JPH0722604U - 作業機の水平保持装置 - Google Patents
作業機の水平保持装置Info
- Publication number
- JPH0722604U JPH0722604U JP5243493U JP5243493U JPH0722604U JP H0722604 U JPH0722604 U JP H0722604U JP 5243493 U JP5243493 U JP 5243493U JP 5243493 U JP5243493 U JP 5243493U JP H0722604 U JPH0722604 U JP H0722604U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 トラクター後部の三点リンク式作業機装着装
置の後部に設けて作業機を容易に着脱できるワンタッチ
式ヒッチに簡単な構成の水平保持機構を設ける。 【構成】 三点リンク式作業機装着装置のトップリンク
3と左右のロアリンク6・6の後部を前ヒッチBにより
同一円周上で係止し、該前ヒッチBの円周中心に合わせ
て回動自在に後ヒッチCを前ヒッチBに連結し、該後ヒ
ッチCに作業機Dを装着すべく構成するとともに、前記
前ヒッチBに作業機Dの上昇に連動して後ヒッチCの回
動を規制するロックプレート22を設けた
置の後部に設けて作業機を容易に着脱できるワンタッチ
式ヒッチに簡単な構成の水平保持機構を設ける。 【構成】 三点リンク式作業機装着装置のトップリンク
3と左右のロアリンク6・6の後部を前ヒッチBにより
同一円周上で係止し、該前ヒッチBの円周中心に合わせ
て回動自在に後ヒッチCを前ヒッチBに連結し、該後ヒ
ッチCに作業機Dを装着すべく構成するとともに、前記
前ヒッチBに作業機Dの上昇に連動して後ヒッチCの回
動を規制するロックプレート22を設けた
Description
【0001】
本考案は、トラクター後部の三点リンク式作業機装着装置の後部に設けて作業 機を容易に着脱できるワンタッチ式ヒッチに水平保持機構を設ける技術に関する 。
【0002】
従来からトラクター後部の三点リンク式作業機装着装置の後部に作業機を容易 に着脱できるように、トップリンク、ロアリンクのそれぞれの後部にヒッチフレ ームを装着して、作業機の連結部と該ヒッチフレームの係合部によってワンタッ チで着脱できるヒッチ装置に関する技術は公知とされている。また、作業機を水 平姿勢に保つように、一側のリフトアームとロアリフトの間のリフトリンクに油 圧シリンダーを介装して、作業機又は本機に角度センサーを設けて、作業機が傾 倒すると角度センサーからの信号によって制御回路を介して油圧シリンダーを伸 縮して、作業機の姿勢を水平に保持する技術も公知となっている。
【0003】
しかし、前記従来技術において、トラクターに搭載される作業機の水平姿勢保 持機構は、油圧回路と油圧機器及び電気回路と電気機器等を必要とし、複雑な構 成となってしまい、非常に高価になってしまい、また、故障すると故障箇所を見 つけることが難しくなり、個々の部品交換も面倒でユニット交換となると高価な ものとなってしまう等の不具合があった。
【0004】
本考案の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するた めの手段を説明する。即ち、三点リンク式作業機装着装置のトップリンクと左右 のロアリンクの後部を前ヒッチにより同一円周上で係止し、該前ヒッチの円周中 心に合わせて回動自在に後ヒッチを前ヒッチに連結し、該後ヒッチに作業機を装 着すべく構成するとともに、前記前ヒッチに作業機の上昇に連動して後ヒッチの 回動を規制するロック部材を設けた。
【0005】
次に、作用について説明する。トラクターが傾斜地を走行する場合、作業機D はトラクターが傾斜しても自らの重心Gが作業機Dの傾倒中心よりも下方に位置 するために、作業機Dの自重により重心Gが回動中心に対して鉛直方向となるよ うに回動して作業機Dは水平に戻り、水平姿勢を保持した状態で作業を行うこと ができ、作業後等の作業機Dを上昇させた時にはロックプレートが後ヒッチの回 動を規制して、作業時以外では作業機Dが左右に回動することが防止されるよう になる。
【0006】
次に、本考案の構成について添付した図面に従って説明する。図1は本考案の ワンタッチ式ヒッチ装置に作業機を連結した状態の側面図、図2は同じく動力伝 達部断面図、図3は作業機上昇時のワンタッチ式ヒッチ装置を示す側面図、図4 はロックプレートの斜視図、図5は後ヒッチの後面図、図6は作業機が傾斜した 場合の水平姿勢保持を示す後面図である。
【0007】 図1において本考案のワンタッチ式ヒッチ装置の全体構成を説明する。本考案 のワンタッチ式ヒッチ装置Aは、トラクターの後部に取り付けられた三点リンク 式作業機装着装置の後部と連結する前ヒッチBと、ロータリー耕耘機等の作業機 Dをワンタッチで連結する後ヒッチCから構成されている。前記前ヒッチBはリ ング状に形成したパイプの下方を開放して「C」字状に構成して前ヒッチフレー ム1とし、該前ヒッチフレーム1の中央最上部に係止部2を設け、該係止部2を 三点リンク式作業機装着装置のトップリンク3後端を係止ピン4にて係止し、前 ヒッチフレーム1左右両下端には係止部5・5を設けて、該係止部5・5に三点 リンク式作業機装着装置のロアリンク6・6後端を係止ピン7・7にて係止し、 トラクターのPTO軸からの動力をユニバーサルジョイント19を介して前ヒッ チフレーム1と後述する後ヒッチフレーム8中央に配設した作業機駆動軸20に 連結している。
【0008】 また、前ヒッチフレーム1の内側(中心側)の左右方向には支持プレート21 が固設され、該支持プレート21の中心部に前記作業機駆動軸20を軸受けを介 して回転自在に支持している。そして、該支持プレート21上方の前ヒッチフレ ーム1内側にロックプレート22が配設されて、該ロックプレート22中途部側 面より突出した支持ピン23を前ヒッチフレーム1に挿入軸支して回転自在に支 持されるようにしている。また、前ヒッチフレーム1より後方に数箇所(本実施 例では四箇所)支持フレーム31・31・・・を突設して、該支持フレーム31 ・31・・・後端にはそれぞれ受体31a・31a・・・を設けて後ヒッチフレ ーム8を前記作業機駆動軸20を中心に回動自在に支持している。前記受体31 aは前後両側に回転自在にプーリーを支持して、両側より後ヒッチフレーム8を 挟んで支持するようにしている。
【0009】 前記後ヒッチCの後ヒッチフレーム8は前記前ヒッチフレーム1と同形状の「 C」字状に構成されて、後ヒッチフレーム8最上部には前記作業機Dのマスト1 0上端に設けたトップピン11を係合する為の係合部9が設けられ、後ヒッチフ レーム8両側下端には係合体32・32が設けられ、該係合体32・32にはそ れぞれ係合フック14・14と解除レバー34・34を設けて、作業機Dのメイ ンビーム16・16中途部に設けたピンブラケット17・17より突出した通常 ロアリンク6を枢支するためのピン18・18に係合できるようにし、前記解除 レバー34・34によって解除できるようにしている。
【0010】 そして、後ヒッチフレーム8の両側下部に横設したブラケット24の中央にチ ェーンケース13が固設され、該チェーンケース13の上部中央には前記作業機 駆動軸20が軸受け嵌挿され、該作業機駆動軸20の先端部にはスプロケット2 7が固設され、チェーンケース13の下部中央には動力伝達軸28が軸受支持さ れ、該動力伝達軸28上にスプロケット29が固設され、該スプロケット29と 前記スプロケット27の間にチェーン25を巻回し、前記動力伝達軸28後端に は爪クラッチ30aを固設し、一方、作業機Dの入力軸37前端に前記爪クラッ チ30aに嵌合できる爪クラッチ30bを設けて、後ヒッチCと作業機Dを装着 したときに嵌合して、トラクターのPTO軸からの動力をユニバーサルジョイン ト19、作業機駆動軸20、動力伝達軸28を介して作業機D中央上のベベルギ アケース15より前方に突出した入力軸37に伝えるようにしている。
【0011】 前記ロックプレート22は図3・図4に示すように、側面視L字状に構成され た板材よりなり、前端の垂直部22aの中央上には切欠部22cが設けられ、ト ップリンク3に当接可能な位置に配設し、水平部22bの中途部両側に支持ピン 23を突設して前ヒッチBの前ヒッチフレーム1に枢支され、後端が後ヒッチフ レーム8内側上部に臨むように配設している。
【0012】 このような構成において、ワンタッチ式ヒッチ装置Aに作業機Dを装着して作 業を行い、トラクターが傾斜した場合、作業機Dは後ヒッチフレーム8に直結さ れ、前ヒッチフレーム1に対して作業機駆動軸20を中心に回動自在となり、作 業機Dの重心は作業機駆動軸20よりも下方に位置するので、自重によって水平 に保つように回動する。
【0013】 トラクターが平地を走行する場合、作業機Dは自らの重心Gを外れることなく 水平姿勢を保持した状態で作業を行うことができるので、後ヒッチCと作業機D は回動せずに、正面視で作業機駆動軸20の中心と作業機Dの重心Gは鉛直線上 に位置することになる。他方、トラクターが傾斜地を走行する場合、作業機Dは トラクターの傾斜にともない一時的には傾斜して自らの重心Gを外れてしまうが 、作業機Dの自重により重心Gの方向へ戻ろうと、前ヒッチBの作業機駆動軸2 0を中心として、後ヒッチCと作業機Dが回動して作業姿勢は水平に戻り、水平 姿勢を保持した状態で作業を行うことができるようになる。
【0014】 そして、作業が終了して作業機Dを上昇すると、三点リンク式装着装置のトッ プリンク3が切欠部22cに当接して、ロックプレート22が支持ピン23を中 心に回転して、ロックプレート22の水平部22bの後部がヒッチフレーム8内 側上部に当接し、水平部22bの後部の両側に受体31a・31aが位置して作 業機Dの位置は固定されることになる。
【0015】
本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するものである。即ち 、トラクターが傾斜しても、作業機側の後ヒッチが、作業機の自重により作業機 とともに回動して、結果として作業機の姿勢を水平に戻すので、トラクター側に 油圧回路及び電気機器等の複雑な作業機の水平姿勢保持機構を搭載する必要がな くなり、安価で簡単で故障も少ない水平維持装置を構成できるようになる。
【図1】本考案のワンタッチ式ヒッチ装置に作業機を連
結した状態の側面図である。
結した状態の側面図である。
【図2】同じく要部断面図である。
【図3】作業機上昇時のワンタッチ式ヒッチ装置を示す
側面図である。
側面図である。
【図4】ロックプレートの斜視図である。
【図5】後ヒッチの後面図である。
【図6】作業機が傾斜した場合の水平姿勢保持を示す後
面図後ヒッチの回動軌跡を示す正面図である。
面図後ヒッチの回動軌跡を示す正面図である。
A ワンタッチ式ヒッチ装置 B 前ヒッチ C 後ヒッチ D 作業機 G 作業機Dの重心 1 前ヒッチフレーム 8 後ヒッチフレーム 20 作業機駆動軸
Claims (1)
- 【請求項1】 三点リンク式作業機装着装置のトップリ
ンクと左右のロアリンクの後部を前ヒッチにより同一円
周上で係止し、該前ヒッチの円周中心に合わせて回動自
在に後ヒッチを前ヒッチに連結し、該後ヒッチに作業機
を装着すべく構成するとともに、前記前ヒッチに作業機
の上昇に連動して後ヒッチの回動を規制するロック部材
を設けたことを特徴とする作業機の水平保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5243493U JPH0722604U (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | 作業機の水平保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5243493U JPH0722604U (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | 作業機の水平保持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0722604U true JPH0722604U (ja) | 1995-04-25 |
Family
ID=12914651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5243493U Pending JPH0722604U (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | 作業機の水平保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0722604U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008237165A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Kubota Corp | 作業機装着装置 |
JP2008271900A (ja) * | 2007-05-01 | 2008-11-13 | Kubota Corp | 作業機装着装置 |
US12010936B2 (en) | 2021-06-01 | 2024-06-18 | Kubota Corporation | Work vehicle |
-
1993
- 1993-09-28 JP JP5243493U patent/JPH0722604U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008237165A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Kubota Corp | 作業機装着装置 |
JP2008271900A (ja) * | 2007-05-01 | 2008-11-13 | Kubota Corp | 作業機装着装置 |
US12010936B2 (en) | 2021-06-01 | 2024-06-18 | Kubota Corporation | Work vehicle |
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