JP2001036425A - 受信装置および受信状態表示方法 - Google Patents

受信装置および受信状態表示方法

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JP2001036425A
JP2001036425A JP11204638A JP20463899A JP2001036425A JP 2001036425 A JP2001036425 A JP 2001036425A JP 11204638 A JP11204638 A JP 11204638A JP 20463899 A JP20463899 A JP 20463899A JP 2001036425 A JP2001036425 A JP 2001036425A
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Kensaku Ochiai
健作 落合
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データの受信状況を定量的に表示し、より良
い受信環境を迅速かつ容易に探し出せるようにする。 【解決手段】 FM文字多重復調部3と、マイクロコン
ピータ6と、ディスプレイ制御回路8と、表示部9とを
設ける。FM文字多重復調部3において受信データを分
離し、分離した受信データをマイクロコンピータ6に供
給する。マイクロコンピータ6において、CRCコード
を用いることによりデータパケット毎のエラーの有無を
判定すると共に、フレームデータ単位でエラーと判定し
たデータパケットの数を計数し、パケットエラー率を検
出する。そして、得られたパケットエラー率に基づいて
データの受信状態を例えば4つの段階に判別し、その判
別結果に応じた表示情報を生成してディスプレイ制御回
路8に供給することにより、表示部9においてデータの
受信状態に応じた的確な表示を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、FM文
字多重放送シテテムやDAB(Digital Audio Broadcas
t)システムに用いて好適な受信装置および受信状態表示
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】FM放送やAM放送のラジオ受信機で所
望の放送局の信号を選局する際、従来、受信信号の強度
が最大となる位置をチューニングポイントとしている。
すなわち、ラジオ受信機で所望の放送局の信号を選局す
る際、ユーザは、チューニングキーを押したり、チュー
ニングつまみを回転させながら、受信周波数を連続的に
変えていく。そして、電界強度を測定するチューニング
インジケータがある場合にはそのチューニングインジケ
ータを見ながら、チューニングインジケータがない場合
には出力される音声のレベルを判断しながら、電界強度
が最大となる位置を探し、その位置をチューニングポイ
ントとしている。
【0003】FM放送やAM放送のようなアナログのラ
ジオ放送では、受信信号の電界強度と再生音の明瞭度と
は明らかに相関しており、受信信号の電界強度が大きい
程、明瞭な再生音が得られる。したがって、FM放送や
AM放送のようなアナログのラジオ放送サービスエリア
は、送信局の出力パワーにより略々確定され、そのサー
ビスエリア内なら、受信信号の電界強度は所定レベル以
上となり、明瞭の再生音で受信できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、FM放送の空い
ている周波数領域にデータを多重化して送信するFM文
字多重放送が開始されている。FM文字多重放送システ
ムでは、送出側となる放送局において、文字・図形等の
各種データがディジタル変調された後、FMステレオ音
声信号に周波数分割多重されて送信される。受信側で
は、受信信号がFM復調され、ステレオ音声信号と変調
されたデータが取り出される。この変調されたデータが
ディジタル復調され、デコード処理がなされ、文字や図
形等のデータが得られる。
【0005】前述したように、FM放送やAM放送を受
信する場合には、受信信号の電界強度は所定レベル以上
なら、明瞭の再生音で受信できる。また、FM放送やA
M放送を受信する場合には、マルチパスやフェージング
または送信所から遠いといった原因により音声が良く聞
こえないとか、雑音が混じるといった現象があれば、場
所を移動したり、別の放送局を選択するという回避行動
をとることができる。
【0006】ところが、FM多重化放送でデータを受信
する場合には、受信信号の電界強度は所定レベル以上に
なっていても、必ずしも、誤りなくデータを受信できて
いるとは限らない。また、データを受信する場合には、
ユーザが受信状態を直接的に判断できないため、場所を
移動したりするような直観的な回避行動がとれない。
【0007】すなわち、FM多重化放送では、ステレオ
音声信号のパワーに比べて、そこに多重化さているデー
タのパワーが小さい場合があり、このような場合には、
受信信号の電界強度が所定レベル以上であっても、確実
にデータが受信できない。また、受信信号の電界強度が
所定レベル以上であっても、その周波数の近くに妨害波
やノイズがある場合があり、このような場合には、デー
タの方はエラーになるが、人の耳にはある程度のフィル
タ機能があり、多少のノイズは無視することができるた
め、音声を再生する上では支障とならない。
【0008】このように、FM多重化放送を受信する場
合、ステレオ音声の再生状態は受信信号の電界強度に関
連するのに対して、データの信頼性は、必ずしも電界強
度に関連していない。このため、電界強度だけから受信
状態を判断するようにした場合には、ユーザに混乱を与
えることがある。
【0009】すなわち、ユーザは、再生音が十分明瞭で
あり、チューニングインジケータの値から電界強度が所
定値以上になっていると、そこに多重化されているデー
タも確実に受信できていると考えてしまう。ところが、
再生音が十分明瞭で電界強度が所定値以上になっていて
も、データが確実に受信できない場合がある。このよう
な場合、ユーザの体感ではデータを確実に受信できるの
に、実際にはデータを受信できないことになり、ユーザ
に混乱を与える。
【0010】従って、この発明の目的は、データの受信
状況を定量的に表示し、より良い受信環境を迅速かつ容
易に探し出すことができる受信装置および受信状態表示
方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の問題を解決するた
めに、請求項1の発明は、ディジタルデータを含む放送
信号を受信して再生するようにした受信装置において、
受信しているディジタルデータのエラー率を検出するエ
ラー率検出手段と、エラー率検出手段の検出結果を受信
している放送信号の受信状態として表示する表示手段と
を備えたことを特徴とする受信装置である。
【0012】また、請求項5の発明は、ディジタルデー
タを含む放送信号を受信して再生するようにした受信装
置の受信状態表示方法において、受信しているディジタ
ルデータのエラー率を検出し、エラー率の検出結果を受
信している放送信号の受信状態として表示するようにし
た受信状態表示方法である。
【0013】この発明では、例えば、CRC(Cyclic R
edundancy Check )コードを用いることによりデータパ
ケット毎のエラーの有無が判定されると共に、フレーム
データ単位でエラーと判定されたデータパケットの数が
計数され、パケットエラー率が検出される。そして、判
定手段において、得られたパケットエラー率(PER)
に基づいてデータ受信状態が例えば4つの段階に判別さ
れ、その判別結果が表示手段のデータ受信インジケータ
に表示される。このため、ユーザは、的確にデータ受信
インジケータの表示状態によりFM文字多重放送のデー
タ受信状態を視覚的に認識する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明がFM文字多重放
送システムの受信装置に適用された一実施形態について
図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実施形
態の全体構成を示す。図1に示すようにこの発明による
受信装置は、アンテナ1、FM受信回路2、FM文字多
重復調部3、アンプ4、スピーカ5、マイクロコンピュ
ータ6、信号音形成回路7、ディスプレイ制御回路8、
表示部9、キーインターフェース回路10および操作キ
ー11等により構成されており、FM文字多重放送のデ
ータパケットのエラー率を逐次検出し、その検出結果に
基づいてデータ受信状態をユーザに対して認識し易い特
徴的な形態で表示する。
【0015】受信装置全体を集中管理するマイクロコン
ピュータ6は、CPU(Central Processing Unit )2
1、3個のインターフェース回路22,23,24、R
OM(Read Only Memory)25、RAM(Random Acces
s Memory)26およびID−ROM27等により構成さ
れている。CPU21に対してバス12が接続され、こ
のバス12に3個のインターフェース回路22,23,
24と、ROM25、RAM26およびID−ROM2
7のそれぞれが接続されると共に、ディスプレイ制御回
路8とキーインターフェース回路10とが接続されてい
る。従って、バス12を介して各部間において双方向に
データの授受が可能とされている。なお、ROM25に
は、制御プログラムや表示メッセージテーブル等のデー
タが格納される。また、RAM26は、ワークエリアと
して用いられ、各種制御データが格納される。さらに、
ID−ROMには、事業者固有データおよび端末固有デ
ータ等が格納される。
【0016】キーインターフェース回路10には、操作
キー11が接続されている。操作キー11がユーザによ
り操作されることで、操作状態に応じた検出情報がキー
インターフェース回路10において形成され、この検出
情報がバス12を介してCPU21に供給される。CP
U21は、キーインターフェース回路10からの検出情
報に基づいて操作キー11の状態を監視し、必要に応じ
てRAM26に対して種々のデータの書き込みを行うと
共に、ROM25、RAM26およびID−ROM27
等から所定のデータを読み出す。そして、制御情報を形
成し、この制御情報をインターフェース回路22を介し
てFM受信回路2に供給する。このことによりFM受信
回路2において所望のチャンネルに対する受信動作がな
される。また、CPU21は、操作キーの操作状態やデ
ータ受信状態に応じた各種表示情報を形成すると共に、
受信データに応じた表示情報を形成し、形成した表示情
報をディスプレイ制御回路8に供給する。ディスプレイ
制御回路8において、表示情報に基づいて駆動出力が生
成され、この駆動出力が表示部9に供給される。表示部
9には、液晶表示板等が配設されており、液晶表示板に
おいて所定の表示がなされる。
【0017】上述したように構成される一実施形態の受
信動作について簡単に説明する。放送局から送出された
FM文字多重放送を含む電波信号がアンテナ1を介して
受信され、受信信号がFM受信回路2に供給される。F
M受信回路2は、インターフェース回路22を介して供
給されるCPU21からの制御情報により制御される。
FM受信回路2において、受信信号から所望のチャンネ
ルが選局され、FM検波される。この検波出力がFM文
字多重復調部3に供給される。FM文字多重復調部3に
おいて、FMメイン放送の音声信号と、FM文字多重放
送のディジタル信号(フレームデータ)とに分離され、
得られたディジタル信号に対してディジタル復調および
誤り訂正がなされ、受信フレームデータが取り出され
る。
【0018】FM文字多重復調部3において分離・抽出
された受信フレームデータは、インターフェース回路2
3を介してCPU21に供給され、CPU21において
復号される。復号されることで得られる文字や図形等の
画像データがRAM26に格納される。そして、この画
像データに基づいた表示情報がCPU21において生成
され、この表示情報がディスプレイ制御回路8に供給さ
れる。また、CPU21において、画像データに基づく
表示情報の生成処理に並行してデータパケットのエラー
率の検出がなされ、エラー率に応じた表示情報が生成さ
れる。この表示情報もディスプレイ制御回路8に供給さ
れる。従って、表示部9の液晶画面においては、所定の
形態で以て各種情報が表示される。
【0019】一方、FM文字多重復調部3において分離
されたFMメイン放送のアナログの音声信号は、アンプ
4を介されることで増幅され、スピーカ5に供給され、
スピーカ5で再生される。なお、緊急警報情報が受信デ
ータ中に含まれる場合には、CPU21において、警告
情報が生成され、この警告情報がインターフェース回路
24を介して信号音形成回路7に供給される。信号音形
成回路7において警告音声信号が生成され、この警告音
声信号がFMメイン放送のアナログの音声信号に重畳さ
れ、スピーカ5で再生される。
【0020】図2Aおよび図2Bは、上述したようにな
される表示部9の液晶表示板における具体的な表示例を
示す。図2Aに示すように液晶表示板の右側2/3の領
域31においては、番組表示がなされる。なお、この領
域31における番組表示は、FM多重放送のプロトコル
に定められたフォーマットでなされる。また、液晶表示
板の左側1/3の上側領域32には、選局周波数が表示
される。さらに、液晶表示板の左側1/3の下側領域3
3には、データの受信状態を的確に示すデータ受信イン
ジケータ33が表示される。図2Bにデータ受信インジ
ケータ33を拡大して示す。図2Bに示すようにデータ
受信インジケータ33は、4本の表示バー33a,33
b,33c,33dにより構成されている。なお、表示
バー33aは、フレームデータの区切りを検出した際に
点灯し、表示バー33bは、例えば、パケットエラー率
85%以下で点灯する。また、表示バー33cは、例え
ば、パケットエラー率60%以下で点灯し、表示バー3
3dは、例えば、パケットエラー率20%以下で点灯す
る。従って、ユーザは、的確にデータ受信インジケータ
33の表示状態によりFM文字多重放送のデータ受信状
態を視覚的に認識することができる。
【0021】図3は、FM文字多重復調部3において分
離されるFM文字多重放送のディジタル信号(フレーム
データ)のフォーマットの一例を示す。なお、フレーム
データのフォーマットは、例えば、パリティパケットの
挿入位置によりA0,A1,B,Cと称される4種類が
存在し、図3は、A0のフォーマットである。A0,A
1,B,Cいずれのフォーマットにしても、フレームデ
ータは、図3に示すように272ブロックで構成され、
FM文字多重データは、1パケット22バイト構成の1
90個のデータパケットで送信される。各ブロックの先
頭には、BIC(ブロック判別符号)が配されており、
フレームデータの区切りがこの各ブロックの先頭のBI
Cの値により判定される。なお、BICの値は、例え
ば、ヨーロッパでは、16進数表記で(BIC1:12
5h)、(BIC2:74A6h)、(BIC3:A7
91h)、(BIC4:C87h)に定められており、
フレームデータの区切りは、BICの値がBIC4から
BIC3に変わる箇所である。また、各データパケット
には、14ビット構成の生成多項式G(X)=X14+X
11+X2 +1で求められたCRC(Cyclic Redundancy
Chech)が付加されている。
【0022】このように構成されるフレームデータに対
してCPU21は、CRCを用いることによりデータパ
ケット毎のエラーの有無を判定すると共に、フレームデ
ータ単位でエラーと判定されたデータパケットの数を計
数し、パケットエラー率を計算する。すなわち、各フレ
ームデータ単位に190個のデータパケットの内でエラ
ーと判定されるデータパケットが何個存在するかが計数
され、パケットエラー率(PER)が パケットエラー率(PER)=(エラーパケット数/1
90)×100% により算出される。そして、CRCコードにより誤りが
検出されたパケットは、エラーパケットとして処理され
る。また、パケットエラー率(PER)の計算結果に基
づいてデータ受信状態が4つの段階に判別されて表示部
9のデータ受信インジケータ33に表示される。
【0023】具体的には、パケットエラー率(PER)
が(0〜20%)の場合には、表示バー33a,33
b,33c,33dの全てが点灯し、(21〜60%)
の場合には、表示バー33a,33b,33cが点灯す
る。また、(61〜85%)の場合には、表示バー33
c,33dが点灯し、(86〜100%)の場合には、
表示バー33aのみが点灯する。さらに、フレームデー
タの区切りが検出されない場合には、表示バー33a,
33b,33c,33dの全てが点灯しない。
【0024】上述した一実施形態のデータ受信およびデ
ータ受信状態の表示に係わる動作についてさらに詳細に
図4、図5、図6および図7を用いて説明する。図4お
よび図5は、CPU21がRAM26上に有するデータ
を模式的に示す。図4は、パケットエラーカウンタ(P
EC)のデータを示し、パケットエラーカウンタ(PE
C)のデータは、8ビットにより構成されている。この
データは、フレームデータの評価時にBICの値がBI
C4からBIC3に変わり、フレームデータの先頭が検
出された際に「0」にクリアされ、フレームデータ内の
データパケットをチェックし、誤り訂正不能なエラーを
検出した際には、+1ずつその値が増加する。また、図
5は、データ受信インジケータ33用の制御フラグ(D
ICF)を示し、制御フラグ(DICF)は、8ビット
により構成されている。このデータの最下位ビットが
「1」の時、表示バー33aが点灯し、最下位から2番
目のビットが「1」の時、表示バー33bが点灯する。
また、最下位から3番目のビットが「1」の時、表示バ
ー33cが点灯し、最下位から4番目のビットが「1」
の時、表示バー33dが点灯する。なお、各ビットが
「0」の時には、表示バーが点灯することがない。
【0025】図6は、データ受信およびデータ受信状態
の表示に係わる一例としての処理手順を示し、図6にお
いては、ステップS1〜ステップS16の参照符号が付
されている。なお、FM文字多重復調部3において1フ
レーム分のデータが検出され、縦および横方向のパリテ
ィによる誤り訂正がなされた後、マイクロコンピュータ
6に受信フレームデータが供給されると、図6に示すソ
フトウェア処理が起動される。
【0026】先ず、ステップS1において正常なBIC
かどうかの判定がなされ、正常なBICであると判定さ
れる場合には、ステップS2に移行し、CRCを計算
し、パケットエラーの検出がなされる。そして、ステッ
プS3において、CRCエラーがあるかどうかの判定が
なされ、CRCエラーがないと判定される場合には、ス
テップS4に移行し、データパケットを上位のレイヤの
データ解析処理に引き渡してステップS7に移行する。
一方、ステップS1において、正常なBICでないと判
定される場合や、ステップS3において、CRCエラー
があると判定される場合には、ステップS5に移行し、
1パケット分のデータが破棄される。なお、BICがB
IC4である場合もパリティパケットであるため、1パ
ケット分のデータが破棄される。データの破棄が完了す
ると、パケットエラーカウンタ(PEC)がインクリメ
ントされ(ステップS6)、ステップS7に移行する。
【0027】ステップS4におけるデータパケットの引
き渡し、もしくは、ステップS6におけるパケットエラ
ーカウンタ(PEC)のインクリメントが完了すると、
ステップS7において、処理対象がフレームの最終パケ
ットかどうかが判定される。つまり、BICの値がBI
C4からBIC3に変わる箇所であるかどうかが判定さ
れ、最終パケットでないと判定される場合には、再び、
ステップS1に戻され、上述したステップS1〜ステッ
プS7の処理が1フレーム分に関して繰り返してなされ
る。1フレーム分の全パケットの処理が完了すると、ス
テップS8に移行し、ステップS8において、パケット
エラー率の計算がなされる。具体的には、パケットエラ
ー率(PER)がパケットエラーカウンタ(PEC)の
カウント値に基づいて パケットエラー率(PER)=(PECカウント値/1
90)×100% により算出される。
【0028】ステップS8におけるパケットエラー率
(PER)の算出が完了すると、ステップS9におい
て、先ず、フレームが検出されているので無条件に表示
バー33aが点灯するように設定されると共に、表示バ
ー33b,33c,33dが消灯するようにデータ受信
インジケータ33用の制御フラグ(DICF)が設定さ
れる。具体的には、制御フラグ(DICF)の最下位ビ
ットのみが「1」に設定される。
【0029】ステップS9における制御フラグ(DIC
F)の設定が完了すると、次に、ステップS10におい
て、パケットエラー率(PER)が86%未満であるか
どうかが判定され、86%未満であると判定される場合
には、ステップS11に移行し、表示バー33bが点灯
するようにデータ受信インジケータ33用の制御フラグ
(DICF)が設定される。具体的には、制御フラグ
(DICF)の最下位ビットから2番目のビットが
「1」に設定される。なお、ステップS10において、
パケットエラー率(PER)が86%以上であると判定
される場合には、ステップS16に移行する。
【0030】ステップS11における制御フラグ(DI
CF)の設定が完了すると、ステップS12において、
パケットエラー率(PER)が61%未満であるかどう
かが判定され、61%未満であると判定される場合に
は、ステップS13に移行し、表示バー33cが点灯す
るようにデータ受信インジケータ33用の制御フラグ
(DICF)が設定される。具体的には、制御フラグ
(DICF)の最下位ビットから3番目のビットが
「1」に設定される。なお、ステップS12において、
パケットエラー率(PER)が61%以上であると判定
される場合には、ステップS16に移行する。
【0031】ステップS13における制御フラグ(DI
CF)の設定が完了すると、ステップS14において、
パケットエラー率(PER)が21%未満であるかどう
かが判定され、21%未満であると判定される場合に
は、ステップS15に移行し、表示バー33dが点灯す
るようにデータ受信インジケータ33用の制御フラグ
(DICF)が設定される。具体的には、制御フラグ
(DICF)の最下位ビットから4番目のビットが
「1」に設定される。制御フラグ(DICF)の設定が
完了するとステップS16に移行する。また、ステップ
S14において、パケットエラー率(PER)が21%
以上であると判定される場合にもステップS16に移行
する。ステップS16において、パケットエラーカウン
タ(PEC)がクリアされ、次のフレームの処理に移行
して上述したステップS1〜ステップS16の処理が繰
り返され、1フレーム単位でのパケットエラーの検出
と、検出結果に応じた表示設定が逐次なされる。
【0032】図7は、実際にデータ受信インジケータ3
3を点灯させるための一例としての処理手順を示す。C
PU21は、上述したように設定されたRAM23上の
制御フラグ(DICF)を読み出し、読み出したフラグ
に基づいて表示情報を生成し、この表示情報をディスプ
レイ制御回路8に供給する。
【0033】具体的には、先ず、ステップS21におい
て、表示バー33aの点灯指示があるかどうかが判定さ
れる。つまり、制御フラグ(DICF)の最下位ビット
が「1」の場合には、ステップS22に移行し、表示バ
ー33aの点灯処理がなされる。また、制御フラグ(D
ICF)の最下位ビットが「0」の場合には、点灯処理
がなされず、点灯制御が終了される。
【0034】ステップS22における表示バー33aの
点灯処理が完了すると、ステップS23において、表示
バー33bの点灯指示があるかどうかが判定される。つ
まり、制御フラグ(DICF)の最下位ビットから2番
目のビットが「1」の場合には、ステップS24に移行
し、表示バー33bの点灯処理がなされる。また、制御
フラグ(DICF)の最下位ビットから2番目のビット
が「0」の場合には、点灯処理がなされず、点灯制御が
終了される。
【0035】ステップS24における表示バー33bの
点灯処理が完了すると、ステップS25において、表示
バー33cの点灯指示があるかどうかが判定される。つ
まり、制御フラグ(DICF)の最下位ビットから3番
目のビットが「1」の場合には、ステップS26に移行
し、表示バー33cの点灯処理がなされる。また、制御
フラグ(DICF)の最下位ビットから3番目のビット
が「0」の場合には、点灯処理がなされず、点灯制御が
終了される。
【0036】ステップS26における表示バー33cの
点灯処理が完了すると、ステップS27において、表示
バー33dの点灯指示があるかどうかが判定される。つ
まり、制御フラグ(DICF)の最下位ビットから4番
目のビットが「1」の場合には、ステップS28に移行
し、表示バー33dの点灯処理がなされる。また、制御
フラグ(DICF)の最下位ビットから4番目のビット
が「0」の場合には、点灯処理がなされず、点灯制御が
終了される。
【0037】このように表示部9のデータ受信インジケ
ータ33を点灯させるための制御が1フレーム毎になさ
れることにより、表示バー33aは、フレームデータの
区切りを検出した際に点灯し、表示バー33bは、パケ
ットエラー率85%以下で点灯する。また、表示バー3
3cは、パケットエラー率60%以下で点灯し、表示バ
ー33dは、パケットエラー率20%以下で点灯する。
従って、ユーザは、的確にデータ受信インジケータ33
の表示状態によりFM文字多重放送のデータ受信状態を
視覚的に認識することができ、より良いデータ受信環境
を定量的に探すことが可能となる。
【0038】なお、上述した説明においては、この発明
がFM文字多重放送システムの受信装置に適用された一
実施形態について説明したが、音声部分もデータ部分も
全てディジタル信号であるDAB(Digital Audio Broa
dcast)システムの受信装置にも容易にこの発明を適用す
ることができる。
【0039】また、上述した一実施形態においては、液
晶表示板を用いてデータ受信インジケータ33を表示す
る場合について説明したが、液晶表示板を用いることな
く、複数個のLEDを用いて表示したり、アナログ式の
針式のメータを用いてデータ受信状態を表示するように
しても良い。
【0040】
【発明の効果】従って、この発明に依れば、CRCコー
ドによるデータパケットのエラー判定を用い、この判定
結果から1フレーム毎のエラー率を算出してデータの受
信状況を定量的に表示する。このため、装置を複雑とす
ることなく、また、ソフトウェアの負担を極端に増大さ
せることなく、ユーザに対してデータの受信状況を的確
に認識させることができ、より良い受信環境を迅速かつ
容易に探し出すことが可能となる。また、ヨーロッパ等
のように音声放送の受信レベルとデータ放送の受信レベ
ルがチャンネル毎に異なる場合には、FM文字多重放送
のデータ受信状態を的確に認識することができるため、
この発明は、特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の全体構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】この発明の一実施形態における表示部の説明に
用いる略線図である。
【図3】この発明の一実施形態の動作説明に用いる略線
図である。
【図4】この発明の一実施形態の動作説明に用いる略線
図である。
【図5】この発明の一実施形態の動作説明に用いる略線
図である。
【図6】この発明の一実施形態の動作説明に用いるフロ
ーチャートである。
【図7】この発明の一実施形態の動作説明に用いるフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1・・・アンテナ、2・・・FM受信回路2、3・・・
FM文字多重復調部、6・・・マイクロコンピュータ、
8・・・ディスプレイ制御回路、9・・・表示部、33
・・・データ受信インジケータ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタルデータを含む放送信号を受信
    して再生するようにした受信装置において、 上記受信しているディジタルデータのエラー率を検出す
    るエラー率検出手段と、 上記エラー率検出手段の検出結果を上記受信している放
    送信号の受信状態として表示する表示手段とを備えたこ
    とを特徴とする受信装置。
  2. 【請求項2】 上記エラー率検出手段は、エラー検出コ
    ードによりデータパケット毎のエラーの有無を判定し、
    フレームデータ単位でエラーと判定されたデータパケッ
    トの数を計数して求めるようにした請求項1に記載の受
    信装置。
  3. 【請求項3】 上記放送信号は、アナログ信号にディジ
    タルデータが多重化されていることを特徴とする請求項
    1に記載の受信装置。
  4. 【請求項4】 上記放送信号は、FM放送信号にディジ
    タルデータが多重化されていることを特徴とする請求項
    1に記載の受信装置。
  5. 【請求項5】 ディジタルデータを含む放送信号を受信
    して再生するようにした受信装置の受信状態表示方法に
    おいて、 上記受信しているディジタルデータのエラー率を検出
    し、 上記エラー率の検出結果を上記受信している放送信号の
    受信状態として表示するようにした受信状態表示方法。
  6. 【請求項6】 上記エラー率検出手段は、エラー検出コ
    ードによりデータパケット毎のエラーの有無を判定し、
    フレームデータ単位でエラーと判定されたデータパケッ
    トの数を計数して求めるようにした請求項5に記載の受
    信状態表示方法。
  7. 【請求項7】 上記放送信号は、アナログ信号にディジ
    タルデータが多重化されていることを特徴とする請求項
    5に記載の受信状態表示方法。
  8. 【請求項8】 上記放送信号は、FM放送信号にディジ
    タルデータが多重化されていることを特徴とする請求項
    5に記載の受信状態表示方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014180042A (ja) * 2014-05-28 2014-09-25 Alpine Electronics Inc デジタルオーディオ放送受信装置及びそのラベル情報表示方法

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