JP2002281100A - デジタル信号復調装置 - Google Patents
デジタル信号復調装置Info
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- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 階層伝送の判定を少ない回路規模で実現可能
なデジタル信号復調装置を提供する。 【解決手段】 1フレーム内に含まれるTSのうち、選
択されたTSのみの伝送モード値を2スロット分逐次保
持するシフトレジスタ308を備え、シフトレジスタ3
08が保持する各モード値の出力を比較することにより
伝送モードが複数含まれているか否かを判定する。悪天
候等の際に低階層の伝送モードによって伝送された内容
に切換えて情報提供が可能か否かを、MPEGデコード
部が判断するための階層伝送フラグを、小規模な回路で
作成することができる。
なデジタル信号復調装置を提供する。 【解決手段】 1フレーム内に含まれるTSのうち、選
択されたTSのみの伝送モード値を2スロット分逐次保
持するシフトレジスタ308を備え、シフトレジスタ3
08が保持する各モード値の出力を比較することにより
伝送モードが複数含まれているか否かを判定する。悪天
候等の際に低階層の伝送モードによって伝送された内容
に切換えて情報提供が可能か否かを、MPEGデコード
部が判断するための階層伝送フラグを、小規模な回路で
作成することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタル信号復
調装置、たとえば、BSデジタル放送を受信するデジタ
ル信号復調装置に関し、より特定的には、複数の変調方
式を同時に用いる階層伝送信号を受信するデジタル信号
復調装置に関する。
調装置、たとえば、BSデジタル放送を受信するデジタ
ル信号復調装置に関し、より特定的には、複数の変調方
式を同時に用いる階層伝送信号を受信するデジタル信号
復調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高画質化、多チャンネル化、高機
能化および高品質化を目的として、今までのアナログ放
送に代わるデジタル放送が導入されつつある。
能化および高品質化を目的として、今までのアナログ放
送に代わるデジタル放送が導入されつつある。
【0003】ところで、BSデジタル放送では、階層伝
送を使用することができる。従来のアナログ方式のBS
放送では、たとえば、台風等の悪天候の場合には、電波
の減衰等により受信状況が悪くなり、全く映像も音声も
出力されなくなってしまうという状態が発生する場合が
あった。
送を使用することができる。従来のアナログ方式のBS
放送では、たとえば、台風等の悪天候の場合には、電波
の減衰等により受信状況が悪くなり、全く映像も音声も
出力されなくなってしまうという状態が発生する場合が
あった。
【0004】このような状態をなるべく回避するため
に、BSデジタル放送では、ニュースなどの重要性の高
い放送内容については、効率が良いが誤り訂正能力は低
い天候が良い場合に用いる変調方式に加えて、悪天候の
場合に備えて放送内容をバックアップするために、効率
はやや劣るが誤り訂正能力が高い変調方式で変調した内
容も伝送することができる。
に、BSデジタル放送では、ニュースなどの重要性の高
い放送内容については、効率が良いが誤り訂正能力は低
い天候が良い場合に用いる変調方式に加えて、悪天候の
場合に備えて放送内容をバックアップするために、効率
はやや劣るが誤り訂正能力が高い変調方式で変調した内
容も伝送することができる。
【0005】受信状態が良くない場合には、BSデジタ
ル放送受信装置側で再生する放送内容を選択することが
でき、たとえば台風のときに全く画面が見えなくなり音
声も聞こえなくなってしまうような状況を回避すること
ができる。
ル放送受信装置側で再生する放送内容を選択することが
でき、たとえば台風のときに全く画面が見えなくなり音
声も聞こえなくなってしまうような状況を回避すること
ができる。
【0006】BSデジタル放送では、1つの番組につい
て4つの変調方式まで異なった変調方式を入れて伝送す
ることができ、この異なった方式が含まれている場合に
その番組は階層伝送有りという。これに対し1つの変調
方式のみによって番組が伝送される場合には階層伝送無
しとなる。
て4つの変調方式まで異なった変調方式を入れて伝送す
ることができ、この異なった方式が含まれている場合に
その番組は階層伝送有りという。これに対し1つの変調
方式のみによって番組が伝送される場合には階層伝送無
しとなる。
【0007】次に、BSデジタル放送の伝送信号および
変調方式について説明する。図5は、BSデジタル放送
の伝送信号のフレーム構成を説明するための図である。
変調方式について説明する。図5は、BSデジタル放送
の伝送信号のフレーム構成を説明するための図である。
【0008】図5を参照して、放送局側でMPEG(Mo
ving Picture Experts Group)方式によりデジタル符号
化された映像信号および音声信号は、188バイトのパ
ケット長を持つ複数のMPEG−TS(Transport Stre
am)パケットに分割される。そして、伝送時に生ずる伝
送誤りを訂正するために、リードソロモン符号の1種で
あるRS(204,188)符号によるパリティを付加
する。パリティを付加することにより各TSパケットは
188バイトから204バイトにパケット長が変更され
る。各TSパケットをスロットと呼び、48スロットで
1フレームが構成される。この1フレームが伝送路符号
復号化の基本単位となる。
ving Picture Experts Group)方式によりデジタル符号
化された映像信号および音声信号は、188バイトのパ
ケット長を持つ複数のMPEG−TS(Transport Stre
am)パケットに分割される。そして、伝送時に生ずる伝
送誤りを訂正するために、リードソロモン符号の1種で
あるRS(204,188)符号によるパリティを付加
する。パリティを付加することにより各TSパケットは
188バイトから204バイトにパケット長が変更され
る。各TSパケットをスロットと呼び、48スロットで
1フレームが構成される。この1フレームが伝送路符号
復号化の基本単位となる。
【0009】図6は、スーパーフレームの説明をするた
めの図である。図6を参照して、図5で説明したフレー
ムは連続する8フレームごとにスーパーフレームという
単位を形成する。このスーパーフレームは、主信号のイ
ンターリーブ、伝送スクランブルおよびTMCC(Tran
smission & Multiplexing Configuration Control)伝
送符号化の単位である。
めの図である。図6を参照して、図5で説明したフレー
ムは連続する8フレームごとにスーパーフレームという
単位を形成する。このスーパーフレームは、主信号のイ
ンターリーブ、伝送スクランブルおよびTMCC(Tran
smission & Multiplexing Configuration Control)伝
送符号化の単位である。
【0010】スロット♯1〜♯48の各々の先頭1バイ
トは、伝送多重制御情報信号(以下、TMCC信号とい
う)や同期バイトが配置される。続く187バイトに主
信号が配置され、最後の16バイトにRSパリティが付
加される。
トは、伝送多重制御情報信号(以下、TMCC信号とい
う)や同期バイトが配置される。続く187バイトに主
信号が配置され、最後の16バイトにRSパリティが付
加される。
【0011】図7は、フレーム構成における各スロット
の割付を説明するための第1の例である。
の割付を説明するための第1の例である。
【0012】図7を参照して、BSデジタル放送では、
複数の変調方式を同一搬送波で伝送することができ、必
要な情報量に応じてTC8PSK(トレリス符号化1/
8位相シフトキーイング),QPSK(1/4位相シフト
キーイング),BPSK(1/2位相シフトキーイン
グ)の変調方式を使用することができる。複数変調方式
を、同一搬送波で伝送する場合は、TC8PSK、QP
SK、BPSKの順で位相数の多い順、符号化率の高い
順に各情報をスロット番号♯1から♯48までフレーム
内に配置して伝送する。
複数の変調方式を同一搬送波で伝送することができ、必
要な情報量に応じてTC8PSK(トレリス符号化1/
8位相シフトキーイング),QPSK(1/4位相シフト
キーイング),BPSK(1/2位相シフトキーイン
グ)の変調方式を使用することができる。複数変調方式
を、同一搬送波で伝送する場合は、TC8PSK、QP
SK、BPSKの順で位相数の多い順、符号化率の高い
順に各情報をスロット番号♯1から♯48までフレーム
内に配置して伝送する。
【0013】スロットの割付については、TC8PSK
用の信号については1スロット単位で割付けることがで
きる。また、符号化率n/mのQPSK用の信号は、m
スロット単位で割付を行ない、このうち伝送可能な情報
はnスロットである。m−nスロットについては、ダミ
ースロット(ヌルスロットともいう)として情報は割付
けない。
用の信号については1スロット単位で割付けることがで
きる。また、符号化率n/mのQPSK用の信号は、m
スロット単位で割付を行ない、このうち伝送可能な情報
はnスロットである。m−nスロットについては、ダミ
ースロット(ヌルスロットともいう)として情報は割付
けない。
【0014】図7で示した例では、スロット1からスロ
ット46まではTC8PSK用の信号に割付けられてい
る。また、スロット47は、QPSK(符号化率1/
2)用に割付けられており、スロット48は、スロット
47の信号に対するダミースロットとなる。
ット46まではTC8PSK用の信号に割付けられてい
る。また、スロット47は、QPSK(符号化率1/
2)用に割付けられており、スロット48は、スロット
47の信号に対するダミースロットとなる。
【0015】図8は、スロットの割付の他の例を示した
図である。図8を参照して、TC8PSK用の信号とB
PSK(符号化率1/2)用の信号が割付けられている
例が示される。
図である。図8を参照して、TC8PSK用の信号とB
PSK(符号化率1/2)用の信号が割付けられている
例が示される。
【0016】すなわち、スロット1からスロット44ま
ではTC8PSK用の信号に割付けられている。スロッ
ト45はBPSK(符号化率1/2)用の信号に割付け
られている。なお、BPSK(符号化率1/2)用の信
号については、4スロット単位で割付を行なうことが必
要であり、このうち3スロットがダミースロットとな
る。すなわちスロット46からスロット48まではダミ
ースロットとなる。
ではTC8PSK用の信号に割付けられている。スロッ
ト45はBPSK(符号化率1/2)用の信号に割付け
られている。なお、BPSK(符号化率1/2)用の信
号については、4スロット単位で割付を行なうことが必
要であり、このうち3スロットがダミースロットとな
る。すなわちスロット46からスロット48まではダミ
ースロットとなる。
【0017】図9は、図6に示したTMCC信号の説明
をするための図である。図6、図9を参照して、TMC
C信号は、各伝送スロット♯1〜♯48に対するTSパ
ケットの割当や伝送方式との関係などに関する制御情報
を伝送する、384ビットの固定長の信号である。伝送
方式等の切換が行なわれる場合には、TMCC信号は、
実際の切換タイミングに対して2スーパーフレーム先行
して、更新された情報を伝送する。なお、TMCC信号
の最小更新間隔は2スーパーフレームである。制御情報
を確実に受信するため、BSデジタル放送受信装置にお
いてはTMCC信号が常時監視されている。
をするための図である。図6、図9を参照して、TMC
C信号は、各伝送スロット♯1〜♯48に対するTSパ
ケットの割当や伝送方式との関係などに関する制御情報
を伝送する、384ビットの固定長の信号である。伝送
方式等の切換が行なわれる場合には、TMCC信号は、
実際の切換タイミングに対して2スーパーフレーム先行
して、更新された情報を伝送する。なお、TMCC信号
の最小更新間隔は2スーパーフレームである。制御情報
を確実に受信するため、BSデジタル放送受信装置にお
いてはTMCC信号が常時監視されている。
【0018】TMCC信号は、図9に示すように、5ビ
ットの変更指示と、40ビットの伝送モード/スロット
情報と、144ビットの相対TS/スロット情報と、1
28ビットの相対TS/TS番号対応表と、5ビットの
送受信制御情報と、62ビットの拡張情報とを含む。
ットの変更指示と、40ビットの伝送モード/スロット
情報と、144ビットの相対TS/スロット情報と、1
28ビットの相対TS/TS番号対応表と、5ビットの
送受信制御情報と、62ビットの拡張情報とを含む。
【0019】変更指示は、TMCC信号の情報内容に変
更が生ずるたびに1ずつ加算される信号であり、加算さ
れたことによりTMCC信号の情報内容が変更されたこ
とが通知される。
更が生ずるたびに1ずつ加算される信号であり、加算さ
れたことによりTMCC信号の情報内容が変更されたこ
とが通知される。
【0020】相対TS/スロット情報は、スロット♯1
から順に各スロットと伝送されるTSパケットを相対T
S番号を用いて示すための項目である。
から順に各スロットと伝送されるTSパケットを相対T
S番号を用いて示すための項目である。
【0021】BSデジタル放送では、事業者の異なる複
数の放送を多重して1衛星中継器で伝送することも想定
しているので、個々の番組の独立性を高めるため、複数
種類のTSパケットによる伝送が行なわれている。
数の放送を多重して1衛星中継器で伝送することも想定
しているので、個々の番組の独立性を高めるため、複数
種類のTSパケットによる伝送が行なわれている。
【0022】なお、1変調波内では最大8種の番組に対
応するTSパケットが多重伝送可能であるので、スロッ
ト♯1〜スロット♯48に各々3ビットの相対TS番号
が割当てられている。
応するTSパケットが多重伝送可能であるので、スロッ
ト♯1〜スロット♯48に各々3ビットの相対TS番号
が割当てられている。
【0023】相対TS/TS番号対応表は、相対TS/
スロット情報の項目で使用される相対TS番号を、MP
EG2システムのTSIDに変換するための対応表であ
る。
スロット情報の項目で使用される相対TS番号を、MP
EG2システムのTSIDに変換するための対応表であ
る。
【0024】上述の相対TS/スロット情報および相対
TS/TS番号対応表の情報により、どのスロットがど
の番組に割当てられているかを判別することができる。
TS/TS番号対応表の情報により、どのスロットがど
の番組に割当てられているかを判別することができる。
【0025】送受信制御情報は、緊急警報放送における
受信機起動制御のための信号や、アップリンク局切替の
ための制御情報である。
受信機起動制御のための信号や、アップリンク局切替の
ための制御情報である。
【0026】拡張情報は、将来のTMCC信号の拡張の
ために使用するフィールドである。伝送モード/スロッ
ト情報は、使用される伝送モードとその伝送モードに割
当てられるスロット数が情報として含まれる。具体的に
は、伝送モード1に4ビット、その割当スロット数に6
ビットが割当てられる。同様に伝送モード2〜4に各々
4ビットが割当てられ、それぞれに対応する割当スロッ
ト数に各々6ビットが割当てられる。
ために使用するフィールドである。伝送モード/スロッ
ト情報は、使用される伝送モードとその伝送モードに割
当てられるスロット数が情報として含まれる。具体的に
は、伝送モード1に4ビット、その割当スロット数に6
ビットが割当てられる。同様に伝送モード2〜4に各々
4ビットが割当てられ、それぞれに対応する割当スロッ
ト数に各々6ビットが割当てられる。
【0027】なお、割当スロット数は、図7、図8で説
明したダミースロットを含んだスロット数である。1伝
送フレームに同時に配置される伝送モードの割当スロッ
ト数の合計が48スロットを超えてはならない。
明したダミースロットを含んだスロット数である。1伝
送フレームに同時に配置される伝送モードの割当スロッ
ト数の合計が48スロットを超えてはならない。
【0028】ところで、BSデジタル放送では、先に説
明したように階層伝送を使用することができる。たとえ
ば、TC8PSK方式によって音声および映像ともに完
全な番組を送信し、QPSK方式で音声は完全である
が、映像は静止画となるような放送内容を送信し、さら
にBPSK方式で音声のみや文字のみの放送内容を送信
するような場合が考えられる。
明したように階層伝送を使用することができる。たとえ
ば、TC8PSK方式によって音声および映像ともに完
全な番組を送信し、QPSK方式で音声は完全である
が、映像は静止画となるような放送内容を送信し、さら
にBPSK方式で音声のみや文字のみの放送内容を送信
するような場合が考えられる。
【0029】このように、4つの変調方式まで異なった
変調方式を入れて1つの番組を伝送することができる。
1つの番組に対応する異なった方式で変調されたTSパ
ケットが1フレームに含まれている場合にその番組は階
層伝送有りという。これに対し1つの変調方式のみによ
って番組が伝送される場合には階層伝送無しとなる。
変調方式を入れて1つの番組を伝送することができる。
1つの番組に対応する異なった方式で変調されたTSパ
ケットが1フレームに含まれている場合にその番組は階
層伝送有りという。これに対し1つの変調方式のみによ
って番組が伝送される場合には階層伝送無しとなる。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】BSデジタル放送受信
装置では、受信したTSパケットの中から視聴を希望す
る番組に対応するTSパケットを選択する際に、その選
択されたTSパケットが階層伝送有りであるか無しであ
るかを検出して階層伝送フラグをMPEGデコード部に
出力することが必要である。
装置では、受信したTSパケットの中から視聴を希望す
る番組に対応するTSパケットを選択する際に、その選
択されたTSパケットが階層伝送有りであるか無しであ
るかを検出して階層伝送フラグをMPEGデコード部に
出力することが必要である。
【0031】つまり、たとえば、普段は高解像のTC8
PSK方式で伝送された情報を提供し、降雨等に起因す
る高減衰により高階層側のスロットの復号が遮断C/N
以下または誤り率が規定以下となったとき、低階層側
(QPSKやBPSK)のスロットに切換えて情報提供
する。この場合に、切換可能かどうかを階層伝送フラグ
を用いてMPEGデコーダが判断する。
PSK方式で伝送された情報を提供し、降雨等に起因す
る高減衰により高階層側のスロットの復号が遮断C/N
以下または誤り率が規定以下となったとき、低階層側
(QPSKやBPSK)のスロットに切換えて情報提供
する。この場合に、切換可能かどうかを階層伝送フラグ
を用いてMPEGデコーダが判断する。
【0032】図10は、従来の復調装置において、階層
伝送フラグを検出する階層伝送フラグ検出部500の構
成を示したブロック図である。
伝送フラグを検出する階層伝送フラグ検出部500の構
成を示したブロック図である。
【0033】図10を参照して、階層伝送フラグ検出部
500は、各スロットの伝送モードのうち視聴を希望す
る番組に対応するTSパケットの伝送モードを比較する
比較部502と、比較部502の出力をフレーム先頭パ
ルスFPに応じて取込みその値を階層伝送フラグFHと
してフレーム先頭でMPEGデコード部に向けて出力す
る階層伝送判定部504とを含む。
500は、各スロットの伝送モードのうち視聴を希望す
る番組に対応するTSパケットの伝送モードを比較する
比較部502と、比較部502の出力をフレーム先頭パ
ルスFPに応じて取込みその値を階層伝送フラグFHと
してフレーム先頭でMPEGデコード部に向けて出力す
る階層伝送判定部504とを含む。
【0034】比較部502は、48スロットの各スロッ
トがどのTSのスロットかを示す信号SNOに応じて選
択TSスロットを判定する選択TSスロット判定部50
6と、各スロットのモード値SMを受けてスロットの選
択信号SELに応じて分配するマルチプレクサ508
と、スロットの選択信号SELに応じてスロット1のモ
ード値をマルチプレクサ508から受取って保管するモ
ード値保管部510と、スロットの選択信号SELに応
じてマルチプレクサ508からスロット2のモード値を
受取って保管するモード値保管部512と、選択信号S
ELに応じてスロット3のモード値をマルチプレクサ5
08から受取って保管するモード値保管部514と、選
択信号SELに応じてスロット48のモード値をマルチ
プレクサ508から受取って保管するモード値保管部5
16とを含む。
トがどのTSのスロットかを示す信号SNOに応じて選
択TSスロットを判定する選択TSスロット判定部50
6と、各スロットのモード値SMを受けてスロットの選
択信号SELに応じて分配するマルチプレクサ508
と、スロットの選択信号SELに応じてスロット1のモ
ード値をマルチプレクサ508から受取って保管するモ
ード値保管部510と、スロットの選択信号SELに応
じてマルチプレクサ508からスロット2のモード値を
受取って保管するモード値保管部512と、選択信号S
ELに応じてスロット3のモード値をマルチプレクサ5
08から受取って保管するモード値保管部514と、選
択信号SELに応じてスロット48のモード値をマルチ
プレクサ508から受取って保管するモード値保管部5
16とを含む。
【0035】モード値保管部510〜516は、選択ス
ロット判定部の出力に応じてそのスロットが視聴のため
に選択されているスロットであるか否かを判定し、これ
に応じて保管していたモード値を出力する。
ロット判定部の出力に応じてそのスロットが視聴のため
に選択されているスロットであるか否かを判定し、これ
に応じて保管していたモード値を出力する。
【0036】比較部502は、モード値保管部510〜
516から選択されたTSのモード値を受けてこれらに
複数の伝送モードが含まれているか否かを比較するモー
ド値比較回路518とを含む。
516から選択されたTSのモード値を受けてこれらに
複数の伝送モードが含まれているか否かを比較するモー
ド値比較回路518とを含む。
【0037】なお、比較部502に含まれている回路は
フレーム先頭パルスFPによって各フレームごとにリセ
ットがかけられる。
フレーム先頭パルスFPによって各フレームごとにリセ
ットがかけられる。
【0038】このように従来は、1フレーム中の48ス
ロットの伝送モードを保管回路510〜516で一旦保
管し、TMCC信号の伝送モード/スロット情報、相対
TS/スロット情報を解析して、48スロット中どのス
ロットが選択されたTSのスロットかを判定し、その選
択されたTSのスロットのモード値を見て選択されたT
Sが階層伝送か否かを判断していた。
ロットの伝送モードを保管回路510〜516で一旦保
管し、TMCC信号の伝送モード/スロット情報、相対
TS/スロット情報を解析して、48スロット中どのス
ロットが選択されたTSのスロットかを判定し、その選
択されたTSのスロットのモード値を見て選択されたT
Sが階層伝送か否かを判断していた。
【0039】本発明の目的は、回路規模が小さな構成で
階層伝送の判断が可能な階層伝送フラグ検出部を備えた
デジタル信号復調装置を提供することである。
階層伝送の判断が可能な階層伝送フラグ検出部を備えた
デジタル信号復調装置を提供することである。
【0040】
【課題を解決するための手段】この発明に従うと、フレ
ーム構成のトランスポートストリームによって階層伝送
されたデータを受けて再生するデジタル信号復調装置で
あって、フレームは、複数の番組にそれぞれ対応する複
数の種類に分類される複数のトランスポートストリーム
パケットと、伝送多重制御情報とを含み、伝送多重制御
情報は、フレーム内の各々のトランスポートストリーム
パケットの変調方式と、各々のトランスポートストリー
ムパケットの種類を示す識別情報と、フレームに同期す
る同期情報とを有する。デジタル信号復調装置は、伝送
多重制御情報をデコードし、変調方式に応じた伝送モー
ド値および識別情報を各トランスポートストリームパケ
ットごとに逐次出力し、かつ、同期情報に基づきフレー
ム同期パルスを出力する制御情報復号手段と、制御情報
復号手段の出力に応じて選択された番組が階層伝送され
ているか否かを示す階層伝送フラグを出力する、階層伝
送フラグ検出部とを備える。
ーム構成のトランスポートストリームによって階層伝送
されたデータを受けて再生するデジタル信号復調装置で
あって、フレームは、複数の番組にそれぞれ対応する複
数の種類に分類される複数のトランスポートストリーム
パケットと、伝送多重制御情報とを含み、伝送多重制御
情報は、フレーム内の各々のトランスポートストリーム
パケットの変調方式と、各々のトランスポートストリー
ムパケットの種類を示す識別情報と、フレームに同期す
る同期情報とを有する。デジタル信号復調装置は、伝送
多重制御情報をデコードし、変調方式に応じた伝送モー
ド値および識別情報を各トランスポートストリームパケ
ットごとに逐次出力し、かつ、同期情報に基づきフレー
ム同期パルスを出力する制御情報復号手段と、制御情報
復号手段の出力に応じて選択された番組が階層伝送され
ているか否かを示す階層伝送フラグを出力する、階層伝
送フラグ検出部とを備える。
【0041】階層伝送フラグ検出部は、識別情報に応じ
て、伝送モード値が選択された番組に対応する種類のト
ランスポートパケットのものか否かを判定する判定手段
と、伝送モード値を受けて判定手段の出力に応じて順次
シフトする、直列に接続された第1、第2のモード値保
管手段と、第1、第2のモード値保管手段の出力を比較
する比較手段と、フレーム同期パルスおよび比較手段の
出力に応じて、階層伝送の有無を判定し、階層伝送フラ
グを出力する階層伝送判定手段とを含む。
て、伝送モード値が選択された番組に対応する種類のト
ランスポートパケットのものか否かを判定する判定手段
と、伝送モード値を受けて判定手段の出力に応じて順次
シフトする、直列に接続された第1、第2のモード値保
管手段と、第1、第2のモード値保管手段の出力を比較
する比較手段と、フレーム同期パルスおよび比較手段の
出力に応じて、階層伝送の有無を判定し、階層伝送フラ
グを出力する階層伝送判定手段とを含む。
【0042】好ましくは、選択された番組が階層伝送さ
れている場合には、選択された番組に対応するトランス
ポートパケットは、第1の変調方式で変調された第1の
パケットと、第2の変調方式で変調され、第1のパケッ
トと伝送モード値が異なる第2のパケットとを含み、デ
ジタル信号復調装置は、受信状況が悪化したときに、階
層伝送フラグに応じて選択された番組が階層伝送有りか
無しかを判断し、階層伝送有りの場合にはデコードする
対象を第1のパケットから第2のパケットに切換える主
情報復号手段をさらに備える。
れている場合には、選択された番組に対応するトランス
ポートパケットは、第1の変調方式で変調された第1の
パケットと、第2の変調方式で変調され、第1のパケッ
トと伝送モード値が異なる第2のパケットとを含み、デ
ジタル信号復調装置は、受信状況が悪化したときに、階
層伝送フラグに応じて選択された番組が階層伝送有りか
無しかを判断し、階層伝送有りの場合にはデコードする
対象を第1のパケットから第2のパケットに切換える主
情報復号手段をさらに備える。
【0043】好ましくは、比較手段は、第1、第2のモ
ード値保管手段に異なる伝送モード値が保持されると、
階層伝送判定手段に階層伝送フラグをセットし、階層伝
送判定手段は、フレーム同期パルスに応じて階層伝送フ
ラグをリセットする。
ード値保管手段に異なる伝送モード値が保持されると、
階層伝送判定手段に階層伝送フラグをセットし、階層伝
送判定手段は、フレーム同期パルスに応じて階層伝送フ
ラグをリセットする。
【0044】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の実施の形
態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中
同一符号は同一または相当部分を示す。
態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中
同一符号は同一または相当部分を示す。
【0045】図1は、本発明のデジタル信号復調装置の
概略構成を示すブロック図である。図1を参照して、デ
ジタル信号復調装置1000において、アンテナ(図示
せず)より受信されたRF信号は、チューナ100.1
および100.2により選局され、復調部102.1お
よび102.2にそれぞれ与えられる。
概略構成を示すブロック図である。図1を参照して、デ
ジタル信号復調装置1000において、アンテナ(図示
せず)より受信されたRF信号は、チューナ100.1
および100.2により選局され、復調部102.1お
よび102.2にそれぞれ与えられる。
【0046】復調部102.1および102.2からの
復調信号は、トランスポートストリームデコーダ(以
下、TSデコーダと呼ぶ)104.1および104.2
にそれぞれ与えられ、切替スイッチ106を介して、M
PEGデコード部110に与えられる。すなわち、TS
デコーダ104.1および104.2からは、選局され
たチャネルからのベースバンド信号の抽出が行なわれ
る。
復調信号は、トランスポートストリームデコーダ(以
下、TSデコーダと呼ぶ)104.1および104.2
にそれぞれ与えられ、切替スイッチ106を介して、M
PEGデコード部110に与えられる。すなわち、TS
デコーダ104.1および104.2からは、選局され
たチャネルからのベースバンド信号の抽出が行なわれ
る。
【0047】MPEGデコード部110は、切替スイッ
チ106から与えられたデータストリームを受けて、ラ
ンダムアクセスメモリ(以下、RAMと呼ぶ)112を
データを一時蓄積するバッファとして用いることで、映
像信号および音声信号へと変換する。
チ106から与えられたデータストリームを受けて、ラ
ンダムアクセスメモリ(以下、RAMと呼ぶ)112を
データを一時蓄積するバッファとして用いることで、映
像信号および音声信号へと変換する。
【0048】デジタル信号復調装置1000は、さら
に、データバスBS1を介して、TSデコーダ104.
1および104.2からの信号を受けて、格納するため
の内蔵蓄積デバイス148と、データバスBS1を介し
て、内蔵蓄積デバイス148に蓄積されたデータに対し
て、所定の処理を行なって出力するための演算処理部1
44と、演算処理部144の演算処理におけるプログラ
ムを記録するためのROM140と、演算処理部144
の動作のためのメモリ領域を提供するRAM142と、
データバスBS1と外部との間でデータ入出力を行なう
ための高速デジタルインターフェイス146とを備え
る。特に限定されないが、内蔵蓄積デバイス148およ
びROM140としては、たとえば、電気的にデータの
書込・読出が可能なフラッシュメモリを用いることが可
能である。
に、データバスBS1を介して、TSデコーダ104.
1および104.2からの信号を受けて、格納するため
の内蔵蓄積デバイス148と、データバスBS1を介し
て、内蔵蓄積デバイス148に蓄積されたデータに対し
て、所定の処理を行なって出力するための演算処理部1
44と、演算処理部144の演算処理におけるプログラ
ムを記録するためのROM140と、演算処理部144
の動作のためのメモリ領域を提供するRAM142と、
データバスBS1と外部との間でデータ入出力を行なう
ための高速デジタルインターフェイス146とを備え
る。特に限定されないが、内蔵蓄積デバイス148およ
びROM140としては、たとえば、電気的にデータの
書込・読出が可能なフラッシュメモリを用いることが可
能である。
【0049】演算処理部144が外部から与えられた指
示に従って内蔵蓄積デバイス148中に蓄積されたデー
タに対して処理を行なった後のデータは、オンスクリー
ンディスプレイ(On Screen Display)処理部130か
ら合成器160.2に与えられる。
示に従って内蔵蓄積デバイス148中に蓄積されたデー
タに対して処理を行なった後のデータは、オンスクリー
ンディスプレイ(On Screen Display)処理部130か
ら合成器160.2に与えられる。
【0050】合成器160.2は、MPEGデコード部
110からの出力と、オンスクリーンディスプレイ処理
部130からの出力とを合成した後、映像出力端子16
4に与える。映像出力端子164からの出力は、表示部
1004に与えられる。
110からの出力と、オンスクリーンディスプレイ処理
部130からの出力とを合成した後、映像出力端子16
4に与える。映像出力端子164からの出力は、表示部
1004に与えられる。
【0051】デジタル信号復調装置1000は、さら
に、内蔵蓄積デバイス148に蓄積されたデータに基づ
いて、演算処理部144が処理した結果のデータ等を受
けて、表示部において出力される映像に対する効果音な
どを生成して、合成器160.1に与えるための付加音
生成器120と、内蔵蓄積デバイス148に蓄積された
データ等に基づいて演算処理部144が処理したデータ
を受けて、音声信号を生成し、合成器160.1に与え
るPCMデコーダ122を備える。
に、内蔵蓄積デバイス148に蓄積されたデータに基づ
いて、演算処理部144が処理した結果のデータ等を受
けて、表示部において出力される映像に対する効果音な
どを生成して、合成器160.1に与えるための付加音
生成器120と、内蔵蓄積デバイス148に蓄積された
データ等に基づいて演算処理部144が処理したデータ
を受けて、音声信号を生成し、合成器160.1に与え
るPCMデコーダ122を備える。
【0052】合成器160.1は、MPEGデコード部
110からの出力と、付加音生成器120およびPCM
デコーダ122からの出力とを受けて、合成結果を音声
出力端子162に与える。音声出力端子162に与えら
れた音声信号は、音声出力部1002から音声信号とし
て出力される。
110からの出力と、付加音生成器120およびPCM
デコーダ122からの出力とを受けて、合成結果を音声
出力端子162に与える。音声出力端子162に与えら
れた音声信号は、音声出力部1002から音声信号とし
て出力される。
【0053】なお、デジタル信号復調装置1000は、
必要に応じて、外部との間でデータ授受を行なうための
モデム150や、ICカードからの情報を受取るための
ICカードインターフェイス152を備える構成として
もよい。
必要に応じて、外部との間でデータ授受を行なうための
モデム150や、ICカードからの情報を受取るための
ICカードインターフェイス152を備える構成として
もよい。
【0054】高速デジタルインターフェイス146を介
して、たとえば、ホームサーバ用のHDD装置などの外
部蓄積デバイス180や、外部入力機器であるリモコン
(あるいはキーボード等)182とがデータバスBS1
と接続されている。
して、たとえば、ホームサーバ用のHDD装置などの外
部蓄積デバイス180や、外部入力機器であるリモコン
(あるいはキーボード等)182とがデータバスBS1
と接続されている。
【0055】また、デジタル信号復調装置1000は、
映像出力を受けてディスプレイに表示する表示部100
4や音声出力信号を受けて音声を出力するスピーカ等の
音声出力部1002と一体化された構成であっても良
い。
映像出力を受けてディスプレイに表示する表示部100
4や音声出力信号を受けて音声を出力するスピーカ等の
音声出力部1002と一体化された構成であっても良
い。
【0056】図2は、図1におけるTSデコーダ10
4.1の構成を説明するためのブロック図である。
4.1の構成を説明するためのブロック図である。
【0057】図2を参照して、TSデコーダ104.1
は、復調部102.1でチューナからの情報をキャリア
再生、同期捕捉、デマッピング、制御信号生成等された
情報の誤り訂正を行なうビタビトレリス復号部202
と、デインターリーブをするためにシリアルデータをパ
ラレルデータに変換するシリ/パラ変換部204と、送
信側でインターリーブされた信号を元に戻すデインター
リーブ部206と、PN信号で拡散された信号のPN信
号成分を除去するPN除去部208、214と、PN除
去部208、214の出力をそれぞれリードソロモン復
号を行なうリードソロモン復号部210、216とを含
む。
は、復調部102.1でチューナからの情報をキャリア
再生、同期捕捉、デマッピング、制御信号生成等された
情報の誤り訂正を行なうビタビトレリス復号部202
と、デインターリーブをするためにシリアルデータをパ
ラレルデータに変換するシリ/パラ変換部204と、送
信側でインターリーブされた信号を元に戻すデインター
リーブ部206と、PN信号で拡散された信号のPN信
号成分を除去するPN除去部208、214と、PN除
去部208、214の出力をそれぞれリードソロモン復
号を行なうリードソロモン復号部210、216とを含
む。
【0058】TSデコーダ104.1は、さらに、リー
ドソロモン復号部210の出力から視聴に指定されてい
る番組に対応するTSパケットをTMCC信号に応じて
選択するTS選択部212と、リードソロモン復号部2
16の出力からTMCC信号をデコードし、フレーム構
成情報を出力するTMCCデコード部218とを含む。
ドソロモン復号部210の出力から視聴に指定されてい
る番組に対応するTSパケットをTMCC信号に応じて
選択するTS選択部212と、リードソロモン復号部2
16の出力からTMCC信号をデコードし、フレーム構
成情報を出力するTMCCデコード部218とを含む。
【0059】TMCCデコード部218は、図6で説明
したフレーム同期信号に基づき、フレーム先頭パルスF
Pを出力する。TMCCデコード部218は、さらに、
図6で説明したTMCC信号の内容を示す信号を出力す
る。この信号は、各トランスポートパケットがどの番組
に対応するかという識別情報と、各トランスポートパケ
ットの伝送モード情報を含んでおり、これらは、各トラ
ンスポートパケットの処理タイミングに合わせて逐次出
力される。
したフレーム同期信号に基づき、フレーム先頭パルスF
Pを出力する。TMCCデコード部218は、さらに、
図6で説明したTMCC信号の内容を示す信号を出力す
る。この信号は、各トランスポートパケットがどの番組
に対応するかという識別情報と、各トランスポートパケ
ットの伝送モード情報を含んでおり、これらは、各トラ
ンスポートパケットの処理タイミングに合わせて逐次出
力される。
【0060】TMCCデコード部218でデコードされ
たTMCC信号の内容は、デインターリーブ部206、
PN除去部208およびTS選択部212において処理
に用いられる。
たTMCC信号の内容は、デインターリーブ部206、
PN除去部208およびTS選択部212において処理
に用いられる。
【0061】PN除去部208では、図7、図8で示し
たようなダミースロットに対応するヌル信号の付加が行
なわれる。
たようなダミースロットに対応するヌル信号の付加が行
なわれる。
【0062】図3は、図2のPN除去部208に含まれ
ている階層伝送フラグ検出部300の構成を示したブロ
ック図である。
ている階層伝送フラグ検出部300の構成を示したブロ
ック図である。
【0063】図3を参照して、階層伝送フラグ検出部3
00は、各スロットのモード値SMおよび48スロット
の各スロットがどの番組に対応するのスロットかを示す
信号SNOを図2のTMCCデコード部218から受け
てモード値の比較を行なう比較部302と、比較部30
2の出力をフレームパルスに応じて階層伝送フラグFH
として出力する階層伝送判定部304とを含む。
00は、各スロットのモード値SMおよび48スロット
の各スロットがどの番組に対応するのスロットかを示す
信号SNOを図2のTMCCデコード部218から受け
てモード値の比較を行なう比較部302と、比較部30
2の出力をフレームパルスに応じて階層伝送フラグFH
として出力する階層伝送判定部304とを含む。
【0064】比較部302は、信号SNOを受けて現在
入力されているスロットのモード値が選択された番組の
TSパケットに対応するものであるかどうかを判定する
選択TSスロット判定部306と、選択TSスロット判
定部306の出力に応じて各スロットのモード値SMを
受けてシフトするシフトレジスタ308とを含む。
入力されているスロットのモード値が選択された番組の
TSパケットに対応するものであるかどうかを判定する
選択TSスロット判定部306と、選択TSスロット判
定部306の出力に応じて各スロットのモード値SMを
受けてシフトするシフトレジスタ308とを含む。
【0065】シフトレジスタ308は、現在入力された
スロットのモード値を保管する現スロットモード値保管
部312と、選択TSスロット判定部306の出力に応
じて現スロットモード値保管部312の出力を取込む前
スロットモード値保管部314とを含む。
スロットのモード値を保管する現スロットモード値保管
部312と、選択TSスロット判定部306の出力に応
じて現スロットモード値保管部312の出力を取込む前
スロットモード値保管部314とを含む。
【0066】比較部302は、さらに、現スロットモー
ド値保管部312の出力と前スロットモード値保管部3
14の出力とを受けてモード値の比較を行なうモード値
比較部310を含む。
ド値保管部312の出力と前スロットモード値保管部3
14の出力とを受けてモード値の比較を行なうモード値
比較部310を含む。
【0067】階層伝送判定部304は、フレームパルス
FPによってリセットされた後にモード値比較部310
の出力が階層伝送有りを判定するとセット状態になり、
階層伝送フラグFHを次のフレームパルスが入力されリ
セットされるまで保持する。
FPによってリセットされた後にモード値比較部310
の出力が階層伝送有りを判定するとセット状態になり、
階層伝送フラグFHを次のフレームパルスが入力されリ
セットされるまで保持する。
【0068】したがって、階層伝送判定部304は、判
定結果をフレーム先頭で出力することができる。このよ
うに、視聴する番組に対応して選択されたスロットの伝
送方式を、選択された1つ前の選択スロットの伝送方式
と逐次比較していき、ずっと同じであれば階層伝送無し
と判断する。また、異なる瞬間がフレーム内に存在すれ
ば階層伝送有りと判断する。
定結果をフレーム先頭で出力することができる。このよ
うに、視聴する番組に対応して選択されたスロットの伝
送方式を、選択された1つ前の選択スロットの伝送方式
と逐次比較していき、ずっと同じであれば階層伝送無し
と判断する。また、異なる瞬間がフレーム内に存在すれ
ば階層伝送有りと判断する。
【0069】なお、スーパーフレームの区切りの部分で
は、誤って階層伝送無しを有りと判断してしまう場合が
考えられるので、フレームパルスFPでリセットをかけ
る。
は、誤って階層伝送無しを有りと判断してしまう場合が
考えられるので、フレームパルスFPでリセットをかけ
る。
【0070】図4は、階層伝送フラグ検出部300の動
作の流れを説明するための図である。
作の流れを説明するための図である。
【0071】図4を参照して、スーパーフレームの先頭
でフレーム先頭パルスによって階層伝送フラグ検出部3
00の全体がリセットされる。そして1フレームの間、
現スロットのモード値と前スロットのモード値の保管お
よびモード値の比較および階層伝送の判定が行なわれ
る。
でフレーム先頭パルスによって階層伝送フラグ検出部3
00の全体がリセットされる。そして1フレームの間、
現スロットのモード値と前スロットのモード値の保管お
よびモード値の比較および階層伝送の判定が行なわれ
る。
【0072】次のフレームの先頭が来ると、前のフレー
ムの階層伝送の結果に基づき階層伝送信号の更新出力が
階層伝送フラグFHとして出力される。同時にフレーム
先頭パルスで階層伝送フラグ検出部300がリセットさ
れ、続くフレームの階層伝送判定動作が行なわれる。
ムの階層伝送の結果に基づき階層伝送信号の更新出力が
階層伝送フラグFHとして出力される。同時にフレーム
先頭パルスで階層伝送フラグ検出部300がリセットさ
れ、続くフレームの階層伝送判定動作が行なわれる。
【0073】図1のMPEGデコード部110は、受信
状況が悪化したときに、階層伝送フラグに応じて選択さ
れた番組が階層伝送有りか無しかを判断し、階層伝送有
りの場合にはデコードする対象を、たとえば、TC8P
SKで変調されたトランスポートストリームパケットか
らQPSKまたはBPSKで変調されたトランスポート
ストリームパケットに切換える。
状況が悪化したときに、階層伝送フラグに応じて選択さ
れた番組が階層伝送有りか無しかを判断し、階層伝送有
りの場合にはデコードする対象を、たとえば、TC8P
SKで変調されたトランスポートストリームパケットか
らQPSKまたはBPSKで変調されたトランスポート
ストリームパケットに切換える。
【0074】以上説明したように、本発明によれば、従
来の階層伝送フラグ検出部の構成を大幅に簡略化するこ
とが可能となり、回路規模が削減されたコストメリット
の大きいデジタル信号復調装置を提供することができ
る。
来の階層伝送フラグ検出部の構成を大幅に簡略化するこ
とが可能となり、回路規模が削減されたコストメリット
の大きいデジタル信号復調装置を提供することができ
る。
【0075】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、小さく簡単な回路構成
で階層伝送判断が可能となり、デジタル信号復調装置の
回路規模を縮小し、コストダウンを図ることができる。
で階層伝送判断が可能となり、デジタル信号復調装置の
回路規模を縮小し、コストダウンを図ることができる。
【図1】 本発明のデジタル信号復調装置の概略構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】 図1におけるTSデコーダ104.1の構成
を説明するためのブロック図である。
を説明するためのブロック図である。
【図3】 図2のPN除去部208に含まれている階層
伝送フラグ検出部300の構成を示したブロック図であ
る。
伝送フラグ検出部300の構成を示したブロック図であ
る。
【図4】 階層伝送フラグ検出部300の動作の流れを
説明するための図である。
説明するための図である。
【図5】 BSデジタル放送の伝送信号のフレーム構成
を説明するための図である。
を説明するための図である。
【図6】 スーパーフレームの説明をするための図であ
る。
る。
【図7】 フレーム構成における各スロットの割付を説
明するための第1の例である。
明するための第1の例である。
【図8】 スロットの割付の他の例を示した図である。
【図9】 図6に示したTMCC信号の説明をするため
の図である。
の図である。
【図10】 従来の復調装置において、階層伝送フラグ
を検出する階層伝送フラグ検出部500の構成を示した
ブロック図である。
を検出する階層伝送フラグ検出部500の構成を示した
ブロック図である。
100.1,100.2 チューナ、102.1,10
2.2 復調部、104.1,104.2 TSデコ
ーダ、106 切替スイッチ、110 MPEGデコー
ド部、120 付加音生成器、122 PCMデコー
ダ、130 オンスクリーンディスプレイ処理部、14
4 演算処理部、146 高速デジタルインターフェイ
ス、148 内蔵蓄積デバイス、150 モデム、15
2 カードインターフェイス、160 合成器、162
音声出力端子、164 映像出力端子、180 外部
蓄積デバイス、202 ビタビトレリス復号部、204
シリ/パラ変換部、206 デインターリーブ部、2
08,214 PN除去部、210,216 リードソ
ロモン復号部、212 TS選択部、218 TMCC
デコード部、300 階層伝送フラグ検出部、302
比較部、304 階層伝送判定部、306 選択TSス
ロット判定部、308 シフトレジスタ、310 モー
ド値比較部、312 現スロットモード値保管部、31
4 前スロットモード値保管部、1000 デジタル信
号復調装置、1002 音声出力部、1004 表示
部、BS1 データバス。
2.2 復調部、104.1,104.2 TSデコ
ーダ、106 切替スイッチ、110 MPEGデコー
ド部、120 付加音生成器、122 PCMデコー
ダ、130 オンスクリーンディスプレイ処理部、14
4 演算処理部、146 高速デジタルインターフェイ
ス、148 内蔵蓄積デバイス、150 モデム、15
2 カードインターフェイス、160 合成器、162
音声出力端子、164 映像出力端子、180 外部
蓄積デバイス、202 ビタビトレリス復号部、204
シリ/パラ変換部、206 デインターリーブ部、2
08,214 PN除去部、210,216 リードソ
ロモン復号部、212 TS選択部、218 TMCC
デコード部、300 階層伝送フラグ検出部、302
比較部、304 階層伝送判定部、306 選択TSス
ロット判定部、308 シフトレジスタ、310 モー
ド値比較部、312 現スロットモード値保管部、31
4 前スロットモード値保管部、1000 デジタル信
号復調装置、1002 音声出力部、1004 表示
部、BS1 データバス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/08 H04N 7/08 Z 7/081 7/13 Z 7/24 Fターム(参考) 5C059 MA00 RA06 RB02 RB10 RB17 RC00 RC02 SS02 UA02 5C063 AA01 AB03 AB07 AC01 CA23 CA29 CA36 DA03 DA07 DA13 5K004 AA01 AA05 BA02 BD02 FA03 FA05 FA06 5K028 BB06 FF13 KK32 MM08 MM12 MM16 NN01
Claims (3)
- 【請求項1】 フレーム構成のトランスポートストリー
ムによって階層伝送されたデータを受けて再生するデジ
タル信号復調装置であって、 前記フレームは、 複数の番組にそれぞれ対応する複数の種類に分類される
複数のトランスポートストリームパケットと、 伝送多重制御情報とを含み、 伝送多重制御情報は、 前記フレーム内の各々の前記トランスポートストリーム
パケットの変調方式と、 各々の前記トランスポートストリームパケットの前記種
類を示す識別情報と、 前記フレームに同期する同期情報とを有し、 前記伝送多重制御情報をデコードし、前記変調方式に応
じた伝送モード値および前記識別情報を各前記トランス
ポートストリームパケットごとに逐次出力し、かつ、前
記同期情報に基づきフレーム同期パルスを出力する制御
情報復号手段と、 制御情報復号手段の出力に応じて選択された番組が階層
伝送されているか否かを示す階層伝送フラグを出力す
る、階層伝送フラグ検出部とを備え、 前記階層伝送フラグ検出部は、 前記識別情報に応じて、前記伝送モード値が前記選択さ
れた番組に対応する前記種類の前記トランスポートパケ
ットのものか否かを判定する判定手段と、 前記伝送モード値を受けて前記判定手段の出力に応じて
順次シフトする、直列に接続された第1、第2のモード
値保管手段と、 前記第1、第2のモード値保管手段の出力を比較する比
較手段と、 前記フレーム同期パルスおよび前記比較手段の出力に応
じて、階層伝送の有無を判定し、前記階層伝送フラグを
出力する階層伝送判定手段とを含む、デジタル信号復調
装置。 - 【請求項2】 前記選択された番組が階層伝送されてい
る場合には、前記選択された番組に対応する前記トラン
スポートパケットは、 第1の変調方式で変調された第1のパケットと、 第2の変調方式で変調され、前記第1のパケットと前記
伝送モード値が異なる第2のパケットとを含み、 受信状況が悪化したときに、前記階層伝送フラグに応じ
て前記選択された番組が階層伝送有りか無しかを判断
し、階層伝送有りの場合にはデコードする対象を前記第
1のパケットから前記第2のパケットに切換える主情報
復号手段をさらに備える、請求項1に記載のデジタル信
号復調装置。 - 【請求項3】 前記比較手段は、前記第1、第2のモー
ド値保管手段に異なる伝送モード値が保持されると、前
記階層伝送判定手段に前記階層伝送フラグをセットし、 階層伝送判定手段は、前記フレーム同期パルスに応じて
前記階層伝送フラグをリセットする、請求項1に記載の
デジタル信号復調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JP2006157337A (ja) * | 2004-11-29 | 2006-06-15 | Hitachi Kokusai Electric Inc | デジタル伝送システムおよび伝送状態表示方法 |
JP2007336435A (ja) * | 2006-06-19 | 2007-12-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | デジタル放送の送信装置及び受信装置 |
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2001
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WO2007148483A1 (ja) * | 2006-06-19 | 2007-12-27 | Panasonic Corporation | デジタル放送の送信装置及び受信装置 |
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