JP3588809B2 - 移動農機におけるポジションレバーの設定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、移動農機におけるポジションレバーの設定装置に関するものであり、同レバーの操作性を向上させるものである。
【0002】
【従来の技術、および発明が解決しようとする課題】
従来、特開昭62−158413号公報や、特開平1−211407号公報等で示すように、作業機を連結するリフトアームを回動自在に設け、運転席近傍に前記リフトアームの回動位置を変更するポジションレバーを回動自在に設け、前記リフトアームとポジションレバーとの回動基部に夫々の回動位置を検出するポテンショメータを備えると共に、前記ポジションレバーの操作位置に対応して前記リフトアームを回動させるポジション制御機構を構成した移動農機が知られている。
【0003】
しかしながら、前記ポジションレバーに対するリフトアームの作動量は、同レバーの全操作域に亘って一律に設定されている為、例えばリフトアームの下降位置(作業位置)で、上昇位置(非作業位置)と同じようにレバーを操作し、精密なポジションが設定し難いという課題が有った。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は、従来装置のこのような不具合を解消しようとするものであって、次のような技術的手段を講じた。即ち、作業機11を連結するリフトアーム2を回動自在に設け、運転席3近傍に前記リフトアーム2の回動位置を変更するポジションレバー4を回動自在に設け、ポジションレバー4の操作位置に応じてリフトアーム2を所定の位置に回動させるポジション制御機構を有する移動農機において、前記ポジションレバー4の回動基部にリフトアーム2の非作業領域の高さを設定する第 1 のポテンショメータ7と、作業領域の高さを設定する第2のポテンショメータ8とを夫々設け、ポジションレバー4の操作量に対するポテンショメータ7,8の制御量を、作業領域の高さを設定する第2のポテンショメータ8では小さく、非作業領域の高さを設定する第1のポテンショメータ7では大きくなる関係に設定したことを特徴とする移動農機におけるポジションレバーの設定装置とした。
【0005】
【実施例】
図例は農用トラクターである移動農機1の、機体端部に昇降自在に取り付ける作業機11を昇降制御する、ポジションレバー4部にこの発明を折り込んだものである。以下に、図面を参照して、この発明の実施例をくわしく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎない。
【0006】
作業機11はロータリ耕耘具であって、移動農機1の機体12後部に設けたトップリンク13とロワーリンク14,14とから成る三点リンク15に取り付けられる。機体12後部上方には油圧シリンダーケース16が配設され、内装されたシリンダー17とピストン18間に高圧油が流入することにより、リフトアーム2が上昇しリフトロッド20を介してロワーリンク14,14が引き上げられる。
【0007】
リフトアーム2の回動軸基部にはポテンショメーター等のリフトアームセンサ21が取り付けられ、リフトアーム2の作動上限位置9と作動下限位置10間の作動角度である一定角度「A」内の何の位置にリフトアーム2があるか、常時測定検出しCPU22に伝える。リフトアーム2の作動上限位置9と作動下限位置10間の作動角度である一定角度「A」内を、作動上限位置9側から大角度の空中移動部区間「E」と作動下限位置10側の小角度の土中移動部区間「F」に区分している。
【0008】
空中移動部区間「E」とは、作業機11の作業部である耕耘刃が宙吊り状と成って、単に上昇や下降を行なっている区間であって、精密な上下制御を必要としない区間部分のことである。土中移動部区間「F」とは、作業機11の作業部である耕耘刃が耕耘泥土中で掘削作業を行なっている区間であって、精密な上下制御量やギクシャクしない安定した動きを必要とする区間部分のことである。
【0009】
機体12後部近傍には移動農機1の後車輪23が備えられ、左右の後車輪23,23間に運転席3が設けられ、運転席3近傍のフェンダー24部にポジションレバー4が取り付けられる。ポジションレバー4の回動軸基部には図2で示すように、上部用ポテンショメーター7と下部用ポテンショメーター8が取り付けられる。
【0010】
上部用ポテンショメーター7は、ポジションレバー4の操作上限位置5から操作下限位置6間の操作角度である一定角度「B」内の操作上限位置5側の小角度「C」範囲内で設定値を設定するものであって、ポジションレバー4の途中から側方に突設する作動子25に接当する揺動アーム26を操作し、詳しくは後述するが、作業機11の空中でのポジション制御の角度設定を行なう。
【0011】
下部用ポテンショメーター8は、ポジションレバー4の操作上限位置5から操作下限位置6間の操作角度である一定角度「B」内の操作下限位置6側の大角度「D」範囲内の設定値を設定するものであって、ポジションレバー4の途中から側方に突設する作動子25に係合する揺動アーム27を強制的に一定角度「B」の間に亘って揺動操作し、詳しくは後述するが、作業機11の土中でのポジション制御の角度設定を行なう。
【0012】
上下部用ポテンショメーター7,8は電気式の可変抵抗器様のものであって、機枠に固定するケース側に対し軸側を揺動(または逆に使用。)するものであって、揺動による抵抗の変化によりポジション制御の設定値を変更するものであり、押し当て接当式の揺動アーム26を有する上部用ポテンショメーター7は、当然トルクバネ等により少なくとも小角度「C」の間は揺動アーム26を作動子25側に追従移動するが、大角度「D」側では動いても良いが、動かなくしておくと後述する別の利点を生ずる。
【0013】
リフトアーム2の前述した作動上限位置9と作動下限位置10間の作動角度である一定角度「A」内を、作動上限位置9側から大角度の空中移動部区間「E」と作動下限位置10側の小角度の土中移動部区間「F」に区分して、この空中移動部区間「E」の作動角度と上部用ポテンショメーター7で設定する小角度「C」の作動角度とを正比例制御する。このことは、ポジションレバー4の小さな操作角度「C」により作業機11の大きな空中昇降角度「E」を正比例制御できるから、小さな操作レバーの移動変更で作業機の空中姿勢を大きく変更できる。
【0014】
また、リフトアーム2の作動上限位置9と作動下限位置10間の作動角度である一定角度「A」内の作動下限位置10側の小角度の土中移動部区間「F」の作動角度と、下部用ポテンショメーター8で設定する大角度「D」の作動角度とを正比例制御する。このことは、ポジションレバー4の大きな操作角度「D」により作業機11の小さな土中昇降角度「F」を正比例制御できるから、レバー全体の揺動角度を小さくしていても、その揺動範囲内のほとんどの角度を、作業機11が土中で昇降制御する部分に利用できるから、精密で安定した昇降動作を維持することが可能と成る。
【0015】
油圧ポンプ28で加圧された高圧油は、コントロールバルブ31に達し作業機11の昇降動作不要の場合タンク32に戻っている。ポジションレバー4の回動軸心側に取り付けた上下部用ポテンショメーター7,8の何れかの設定値の設定により、リフトアーム2のリフトアームセンサ21が検出する検出値が一致するようにリフトアーム2は上方または下方に揺動する。揺動方向と角度はCPU22により指令をうけ、上昇用比例ソレノイド弁29または下降用比例ソレノイド弁30が作動し、シリンダー17とピストン18間に高圧油を送る。
【0016】
上下部用ポテンショメーター7,8の設定値の切り替わりは、ポジションレバー4の角度位置で管理すれば良く、例えば常時回動する下部用ポテンショメーター8によりレバー全揺動角度内の小角度「C」の範囲か大角度「D」の範囲かを判断して優先順位を決めることができる。別のやり方として、上部用ポテンショメーター7の揺動アーム26を小角度「C」の範囲内でしか動かなくしておき、この揺動アーム26が動いた時から上部用ポテンショメーター7を優先させることもできる。
【0017】
図例では、これらの手動レバー側の設定部間の小角度「C」と大角度「D」の角度比と、リフトアーム2側の検出部間の大角度「E」と小角度「F」の夫々の角度比を一定にしているが、変更可能にしても良い。例えば互いの角度比を5対5と5対5にすれば従来と同じ感覚で操作できる。
【0018】
【発明の作用効果】
以上説明したようにこの発明は、作業機11を連結するリフトアーム2を回動自在に設け、運転席3近傍に前記リフトアーム2の回動位置を変更するポジションレバー4を回動自在に設け、ポジションレバー4の操作位置に応じてリフトアーム2を所定の位置に回動させるポジション制御機構を有する移動農機において、前記ポジションレバー4の回動基部にリフトアーム2の非作業領域の高さを設定する第 1 のポテンショメータ7と、作業領域の高さを設定する第2のポテンショメータ8とを夫々設け、ポジションレバー4の操作量に対するポテンショメータ7,8の制御量を、作業領域の高さを設定する第2のポテンショメータ8では小さく、非作業領域の高さを設定する第1のポテンショメータ7では大きくなる関係に設定したので制御量の異なる2個のポテンショメータ7,8を用いることにより作業領域の微細な上下調節と、旋回等に伴う非作業領域での粗い上下調節とを簡単に行うことができる。
【0019】
また、プログラミングのソフトを変更しないで制御量を変更することができるため、改造、後付け等が簡単になり、仕様変更も安価に行えると共に、ポジションレバー4の操作性も従来装置に比べて何ら劣ることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部側面図である。
【図2】要部の、部分拡大図である。
【図3】全体側面図である。
【図4】アクチュエータ部の、説明線図である。
【図5】制御回路図である。
【符号の説明】
1 移動農機
2 リフトアーム
3 運転席
4 ポジションレバー
5 操作上限位置
6 操作下限位置
7 上部用ポテンショメーター
8 下部用ポテンショメーター
9 作動上限位置
10 作動下限位置

Claims (1)

  1. 作業機11を連結するリフトアーム2を回動自在に設け、運転席3近傍に前記リフトアーム2の回動位置を変更するポジションレバー4を回動自在に設け、ポジションレバー4の操作位置に応じてリフトアーム2を所定の位置に回動させるポジション制御機構を有する移動農機において、前記ポジションレバー4の回動基部にリフトアーム2の非作業領域の高さを設定する第 1 のポテンショメータ7と、作業領域の高さを設定する第2のポテンショメータ8とを夫々設け、ポジションレバー4の操作量に対するポテンショメータ7,8の制御量を、作業領域の高さを設定する第2のポテンショメータ8では小さく、非作業領域の高さを設定する第1のポテンショメータ7では大きくなる関係に設定したことを特徴とする移動農機におけるポジションレバーの設定装置。
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