JP4349897B2 - トラクタの操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は、作業装置を自走車体に対して昇降操作するリフトアームを油圧シリンダによって昇降操作するように構成し、ポジションレバーが操作されることによって前記リフトアームがポジションレバーの操作ストロークに比例した昇降量だけ昇降するように、前記油圧シリンダの揺動自在な操作部と、前記ポジションレバーとが連動するように構成したトラクタの操作装置に関する。
上記操作装置は、作業装置がポジションレバーの操作ストロークに比例した上昇量だけ上昇したり、下降量だけ下降したりすると停止し、停止操作の面から有利に昇降操作することができるものである。
例えば畦際で機体走行方向を変更する際、ポジションレバーを操作して作業装置を上昇非作業状態に持ち上げると、ポジションレバーを摩擦式などの位置決め手段に抗して、かつ、比較的大ストロークにわたって操作する必要があって手間が掛かりやすくなる。また、走行方向変更を終えて作業装置を下降作業状態に下げ操作しても、持ち上げ前と同一の高さになりにくくなったり、持ち上げ前と同一高さになるように位置合わせする手間が必要になったりしていた。
この種のトラクタにおいて、従来、例えば特許文献1に示されるように、制御弁機構15(制御弁に相当)のコントロールレバー30に対して操作ロッド80を介して連動連結された操作レバー81を、ポジションレバー19とは別に設け、この操作レバー81を操作することにより、コントロールレバー30を上昇操作状態に切り換え操作して作業装置を持ち上げたり、コントロールレバー30をコネクタ51に当接した下降操作状態に切り換え操作して作業装置を持ち上げ前の下降作業状態に戻したりすることができるものがあった。
特開昭63−123304号公報(第2,3頁、第12図)
従来の上記した操作装置は、作業装置を上昇非作業状態に持ち上げたり、ポジションレバー19によって設定される高さの下降状態に戻したりするための操作が行いやすいように、その操作のための操作レバーとして、ポジションレバー19の操作角度よりも小さな操作角度の操作レバーを採用するものであった。すなわち、必要な操作ストロークが小ストロークである操作レバーを採用するものであった。この結果、上記した従来の技術を採用しても、作業装置を上昇非作業状態に持ち上げたり、ポジションレバーによって設定される高さの下降状態に戻したりする操作を行なうには、そのための操作レバーを一方のストロークエンドから他方のストロークエンドまで全ストロークにわたって手で支持して操作する必要があり、レバー操作の面から依然として改善に余地があった。
本発明の目的は、作業装置を上昇非作業状態に持ち上げたり、ポジションレバーによる設定下降状態に戻したりすることが操作簡単に行なえ、しかも、コンパクトに得られるトラクタの操作装置を提供することにある。
本第1発明にあっては、作業装置を自走車体に対して昇降操作するリフトアームを油圧シリンダによって昇降操作するように構成し、ポジションレバーが最上昇位置と最下降位置との間で操作されることによって前記リフトアームがポジションレバーの操作ストロークに比例した昇降量だけ昇降するように、前記ポジションレバーの基端側を前記油圧シリンダの制御弁の揺動自在な操作部に接当させて前記ポジションレバーと前記操作部とが連動するように構成し前記操作部を切り換え操作する揺動アームを、操作部を前記ポジションレバーに優先して上昇位置に切り換え操作する上昇操作状態と、前記ポジションレバーによる設定下降位置に切り換え操作する下降操作状態とに前記操作部の揺動軸芯と同一の軸芯まわりで揺動自在に設け、前記揺動アームを前記上昇操作状態に切り換え操作する上昇操作位置と、前記揺動アームを前記下降操作状態に切り換え操作する下降操作位置とに揺動切り換え自在な昇降レバーを設けて、前記昇降レバーに対して付勢作用するスプリング前記揺動アームに連結して、揺動アームが前記上昇操作状態に切り換え操作されるに伴って上昇付勢状態に切り換わって揺動アームを揺動付勢することによって昇降レバーを上昇操作位置に付勢し、揺動アームが前記下降操作状態に切り換え操作されるに伴って下降付勢状態に切り換わって揺動アームを付勢することによって昇降レバーを下降操作位置に付勢するように構成し、運転座席の横側に前記ポジションレバーを配設すると共に、前記ポジションレバーが配設された側と同じ側の運転座席の横側に前記昇降レバーを配設し、前記昇降レバーの回動操作量を増幅して前記揺動アームを回動操作する連動機構を介して、前記昇降レバーを前記揺動アームに連動連結してある。
すなわち、昇降レバーを上昇操作位置に切り換え操作すると、このレバー操作のため、揺動アームが上昇操作状態に切り換わって操作部をポジションレバーに優先して上昇位置に切り換え操作し、油圧シリンダがリフトアームを作業装置上昇側に操作する。このとき、スプリングが揺動アームの切り換わりに伴って上昇付勢状態に切り換わり、揺動アームを揺動付勢することによって昇降レバーを上昇操作位置に付勢し、昇降レバーは上昇操作位置になるまで手で操作しなくても、スプリングの操作力で上昇操作位置に操作される。これにより、昇降レバーを上昇操作位置に向けて操作し、スプリングが昇降レバーの操作に伴う揺動アームの揺動のために上昇付勢状態に切り換わると、その時点で昇降レバーに対する人為操作を解除しても、昇降レバーがスプリングのために上昇操作位置に切り換わり、揺動アームが上昇操作状態になって操作部を上昇位置に切り換え操作し、リフトアームが油圧シリンダによって操作されて作業装置を上昇非作業状態に上昇操作する。
昇降レバーを下降操作位置に切り換え操作すると、このレバー操作のため、揺動アームが下降操作状態に切り換わって操作部をポジションレバーによる設定下降位置に切り換え操作し、油圧シリンダがリフトアームを作業装置下降側に操作する。このとき、スプリングが揺動アームの切り換わりに伴って下降付勢状態に切り換わり、揺動アームを揺動付勢することによって昇降レバーを下降操作位置に付勢し、昇降レバーは下降操作位置になるまで手で操作しなくても、スプリングの操作力で下降操作位置に操作される。これにより、昇降レバーを下降操作位置に向けて操作し、スプリングが昇降レバーの操作に伴う揺動アームの揺動のために下降付勢状態に切り換わると、その時点で昇降レバーに対する人為操作を解除しても、昇降レバーがスプリングのために下降操作位置に切り換わり、揺動アームが下降操作状態になって操作部を設定下降位置に切り換え操作し、リフトアームが油圧シリンダによって操作されて作業装置を操作部の設定下降位置によって決まる下降状態に下降操作する。
揺動アームを操作部の揺動軸芯と同一の軸芯まわりで揺動自在に設け、昇降レバーに対して付勢作用するスプリングを揺動アームに連結してあるものだから、操作部、揺動アーム、スプリングが近接し合って位置したコンパクトな構造にしながら、昇降レバーがスプリングによって切り換え操作されるようにすることができる。
従って、本第1発明によれば、作業装置を上昇非作業状態に持ち上げたり、ポジションレバーによって予め設定してある下降状態に下降させたりするのに、昇降レバーを両ストロークエンドの一方から他方に切り換わるまで操作しなくとも、スプリングが上昇付勢状態と下降付勢状態の一方から他方に切り換わるようにわずかに操作するだけで操作簡単に行なうことができ、たとえば畦際での機体旋回がこれに伴う作業装置の昇降操作の面から楽に行なうことができる。
本第2発明にあっては、本第1発明の構成において、最下降位置での前記ポジションレバーの手動操作部の前方上方に前記昇降レバーの手動操作部が位置するように前記昇降レバーを配設してある。
本第3発明にあっては、本第1又は第2発明の構成において、前記昇降レバーの基部を、前記操作部及び揺動アームより前側に位置する車体横向き軸心周りで回動自在に支持し、前記昇降レバーの基部の下側に車体横向き軸心周りで回動自在な中間揺動リンクを設けて、前記中間揺動リンクの一端側を前記昇降レバーの基部にリンク連係すると共に、前記中間揺動リンクの他端側を前記揺動アームにリンク連係して、前記連動機構を構成してある。
本第4発明にあっては、本第1〜第3発明のいずれか一つの構成において、前記操作部が前記昇降レバーによって前記ポジションレバーに優先して切り換え操作される前記上昇位置を設定するストッパーを、位置変更調節自在に設けてある。
すなわち、ストッパーの位置変更調節を行なうと、昇降レバーが操作されて操作部が揺動アームによってポジションレバーに優先して切り換え操作されるときの操作部の上昇位置が変化し、リフトアームが油圧シリンダによって操作されて作業装置を上昇操作するストロークが変化するものである。
従って、本第4発明によれば、昇降レバーによって作業装置を持ち上げ操作する高さをストッパーの位置変更調節によって変更調節することができるのであり、例えば畦際の圃場面が急傾斜面になっておれば、作業装置の持ち上げ高さが高くなるように調節しておいて、作業装置を圃場面に当たらないようにしながら畦の極力近くを旋回走行することができ、圃場面が平坦面になっておれば、作業装置の持ち上げ高さが低くなるように調節しておいて、作業装置の持ち上げや下降に必要な時間を少なく済ませて迅速に旋回走行することができるなど有利に作業することができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、左右一対の操向操作自在な前車輪1及び左右一対の後車輪2が原動部に位置するエンジン3からの駆動力によって駆動されて走行し、かつ、原動部の後方に位置する運転座席4が装備された運転部を備えた自走車体の車体フレームの後部を構成しているミッションケース5の後部に、左右一対のリフトアーム11を備えたリンク機構10、及び、動力取り出し軸6を設けてトラクタを構成し、このトラクタの車体後部に前記リンク機構10を介してロータリ耕耘装置20を連結するとともに、前記エンジン3の駆動力を前記動力取り出し軸6から回転軸7を介してロータリ耕耘装置20に伝達するように構成して、乗用型耕耘機を構成してある。
すなわち、図3に示す如く前記ミッションケース5の内部に、リフト用の油圧シリンダ8及び制御弁30を設け、この制御弁30を切り換え操作すると、油圧シリンダ8が作動して左右一対のリフトアーム11,11を上下に揺動操作してリンク機構10を車体に対して上下に揺動操作することにより、ロータリ耕耘装置20を耕耘ロータ21が接地した下降作業状態と、耕耘ロータ21が圃場面上から浮上した上昇非作業状態とに昇降操作する。ロータリ耕耘装置20を下降作業状態にして自走車体を走行させると、ロータリ耕耘装置20が回動する耕耘ロータ21によって土壌を耕起していく。
図1に示す如く運転部の運転座席4の横側に設けたポジションレバー40、耕深設定レバー41及び昇降レバー42、制御弁30に連動しているフィードバック機構70、ロータリ耕耘装置20の耕耘深さを検出するようにロータリ耕耘装置20に設けた耕深検出機構22を備えた操作装置によって前記制御弁30を人為的に操作したり、自動的に操作させてロータリ耕耘装置20を人為的に昇降操作したり、自動的に昇降制御させるように構成してある。昇降レバー42は、その手動操作部42Aが最下降位置でのポジションレバー40の手動操作部40Aの前方上方に位置するように配設されている。
前記操作装置についてさらに詳述すると、次の如く構成してある。
図2に示すように、ポジションレバー40及び耕深設定レバー41の基部は、ミッションケース5にレバーステー60を介して固定されたレバー支軸61に回動自在に連結してあり、ポジションレバー40及び耕深設定レバー41の先端側は、後輪フェンダー62に固定された図8の如きレバーガイド63のガイド溝63a,63bを挿通しており、ポジションレバー40は、前記レバー支軸61の車体横向きの軸芯P3まわりで前記ガイド溝63bに沿わせて車体前後方向に揺動操作するようになり、かつ、ポジションレバー40の基部に作用する位置決め機構64による摩擦抵抗によって任意の操作位置に位置保持できるようになっている。耕深設定レバー41は、前記レバー支軸61の車体横向きの軸芯P3まわりで前記ガイド溝63aに沿わせて車体前後方向に揺動操作するようになり、かつ、耕深設定レバー41の基部に作用する位置決め機構71による摩擦抵抗によって任意の操作位置に位置保持できるようになっている。
図3,7に示すように、制御弁30は、バルブケース31に組み込まれた主スプール32、下降バルブ33、リリーフバルブ34、アンロードバルブ35、バルブケース31の外部で主スプール32及び下降バルブ33に連結している連動部材36、この連動部材36に作用して制御弁30を下降駆動状態に付勢している下降ばね37などを備えて構成してある。ミッションケース5の横側壁部の外面側に設けた一対の揺動自在なアーム部材の一方によって、制御弁30の主操作部38を構成し、他方のアーム部材によって、制御弁30のフィードバック操作部39を構成してある。
主操作部38は、この主操作部38をミッションケース5の横側壁部に連結している回転支軸38aの軸芯P1まわりでミッションケース5に対して車体前後方向に揺動し、フィードバック操作部39は、このフードバック操作部39をミッションケース5の横側壁部に連結している回転支軸39aの軸芯P2まわりでミッションケース5に対して車体前後方向に揺動する。ミッションケース5の内部において、主操作部38の前記回転支軸38aから一体回動自在に延出する連動アーム38bの遊端部が、前記連動部材36に対して連結軸44の軸芯まわりで相対回動自在に連結している天秤リンク45の一端側に係合し、フィードバック操作部39の回転支軸39aから一体回動自在に延出する連動アーム39bの遊端部が前記天秤リンク45の他端側に係合している。
つまり、制御弁30が中立状態にある状態から主操作部38が軸芯P1まわりで上昇側U(車体後方側)に揺動操作されると、連動アーム38bが主操作部38と共に軸芯P1まわりで車体後方側に揺動し、天秤リンク45がフィードバック操作部39の方の連動アーム39bの遊端部を揺動支点にして車体後方側に揺動操作されて連動部材45を介して主スプール32をバルブケース31に入り込む側に摺動操作する。すると、制御弁30は、上昇駆動状態に切り換わり、油圧ポンプ46からの圧油を油圧シリンダ8に供給して油圧シリンダ8を耕耘装置上昇側に作動させる。この状態からフィードバック操作部39が軸芯P2まわりで車体後方側に揺動操作されると、連動アーム39bがフィードバック操作部39と共に軸芯P2まわりで車体前方側に揺動し、天秤リンク45が主操作部38の方の連動アーム38bの遊端部を揺動支点にして車体前方側に揺動操作されて連動部材45を介して主スプール32をバルブケース31から突出する側に摺動操作する。すると、制御弁30は、中立状態に戻り、油圧シリンダ8に対する圧油供給を停止して油圧シリンダ8の作動を停止させる。
制御弁30が中立状態にある状態から主操作部38が軸芯P1まわりで下降側D(車体前方側)に揺動操作されると、連動アーム38bが主操作部38と共に軸芯P1まわりで車体前方側に揺動し、天秤リンク45がフィードバック操作部39の方の連動アーム39bの遊端部を揺動支点にして車体前方側に揺動操作されて連動部材37を介して主スプール32をバルブケース31から突出する側に摺動操作する。すると、制御弁30は、下降駆動状態に切り換わり、油圧シリンダ8の油をロータリ耕耘装置20の荷重によって排出させて油圧シリンダ8を耕耘装置下降側に作動させる。この状態からフィードバック操作部39が軸芯P2まわりで車体前方側に揺動操作されると、連動アーム39bがフィードバック操作部39と共に軸芯P2まわりで車体後方側に揺動し、天秤リンク45が主操作部38の方の連動アーム38bの遊端部を揺動支点にして車体後方側に揺動操作されて連動部材36を介して主スプール32をバルブケース31に入り込む側に摺動操作する。すると、制御弁30は、中立状態に戻って油圧シリンダ8の排油を停止させて油圧シリンダ8の作動を停止させる。
図4,5に示すように、前記耕深検出機構22は、ロータリ耕耘装置20の耕耘ロータ21の後方を覆うようにロータリ耕耘装置20に設けた後部カバー23、この後部カバー23の上端部に連動ロッド24を介して入力アーム部25aが連動するように構成してロータリ耕耘装置20の機体上部に設けた出力リンク25を備えて構成してある。
後部カバー23は、耕耘ロータ21の上方を覆うように構成してロータリ耕耘装置20の機体に固定された上部カバー26に対して後部カバー23の上端部に位置する機体横向きの軸芯まわり上下揺動自在に連結している。後部カバー23が有するばね受け体23aと、上部カバー26が有するばね支持体26aとにわたって設けた下降操作ばね27が後部カバー23を下降側に揺動付勢しており、後部カバー23の下端側が耕耘ロータ21による耕耘後の地面上に接地するようになっている。出力リンク25は、ロータリ耕耘装置20の機体に固定のブラケット28に対して軸芯25cまわりで回動自在に連結しており、後部カバー23が上下揺動するに伴い、連動ロッド24のために後部カバー23に連動して前記軸芯25cまわりで揺動する。
つまり、耕深検出機構22は、後部カバー23を接地センサーとし、この接地センサーの上部カバー26に対する揺動角に基いてロータリ耕耘装置20による耕耘深さを検出し、この検出結果を出力リンク25の出力アーム部25bから出力する。
前記耕深検出機構22の前記出力アーム部25bは、この出力アーム部25bに一端側が連結しているインナーワイヤ51aを備えた操作ワイヤ51などで成る自動耕深用の連動機構50によって前記制御弁30の前記主操作部38に連動させてある。
図2,6に示すように、前記自動耕深用の連動機構50は、前記操作ワイヤ51、この操作ワイヤ51の前記インナーワイヤ51aの他端側が下端部に連結している連動リンク52、前記インナーワイヤ51aの前記連動リンク52に連結している端部と、ミッションケース5に固定のステー53が支持するばね掛けピン54とにわたって連結したリターンばね55、前記連動リンク52の中間部に後端側が連結している耕深制御ロッド56、この耕深制御ロッド56の前端側に板金部材を連結して設けた連結部56aが遊端側に相対回動自在に連結している操作アーム57を備えて構成してある。
前記操作アーム57の基端側が前記主操作部38の前記回転支軸38aに相対回動自在に連結しており、操作アーム57は、主操作部38の揺動軸芯P1と同一の軸芯まわりで車体前後方向に揺動操作されるようになっている。図3などに示すように、操作アーム57の遊端側に主操作部38に対する伝動部57aを設けてあり、操作アーム57は、車体後方側に揺動操作されると、前記伝動部57aよって主操作部38の受動部38cに対して車体前方側から当接して押圧作用し、主操作部38を下降ばね37に抗して上昇側Uに揺動操作する。操作アーム57は、車体前方側に揺動操作されると、前記伝動部57aによる主操作部38の受動部38cに対する押圧作用を解除して主操作部38を前記下降ばね37による操作力によって車体前方側に揺動操作する。
図6などに示すように、前記耕深設定レバー41は、これの基端側に前端側が連結している耕深設定ロッド65によって前記連動リンク52の上端部に連動されている。前記耕深制御ロッド56の中間部にローラを付設して設けた連結部56bが、前記ステー53の車体前後向きのガイド長孔66に摺動自在に連結している。
これにより、耕深設定レバー41が揺動操作される際、連動リンク52は、耕深設定ロッド65によって伝達されるレバー操作力のために耕深制御ロッド56が相対回動自在に連結している連結点52aを揺動支点にして揺動するように耕深制御ロッド56によって揺動自在に支持される状態になる。後部カバー23が上下揺動する際、連動リンク52は、耕深検出機構22の出力リンク25からの出力によって操作される操作ワイヤ51の引っ張り力や、リターンばね55による操作力のために耕深設定ロッド65が相対回動自在に連結している連結点52bを揺動支点にして揺動して耕深制御ロッド56をガイド長孔66に沿わせて摺動操作するように耕深設定ロッド65によって揺動自在に支持される状態になる。
図9などに示すように、フィードバック機構70は、左右一対のリフトアーム11の一方と、この一方のリフトアーム11の基部に連結具68を介して一端側が回動自在に連結し、他端側が前記フィードバック操作部39に相対回動自在に連結していて一方のリフトアーム11とフィードバック操作部39とを連動させているフィードバックロッド69とによって構成してあり、主操作部38が操作されてロータリ耕耘装置20が所定ストロークを上昇や下降操作されるに伴って制御弁30が中立状態に戻るように昇降するロータリ耕耘装置20の作動をフィードバック操作部39に伝達する。
すなわち、ロータリ耕耘装置20を上昇させるようにリフトアーム11が上昇側に揺動操作されると、フィードバックロッド69がリフトアーム11によって車体後方側に引っ張り操作されてフィードバック操作部39を車体後方側に揺動操作し、ロータリ耕耘装置20を下降させるようにリフトアーム11が下降側に揺動操作されると、フィードバックロッド69がリフトアーム11によって車体前方側に押し操作されてフィードバック操作部39を車体前方側に揺動操作する。
つまり、耕深設定レバー41が揺動操作されると、連動リンク52が連結点52aのまわりで揺動操作されて操作ワイヤ51のインナーワイヤ51aを引っ張り操作したり弛め操作したりし、操作ワイヤ51が出力リンク25を揺動操作して、制御弁30が中立状態にある状態での後部カバー23の耕耘装置機体に対する上下揺動角を変更する。すなわち、耕深設定レバー41がガイド溝63aで成る操作域の車体前方側端に位置する自動切り位置OFFに操作されると、操作ワイヤ51のインナーワイヤ51aが大幅に弛められて後部カバー23の上下揺動に伴う出力リンク25の作動が連動リンク52に伝達されなくなるとともに位置決め機構64による耕深設定レバー41の位置保持によってインナーワイヤ51aの弛み状態が保持されるようになり、耕深検出機構22による検出結果に基く制御弁30の自動操作が行なわれなくなる。耕深設定レバー41が前記操作域のうちの前記自動切り位置OFFよりも車体後方側に位置する耕深設定域Kに操作されると、操作ワイヤ51のインナーワイヤ51aが張り状態になって後部カバー23の上下揺動に伴う出力リンク25の作動が連動リンク52に伝達されるとともに位置決め機構64による耕深設定レバー41の位置保持によってインナーワイヤ51aが張り状態に保持されるようになり、耕深検出機構22による検出結果に基く制御弁30の自動操作が行なわれるようになる。また、耕深設定域Kでは、耕深設定レバー41が車体後方側に操作されるほど、連動リンク52が連結点52aのまわりで大きく揺動し、制御弁30が中立状態にある状態での後部カバー23の上下揺動角が小になり、耕深検出機構22による検出結果に基く制御弁30の自動操作によって維持されるロータリ耕耘装置20の耕耘深さが浅くなる。
図10などに示すように、前記ポジションレバー40の基端側に、主操作部38に対する操作部40aを設けてあり、ポジションレバー40は、車体後方側に揺動操作されると、前記操作部40aによって主操作部38の被操作部38dに対して車体前方側から当接して押圧作用し、主操作部38を下降ばね37に抗して車体後方側に揺動操作する。また、ポジションレバー40は、車体前方側に揺動操作されると、前記操作部40aによる主操作部38に対する押圧操作を解除することによって、主操作部38を下降ばね37による操作力によって車体前方側に揺動操作する。ポジションレバー40は、主操作部38を下降ばね37に抗して車体後方側に揺動操作した場合、前記位置決め機構71による摩擦制動のために操作位置に保持されて主操作部38を下降ばね37によって戻されないように操作部40aによって受け止め支持する。
図11などに示すように、昇降レバー42の基部に筒軸を連結して設けた取付け軸部42aが前記油圧シリンダ8のケースに固定の支持部材72に回動自在に連結しており、昇降レバー42は、前記取付け軸部42aの車体横向きの軸芯まわりで上下に揺動操作できるようになっている。この昇降レバー42は、前記取付け軸部42aから一体回動自在に延出する揺動リンク81を備えた手動昇降用の連動機構80により、前記ミッションケース5の横外側に位置する揺動アーム90に連動させてある。
図3,11などに示すように、前記揺動アーム90は、基端部が前記主操作部38の回転支軸38aに相対回動自在に連結するとともに先端側に前記主操作部38に対する操作部90aを設けたリンク部材で成り、主操作部38の揺動軸芯P1と同一の軸芯のまわりで車体前後方向に揺動操作されるようになり、かつ、車体前後方向に揺動操作されると、前記操作部90aによって主操作部38の前記被操作部38dに対して車体前方側から当接して押圧作用し、主操作部38を下降ばね37に抗して、かつ、前記操作アーム57に優先して上昇側Uに揺動操作したり、操作部90aが主操作部38の被操作部38dから離れて、主操作部38を前記操作アーム57の前記伝動部57aによって受け止め支持される設定下降位置や、制御弁30に予め設定して備えてある下降位置に下降ばね37の操作力によって操作させる。
図11などに示すように、前記手動昇降用の連動機構80は、昇降レバー42の前記取付け軸部42aから一体回動自在に延出する前記揺動リンク81、この揺動リンク81に一端側が連結ピン82によって相対回動自在に連結している押し引き連動杆83、この連動杆83の他端側に入力側アーム部84aが連結ピン85によって相対回動自在に連結し、取付け筒部84bで車体側に固定の支軸86に回動自在に連結している中間揺動リンク84、この中間揺動リンク84の出力側アーム部84cを前記揺動アーム90に連動させている押し引き連動杆87を備えて構成してあり、昇降レバー42が取付け軸部42aの軸芯まわりで上下に揺動操作されると、これに連動させて揺動アーム90を車体前後方向に揺動させるようになっている。
前記揺動アーム90の遊端側にロッドを連結して設けたばね掛け部90bと、前記油圧シリンダケースに固定のばね支持具91とにわたり、両端側にコイル部92aが付いているコイル形のスプリング92を装着してある。このスプリング92は、揺動アーム90が揺動操作されるに伴って揺動アーム90を上昇側に付勢する状態と、揺動アーム90を下降側に付勢する状態とに切り換わるように配置設定して装着してある。
これにより、昇降レバー42は、取付け軸部42aの軸芯まわりで上下に揺動操作して、揺動アーム90が主操作部38を介して上側ストッパー95に当接した上昇操作位置と、揺動アーム90が下側ストッパー96に当接した下降操作位置とに切り換え操作するようになっている。昇降レバー42が揺動操作されると、連動機構80のために揺動アーム90が車体前後方向に揺動するのであり、図12に示すように、昇降レバー42が上昇操作位置UPに操作されると、揺動アーム90は、操作部90aによって主操作部38を上側ストッパー95に当接するまで押圧操作した上昇操作状態になり、主操作部38を耕深設定レバー41及びポジションレバー40に優先して上昇位置に切り換え操作する。図11に示すように、昇降レバー42が下降操作位置DNに操作されると、揺動アーム90は、下側ストッパー96に当接するとともに揺動アーム90の操作部90aが主操作部38の被操作部38dから離れた下降操作状態になり、操作部38を操作アーム57によって受け止め支持された設定下降位置又は制御弁30に設定された下降位置に下降ばね37の操作力によって切り換え操作する。図12に示すように、揺動アーム90が上昇操作状態に切り換わると、スプリング92が揺動アーム90の揺動のために上昇付勢状態に切り換わって揺動アーム90を主操作部38を介して上側ストッパー95に当接した上昇操作状態に、昇降レバー42を上昇操作位置UPにそれぞれ保持する。図11に示すように、揺動アーム90が下側ストッパー96に当接した下降操作状態に切り換わると、スプリング92が揺動アーム90の揺動のために下降付勢状態に切り換わって揺動アーム90を下降操作状態に、昇降レバー42を下降操作位置DNにそれぞれ保持する。
つまり、耕耘作業を行なうに当たり、図2の如く耕深設定レバー41を耕深設定域Kに操作し、昇降レバー42を下降操作位置DNに操作し、ポジションレバー40をガイド溝63bの車体前方側端部に操作して主操作部38が連動機構50によって操作される際の障害にならないようにしておく。すると、自走車体が前後に傾斜するなどしても、耕深検出機構22が後部カバー23によって検出する検出耕深が耕深設定レバー41の操作位置によって決まる設定耕深になるように、耕深検出機構22による検出結果を基に連動機構50によって主操作部38が自動的に操作され、かつ、リフトアーム11が操作されるに伴ってフィードバックロッド69によってフィードバック操作部39が自動的に操作される。これにより、自走車体の前後傾斜などにかかわらず、ロータリ耕耘装置20による耕耘深さを耕深設定レバー41の操作位置に対応する設定耕深に維持しながら耕耘作業を行なうことができる。
図14に示す如く耕深設定レバー41を自動切り位置OFFに、昇降レバー42を下降操作位置DNにそれぞれ操作しておき、ポジションレバー40をガイド溝63bの車体前方側端部よりも車体後方側に位置した部位に操作する。すると、ポジションレバー40が操作部40aによって主操作部38を上昇側Uに操作したり、主操作部38を下降ばね37によって下降側Dに操作したりし、制御弁30が上昇駆動状態になってリフトアーム11が油圧シリンダ8によって上昇操作されてロータリ耕耘装置20を上昇操作したり、制御弁30が下降駆動状態になってリフトアーム11がロータリ耕耘装置20の荷重によって下降操作されてロータリ耕耘装置20を下降操作していく。ロータリ耕耘装置20がポジションレバー40の操作ストロークに比例した昇降量だけ昇降すると、フィードバック機構70のために制御弁30が中立状態に戻ってリフトアーム11の昇降操作が停止される。これにより、ロータリ耕耘装置20をポジションレバー40の操作位置に対応する連結高さに上昇や下降させてその連結高さに固定しながら作業することができる。
ロータリ耕耘装置20を自動的に昇降制御させながら作業する場合も、ロータリ耕耘装置20を所定の連結高さに固定しながら作業する場合も、畦際に到達して旋回走行するなどの際、下降操作位置DNにしてあった昇降レバー42を上昇操作位置UPに切り換え操作する。このとき、スプリング92が下降付勢状態と上昇付勢状態に切り換わるデットポイントを超えた後は昇降レバー42に操作力を加えなくとも、上昇付勢状態に切り換わったスプリング92の操作力によって昇降レバー42を上昇操作位置UPに切り換えることができる。昇降レバー42が上昇操作位置UPになると、揺動アーム90が上昇操作状態になって耕深設定レバー41やポジションレバー40に優先して主操作部38を上昇側Uに揺動操作し、制御弁30が上昇駆動状態になってリフトアーム11が上昇側に駆動され、ロータリ耕耘装置20を上昇非作業状態に上昇させて耕耘ロータ21が接地しないようにしながら走行することができる。旋回走行を終えて作業を再開するなどの際、上昇操作位置UPにしてあった昇降レバー42を下降操作位置DNに切り換え操作する。このとき、スプリング92が下降付勢状態と上昇付勢状態に切り換わるデットポイントを超えた後は昇降レバー42に操作力を加えなくとも、下降付勢状態に切り換わったスプリング92の操作力によって昇降レバー42を下降操作位置DNに切り換えることができる。昇降レバー42が下降操作位置DNになると、揺動アーム90が下降操作状態になって主操作部38を操作アーム57やポジションレバー40によって受け止め支持される設定下降位置に下降ばね37によって操作し、制御弁30が下降駆動状態になってロータリ耕耘装置20が下降する。ロータリ耕耘装置20が耕深設定レバー41やポジションレバー40の操作位置に対応する連結高さまで下降すると、フィードバックロッド69によるフィードバックのために制御弁30が中立状態に戻り、ロータリ耕耘装置20の下降が停止する。
図15に示すように、前記上側ストッパー95は、ミッションケース5に固定のブラケット97のボルト孔に装着したボルトで成り、ロックナット98を緩めることにより、上側ストッパー95を主操作部38の移動方向に位置変更調節することができるようにしてある。
すなわち、上側ストッパー95の位置変更調節をすることにより、主操作部38がポジションレバー40によって上昇側Uに操作される際の操作限界を変更することができるようにしてある。
運転部に左右前輪1,1を操向操作するように位置するステアリングハンドル100の取り付け構造を、図16,17に示す如く構成してある。
すなわち、自走車体の車体フレームに固定されたメインハンドルポスト101、このメインハンドルポスト101の上端部に脚部102aが連結ピン103の車体横向きの軸芯Xまわりで車体前後方向に揺動自在に連結し、筒軸部102bでハンドル軸104を介して前記ステアリングハンドル100を回転自在に支持する上部ハンドルポスト102、前記メインハンドルポスト101の上端部の横一側方に位置するチルトロック機構110を備えて構成してある。
図16,17に示すように、チルトロック機構110は、メインハンドルポスト101に固定のブラケット111に対して連結板112と連結ボルト113とによって連結ボルト113の軸芯まわりで回動自在に連結しているロックピン114及びチルトレバー115、前記上部ハンドルポスト102の脚部102aに上部ハンドルポスト102の揺動方向に並べて設けた複数個の位置決め凹部116、前記連結板112に一端側が連結し、他端側が前記メインハンドルポスト101に固定の支軸117に連結しているロックばね118を備えて構成してある。
すなわち、ロックピン114を前記複数個の位置決め凹部116から選択した一つの位置決め凹部116に入り込ませるとともにロックばね118による揺動付勢によってその入り込み状態に維持させることにより、チルトロック機構110は、上部ハンドルポスト102をメインハンドルポスト101に対して揺動不能にロックしてステアリングハンドル100のチルトロックを行なうようにロック状態になる。チルトレバー115を連結ボルト113の軸芯まわりでロックばね118に抗してハンドル支軸104の方に揺動操作することにより、ロックピン114が位置決め凹部116から外れて調節長孔119に入り込み、チルトロック機構110は、上部ハンドルポスト102をメインハンドルポスト101に対して揺動調節することによってステアリングハンドル100のチルト調節が行なえるようにロック解除状態になる。
つまり、ステアリングハンドル100はチルトハンドルになっており、チルトレバー115をハンドル支軸104の方に揺動操作してチルトロック機構110をロック解除状態に切り換え操作しながら、ステアリングハンドル100を軸芯Xまわりで車体前後方向に揺動調節することにより、ステアリングハンドル100の取り付け角を変更調節することができるようになっている。
〔別実施形態〕
ロータリ耕耘装置20に替えて、プラウが連結されたり、ボックスブレードなどの整地作業装置が連結されたりする場合にも、本発明は適用できるのであり、これら、ロータリ耕耘装置20、プラウ、整地作業装置などを総称して作業装置20と呼称する。
乗用型耕耘機の側面図 ポジションレバー、耕深設定レバー、昇降レバーの配設部の側面図 制御弁、主操作部、フィードバック操作部の配設部の断面図 ロータリ耕耘装置の概略側面図 耕深検出機構の出力部の平面図 連動機構の側面図 制御弁の油圧回路図 ポジションレバー、耕深設定レバーの操作域を示す平面図 耕深設定レバーの作動を示す側面図 ポジションレバーの作動を示す側面図 昇降レバーの下降操作状態を示す側面図 昇降レバーの上昇操作状態を示す側面図 昇降レバーの上昇作用状態を示す側面図 昇降レバーの下降作用状態を示す側面図 上側ストッパーの側面図 ステアリングハンドル取り付け構造の正面図 ステアリングハンドル取り付け構造の側面図
符号の説明
4 運転座席
8 油圧シリンダ
11 リフトアーム
20 作業装置
30 制御弁
38 操作部
40 ポジションレバー
40A ポジションレバーの手動操作部
42 昇降レバー
42A 昇降レバーの手動操作部
80 連動機構
84 中間揺動リンク
90 揺動アーム
92 スプリング
95 ストッパー
UP 昇降レバーの上昇操作位置
DN 昇降レバーの下降操作位置

Claims (4)

  1. 作業装置を自走車体に対して昇降操作するリフトアームを油圧シリンダによって昇降操作するように構成し、ポジションレバーが最上昇位置と最下降位置との間で操作されることによって前記リフトアームがポジションレバーの操作ストロークに比例した昇降量だけ昇降するように、前記ポジションレバーの基端側を前記油圧シリンダの制御弁の揺動自在な操作部に接当させて前記ポジションレバーと前記操作部とが連動するように構成し
    前記操作部を切り換え操作する揺動アームを、操作部を前記ポジションレバーに優先して上昇位置に切り換え操作する上昇操作状態と、前記ポジションレバーによる設定下降位置に切り換え操作する下降操作状態とに前記操作部の揺動軸芯と同一の軸芯まわりで揺動自在に設け、前記揺動アームを前記上昇操作状態に切り換え操作する上昇操作位置と、前記揺動アームを前記下降操作状態に切り換え操作する下降操作位置とに揺動切り換え自在な昇降レバーを設けて、
    前記昇降レバーに対して付勢作用するスプリング前記揺動アームに連結して、揺動アームが前記上昇操作状態に切り換え操作されるに伴って上昇付勢状態に切り換わって揺動アームを揺動付勢することによって昇降レバーを上昇操作位置に付勢し、揺動アームが前記下降操作状態に切り換え操作されるに伴って下降付勢状態に切り換わって揺動アームを付勢することによって昇降レバーを下降操作位置に付勢するように構成し、
    運転座席の横側に前記ポジションレバーを配設すると共に、前記ポジションレバーが配設された側と同じ側の運転座席の横側に前記昇降レバーを配設し、
    前記昇降レバーの回動操作量を増幅して前記揺動アームを回動操作する連動機構を介して、前記昇降レバーを前記揺動アームに連動連結してあるトラクタの操作装置。
  2. 最下降位置での前記ポジションレバーの手動操作部の前方上方に前記昇降レバーの手動操作部が位置するように前記昇降レバーを配設してある請求項1記載のトラクタの操作装置。
  3. 前記昇降レバーの基部を、前記操作部及び揺動アームより前側に位置する車体横向き軸心周りで回動自在に支持し、
    前記昇降レバーの基部の下側に車体横向き軸心周りで回動自在な中間揺動リンクを設けて、前記中間揺動リンクの一端側を前記昇降レバーの基部にリンク連係すると共に、前記中間揺動リンクの他端側を前記揺動アームにリンク連係して、前記連動機構を構成してある請求項1又は2記載のトラクタの操作装置。
  4. 前記操作部が前記昇降レバーによって前記ポジションレバーに優先して切り換え操作される前記上昇位置を設定するストッパーを、位置変更調節自在に設けてある請求項1〜3のいずれか一項に記載のトラクタの操作装置。
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