JP2889412B2 - トラクタにおける耕深検出装置 - Google Patents
トラクタにおける耕深検出装置Info
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- JP2889412B2 JP2889412B2 JP31538091A JP31538091A JP2889412B2 JP 2889412 B2 JP2889412 B2 JP 2889412B2 JP 31538091 A JP31538091 A JP 31538091A JP 31538091 A JP31538091 A JP 31538091A JP 2889412 B2 JP2889412 B2 JP 2889412B2
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- Japan
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- arm
- rear cover
- hitch frame
- drive arm
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- Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、後部にトップリンクと
ロアリンクによりヒッチ枠を連結し、該ヒッチ枠にロー
タリ耕耘機を着脱可能に装着したトラクタにおける耕深
検出装置に関する。
ロアリンクによりヒッチ枠を連結し、該ヒッチ枠にロー
タリ耕耘機を着脱可能に装着したトラクタにおける耕深
検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、後部にトップリンクとロアリンク
によりヒッチ枠を連結し、該ヒッチ枠にロータリ耕耘機
を着脱可能に装着し、該ロータリ耕耘機のリヤカバーの
傾斜角の変化を検出器により検知するようにし、その検
出結果をロッド又はワイヤーのような線状伝達手段によ
り本機の制御装置に伝達するようにすると共にヒッチ枠
の近傍で前記線状伝達手段を分断してロータリ耕耘機を
着脱する時上記分断部を断続するようにしたトラクタは
既に知られている。
によりヒッチ枠を連結し、該ヒッチ枠にロータリ耕耘機
を着脱可能に装着し、該ロータリ耕耘機のリヤカバーの
傾斜角の変化を検出器により検知するようにし、その検
出結果をロッド又はワイヤーのような線状伝達手段によ
り本機の制御装置に伝達するようにすると共にヒッチ枠
の近傍で前記線状伝達手段を分断してロータリ耕耘機を
着脱する時上記分断部を断続するようにしたトラクタは
既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記既知のトラクタに
おけるロータリ耕耘機は、大幅な耕深の変化に対処すべ
くリヤカバーが枢着されている部材、例えばメインロー
タリカバーを耕耘軸中心に前後回動してリヤカバーの高
さを変更すると、リヤカバーの吊設位置とヒッチ枠との
間隔が拡縮することとなり、それにより耕深を誤検出す
るので、ロータリ耕耘機をヒッチ枠に着脱するタイプで
は、前記線状伝達手段の分断部も同時に接離することが
できなかった。
おけるロータリ耕耘機は、大幅な耕深の変化に対処すべ
くリヤカバーが枢着されている部材、例えばメインロー
タリカバーを耕耘軸中心に前後回動してリヤカバーの高
さを変更すると、リヤカバーの吊設位置とヒッチ枠との
間隔が拡縮することとなり、それにより耕深を誤検出す
るので、ロータリ耕耘機をヒッチ枠に着脱するタイプで
は、前記線状伝達手段の分断部も同時に接離することが
できなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、後部にトップ
リンクとロアリンクによりヒッチ枠を連結し、該ヒッチ
枠にロータリ耕耘機を着脱可能に装着し、該ロータリ耕
耘機のリヤカバー傾斜角の変化を本機の制御装置に線状
伝達手段により伝達するようにしたトラクタにおいて、
前記ヒッチ枠に受動アームを枢支し、ロータリ耕耘機の
前部には上記受動アームに重合する駆動アームを同一方
向の軸心の周りに回動するように枢支し、前記駆動アー
ムとリヤカバーとをそれらの最大間隔よりも長いワイヤ
ーで連結し、上記駆動アームに前記ワイヤーを引張る方
向に付勢するスプリングを、また、受動アームには、そ
れが駆動アームに圧接されるように付勢するスプリング
を付設することにより前述の課題を解決した。
リンクとロアリンクによりヒッチ枠を連結し、該ヒッチ
枠にロータリ耕耘機を着脱可能に装着し、該ロータリ耕
耘機のリヤカバー傾斜角の変化を本機の制御装置に線状
伝達手段により伝達するようにしたトラクタにおいて、
前記ヒッチ枠に受動アームを枢支し、ロータリ耕耘機の
前部には上記受動アームに重合する駆動アームを同一方
向の軸心の周りに回動するように枢支し、前記駆動アー
ムとリヤカバーとをそれらの最大間隔よりも長いワイヤ
ーで連結し、上記駆動アームに前記ワイヤーを引張る方
向に付勢するスプリングを、また、受動アームには、そ
れが駆動アームに圧接されるように付勢するスプリング
を付設することにより前述の課題を解決した。
【0005】
【作用】作業機をヒッチ枠に装着する時、作業機の上部
係合ピンにヒッチ枠の係止受部を引掛けてトラクタのリ
フト装置により持ち上げると下部の連結部が自動的に連
結される。その際、線状伝達部材の分断部の駆動アーム
と受動アームは同時に重合する。そして、耕深が浅い場
合、前後回動する部材を後方へ回動すると、リヤカバー
が下降すると共に前記ヒッチ枠から遠ざかり、耕深が深
い場合に上記部材を前方へ回動するとリヤカバーが上昇
すると共にヒッチ枠に接近し、それに伴ってワイヤーの
ヒッチ枠まで端部間隔が拡縮される。更に、リヤカバー
が耕深の変化に追従して斜め上下に回動した時、駆動ア
ームと従動アームとは圧接状態を保って同一角度だけ回
動し検出結果を正確に伝達する。
係合ピンにヒッチ枠の係止受部を引掛けてトラクタのリ
フト装置により持ち上げると下部の連結部が自動的に連
結される。その際、線状伝達部材の分断部の駆動アーム
と受動アームは同時に重合する。そして、耕深が浅い場
合、前後回動する部材を後方へ回動すると、リヤカバー
が下降すると共に前記ヒッチ枠から遠ざかり、耕深が深
い場合に上記部材を前方へ回動するとリヤカバーが上昇
すると共にヒッチ枠に接近し、それに伴ってワイヤーの
ヒッチ枠まで端部間隔が拡縮される。更に、リヤカバー
が耕深の変化に追従して斜め上下に回動した時、駆動ア
ームと従動アームとは圧接状態を保って同一角度だけ回
動し検出結果を正確に伝達する。
【0006】
【実施例】本発明を図面に示す実施例について更に詳細
に説明すると、1はトラクタのミッションケースであっ
て、その下部と上部に取付けたトップリンクブラケット
2とには、トップリンク3及びロアリンク4を介してヒ
ッチ枠5を連結し、リフトアーム6はリフトロッドを介
してロアリンク4に連結されており、PTO軸7は前部
がヒッチ枠5に支承されたヨークジョイント8とクラッ
チを介して作業機となるロータリ耕耘機10の入力軸に
連動連結されている。
に説明すると、1はトラクタのミッションケースであっ
て、その下部と上部に取付けたトップリンクブラケット
2とには、トップリンク3及びロアリンク4を介してヒ
ッチ枠5を連結し、リフトアーム6はリフトロッドを介
してロアリンク4に連結されており、PTO軸7は前部
がヒッチ枠5に支承されたヨークジョイント8とクラッ
チを介して作業機となるロータリ耕耘機10の入力軸に
連動連結されている。
【0007】前記ロータリ耕耘機10は、耕耘軸に装着
されている耕耘爪の回転軌跡の上面をロータリカバー1
1で覆い、後端が横枠12に固定されていて側面視で円
弧状をなす回動レール13,13を前記ロータリカバー
11上のガイドローラに嵌合して前後回動自在となし、
前記横枠12の後面にリヤカバー15の上部を上下回動
可能に枢着し、上端をトップマスト14に枢支した電動
モーター16付の昇降シリンダー17の下部を上記横枠
12の中間部に連結し、前記電動モーター16を正逆に
回動すると昇降シリンダー17が伸縮作動するので、前
記回動レール13,13及び横枠12は一体となって前
後回動し、それによりリヤカバー15は斜め方向に昇降
する。
されている耕耘爪の回転軌跡の上面をロータリカバー1
1で覆い、後端が横枠12に固定されていて側面視で円
弧状をなす回動レール13,13を前記ロータリカバー
11上のガイドローラに嵌合して前後回動自在となし、
前記横枠12の後面にリヤカバー15の上部を上下回動
可能に枢着し、上端をトップマスト14に枢支した電動
モーター16付の昇降シリンダー17の下部を上記横枠
12の中間部に連結し、前記電動モーター16を正逆に
回動すると昇降シリンダー17が伸縮作動するので、前
記回動レール13,13及び横枠12は一体となって前
後回動し、それによりリヤカバー15は斜め方向に昇降
する。
【0008】そして、前記リヤカバー15の後面に立設
したブラケット18を屈折リンク20の後端にロッド2
1で回動自在に連結し、前記入力軸を有するギヤケース
22の側面から側方へ延出しているパイプフレーム24
の前面に板24aを突設し、この板24aに螺着したブ
ラケット23に、駆動部材となる駆動アーム25の中間
部を回動可能に枢支し、この駆動アーム25の下端を、
前記屈折リンク20の下端に、パイプフレーム24に1
回だけループ状に巻き掛けたワイヤー27で連結し、上
端は上記ワイヤー27を引き伸ばす方向へ回動付勢する
強いスプリング28を付設してあるので、耕深の変化に
よりリヤカバー15が上下回動すると、前記駆動アーム
25は前後方向に正確に正逆回動する。
したブラケット18を屈折リンク20の後端にロッド2
1で回動自在に連結し、前記入力軸を有するギヤケース
22の側面から側方へ延出しているパイプフレーム24
の前面に板24aを突設し、この板24aに螺着したブ
ラケット23に、駆動部材となる駆動アーム25の中間
部を回動可能に枢支し、この駆動アーム25の下端を、
前記屈折リンク20の下端に、パイプフレーム24に1
回だけループ状に巻き掛けたワイヤー27で連結し、上
端は上記ワイヤー27を引き伸ばす方向へ回動付勢する
強いスプリング28を付設してあるので、耕深の変化に
よりリヤカバー15が上下回動すると、前記駆動アーム
25は前後方向に正確に正逆回動する。
【0009】また、逆U字状をなす前記ヒッチ枠5の下
端連結部材は、その中央に固定した開口した樋状のブラ
ケット30により前記ヨークジョイント8を支持してお
り、上記ブラケット30の一側には平面視でL字状をな
す取付板34を固定し、該取付板34の内側面にポテン
ショメータからなる耕深検出器32を装着し、その軸3
2aに上部が横方向に折曲された受動アーム33の中途
部を一体回動するように取付け、その下部は前記スプリ
ング28より弱いスプリング35により下部前側のスト
ッパー35aに当接すると共に上部の折曲部が前記駆動
アーム25の上部に圧接されるように回動付勢されてお
り、上記受動アーム33の上部の折曲部は前記駆動アー
ム25と平行な軸心の回りに回動するので、ヒッチ枠5
の上部のフックをトップマスト14の前部状態のピンに
掛けて持ち上げて下部連結部を連結した時、リヤカバー
15を最も上昇させた状態(ロータリ耕耘機自体に対し
て回動する部材を最も前方へ回動させた状態)で、駆動
アーム25は受動アーム33の折曲部に図2に示すよう
に圧接され、耕耘作業中、耕深の変化によりリヤカバー
15が上下回動すると、その動作により屈折リンク2
0、ロッド21及びワイヤ27を介して駆動アーム25
を回動させ、それに追従して受動アーム33を回動させ
る。また、リヤカバー15のの枢支部を後方へ回動させ
て下降させた時、上記枢支部は駆動アーム25から後方
へ離間するが、前記ワイヤー27は伸長するだけで駆動
アーム25の姿勢が変化せず、前記耕深検出器32はリ
ヤカバー15の回動量を正確に検出する。
端連結部材は、その中央に固定した開口した樋状のブラ
ケット30により前記ヨークジョイント8を支持してお
り、上記ブラケット30の一側には平面視でL字状をな
す取付板34を固定し、該取付板34の内側面にポテン
ショメータからなる耕深検出器32を装着し、その軸3
2aに上部が横方向に折曲された受動アーム33の中途
部を一体回動するように取付け、その下部は前記スプリ
ング28より弱いスプリング35により下部前側のスト
ッパー35aに当接すると共に上部の折曲部が前記駆動
アーム25の上部に圧接されるように回動付勢されてお
り、上記受動アーム33の上部の折曲部は前記駆動アー
ム25と平行な軸心の回りに回動するので、ヒッチ枠5
の上部のフックをトップマスト14の前部状態のピンに
掛けて持ち上げて下部連結部を連結した時、リヤカバー
15を最も上昇させた状態(ロータリ耕耘機自体に対し
て回動する部材を最も前方へ回動させた状態)で、駆動
アーム25は受動アーム33の折曲部に図2に示すよう
に圧接され、耕耘作業中、耕深の変化によりリヤカバー
15が上下回動すると、その動作により屈折リンク2
0、ロッド21及びワイヤ27を介して駆動アーム25
を回動させ、それに追従して受動アーム33を回動させ
る。また、リヤカバー15のの枢支部を後方へ回動させ
て下降させた時、上記枢支部は駆動アーム25から後方
へ離間するが、前記ワイヤー27は伸長するだけで駆動
アーム25の姿勢が変化せず、前記耕深検出器32はリ
ヤカバー15の回動量を正確に検出する。
【0010】図3〜5はリヤカバー15の支持高さを検
出する装置を示すもので、前記横枠12に受金36を立
設し、ギヤケース22から他側へ延出したパイプフレー
ム24の前面と一体な板37に前部が外側方へ折曲され
たブラケット38を螺着し、該ブラケット38に昇降用
駆動アーム39の下部寄りを支点ピン40により枢着
し、上端を前記受金36にロッド36aを介して連動連
結してある。また、前記昇降用駆動アーム39に対応す
るポテンショメータからなる高さ検出器41は、前記ブ
ラケット30の他側面に固定されているL字状の取付板
42の内側面に取付けてあり、高さ検出器41の軸に取
付けられていて正面視で逆L字状をなす他の受動アーム
43は、スプリング45により上部がストッパー46に
当接するまで回動するように付勢され、下端の外側方へ
向けて折曲されて略水平になっている部分には、作業機
連結状態で、昇降用駆動アーム39の下端が当接するよ
うに構成されており、電動モーター16が正逆回転して
昇降シリンダー17が伸縮作動すると、回動レール1
3,13が前後に回動し、それに伴ってリヤカバー15
が昇降し、同時に、ロッド36aが前後動して昇降用駆
動アーム39が回動するので、受動アーム43が回動し
て高さ検出器41がリヤカバー15の高さを検出し、こ
の検出信号はコードにより本機の制御装置に電気的に伝
達される。
出する装置を示すもので、前記横枠12に受金36を立
設し、ギヤケース22から他側へ延出したパイプフレー
ム24の前面と一体な板37に前部が外側方へ折曲され
たブラケット38を螺着し、該ブラケット38に昇降用
駆動アーム39の下部寄りを支点ピン40により枢着
し、上端を前記受金36にロッド36aを介して連動連
結してある。また、前記昇降用駆動アーム39に対応す
るポテンショメータからなる高さ検出器41は、前記ブ
ラケット30の他側面に固定されているL字状の取付板
42の内側面に取付けてあり、高さ検出器41の軸に取
付けられていて正面視で逆L字状をなす他の受動アーム
43は、スプリング45により上部がストッパー46に
当接するまで回動するように付勢され、下端の外側方へ
向けて折曲されて略水平になっている部分には、作業機
連結状態で、昇降用駆動アーム39の下端が当接するよ
うに構成されており、電動モーター16が正逆回転して
昇降シリンダー17が伸縮作動すると、回動レール1
3,13が前後に回動し、それに伴ってリヤカバー15
が昇降し、同時に、ロッド36aが前後動して昇降用駆
動アーム39が回動するので、受動アーム43が回動し
て高さ検出器41がリヤカバー15の高さを検出し、こ
の検出信号はコードにより本機の制御装置に電気的に伝
達される。
【0011】また、前記ブラケット38の前端の外側方
へ折曲(前面を前後方向に対して70度程度になるよう
に傾斜させると良い)されている部分の前面には、前記
電動モーター16の電気配線48に接続したソケット5
0を螺着し、ヒッチ枠5の前方から見て右側下端の角筒
部5a内側の面にL字状プレート51(前面の前後方向
に対する角度を略70度にする)を内側へ突出するよう
に螺着し、その突出部に前記ソケット50と対応するソ
ケット52を螺着してあり、該ソケット52は板体の後
面にゴム等の緩衝材からなるリング53を接着し、その
内方に、本機の制御装置に通ずる電気配線54が接続さ
れた2極(+−)の接続端子55,55を設け、前記ソ
ケット50の箱状本体の前部に進退可能に貫挿した2極
のピン56,56は、スプリング57,57により突出
付勢されており、それらのソケット50,52を接続す
ると、前記リング53により内部に雨水が侵入すること
がないようになっている。図10は、リヤカバーの作動
量をトラクタ本体の設けたポテンショメータ60、その
他の検出器、又はリフト用油圧シリンダの油路に挿入さ
れた電磁弁に伝達する例を示すものであって、受動アー
ム33の作動をワイヤー27aのより伝達するように構
成されており、断続部は前述の実施例と同様に構成され
ている。
へ折曲(前面を前後方向に対して70度程度になるよう
に傾斜させると良い)されている部分の前面には、前記
電動モーター16の電気配線48に接続したソケット5
0を螺着し、ヒッチ枠5の前方から見て右側下端の角筒
部5a内側の面にL字状プレート51(前面の前後方向
に対する角度を略70度にする)を内側へ突出するよう
に螺着し、その突出部に前記ソケット50と対応するソ
ケット52を螺着してあり、該ソケット52は板体の後
面にゴム等の緩衝材からなるリング53を接着し、その
内方に、本機の制御装置に通ずる電気配線54が接続さ
れた2極(+−)の接続端子55,55を設け、前記ソ
ケット50の箱状本体の前部に進退可能に貫挿した2極
のピン56,56は、スプリング57,57により突出
付勢されており、それらのソケット50,52を接続す
ると、前記リング53により内部に雨水が侵入すること
がないようになっている。図10は、リヤカバーの作動
量をトラクタ本体の設けたポテンショメータ60、その
他の検出器、又はリフト用油圧シリンダの油路に挿入さ
れた電磁弁に伝達する例を示すものであって、受動アー
ム33の作動をワイヤー27aのより伝達するように構
成されており、断続部は前述の実施例と同様に構成され
ている。
【0012】
【発明の効果】本発明は、後部にトップリンク3とロア
リンク4によりヒッチ枠5を連結し、該ヒッチ枠5にロ
ータリ耕耘機10を着脱可能に装着し、該ロータリ耕耘
機10のリヤカバー15の傾斜角の変化を本機の制御装
置に線状伝達手段により伝達するようにしたトラクタに
おいて、前記ヒッチ枠5に受動アーム33を枢支し、ロ
ータリ耕耘機10の前部には上記受動アーム33に重合
する駆動アーム25を同一方向の軸心の周りに回動する
ように枢支し、前記駆動アーム25とリヤカバー15と
をそれらの最大間隔よりも長いワイヤー27で連結し、
上記駆動アーム25に前記ワイヤー27を引張る方向に
付勢するスプリング28を、また、受動アーム33に
は、それが駆動アーム25に圧接されるように付勢する
スプリング35を付設したので、リヤカバー15を大き
く下降させるべく、ロータリ耕耘機自体に対して回動す
る部材を後方へ回動してリヤカバー15を斜め後方下方
へ下降させても、ワイヤー27が伸長するだけで駆動ア
ーム25はスプリング28によりワイヤー27の前端を
前方へ引張るように回動付勢されているためその姿勢が
変化することがなく、ロータリ耕耘機10をヒッチ枠5
に着脱する際、線状伝達手段をヒッチ枠5の近傍で自動
的に断続することができる。また、作業中、耕深の変化
によりリヤカバー15が回動すると、それがワイヤーに
より駆動アーム25に伝達され、その際、受動アーム3
3はスプリング35により駆動アーム25に圧接された
状態で従動することとなり、リヤカバー15の回動量
を、リヤカバーの高さの如何に拘らず正確に伝達するこ
とができる。
リンク4によりヒッチ枠5を連結し、該ヒッチ枠5にロ
ータリ耕耘機10を着脱可能に装着し、該ロータリ耕耘
機10のリヤカバー15の傾斜角の変化を本機の制御装
置に線状伝達手段により伝達するようにしたトラクタに
おいて、前記ヒッチ枠5に受動アーム33を枢支し、ロ
ータリ耕耘機10の前部には上記受動アーム33に重合
する駆動アーム25を同一方向の軸心の周りに回動する
ように枢支し、前記駆動アーム25とリヤカバー15と
をそれらの最大間隔よりも長いワイヤー27で連結し、
上記駆動アーム25に前記ワイヤー27を引張る方向に
付勢するスプリング28を、また、受動アーム33に
は、それが駆動アーム25に圧接されるように付勢する
スプリング35を付設したので、リヤカバー15を大き
く下降させるべく、ロータリ耕耘機自体に対して回動す
る部材を後方へ回動してリヤカバー15を斜め後方下方
へ下降させても、ワイヤー27が伸長するだけで駆動ア
ーム25はスプリング28によりワイヤー27の前端を
前方へ引張るように回動付勢されているためその姿勢が
変化することがなく、ロータリ耕耘機10をヒッチ枠5
に着脱する際、線状伝達手段をヒッチ枠5の近傍で自動
的に断続することができる。また、作業中、耕深の変化
によりリヤカバー15が回動すると、それがワイヤーに
より駆動アーム25に伝達され、その際、受動アーム3
3はスプリング35により駆動アーム25に圧接された
状態で従動することとなり、リヤカバー15の回動量
を、リヤカバーの高さの如何に拘らず正確に伝達するこ
とができる。
【図1】後部にロータリ耕耘機を連結したトラクタの側
面図である。
面図である。
【図2】リヤカバー回動量伝達装置の接続状態を示すの
側面図である。
側面図である。
【図3】リヤカバー移動量伝達装置のリヤカバー最上昇
状態の側面図である。
状態の側面図である。
【図4】同上最下降状態の側面図である。
【図5】ロータリ耕耘機をヒッチ枠に連結する直前の同
上側面図である。
上側面図である。
【図6】各連繋部の連結状態を示すを示す平面図であ
る。
る。
【図7】同上離間状態を示す平面図である。
【図8】同上正面図である。
【図9】前後のソケットの断面図である。
【図10】リヤカバーの作動をトラクタ本体に伝達する
例の側面図である。
例の側面図である。
5 ヒッチ枠 10 ロータリ耕耘機 11 ロータリカバー 12 横枠 15 リヤカバー 17 昇降シリンダー 25 駆動アーム 27 ワイヤー 28 スプリング 32 耕深検出器 33 受動アーム 35 スプリング 39 昇降用駆動アーム 41 検出器 43 受動アーム 50 ソケット 52 ソケット
Claims (1)
- 【請求項1】 後部にトップリンク3とロアリンク4に
よりヒッチ枠5を連結し、該ヒッチ枠5にロータリ耕耘
機10を着脱可能に装着し、該ロータリ耕耘機10のリ
ヤカバー15の傾斜角の変化を本機の制御装置に線状伝
達手段により伝達するようにしたトラクタにおいて、前
記ヒッチ枠5に受動アーム33を枢支し、ロータリ耕耘
機10の前部には上記受動アーム33に重合する駆動ア
ーム25を同一方向の軸心の周りに回動するように枢支
し、前記駆動アーム25とリヤカバー15とをそれらの
最大間隔よりも長いワイヤー27で連結し、上記駆動ア
ーム25に前記ワイヤー27を引張る方向に付勢するス
プリング28を、また、受動アーム33には、それが駆
動アーム25に圧接されるように付勢するスプリング3
5を付設したことを特徴とするトラクタにおける耕深検
出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31538091A JP2889412B2 (ja) | 1991-11-03 | 1991-11-03 | トラクタにおける耕深検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31538091A JP2889412B2 (ja) | 1991-11-03 | 1991-11-03 | トラクタにおける耕深検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06205601A JPH06205601A (ja) | 1994-07-26 |
JP2889412B2 true JP2889412B2 (ja) | 1999-05-10 |
Family
ID=18064711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31538091A Expired - Fee Related JP2889412B2 (ja) | 1991-11-03 | 1991-11-03 | トラクタにおける耕深検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2889412B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2015019942A1 (ja) * | 2013-08-09 | 2015-02-12 | ヤンマー株式会社 | 作業機の姿勢制御装置 |
JP2015033355A (ja) * | 2013-08-09 | 2015-02-19 | ヤンマー株式会社 | 農作業機の姿勢制御装置 |
JP2015033354A (ja) * | 2013-08-09 | 2015-02-19 | ヤンマー株式会社 | 作業機の姿勢制御装置 |
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1991
- 1991-11-03 JP JP31538091A patent/JP2889412B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2015019942A1 (ja) * | 2013-08-09 | 2015-02-12 | ヤンマー株式会社 | 作業機の姿勢制御装置 |
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CN105472965A (zh) * | 2013-08-09 | 2016-04-06 | 洋马株式会社 | 作业机的姿势控制装置 |
CN105472965B (zh) * | 2013-08-09 | 2018-07-24 | 洋马株式会社 | 作业机的姿势控制装置 |
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JPH06205601A (ja) | 1994-07-26 |
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