JP2002152329A - 携帯端末装置 - Google Patents

携帯端末装置

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JP2002152329A
JP2002152329A JP2000341077A JP2000341077A JP2002152329A JP 2002152329 A JP2002152329 A JP 2002152329A JP 2000341077 A JP2000341077 A JP 2000341077A JP 2000341077 A JP2000341077 A JP 2000341077A JP 2002152329 A JP2002152329 A JP 2002152329A
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Japan
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performance
data
method instruction
instruction data
terminal device
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JP2000341077A
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English (en)
Inventor
Shigeo Kusano
繁雄 草野
Hiroshi Yasuda
洋 安田
Hiroshi Kuriyama
洋 栗山
Toru Shiratori
徹 白鳥
Katsunori Taniguchi
勝則 谷口
Naoki Ozaki
直樹 尾嵜
Kazuya Tarumi
一也 垂水
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Tu Ka Cellular Tokyo Inc
Original Assignee
Tu Ka Cellular Tokyo Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ないメモリ容量で音楽を鑑賞することがで
きる携帯端末装置を提供する。 【解決手段】 演奏データ記憶部16は、サーバから無
線送受信回路20を介してダウンロードした演奏データ
を記憶する。CPU10は、キー操作部15からの指示
に応答して、演奏データ記憶部16に記憶されている演
奏データを標準の演奏方法に従って時間軸に展開して演
奏進行信号を生成していきながら、この演奏進行信号を
演奏処理回路26に送る。演奏処理回路26は、演奏進
行信号に応答して、音源ROM33の音色情報を参照し
つつ合成して、演奏音を示す楽音信号をステレオ信号と
して形成する。使用者は、この演奏音を、ステレオイヤ
ホンジャック36に接続されたイヤホンで聴く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機等の携
帯端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、音楽再生部を搭載した携帯端
末装置が提案されている(例えば、特開平10−276
250号公報)。そして、従来の携帯端末装置に搭載さ
れる音楽再生部は、音響信号をPCMやMP3等により
符号化した音響データを記憶した記憶媒体を用い、当該
音響データを読み出して音響信号に復号化することによ
り、音楽を再生するものであった。
【0003】この音楽再生部を有する従来の携帯端末装
置によれば、常に携帯する携帯端末装置を用いて、音楽
を再生して音楽を鑑賞することができ、好ましいもので
あった。
【0004】また、一般的に、携帯電話機等の携帯端末
装置では、自己の携帯端末装置の着信音を他者の携帯端
末装置の着信音と明確に区別することができるように、
自分で着信音を設定することができるように構成され
る。
【0005】具体的には、例えば、従来から、LCDに
表示した鍵盤を操作することによりメロディを自分で作
成し、作成したメロディを着信音に登録することができ
る携帯端末装置が提案されている(例えば、特開平11
−154993号公報)。
【0006】また、センターサーバに格納された多数の
着信音から所望の着信音を無線通信にてダウンロード
し、ダウンロードしたものを着信音として設定すること
ができる携帯端末装置も、提供されている(例えば、特
開平10−173737号公報)。この携帯端末装置
は、いわゆる着メロ配信サービスを利用するものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の音楽再生部を搭載した携帯端末装置では、携帯装置
であるが故に少ないメモリ容量で作動することが要請さ
れるにもかかわらず、音響信号をPCMやMP3等によ
り符号化しているので、圧縮等を行うとはいえ、多くの
メモリ容量を必要としていた。
【0008】また、前記従来の音楽再生部を搭載した携
帯端末装置では、単に、音楽を再生して音楽を鑑賞する
ことができるに留まり、楽曲をアレンジしてそのアレン
ジの過程を楽しんだりアレンジの結果の編曲された楽曲
を鑑賞して楽しむというような、いわば音楽いじり音い
じりなどの、音楽や音に関する他の楽しみ方をすること
ができなかった。
【0009】さらに、前記従来の音楽再生部を搭載した
携帯端末装置では、当該音楽再生部では再生される音楽
は着信音とは全く無関係であり、音楽再生部を有してい
ても、再生される音楽とは別に、着信音用のメロディを
作成したりダウンロードしたりしなければならなかっ
た。
【0010】また、メロディを自分で作成する前記従来
の携帯端末装置では、一からメロディを作成するので手
数を要し、また、このような作曲には音楽的素養を要す
るので、得てして貧弱なメロディしか作成することがで
きなかった。
【0011】さらに、いわゆる着メロ配信サービスを利
用する前記従来の携帯端末装置では、いくら多数の着信
音の中から選べるとはいえ、いわばレディメイドの着信
音をそのまま当該携帯端末装置の着信音に設定するもの
であるので、必ずしも使用者の好みに応じた着信音を設
定することはできなかった。また、いくら多数の着信音
の中から選べるとはいえ、人気のあるメロディは集中す
るため、結果的に、自己と他者の着信音の明確な区別と
いう本来の目的を損なう場合もあった。
【0012】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、少ないメモリ容量で音楽を鑑賞することがで
きる携帯端末装置を提供することを目的とする。
【0013】また、本発明は、メモリ容量の増大化を防
止しつつ、単なる音楽の鑑賞のみならず、音楽や音に関
する他の楽しみを得ることができる携帯端末装置を提供
することを目的とする。
【0014】さらに、本発明は、メモリ容量の増大化を
防止しつつ、単なる音楽の鑑賞のみならず、音楽や音に
関する他の楽しみを得ることができ、しかも、使用者の
好みに応じて多彩な着信音等の報知音を簡単に作成して
設定することができる携帯端末装置を提供することを目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1の態様による携帯端末装置は、複数パ
ートからなる演奏データを記憶する演奏データ記憶手段
と、演奏音を示す楽音信号を形成する演奏手段と、使用
者からの所定の指示に応答して、前記演奏データ記憶手
段に記憶されている演奏データに基づいて、前記演奏手
段に演奏音を示す楽音信号を形成させる演奏制御手段
と、を備え、前記楽音信号による楽音が聴取可能となる
ように構成されたものである。
【0016】この第1の態様によれば、演奏制御手段に
よる制御下において、演奏データ記憶手段に記憶されて
いる演奏データに基づいて、演奏手段により演奏音を示
す楽音信号が形成され、いわゆる自動演奏を行うことが
できる。したがって、音楽を鑑賞することができるとと
もに、演奏データは音響信号の符号化データに比べて大
幅にデータ量が少ないので、メモリ容量が少なくてす
む。
【0017】本発明の第2の態様による携帯端末装置
は、複数パートからなる演奏データを記憶する演奏デー
タ記憶手段と、前記演奏データ記憶手段に記憶されてい
る少なくとも1つの演奏データに基づく一演奏の演奏方
法を指示する演奏方法指示データを入力する入力手段
と、前記入力手段により入力された演奏方法指示データ
を記憶する演奏方法指示データ記憶手段と、演奏音を示
す楽音信号を形成する演奏手段と、使用者からの所定の
指示に応答して、前記演奏データ記憶手段に記憶されて
いる演奏データに基づいて、あるいは、前記演奏方法指
示データ記憶された演奏方法指示データ及び当該演奏方
法指示データに関連する演奏データに基づいて、前記演
奏手段に演奏音を示す楽音信号を形成させる演奏制御手
段と、を備え、前記楽音信号による楽音が聴取可能とな
るように構成されたものである。
【0018】この第2の態様によれば、前記第1の態様
と同様に、演奏データに基づく自動演奏を行うことがで
きるので、音楽を鑑賞することができるとともに、演奏
データは音響信号の符号化データに比べて大幅にデータ
量が少ないので、メモリ容量が少なくてすむ。
【0019】そして、前記第2の態様によれば、演奏デ
ータと入力手段により入力された演奏方法指示データと
に基づいて自動演奏を行うことができるので、同じ演奏
データによる演奏であっても、使用者は、入力手段から
入力する演奏方法指示データを種々に変えることによ
り、演奏される結果として得られる楽曲を種々にアレン
ジしたものにすることができる。したがって、使用者
は、楽曲をアレンジしてそのアレンジの過程を楽しんだ
りアレンジした結果の編曲された楽曲を鑑賞して楽しむ
というような、いわば音楽いじり音いじりなどの、単な
る音楽再生による音楽鑑賞以外の音楽や音に関する他の
楽しみ方をすることができる。
【0020】ところで、演奏データ自体を編集すること
により、編曲後の楽曲を示す演奏データ自体を作成する
ことができる。そこで、演奏データ自体を編集する編集
手段を設ければ、演奏方法指示データを用いなくても、
編集して得た演奏データを演奏すれば、アレンジの結果
の編曲された楽曲を聴取することができる。しかし、こ
の場合には、たとえアレンジによる変更箇所がごくわず
かであっても、編集後の演奏データのデータ量は元の演
奏データと同程度となってしまい、楽曲のアレンジを楽
しむ代償としてメモリ容量が増えてしまう。
【0021】これに対し、前記第2の態様によれば、編
曲後の楽曲を示す演奏データ自体を作成するのではな
く、代わりに、演奏データに基づく一演奏の演奏方法を
指示する演奏方法指示データを用い、元の演奏データと
演奏方法指示データの両方に基づいて演奏を行うことに
より、アレンジした結果の編曲された楽曲を得る。した
がって、演奏方法指示データのデータ量は演奏データの
データ量に比べればごくわずかですむので、メモリ容量
が少なくてすむ。
【0022】本発明の第3の態様による携帯端末装置
は、前記第2の態様において、前記演奏方法指示データ
が、当該少なくとも1つの演奏データの演奏区間を指定
する情報を含むものである。
【0023】本発明の第4の態様による携帯端末装置
は、前記第2又は第3の態様において、前記演奏方法指
示データが、当該演奏の開始から終了までの全部又は一
部に渡る演奏パートのオンオフを指定する情報を含むも
のである。
【0024】本発明の第5の態様による携帯端末装置
は、前記第2乃至第4のいずれかの態様において、前記
演奏方法指示データが、当該演奏の開始から終了までの
全部又は一部に渡る演奏パートの音色割り当てを指定す
る情報を含むものである。
【0025】本発明の第6の態様による携帯端末装置
は、前記第2乃至第5のいずれかの態様において、前記
演奏方法指示データが、当該演奏の開始から終了までの
全部又は一部に渡る全部又は一部の演奏パートの音程又
はその調整量を指定する情報を含むものである。
【0026】本発明の第7の態様による携帯端末装置
は、前記第2乃至第6のいずれかの態様において、前記
演奏方法指示データが、当該演奏の開始から終了までの
全部又は一部に渡る全部又は一部の演奏パートの音量又
はその調整量を指定する情報を含むものである。
【0027】本発明の第8の態様による携帯端末装置
は、前記第2乃至第7のいずれかの態様において、前記
演奏方法指示データが、当該演奏の開始から終了までの
全部又は一部に渡るテンポを指定する情報を含むもので
ある。
【0028】前記第3乃至第8の態様は、演奏方法指示
データの具体例を挙げたものであるが、演奏方法指示デ
ータはこれらの例に限定されるものではない。例えば、
演奏方法指示データは、複数の演奏データのそれぞれの
1つ以上の演奏区間を指定し、それらを繋ぎ合わせる情
報を含んでいてもよい。また、演奏方法指示データは、
複数の演奏データの演奏パートの組み合わせ(例えば、
ある演奏データのリズムパートの他の演奏データのリズ
ムパートによる置き換え)を指定する情報を含んでいて
もよい。
【0029】本発明の第9の態様による携帯端末装置
は、前記第2乃至第8のいずれかの態様において、前記
演奏制御手段は、前記演奏手段による演奏中に前記入力
手段から当該演奏に関連する演奏方法指示データが入力
される場合に、新たに入力された演奏方法指示データ
を、前記演奏手段によるその後の演奏にリアルタイム的
に反映させるように、前記演奏手段を制御するものであ
る。
【0030】この第9の態様によれば、演奏の途中であ
ってもその後の演奏のアレンジをリアルタイム的に変化
させることができるので、音楽いじり音いじりなどの楽
しみが一段と増すことになる。
【0031】本発明の第10の態様による携帯端末装置
は、前記第2乃至第9のいずれかの態様において、使用
者からの所定の指示に応答して、前記演奏方法指示デー
タ記憶手段に記憶された演奏方法指示データを、所定の
状態を示す報知音に関連づけて設定する設定手段と、前
記所定の状態となったときに、当該所定の状態を示す報
知音に関連づけて設定されている演奏方法指示データ及
び当該演奏方法指示データに関連する演奏データに基づ
いて、前記演奏手段に演奏音を示す楽音信号を形成させ
る報知音用演奏制御手段と、を備え、前記報知音用制御
手段による制御に従って前記演奏手段から得られる楽音
信号を、前記報知音用の信号として用いるものである。
前記報知音としては、電話の着信音、電子メールの着信
音、時報音、時刻のアラーム音などを挙げることができ
る。
【0032】前述したように、前記第2乃至第9の態様
によれば、使用者は、入力手段から入力する演奏方法指
示データを種々に変えることで演奏される結果として得
られる楽曲を種々にアレンジしたものにすることがで
き、しかも、メモリ容量が少なくてすむ。前記第10の
態様によれば、この演奏音を報知音に設定することがで
きるので、結果的に、使用者の好みに応じて多彩な報知
音をアレンジにより簡単に作成して設定することができ
ることとなる。
【0033】本発明の第11の態様による携帯端末装置
は、前記第1乃至第10のいずれかの態様において、複
数パートからなる演奏データが格納され通信網に接続さ
れたサーバから、無線通信を介在させて所望の演奏デー
タをダウンロードして前記演奏データ記憶手段に格納さ
せる手段を備えたものである。
【0034】この第11の態様のように、演奏データを
無線通信を利用してダウンロードできるように構成する
ことが好ましいが、前記第1乃至第10の態様において
は、例えば、演奏データ記憶手段として脱着自在な記憶
媒体を採用することとし、当該記憶媒体に他の装置によ
り演奏データを記憶させ、その後に当該記憶媒体を装着
するようにしてもよい。あるいは、データ伝送インター
フェースを設け、該インターフェースを介して、データ
配信端末装置等の他の装置から演奏データを取得するよ
うにしてもよい。
【0035】本発明の第12の態様による携帯端末装置
は、前記第1乃至第11のいずれかの態様において、前
記楽音信号がステレオ信号であるものである。
【0036】この第12の態様のように、楽音信号がス
テレオ信号であると音楽鑑賞上好ましいが、前記第1乃
至第11の態様では楽音信号はモノラル信号でもよい。
【0037】本発明の第13の態様による携帯端末装置
は、前記第1乃至第12のいずれかの態様において、前
記演奏データがMIDIデータであるものである。
【0038】前記第1乃至第12の態様では演奏データ
はMIDIデータ以外のデータであってもよいが、この
第13の態様のように演奏データがMIDIデータであ
ると、カラオケ用の演奏データとしてMIDIデータが
広く用いられていることから、これまで蓄積されてきた
既存の膨大な演奏データを有効に活用することができ、
好ましい。
【0039】本発明の第14の態様による携帯端末装置
は、前記第1乃至第13のいずれかの態様において、当
該携帯端末装置が携帯電話機であるものである。
【0040】携帯電話機は、常時携帯されるものである
こと、通信機能を有していること、データのダウンロー
ドも簡単に行うことができること等に鑑みて、本発明の
携帯端末装置として最適である。もっとも、本発明によ
る携帯端末装置は携帯電話機に限定されるものではな
い。
【0041】ところで、既に説明したように携帯電話機
に音楽再生部を搭載する点は従来から知られていたが、
携帯電話機の分野においては、従来から、音楽鑑賞イコ
ール音響信号記録媒体からの音楽再生という固定概念が
あり、携帯電話機自体にMIDIデータの演奏手段を搭
載せんとする着想を示唆するものは何もなかった。せい
ぜい、携帯電話機を、MIDIデータの演奏手段を搭載
したカラオケ装置へのMIDIデータダウンロード手段
として、用いていたにすぎない(例えば、特開平11−
146092号公報)。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態によ
る携帯端末装置としての携帯電話機1について、図面を
参照して説明する。
【0043】図1は、本実施の形態による携帯電話機1
を示す概略ブロック図である。図2は、携帯電話機1の
外観及び携帯電話機1とサーバ2との関係を模式的に示
す図である。
【0044】この携帯電話機1は、図2に示すように、
通信網3の一部を構成する無線基地局4との間で無線通
信を行うことによって、他の携帯電話機や固定電話機等
と通話が可能となっているとともに、通信網4に接続さ
れたサーバ2からデータをダウンロードすることができ
るようになっている。通信網4は、特に限定されるもの
ではないが、移動体通信網、公衆網及びインターネット
等を複合したものとなっている。
【0045】この携帯電話機1では、図1に示すよう
に、装置全体の動作を制御するCPU10には、バス1
1を介して、ROM12、RAM13、タイマー14、
キー操作部15、演奏データ記憶部16、付随データ記
憶部17、演奏方法指示データ記憶部18、報知音設定
データ記憶部19、アンテナ20aを有する無線送受信
回路、モデム21、LCD表示部22を駆動するドライ
バ23、音声符号器24、音声復号器25、演奏処理回
路26、メロディIC27が接続されている。音声符号
器24はA/D変換器30を介して、音声復号器25は
D/A変換器31を介して、それぞれ音声入出力処理回
路32に接続されている。演奏処理回路26には、音源
ROM33が接続されている。また、演奏処理回路26
の左チャンネル出力部及び右チャンネル出力部は、D/
A変換器34,35をそれぞれ介して、音声入出力処理
回路32に接続されている。ステレオイヤホンジャック
36、送話用マイク37、受話用スピーカ38、及び、
報知音や演奏音を鳴らすためのスピーカ39も、音声入
出力処理回路32に接続されている。ステレオイヤホン
ジャック36には、図示しないステレオイヤホンが接続
することができるようになっている。
【0046】ROM12には、CPU10に後述する動
作を実行させるための機能プログラムや、文字フォント
等が記憶されている。RAM13は、CPU10の処理
実行用のワークエリア等を形成する。記憶部16〜19
は、図1ではそれぞれ別々のメモリで構成されているも
のとして示しているが、例えば、単一のメモリ(例え
ば、不揮発性メモリ)で構成することもできる。
【0047】タイマー14は、現在時刻の表示やアラー
ムのためなどに計時する回路である。キー操作部15
は、CPU10の制御下で、種々の機能が割り当てられ
るものであり、各種の入力手段として機能し、表示部2
2と共にユーザインターフェースを構成する。
【0048】演奏データ記憶部16は、サーバ2からダ
ウンロードされた演奏データを格納する。演奏データ
は、複数パートからなり、本実施の形態では、MIDI
データ、例えば、スタンダードMIDIファイル(SM
F)となっている。MIDIデータ及びSMFについて
は周知であるので、ここではそれらの説明は省略する。
図面には示していないが、1つの演奏データには、1つ
のファイル名が付されている。
【0049】付随データ記憶部17は、演奏データに付
随してサーバ2からダウンロードされた付随データ、例
えば、曲識別データとしての曲目コード、曲名、歌手
名、歌詞データ、作曲者名、作詞者名などを、対応する
演奏データのファイル名と関連づけて格納する。なお、
歌う曲でない楽曲等の場合には、歌手名、歌詞データ、
作詞者名などは存在しない場合がある。
【0050】なお、サーバ2には、多数の楽曲につい
て、前記演奏データ及び前記付随データが格納されてい
る。
【0051】演奏方法指示データ記憶部18は、演奏デ
ータ記憶部16に記憶されている少なくとも1つの演奏
データに基づく一演奏の演奏方法を指示する演奏方法指
示データを格納する。
【0052】この演奏方法指示データのデータ構造の一
例を図3に示す。図3に示す例では、演奏方法指示デー
タは、対象となる演奏データのファイル名、小節番号で
特定される演奏開始位置、小節番号で特定される演奏終
了位置、MIDIチャネル(演奏パート)ごとの、音色
の割り当てとオンオフと音量の調節量、音程の調節量、
テンポの調節量からなる。なお、図面には示していない
が、1つの演奏方法指示データには1つのファイル名が
付されている。
【0053】図3に示す例では、1つの演奏方法指示デ
ータは、1つの演奏データのみに基づく一演奏の演奏方
法を示すものとし、対象となる演奏データファイル名は
1つのみ有している。もっとも、本発明では、1つの演
奏方法指示データが2つ以上の演奏データに基づく一演
奏の演奏方法も示す得るものとし、対象となる演奏デー
タがファイル名を2つ以上有するようにしてもよい。こ
のような例としては、ある演奏データの一部の演奏区間
と他の演奏データの他の演奏区間とを繋ぎ合わせる演奏
方法も指示可能とする場合を挙げることができる。
【0054】図3に示す例では、演奏開始位置及び演奏
終了位置が1つの演奏区間を指示する情報を構成してい
る。これは最も単純な例であるが、本発明では、例え
ば、2つ以上の演奏区間を指定しこれらを繋ぎ合わせる
指示も指定可能としておいてもよい。また、図3に示す
例では、演奏の位置を小節単位で指定するようになって
いるが、例えば、ノート単位で指定できるようにしても
よいし、予め演奏データが適当な位置にマーカを含んで
いれば、そのマーカの位置を指定できるようにしてもよ
い。
【0055】図3に示す例では、演奏データが64個の
MIDIチャンネルを有し、後述する音源ROM33が
32個の音色情報を有しているものとしている。もっと
も、そのチャンネル数や音色の数は限定されるものでは
ない。図3において、音色の割り当ては、各MIDIチ
ャンネルについて、音源ROM33が持つ音色に付され
た音色番号(例えば、ピアノが1、ギターが10など)
を記載することによって示している。そして、図3で
は、音色番号が記載されているMIDIチャンネルはオ
ンとして指定されていることを示し、音色番号に代えて
OFFと記載されているMIDIチャンネルはオフとし
て指定されていることを示している。図3に示す例で
は、音色の割り当て、MIDIチャンネルのオンオフ、
音量は、指定された演奏区間の全部に渡る指示であるも
のとしている。もっとも、本発明では、例えば、これら
を演奏区間の一部分ごとに異なる指定ができるようにし
てもよい。
【0056】また、図3に示す例では、音程及びテンポ
は、指定された演奏区間の全部に渡るものとし、かつ、
オンと指定された全部のMIDIチャンネルに渡るもの
としている。もっとも、音程やテンポも、演奏区間の一
部分ごとやMIDIチャンネルごとに指定することがで
きるようにしてもよい。
【0057】報知音設定データ記憶部19は、電話の着
信音として設定された演奏データ又は演奏方法指示デー
タのファイル名と、時報音として設定された演奏データ
又は演奏方法指示データのファイル名と、時刻のアラー
ム音として設定された演奏データ又は演奏方法指示デー
タのファイル名を記憶する。
【0058】無線送受信回路20は、CPU10の制御
下で、通話のためあるいはデータダウンロード等のた
め、アンテナ20aを介して無線基地局4と無線通信を
行う。モデム21は、CPU10の制御下で、データダ
ウンロードの際に、データダウンロード要求等の変調及
びダウンロードされてきたデータ等の復調を行う。
【0059】音声入出力処理回路32は、図示しないア
ンプ、ミキサ及び切換器を内蔵し、CPU10からの制
御信号に従って、音声信号(音響信号)の増幅や混合や
入出力先の接続切替などの音声入出力処理を行う。
【0060】本実施の形態では、通話時には、音声入出
力処理回路32は、送話用マイク37からの音声信号を
増幅等してA/D変換器30に供給するとともに、D/
A変換器31からのD/A変換された相手側の音声信号
を増幅等し、更に送話用マイク37からの音声信号と混
合して、受話用スピーカ38及びステレオイヤホンジャ
ック36に供給する。なお、A/D変換器30に供給さ
れた自分の音声信号は音声符号器24で圧縮され、音声
データが無線送受信回路20にて送信される。また、無
線送受信回路20で受信された相手側の音声データは、
音声復号器25で伸張され、D/A変換器31に供給さ
れる。
【0061】また、演奏時には、音声入出力処理回路3
2は、D/A変換器34,35からのそれぞれD/A変
換された左チャンネルの楽音信号(演奏音響信号)及び
右チャンネルの楽音信号(演奏音響信号)を、増幅等し
た後に、ステレオ信号としてステレオイヤホンジャック
36へ供給するとともに、左右両信号を混合してモノラ
ル信号としてスピーカ39に供給する。
【0062】さらに、着信音等の報知音の発生時には、
音声入出力処理回路32は、CPU10からの命令に従
い、D/A変換器34,35からのそれぞれD/A変換
された左チャンネルの演奏音響信号及び右チャンネルの
演奏音響信号を、増幅等した後に、ステレオ信号として
ステレオイヤホンジャック36へ供給するとともに、左
右両信号を混合してモノラル信号としてスピーカ39に
供給する。あるいは、音声入出力処理回路32は、CP
U10からの命令に従い、メロディICからのメロディ
信号を増幅して、ステレオイヤホンジャック36及びス
ピーカ39に供給する。
【0063】なお、音声入出力処理回路32が、ステレ
オイヤホンジャック36へのイヤホンの接続の有無に応
じて、スピーカ39への信号の出力のオンオフを適宜行
うことは、言うまでもない。
【0064】なお、ステレオイヤホンに代えて、ステレ
オイヤホンとマイクとが一体化されたいわゆるステレオ
イヤホンマイクを使用できるように構成してもよく、そ
の場合には、これに合わせて、音声入出力処理回路32
の処理が適宜変更される。
【0065】音源ROM33は、サンプリングで得られ
た各楽器の音色情報(音源データ)が記憶されている。
音色情報は、サーバ2からダウンロードできるようにし
てもよい。この場合、例えば、音源ROM33に代えて
音源RAMを用いればよい。
【0066】演奏処理回路26は、DPS(Digital Si
gnal Processor)等からなるいわゆるMIDIチップと
呼ばれるものであり、CPU10から送られてくる演奏
進行信号に応答して、音源ROM33の音色情報を参照
しつつ合成して、演奏音を示す楽音信号をステレオ信号
として形成する。本実施の形態では、演奏処理回路26
及び音源ROM33が、演奏音を示す楽音信号を形成す
る演奏手段を構成している。演奏処理回路26に演奏進
行信号を供給するCPU10の機能が、演奏手段に演奏
音を示す楽音信号を形成させる演奏制御手段としての機
能に相当している。
【0067】メロディIC27は、CPU10の制御下
で、予め定められたデフォルトの、着信音用メロディ、
時報音メロディ、時刻のアラーム音用メロディを出力す
るICである。
【0068】なお、1つのCPU10では負担が大きく
十分な処理速度が得られないような場合には、複数のC
PUを用いて、役割を分担させればよい。
【0069】次に、この携帯電話機1の動作について、
CPU10の動作を中心に、図4を参照して説明する。
図4は、携帯電話機1の動作を示す概略フローチャート
である。
【0070】CPU10は、動作を開始すると、図5に
示すメインメニューを表示部22に表示させ(ステップ
S1)、キー操作部15の操作によりこのメニューの中
のいずれの項目が選択されたかを判定し、いずれかの項
目が選択されるまで待つ(ステップS2〜S8でN
O)。
【0071】「電話発信」が選択されると(ステップS
2でYES)、CPU10は、電話発信処理を行う(ス
テップS9)。この電話発信処理は、表示部22を一般
的な携帯電話機の電話をかける際の表示状態(図示せ
ず)にするとともに、キー操作部15の機能割り当てを
一般的な携帯電話機の電話をかける際の機能割り当てに
設定する処理である。この状態において、キー操作部1
5の操作に応じて、CPU10は、一般的な携帯電話機
の電話発信の機能を実現するための各種制御処理、すな
わち、送受信回路20から通信網3を構成する電話回線
網に対して、他の電話機を呼び出すための発呼信号を送
信させる発呼処理、発呼処理により呼び出し先の電話機
が接続されて、その着呼者側の電話機との通話が可能と
なったときに、音声入出力処理回路32に前述した通話
時の処理を行わせる音声入出力制御処理などを行う。通
話が終了すると、あるいは、キー操作部15により電話
発信処理を終了する旨の操作がされると、電話発信処理
を終了し、ステップS1へ戻る。
【0072】図面には示していないが、CPU10は、
一般的な携帯電話機の電話受信の機能を実現するための
各種制御処理である電話受信処理を、他の処理に優先す
る割り込み処理として、行う。この電話受信処理は、基
地局4から呼出信号が送信されてきたときに着信音を発
生させる着信音発生処理を含む受信処理、着信音の発生
により使用者が携帯電話機1を電話回線網に接続する指
令を入力した際に、送受信回路20を介して当該携帯端
末装置1を電話回線網に接続させる接続処理、接続処理
により当該携帯電話機1が電話回線網に接続されて、発
呼者側の電話機との通話が可能となったときに、音声入
出力処理回路32に前述した通話時の処理を行わせる音
声入出力制御処理などを行う。これらの処理のうち、着
信音発生処理については、後に詳述する。
【0073】再び図4を参照する。「ダウンロード」が
選択されると(ステップS3でYES)、CPU10
は、ダウンロード処理を行う(ステップS10)。この
ダウンロード処理は、公知のデータ配信技術に従って行
われ、例えば次のように行われる。キー操作部15の操
作に応答して、当該携帯電話機1をサーバ2と接続さ
せ、サーバ2からの楽曲選択のための階層的な楽曲選択
メニュー又は楽曲検索メニュー等を受け、これを表示部
22に表示させる。使用者がこれらのメニューを見て楽
曲を選択してそのダウンロードを要求する操作を行う
と、CPU10は楽曲選択情報及びダウンロード要求を
サーバ2へ送る。これに応答して、サーバ2から、選択
された楽曲に関するデータ(前記演奏データ及び前記付
随データ)が送られてくると、CPU10は、当該演奏
データを演奏データ記憶部16に格納させるとともに、
当該付随データを付随データ記憶部17に格納させる。
サーバ2から送出されてきたデータの受領が完了する
と、サーバ2との間の接続が切断され、ダウンロード処
理が終了する。ダウンロード処理が終了すると、あるい
は、キー操作部15によりダウンロード処理を終了する
旨の操作がされると、ステップS1へ戻る。
【0074】図5に示すメインメニューが表示されてい
るときに「編曲」が選択されると(ステップS4でYE
S)、CPU10は、演奏方法指示データの入力処理を
行う(ステップS11)。この入力処理について、図6
及び図7を参照して説明する。図6はステップS11の
入力処理の一部を示す概略フローチャート、図7はステ
ップS11の入力処理の他の一部を示す概略フローチャ
ートである。
【0075】演奏方法指示データの入力処理が開始する
と、CPU10は、まず、演奏データ・演奏方法指示デ
ータの選択画面を表示部22に表示させる(ステップS
21)。この選択画面は、例えば、演奏データ記憶部1
6内の全ての演奏データに関連づけられている付随デー
タ記憶部17内の曲名と、演奏方法指示データ記憶部1
8内の全ての演奏方法指示データのファイル名(後述す
るステップS29で入力された名前で、編曲名に相当す
る)とを含んだ一覧(以下、「曲名一覧」という)とす
ることができる。使用者は、キー操作部15により、こ
の画面上の曲名又は編曲名のいずれかを選択する操作を
行う。
【0076】次に、CPU10は、曲名又は編曲名のい
ずれかを選択する操作が行われるまで待ち(ステップS
22)、その選択が行われると、ステップS23へ移行
する。
【0077】ステップS23において、CPU10は、
前述した図3に示すデータ構造を持つ仮の演奏方法指示
データをRAM13内に作成する。ステップS22で選
択されたものが曲名(ひいては演奏データ)である場合
には、作成する仮の演奏方法指示データの内容として
は、演奏データファイル名は選択した曲名に対応するも
のとし、演奏開始位置を小節番号1とし、演奏開始位置
を当該演奏データの最終小節番号とし、音色の割り当て
及び演奏パートのオンオフは標準の状態とし、音量、音
程及びテンポについては、標準値を示す「0」とする。
すなわち、この演奏方法指示データは、標準の演奏方法
を示すものである。一方、ステップS22で選択された
ものが編曲名(ひいては演奏方法指示データ)のもので
ある場合には、RAM13内に作成する演奏方法指示デ
ータは、当該編曲名の演奏方法指示データをそのままコ
ピーしたものとする。
【0078】次いで、CPU10は、図8に示す入力処
理メニューを表示部22に表示させ(ステップS2
4)、キー操作部15の操作によりこのメニューの中の
いずれの項目が選択されたかを判定し、いずれかの項目
が選択されるまで待つ(ステップS25,S26,S2
7,S41でNO)。
【0079】「試聴」が選択されると(ステップS25
でYES)、CPU10は、図示しない試聴方法入力案
内を表示部22に表示させる(ステップS31)。この
案内は、RAM13内の現在の演奏方法指示データでオ
ンとされている全ての演奏パートを演奏させるか、一部
の演奏パターンを演奏させるかを選択する操作を案内す
るもので、一部の演奏パターンの場合にはいずれの演奏
パターンを演奏させるかの指定も案内するものである。
【0080】次に、CPU10は、試聴方法が入力され
るのを待ち(ステップS32)、試聴方法が入力される
と、RAM13内の現在の演奏方法指示データと、当該
演奏方法指示データ内の演奏データファイル名が示す演
奏データと、入力された試聴方法とに基づいて、前記演
奏データを標準の演奏方法に従って時間軸上に展開して
いくものを基本にしつつ、前記演奏方法指示データが示
す内容と前記試聴方法とに従って改変して演奏進行信号
を生成していきながら、この演奏進行信号を演奏処理回
路26に送って演奏させる。使用者は、この演奏音を、
ステレオイヤホンジャック36に接続されたステレオイ
ヤホンから、あるいはスピーカ39から聴くことができ
る。この演奏が終了すると、ステップS24へ戻る。
【0081】図8に示す入力処理メニューが表示されて
いるときに「取り消し」が選択されると(ステップS2
6でYES)、CPU10は、RAM13内の現在の演
奏方法指示データを破棄し、演奏方法指示データの入力
処理を終了し、図4中のステップS1へ戻る。
【0082】図8に示す入力処理メニューが表示されて
いるときに「確定」が選択されると(ステップS27で
YES)、CPU10は、RAM13内の現在の演奏方
法指示データが示す演奏結果に名付ける名前の入力を案
内する表示を、表示部22に行わせる。次いで、CPU
10は、キー操作部15により名前が入力されるのを待
ち(ステップS29)、名前が入力されると、入力され
た名前をRAM13内の現在の演奏方法指示データに付
し、この名前が付された演奏方法指示データを演奏方法
指示データ記憶部16内に格納する。このとき、既に同
じ名前の演奏方法指示データが演奏方法指示データ記憶
部16内に存在すれば、警告の案内表示等を表示し、上
書きに同意する旨がキー操作部15により操作される
と、古い演奏方法指示データに新しい演奏方法指示デー
タを上書きする。以上の確定処理が終了すると、演奏方
法指示データの入力処理を終了し、図4中のステップS
1へ戻る。
【0083】図8に示す入力処理メニューが表示されて
いるときに「変更」が選択されると(ステップS41で
YES)、CPU10は、図9に示す変更種別選択メニ
ューを表示部22に表示させ(ステップS42)、キー
操作部15の操作によりこのメニューの中のいずれの項
目が選択されたかを判定し、いずれかの項目が選択され
るまで待つ(ステップS43でNO)。
【0084】いずれかの項目が選択されると、選択され
た変更種別に応じた変更入力画面を表示部22に表示さ
せる(ステップS44)。例えば、「演奏区間」が選択
された場合には、対応する演奏データに基づく楽譜を小
節番号と共に表示部22にスクロール可能に表示させ、
RAM13内の現在の演奏方法指示データの現在の演奏
開始位置及び演奏終了位置を示し、それらの位置の変更
指定を促す画面を表示させる。なお、演奏区間の指定・
変更は、試聴中にキー操作部15の所定キーが押される
タイミングにより行うようにすることも可能である。そ
の他の項目が選択された場合の変更入力画面は、当該変
更種別に適した内容となるように、適宜に定めればよ
く、使用者がわかり易くて操作し易いユーザインターフ
ェースを構築することが好ましい。
【0085】その後、CPU10は、キー操作部15の
操作により当該変更種別を変更する旨の入力操作がされ
たか否かを判定し(ステップS45)、この入力がなけ
ればステップS46へ移行し、この入力があればステッ
プS47へ移行する。
【0086】ステップS46において、CPU10は、
当該変更種別に関する変更処理を終了する旨の操作がさ
れたか否かを判定する。その終了操作がされなければス
テップS44へ戻り、その終了操作がされれば図6中の
ステップS24へ戻る。
【0087】ステップS47において、CPU10は、
ステップS45で入力された変更内容に従って、RAM
13内の現在の演奏方法指示データを変更する。その
後、ステップS44へ戻る。
【0088】再び図4に戻ると、図5に示すメインメニ
ューが表示されているときに「演奏」が選択されると
(ステップS5でYES)、CPU10は、演奏処理を
行う(ステップS12)。この処理は、通常の音楽再生
装置(CDプレーヤ、カセットプレーヤ等)の機能に対
応するものである。この処理では、例えば、前記曲名一
覧を表示部22に表示させ、キー操作部15で演奏を希
望する楽曲を選択させ、選択された楽曲を演奏処理回路
26に演奏させる。
【0089】このとき、演奏させる楽曲が演奏データの
曲名のものである場合には、CPU10は、当該演奏デ
ータを標準の演奏方法に従って時間軸上に展開して演奏
進行信号を生成していきながら、この演奏進行信号を演
奏処理回路26に送って演奏させる。一方、演奏させる
楽曲が演奏方法指示データの編曲名のものである場合に
は、CPU10は、当該演奏方法指示データ内の演奏デ
ータファイル名が示す演奏データを標準の演奏方法に従
って時間軸上に展開していくものを基本にしつつ、前記
演奏方法指示データが示す内容に従って改変して演奏進
行信号を生成していきながら、この演奏進行信号を演奏
処理回路26に送って演奏させる。使用者は、この演奏
音を、ステレオイヤホンジャック36に接続されたステ
レオイヤホンから、あるいはスピーカ39から聴くこと
ができる。この演奏処理が終了すると、ステップS1へ
戻る。
【0090】なお、ステップS12の演奏処理におい
て、CDプレーヤ等と同様に、早送り、楽曲の頭出し、
スキップ、複数曲の連続演奏、一曲又は複数曲の繰り返
し演奏、停止、一時停止とその再開などの機能を実現す
ることも可能である。
【0091】ところで、ステップS12の演奏処理にお
いて、演奏する楽曲に対応する歌詞データが付随データ
記憶部17内に存在する場合には、その楽曲の演奏に同
期させて歌詞を表示部22に表示させることが好まし
い。演奏させる楽曲が演奏データの曲名のものである場
合には、CPU10は、当該曲名に対応する歌詞データ
を演奏の進行と同期して読み出して、それに基づく歌詞
を表示部22に表示させればよい。演奏させる楽曲が演
奏方法指示データの編曲名のものである場合には、CP
U10は、当該演奏方法指示データ内の演奏データファ
イル名が示す演奏データに関連づけられた歌詞データを
演奏の進行と同期して読み出して、それに基づく歌詞を
表示部22に表示させればよい。このように歌詞を表示
させると、カラオケ曲の歌唱の練習の場合などに便利で
ある。
【0092】図5に示すメインメニューが表示されてい
るときに「着信音設定」が選択されると(ステップS6
でYES)、CPU10は、着信音設定処理を行う(ス
テップS13)。本実施の形態では、この処理におい
て、例えば、CPU10は、前記曲名一覧を表示部22
に表示させ、キー操作部15で着信音に設定する楽曲を
選択させ、選択された楽曲を示す演奏データファイル名
又は演奏方法指示データファイル名を、着信音に設定さ
れたものとして報知音設定データ記憶部19内に格納さ
せる。この着信音設定処理が終了すると、ステップS1
へ戻る。
【0093】図5に示すメインメニューが表示されてい
るときに「楽曲整理」が選択されると(ステップS7で
YES)、CPU10は、演奏データ・演奏方法指示デ
ータの削除処理を行う(ステップS14)。本実施の形
態では、この処理では、例えば、CPU10は、前記曲
名一覧を表示部22に表示させ、キー操作部15で着信
音に設定する楽曲を選択させ、選択された楽曲に関する
データを削除する。
【0094】このとき、選択された楽曲が演奏データの
曲名のものである場合には、当該演奏データのファイル
名を有する演奏方法指示データが演奏方法指示データ記
憶部16内に存在しないならば、当該演奏データ及びこ
れに関連する付随データを削除する。一方、当該演奏デ
ータのファイル名を有する演奏方法指示データが演奏方
法指示データ記憶部16内に存在する場合には、当該演
奏方法指示データ(すなわち、作成した編曲による楽
音)も削除される旨の警告を表示し、その削除に同意す
る旨がキー操作部15により操作されると、当該演奏デ
ータ及びこれに関連する付随データ及び当該演奏方法指
示データを一括して削除する。その削除に同意しない旨
がキー操作部15により操作されると、いずれのデータ
も削除しない。
【0095】また、削除すると選択された楽曲が演奏方
法指示データの編曲名のものである場合には、CPU1
0は、当該演奏方法指示データを削除する。このとき、
関連する演奏データの一括削除は行わない。
【0096】なお、以上の説明により削除することにな
る演奏データ又は演奏方法指示データが報知音(本実施
の形態では、着信音、時刻のアラーム音、時報音)とし
て設定されていれば、CPU10は、当該演奏データ又
は演奏方法指示データを削除すると当該報知音がデフォ
ルトのメロディ(本実施の形態では、メロディIC27
によるメロディ)に自動設定される旨の警告を表示部2
2に表示させ、その自動設定に同意する旨がキー操作部
15により操作されると当該データを削除し、同時に関
連する報知音設定データも削除するが、その自動設定に
同意しない旨がキー操作部15により操作されると、こ
れらのデータは削除しない。
【0097】以上説明した削除処理が終了すると、ステ
ップS1へ戻る。
【0098】図5に示すメインメニューが表示されてい
るときに「時計設定処理」が選択されると(ステップS
8でYES)、CPU10は、時計設定処理を行う(ス
テップS15)。本実施の形態では、この処理では、時
刻合わせ、時報のオンオフ設定、時報音の設定、アラー
ムの時刻設定、アラーム音の設定などを可能とする処理
である。これらの個々の処理は公知であるので、ここで
は詳述しない。ただし、時報音の設定及びアラーム音の
設定については、前述した着信音の設定の場合と同様
に、CPU10は、前記曲名一覧を表示部22に表示さ
せ、キー操作部15で時報音やアラーム音に設定する楽
曲を選択させ、選択された楽曲を示す演奏データファイ
ル名又は演奏方法指示データファイル名を、時報音又は
アラーム音に設定されたものとして報知音設定データ記
憶部19内に格納させる。以上説明したこの時計設定設
定処理が終了すると、ステップS1へ戻る。
【0099】次に、前述した電話受信処理中の着信音発
生処理について、図10を参照して説明する。図10
は、着信音発生処理を示す概略フローチャートである。
この処理を開始すると、CPU10は、まず、報知音設
定データ記憶部19を参照して、演奏データ又は演奏方
法指示データが着信音として設定されているか否かを判
定する(ステップS53)。着信音として設定されてい
れば、設定されている演奏データ又は演奏方法指示デー
タに従って、演奏処理回路26に演奏を行わせ、着信音
発生処理を終了する。
【0100】このとき、着信音として演奏データが設定
されている場合には、CPU10は、当該演奏データを
標準の演奏方法に従って時間軸上に展開して演奏進行信
号を生成していきながら、この演奏進行信号を演奏処理
回路26に送って演奏させる。一方、着信音として演奏
方法指示データが設定されている場合には、CPU10
は、当該演奏方法指示データ内の演奏データファイル名
が示す演奏データを標準の演奏方法に従って時間軸上に
展開していくものを基本にしつつ、前記演奏方法指示デ
ータが示す内容に従って改変して演奏進行信号を生成し
ていきながら、この演奏進行信号を演奏処理回路26に
送って演奏させる。使用者は、この演奏音を、ステレオ
イヤホンジャック36に接続されたステレオイヤホンか
ら、あるいはスピーカ39から聴くことになり、この演
奏音によって電話がかかってきたことを知る。
【0101】一方、ステップS53において、演奏デー
タも演奏方法指示データも着信音として設定されていな
いと判定されると、CPU10は、メロディIC27を
作動させ、デフォルトの着信音用メロディをイヤホン又
はスピーカ39から鳴らし、着信音発生処理を終了す
る。
【0102】ところで、CPU10は、以上説明した処
理中に割り込み処理として、図11に示す時報音・アラ
ーム音発生処理を行う。図11はこの処理を示す概略フ
ローチャートである。
【0103】CPU10は、この処理を開始すると、ま
ず、タイマー14からの信号を参照して現在が図4中の
時計設定処理(ステップS4)で設定されたアラーム時
刻か否かを判定する(ステップS61)。アラーム時刻
であれば、CPU10は、図10中のステップS51〜
S53に相当するアラーム音に関する処理S62〜64
を行う。
【0104】その後、CPU10は、現在が時報時刻
(毎時0分)か否かを判定し(ステップS65)、時報
時刻でなければ当該時報音・アラーム音発生処理を終了
し、時報時刻であればステップS66へ移行する。ステ
ップS66において、CPU10は、時報がオンか(時
報を鳴らすように設定されているか)否かを判定する。
オンでなければ、当該時報音・アラーム音発生処理を終
了する。一方、オンであれば、CPU10は、図10中
のステップS51〜S53に相当する時報音に関する処
理S62〜64を行う。
【0105】以上説明した本実施の形態の携帯電話機1
によれば、図4中のステップS12の演奏処理におい
て、使用者からの指示に応答して、演奏データ記憶部1
6に記憶されている演奏データに基づいて、演奏処理回
路26により演奏音を示す楽音信号が形成され、いわゆ
る自動演奏を行うことができる。したがって、音楽を鑑
賞することができるとともに、演奏データは音響信号の
符号化データに比べて大幅にデータ量が少ないので、メ
モリ容量が少なくてすむ。また、図4中のステップS1
0のダウンロード処理時のデータ量が少なくてもすむこ
とから、通信費を抑えることができる。
【0106】また、本実施の形態によれば、図4中のス
テップS11の入力処理により演奏方法指示データを入
力することができ、図4中のステップS12の演奏処理
において、使用者からの指示に応答して、入力された演
奏方法指示データに基づいて(したがって、演奏方法指
示データ及びこれに関連する演奏データに基づいて)自
動演奏を行うことができるので、同じ演奏データによる
演奏であっても、使用者は、ステップS11の入力処理
で入力する演奏方法指示データを種々に変えることで演
奏される結果として得られる楽曲を種々にアレンジした
ものにすることができる。したがって、使用者は、楽曲
をアレンジしてそのアレンジの過程を楽しんだりアレン
ジした結果の編曲された楽曲を鑑賞して楽しむというよ
うな、いわば音楽いじり音いじりなどの、単なる音楽再
生による音楽鑑賞以外の音楽や音に関する他の楽しみ方
をすることができる。
【0107】また、本実施の形態では、編曲後の楽曲を
示す演奏データ自体を作成するのではなく、代わりに、
演奏データに基づく一演奏の演奏方法を指示する演奏方
法指示データを用い、元の演奏データと演奏方法指示デ
ータの両方に基づいて演奏を行うことにより、アレンジ
した結果の編曲された楽曲を得ている。したがって、演
奏方法指示データのデータ量は演奏データのデータ量に
比べればごくわずかですむので、メモリ容量が少なくて
すむ。また、図4中のステップS10のダウンロード処
理時のデータ量が少なくてもすむことから、通信費を抑
えることができる。
【0108】さらに、本実施の形態によれば、図4中の
ステップS13の処理によって、演奏データによる演奏
音や演奏方法指示データによる演奏音を着信音として設
定することができるので、図4中のステップS11の入
力処理と相俟って、使用者の好みに応じて多彩な報知音
をアレンジにより簡単に作成して設定することができる
こととなる。
【0109】さらにまた、本実施の形態によれば、図4
中のステップS15の処理によって、演奏データによる
演奏音や演奏方法指示データによる演奏音を時報音やア
ラーム音に設定することができるので、図4中のステッ
プS11の入力処理と相俟って、使用者の好みに応じて
多彩な報知音をアレンジにより簡単に作成して設定する
ことができることとなる。
【0110】ところで、本実施の形態では、演奏方法指
示データの入力は図4中のステップS11でのみ可能で
あり、ステップS12の演奏処理においては、演奏方法
指示データの入力を受け付けないように構成されてい
る。したがって、楽曲の演奏中に演奏方法の変更をリア
ルタイム的に反映させることはできない。
【0111】本発明では、このようなリアルタイム的な
反映が可能となるように、前述した実施の形態による携
帯電話機1を変形することができる。この変形の一例に
ついて説明すると、図4中のステップS12の演奏処理
を次のように行えばよい。
【0112】すなわち、前記曲名一覧を表示部22に表
示させ、キー操作部15で演奏を希望する楽曲を選択さ
せ、選択された楽曲を演奏処理回路26に演奏させる。
【0113】このとき、CPU10は、演奏に先立って
図6中のステップS23で作成したのと同様の仮の演奏
方法指示データをRAM13内に作成する。すなわち、
演奏させる楽曲が演奏データの曲名のものである場合に
は、標準の演奏方法を示す仮の演奏方法指示データをR
AM13内に作成する。演奏させる楽曲が演奏方法指示
データのものである場合には、当該演奏方法指示データ
をそのままRAM13内にコピーしてこれを仮の演奏方
法指示データとする。
【0114】この仮の演奏方法指示データの作成の後、
いずれの場合であっても、演奏時には、CPU10は、
RAM13内の現在の演奏方法指示データ内の演奏デー
タファイル名が示す演奏データを標準の演奏方法に従っ
て時間軸上に展開していくものを基本にしつつ、RAM
13内の現在の演奏方法指示データが示す内容に従って
改変して演奏進行信号を生成していきながら、この演奏
進行信号を演奏処理回路26に送って演奏させる。
【0115】そして、例えば演奏方法指示データの所定
の変更種別の変更(図9のメニューに示されている変更
種別のうち、演奏区間以外であれば、いずれの1つ以上
でもよい。)を、キー操作部15の所定のキーにそれぞ
れ割り当て、そのキーによる変更をリアルタイム的にR
AM13内の現在の演奏方法指示データに反映させる。
【0116】これにより、演奏中に、使用者が前記キー
による変更操作を行えば、その変更は、その後の演奏処
理回路26による演奏にリアルタイム的に反映されるこ
とになる。
【0117】この場合には、演奏の途中であってもその
後の演奏のアレンジをリアルタイム的に変化させること
ができるので、音楽いじり音いじりなどの楽しみが一段
と増すことになる。
【0118】以上、本発明の一実施の形態及びその変形
例について説明したが、本発明はこの実施の形態や変形
例に限定されるものではない。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
少ないメモリ容量で音楽を鑑賞することができる携帯端
末装置を提供することができる。
【0120】また、本発明によれば、メモリ容量の増大
化を防止しつつ、単なる音楽の鑑賞のみならず、音楽や
音に関する他の楽しみを得ることができる携帯端末装置
を提供することができる。
【0121】さらに、本発明は、メモリ容量の増大化を
防止しつつ、単なる音楽の鑑賞のみならず、音楽や音に
関する他の楽しみを得ることができ、しかも、使用者の
好みに応じて多彩な着信音等の報知音を簡単に作成して
設定することができる携帯端末装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による携帯電話機を示す
概略ブロック図である。
【図2】図1に示す携帯電話機の外観及び当該携帯電話
機とサーバとの関係を模式的に示す図である。
【図3】演奏方法指示データのデータ構造の一例を示す
図である。
【図4】図1に示す携帯電話機の動作を示す概略フロー
チャートである。
【図5】メインメニューを示す図である。
【図6】入力処理の一部を示す概略フローチャートであ
る。
【図7】入力処理の他の一部を示す概略フローチャート
である。
【図8】入力処理メニューを示す図である。
【図9】変更種別選択メニューを示す図である。
【図10】着信音発生処理を示す概略フローチャートで
ある。
【図11】時報音・アラーム音発生処理を示す概略フロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 携帯電話機 2 サーバ 3 通信網 4 無線基地局 10 CPU 15 キー操作部 16 演奏データ記憶部 18 演奏方法指示データ記憶部 19 報知音設定データ記憶部 20 無線送受信回路 21 モデム 22 LCD表示部 26 演奏処理回路 33 音源ROM 36 ステレオイヤホンジャック 37 送話用マイク 38 受話用スピーカ 39 スピーカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/21 H04M 1/21 Z 11/08 11/08 (72)発明者 栗山 洋 東京都港区芝大門1丁目10番11号 株式会 社ツーカーセルラー東京内 (72)発明者 白鳥 徹 東京都港区芝大門1丁目10番11号 株式会 社ツーカーセルラー東京内 (72)発明者 谷口 勝則 東京都港区芝大門1丁目10番11号 株式会 社ツーカーセルラー東京内 (72)発明者 尾嵜 直樹 東京都港区芝大門1丁目10番11号 株式会 社ツーカーセルラー東京内 (72)発明者 垂水 一也 大阪府大阪市北区梅田3丁目3番10号 株 式会社ツーカーホン関西内 Fターム(参考) 5D378 MM06 MM13 MM53 MM55 MM62 MM65 MM66 MM67 MM96 QQ05 QQ21 QQ38 5K023 AA07 HH06 HH10 MM00 5K027 AA11 BB01 FF22 FF25 HH26 HH29 5K101 KK18 LL12 MM07 NN21

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数パートからなる演奏データを記憶す
    る演奏データ記憶手段と、 演奏音を示す楽音信号を形成する演奏手段と、 使用者からの所定の指示に応答して、前記演奏データ記
    憶手段に記憶されている演奏データに基づいて、前記演
    奏手段に演奏音を示す楽音信号を形成させる演奏制御手
    段と、 を備え、 前記楽音信号による楽音が聴取可能となるように構成さ
    れたことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 【請求項2】 複数パートからなる演奏データを記憶す
    る演奏データ記憶手段と、 前記演奏データ記憶手段に記憶されている少なくとも1
    つの演奏データに基づく一演奏の演奏方法を指示する演
    奏方法指示データを入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された演奏方法指示データを記
    憶する演奏方法指示データ記憶手段と、 演奏音を示す楽音信号を形成する演奏手段と、 使用者からの所定の指示に応答して、前記演奏データ記
    憶手段に記憶されている演奏データに基づいて、あるい
    は、前記演奏方法指示データ記憶された演奏方法指示デ
    ータ及び当該演奏方法指示データに関連する演奏データ
    に基づいて、前記演奏手段に演奏音を示す楽音信号を形
    成させる演奏制御手段と、 を備え、 前記楽音信号による楽音が聴取可能となるように構成さ
    れたことを特徴とする携帯端末装置。
  3. 【請求項3】 前記演奏方法指示データが、当該少なく
    とも1つの演奏データの演奏区間を指定する情報を含む
    ことを特徴とする請求項2記載の携帯端末装置。
  4. 【請求項4】 前記演奏方法指示データが、当該演奏の
    開始から終了までの全部又は一部に渡る演奏パートのオ
    ンオフを指定する情報を含むことを特徴とする請求項2
    又は3記載の携帯端末装置。
  5. 【請求項5】 前記演奏方法指示データが、当該演奏の
    開始から終了までの全部又は一部に渡る演奏パートの音
    色割り当てを指定する情報を含むことを特徴とする請求
    項2乃至4のいずれかに記載の携帯端末装置。
  6. 【請求項6】 前記演奏方法指示データが、当該演奏の
    開始から終了までの全部又は一部に渡る全部又は一部の
    演奏パートの音程又はその調整量を指定する情報を含む
    ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の携
    帯端末装置。
  7. 【請求項7】 前記演奏方法指示データが、当該演奏の
    開始から終了までの全部又は一部に渡る全部又は一部の
    演奏パートの音量又はその調整量を指定する情報を含む
    ことを特徴とする請求項2乃至6のいずれかに記載の携
    帯端末装置。
  8. 【請求項8】 前記演奏方法指示データが、当該演奏の
    開始から終了までの全部又は一部に渡るテンポを指定す
    る情報を含むことを特徴とする請求項2乃至7のいずれ
    かに記載の携帯端末装置。
  9. 【請求項9】 前記演奏制御手段は、前記演奏手段によ
    る演奏中に前記入力手段から当該演奏に関連する演奏方
    法指示データが入力される場合に、新たに入力された演
    奏方法指示データを、前記演奏手段によるその後の演奏
    にリアルタイム的に反映させるように、前記演奏手段を
    制御することを特徴とする請求項2乃至8のいずれかに
    記載の携帯端末装置。
  10. 【請求項10】 使用者からの所定の指示に応答して、
    前記演奏方法指示データ記憶手段に記憶された演奏方法
    指示データを、所定の状態を示す報知音に関連づけて設
    定する設定手段と、 前記所定の状態となったときに、当該所定の状態を示す
    報知音に関連づけて設定されている演奏方法指示データ
    及び当該演奏方法指示データに関連する演奏データに基
    づいて、前記演奏手段に演奏音を示す楽音信号を形成さ
    せる報知音用演奏制御手段と、 を備え、 前記報知音用制御手段による制御に従って前記演奏手段
    から得られる楽音信号を、前記報知音用の信号として用
    いることを特徴とする請求項2乃至9のいずれかに記載
    の携帯端末装置。
  11. 【請求項11】 複数パートからなる演奏データが格納
    され通信網に接続されたサーバから、無線通信を介在さ
    せて所望の演奏データをダウンロードして前記演奏デー
    タ記憶手段に格納させる手段を備えたことを特徴とする
    請求項1乃至10のいずれかに記載の携帯端末装置。
  12. 【請求項12】 前記楽音信号がステレオ信号であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の携
    帯端末装置。
  13. 【請求項13】 前記演奏データがMIDIデータであ
    ることを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載
    の携帯端末装置。
  14. 【請求項14】 当該携帯端末装置が携帯電話機である
    ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の
    携帯端末装置。
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