JP3599761B2 - 燃料電池の暖機システム - Google Patents
燃料電池の暖機システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP3599761B2 JP3599761B2 JP24145993A JP24145993A JP3599761B2 JP 3599761 B2 JP3599761 B2 JP 3599761B2 JP 24145993 A JP24145993 A JP 24145993A JP 24145993 A JP24145993 A JP 24145993A JP 3599761 B2 JP3599761 B2 JP 3599761B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- fuel cell
- path
- region
- hydrogen storage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M8/00—Fuel cells; Manufacture thereof
- H01M8/04—Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids
- H01M8/04007—Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids related to heat exchange
- H01M8/04029—Heat exchange using liquids
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M8/00—Fuel cells; Manufacture thereof
- H01M8/24—Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells
- H01M8/241—Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells with solid or matrix-supported electrolytes
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M8/00—Fuel cells; Manufacture thereof
- H01M8/04—Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids
- H01M8/04082—Arrangements for control of reactant parameters, e.g. pressure or concentration
- H01M8/04089—Arrangements for control of reactant parameters, e.g. pressure or concentration of gaseous reactants
- H01M8/04119—Arrangements for control of reactant parameters, e.g. pressure or concentration of gaseous reactants with simultaneous supply or evacuation of electrolyte; Humidifying or dehumidifying
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M8/00—Fuel cells; Manufacture thereof
- H01M8/04—Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids
- H01M8/04223—Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids during start-up or shut-down; Depolarisation or activation, e.g. purging; Means for short-circuiting defective fuel cells
- H01M8/04225—Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids during start-up or shut-down; Depolarisation or activation, e.g. purging; Means for short-circuiting defective fuel cells during start-up
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M8/00—Fuel cells; Manufacture thereof
- H01M8/24—Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells
- H01M8/2457—Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells with both reactants being gaseous or vaporised
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M2250/00—Fuel cells for particular applications; Specific features of fuel cell system
- H01M2250/20—Fuel cells in motive systems, e.g. vehicle, ship, plane
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M8/00—Fuel cells; Manufacture thereof
- H01M8/04—Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids
- H01M8/04082—Arrangements for control of reactant parameters, e.g. pressure or concentration
- H01M8/04089—Arrangements for control of reactant parameters, e.g. pressure or concentration of gaseous reactants
- H01M8/04119—Arrangements for control of reactant parameters, e.g. pressure or concentration of gaseous reactants with simultaneous supply or evacuation of electrolyte; Humidifying or dehumidifying
- H01M8/04156—Arrangements for control of reactant parameters, e.g. pressure or concentration of gaseous reactants with simultaneous supply or evacuation of electrolyte; Humidifying or dehumidifying with product water removal
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T90/00—Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02T90/40—Application of hydrogen technology to transportation, e.g. using fuel cells
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Sustainable Development (AREA)
- Sustainable Energy (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Fuel Cell (AREA)
Description
【産業上の利用分野】
本発明は、燃料電池の暖機システムに関し、より詳しくは移動用燃料電池特に車両用燃料電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近時の環境問題すなわち大気汚染に対して電気自動車が注目され、蓄電池を搭載した電気自動車にあっては既に実用化の段階に入っている。しかし、蓄電池式車両は、電池の蓄電能力との関係で走行距離が比較的短く、また充電時間が長い等の解決に困難な問題を有しているため、これを解消し得る電気自動車として燃料電池式車両の出現が待たれている(特開平2ー168803号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
移動式燃料電池つまり燃料電池を車両に搭載する場合は、設置式燃料電池ではさほど問題とならないことが大問題となる場合がある。その一つに燃料電池が冷機状態で始動する場合の問題がある。この点について説明すると、燃料電池を車両動力源に用いた場合には、常に始動時から高負荷で使用されるとは限られず、また燃料電池は、発電ロスによる発熱が小さいために自己で暖機する能力が小さいという特性を有し、またその規定温度より低いときには、発電効率が極端に低くなるという特性を有することから、始動直後に十分なる動力を得るのが困難であるという問題がある。特に、固体高分子型燃料電池の場合には、発電効率つまりエネルギ変換効率が高いため、自己暖機能力が極めて小さい。
【0004】
車両に搭載する燃料電池として、水素ガスを燃料とする燃料電池を採用するときに、特開平2ー170369号公報に見られるように、水素ガスの貯蔵を水素吸蔵合金で行うことが知られている。水素吸蔵合金は安全性に優れているという利点があるものの、水素ガス放出反応が吸熱反応であるため熱源を要し、これを所定温度に維持して燃料電池に必要な放出圧力及び放出量を確保しなければならい。
【0005】
本発明の目的は、移動用燃料電池特に車両用燃料電池の燃料タンクに水素吸蔵合金を用いた場合に、始動冷機時に十分なる水素ガス量を確保して燃料電池の発電効率を向上するようにした燃料電池の暖機システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本願発明にあっては、水素ガスを燃料とする燃料電池と、該燃料電池に供給する水素ガスを貯蔵する水素貯蔵手段とを備え、前記燃料電池が冷機状態で始動するときに該燃料電池を暖機するための燃料電池の暖機システムであって、前記水素貯蔵手段が、常温で所定圧の水素ガスを放出する常温型水素吸蔵合金と、高温で所定圧の水素ガスを放出する高温型水素吸蔵合金とで構成されて、前記常温型水素吸蔵合金から前記燃料電池に水素ガスを供給する第1経路と、前記高温型水素吸蔵合金から前記燃料電池に水素ガスを供給する第2経路と、前記高温型水素吸蔵合金に付設され、前記高温型水素吸蔵合金を加温する循環液を循環させる循環液系と、該循環液系に設けられ前記循環液の温度を検出する循環液温度検出手段と、該循環液温度検出手段によって検出された前記循環液の温度に基づいて、前記第1経路と第2経路を択一的に切り換える経路切り換え手段と、前記循環液系に介装された電気加熱手段と、を備え、始動冷機時には、前記第1経路によって前記常温型水素吸蔵合金から前記燃料電池に水素ガスを供給すると共に該燃料電池の発電電力を前記電気加熱手段に供給し、前記循環液温度検出手段によって検出された前記循環液の温度が所定温度以上となったときには、前記経路切り換え手段によって、前記燃料電池への水素ガス供給が前記第1経路から第2経路に切り換えられ前記高温型水素吸蔵合金から前記燃料電池に水素ガス供給を経路する構成としている。
【0007】
【発明の作用及び効果】
本願発明によれば、始動冷機時には、常温で水素ガスを十分に放出する常温型水素吸蔵合金から燃料電池に水素ガスを供給するようにしてあると共に燃料電池の発電電力で高温型水素吸蔵合金を温めるようにしてあるため、始動直後から十分な水素ガスを供給して燃料電池の発電効率を高めることができると共に早期に高温型水素吸蔵合金による一層十分な量の且つ温かい水素ガスを燃料電池に供給することができ、これにより始動冷機時の発電効率を向上することができる。
【0008】
【実施例】
以下に本発明の実施例を添付した図面に基づいて説明する。
基本構成(図1、図2)
まず、本発明の実施例の基本となる燃料電池システムの概略的な構成を説明する。図1において、参照符号Aは燃料電池システムを示し、また符号1は、車両搭載用つまり移動用の燃料電池を示す。燃料電池1は、水素イオン伝導体を用いた低温動作型つまり100℃以下で動作する固体電解質燃料電池で構成されている。燃料電池1はポート1a〜1fを有し、これらポートのうち、対をなすポート1a、1bは水素ガス系L1に接続され、ポート1aから燃料としての水素ガスが導入され、余剰水素がポート1bから排出される。また、対をなすポート1c、1dは空気系L2に接続され、ポート1cから酸化剤としての空気が導入され、反応水を含む余剰空気がポート1dから排出される。また、対をなすポート1e、1fは冷却水循環系L3に接続され、ポート1eから冷却用及び加湿用の純水が導入され、ポート1fから排出される。
【0009】
水素ガス系L1は、水素ガス源としての水素吸蔵合金2を有し、水素吸蔵合金2には、ポンプ4とラジエータ6とからなる加温用循環水系L4が付設され、この循環水系L4によって水素吸蔵合金2は水素放出に必要とされる所定温度(規定温度)に保持される。水素吸蔵合金2と水素導入ポート1aとは水素供給管8を介して接続され、この供給管8には、水素吸蔵合金2側から燃料電池1側に向けて、順に、圧力調整弁9、圧力センサ10、ソレノイド式開閉弁12が介装されている。水素排出ポート1bは、水素排出管14を介して気/液分離器16に接続され、排出管14には逆止弁18が介装されて、この逆止弁18により分離器16側から水素吸蔵合金2側への逆流が禁止される。また、水素ガス系L1は、分離器16で分離された水素ガスを供給管8に還流する水素還流管20を有する。すなわち、還流管20は、その上流端が分離器16に接続され、下流端が水素供給管8より詳しくは供給管8のソレノイド弁12よりも下流側部分に接続され、水素還流管20には、分離器16から供給管8に向けて、順に、ポンプ22、脱イオンフィルタ24、逆止弁26が介装され、この逆止弁26により、供給管8から分離器16に向けての逆流が禁止される。
【0010】
空気系L2は、空気導入ポート1cに接続された空気供給管30と、空気排出ポート1dに接続された排気管32とを有する。空気供給管30には、その上流端から燃料電池1に向けて、順に、空気圧縮機34、逆止弁36、脱イオンフィルタ38、ソレノイド弁40が設けられている。空気圧縮機34は電動モータ42により駆動され、圧縮機34から吐出された加圧空気は、ソレノイド弁40による流量制御の下で燃料電池1に供給される。他方、排気管32には、燃料電池1から下流端に向けて、順に、温度センサ41、凝縮器42、スロットル44、消音器46が設けられ、ポート1dから吐出された余剰空気は、その含有水分を凝縮器42で取り除いた後に大気に放出される。他方、凝縮器42で分離された水分(燃料電池1の反応生成水)は配管48を通って貯水タンク50に蓄えられる。
【0011】
冷却水循環系L3は、水素吸蔵合金用循環水系L4から独立した経路で構成されている。すなわち、冷却水系L3は、貯水タンク50と水導入ポート1eとに接続された水供給管52と、貯水タンク50と排水ポート1fとに接続された還流管54とを有する。水供給管52には、貯水タンク50から燃料電池1に向けて、順に、ポンプ56、3方形弁58、電動ファン59を備えたラジエータ60、脱イオンフィルタ62が介装され、ポンプ56はその駆動速度が無段階に調整可能とされている。水供給管52には、また、ラジエータ60をバイパスするバイパス管66が設けられ、バイパス管66は、その上流端が3方形弁58に接続され、下流端が、ラジエータ60と脱イオンフィルタ62との間に接続されている。この冷却水循環系L3の流路は、3方形弁58の切り換えによって、ラジエータ60を通る積極的な自然放熱態様と、ラジエータ60をバイパスしてバイパス管66を通る消極的な自然放熱態様とに選択的に変更される。ここに、燃料電池1用の系L3と、水素吸蔵合金2用の系L4とが別経路で構成されているため、燃料電池1の規定温度と、水素吸蔵合金2の規定温度とが異なっる場合であっても、容易に対応することが可能であり、また、水素吸蔵合金2用の循環水として、純水に限定されることはないという利点がある。
【0012】
尚、図中、符号70は排水管で、排水管70は、分離器16と貯水タンク50とに接続され、分離器16内の水はソレノイド式開閉弁72を開弁させることにより系外に排出され、貯水タンク50内の水はソレノイド式開閉弁74を開弁させることにより系外に排出される。
【0013】
燃料電池システムAは、例えばマイクロコンピュータで構成されたコントロールユニット(図示せず)を有し、コントロールユニットにより下記の制御が行われる。
コントロールユニットによる制御の概要を説明すると、燃料電池1の暖機の促進及び冷却水の急激な温度変化の防止のために、ここでは温度センサ41で検出された排出空気の温度に応じて、冷却水循環用ポンプ56のON/OFF制御、3方形弁58の切り換え制御、循環用ポンプ56の駆動速度制御並びに電動ファン59のON/OFF制御が行われる。尚、温度センサを水素排出管14の上流端つまり水素排出ポート1bの近傍に設け、燃料電池1から排出された水素ガスの温度に応じて上述した制御を行うようにしてもよい。
【0014】
以下に、図2を参照して、制御の内容を具体的に説明する。ここで、同図に示す領域Iは、燃料電池1の温度が非常に低い運転状態にある。領域IIは、燃料電池1の温度が少し上昇した運転状態にある。領域III 及び領域IVは、燃料電池1の温度がほぼその規定動作温度にある運転状態にあり、このうち領域III は燃料電池1の規定動作温度或いはそれよりも若干低い温度状態にあり、領域IVは燃料電池1の規定動作温度或いはそれよりも若干高い温度状態にある。領域Vは、燃料電池1の温度がその規定動作温度を越えた運転状態にある。
以上のことを前提として、各領域毎に分けて当該領域での制御内容を以下に説明する。
【0015】
領域Iにおける制御
循環用ポンプ56の作動が停止される。これにより、系L3における冷却水はその流動が停止され、冷却水が系L3を循環することによる自然放熱が抑えられることになる。従って、燃料電池1の動作に伴う発熱の全てを燃料電池1の暖機に利用することができる。勿論、この領域Iでは、電動ファン59は作動停止状態とされる。
【0016】
領域 II における制御
循環用ポンプ56が、これを駆動する電動モータの負荷に負担をかけない程度の極低速回転で駆動される。また、3方形弁58は、冷却水をバイパス管66に導く消極的な自然放熱態様とされる。この領域IIは燃料電池1がその規定動作温度に到達していない運転状態にあり、従ってゆっくりと冷却水が循環する系L3は、燃料電池1の冷却機能を最低限に抑えつつ燃料電池1に対して加湿水を継続的に供給することになる。勿論、この領域IIでは、電動ファン59が作動停止状態とされる。
【0017】
領域 III における制御
循環用ポンプ56が、領域IIと同様に、これを駆動する電動モータの負荷に負担をかけない程度の極低速回転で駆動される。この領域III は、燃料電池1がほぼその規定温度或いは若干低い温度での運転状態にあり、燃料電池1のこの温度状態を維持すべく、3方形弁58は、冷却水をラジエータ60に導く積極的な自然放熱態様とされる。他方、電動ファン59は作動停止状態とされる。従って、この領域III では、冷却水は、ラジエータ60を通過しながら系L3をゆっくりと循環して、燃料電池1の温度を低下させない程度の放熱が行われる。
【0018】
領域 IV における制御
循環用ポンプ56が、領域II、領域III と同様に、これを駆動する電動モータの負荷に負担をかけない程度の極低速回転で駆動される。この領域IVは、燃料電池1がほぼその規定温度或いは若干高い温度での運転状態にあり、この燃料電池1の温度状態を維持すべく、3方形弁58は、冷却水をラジエータ60に導く態様とされ、また電動ファン59が作動状態とされて、ファン59の作動による強制放熱態様とされる。従って、この領域IVでは、冷却水は、ファン59により放熱が強制されたラジエータ60を通過しながら系L3をゆっくりと循環して、燃料電池1の温度を上昇させない程度の強制放熱が行われる。
【0019】
領域Vにおける制御
循環用ポンプ56は、排出空気つまり燃料電池1の温度上昇に応じて、その回転速度が増速される。また、3方形弁58は、領域III 、領域IVと同様に、冷却水をラジエータ60に導く態様とされ、また電動ファン59が作動状態とされて、ファン59の作動に伴う強制放熱態様とされる。従って、この領域Vでは、冷却水は、ファン59により放熱が強制されたラジエータ60を通過しながら系L3を循環し、また燃料電池1の温度が高くなる程、系L3を流動する冷却水の流量が増大されることになる。これにより、系L3は、燃料電池1の温度に応じた冷却能力を発揮することになる。
【0020】
以上の制御により、燃料電池1が冷機始動されたときには、冷却水の循環停止によって燃料電池1は自己の発熱により昇温することになる。また燃料電池1がある程度暖まった後にあっては、燃料電池1の温度状態に応じた放熱態様に選択的に切り換えられるため、冷却水の急激な温度変化を防止することができる。尚、上記の制御において、温度センサを還流管54の上流端つまり排水ポート1fの近傍に設け、燃料電池1から排出された冷却水の温度に基づいて、領域IIと領域III と間の切り換え、領域III と領域IVとの間の切り換え、領域IVと領域Vとの間の切り換えを行うようにしてもよい。
【0021】
図3以降の図面は、本発明の実施例を示すもので、この実施例の説明において、基本構成と同一の要素には同一の参照符号を付すことによりその説明を省略し、また同一の要素が複数設けられているときには、『A』『B』を付して識別することにする。以下に実施例の特徴部分について説明する。
実施例(図3〜図5)
図3は、システムAに含まれる要素の一部を省略して描いてある。本実施例にあっては、水素ガス系L1は、2つの種類の異なる水素吸蔵合金2A、2Bを有する。第1の水素吸蔵合金2Aは、約60〜80℃で水素ガスを放出する高温型であり、第2の水素吸蔵合金2Bは、約20℃で水素ガスを放出する常温型である。高温型水素吸蔵合金(以下、高温型MHという)2Aに接続された第1枝管8aと、常温型水素吸蔵合金(以下、常温型MHという)2Bに接続された第2枝管8bとは共通供給管8に合流されて燃料電池1の水素導入ポート1aに連通されている。第1枝管8aには第1ソレノイド式開閉弁12Aが介装され、第2枝管8bには第2ソレノイド式開閉弁12Bが介装されている。また、高温型MH2Aには加温用循環水系L4が付設され、この循環水系L4には、循環水加熱用のヒータ76が設けられている。また循環水系L4の主配管78には、冷却水循環系L3との間で熱交換する熱交換器80と、この熱交換器80をバイパスするバイパス管82とが設けられ、バイパス管82と主配管78との間の2つの接続部には、夫々、3方形弁84、86が設けられている。ヒータ76には、車両に搭載されたバッテリ又は燃料電池1から選択的に電力が供給される。
【0022】
また、冷却水循環系L3には、貯水タンクを兼用した気/液分離器88が設けられている。また、ラジエータ60とバイパス管66とは、排水ポート1fから排出された冷却水を分離器88へ導く還流管54に設けられ、他方、分離器88内の水を水導入ポート1eへ導く水供給管52に、上述した熱交換器80が介装され、この熱交換器80によって燃料電池用循環水系L3と水素吸蔵合金用循環水系L4との間の熱移動が行われる。図中、符号90、91は温度センサであり、センサ90は、燃料電池1から排出された冷却水の温度を検出するものである。センサ91は、高温型MH2Aから排出された循環水の温度を検出するものである。
【0023】
本実施例における制御を、始動制御とその後の通常制御とに分けて説明する。
始動制御
(1) 燃料電池1の始動時には、第1ソレノイド弁12Aが閉じられ、他方、第2ソレノイド弁12Bが開かれて、常温型MH2Bで放出された水素ガスが燃料電池1に供給される。
(2) 燃料電池1の始動に伴う出力電力はポンプ4及びヒータ76に供給され、ヒータ76で循環水系L4の循環水を加熱することによって高温型MH2Aの加温が行われる。
(3) 温度センサ91で検出された循環水の温度が、高温型MH2Aの規定温度以上つまり高温型MH2Aが規定圧力以上の圧力で水素ガスを放出する温度以上になったときに、第1ソレノイド弁12Aが開かれ、第2ソレノイド弁12Bが閉じられて、燃料電池1への水素供給が、常温型MH12Bから高温型MH12Aに変更され、その後下記の通常制御に切り換えられる。
【0024】
通常制御
通常制御は、図4或いは図5に示すマップに基づいて、ヒータ76のON/OFF制御、3方形弁84、86の切り換え制御、3方形弁58の切り換え制御が行われる。尚、この通常制御では、系L4のポンプ4及び系L3のポンプ56は常時作動している。
【0025】
以下に、通常制御について詳しく説明するが、この説明において、燃料電池1の温度つまり温度センサ90で検出された冷却水の温度をFC温度と記し、水素吸蔵合金2Aの温度つまり温度センサ91で検出された循環水の温度をMH温度と記す。
I〕高温型MH2Aの循環水規定温度が燃料電池1の冷却水規定温度よりも高い場合(MH規定温度>FC規定温度)。この場合には、図4に示すマップに基づいて制御が行われる。
領域I(MH<規定温度、FC<規定温度、MH温度>FC温度)
この領域Iは、MH温度及びFC温度が共に規定温度よりも低く、またMH温度がFC温度よりも高い領域である。
領域Iにおいては、ヒータ76がONされ、系L4は、3方形弁84、86により、熱交換器80をバイパスする経路つまり循環水がバイパス管82を通過する経路が形成される。これにより、系L3と系L4との間の熱移動が禁止され、高温型MH2Aは、ヒータ76で昇温された循環水により加温されて、この高温型MH2Aの水素放出が促進されることになる。尚、この領域では、系L3は、3方形弁58により、ラジエータ60をバイパスする経路つまり冷却水がバイパス管66を通過する経路が形成される。従って、冷却水がラジエータ60を通過することに伴う積極的な放熱を抑えつつ、燃料電池1の作動に伴う発熱により燃料電池1の昇温が行われることになる。
【0026】
領域 II (MH<規定温度、FC>規定温度、MH温度>FC温度)
この領域IIは、MH温度が規定温度よりも低く、他方FC温度が規定温度よりも高く、またMH温度がFC温度よりも高い領域である。
領域IIにおいては、ヒータ76がONされ、系L4は、循環水が熱交換器80をバイパスしてバイパス管82を通過する経路が形成される。他方、系L3は、3方形弁58により、冷却水がラジエータ60を通過する経路が形成される。
これにより、系L3と系L4との間の熱移動が禁止され、高温型MH2Aは、ヒータ76で昇温された循環水により加温されて、この高温型MH2Aの水素放出が促進され、他方、系L3の冷却水はラジエータ60により積極的に放熱されることになる。
【0027】
領域 III (MH>規定温度、FC<規定温度、MH温度>FC温度)
この領域III は、MH温度が規定温度よりも高く、他方FC温度が規定温度よりも低く、更にMH温度がFC温度よりも高い領域である。
領域III においては、ヒータ76がOFFされ、系L4は、循環水が熱交換器80を通過する経路が形成される。他方、系L3は、冷却水がバイパス管66を通過する経路が形成される。
これにより、系L4の循環水が含有する熱は、熱交換器80を介して、系L3の冷却水に向けて移動され、燃料電池1の昇温に利用されることになる。
【0028】
領域 IV (MH>規定温度、FC>規定温度、MH温度>FC温度)
この領域IVは、MH温度及びFC温度が共に規定温度よりも高く、またMH温度がFC温度よりも高い領域である。
領域IVにおいては、ヒータ76がOFFされ、系L4は、循環水が熱交換器80を通過する経路が形成される。他方、系L3は、冷却水がラジエータ60を通過する経路が形成される。
これにより、系L4の循環水が含有する熱は、熱交換器80を介して、系L3の冷却水に向けて移動され、ラジエータ60を利用して放熱されることになり、系L4の放熱を促進することが可能になる。
【0029】
領域V(MH<規定温度、FC<規定温度、MH温度<FC温度)
この領域Vは、MH温度及びFC温度が共に規定温度よりも低く、またMH温度がFC温度よりも低い領域である。
領域Vにおいては、ヒータ76がONされ、系L4は、循環水が熱交換器80を通過する経路が形成される。他方、系L3は、冷却水がバイパス管66を通過する経路が形成される。
これにより、系L3の冷却水の熱が熱交換器80を介して系L4の循環水に与えられ、高温型MH2Aは、冷却水からの受け取った熱とヒータ76とで加熱されてその昇温が促進されることになる。
【0030】
領域 VI (MH<規定温度、FC>規定温度、MH温度<FC温度)
この領域VIは、MH温度が規定温度よりも低く、他方FC温度が規定温度よりも高く、更にMH温度がFC温度よりも低い領域である。
領域VIにおいては、ヒータ76がONされ、系L4は、循環水が熱交換器80を通過する経路が形成される。他方、系L3は、冷却水がラジエータ60を通過する経路が形成される。
これにより、系L3の冷却水の熱は、ラジエータ60による放熱に加えて、熱交換器80を介して系L4の循環水に与えられ、これにより系L3の冷却水の放熱の促進に加えて高温型MH2Aの昇温を促進することができる。
【0031】
領域 VII (MH>規定温度、FC>規定温度、MH温度<FC温度)
この領域VII は、MH温度及びFC温度が共に規定温度よりも高く、またMH温度がFC温度より低い領域である。
領域VII においては、ヒータ76がOFFされ、系L4は、循環水がバイパス管82を通過する経路が形成される。他方、系L3は、冷却水がラジエータ60を通過する経路が形成される。
これにより、系L3と系L4とは熱的な移動が禁止され、系L3にあっては冷却水がラジエータ60を通過することによる放熱が行われ、他方、系L4にあっては循環水が系L4の経路を流動することに伴って自然放熱が行われ、また水素吸蔵合金2のガス放出は吸熱反応であるため、高温型MH2Aは、ガス放出に伴って自らその温度が低下する。
【0032】
II〕高温型MH2Aの循環水規定温度が燃料電池1の冷却水規定温度よりも低い場合(MH規定温度<FC規定温度)。この場合には、図5に示すマップに基づいて制御が行われる。
領域 XI (MH<規定温度、FC<規定温度、MH温度>FC温度)
この領域XIは、MH温度及びFC温度が共に規定温度よりも低く、またMH温度がFC温度よりも高い領域である。
領域XIにおいては、ヒータ76がONされ、系L4は、循環水が熱交換器80をバイパスしてバイパス管82を通過する経路が形成される。これにより、系L3と系L4との間の熱移動が禁止され、高温型MH2Aは、ヒータ76で昇温された循環水により加熱されて、この高温型MH2Aの水素放出が促進されることになる。尚、この領域では、系L3は、冷却水がラジエータ60をバイパスしてバイパス管66を通過する経路が形成される。従って、冷却水がラジエータ60を通過することに伴う積極的な放熱を抑えつつ、燃料電池1の作動に伴う発熱により燃料電池1の昇温が行われることになる。
【0033】
領域 XII (MH>規定温度、FC<規定温度、MH温度>FC温度)
この領域XII は、MH温度が規定温度よりも高く、他方FC温度が規定温度よりも低く、更にMH温度がFC温度よりも高い領域である。
領域XII においては、ヒータ76がOFFされ、系L4は、循環水が熱交換器80を通過する経路が形成される。他方、系L3は、冷却水がバイパス管66を通過する経路が形成される。
これにより、系L3の循環水の熱は熱交換器80を介して系L4の冷却水に伝達されることになる。従って、系L4の循環水の放熱を促進しつつ、この循環水の熱を利用して燃料電池1の昇温を促進することができる。
【0034】
領域 XIII (MH>規定温度、FC>規定温度、MH温度>FC温度)
この領域XIIIは、MH温度及びFC温度が共に規定温度よりも高く、またMH温度がFC温度よりも高い領域である。
領域XIIIにおいては、ヒータ76がOFFされ、系L4は、循環水が熱交換器80を通過する経路が形成される。他方、系L3は、冷却水がラジエータ60を通過する経路が形成される。
これにより、系L4の循環水が含有する熱は、熱交換器80を介して、系L3の冷却水に向けて移動され、系L3のラジエータ60を利用して放熱されることになり、系L4を循環する循環水の放熱を促進することが可能になる。
【0035】
領域 XIV (MH<規定温度、FC<規定温度、MH温度<FC温度)
この領域XIV は、MH温度及びFC温度が共に規定温度よりも低く、またMH温度がFC温度よりも低い領域である。
領域XIV においては、ヒータ76がONされ、系L4は、循環水が熱交換器80を通過する経路が形成される。他方、系L3は、冷却水がバイパス管66を通過する経路が形成される。
これにより、系L3の冷却水の熱が熱交換器80を介して系L4の循環水に与えられ、これによりヒータ76と共に高温型MH2Aの昇温を促進することができる。
【0036】
領域 XV (MH<規定温度、FC>規定温度、MH温度<FC温度)
この領域XVは、MH温度が規定温度よりも低く、他方FC温度が規定温度よりも高く、またMH温度がFC温度よりも低い領域である。
領域XVにおいては、ヒータ76がONされ、系L4は、循環水が熱交換器80を通過する経路が形成される。他方、系L3は、冷却水がラジエータ60を通過する経路が形成される。
これにより、系L3の冷却水の熱は、ラジエータ60による放熱に加えて、熱交換器80を介して系L4の循環水に与えられ、これにより系L3の冷却水の放熱の促進に加えて高温型MH2Aの昇温を促進することができる。
【0037】
領域 XVI (MH>規定温度、FC<規定温度、MH温度<FC温度)
この領域XVI は、MH温度が規定温度よりも高く、他方FC温度が規定温度よりも低く、またMH温度がFC温度よりも低い領域である。
領域XVI においては、ヒータ76がOFFされ、系L4は、循環水がバイパス管82を通過する経路が形成される。他方、系L3は、冷却水がバイパス管66を通過する経路が形成される。
これにより、系L3と系L4との間の熱移動が禁止され、系L3にあっては燃料電池1が動作することに伴う発熱により昇温し、他方、系L4にあっては循環水が系L4の経路を流動することに伴う自然放熱が行われる。
【0038】
領域 XVII (MH>規定温度、FC>規定温度、MH温度<FC温度)
この領域XVIIは、MH温度及びFC温度が共に規定温度よりも高く、またMH温度がFC温度よりも低い領域である。
領域XVIIにおいては、ヒータ76がOFFされ、系L4は、循環水がバイパス管82を通過する経路が形成される。他方、系L3は、冷却水がラジエータ60を通過する経路が形成される。
これにより、系L3と系L4との間の熱移動が禁止され、系L3にあっては冷却水がラジエータ60を通過することにより、その放熱が行われ、他方、系L4にあっては循環水が系L4の経路を流動することに伴う自然放熱が行われる。
【0039】
通常制御の変形例
上述した通常制御の変形例を以下に説明する。説明の都合上、上述した通常制御を第1制御と呼び、この変形例を変形制御と呼ぶ。変形制御においても、図4或いは図5に示すマップに基づいて、ヒータ76のON/OFF制御、3方形弁84、86の切り換え制御、3方形弁58の切り換え制御が行われる。また、系L4のポンプ4及び系L3のポンプ56は常時作動している。
【0040】
I〕高温型MH2Aの循環水規定温度が燃料電池1の冷却水規定温度よりも高い場合(MH規定温度>FC規定温度:図4に示すマップに基づく)。
領域I(MH<規定温度、FC<規定温度、MH温度>FC温度)
系L3は、冷却水がバイパス管66を通過する経路が形成される。他方、系L4にあっては、ヒータ76はONされるが、第1制御と異なり、循環水が熱交換器80を通過する経路が形成される。これにより、循環水の熱が熱交換器80を介して冷却水に伝達されるため、ヒータ76によって高温型MH2Aと共に燃料電池1を加熱することできる。
【0041】
領域 II (MH<規定温度、FC>規定温度、MH温度>FC温度)
第1制御と同様に、ヒータ76がONされ、系L4は、循環水がバイパス管82を通過する経路が形成される。他方、系L3は、冷却水がラジエータ60を通過する経路が形成される。
領域 III (MH>規定温度、FC<規定温度、MH温度>FC温度)
第1制御と同様に、ヒータ76がOFFされ、系L4は、循環水が熱交換器80を通過する経路が形成される。他方、系L3は、冷却水がバイパス管66を通過する経路が形成される。
【0042】
領域 IV (MH>規定温度、FC>規定温度、MH温度>FC温度)
第1制御と同様に、系L3にあっては、冷却水がラジエータ60を通過する経路が形成され、他方、系L4にあっては、ヒータ76がOFFされるが、第1制御と異なり、循環水がバイパス管82を通過する経路が形成される。
これにより、これにより系L3と系L4とは熱的に遮断され、系L3にあっては、ラジエータ60により放熱され、系L4にあっては循環水が系L4の経路を流動することに伴って自然放熱が行われ、また吸熱反応であるガス放出に伴って、高温型MH2Aは自らその温度が低下する。
【0043】
領域V(MH<規定温度、FC<規定温度、MH温度<FC温度)
第1制御と同様に、ヒータ76がONされ、系L4は、循環水が熱交換器80を通過する経路が形成される。他方、系L3は、冷却水がバイパス管66を通過する経路が形成される。
領域 VI (MH<規定温度、FC>規定温度、MH温度<FC温度)
第1制御と同様に、循環水が熱交換器80を通過する経路が形成されるが、第1制御と異なり、系L4ではヒータ76がOFFされ、系L3にあっては、冷却水がバイパス管66を通過する経路が形成される。
これにより、熱交換器80を介して系L4の循環水に伝熱することにより、系L3の冷却水が放熱され、また、これによりヒータ76をONすることなく系L3の循環水を昇温することができる。従って、変形制御によれば、第1制御に比べて、循環水を加熱するためのエネルギを省くことが可能になる。
領域 VII (MH>規定温度、FC>規定温度、MH温度<FC温度)
第1制御と同様に、ヒータ76がOFFされ、系L4は、循環水がバイパス管82を通過する経路が形成される。他方、系L3は、冷却水がラジエータ60を通過する経路が形成される。
【0044】
II〕高温型MH2Aの循環水規定温度が燃料電池1の冷却水規定温度よりも低い場合(MH規定温度<FC規定温度:図5に示すマップに基づく)。
領域 XI (MH<規定温度、FC<規定温度、MH温度>FC温度)
第1制御と同様に、系L3は、冷却水がバイパス管66を通過する経路が形成され、系L4ではヒータ76がONされるが、第1制御と異なり、循環水が熱交換器80を通過する経路が形成される。
これにより、循環水の熱が熱交換器80を介して冷却水に伝達されるため、ヒータ76によって高温型MH2Aと共に燃料電池1を加熱することできる。
【0045】
領域XII (MH>規定温度、FC<規定温度、MH温度>FC温度)
第1制御と同様に、ヒータ76がOFFされ、系L4は、循環水が熱交換器80を通過する経路が形成される。他方、系L3は、冷却水がバイパス管66を通過する経路が形成される。
領域XIII(MH>規定温度、FC>規定温度、MH温度>FC温度)
第1制御と同様に、ヒータ76がOFFされ、系L4は、循環水が熱交換器80を通過する経路が形成される。他方、系L3は、冷却水がラジエータ60を通過する経路が形成される。
領域XIV (MH<規定温度、FC<規定温度、MH温度<FC温度)
第1制御と同様に、系L3にあっては、冷却水がバイパス管66を通過する経路が形成され、系L4にあっては、ヒータ76がONされるが、第1制御と異なり、循環水がバイパス管82を通過する経路が形成される。
これにより、系L3と系L4とは熱的に遮断され、燃料電池1は、その作動に伴う発熱により昇温し、他方、高温型MH2Aにあっては、ヒータ76によって加熱されることになる。
【0046】
領域 XV (MH<規定温度、FC>規定温度、MH温度<FC温度)
第1実施例と同様に、系L4は、循環水が熱交換器80を通過する経路が形成されが、第1実施例と異なりヒータ76がOFFされ、また系L3では、冷却水がバイパス管66を通過する経路が形成される。
これにより、系L3の冷却水の熱は、ラジエータ60で放熱されることなく、熱交換器80を介して系L4の循環水に与えられ、これにより高温型MH2Aの加温に用いられることになる。従って、変形制御によれば、ヒータ76をONする第1制御に比べて、高温型MH2Aを加温するためのエネルギを省くことができる。
【0047】
領域 XVI (MH>規定温度、FC<規定温度、MH温度<FC温度)
第1制御と同様に、ヒータ76がOFFされ、系L4は、循環水がバイパス管82を通過する経路が形成される。他方、系L3は、冷却水がバイパス管66を通過する経路が形成される。
領域 XVII (MH>規定温度、FC>規定温度、MH温度<FC温度)
第1実施例と同様に、ヒータ76がOFFされ、系L4は、循環水がバイパス管82を通過する経路が形成される。他方、系L3は、冷却水がラジエータ60を通過する経路が形成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の基本となる燃料電池システムの全体構成図。
【図2】図1の燃料電池システムにおける制御内容の説明図。
【図3】本発明の実施例の燃料電池システムにおける部分構成図
【図4】本発明の実施例において水素吸蔵合金の規定温度が燃料電池の規定温度よりも高い場合の制御マップ。
【図5】本発明の実施例において水素吸蔵合金の規定温度が燃料電池の規定温度よりも低い場合の制御マップ。
【符号の説明】
A 燃料電池システム
L1 水素ガス系
L2 加圧空気系
L3 冷却水循環系
L4 水素吸蔵合金加温用循環水系
1 燃料電池
2A 水素吸蔵合金(高温型)
2B 水素吸蔵合金(常温型)
9 ソレノイド弁
32 排気管
34 空気圧縮機
42 気/液分離器
50 貯水タンク
76 水素吸蔵合金加温用循環水系に設けられたヒータ
80 熱交換器
92 冷却水加熱用ヒータ
Claims (1)
- 水素ガスを燃料とする燃料電池と、該燃料電池に供給する水素ガスを貯蔵する水素貯蔵手段とを備え、前記燃料電池が冷機状態で始動するときに該燃料電池を暖機するための燃料電池の暖機システムであって、
前記水素貯蔵手段が、常温で所定圧の水素ガスを放出する常温型水素吸蔵合金と、高温で所定圧の水素ガスを放出する高温型水素吸蔵合金とで構成されて、
前記常温型水素吸蔵合金から前記燃料電池に水素ガスを供給する第1経路と、前記高温型水素吸蔵合金から前記燃料電池に水素ガスを供給する第2経路と、
前記高温型水素吸蔵合金に付設され、前記高温型水素吸蔵合金を加温する循環液を循環させる循環液系と、
該循環液系に設けられ前記循環液の温度を検出する循環液温度検出手段と、
該循環液温度検出手段によって検出された前記循環液の温度に基づいて、前記第1経路と第2経路を択一的に切り換える経路切り換え手段と、
前記循環液系に介装された電気加熱手段と、を備え、
始動冷機時には、前記第1経路によって前記常温型水素吸蔵合金から前記燃料電池に水素ガスを供給すると共に該燃料電池の発電電力を前記電気加熱手段に供給し、
前記循環液温度検出手段によって検出された前記循環液の温度が所定温度以上となったときには、前記経路切り換え手段によって、前記燃料電池への水素ガス供給が前記第1経路から第2経路に切り換えられ前記高温型水素吸蔵合金から前記燃料電池に水素ガス供給を経路する、
ことを特徴とする燃料電池の暖機システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24145993A JP3599761B2 (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | 燃料電池の暖機システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24145993A JP3599761B2 (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | 燃料電池の暖機システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0794202A JPH0794202A (ja) | 1995-04-07 |
JP3599761B2 true JP3599761B2 (ja) | 2004-12-08 |
Family
ID=17074635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24145993A Expired - Lifetime JP3599761B2 (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | 燃料電池の暖機システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3599761B2 (ja) |
Families Citing this family (49)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7482085B2 (en) | 1996-06-07 | 2009-01-27 | Bdf Ip Holdings Ltd. | Apparatus for improving the cold starting capability of an electrochemical fuel cell |
US6479177B1 (en) | 1996-06-07 | 2002-11-12 | Ballard Power Systems Inc. | Method for improving the cold starting capability of an electrochemical fuel cell |
JP3354814B2 (ja) * | 1996-11-12 | 2002-12-09 | 三菱重工業株式会社 | 潜水調査船用ハイブリッド式電源設備 |
JP3571167B2 (ja) * | 1997-03-26 | 2004-09-29 | 三洋電機株式会社 | 固体高分子電解質型燃料電池、セルユニット及び燃料の供給方法 |
JP2001118593A (ja) * | 1999-08-06 | 2001-04-27 | Denso Corp | 燃料電池システム |
JP4534281B2 (ja) * | 1999-11-24 | 2010-09-01 | 株式会社デンソー | 燃料電池システム |
DE19962684A1 (de) * | 1999-12-23 | 2001-07-26 | Siemens Ag | Brennstoffzellenanlage als Antriebseinheit für ein Fahrzeug |
US6195999B1 (en) * | 2000-01-06 | 2001-03-06 | General Motors Corporation | Electrochemical engine |
JP2001231108A (ja) * | 2000-02-14 | 2001-08-24 | Yamaha Motor Co Ltd | 電動車両の充電装置 |
JP2002042846A (ja) * | 2000-07-19 | 2002-02-08 | Nippon Soken Inc | 燃料電池の冷却/暖機設備 |
JP3664062B2 (ja) * | 2000-09-06 | 2005-06-22 | 株式会社日立製作所 | 燃料電池システム |
JP4944300B2 (ja) * | 2001-01-25 | 2012-05-30 | 本田技研工業株式会社 | 燃料電池システム |
JP5092186B2 (ja) * | 2001-03-09 | 2012-12-05 | パナソニック株式会社 | 燃料電池コージェネシステム |
JP4864225B2 (ja) * | 2001-04-13 | 2012-02-01 | 本田技研工業株式会社 | 燃料電池 |
US6824906B2 (en) * | 2001-07-16 | 2004-11-30 | Modine Manufacturing Company | Fuel cell system incorporating and integrated cathode exhaust condenser and stack cooler |
JP4867094B2 (ja) * | 2001-07-19 | 2012-02-01 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池システム |
JP3741009B2 (ja) | 2001-09-07 | 2006-02-01 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池システム |
FR2833761B1 (fr) * | 2001-12-14 | 2004-07-16 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Dispositif de generation d'electricite du type pile a combustible et vehicule comportant un tel dispositif |
JP4131110B2 (ja) | 2002-02-28 | 2008-08-13 | 株式会社エクォス・リサーチ | 燃料電池スタック |
JP4604445B2 (ja) * | 2002-12-25 | 2011-01-05 | パナソニック株式会社 | 燃料電池システム |
US6986958B2 (en) * | 2003-02-06 | 2006-01-17 | Utc Fuel Cells, Llc | Fuel cell stack melting of coolant water during frozen startup |
JP2004259615A (ja) | 2003-02-26 | 2004-09-16 | Denso Corp | 燃料電池用の冷却装置 |
JP2004362807A (ja) | 2003-06-02 | 2004-12-24 | Nissan Motor Co Ltd | 燃料電池システム |
GB0317894D0 (en) * | 2003-07-31 | 2003-09-03 | Johnson Matthey Plc | Hydrogen supply system |
JP3883125B2 (ja) | 2003-12-11 | 2007-02-21 | 本田技研工業株式会社 | 燃料電池システムおよび燃料電池システムの停止方法 |
JP4506165B2 (ja) * | 2003-12-11 | 2010-07-21 | 株式会社エクォス・リサーチ | 膜電極接合体及びその使用方法 |
JP4506164B2 (ja) * | 2003-12-11 | 2010-07-21 | 株式会社エクォス・リサーチ | 膜電極接合体及びその使用方法 |
JP4575693B2 (ja) * | 2004-03-30 | 2010-11-04 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池システム |
JP4575701B2 (ja) | 2004-04-20 | 2010-11-04 | 本田技研工業株式会社 | 燃料電池システム |
JP5185504B2 (ja) | 2006-03-03 | 2013-04-17 | 本田技研工業株式会社 | 燃料電池システムおよびその運転方法 |
JP2007324086A (ja) * | 2006-06-05 | 2007-12-13 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 燃料電池式発電システム |
JP4984808B2 (ja) * | 2006-10-10 | 2012-07-25 | トヨタ自動車株式会社 | 空調制御システム |
JP2009026563A (ja) * | 2007-07-18 | 2009-02-05 | Fujitsu Ten Ltd | 制御装置及び制御方法 |
JP5223271B2 (ja) * | 2007-09-03 | 2013-06-26 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池システム及び冷却媒体流動装置制御方法 |
KR100974717B1 (ko) * | 2007-12-04 | 2010-08-06 | 현대자동차주식회사 | 연료전지차량용 cod 겸용 가열장치 |
JP2010119282A (ja) | 2008-10-17 | 2010-05-27 | Denso Corp | 熱マネージメントシステム |
JP2010244928A (ja) * | 2009-04-08 | 2010-10-28 | Toyota Motor Corp | 燃料電池システム |
JP2011181514A (ja) * | 2011-04-28 | 2011-09-15 | Panasonic Corp | 燃料電池コージェネシステム |
CN105612653B (zh) | 2013-10-08 | 2017-07-21 | 日产自动车株式会社 | 燃料电池系统以及燃料电池系统的控制方法 |
GB2532929B (en) * | 2014-11-27 | 2021-09-01 | Intelligent Energy Ltd | Coolant injection controller |
JP6294217B2 (ja) * | 2014-12-01 | 2018-03-14 | 株式会社豊田自動織機 | 水素ガス供給装置 |
JP6613755B2 (ja) * | 2015-09-17 | 2019-12-04 | ブラザー工業株式会社 | 燃料電池、作動方法及びプログラム |
CN110739470B (zh) * | 2018-07-18 | 2024-02-27 | 宇通客车股份有限公司 | 一种燃料电池辅助系统 |
CN111769307A (zh) * | 2019-04-02 | 2020-10-13 | 武汉众宇动力系统科技有限公司 | 用于燃料电池的启动系统 |
DE102019209932A1 (de) * | 2019-07-05 | 2021-01-07 | Robert Bosch Gmbh | Wassertanksystem zur Bereitstellung von Wasser für ein mit Brennstoffzellen betriebenes Fahrzeug |
CN113707903A (zh) * | 2021-07-09 | 2021-11-26 | 广东电网有限责任公司广州供电局 | 固态储氢为氢源的燃料电池系统和启动方法 |
CN114388842B (zh) * | 2022-01-17 | 2024-07-26 | 天津新氢动力科技有限公司 | 一种燃料电池系统的水路设计及其换热方法 |
CN116936876B (zh) * | 2023-09-18 | 2024-01-05 | 艾博特瑞能源科技(苏州)有限公司 | 一种液流电池储能系统及其运行方法 |
CN117936839B (zh) * | 2024-03-22 | 2024-06-21 | 武汉海亿新能源科技有限公司 | 一种燃料电池多路循环冷却装置及其控制方法 |
-
1993
- 1993-09-28 JP JP24145993A patent/JP3599761B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0794202A (ja) | 1995-04-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3599761B2 (ja) | 燃料電池の暖機システム | |
US11545677B2 (en) | Fuel cell vehicle thermal management system with cold start function and control method thereof | |
US7179556B2 (en) | Fuel cell system | |
JP4151375B2 (ja) | 燃料電池システム | |
CN110957503A (zh) | 一种燃料电池低温启动的空气加热回流系统及控制方法 | |
WO2013139104A1 (zh) | 燃料电池热管理系统、燃料电池系统及具有该系统的车辆 | |
JP2012046163A (ja) | ハイブリッド車両の熱管理システム及び方法 | |
JP4178849B2 (ja) | 燃料電池システム | |
JP2000195533A (ja) | 燃料電池の暖機システム | |
CN210866371U (zh) | 一种燃料电池加热系统 | |
US7179555B2 (en) | Fuel cell system | |
CN114883611A (zh) | 一种燃料电池低温启动控制系统及方法 | |
CN113097529A (zh) | 一种燃料电池及其内循环系统 | |
US11811113B2 (en) | Operating method of fuel cell system | |
JP2004171881A (ja) | 燃料電池システム | |
JP7377136B2 (ja) | バッテリの温度管理システム | |
JP4552387B2 (ja) | 燃料電池コージェネレーション装置 | |
JP2005093117A (ja) | 燃料電池システム | |
JP2002042846A (ja) | 燃料電池の冷却/暖機設備 | |
JP4534281B2 (ja) | 燃料電池システム | |
KR101240974B1 (ko) | 바이패스 구조를 갖는 연료전지용 냉각수 가열장치를 구비한 연료전지 시스템 | |
CN116517668B (zh) | 发动机余热回收系统和具有其的车辆 | |
JP2020112084A (ja) | 内燃機関の蓄熱放熱装置 | |
JP4410956B2 (ja) | 排熱回収装置 | |
JPH06280722A (ja) | エンジンの蓄熱装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040816 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040915 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080924 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090924 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100924 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110924 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110924 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120924 Year of fee payment: 8 |