JP4984808B2 - 空調制御システム - Google Patents

空調制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP4984808B2
JP4984808B2 JP2006276330A JP2006276330A JP4984808B2 JP 4984808 B2 JP4984808 B2 JP 4984808B2 JP 2006276330 A JP2006276330 A JP 2006276330A JP 2006276330 A JP2006276330 A JP 2006276330A JP 4984808 B2 JP4984808 B2 JP 4984808B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel cell
heat exchanger
temperature
refrigerant
air conditioning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006276330A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008094184A5 (ja
JP2008094184A (ja
Inventor
尚久 土屋
智隆 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2006276330A priority Critical patent/JP4984808B2/ja
Publication of JP2008094184A publication Critical patent/JP2008094184A/ja
Publication of JP2008094184A5 publication Critical patent/JP2008094184A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4984808B2 publication Critical patent/JP4984808B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Description

本発明は、燃料電池を利用した空調制御システムに関する。
燃料電池は、低温時では十分な発電能力を得ることができない。このため、燃料電池の始動時などの低温時において、燃料電池の電力でその冷却水を加熱して燃料電池を暖機する技術がある(例えば、特許文献1参照)。また、燃料電池システムには、燃料電池を運転に適した温度に保つために、冷却水を循環させて、燃料電池で生じた不要な熱をラジエータで放熱する冷却装置が設けられる。
一方、燃料電池をその動力源として利用する移動体(例えば、ハイブリッド自動車や電気自動車)には、室内の冷暖房を行う空調制御装置が搭載される。空調制御装置には、例えば、低温側の熱を高温側に移動させる蒸気圧縮式ヒートポンプを利用するものがある(例えば、特許文献2参照)。
燃料電池システムと空調制御装置とを独立したシステムとして移動体に搭載すると、部品点数の増加、重量の増大、エネルギーのロスといった問題が生ずる。これらは、移動体の燃費が悪化する一要因となる。また、移動体への搭載スペースには限りがある。
そこで、特許文献3〜7には、燃料電池システムで生じる熱を空調制御装置で利用したり、排熱したりする技術が提案されている。例えば、燃料電池スタックの発生熱を暖房用熱交換器により回収して暖房装置の熱源として利用する技術がある(例えば、特許文献3参照)。また、燃料電池の冷却水をヒータコアに通水して暖房を行う車両用空調装置において、燃料電池で発生した燃料電池で不要な熱量が空調に必要な熱量よりも小さいときは、不足する熱量を補うように電気ヒータを発熱制御する技術がある(例えば、特許文献4参照)。また、燃料電池本体からの余った熱を空調機システムが備える放熱器で大気に放出させる技術がある(例えば、特許文献5参照)。また、回生ブレーキで発生する余剰電力で燃料電池の冷却水を加熱することで余剰電力を消費し、燃料電池の冷却水の熱を空調に利用するシステムがある(例えば、特許文献6参照)。
特開平7−94202号公報 特開2003−42604号公報 特開平6−260196号公報 特開2001−315524号公報 特開2003−130491号公報 特許第3353299号公報 特開2003−146056号公報
空調制御装置では、外気温が比較的高いときや低いときにエアコンプレッサの出力を大きくする必要がある。特に、冬場の外気温が低いときの車両の始動時等では、空調制御装置によって暖房を行う際にエアコンプレッサの出力を高くする必要がある。このような場合、空調制御装置のラジエータに付設されたファンの回転数を高くする必要があり、ユーザにとって不快なノイズや振動等が発生することがある。
本発明は、上記課題を鑑み、ノイズや振動を抑制した空調制御システムを提供することを目的とする。
本発明は、燃料電池に冷却液を循環させることによって当該燃料電池の冷却を行う冷却装置と、室外熱交換器により車両の外気と冷媒との熱交換により車両の車室内の空調を制御する空調制御装置と、を含み、前記冷却装置と前記空調制御装置との間において熱交換が可能である空調制御システムであって、前記燃料電池の温度又は温度の推定値に基づいて前記室外熱交換器のファンの回転数を制御することを特徴とする。
具体的には、前記燃料電池の温度又は温度の推定値が高いほど前記ファンの回転数を低く制御することが好適である。前記冷却液の温度に基づいて前記燃料電池の温度の推定値を求めてもよい。また、前記燃料電池の停止前の温度と前記燃料電池の停止時間との関係に基づいて前記燃料電池の温度の推定値を求めてもよい。
また、外気温に基づいて前記ファンの回転数を制御してもよい。
本発明に係る空調制御システムでは、条件に応じてファンの回転数が抑制され、ノイズ及び振動のユーザの実体感を軽減することができる。
〔構成〕
図1は、本発明における空調制御システムの構成を示すブロック図である。空調制御システムは、燃料電池システム及び空調制御装置を含んで構成される。 HYPERLINK "http://www8.ipdl.ncipi.go.jp/Tokujitu/tjitemdrw.ipdl?N0000=235&N0500=4E#N/;%3E7?:6:8%3C///&N0001=147&N0552=9&N0553=000003" \t "tjitemdrw" 図1には、車両に搭載された燃料電池システム及び空調制御装置が示されている。燃料電池システムは、車両の駆動力となる電力を発電するものである。また、空調制御装置は、車両の室内の温度を調整するためのものである。
〈燃料電池システム〉
燃料電池システムは、燃料電池10及び燃料電池10の冷却装置を含んで構成される。
燃料電池10は、それぞれが発電の単位となる複数の単セルが積層されて構成される。各セルは、電解質と、電解質を両側から挟む燃料極(アノード)及び空気極(カソード)と、燃料極及び空気極を挟む燃料極側セパレータ及び空気極側セパレータを含んで構成される。
燃料極は、拡散層と触媒層とを有する。燃料極には、水素ガス等の燃料ガスが燃料供給装置(図示しない)により供給される。燃料極に供給された燃料ガスは、拡散層で拡散され触媒層に到達する。触媒層では、酸化反応により水素がプロトン(水素イオン)と電子とに分離される。水素イオンは電解質を通って空気極に移動し、電子は外部回路を通って空気極に移動する。
空気極は、拡散層と触媒層とを有する。空気極には、空気等の酸化剤ガスが酸化剤供給装置(図示しない)により供給される。空気極に供給された酸化剤ガスは、拡散層で拡散され触媒層に到達する。触媒層では、酸化剤ガスと、電解質を通って空気極に到達した水素イオンと、外部回路を通って空気極に到達した電子とによる還元反応が生ずる。これにより水が生成される。
また、燃料極における酸化反応と空気極における還元反応の際に、外部回路を通る電子が燃料電池10のセルスタックの両端子間に接続される負荷に対する電力として取り出される。
燃料電池10では、発電に伴って熱が発生する。一方、燃料電池10での電気化学反応には適した温度があり、燃料電池10の運転がそれに適した温度で行われるように、燃料電池10には冷却装置が併設される。冷却装置としては、一般的に、燃料電池10に設けられている冷却液通路へ冷却液を循環させる方法が採られる。
本実施の形態における冷却装置は次のように構成される。燃料電池10には、燃料電池10の冷却液通路に通じる冷却液の入口及び出口が設けられる。冷却液の入口は、配管Aを介して、冷却液を循環させる循環ポンプ(ウォータポンプ)12の出口に接続されている。一方、燃料電池10の冷却液の出口は、配管Bを介して、冷却液を冷却するラジエータ(冷却器)16の入口に接続されている。
また、ラジエータ16の冷却液の出口は、配管Cを介して三方弁18の第2の入口に接続されている。配管Bには、その途中から分岐するバイパス管Dの一端が接続されている。バイパス管Dの他端は、三方弁18の第1の入口に接続されている。また、三方弁18の出口は、配管Eを介して循環ポンプ12の入口に接続されている。
このように、冷却装置は、冷却液がラジエータ16を経由して循環する第1の循環路と、冷却液がラジエータ16を経由することなくバイパス管Dを通って循環する(冷却器をバイパスする)第2の循環路とを含む。第1及び第2の循環路を流れる冷却液の量は、燃料電池10の温度に応じて三方弁18により調整される。
具体的には、配管A,B,Cには、燃料電池10から排出される冷却液の温度を検知する温度センサ20が設置されており、この温度センサ20で検知される冷却液温度に従って、三方弁18の動作が制御される。
例えば、第1及び第2の入口の冷却液温度が燃料電池10の暖機を要すると認められる第1の温度を下回る場合には、三方弁18の第1の入口が開かれ、かつ、第2の入口が閉じられて、冷却液がラジエータ16により冷やされないようにされる。また、燃料電池が安定して運転できる上限温度を冷却液温度が超える場合には、三方弁18の第1の入口が閉じられ、かつ、第2の入口が開かれて、冷却液がラジエータ16により冷却される。
また、燃料電池10の冷却液の入口と出口に跨るように、イオン交換器22が設けられる。イオン交換器22は、燃料電池の冷却装置を循環する冷却液に含まれる不純物を除去して冷却液を浄化する。これにより、冷却液の電気的な絶縁耐圧を高めることができる。
さらに、冷却装置は、空調制御装置と複合化するための配管系を含んで構成される。三方弁24の第1の入口は配管Bに接続されており、三方弁24の第2の入口は配管Fを介して配管Eに接続されると共に発熱体付き熱交換器14の冷却液出口に接続されている。三方弁24の出口は、配管Gを介して、循環ポンプ26の入口に接続される。循環ポンプ26の出口は、配管Hを介して、第1室内熱交換器(室内ガスクーラGC)28の熱伝達部の入口に接続される。第1室内熱交換器28の熱伝達部の出口は、配管Iを介して、発熱体付き熱交換器14の入口に接続される。第1室内熱交換器28は、室内に送り出される空気の通路30上に配置されており、循環ポンプ26から送られてくる冷却液と送風機32によって室内に送り出される空気との熱交換を行う。
〈空調制御装置〉
車室内の空調制御装置は、次のように構成されている。冷媒を吸入圧縮する電動コンプレッサ(圧縮機)34の出口は、配管aを介して、冷房用電磁弁36の入口に接続される。冷房用電磁弁36の出口は、配管bを介して、暖房用膨張弁38の入口に接続される。暖房用膨張弁38の出口は、配管cを介して、室外熱交換器40の入口に接続されている。
また、配管aの途中には、配管aから分岐するように配管dが接続されており、配管dは発熱体付き熱交換器14の冷媒入口に接続されている。発熱体付き熱交換器14の冷媒出口は、配管eを介して、配管bの中間に接続されている。このように、電動コンプレッサ34と室外熱交換器40との間には、並列な二つの冷媒流路が設けられた状態となっている。そして、冷房用電磁弁36の開弁/閉弁動作により、二つの冷媒流路を流れる冷媒の量が調整されるように構成されている。
室外熱交換器40の出口は、配管fを介して、内部熱交換器42の室外側冷媒入口に接続されている。内部熱交換器42は、室外熱交換器40からの冷媒と、電動コンプレッサ34に吸入される冷媒とを熱交換する。内部熱交換器42の室外側冷媒出口は、配管gを介して冷房用膨張弁44の入口に接続されている。冷房用膨張弁44の出口は、配管hを介して第2室内熱交換器(エバポレータ)46の入口に接続されている。
第2室内熱交換器46は、空気の通路30上において、第1室内熱交換器28よりも空気の流れの上流側に配置されており、室内に送り出すべき空気と冷媒とを熱交換する。第2室内熱交換器46の出口は、配管iを介して、アキュムレータ(気液分離器)48の入口に接続されている。アキュムレータ48は、冷媒通路(ヒートポンプ)を循環する冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離して液相冷媒を流出する。アキュムレータ48の出口は、配管jを介して内部熱交換器42の室内側冷媒入口に接続されており、内部熱交換器42の室内側冷媒出口は、配管kを介して電動コンプレッサ34の入口に接続されている。
また、配管iの中間部分には、バイパス管mの一端が接続されており、その他端は暖房用電磁弁50の入口に接続されている。暖房用電磁弁50の出口は、バイパス管nを介して内部熱交換器42の室外側冷媒入口に接続されている。
なお、空気の通路30内には、室内外から導入される空気を空気流れの下流側へ送り出す送風機32が設けられている。また、第1室内熱交換器28には、第1室内熱交換器28を通過する空気の量を調整するためのエアミックスドア(図示しない)が取り付けられている。エアミックスドアの開度が大きくなるほど、第1室内熱交換器28を通過する空気の量が増加するように構成されている。
なお、発熱体付き熱交換器14は、通電により発熱するヒータを有する発熱体(図示しない)と、冷却液流路を有する冷却液側部52と、冷媒流路を有する冷媒側部54とを備えている。冷却液流路を流れる冷却液、及び冷媒流路を流れる冷媒の夫々は、発熱体の発熱により加熱されるように構成されている。また、冷却液流路を流れる冷却液と冷媒流路を流れる冷媒との間で熱交換が行われるように構成されている。
〈制御部〉
次に、上述した燃料電池システム及び空調制御装置を制御する構成について説明する。 HYPERLINK "http://www8.ipdl.ncipi.go.jp/Tokujitu/tjitemdrw.ipdl?N0000=235&N0500=4E#N/;%3E7?:6:8%3C///&N0001=147&N0552=9&N0553=000003" \t "tjitemdrw" 図1に示すように、実施形態に係る車両には、燃料電池10と、燃料電池10に対して並列に接続された蓄電池60と、車両の駆動力を供給する電動機(モータ)62と、その駆動回路64と、燃料電池10や蓄電池60からの電力を駆動回路64に供給し、電動機62の作動を制御する制御部66とを備えている。
電動機62は、車両の減速時(車両のブレーキが作動したとき等)において、一時的に発電機として使用される。これにより、車両に回生ブレーキがかかるように構成されている。回生ブレーキによって生じた回生エネルギー(回生電力)は、蓄電池60で回収されるように構成されており、蓄電池60で回収しきれない余剰電力は、発熱体の発熱により消費されるように構成されている。
制御部66は、燃料電池10及び蓄電池60と駆動回路64との間に設けられている。制御部66は、電力供給線を介して発熱体付き熱交換器14の各発熱体(図示しない)に接続されている。制御部66は、燃料電池10や蓄電池60からの直流電力を交流電力に変換するインバータ(図示しない)や、燃料電池システム及び空調制御装置の各部からの信号を受け取り、燃料電池システム及び空調制御装置の制御を行う制御装置(ECU(Electric Control Unit))68などから構成されている。
蓄電池残存容量計70は、蓄電池60の端子に接続される。蓄電池残存容量計70は、蓄電池の電圧や電流の計測値に基づいて蓄電池60の充電率を制御部66へ送信する。制御部66は、蓄電池60の充電率を監視するように構成されている。回生ブレーキによる電力が発生した場合に、充電率が所定値を上回っていない場合には、制御部66は、駆動回路64から受け取る回生ブレーキにより生じた電力(電流)を蓄電池60側に流して蓄電池60を充電し、充電率が所定値を上回っている場合には、当該電力(電流)を発熱体付き熱交換器14の発熱体側に流して発熱体を発熱させるように構成されている。
ECU68は、CPU(Central Processing Unit),メモリ,入出力インタフェースなどから構成されており、メモリに記憶された所定の制御プログラムを実行することによって、発熱体の発熱のオン/オフ制御を行うとともに、このオン/オフ制御に関連した燃料電池10の温度調整、室内暖房、余剰な回生エネルギーの消費に係る処理を行う。また、三方弁18,24、冷房用電磁弁36、暖房用膨張弁38、冷房用膨張弁44及び暖房用電磁弁50の開閉又は開度調整を行う。さらに、ラジエータ16のファンの回転数、室外熱交換器40のファンの回転数及び送風機32の風量を制御する。
また、燃料電池10には温度センサ72が設けられる。温度センサ72は、燃料電池10の温度Tを検出し、ECU68へ検出した温度Tを送信する。
また、車両には車速センサ74が設けられる。車速センサ74はECU68に接続される。車速センサ74は、車両の速度Sを検出し、ECU68へ検出した速度Sを送信する。
[空調制御方法]
本発明の実施の形態における空調制御方法について、図2のフローチャートを参照して説明する。空調制御は、空調制御システムを起動すると共に処理が開始される。
ステップS10では、空調制御システムにおいて暖房運転が行われるか、冷房運転が行われるかが判定される。制御部66に含まれるECU68は、車室内等に設けられている空調制御のコントロールパネルのスイッチ操作に応じた制御信号を受けて、複合システムの空調制御装置に対して暖房運転や冷房運転が指令されているか否かを判定する。
ECU68は、冷房運転が指示されている場合にはステップS12へ処理を移行させ、暖房運転が指示されている場合にはステップS14へ処理を移行させる。暖房及び冷房のいずれも指示されていない場合には判定を定期的に繰り返す。
ステップS12では、複合システムにより冷房運転が実行される。制御部66のECU68は、冷房用電磁弁36を開弁させると共に暖房用電磁弁50を閉弁させる。さらに、ECU68は、冷房用膨張弁44を動作させると共に暖房用膨張弁38を停止させる。これにより、電動コンプレッサ34からの冷媒が発熱体付き熱交換器14を経由することなく、また、暖房用膨張弁38の影響を受けることなく室外熱交換器40に到達する状態となる。また、室外熱交換器40からの冷媒が冷房用膨張弁44を通って第2室内熱交換器46へ案内される状態となる。
このような状態において、電動コンプレッサ34が冷媒を圧縮して配管aに送り出すことにより、冷媒は、冷房用電磁弁36→暖房用膨張弁38→室外熱交換器40→内部熱交換器42→冷房用膨張弁44→第2室内熱交換器46→アキュムレータ48→内部熱交換器42→電動コンプレッサ34の順で循環する。
また、ECU68は、通路30に設けられたエアミックスドアを閉じられた状態に制御する。これにより、通路30を流れる空気が第1室内熱交換器28を通過しないように車室へ誘導される。
さらに、ECU68は、三方弁24へ制御信号を送り、配管Fと配管Gとが繋がり、配管Bと配管Gとが遮断された状態となるように三方弁24を切り替える。これにより、燃料電池の冷却装置の冷却液循環系と空調制御装置の冷媒循環系とが切り離された状態となる。
このとき、室外熱交換器40において、室外空気と冷媒との熱交換により放熱が行われる。また、第2室内熱交換器46において、室内に送り出されるべき空気と冷媒との熱交換により、冷媒が空気から熱を奪って蒸発する。これによって、冷やされた空気が室内に送り出される。一方、冷却液は、循環ポンプ26→第1室内熱交換器28→発熱体付き熱交換器14→三方弁24→循環ポンプ26の順に、燃料電池10の冷却とは無関係の循環経路を流通する。
なお、冷房時には、燃料電池10が連続運転であるか間欠運転であるかに関わらず、燃料電池の冷却装置によって冷却液通路へ冷却液を循環させられ、燃料電池10の冷却が行われる。また、燃料電池10が停止されている場合には、燃料電池10への燃料ガス(水素等)の供給及び酸化剤ガス(空気等)の供給を行うポンプと共に、循環ポンプ12が停止させられる。これによって、複合システム全体のエネルギー消費が抑制される。
ステップS14では、燃料電池10の温度に応じてファンの回転特性が選択される。ECU68は、燃料電池10に設けられている温度センサ72によって燃料電池10の温度Tを測定する。ECU68は、燃料電池10の温度Tに応じて、室外熱交換器40のファン回転特性を選択する。
ファン回転特性は、図3に示すように、室外熱交換器40のファンの回転数と車速との関係を示すものである。ファン回転特性は、車速が遅くなるにつれてファンの回転数が低下するように設定される。例えば、図3に示すように、所定の車速STまでは最低ファン回転数から単調増加する傾向を示し、所定の車速ST以上では最大ファン回転数Bとなるように設定される。
また、ファン回転特性における最低ファン回転数は、燃料電池10の温度Tに応じて設定される。燃料電池10の温度Tが高くなるにつれて、燃料電池10の冷却装置から空調制御装置へ供給できる排熱が大きくなるので、空調制御装置のエアコンプレッサ34の回転数を抑えることができる、そこで、図3に示すように、燃料電池10の温度Tが高くなるにつれて、最低ファン回転数を低く設定したファン回転特性を選択する。例えば、温度T1<T2の場合、最低ファン回転数A1>A2とする。
ステップS16では、車速に基づいてファン回転数が決定される。ECU68は、車速センサ74によって測定された現在の車速Sを受信し、ステップS16で選択したファン回転特性においてその車速Sに対応するファンの回転数Nを求める。ECU68は、室外熱交換器40のファンへ回転数制御信号を送信し、ファンが回転数Nで回転するように制御する。
本実施の形態では、車両の速度Sが閾値ST以上では、燃料電池10の温度Tによらず最大ファン回転数Bで制御される。一方、車両の速度Sが閾値ST未満では、速度Sが遅いほどファンの回転数Nが小さくなるように制御される。また、ファン回転特性は燃料電池10の温度Tに基づいて決定されており、閾値ST未満においては同じ車速では温度Tが高いほど回転数Nが低くなるように制御される。
ステップS18では、暖房運転が実行される。制御部66のECU68は、冷房用電磁弁36を閉弁させると共に暖房用電磁弁50を開弁させる。さらに、ECU68は、冷房用膨張弁44を停止させると共に暖房用膨張弁38を動作させる。これにより、電動コンプレッサ34からの冷媒が発熱体付き熱交換器14を経由すると共に、暖房用膨張弁38の動作を受けて室外熱交換器40に到達する状態となる。また、室外熱交換器40からの冷媒が暖房用電磁弁50を通って、第2室内熱交換器46へ案内されることなくアキュムレータ48へ案内される。
このような状態において、電動コンプレッサ34が冷媒を圧縮して配管aに送り出すことにより、冷媒は、熱交換器14→暖房用膨張弁38→室外熱交換器40→暖房用電磁弁50→アキュムレータ48→内部熱交換器42→電動コンプレッサ34の順で循環する。
また、ECU68は、通路30に設けられたエアミックスドアを開いた状態に制御する。これにより、通路30を流れる空気が第1室内熱交換器28を通過した上で車室へ誘導される。
ECU68は、温度センサ20等により測定された燃料電池10の温度が所定の温度TR以上であると判断される場合、三方弁24に制御信号を送信し、配管Bと配管Gとが繋がり、配管Fと配管Gとが遮断された状態となるように三方弁24を切り替える。このように、燃料電池10の運転状態に応じて、燃料電池10からの排熱が大きいと判断される場合には、燃料電池の冷却液の循環経路と空調制御装置の冷媒循環経路とが熱的に接続される。
このとき、燃料電池10の出口から出た冷却液の一部は、三方弁24、循環ポンプ26、第1室内熱交換器28、熱交換器14を通って循環ポンプ12により再び燃料電池10へ戻される。このとき、第1室内熱交換器28によって、送風機32によって車室へ送り込まれる空気に燃料電池10からの排熱が伝達され、車室が暖気される。また、熱交換器14では、冷却液から空調制御装置を循環する冷媒に熱が伝達される。
一方、温度センサ20等により測定された燃料電池10の温度が所定の温度TR未満であると判断される場合、三方弁24に制御信号を送信し、配管Fと配管Gとが繋がり、配管Bと配管Gとが遮断された状態となるように三方弁24を切り替える。このように、燃料電池10からの排熱が小さいと判断される場合には、燃料電池の冷却液の循環経路と空調制御装置の冷媒循環経路とが熱的に遮断される。
このとき、燃料電池10の出口から出た冷却液はラジエータ16により冷却されて、循環ポンプ12によって再び燃料電池10へ戻される。一方、第1室内熱交換器28を流れる冷却液は、循環ポンプ26により第1室内熱交換器28、熱交換器14、三方弁24を通って循環ポンプ26に戻ってくる。
なお、本実施の形態では、温度センサ20により燃料電池10の温度を検出して処理するものとしたが、これに限定されるものではない。例えば、燃料電池10に温度センサを設置して、燃料電池10の温度を直接測定するものとしてもよい。
以上のように、暖房時に、燃料電池10の冷却装置の冷却液循環系と空調制御装置の冷媒循環系との間で熱交換可能とする。これによって、燃料電池10からの排熱を車室の空調の暖気に用いることが可能となる。
さらに、燃料電池10の温度T及び車両の車速Sに基づいて室外熱交換器40のファンの回転数Nが制御されているので、車速Sが遅い場合のノイズや振動を従来よりも抑制することができる。
<変形例>
上記実施の形態では、燃料電池10に設けられている温度センサ72によって燃料電池10の実温度を測定し、実温度に応じてファンの回線数Nを制御するものとしたが、これに限定されるものではない。
上記ステップS16において、燃料電池10の冷却液の循環経路に設けられた温度センサ20によって燃料電池10の冷却液出口付近での冷却液の温度を測定し、その測定温度に基づいて燃料電池10の温度を推定し、その推定温度に基づいてファン回転特性を選択してファンの回転数Nを制御してもよい。
また、燃料電池10を一旦停止させたのちに再起動する際の暖房運転の制御を行う場合には、燃料電池10の停止前の温度Tと燃料電池10の停止時間との関係から燃料電池10の温度Tを推定して、その推定温度に基づいてファン回転特性を選択してファンの回転数Nを制御してもよい。
また、図4に示すように、空調制御システムに外気温センサ76を設け、車室外の気温Txに基づいてファンの回転数Nを制御してもよい。具体的には、図5に示すように、気温Txに応じてファン回転特性を予め設定しておき、ECU68は、外気温Txに応じて室外熱交換器40のファン回転特性を選択する。
ファン回転特性は、図5に示すように、室外熱交換器40のファンの回転数と車速との関係を示すものである。図3と同様に、ファン回転特性は、車速が遅くなるにつれてファンの回転数が低下するように設定される。また、ファン回転特性における最低ファン回転数は、外温度Txに応じて設定される。外温度Txが所定の温度TR1より低い場合の暖房、又は、所定の温度TR2より高い場合の冷房では、ファンの回転数によるノイズ等の影響よりも車室内の空調の出力を高める必要があるので、車速が閾値STよりも遅い場合には外温度Txに応じたファン回転数に制御する。
本発明の実施の形態における空調制御システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態における空調制御方法のフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるファン回転特性を示す図である。 本発明の変形例における空調制御システムの構成を示す図である。 本発明の変形例におけるファン回転特性を示す図である。
符号の説明
10 燃料電池、12 循環ポンプ(メイン循環ポンプ)、14 熱交換器、16 ラジエータ、18,24 三方弁、20 温度センサ、22 イオン交換器、26 循環ポンプ、28 室内熱交換器、30 通路、32 送風機、34 電動コンプレッサ(エアコンプレッサ)、36 冷房用電磁弁、38 暖房用膨張弁、40 室外熱交換器、42 内部熱交換器、44 冷房用膨張弁、46 室内熱交換器、48 アキュムレータ、50 暖房用電磁弁、52 冷却液側部、54 冷媒側部、60 蓄電池、62 電動機、64 駆動回路、66 制御部、70 蓄電池残存容量計、72 温度センサ、74 車速センサ、76 外気温センサ。

Claims (1)

  1. 燃料電池に冷却液を循環させることによって当該燃料電池の冷却を行う冷却装置と、
    車両の外気と冷媒との熱交換により冷媒の冷却を行う室外熱交換器と、冷媒と車両内に送り込まれる空気との熱交換を行う室内熱交換器と、を備え、車両の車室内の空調を制御する空調制御装置と
    前記冷却装置における冷却液と前記空調制御装置における冷媒との熱交換により冷媒の加熱を行う内部熱交換器と、を含み、前記内部熱交換器によって熱交換によって前記燃料電池から前記冷媒に熱伝達すると共に、前記室内熱交換器によって前記空調制御装置における冷媒から車両内に送り込まれる空気へ熱伝達することによって車両内を少なくとも暖房できる空調制御システムであって、
    前記燃料電池の停止前の温度と前記燃料電池の停止時間との関係に基づいて前記燃料電池の温度の推定値を求め、前記燃料電池の運転再開時に前記燃料電池の温度の推定値に基づいて前記室外熱交換器のファンの回転数を制御することを特徴とする空調制御システム。
JP2006276330A 2006-10-10 2006-10-10 空調制御システム Active JP4984808B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006276330A JP4984808B2 (ja) 2006-10-10 2006-10-10 空調制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006276330A JP4984808B2 (ja) 2006-10-10 2006-10-10 空調制御システム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008094184A JP2008094184A (ja) 2008-04-24
JP2008094184A5 JP2008094184A5 (ja) 2009-10-22
JP4984808B2 true JP4984808B2 (ja) 2012-07-25

Family

ID=39377514

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006276330A Active JP4984808B2 (ja) 2006-10-10 2006-10-10 空調制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4984808B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11283088B2 (en) 2019-07-30 2022-03-22 Hyundai Motor Company Cooling system for fuel cell electric vehicle
US11440434B2 (en) * 2019-07-17 2022-09-13 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Hybrid vehicle and method for controlling hybrid vehicle

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010004649A (ja) 2008-06-19 2010-01-07 Honda Motor Co Ltd 燃料電池車両の換気装置
DE102011108729A1 (de) * 2011-07-28 2013-01-31 Volkswagen Aktiengesellschaft Klimatisierung zum Temperieren von Komponenten sowie eines Innenraums eines Kraftfahrzeugs
DE102012208992B4 (de) * 2012-05-29 2024-02-15 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Heiz-/Kühlkreislauf für Fahrzeuge, insbesondere für Hybridfahrzeuge oder reine Elektrofahrzeuge
KR102409466B1 (ko) 2020-11-20 2022-06-16 현대모비스 주식회사 연료전지 차량용 열관리 시스템

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3141606B2 (ja) * 1993-03-05 2001-03-05 富士電機株式会社 燃料電池式電気自動車
EP0640503B1 (en) * 1993-03-22 1998-09-23 Seiko Epson Corporation Electric vehicle
JP3599761B2 (ja) * 1993-09-28 2004-12-08 バラード パワー システムズ インコーポレイティド 燃料電池の暖機システム
DE19850829C1 (de) * 1998-11-04 2000-03-16 Valeo Klimasysteme Gmbh Kühl-Heiz-Kreis für ein Fahrzeug
JP2001315524A (ja) * 2000-03-02 2001-11-13 Denso Corp 車両用空調装置
JP2002337543A (ja) * 2001-05-18 2002-11-27 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械の冷却装置
JP3438725B2 (ja) * 2001-06-08 2003-08-18 日産自動車株式会社 車両用冷却装置
JP2003042604A (ja) * 2001-07-25 2003-02-13 Denso Corp 蒸気圧縮式ヒートポンプサイクル及び空調装置
JP4007442B2 (ja) * 2001-10-18 2007-11-14 東芝燃料電池システム株式会社 燃料電池の排熱利用空調システム
JP3804517B2 (ja) * 2001-11-15 2006-08-02 株式会社デンソー 車両の暖房用熱交換器
JP4352682B2 (ja) * 2002-10-23 2009-10-28 日産自動車株式会社 燃料電池車用暖房システム
JP2005263200A (ja) * 2004-02-18 2005-09-29 Denso Corp 車両用空調装置
JP4872195B2 (ja) * 2004-08-17 2012-02-08 トヨタ自動車株式会社 燃料電池及び空調制御システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11440434B2 (en) * 2019-07-17 2022-09-13 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Hybrid vehicle and method for controlling hybrid vehicle
US11283088B2 (en) 2019-07-30 2022-03-22 Hyundai Motor Company Cooling system for fuel cell electric vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008094184A (ja) 2008-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4940877B2 (ja) 空調制御システム
US9649908B2 (en) Temperature regulation device
JP5754346B2 (ja) 燃料電池システム
JP4872195B2 (ja) 燃料電池及び空調制御システム
US9786935B2 (en) Fuel cell system and fuel cell system control method
JP2007280927A (ja) 燃料電池の冷却システム
JP4341356B2 (ja) 燃料電池システム
WO2013139104A1 (zh) 燃料电池热管理系统、燃料电池系统及具有该系统的车辆
GB2503615A (en) Fuel cell vehicle
CN109941117B (zh) 电动车辆
WO2008146718A1 (ja) 燃料電池システム
JP4984808B2 (ja) 空調制御システム
JP2007250374A (ja) 燃料電池システム
JP5272328B2 (ja) 燃料電池システム
JP4178849B2 (ja) 燃料電池システム
JP4419735B2 (ja) 燃料電池車両
JP2007038950A (ja) 燃料電池を搭載した車両の空調装置
JP5772660B2 (ja) 空調制御方法および空調制御システム
JP2007328933A (ja) 燃料電池システム
JP2011178365A (ja) 空調装置および空調制御方法
JP5045072B2 (ja) 燃料電池と空調の協調冷却システム
JP4957206B2 (ja) 燃料電池と空調の協調冷却システム
JP6262481B2 (ja) 燃料電池車両及び燃料電池車両の制御方法
JP2007042375A (ja) 燃料電池システム
JP2005100694A (ja) 燃料電池の暖機システム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090904

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110927

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111019

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120403

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120416

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4984808

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150511

Year of fee payment: 3