
て緊急情報の指定を行うことも可能である。この場合、
図8(b)に示すデータグループ番号内の8ビットの番
組番号に緊急情報番組が放送されている番組番号を示す
データ、例えば、「255」を特定番号として設定す
る。
【0067】このようにしても、上述した第1実施の形
態と同様な動作が実行される。そして、パケットカウン
タ50のカウント値が予め指定されたパケット「3」を
判断すると、緊急情報判断回路52は、該当パケットに
緊急情報が含まれるか否かを判断する。より詳細には、
緊急情報判断回路52は、プリフィックス用バッファ5
3より該当パケットの図8(b)に示すプリフィックス
データを取り込み、データグループ番号内の8ビットの
番組番号が緊急情報番組を表す特定番号か否かを判断
し、番組番号として緊急情報番組を示す特定番号「25
5」が設定されていれば、CPU61にINT信号を与
え、オンさせる。
【0068】オンしたCPU61は、FM多重デコーダ
4により復調され、誤り訂正された受信データをメモリ
7から取り込み、番組の組み立て及び表示データ作成な
どを行って表示部8に緊急情報の番組を表示させる。つ
まり、ブロック番号3のデータグループ番号の8ビット
の番組番号として緊急情報番組を表す特定番号を検出す
ると、その特定番号の番組、ここでは、第255番組に
緊急情報番組が放送されているので、CPU61は、こ
の第255番組を組み立て、表示部8に表示する。
【0069】(第3の実施の形態)図10は、第3の実
施の形態の概略構成を示す。図10において、図4と同
一部分には、同符号を付している。第1、2の実施の形
態では、常時は、システム制御部6の電源をオフしてい
るが、この実施の形態は、システム制御部6が常時動い
ており、FM多重デコーダ4の電源が間欠的にオンす
る。このような構成は、システム制御部6での消費電力
よりもFM多重デコーダ4の消費電力が大きい場合に有
効である。
【0070】この実施の形態では、システム制御部6
は,CPU61の他にクロックカウンタ62を有してい
る。クロックカウンタ62は、FM多重デコーダ4のフ
レーム同期部49からのフレーム同期信号により起動さ
れ、これ以降は、CPU61のクロック(動作クロッ
ク)をカウントし、カウント値が所定値に達して、各フ
レームの緊急情報を含むデータパケットを十分に受信で
きるタイミングになると一致信号をCPU61に供給す
る。
【0071】なお、クロックカウンタ62は、フレーム
同期部49からのフレーム同期信号により起動される
と、これ以降は、CPU61のクロックをカウントす
る。このため、時間の経過とともに、クロックカウンタ
62のカウントと実際のデータパケットの変化タイミン
グとのずれが大きくなることが考えられる。そこで、C
PU61は、所定時間毎に信号SaによりFM多重デコ
ーダ4をオンし、フレーム同期部49からのフレーム同
期信号によりクロックカウンタ62を再度起動して同期
補正を行う。
【0072】このような構成のFM受信装置において、
主電源が投入されると、CPU61は、FM多重デコー
ダ4の電源を信号Saにより一旦オンする。FM多重デ
コーダ4は、第1の実施の形態と同様に、フレーム同期
信号を生成し、クロックカウンタ62に供給する。クロ
ックカウンタ62は、フレーム同期信号により起動され
る。クロックカウンタ62は、起動したことをCPU6
1に通知する。CPU61は、この時点で、FM多重デ
コーダ4の電源を、信号Saによりオフする。
【0073】クロックカウン夕62は起動されると、C
PU61の動作クロックをカウントする。クロックカウ
ンタ62は、自己の力ウント値が予め定められた値(各
フレームデータ内の緊急情報を含むデータパケットを十
分に受信できるタイミングに対応する値)に一致したか
否かを判断する。ここで、上記実施の形態と同様に、緊
急情報を含むパケットの番号を「3」とすると、クロッ
クカウンタ62のカウント値がパケット「3」を十分受
信できるタイミングに対応する値になると、クロックカ
ウンタ62は一致信号をCPU61に供給する。CPU
61はこの一致信号に応答し、FM多重デコーダ4の電
源を信号Saにより再びオンし、このタイミングで受信
されるパケットに緊急情報が含まれるか否かを判断す
る。
【0074】具体的に説明すると、FM多重デコーダ4
のMSK復調部42はディジタルデータを再生する。P
N復号部43は、再生されたディジタルデータをPN復
号し、バッファバスインタフェース44とデータ・アド
レス・コントロール・バス5を介してメモリ7に出力
し、メモリ7は供給されたディジタルデータを記憶す
る。CPU61は、データ・アドレス・コントロール・
バス5を介して再生データを取り込み、該当パケットの
プリフィックスデータ内のサービス識別符号が緊急情報
を示しているか否かを判別する。
【0075】サービス識別符号が緊急情報用に設定され
ていなければ、CPU61は、受信中のパケットに緊急
情報が含まれていないと判断し、信号Saにより、FM
多重デコーダ4の電源をオフする。サービス識別符号が
緊急情報用に設定されていれば、CPU61は、FM多
重デコーダ4により復調され、誤り訂正された受信デー
タをメモリ7から取り込み、番組を再構成し、表示デー
タを作成し、表示部8に表示させる。
【0076】このような構成によれば、FM多重デコー
ダ4が間欠的にオンするので、FM多重デコーダ4での
消費電力を抑え、ひいては、受信装置全体の消費電力を
抑えることができる。
【0077】なお、FM多重デコーダ4のオン・オフに
同期してFMチューナ2、チューニングコントローラ
3、データ・アドレス・コントロール・バス5、メモリ
7等をオン・オフしてもよい。
【0078】(第4の実施の形態)第1〜第3の実施の
形態では、緊急情報として、文字情報を受信する場合に
ついて説明したが、緊急情報として、文字情報と音声情
報を共に送信及び受信できるようにしてもよい。
【0079】図11は、緊急文字情報と緊急音声情報を
含むFM多重放送を受信するFM多重受信装置の概略構
成を示している。この受信装置は、図4の構成に加え
て、音声情報再生部10とスピーカ11とキー入力部6
3を備える。
【0080】音声情報再生部10は、ステレオ復調器と
アンプを有し、FMチューナ2により復調された放送音
声情報のステレオ音声信号を左右の信号に分離し、アン
プを介してスピーカ11に出力する。また、音声情報再
生部10は、CPU61の信号Sdによりその電源のオ
ン・オフが制御される。なお、スピーカ11の代わりに
スピーカ9を使用してもよい。
【0081】キー入力部63は、放送局の選択、番組の
選択、ページ選択などFMラジオおよび文字多重放送受
信装置としての各種キー操作を行う。CPU61は、放
送局の選択のために、キー操作に応じてチューニングコ
ントローラ3を制御して、FMチューナ2の受信周波数
を制御する。
【0082】図8(a)に示す144ビットのデータブ
ロックは、図12に示すようにセグメントヘッダ91と
セグメントデータ92から構成される。セグメントヘッ
ダ91は、4ビットの自局セグメント識別領域911を
有し、この自局セグメント識別領域911に緊急音声放
送中を表す緊急音声放送送信中フラグが設定される。
【0083】緊急音声情報を送信する場合、図3のステ
レオ変調器101には、送信対象の音声が供給され、符
号化装置105には、図5、図8(a),(b)及び図
12に示す構成を有しており、かつ、サービス識別領域
に緊急文字情報送信中を示すデータが設定されたデータ
パケットと、サービス識別領域に付加情報専用であるこ
とを示すデータが設定されかつ自局セグメント識別領域
に緊急音声放送中を表す緊急情報フラグが設定された番
組情報が予め用意され、供給される。
【0084】次に、図11に示す構成のFM多重受信装
置の動作を説明する。このFM多重受信装置は、第1の
実施の形態と同様に、予め決められた特定ブロックのデ
ータパケットのみ間欠的に受信する。すなわち、通常時
はシステム制御部6の電源はオフしている。一方、FM
チューナ2、チューニングコントローラ3およびFM多
重デコーダ4は、常時オンして受信を行っている。
【0085】システム制御部6は初期状態において、F
Mチューナ2、チューニングコントローラ3、FM多重
デコーダ4の電源を信号Sc,Sb,Saによりオンす
る。さらに、データ・アドレス・コントロール・バス5
及びメモリ7をオンする。その後、CPU61は自分自
身をオフする。
【0086】アンテナ1でFM多重信号が受信される
と、チューニングコントローラ3により選局が行われ、
FMチューナ2よりFM検波信号が得られ、FM多重デ
コーダ4に送られる。
【0087】FM多重デコーダ4は、基本的に、第1の
実施の形態と同様に動作し、パケットカウンタ50のカ
ウント値があらかじめ定められた「3」(緊急情報が送
信されているパケットの番号)となって、パケット一致
回路51がパケット「3」との一致を判定すると、一致
信号を緊急情報判断回路52に出力する。緊急情報判断
回路52は、一致信号に従って、各フレームの3番目に
位置するパケットの図8(b)に示すプリフィックスデ
ータをプリフィックス用バッファ53より取り込む。緊
急情報判断回路52は、取り込んだプリフィックスデー
タ内の4ビットのサービス識別符号が緊急情報を表すサ
ービス識別符号(緊急情報フラグ)か否かを判断する。
具体的には、緊急情報判断回路52は、取り込んだプリ
フィックスデータ内の4ビットのサービス識別符号が、
緊急情報用の「1000H」に設定されているか否かを
判断する。
【0088】ここで、緊急情報用のサービス識別符号が
設定されていれば、緊急情報判断回路52は、次の4番
目に位置するパケットのプリフィックスデータを取り込
み、サービス識別符号が付加情報用であるか否かを判断
する。具体的には、4番目に位置するパケットのプリフ
ィックスデータのサービス識別符号が付加情報専用を表
す「1101H」に設定されているか否かを判断する。
【0089】4番目に位置するパケットのサービス識別
符号が付加情報専用に指定されていなければ、緊急情報
判断回路52は、5番目以降のパケットについて上述と
同様にして、付加情報用のパケットを順次検出する。こ
こで、4番目に位置するパケットのサービス識別符号が
付加情報専用に指定されていれば、緊急情報判断回路5
2は、緊急音声放送中フラグの有無を判断する。具体的
には、4番目に位置するパケットのデータブロックを構
成する図12に示すセグメントヘッダ91中の4ビット
の自局セグメント識別領域911に緊急音声放送中を表
す緊急情報フラグが有るか否かで判断する。
【0090】緊急情報判断回路52は、4番目に位置す
るパケットの自局セグメント識別領域911に、緊急情
報フラグが設定されていれば、緊急音声放送中と判断し
て、CPU61にINT信号を与え、オンさせる。CP
U61は、INT信号に応答してオンし、音声情報再生
部10の電源を信号Sdによりオンする。音声情報再生
部10は、FMチューナ2で受信された緊急音声放送を
スピーカ11より放音する。
【0091】また、CPU61は、FM多重デコーダ4
により復調され誤り訂正された受信データを、メモリ7
から取り込む。CPU61は、取り込んだデータに基づ
いて、番組を構成するデータを組み立て、表示データを
作成し、表示部8に緊急情報の番組を表示させる。
【0092】即ち、ブロック番号3のデータパケットの
プリフィックスデータ内のサービス識別符号が緊急情報
を表す場合は、そのデータパケットのデータグループ番
号によって定義される番組番号の番組で緊急情報が送信
されている。例えば、データグループ番号が255であ
れば、第255番組として緊急情報番組が放送されてい
る。従って、CPU61は、第255番組を再構成し、
表示データを作成して、表示部8に表示させる。
【0093】さらに、付加情報のパケットの自局セグメ
ント識別情報に緊急音声放送中フラグが設定されている
場合には、CPU61は信号Sdにより音声情報再生部
10をオンし、音声情報を再生させる。
【0094】第4の実施の形態では、緊急情報を含むデ
ータパケットを検出すると、残りのデータパケットにつ
いて順に検索して付加情報を検出するようにしている。
しかし、付加情報を含むデータパケットの位置を予め定
めておいてもよい。この場合、パケットカウンタ50の
カウント値が付加情報を含むパケットの番号に対応する
値になったときに、該当するデータパケットを取り込
み、付加情報の有無を検出する。
【0095】以上説明したように、この実施の形態によ
れば、緊急文字情報と緊急音声情報を受信することがで
き、しかも、システム制御部6、音声情報再生部10等
が通常状態ではオフしているので、これらの回路での消
費電力を低減し、ひいては、受信装置全体の消費電力を
低減することができる。
【0096】(第5の実施の形態)第4の実施の形態で
は、制御部6が間欠動作を行ったが、第3の実施の形態
と同様に、FM多重デコーダ4が間欠動作を行うことも
可能である。
【0097】第3実施の形態の構成と同様の構成によ
り、緊急音声情報の受信を可能とする受信装置の構成例
を図13に示す。図13において図10と同一部分に
は、同符号を付している。この場合も、図3のステレオ
変調器101には、送信対象の音声が供給され、符号化
装置105には、図5、図8(a),(b)及び図12
に示す構成を有しており、かつ、サービス識別領域に緊
急文字情報送信中を示すデータが設定されたデータパケ
ットと、サービス識別領域に付加情報専用であることを
示すデータが設定されかつ自局セグメント識別領域に緊
急音声放送中を表す緊急情報フラグが設定された番組情
報が予め用意され、供給される。
【0098】図13の構成のFM受信装置において、C
PU61は、FM多重デコーダ4の電源を一旦オンす
る。FM多重デコーダ4のフレーム同期部49は、第3
の実施の形態と同様に、フレーム同期信号を生成し、ク
ロックカウンタ62に供給する。クロックカウンタ62
は、フレーム同期信号により起動される。クロックカウ
ンタ62は、起動したことをCPU61に通知する。C
PU61は、この時点で、FM多重デコーダ4の電源を
信号Saによりオフする。
【0099】起動されると、クロックカウン夕62は、
CPU61の動作クロックをカウントし、カウント値が
予め定められた値に一致したか否かを判断する。ここ
で、第1〜第4の実施の形態と同様に、緊急情報を有す
るパケットを各フレームデータ内の第3のデータパケッ
トとすると、クロックカウンタ62は、そのカウント値
が第3のデータパケットを十分受信できるタイミングに
対応する値になると、一致信号をCPU61に供給す
る。CPU61はこの一致信号に応答し、FM多重デコ
ーダ4の電源を信号Saにより再びオンする。FM多重
デコーダ4はパケットデータを復調し、データ・アドレ
ス・コントロール・バス5上に出力する。CPU61は
データ・アドレス・コントロール・バス5上に出力され
たパケットデータを取り込み、該当パケットのプリフィ
ックスデータ内のサービス識別符号が緊急情報を示して
いるか否かを判別する。
【0100】サービス識別符号が緊急情報用に設定され
ていれば、CPU61はFM多重デコーダ4の電源をオ
ンのままにして、4番目以降のパケットについて、サー
ビス識別符号が付加情報用に設定されているか否かを判
断する。仮に、4番目に位置するパケットのサービス識
別符号が付加情報用に設定されていれば、CPU61
は、該当するパケットのデータブロックを構成する図1
2に示すセグメントヘッダー91中の自局セグメント識
別領域911に緊急音声放送中を表す緊急情報フラグが
設定されているか否かを判断する。
【0101】そして、該当パケットの自局セグメント識
別領域911に、緊急情報フラグが設定されていれば、
CPU61は音声情報再生部10の電源をオンする。従
って、FMチューナ2に受信された緊急音声放送がスピ
ーカ11より放音される。
【0102】また、CPU61は、FM多重デコーダ4
により復調され、誤り訂正された受信データを、メモリ
7から取り込み、番組を再構成し、表示データを作成
し、表示部8に緊急情報を表示させる。すなわち、この
場合もブロック番号3のデータパケットのサービス識別
符号が緊急情報用であることを検出すると、そのデータ
パケットのデータグループ番号によって定義される番
組、例えば第255番組で緊急情報が放送されているか
ら、CPU61は、この第255番組を組み立て、表示
部8に表示させる。
【0103】以上説明したように、この実施の形態によ
れば、緊急文字情報と緊急音声情報を受信することがで
き、しかも、FM多重デコーダ4、音声情報再生部10
等が通常状態ではオフしているので、これらの回路での
消費電力を低減し、ひいては、受信装置全体の消費電力
を低減することができる。
【0104】第5の実施の形態のFM多重受信装置も、
緊急情報を含むデータパケットを検出すると、残りのデ
ータパケットについて順に検索して付加情報を検出す
る。しかし、付加情報を含むデータパケットの位置が予
め決められていれば、クロックカウンタ62のカウント
値が対応する値(付加情報を含むパケットの番号)にな
ったときに、該当するデータパケットを取り込み、付加
情報の有無を検出するようにすればよい。
【0105】以上述べたように、この発明によれば、低
消費電力で緊急情報を受信し、報知することができる。
従って、電池駆動の携帯用受信装置などにも適応するこ
とができる。
【0106】なお、緊急情報の有無を検出するために、
第2の実施の形態と同様にデータグループ番号を使用し
てもよい。
【0107】なお、第4及び第5の実施の形態のみに、
キー入力部63を配置したが、第1〜第3の実施の形態
にキー入力部63を配置してもよい。その他、回路ブロ
ックの変更等は任意である。
【0108】また、第1、第2、第4の実施の形態で
は、システム制御部6を割り込み信号INTに応じてオ
ン・オフしたが、ここで、オン・オフとは、全体又は一
部の電源電力を通電・遮断するものでもよく、或いはシ
ステム制御部6を高消費電力モードと低消費電力モード
の間で切り替えるようにしてもよい。例えば、近時のC
PU(プロセッサ)は低消費電力の低速クロックモード
(スリープモード)或いはパワーセーブモードと高消費
電力の高速クロックモードなどを備えるものも多い。こ
のようなCPUを使用する場合は、低消費電力用のモー
ドを適宜使用すればよい。
【0109】また、データパケットのデータブロック中
に緊急情報のランクなどの活用情報を設定し、緊急情報
の内容の重要性に基づいて、警告を発するか無視するか
を判断させてもよい。また、津波情報などの場合、放送
受信地域が対象とする地域に該当するか否かにより警告
を発するか無視するかを判断させるようにしてもよい。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、低消費電力で緊急情報(文字情報及び音声情報)を
受信することができ、携帯型FM受信装置等の緊急情報
受信システムとして有効である。また、この発明の送信
方法及び送信装置によれば、そのような低消費電力での
緊急情報の受信が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】FM多重放送の原理を説明する図。
【図2】FM多重放送に使用されるL−MSK変調を説
明する図。
【図3】FM多重放送に使用されるFM多重送信装置の
構成を示す図。
【図4】この発明の第1の実施の形態にかかるFM多重
受信装置の構成を示す図。
【図5】FM多重放送のフレーム構成を示す図。
【図6】データパケットの一部を構成するプリフィック
スデータ中のサービス識別符号の内容を示す図。
【図7】ブロック識別符号のビットパターンを示す図。
【図8】データパケットの構成を示す図。
【図9】番組構成とパケットの一部を構成するプリフィ
ックスデータ中の番組番号とページ番号の関係を説明す
る図。
【図10】この発明の第3の実施の形態にかかるFM多
重受信装置の構成を示す図。
【図11】この発明の第4の実施の形態にかかるFM多
重受信装置の構成を示す図。
【図12】データパケットの一部を構成するデータブロ
ックの構成を示す図。
【図13】この発明の第5の実施の形態にかかるFM多
重受信装置の構成を示す図。
【符号の説明】
1・・・アンテナ、2・・・FMチューナ、3・・・チューニン
グコントローラ、4・・・FM多重デコーダ、5・・・データ
・アドレス・コントロール・バス、6・・・システム制御
部、7・・・メモリ、8・・・表示部、9・・・スピーカ、10・
・・音声情報再生部、11・・・スピーカ、41・・・バンドパ
スフィルタ(BPF)、42・・・MSK復調部、43・・・
PN復号部、44・・・バッファバスインターフェース、
45・・・誤り訂正CRCチェック部、46・・・発振回路、
47・・・クロック再生部、48・・・ブロック同期部、49
・・・フレーム同期部、61・・・CPU、62・・・クロック
カウンタ、63・・・キー入力部、101・・・ステレオ変調
器、102・・・FM変調器、103・・・送信機、104・・
・アンテナ、105・・・符号化装置、106・・・誤り訂正
付加装置、107・・・L−MSK変調器

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音声と複数のブロックから構成されるフレ
    ームデータとを送信する送信システムにおける緊急情報
    送信方法であって、 緊急文字情報を含む少なくとも1つのブロックを含む複
    数のブロックと緊急音声情報とを用意する工程と、 前記用意する工程により用意された複数のブロックと緊
    急音声情報を送信する送信工程、とより構成され、 前記複数のブロックはデータパケットとパリティパケッ
    トを含み、 前記用意する工程は、緊急文字情報及び緊急音声情報の
    送信時に、前記データパケット内に、緊急文字情報と緊
    急音声情報を送信中であることをそれぞれ示す第1と第
    2の所定のデータを設定する、 ことを特徴とする緊急情報受信方法。
  2. 【請求項2】データパケットとパリティパケットから構
    成され、少なくとも1つのデータパケットに緊急音声情
    報を送信中であることを示す所定のデータが設定される
    フレームデータと緊急音声情報とが多重化された信号を
    受信する受信手段と、 前記受信手段により受信されたフレームに含まれている
    前記所定のデータを検出する検出手段と、 前記音声緊急情報を受信し、放音する音声緊急情報受信
    手段と、 前記音声緊急情報検出手段が前記所定のデータを検出し
    た際、前記音声緊急情報受信手段を実質的に起動し、前
    記音声緊急情報を受信させ、放音させる制御手段と、 を具備したことを特徴とする緊急情報受信装置。
  3. 【請求項3】緊急音声情報と、該緊急音声情報に多重さ
    れ、データパケットとパリティパケットからなる複数の
    ブロックから構成され、ブロックの少なくとも1つに緊
    急文字情報が含まれているフレームデータとを受信し、
    緊急音声情報と緊急文字情報を再生する緊急情報受信装
    置であって、 各フレームデータの特定のブロックを受信する受信手段
    と、 前記受信手段により受信された特定のブロックのデータ
    パケットに、緊急文字情報が送信されていることを表す
    第1の所定のデータが含まれているか否かを検出する緊
    急文字情報検出手段と、 前記緊急文字情報検出手段が前記第1の所定のデータを
    検出した際、受信された前記フレームに含まれる緊急文
    字情報を出力する緊急文字情報出力手段と、 前記緊急文字情報検出手段が前記第1の所定のデータを
    検出した際、緊急音声情報が送信中であることを表す第
    2の所定のデータを検出する緊急音声情報検出手段と、 緊急音声情報検出手段が前記第2の所定のデータを検出
    した際、緊急音声情報を受信し、放音する緊急音声情報
    受信手段と、 を具備したことを特徴とする緊急情報受信装置。
  4. 【請求項4】前記緊急音声情報と前記ブロックとは周波
    数多重され、FMラジオ放送で送信されている、ことを
    特徴とする請求項3に記載の緊急情報受信装置。
  5. 【請求項5】各前記データパケットは、該データパケッ
    トの内容を定義するプリフィックスデータとデータブロ
    ックを含み、 所定のデータパケットの前記プリフィックスデータに前
    記第1の所定のデータが設定されており、他のデータパ
    ケットのデータブロックに前記第2の所定のデータが設
    定されており、 前記緊急文字情報検出手段は、前記所定のデータパケッ
    トの前記プリフィックスデータに前記第1の所定のデー
    タが設定されているか否かを検出し、 前記緊急音声情報検出手段は、前記緊急文字情報検出手
    段が前記第1の所定のデータを検出した際に、前記他の
    データパケットのデータブロックに前記第2の所定のデ
    ータが存在するか否かを検出し、存在する時に前記緊急
    音声情報受信手段を実質的に起動する、 ことを特徴とする請求項3又は4に記載の緊急情報受信
    装置。
  6. 【請求項6】前記プリフィックスデータはデータ内容を
    識別するサービス識別領域を有し、 前記データブロックはセグメントヘッダーとセグメント
    データとを含み、 前記所定のデータパケットの前記サービス識別領域に前
    記第1の所定のデータが設定されており、他のデータパ
    ケットのデータブロックに前記第2の所定のデータが設
    定されており、 前記緊急文字情報検出手段は、前記プリフィックスデー
    タに前記第1の所定のデータが設定されているか否かを
    検出し、 前記緊急音声情報検出手段は、前記緊急文字情報検出手
    段が前記第1の所定のデータを検出した際に、前記他の
    データパケットのデータブロックに前記第2の所定のデ
    ータが存在するか否かを検出し、存在する時に前記緊急
    音声情報受信手段を起動する、 ことを特徴とする請求項5に記載の緊急情報受信装置。
  7. 【請求項7】前記プリフィックスデータは番組番号とペ
    ージ番号を有するデータグループ番号領域を有し、 前記データブロックはセグメントヘッダーとセグメント
    データとを含み、 前記所定のデータパケットの前記データグループ番号領
    域に前記第1の所定のデータが設定されており、他のデ
    ータパケットのデータブロックに前記第2の所定のデー
    タが設定されており、 前記緊急文字情報検出手段は、前記データグループ番号
    領域に前記第1の所定のデータが設定されているか否か
    を検出し、 前記緊急音声情報検出手段は、前記緊急文字情報検出手
    段が前記第1の所定のデータを検出した際に、前記他の
    データパケットのデータブロックに前記第2の所定のデ
    ータが存在するか否かを検出し、存在する時に前記緊急
    音声情報受信手段を起動させる、 ことを特徴とする請求項5に記載の緊急情報受信装置。
  8. 【請求項8】前記セグメントヘッダーは、自局セグメン
    ト識別領域を有し、 前記緊急音声情報検出手段は、前記自局セグメント識別
    領域に前記第2の所定のデータが設定されているか否か
    を検出する、 ことを特徴とする請求項6又は7に記載の緊急情報受信
    装置。
  9. 【請求項9】前記受信手段は、実質的に常時受信動作を
    行い、 前記緊急文字情報出力手段は、実質的に通常時はオフし
    ており、前記緊急文字情報検出手段が前記第1の所定の
    データを検出した時に起動され、前記受信手段により受
    信されたデータパケットに含まれているデータを取り込
    んで出力する、 ことを特徴とする請求項3乃至8のいずれか1つに記載
    の緊急情報受信装置。
  10. 【請求項10】前記受信手段は、 各フレームデータ内の特定のブロックが送信されている
    タイミングを判別するタイミング判別手段と、 通常状態で実質的にオフしており、前記タイミング判別
    手段が判別したタイミングで前記ブロックを受信する手
    段と、 を備える、ことを特徴とする請求項3乃至8のいずれか
    1つに記載の緊急情報受信装置。
  11. 【請求項11】FM文字多重放送の所定のブロックを間
    欠的に受信し、該ブロック内に緊急文字情報が送信され
    ているか否かを示す第1のデータが存在するか否かを判
    別し、 前記第1のデータが存在すると判別された時に、前記F
    M文字多重放送に緊急音声情報が多重化されているか否
    かを示す第2のデータが存在するか否かを判別し、 前記第2のデータが存在すると判別された際に、緊急音
    声情報を受信及び再生して出力する、 ことを特徴とする緊急情報受信方法。
  12. 【請求項12】緊急文字情報がFM文字多重放送に含ま
    れているか否かを示す第1のデータが送信されているタ
    イミングを判別し、 判別されたタイミングで、前記第1のデータが送信され
    ているか否かを判別し、 前記第1のデータが送信されていると判別された時に、
    前記FM文字多重放送に緊急音声情報が多重化されてい
    るか否かを示す第2のデータが送信されているか否かを
    判別し、 第2のデータが送信されていると判別された際に、緊急
    音声情報を受信及び再生して出力する、 ことを特徴とする緊急情報受信方法。
  13. 【請求項13】プリフィックスデータとデータブロック
    を含むデータパケットとパリティパケットを含むフレー
    ムデータの前記プリフィックスデータに緊急文字情報の
    存在を示す第1の所定のデータを設定し、データブロッ
    クのセグメントヘッダ部に緊急音声情報の存在を示す第
    2の所定のデータを設定し、セグメントデータ部に緊急
    文字情報を設定し、該フレームデータを緊急音声情報と
    多重化してFM送信する送信手段と、 前記送信手段から送信された信号を受信する受信手段
    と、 前記受信手段により受信されたフレームデータ内のデー
    タパケットに含まれている前記プリフィックスデータに
    前記第1の所定のデータが設定されているか否かを検出
    する第1の検出手段と、 前記第1の検出手段が前記第1の所定のデータを検出し
    た際、前記受信手段により受信された前記フレームデー
    タのデータブロック内のセグメントデータ部に含まれて
    いる緊急文字情報を再生し、緊急情報を出力する緊急文
    字情報出力手段と、 前記検出手段が前記第1の所定のデータを検出した際、
    前記受信手段により受信された前記フレームデータのデ
    ータブロック内のセグメントヘッダー部に前記第2の所
    定のデータが含まれているか否かを判別する第2の検出
    手段と、 前記第2の検出手段が前記第2の所定のデータを検出し
    た際に、前記受信手段により受信された前記緊急音声情
    報を再生し、緊急音声情報を出力する緊急音声情報出力
    手段と、 を具備したことを特徴とする緊急情報送受信システム。
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