JP3340399B2 - 放送信号受信装置 - Google Patents

放送信号受信装置

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JP3340399B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば衛星を介し
て伝送される放送信号を受信し、主信号とこの主信号を
再生するために前記放送信号に多重された伝送多重制御
信号を用いる放送信号受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の放送信号受信装置には、例
えばBSデジタル放送方式の受信機などがある。このB
Sデジタル放送方式は、ハイビジョンのデジタル伝送技
術、VIEW Vol.17 No.2(1998)NHK放送技術研究所
加藤著(参考文献)に記述されている放送方式である。
【0003】図8は上記したBSデジタル放送方式にお
いて1つの物理チャンネルの中に複数の事業者が多重さ
れている様子を説明する図である。この図は、ある時刻
における1つの物理チャンネルの構成を示しており、こ
れをフレームと呼ぶ。ここで、このフレームは例えば図
示されているような48個の基本的な単位であるスロッ
トに分けられている。このスロット毎に事業者が割り当
てられることになる。
【0004】スロットの先頭には、同期信号とこれら事
業者の割り当て等を制御する伝送多重制御信号(TMC
C:Transmission & Multiplexing Configuration Cont
rol)が付加されている。各スロットのそれ以降の部分
が、デジタルのビットストリームとなる。
【0005】図8では、例えばスロット1〜22が事業
者A、スロット23〜44が事業者B、スロット45〜
48が事業者Cに割り当てられている。また、各スロッ
トは、伝送されるデータのビットレートに応じて8PS
K、QPSK、BPSK等の中から任意の変調方式で変
調されることが許されている。
【0006】図8では、例えばスロット1〜44には、
例えばMPEG2フォーマットのMP@HLフォーマッ
トでエンコードされたHD信号を8PSKで変調したビ
ットストリームが多重され、スロット45、…、48に
は、例えばMPEG2フォーマットのMP@MLフォー
マットでエンコードされた標準テレビジョン信号がQP
SKで変調されている。
【0007】図9は従来のBSデジタル放送方式の放送
信号受信装置の構成例を示したブロック図である。従来
の受信装置は、チューナ2、PSK復調装置3、ビタ
ビ、トレリス復号装置4、デインターリーブ装置5、エ
ネルギー逆拡散装置6、リードソロモン復号装置(RS
復号装置)7、ビットストリーム分離装置8、伝送多重
制御信号リードソロモン復号装置50、伝送多重制御信
号デコード装置51、デスクランブル装置20、映像音
声デコード装置21、システム制御装置22、CRT2
3及びスピーカ24から成っている。又、チューナ2は
アンテナ1に接続されている。
【0008】ここでは、有料番組を含む放送が行われる
と仮定し、有料番組にはスクランブルが掛けられてお
り、視聴を許可された有料番組のスクランブルを解除す
るためのデスクランブル装置20をビットストリーム分
離装置8の後段に挿入してある。有料放送が無い場合に
は、デスクランブル装置20が省略されることになる。
【0009】次に本例の動作について説明する。チュー
ナ2は、アンテナ1が受信した12GHz帯の衛星放送
の信号を140MHz帯の信号に変換し、PSK復調装
置3に出力する。この時、チューナ2では、所望の物理
チャンネルの選択が行なわれる。
【0010】PSK復調装置3にて、受信信号はI軸
(In Phase)、Q軸(Quadrature Phase)の各位相信号
に復調され、ビタビ、トレリス復号装置4により、映
像、音声データの含まれた主信号と、図8に示されるよ
うな複数事業者の多重形態を示す伝送多重制御信号のビ
タビあるいは、トレリス復号処理がなされる。
【0011】ビタビ、トレリス復号装置4の出力信号の
中で、主信号はデインターリーブ装置5へ、伝送制御信
号は伝送多重制御信号リードソロモン復号装置50へ出
力される。
【0012】デインターリーブ装置5では、参考文献に
示される方式のインターリーブの解除処理が行われ、次
のエネルギー逆拡散装置6によりエネルギー拡散解除処
理が行われる。伝送制御信号は、伝送制御信号リードソ
ロモン復号装置50により、リードソロモン復号処理が
行われ、引き続き、伝送制御信号デコード装置51によ
り、デコード処理が行われる。伝送多重制御信号デコー
ド装置51の出力信号を用いて、PSK復調装置3、ビ
タビ、トレリス復号装置4、ビットストリーム分離装置
8の制御が行なわれる。
【0013】一方、ビットストリーム分離装置8は、チ
ューナ2で選択された物理チャンネルに多重された複数
事業者のビットストリームの中で、視聴者が選択した事
業者のビットストリームを分離して、デスクランブル装
置20へ出力する。図8の例では、例えば事業者Aのビ
ットストリームが選択され、時間伸長されて出力され
る。
【0014】デスクランブル装置20では、放送事業者
との間の契約で、予め視聴が許可されている番組、ある
いはPPV(Pay Per View)方式のような有料番組にお
いて、視聴者が購入した番組だけをパケット単位でデス
クランブルする。デスクランブル装置20の出力信号
は、映像音声デコード装置21に入力され、ここで、映
像、音声、或いはデータ等がデコードされる。
【0015】即ち、ビットストリーム分離装置8は、シ
ステム制御装置22からの伝送多重制御信号復号装置5
1経由の指示などに従って行うことにより、ビットスト
リームの分離を行い、更に、映像音声デコード装置21
は供給されたMPEG形式で圧縮された映像データを伸
張し、圧縮、伸張による映像データと音声データの遅延
時間調整をしてから、デジタル化された映像信号をアナ
ログのテレビジョン信号に変換し、CRT23に映出さ
せる。これと同時に、映像音声デコード装置21は、供
給された圧縮音声データを伸張し、アナログ音声信号と
して、スピーカ24から出力する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の放送信号受信装置では、伝送多重制御信号のリ
ードソロモン符号の復号装置に関して、伝送多重制御信
号が情報ビット、パリティビットを合わせてスーパーフ
レーム単位で完結するため、スロット単位で情報ビッ
ト、パリティビットが完結する主信号用のリードソロモ
ン符号の復号装置とは、全く別のハードウエアが必要で
あった。従って、図9に示すようにリードソロモン復号
装置7と伝送多重制御信号リードソロモン復号装置50
の2つのリードソロモン復号装置が必要で、この分、回
路規模が大きくなるという問題があった。
【0017】また、従来の技術の伝送多重制御信号デコ
ード装置51は、伝送多重制御信号を用いて、伝送モー
ドの選択、指定されたTS−IDに該当するスロットの
選択を行うための制御信号を発生する。従って、C/N
が低下した時、インパルス性雑音等により、伝送多重制
御信号リードソロモン復号装置50における伝送多重制
御信号の復号が誤ると、後段の信号処理が即座に破綻す
るという問題があった。
【0018】更に、伝送多重制御信号が主信号に対し
て、2スーパーフレーム先行して伝送されることから、
C/Nが悪い状態で、伝送多重制御信号の復号不可能の
状態から、C/Nが改善して復帰するまでに2スーパー
フレームの時間差を生じ、復帰までに時間が掛かるとい
う問題があった。
【0019】参考文献で説明されているBSデジタル放
送方式は1つの物理チャンネルの中に複数の事業者を含
む放送方式である。このような方式において、1つの物
理チャンネルに含まれる番組を全て記録する場合の問題
点を説明する。
【0020】参考文献で説明されているフレーム構成の
形式で記録を行い、記録された信号を再生する場合、図
7に示したようにフレーム同期が各フレームの先頭スロ
ットと第2スロットの先頭バイトの2バイトで構成さ
れ、スーパーフレーム同期が伝送多重制御信号の多重さ
れたスロットの後のスロットの先頭バイト、及びその次
のスロットの先頭バイトの2バイトを用いて同期捕捉を
行うことになる。
【0021】従って、同期バイトを取得するまで数スロ
ットを必要としていた。また、伝送多重制御信号がスー
パーフレームで完結するため、これを取得するのにスー
パーフレーム時間を要していた。また、最初のスーパー
フレーム同期取得に失敗すると、そのスーパーフレーム
期間の伝送多重制御信号は取得できず、スーパーフレー
ムを待つか、1スーパーフレーム分の伝送多重制御信号
を保持するメモリが必要であった。
【0022】本発明は、上記のような従来の課題を解決
されるためになされもので、回路規模を小さくすること
ができ、、且つ、C/N低下時等に伝送多重制御信号の
リードソロモン復号化に失敗しても、主信号の受信処理
を安定に継続することができ、又、C/Nが良好となっ
て、伝送多重制御信号のリードソロモン復号処理が正常
に戻った時の制御復帰の応答性を向上させることがで
き、更に、ひとつの物理チャンネルに含まれる番組を全
て記録、再生する際の同期捕捉を速やかに行うことがで
きる放送信号受信装置を提供することを目的とする。
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するため
に、 本発明の第の特徴は、主信号と伝送多重制御信号
が大周期単位で時分割多重された多重信号を受信し、前
記伝送多重制御信号によって前記主信号の受信制御を行
う放送信号受信装置において、受信された前記主信号と
この主信号の間にある時分割多重された小周期毎の伝送
多重制御信号の前記大周期内の位置関係を再配置すべ
く、前記主信号のみを連続配置し、残った場所に、前記
伝送多重制御信号を連続して配置する再配置手段と、前
記再配置された前記大周期毎の多重信号の主信号と伝送
多重制御信号をリードソロモン復号処理するリードソロ
モン復号化手段と、前記リードソロモン復号化された伝
送多重制御信号を復号化する復号手段と、この復号手段
により復号化された伝送多重制御信号を保持する第1の
保持手段と、前記復号化された周期遅れの伝送多重制御
信号を保持する第2の保持手段と、前記リードソロモン
復号化手段により発生されるリードソロモン復号時のエ
ラー信号により前記第1、第2の保持手段への伝送多重
制御信号の更新を制御する更新制御手段とを具備するこ
とにある。
【0027】本発明の第の特徴は、前記第1の保持手
段から周期遅れの前記伝送多重制御信号を前記第2の保
持手段に転送することにある。
【0028】本発明の前記更新制御手段は、前記伝送多
重制御信号のリードソロモン復号処理時にエラーが発生
した時、前記復号手段から得られる伝送多重制御信号を
前記第1の保持手段へ保持させることを中止し、且つ前
記第1の保持手段から前記伝送多重制御信号を前記第2
の保持手段に転送することを中止することを特徴とす
る。
【0029】
【0030】
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の放送信号受信装置
の第1の実施の形態を示したブロック図である。放送信
号受信装置はチューナ2、PSK復調装置3、ビタビ、
トレリス復号装置4、デインターリーブ装置5、エネル
ギー逆拡散装置6、リードソロモン復号装置(RS復号
装置)7、ビットストリーム分離装置8、伝送多重制御
信号復号装置9、デスクランブル装置20、映像音声デ
コード装置21、システム制御装置22、CRT23及
びスピーカ24から成っている。
【0032】ここでは、有料番組を含む放送が行われる
と仮定し、有料番組にはスクランブルが掛けられてお
り、視聴を許可された有料番組のスクランブルを解除す
るためのデスクランブル装置20をビットストリーム分
離装置8の後段に挿入してある。有料放送が無い場合に
は、デスクランブル装置20が省略されることになる。
【0033】次に本実施の形態の動作について説明す
る。チューナ2はアンテナ1を接続し、アンテナ1が受
信した12GHz帯の衛星放送の信号を140MHz帯
の信号に変換し、復調装置3に出力する。この時、チュ
ーナ2は所望の物理チャンネルの選択を行う。
【0034】PSK復調装置3では、受信信号がI軸
(In Phase)、Q軸(Quadrature Phasa)の各位相信号
に復調され、更にビタビ、トレリス復号装置4により、
映像、音声データに含まれた主信号と、図8に示される
ような複数事業者の多重形態を示す伝送多重制御信号の
ビタビ或いは、トレリス復号処理が行なわれる。ビタ
ビ、トレリス復号装置4の出力信号はデインターリーブ
装置5へ入力される。
【0035】以下、デインターリーブ装置5における信
号処理を説明する。デインターリーブ装置5の入力信号
は、図2(a)に示すような形態となっている。即ち、
図2(a)は1フレーム分の信号を示しており、フレー
ムの先頭から同期信号、伝送多重制御信号、同期信号と
続き、主信号が203シンボル毎に位相基準バースト信
号を挟んで入力される。
【0036】主信号については、参考文献に示される方
式のインターリーブの解除処理を行うため、メモリに書
き込まれる。ここで、伝送多重制御信号も同時にメモリ
に書き込まれる。次に主信号は、インターリーブの解除
を行うようにメモリから読み出される。
【0037】この時、図2(b)に示されるように、主
信号は、同期信号、伝送多重制御信号、位相基準バース
ト信号を抜いた形で、フレームの先頭から続けて読み出
しが行われる。これにより、スーパーフレームの最後尾
に伝送多重制御信号と位相基準バーストの時間分に相当
する時間が確保される。
【0038】ここで、デインターリーブ装置5は、メモ
リから伝送多重制御信号を読み出し、1スーパーフレー
ム単位で主信号と伝送多重制御信号を図2(b)に示す
ように再配置して時分割多重し、次段のエネルギー逆拡
散装置6に入力する。エネルギー逆拡散装置6は入力多
重信号のエネルギー逆拡散処理を行い、逆拡散処理され
た信号が更にリードソロモン復号装置7へ入力される。
【0039】リードソロモン復号装置7では、共通の回
路を用いて、主信号と伝送多重制御信号を時分割に(順
番に)復号する。リードソロモン符号の復号装置7の出
力信号の中の主信号はビットストリーム分離装置8へ入
力され、伝送多重制御信号は伝送制御信号復号装置9に
入力されて復号処理され、この伝送制御信号復号装置9
の出力信号(制御信号)を用いて、PSK復調装置3、
ビタビ、トレリス復号装置4及びビットストリーム分離
装置8の制御が行なわれる。
【0040】ビットストリーム分離装置8は、チューナ
2で選択された物理チャンネルに多重された複数事業者
のビットストリームの中で、視聴者が選択した事業者の
ビットストリームを分離して、デスクランブル装置20
へ出力する。この処理に先だって、ユーザがリモートコ
ントローラなどで見たいチャネルを選択すると、システ
ム制御部22はその選択情報を伝送多重制御信号復号装
置9に与えておく。従って、伝送多重制御信号復号装置
9からビットストリーム分離装置8に送られる制御信号
の中に前記選択情報も含まれている。
【0041】従って、ビットストリーム分離装置8は前
記選択情報に対応するビットストリームを分離する。図
8の例では、例えば事業者Aのビットストリームが選択
され、時間伸長されて出力される。
【0042】デスクランブル装置20では、放送事業者
との間の契約で、予め視聴が許可されている番組、或い
はPPV(Pay Per View)方式のような有料番組におい
て、視聴者が購入した番組だけをパケット単位でデスク
ランブルする。
【0043】デスクランブル装置20の出力信号は映像
音声デコード装置21に入力され、ここで、映像、音
声、或いはデータ等のデコードが行われる。
【0044】ビットストリーム分離装置8は、MPEG
2フォーマットのMP@HLフォーマット又は、MP@
MLフォーマットのTSデコードを伝送多重制御信号復
号装置9からの指示に従って行うことにより、ビットス
トリームの分離を行い、更に、映像音声デコード装置2
1によって供給されたMPEG形式で圧縮された映像デ
ータを伸張し、圧縮、伸張による映像データと音声デー
タの遅延時間調整をしてから、デジタル化された映像信
号をアナログのテレビジョン信号に変換し、CRT23
に映出させる。同時に、映像音声デコード装置21は、
供給された圧縮音声データを伸張し、アナログ音声信号
として、スピーカ24に出力する。
【0045】本実施の形態によれば、図2(b)に示す
ように、主信号は、図2(a)のフレーム先頭部分の同
期信号、伝送多重制御信号と主信号の間の位相基準バー
スト信号を抜いた形で、フレームの先頭から連続するよ
うにフレームを再構成し、更に、スーパーフレームの最
後尾に伝送多重制御信号と位相基準信号を纏めて挿入す
る構成とすることにより、リードソロモン復号装置7に
よって最初に主信号を復号化し、その後、伝送多重制御
信号を復号化することにより、1個のリードソロモン復
号装置7により、主信号と伝送多重制御信号の両方を時
分割で復号化することができ、その分、ハードウェアの
規模を縮小して、装置を小型且つ安価にすることができ
る。
【0046】尚、上記デインターリーブ装置5におい
て、前記メモリから読み出された信号に対して、MPE
G同期信号にすげ替えてフレーム同期信号、スーパーフ
レーム同期信号、伝送多重制御信号を付加し、フレーム
構造を再構築してもよい。
【0047】図3は本発明の放送信号受信装置の第2の
実施の形態を示したブロック図である。但し、図1に示
した第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付し、
且つ適宜その説明を省略する。
【0048】本例の放送信号受信装置の構成は第1の実
施の形態とほぼ同様であるが、異なる点は伝送多重制御
信号復号装置9により復号化された伝送多重制御信号を
一旦保持した後、PSK復調装置3、ビタビ、トレリス
復号装置4及びビットストリーム分離装置8に供給する
制御信号発生装置11を設けた点にある。
【0049】次に本実施の形態の動作について説明す
る。リードソロモン復号装置7によりリードソロモン復
号化された伝送多重制御信号は伝送多重制御信号復号装
置9に入力されて復号化され、復号化された伝送多重制
御信号が制御信号発生装置11に入力される。
【0050】図4はこの制御信号発生装置11の詳細構
成例を示した回路図であり、図5はその動作を説明する
タイミングチャートである。但し、ここではスーパーフ
レームをひとつの単位として示してある。
【0051】図5(a)はデインターリーブ装置5に入
力される主信号のタイミングを示し、SF0、SF1、
SF2、SF3、SF4の順番で入力され、SFに添付
されている番号はそれぞれスーパーフレーム番号0、
1、2、3、4の主信号という意味である。
【0052】図5(b)はデインターリーブ装置5に入
力される伝送多重制御信号のタイミングを示している。
図5(a)、(b)により、同一タイミングの主信号S
Fと伝送多重制御信号TMの添付番号の違いから、伝送
多重制御信号は主信号に対して2スーパーフレーム先に
伝送されることが分る。
【0053】図5(c)はデインターリーブ装置5のメ
モリへの信号のライト(write)とリード(read)のタイミ
ングを示した図である。上記した主信号SF0と伝送多
重制御信号TM2をメモリに書き込み、次のタイミング
で、主信号SF1と伝送多重制御信号TM3をメモリに
書き込むと共に、メモリから主信号SF0と伝送多重制
御信号TM2を読み出す。
【0054】従って、図5(d)、(e)に示すように
デインターリーブ装置5から、前記メモリより読み出さ
れた主信号SF0と伝送多重制御信号TM2が出力さ
れ、以下同様である。ここで、図5(d)、(g)に示
すように主信号は1スーパーフレーム遅延し、図5
(e)に示すように伝送多重制御信号も1スーパーフレ
ーム遅延している。
【0055】デインターリーブ装置5から出力された信
号はエネルギー逆拡散装置6により、エネルギー逆拡散
された後、リードソロモン復号装置7によりリードソロ
モン復号化され、主信号はビットストリーム分離装置8
へ、伝送多重制御信号は伝送多重制御信号復号装置9へ
送られる。
【0056】伝送多重制御信号復号装置9はリードソロ
モン復号化された伝送多重制御信号を復号し、得られた
伝送多重制御信号を制御信号発生装置11のアンドゲー
ト15を介してレジスタ13に保存し、更に、1スーパ
ーフレーム後に、レジスタ13の内容がアンドゲート1
6を介してレジスタ14に保存される。この際、伝送多
重制御信号更新制御装置12はアンドゲート15、16
を導通させ、アンドゲート17を遮断している。
【0057】ここで、制御信号発生装置11のレジスタ
13に保存された伝送多重制御信号は図5(f)のタイ
ミングで読み出されて、PSK復調装置3、ビタビ、ト
レリス復号装置4に供給され、これら装置の制御に用い
られる。
【0058】その後、レジスタ14に保存された伝送多
重制御信号が図5(h)のタイミングで読み出されて、
ビットストリーム分離装置8に供給され、装置8の制御
に用いられる。
【0059】従って、図5(f)の伝送多重制御信号T
M2、3、4はデインターリーブ処理前の主信号(図5
(a)のSF2、3、4)の処理に用られ、図5(h)
は、ビットストリーム分離装置8に用いる伝送多重制御
信号のタイミングを示しており、図5(f)で示した伝
送多重制御信号の使用タイミングより、1スーパーフレ
ーム遅延していることが分る。従って、レジスタ14内
ののデータはレジスタ13内のデータより1スーパーフ
レーム遅延したデータとなる。
【0060】ここで、本実施の形態では、リードソロモ
ン復号装置7から、伝送多重制御信号のリードソロモン
復号において、正しい復号が行われなかったことを示す
誤り判定信号(エラー信号)が制御信号発生装置11の
伝送多重制御信号更新制御装置12に送られる。
【0061】例えばC/Nが低下して、リードソロモン
復号装置7の誤り判定信号が誤り有りを示す時、これを
受けた伝送多重制御信号更新制御装置12は伝送多重制
御信号復号装置9からレジスタ13へのデータ転送、レ
ジスタ13から1ジスタ14へのデータ転送を禁止すべ
く、アンドゲート15、16を遮断する。これにより、
以降、レジスタ13、14は前記誤りが発生する前の伝
送多重制御信号を保持するため、PSK復調装置3、ビ
タビ、トレリス復号装置4、ビットストリーム分離装置
8の各装置へ伝送多重制御信号が破綻せずに、安定して
供給され、従って、受信動作が維持される。
【0062】次にC/Nが低下し、伝送多重制御信号の
更新が禁止された状態から、C/Nが改善し通常動作に
戻る場合の動作を説明する。この時、伝送多重制御信号
復号装置9において、参考文献に示される伝送多重制御
信号の変更指示ビットが、更新禁止状態から通常動作に
戻った状態に変わっている、即ち、変更が有ったことを
示している場合、伝送多重制御信号復号装置9からレジ
スタ13、レジスタ13からレジスタ14への更新禁止
を解除すると共に、アンドゲート17を導通させ、レジ
スタ14への伝送多重制御信号9の出力信号をアンドゲ
ート17を介して直接入力する。
【0063】この動作により、変更された伝送多重制御
信号がレジスタ13を介して1スーパーフレームの遅延
を経てレジスタ14へ送られて新たな伝送多重制御信号
に切替ること無く、伝送多重制御信号の切替が瞬時に行
え、C/Nの不良時から良好となった場合の制御復帰の
応答性が向上することになる。以下の動作は第1の実施
の形態と同様である。
【0064】本実施の形態によれば、回路規模を小さく
することができ、且つ、C/N低下時等に伝送多重制御
信号のリードソロモン復号化に失敗しても、主信号の受
信処理を安定に継続することができ、しかも、C/Nが
良好となって、伝送多重制御信号のリードソロモン復号
処理が正常に戻った時の制御復帰の応答性を向上させる
ことができる。
【0065】図6は本発明の放送信号受信装置の第3の
実施の形態を示したブロック図である。但し、図1に示
した第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付し、
且つ適宜その説明を省略する。
【0066】本例の放送信号受信装置の構成は第1の実
施の形態とほぼ同様であるが、異なる点は伝送多重制御
信号復号装置9により復号された伝送多重制御信号を再
度主信号と多重化する伝送多重制御信号多重装置10が
設けられ、この伝送多重制御信号多重装置10で多重化
された信号を記録再生する記録再生装置30が設けられ
ている点にあり、更に、信号選択装置18、19が設け
られている点にある。
【0067】次に本実施の形態の動作について説明す
る。本例のリードソロモン復号装置7までの動作は第1
の実施の形態と同じである。リードソロモン復号装置7
によりリードソロモン復号された信号の中で、主信号は
信号選択装置18を介してビットストリーム分離装置8
へ入力されると共に、伝送多重制御信号多重装置10へ
入力される。
【0068】一方、リードソロモン復号装置7の出力信
号の中で、伝送多重制御信号は信号選択装置19を介し
て伝送多重制御信号復号装置9へ入力され、ここで復号
された伝送多重制御信号がPSK復調装置3、ビタビ、
トレリス復号装置4及びビットストリーム分離装置8へ
供給されると共に、伝送多重制御信号多重装置10へ入
力される。
【0069】伝送多重制御信号多重装置10は、図2
(c)で示すように、入力される主信号と、この主信号
の存在しないスーパーフレームの最後尾にフレーム同期
信号、スーパーフレーム同期信号を続けて多重し、これ
ら同期信号に続けて伝送多重制御信号を1スーパーフレ
ーム分纏めて多重することにより、多重化信号を再構築
し、これを出力信号端子26から記録再生装置30へ送
って記録する。
【0070】その後、記録再生装置30に記録した多重
信号を再生すると、記録再生装置30から再生される再
生信号が入力信号端子25から入力される。この再生信
号は信号選択装置18を介してビットストリーム分離装
置8へ入力されると共に、信号選択装置19を介して伝
送多重制御信号復号装置9へ入力される。
【0071】伝送多重制御信号復号装置9は、図2
(c)の形式の多重信号から同期信号を抽出して同期捕
捉し、その後に多重されている伝送多重制御信号を抽出
し、これをビットストリーム分離装置8に供給する。こ
れにより、ビットストリーム分離装置8は入力される再
生信号の主信号の中から所望のビットストリームの分離
を行つて、デスクランブル装置20へ出力する。これ以
降の動作は前述の第1の実施の形態のそれと同じであ
る。
【0072】本実施の形態によれば、図9に示した事業
者A、B、C等、ひとつ物理チャンネルに含まれる全て
の事業者の番組を全て記録することができると共に、記
録される多重信号が図2(c)で示されるように主信号
の存在しないスーパーフレームの最後尾にフレーム同期
信号、スーパーフレーム同期信号を続けて多重している
ため、前記記録再生装置30から多重信号を再生する際
の同期捕捉を速やかに行うことができる。他の効果は図
1に示した第1の実施の形態とそれと同様である。
【0073】以上本発明の実施の形態について説明した
が、上記実施の形態中のビットストリームという表現
は、そのままトランスポートストリームという表現に換
えても当てはまるものである。
【0074】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の放
送信号受信装置によれば、回路規模を小さくすることが
でき、且つ、C/N低下時等に伝送多重制御信号のリー
ドソロモン復号化に失敗しても、主信号の受信処理を安
定に継続することができ、又、C/Nが良好となって、
伝送多重制御信号のリードソロモン復号処理が正常に戻
った時の制御復帰の応答性を向上させることができ、更
に、ひとつの物理チャンネルに含まれる番組を全て記
録、再生する際の同期捕捉を速やかに行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放送信号受信装置の第1の実施の形態
を示したブロック図である。
【図2】デインターリーブ装置におけるスーパーフレー
ム単位の信号の配置換え及び伝送多重制御信号多重装置
の多重信号の再構築方法を説明する模式図である。
【図3】本発明の放送信号受信装置の第2の実施の形態
を示したブロック図である。
【図4】図1に示した制御信号発生装置の詳細構成例を
示した回路図である。
【図5】図1に示した制御信号発生装置の動作を説明す
るタイミングチャートである。
【図6】本発明の放送信号受信装置の第3の実施の形態
を示したブロック図である。
【図7】受信される時分割多重信号の構造例を示した模
式図である。
【図8】BSデジタル放送方式において1つの物理チャ
ンネルの中に複数の事業者が多重されている様子を説明
する図である。
【図9】従来のBSデジタル放送方式の放送信号受信装
置の構成例を示したブロック図である。
【符号の説明】
1…アンテナ、2…チューナ、3…PSK復調装置、4
…ビタビ、トレリス復号装置、5…デインターリーブ装
置、6…エネルギー逆拡散装置、7…リードソロモン復
号装置(RS復号装置)、8…ビットストリーム分離装
置、9…伝送多重制御信号復号装置、10…伝送多重制
御信号多重装置、11…制御信号発生装置、12…伝送
多重制御信号更新制御装置、13,14…レジスタ、1
5、16、17…アンドゲート、18,19…信号選択
装置、20…デスクランブル装置、21…映像音声デコ
ード装置、22…システム制御装置、23…CRT、2
4…スピーカ、25…入力信号端子、26…出力信号端
子、30…記録再生装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04J 3/00 H04N 7/20 630 H04N 7/20 630 H03M 13/12 (72)発明者 相沢 雅己 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝 マルチメディア技術研究 所内 (72)発明者 所 健一 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ −・ブイ・イ−株式会社内 (56)参考文献 特開2000−59452(JP,A) 特開2000−36761(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04H 1/00 H03M 13/00 - 13/53 H04N 7/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主信号と伝送多重制御信号が大周期単位
    で時分割多重された多重信号を受信し、前記伝送多重制
    御信号によって前記主信号の受信制御を行う放送信号受
    信装置において、 受信された前記主信号とこの主信号の間にある時分割多
    重された小周期毎の伝送多重制御信号の前記大周期内の
    位置関係を再配置すべく、前記主信号のみを連続配置
    し、残った場所に、前記伝送多重制御信号を連続して配
    置する再配置手段と、 前記再配置された前記大周期毎の多重信号の主信号と伝
    送多重制御信号をリードソロモン復号処理するリードソ
    ロモン復号化手段と、 前記リードソロモン復号化された伝送多重制御信号を復
    号化する復号手段と、 この復号手段により復号化された伝送多重制御信号を保
    持する第1の保持手段と、 前記復号化された周期遅れの伝送多重制御信号を保持す
    る第2の保持手段と、前記リードソロモン復号化手段に
    より発生されるリードソロモン復号時のエラー信号によ
    り前記第1、第2の保持手段への伝送多重制御信号の更
    新を制御する更新制御手段と、 を具備することを特徴とする放送信号受信装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の保持手段から周期遅れの前記
    伝送多重制御信号を前記第2の保持手段に転送すること
    を特徴とする請求項記載の放送信号受信装置。
  3. 【請求項3】 前記更新制御手段は、前記伝送多重制御
    信号のリードソロモン復号処理時にエラーが発生した
    時、前記復号手段から得られる伝送多重制御信号を前記
    第1の保持手段へ保持させることを中止し、且つ前記第
    1の保持手段から前記伝送多重制御信号を前記第2の保
    持手段に転送することを中止することを特徴とする請求
    記載の放送信号受信装置。
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