JP2995117B2 - トラクタのロータリ耕耘機におけるリヤカバー移動量伝達装置 - Google Patents
トラクタのロータリ耕耘機におけるリヤカバー移動量伝達装置Info
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- JP2995117B2 JP2995117B2 JP3315381A JP31538191A JP2995117B2 JP 2995117 B2 JP2995117 B2 JP 2995117B2 JP 3315381 A JP3315381 A JP 3315381A JP 31538191 A JP31538191 A JP 31538191A JP 2995117 B2 JP2995117 B2 JP 2995117B2
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- Japan
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- rear cover
- tractor
- bracket
- rotary cultivator
- hitch frame
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- Agricultural Machines (AREA)
- Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタの後部にトッ
プリンクとロアリンクによりヒッチ枠を連結し、該ヒッ
チ枠にロータリ耕耘機を着脱可能に装着したトラクタの
ロータリ耕耘機におけるリヤカバー移動量伝達装置に関
する。
プリンクとロアリンクによりヒッチ枠を連結し、該ヒッ
チ枠にロータリ耕耘機を着脱可能に装着したトラクタの
ロータリ耕耘機におけるリヤカバー移動量伝達装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、トラクタの後部にトップリンクと
ロアリンクによりヒッチ枠を連結し、該ヒッチ枠の吊り
上げ部でロータリ耕耘機の前側上部を引っ掛けて吊り上
げ、この引っ掛け部を中心に回動させて下部両側を連結
し、該ロータリ耕耘機のリヤカバー枢支部を耕耘軸中心
に回動してリヤカバーをその枢支軸と共に斜め上下に移
動させ、その移動量をトラクタに取付けた検出器に伝達
して検出するようにしたものは、リヤカバーの枢支部を
回動させるためのシリンダ、又はマストとリヤカバーを
支持する手段に、変位量を電気的に検出するストローク
センサーを付設し、その検出結果を電気信号として電線
によりトラクタ本体の検出器に伝達し、上記電線をヒッ
チ枠の近傍に電気ソケットを介装して断続し得るように
構成していた。
ロアリンクによりヒッチ枠を連結し、該ヒッチ枠の吊り
上げ部でロータリ耕耘機の前側上部を引っ掛けて吊り上
げ、この引っ掛け部を中心に回動させて下部両側を連結
し、該ロータリ耕耘機のリヤカバー枢支部を耕耘軸中心
に回動してリヤカバーをその枢支軸と共に斜め上下に移
動させ、その移動量をトラクタに取付けた検出器に伝達
して検出するようにしたものは、リヤカバーの枢支部を
回動させるためのシリンダ、又はマストとリヤカバーを
支持する手段に、変位量を電気的に検出するストローク
センサーを付設し、その検出結果を電気信号として電線
によりトラクタ本体の検出器に伝達し、上記電線をヒッ
チ枠の近傍に電気ソケットを介装して断続し得るように
構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記既知のトラクタに
おけるロータリ耕耘機におけるリヤカバー移動量伝達装
置中、リヤカバー枢支部の移動量を一連のワイヤーで本
機の検出器に伝達する方式は、ロータリ耕耘機の着脱が
困難であり、また、ソケットにより電線を断続する方式
は、ロータリ耕耘機をヒッチ枠に着脱することはできる
が、着脱操作する度毎に運転者が下車して着脱操作しな
ければならないのできわめて面倒であり、しかも、スト
ロークセンサーの検出信号は極めて低電圧であるため、
ソケットの結合が僅かでも緩むと送信不能になった。
おけるロータリ耕耘機におけるリヤカバー移動量伝達装
置中、リヤカバー枢支部の移動量を一連のワイヤーで本
機の検出器に伝達する方式は、ロータリ耕耘機の着脱が
困難であり、また、ソケットにより電線を断続する方式
は、ロータリ耕耘機をヒッチ枠に着脱することはできる
が、着脱操作する度毎に運転者が下車して着脱操作しな
ければならないのできわめて面倒であり、しかも、スト
ロークセンサーの検出信号は極めて低電圧であるため、
ソケットの結合が僅かでも緩むと送信不能になった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、トラクタの後
部に、トップリンクとロアリンクにより、略中央部に支
持したブラケットを囲むように構成したヒッチ枠を連結
し、該ヒッチ枠にロータリ耕耘機を上方の係止部を中心
に回動して下部両側を着脱し、該ロータリ耕耘機のリヤ
カバー枢支部の移動量をトラクタに伝達するようにし、
前記移動量の伝達手段を前記ブラケットの近傍で係脱手
段により連繋して、前記係脱手段を受動アームと昇降用
駆動アームにより構成し、該昇降用駆動アームと、リヤ
カバー、又はその枢支部を移動させる手段を機械的手段
により連動連繋したトラクタにおいて、前記ブラケット
を樋状に構成し、該ブラケットの外側に固定した取付板
内側の前記ブラケット側に面して前記ロータリ耕耘機の
作業状態を検出する検出器を、また、取付板外側に面し
て前記受動アームを夫々取付けることにより、前述の課
題を解決すると共に、トラクタ本機とロータリ耕耘機の
装着部周辺を簡潔な機構にまとめたものである。
部に、トップリンクとロアリンクにより、略中央部に支
持したブラケットを囲むように構成したヒッチ枠を連結
し、該ヒッチ枠にロータリ耕耘機を上方の係止部を中心
に回動して下部両側を着脱し、該ロータリ耕耘機のリヤ
カバー枢支部の移動量をトラクタに伝達するようにし、
前記移動量の伝達手段を前記ブラケットの近傍で係脱手
段により連繋して、前記係脱手段を受動アームと昇降用
駆動アームにより構成し、該昇降用駆動アームと、リヤ
カバー、又はその枢支部を移動させる手段を機械的手段
により連動連繋したトラクタにおいて、前記ブラケット
を樋状に構成し、該ブラケットの外側に固定した取付板
内側の前記ブラケット側に面して前記ロータリ耕耘機の
作業状態を検出する検出器を、また、取付板外側に面し
て前記受動アームを夫々取付けることにより、前述の課
題を解決すると共に、トラクタ本機とロータリ耕耘機の
装着部周辺を簡潔な機構にまとめたものである。
【0005】
【作用】トラクタ後部の作業機をヒッチ枠に装着する
時、作業機の上部係合ピンにヒッチ枠の係止受部となる
フックを引掛けてトラクタのリフト装置により持ち上げ
ると下部両側の連結部が自動的に連結される。その際、
リヤカバー移動用のシリンダー又はリヤカバーに後端を
連結したワイヤーの前端が連結されている駆動アーム
は、ヒッチ枠に装着されている受動アームに伝動可能に
重合する。そして、リヤカバーを斜め上下に移動させる
と、リヤカバー又は、それを昇降させるシリンダはそれ
に連結されているワイヤーを、押したり引いたりし、そ
れにより駆動アームが回動し、受動アームは駆動アーム
により回動させられることとなり、その結果、前記リヤ
カバーの移動量はワイヤーを介してトラクタ本体に、又
はヒッチ枠に装着した検出器に伝達される。そして、ヒ
ッチ枠の略中央部に支持されたブラケットの外側に固定
した取付板で入力軸の外周を覆うものでありながら、そ
の内側に作業機の状態を検出する検出器を取付けると共
に、外側にリヤカバー枢支部の移動量をトラクタに伝達
するための受動アームを取付けて、検出器の保護と、こ
れら両部材の取付部材とを兼用させて、中央のブラケッ
ト周辺部を簡潔な機構にまとめた。
時、作業機の上部係合ピンにヒッチ枠の係止受部となる
フックを引掛けてトラクタのリフト装置により持ち上げ
ると下部両側の連結部が自動的に連結される。その際、
リヤカバー移動用のシリンダー又はリヤカバーに後端を
連結したワイヤーの前端が連結されている駆動アーム
は、ヒッチ枠に装着されている受動アームに伝動可能に
重合する。そして、リヤカバーを斜め上下に移動させる
と、リヤカバー又は、それを昇降させるシリンダはそれ
に連結されているワイヤーを、押したり引いたりし、そ
れにより駆動アームが回動し、受動アームは駆動アーム
により回動させられることとなり、その結果、前記リヤ
カバーの移動量はワイヤーを介してトラクタ本体に、又
はヒッチ枠に装着した検出器に伝達される。そして、ヒ
ッチ枠の略中央部に支持されたブラケットの外側に固定
した取付板で入力軸の外周を覆うものでありながら、そ
の内側に作業機の状態を検出する検出器を取付けると共
に、外側にリヤカバー枢支部の移動量をトラクタに伝達
するための受動アームを取付けて、検出器の保護と、こ
れら両部材の取付部材とを兼用させて、中央のブラケッ
ト周辺部を簡潔な機構にまとめた。
【0006】
【実施例】本発明を図面に示す実施例について更に詳細
に説明すると、1はトラクタのミッションケースであっ
て、その上部に取付けたトップリンクブラケット2に
は、トップリンク3を、又下部両側にはロアリンク4,
4を介してヒッチ枠5を連結し、リフトアーム6,6は
リフトロッドを介して左右のロアリンク4,4に連結さ
れており、PTO軸7は前部がヒッチ枠5に支承された
ヨークジョイント8とクラッチを介して作業機となるロ
ータリ耕耘機10の入力軸に連動連結されている。
に説明すると、1はトラクタのミッションケースであっ
て、その上部に取付けたトップリンクブラケット2に
は、トップリンク3を、又下部両側にはロアリンク4,
4を介してヒッチ枠5を連結し、リフトアーム6,6は
リフトロッドを介して左右のロアリンク4,4に連結さ
れており、PTO軸7は前部がヒッチ枠5に支承された
ヨークジョイント8とクラッチを介して作業機となるロ
ータリ耕耘機10の入力軸に連動連結されている。
【0007】前記ロータリ耕耘機10は、耕耘軸に装着
されている耕耘爪の回転軌跡の上面をロータリカバー1
1で覆い、後端が横枠12に固定されていて側面視で円
弧状をなす回動レール13,13を前記ロータリカバー
11上のガイドローラに嵌合して前後回動自在となし、
前記横枠12の後面にリヤカバー15の上部を上下回動
可能に枢着し、上端をトップマスト14に枢支した電動
モーター16付の昇降シリンダー17の下部を上記横枠
12の中間部に連結し、前記電動モーター16を正逆に
回動すると昇降シリンダー17が伸縮作動するので、前
記回動レール13,13及び横枠12は一体となって前
後回動し、それによりリヤカバー15は斜め方向に昇降
する。
されている耕耘爪の回転軌跡の上面をロータリカバー1
1で覆い、後端が横枠12に固定されていて側面視で円
弧状をなす回動レール13,13を前記ロータリカバー
11上のガイドローラに嵌合して前後回動自在となし、
前記横枠12の後面にリヤカバー15の上部を上下回動
可能に枢着し、上端をトップマスト14に枢支した電動
モーター16付の昇降シリンダー17の下部を上記横枠
12の中間部に連結し、前記電動モーター16を正逆に
回動すると昇降シリンダー17が伸縮作動するので、前
記回動レール13,13及び横枠12は一体となって前
後回動し、それによりリヤカバー15は斜め方向に昇降
する。
【0008】そして、前記リヤカバー15の後面に立設
したブラケット18を屈折リンク20の後端にロッド2
1で回動自在に連結し、前記入力軸を有するギヤケース
22の側面から側方へ延出しているパイプフレーム24
の前面に板24aを突設し、この板24aに螺着したブ
ラケット23に、駆動部材となる駆動アーム25の中間
部を回動可能に枢支し、この駆動アーム25の下端を、
前記屈折リンク20の下端に、パイプフレーム24に1
回だけループ状に巻き掛けたプッシュフルワイヤからな
るワイヤー27で連結し、上端は上記ワイヤー27を引
き伸ばす方向へ回動付勢する強いスプリング28を付設
してあるので、耕深の変化によりリヤカバー15が上下
回動すると、前記駆動アーム25は前後方向に正確に正
逆回動する。
したブラケット18を屈折リンク20の後端にロッド2
1で回動自在に連結し、前記入力軸を有するギヤケース
22の側面から側方へ延出しているパイプフレーム24
の前面に板24aを突設し、この板24aに螺着したブ
ラケット23に、駆動部材となる駆動アーム25の中間
部を回動可能に枢支し、この駆動アーム25の下端を、
前記屈折リンク20の下端に、パイプフレーム24に1
回だけループ状に巻き掛けたプッシュフルワイヤからな
るワイヤー27で連結し、上端は上記ワイヤー27を引
き伸ばす方向へ回動付勢する強いスプリング28を付設
してあるので、耕深の変化によりリヤカバー15が上下
回動すると、前記駆動アーム25は前後方向に正確に正
逆回動する。
【0009】また、逆U字状をなす前記ヒッチ枠5の下
端連結部材は、その略中央に支持した樋状のブラケット
30により前記ヨークジョイント8を支持しており、上
記ブラケット30の外側一側には平面視でL字状をなす
取付板34を固定し、該取付板34の内側面にポテンシ
ョメータからなる耕深検出器32を装着し、その軸32
aに上部が横方向に折曲された受動アーム33の中途部
を一体回動するように取付け、その下部は前記スプリン
グ28より弱いスプリング35により引張られて下部前
側のストッパー35aに当接すると共に上部の折曲部が
前記駆動アーム25の上部に圧接されるように回動付勢
されており、上記受動アーム33は前記駆動アーム25
と平行な軸心の回りに回動するので、ヒッチ枠5の上部
のフックをトップマスト14の前部状態のピンに掛けて
持ち上げて下部両側の連結部を連結した時、リヤカバー
15を最も上昇させた状態(ロータリ耕耘機自体に対し
て回動する部材を最も前方へ回動させた状態)で、駆動
アーム25は受動アーム33の折曲部に図2に示すよう
に圧接され、耕耘作業中、耕深の変化によりリヤカバー
15が上下回動すると、その動作により屈折リンク2
0、ロッド21及びワイヤー27を介して駆動アーム2
5を回動させ、それに追従して受動アーム33を回動さ
せる。また、リヤカバー15の枢支部を後方へ回動させ
て下降させた時、上記枢支部は駆動アーム25から後方
へ離間するが、前記ワイヤー27は伸長するだけで駆動
アーム25の姿勢が変化せず、前記耕深検出器32はリ
ヤカバー15の回動量を正確に検出する。
端連結部材は、その略中央に支持した樋状のブラケット
30により前記ヨークジョイント8を支持しており、上
記ブラケット30の外側一側には平面視でL字状をなす
取付板34を固定し、該取付板34の内側面にポテンシ
ョメータからなる耕深検出器32を装着し、その軸32
aに上部が横方向に折曲された受動アーム33の中途部
を一体回動するように取付け、その下部は前記スプリン
グ28より弱いスプリング35により引張られて下部前
側のストッパー35aに当接すると共に上部の折曲部が
前記駆動アーム25の上部に圧接されるように回動付勢
されており、上記受動アーム33は前記駆動アーム25
と平行な軸心の回りに回動するので、ヒッチ枠5の上部
のフックをトップマスト14の前部状態のピンに掛けて
持ち上げて下部両側の連結部を連結した時、リヤカバー
15を最も上昇させた状態(ロータリ耕耘機自体に対し
て回動する部材を最も前方へ回動させた状態)で、駆動
アーム25は受動アーム33の折曲部に図2に示すよう
に圧接され、耕耘作業中、耕深の変化によりリヤカバー
15が上下回動すると、その動作により屈折リンク2
0、ロッド21及びワイヤー27を介して駆動アーム2
5を回動させ、それに追従して受動アーム33を回動さ
せる。また、リヤカバー15の枢支部を後方へ回動させ
て下降させた時、上記枢支部は駆動アーム25から後方
へ離間するが、前記ワイヤー27は伸長するだけで駆動
アーム25の姿勢が変化せず、前記耕深検出器32はリ
ヤカバー15の回動量を正確に検出する。
【0010】図3〜5はリヤカバー15の上下移動量、
即ち、支持高さを検出する装置を示すもので、前記横枠
12に受金36を立設し、ギヤケース22から他側へ延
出したパイプフレーム24の前面と一体な板37に前部
が外側方へ折曲されたブラケット38を螺着し、該ブラ
ケット38に昇降用駆動アーム39の下部寄りを支点ピ
ン40により枢着し、上端を前記受金36にロッド36
aを介して連動連結してある。また、前記昇降用駆動ア
ーム39に対応する高さ検出器41は、前記ブラケット
30の外側他側面に固定されているL字状の取付板42
の内側面に取付けてあり、ポテンショメーターからなる
高さ検出器41の軸に取付けられていて正面視で逆L字
状をなす他の受動アーム43は、スプリング45により
上部がストッパー46に当接するまで回動するように付
勢され、下端の外側方へ向けて折曲されて略水平になっ
ている部分には、作業機連結状態で、昇降用駆動アーム
39の下端が当接するように構成されており、電動モー
ター16が正逆回転して昇降シリンダー17が伸縮作動
すると、回動レール13,13が前後に回動し、それに
伴ってリヤカバー15が昇降し、同時に、ロッド36a
が前後動するので、昇降用駆動アーム39が受動アーム
43を回動させ、それにより高さ検出器41がリヤカバ
ー15の高さを検出し、この検出信号はコードにより本
機の制御装置に電気的に伝達される。また、ロータリ耕
耘機10をヒッチ枠5に着脱する時、前記昇降用駆動ア
ーム39は受動アーム43に接離する。更に、前記リヤ
カバー15の移動量をトラクタの後部に装着した検出
器、又はリフト用油圧回路に挿入されていて検出器とな
る電磁弁に伝達する場合、受動アーム43の作動をロッ
ド又はワイヤー等の機械的伝達手段により伝達する。
即ち、支持高さを検出する装置を示すもので、前記横枠
12に受金36を立設し、ギヤケース22から他側へ延
出したパイプフレーム24の前面と一体な板37に前部
が外側方へ折曲されたブラケット38を螺着し、該ブラ
ケット38に昇降用駆動アーム39の下部寄りを支点ピ
ン40により枢着し、上端を前記受金36にロッド36
aを介して連動連結してある。また、前記昇降用駆動ア
ーム39に対応する高さ検出器41は、前記ブラケット
30の外側他側面に固定されているL字状の取付板42
の内側面に取付けてあり、ポテンショメーターからなる
高さ検出器41の軸に取付けられていて正面視で逆L字
状をなす他の受動アーム43は、スプリング45により
上部がストッパー46に当接するまで回動するように付
勢され、下端の外側方へ向けて折曲されて略水平になっ
ている部分には、作業機連結状態で、昇降用駆動アーム
39の下端が当接するように構成されており、電動モー
ター16が正逆回転して昇降シリンダー17が伸縮作動
すると、回動レール13,13が前後に回動し、それに
伴ってリヤカバー15が昇降し、同時に、ロッド36a
が前後動するので、昇降用駆動アーム39が受動アーム
43を回動させ、それにより高さ検出器41がリヤカバ
ー15の高さを検出し、この検出信号はコードにより本
機の制御装置に電気的に伝達される。また、ロータリ耕
耘機10をヒッチ枠5に着脱する時、前記昇降用駆動ア
ーム39は受動アーム43に接離する。更に、前記リヤ
カバー15の移動量をトラクタの後部に装着した検出
器、又はリフト用油圧回路に挿入されていて検出器とな
る電磁弁に伝達する場合、受動アーム43の作動をロッ
ド又はワイヤー等の機械的伝達手段により伝達する。
【0011】また、前記ブラケット38の前端の外側方
へ折曲(前面を前後方向に対して70度程度になるよう
に傾斜させると良い)されている部分の前面には、前記
電動モーター16の電気配線48に接続したソケット5
0を螺着し、ヒッチ枠5の前方から見て右側下端の角筒
部5a内側の面にL字状プレート51(前面の前後方向
に対する角度を略70度にする)を内側へ突出するよう
に螺着し、その突出部に前記ソケット50と対応するソ
ケット52を螺着してあり、該ソケット52は板体の後
面にゴム等の緩衝材からなるリング53を接着し、その
内方に、本機のバッテリーに通ずる電気配線54が接続
された2極(+−)の接続端子55,55を設け、前記
ソケット50の箱状本体の前部に進退可能に貫挿した2
極のピン56,56は、スプリング57,57により突
出付勢されており、それらのソケット50,52を接続
すると、前記リング53により内部に雨水が侵入するこ
とがないようになっている。
へ折曲(前面を前後方向に対して70度程度になるよう
に傾斜させると良い)されている部分の前面には、前記
電動モーター16の電気配線48に接続したソケット5
0を螺着し、ヒッチ枠5の前方から見て右側下端の角筒
部5a内側の面にL字状プレート51(前面の前後方向
に対する角度を略70度にする)を内側へ突出するよう
に螺着し、その突出部に前記ソケット50と対応するソ
ケット52を螺着してあり、該ソケット52は板体の後
面にゴム等の緩衝材からなるリング53を接着し、その
内方に、本機のバッテリーに通ずる電気配線54が接続
された2極(+−)の接続端子55,55を設け、前記
ソケット50の箱状本体の前部に進退可能に貫挿した2
極のピン56,56は、スプリング57,57により突
出付勢されており、それらのソケット50,52を接続
すると、前記リング53により内部に雨水が侵入するこ
とがないようになっている。
【0012】
【発明の効果】本発明は、トラクタの後部にトップリン
ク3とロアリンク4により略中央部に支持したブラケッ
ト30を囲むように構成したヒッチ枠5を連結し、該ヒ
ッチ枠5にロータリ耕耘機10を上方の係止部を中心に
回動して下部両側を着脱し、該ロータリ耕耘機10のリ
ヤカバー枢支部の移動量をトラクタに伝達するように
し、前記移動量の伝達手段を前記ブラケット30の近傍
で係脱手段により連繋して、前記係脱手段を受動アーム
43と昇降用駆動アーム39により構成し、該昇降用駆
動アーム39と、リヤカバー15、又はその枢支部を移
動させる手段を機械的手段により連動連繋したトラクタ
において、前記ブラケット30を樋状に構成し、該ブラ
ケット30の外側に固定した取付板42内側の前記ブラ
ケット30側に面して前記ロータリ耕耘機10の作業状
態を検出する検出器41を、また、取付板42外側に面
して前記受動アーム43を夫々取付けたので、ロータリ
耕耘機10をヒッチ枠5に着脱する時、運転者は乗車し
たままでロータリ耕耘機10の前部に装着した昇降用駆
動アーム39とヒッチ枠5に取付けた受動アーム43と
を自動的に断続することができ、また、リヤカバー15
の昇降量をストロークセンサーで検出し、その検出結果
が電気的な伝達方式のように断続部で送信不能になるよ
うなことがなく、常に的確に伝達することができるばか
りでなく、中央のブラケット30の外側に固定した取付
板42で入力軸や弱い電気的接合部のある検出器の安全
カバーを成すと共に、作業機検出器43の取付部材及び
受動アーム43の取付部材とを兼用させ、これらの部材
を取付るための取付部材を別個に設ける必要がないの
で、中央のブラケット30周辺が簡潔な機構にまとまる
効果がある。
ク3とロアリンク4により略中央部に支持したブラケッ
ト30を囲むように構成したヒッチ枠5を連結し、該ヒ
ッチ枠5にロータリ耕耘機10を上方の係止部を中心に
回動して下部両側を着脱し、該ロータリ耕耘機10のリ
ヤカバー枢支部の移動量をトラクタに伝達するように
し、前記移動量の伝達手段を前記ブラケット30の近傍
で係脱手段により連繋して、前記係脱手段を受動アーム
43と昇降用駆動アーム39により構成し、該昇降用駆
動アーム39と、リヤカバー15、又はその枢支部を移
動させる手段を機械的手段により連動連繋したトラクタ
において、前記ブラケット30を樋状に構成し、該ブラ
ケット30の外側に固定した取付板42内側の前記ブラ
ケット30側に面して前記ロータリ耕耘機10の作業状
態を検出する検出器41を、また、取付板42外側に面
して前記受動アーム43を夫々取付けたので、ロータリ
耕耘機10をヒッチ枠5に着脱する時、運転者は乗車し
たままでロータリ耕耘機10の前部に装着した昇降用駆
動アーム39とヒッチ枠5に取付けた受動アーム43と
を自動的に断続することができ、また、リヤカバー15
の昇降量をストロークセンサーで検出し、その検出結果
が電気的な伝達方式のように断続部で送信不能になるよ
うなことがなく、常に的確に伝達することができるばか
りでなく、中央のブラケット30の外側に固定した取付
板42で入力軸や弱い電気的接合部のある検出器の安全
カバーを成すと共に、作業機検出器43の取付部材及び
受動アーム43の取付部材とを兼用させ、これらの部材
を取付るための取付部材を別個に設ける必要がないの
で、中央のブラケット30周辺が簡潔な機構にまとまる
効果がある。
【図1】後部にロータリ耕耘機を連結したトラクタの側
面図である。
面図である。
【図2】リヤカバー回動量伝達装置の接続状態を示す側
面図である。
面図である。
【図3】リヤカバー移動量伝達装置のリヤカバー最上昇
状態の側面図である。
状態の側面図である。
【図4】同上最下降状態の側面図である。
【図5】ロータリ耕耘機をヒッチ枠に連結する直前の同
上側面図である。
上側面図である。
【図6】各連繋部の連結状態を示す平面図である。
【図7】同上離間状態を示す平面図である。
【図8】同上正面図である。
【図9】前後のソケットの断面図である。
【符号の説明】 5 ヒッチ枠 10 ロータリ耕耘機 11 ロータリカバー 12 横枠 15 リヤカバー 17 昇降シリンダー 25 駆動アーム 27 ワイヤー30 ブラケット 32 耕深検出器 33 受動アーム34 取付板 38 ブラケット 39 昇降用駆動アーム 41 高さ検出器42 取付板 43 受動アーム 50 ソケット 52 ソケット
Claims (1)
- 【請求項1】 トラクタの後部に、トップリンク3とロ
アリンク4により、略中央部に支持したブラケット30
を囲むように構成したヒッチ枠5を連結し、該ヒッチ枠
5にロータリ耕耘機10を上方の係止部を中心に回動し
て下部両側を着脱し、該ロータリ耕耘機10のリヤカバ
ー枢支部の移動量をトラクタに伝達するようにし、前記
移動量の伝達手段を前記ブラケット30の近傍で係脱手
段により連繋して、前記係脱手段を受動アーム43と昇
降用駆動アーム39により構成し、該昇降用駆動アーム
39と、リヤカバー15、又はその枢支部を移動させる
手段を機械的手段により連動連繋したトラクタにおい
て、前記ブラケット30を樋状に構成し、該ブラケット
30の外側に固定した取付板42内側の前記ブラケット
30側に面して前記ロータリ耕耘機10の作業状態を検
出する検出器41を、また、取付板42外側に面して前
記受動アーム43を夫々取付けたことを特徴とするトラ
クタのロータリ耕耘機におけるリヤカバー移動量伝達装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3315381A JP2995117B2 (ja) | 1991-11-03 | 1991-11-03 | トラクタのロータリ耕耘機におけるリヤカバー移動量伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3315381A JP2995117B2 (ja) | 1991-11-03 | 1991-11-03 | トラクタのロータリ耕耘機におけるリヤカバー移動量伝達装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05192007A JPH05192007A (ja) | 1993-08-03 |
JP2995117B2 true JP2995117B2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
ID=18064724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3315381A Expired - Lifetime JP2995117B2 (ja) | 1991-11-03 | 1991-11-03 | トラクタのロータリ耕耘機におけるリヤカバー移動量伝達装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2995117B2 (ja) |
-
1991
- 1991-11-03 JP JP3315381A patent/JP2995117B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05192007A (ja) | 1993-08-03 |
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