JP2000224269A - 電話機および電話システム - Google Patents

電話機および電話システム

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JP2000224269A
JP2000224269A JP11020730A JP2073099A JP2000224269A JP 2000224269 A JP2000224269 A JP 2000224269A JP 11020730 A JP11020730 A JP 11020730A JP 2073099 A JP2073099 A JP 2073099A JP 2000224269 A JP2000224269 A JP 2000224269A
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telephone
data
midi data
midi
music
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JP11020730A
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English (en)
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Yoshiyuki Majima
良行 馬島
Shinobu Katayama
忍 片山
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Feisu Kk
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Feisu Kk
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M19/00Current supply arrangements for telephone systems
    • H04M19/02Current supply arrangements for telephone systems providing ringing current or supervisory tones, e.g. dialling tone or busy tone
    • H04M19/04Current supply arrangements for telephone systems providing ringing current or supervisory tones, e.g. dialling tone or busy tone the ringing-current being generated at the substations

Abstract

(57)【要約】 【課題】着信時の呼出音等として再生する楽曲を自由に
選択でき、しかも表現力に富んだ音楽演奏を実現できる
電話機と電話システムを提供すること。 【解決手段】外部のサーバより受信したMIDIデータ
をRAM20に格納する。音源CPU21はこのMID
Iデータを読み出して、再生部24に音楽再生を指令す
る。この指令を受けて、再生部24は音源ROM23か
ら音を読込んで楽曲を再生する。再生された楽曲はスピ
ーカ5から出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音楽再生機能を備
えた電話機およびそれを用いた電話システムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】通信ネットワークの整備により、さまざ
まな機能を備えた電話機が登場し利用に供されている。
特に、携帯型の電話機(以下、携帯電話という)は、そ
の利便性から近年急速に加入者が増大し、若年層に至る
まで著しい普及をみせている。
【0003】このような携帯電話は、小型で大容量の半
導体チップの実用化を背景として、多岐にわたる機能を
搭載したものがごく一般的なものとなってきている。た
とえば、電話着信時の呼出音をメロディで流すような機
能などはその一例であって、このようなメロディで呼出
音を鳴らす携帯電話は今日広く普及している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような電話機においては、再生するメロディはあらかじ
め電話内部のメモリに設定されたいくつかの楽曲に限ら
れており、自分の好みの曲、たとえば最新のヒット曲な
どを自由に選択することはできなかった。また、再生さ
れる音楽も人工音による単調なメロディであって表現力
に乏しいことから、特に若年層に対しては商品価値の訴
求力の点で限界があった。
【0005】そこで本発明は、上記のような問題点に鑑
み、着信時の呼出音等として再生する楽曲を自分の好み
のものに選定でき、しかも表現力に富んだ音楽演奏を実
現できる電話機と電話システムを提供することを課題と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明にかかる電話機においては、外部よりMID
Iデータを受信する受信手段と、受信したMIDIデー
タを格納する記憶手段と、この記憶手段から前記MID
Iデータを読み出して再生処理を行う再生手段とを設け
ている。
【0007】ここでMIDIとは、Musical Instrumen
t Digital Interfaceの略語であって、電子楽器相互
間や電子楽器とコンピュータとの間で音楽演奏の信号を
相互にやり取りするための国際標準規格のことである。
本明細書における「MIDI」という用語は上記のよう
な意味で用いるものとする。
【0008】MIDIデータは、後で詳述するように、
音そのもののデータではなく、電子楽器の発音を制御す
るためのコマンドの集合体である。たとえば、「ドの音
発音開始」「ドの音発音ストップ」というようなコマン
ドの形をとっている。このMIDIデータをたとえばネ
ットワーク上のサーバに後述するSMF(Standard MID
I File)のデータ形式で蓄積しておく。一方、電話機に
は記憶手段と再生手段を内蔵させておく。そして、電話
機からサーバへアクセスして、MIDIデータを電話機
の記憶手段にダウンロードする。再生手段は、このダウ
ンロードしたMIDIデータに基づき、音源から音を読
み出して演奏を行う。このようにして、利用者は自分の
好みの曲をダウンロードして電話機から流すことができ
るようになる。
【0009】この場合、ダウンロードするものは基本的
にMIDIデータだけであるから、楽曲そのもののデー
タ全部をダウンロードする場合に比較して、ダウンロー
ドに要する時間は極めて短時間で済む。なぜなら、上述
したようにMIDIデータはコマンドの集合体であり、
バイナリデータで構成することができるからである。
【0010】上記のようにしてダウンロードしたMID
Iデータを利用すると種々の機能を実現することが可能
となる。たとえば、着信信号に応答して記憶手段からM
IDIデータを読み出し、読み出されたMIDIデータ
に基づいて再生された楽曲を呼出音として報知するよう
にすれば、従来と同様に呼出音をメロディで流すことが
できる。ただし、従来のものとは違って、MIDIデー
タに従って音源から各種の楽器音を読み出して演奏する
ので、呼出音として流れる楽曲はきわめてリアルで洗練
されたものとなり、音楽表現力の点で従来品よりもはる
かに商品価値の高いものが得られる。
【0011】また、電話機の記憶手段に着信信号に対応
させて異なる楽曲のMIDIデータを記憶しておき、着
信信号に応じて異なる楽曲で報知するようにすれば、流
れるメロディによって誰から電話がかかってきたのかを
即座に知ることができる。
【0012】また、携帯型の電話機においては、振動に
よって着信を報知するバイブレータが内蔵されている
が、このバイブレータを前記MIDIデータに基づいて
振動させるようにしてもよい。このようにすれば、たと
えばMIDIデータのうちドラムのパートのリズムと同
じリズムでバイブレータを振動させることができるか
ら、単調な振動で報知する場合に比べて、利用者に快い
感触を与えることができる。また、リズムが強烈であれ
ば、利用者に対して着信を確実に知らせることもでき
る。
【0013】さらに、留守時の応答用に、あらかじめ留
守番案内メッセージを作成して登録しておく機能を備え
た電話機があるが、このような電話機にも本発明は利用
できる。すなわち、音声によリ作成したメッセージをM
IDIによるBGM(バック・グランド・ミュージッ
ク)とともに登録することができる。
【0014】このようにすることで、留守応答時に通話
相手はMIDIによるBGM付きのメッセージを聴くこ
とができるので、メッセージが単調な口調で語られてい
ても退屈することがない。この場合、メッセージの作成
にあたっては、MIDIによる音楽演奏にあわせて音声
でメッセージを吹き込むことも可能である。留守番案内
メッセージを自分の声で吹き込む場合、一種の緊張感を
伴うことは経験的に言えることであるが、上記のように
音楽が流れた状態で声を吹き込むと、音楽演奏がBGM
となってリラックスした状態でメッセージを記録するこ
とができる。
【0015】さらに、本発明によると、任意のときに音
楽を再生できる機能を備えた電話機が実現できる。すな
わち、キーの操作によって記憶手段に格納されたMID
Iデータを読み出して楽曲を再生するようにしておけ
ば、自分の好きな曲をいつでも電話機から流すことがで
きる。従って、たとえばカラオケ演奏曲のMIDIデー
タを記憶手段に格納しておけば、カラオケ専用装置がな
くても手軽にカラオケを楽しむことができる。特に携帯
電話の場合には、いつでもどこでもカラオケを楽しむこ
とができる。
【0016】また、本発明においては、再生される楽曲
はMIDIデータに基づくシンセサイザ音だけで構成さ
れていてもよいが、これにオーディオデータに基づく音
声をミックスすることもできる。すなわち、楽器の部分
をMIDIで、コーラスなどのボーカル部分をオーディ
オでそれぞれ演奏させることが可能である。このように
すれば、全部をMIDIで演奏する場合に比べて音楽表
現力が一層向上し、臨場感にあふれた音楽演奏を楽しむ
ことができる。
【0017】次に、本発明にかかる電話システムは、外
部よりMIDIデータを受信する受信手段、受信したM
IDIデータを格納する記憶手段、および記憶手段から
MIDIデータを読み出して再生処理を行う再生手段と
を設けた電話機と、この電話機からアクセスされるサー
バとを備え、MIDIデータをサーバから電話機にダウ
ンロードするようにしたものである。
【0018】このようなシステムによると、電話機から
サーバにアクセスするだけで簡単にMIDIデータをダ
ウンロードすることができる。また、たとえば新曲デー
タを毎月サーバにアップロードして蓄積データを更新す
ることによって、利用者が最新のヒット曲を迅速に入手
できるような運用を行うことが可能となる。
【0019】さらに、本発明にかかる電話システムは、
パーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)を用
いて構成することもできる。すなわち、電話機と、この
電話機が接続されるパソコンとでシステムを構成し、パ
ソコンで作成したMIDIデータを電話機にダウンロー
ドするものである。このようにすれば、パソコンで作成
した自作のオリジナル曲を電話機から流すことが可能と
なる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の種々の実施形態に
つき、図を参照しながら説明する。図1は、本発明にか
かる電話システムの一例を示す概略構成図である。図に
おいて、100は電話機、200はこの電話機100と
の間で交信を行う基地局、300は基地局200と結ば
れたサーバである。電話機100として、ここでは携帯
電話の例を示している。但し、本発明の電話機は携帯電
話に限らず、卓上型の電話機であってもよい。基地局2
00はここでは3個所設置されているが、もちろんこれ
は一例に過ぎない。サーバ300は、たとえば電話局な
どに設置することが考えられる。
【0021】上記の電話システムにおいて、サーバ30
0には後述するMIDIデータが蓄積されており、電話
機100から基地局200を介してサーバ300にアク
セスすることにより、サーバ300に蓄積されたMID
Iデータが基地局200を介して電話機100にダウン
ロードされるようになっている。その詳細な動作に関し
ては後述する。
【0022】図2は本発明にかかる電話機100の一例
を示す外観図である。図において、1は携帯電話の本体
であって、この本体1にはアンテナ2、表示部3、キー
入力部4、スピーカ5、マイクロフォン6が設けられて
いる。アンテナ2は前述の基地局200との間で信号の
送受信を行うものである。表示部3は液晶ディスプレイ
等で構成されており、電話番号をはじめ種々の情報がこ
こに表示される。キー入力部4には後述する各種のキー
が配置されている。スピーカ5からは通話相手の音声や
メロディが聞こえるようになっている。マイクロフォン
6は、通話時や留守番案内メッセージの作成時に、相手
に伝えるメッセージを音声で入力するためのものであ
る。
【0023】次に、キー入力部4の各種キーについて説
明する。41は携帯電話の電源をオンオフする電源キ
ー、42は通話を開始するときに操作する通話キー、4
3は表示部3に表示される内容をスクロールするスクロ
ールキーである。44は他のキーとの組合せ操作により
各種の機能を達成するファンクションキー、45は登録
されている内容を呼び出して表示部3に表示させるため
の呼出しキー、46は短縮ダイヤル番号等の登録を行う
際に操作する登録キーである。47は0〜9の数字から
なる数字キーで、電話番号や短縮番号の入力などに用い
られる。48は表示内容などを消去するためのクリアキ
ー、49は所定の動作を実行させる際に操作する実行キ
ーである。
【0024】410は、サーバ300からMIDIデー
タをダウンロードするにあたって、新曲を表示させるた
めの新曲表示キー、411は留守番案内メッセージを作
成する際に操作する留守録キー、412はカラオケを演
奏する際に操作するカラオケキー、413は曲の演奏を
スタートさせる演奏開始キー、414は曲の演奏を終了
させる演奏終了キーである。
【0025】図3はサーバ300の構成を示すブロック
図である。サーバ300は、入力部301、制御部30
2、記憶部303、出力部304、通信制御部305か
ら構成される。入力部301にはキーボードなどの入力
手段が備えられ、出力部304にはディスプレイやプリ
ンタなどの出力手段が備えられる。記憶部303にはM
IDIデータを格納するファイルSMF(Standard MID
I File)306が設けられている。このSMF306に
格納されたMIDIデータの詳細については後述する。
サーバ300は、通信制御部305のインターフェイス
を介して、基地局200(図1)との間でデータのやり
取りを行うようになっている。
【0026】図4は電話機100の構成を示すブロック
図である。電話機100は、表示部3、キー入力部4、
音声出力部5、音声入力部6、送受信部7、信号処理部
8、記憶部9、制御部10から構成される。表示部3と
キー入力部4については、図2で説明したとおりであ
る。音声出力部5は具体的にはスピーカで構成される。
従って図2のスピーカ5と同じ符号を付してある。な
お、スピーカに代えて圧電素子等を用いることもでき
る。また、音声入力部6は具体的にはマイクロフォンで
構成される。従って図2のマイクロフォン6と同じ符号
を付してある。
【0027】送受信部7は、図2のアンテナ2を含む回
路であり、基地局200との間でデータの送受信を行
う。信号処理部8は、送受信部7から送られてきた信号
や、送受信部7に送る信号を処理する回路であって、音
声入力部6からの音声信号が入力され、また音声出力部
5に音声信号を出力する。記憶部9は、プログラムを記
憶したROMや、データを一時記憶するRAM等を含ん
で構成される。制御部10はCPUから構成され、表示
部3、信号処理部8、記憶部9等に対する制御を行う。
【0028】図5は、図4に示した構成のうち、送受信
部7と信号処理部8の具体的な構成を示すブロック図で
ある。図5では音声出力部5と音声入力部6も示してあ
るが、表示部3、キー入力部4、記憶部9および制御部
10については図示を省略してある。
【0029】送受信部7は、前述のアンテナ2と、受信
部12と、送信部13からなる。受信部12は、本発明
の受信手段に相当するものであって、アンテナ2が受信
した受信信号を復調して後段の信号処理部8に送る復調
回路を備えている。また、送信部13は、信号処理部8
から送られてきた信号を変調してアンテナ2から送信す
る変調回路を備えている。なお、受信部12と送信部1
3はブロックとして分離して示してあるが、これらを1
つのLSIに組み込むこともできる。
【0030】信号処理部8において、14は受信部12
が受信した受信信号の種類を判別する信号判別部、15
は受信信号がMIDI信号であった場合に、そのMID
Iデータを処理するMIDIデータ処理部、16は受信
信号が音声信号であった場合に、その音声データを処理
する音声データ処理部、17はMIDIデータ処理部1
5および音声データ処理部16からのディジタル出力信
号をアナログ信号に変換してスピーカ5に送出するD/A
コンバータである。18はマイクロフォン6からの音声
入力信号をディジタル信号に変換するA/Dコンバータ、
19はA/Dコンバータ18からのディジタル信号を処理
して送信部13へ送出する送信データ処理部である。
【0031】図6は、図5の構成をさらに詳細に示した
ブロック図である。図6において、図5と同一部分には
同一符号を付してあるが、ここでは特にMIDIデータ
処理部15の部分が具体的に開示されている。MIDI
データ処理部15において、20は本発明の記憶手段に
相当する部分であって、実施形態としてRAMを用いて
いる。ここではRAM20をフラッシュメモリで構成し
ている。このRAM20には、図3のサーバ300のS
MF306からダウンロードしたMIDIデータが格納
される。21は音源CPUで、MIDIデータに基づく
一連の音楽再生動作を制御するとともに、後述する再生
部24を構成する音源CoreLSIの制御も行う。22は
音源CPU21が実行するプログラムを記憶したプログ
ラムROM、23は再生する音楽に用いる種々の楽器の
音源データを記憶した音源ROM、24は音源ROM2
3から音源データを読込んで音楽演奏を再生する再生部
である。再生部24は、たとえば音源CoreLSIから構
成されており、本発明における再生手段に相当するもの
である。
【0032】一方、送信データ処理部19はエンコーダ
25を含んで構成される。また、これに加えて、信号合
成部26が必要に応じて設けられる。エンコーダ25
は、マイクロフォン6から入力されてA/D変換された
ディジタル信号を符号化して送信部13へ出力するもの
である。信号合成部26は、あとで詳しく述べるよう
に、留守番案内メッセージをBGMとともに作成する場
合に、BGMのMIDIデータと案内メッセージのオー
ディオデータとを合成するためのものである。
【0033】次に、SMFに記録されているMIDIデ
ータの詳細に関して説明する。図7は、図3のSMF3
06に記録されているMIDIデータの構成を示す図で
ある。SMFは一般に、デルタ・タイムと呼ばれる時間
データと、イベントと呼ばれる演奏内容等を示すデータ
とからなるデータ形式である。イベントには図7(a)
〜(c)に示すように、MIDIイベントとSys.Exイ
ベントとMETAイベントの3種類がある。
【0034】MIDIイベントは、演奏データを格納し
たイベントであって、たとえば「ドの音をピアノの音で
発音せよ」といった命令から構成される。この命令は、
直前のイベントからの経過時間tと、今回のイベントの
デルタ・タイムTとの関係がt≧Tのときに実行され
る。つまり、あるイベントが実行されると、そのイベン
ト開始からの経過時間が監視され、この経過時間が次の
イベントのデルタ・タイムと等しいかあるいはそれを超
えたとき(CPUによる時間分解能は有限なので、デル
タ・タイムとぴったり一致しないで超える場合もある)
に、次のイベントが実行されるようになっている。
【0035】Sys.Exイベントは、システム・エクスク
ルーシヴ・イベントと呼ばれ、たとえばシステムをオー
ケストラに合ったシステムに設定するなどの設定情報を
格納したイベントである。また、METAイベントは、
曲目や歌詞などの情報を格納したイベントである。
【0036】MIDIデータは以上のように構成されて
おり、これらの一連のMIDIデータがいくつも組み合
わさって1つの楽曲が構成される。図3のサーバ300
のSMF306には、このようなMIDIデータからな
る曲データが格納されており、このMIDIデータを後
述する手順で電話機にダウンロードすると、このMID
Iデータは図6のアンテナ2、受信部12および信号判
別部14を介してRAM20に格納される。なお、サー
バ300のSMF306には新曲データが定期的にアッ
プロードされるようにしておくとよい。
【0037】次に、上記のようなMIDIデータに基づ
いて音楽を再生する場合の原理について説明する。図6
のMIDIデータ処理部15において、音源CPU21
は、プログラムROM22のプログラムに従って、RA
M20からMIDIデータを順次読み出す。そして、読
み出したMIDIデータに基づいて、再生部24に対
し、たとえば「ミの音をピアノの音で発音せよ」という
命令を与える。この命令を受けて、再生部24は音源R
OM23からピアノの音を読込み、ミの音程で発音を開
始する。このときから音源CPU21は経過時間をカウ
ントし、この経過時間が次の命令である「ミの発音を停
止せよ」に付属しているデルタ・タイムと等しくなるか
もしくはそれを超えると、再生部24に対し、ミの音の
発音終了を命令する。このような動作が繰り返されるこ
とにより、再生部24はMIDIデータで表された楽曲
の再生を行う。
【0038】上記からわかるように、MIDIデータは
音そのもののデータではなく、音を読み出して演奏させ
るためのコマンドであるから、バイナリデータとして構
成することができ、データとしての情報量がきわめて少
ない。その結果、サーバ300側にあるSMF306
や、電話機100側にあるRAM20は記憶容量の小さ
いものを用いることができる。また、ダウンロードも短
時間で行える。
【0039】次に、サーバ300から電話機100にM
IDIデータをダウンロードする場合の手順について説
明する。図9はこの手順を示したフローチャートであっ
て、制御部10(図4参照)によって実行される動作を
示している。以下、本明細書では、フローチャートのス
テップをSと略記することとする。
【0040】ダウンロードに際しては、図2に示す電話
機において、まず新曲表示キー410を押す。制御部1
0は新曲表示キー410が押されたか否かを監視し(S
101)、押されなければそのまま待機する(S101
NO)。新曲表示キー410が押されると(S101Y
ES)、送受信部7から基地局200を介してサーバ3
00へ新曲リストデータの要求信号を送り、サーバ30
0から基地局200を介して新曲リストデータを受取る
(S102)。そして、受取ったデータに基づき表示部
3に新曲のリスト(曲番号と曲名)を表示するととも
に、表示された新曲の中からダウンロードしたい曲を選
択するように案内表示を行う(S103)。この表示の
一例を図10(a)に示す。曲の選択は、たとえば希望
の曲にカーソルを合わせることで行ってもよいし、ある
いは曲番号を数字キー47から入力することで行っても
よい。
【0041】次に、曲目が選択されて実行キー49(図
2)が押されたかどうかを判断し(S104)、否なら
ばキーが押されるのを待ち(S104NO)、キーが押
されれば(S104YES)、選択された曲目の番号を
サーバ300へ送信して、該当する曲目のMIDIデー
タのダウンロードを要求する(S105)。サーバ30
0がこれに応答してSMF306の中から該当するMI
DIデータを読み出し、基地局200を介して送信する
と、アンテナ2がこれを受信してダウンロードが行われ
る(S106)。
【0042】受信されたデータは受信部12で復調さ
れ、信号判別部14でMIDIデータであることが判別
されて、MIDIデータ処理部15のRAM20に格納
される(S107)。ここで、RAM20は、曲番に対
応したアドレスを有するエリアを備えており、曲番1の
MIDIデータはアドレス1のエリアへ、曲番2のMI
DIデータはアドレス2のエリアへ、という具合に格納
されてゆく。
【0043】ついで、ダウンロードが完了したか否かを
判断する(S108)。ダウンロードが完了していなけ
れば(S108NO)、S106、S107を反復して
ダウンロードを継続し、ダウンロードが完了すれば(S
108YES)、その旨を表示部3に表示して(S10
9)動作を終了する。この表示の一例を図10(b)に
示す。
【0044】なお、電話機の購入時に1曲あるいは何曲
かのMIDIデータがRAM20にプリセットされてい
るような運用にすることも可能である。
【0045】次に、上記のようにしてダウンロードした
MIDIデータを用いて、着信時の呼出音をメロディで
流す場合の動作につき説明する。図11は着信時の動作
を示すフローチャートであって、音源CPU21(図6
参照)によって実行される動作を示している。音源CP
U21は着信信号を受信したか否かを常時監視している
(S201)。図6において、着信信号がアンテナ2で
受信されると、受信部12がこれを復調し、信号判別部
14が着信信号であることを判別して、判別信号を音源
CPU21に与える。音源CPU21はこれを受けて、
着信信号が受信されたと判断し(S201YES)、R
AM20からMIDIデータを読み出す(S202)。
【0046】音源CPU21は、読み出されたMIDI
データに基づき再生部24に命令を与え、再生部24は
これを受けて、音源ROM23から音を読込んで音楽を
再生する(S203)。その詳細な原理についてはすで
に述べたので、ここでは説明を省略する。そして、再生
された音楽をスピーカ5から呼出音として出力する(S
204)。
【0047】呼出音を聞いた利用者が、電話機100の
通話キー42(図2)を押すと相手との通話が開始され
(S205YES)、呼出音が停止して(S206)動
作が終了する。通話キー42が押されないと(S205
NO)、S202〜S204の動作を反復し、呼出音を
鳴らし続ける。
【0048】以上のようにして、電話がかかってきたと
きに、呼出音をMIDIによるメロディで流すことがで
きる。この場合、呼出音として流したい曲はあらかじめ
利用者によって設定しておくことが可能である。また、
着信信号に対応させて異なる曲を設定しておけば、電話
をかけてきた相手によってメロディを変えることができ
る。具体的には、図8に示すように、RAM20におい
て着信番号ごとに演奏曲目の曲番とそれに対応するMI
DIデータを設定しておけばよい。
【0049】上述した実施形態においては、サーバ30
0に蓄積されたMIDIデータを無線によりダウンロー
ドして利用する例を示したが、これに代えて、パソコン
で作成したMIDIデータを電話機にダウンロードする
ようにシステムを構成することも可能である。図12は
そのような電話システムの例を示している。図におい
て、27は汎用のパソコン、100は上述した電話機と
同様の構成を備えた電話機、28はパソコン27と電話
機100とを接続するケーブルである。
【0050】図12のシステムにおいて、利用者は作曲
用ソフトウエアを用いて、パソコン100で自分のオリ
ジナル曲を作成する。そして作成した曲のMIDIデー
タをケーブル28を介して電話機100にダウンロード
する。ダウンロードされたMIDIデータは、前記の場
合と同様にRAM20に格納される。このようにすれ
ば、電話機100の呼出音を自作のオリジナル曲で流す
ことができる。
【0051】図13は、本発明にかかる電話機の他の実
施形態を示す要部ブロック図である。図において、図5
と同一部分には同一符号を付してある。この実施形態は
電話機が携帯電話の場合であって、図5の構成にバイブ
レータ29が付加されている。その他の各部の構成は図
5と同様である。バイブレータ29は、着信信号の受信
時にスピーカ5からの呼出音に代えて、あるいは呼出音
とともに、振動によって着信を知らせるものである。
【0052】図13においては、バイブレータ29がM
IDIデータ処理部15からの出力信号により駆動され
るようになっている。MIDIデータ処理部15の構成
は、図6に示したものと同じである。したがって、再生
部24が音源ROM23から読み出して再生する音のう
ち、たとえばドラムの音をバイブレータ29に入力する
ようにすれば、バイブレータ29をドラムのリズムに合
わせて「ドン・ドン・ドン」というように振動させるこ
とができる。
【0053】このようにすることで、従来のような単調
な振動で着信を報知する場合に比べて、利用者に快い感
触を与えることができるとともに、着信を確実に報知で
きるという利点が得られる。
【0054】図14は、本発明にかかる電話機の他の実
施形態を示す要部ブロック図である。図において、図1
3と同一部分には同一符号を付してあるが、この実施形
態では、電話機は携帯電話でも卓上型電話機でもよい。
卓上型電話機の場合はバイブレータ29は不要である。
【0055】図14の実施形態は、音声によリ作成した
メッセージをMIDIによるBGMとともに登録する留
守番案内機能を備えた電話機の例である。図において、
送信データ処理部19には、MIDIデータ処理部15
からの信号が入力されるようになっている。ここでも、
MIDIデータ処理部15の構成は図6に示したものと
同じであるが、送信データ処理部19には再生部24か
らの出力ではなく、音源CPU21からのMIDIデー
タが入力される。また、送信データ処理部19には、図
6で示したように、エンコーダ25と信号処理部26と
が設けられる。そして、上述した音源CPU21からの
MIDIデータは、信号処理部26に入力される。
【0056】次に、上記の構成において、留守番案内メ
ッセージの登録を行う場合の動作を、図15のフローチ
ャートを参照して説明する。制御部10(図4)は、留
守録キー411(図2)が押されたか否かを監視し(S
301)、押されなければ(S301NO)そのまま監
視を続ける。留守録キー411が押されると(S301
YES)、表示部3に「BGMとして使う曲を選んで演
奏開始キーを押して下さい」という案内とともに、曲の
メニューが表示される(S302)。このメニューは、
図10(a)と同様の態様で表示される。
【0057】次に、曲が選択されて演奏開始キー413
(図2)が押されたか否かを判断し(S303)、押さ
れなければ(S303NO)そのまま待機し、押される
と(S303YES)、音源CPU21にその旨が通知
され、音源CPU21はRAM20のMIDIデータの
うち、S303で選択された曲に相当するエリアのMI
DIデータを読み出して再生部24に命令を与え、以後
は前述したのと同様の動作によって選択された曲の再生
が行われる(S304)。
【0058】この再生出力は、D/Aコンバータ17を
介してスピーカ5に与えられ、スピーカ5から選択した
曲が演奏される。利用者はこの演奏を聴きながら、マイ
クロフォン6から留守番案内のメッセージを音声入力す
る(S305)。つまり、スピーカ5から流れるメロデ
ィをBGMとして、音声メッセージを吹き込むわけであ
る。このように、BGMをバックにして伝言内容を話す
ことで緊張感が緩和され、スムーズにメッセージを入力
することができる。
【0059】入力された音声メッセージの信号は、A/
Dコンバータ18とエンコーダ25を介して信号合成部
26に送られ、信号合成部26はこの音声信号を圧縮処
理する。そしてこの圧縮された音声信号と、MIDIデ
ータ処理部15の音源CPU21から入力される再生中
の曲のMIDIデータとを合成してSMFを作成する
(S306)。ここで、圧縮処理の手段としては、たと
えば特開平10−307581号公報に開示された方法
を採用することができる。
【0060】次に、この作成されたSMFを、送信部1
3からアンテナ2を介して、基地局200へ転送する
(S307)。なお、この例では、留守番案内メッセー
ジをホスト側に登録する場合を前提としているので、S
MFを基地局200へ転送するようにしているが、留守
番案内メッセージを端末(電話機)側に登録することも
可能であり、その場合は信号合成部26で作成されたS
MFは、電話機内部の留守録メモリ(図示省略)に格納
される。
【0061】次に、登録キー46(図2)が押されたか
否かを判断する(S308)。登録キー46が押されな
ければ(S308NO)、S304〜S307を反復し
てメッセージの登録を継続する。登録キー46が押され
ると(S308YES)、表示部3に「メッセージの登
録が完了しました」という表示を行い(S309)、一
連の動作を終了する。このようにして、音声メッセージ
がMIDIデータとともに留守番案内メッセージとして
登録される。そして留守番応答時に通話相手はこの案内
メッセージを受信して、自分の電話機に内蔵された再生
部によってMIDIデータを再生し、BGMとともに音
声メッセージを聞くことができる。
【0062】なお、上例ではMIDIの再生音楽にあわ
せて音声メッセージを入力するようにしたが、音声メッ
セージだけをまず入力しておき、基地局への送信時にM
IDIデータと合成してもよい。また、上例では再生前
のMIDIデータを音声信号と合成して1つのデータと
して扱っているが、MIDIデータの再生信号とメッセ
ージの音声信号とを単純にミキシングして、基地局ある
いは電話機内部の留守録メモリに送ってもよい。すなわ
ち、登録するBGMとしては再生前のMIDIデータで
あってもよいし、再生後の出力信号であってもよい。後
者の場合には、図6の信号合成部26は不要であり、こ
れに代えてミキサが設けられる。そして、このミキサに
は再生部24の出力が入力されることになる。また、こ
の場合は相手の電話は再生部24を備えている必要はな
く、一般の電話機で音声メッセージとMIDIによるB
GMを聞くことができる。
【0063】次に、本発明にかかる電話機の他の実施形
態として、任意のときに自分の好きな曲を再生できる機
能を備えたものが考えられる。すなわち、図6の構成に
おいては、信号判別部14からの着信信号に応答してス
ピーカ5からメロディを流すようにしているが、これに
加えて、キーの操作によってスピーカ5からメロディを
流すようにすれば、任意のときに音楽を再生することが
できる。その一例として、たとえばカラオケ演奏の機能
を持たせることが考えられる。具体的には、図2のカラ
オケキー412の操作に応答して、音源CPU21が再
生処理を実行するようにすればよい。
【0064】この場合、サーバ300のSMF306か
らカラオケ演奏曲のMIDIデータをダウンロードし、
RAMに格納する。このRAMは着信メロディ用のMI
DIデータを格納したRAM20とは別に設けてもよい
し、容量が許せばRAM20で兼用してもよい。後者の
場合は、着信メロディ用のMIDIデータとカラオケ演
奏用のMIDIデータとは、RAMの別エリアに格納さ
れる。
【0065】図16は、カラオケ演奏の動作を示すフロ
ーチャートである。制御部10(図4)は、カラオケキ
ー412が押されたか否かを判断し(S401)、押さ
れなければ(S401NO)そのまま待機状態を維持す
る。カラオケキー412が押されると(S401YE
S)、表示部3に「演奏曲を選んで演奏開始キーを押し
て下さい」という案内とともに、曲のメニューが表示さ
れる(S402)。このメニューは、図10(a)と同
様の態様で表示される。
【0066】次に、曲目が選択されて演奏開始キー41
3(図2)が押されたか否かを判断し(S403)、押
されなければ(S403NO)そのまま待機し、押され
ると(S403YES)、音源CPU21にその旨が通
知され、音源CPU21はRAM20のMIDIデータ
のうち、S403で選択された曲に相当するエリアのM
IDIデータを読み出して(S404)、選択された曲
の再生処理を行う(S405)。この再生出力は、D/
Aコンバータ17を介してスピーカ5に与えられ、スピ
ーカ5から選択した曲が演奏される(S406)。利用
者はこの演奏に合わせてカラオケを歌唱する。
【0067】次に、演奏終了キー414(図2)が押さ
れたか否かを判断する(S407)。演奏終了キー41
4が押されなければ(S407NO)、S404〜S4
06を反復して演奏を継続する。演奏終了キー414が
押されると(S407YES)、演奏は停止されて(S
408)一連の動作を終了する。
【0068】以上のようにすると、電話機それ自体をカ
ラオケ再生装置として利用することができ、専用の装置
がなくても簡単にカラオケを楽しむことができる。特
に、携帯電話の場合には、場所や時間の制限を受けずに
手軽にカラオケを楽しめるという利点がある。なお、こ
こではカラオケ演奏曲を例に挙げたが、もちろんカラオ
ケ以外の楽曲であっても差し支えない。
【0069】ところで、上記再生処理(S405)にお
いて、音楽再生はMIDIデータのみに基づいて行って
もよいが、これだといわゆるシンセサイザ音だけで演奏
される音楽となり、バックコーラスなど本来人の声で表
現すべきパートもシンセサイザ音で代用されることとな
るため、臨場感に欠けるという難点がある。
【0070】そこで、これを克服するために、MIDI
データにオーディオデータをミックスしたSMFを作成
し、楽器の部分をMIDIデータで再生し、ボーカル部
分をオーディオデータで再生するという方法が考えられ
る。このようにすれば、ボーカル部分は本来の音声で再
生されるので、スピーカ5から流れる音楽はきわめて臨
場感の高いものとなり、商品価値を一層高めることがで
きる。
【0071】図17はこれを実現するための要部ブロッ
ク図であり、図6におけるMIDIデータ処理部15の
部分の変形例を示している。その他の電話機として必要
な構成は図6と同様であるので、図示は省略してある。
また、図6と同一部分には同一符号を付してある。
【0072】図17において、30はCPUを含んで構
成されるプレーヤ部で、図6の音源CPUに相当するも
のである。31は音源ROM23から音を読み出して合
成するサウンド合成部、32は音声データから音声を再
生するオーディオ再生モジュール、33は画像データか
ら画像を再生する画像再生モジュール、34は残響付加
等の処理を行うサウンドエフェクト部、35はサウンド
合成部31で再生された音とオーディオ再生モジュール
32で再生された音とを混合するミキサである。ミキサ
35の出力はスピーカ5に送られ、画像再生モジュール
33の出力は表示部3に送られる。したがって、この構
成によると映像つきのカラオケサウンドが得られる。な
お、サウンド合成部31とサウンドエフェクト部34
は、いわゆるソフトウエアシンセサイザを構成するもの
である。
【0073】図18は、図17のRAM20に格納され
たMIDIデータにおけるMETAイベントのデータ構
造を示す図である。METAイベントには、同図(a)
に示すオーディオデータ転送に関するMETAイベント
と、同図(b)に示すオーディオ制御に関するMETA
イベントとがある。以下、これらのデータ構造につき簡
単に説明する。
【0074】図18(a)において、先頭のFFhはイ
ベントがMETAイベントであることを示し、次の30
hはMETAイベントがオーディオデータ転送に関する
ものであることを表すデータである。また、lenはデ
ータ長、typeはオーディオのフォーマット、idは
データ番号をそれぞれ表している。eventはイベン
トタイプを示すもので、たとえばデータの転送開始は
0、オーディオデータは1、データの転送終了は2でそ
れぞれ表される。
【0075】voice dataは前述したボーカル
等の音声データである。この音声データは、オーディオ
データ転送METAイベントのすべてに付加されるとは
かぎらない。たとえば、繰り返しのボーカル部分を含む
曲の場合は、最初のイベントにだけvoice dat
aを付加してこれを取り込んで蓄積しておけば、次から
はMIDIイベントによりそれを呼び出すことで何回で
も再生ができるので、同じ音声データを付加する必要は
ない。
【0076】次に、図18(b)において、オーディオ
制御に関するMETAイベントには、オーディオ再生ス
タート、オーディオ停止、ボリューム設定およびリバー
ブ設定の各イベントがある。これらのイベントにおける
FFh、len、typeおよびidは、図18(a)
の場合と同一であるから説明は省略する。
【0077】再生スタートイベントの10hは、このイ
ベントが再生スタートのイベントであることを示してい
る。オーディオ停止イベントの11hは、このイベント
がオーディオ停止のイベントであることを示している。
ボリューム設定イベントの12hは、このイベントがボ
リューム設定のイベントであることを示している。ま
た、chはチャンネル数、Lvolは左ボリューム、R
volは右ボリュームをそれぞれ示している。リバーブ
設定イベントの13hは、このイベントがリバーブ(残
響付加)設定のイベントであることを示している。ま
た、revrbはリバーブセンド量を示している。
【0078】図19は、上記のようにMIDIデータに
オーディオデータをはめ込んで再生処理を行う場合のフ
ローチャートであって、図16のS405における処理
の詳細を示すものである。再生処理において、MIDI
データがRAM20から読込まれると(S501)、こ
のMIDIデータはプレーヤ部30内にあるバッファ
(図示省略)に格納される(S502)。次にMIDI
データがシンセサイザ用、つまり音源用のメッセージで
あるか否かが判断される(S503)。音源用メッセー
ジであれば(S503YES)、そのメッセージをサウ
ンド合成部31へ送り、サウンド合成部31でMIDI
データに基づく再生を行い(S511)、S508へ移
行する。音源用メッセージでなければ(S503N
O)、METAイベントの処理に移る(S504)。
【0079】まず、METAイベントが音声データ処理
に関係するイベントか否かを判断する(S505)。音
声データ処理に関係しないイベント、たとえば歌詞や曲
名に関するものであれば(S505NO)、それに対応
した通常の処理を行い(S512)、S508へ移行す
る。音声データ処理に関係するイベントであれば、次に
そのイベントが図18(a)に示したオーディオデータ
転送に関するMETAイベントか否かを判断する(S5
06)。
【0080】オーディオデータ転送に関するMETAイ
ベントであれば(S506YES)、音声データ(voic
e data)をオーディオ再生モジュール32へ送り、モ
ジュール32で音声データに基づく再生を行い(S51
3)、S508へ移行する。一方、 オーディオデータ
転送に関するMETAイベントでなければ(S506N
O)、そのMETAイベントはオーディオ制御に関する
METAイベント(図18(b))であるから、それぞ
れに対応したモジュールの制御を行う(S507)。
【0081】そして、再生が終了したか否かを判断し
(S508)、再生が終了していなければ(S508N
O)、次にMIDIデータのデルタ・タイム(図7)を
読み取り(S509)、そのデルタ・タイムの時間が経
過したか否かを判断する(S510)。経過時間がデル
タ・タイムの値と一致すれば(S510YES)、S5
01へ戻って次のMIDIデータを読み込み、以後上述
した動作を反復する。そして、再生が終了すれば(S5
08YES)、一連の動作を終える。
【0082】以上、本発明の種々の実施形態について説
明したが、本発明はこれら以外にも応用展開が可能であ
る。たとえば、図14で説明した留守番案内メッセージ
の機能を応用して、MIDIによるBGM付きのボイス
メールを送ることができる。この場合、ボイスメールは
ホストへストックしてもよいし、あるいは直接に相手の
端末(携帯電話等)に送信してもよい。
【0083】また、他の応用例として、演奏曲のメロデ
ィラインだけをMIDIデータとして保有し、その他の
部分(伴奏など)をプログラムによるアレンジ機能によ
ってアレンジすることで曲を完成させることも可能であ
る。このようにすれば、データ量が大幅に低減するの
で、メモリの容量を節約することができる。
【0084】また、他の応用例として、MIDIデータ
による再生音楽を電話機の保留音として利用することも
できる。このようにすれば、通話を保留されている相手
に無味乾燥ではない洗練された音楽を聴かせることがで
きるので、相手が待たされてイライラすることもなくな
る。
【0085】さらに他の応用例として、電話機ごとに着
信メロディが異なるようにMIDIデータを設定してお
くこともできる。このようにすれば、電話機が多数あっ
ても、着信メロディによってどの電話が鳴っているのが
容易に判別できる。
【0086】また、本発明の電話システムとして、上記
実施形態では基地局200を介してサーバ300へアク
セスする例を示したが、本発明では基地局200は必ず
しも必要ではなく、通信回線等を介して直接サーバ30
0へアクセスするような構成を採用することも可能であ
る。
【0087】
【発明の効果】本発明によれば、外部より受信したMI
DIデータに基づいて音楽再生を行うようにしたので、
自分の好きな曲を選択して電話機から流すことができ、
しかも、表現力に優れた高品位の音楽を得ることができ
る。また、曲そのもののデータを受信するのではないか
ら、データ量が少なく、ダウンロードに要する時間もき
わめて短時間で済むという利点がある。
【0088】また、着信信号に応答して再生を行うよう
にすることで、電話の呼出音をMIDIによるメロディ
で流すことができる。この場合も、従来のものとは違っ
て洗練された音楽を再生することができる。
【0089】また、着信信号に対応させて異なる楽曲を
設定しておくことで、着信信号に応じて異なるメロディ
が流れるので、電話をかけてきた相手を容易に判別する
ことができる。
【0090】また、バイブレータを備えた携帯型の電話
機の場合には、バイブレータをMIDIデータに基づい
て振動させるようにすることで、利用者に快い感触を与
えることができるとともに、強烈なリズムを採用するこ
とで着信を確実に知らせることが可能となる。
【0091】また、留守番案内機能を備えた電話機の場
合には、音声によリ作成したメッセージをMIDIによ
るBGMとともに登録して相手に送信することで、メッ
セージが単調な口調であっても通話相手に退屈させるこ
とがなくなる。
【0092】さらに、キーの操作によりMIDIデータ
を読み出して楽曲を再生することで、任意のときに好き
な曲を再生することができ、手軽にカラオケ等を楽しむ
ことができる。
【0093】また、楽器のパートをMIDIで、また、
ボーカルのパートをオーディオで再生することで、より
臨場感にあふれた音楽演奏を楽しむことができる。
【0094】また、MIDIデータをサーバから電話機
にダウンロードするような電話システムにすることで、
サーバにアクセスするだけで簡単にMIDIデータをダ
ウンロードできる。また、サーバの新曲データを定期的
に更新することができるので、最新のヒット曲などを迅
速に入手することが可能となる。特に、電話機が携帯電
話の場合には、いつでもどこでも必要に応じてMIDI
データをダウンロードできるという利便性が得られる。
【0095】また、パソコンで作成したMIDIデータ
を電話機にダウンロードするような電話システムにする
ことで、自作のオリジナル曲を電話機から流すことが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる電話システムの例を示す概略構
成図である。
【図2】本発明にかかる電話機の例を示す外観図であ
る。
【図3】サーバの構成を示すブロック図である。
【図4】電話機の構成を示すブロック図である。
【図5】電話機の要部の構成を示すブロック図である。
【図6】電話機の要部の構成を示すブロック図である。
【図7】MIDIデータの構成図である。
【図8】記憶手段の記憶内容を示すテーブルである。
【図9】MIDIデータをダウンロードする場合のフロ
ーチャートである。
【図10】電話機の表示部における表示例を示す図であ
る。
【図11】着信時の動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明にかかる電話システムの他の実施形態
を示す概略構成図である。
【図13】本発明にかかる電話機の他の実施形態におけ
る要部のブロック図である。
【図14】本発明にかかる電話機の他の実施形態におけ
る要部のブロック図である。
【図15】留守番案内メッセージを作成する場合のフロ
ーチャートである。
【図16】カラオケ演奏曲再生の動作を示すフローチャ
ートである。
【図17】カラオケ演奏機能を備えた電話機の要部のブ
ロック図である。
【図18】METAイベントのデータ構造図である。
【図19】再生処理の詳細を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 電話機本体 2 アンテナ 3 表示部 4 キー入力部 5 音声出力部(スピーカ) 6 音声入力部(マイクロフォン) 7 送受信部 8 信号処理部 9 記憶部 10 制御部 15 MIDIデータ処理部 16 音声データ処理部 20 RAM 21 音源CPU 22 プログラムROM 23 音源ROM 24 再生部 27 パソコン 29 バイブレータ 30 プレーヤ部 31 サウンド合成部 32 オーディオ再生モジュール 33 画像再生モジュール 34 サウンドエフェクト部 35 ミキサ 100 電話機 200 基地局 300 サーバ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 11/08 H04M 11/08 Fターム(参考) 5D378 BB02 BB12 KK13 KK17 MM12 MM37 MM39 MM52 MM58 MM72 MM93 MM97 QQ05 QQ08 QQ30 QQ38 TT08 TT18 TT19 TT24 TT32 XX20 XX30 ZZ03 ZZ05 5K024 AA72 BB04 CC11 DD01 DD02 FF05 GG01 GG12 5K027 AA11 BB01 EE01 EE11 FF25 HH06 5K101 KK18 LL12 MM04 MM05 MM07 NN02 NN16 NN23 NN25 RR21 TT02 UU16 9A001 BB03 CC07 EE02 EZ05 JJ27 JZ13 KK62 KZ43

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部よりMIDIデータを受信する受信手
    段と、受信したMIDIデータを格納する記憶手段と、
    この記憶手段から前記MIDIデータを読み出して再生
    処理を行う再生手段とを備えたことを特徴とする電話
    機。
  2. 【請求項2】着信信号に応答して前記記憶手段からMI
    DIデータを読み出し、読み出されたMIDIデータに
    基づいて再生された楽曲を呼出音として報知する請求項
    1に記載の電話機。
  3. 【請求項3】前記記憶手段には、着信信号に対応させて
    異なる楽曲のMIDIデータが記憶されており、着信信
    号に応じて異なる楽曲を呼出音として報知する請求項2
    に記載の電話機。
  4. 【請求項4】携帯型の電話機であって、着信を報知する
    バイブレータを備え、このバイブレータを前記MIDI
    データに基づいて振動させるようにした請求項2または
    3に記載の電話機。
  5. 【請求項5】留守番案内メッセージの作成機能を備えた
    請求項1、2または3に記載の電話機であって、音声に
    よリ作成したメッセージをMIDIによるBGMととも
    に登録するようにした電話機。
  6. 【請求項6】キーの操作により前記記憶手段に格納され
    たMIDIデータを読み出して楽曲を再生するようにし
    た請求項1に記載の電話機。
  7. 【請求項7】再生される楽曲が、MIDIデータに基づ
    くシンセサイザ音とオーディオデータに基づく音声とを
    含んでいる請求項1、2、3または6に記載の電話機。
  8. 【請求項8】電話機と、この電話機によりアクセスされ
    るサーバとを備え、前記電話機は請求項1、2、3また
    は6のいずれかに記載の電話機であって、前記MIDI
    データを前記サーバから電話機にダウンロードすること
    を特徴とする電話システム。
  9. 【請求項9】電話機が携帯型電話機である請求項8に記
    載の電話システム。
  10. 【請求項10】電話機と、この電話機が接続されるパー
    ソナルコンピュータとからなり、前記電話機は請求項1
    ないし3のいずれかに記載の電話機であって、前記パー
    ソナルコンピュータで作成したMIDIデータを前記電
    話機にダウンロードすることを特徴とする電話システ
    ム。
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