JP2005300863A - 移動体通信端末及びカラオケシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 移動体通信端末とは別のマイク付き別装置を用いることなく、カラオケ用の楽曲、音声及び画像を移動体通信端末から外部出力装置に出力することができるカラオケシステム及びそれに用いる移動体通信端末を提供する。
【解決手段】 移動体通信端末(携帯電話機)は、音声入力手段215と通信手段212とデータ記憶手段214と音声信号生成手段216と画像信号生成手段217と外部インターフェース手段218とを備える。音声信号生成手段216は、データ記憶手段214から読み出した楽曲データに基づいて楽曲の音信号を生成し、その楽曲の音信号と音声入力手段215から入力された音声の音信号とを混合し、出力用の音信号を生成する。画像信号生成手段217は、データ記憶手段214から読み出した画像データに基づいて出力用の画像信号を生成する。外部インターフェース手段218は、出力用の音信号及び画像信号をテレビ装置30に送信する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、携帯電話機等の移動体通信端末及びその移動体通信端末を用いたカラオケシステムに関するものである。
従来、この種のカラオケシステムとして、移動体通信端末としての携帯電話機と、マイクを有し携帯電話機に接続して用いる携帯式カラオケ装置と、このカラオケ装置から送信された音信号を含む電波を受けるラジオとを用いて構成したものが知られている(特許文献1参照)。このカラオケシステムでは、携帯電話機で再生した伴奏の楽曲の音信号を、携帯電話機に接続されているカラオケ装置に送る。そして、カラオケ装置のマイクから入力された利用者の音声信号と、携帯電話機から受信した楽曲の音信号とを混合し、その混合した音信号を電波に変換し、携帯電話機及びカラオケ装置に対する外部出力装置であるラジオに送信する。このラジオは、上記カラオケ装置からの電波を受けてカラオケ伴奏の楽曲と利用者の音声とを出力する。
特開2002−341885号公報
しかしながら、上記従来のカラオケシステムでは、利用者の音声を入力するために、携帯電話機とは別に設けたマイク付き別装置であるカラオケ装置を、携帯電話機に接続して用いる必要があるという問題点があった。また、このカラオケシステムでは、上記携帯電話機に接続したカラオケ装置から外部出力装置へ送信する信号が上記音声及び楽曲の音信号だけであり、ラジオに代えて画像表示機能を有する外部出力装置を外部出力装置として用いる場合でも、カラオケの楽曲の歌詞等の含むカラオケ用の画像を表示することができないという問題点もあった。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものである。その目的は、移動体通信端末とは別のマイク付き別装置を用いることなく、カラオケ用の楽曲、音声及び画像を移動体通信端末から外部出力装置に出力することができるカラオケシステム及びそのシステムに用いる移動体通信端末を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、音声入力手段と、通信ネットワークを介した通信を行うための通信手段とを備えた移動体通信端末であって、楽曲データ及び画像データを記憶するデータ記憶手段と、該データ記憶手段から読み出した楽曲データに基づいて楽曲の音信号を生成し、該楽曲の音信号と該音声入力手段から入力された音声の音信号とを混合し、出力用の音信号を生成する音信号生成手段と、該データ記憶手段から読み出した画像データに基づいて出力用の画像信号を生成する画像信号生成手段と、該音信号生成手段で生成した出力用の音信号及び該画像信号生成手段で生成した出力用の画像信号を、外部出力装置に送信する外部インターフェース手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の移動体通信端末において、上記通信手段で通信可能な上記通信ネットワーク上のサーバから上記楽曲データ及び上記画像データの少なくとも一方を取得して上記データ記憶手段に保存するデータ取得手段を備えたことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の移動体通信端末において、上記楽曲、上記音声又はその両方について実行する音処理の内容を指定するための音処理指定手段を備え、上記音信号生成手段は、該音処理指定手段で指定された指定内容に基づいて、音声入力オンオフ処理、音量調整処理、エコー処理、キー調整処理及び音質調整処理の少なくとも一つの音処理を実行することを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1又は2の移動体通信端末において、上記音信号生成手段は、上記楽曲の演奏中の所定タイミングにメッセージ音を重ねて出力するように上記楽曲及び上記音声と該メッセージ音とを混合して上記音信号を生成することを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1又は2の移動体通信端末において、上記画像信号生成手段は、上記楽曲の演奏中の所定タイミングにメッセージを重ねて表示するように上記画像にメッセージを重ねた画像信号を生成することを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれかの移動体通信端末において、利用者が選択して実行可能なアプリケーションプログラムの実行を管理するアプリケーションプログラム実行管理手段を備え、実行中のアプリケーションプログラムによって発生した指令に基づいて、上記出力用の音信号及び画像信号の生成処理並びに送信処理を実行することを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至6のいずれかの移動体通信端末において、上記外部インターフェース手段は、上記音信号及び上記画像信号を有線通信によって送信することを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項1乃至6のいずれかの移動体通信端末において、上記外部インターフェース手段は、上記音信号及び上記画像信号を無線通信によって送信することを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項7の移動体通信端末と、画像を表示する表示手段及び音を出力する音出力手段を有する外部出力装置と、該移動体通信端末と該外部出力装置との間の通信に用いる通信ケーブルとを備え、該外部出力装置は、該通信ケーブルを介して該移動体通信端末から音信号及び画像信号を受信する外部インターフェース手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項8の移動体通信端末と、画像を表示する表示手段及び音を出力する音出力手段を有する外部出力装置とを備え、該外部出力装置は、該移動体通信端末との間で無線通信するための外部インターフェース手段を有することを特徴とするものである。
請求項1の移動体通信端末において、音信号生成手段は、データ記憶手段から読み出した楽曲データに基づいて楽曲の音信号を生成し、この楽曲の音信号と、音声入力手段から入力された利用者の音声の音信号とを混合し、出力用の音信号を生成する。一方、これらの楽曲及び音声に対応する画像を表示するために、画像信号生成手段は、データ記憶手段から読み出した画像データに基づいて出力用の画像信号を生成する。これらの出力用の音信号及び画像信号を、外部インターフェース手段により外部出力装置に送信する。この外部出力装置は、移動体通信端末から受信した出力用の音信号に基づいて楽曲を出力する。また、その楽曲に合わせて利用者が音声を発した場合は、その利用者の音声を楽曲と一緒に出力する。更に、外部出力装置は、移動体通信端末から受信した出力用の画像信号に基づいて、楽曲や音声の出力中に、その楽曲や音声に対応する画像を出力する。
また、請求項2の移動体通信端末では、通信ネットワーク上のサーバから楽曲及び画像の少なくとも一方を取得してデータ記憶手段に保存することにより、外部出力装置に出力可能な楽曲及び画像の少なくとも一つを追加することができる。
また、請求項3の移動体通信端末では、利用者が音処理指定手段を操作することにより、楽曲、音声又はその両方について実行する音処理の内容を指定することができる。音信号生成手段は、音処理指定手段で指定された指定内容に基づいて、利用者が希望する音声入力オンオフ処理、音量調整処理、エコー処理、キー調整処理及び音質調整処理の少なくとも一つの音処理を実行する。この音処理により、外部出力装置から楽曲及び音声をオンオフしたり、楽曲及び音声の音量、エコー、キー並びに音質に変化を持たせたりすることができる。
また、請求項4の移動体通信端末では、楽曲の演奏中の所定タイミングに、上記楽曲及び音声とメッセージ音とを混合して出力用の音信号を生成することにより、外部出力装置から楽曲及び音声にメッセージ音を重ねて出力できる。
また、請求項5の移動体通信端末では、楽曲の演奏中の所定タイミングに、上記画像にメッセージを重ねた画像信号を生成することにより、外部出力装置からメッセージを重ねた画像を出力できる。
また、請求項6の移動体通信端末では、実行中のアプリケーションプログラムによって発生した指令に基づいて、上記出力用の音信号及び画像信号の生成処理並びに送信処理を実行する。従って、利用者が選択して実行しようとするアプリケーションプログラムを変えることにより、出力用の音信号及び画像信号の生成処理並びに送信処理の処理内容を変更し、外部出力装置から出力する楽曲、音声及び画像の内容や出力形態を変えることができる。
また、請求項7の移動体通信端末及び請求項9のカラオケシステムでは、電波や光等の通信媒体を用いる無線通信の場合とは異なり、電気信号から電波や光等へ変換する装置や、電波や光等から電気信号へ変換する装置を設ける必要がない。
また、請求項8の移動体通信端末及び請求項10のカラオケシステムでは、通信ケーブル等の通信媒体を用いる有線通信の場合と異なり、通信ケーブル等の通信媒体の長さや引き回しを気にする必要がない。
なお、上記「移動体通信端末」としては、PDC(Personal Digital Cellular)方式、GSM(Global System for Mobile Communication)方式、TIA(Telecommunications Industry Association)方式等の携帯電話機、IMT(International Mobile Telecommunications)−2000で標準化された携帯電話機、TD−SCDMA(Time Division Synchronous Code Division Multiple Access)方式の一つであるTD−SCDMA(MC:Multi Carrier)方式の携帯電話機、PHS(Personal Handyphone Service)、自動車電話機、固定電話機等の通話機能を有する電話機が挙げられる。また、この「移動体通信端末」としては、上記電話機のほか、通話機能を有するPDA(Personal Digital Assistance)等の通信端末も挙げられる。
また、上記「外部出力装置」は、移動体通信端末からの信号を受けることができる外部インターフェース手段、音出力手段及び画像表示手段を備えた装置であり、例えばアナログ又はデジタルの音信号及び画像信号を受ける汎用の外部インターフェース部を備えたテレビ装置やディスプレイ装置が挙げられる。
また、上記移動体通信端末における制御やデータ処理は、その通信端末に設けられたコンピュータで所定のプログラムを実行することによって実現することもできる。このコンピュータで用いるプログラムの受け渡しは、デジタル情報としてプログラムを記録したFD,CD−ROM等の記録媒体を用いて行なってもいいし、コンピュータネットワーク等の通信ネットワークを用いて行なってもよい。
請求項1乃至10の発明によれば、楽曲に合わせて発する利用者の音声を、移動体通信端末の音声入力手段を用いて入力し、この音声の音信号と楽曲の音信号とを混合して外部出力装置に送信して出力することができるので、この移動体通信端末とは別にマイク付きの別装置を用いる必要がない。しかも、移動体通信端末から上記音声及び楽曲の音信号とともに画像信号を外部出力装置に送信することができるので、外部出力装置として画像表示機能を有するものを用いれば、その外部出力装置から、楽曲や利用者の音声とともに画像を出力することができるという効果がある。
特に請求項2の発明によれば、外部出力装置に出力可能な楽曲及び画像の少なくとも一方をサーバから取得して移動体通信端末に追加できるという効果がある。
特に請求項3の発明によれば、利用者の操作等で指定した内容に応じて、外部出力装置から楽曲及び音声をオンオフしたり、楽曲及び音声の音量調、エコー、キー及び音質に変化を持たせたりすることができるという効果がある。
特に請求項4の発明によれば、楽曲の演奏中の所定タイミングに、外部出力装置から応援や採点結果等のメッセージ音を重ねて出力できるという効果がある。
特に請求項5の発明によれば、楽曲の演奏中の所定タイミングに、外部出力装置から出力している画像に応援や採点結果等のメッセージを重ねて出力できるという効果がある。
特に請求項6の発明によれば、アプリケーションプログラムを変えることにより、外部出力装置から出力する楽曲、音声及び画像の内容や出力形態を変えることができるという効果がある。
特に請求項7及び9の発明によれば、電波や光等の通信媒体を用いる無線通信の場合とは異なり、電気信号から電波や光等へ変換する装置や、電波や光等から電気信号へ変換する装置を設ける必要がないので、システム構成の簡略化を図ることができるという効果がある。
特に請求項8及び10の発明によれば、通信ケーブル等の通信媒体を用いる有線通信の場合と異なり、通信ケーブル等の通信媒体の長さや引き回しを気にする必要がないため、カラオケに利用しているときの移動体通信端末の取り扱いが楽になるという効果がある。
以下、本発明を移動体通信端末としての携帯電話機を用いたカラオケシステムに適用した実施形態について説明する。
図1は本実施形態に係るカラオケシステムの概略構成を示す説明図である。このカラオケシステムは、通信ネットワークとしての携帯電話通信網を介して通信可能な携帯電話機20と、外部出力装置としての音出力機能付き画像表示装置である汎用のテレビ装置30と、通信ケーブル40とを備えている。この通信ケーブル40は、汎用の3つのアナログ信号である左右2つのオーディオ信号及びコンポジット・ビデオ信号を、携帯電話機20からテレビ装置30へ送るための通信ケーブルである。コンポジット・ビデオ信号は、テレビ画面の輝度信号、色信号及び同期信号のすべてを含む汎用の信号である。利用者は、携帯電話機20を操作してカラオケ用のアプリケーションプログラムを起動した後、複数のカラオケ伴奏用の楽曲から希望の楽曲を選択して開始操作を行う。この開始操作により、テレビ装置30の画面31に、背景画像や歌詞内容からなるカラオケ用の画像が表示されるとともに、テレビ装置30のスピーカ32から伴奏の楽曲が流れ始める。この伴奏の楽曲に合わせて利用者が歌い始めると、利用者の音声が伴奏の楽曲と一緒にテレビ装置30のスピーカ32から出力される。
上記カラオケシステムで利用者1が使用する携帯電話機20は、プラットフォームに依存しないオブジェクト指向プログラミングによって開発されたアプリケーションプログラムを実行可能な構成を有している。このアプリケーションプログラムとしては、JAVA(登録商標)、C、C++等のプログラム言語で記述されたアプリケーションプログラムなどが挙げられる。また、これらのアプリケーションプログラムの実行環境は、JAVA(登録商標)の仮想マシン(VM:Virtual Machine)やBREW(登録商標)等のミドルウェアによって構築される。このアプリケーションプログラムは、携帯電話機20にプレインストールされているものであってもいいし、携帯電話通信網10を介してダウンロードサーバからダウンロードし携帯電話機20に保存して登録したものでもよい。
図2は、上記携帯電話機20と携帯電話通信網10上のサーバとの通信を説明するための説明図である。携帯電話通信網10には、プログラム提供用サーバとしてのアプリケーションプログラムダウンロードサーバ(以下、「ダウンロードサーバ」という。)11が接続されている。また、携帯電話通信網10には、ダウンロードサーバ11のほか、Webサーバ12や、図示しない情報提供サーバ、位置登録サーバ、メールサーバ等も接続されている。なお、これらサーバは単一のサーバで構成してもよい。また、これらのサーバは、互いに異なる構成を有する専用の制御装置として構成してもいいし、汎用のコンピュータシステムを用いて構成してもよい。また、各サーバは、1台のコンピュータで構成してもいいし、複数の機能をそれぞれ受け持つ複数台のコンピュータをネットワークで結んで構成してもよい。
上記ダウンロードサーバ11は、携帯電話機20からのダウンロード要求を受け付けると、その要求に係るアプリケーションプログラムを携帯電話機20に対して送信する。また、Webサーバ12は、携帯電話機20からの閲覧要求を受け付けると、その要求に係る閲覧画面であるWebページ画面を携帯電話機20に対して送信する。このWebサーバ12から、携帯電話機20で用いるカラオケ用の楽曲データや画像データ等のカラオケコンテンツのデータをダウンロードして取得することもできる。
ダウンロードサーバ11から提供されるアプリケーションプログラムは、アプリケーションプログラムの開発元2から提供される。具体的には、例えば、アプリケーションプログラム開発元2側のパーソナルコンピュータ等から、専用回線や公衆回線を介してダウンロードサーバ11にアップロードして提供する。なお、開発したアプリケーションプログラムを記録した光ディスクや磁気ディスク等の記録媒体を、アプリケーションプログラム開発元2からダウンロードサーバ11を管理・運営する通信事業者に送り、その記録媒体内のアプリケーションプログラムをダウンロードサーバ11で読み取るようにして、提供してもよい。このようにして提供されたアプリケーションプログラムは、携帯電話機20から携帯電話通信網10を介してダウンロード可能な状態でダウンロードサーバ11に登録される。
上記位置登録サーバは、各携帯電話機20の位置している現在位置の情報すなわち各携帯電話機20が位置している位置登録管理エリアの位置情報を登録して管理するサーバである。この位置登録管理エリアは、各携帯電話機20と無線通信する基地局が管轄する一つのセルからなるエリアであっていいし、隣接する複数のセルを一つのグループとして管理されるエリアであってもよい。一つの位置登録管理エリアの典型的なサイズは数km〜数百mである。上記位置登録サーバに対する各携帯電話機20の位置登録は、電源ON時に、定期的に、及び携帯電話機20が位置するセルが変わるたびに行われる。
上記情報提供サーバは、各位置登録管理エリアの基地局を介して、所定の通信チャンネルによって地域情報、該当する位置登録管理エリアの位置情報(緯度、経度、住所)、コンテンツ情報等の各種情報を配信する。このように各種情報が送信されている通信チャンネルについて、携帯電話機20が所定のタイミングで受信動作を実行することにより、その通信チャンネルで送信されている情報を取得し情報記憶手段としての内部メモリーに保存することができる。各通信チャンネルに対する受信動作は、予め初期設定で設定されているタイミングや、利用者が設定したタイミングで実行することができる。この受信動作は定期的に実行してもいいし、不定期に実行してもよい。
上記メールサーバは、各携帯電話機20から送信されたメールのデータを次のメールサーバに転送したり、各携帯電話機20宛に送られてきたメールを受信して保存・管理し、各携帯電話機20からのメール取得要求に応じて受信メールのデータを各携帯電話機に送信したりする。
図3は携帯電話機20の外観図であり、図4は、その携帯電話機20のハードウェア構成を示す概略構成図である。
この携帯電話機20は、携帯電話機の一例である、クラムシェル(折り畳み)タイプの携帯電話機であり、システムバス200、CPU201、RAM202やROM203等からなるデータ記憶手段、入力装置204、出力装置205及び携帯電話通信網用通信装置206を備えている。更に、携帯電話機20は、メモリーカードドライブ装置207、画像信号処理装置208、音信号処理装置209及び外部インターフェース手段としての外部インターフェース装置210を備えている。
上記CPU201やRAM202等の構成要素は、システムバス200を介して、互いに各種データや後述のプログラムの命令等のやり取りを行っている。上記入力装置204は、データ入力キー(テンキー、*キー、#キー)21、通話開始キー22、終話キー23、スクロールキー24、多機能キー25、マイク26等から構成されている。上記出力装置205は、表示手段である液晶ディスプレイ(LCD)27、スピーカ28等から構成されている。
上記携帯電話通信網用通信装置206は、無線通信用の高周波送受信回路、シンセサイザー等を用いて構成され、携帯電話通信網10を介して他の携帯電話機や上述したサーバ11等と通信するためのものである。この携帯電話通信網用通信装置206は、携帯電話機通信網10を介して他の携帯電話機とメールのやり取りを行ったり、携帯電話機通信網10からゲートウェイサーバを介して、インターネット等の外部の通信ネットワークに接続し、インターネット上での電子メールのやり取り等を行ったりするためのものである。更に、この携帯電話通信網用通信装置206は、携帯電話通信網10を介して、ダウンロードサーバ11が提供するアプリケーションプログラムをダウンロードしたり、Webサーバ12が提供するカラオケコンテンツをダウンロードしたり、現在位置の位置情報を含む配信情報を受信したりするときの通信手段としても用いられる。
また、上記利用者1が操作可能な上述のテンキー21、通話開始キー22、終話キー23等で構成されているキー操作部を操作することにより、利用者は、携帯電話機20に対してURL等のデータを入力したり、電話着信の際に通話の開始及び終了を行ったり、アプリケーションプログラムの選択、起動及び停止を行ったりすることができる。また、利用者はキー操作部を操作することにより、上記ダウンロードサーバ11からアプリケーションプログラムをダウンロードして登録したり、登録したアプリケーションプログラムを選択して実行したりすることができる。また、利用者はキー操作部を操作することにより、携帯電話通信網10の情報提供サーバから受信した情報を表示することもできる。
上記液晶ディスプレイ(LCD)27やスピーカ28等からなる出力装置等で構成されている出力部は、携帯電話通信網10を介して受信したWebページ画面を液晶ディスプレイ(LCD)27に表示したり、携帯電話通信網10から情報が着信した旨を利用者に報知したりするときに用いられる。具体的には、その情報を着信すると、出力部の液晶ディスプレイ(LCD)27に着信報知画像を表示したり、スピーカ28から着信音を出力させたりする。また、出力部は、上記ゲーム等のアプリケーションプログラムの実行中に、そのプログラム実行に関連した画像の表示や音の出力に用いたり、情報提供サーバから受信した情報を表示したりするときにも用いられる。
上記メモリーカードドライブ装置207は、メモリーカード29を着脱可能にするための機構を有するとともに、メモリーカード29の電極端子に接触する端子を介してデータ送受信するインターフェース部を有している。
上記画像信号処理装置208は、例えばアナログ回路とデジタル回路とが混在した単一のLSIで構成したり、複数のLSI等の回路部品を組み合わせて構成したりすることができる。この画像信号処理装置208はCPU201で制御され、画像データ(画像ファイル)に基づいて出力装置205のディスプレイ27等の画像表示に用いる画像信号を生成したり、複数の画像を重ねて表示するように複数の画像データから一つの画像信号を生成したりする。
上記音信号処理装置209は音源、増幅器、A/D変換器、D/A変換器、ミキシング回路等で構成された装置である。この音信号処理装置209は、例えばアナログ回路とデジタル回路とが混在した単一のLSIで構成したり複数のLSI等の回路部品を組み合わせて構成したりすることができる。この音信号処理装置209はCPU201で制御され、入力装置204のマイク26から入力された音声信号をデジタルデータに変換したり、デジタルの楽曲データ(楽曲ファイル)に基づいてアナログの音信号を生成したり、二つのアナログの音信号を混合して一つの音信号を生成したりすることができる。
上記外部インターフェース装置210は増幅器や出力コネクタ210a等で構成され、画像信号処理装置208で生成した画像信号(コンポジット・ビデオ信号)や、音信号処理装置209で生成した音信号(ステレオ用の左右2つのオーディオ信号)を出力する装置である。
図5は、本発明の特徴部を抽出して示した携帯電話機20の機能ブロック図であり、図6は、その携帯電話機20におけるソフトウェア構造の説明図である。
この携帯電話機20は、アプリケーションプログラム実行管理手段(アプリケーションプログラム実行管理部)211、通信手段212、データ取得手段213、データ記憶手段214、音声入力手段215、音信号生成手段216、画像信号生成手段217及び外部インターフェース手段218を有している。これらの手段のうち、通信手段212、データ取得手段213、データ記憶手段214、音声入力手段215、音信号生成手段216、画像信号生成手段217及び外部インターフェース手段218は、携帯電話機のネイティブ側の電話機プラットフォーム220内に設けられている。また、携帯電話機20は、CPU等からなるハードウェア上で所定のプログラムを実行することにより、アプリケーションプログラム実行管理手段211、データ取得手段213、音信号生成手段216、画像信号生成手段217及び外部インターフェース手段218の各機能のすべて又は一部を実現している。
上記アプリケーションプログラム実行管理手段211は、上述のシステムバス200、CPU201やRAM202等で構成されている。このアプリケーションプログラム実行管理手段211は仮想マシンとも呼ばれ、図6のソフトウェア構造上において中央の「プログラム実行環境」に対応している。アプリケーションプログラム実行管理手段211は、オブジェクト指向プログラミングで開発されたアプリケーションプログラムに利用されるクラスライブラリ、実行環境管理ライブラリ、アプリケーション管理等のソフトウェアを提供し、アプリケーションプログラムの実行環境を管理する。
ここで、アプリケーションプログラムは、クラスライブラリAPI(アプリケーションインターフェース)を介して上記プログラム実行環境内にある関数等のクラスライブラリを呼び出して使用できるようになっている。この関数等のクラスライブラリの呼び出しの履歴は、アプリケーションプログラムの仮想的な実行環境(仮想マシンVM)が終了するまで保持される。
また、プログラム実行環境内の実行環境管理ライブラリは、電話機プラットフォームAPIを介して後述の電話機プラットフォーム内の電話機プラットフォームライブラリを呼び出して使用できるようになっている。
上記通信手段212は上述の携帯電話通信網用通信装置206等で構成され、携帯電話通信網10を介して他の携帯電話機や上述のサーバ11等と通信する。
上記データ取得手段213は、上述のシステムバス200、CPU201やRAM202等で構成されている。このデータ取得手段213は、利用者がキー操作部を操作することにより、通信手段212で通信可能な携帯電話通信網10やインターネット上のWebサーバから上記カラオケ楽曲データやカラオケ画像データをダウンロードして取得し、RAM202やメモリーカード29に保存する。
上記データ記憶手段214は、RAM202やROM203等の内部メモリ、メモリーカード29等の外部記憶装置等で構成され、利用者がサーバ等から取得したカラオケ楽曲データ、カラオケ画像データ、カラオケ等のアプリケーションプログラムを記憶する。カラオケ楽曲データ及びカラオケ画像データを含むファイルとしては、SMAF(Synthetic music Mobile Application Format)ファイルやMMF(Mobile Multimedia Format)ファイル等がある。
上記音声入力手段215は、入力装置204のマイク26で構成され、利用者の音声を電気信号に変換して入力する。
上記音信号生成手段216は、上述の音信号処理装置209等で構成されている。この音信号生成手段216は、RAM202やメモリーカード29等のデータ記憶手段から読み出したカラオケ楽曲データに基づいて伴奏楽曲の音信号を生成する。そして、この伴奏楽曲の音信号と、音声入力手段215(マイク26)から入力された利用者の音声の音信号とを混合し、テレビ装置30に送る出力用の音信号を生成する。
また、この音信号生成手段216は、音処理指定手段で指定された指定内容に基づいて、音声入力オンオフ処理、音量調整処理、エコー処理、キー調整処理及び音質調整処理の少なくとも一つの音処理を実行することができる。上記指定内容を利用者が指定する場合は、上記キー操作部が音処理指定手段として機能し、上記指定内容をアプリケーションプログラムから指定する場合は、上記アプリケーションプログラム実行管理手段211が音処理指定手段として機能する。
上記画像信号生成手段217は、上述の画像信号処理装置208等で構成されている。この画像信号生成手段217は、RAM202やメモリーカード29等のデータ記憶手段213から読み出したカラオケ画像データに基づいて、テレビ装置30に送る出力用の画像信号を生成する。
上記外部インターフェース手段218は、外部インターフェース装置210等で構成されている。この外部インターフェース手段218は、音信号生成手段216で生成した出力用の音信号及び画像信号生成手段217で生成した出力用の画像信号を、通信ケーブル40を介して外部のテレビ装置30に送信する。
図7は、専用の通信ケーブル40の説明図である。この通信ケーブル40は3本の信号線及び1本のアース線を有し、携帯電話機20の出力コネクタ210aに接続する端部側には、所定数のピン端子を有するコネクタ41が取り付けられている。また、通信ケーブル40のテレビ装置30に接続する端部側には汎用のピンプラグ、すなわちステレオオーディオ信号(L,R)用の2本のピンプラグ42(赤色)及びピンプラグ43(白色)と、コンポジット・ビデオ信号用の1本のピンプラグ44(黄色)が取り付けられている。
また、本実施形態の携帯電話機20は図示しない制御手段としての主制御部を備えている。この主制御部は、アプリケーションプログラム実行管理手段211や他の各部との間で制御命令や各種データのやりとりを行い、これらと協働して制御を行う。また、主制御部は、図6のソフトウェア構造上において最下部の「電話機プラットフォーム」にあり、上記電話通信等を制御するための制御用プログラムやユーザインターフェースを実行したり、電話機プラットフォームライブラリを提供したりする。この電話機プラットフォームは、上記プログラム実行環境内の実行環境管理ライブラリに対してイベントを送ることによりアプリケーションプログラムにおける各種処理を実行したり、アプリケーション管理APIを介して上記プログラム実行環境内のアプリケーション管理のソフトウェアを呼び出して使用したりできるようになっている。
携帯電話機20を所定の手順に従って動作させる電話機プラットフォームを構築するための制御用プログラムは、RAM202やROM203に記憶されている。また、基本OS(オペレーティングシステム)のプログラムや、上記プログラム実行環境を構築するためのプログラム及びアプリケーションプログラムも、RAM202やROM203に記憶されている。そして、これらのプログラムは、必要に応じてCPU201やRAM202中の作業エリアに呼び出されて実行される。
上記構成の携帯電話機20において、ダウンロードサーバ11からアプリケーションプログラムをダウンロードするときは、利用者1は、キー操作部のキーを操作して、ダウンロードサーバ11にアクセスする。これにより、ダウンロード可能なアプリケーションプログラムを選択するためのダウンロード選択画面がディスプレイ27上に表示される。そして、そのダウンロード選択画面において、利用者が希望するアプリケーションプログラムをスクロールキー24を用いて選択し、多機能キー25を押下すると、主制御部が携帯電話通信網用通信装置206を制御して、そのアプリケーションプログラムをダウンロードサーバ11からダウンロードする。
具体的に説明すると、本実施形態において、アプリケーションプログラムは、プロパティ情報であるJADファイル(テキストデータ)とプログラム本体であるJARファイル(バイナリデータ)とからなる。JADファイルには、アプリケーション名、アプリケーションのバージョン、アプリケーションのベンダー名、JARファイルが保存されているURLデータなどの基本データのほか、当該アプリケーションプログラムが認証済みのものか、当該アプリケーションプログラムがネットワークに接続した状態で使用されるものか、当該アプリケーションプログラムが常駐型のものであるかなどの設定データが含まれている。また、このJADファイルには、当該アプリケーションプログラムに関する関連情報を公開している公式WebページのURL(配信元アドレスデータ)も含まれている。そして、上記ダウンロード選択画面において利用者が希望するアプリケーションプログラムが選択されると、アプリケーションプログラムのうちJADファイルだけをダウンロードする。その後、主制御部210は、そのJADファイルの中から、JARファイルが保存されているURLデータを読み出し、そのURLにアクセスし、JARファイルをダウンロードする。このようにしてダウンロードされたJADファイル及びJARファイルからなるアプリケーションプログラムは、主制御部210により、RAM102に記憶される。
このようにしてダウンロードしたアプリケーションプログラムを実行する場合、利用者1は、キー操作部のキーを操作して、実行するアプリケーションプログラムを選択するためのアプリケーション選択画面をディスプレイ27上に表示させる。そして、そのアプリケーション選択画面において、利用者が希望するアプリケーションプログラムをスクロールキー24を用いて選択し、多機能キー25を押下すると、上記アプリケーションプログラム実行管理手段(アプリケーションプログラム管理部)211は、JARファイルを読み出してアプリケーションプログラムを起動する。このとき、必要に応じて、JADファイルの設定データを参照し、その設定データに従った処理動作を行う環境を設定する。また、アプリケーションプログラム実行中に特定の処理動作を行う際、その処理動作に関するJADファイルの設定データを参照し、そのアプリケーションプログラムに適した処理動作を行うようにする。アプリケーションプログラムとしては、キー操作部の各種キーを操作してカラオケ、ゲーム等を楽しむアプリケーションプログラムのほか、ディスプレイ27上に3次元動画からなる待ち受け画面を表示させたりする常駐型のアプリケーションプログラムなど、あらゆるアプリケーションプログラムが含まれる。
図8は、上記構成のカラオケシステムを用いて利用者がカラオケを行うときの手順の一例を示すフローチャートである。
まず、利用者は、カラオケ楽曲データ及びカラオケ画像データからなるカラオケデータファイル(例えばSMAFファイル)を、Webサーバ12からのダウンロード等によって取得し、携帯電話機20の内部メモリやメモリーカード29に保存する(ステップ1)。
次に、利用者は、携帯電話機20とテレビ装置30とを専用の通信ケーブル40で接続し(ステップ2)、携帯電話機20のディスプレイ27にアプリケーションプログラムのリストを表示する。そして、この液晶ディスプレイ27に表示したリストからカラオケ用のアプリケーションプログラム(カラオケプレーヤー)を選択して起動させる(ステップ3)。このアプリケーションプログラムの起動の際に、携帯電話機20のスピーカーからの出力をオフにする処理と、携帯電話機本体を閉じてもアプリケーションプログラムが停止しないようにする処理と、カラオケ用のアプリケーションプログラムの特異動作をメッセージで通知する処理とが実行される。
次に、利用者は、上記アプリケーションプログラムの実行中においてディスプレイ27に表示される複数のカラオケ曲名のリストから、出力したいカラオケ曲名をクリックして選択する(ステップ4)。この選曲操作により、また、携帯電話機20のディスプレイ27の画面及びテレビ装置30の画面31の両方に、選曲したカラオケ曲に対応したカラオケ画像が表示されるとともに、選曲したカラオケ曲のカラオケ楽曲データ(SMAFファイル)が音信号生成手段216(音信号処理装置209)の作業メモリに読み出され、カラオケ開始可能な状態になる。
次に、利用者は、キー操作部の所定のキーを押下することにより、カラオケを開始する(ステップ5)。このカラオケ開始操作により、次のように携帯電話機20は所定の音信号及び画像信号をテレビ装置30に送信し始める。すなわち、携帯電話機20はカラオケ楽曲データ(SMAFファイル)に基づいて伴奏楽曲の音信号を生成してテレビ装置30に送信し、カラオケ画像データに基づいて歌詞を含むカラオケ画像を生成してテレビ装置30に送信し始める。これにより、選曲したカラオケ伴奏の楽曲がテレビ装置30のスピーカー32から流れ、図9に示すような歌詞を含むカラオケ画像が携帯電話機20のディスプレイ27の画面及びテレビ装置30の画面31の両方に表示される。このカラオケ画像を見ながらカラオケ伴奏の楽曲に合わせて利用者が歌い始めると、その利用者の音声が伴奏楽曲の音信号と混合されて出力用の音信号が生成される。これにより、テレビ装置30のスピーカー32から、伴奏の楽曲とともに利用者の歌声が流れはじめる。
以上、本実施形態によれば、楽曲に合わせて発する利用者の音声を、携帯電話機20のマイクを用いて入力することができるので、マイクを備えた別装置を用いる必要がない。しかも、外部のテレビ装置30から、カラオケの伴奏楽曲や利用者の音声とともにカラオケ用の画像を出力することができる。
また、本実施形態によれば、テレビ装置30に出力可能なカラオケの伴奏楽曲及びカラオケ画像の少なくとも一方を、カラオケデータを一括管理しているサーバからダウンロードして携帯電話機20に追加できるので、カラオケ曲の選択の自由度が高まり、新曲への対応も容易になる。
また、本実施形態によれば、携帯電話機20とテレビ装置30との間の通信に通信ケーブル40を用いた有線通信を採用することにより、電波や光等の通信媒体を用いる無線通信の場合とは異なり、電気信号から電波や光等へ変換する装置や、電波や光等から電気信号へ変換する装置を設ける必要がなく、システム構成の簡略化を図ることができる。
また、本実施形態によれば、携帯電話機20から出力している信号がテレビ装置の外部入力信号として一般的に使用されている汎用のステレオオーディオ信号及びコンポジット・ビデオ信号であるので、携帯電話機20と一般のテレビ装置とを組み合わせてカラオケを手軽に楽しむことができる。また、携帯電話機20から送信したカラオケ伴奏の楽曲や音声の音信号及びカラオケ画像の画像信号をテレビ装置30に送って出力できるので、携帯電話機のディスプレイやスピーカーに出力する場合とは異なり、カラオケ伴奏の楽曲や音声を大音量で出力したり、カラオケ画像を大画面に表示したりすることができる。
なお、上記実施形態のカラオケシステムにおいて、音声入力オンオフ処理、音量調整処理、エコー処理、キー調整処理及び音質調整処理等の音信号関係の付加機能を持たせてもよい。この付加機能の処理は携帯電話機20の音信号生成手段216で実行することができる。
例えば、利用者がキー操作部を操作して入力した指定内容やアプリケーションプログラムによって発生した指令(指定内容)に基づいて、マイク26からの音声入力をオン/オフしたり、利用者の音声の音量を調整したり、カラオケ伴奏の楽曲の音量宴曲の音量をしたりしてもよい。
また、利用者がキー操作部を操作して入力した指定内容やアプリケーションプログラムによって発生した指令(指定内容)に基づいて、利用者の音声及びカラオケ伴奏の楽曲にエコー効果をかける処理をオン/オフしたり、そのエコー効果の程度を調整したりしてもよい。
また、利用者がキー操作部を操作して入力した指定内容やアプリケーションプログラムによって発生した指令(指定内容)に基づいて、カラオケ伴奏の楽曲のキーを変更したりしてもよい。
また、利用者がキー操作部を操作して入力した指定内容やアプリケーションプログラムによって発生した指令(指定内容)に基づいて、利用者の音声やカラオケ伴奏の楽曲の音質を調整してもよい。例えば、男性の利用者の音声を女性や子供のような高音域の音声にするように音質を調整したり、逆に女性や子供の音声を男性のような低音域の音声に調整したりすることにより、カラオケを演出してもよい。
また、上記実施形態において、上記音信号関係の付加機能のほか次のような付加機能を持たせてもよい。
例えば図10(a)に示すように、利用者がキー操作部を操作して入力した指定内容やアプリケーションプログラムによって発生した指令(指定内容)に基づいて、利用者が歌っている歌声を採点し、その得点をテレビ装置30の画面31や携帯電話機20のディスプレイ27に表示するようにしてもよい。この得点の表示は、利用者の歌の途中で表示してもいいし、利用者が歌い終わった後に表示してもよい。また、利用者の歌声の採点は、例えば音信号生成手段216において、楽曲の音信号と利用者の音信号との間で音程やリズムを比較し、その音程やリズムの一致の程度に基づいて行うことができる。
また、図10(b)に示すように、利用者が歌っている途中の所定のタイミングに、利用者を声援する言葉「ガンバレ!」等のメッセージをテレビ装置30の画面31や携帯電話機20のディスプレイ27に表示するようにしてもよい。また、利用者が歌っている途中の所定のタイミングに、利用者を声援する言葉「ガンバレ!」等のメッセージ音声を、テレビ装置30のスピーカー32から出力するようにしてもよい。
また、図10(c)に示すように、利用者が歌う複数のカラオケの曲を前もって予約するように登録し、そのカラオケの予約曲の一覧をテレビ装置30の画面31や携帯電話機20のディスプレイ27に表示するようにしてもよい。このカラオケの曲の予約は、利用者が携帯電話機20のキー操作部を操作して入力することができる。
また、図10(d)に示すように、カラオケの選曲中の背景画像として、利用者がキー操作部を操作して指定した画像やアプリケーションプログラムによって指定された画像を、テレビ装置30の画面31や携帯電話機20のディスプレイ27に表示するようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、携帯電話機20とテレビ装置30との間の通信として通信ケーブル40による有線通信を採用した場合について説明したが、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信や赤外線通信などの無線通信を採用してもよい。この場合は、テレビ装置等の外部出力装置側に、携帯電話機20からの電波や赤外線を受けて携帯電話機20との間で無線通信するための外部インターフェース手段を設ける。
また、上記実施形態では、携帯電話機20からテレビ装置30へアナログの音声信号及び画像信号を送信しているが、デジタルの音声信号及び画像信号を送信するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、外部出力装置としてテレビ装置30を用いた場合について説明したが、テレビ装置以外の音及び画像を出力できる外部出力装置を用いてもよい。
上記実施形態では、JAVA(登録商標)等のプログラム言語を用いたプラットフォームに依存しないオブジェクト指向のプログラミングで開発されたアプリケーションプログラムを実行できる携帯電話機について説明したが、本発明は、携帯電話機で実行するアプリケーションプログラムの種類に限定されることなく適用でき、同様な効果が得られるものである。
また、本発明は、アプリケーションプログラムを実行可能なものであれば、PHS、自動車電話機等の電話機のほか、携帯型のPDAの場合についても適用でき、同様な効果が得られるものである。
本発明の実施形態に係るカラオケシステムの概略構成を示す説明図。 同カラオケシステムの携帯電話機とサーバとの通信を示す説明図。 同携帯電話機の外観図。 同携帯電話機のハードウェア構成を示す概略構成図。 同携帯電話機の特徴部を抽出して示した機能ブロック図。 同携帯電話機におけるソフトウェア構造の説明図。 同カラオケシステムで用いる通信ケーブルの説明図。 カラオケシステムを用いて利用者がカラオケを行うときの手順の一例を示すフローチャート。 カラオケ画像の一例を示す説明図。 (a)〜(d)は変形例に係るカラオケ画像の説明図。
符号の説明
10 携帯電話通信網
11 ダウンロードサーバ
12 Webサーバ
20 携帯電話機
30 テレビ装置
40 通信ケーブル
211 アプリケーションプログラム実行管理手段
212 通信手段
213 データ取得手段
214 データ記憶手段
215 音声入力手段
216 音信号生成手段
217 画像信号生成手段
218 外部インターフェース手段

Claims (10)

  1. 音声入力手段と、通信ネットワークを介した通信を行うための通信手段とを備えた移動体通信端末であって、
    楽曲データ及び画像データを記憶するデータ記憶手段と、
    該データ記憶手段から読み出した楽曲データに基づいて楽曲の音信号を生成し、該楽曲の音信号と該音声入力手段から入力された音声の音信号とを混合し、出力用の音信号を生成する音信号生成手段と、
    該データ記憶手段から読み出した画像データに基づいて出力用の画像信号を生成する画像信号生成手段と、
    該音信号生成手段で生成した出力用の音信号及び該画像信号生成手段で生成した出力用の画像信号を、外部出力装置に送信する外部インターフェース手段とを備えたことを特徴とする移動体通信端末。
  2. 請求項1の移動体通信端末において、
    上記通信手段で通信可能な上記通信ネットワーク上のサーバから上記楽曲データ及び上記画像データの少なくとも一方を取得して上記データ記憶手段に保存するデータ取得手段を備えたことを特徴とする移動体通信端末。
  3. 請求項1又は2の移動体通信端末において、
    上記楽曲、上記音声又はその両方について実行する音処理の内容を指定するための音処理指定手段を備え、
    上記音信号生成手段は、該音処理指定手段で指定された指定内容に基づいて、音声入力オンオフ処理、音量調整処理、エコー処理、キー調整処理及び音質調整処理の少なくとも一つの音処理を実行することを特徴とする移動体通信端末。
  4. 請求項1又は2の移動体通信端末において、
    上記音信号生成手段は、上記楽曲の演奏中の所定タイミングにメッセージ音を重ねて出力するように上記楽曲及び上記音声と該メッセージ音とを混合して上記音信号を生成することを特徴とする移動体通信端末。
  5. 請求項1又は2の移動体通信端末において、
    上記画像信号生成手段は、上記楽曲の演奏中の所定タイミングにメッセージを重ねて表示するように上記画像にメッセージを重ねた画像信号を生成することを特徴とする移動体通信端末。
  6. 請求項1乃至5のいずれかの移動体通信端末において、
    アプリケーションプログラムの実行を管理するアプリケーションプログラム実行管理手段を備え、
    上記出力用の音信号及び画像信号の生成処理並びに送信処理を、実行中のアプリケーションプログラムによって発生した指令に基づいて実行することを特徴とする移動体通信端末。
  7. 請求項1乃至6のいずれかの移動体通信端末において、
    上記外部インターフェース手段は、上記音信号及び上記画像信号を有線通信によって送信することを特徴とする移動体通信端末。
  8. 請求項1乃至6のいずれかの移動体通信端末において、
    上記外部インターフェース手段は、上記音信号及び上記画像信号を無線通信によって送信することを特徴とする移動体通信端末。
  9. 請求項7の移動体通信端末と、画像を表示する表示手段及び音を出力する音出力手段を有する外部出力装置と、該移動体通信端末と該外部出力装置との間の通信に用いる通信ケーブルとを備え、
    該外部出力装置は、該通信ケーブルを介して該移動体通信端末から音信号及び画像信号を受信する外部インターフェース手段を有することを特徴とするカラオケシステム。
  10. 請求項8の移動体通信端末と、画像を表示する表示手段及び音を出力する音出力手段を有する外部出力装置とを備え、
    該外部出力装置は、該移動体通信端末との間で無線通信するための外部インターフェース手段を有することを特徴とするカラオケシステム。
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