JP3595235B2 - 携帯端末、情報処理装置、音源データ更新方法、並びに記録媒体 - Google Patents

携帯端末、情報処理装置、音源データ更新方法、並びに記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話、PHSなどの携帯端末で、電話や、電子メールが着信したことをユーザに知らせるために用いられる着信音を多様化するに好適な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話その他の携帯端末では、電話や電子メールの着信を知らせるため、着信があったときには着信音を鳴らすことのできるような機構が採用されている。かかる着信音は、自分の携帯端末の着信音と他人の携帯端末の着信音との混同防止を可能とすべく、その多様化が図られている。
ところで、従来は他人の着信音との混同防止という観点から着信音の多様化が図られていたが、現在では、自分の個性を表現し、より目立ちたい、或いは周囲の人に差をつけたいというユーザの欲求を満足させるための一手段として、携帯端末の着信音の多様化が図られるようになってきている。
【0003】
従って、かかるユーザの欲求を満足させるためには、従来にはない新しいタイプの着信音を実現する必要がある。ところで、従来の着信音は一般的に、携帯電話内に設けられた記録媒体に記録されたPSG等データ(PSGデータ、FM音源データ、GM音源データの少なくとも一つのデータ)である音源データに基づいて生成された着信音データに従って、内蔵のスピーカ装置から出力されるようになっている。PSG等データに基づく着信音でも、種々メロディーを再現することは可能であるが、これに基づいて音色や、音調を変化させるには限界があり、多様な着信音を生成するには困難が多い。
【0004】
一方、最近の携帯電話などでは、着信音データ生成の元となる音源データを、携帯電話の入力装置を介して入力できるような構成も採用されているが、従来にはない複雑な着信音を得るための音源データの入力を、従来どおりの手入力により行うのは無理があり、またかかる複雑な出力音出力に必要なデータを生成する処理を携帯端末内で行うこととすると、携帯端末にかかる負荷が過剰になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる現状を踏まえてなされたものであり、従来にはない着信音の出力が可能な携帯端末を提供すること、及び携帯端末が備える音源データ記録手段への音源データの書き込みを容易に行えるようにするための技術を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる課題をするために、本願出願人が提案する発明は以下のものである。
【0007】
まず、本願発明は、携帯端末として具現化される。
本発明による携帯端末は、着信要求があった旨を使用者に知らせるための着信音を出力するスピーカ装置と、前記着信音出力に際して前記スピーカ装置を制御するために用いられる着信音データを生成するための音源データが記録された音源データ記録手段と、着信要求を受信したときに、前記音源データ記録手段から音源データを読出して前記着信音データを生成する着信音データ生成手段と、を備えて構成されている携帯端末において、前記音源データは、合成音声についてのデータを含むPCMデータであることを特徴とするものである。
この携帯端末は、上述の音源データとしてPCMデータを用いることとしているため、PSG等データ(本明細書では、PSGデータ、FM音源データ、GM音源データの少なくとも一つを意味する。)を音源データとした場合と比較して自由度が高い中でPCMデータを生成できるようなものとなる。従って、かかる構成によれば、従来にはない目新しい着信音を出力しやすくなる。また、この携帯端末における音源データとしてのPCMデータは、合成音声についてのデータを含むものとなっており、これに基づく非常に目新しい着信音を出力できるようになる。合成音声による着信音は、楽曲を着信音とすることが限界である従来の携帯電話と比較して、周りの興味を引くものとなる。
【0008】
また、本発明による他の携帯端末は、着信要求があった旨を使用者に知らせるための着信音を出力するスピーカ装置と、前記着信音出力に際して前記スピーカ装置を制御するために用いられる着信音データを生成するための音源データが記録された音源データ記録手段と、着信要求を受信したときに、前記音源データ記録手段から音源データを読出して前記着信音データを生成する着信音データ生成手段と、を備えて構成されている携帯端末において、携帯端末との間でネットワーク経由で通信を行うための処理装置通信手段を備えており且つ携帯端末にPCMデータを送信することができるようになっている情報処理装置との間で、ネットワーク経由で通信を行うための携帯通信手段と、前記携帯通信手段を介して受入れたPCMデータの前記PCMデータ記録手段への書き込みを行うPCMデータ管理手段とを備えているものである。
この携帯端末は、PCMデータを送信可能な外部のデータ処理装置からネットワークを介してPCMデータを受入れ、これを音源データとして用いることができるようなものである。つまり、この携帯端末では、PCMデータを入力する処理や、PCMデータの作成の処理を、ネットワークを介して接続されたサーバなどのデータ処理装置に肩代わりさせることができるようになる。従って、この携帯端末によれば、PCMデータを手入力することによってユーザに負担をかけたり、PCMデータの作成のための処理を携帯端末内で行うことにより携帯端末に無理をかけたりすることなく、PCMデータを更新できるようになるため、PCMデータを利用しやすくなる。
【0009】
本発明による携帯端末は、前記音源データ記録手段には、発信者情報と各々対応させた複数種類の音源データが記録されており、前記着信音データ生成手段は、着信要求を受信したときに、当該着信要求に含まれる発信者情報と対応した音源データを音源データ記録手段から読み出して着信音データを生成するように構成されている、ものとすることができる。
このようにすれば、PCMデータに基づく多様な着信音を鳴らすことができるのみならず、発信端末の別により異なる着信音を鳴らすことができるようになるためユーザの遊び心により一層対応しやすくなる。
【0010】
次に本願発明は、情報処理装置として具現化される。
この情報装置は、携帯端末にPCMデータを送信する情報処理装置である。
その構成は以下のようなものである。
即ち、この情報処理装置は、着信要求があった旨を使用者に知らせるための着信音を出力するスピーカ装置、前記着信音出力に際して前記スピーカ装置を制御するために用いられる着信音データを生成するための音源データが記録された音源データ記録手段、着信要求を受信したときに、前記音源データ記録手段から前記音源データを読出して前記着信音データを生成する着信音データ生成手段、を備えて構成されている携帯端末の前記音源データ記録手段へ、前記音源データを記録するための機能を有する情報処理装置である。そして、携帯端末との間で通信を行うための処理装置通信手段、携帯端末からの要求に応じたPCMデータを生成するPCMデータ生成手段を備えると共に、前記ネットワーク上に配置されており、生成したPCMデータを前記処理装置通信手段を介してネットワーク経由で送信することで、前記携帯通信手段を介して前記音源データ記録手段へ前記PCMデータを音源データとして書き込めるように構成されている。
このような情報処理装置によれば、PCMデータを生成することについての要求を携帯端末が行うだけで、所望する最終生成物としてのPCMデータをユーザが入手できるようになる。従って、この情報処理装置によれば、携帯端末側での処理を重くすることなくデータ更新を行えるようになる。このような情報処理装置は、携帯端末と比較してハード的な制限の小さいコンピュータによって実現可能であるため、たとえ重い処理を担当させたとしても携帯端末にこの処理を行わせる場合よりも負担が過剰となりにくい。
【0011】
上述のPCMデータ生成手段は、どのようなPCMデータを生成するようなものとしても構わない。例えば、合成音声についてのデータを含むPCMデータを生成するように構成されているものとすることができる。このような情報処理装置によれば、携帯端末にて合成音声による着信音を出力できることとなる。
【0012】
また、本発明による情報処理装置は、携帯端末が備えるディスプレイ装置に表示される画像を制御するために用いられる画像データを生成するための補助画像データ生成手段を更に備えており、該補助画像データ生成手段が生成した画像データを前記処理装置通信手段を介して前記携帯端末へ送信することで、当該端末の前記ディスプレイ装置上に、携帯端末からの要求を入力する際にユーザにとって有用な情報となる補助画像を表示するように構成されているものとすることができる。
このような情報処理装置によれば、どのようなPCMデータを生成するかということについての上述の如き要求をユーザが携帯端末の入力手段を介して入力する場合に、その入力操作を容易にすることができる。
【0013】
本発明による情報処理装置は、以下の如き方法としても実現可能である。
本発明による方法は、着信要求があった旨を使用者に知らせるための着信音を出力するスピーカ装置、前記着信音出力に際して前記スピーカ装置を制御するために用いられる着信音データを生成するための音源データが記録された音源データ記録手段、着信要求を受信したときに、前記音源データ記録手段から音源データを読出して前記着信音データを生成する着信音データ生成手段、を備えて構成されている携帯端末の前記音源データ記録手段へ前記音源データを書き込むために、前記ネットワーク上に配置されている情報処理装置にて実行される方法である。また、前記情報処理装置が、前記音源データを更新することについての要求を前記携帯端末から前記ネットワーク経由で受け付ける過程と、ユーザの入力に基づく前記携帯端末からの要求に応じてPCMデータを生成する過程と、生成したPCMデータを前記携帯端末へと前記ネットワーク経由で送信する過程と、を含んでいる。そして、前記携帯通信手段が受け取ったこのPCMデータを前記音源データとして前記携帯端末の前記音源データ記録手段へと書き込むことにより音源データの更新が行われる。
【0014】
また、本発明の音源データの更新方法は、前記情報処理装置が、携帯端末が備えるディスプレイ装置に表示される画像の制御に用いられる画像データを生成し、該画像データを前記携帯端末へと送信することで、当該端末の前記ディスプレイ装置上に、携帯端末からの要求を入力する際にユーザにとって有用な情報となる補助画像を表示する過程を含んでもよい。
かかる方法によれば、上述の如き補助画像をユーザに提供できるようになるので、PCMデータ要求に必要な情報を入力する際のユーザにおける負担を小さくできるようになる。
【0015】
ここで、本発明の音源データの更新方法における補助画像は、複数のPCMデータとそれぞれ対応付けられた複数の選択肢画像を含むものとすることができる。
このようにすれば、ユーザは、提示された選択肢の中からいずれかのものを選ぶことで、生成されるべきPCMデータを決定可能となるため、PCMデータ要求に必要な情報の入力を益々容易に行えるようになる。
【0016】
また、本発明の音源データの更新方法におけるPCMデータは、合成音声についてのデータを含むものとすることができる。
こうすることにより、この更新方法によりPCMデータの更新が行われた携帯端末は、合成音声による着信音を出力できるようになるので、着信音に関するエンタテインメント性が更に向上する。
【0017】
また、本発明の音源データの更新方法におけるPCMデータは、ユーザの要求に応じた所定の文字列に対応する合成音声についてのデータを含むものとすることができる。
この方法によれば、ユーザの決定した文字列に対応する合成音声データを生成できるようになるので、ユーザが、自分の望む合成音声データを入手し易くなる。
【0018】
また、本発明の音源データの更新方法において、上述の補助画像を用いて、ユーザが求める文字列についての合成音声データを含むPCMデータを生成できるようにするには、例えば以下のようにすればいい。
即ち、補助画像を用いる本発明の音源データの更新方法を、携帯端末が備えるディスプレイ装置に表示される画像を制御するために用いられる画像データを生成し、該画像データを前記携帯端末へと送信することで、当該端末の前記ディスプレイ装置上に、携帯端末からの要求を入力する際にユーザにとって有用な情報となる補助画像を表示する過程を含むものとして実行すれば良い。そしてその補助画像は、合成音声に対応した文字列である複数の文例についての画像を含むものとすることができ、これによりユーザがその中からいずれかの文例を選択することで、文字列を決定可能とすることができる。
この方法によれば、ユーザは、好みの文例を選択するだけで、所望の合成音声データを入手できるようになる。
【0019】
ここで上述の文例の一部には、ユーザの要求に応じた所定の文字を当て嵌められるようにすることができる。そして、ユーザが、選択した文例に所定の文字を当て嵌めることにより、合成音声が対応すべき所定の文字列を決定可能とすることができる。
これによれば、テンプレートの如き文例を選択すると共に、必要な部分でのみ文字の入力を行うだけでユーザは、所望の合成音声についてのPCMデータを入手できるようになるため、PCMデータを制御装置側へ要求する際のユーザの負担が小さくなる。
【0020】
また、上記の如き情報処理装置や、音源データ更新方法は、上述の方法における処理を、コンピュータ読み取り可能な形態で記録媒体に記録された以下の如きプログラムをコンピュータに読み取らせることで、一般的なコンピュータを用いて簡易に実現できるようになる。
かかる記録媒体とは、例えば以下のものを言う。
着信要求があった旨を使用者に知らせるための着信音を出力するスピーカ装置、前記着信音出力に際して前記スピーカ装置を制御するために用いられる着信音データを生成するための音源データが記録された音源データ記録手段、着信要求を受信したときに、前記音源データ記録手段から音源データを読出して前記着信音データを生成する着信音データ生成手段、を備えて構成されている携帯端末の前記音源データ記録手段への前記音源データの書き込みを、前記ネットワーク上に配置されているコンピュータに行わせるためのプログラムコードが、コンピュータ可読の形態で記録された記録媒体であって、前記プログラムコードが、前記コンピュータに、前記音源データを更新することについての要求を前記携帯端末から前記ネットワーク経由で受け付ける処理と、ユーザの入力に基づく前記携帯端末からの要求に応じてPCMデータを生成する処理と、生成したPCMデータを前記ネットワーク経由で前記携帯端末へと送信する処理と、を行わせるものとなっている、記録媒体がその例である。
【0021】
また、ここでいうプログラムコードとは、本発明による音源データを更新する方法における各処理を、コンピュータに実行させるためのプログラムコードであって、コンピュータ読み取り可能な形態で記録媒体に記録されたプログラムコードを意味する。
例えば、着信要求があった旨を使用者に知らせるための着信音を出力するスピーカ装置、前記着信音出力に際して前記スピーカ装置を制御するために用いられる着信音データを生成するための音源データが記録された音源データ記録手段、着信要求を受信したときに、前記音源データ記録手段から音源データを読出して前記着信音データを生成する着信音データ生成手段、を備えて構成されている携帯端末の前記音源データ記録手段への前記音源データの書き込みを、前記ネットワーク上に配置されているコンピュータに行わせるためのプログラムコードであって、前記コンピュータに、前記音源データを更新することについての要求を前記ネットワーク経由で前記携帯端末から受け付ける処理と、ユーザの入力に基づく前記携帯端末からの要求に応じてPCMデータを生成する処理と、生成したPCMデータを前記携帯端末へと前記ネットワーク経由で送信する処理と、を行わせるものとしてコンピュータ可読の形態で記録媒体に記録されているプログラムコードが、その例である。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して説明する。
【0023】
≪全体構成≫
本発明における携帯端末T及び情報処理装置としてのサーバSは、インターネットその他のネットワークNを介して相互に接続可能となっている。このシステムの全体構成を概念的に示したのが図1である。
【0024】
≪携帯端末≫
次に携帯端末Tについて説明する。この実施形態における携帯端末Tは、これには限られないが、携帯電話とされている。かかる携帯端末Tはそれぞれ、例えば液晶ディスプレイとして構成されるディスプレイ装置T1、本発明の入力手段に該当し、データ入力などを行うための操作キーT2、音声出力を行うスピーカ装置T3、音入力を行うためのマイクロフォンT4をそれぞれ備えて構成される。尚、この携帯端末Tは、本発明のスピーカ装置に当たる着信音の出力を行うための着信音出力スピーカ装置も内蔵しているが、これに関しては図示を省略する。
尚、上述の操作キーは、電源のON、OFF切り替えを行うための電源キー、それぞれに割り振られた数字や文字の入力を行うためのテンキー,上下左右のカーソル移動方向入力を行うための方向キーなどを含んでいる。
【0025】
携帯端末Tの内部構成図を概略で図2に示す。携帯端末Tは、CPU11、無線通信部12、アンテナ12A、ディスプレイ制御部13、操作キー制御部14、スピーカ制御部15、着信音スピーカ制御部16、マイクロフォン制御部17、ROM18、RAM19を備えて構成されている。
CPU11は中央処理部であり、電話での通信、電子メールのやり取り、着信音の出力等に必要な各処理の制御を行うものである。無線通信部12は、無線通信を行うためのインターフェイスであり、アンテナ12Aを介してかかる無線通信を行うようになっている。ディスプレイ制御部13は、ディスプレイ装置T1と接続されており、CPU11の管理下で、ディスプレイ装置T1に表示される画像を制御する。操作キー制御部14は、操作キーT3からの入力内容をCPU11に伝えるものである。スピーカ制御部15は、スピーカ装置T3と接続されており、CPU11の管理下でスピーカ装置T3からの出力音を制御する。着信音スピーカ制御部15は、着信音出力スピーカ装置と接続されており、CPU11の管理下で着信音スピーカ出力装置から出力される着信音を制御する。マイクロフォン制御部16は、ユーザが発声により入力した音声についての情報をCPU11に伝えるように構成されている。ROM18は、この携帯電話で実行される各処理を行うに必要なプログラムを記録しており、CPU11は、このプログラムに基づいて処理の実行を行うようになっている。このROM18は、フラッシュROMを含んでおり、このフラッシュROMには、電話帳についてのデータや、着信音についての音源データが記録されている。RAM19は、プログラムを実行するための作業領域を提供するものである。
【0026】
携帯端末T内には、ROM18に記録されていたプログラムをCPU11が実行することにより、図3に示した如き各機能ブロックが生成されている。
即ち、携帯端末Tは、制御部21、通信実行部22、入力データ解析部23、携帯通信部24、音源制御データテーブル記録部25、PSG等データ管理部27、PCMデータ管理部26、着信音データ生成部28、及び画像データ生成部29を備えて形成されている。
【0027】
制御部21は、電話、電子メールなどの通信や、以下に説明する着信音についての制御を含む総合的な制御を行うものである。上述のCPU11がこの機能を主として実行することになる。
通信実行部22は、制御部21の制御の下、他の携帯端末Tや、固定式の電話機、コンピュータなどの端末との間での通信を実行するものである。尚、携帯端末Tをネットワーク経由で他のコンピュータと接続するための技術は、例えばi−modeなどの携帯電話で一般的な機能として実現されているのでそれを利用すれば足りる。
入力データ解析部23は、操作キーT2からの入力の内容を解析し、これを制御部21に伝えるものである。例えば、他の端末との間で通信を行う際の電話番号や、音源データの生成をサーバSに行わせるための指示などの入力情報を解析して、これを制御部21に伝えるものである。
携帯通信部24は、本発明における携帯通信手段に該当するものであり、サーバSとの間で、ネットワークN経由で通信を行うものである。
【0028】
音源制御データテーブル記録部25は、本発明で言う音源データ記録手段に相当するものであり、着信音出力に際して着信音出力スピーカ装置を制御するために用いられる着信音データを生成するための音源データが記録されている。これら機能ブロックは、上述のRAM19上の一領域に形成される。これら音源制御データテーブル記録部25には、PCMデータ記録部25A、PSG等データ記録部25B、電話帳データ記録部25Cとが含まれている。
PCMデータ記録部25Aは、本発明のPCMデータ記録手段に該当するものである。PCMデータ記録部25A、PSG等データ記録部25Bのそれぞれには、音源データとしてのPCMデータとPSGデータとが記録されている。尚、この例では、PSG等データ記録部25BにはPSGデータのみが記録されることとしているが、これに換えて或いはこれに加えてFM音源データ、GM音源データをPSG等データ記録部25Bに記録して、これらに基づく出力音を着信音として利用するようにしても良い。
この実施形態におけるPSGデータは、どのような高さの音をどの程度のボリュームでどの程度の長さ鳴らすかということを特定するデータとなっている。また、この例におけるPSGデータは、例えば16ビットで1秒に44100個の音圧データを羅列したものとなっている。これらのデータは、デフォルトの状態から記録されているものである場合があり、また以下に説明するような過程を実行することでユーザが更新したものである場合がある。上述のPCMデータには、合成音声についてのデータが含まれている。
電話帳データ記録部25Cには、その携帯端末Tに電話をかけてきたり、電子メールを出してくる相手方を特定する相手側端末についての情報、例えば、電話番号などの発信者情報についてのデータが記録されている。また、発信者情報についてのデータは、いずれの発信者情報とどの音源データとが対応するのかというものとなっている。
【0029】
PCMデータ管理部26は、本発明のPCMデータ管理手段に該当するものであり、携帯通信部24を介して受入れたPCMデータをPCMデータ記録部25Aへ書き込むことでPCMデータを更新、管理するようになっている。また、PSG管理部27は、本発明のPSGデータ管理手段に該当するものであり、携帯通信部24を介して受入れたPSGデータをPSG等データ記録部25Bへ書き込むことでPSGデータを更新、管理する機能を有している。尚、PSG等管理部27は、PSG等データ記録手段に記録されたデータがPSGデータ以外のものである場合や、PSGデータ以外のものを含む場合には、それに応じた書き込み、読出しを行えるようなものとしておく。
着信音データ生成部28は、着信音出力スピーカ装置を制御するための着信音データを生成するものである。着信音データ生成部28は、通信実行部が、着信要求を受け付け、その旨を制御部21に伝えたときに、制御部21の指示に従って着信音データを生成するようになっている。着信音データは、PCMデータ記録部25A、PSG等データ記録部25Bの少なくとも一方から読み出された音源データに基づいて生成されるようになっている。
この場合、発信者情報とどの音源データとが対応するのかという情報が電話帳データ記録部25Cから着信音データ生成部28へ送られ、これに基づいて、着信音データ生成部28は、発信者情報に対応して予めユーザが設定した適切な音源データを読み出すようになっている。
【0030】
画像データ生成部29は、制御部21の指示に基づいて、ディスプレイ装置T1に表示されるべき画像を制御するようになっている。画像データ生成部29はかかる制御に必要な画像データを生成する。
【0031】
≪着信音の出力≫
着信音出力の過程を以下説明する。
着信音は、他の携帯端末Tからの電話や、他の携帯端末Tやパーソナルコンピュータなどの端末からのメールの着信などについての着信要求があった場合に出力される。
かかる着信要求をアンテナ12Aが受けると、そのデータは、通信実行部22を経て制御部21へと送られる。これにより制御部21は、着信音を出力すべく、着信音データ生成部28を制御する。
着信音データ生成部28は、音源制御データテーブル記録部25から音源データを読み出すことにより着信音データを生成する。
まず、音源制御データテーブル記録部25内のPCMデータ記録部25A、PSG等データ記録部25B、電話帳データ記録部25Cに記録されているPCMデータ、PSGデータ、電話帳データの各内容について図4を用いて説明する。
【0032】
まず、PCMデータ記録部25Aには、着信音データを生成するための複数のPCMデータが記録されている。この例のPCMデータ記録部25Aには、5つのPCMデータが記録されている(図4では、これをPCM1〜5で示す。)。各PCMデータの内容は様々であるが、いずれも合成音声についてのデータを含んでいる。
次に、PSG等データ記録部25Bには、着信音データを生成するために用いられる複数のPSGデータが記録されている。この例のPSG等データ記録部25Bには、10のPSGデータが記録されている(図4では、これをPSG1〜10で示している。)。各PSGデータは様々であり、楽曲の着信音を生成するためのものも含まれている。
電話帳データ記録部25Cには、この携帯端末Tからの発信が予定されているか、或いはこの携帯端末Tへの着信が予定されている携帯端末Tを識別するための発信者情報としての電話番号が記録されている。実際には、発信又は着信が予定されている相手側端末の電子メールアドレスも記録されているが、ここでは説明を省略する。この例では、5つの電話番号がこの電話帳データ記録部25Cに記録されている(これを図4では、番号1〜5で示す。)。また、電話帳データ記録部25Cには、その電話番号を有する携帯端末Tから着信要求があったときにどの着信音を出力するかという各電話番号と音源データとの対応についての対応情報が、各電話番号につき記録されている(図4では、これを対応情報1〜5として示す。)。尚、この対応情報は、ユーザが操作キーT2を操作して、自分の好みで決定する。
【0033】
着信要求があると、制御部21は、着信要求があった旨及び発信側の端末の電話番号を着信音データ生成部28へ伝達する。着信音データ生成部28は、電話帳データ記録部25Cから、発信側の端末の電話番号に対応する対応情報を読出し、その対応情報に応じた音源データを、PCMデータ記録部25A、PSG等データ記録部25Bの少なくとも一方から読み出す。
例えば、着信音データ生成部28は、発信側携帯端末Tの電話番号が番号3だったときは、番号3と対になる対応情報3により対応付けられた音源データ、即ちPCM2のPCMデータとPSG4のPSGデータを読出し、これらに基づいて着信音データを生成する。
この着信音データは着信音出力スピーカ装置T3へと送られ、着信音が出力されることになる。
【0034】
≪サーバ≫
次に、サーバSの構成について説明する。このサーバSは、交換自在の可搬性ディスク(CD−ROM、DVD−ROM等)やメモリカード等の記録媒体Kに記録されたプログラムやデータをコンピュータ本体で読み出し、これをプログラム単独、または当該コンピュータ本体が元から有しているオペレーティングシステム(Operating system:以下、「OS」)や装置内の他のプログラムコードと協働実行することにより、本発明による情報処理装置として要求される各処理を実行できるようになっている。上述のプログラムコードが、本発明のプログラムに当たり、上述の記録媒体Kが本発明の記録媒体に当たる。
【0035】
上述のプログラムを読み込んだ本実施形態によるサーバSは、その内部に図5に示した如き機能ブロックを形成する。即ち、制御部31、処理装置通信部32、PCMデータ生成部33、PSG等データ生成部34、及び補助画像データ生成部35を備えて構成される。
【0036】
制御部31は、PCMデータ生成に関する後述の過程を制御するものである。処理装置通信部32は、上述の携帯端末Tとの間でネットワーク経由で通信を行えるように構成されている。この処理装置通信部32は、制御部31の管理下で送受信の双方を行えるようになっている。
【0037】
PCMデータ生成部33は、音声合成データを含むPCMデータを、PCMデータの生成を依頼してきた携帯端末Tから受信したPSG等データに基づいて、或いは単独に生成するものである。尚、このPCMデータ生成部33は、例えば、本願出願人が先にした特願平11−208606号に記載された音声合成装置を応用して構成することができる。
PCMデータ生成部33は、図6に示したように、基礎データ記録部33A、データ生成部33Bを含んで構成されている。基礎データ記録部33Aは、予め準備されたPCMデータや、音声合成データを生成する際に用いられる後述のテンプレートなどについてのデータや、音声合成を行うために必要な辞書、文法などについてのデータなどを含んでいる。データ生成部33Bは、基礎データ記録部33Aから読み出した基礎データを用いてPCMデータを生成する。尚、合成音声データを生成するために音声合成を行う必要がある場合には、データ生成部33B内の合成音声データ生成部Gが、基礎データ記録部33Aから読み出したデータを用いて、ユーザが望む所定の合成音声のデータを生成するようになっている。
【0038】
PSG等データ生成部34は、PCMデータの生成を依頼してきた携帯端末Tからの指示に応じて新たなPSG等データを生成するものである。即ち、系端末Tで扱えるPSG等データの種類に応じて適当なデータが生成されるようになっている。
【0039】
補助画像データ生成部35は、携帯端末が備えるディスプレイ装置に表示される画像を制御するために用いられる画像データを生成する。上述の画像には、携帯端末Tのディスプレイ装置上T1に、携帯端末Tからの要求を入力する際にユーザにとって有用な情報となる補助画像も含まれており、従って上述の画像データには、かかる補助画像に関するデータも含まれることになる。
【0040】
≪音源データの更新≫
上述のサーバS及び携帯端末Tを含んで構成されるシステムで実行される本発明による音源データの更新方法について以下説明を行う。かかる音源データの更新方法は、図7に示した如きフローで実行される。
【0041】
この方法では、まず、携帯端末TとサーバSとをネットワーク経由で接続することから開始される(S101)。この接続は、ユーザが携帯端末Tの操作キーT2を操作することにより行われる。
【0042】
次に、携帯端末TからサーバSに音源データを更新するために、PCMデータの生成を依頼する旨の情報を送信する(S102)。
サーバSと携帯端末Tとが接続した段階で、サーバSの補助画像データ生成部35は、PCMデータ生成を依頼するか否かの選択をユーザに促すための画像についての画像データを生成し、これを接続してきた携帯端末Tに送るので、ユーザは、携帯端末Tのディスプレイ装置T1に表示された画像に従ってPCMデータ生成を依頼するか否かを操作キーT2で選択することになり、これによってPCMデータ生成を依頼する旨の情報がサーバSに送信されることになる。
【0043】
サーバSは、ユーザが携帯端末Tから送信したPCMデータの更新要求に基づいて、ユーザが所望する新たなPCMデータを生成する(S103)。
具体的には、以下の如き流れによりPCMデータの生成が行われる。
新たなPCMデータをどのようなものにするかは、サーバSの補助画像データ生成部35が生成した補助画像データに基づいて携帯端末Tのディスプレイ装置T1に表示される補助画像に従ってユーザが操作キーT2の操作を行うことで、決定されていく。
【0044】
この実施形態におけるPCMデータの更新に際しては、まず、図8に示した如き補助画像がディスプレイ装置T1に表示される。この補助画像は、ロードメニューの選択をユーザに促すためのものである。この例のメニューには、「効果音」、「ジングル」、「音声(規定)」、「合成音声(新規)」、「着信メロディー(PSG)」の5種類がある。
この例における「効果音」は、爆発音、硝子の割れる音などの人間の声以外の音を意味し、ビデオゲームの中で用いられている効果音などもこれに含まれる。「ジングル」は、短めのメロディーを意味し、ゲームの効果音におけるファンファーレなどに相当するものである。
「音声(規定)」は、予め準備された合成音声や、予め準備されたテンプレートに基づいて決定された文字列についての合成音声に関するものであり、例えば着信があったことをユーザに呼びかけるような音声として生成される。
「合成音声(新規)」は、予め準備されたテンプレートなどに従わずにユーザが自由に決定した文字列についての合成音声に関するものである。
また、「着信メロディー(PSG)」は、携帯端末TのPSG等データ記録部25Cに記録されたPSGデータを更新するためのものであり、一般的な着信音についての着信音データの元となる着信メロディーについてのPSGデータを選択し得るものとなっている。
ユーザは、操作キーT2を操作していずれのメニューを選択するか決定する。
選択されたメニューに対応したデータが以後生成されていく。
【0045】
ユーザが「効果音」を選択した場合には、効果音の例を選択肢とする補助画像がディスプレイ装置T2に表示される。この補助画像の例を図9に示す。ユーザは、その中のいずれかの選択肢を選択することにより、どの効果音についてのPCMデータを生成するかを決定する。
尚、上述の補助画像を表示するための補助画像データの生成に際しては、基礎データ記録部33Aに記録された上述の基礎データが利用される。即ち、効果音データはその名称と共に上述の基礎データに含まれており、その名称部分が補助画像データ生成部35へ送られることにより、当該名称が、選択肢として利用されるようになっている。
ユーザがいずれかの選択肢を選択すると、そのデータは、携帯端末Tの携帯通信部24からネットワークNを経て処理装置通信部32を経て制御部31へ伝達される。制御部31は、どのような選択がユーザによりなされたかをデータ生成部33Bへ伝える。データ生成部33Bがこれに基づいて、選択された当該選択肢に対応する効果音についてのデータを合成音声データから読み出すことで、効果音データについてのPCMデータが生成されることになる。
【0046】
ユーザが「ジングル」を選択した場合には、ジングルの例を選択肢とする補助画像がディスプレイ装置T2に表示される。この補助画像の例を図10に示す。ユーザは、その中のいずれかの選択肢を選択することにより、どのジングルについてのPCMデータを生成するかを決定する。
尚、上述の補助画像を表示するための補助画像データの生成に際しては、基礎データ記録部33Aに記録された上述の基礎データが利用される。この点については、上述した「効果音」の場合と同様である。
ユーザがいずれかの選択肢を選択すると、その選択肢に対応するジングルについてのデータを基礎データから読み出すことにより、ジングルについてのPCMデータが生成されることになる。
【0047】
ユーザが「音声(規定)」を選択した場合には、予め定めた音声により出力される所定の文字列の例を選択肢とする補助画像がディスプレイ装置T2に表示される。この補助画像の例を図11に示す。ユーザは、その中からいずれかの選択肢を選択することにより、どの音声についてのPCMデータを生成するかを決定する。
尚、上述の補助画像を表示するための補助画像データの生成に際しては、基礎データ記録部33Aに記録された上述の基礎データが利用される。この点については、上述した「効果音」の場合と同様である。音声についてのデータは、予め音声合成を行うことにより生成された合成音声データで会っても良く、また肉声を録音することにより生成されたものであっても良い。
ユーザがいずれかの選択肢を選択すると、その選択肢に対応する音声についてのデータを基礎データから読み出すことにより、「音声(規定)」についてのPCMデータが生成されることになる。
【0048】
ユーザが「合成音声(新規)」を選択した場合には、予め定められた合成音声により出力される所定の文字列の例を選択肢とする補助画像がディスプレイ装置T2に表示される(図12)。この文字列は、その一部が空欄とされており(図12中では、かかる空白を○、□又は△で表している。)、ユーザは、提示された中からいずれかの選択肢を選択すると共に、その空欄に所望の文字を当て嵌めることにより、合成音声で出力すべき文字列を決定する。
例えば、2番の文例の選択肢をユーザが選択したときは、□□に会社名、○○に相手方の呼び名をはめ込む必要がある。文例の選択と固有名詞的部分の入力を組み合わせてユーザに行わせるこのような方法により、文字列決定に際してのユーザの負担は最小限に抑えられることとなる。
いずれにせよ、合成音声で出力されるべき文字列の決定が行われたら、合成音声データ生成部Gは、その文字列に対応するPCMデータである合成音声データを生成する。
尚、上述の○○の部分には相手方端末の使用者の呼び名などが入り、□□の部分には当該相手方端末の使用者が属している組織や地名などが入り、また△△の部分には、その携帯端末Tの使用者の呼び名が入る。
上記基礎データ記録部33Aには、単語を、人名、組織名、地名、「お〜」、「ご〜」などの接頭辞、「〜さん」、「〜ちゃん」、「〜くん」などの接尾辞、数値、記号などにそれぞれ分類することにより生成したカテゴリと称する複数の範疇に分けた辞書についてのデータが記録されている。合成音声データ生成部Gでは、入力された文字列と、上述とのカテゴリとを対比しつつ、着信音として出力されたときに正しいアクセント、イントネーションでそれが発音されるような合成音声データを生成する。
また、この場合においては、ユーザへの補助画像として、例えば、図13に示した如き画像を提示して、合成音声データ生成部Gでした認識が正しいか否かの確認を、先にユーザに行わせることができる。合成音声データ生成部Gでする合成音声データの生成には一定の時間が必要であるため、一度時間を掛けて音声合成を行った後に誤りが発見されると、時間のロスが大きくなるからである。
ユーザは上記補助画像に対して意思確認のための操作キーT2の操作を行い、合成音声データ生成部Gでの認識が正しければ、合成音声データが生成され、誤っていれば、修正が行われることになる。この修正は、サーバ側で行うことも可能であるし、ユーザ側で行うことも可能である。図13で示した例は、ユーザに修正を促させるための補助画像を表示する場合であり、これに応じてユーザは必要な修正を行うことになる。
【0049】
尚、上述の例では、テンプレートを用いてユーザの負担を軽減する場合について説明したが、かかるテンプレートを用いず、文字列に含まれるべきすべての文字についてユーザに入力を行わせることも可能である。この方がよりユーザの好みに即した合成音声データを生成できるという利点もあるが、その入力の手間は大である。
両者には一長一短があるので、サーバSを、いずれの入力方式をも選択できるようにしておくと良い。
【0050】
ユーザが「着信メロディー(PSG)」を選択した場合には、PSGデータによる着信メロディーの例を選択肢とする補助画像がディスプレイ装置T2に表示される。この補助画像の例を図14に示す。ユーザは、その中のいずれかの選択肢を選択することにより、どのジングルについてのPCMデータを生成するかを決定する。
尚、上述の補助画像を表示するための補助画像データの生成に際しては、PSG等データ生成部34内部に設けられたPSGデータを保持している機能ブロックに記録されたデータが、上述の場合と同様の仕組みで利用される。
ユーザがいずれかの選択肢を選択すると、その選択肢に対応する着信メロディーについてのPSGデータが読み出され、新たなPSGデータが生成されることになる。
【0051】
尚、説明を省略したが、この実施形態では、ユーザが「ジングル」や「着信メロディー(PSG)」などの楽曲についての音源データのダウンロードを行おうとした場合には、上述の過程に加えて、例えば以下のような処理を行えるようにされている。即ち、この実施形態の方法では、その音源データに基づいて出力される着信音に含まれる各音の高さを上下させるような変更をPSGデータやPCMデータに加えたり、或いは着信音として流れる楽曲の演奏の速さが増減するような変更をPSGデータやPCMデータに加えたりすることができるようになっている。これに必要な決定も、携帯端末Tの操作キーT2の操作により行うことができるようにされている。
【0052】
以上のような過程を経ることでPCMデータを含む音源データが生成されたら、次に、PCMデータのみをダウンロードするのか、更新した新たなPSGデータもPCMデータと共にダウンロードするのかということについてのユーザによる選択が行われる(S104)。補助画像データ生成部35は、この選択をユーザに行わせるための補助画像データを生成し、これを携帯端末Tへと送る。携帯端末Tのディスプレイ装置T3には、これに基づく、例えば上述の2者を択一的に選択するための選択肢を含む画像が表示される。ユーザは、そのいずれかを選択することにより、PCMデータに加えてPSGデータをダウンロードするか否かを決定する。
その選択の別にもよるが、PCMデータ(選択された場合にはこれとPSGデータ)は、制御部31の指示により処理装置通信部32へ送られ(S105)、ネットワークN、携帯端末Tの携帯通信部24へと送られる。そしてこれらのデータは、制御部21の指示に従ってそれぞれ、PCMデータ管理部26、PSG等データ管理部27により、PCMデータ記録部25A、PSG等データ記録部25Bへ書き込まれ(S106)、音源データの更新がなされる。
【0053】
尚、上述の、PCMデータ記録部25A、PSG等データ記録部25BへのPCMデータ、PSGデータの書き込みに先立って、記録部のどの範囲に当該PCMデータ乃至PSGデータを書き込むかという決定がユーザによってなされる。即ち、PCMデータ記録部25AやPSG等データ記録部25Bは容量が限られており、大抵の場合は、元々存在したPCMデータやPSGデータ(或いはFM音源データやGM音源データ)に上書きする形でPCMデータ、PSGデータの更新を行うこととなる。そこで、補助画像に従ってかかる選択をユーザが予め行った後に、PCMデータやPSGデータの更新を行うのである。
【0054】
【発明の効果】
本発明の携帯端末は、音源データとしてPCMデータを利用可能となっているので、従来と比較して、より自由でより面白みのある着信音を出力できるようになる。また、PCMデータが合成音声データを含む場合には、従来にはないエンタテインメント性の高い着信音を実現できるようになる。
また、本発明の情報処理装置は、携帯端末における音源データの更新を肩代わりするものであるため、ユーザの手間や携帯端末における過剰な負荷を生じさせることなく、携帯端末における音源データの更新を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態による携帯端末と情報処理装置(サーバ)の関係を概略的に説明するための図。
【図2】本実施形態による携帯端末のハードウエア構成を示す図。
【図3】本実施形態による携帯端末の構成を示す機能ブロック図。
【図4】本実施形態による音源制御データテーブル記録部に記録されたデータの内容を概念的に示す図。
【図5】本実施形態によるサーバの構成を示す機能ブロック図。
【図6】図5に示したPCMデータ生成部を拡大して示す機能ブロック図。
【図7】音源データ更新の際における処理の流れを概略で説明するための図。
【図8】音源データ生成の際における処理の流れを概略で説明するための図。
【図9】携帯端末のディスプレイ装置に表示される補助画像の一例を示す図。
【図10】携帯端末のディスプレイ装置に表示される補助画像の一例を示す図。
【図11】携帯端末のディスプレイ装置に表示される補助画像の一例を示す図。
【図12】携帯端末のディスプレイ装置に表示される補助画像の一例を示す図。
【図13】携帯端末のディスプレイ装置に表示される補助画像の一例を示す図。
【図14】携帯端末のディスプレイ装置に表示される補助画像の一例を示す図。
【符号の説明】
21 制御部
22 通信実行部
23 入力データ解析部
24 携帯通信部
25 音源制御データテーブル記録部
25A PCMデータ記録部
25B PSG等データ記録部
25C 電話帳データ記録部
26 PCMデータ管理部
27 PSG等データ管理部
28 着信音データ記録部
29 画像データ生成部
31 制御部
32 処理装置通信部
33 PCMデータ生成部
34 PSG等データ生成部
35 補助画像データ生成部
36 効果音データ記録部
37 合成音声データ記録部
38 PSGデータ解析部
T 携帯端末
S サーバ(情報処理装置)
T1 ディスプレイ装置
T2 操作キー
G 合成音声データ生成部

Claims (8)

  1. 着信要求があった旨をユーザに知らせるための着信音を出力するスピーカ装置、前記着信音出力に際して前記スピーカ装置を制御するために用いられる着信音データを生成するための音源データが記録された音源データ記録手段、着信要求を受信したときに、前記音源データ記録手段から前記音源データを読出して前記着信音データを生成する着信音データ生成手段、ネットワーク経由で通信を行うための携帯通信手段、前記携帯通信手段を介して受入れたPCMデータのPCMデータ記録手段への書き込みを行うPCMデータ管理手段、を構成されている携帯端末の前記音源データ記録手段へ、前記音源データを記録するための機能を有する情報処理装置であって、
    携帯端末との間で通信を行うための処理装置通信手段、前記処理装置通信手段を介して受け付けた携帯端末からの要求に応じたPCMデータを生成するPCMデータ生成手段を備えると共に、前記ネットワーク上に配置されており、
    生成したPCMデータを前記処理装置通信手段を介してネットワーク経由で送信することで、前記携帯通信手段を介して前記音源データ記録手段へ前記PCMデータを、前記PCMデータ管理手段が前記音源データとして書き込めるように構成されており、
    且つ、前記PCMデータ生成手段は、前記携帯端末からの前記要求として、文字列を含むものを受付けたときに、前記文字列についての合成音声についてのデータを含むPCMデータを生成するようになっているとともに、
    携帯端末が備えるディスプレイ装置に表示される画像を制御するために用いられる画像データを生成し、該画像データを前記携帯端末へと送信することで、当該端末の前記ディスプレイ装置上に、携帯端末からの要求を入力する際にユーザにとって有用な情報となるものであり、前記文字列としての複数の文例についての画像を含む補助画像を表示する手段を備えており、
    ユーザは、その中からいずれかの文例を選択することで前記文字列を決定可能になっている、
    情報処理装置。
  2. 前記PCMデータ生成手段は、合成音声についてのデータを含むPCMデータを生成するように構成されている、
    請求項1記載の情報処理装置。
  3. 携帯端末が備えるディスプレイ装置に表示される画像を制御するために用いられる画像データを生成するための補助画像データ生成手段を更に備えており、
    該補助画像データ生成手段が生成した画像データを前記処理装置通信手段を介して前記携帯端末へ送信することで、当該端末の前記ディスプレイ装置上に、携帯端末からの前記要求を入力する際にユーザにとって有用な情報となる補助画像を表示するように構成されている、請求項1記載の情報処理装置。
  4. 着信要求があった旨をユーザに知らせるための着信音を出力するスピーカ装置、前記着信音出力に際して前記スピーカ装置を制御するために用いられる着信音データを生成するための音源データが記録された音源データ記録手段、着信要求を受信したときに、前記音源データ記録手段から音源データを読出して前記着信音データを生成する着信音データ生成手段、ネットワーク経由で通信を行うための携帯通信手段、前記携帯通信手段を介して受入れたPCMデータのPCMデータ記録手段への書き込みを行うPCMデータ管理手段、を備えて構成されている携帯端末の前記音源データ記録手段へ前記音源データを書き込むために、前記ネットワーク上に配置されている情報処理装置にて実行される方法であって、
    前記情報処理装置が、
    前記音源データを更新することについての、文字列を含む要求を前記携帯端末から前記ネットワーク経由で受け付ける過程と、
    ユーザの入力に基づく前記携帯端末からの前記要求に応じて、前記文字列についての合成音声についてのデータを含むPCMデータを生成する過程と、
    生成したPCMデータを前記携帯端末へと前記ネットワーク経由で送信する過程と、
    を含んでおり、
    前記携帯通信手段が受け取ったこのPCMデータを、前記PCMデータ管理手段が、前記音源データとして前記携帯端末の前記音源データ記録手段へと書き込むことにより音源データの更新を行うものであるとともに
    携帯端末が備えるディスプレイ装置に表示される画像を制御するために用いられる画像データを生成し、該画像データを前記携帯端末へと送信することで、当該端末の前記ディスプレイ装置上に、携帯端末からの前記要求を入力する際にユーザにとって有用な情報となる補助画像を表示する過程を含み、
    且つ前記補助画像は、前記文字列としての複数の文例についての画像を含み、ユーザが、その中からいずれかの文例を選択することで前記文字列を決定可能とされる、
    音源データの更新方法。
  5. 前記情報処理装置が、携帯端末が備えるディスプレイ装置に表示される画像の制御に用いられる画像データを生成し、該画像データを前記携帯端末へと送信することで、当該端末の前記ディスプレイ装置上に、携帯端末からの前記要求を入力する際にユーザにとって有用な情報となる補助画像を表示する過程を含む、
    請求項4記載の音源データの更新方法。
  6. 前記補助画像は、複数のPCMデータとそれぞれ対応付けられた複数の選択肢画像を含み、ユーザは、その中からいずれかの選択肢を選ぶことで、PCMデータを選択可能になっている、
    請求項5記載の音源データの更新方法。
  7. 前記文例の一部に、前記携帯端末からの要求に応じて所定の文字を当て嵌められるようになっており、ユーザは、選択した文例に所定の文字を当て嵌めることにより、合成音声が対応すべき所定の文字列を決定可能になっている、
    請求項記載の音源データの更新方法。
  8. 着信要求があった旨をユーザに知らせるための着信音を出力するスピーカ装置、前記着信音出力に際して前記スピーカ装置を制御するために用いられる着信音データを生成するための音源データが記録された音源データ記録手段、着信要求を受信したときに、前記音源データ記録手段から音源データを読出して前記着信音データを生成する着信音データ生成手段、ネットワーク経由で通信を行うための携帯通信手段、前記携帯通信手段を介して受入れたPCMデータの前記PCMデータ記録手段への書き込みを行うPCMデータ管理手段、を備えて構成されている携帯端末の前記音源データ記録手段への前記音源データの書き込みを、前記ネットワーク上に配置されているコンピュータに行わせるためのプログラムコードが、コンピュータ可読の形態で記録された記録媒体であって、
    前記プログラムコードが、前記コンピュータに、
    前記音源データを更新することについての、文字列を含む要求を前記携帯端末から前記ネットワーク経由で受け付ける処理と、
    ユーザの入力に基づく前記携帯端末からの前記要求に応じて、前記文字列についての合成音声についてのデータを含むPCMデータを生成する処理と、
    生成したPCMデータを前記ネットワーク経由で前記携帯端末へと送信する処理と、
    を行わせるものとなっており、
    前記携帯通信手段が受け取ったこのPCMデータを、前記PCMデータ管理手段が、前記音源データとして前記携帯端末の前記音源データ記録手段へと書き込むことにより音源データの更新を行わせるとともに
    前記プログラムコードが、前記コンピュータに、
    携帯端末が備えるディスプレイ装置に表示される画像を制御するために用いられる画像データを生成し、該画像データを前記携帯端末へと送信することで、当該端末の前記ディスプレイ装置上に、携帯端末からの前記要求を入力する際にユーザにとって有用な情報となるものであり、前記文字列としての複数の文例についての画像を含む補助画像を表示する補助画像を表示する処理を行わせるものとなっており、
    ユーザは、その中からいずれかの文例を選択することで前記文字列を決定可能とされる、
    記録媒体。
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