JP3279298B2 - 楽曲再生装置、楽曲再生機能を備える携帯電話装置、および楽曲再生方法 - Google Patents
楽曲再生装置、楽曲再生機能を備える携帯電話装置、および楽曲再生方法Info
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Description
帯電話機等に適用して好適な楽曲再生装置および楽曲再
生方法に関するものである。
ルラーシステムとして知られているPDC(Personal D
igital Cellular telecommunication system)等の携帯
電話システムや、簡易型携帯電話システム(PHS:Pe
rsonal Handyphone System)において、ユーザが携帯し
ている電話端末装置に着信があった際には、着信をユー
ザに報知するために着信音が放音される。この着信音と
しては、従来ビープ音が放音されていたが、ビープ音が
耳障りな音であることからビープ音に変わりメロディ音
を着信音とすることが最近行われている。
た従来の電話端末装置では、メロディ音を発生すること
ができるものの、メロディ音の音質としては満足できる
ものではなかった。これを解決するために、従来、自動
演奏することのできる楽曲再生装置を用いることが考え
られる。従来の自動演奏可能な楽曲再生装置は、中央処
理装置(Central Processing Unit:CPU)、ROM
(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memor
y)、音源を備え、ROMに記憶された自動演奏プログ
ラムをCPUが実行することにより、ROMあるいはR
AMに記憶された楽曲データを読み出して、音源に対し
て発音パラメータを設定することにより楽曲を再生する
ようにしている。
で多機能が求められており、内蔵されるCPUには発着
信処理、表示処理等の多くの処理を行うことが必要とさ
れている。すなわち、楽曲再生装置を携帯型の電話端末
装置に適用した際には、CPUは電話機能処理に加えて
楽曲再生処理も行わなければならず、CPUとして高速
のCPUが求められるようになる。このため、高速のC
PUを備える高価な電話端末装置になってしまうという
問題点があった。また、メロディを再生することのでき
るメロディICが知られている。このメロディICは、
音源とシーケンサと楽譜データ記憶用ROMおよび音色
データ記憶用ROMからなり、外部から再生指令を与え
ることにより楽譜データ記憶用ROMに記憶された楽譜
データを、音色データ記憶用ROMから読み出した音色
で再生してメロディを再生することができる。このよう
なメロディICを電話端末装置に内蔵させれば、CPU
は楽曲再生処理を行う必要がないことから、低廉な低速
のCPUを使用することができることになる。
タ記憶用ROMおよび音色データ記憶用ROMの記憶容
量が小さいことから記憶できる楽曲の種類が限られた種
類になると共に、再生される楽曲の長さを長くすること
ができない。さらに、音色データ記憶用ROMの記憶容
量が小さく音色データのパラメータ数や種類数が限られ
ることから高音質の音色や種々の音色とすることが困難
であると共に、楽譜データ記憶用ROMの記憶容量が小
さいことから多くのデータとされる高品質の再生楽曲を
得るための楽曲データを記憶することができず、低品質
の音色のメロディ音しか再生できないという問題点があ
った。そこで、本発明は、音色データを記憶する記憶手
段の容量が小さくても高品質の種々の種類の音色の楽曲
を再生することのできる楽曲再生装置および楽曲再生方
法を提供することを目的としている。また、本発明は、
低速の演算処理装置であっても高品質の音色の楽曲を再
生することのできる楽曲再生装置、楽曲再生方法および
電話端末装置を提供することを目的としている。
に、本発明の楽曲再生装置は、楽曲再生機能を有してい
ないと共に電話機能処理をメイン処理とするシステム制
御手段が内蔵されている携帯電話装置において楽曲再生
を行う楽曲再生装置であって、データを授受するインタ
フェース手段と、該インタフェース手段を介して取り込
まれた楽曲データのうちの楽譜データを記憶すると共
に、記憶できる楽譜データ量が限られている楽譜データ
記憶手段と、前記インタフェース手段を介して取り込ま
れた楽曲データのうちの音色データを記憶すると共に、
限られた種類の音色データを記憶できる容量とされた音
色データ記憶手段と、前記楽譜データ記憶手段の空き容
量を監視する監視手段と、前記楽譜データ記憶手段に記
憶された楽譜データに基づく発音パラメータを発生する
と共に、前記楽譜データを解釈して、該楽譜データに含
まれる音色指定データに対応する音色データを前記音色
データ記憶手段から読み出して、音源手段に設定する演
奏制御手段と、該演奏制御手段から与えられる発音パラ
メータおよび設定された前記音色データに従い楽音を合
成する音源手段とを備え、前記楽譜データ記憶手段に所
定量の空きエリアが発生した際に、前記監視手段は、前
記システム制御手段にデータ転送要求を通知し、前記シ
ステム制御手段がシステム記憶手段から読み出した続く
楽譜データを、前記インタフェース手段を介して取り込
み、前記楽譜データ記憶手段の前記空きエリアに記憶す
るようにしている。また、上記本発明の楽曲再生装置に
おいて、前記音源手段は、前記音色データ記憶手段に記
憶された音色データの音色種類数以下のパート数の同時
発音が可能とされており、前記演奏制御手段は、前記楽
譜データを解釈して、前記パートのそれぞれに音色を割
り当てる前記楽譜データに含まれる音色割当データに対
応する音色データを、前記音色データ記憶手段からそれ
ぞれ読み出して、前記音源手段の各パートに設定するよ
うにしてもよい。
楽曲再生機能を備える携帯電話装置は、電話機能処理を
メイン処理とするシステム制御手段と、楽譜データと音
色データとからなる楽曲データが少なくとも記憶される
前記システム制御手段により管理されているシステム記
憶手段と、楽曲データから楽音を再生する楽曲再生手段
とからなる楽曲再生機能を備える携帯電話装置であっ
て、前記楽曲再生手段は、データを授受するインタフェ
ース手段と、該インタフェース手段を介して取り込まれ
た楽曲データのうちの楽譜データを記憶すると共に、記
憶できる楽譜データ量が限られている楽譜データ記憶手
段と、前記インタフェース手段を介して取り込まれた楽
曲データのうちの音色データを記憶すると共に、限られ
た種類の音色データを記憶できる容量とされた音色デー
タ記憶手段と、前記楽譜データ記憶手段の空き容量を監
視する監視手段と、前記楽譜データ記憶手段に記憶され
た楽譜データに基づく発音パラメータを発生すると共
に、前記楽譜データを解釈して、該楽譜データに含まれ
る音色指定データに対応する音色データを前記音色デー
タ記憶手段から読み出して、音源手段に設定する演奏制
御手段と、該演奏制御手段から与えられる発音パラメー
タおよび設定された前記音色データに従い楽音を合成す
る音源手段とからなり、前記楽譜データ記憶手段に所定
量の空きエリアが発生した際に、前記監視手段は、前記
システム制御手段にデータ転送要求を通知し、前記シス
テム制御手段が前記システム記憶手段から読み出した続
く楽譜データを、前記インタフェース手段を介して取り
込み、前記楽譜データ記憶手段の前記空きエリアに記憶
するようにしている。
携帯電話装置において、前記記憶手段には多数の種類の
音色データが少なくとも記憶されており、前記音源手段
は、前記音色データ記憶手段に記憶された前記記憶手段
から転送された音色データの音色種類数以下のパート数
の同時発音が可能とされており、前記演奏制御手段は、
前記楽譜データを解釈して、前記パートのそれぞれに音
色を割り当てる前記楽譜データに含まれる音色割当デー
タに対応する音色データを、前記音色データ記憶手段か
らそれぞれ読み出して、前記音源手段の各パートに設定
するようにしてもよい。さらに、上記本発明の楽曲再生
機能を備える携帯電話装置において、通信回線を通じて
楽譜データあるいは音色データを前記記憶手段にダウン
ロードする通信機能手段が、さらに備えられていてもよ
い。
楽曲再生方法は、限られた種類の音色データを記憶でき
る容量とされた音色データ記憶手段に、インタフェース
手段を介して電話機能処理をメイン処理とするシステム
制御手段により転送された楽曲データのうちの音色デー
タを記憶するステップと、記憶できる楽譜データ量が限
られている楽譜データ記憶手段に、インタフェース手段
を介して楽曲再生処理以外の処理をメイン処理とするシ
ステム制御手段により転送された楽曲データのうちの楽
譜データを記憶するステップと、演奏制御手段が、前記
楽譜データ記憶手段に記憶された楽譜データに基づく発
音パラメータを発生すると共に、前記楽譜データを解釈
して、該楽譜データに含まれる音色指定データに対応す
る音色データを前記音色データ記憶手段から読み出し
て、音源手段に設定するステップと、前記音源手段が、
前記演奏制御手段から与えられる発音パラメータおよび
設定された前記音色データに従い楽音を合成するステッ
プと、前記楽譜データ記憶手段に所定量の空きエリアが
発生した際に、前記楽譜データ記憶手段の空き容量を監
視する監視手段が、前記システム制御手段にデータ転送
要求を通知し、前記システム制御手段がシステム記憶手
段から読み出した続く楽譜データを、前記インタフェー
ス手段を介して取り込み、前記楽譜データ記憶手段の前
記空きエリアに記憶するようにしたステップとを備え、
前記システム制御手段が内蔵されている携帯電話装置に
おいて楽音を再生するようにしている。また、上記本発
明の楽曲再生方法において、前記音色データ記憶手段に
記憶された音色データの音色種類数以下のパート数の同
時発音が可能とされた前記音源手段の各パートに、前記
演奏制御手段が前記楽譜データを解釈して、前記パート
のそれぞれに音色を割り当てる前記楽譜データに含まれ
る音色割当データに対応する音色データを、前記音色デ
ータ記憶手段からそれぞれ読み出して設定するステップ
とをさらに備えていてもよい。
の音色データを記憶できる容量とされた音色データ記憶
手段に、インタフェース手段を介して転送された音色デ
ータを記憶するようにしたので、音色データ記憶手段の
記憶容量が小さくても音色データにおけるパラメータを
高音質の音色を得るに十分なデータ量とすることができ
る。これにより、高音質の音色の楽曲を再生することが
できるようになる。また、楽曲再生手段の外部に設けら
れた記憶手段に記憶されている多くの音色データから楽
曲を再生するに必要とされる音色データだけを楽曲再生
手段に転送して、音色データ記憶手段に記憶するように
しているため、音色データ記憶手段の記憶容量が小さく
ても再生される楽曲の音色として、種々の種類の音色デ
ータを選択することができるようになる。さらに、外部
の記憶手段に通信回線を通じて音色データをダウンロー
ドすることにより、より音色データの選択範囲を増加す
ることができる。
手段に必要な音色データを読み出して楽曲再生手段に送
る処理をするだけでよく楽曲再生処理を行う必要がない
ので、低速の演算処理手段を用いても高品質の楽曲を再
生することができるようになる。さらにまた、電話端末
装置に備えられる楽曲再生手段の音源手段を周波数変調
方式とすると、周波数変調方式の音源手段では音色デー
タ量を波形メモリ音源(PCM音源)方式における音色
データ量に比べて非常に少なくすることができる。これ
により、演算処理手段の演算速度が遅い等により音色デ
ータを伝送する伝送路の速度が遅くても、高品質の種々
の音色の楽曲を再生することのできる電話端末装置とす
ることができる。さらに、音色データ量が少ないことか
ら、音色データ記憶手段の容量がより小さくても高品質
の音色の楽曲を再生することのできる音色データを記憶
することができるようになる。
た本発明の楽曲再生装置を電話端末装置である携帯電話
機に適用した際に、携帯電話機に楽曲データをダウンロ
ードする概念図を図1に示す。携帯電話機におけるセル
ラーシステムは、一般に小ゾーン方式が採用されてサー
ビスエリア内に多数の無線ゾーンが配置されている。こ
の各々の無線ゾーンを管理するのが基地局A(2a)〜
基地局D(2d)であり、移動局である携帯電話機1、
101が一般電話機と通話する際には、携帯電話機1、
101が属する無線ゾーンを管理している基地局を介し
て移動交換局に接続され、移動交換局から一般電話網に
接続されるようになる。これにより、携帯電話機1,1
01は、各無線ゾーンを管理する基地局と無線回線を介
して接続されることにより他の電話機と通話を行うこと
ができるようになる。
に示されており、携帯電話機1,101は基地局A(2
a)〜基地局D(2d)のうちの基地局C(2c)が管
理する無線ゾーン内に属している場合が示されている。
携帯電話機1,101と基地局2cとは無線回線により
接続されており、通話を行う際や位置登録を行う際の上
り信号は基地局2cで受信されて処理される。基地局2
a〜基地局2dはそれぞれ異なる無線ゾーンを管理して
いるが、その無線ゾーンの周縁は相互に重なるようにな
っていてもよい。基地局2a〜基地局2dは多重化回線
を介して移動交換局3に接続され、さらに、複数の移動
交換局3は関門交換局4で集線されて一般電話交換局5
aに接続される。複数設けられた関門交換局4は相互に
中継伝送路で接続されている。一般電話交換局5a,5
b,5c・・・は各地域毎に設置されており、一般電話
交換局5a,5b,5c・・・間も中継伝送路で相互に
接続されている。一般電話交換局5a,5b,5c・・
・の各々には、多数の一般電話が接続されており、例え
ば、一般電話交換局5bにはダウンロードセンター6が
接続されている。
加されて多数の楽曲データが蓄積されており、本発明に
おいては、一般電話網に接続されているダウンロードセ
ンター6から、例えば携帯電話機1,101に楽曲デー
タをダウンロードすることができるようにされている。
ここで、携帯電話機1が楽曲データをダウンロードする
際には、携帯電話機1はダウンロードセンター6の電話
番号を発呼する。これにより、携帯電話機1−基地局2
c−移動交換局3−関門交換局4−一般電話交換局5a
−一般電話交換局5b−ダウンロードセンター6の経路
で、ダウンロードセンター6と携帯電話機1とが接続さ
れる。次いで、携帯電話機1は表示器に表示されるメニ
ューに従ってダイヤルボタン等を操作すれば、所望の曲
名の楽曲データをダウンロードすることができる。この
場合の、楽曲データとは楽譜データと音色データとから
構成されている。また、上述の方法により種々の音色の
音色データだけ、あるいは楽譜データだけを携帯電話機
1にダウンロードすることもできるようにされている。
本発明の楽曲再生装置を電話端末装置である携帯電話機
に適用した実施の形態の構成例を図2に示す。図2にお
いて、携帯電話機1は、一般にリトラクタブルとされた
アンテナ1aを備え、アンテナ1aは変調・復調機能を
有する通信部13に接続されている。システム用の中央
処理装置(Central Processing Unit:CPU)10
は、電話機能プログラムを実行することにより携帯電話
機1の各部の動作を制御するシステム制御部であり、動
作時の経過時間を示したり、特定の時間間隔でタイマ割
込を発生するタイマを備えている。また、システムCP
U10は割込要求信号(IRQ)を受けた際に、後述す
る楽曲再生処理を補助する処理を行う。システムRAM
11はダウンロードセンター6からダウンロードされた
楽譜データおよび音色データからなる楽曲データの格納
エリアや、ユーザ設定データ格納エリア、および、シス
テムCPU10のワークエリア等が設定されるRAM
(Random Access Memory)である。システムROM12
はシステムCPU10が実行する送信や着信の各種電話
機能プログラムや楽曲再生処理を補助する処理等のプロ
グラムや、プリセットされた楽譜データや音色データ等
の各種データが格納されているROM(Read Only Memo
ry)である。
された信号の復調を行うと共に、送信する信号を変調し
てアンテナ1aに供給している。通信部13で復調され
た受話信号は、音声処理部(コーダ/デコーダ)14に
おいて復号され、マイク21から入力された通話信号は
音声処理部14において圧縮符号化される。音声処理部
14は、送話用の音声を高能率圧縮符号化/復号化して
おり、例えばCELP(Code Excited LPC )系やAD
PCM(適応差分PCM符号化)方式のコーダ/デコー
ダとされている。楽曲再生部15は、音声処理部14か
らの受話信号を受話用スピーカ22から放音したり、楽
曲データを再生して着信音/保留音として出力してい
る。なお、着信音は着信用スピーカ23から放音され、
保留音は受話信号とミキシングされて受話用スピーカ2
2から放音される。
している際に、内部に設けられた楽譜データの記憶手段
に所定量の空きエリアが生じた場合は、楽曲再生部15
は割込要求信号(IRQ)をシステムCPU10に与
え、システムCPU10はシステムRAM11あるいは
システムROM12に記憶されている楽譜データの続き
を読み出して楽曲再生部15に転送している。インタフ
ェース(I/F)16は、パーソナルコンピュータ等の
外部機器20から楽譜データと音色データからなる楽曲
データ等をダウンロードするためのインタフェースであ
る。入力部17は携帯電話機1に備えられた「0」から
「9」のダイヤルボタンや各種ボタンから構成される入
力手段である。表示部18は電話機能のメニューや、ダ
イヤルボタン等のボタンの操作に応じた表示がされる表
示器である。バイブレータ19は、着信時に着信音に代
えて携帯電話機1の本体を振動させることにより、着信
をユーザに知らせるバイブレータである。なお、各機能
ブロックはバス24を介してデータや命令の授受を行っ
ている。
を図3に示す。図3において、インタフェース30はバ
ス24を介して各種データを受け取るインタフェースで
あり、楽譜データや音色データを含む各種データと、受
け取ったデータが何のデータであるかを示すインデック
スデータ(INDEX)とを分離して、データはDATA出力か
ら出力し、インデックスデータ(INDEX)はINDEX出力か
ら出力している。FIFO(First-In First-Out)31
は楽譜データを、例えば32ワード分格納できる記憶手
段であり、先に書き込まれた楽譜データから順次読み出
されるようにされている。FIFO31から楽譜データ
が読み出されて設定された所定量の空きエリアが発生し
た際には、FIFO31は割込要求信号(IRQ)をシ
ステムCPU10に送っている。
データをデコードして書込パルス(WP)と後述するIR
Q Pointデータのラッチパルス(LP)をFIFO31
に供給し、シーケンサ33が受け取るデータがインタフ
ェース30のDATA出力から出力される際にシーケンサ3
3にその旨を示すインデックスデータAD1を供給し、
音色データ記憶部(Voice RAM)34が受け取る音色デ
ータがインタフェース30のDATA出力から出力される際
に音色データ記憶部(Voice RAM)34にその旨を示す
インデックスデータAD2を供給している。シーケンサ
33は、FIFO31に読出パルス(Read)を印加して
FIFO31から順次楽譜データを読み出し、楽譜デー
タ中の時間情報に対応して楽譜データに対応する発音パ
ラメータを音源部35に設定している。また、インタフ
ェース30のDATA出力から取り込まれた音色割当データ
で指定されたパート毎の音色ナンバを音色データ記憶部
(Voice RAM)34に供給して、音色ナンバに対応する
音色パラメータを音色データ記憶部(Voice RAM)34
から読み出して音源部35の各パートに設定している。
インタフェース30のDATA出力から取り込まれた音色デ
ータを記憶する記憶手段であり、例えば8音色分の音色
データを記憶できる小さな記憶容量を有している。音源
部35は、例えば4パートの楽音信号を同時に発音する
ことができ、各パートは音色割当データに従って音色デ
ータ記憶部(Voice RAM)34から読み出された音色に
設定され、シーケンサ33から供給される発音パラメー
タに従った音高と発音時間長の楽音信号を各パート毎に
生成している。生成された4パート分の楽音信号は、所
定の再生タイミング毎にディジタルアナログ変換器(D
AC)36に供給されて、アナログの楽音信号とされ
る。この楽音信号は、ミキサ37において音声処理部1
4によりデコードされた受話信号とミキシングされる。
説明すると、図2に示す携帯電話機1において、楽曲再
生モードとして表示部18に表示される曲名等の曲に関
する情報から所望の楽曲を選択する。すると、選択され
た当該楽曲の楽曲データがシステムRAM11から読み
出され、バス24を介して楽曲再生部15に送られる。
インタフェース30を介して取り込まれた楽曲データ中
の8音色分の音色データは、音色データに付属していた
インデックスデータをINDEXデコーダ32がデコー
ドして音色データ記憶部(Voice RAM)34にインデッ
クスデータAD2として供給することにより、音色デー
タ記憶部(Voice RAM)34に書き込まれる。音色デー
タ記憶部(Voice RAM)34に書き込まれる音色データ
は、システムRAM11に記憶されている多数の音色デ
ータから選択して転送することができるようにされてい
る。音色データ記憶部(Voice RAM)34に書き込まれ
た8音色分の音色データの構成例を図5に示す。
データは、波形パラメータと、エンベロープパラメータ
と、変調パラメータと、エフェクトパラメータからな
り、それぞれのパラメータは音色1〜音色8に特有のパ
ラメータとされている。各音色データにおける波形パラ
メータは、楽音波形を指示しており、例えば音源部35
が波形テーブルを有するPCM音源とされていた場合
は、波形テーブルの何れかの波形を指示するパラメータ
とされ、音源部35がFM音源とされていた場合は、F
M演算のアルゴリズムを指示するパラメータとされる。
エンベロープパラメータは、アタックレート,ディケイ
レート,サスティンレベル,リリースレート等のパラメ
ータであり、変調パラメータはビブラートやトレモロの
深さや速さのパラメータであり、エフェクトパラメータ
はリバーブ、コーラス、バリエーション等のパラメータ
である。
まれた楽曲データ中のテンポデータ(Tempo)と音色割
当データは、テンポデータと音色割当データに付属して
いたインデックスデータをINDEXデコーダ32がデ
コードしてシーケンサ33にインデックスデータAD1
として供給することにより、シーケンサ33に取り込ま
れる。シーケンサ33は、取り込んだ音色割当データで
指定された音色パラメータを音色データ記憶部(Voice
RAM)34から読み出して、音源部35に設定する。こ
の際の音色割当データの構成例を図6に示す。図6に示
すように、パート1〜パート4に割り当てられた音色が
音色ナンバで示されている。すなわち、シーケンサ33
がパート毎に指定された音色ナンバを音色データ記憶手
段34に供給すると、音色ナンバに対応する音色パラメ
ータが音色データ記憶手段34から読み出されて音源部
35に各パートの音色としてそれぞれ設定されるように
なる。
4には、再生する楽曲データ用の音色データが転送され
て書き込まれるので、音色データ記憶部(Voice RAM)
34の記憶容量が、本実施例では少なくとも8音色分の
音色データを記憶できる小さな記憶容量であっても、当
該楽曲データを再生する際に必要な音色データは全て音
色データ記憶部(Voice RAM)34に記憶されているよ
うになる。従って、音色データ記憶部(Voice RAM)3
4の記憶容量が少なくても、データ量が多くされる高音
質の音色データに基づいて高品質の音質の楽曲を再生す
ることができるようになる。さらに、システムRAM1
1から所望の音色データを選択して、音色データ記憶部
(Voice RAM)34に書き込むことにより、種々の音色
の楽曲を再生することが可能となる。また、音色割当デ
ータおよびテンポはユーザが編集可能とされている。
込まれた楽曲データ中の楽譜データは、楽譜データに付
属していたインデックスデータをINDEXデコーダ3
2がデコードしてFIFO31に書込パルス(WP)を
供給することにより、FIFO31には32ワード分の
楽譜データが書き込まれるようになる。この32ワード
分は、楽曲一曲の内の一部の楽譜データであり、その先
頭の楽譜データとされている。FIFO31に書き込ま
れた楽譜データは、音符データと休符データから構成さ
れ、そのデータ構成の一例を図4に示す。図4に示す1
ワードの音符データは、オクターブコードとノートコー
ド、音符データが属するパートナンバと、次の音符また
は休符までの時間長であるインターバルと、発音長の情
報から構成される。また、図4に示す1ワードの休符デ
ータは、休符の種類を示す休符データと、休符データが
属するパートナンバと、次の音符または休符までの時間
長であるインターバルとから構成されている。
FO31から上記した音符データおよび休符データが順
次読み出されるようになり、読み出された分だけFIF
O31には空きエリアが発生するようになる。FIFO
31には楽譜データの先頭の32ワード分しか書き込ま
れていないため、発生した空きエリアに続く次の楽譜デ
ータを書き込むようにすれば、データ量が多くされる高
品質の楽音を再生する楽譜データとされていても繰り返
しFIFO31に順次続く楽譜データを書き込むことに
より高品質の楽譜データを書き込んで再生することがで
きるようになる。本発明の楽曲再生装置は、このような
原理で楽曲データを再生しており、再生に先立ってFI
FO31に何ワード分の空きエリアが発生した際に次の
楽譜データをFIFO31に書き込むかを設定してい
る。IRQ Pointデータは、このデータで示すワード分空
きエリアが発生した時に、FIFO31に続く楽譜デー
タを書き込むことを指示する割込要求信号(IRQ)を
システムCPU10に与えるためのデータであり、再生
に先立ってIRQ Pointデータが設定される。この場合、I
RQ Pointデータを0ワードに近く設定すると、割込頻度
が増加するが、書込ワード数が少なくなるためシステム
CPU10の処理は軽い処理とすることができる。一
方、IRQ Pointデータを32ワードに近く設定すると、
割込頻度は少なくなるが書込ワード数が多くなるためシ
ステムCPU10の処理は重くなる。従って、システム
CPU10の処理速度に応じてIRQ Pointデータを設定
するのが好適である。
生するスタート指示を行うと、シーケンサ33はFIF
O33に読出パルス(Read)を印加して、FIFO31
から楽譜データを順次読み出し、楽譜データが音符デー
タの場合は設定されたテンポ情報とインターバル情報に
基づくタイミングで、楽譜データ中のオクターブコード
とノートコードの音高データと、パート指定情報と、キ
ーオンを指示するデータとを音源部35に設定する。音
源部35は、音源レジスタに設定されたこれらのデータ
から指定されたパートに設定されている音色パラメータ
に基づくと共に、指定された音高の楽音を生成する。そ
して、この音符データの発音長が経過したタイミングに
おいてシーケンサ33は当該楽音のキーオフデータを当
該パートを指定して音源部35に設定する。これにより
音源部35は、当該楽音の消音処理を行う。このような
処理が楽譜データをFIFO31から読み出す毎に実行
されることにより、音源部35から再生された楽音信号
がDAC36へ出力されていくようになる。
1において検出された空きエリアがIRQ Pointデータ値
に等しくなった場合には、割込要求信号(IRQ)がシ
ステムCPU10に与えられる。システムCPU10は
これを受けて、システムRAM11から次の楽譜データ
を(31−IRQ Point)ワード分読み出してバス24に
送出する。この楽譜データは、インタフェース30を介
してFIFO31の空きエリアに書き込まれる。このよ
うなFIFO31への(31−IRQ Point)ワード分の
次の楽譜データが書き込まれる処理が繰り返し実行され
ることにより、多くのデータからなる楽譜データであっ
ても結果的にFIFO31に全てのデータが書き込まれ
ることになる。FIFO31からは読み出された楽譜デ
ータは、音源部35においてテンポに従って再生されて
出力されることから、多くのデータとされる高品質の再
生楽音を得ることのできる楽曲データを、例えば32ワ
ード分しか記憶できないFIFO31を用いても再生す
ることができるようになる。
に、楽曲再生部15で楽曲が再生されるように設定され
ていた場合は、携帯電話機1に着信があった際に、上記
した楽曲再生処理が行われてDAC36から出力された
楽音信号が着信音としてスピーカ23から放音される。
また、携帯電話機1が保留された際に、楽曲再生部15
で楽曲が保留音として再生されるように設定されていた
場合は、携帯電話機1が保留された際に、上記した楽曲
再生処理が行われてDAC36から出力された楽音信号
が保留音としてスピーカ22から放音される。同時に、
相手側の電話機に保留音を送信するために音源部35か
ら出力される楽音信号が、音声処理部14に供給され、
通信部13を介して送信されるようになる。
し、その動作を図8を参照しながら説明する。インタフ
ェース30からIRQ Pointデータが出力される際には、
INDEXデコーダ32からラッチパルス(LP)がラ
ッチ回路43に供給される。これにより、ラッチ回路4
3に設定された例えば”15”に設定されたIRQ Point
データがラッチされるようになる。また、インタフェー
ス30から楽譜データが出力される際には、INDEX
デコーダ32から書込パルス(WP)が書込アドレスカ
ウンタ41およびアップ/ダウンカウンタ45のアップ
端子に印加される。書込パルス(WP)は1ワード毎に
発生され、初期状態においては、この書込パルス(W
P)により書込アドレスカウンタ41が順次”0”か
ら”31”まで歩進されていくので、32ワードの記憶
容量を少なくとも有するRAM40に32ワードの先頭
の楽譜データが記憶されるようになる。同時に、アップ
/ダウンカウンタ45も”0”から”31”までアップ
カウントされる。この状態が図8(a)のスタート時と
して示されており、RAM40は状態「FULL」とさ
れて、書込アドレスWの番地は”31”とされ読出アド
レスRの番地は”0”とされる。
と、シーケンサ33から読出パルス(Read)が読出アド
レスカウンタ42に印加されて歩進されていくので、R
AM40のアドレス”0”番地の楽譜データから順次読
み出されていくようになる。また、読出パルス(Read)
はアップ/ダウンカウンタ45のダウン端子にも印加さ
れる。すなわち、アップ/ダウンカウンタ45は書込パ
ルス(WP)によりアップカウントされ、読出パルス
(Read)によりダウンカウントされるようになる。そし
て、16ワード分の楽譜データが読み出されて再生され
た際のRAM40の状態が図8(b)に示されている。
16ワード分の楽譜データが読み出されたことから、読
出アドレスカウンタ42は”15”番地のアドレスとさ
れており、アップ/ダウンカウンタ45の計数値は(3
1−16)=15となる。前述したようにラッチ回路4
3にラッチされたIRQ Pointデータは”15”とされて
いるので、比較回路44はアップ/ダウンカウンタ45
の計数値とラッチ回路43のIRQ Pointデータ値とが一
致していることを検出する。これにより、比較回路44
から割込要求信号(IRQ)が出力されてシステムCP
U10に与えられる。システムCPU10は前述したよ
うにシステムRAM11から(31−IRQ Point)=1
6ワード分の次の楽譜データを読み出して、バス24に
送出する。
M40の空きエリアである”0”番地から”15”番地
までに書き込まれるが、この際にINDEXデコーダ3
2から書込パルス(WP)が書込アドレスカウンタ41
およびアップ/ダウンカウンタ45のアップ端子に印加
される。書込パルス(WP)は16ワード分である16
パルス発生され、この書込パルス(WP)によりモジュ
ロ31のカウントを行う書込アドレスカウンタ41が”
15”番地まで歩進されて、楽譜データが当該アドレス
番地にそれぞれ書き込まれていく。同時に、アップ/ダ
ウンカウンタ45も”16”だけアップカウントされる
が、この際でも楽譜データは順次読み出されてアップ/
ダウンカウンタ45は読出パルス(Read)によりダウン
カウントされているので、そのカウント値は書込パルス
(WP)と読出パルス(Read)を累積したカウント値と
なる。16ワードの楽譜データが補充されたRAM40
の状態が図8(c)に16ワードの追加書込時(楽譜デ
ータの補充)として示されている。
(Read)が読出アドレスカウンタ42に印加されて、楽
譜データがRAM40から32ワード分読み出されたR
AM40の状態を図8(d)に示す。読出アドレスカウ
ンタ42もモジュロ31のカウントを行うようにされて
いるので、この状態における読出アドレスカウンタ42
は”0”番地に戻っている。この時には、アップ/ダウ
ンカウンタ45の計数値は再び”15”となるから、比
較回路44からは再び割込要求信号(IRQ)が出力さ
れて、システムCPU10に与えられ、前述した処理が
繰り返されることになり、続く16ワード分の楽譜デー
タが、RAM40のアドレス”16”番地から”31”
番地にそれぞれ書き込まれるようになる。このように楽
譜データが16ワード分さらに補充されて合計32ワー
ド分の楽譜データが追加書き込みされたRAM40の状
態を図8(e)に示す。
空きエリアが発生する毎に、16ワード分の楽譜データ
が順次RAM40に追加書き込みされて補充されること
により、RAM40の記憶容量が少なくとも32ワード
あれば高品質の再生楽音を得ることのできる大量の楽譜
データを有する楽曲データを、順次RAM40に書き込
んで再生することができるようになる。なお、アップ/
ダウンカウンタ45の計数値は、RAM40から未だ読
み出されずに格納されている楽譜データのワード数と一
致する。
色割当データに従って割り当てられた音色に設定されて
いるが、楽譜データ中に各パート用の音色割当データを
挿入しておくと、再生中にこの音色割当データがFIF
O31から読み出された際に、シーケンサ33はその音
色割当データの音色ナンバを音色データ記憶部(Voice
RAM)34に供給する。この場合、音色データ記憶部(V
oice RAM)34にはパート数より多い8音色分の音色デ
ータが書き込まれており、各パートの音色を8音色分の
音色データの何れかに設定することができる。これによ
り、音色ナンバに対応する音色パラメータが音色データ
記憶部(Voice RAM)34から読み出されて、音源部3
5内の音色割当データで指示されたパート用の音源レジ
スタに設定される。したがって、音源部35で再生され
る当該パートの楽音の音色が再生中に変更されるように
なる。
音色割当データを挿入しておくことにより、再生中に各
パートの音色を再生中に任意に変更することができるよ
うになる。また、音色データ記憶部(Voice RAM)34
に記憶する8音色分の音色データを、ユーザがシステム
RAM11に記憶されている音色データから選択して音
色データ記憶部(Voice RAM)34に転送するようにで
き、この際に、システムRAM11にはダウンロードセ
ンター6や外部機器20から多数の種々の音色データが
ダウンロードされていることから、音色データ記憶部
(Voice RAM)34には、多数の種々の音色データの内
から任意の音色データを選択して記憶することができ
る。
0が実行する楽曲再生補助処理のフローチャートを図9
に示す。楽曲再生モードとされると楽曲再生メニューが
表示部18に表示され、ステップS1にて表示部18に
表示された選曲メニューからダイヤルボタン等を操作し
て所望の選曲操作を行う。この際の選曲は、システムR
AM11およびシステムROM12に記憶されている楽
曲データのいずれかが選択される。この場合、システム
RAM11にはダウンロードセンター6や外部機器20
からダウンロードされた楽曲データが記憶されている。
選曲操作が終了するとステップS2にて音色データとテ
ンポの設定が行われる。このステップS2では、選曲さ
れた楽曲データ中の8音色の音色データが楽曲再生部1
5に転送されて、音色データ記憶部(Voice RAM)34
に記憶される。さらに、選曲された楽曲データ中のテン
ポデータが楽曲再生部15に転送されて、シーケンサ3
3に設定されるが、この際に表示部18に表示されたテ
ンポデータをダイヤルボタン等を操作することにより編
集するようにしてもよい。
示されたIRQ Pointデータをダイヤルボタン等を操作す
ることにより所定値に設定する。この際に、システムC
PU10の処理速度を勘案しながらIRQ Pointデータを
設定する。次いで、選曲された楽曲データ中の32ワー
ド分の楽譜データがシステムRAM11から読み出され
て楽曲再生部15に転送されてFIFO31に書き込ま
れることにより、FIFO31が楽譜データでFULL
状態とされる。次いで、ステップS5にてスタート操作
されるまで待機される。このスタート操作は、着信音と
して再生する場合は着呼したことがスタート操作とな
り、保留音として再生する場合は保留ボタンを操作した
ことがスタート操作となる。ここで、スタート操作され
たとステップS5にて判定された場合は、ステップS6
に進んでスタートコマンドが楽曲再生部15に転送され
る。
場合は、ステップS11に分岐して再生操作のボタンが
操作されたか否かが判定される。再生操作のボタンが操
作されたと判定された場合は、ステップS1に戻りステ
ップS1ないしステップS4の操作を再度実行すること
ができる。再生操作のボタンが操作されたと判定されな
い場合は、ステップS5に戻りスタート操作されるまで
待機される。楽曲再生部15がスタートコマンドを受け
ると、上述した楽曲再生処理が開始されて、選曲された
楽曲が再生されるようになる。そして、楽曲再生部15
において割込要求信号(IRQ)が発生したとステップ
S7で判定されると、ステップS8にて(31−IRQ Po
int)ワード数の続く楽譜データをシステムRAM11
から読み出して楽曲再生部15に転送する。このステッ
プS7,S8の処理はステップS9にてストップ操作し
たと判定されるまで繰り返し実行される。ストップ操作
は、着信音として再生している場合は着信ボタンを操作
したことがストップ操作となり、保留音として再生して
いる場合は保留解除ボタンを操作したことがストップ操
作となる。ここで、ストップ操作されたとステップS9
にて判定された場合は、ステップS10に進んでストッ
プコマンドが楽曲再生部15に転送され、楽曲再生部1
5における楽曲再生処理は停止される。同時に、ステッ
プS5に戻り再びスタート操作されるまで待機される。
曲された楽曲の再生が行われるのは、着信音として再生
する場合は着呼した時であり、保留音として再生する場
合は保留ボタンを操作した時であり、その場合に再生さ
れる楽曲は選曲操作により選曲された楽曲とされる。ま
た、選曲操作において着信音、保留音として再生する楽
曲をそれぞれ独立して選曲できるようにして、それぞれ
のスタート操作がされた際にそれぞれ独立した楽曲を再
生できるようにしてもよい。また、選曲操作は随時行え
るようにされているので、着信音、保留音として再生す
る楽曲を任意に選曲することができる。
話機能処理を実行することがメイン処理とされており、
図9に示す楽曲再生補助処理を合わせて実行するように
しても楽曲再生補助処理は軽い処理とされているので、
システムCPU10として高速のCPUとする必要をな
くすことができる。また、FIFO40の記憶容量は3
2ワード分の楽譜データを記憶できる容量としたが、こ
れに限るものではなくシステムRAM11より大幅に少
ない記憶容量とされていればよい。さらに、音色データ
記憶部(Voice RAM)34は8音色分の音色データを記
憶できる記憶容量としたが、これに限るものではなく少
なくとも発音パート数以上の音色数を記憶できる記憶容
量であれば、システムRAM11より大幅に少ない記憶
容量でよい。
部35は、周波数変調方式の音源、すなわちFM音源に
より構成することができる。FM音源は、周波数変調に
よって生じる高調波を楽音の合成に利用したものであ
り、比較的簡単な回路で非調和音を含む高調波成分を持
つ波形を発生することができる。FM音源は、自然楽器
の合成音から電子音まで幅広い楽音を発生することがで
き、その構成の一例を図10に示す。FM音源では、正
弦波を等価的に発振するオペレータと称される発振器を
用いており、図10に示すようにオペレータ1とオペレ
ータ2とを縦続接続して構成したFM音源50は、オペ
レータ1から発振された正弦波を変調信号として、オペ
レータ2に供給することにより、オペレータ2から周波
数変調波FM(t)を発生している。このように、オペ
レータ1は変調信号を発生していることからモジュレー
タ51と称され、オペレータ2は搬送波を発生している
ことからキャリア52と称される。なお、オペレータ1
とオペレータ2とは同様の構成とされている。
相角データωmに応じた傾斜の鋸歯状に変化するピッチ
データがピッチ発生器51cから出力され、このピッチ
データと入力された変調データ“0”が加算器51aで
加算される。加算器51aの出力はサイン波発生器51
bに供給されて、加算器51aから出力された鋸歯状に
変化するピッチデータにより正弦波テーブルを読み出す
ことにより、ピッチデータの変化速度に応じた周波数の
正弦波がサイン波発生器51bから発生される。この正
弦波の振幅は、エンベロープ発生器51dから発生され
る振幅データBにより制御される。このため、サイン波
発生器51bから出力される正弦波は、Bsinωmt
と表せるようになる。
た位相角データωcに応じた傾斜の鋸歯状に変化するピ
ッチデータがピッチ発生器52cから出力され、このピ
ッチデータとモジュレータ51から出力された正弦波で
ある変調信号とが加算器52aで加算される。加算器5
2aの出力はサイン波発生器52bに供給されて、加算
器52aから出力された加算データにより正弦波テーブ
ルを読み出すことにより、加算データの変化率に応じて
変化した正弦波がサイン波発生器52bから発生され
る。この正弦波の振幅は、エンベロープ発生器52dか
ら発生される振幅データAにより制御される。このた
め、サイン波発生器52bから出力される正弦波は、A
sin(ωct+Bsinωmt)と表せるようになる。
このようにキャリア52からの出力FM(t)は周波数
変調されており、上式がFM音源50の基本式となる。
1とキャリア52の構成は同様であるので、自らの出力
をフィードバックして入力するようにしても周波数変調
波を発生することができる。このようなFM音源はフィ
ードバックFM音源と呼ばれ、その構成例を図11に示
す。図11に示すように、フィードバックFM音源60
はオペレータ61とフィードバック回路62から構成さ
れる。オペレータ61においては、入力された位相角デ
ータωmに応じた傾斜の鋸歯状に変化するピッチデータ
がピッチ発生器61cから出力され、このピッチデータ
と入力された変調データ“0”およびフィードバック回
路62の出力とが加算器61aで加算される。加算器6
1aの出力はサイン波発生器61bに供給されて、加算
器61aから出力された加算データにより正弦波テーブ
ルを読み出すことにより、加算データの変化率に応じて
変化する正弦波がサイン波発生器61bから発生され
る。この正弦波の振幅は、エンベロープ発生器61dか
ら発生される振幅データBにより制御される。サイン波
発生器61bの出力は、フィードバック回路62におい
て帰還率βが得られるように制御されて加算器61aに
変調信号として入力される。これにより、サイン波発生
器61bからは周波数変調された出力FM(t)が出力
されるようになる。
リングス系の楽音を発生する場合に好適なFM音源とす
ることができる。このように、FM音源50,60にお
いてはオペレータを単位として、オペレータの接続の仕
方を変更することにより異なる音色の楽音を発生するこ
とができ、オペレータの接続の仕方をアルゴリズムと称
している。上記説明したFM音源では、ピッチ発生器か
ら出力される鋸歯状に変化するピッチデータやエンベロ
ープ発生器から出力される振幅を制御したり、アルゴリ
ズムを変更することにより音色を変更することができ
る。FM音源における所望の音色を得るための音色デー
タはモジュレータ用音色データとキャリア用音色データ
とから構成され、1音色分の音色データ量は、波形メモ
リ音源の音色データ量に比べて非常に少ないデータ量と
することができる。
際における音色データ記憶部(Voice RAM)34に書き
込まれた8音色分の音色データの構成例を図12に示
す。音色データ記憶部(Voice RAM)34に書き込まれ
た音色1,音色2・・・・音色8の8音色分の音色デー
タは、それぞれモジュレータ用音色データとキャリア用
音色データとからなる。このモジュレータ用音色データ
とキャリア用音色データとは、同様のデータフォーマッ
トとされており、そのデータフォーマットを図13に示
す。図13に示すように、モジュレータ用音色データと
キャリア用音色データは、例えば、3ビットのマルチプ
ル設定データ(ML2−ML0)、1ビットのビブラー
トON/OFFデータ(VIB)、1ビットのエンベロ
ープ波形のタイプデータ(EGT)、1ビットのサステ
ィーンON/OFFデータ(SUS)、4ビットのアタ
ックレート設定データ(AR3−AR0)、4ビットの
ディケイレート設定データ(DR3−DR0)、4ビッ
トのサスティーンレベル設定データ(SL3−SL
0)、4ビットのリリースレート設定データ(RR3−
RR0)、1ビットの波形選択データ(WAV)、3ビ
ットのフィードバック量設定データ(FL2−FL
0)、6ビットのトータルレベルデータ(TL5−TL
0)の32ビットのデータからなる。
は、発振周波数倍率を設定するデータであり、マルチプ
ル設定データで指示された倍率を乗算した変化率のピッ
チデータがピッチ発生器から出力されるようになる。マ
ルチプル設定データは、例えば±0.5〜±7までの倍
率を設定することができ、モジュレータ51において使
用すると変調信号の周波数が変更されるようになり、音
色を変化させることができる。また、ビブラートON/
OFFデータ(VIB)は、ビブラートを付与するか否
かを設定するデータである。さらに、エンベロープ波形
のタイプデータ(EGT)は、エンベロープ波形が持続
音のエンベロープか減衰音のエンベロープかを設定する
データである。さらにまた、サスティーンON/OFF
データ(SUS)は、オンと設定されると発音長が終了
したタイミングで、リリースレートが定められた緩傾斜
のリリースレートに切り換わるようになり、オフと設定
されると発音長が終了したタイミングで、設定されたリ
リースレートとなる。
0)は、発音が開始されてから最大音量に達するまでの
時間を設定するデータであり、例えば0.0ms〜3
8.1secの間で時間を設定することができるように
されている。また、ディケイレート設定データ(DR3
−DR0)は、最大音量になってからサスティーンレベ
ルになるまでの減衰時間を設定するデータであり、例え
ば4.47ms〜73.2secの間で減衰時間を設定
することができる。さらに、サスティーンレベル設定デ
ータ(SL3−SL0)は、エンベロープ波形のタイプ
データ(EGT)によりエンベロープ波形が持続音と設
定された際の持続中のレベルを設定するデータである。
(RR3−RR0)は、減衰音の場合は、サスティーン
レベルから発音長終了タイミングになるまでの減衰時間
を設定するデータであり、発音長終了タイミング以後は
定められた急傾斜で減衰するようになる。また、持続音
の場合は、発音終了タイミングから減衰する速さを設定
するデータとなり、レベルが0dBから−48dBにな
るまでの減衰時間で表記され、減衰時間は、例えば4.
47msから73.2secの間で設定することができ
る。さらにまた、波形選択データ(WAV)は、サイン
波発生器が発生する波形を正弦波とするか、半波整流し
た正弦波とするかを設定するデータである。さらにま
た、フィードバック量設定データ(FL2−FL0)
は、図11に示すフィードバックFM音源における帰還
率を設定するデータであり、キャリアのオペレータにの
み有効なデータである。このデータをキャリアに設定す
ることによりストリングス系の音色を発生する際に好適
となる。なお、フィードバック量設定データは、例えば
0〜4πの時間で表記されたデータとされる。さらにま
た、トータルレベルデータ(TL5−TL0)は、全体
音量を設定するデータである。
構成するようにすると、例えば32ビットとされるモジ
ュレータ用音色データと、例えば32ビットとされるキ
ャリア用音色データとからなる、わずか(32×2)ビ
ットで一音色分の音色データを構成することができるよ
うになる。このため、音源部35をFM音源とすると、
音色データ記憶部(Voice RAM)34に記憶される8音
色分のデータ量を8×(32×2)ビット、すなわち6
4バイトとすることができ、音色データ記憶部(Voice
RAM)34の記憶容量を小さくすることができる。さら
に、音色データ記憶部(Voice RAM)34に転送される
音色データの転送速度が遅くても、8音色分の音色デー
タのデータ量が少ないため、十分に短い時間で転送する
ことができる。これにより、CPU10の演算速度が遅
くても高品質の種々の音色の楽曲を再生することができ
るようになる。さらに、ダウンロードセンター6から音
色データをダウンロードする際にも、1音色分の音色デ
ータ量が少ないことから短時間でダウンロードすること
ができる。なお、波形メモリ音源(PCM音源)におけ
る1音色分の音色データ量は数キロバイトにも及ぶこと
があり、FM音源とするとその1音色分の音色データ量
を波形メモリ音源の音色データ量に比べて非常に少ない
データ量とすることができる。
る音源部35の音源方式としては、FM音源方式をあげ
たがこれに限るものではなく、波形メモリ音源(PCM
音源)方式、物理モデル音源方式等とすることができ、
音源の構成としてはDSP等を用いたハードウェア音源
でも、音源プログラムを実行させるソフトウェア音源で
もよい。さらにまた、楽譜データは図4に示すフォーマ
ットとしたが、本発明はこれに限るものではなく、時間
情報を付加したMIDI形態やSMF(Standard MIDIF
ile)形式の楽譜データとして転送するようにしてもよ
い。
種類の音色データを記憶できる容量とされた音色データ
記憶手段に、インタフェース手段を介して転送された音
色データを記憶するようにしたので、音色データ記憶手
段の記憶容量が小さくても音色データにおけるパラメー
タを高音質の音色を得るに十分なデータ量とすることが
できる。これにより、高音質の音色の楽曲を再生するこ
とができるようになる。また、楽曲再生手段の外部に設
けられた記憶手段に記憶されている多くの音色データか
ら楽曲を再生するに必要とされる音色データだけを楽曲
再生手段に転送して、音色データ記憶手段に記憶するよ
うにしているため、音色データ記憶手段の記憶容量が小
さくても再生される楽曲の音色として、種々の種類の音
色データを選択することができるようになる。さらに、
外部の記憶手段に通信回線を通じて音色データをダウン
ロードすることにより、より音色データの選択範囲を増
加することができる。
手段に必要な音色データを読み出して楽曲再生手段に送
る処理をするだけでよく楽曲再生処理を行う必要がない
ので、低速の演算処理手段を用いても高品質の楽曲を再
生することができるようになる。さらにまた、電話端末
装置に備えられる楽曲再生手段の音源手段を周波数変調
方式とすると、周波数変調方式の音源手段では音色デー
タ量を波形メモリ音源(PCM音源)方式における音色
データ量に比べて非常に少なくすることができる。これ
により、演算処理手段の演算速度が遅い等により音色デ
ータを伝送する伝送路の速度が遅くても、高品質の種々
の音色の楽曲を再生することのできる電話端末装置とす
ることができる。さらに、音色データ量が少ないことか
ら、音色データ記憶手段の容量がより小さくても高品質
の音色の楽曲を再生することのできる音色データを記憶
することができるようになる。また、ダウンロードセン
ターから音色データをダウンロードする際にも、1音色
分の音色データ量が少ないことから短時間でダウンロー
ドすることができる。
楽曲再生装置を携帯電話機に適用した際に、携帯電話機
に楽曲データをダウンロードする概念図である。
楽曲再生装置を携帯電話機に適用した実施の形態の構成
例を示す図である。
楽曲再生装置の実施の形態である楽曲再生部の構成例を
示す図である。
楽譜データのデータ構成例を示す図である。
音色データ記憶部(Voice RAM)に書き込まれた8音色
分の音色データの構成例を示す図である。
音色割当データの構成例を示す図である。
FIFOの詳細構成を示す図である。
FIFOの動作を説明するための図である。
機におけるシステムCPUが実行する楽曲再生補助処理
のフローチャートである。
る音源部の一例である周波数変調方式の音源部の構成を
示す図である。
る音源部の一例である周波数変調方式の音源部の他の構
成を示す図である。
る音源部を周波数変調方式の音源部とした際に、音色デ
ータ記憶部(Voice RAM)に書き込まれた8音色分の音
色データの構成例を示す図である。
ットを示す図である。
局、3 移動交換局、4関門交換局、5a,5b,5c
一般電話交換局、6 ダウンロードセンター、10
システムCPU、11 システムRAM、12 システ
ムROM、13通信部、14 音声処理部、15 楽曲
再生部、16 インタフェース、17入力部、18 表
示部、19 バイブレータ、20 外部機器、21 マ
イク、22 受話用スピーカ、23 着信用スピーカ、
24 バス、30 インタフェース、32 デコーダ、
33 シーケンサ、34 音色データ記憶手段(VoiceR
AM)、35 音源部、36 DAC、37 ミキサ、4
0 RAM、41 書込アドレスカウンタ、42 読出
アドレスカウンタ、43 ラッチ回路、44比較回路、
45 アップ/ダウンカウンタ、50 FM音源、51
モジュレータ、52 キャリア、60 FM音源、6
1 オペレータ、101 携帯電話機
Claims (7)
- 【請求項1】 楽曲再生機能を有していないと共に電話
機能処理をメイン処理とするシステム制御手段が内蔵さ
れている携帯電話装置において楽曲再生を行う楽曲再生
装置であって、 データを授受するインタフェース手段と、 該インタフェース手段を介して取り込まれた楽曲データ
のうちの楽譜データを記憶すると共に、記憶できる楽譜
データ量が限られている楽譜データ記憶手段と、 前記インタフェース手段を介して取り込まれた楽曲デー
タのうちの音色データを記憶すると共に、限られた種類
の音色データを記憶できる容量とされた音色データ記憶
手段と、 前記楽譜データ記憶手段の空き容量を監視する監視手段
と、 前記楽譜データ記憶手段に記憶された楽譜データに基づ
く発音パラメータを発生すると共に、前記楽譜データを
解釈して、該楽譜データに含まれる音色指定データに対
応する音色データを前記音色データ記憶手段から読み出
して、音源手段に設定する演奏制御手段と、 該演奏制御手段から与えられる発音パラメータおよび設
定された前記音色データに従い楽音を合成する音源手段
とを備え、 前記楽譜データ記憶手段に所定量の空きエリアが発生し
た際に、前記監視手段は、前記システム制御手段にデー
タ転送要求を通知し、前記システム制御手段がシステム
記憶手段から読み出した続く楽譜データを、前記インタ
フェース手段を介して取り込み、前記楽譜データ記憶手
段の前記空きエリアに記憶するようにしたことを特徴と
する楽曲再生装置。 - 【請求項2】 前記音源手段は、前記音色データ記憶手
段に記憶された音色データの音色種類数以下のパート数
の同時発音が可能とされており、前記演奏制御手段は、
前記楽譜データを解釈して、前記パートのそれぞれに音
色を割り当てる前記楽譜データに含まれる音色割当デー
タに対応する音色データを、前記音色データ記憶手段か
らそれぞれ読み出して、前記音源手段の各パートに設定
するようにしたことを特徴とする請求項1記載の楽曲再
生装置。 - 【請求項3】 電話機能処理をメイン処理とするシステ
ム制御手段と、楽譜データと音色データとからなる楽曲
データが少なくとも記憶される前記システム制御手段に
より管理されているシステム記憶手段と、楽曲データか
ら楽音を再生する楽曲再生手段とからなる楽曲再生機能
を備える携帯電話装置であって、 前記楽曲再生手段は、 データを授受するインタフェース手段と、該インタフェ
ース手段を介して取り込まれた楽曲データのうちの楽譜
データを記憶すると共に、記憶できる楽譜データ量が限
られている楽譜データ記憶手段と、 前記インタフェース手段を介して取り込まれた楽曲デー
タのうちの音色データを記憶すると共に、限られた種類
の音色データを記憶できる容量とされた音色データ記憶
手段と、 前記楽譜データ記憶手段の空き容量を監視する監視手段
と、 前記楽譜データ記憶手段に記憶された楽譜データに基づ
く発音パラメータを発生すると共に、前記楽譜データを
解釈して、該楽譜データに含まれる音色指定データに対
応する音色データを前記音色データ記憶手段から読み出
して、音源手段に設定する演奏制御手段と、 該演奏制御手段から与えられる発音パラメータおよび設
定された前記音色データに従い楽音を合成する音源手段
とからなり、 前記楽譜データ記憶手段に所定量の空きエリアが発生し
た際に、前記監視手段は、前記システム制御手段にデー
タ転送要求を通知し、前記システム制御手段が前記シス
テム記憶手段から読み出した続く楽譜データを、前記イ
ンタフェース手段を介して取り込み、前記楽譜データ記
憶手段の前記空きエリアに記憶するようにしたことを特
徴とする楽曲再生機能を備える携帯電話装置。 - 【請求項4】 前記記憶手段には多数の種類の音色デー
タが少なくとも記憶されており、前記音源手段は、前記
音色データ記憶手段に記憶された前記記憶手段から転送
された音色データの音色種類数以下のパート数の同時発
音が可能とされており、前記演奏制御手段は、前記楽譜
データを解釈して、前記パートのそれぞれに音色を割り
当てる前記楽譜データに含まれる音色割当データに対応
する音色データを、前記音色データ記憶手段からそれぞ
れ読み出して、前記音源手段の各パートに設定するよう
にしたことを特徴とする請求項3記載の楽曲再生機能を
備える携帯電話装置。 - 【請求項5】 通信回線を通じて楽譜データあるいは音
色データを前記記憶手段にダウンロードする通信機能手
段が、さらに備えられていることを特徴とする請求項3
または4のいずれかに記載の楽曲再生機能を備える携帯
電話装置。 - 【請求項6】 限られた種類の音色データを記憶できる
容量とされた音色データ記憶手段に、インタフェース手
段を介して電話機能処理をメイン処理とするシステム制
御手段により転送された楽曲データのうちの音色データ
を記憶するステップと、 記憶できる楽譜データ量が限られている楽譜データ記憶
手段に、インタフェース手段を介して楽曲再生処理以外
の処理をメイン処理とするシステム制御手段により転送
された楽曲データのうちの楽譜データを記憶するステッ
プと、 演奏制御手段が、前記楽譜データ記憶手段に記憶された
楽譜データに基づく発音パラメータを発生すると共に、
前記楽譜データを解釈して、該楽譜データに含まれる音
色指定データに対応する音色データを前記音色データ記
憶手段から読み出して、音源手段に設定するステップ
と、 前記音源手段が、前記演奏制御手段から与えられる発音
パラメータおよび設定された前記音色データに従い楽音
を合成するステップと、 前記楽譜データ記憶手段に所定量の空きエリアが発生し
た際に、前記楽譜データ記憶手段の空き容量を監視する
監視手段が、前記システム制御手段にデータ転送要求を
通知し、前記システム制御手段がシステム記憶手段から
読み出した続く楽譜データを、前記インタフェース手段
を介して取り込み、前記楽譜データ記憶手段の前記空き
エリアに記憶するようにしたステップとを備え、 前記システム制御手段が内蔵されている携帯電話装置に
おいて楽音を再生するようにした ことを特徴とする楽曲
再生方法。 - 【請求項7】 前記音色データ記憶手段に記憶された音
色データの音色種類数以下のパート数の同時発音が可能
とされた前記音源手段の各パートに、前記演奏制御手段
が前記楽譜データを解釈して、前記パートのそれぞれに
音色を割り当てる前記楽譜データに含まれる音色割当デ
ータに対応する音色データを、前記音色データ記憶手段
からそれぞれ読み出して設定するステップと、 をさらに備えることを特徴とする請求項6記載の楽曲再
生方法。
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