JP4033831B2 - トラクタの操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は、対地作業装置を自走車体に対して昇降操作する油圧シリンダを設け、この油圧シリンダの制御弁の揺動自在な操作部を下降側に揺動付勢し、前記操作部と、前記対地作業装置に作業深さを検出するように設けた検出機構とを連動させて、対地作業装置による作業深さが設定作業深さになる状態に前記油圧シリンダを自動操作させる連動機構を設けたトラクタの操作装置に関する。
上記操作装置において、作業深さ設定レバーを設けて、この作業深さ設定レバーによって制御目標作業深さを変更自在に設定するようにした場合、この作業深さ設定レバーを操作することによって、自動作業深さ制御を入り状態と切り状態に切り換え操作することができるようにすれば、自動作業深さ制御の入り操作と、制御目標深さの設定とがレバーの持ち替えを必要としないで行なえるなど操作面で有利なものになる。
従来、特許文献1に示されるように、センサワイヤ37(検出機構に相当)を制御弁6の調節レバー22b(操作部に相当)に連動させる操作リンク42に主長孔部分43aを設け、この主長孔部分43aに摺動自在に入り込んだ係止ピン44を調節レバー22bに設け、センサワイヤ37と操作リンク42を連動させている揺動リンク41が連結している支持リンク46に連係ロッド47を介してオートレバー32(作業深さ設定レバーに相当)を連結し、オートレバー32を「浅」位置から「深」位置までの操作域(自動制御入りの操作域に相当)に操作すると、制御弁6が中立バランスした状態になれば係止ピン44が主長孔部分43aの前端eに当接し、操作リンク42が後方に移動されると、主長孔部分43aの前端eで係止ピン44が後方に移動操作されて調節レバー22bが上昇側Uに回動される状態になる。すなわち、ロータリ耕耘装置3(対地作業装置に相当)がオートレバー32によって設定された目標耕深に維持されるように、自動的に耕深制御が行なわれるようになる。
オートレバー32を「切」位置(自動制御切りの操作域に相当)に操作すると、主長孔部分43aの前端eと係止ピン44の当接が回避され、後カバー34が最大に持ち上げられても、操作リンク42による調節レバー22bの上昇側Uへの操作が不能になる。すなわち、自動耕深制御が切りの状態になる。というものがあった。
特開2002−8号公報( 〔0037〕−〔0053〕欄、図2,8,9 )
上記操作装置にあっては、作業深さ設定レバーに、自動制御を入り状態に維持しながら制御目標作業深さを変更するべく作業深さ設定レバーを操作するための操作域としての自動制御入りの操作域と、自動制御を切り状態にするべく作業深さ設定レバーを操作するための操作域としての自動制御切りの操作域とを備えさせる必要があるが、上記した従来の操作装置の場合、作業深さ設定レバーの全操作域のうち、自動制御切りの操作域として占められる部分の割合が比較的大きくなっていた。この結果、作業深さ設定レバーを設置するスペースが狭い場合、作業深さ設定レバーの全操作域を大きくできないことから、作業深さを調節できる範囲が狭くなっていた。
本発明の目的は、作業深さ設定レバーによって自動制御の入り切り操作をすることができながら、作業深さ設定レバーの全操作域の大きさの割には、設定作業深さを広い調節範囲にわたって変更設定することができるトラクタの操作装置を提供することにある。
本第1発明にあっては、対地作業装置を自走車体に対して昇降操作する油圧シリンダを設け、この油圧シリンダの制御弁の揺動自在な操作部を下降側に揺動付勢し、前記操作部と、前記対地作業装置に作業深さを検出するように設けた検出機構とを連動させて、対地作業装置による作業深さが設定作業深さになる状態に前記油圧シリンダを自動操作させる連動機構を設けたトラクタの操作装置において、
揺動操作自在な作業深さ設定レバーの揺動軸芯と偏芯した部位に一端側が回動自在に連結され、他端側が前記検出機構に連動され、前記操作部に対する連動部を中間部に有した連動リンクを前記連動機構に備えさせ、前記作業深さ設定レバーに、前記連動部が前記操作部に対して当接して前記連動リンクが前記検出機構と前記操作部とを連動させる自動制御入りの操作域と、前記連動部が前記操作部から離間して前記連動リンクが前記検出機構と前記操作部との連動を絶つ自動制御切りの操作域とを備えてあるとともに、前記自動制御入り操作域において前記作業深さ設定レバーが操作されることによって前記連動部が前記操作部の揺動軸芯に対して遠近する方向に移動して前記設定作業深さが変化するように構成してある。
すなわち、作業深さ設定レバーが揺動操作されると、この作業深さ設定レバーと連動リンクの連結点が作業深さ設定レバーの揺動軸芯を移動中心にして移動することから、連動リンクが検出機構側に連結している連結点を揺動支点にして揺動して連動リンクの連動部が操作部に対して遠近方向に移動し、作業深さ設定レバーが制御入りの操作域に操作されると、連動リンクの連動部が操作部に対して当接した状態になり、作業深さ設定レバーが制御切りの操作域に操作されると、連動リンクの連動部が操作部から離間した状態になる。
連動リンクの連動部が操作部に対して当接した状態になると、操作部が作業深さ設定レバーの操作位置に対応した揺動位置に操作部の下降付勢に抗して連動リンクの連動部によって受け止め支持される状態になり、かつ、検出機構と操作部とが連動機構によって連動された状態になり、検出機構による検出結果が変化すると、これに伴う連動リンクの作業深さ設定レバーとの連結点を揺動支点にした揺動のために連動リンクの連動部が操作部を上昇側に押圧操作したり、操作部が付勢力で下降側に揺動したりして制御弁が作動し、検出機構による検出作業深さが作業深さ設定レバーの操作位置に対応する作業深さになるように油圧シリンダが対地作業装置を昇降操作する。
連動リンクの連動部が操作部から離間した状態になると、検出機構による検出結果が変化して連動リンクが作業深さ設定レバーとの連結点を揺動支点にして揺動しても、操作部が連動リンクによって操作されなくて制御弁が作動しないように、連動機構が検出機構と操作部の連動を解除した状態になり、検出機構の検出結果に基く対地作業装置の昇降操作が行なわれなくなる。このときの連動リンクの操作部に対する姿勢が適切になるように設定すれば、検出機構による検出結果が変化して連動リンクが揺動しても、連動部が操作部に対してこれに沿う方向に移動して操作部に対する離間状態を維持するようになり、連動機構を連動入り状態から連動切り状態に切り換えるように作業深さ設定レバーを操作するストロークを従来のそのストロークより小にしながら、連動機構のその切り換え操作を可能にできる。
従って、本第1発明によれば、作業深さ設定レバーを操作するだけで操作容易に制御目標作業深さを変更設定したり、自動制御を入り状態と切り状態に切り換え操作したりすることができながら、自動制御を入り状態から切り状態に切り換えるための耕深設定レバーの操作ストロークを小ストロークにし、作業深さ設定レバーの全操作域をあまり大きくできない場合でも、その全操作域のうち自動制御切りの操作域として占められる部分の割合を小にして、自動制御入りの操作域として占められる操作域の割合を大にし、全操作域の大きさの割には設定作業深さを広い調節範囲にわたって変更調節しながら作業することができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、左右一対の操向操作自在な前車輪1及び左右一対の後車輪2が原動部に位置するエンジン3からの駆動力によって駆動されて走行し、かつ、原動部の後方に位置する運転座席4が装備された運転部を備えた自走車体の車体フレームの後部を構成しているミッションケース5の後部に、左右一対のリフトアーム11を備えたリンク機構10、及び、動力取り出し軸6を設けてトラクタを構成し、このトラクタの車体後部に前記リンク機構10を介してロータリ耕耘装置20を連結するとともに、前記エンジン3の駆動力を前記動力取り出し軸6から回転軸7を介してロータリ耕耘装置20に伝達するように構成して、乗用型耕耘機を構成してある。
すなわち、図3に示す如く前記ミッションケース5の内部に、リフト用の油圧シリンダ8及び制御弁30を設け、この制御弁30を切り換え操作すると、油圧シリンダ8が作動して左右一対のリフトアーム11,11を上下に揺動操作してリンク機構10をミッションケース5に対して上下に揺動操作することにより、ロータリ耕耘装置20を耕耘ロータ21が接地した下降作業状態と、耕耘ロータ21が圃場面上から浮上した上昇非作業状態とに昇降操作する。ロータリ耕耘装置20を下降作業状態にして自走車体を走行させると、ロータリ耕耘装置20が回動する耕耘ロータ21によって土壌を耕起していく。
図1に示す如く運転部の運転座席4の横側に設けたポジションレバー40及び耕深設定レバー41、制御弁30に連動している図2の如きフィードバック機構70、ロータリ耕耘装置20の耕耘深さを検出するようにロータリ耕耘装置20に設けた耕深検出機構22を備えた操作装置によって前記制御弁30を人為的に操作したり、自動的に操作させてロータリ耕耘装置20を人為的に昇降操作したり、自動的に昇降制御させるように構成してある。
前記操作装置についてさらに詳述すると、次の如く構成してある。
図2に示すように、ポジションレバー40及び耕深設定レバー41の基部は、ミッションケース5にレバーステー60を介して固定されたレバー支軸61に回動自在に連結してあり、ポジションレバー40及び耕深設定レバー41の先端側は、後輪フェンダー62に固定された図7の如きレバーガイド63のガイド溝63a,63bを挿通しており、ポジションレバー40は、前記レバー支軸61の車体横向きの軸芯P3まわりで前記ガイド溝63bに沿わせて車体前後方向に揺動操作するようになり、かつ、ポジションレバー40の基部に作用する位置決め機構64による摩擦抵抗によって任意の操作位置に位置保持できるようになっている。耕深設定レバー41は、前記レバー支軸61の車体横向きの軸芯P3まわりで前記ガイド溝63aに沿わせて車体前後方向に揺動操作するようになり、かつ、耕深設定レバー41の基部に作用する位置決め機構71による摩擦抵抗によって任意の操作位置に位置保持できるようになっている。
図3,6に示すように、制御弁30は、バルブケース31に組み込まれた主スプール32、下降バルブ33、リリーフバルブ34、アンロードバルブ35、バルブケース31の外部で主シュプール32及び下降バルブ33に連結している連動部材36、この連動部材36に作用して制御弁30を下降駆動状態に付勢している下降ばね37などを備えて構成してある。ミッションケース5の横側壁部の外面側に設けた一対の揺動自在なアーム部材の一方によって、制御弁30の主操作部38を構成し、他方のアーム部材によって、制御弁30のフィードバック操作部39を構成してある。
主操作部38は、この主操作部38をミッションケース5の横側壁部に連結している回転支軸38aの軸芯P1まわりでミッションケース5に対して車体前後方向に揺動し、フィードバック操作部39は、このフードバック操作部39をミッションケース5の横側壁部に連結している回転支軸39aの軸芯P2まわりでミッションケース5に対して車体前後方向に揺動する。ミッションケース5の内部において、主操作部38の前記回転支軸38aから一体回動自在に延出する連動アーム38bの遊端部が、前記連動部材36に対して連結軸44の軸芯まわりで相対回動自在に連結している天秤リンク45の一端側に係合し、フィードバック操作部39の回転支軸39aから一体回動自在に延出する連動アーム39bの遊端部が前記天秤リンク45の他端側に係合している。
つまり、制御弁30が中立状態にある状態から主操作部38が軸芯P1まわりで上昇側U(車体後方側)に揺動操作されると、連動アーム38bが主操作部38と共に軸芯P1まわりで車体後方側に揺動し、天秤リンク45がフィードバック操作部39の方の連動アーム39bの遊端部を揺動支点にして車体後方側に揺動操作されて連動部材36を介して主スプール32をバルブケース31に入り込む側に摺動操作する。すると、制御弁30は、上昇駆動状態に切り換わり、油圧ポンプ46からの圧油を油圧シリンダ8に供給してこの油圧シリンダ8を耕耘装置上昇側に作動させる。この状態からフィードバック操作部39が軸芯P2まわりで車体後方側に揺動操作されると、連動アーム39bがフィードバック操作部39と共に軸芯P2まわりで車体前方側に揺動し、天秤リンク45が主操作部38の方の連動アーム38bの遊端部を揺動支点にして車体前方側に揺動操作されて連動部材45を介して主スプール32をバルブケース31から突出する側に摺動操作する。すると、制御弁30は、中立状態に戻り、油圧シリンダ8に対する圧油供給を停止してこの油圧シリンダ8の作動を停止させる。
制御弁30が中立状態にある状態から主操作部38が軸芯P1まわりで下降側D(車体前方側)に揺動操作されると、連動アーム38bが主操作部38と共に軸芯P1まわりで車体前方側に揺動し、天秤リンク45がフィードバック操作部39の方の連動アーム39bの遊端部を揺動支点にして車体前方側に揺動操作されて連動部材36を介して主スプール32をバルブケース31から突出する側に摺動操作する。すると、制御弁30は、下降駆動状態に切り換わり、油圧シリンダ8の油をロータリ耕耘装置20の荷重によって排出させてこの油圧シリンダ8を耕耘装置下降側に作動させる。この状態からフィードバック操作部39が軸芯P2まわりで車体前方側に揺動操作されると、連動アーム39bがフィードバック操作部39と共に軸芯P2まわりで車体後方側に揺動し、天秤リンク45が主操作部38の方の連動アーム38bの遊端部を揺動支点にして車体後方側に揺動操作されて連動部材36を介して主スプール32をバルブケース31に入り込む側に摺動操作する。すると、制御弁30は、中立状態に戻り、油圧シリンダ8の排油を停止してこの油圧シリンダ8の作動を停止させる。
図4,5に示すように、前記耕深検出機構22は、ロータリ耕耘装置20の耕耘ロータ21の後方を覆うようにロータリ耕耘装置20に設けた後部カバー23、この後部カバー23の上端部に連動ロッド24を介して入力アーム部25aが連動するように構成してロータリ耕耘装置20の機体上部に設けた出力リンク25を備えて構成してある。
後部カバー23は、耕耘ロータ21の上方を覆うように構成してロータリ耕耘装置21の機体に固定された上部カバー26に対して後部カバー23の上端部に位置する機体横向きの軸芯まわり上下揺動自在に連結している。後部カバー23が有するばね受け体23aと、上部カバー26が有するばね支持体26aとにわたって設けた下降操作ばね27が後部カバー23を下降側に揺動付勢しており、後部カバー23の下端側が耕耘ロータ21による耕耘後の地面上に接地するようになっている。出力リンク25は、ロータリ耕耘装置20の機体に固定のブラケット28に対して軸芯25cまわりで回動自在に連結しており、後部カバー23が上下揺動するに伴い、連動ロッド24のために後部カバー23に連動して前記軸芯25cまわりで揺動する。
つまり、耕深検出機構22は、後部カバー23を接地センサーとし、この接地センサーの上部カバー26に対する揺動角に基いてロータリ耕耘装置20による耕耘深さを検出し、この検出結果を出力リンク25の出力アーム部25bから出力する。
前記耕深検出機構22の前記出力アーム部25bは、図5の如くこの出力アーム部25bに一端側が連結しているインナーワイヤ51aを備えた操作ワイヤ51などで成る自動耕深用の連動機構50によって前記制御弁30の前記主操作部38に連動させてある。
図2,8に示すように、前記自動耕深用の連動機構50は、前記操作ワイヤ51、この操作ワイヤ51の前記インナーワイヤ51aの他端側が入力アーム部52aに連結している中間連動リンク52、この中間連動リンク52の出力アーム部52bに後端側が連結している耕深制御ロッド56、この耕深制御ロッド56の前端側が端部に連結している連動リンク57を備えて構成してある。
図2,8に示すように、中間連動リンク52の取り付け部52cは、ミッションケース5の後部に固定された支持部材53が有する支軸54に回動自在に連結しており、中間連動リンク52は、前記支軸54の車体横向きの軸芯まわりで車体前後方向に揺動する。
図9,12などに示すように、連動リンク57の一端側を、耕深設定レバー41の揺動軸芯P3から偏芯した部位に連結ピン58によって相対回動自在に連結してある。連動リンク57の他端側を、前記耕深制御ロッド56の前端側に対して相対回動自在に連結することによって、この耕深制御ロッド56、前記中間連動リンク52、前記操作ワイヤ51を介して耕深検出機構22の前記出力アーム部25bに連動させてある。連動リンク57の耕深設定レバー41に連結している部位と、耕深制御ロッド56に連結している部位との中間部に位置する部位に、連動ピンを付設して制御弁30の前記主操作部38に対する連動部59を設けてある。これにより、後部カバー23が上下揺動して耕深検出機構22の検出結果が変化すると、出力アーム部25bが操作ワイヤ51及び中間連動リンク52を介して耕深制御ロッド56を前後方向に移動操作することにより、連動リンク59が連結ピン58を揺動支点にして車体前後方向に揺動操作される。そして、耕深設定レバー41の操作位置によっては、連動リンク57が揺動操作されるに伴って連動部59を介して主操作部38を揺動操作したり、連動リンク57が揺動操作されても主操作部38を操作しなくなったりする。
すなわち、耕深設定レバー41が前記ガイド溝63aに沿わせて揺動操作されると、連結ピン58が車体前後方向に移動して主操作部38に対して近づいたり離れたりする。図12に示すように、耕深設定レバー41がガイド溝63aの車体後方側の大部分によって形成される入り操作域Kに操作されると、連結ピン58が主操作部38に対して近づいた状態になる。すると、連動リンク57の連動ピン59が主操作部38に対して当接した状態になるとともにこの当接状態が連動リンク57の連結ピン58を揺動支点にしての揺動にかかわらず維持される状態になり、図12(イ)、(ロ)に示すように、連動リンク57は、耕深制御ロッド56によって揺動操作されるに伴い、主操作部38を連動部59による押圧操作によって上昇側Uに揺動操作したり、主操作部38を前記下降ばね37による操作力によって下降側Dに揺動操作したりする。すなわち、耕深検出機構22の検出結果の変化に伴う耕深制御ロッド56の作動が連動リンク57によって主操作部38に伝達されるように耕深検出機構22と主操作部38を連動させ、耕深検出機構22の検出結果に基く連動機構50による制御弁30の自動操作が行なわれるように自動耕深制御入りの状態になる。また、図12(ロ)に示すように、耕深設定レバー41が入り操作域Kで車体後方側に操作されていくと、連動リンク57が耕深制御ロッド56に対する連結点56aを揺動支点にして車体後方側に揺動していって連動部59によって主操作部38を上昇側Uに押圧操作していき、制御弁30が中立状態になるときの後部カバー23の耕耘装置機体に対する取り付け高さが低くなっていく。すなわち、耕深設定レバー41が入り操作域Kで車体後方側に操作されるほど、耕深検出機構22による検出結果に基く連動機構50による制御弁30の自動操作によって維持される制御目標耕耘深さが浅くなっていき、耕深設定レバー41が入り操作域Kで車体前方側に操作されるほど、耕深検出機構22による検出結果に基く連動機構50による制御弁30の自動操作によって維持される制御目標耕耘深さが深くなっていく。
図11,13(イ)、(ロ)に示すように、耕深設定レバー41がガイド溝63aの車体前方側部分によって形成される切り操作域OFFに操作されると、連結ピン58が主操作部38に対して離れた状態になり、連動リンク57が連結ピン58を揺動支点にして揺動して連動部59が移動しても、連動部59は主操作部38から離れたままで主操作部38の揺動軸芯P1に対して遠近する方向に移動するようになり、連動リンク57が耕深制御ロッド56によって揺動操作されても主操作部38を操作しなくなる。すなわち、耕深検出機構22の検出結果の変化に伴う耕深制御ロッド56の作動が主操作部38に伝達されないように耕深検出機構22と主操作部38の連動を絶ち、耕深検出機構22の検出結果に基く連動機構50による制御弁30の操作が不能になるように自動耕深制御切りの状態になる。
図2,8に示すように、フィードバック機構70は、左右一対のリフトアーム11の一方と、この一方のリフトアーム11の基部に連結具68を介して一端側が回動自在に連結し、他端側が前記フィードバック操作部39に相対回動自在に連結していて一方のリフトアーム11とフィードバック操作部39とを連動させているフィードバックロッド69とによって構成してあり、主操作部38が操作されてロータリ耕耘装置20が所定ストロークを上昇や下降操作されるに伴って制御弁30が中立状態に戻るように昇降するロータリ耕耘装置20の作動をフィードバック操作部39に伝達する。すなわち、ロータリ耕耘装置20を上昇させるようにリフトアーム11が上昇側に揺動操作されると、フィードバックロッド69がリフトアーム11によって車体後方側に引っ張り操作されてフィードバック操作部39を車体後方側に揺動操作し、ロータリ耕耘装置20を下降させるようにリフトアーム11が下降側に揺動操作されると、フィードバックロッド69がリフトアーム11によって車体前方側に押し操作されてフィードバック操作部39を車体前方側に揺動操作する。
図3,10に示すように、ポジションレバー40の基端側に、主操作部38に対する操作部40aを設けてあり、ポジションレバー40は、車体後方側に揺動操作されると、前記操作部40aによって主操作部38の被操作部38dに対して車体前方側から当接して押圧作用して主操作部38を下降ばね37に抗して上昇側Uに揺動操作し、車体前方側に揺動操作されると、前記操作部40aによる主操作部38に対する押圧操作を解除することによって、主操作部38を下降ばね37による操作力によって下降側Dに揺動操作する。ポジションレバー40は、主操作部38を下降ばね37に抗して上昇側Uに揺動操作した場合、前記位置決め機構71による摩擦制動のために操作位置に保持されて主操作部38を下降ばね37によって戻されないように操作部40aによって受け止め支持する。
つまり、耕耘作業を行なうに当たり、耕深設定レバー41を入り操作域Kに操作し、ポジションレバー40をガイド溝63bの車体前方側端部に操作して主操作部38が連動機構50によって操作される際の障害にならないようにしておく。すると、自走車体が前後に傾斜するなどしても、耕深検出機構22が後部カバー23によって検出する検出耕深が耕深設定レバー41の操作位置によって決まる設定耕深になるように、耕深検出機構22による検出結果を基に連動機構50によって主操作部38が自動的に操作され、かつ、リフトアーム11が操作されるに伴ってフィードバック機構70によってフィードバック操作部39が自動的に操作される。これにより、自走車体の前後傾斜などにかかわらず、ロータリ耕耘装置20による耕耘深さを耕深設定レバー41の操作位置に対応する設定耕深に維持しながら耕耘作業を行なうことができる。
耕深設定レバー41を切り操作域OFFに操作すると、自動耕深制御が切り状態になって耕深検出機構22の検出結果が変化しても連動機構50による制御弁30の主操作部38の自動操作が行なわれなくなる。この場合、ポジションレバー40をガイド溝63bの車体前方側端部よりも車体後方側に位置した部位に操作する。すると、ポジションレバー40が操作部40aによって主操作部38を上昇側Uに操作したり、主操作部38を下降ばね37によって下降側Dに操作したりし、制御弁30が上昇駆動状態になってリフトアーム11が油圧シリンダ8によって上昇操作されてロータリ耕耘装置20を上昇操作したり、制御弁30が下降駆動状態になってリフトアーム11がロータリ耕耘装置20の荷重によって下降操作されてロータリ耕耘装置20を下降操作していく。ロータリ耕耘装置20がポジションレバー40の操作ストロークに比例した昇降量だけ昇降すると、フィードバック機構70のために制御弁30が中立状態に戻ってリフトアーム11の昇降操作が停止される。これにより、ロータリ耕耘装置20をポジションレバー40の操作位置に対応する連結高さに上昇や下降させてその連結高さに固定しながら作業や走行することができる。
〔別実施形態〕
ロータリ耕耘装置20に替えて、プラウが連結されたり、ボックスブレードなどの整地作業装置が連結されたりする場合にも、本発明は適用できる。したがって、ロータリ耕耘装置20、プラウ、整地作業装置などを総称して対地作業装置20と呼称し、耕深検出機構22を、作業深さを検出する検出機構22と呼称し、耕深設定レバー41を作業深さ設定レバー41と呼称する。
乗用型耕耘機の側面図 ポジションレバー、耕深設定レバーの配設部の側面図 制御弁、主操作部、フィードバック操作部の配設部の断面図 ロータリ耕耘装置の概略側面図 耕深検出機構の出力部の平面図 制御弁の油圧回路図 ポジションレバー、耕深設定レバーの操作域を示す平面図 主操作部、フィードバック操作部の配設部の平面図 耕深設定レバーの耕深制御切り状態での側面図 ポジションレバーの側面図 耕深設定レバーの耕深制御切り状態での連動リンクの作動を示す側面図 (イ)、(ロ)は、耕深設定レバーの耕深制御入り状態での連動リンクの作動を示す側面図 (イ)、(ロ)は、耕深設定レバーの耕深制御切り状態での連動リンクの作動を示す側面図
符号の説明
8 油圧シリンダ
20 対地作業装置
22 作業深さ検出機構
30 制御弁
38 制御弁の操作部
41 作業深さ設定レバー
50 連動機構
57 連動リンク
59 連動部
P3 作業深さ設定レバーの揺動軸芯
K 入り操作域
OFF 切り操作域
P1 操作部の揺動軸芯
P3 作業深さ設定レバーの揺動軸芯

Claims (1)

  1. 対地作業装置を自走車体に対して昇降操作する油圧シリンダを設け、この油圧シリンダの制御弁の揺動自在な操作部を下降側に揺動付勢し、前記操作部と、前記対地作業装置に作業深さを検出するように設けた検出機構とを連動させて、対地作業装置による作業深さが設定作業深さになる状態に前記油圧シリンダを自動操作させる連動機構を設けたトラクタの操作装置であって、
    揺動操作自在な作業深さ設定レバーの揺動軸芯と偏芯した部位に一端側が回動自在に連結され、他端側が前記検出機構に連動され、前記操作部に対する連動部を中間部に有した連動リンクを前記連動機構に備えさせ、
    前記作業深さ設定レバーに、前記連動部が前記操作部に対して当接して前記連動リンクが前記検出機構と前記操作部とを連動させる自動制御入りの操作域と、前記連動部が前記操作部から離間して前記連動リンクが前記検出機構と前記操作部との連動を絶つ自動制御切りの操作域とを備えてあるとともに、前記自動制御入り操作域において前記作業深さ設定レバーが操作されることによって前記連動部が前記操作部の揺動軸芯に対して遠近する方向に移動して前記設定作業深さが変化するように構成してあるトラクタの操作装置。
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