JP6325210B2 - 作業機の姿勢制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トラクタ等の走行車両に牽引されたロータリ耕耘機等の対地作業機の姿勢を制御するための装置に係り、より詳しくは、ロータリ耕耘機の耕耘深さ等を自動制御する作業機の姿勢制御装置に関するものである。
対地作業機としてのロータリ耕耘機は、耕耘深さを調節するため、走行車両に昇降動可能に連結されている。また、ロータリ耕耘機は、左右傾斜を調節するため、走行車両に左右傾斜動可能に連結されている。前記ロータリ耕耘機における耕耘爪の回転軌跡の上側を耕耘カバーにて覆う。耕耘カバーの後端部にはリヤカバーを連結している。そして、リヤカバーを上下回動可能で所定圧力にて接地して耕耘深さの検出手段として利用して、前記ロータリ耕耘機の耕耘深さを検出してこの検出値が目標耕耘深さと一致するように耕耘深さを制御する耕深自動制御を行い、耕耘作業を実行していた。(例えば、特許文献1、特
許文献2)。
特開昭59−88008号公報 実開昭59−73128号公報
前記従来技術では、ロータリ耕耘機を昇降動させる油圧昇降シリンダと、油圧昇降シリンダを作動制御する油圧昇降バルブを備え、リヤカバー(対地作業センサ)の上下回動の検出結果に基づいて油圧昇降バルブを切換え、前記ロータリ耕耘機の耕耘深さを一定に維持する耕深自動制御を行っているから、油圧昇降バルブの兼用にて低コストに構成できるが、リヤカバーが急激に大きく変位したとき、油圧昇降バルブによる油圧昇降シリンダの作動油流量が大きく変化して、耕深自動制御幅が大きくなりやすい等の問題がある。なお、リヤカバーの上下回動を電気的に検出して、その検出結果に基づいて電磁式の油圧昇降バルブを切換える構造、または油圧昇降バルブと別に耕深自動制御用の特別な油圧バルブを設ける構造では、前記不具合を解消できるが、耕深自動制御構造の簡略化または製造コストの低減などを容易に達成できない等の問題がある。
そこで、本願発明は、これらの現状を検討して改善を施した作業機の姿勢制御装置を提供しようとするものである。
前記目的を達成するため、本願発明の作業機の姿勢制御装置は、前車輪及び後車輪にて走行自在に支持された作業車両に、リンク機構を介して対地作業機を昇降可能に装着すると共に、前記対地作業機を昇降動する油圧昇降シリンダ及び昇降バルブと、前記対地作業機の対地作業センサ角度を検出するセンサワイヤを備えてなる作業機の姿勢制御装置において、前記昇降バルブと前記センサワイヤの連結途中にセンサ入力規制体を設けるとともに、前記センサ入力規制体の規制幅を調整可能に構成したものである。
上記作業機の姿勢制御装置において、前記センサ入力規制体を分割形成したものである。
本願発明の作業機の姿勢制御装置は、前車輪及び後車輪にて走行自在に支持された作業車両に、リンク機構を介して対地作業機を昇降可能に装着すると共に、前記対地作業機を昇降動する油圧昇降シリンダ及び昇降バルブと、前記対地作業機の対地作業センサ角度を検出するセンサワイヤを備えてなる作業機の姿勢制御装置において、前記昇降バルブと前記センサワイヤの連結途中にセンサ入力規制体を設けるとともに、耕耘深さを設定するための耕耘深さ設定具を備える構造であって、前記耕耘深さ設定具に前記センサ入力規制体を連結させる耕耘深さ設定ロッドを設け、前記耕耘深さ設定ロッドを伸縮可能に形成し、前記センサ入力規制体の規制幅を調整可能に構成したものである。
本願発明によれば、対地作業センサの角度検出量の規制にて前記昇降バルブ切換範囲を規制でき、前記油圧昇降シリンダの昇降速度が遅い領域で耕耘深さを制御できる。ハンチングを防止できる。例えば、前記対地作業機としてロータリ耕耘機を装着する場合、リヤカバー(対地作業センサ)の上下回動の検出結果に基づいて油圧昇降バルブを切換え、前記ロータリ耕耘機の耕耘深さを一定に維持する耕深自動制御を行う構造において、リヤカバーが急激に大きく変位しても、油圧昇降バルブによる油圧昇降シリンダの作動油流量が大きく変化することがなく、耕深自動制御幅を適正に維持できる。また、リヤカバーの上下回動を電気的に検出して、その検出結果に基づいて電磁式の油圧昇降バルブを切換える構造、または油圧昇降バルブと別に耕深自動制御用の特別な油圧バルブを設ける構造に比べ、耕深自動制御構造を簡単に簡略化できると共に、耕深自動制御構造の製造コストを容易に低減できる。
本願発明によれば、前記センサ入力規制体を分割形成し、前記センサ入力規制体の規制幅を調整可能に構成したもので、前記対地作業機の昇降速度を容易に変更でき、前記昇降バルブの応答性を向上できる。
本願発明によれば、センサ入力規制体の規制域(上昇側規制域と下降側規制域のバランス)を簡単に変更でき、前記昇降バルブの応答性を向上できる。例えば、センサワイヤの変化に対して、前記対地作業機の昇降速度を、下降側が少しで上昇側が大きく昇降するように設定でき、前記対地作業機の駆動負荷の急増(過負荷運転)などを抑制できる。
第1実施形態を示すトラクタの側面図である。 同平面図である。 作業機用昇降機構の左側面図である。 同右側面図である。 同平面図である。 図3の要部拡大説明図である。 作業機用昇降機構の底面図である。 ロータリ耕耘機の左側説明図である。 第2実施形態を示す作業機用昇降機構の左側面図である。 図9の要部拡大説明図である。 第2実施形態を示す作業機用昇降機構の右側面図である。 同平面図である。 同底面図である。 同左側断面図である。 作業機用昇降機構の側面断面図である。 同背面断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は農作業用トラクタ及びロータリ耕耘機の側面図、図2は同平面図である。なお、以下の説明では、走行機体1の前進方向に向かって左側を単に左側と称し、同じく前進方向に向かって右側を単に右側と称する。図1、図2に示す如く、前記トラクタ1における走行機体2は左右一対の前車輪3と左右一対の後車輪4とで支持されている。走行機体2の前部に搭載したディーゼルエンジン5にて後車輪4及び前車輪3を駆動して、トラクタ1は前進走行または後進走行する。ディーゼルエンジン5の上方側は、開閉可能なボンネット6にて覆われる。また、走行機体2の上面のうちボンネット6の後方には運転部7が設置される。オペレータが座乗する操縦座席8と、前車輪3を操向操作する操縦ハンドル9とが運転部7に設置されている。また、運転部7には、オペレータが搭乗する搭乗ステップ10が設けられている。オペレータが乗降する乗降ステップ11を、搭乗ステップ10の左側に設けている。
また、図1〜図4に示す如く、前記走行機体2は、前バンパ12及び前車軸ケース13を有するエンジンフレーム14と、ディーゼルエンジン5の後部に固定するクラッチハウジング15と、ミッションケース16により構成される。ディーゼルエンジン5の回転をミッションケース16にて変速して、後車輪4または前車輪3に伝達する。加えて、ミッションケース16の左右側面から外向きに後車軸ケース17を突出させ、後車軸ケース17に後車輪4を取付ける。後車軸ケース17にロプスフレーム18を立設させると共に、ミッションケース16前部上面の操縦座席8とロプスフレーム18の間に燃料タンク19を搭載する。
さらに、図1〜図4に示す如く、ミッションケース16の後部上面には、対地作業機としてのロータリ耕耘機24を昇降動するための油圧昇降機構20が搭載される。ミッションケース16の後部に、一対の左右ロワーリンク21及びトップリンク22からなる3点リンク機構23を設け、3点リンク機構23を介してミッションケース16にロータリ耕耘機24を昇降可能に装着させる。左右ロワーリンク21の前端側は、ミッションケース16の後部の左右側面にロワーリンクピン25を介して回動可能に連結している。トップリンク22の前端側は、油圧昇降機構20の後部のトップリンクヒッチ26にトップリンクピン27を介して連結している。さらに、ロータリ耕耘機24にPTO駆動力を伝達するPTO軸28を備え、ミッションケース16の後側面から後向きに突出するようにPTO軸28を設けている。
加えて、油圧昇降機構20には、1対の左右リフトアーム29が設置されている。進行方向に向かって左側のロワーリンク21とリフトアーム29とが、左リフトロッド30を介して連結されている。進行方向に向かって右側のロワーリンク21とリフトアーム29とは、右リフトロッドを形成する複動形の油圧ローリングシリンダ32及びピストンロッド33を介して連結されている。
図1、図2、図8に示す如く、ロータリ耕耘機24は、横長筒状のメインビーム36と、メインビーム36の左右側端部にそれぞれ上端側が連結されたチェンケース37及び軸受板38と、チェンケース37及び軸受板38の下端側に左右両端部が回転自在に軸支された耕耘爪軸39と、耕耘爪軸39に放射状にて着脱可能に取付く複数の耕耘爪40と、耕耘爪40の回転軌跡の上方を覆うように配置された耕耘上面カバー41と、耕耘爪40の回転軌跡の左右側方を覆うように配置された左右耕耘サイドカバー42と、耕耘爪40の回転軌跡の後方を覆うように配置された耕耘リヤカバー43と、メインビーム36に前端側が取付けられて後方に長く伸びる耕深調節フレーム44等を有する。なお、耕深調節ハンドル45の手動操作にて、ロータリ耕耘機24の対地姿勢を、前傾姿勢または後傾姿勢に変化させて、耕耘爪40による耕耘深さを変更可能に構成している。
図1、図8に示す如く、メインビーム36の左右中央部には、PTO軸23からの駆動力を入力するためのギヤケース46が配置されている。PTO軸23からの動力がギヤケース46から耕耘爪軸39に伝えられ、耕耘爪40を図8において反時計方向に回転させて、圃場の耕土を耕起する。
図8に示す如く、耕耘上面カバー41の後端部には、枢着軸47を介して耕耘リヤカバー43の前端側を連結している。走行機体1の幅方向に長い耕耘上面カバー41の上面の後部には、後傾姿勢の一対の左右ハンガーフレーム48が立設されている。耕耘リヤカバー43の上面の後端側と左右ハンガーフレーム48とは、1対の左右ハンガー機構49を介して上下動可能に連結されている。各ハンガーフレーム48の上端部には、受圧軸体48aが水平軸線(中心線)回りに回動可能に配置されている。
また、各ハンガー機構49における細長い丸棒形のハンガーロッド50は、受圧軸体48aに水平軸線(中心線)と直交する方向に摺動可能に貫通している。ハンガーロッド50の下端部は、支軸53を介して、耕耘リヤカバー43の後部上面のブラケット54に回動自在に連結されている。ハンガーロッド50の上端側には、下降規制ピン51が設けられ、受圧軸体48aと下降規制ピン51の間のハンガーロッド50には、ドーナツ形の下降規制板52がハンガーロッド50の軸線方向に摺動可能に被嵌されている。また、ハンガーロッド50の下部側(支軸53より上側)には、上昇規制ピン55が配置され、受圧軸体48aと上昇規制ピン55との間のハンガーロッド50には、ドーナツ形の上下座板56,57を介して、耕耘リヤカバー43に鎮圧力を付与するための鎮圧用圧縮バネ58が被嵌されている。
この構成により、ロータリ耕耘機24が地表面から離れた高さに持上げられたときには、耕耘リヤカバー43の後端側が枢着軸47回りに下方側に回動し、下降規制ピン51が下降規制板52に当接し、下降規制板52が受圧軸体49に当接し、耕耘リヤカバー43がこの後端側を最下降させた姿勢に維持される。一方、ロータリ耕耘機24が耕地上面に降ろされて、耕耘爪40が着地している耕耘作業状態では、耕耘リヤカバー43の後端側が、耕耘された耕土との接地圧にて枢着軸47回りに上方に回動する。また、耕耘リヤカバー43の後端側が枢着軸47回りに上方に回動したとき、上昇規制ピン55及び下座板57を介して鎮圧用圧縮バネ58が圧縮されて、耕耘リヤカバー43の後端側の上方への回動が鎮圧用圧縮バネ58の付勢力にて規制される。そのため、耕耘爪40から耕耘リヤカバー43の後方に排出される耕土量が制限され、耕土表面が耕耘リヤカバー43にて均平に均される。
なお、図1及び図2に示す如く、操縦ハンドル9が配置される操縦コラム60を備え、操縦コラム60の右側下方に左右ブレーキペダル61が配置される。また、操縦コラム60の左側下方に走行クラッチペダル62が配置される。操縦座席8の右側方には、作業機昇降レバー63と、走行主変速レバー64が配置される。操縦座席8の左方には、走行副変速レバー65が配置される。操縦座席8の右側前方には、左右後車輪4の差動駆動をロックするデフロックペダル66が配置される。操縦座席8の後方側で、油圧昇降機構20の上面側には、走行機体2の左右傾動を検出する振り子構造のローリングセンサ67が配置される。
次いで、図3〜図7に示す如く、油圧昇降機構20は、油圧昇降シリンダ71を設ける油圧ケース72を備え、昇降シリンダ71内にピストン73を摺動可能に配置すると共に、油圧ケース72にリフティングシャフト74を介して左右のリフトアーム29の基端部を回動可能に設ける。そして、ピストン73とリフティングシャフト74を、連接棒75と受圧アーム76にて連結させるものであり、連接棒75、受圧アーム76、リフティングシャフト74を介してリフトアーム29にピストン15の摺動を伝えて、リフトアームの先端側を上下回動すべく構成している。
また、昇降シリンダ71を作動制御する昇降バルブ81を備える。油圧ケース72の下面側に昇降バルブ81を固着する。ディーゼルエンジン5にて駆動する油圧ポンプ(図示省略)に、昇降バルブ81を介して、昇降シリンダ71を油圧接続させている。なお、昇降バルブ81のスプール82にて昇降シリンダ71の作動油が「上げ」「中立」「下げ」と切換えられる。
昇降バルブ81のスプール82には復動バネ83が介装されており、スプール82が突出方向、即ち「下げ」の方向に付勢されている。スプール82の先端に押し杆84の一端側が接当しており、押し杆84の他端側に支点軸体85を介して連接リンク体86の中間部が回動可能に軸支されている。油圧ケース72に設けた受筒体87に押し杆84の中間部を摺動自在に支持する。即ち、油圧ケース72に受筒体87を介して押し杆84を摺動自在に配置する。
また、作業機昇降レバー63を軸支する昇降操作軸88と、フィードバックリンク機構89を介してリフトアーム29に連結させるフィードバック軸90を、油圧ケース72の対向側面に回動可能に軸支する。なお、昇降操作軸88と、フィードバック軸90を、同一軸心線上に配置すると共に、リフティングシャフト74に固着するシャフトリンク91と、フィードバック軸90に固着する軸リンク92を、フィードバックロッド93にて連結して、フィードバックリンク機構89を形成する。
図9に示す如く、昇降操作軸88に操作アーム94の基端側を一体的に固着し、操作アーム94の先端側に操作ピン体95を固着すると共に、フィードバック軸90に復帰アーム96の基端側を一体的に固着し、復帰アーム96の先端側に復帰ピン体97を固着する。連接リンク体86の両端側に操作ピン体95と復帰ピン体97を当接させ、作業機昇降レバー63の下降操作(スプール82下げ動作)にてリフトアーム29が下降作動したとき、フィードバックリンク機構89にてスプール82を中立(油圧停止)位置に復帰させ、作業機昇降レバー63の下降操作位置にロータリ耕耘機24を支持させる一方、作業機昇降レバー63の上昇操作(スプール82上げ動作)にてリフトアーム29が上昇作動したとき、フィードバックリンク機構89にてスプール82を中立(油圧停止)位置に復帰させ、作業機昇降レバー63の上昇操作位置にロータリ耕耘機24を支持させるように構成している。
また、図7、図9に示す如く、支点軸体85に耕耘深さ規制リンク体98の中間部を回動可能に軸支すると共に、後述する耕耘深さ検出軸124に規制アーム99の基端側を一体的に固着し、規制アーム99の先端側に規制ピン体100を固着する。耕耘深さ規制リンク体98の一端側に規制ピン体100を係止させ、耕耘リヤカバー43の昇降動に連動して後述するセンサ入力規制体112を介して耕耘深さ規制リンク体98を回動させ、耕耘リヤカバー43の耕耘深さ検出結果に基づき、ロータリ耕耘機24の耕耘深さが自動的に制御されるように構成している。なお、耕耘リヤカバー43が最大上昇(最大耕耘深さ)位置に持上げられたとき、油圧ケース72の規制壁部72aに耕耘深さ規制リンク体98の他端側が当接し、ロータリ耕耘機24の耕耘深さが制限されるように構成している。
さらに、図3、図6〜図9に示す如く、対地作業機としてのロータリ耕耘機24の耕耘深さを検出する対地作業センサとしての耕耘リヤカバー43に連結させるセンサワイヤ111を備え、センサワイヤ111にて耕耘リヤカバー43(対地作業センサ)角度を検出する。耕耘リヤカバー43にセンサワイヤ111の一端側を連結させると共に、仲介リンク110にセンサワイヤ111の他端側を連結させる。下降側吸収バネ113を介して仲介リンク110にセンサ入力ロッド114の一端側を連結させる。センサワイヤ111引張側にセンサ入力ロッド114を下降側吸収バネ113にて弾圧している。
また、図6に示す如く、昇降バルブ81が操作されるフィードバック軸90とセンサワイヤ111の連結途中にセンサ入力規制体112を設ける。後述する耕耘深さ設定レバー126に連結させるセンサリンク115と、センサリンク115に調節ネジ116を介して連結する調節リンク117にて、センサ入力規制体112を分割形成している。フィードバック軸90に耕耘深さ検出軸124を被嵌させ、耕耘深さ検出軸124に連係リンク118の基端側を設け、センサ入力ロッド114の他端側に連係リンク118の先端部を連結させると共に、連係リンク118の中間部に連係ピン体119を固着している。
図6に示す如く、センサリンク115と調節リンク117間に連係ピン体119を遊嵌係合させると共に、調節ネジ116にてセンサリンク115と調節リンク117の間隔(連係ピン体119の遊嵌幅)を変更可能に連結して、センサ入力規制体112の規制幅を調整可能に構成している。センサワイヤ111引張側に連係リンク118を弾圧支持する復帰スプリング120を設け、センサリンク115側に連係ピン体119を復帰スプリング120にて当接支持するように構成している。即ち、センサリンク115と調節リンク117にて、センサ入力規制体112を分割形成し、センサ入力規制体112の規制幅であるセンサリンク115と調節リンク117の間隔(連係ピン体119の移動幅)を調整可能に構成したもので、ロータリ耕耘機24の昇降速度を容易に変更でき、昇降バルブ81の応答性を向上できる。
図9に示す如く、フィードバック軸90に耕耘深さ設定軸125を被嵌させ、耕耘深さ設定軸125に耕耘深さ設定レバー126の基端側を設け、耕耘深さ設定軸125に設定アーム127の基端側を一体的に固着し、設定アーム127の先端側に設定ピン体128を固着する。耕耘深さ規制リンク体98の他端側に設定ピン体128を係止させ、耕耘深さ設定レバー126にて設定した耕耘深さに、ロータリ耕耘機24の耕耘深さが自動的に制御されるように構成している。
また、図6に示す如く、耕耘深さ設定レバー126にセンサリンク115を連結させる耕耘深さ設定リンク機構131を備える。耕耘深さ設定ロッド132,133と、耕耘深さ設定リンク134,135と、中継軸136などにて、耕耘深さ設定リンク機構131を形成している。耕耘深さ設定レバー126にて設定した耕耘深さの規制幅内で、昇降シリンダ71の作動油流量が制限され、ロータリ耕耘機24の上昇または下降速度を制御可能に構成している。耕耘深さ設定ロッド133にターンバックル137を設け、伸縮調節可能に耕耘深さ設定ロッド133を形成し、耕耘深さ設定ロッド133の長さを調節して、センサリンク115と調節リンク117の規制域(上げ規制域と下げ規制域のバランス)を変更できる。即ち、ロータリ耕耘機24の耕耘深さ自動制御において、例えば、ロータリ耕耘機24の下げを小幅にし、ロータリ耕耘機24の上げを大幅にし、下げ側が少しで上げ側が大きくなるように、ロータリ耕耘機24を昇降させることが可能になる。
上記の構成により、耕耘リヤカバー43が上げ側に急激に変位して、センサワイヤ111が大きく弛んだとき、センサリンク115と調節リンク117間で連係ピン体119が移動する一方、耕耘リヤカバー43が下げ側に急激に変位して、センサワイヤ111が大きく引張られたとき、下降側吸収バネ113が圧縮される。即ち、耕耘リヤカバー43が上げ側または下げ側に急激に変位しても、耕耘リヤカバー43の昇降動に基づいた昇降バルブ81のスプール82操作量が規制され、昇降バルブ81にて制御される昇降シリンダ71の作動油流量が制限され、作動油流量が少量の範囲で昇降シリンダ71が作動し、ロータリ耕耘機24が急激に上昇または下降するのを防止できる。ロータリ耕耘機24の耕耘深さ自動制御のハンチング(不安定な制御動作)を低減できる。
耕耘リヤカバー43の急激な変位に対して、連係リンク118とフィードバック軸90を介して連接リンク体86が緩慢に作動し、昇降シリンダ71の昇降速度が遅い範囲で、耕耘リヤカバー43の昇降動に基づき、ロータリ耕耘機24の耕耘深さが自動的に制御され、ロータリ耕耘機24の耕耘深さが設定深さに維持される。調節ネジ116操作にてセンサリンク115と調節リンク117の間隔を変更して、昇降シリンダ71の昇降速度の規制範囲(規制幅)を調整でき、ロータリ耕耘機24の耕耘深さ自動制御における昇降速度をコントロールして、耕耘深さ自動制御の応答性を可変できる。
次いで、図10〜図15を参照して、第2実施形態の油圧昇降機構20を説明する。上記した第1実施形態のセンサ入力規制体112(センサリンク115、調節リンク117)に代えて、第2実施形態では、センサ入力規制体112としてセンサ入力規制リンク211を備え、耕耘深さ検出軸124にセンサ入力規制リンク211を設けている。センサ入力規制リンク211に入力規制孔211aを形成し、連係ピン体119を遊嵌係合させると共に、センサ入力規制リンク211に耕耘深さ設定ロッド133を連結する。そして、第1実施形態と同様に、耕耘リヤカバー43が上げ側に急激に変位して、センサワイヤ111が大きく弛んだとき、入力規制孔211a内で連係ピン体119が移動する一方、耕耘リヤカバー43が下げ側に急激に変位して、センサワイヤ111が大きく引張られたとき、下降側吸収バネ113が圧縮されるものであり、ロータリ耕耘機24が急激に上昇または下降するのを防止して、ロータリ耕耘機24の耕耘深さ自動制御のハンチング(不安定な制御動作)などを低減している。
図1、図6、図11に示す如く、前車輪3及び後車輪4にて走行自在に支持された作業車両としてのトラクタ1に、リンク機構23を介して対地作業機としてのロータリ耕耘機24を昇降可能に装着すると共に、ロータリ耕耘機24を昇降動する油圧昇降シリンダ71及び昇降バルブ81と、ロータリ耕耘機24の対地作業センサとしての耕耘リヤカバー43角度を検出するセンサワイヤ111を備えてなる作業機の姿勢制御装置において、昇降バルブ81とセンサワイヤ111の連結途中にセンサ入力規制体112を設けている。したがって、耕耘リヤカバー43の角度検出量の規制にて昇降バルブ81切換範囲を規制でき、油圧昇降シリンダ71の昇降速度が遅い領域で耕耘深さを制御でき、ハンチングを防止できる。例えば、対地作業機としてロータリ耕耘機24を装着する場合、耕耘リヤカバー43(対地作業センサ)の上下回動の検出結果に基づいて油圧昇降バルブ81を切換え、ロータリ耕耘機24の耕耘深さを一定に維持する耕深自動制御を行う構造において、耕耘リヤカバー43が急激に大きく変位しても、油圧昇降バルブ81による油圧昇降シリンダ71の作動油流量が大きく変化することがなく、耕深自動制御幅を適正に維持できる。また、耕耘リヤカバー43の上下回動を電気的に検出して、その検出結果に基づいて電磁式の油圧昇降バルブを切換える構造、または油圧昇降バルブ81と別に耕深自動制御用の特別な油圧バルブを設ける構造に比べ、耕深自動制御構造を簡単に簡略化できると共に、耕深自動制御構造の製造コストを容易に低減できる。
図6、図11に示す如く、昇降バルブ81にセンサワイヤ111を連結するセンサ入力ロッド114を備える構造であって、センサワイヤ111引張り側にセンサ入力ロッド114を下降側吸収バネ113にて弾圧するように構成している。したがって、ロータリ耕耘機24(リヤカバー43)の大きな変位量の影響を低減できる。例えば、センサワイヤ111が引張り側に大きく変化したとき、センサ入力ロッド114が弾圧力に抗して変位して、センサワイヤ111の急変を吸収できる一方、センサワイヤ111が弛み側に大きく変化したとき、センサ入力規制体112にて前記センサワイヤ111の急変を吸収できるから、センサ入力規制体112の構造を簡略化できる。
図6、図11に示す如く、対地作業機としてロータリ耕耘機24を設けると共に、耕耘深さを設定するための耕耘深さ設定具としての耕耘深さ設定レバー126を備える構造であって、耕耘深さ設定レバー126に前記センサ入力規制体112を連結させている。したがって、耕耘深さ設定レバー126の設定深さの規制幅内でロータリ耕耘機24の昇降速度を制御できる。耕耘深さ設定レバー126の設定深さ操作に関わらず、常に昇降速度が遅い領域で耕耘深さを制御できる。
図6、図11に示す如く、耕耘深さを設定するための耕耘深さ設定具としての耕耘深さ設定レバー126を備える構造であって、耕耘深さ設定レバー126にセンサ入力規制体112を連結させる耕耘深さ設定ロッド133を設け、耕耘深さ設定ロッド133を伸縮可能に形成し、センサ入力規制体112の規制幅を調整可能に構成している。したがって、センサ入力規制体112の規制域(上昇側規制域と下降側規制域のバランス)を簡単に変更でき、昇降バルブ81の応答性を向上できる。例えば、センサワイヤ111の変化に対して、ロータリ耕耘機24の昇降速度を、下降側が少しで上昇側が大きく昇降するように設定でき、ロータリ耕耘機24の駆動負荷の急増(過負荷運転)などを抑制できる。
1 トラクタ(作業車両)
3 前車輪
4 後車輪
23 3点リンク機構
24 ロータリ耕耘機(対地作業機)
43 耕耘リヤカバー(対地作業センサ)
71 昇降シリンダ
81 昇降バルブ
111 センサワイヤ
112 センサ入力規制体
114 センサ入力ロッド
133 耕耘深さ設定ロッド
211 センサ入力規制リンク(センサ入力規制体)

Claims (4)

  1. 前車輪及び後車輪にて走行自在に支持された作業車両に、リンク機構を介して対地作業機を昇降可能に装着すると共に、前記対地作業機を昇降動する油圧昇降シリンダ及び昇降バルブと、前記対地作業機の対地作業センサ角度を検出するセンサワイヤを備えてなる作業機の姿勢制御装置において、
    前記昇降バルブと前記センサワイヤの連結途中にセンサ入力規制体を設けるとともに、前記センサ入力規制体の規制幅を調整可能に構成したことを特徴とする作業機の姿勢制御装置。
  2. 前記センサ入力規制体を分割形成したことを特徴とする請求項1に記載の作業機の姿勢制御装置。
  3. 前記センサ入力規制体としてセンサ入力規制リンクを設けて該センサ入力規制リンクに入力規制孔を形成したことを特徴とする請求項1に記載の作業機の姿勢制御装置。
  4. 前車輪及び後車輪にて走行自在に支持された作業車両に、リンク機構を介して対地作業機を昇降可能に装着すると共に、前記対地作業機を昇降動する油圧昇降シリンダ及び昇降バルブと、前記対地作業機の対地作業センサ角度を検出するセンサワイヤを備えてなる作業機の姿勢制御装置において、
    前記昇降バルブと前記センサワイヤの連結途中にセンサ入力規制体を設けるとともに、
    耕耘深さを設定するための耕耘深さ設定具を備える構造であって、前記耕耘深さ設定具に前記センサ入力規制体を連結させる耕耘深さ設定ロッドを設け、前記耕耘深さ設定ロッドを伸縮可能に形成し、前記センサ入力規制体の規制幅を調整可能に構成したことを特徴とする作業機の姿勢制御装置。
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