JP3722015B2 - 楽音生成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、ポリフォニック発音を行うことのできる楽音生成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のハードウェア楽音生成装置の構成例を図11に示す。図11において、CPU(Central Processing Unit)110は、SMF(Standard MIDI File)データやSMAF(Synthetic Music Mobile Application Format)データ等の楽曲シーケンスデータからなる音楽コンテンツデータ111を音源ハードウェア115に供給する。音源ハードウェア115には、複数の発音子を有し、複数のボイス(発音チャンネルともいう)の楽音を発生することのできる音源部133と、前記楽曲シーケンスデータを解釈し、音源部133に固有の制御データを所定のタイミングで供給するシーケンサ132とが備えられている。シーケンサ132は、SMFデータやSMAFデータを音源部133に固有の制御データ(前記複数の発音子に供給する発音制御パラメータなど)に変換するハードウェア固有制御データ変換部132aと、制御データ中の時間管理情報に従って、楽音の発音を制御する時間管理部132bとを有している。
【0003】
このように構成されたハードウェア楽音生成装置においては、楽音を再生する際に、楽曲シーケンスデータ中に含まれているイベントとイベントの時間間隔を示すインターバルデータや発音期間を示すゲートタイムデータに基づくタイミングにおいて、時間管理部132bがハードウェア固有制御データ変換部132aにデータ出力の指示を与えている。これを受けて、ハードウェア固有制御データ変換部132aは、変換したハードウェア固有制御データを音源部133に出力する。音源部133では、供給されたハードウェア固有制御データに基づいて前記複数の発音子がそれぞれのボイスの楽音を生成して出力する。これにより、前記楽曲シーケンスデータに基づいた楽曲が再生される。
【0004】
図12は、従来の楽音生成装置の他の構成例を示す図である。この図に示す楽音生成装置は、前述したハードウェア楽音生成装置において音源ハードウェア115中に設けられていたシーケンサ132をCPUによるソフトウェア処理により実現するようにしたものである。
図12において、音源ハードウェア215は前述の音源部133と同様の複数の発音子を有する音源部233を備えている。また、シーケンサ機能手段232は、CPU210がシーケンサプログラムを実行することにより実現されるものであり、ハードウェア固有制御データ変換手段210aと、時間管理手段210bとからなっている。ハードウェア固有制御データ変換手段210aは、SMFデータやSMAFデータなどの楽曲シーケンスデータ211を音源ハードウェア215に固有の制御データに変換する手段であり、時間管理手段210bは、データ中の時間管理情報に従って、楽音を発音するタイミングを制御する手段である。楽曲シーケンスデータはイベント間の時間間隔を示す時間情報とイベント情報の組の系列で構成されている。前記ハードウェア固有制御データ変換手段210aは、前記音源部233における発音子に関するパラメータなどの音源部233に固有の情報を参照して、前記楽曲シーケンスデータ211中のイベント情報に基づき音源部233に固有のハードウェア固有制御データを生成し、前記時間管理手段210bの制御のもとに前記時間情報により決定されるタイミングで該ハードウェア固有制御データを音源部233に出力する。音源部233では、前記CPU210より送られたハードウェア固有制御データを各発音子対応にパラメータを記憶する音源制御レジスタに書き込み、該音源制御レジスタの記憶内容に基づいて、前記各発音子がそれぞれのボイスの楽音を生成する。
【0005】
通常、複数のボイスを有し複数の音色を同時に出力することのできる音源においては、チャンネル(パート)に対し、空いている発音子を動的に割り当てるDVA(dynamic voice allocation)方式が採用されている。すなわち、どの発音子がどのチャンネル(パート)の楽音を発生するかは固定されていない。前記ハードウェア固有制御データ変換手段210aは、前記イベント情報をそれに対応するハードウェア固有制御データに変換するとき、チャンネルと音色との対応関係を記憶する音色テーブルと、音源部233内の各発音子(ボイス)の使用状況を記憶したボイスアサインテーブルとを用い、前記イベント情報に応じてこれらテーブルを参照して、音源部233を制御するハードウェア固有制御データを作成し、前記時間管理手段210bにより指示されたタイミングで前記音源部233に送出する。ここで、前記ハードウェア固有制御データは、前記各発音子に対する発音制御パラメータであり、前記音源部233の各発音子は、ハードウェア固有制御データにより直接制御され、対応するボイスの楽音が生成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記図11に示したようなハードウェア楽音生成装置においては、CPU110は、楽曲再生時に、ただ単に楽曲シーケンスデータ111を音源ハードウェア115に送出する処理を実行するだけでよいためその処理負担は小さいが、シーケンサ132が音楽コンテンツデータの変換および時間管理を行っていることから、シーケンサ132の構成が複雑となってしまうことになる。これにより、シーケンサ132の回路規模が大きくなりコストアップになるという問題点があった。また、新しいフォーマットの音楽コンテンツデータが提案された場合、それに対応することが困難であるという問題点もある。
一方、前記図12に示したようなシーケンサ機能をソフトウェアで実現する楽音生成装置においては、CPU210が音楽コンテンツデータの変換および時間管理を行っていることから、楽曲再生のためのCPU210の処理負担が大きくなってしまうことになる。例えば、あるチャンネルの楽音のボリュームを変更するようなイベントがあった場合には、そのチャンネルの楽音を発生している全ての発音子に対し、それぞれ制御データを作成して送出することとなり、音源に対し多くの制御データを作成し送出することが必要となってしまう。したがって、より高速なCPUが要求され、特に、CPUが通信制御等の重要度の高い他の処理をメインに行うものである場合には、シーケンサ処理を行うために高価な高速のCPUが必要になるという問題点があった。
【0007】
そこで、本発明は、新規なフォーマットの音楽コンテンツデータにも対応することができるとともに、音源ハードウエアを制御するためのソフトウェア負荷が小さく、制御するデータ量も少なくて済み、かつ、ハードウエア量も大きくならない楽音生成装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の楽音生成装置は、各発音子毎のイベントデータと複数の発音子間で共有されるイベントデータとからなるイベントデータ及び時間管理データで構成される楽曲シーケンスデータに基づいて楽音を生成する、ソフトウェア処理手段と音源ハードウエア手段とで構成される楽音生成装置であって、前記ソフトウェア処理手段は、前記楽曲シーケンスデータ中の前記イベントデータを逐次解釈し、イベントデータに対応する制御データと該制御データを記憶すべき音源制御レジスタのアドレスを示すインデックス情報とで構成される音源制御レジスタライトデータに変換して、前記楽曲シーケンスデータを前記時間管理データと前記音源制御レジスタライトデータとで構成される音源ハードウエア制御データに変換するものであり、前記音源ハードウエア手段は、複数の発音子と、各発音子毎に設定すべき制御データと複数の発音子間で共有される制御データとを分離して記憶する音源制御レジスタとを有する音源装置と、前記ソフトウェア処理手段に対して前記音源ハードウエア制御データの転送を要求するとともに転送された音源ハードウエア制御データを記憶するFIFO手段と、該FIFO手段から与えられる前記音源ハードウエア制御データに基づいて前記音源制御レジスタに前記制御データを書き込むシーケンサ手段であって、前記時間管理データに従うタイミングで、対応するインデックス情報により指定される前記音源制御レジスタのアドレスに、対応する制御データを書き込むシーケンサ手段とを有し、前記各発音子は、前記音源制御レジスタに分離して記憶されている各発音子毎に設定される制御データと複数の発音子間で共有される制御データの両者に対応して楽音を発生するように構成されているものである。
【0010】
このような本発明の楽音発生装置によれば、各発音子の発音に関するパラメータを各発音子毎に設定されるパラメータと複数の発音子間で共有されるパラメータとに分離して記憶するパラメータ記憶部(音源制御レジスタ)を設け、各発音子が前記各発音子毎に設定されるパラメータと複数の発音子間で共有されるパラメータの両者に対応して楽音を発生するように構成されているため、シーケンサ手段から音源装置に供給する場合に複数の発音子間で共有されるパラメータについては、各発音子毎の制御パラメータとして供給することなく複数の発音子間で共有されるパラメータとしてそのまま供給するだけでよい。したがって、シーケンサ手段における楽曲シーケンスデータから音源装置に供給する制御データへの変換処理が簡略になるとともに、シーケンサ手段から音源装置に供給する制御パラメータの量を低減することができる。これにより、シーケンサ処理の処理負担を軽減することが可能となる。また、新規なフォーマットにも容易に対応することが可能であり、音源装置のハードウェア量の増加も抑えることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の楽音生成装置は、様々な機器に適用することができるものであるが、ここでは、本発明の楽音生成装置を携帯端末装置(例えば、携帯電話機)に適用した実施の形態について説明する。
図1は、本発明の楽音生成装置を搭載した携帯電話機の一構成例を示す図である。この図において、携帯電話機1は、一般にリトラクタブルとされたアンテナ25を備えており、基地局2と無線回線により接続可能とされている。アンテナ25は変調・復調機能を有する通信部13に接続されている。中央処理装置(CPU)10は、電話機能プログラムを実行することにより携帯電話機1の各部の動作を制御するシステム制御部であり、動作時の経過時間を示したり、特定の時間間隔でタイマ割込を発生するタイマを備えている。また、CPU10は後述するデータ変換処理等の楽音生成関連処理を行う。RAM11は基地局2を介して接続したダウンロードセンター等からダウンロードされた音楽コンテンツデータの格納エリアや該音楽コンテンツデータを変換した音源ハードウェア制御データの格納エリア、および、CPU10のワークエリア等が設定されるRAM(Random Access Memory)である。ROM12はCPU10が実行する送信や着信の各種電話機能プログラムや楽音生成関連処理プログラム等の各種プログラム、および、プリセットされた音源ハードウェア制御データ等の各種データが格納されているROM(Read Only Memory)である。
【0012】
また、通信部13は、アンテナ25で受信された信号の復調を行うと共に、送信する信号を変調してアンテナ25に供給している。通信部13で復調された受話信号は、音声処理部(コーダ/デコーダ)14において復号され、マイク21から入力された通話信号は音声処理部14において圧縮符号化される。音声処理部14は、音声を高能率圧縮符号化/復号化しており、例えばCELP(Code Excited LPC )系やADPCM(適応差分PCM符号化)方式のコーダ/デコーダとされている。音源ハードウェア15は、音声処理部14からの受話信号を受話用スピーカ22から放音したり、変換された音源ハードウェア制御データを再生することにより着信メロディや保留音などの楽音を生成して出力することができる。なお、着信メロディは着信用スピーカ23から放音され、保留音は受話信号とミキシングされて受話用スピーカ22から放音される。
【0013】
さらに、インターフェース(I/F)16は、パーソナルコンピュータ等の外部機器20から音楽コンテンツデータ等を読み込むためのインターフェースである。入力部17は携帯電話機1に備えられた「0」から「9」のダイヤルボタンや各種ボタンから構成される入力手段である。表示部18は電話機能のメニューや、ダイヤルボタン等のボタンの操作に応じた表示がされる表示器である。バイブレータ19は、着信時に着信音に代えて携帯電話機1の本体を振動させることにより、着信をユーザに知らせるバイブレータである。なお、各機能ブロックはバス24を介してデータ等の授受を行っている。
【0014】
図2は、このような携帯電話機に適用された本発明の楽音生成装置の機能ブロック図である。
この図に示すように、本発明の楽音生成装置においては、CPU10中にデータ読出書込制御手段10aと音源ハードウェア制御データ変換手段10b(いずれも、ソフトウェアにより実現されている)が設けられており、音源ハードウェア15中にシーケンサ32と音源部33が設けられている。すなわち、本発明の楽音生成装置においては、CPU10におけるソフトウェア処理による音源ハードウェア制御データ変換手段10bにより、シーケンサ機能の一部であるハードウェア固有制御データ変換が実現されている。そして、音源ハードウェア15中のシーケンサ32はシーケンサ機能の内の時間管理を担当している。
また、本発明の音源ハードウェア15中に設けられた音源部33は、各発音子に対する制御パラメータを記憶する音源制御レジスタ34中に、各発音子毎にそれに対する制御パラメータを記憶するボイスパラメータ領域34aと、各チャンネル(パート)対応にそのパートの楽音を制御するための制御パラメータを記憶するチャンネルパラメータ領域34bの2つの領域が設けられている。そして、本発明における各発音子は、前記ボイスパラメータ領域34aに設定された制御パラメータと前記チャンネルパラメータ領域34bに設定された制御パラメータの両者に応じてそのボイスを生成する。
【0015】
以下、図2に示した楽音生成装置の構成および動作について詳細に説明する。なお、この図においては、前記受話用スピーカ22,着信用スピーカ23およびそれに関連する構成を省略して示している。また、図中のCPU10と音源ハードウェア15あるいはRAM11とはバス24を介してデータの授受を行っている。
図2において、RAM11には、SMFデータやSMAFデータなどの楽曲シーケンスデータを格納する楽曲ファイル記憶領域11a、CPU10の音源ハードウェア制御データ変換手段10bにより前記楽曲シーケンスデータから変換された音源ハードウェア制御データを記憶する音源ハードウェア制御データ記憶領域11bが設けられている。また、楽曲を再生するときには、チャンネル(SMFの場合にはMIDIチャンネル、SMAFの場合にはパート)と音色との対応関係を記憶する音色テーブル11cおよび音源部33内の各発音子の使用状況を管理するボイスアサインテーブル11dが記憶されることとなる。
【0016】
CPU10は、処理に余裕があったり空き時間等があるとき、あるいは音楽コンテンツデータの再生指示があった場合に、RAM11の楽曲ファイル記憶領域11aから音楽コンテンツデータを読み出して音源ハードウェア制御データに変換する変換処理を実行し、変換後の音源ハードウェア制御データをRAM11の音源ハードウェア制御データ記憶領域11bに格納している。音楽コンテンツデータを音源ハードウェア制御データに変換する際には、データ読出書込制御手段10aがRAM11の楽曲ファイル記憶領域11aから変換すべき音楽コンテンツデータを先頭から順次読み出して、音源ハードウェア制御データ変換手段10bに供給する。音源ハードウェア制御データ変換手段10bは、供給された音楽コンテンツデータを解釈して逐次音源ハードウェア制御データに変換する。変換された音源ハードウェア制御データは、データ読出書込制御手段10aがRAM11の音源ハードウェア制御データ記憶領域11bに順次書き込む。これにより、CPU10は音楽コンテンツデータを音源ハードウェア制御データに変換することができる。なお、CPU10によるデータ変換処理を行いながら楽音の再生を行う場合は、データ読出書込制御手段10aは音源ハードウェア15のFIFO(First-In First-Out)バッファ31に変換された音源ハードウェア制御データfを書き込むようにする。
【0017】
図3を参照して、前記音源ハードウェア制御データ変換部10bによるデータ変換処理について説明する。前記SMFデータあるいはSMAFデータは、イベントとイベントの間の時間間隔を示すデュレーションデータとイベントデータの組がシーケンス順に配置された形式となっている。すなわち、図3に示すように、前のイベントとイベント1との間の時間間隔を示すデュレーション1(イベント1は先頭イベントであるので、デュレーション1は値0とされている。)とイベント1、イベント1とイベント2の間の時間間隔を示すデュレーション2とイベント2、イベント2とイベント3の時間間隔を示すデュレーション3とイベント3、…というように、各イベント間の時間間隔を示すデュレーション情報とイベント情報の組が発生順に配置されている。
前記音源ハードウェア制御データ変換部10bでは、前記デュレーション情報(デュレーション1、デュレーション2、…)に基づいて各デュレーション情報に対応する時間管理情報(Timer)を生成する。また、前記イベント情報(イベント1、イベント2、…)から、各イベントに対応する音源制御レジスタライトデータを生成する。この音源制御レジスタライトデータは、そのイベント情報に対応する制御データを記憶すべき音源制御レジスタのアドレスを示すインデックス情報(Index)とその制御データ(Data)とからなっている。そして、これらのデータを結合して1つのパケットデータを作成する。すなわち、デュレーション情報とイベント情報の組から1つのパケットデータである音源ハードウェア制御データを作成する。
【0018】
前述のように、音源部33内の音源制御レジスタ34は、各発音子毎に設定される発音制御パラメータを記憶するボイスパラメータ領域34aとチャンネル(パート)毎に設定されるパラメータを記憶するチャンネルパラメータ領域34bとに分離されている。前記インデックス情報は、制御データを書き込むべき前記音源制御レジスタ34のアドレスを示すものであり、このインデックス情報により、各発音子に対する制御パラメータはボイスパラメータ領域34a内のその発音子の制御パラメータ記憶領域に書き込まれ、チャンネルに対する発音制御パラメータはチャンネルパラメータ領域34bのそのチャンネルに対応する記憶領域に書き込まれることとなる。後述するように、1つのチャンネルの楽音を複数の発音子で発音させているときには、チャンネルパラメータ領域34bに制御パラメータを書き込むことにより、そのチャンネルに属する全ての発音子に対してその制御パラメータを供給することができる。
【0019】
図4は、SMFデータやSMAFデータなどの楽曲シーケンスデータに含まれている各種イベント情報の例を示す図である。前記イベント情報としては、楽音の発生/停止を指示するキーオン/キーオフイベント、各チャンネル(パート)の音色を変更するプログラム変更イベント、各チャンネルの楽音を制御するチャンネルボリューム変更イベント、パンポット変更イベント、ビブラート変更イベント、ピッチベンド変更イベントなどの各種コントロール変更イベントがある。図4に示すように、キーオンイベントは、イベント種類(キーオンイベント)を示すブロック、そのイベントのチャンネル番号(#CH)を示すブロック、その音高を示すキーコード(KCD)が格納されているデータブロック、および、その強度を示すベロシティ(Velocity)が格納されているデータブロックから構成されている。また、キーオフイベントは、そのイベント種類(キーオフ)を示すブロック、チャンネル番号(#CH)を示すブロックおよびキーコードが格納されたデータブロックからなる。
コントロール変更イベントには、チャンネルボリューム変更イベント、パンポット変更イベント、ビブラート変更イベント、ピッチベンド変更イベントなどがある。図示するように、これらのイベントは、いずれも、そのイベントの種類を示す情報、チャンネル(#CH)を示す情報、および、その内容(変更量)を示すデータから構成されている。
また、プログラムチェンジイベントは、音色を変更するイベントであり、そのイベントの種類を示す情報、チャンネルを示す情報およびその音色を示す音色番号からなるデータから構成されている。このプログラムチェンジイベントにより、音色テーブルが書き換えられることとなる。
【0020】
前記図12に示した従来技術においては、前記ハードウェア固有制御データ変換手段210a(図12)において、各チャンネルの楽音を制御するコントロール変更イベントをハードウェア固有制御データに変換するときに、そのイベントにより指定されたチャンネルの楽音を発生している1又は複数の発音子を特定し、該発音子それぞれに対してハードウェア固有制御データを作成するようにしていた。これに対し本発明においては、音源制御レジスタ34にボイスパラメータ領域34aとチャンネルパラメータ領域34bとが別個に設けられているため、各チャンネルの楽音を制御するコントロール変更イベント(チャンネルボリューム変更イベント、パンポット変更イベント、ビブラート変更イベント、ピッチベンド変更イベントなど)については、そのイベントに対応する制御パラメータを作成し、それを前記チャンネルパラメータ領域34bに送出するようにすればよい。したがって、音源ハードウェア制御データ変換処理が簡略になるとともに、音源ハードウェア15に対して送出する制御データ量も少なくすることができる。
【0021】
このようにして変換された音源ハードウェア制御データ(パケットデータとなっている)は、楽音再生時に、データ読出書込制御手段10aにより音源ハードウェア15に供給される。
図2に示すように、音源ハードウェア15は、CPU10から供給される音源ハードウェア制御データを格納するFIFOバッファ31を備え、シーケンサ32はこのFIFOバッファ31から順次音源ハードウェア制御データを読み出している。FIFOバッファ31は音源ハードウェア制御データを所定量格納できる先入れ先出し方式の記憶手段であり、先に書き込まれた音源ハードウェア制御データから順次読み出されるようにされている。また、FIFOバッファ31から音源ハードウェア制御データが読み出されて所定量の空きエリアがFIFOバッファ31に発生した際には、FIFOバッファ31はFIFOデータリクエスト信号eをCPU10のデータ読出書込制御手段10aに送り、続く音源ハードウェア制御データfをFIFOバッファ31に転送するように要求している。これにより、小さい容量のFIFOバッファ31を用いても大きなデータ量とされる音源ハードウェア制御データの楽曲を再生することができる。
【0022】
音源ハードウェア15におけるシーケンサ32は、データデコード回路32bを備え、データデコード回路32bはFIFOバッファ31から読み出した音源ハードウェア制御データパケットを、時間管理情報と音源制御レジスタライトデータとに分離している。音源制御レジスタライトデータcはインデックス情報(Index)と制御データ(Data)で構成されており、楽音生成用のパラメータである制御データ(Data)は、レジスタライトコントローラ32cの制御の基で、音源部33の音源制御レジスタ34のインデックス情報(Index)により指定されるアドレスに書き込まれる。レジスタライトコントローラ32cは、レジスタライト許可信号dが出力されたタイミングで制御データ(Data)を音源制御レジスタ34に書き込むが、レジスタライト許可信号dは、時間管理情報のデュレーションの値やゲートタイムの値とカウンタ(タイマー)32aのカウント値が一致したタイミングで出力される。
【0023】
シーケンサ32におけるカウンタ32aは基準時間(例えば、1ms)毎に出力されるクロックを計数しており、この計数はCPU10から出力されるシーケンサスタート信号gが印加された際に開始される。これにより、シーケンサ32はシーケンサ処理をスタートし、カウンタ32aが計数を開始すると、カウンタ32aはデータデコードスタート信号aをデータデコード回路32bに印加する。これを受けて、データデコード回路32bはFIFOバッファ31から音源ハードウェア制御データパケットを読み出して、時間管理情報(Timer)を分離する。分離された時間管理情報bはカウンタ32aへ送られる。そして、カウンタ32aにおいてカウント値が時間管理情報b以上となった際に、カウンタ32aはレジスタライト許可信号dをレジスタライトコントローラ32cに印加して、データデコード回路32bで分離された制御データ(Data)を音源制御レジスタ34のインデックス情報(Index)により指定されるアドレスに書き込む。これにより、音源部33においてその制御データ(Data)に基づく楽音が生成されて出力されるようになる。ここで、前記インデックス情報(Index)が前記チャンネルパラメータ領域34b内のアドレスであるときは、その制御データ(Data)は、そのチャンネルに属する全ての発音子に供給されることとなる。
次いで、データデコード回路32bはFIFOバッファ31から次の音源ハードウェア制御データパケットを読み出す。
【0024】
そして、データデコード回路32bはFIFOバッファ31から読み出した次の音源ハードウェア制御データパケットから次の時間管理情報を分離して、上述した処理と同様の処理を繰り返し行う。すなわち、カウンタ32aにおいてカウント値が次の時間管理情報b以上となった際に、カウンタ32aはレジスタライト許可信号dをレジスタライトコントローラ32cに印加して、データデコード回路32bで分離された次の音源制御レジスタライトデータのうちの制御データ(Data)を音源制御レジスタ34のインデックス情報(Index)により指定されるアドレスに書き込む。これにより、音源部33において次の音源制御レジスタライトデータに基づく楽音が生成されて出力される。次いでデータデコード回路32bは、FIFOバッファ31から次の次の音源ハードウェア制御データを読み出す。このようにFIFOバッファ31から順次音源ハードウェア制御データを読み出していくことにより、音源部33において楽音が再生されていくようになる。
【0025】
図2に示すように、本発明のこの実施の形態における音源部33中には、前述した音源制御レジスタ34、FM音源部35、波形メモリ音源部(WT音源部)36および音色メモリ37などが設けられている。なお、ここでは、FM音源部35とWT音源部36をともに有するものとしたが、いずれか一方のみを有するものとしてもよく、同時発音数(ポリフォニック数)も下に例示する数に限られることはない。
図5は、前記音源部33中に設けられているFM音源部35およびWT音源部36の要部構成を示す図である。この図に示した例では、FM音源部35は、16音を同時に発生することができるポリフォニックFM音源であり、図示するように同時発音数に対応する数の発音子を有している。また、WT音源部36は8音を同時に発生することができるPCM方式あるいはADPCM方式の波形テーブル音源であり、8個の発音子を有している。図示するように、FM音源部35およびWT音源部36のいずれにおいても、各発音子において生成された楽音出力は、ミュート、ボイスボリューム、チャンネルボリュームの各パラメータに対応する係数を乗算する増幅器によりそれぞれ対応する係数を乗算され、右チャンネル、左チャンネルの各チャンネルに分離された後、パンポットパラメータに対応する係数をそれぞれ乗算された後、合成されて出力される。各音源部35、36からの左右チャンネルの出力はさらに合成され、図示しないD/A変換部でアナログ信号に変換され、図示しないスピーカから出力されることとなる。
【0026】
図6は、前記音源制御レジスタ34の一構成例を示す図である。この図に示した例では、音源制御レジスタ34のアドレス#0〜#143の144ワード(1ワードはD0〜D6の7ビット)は前記ボイスパラメータ領域34aとされており、アドレス#144〜#223の80ワードは前記チャンネルパラメータ領域34bとされている。前記ボイスパラメータ領域34aは、FMのボイス#0〜#15の16音、WTのボイス#0〜#7の8音の各ボイスそれぞれに対して6ワードずつのデータとされており、各ボイスにおける第1番目と第2番目のワードは、そのボイス(発音子)に割り当てられた音色を示すパラメータ、すなわち、その音色の音色データの音色メモリ37におけるアドレスが記憶される。また、第3番目のワードにはそのボイスに設定される音量を示すボイスボリューム(VoVol)パラメータ(5ビット)が記憶される。第4番目のワードには、そのボイスの1オクターブ分の周波数情報を示すFナンバの上位3ビット(FNUM(H))とその発音音程のオクターブを指定するブロックパラメータ(BLOCK、3ビット)が記憶され、第5番目のワードには、Fナンバの下位7ビット(FNUM(L))が記憶される。さらに、第6番目のワードには、値が”1”でキーオン、”0”でキーオフを示す1ビットのキーオンパラメータ(KeyOn)、値が”1”でミュート、”0”でスルーを示すミュートボリューム設定用のミュートパラメータ(Mute)、値が”1”でエンベロープジェネレータをリセット、”0”で通常状態を示すリセットパラメータ(RST)、および、そのボイスに関連付けるチャンネルパラメータ番号を指定する4ビットのチャンネルパラメータ(#CH)が記憶される。以上の各ボイスパラメータは、FM、WTいずれのボイスについても同様である。
【0027】
また、前記チャンネルパラメータ領域34bのアドレス#144〜#159には、チャンネル毎に設定する音量を指定するチャンネルボリュームパラメータ(ChVol、5ビット)が、各チャンネルにつき1ワードずつ使用して16チャンネル分記憶される。
さらに、前記チャンネルパラメータ領域34bのアドレス#160〜#175には、チャンネル毎に設定する左右バランスを指定するパンポットパラメータ(Panpot、5ビット)が、各チャンネルにつき1ワードずつ使用して16チャンネル分記憶される。
さらにまた、前記チャンネルパラメータ領域34bのアドレス#176〜#191には、チャンネル毎に設定するビブラート変調の変更を示すビブラート変調パラメータ(XVB、3ビット)が、各チャンネルにつき1ワードずつ使用して16チャンネル分記憶される。
さらにまた、前記チャンネルパラメータ領域34bのアドレス#192〜#223には、チャンネル毎に発音周波数を何倍するかを設定するピッチベンドパラメータ(BEND)が各チャンネルにつき2ワードずつ使用して16チャンネル分記憶される。ここで、第1番目のワードには、当該倍数の整数部(INT、2ビット)と、小数部の上位3ビット(FRAC(H))が記憶され、第2番目のワードに小数部の下位6ビット(FRAC(L))が記憶される。
【0028】
次に、音源部33において前記音源制御レジスタ34(ボイスパラメータ領域34aとチャンネルパラメータ34b)および音色メモリ37を用いて前記FM音源35あるいは前記WT音源36の発音子により楽音が発生される様子について図7を参照して説明する。
この図において、37は音色メモリであり、ROM(プリセット音色用)あるいはRAMあるいはその両方により構成されている。この音色メモリ37には、各音色の音色データが記憶されている。音色データは、各音色毎に特有のものであり、波形パラメータとその他のデータとからなっている。波形パラメータは、楽音波形を指示するものであり、FM音源の場合にはFM演算のアルゴリズムを指示するパラメータ、WT音源の場合には音色波形データのスタートアドレス、ループスタートアドレス、エンドアドレスなどである。また、その他のデータとしては、アタックレート、ディケイレート、サスティンレベル、リリースレートなどを指定するエンベロープパラメータ、ビブラートやトレモロの深さや速さを指定する変調パラメータ、リバーブ、コーラス、バリエーションなどのエフェクトを指定するエフェクトパラメータなどが含まれている。
【0029】
ここでは、チャンネル#1に所定のFM音色が割り当てられており、FM音源の2つの発音子FM0とFM15とにそのチャンネルの楽音の発生が割り当てられているものとする。
図7に示すように、発音子FM0およびFM15には、前記音源制御レジスタ34中のボイスパラメータ領域34aのそれぞれに対応する記憶領域から、キーオン(KeyOn)、ブロック(Block)及びFナンバ(Fnum)、リセット(RST)の各パラメータが供給され、また、音色メモリ37の前記ボイスアドレス(Voice adr)により指定されるアドレスから読み出される音色データが供給されている。そして、前記チャンネル番号(#ch)パラメータにより参照される前記チャンネルパラメータ領域34bのそのチャンネルのピッチベンドパラメータ(BEND)とビブラートパラメータ(XVB)が供給されている。KeyOnが1のときには、これにより、前記音色メモリ37から読み出された音色データに対応した音色で、前記BlockとFNumにより規定された音高を有する楽音がそれぞれの発音子において生成される。また、前記ピッチベンドパラメータ(BEND)と前記ビブラートパラメータ(XVB)については両発音子に対し同一のパラメータが供給され、そのパラメータに対応した楽音が出力される。そして、各発音子(FM0およびFM15)から出力された楽音は、それぞれ、増幅器において前記ボイスパラメータ領域34aのそれぞれの記憶領域におけるMute,VoVol領域に記憶されているMute,VoVolパラメータに応じた係数を乗算され、さらに、前記チャンネルパラメータ領域34bの両発音子共通のチャンネルボリューム(ChVol)パラメータを乗算され、ステレオの左右チャンネルに分離された後、前記チャンネルパラメータ領域のパンパラメータ(Pan)に対応した係数がそれぞれのチャンネルに乗算される。
【0030】
このように、本発明においては、音源レジスタ34にボイスパラメータ領域34aとチャンネルパラメータ領域34bを分離して設け、ボイスパラメータ領域34a中にそのボイスの属するチャンネル番号を記憶し、該チャンネル番号でチャンネルパラメータ領域34bを参照させることにより、あるチャンネルに属するボイスに対して共通のパラメータはチャンネルパラメータ領域34bから各ボイス(発音子)に供給するようにしている。したがって、前記CPU10が音源ハードウェア制御データを作成するときに、チャンネルに共通のパラメータについては、各ボイス毎に音源ハードウェア制御データを作成することが不要となり、また、音源制御レジスタ34に書き込むデータ量を少なくすることができる。
【0031】
次に、前記音源ハードウェア制御データ変換手段10bがSMFデータやSMAFデータなどの楽曲シーケンスデータから音源ハードウェア制御データを作成する様子について説明する。
まず、DVA方式により楽音を発生させるために用いられる各チャンネルと音色との対応関係を記憶する音色テーブルと音源部内の発音子(ボイス)の使用状況を管理するボイスアサインテーブルについて図8を参照して説明する。
図8の(a)は、音色テーブル11cの構成を示す図である。この音色テーブルは、楽音生成時に前記RAM11内に設けられ、各チャンネル対応に、その音色番号およびその音色データの前記音色メモリ37における記憶アドレス(Voice Adr)を記憶する。なお、ここでは、音色番号に対応してその音色がFM音色であるかWT音色であるかが予め定められているものとする。この音色テーブルは、前記プログラム変更イベントにより書き換えられる。
図8の(b)は、前記ボイスアサインテーブル11dの構成を示す図である。このボイスアサインテーブルも、楽音生成時に前記RAM11内に設けられる。図示するように、ボイスアサインテーブル11dは、各ボイス(発音子)毎に、そのボイスが現在発音中(キーオン)であるか否かを示す情報、発音中であるときのそのキーコード(音高)、そのボイスが割り当てられているチャンネル番号および何らかのトランケートのためのパラメータ(例えば、キーオン(キーオフ)からの経過時間など)が記憶されている。キーオンイベントが発生したときに、このボイスアサインテーブル11dを参照して空いているボイスが割り当てられる。
【0032】
図9と図10を参照して、前記CPU10における音源ハードウェア制御データ変換手段10bの処理の流れについて説明する。なお、ここでは、楽曲ファイルに含まれているデュレーション情報とイベント情報の1つの組から1つの音源ハードウェア制御データパケットを生成する処理を示す。この処理を楽曲データファイル中の全てのデュレーション情報とイベント情報の組について繰り返すことにより、その楽曲データファイルに対応した音源ハードウェア制御データを得ることができる。
まず、S1で前記楽曲ファイルからデュレーション情報を読み出し、これに基づいて、音源ハードウェア制御データの時間管理情報を生成する。
次に、イベント情報を取得する(S2)。
そして、このイベント情報がキーオンイベントであるか否かを判定し(S3)、キーオンイベントであるときは、そのキーオンイベントに含まれているチャンネル番号(ch#)に基づいて前記音色テーブル11cを参照し、そのチャンネルに割り当てられている音色がFM音源35を使用するFM音色か、WT音源36により生成されるWT音色かを判定するとともに、そのボイスアドレス(Voice adr)を取得する(S4)。
そして、前記ボイスアサインテーブル11dを参照し、判定された音色のボイスのうち空いている(すなわち、キーオン領域に0が書き込まれている)ボイスを検出して、発音を割り当てるボイス(発音子)番号を決定する(S5およびS6あるいはS7)。このとき、決定されたボイス番号に基づき、インデックス情報(Index)が決定され、図示するように、前記時間管理情報にインデックス情報を付加する。
【0033】
そして、S8で、ボイスアサインテーブル11dの決定されたボイスに対する領域を更新する。すなわち、前記ボイスアサインテーブル11dのそのボイスに対応するエントリのキーオンに1を、キーコード(KCD)にそのキーオンイベントのキーコードを、チャンネル番号(ch)にそのチャンネル番号を書き込む。
これにより、前記時間管理情報(Timer)およびインデックス(Index)に前記ステップS4で取得したそのボイスのボイスアドレス(Voice adr)を付加することができる(S9)。
次に、そのキーオンイベントに含まれているベロシティ情報に基づいてボイスボリューム(VoVol)を決定し(S10)、キーコード情報(KCD)に基づいてブロック情報(Block)とFナンバ(FNum)を決定し(S11)、これらの情報をパケットに付加する。そして、KeyOn=1とチャンネル番号(ch)を付加して(S12)、キーオンパケットを完成させ、それを前記RAM11中の前記音源ハードウェア制御データ記憶領域11bに保存する。
【0034】
取得したイベント情報がキーオフイベントの場合には(S14の判定結果がYES)、ステップS15で、前記ボイスアサインテーブル11dを参照し、発音を解除するボイス番号を決定する。すなわち、そのキーオフイベントに含まれているチャンネルの発音を行っているボイスを検出する。これにより、前記時間管理情報にそのボイスのインデックスを付加することができる。そして、S16でボイスアサインテーブル11dを更新する(そのボイスのKeyOn=0とする)。次に、前記パケットにKeyOn=0を付加し(S17)、完成したキーオフパケットを保存する(S18)。
【0035】
取得したイベント情報がチャンネルボリューム変更イベントであるとき(S19がYES)は、そのイベントに含まれているチャンネル番号に対応したインデックス情報を取得する(S20)。このインデックスは、前記チャンネルパラメータ領域34bにおけるチャンネルボリュームに対応する領域のそのチャンネル番号に対応したアドレスとなる(前記図7に示した例では、#144〜#159のうちのいずれかとなる)。これで、前記パケットにインデックス情報(Index)を付加することができる。
そして、チャンネルボリューム変更イベントに含まれているデータ値に基づいてチャンネルボリューム値(ChVol)を決定し、それを前記パケットに付加し(S21)、完成したパケットを前述と同様に、前記RAM11中に保存する(S22)。
【0036】
パンポット変更イベント、ビブラート変更イベント、ピッチ変更イベントなどの同一チャンネルに属する全てのボイスに作用するコントロール変更イベントについても同様に、チャンネルパラメータ領域34b内のアドレスをインデックスとするパケットを生成することができる(S23)。なお、コントロール変更イベントの場合には、前記音色テーブル11cを更新するのみである。
以上のようにして、デュレーション情報とイベント情報の1つの組についてパケットを生成することができる。これを、1つの楽曲ファイルに含まれる全てのデュレーション情報とイベント情報の組について行うことにより、その楽曲に対する音源ハードウェア制御データを完成させることができる。
【0037】
なお、上記においては、前記音源ハードウェア制御データ変換手段10bにおいて、デュレーション情報とイベント情報の組に対して、時間管理情報とインデックス情報と制御データからなる1つのパケットを作成するようにしていたが、これに限られることはなく、デュレーション情報とイベント情報の複数組に対応するパケットを作成するようにしてもよい。すなわち、1つのパケットに複数の時間管理情報、インデックス情報および制御データを含ませるようにしてもよい。この場合は、パケットの先頭にそのパケットに含まれるデータ数あるいはパケット長を示すヘッダ部を付加するようにすればよい。
また、本発明の楽音生成装置は、携帯端末装置である上記した携帯電話機のみに適用されるものではなく、楽音を出力可能な携帯情報機器や、楽音を出力可能な携帯型パーソナルコンピュータ等に適用することができる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、前記音源部33において発音子に対する発音制御パラメータを記憶する音源制御レジスタ34に、各発音子毎の制御パラメータを記憶するボイスパラメータ領域34aと各チャンネルに対応する制御パラメータを記憶するチャンネルパラメータ領域34bとが分離して設けられており、各発音子は、前記両方の領域34aおよび34bに記憶された制御パラメータにしたがって楽音を生成するように構成されているので、同一チャンネルに属する全てのボイスに作用するコントロール変更イベントについては、各発音子毎の制御パラメータ(音源ハードウェア制御データ)に変換することなく複数のチャンネルに共通の制御パラメータとして音源部に供給することが可能となる。したがって、処理負担を軽減することができる。
また、ソフトウェアにより変換処理を行っているため、新しいフォーマットの楽曲シーケンスデータに対しても容易に対応することができる。
さらに、音源ハードウェア15内に設けられるシーケンサ32は、カウンタによる時間管理を行うだけでよく、必要とされるハードウェア量も少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の楽音生成装置を携帯電話機に適用した場合の実施の形態の構成例を示す図である。
【図2】 本発明の実施の形態にかかる楽音生成装置の構成例を示す図である。
【図3】 音源ハードウェア制御データについて説明するための図である。
【図4】 イベント情報について説明するための図である。
【図5】 FM音源部とWT音源部の内部構成を示す図である。
【図6】 音源制御レジスタの構成例を示す図である。
【図7】 音源部33において楽音が生成される様子を説明するための図である。
【図8】 音色テーブルとボイスアサインテーブルについて説明するための図である。
【図9】 音源ハードウェア制御データ変換処理の流れを説明するための図である。
【図10】 図9に後続する音源ハードウェア制御データ変換処理の流れを説明するための図である。
【図11】 従来のハードウェアで構成した楽音生成装置の構成を示す図である。
【図12】 シーケンサ機能をソフトウェアで構成した従来の楽音生成装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 携帯電話機、10 CPU、10a データ読出書込制御手段、10b 音源ハードウェア制御データ変換手段、11 RAM、11a 楽曲ファイル記憶領域、11b 音源ハードウェア制御データ記憶領域、11c 音色テーブル、11d ボイスアサインテーブル、12 ROM、13 通信部、14 音声処理部、15 音源ハードウェア、16 インターフェース、17 入力部、18表示部、19 バイブレータ、20 外部機器、21 マイク、22 受話用スピーカ、23 着信用スピーカ、24 バス、25 アンテナ、31 FIFOバッファ、32 シーケンサ、32a カウンタ、32b データデコード回路、32c レジスタライトコントローラ、33 音源部、34 音源制御レジスタ、34a ボイスパラメータ領域、34b チャンネルパラメータ領域、35 FM音源、36 WT音源、37音色メモリ

Claims (1)

  1. 各発音子毎のイベントデータと複数の発音子間で共有されるイベントデータとからなるイベントデータ及び時間管理データで構成される楽曲シーケンスデータに基づいて楽音を生成する、ソフトウェア処理手段と音源ハードウエア手段とで構成される楽音生成装置であって、
    前記ソフトウェア処理手段は、前記楽曲シーケンスデータ中の前記イベントデータを逐次解釈し、イベントデータに対応する制御データと該制御データを記憶すべき音源制御レジスタのアドレスを示すインデックス情報とで構成される音源制御レジスタライトデータに変換して、前記楽曲シーケンスデータを前記時間管理データと前記音源制御レジスタライトデータとで構成される音源ハードウエア制御データに変換するものであり、
    前記音源ハードウエア手段は、
    複数の発音子と、各発音子毎に設定すべき制御データと複数の発音子間で共有される制御データとを分離して記憶する音源制御レジスタとを有する音源装置と、
    前記ソフトウェア処理手段に対して前記音源ハードウエア制御データの転送を要求するとともに転送された音源ハードウエア制御データを記憶するFIFO手段と、
    該FIFO手段から与えられる前記音源ハードウエア制御データに基づいて前記音源制御レジスタに前記制御データを書き込むシーケンサ手段であって、前記時間管理データに従うタイミングで、対応するインデックス情報により指定される前記音源制御レジスタのアドレスに、対応する制御データを書き込むシーケンサ手段とを有し、
    前記各発音子は、前記音源制御レジスタに分離して記憶されている各発音子毎に設定される制御データと複数の発音子間で共有される制御データの両者に対応して楽音を発生するように構成されていることを特徴とする楽音生成装置。
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