JP3599554B2 - 内燃機関の気筒判定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関が回転中、その中の何れの気筒が特定の行程にあるかを識別するための気筒判別装置に係り、特に自動車用に好適な内燃機関の気筒判別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関は、その動作の1サイクルが、例えば2、又は4の複数の行程で成り立っており、このため2気筒以上の多気筒内燃機関では、点火時期や燃料噴射時期などの制御のために、何れの気筒が特定の行程、例えば圧縮行程にあるかを識別する必要がある。このため、気筒判別装置が必要になる。
【0003】
ところで、このような気筒判別装置としては、いくつかの従来例がある。その第一の従来例としては、特公昭63−37336 号公報の図面の図2及び図3に示されているように、クランク角度検出センサと、カム軸に取り付けられた気筒判別センサ信号によって第1気筒の圧縮行程を判別する方法がある。
【0004】
さらに、第二の従来例としては、特開平5−86953号公報に示されているように、カム軸に装着した回転検出用のディスクにクランク角判定用の3つの突起を不等間隔で設け、第1気筒の気筒判定用の突起を追加し、複数の信号が不等間隔で発生するようにし、この複数信号のパルス間隔の配列状態をチェックし、クランク角判定用パルスのみによる所定の配列パターンを検出した時点でクランク角を判定し、気筒判定用パルスを含む所定の配列パターンを検出した時点や、気筒判定用パルスの箇所で所定のパルス間隔の変化を検出した時点で気筒を判定する方法がある。この所定のパルス間隔の変化を検出した時点で気筒を判定する方法について、図2を用いて簡単に説明する。図2は、3気筒内燃機関を代表しており、各気筒の行程の状態とクランク角センサの検出位置の関係を示している。行程中の○印は、吸気を示しており、矢印は点火位置を示している。各気筒の圧縮行程に対し、2つの信号(A,B)が発生し、さらに1気筒の圧縮行程を検出するために、C信号がある。図中のクランク軸2回転が4サイクル内燃機関の基本周期となる。図2中のA,B,C信号の位置関係の詳細は、図3の通りとなっている。CR信号とは、クランク角センサで検出する信号発生位置を意味している。A信号は、各気筒の圧縮上死点前75°で発生する。B信号も各気筒の圧縮上死点前5°で発生する。C信号は、クランク軸2回転に1回のみ発生し、その位置は1気筒圧縮上死点前210°の位置で発生するようにし、信号間の角度が他のものより短くなっている。気筒判定は、表中に示した判定条件を満足した時に確定される。具体的には、CR信号間の時間の履歴により、数1で判定する。
【0005】
【数1】
TRATIO≧MKRAT# …(数1)
MKRAT#:気筒判別係数
TRATIO:パルス周期比
数2で算出する。
【0006】
【数2】
(Told1+Told2)/T …(数2)
Told1:前回のパルス周期
Told2:前前回のパルス周期
T :最新のパルス周期
前記MKRAT#は、この場合5程度の値をとる。つまり角度比で換算すると、C信号発生時は、Told2は175°、Told1は65°、Tは35°となり、TRATIO=(175+65)/35=7.5 となる。同様に、B信号発生時は、Told2は65°、Told1は175°、Tは65°となるため、TRATIO=(65+175)/65=3.7となる。A信号発生時は、Told2は170°、Told1は65deg、Tは170となり、TRATIO=(170+65)/170=1.38となる。以上まとめると、TRATIOは、A信号発生時1.38,B信号発生時3.7,C信号発生時7.5となるため、気筒判別係数MKRAT#を5とすれば、C信号とA,B信号が分別可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、まず、上記第一の従来例では、内燃機関の始動時、カム軸が最大1回転、すなわちクランク軸が2回転するまで気筒判別ができないという課題がある。次に、第二の従来例では、内燃機関の行程判別は迅速に行われるが、信号間の時間比を用いて判別を行うため、回転変動の大きな内燃機関では、誤判別をする可能性がある。さらに、回転検出用のセンサ(クランク角センサ)が1つしかないため、コスト的には有利であるが、センサ故障時には内燃機関が停止してしまう課題があった。
【0008】
本発明の目的は、カム軸に装着した気筒判定および回転検出用のシグナルプレート1つのみで、1気筒当たりに複数種類の基準信号を用いて制御を行うようにした場合での、基準信号の判別が内燃機関の回転変動の影響を受けずに、速やかに行えるようにするとともに、センサ故障時においても、内燃機関の停止を防止するようにした内燃機関の気筒判別装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、内燃機関の気筒判定装置において、カム軸に装着したシグナルプレートと前記シグナルプレートに、前記内燃機関の気筒数と同じ数の凹部群又は凸部群を有し、基準となる凹部群又は凸部群として前記凹部群又は凸部群の1つに他の凹部群又は凸部群とは異なる数の凹部又は凸部を有し、前記シグナルプレートの前記凹部群又は凸部群に基づく信号を検出するように配置した第一と第二の2つのセンサを有し、前記凹部群又は凸部群の間隔は、クランク角度720°を前記内燃機関の気筒数で除した値となるように配置し、前記第一のセンサの信号として前記凹部又は凸部の個々に対応した信号と前記信号間に検出された第二のセンサによる信号により、ビットパターンを生成すると共に、前記ビットパターンと前記第一のセンサ信号の検出数により気筒判別を行う気筒判別手段と、前記第一のセンサと前記第二のセンサより発生する信号の位相差を検出する位相差検出手段を有し、前記位相差検出手段により前記第一と第二のセンサの位相差を予め求め、前記第一のセンサ故障に際し、前記予め求められた位相差にて前記第二のセンサ信号の位相を修正して、点火時期,燃料噴射手段へ信号を送ることを特徴とする内燃機関の気筒判定装置によって達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を説明する。まず、図4は、本発明が適用される燃料噴射装置のシステム構成図を示している。1はエアクリーナ、2は吸入空気の量を制御する絞弁を備えた絞弁組立体すなわちスロットルボディであり、出口には内燃機関5の各気筒に空気を分岐供給する複数の吸気分岐管4が接続されている。6は吸気分岐管4に取付けられた電子制御式の燃料噴射弁である。内燃機関5の吸込側には吸気弁7があり、吐出側に排気弁8が設けられている。10はコントローラであり、Oセンサ11,水温センサ12,ベースクラセン(ベースクランク角センサ)13,サブクラセン(サブクランク角センサ)14,圧力センサ16,スロットルセンサ17等の各出力を入力として、燃料噴射弁6,点火コイル9,ISCバルブ21,燃料ポンプ31等に対して制御信号を出力する。
【0011】
22はバッテリー、23はコントローラ10に対するメインリレー、24は燃料ポンプリレーである。30は燃料室であり、燃料は、燃料ポンプ31により吸い出され、プレッシャーレギュレータ32で調圧された後、燃料配管33を経て燃料噴射弁6に至る。燃料噴射弁6の適正な噴射量は、各種センサからの入力を基にコントローラ10により算出されて決定される。ベースクラセン13,サブクラセン14は、図5に示すように、シグナルプレート15に設けられた突起が通過する毎に発生する磁界の変化Aをとらえ、内部処理回路でBを生成し、コントローラ10に送る。図6はコントローラ10の内部構成を示したものである。コントローラ10は、入力回路191,A/D変化部192,中央演算部193,ROM194,RAM195、及び出力回路196を含んだコンピュータにより構成されている。入力回路191は、アナログ信号の場合(例えば、水温センサ12,スロットル開度センサ9等からの信号)を受け付けて、概信号からノイズ成分の除去等を行い、当該信号をA/D変換部192に出力するためのものである。中央演算部193は、概A/D変換結果を取り込み、ROM194等の媒体に記憶された燃料噴射制御プログラムやその他の制御のための所定の制御プログラムを実行することによって、前記各制御及び診断等を実行する機能を備えている。なお、演算結果、及び、前記A/D変換結果は、RAM195に一時保管されるとともに、該演算結果は、出力回路196を通じて制御出力信号197として出力され、燃料噴射弁6,点火コイル9等の制御に用いられる。一方、ベースクラセン13及びサブクラセン14の信号は、同様に入力回路191で信号の有無を識別しHigh/Low 信号として、信号線198,199により、中央演算部
193へ送る。中央演算部193では、信号線198の電圧レベルが、Low からHighに変化した時に、図5のCで示したタイミングで割り込み処理が行われる構成となっている。
【0012】
一方、ベースクラセン13,サブクラセン14の装着状態は、図7に示す通りである。図7は、内燃機関を前方から見た図で、クランク軸50に対しカムカバ60の内部には、カム軸に装着されたシグナルプレート15が設置され、クランク軸50の1/2の回転数で回転する。その位置関係を、図8に示す。シグナルプレートの突起に対し、図示の通りベースクラセン13,サブクラセン14が装着されている。図9は、図8の状態を横から見た図で、シグナルプレート15に設置された突起61の磁界の変化を検出する構成となっている。図10は、別の検出手段を示したもので、シグナルプレート15の周方向にベースクラセン13,サブクラセン14を装着した形である。装着状態は、図9,図10の方法、あるいは組み合わせでも良い。尚、信号検出のためには、上記突起61(凸部)に代えて、所定の溝(凹部)としても良いことは言うまでもない。
【0013】
図11は、本発明である気筒判定を実施するブロック図である。ベースクラセン信号は、入力処理手段210に入力されノイズ等が除去される。つぎに信号カウント手段230で信号入力毎にカウンタがカウントアップされ、ベースクラセン信号が何回入力されたかを監視する。同様に、FLAG0,1発生手段240では、入力処理手段210からの信号をもとに、FLAGの状態を前記入力処理手段210からの信号入力毎に0と1を反転させる。一方サブクラセン信号も入力処理手段220でノイズ等が除去されビット作成手段250へ信号を送る。ビット作成手段250では、FLAG0,1発生手段からの信号と、サブクラセン信号の入力処理手段220からの信号を元に、ビットパターンの作成を行う。ビットパターンは、図6で示したRAM195の1バイト(8ビット)をビットパターン判定用レジスタとして用いて作成する。ビットパターン判定用レジスタは、FLAG0,1発生手段240からの信号が反転(0と1が切り替わる)する毎に左へ1ビット分シフトされる。また、サブクラセン信号の入力処理手段220からの信号が入力される毎に、ビットパターンレジスタの最下位ビットを1にする。FLAG0,1発生手段240からの信号が同一状態で、サブクラセンの入力処理手段からの信号が2回入力された場合は、複数入力時処理手段260において、ビットパターンレジスタを左へシフト後、最下位ビットを0とする処理が行われる。つまり、ビットパターンの並びとして“10”となるようにする。上記内容を3気筒の内燃機関にあてはめた場合の一例を図1に示す。ビットパターンレジスタの状態は図示した通り、011011110・・・・というように生成される。つぎに、ビットパターン作成手段250で生成されたビットパターンが、気筒判定手段280に送られ気筒判定を実施する。気筒判定は、気筒判定基準格納手段270であらかじめ定めているデータを取り出し、前記ビットパターンとの一致状態を確認することで実施される。その方法について以下に説明する。まず、信号カウント手段230のカウンタの状態を監視し、カウンタが3の場合(ベースクラセン信号が3回入力)は、ビットパターンが110の並びの時、2気筒の圧縮行程と判別する。その他の場合は、ビットパターンが110の並びの場合、1気筒の圧縮行程と判別。011の並びの場合、3気筒の圧縮行程と判別。以上により、ベースクラセン信号入力が回発生すれば、確実に気筒判別が可能となる。
【0014】
次に、ベースクラセン故障時のフェールセーフの方法について説明する。図
12は、フェールセーフ手段を示すブロック図である。ベースクラセン信号は、クラセン異常検出手段300に入力される。異常判定は、サブクラセン信号が入力されているにもかかわらず、ベースクラセン信号が入力されないときに異常と判定する方法をとる。この場合、異常と判定されたセンサを切り離し、正常なセンサのみにて、従来相当の気筒判別に切り換えるものとする。判定結果が正常の場合は、スイッチ350をON,スイッチ360をOFFとし、ベースクラセン信号を点火時期,燃料噴射演算手段340へ信号を送るようにする。異常と判定した場合は、スイッチ350をOFF,スイッチ360をONとし位相差修正手段320からの信号を元に、点火時期,燃料噴射演算手段340は処理を行うことになる。ここで、位相差修正手段320の内容について説明する。まず、位相差検出手段310においてベースクラセン信号とサブクラセン信号が入力される。サブクラセン信号入力後からベースクラセン入力までの時間を測定し時間比を求める。この方法について、図1を利用して説明する。図1のベースクラセン (ベースCS)信号は、気筒判定が確定するとB0〜B6まで番号が割り振られ、信号位置が確定できる。B0は気筒判別位置を示す。同様にサブクラセン(サブCS)信号にもC0〜C6までの番号が割り振られる。したがって、同一番号、たとえばB0とC0は、シグナルプレート15の突起位置が同一であることになるため、その時間差を求めれば、位相がわかることになる。内燃機関は、1周期がC0〜C0の間であるため下記に示す数3で位相角度を算出する。
【0015】
【数3】
BSANGL=C0B00INT/C0INT×720 …(数3)
BSANGL :クラセン位相角度
B0C0INT :C0〜B0間の時間
C0INT :C0〜C0間の時間
数3の計算によりベースクラセンのサブクラセンからの遅れ角度がわかる。つぎに位相差修正手段320は、サブクラセン信号発生毎に前記クラセン位相角度をもとに、Bn(0〜6)発生位置を時間換算して予測する。内燃機関の運転中における角度−時間換算方法については既知のため、ここでは説明を省略する。以上により、ベースクラセンが故障した場合は、あらかじめ計算したBSANGLを用いて、位相修正手段が、サブクラセン信号を元に、ベースクラセン信号発生位置を予測し、点火時期,燃料噴射手段へ信号を送ることで、継続して内燃機関を運転可能となる。
【0016】
内燃機関の回転に伴い、第一のセンサ(ベースクラセン)と第二のセンサ(サブクラセン)から検出信号が送られてくる。ビットパターン判定用レジスタは、第一のセンサからの入力毎に左へ1ビット分シフトされる。また、第二のセンサ(サブクラセン)から信号が入力される毎に、ビットパターンレジスタの最下位ビットを1にする。第一のセンサ(ベースクラセン)から信号が発生する前に第二のセンサ(サブクラセン)からの信号が発生(2回発生したことになる)した場合は、ビットパターンレジスタを左へシフト後、最下位ビットを0とする。上記内容を3気筒の内燃機関にあてはめた場合の一例を図1に示す。ビットパターンレジスタの状態は図示した通り、011011110・・・・というように生成される。気筒判定は、第一のセンサ(ベースクラセン)の入力状態で区分される。つまり第一のセンサ(ベースクラセン)からの入力が3回あった場合、ビットパターンが110の並びの時、2気筒の圧縮行程と判別する。その他の場合は、さらに次の第一のセンサからの入力時(つまり4回)にビットパターンをチェックする。ビットパターンが110の並びの場合、1気筒の圧縮行程と判別。
【0017】
011の並びの場合、3気筒の圧縮行程と判別。以上により、第一のセンサ入力(ベースクラセン)が4回発生すれば、確実に気筒判別が可能となる。さらに、第一のセンサ(ベースクラセン)が故障した場合は、第二のセンサで気筒判別を行い、燃料と点火が制御される。
【0018】
【発明の効果】
図13,図14に従来例と本発明を実施した場合の実機での確認結果を示す。ともに内燃機関の始動時の回転数の挙動をしめしている。図13は従来例の場合で、機関の始動時に回転数の変動が大きいため、気筒判定の失敗を繰り返し、始動時間に3秒以上要している。一方、図14は、本発明を実施した場合で、回転変動の影響をうけないため気筒判定が速やかに行われ、始動時間も1秒未満となっている。上記結果を統計的にみたものを図15,図16に示す。図15は従来例での始動時間の分布で、図16を本発明を実施した場合のものである。これにより、本発明を実施した場合、始動時間のばらつきを抑え、かつ短くすることが可能となったことがわかる。つまり、内燃機関の始動時、カム軸が最大1回転、すなわちクランク軸が2回転前に気筒判別が可能となり、さらに、気筒判定に対し、信号間の時間比を用いずに判別を行うため、回転変動の大きな内燃機関でも、誤判別をすることがない。ベースクラセン故障時においても、サブクラセンにより内燃機関の燃料,点火の制御を行うため、内燃機関の停止を防止することを可能とした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による気筒判定の実施方法の一例を示す図である。
【図2】気筒判定例の実施方法の従来例を示す図である。
【図3】気筒判定の判定方法の従来例を示す図である。
【図4】本発明を実施した内燃機関のシステム構成図である。
【図5】回転センサの出力特性を示す図である。
【図6】本発明におけるコントローラ10の内部構成図である。
【図7】本発明における回転センサの内燃機関への装着図である。
【図8】本発明における回転センサとシグナルプレートの位置関係を示す図である。
【図9】本発明における回転センサとシグナルプレートの位置関係の詳細を示す図である。
【図10】本発明における回転センサとシグナルプレートの位置関係の他の例を示す図である。
【図11】本発明における気筒判定方法を示すブロック図である。
【図12】本発明におけるフェールセーフの方法を示すブロック図である。
【図13】従来例における内燃機関の始動時の確認結果を示す図である。
【図14】本発明における内燃機関の始動時の確認結果を示す図である。
【図15】従来例における内燃機関の始動時間の分布を示す図である。
【図16】本発明における内燃機関の始動時間の分布を示す図である。
【符号の説明】
1…エアクリーナ、2…スロットルボディ、4…吸気分岐管、5…内燃機関、6…燃料噴射弁、7…吸気弁、8…排気弁、9…点火コイル、10…コントローラ、13…ベースクランク角センサ(ベースクラセン)、14…サブクランク角センサ(サブクラセン)、15…シグナルプレート、32…プレッシャーレギュレータ(燃圧調整弁)。

Claims (1)

  1. 内燃機関の気筒判定装置において、カム軸に装着したシグナルプレートと前記シグナルプレートに、前記内燃機関の気筒数と同じ数の凹部群又は凸部群を有し、基準となる凹部群又は凸部群として前記凹部群又は凸部群の1つに他の凹部群又は凸部群とは異なる数の凹部又は凸部を有し、前記シグナルプレートの前記凹部群又は凸部群に基づく信号を検出するように配置した第一と第二の2つのセンサを有し、前記凹部群又は凸部群の間隔は、クランク角度720°を前記内燃機関の気筒数で除した値となるように配置し、前記第一のセンサの信号として前記凹部又は凸部の個々に対応した信号と前記信号間に検出された第二のセンサによる信号により、ビットパターンを生成すると共に、前記ビットパターンと前記第一のセンサ信号の検出数により気筒判別を行う気筒判別手段と、前記第一のセンサと前記第二のセンサより発生する信号の位相差を検出する位相差検出手段を有し、前記位相差検出手段により前記第一と第二のセンサの位相差を予め求め、前記第一のセンサ故障に際し、前記予め求められた位相差にて前記第二のセンサ信号の位相を修正して、点火時期,燃料噴射手段へ信号を送ることを特徴とする内燃機関の気筒判定装置。
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