JP2560887Y2 - トラクタのヒッチ - Google Patents
トラクタのヒッチInfo
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- JP2560887Y2 JP2560887Y2 JP1340092U JP1340092U JP2560887Y2 JP 2560887 Y2 JP2560887 Y2 JP 2560887Y2 JP 1340092 U JP1340092 U JP 1340092U JP 1340092 U JP1340092 U JP 1340092U JP 2560887 Y2 JP2560887 Y2 JP 2560887Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】トラクタ本機の後部にヒッチ枠を
介して電気機器を有する作業機を着脱可能に連結したト
ラクタのヒッチ。
介して電気機器を有する作業機を着脱可能に連結したト
ラクタのヒッチ。
【0002】
【従来の技術】従来、トラクタ本機の後部にリンクを介
してヒッチ枠を装着し、該ヒッチ枠に電気機器を有する
作業機を自動的に着脱することが可能なように連結し、
上記電気機器を電気コードにより本機の電源等に接続
し、該電気コードの作業機着脱部の近傍に断続用のソケ
ットを介装したものは既に知られている。
してヒッチ枠を装着し、該ヒッチ枠に電気機器を有する
作業機を自動的に着脱することが可能なように連結し、
上記電気機器を電気コードにより本機の電源等に接続
し、該電気コードの作業機着脱部の近傍に断続用のソケ
ットを介装したものは既に知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記作業機をヒッチ枠
に対して着脱するとき、通常は運転者又は別の作業者が
前記ソケットを断続操作していたので面倒であり、ま
た、ソケットを外すのを忘れて作業機を取外すと、電気
コードが切れることがあった。また、ヒッチ枠に作業機
を着脱する時、作業機は上部フックが係合した上部連結
ピンを中心として下部が前後方向に回動するので、ソケ
ットを作業機とヒッチ枠とに装着しただけでは接合が不
確実になったり破損したりする。
に対して着脱するとき、通常は運転者又は別の作業者が
前記ソケットを断続操作していたので面倒であり、ま
た、ソケットを外すのを忘れて作業機を取外すと、電気
コードが切れることがあった。また、ヒッチ枠に作業機
を着脱する時、作業機は上部フックが係合した上部連結
ピンを中心として下部が前後方向に回動するので、ソケ
ットを作業機とヒッチ枠とに装着しただけでは接合が不
確実になったり破損したりする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、トラクタ本機
の後部にリンクを介してヒッチ枠を装着し、該ヒッチ枠
に電気機器を有する作業機を着脱可能に連結し、上記電
気機器を本機に接続する電気コードの作業機着脱部の近
傍に断続用のソケットを介装し、該ソケットの一方を作
業機の前部に取付け、他方を前記ヒッチ枠に取付け、少
なくとも一方のソケットを横方向の支軸で前後回動する
ように枢支すると共に作業機取外し時には両ソケットの
少なくとも一方が他方に対して離脱回動するように構成
することにより上述の課題を解決した。
の後部にリンクを介してヒッチ枠を装着し、該ヒッチ枠
に電気機器を有する作業機を着脱可能に連結し、上記電
気機器を本機に接続する電気コードの作業機着脱部の近
傍に断続用のソケットを介装し、該ソケットの一方を作
業機の前部に取付け、他方を前記ヒッチ枠に取付け、少
なくとも一方のソケットを横方向の支軸で前後回動する
ように枢支すると共に作業機取外し時には両ソケットの
少なくとも一方が他方に対して離脱回動するように構成
することにより上述の課題を解決した。
【0005】
【作用】作業機を取付ける時、ヒッチ枠の上部のトップ
フックを作業機の前部上方の上部連結ピンに掛け、この
状態でヒッチ枠を上昇させると、作業機は上部連結ピン
を中心として前方へ回動し、それにより下部連結ピンが
下部フックに嵌入してロックされる。その過程でヒッチ
枠に装着されているソケットがトップマストに固定され
ているソケットに横方向の支軸を中心として回動しなが
ら重合して接続される。また、作業機を取り外す時は、
作業機をヒッチ枠と共に上昇させ、下部フックのロック
を解除した状態で、作業機を下降させ、それが接地する
と上部連結ピンを中心としてヒッチ枠に対して後方へ回
動し、下部連結ピンがヒッチ枠の下部フックから抜け出
す。その際、横方向の支軸で枢支されている一方のソケ
ットは、他方のソケットに対して前記支軸を中心として
退避回動して外れる。即ち、作業機は横方向の上部連結
ピンを中心としてヒッチ枠に対して前後回動し、一方の
ソケットも横方向の支軸を中心として退避回動すること
になるので、ソケットの確実でかつ損傷することのない
断続を行うことができる。
フックを作業機の前部上方の上部連結ピンに掛け、この
状態でヒッチ枠を上昇させると、作業機は上部連結ピン
を中心として前方へ回動し、それにより下部連結ピンが
下部フックに嵌入してロックされる。その過程でヒッチ
枠に装着されているソケットがトップマストに固定され
ているソケットに横方向の支軸を中心として回動しなが
ら重合して接続される。また、作業機を取り外す時は、
作業機をヒッチ枠と共に上昇させ、下部フックのロック
を解除した状態で、作業機を下降させ、それが接地する
と上部連結ピンを中心としてヒッチ枠に対して後方へ回
動し、下部連結ピンがヒッチ枠の下部フックから抜け出
す。その際、横方向の支軸で枢支されている一方のソケ
ットは、他方のソケットに対して前記支軸を中心として
退避回動して外れる。即ち、作業機は横方向の上部連結
ピンを中心としてヒッチ枠に対して前後回動し、一方の
ソケットも横方向の支軸を中心として退避回動すること
になるので、ソケットの確実でかつ損傷することのない
断続を行うことができる。
【0006】
【実施例】本考案の一実施例を図面について説明する
と、農用トラクタのミッションケース1の後部下方の左
右に設けられたロアリンクピンにはロアリンク2が軸支
され、ミッションケース1の後部上方の左右に設けられ
たリフトアーム3の先端に回動自在に下方に向かって支
持されたリフトロッド4の先端のピンによってロアリン
ク2に連結されている。ミッションケース1の後面中央
には後方に向かって開口したトップリンクサポート5が
取付けられ、その先端の孔にはトップリンク6の前部が
回動自在に装着され、該トップリンク6及び前記ロアリ
ンク2の後端はヒッチ枠7に連結してあり、前記ヒッチ
枠7には作業機としてのロータリ型の耕耘装置9を着脱
可能に連結するようになっている。一方ミッションケー
ス1の後部下方中央にはPTO軸が突出し、ヨークジョ
イント8により耕耘装置9のギヤケース11及びチエン
ケース10を経由して動力を耕耘軸に伝達している。
と、農用トラクタのミッションケース1の後部下方の左
右に設けられたロアリンクピンにはロアリンク2が軸支
され、ミッションケース1の後部上方の左右に設けられ
たリフトアーム3の先端に回動自在に下方に向かって支
持されたリフトロッド4の先端のピンによってロアリン
ク2に連結されている。ミッションケース1の後面中央
には後方に向かって開口したトップリンクサポート5が
取付けられ、その先端の孔にはトップリンク6の前部が
回動自在に装着され、該トップリンク6及び前記ロアリ
ンク2の後端はヒッチ枠7に連結してあり、前記ヒッチ
枠7には作業機としてのロータリ型の耕耘装置9を着脱
可能に連結するようになっている。一方ミッションケー
ス1の後部下方中央にはPTO軸が突出し、ヨークジョ
イント8により耕耘装置9のギヤケース11及びチエン
ケース10を経由して動力を耕耘軸に伝達している。
【0007】ヒッチ枠7の後部には側面視でL字型の2
枚の板を結合してなるトップマスト12を立設し、左右
のマストステー13を介して下方の耕耘装置9のアーム
を支持すると共に、後方の電動シリンダ16及び尾輪調
節ハンドル外筒の支点を形成している。
枚の板を結合してなるトップマスト12を立設し、左右
のマストステー13を介して下方の耕耘装置9のアーム
を支持すると共に、後方の電動シリンダ16及び尾輪調
節ハンドル外筒の支点を形成している。
【0008】ギヤケース11及びチエンケース10に支
持されたロータリカバー14の上面には左右対称の側面
視で円弧状をなす回動レール15を配設し、この回動レ
ール15はガイドローラーに嵌合案内されてロータリカ
バー14に沿いながら前後動することが可能で、それら
の後端にはリヤカバー17の上端を回動自在に枢着した
横枠17aを固定してあり、該横枠17aは前記電動シ
リンダ16の下端にピンで回動自在に連結されている。
上記リヤカバー17の上面左寄りに立設したブラケット
18は、ロッド19、リンク20及びワイヤ21を経由
してリンク23に接続してあり、このリンク23は、ギ
ヤケース11の前面に固定された入力軸カバー22の右
側面にピン22aにより枢支されている。
持されたロータリカバー14の上面には左右対称の側面
視で円弧状をなす回動レール15を配設し、この回動レ
ール15はガイドローラーに嵌合案内されてロータリカ
バー14に沿いながら前後動することが可能で、それら
の後端にはリヤカバー17の上端を回動自在に枢着した
横枠17aを固定してあり、該横枠17aは前記電動シ
リンダ16の下端にピンで回動自在に連結されている。
上記リヤカバー17の上面左寄りに立設したブラケット
18は、ロッド19、リンク20及びワイヤ21を経由
してリンク23に接続してあり、このリンク23は、ギ
ヤケース11の前面に固定された入力軸カバー22の右
側面にピン22aにより枢支されている。
【0009】ヒッチ枠7の中央部の伝動ブラケット7a
の右側面に固定されたブラケット25の下部にリンクア
ーム26の中間部をピンにより枢着し、該リンクアーム
26の先端部に回転するローラ27を取付け、他端には
前部ミッションケースの左側面に装着された耕深検出セ
ンサー29に接続されたワイヤ28のインナーの後端を
連結し、上記ローラ27には、戻しバネ24により上部
が前方へ移動するように回動付勢された前記リンク23
の上部前面が当接するようになっており、前記ブラケッ
ト25に立設した取付板25aの上方の折曲部は、ワイ
ヤ28のアウターを進退調節可能に螺着することにより
支持しており、下端部は、リンクアーム26の前部上面
を受け止めるストッパーになるが、その際、ワイヤ28
を耕深検出センサー29のセンサーアーム38をスプリ
ング39により前方へ最も引張った状態で丁度リンクア
ーム26がストッパーに受け止められるようにアウター
を進退調節する。この調整は耕耘装置9を取付ける前に
行い、これを耕深検出センサー29の検出始端点とし
た。また、ワイヤ21は、前記回動レールを最前位置に
した状態で、リンク23が始端値姿勢になっているリン
クアーム26のローラ27に当接するようにアウター止
のナットにより長さ調節する。
の右側面に固定されたブラケット25の下部にリンクア
ーム26の中間部をピンにより枢着し、該リンクアーム
26の先端部に回転するローラ27を取付け、他端には
前部ミッションケースの左側面に装着された耕深検出セ
ンサー29に接続されたワイヤ28のインナーの後端を
連結し、上記ローラ27には、戻しバネ24により上部
が前方へ移動するように回動付勢された前記リンク23
の上部前面が当接するようになっており、前記ブラケッ
ト25に立設した取付板25aの上方の折曲部は、ワイ
ヤ28のアウターを進退調節可能に螺着することにより
支持しており、下端部は、リンクアーム26の前部上面
を受け止めるストッパーになるが、その際、ワイヤ28
を耕深検出センサー29のセンサーアーム38をスプリ
ング39により前方へ最も引張った状態で丁度リンクア
ーム26がストッパーに受け止められるようにアウター
を進退調節する。この調整は耕耘装置9を取付ける前に
行い、これを耕深検出センサー29の検出始端点とし
た。また、ワイヤ21は、前記回動レールを最前位置に
した状態で、リンク23が始端値姿勢になっているリン
クアーム26のローラ27に当接するようにアウター止
のナットにより長さ調節する。
【0010】また、ワイヤ28はヒッチ枠7からほぼ垂
直状に斜め上方に取出され、機体の中心線を越えトップ
リンク6の上を通って前方のトラクタ本機のミッション
ケース1の左側面に設けた前記耕深検出センサー29に
ほぼ水平に接続されている。
直状に斜め上方に取出され、機体の中心線を越えトップ
リンク6の上を通って前方のトラクタ本機のミッション
ケース1の左側面に設けた前記耕深検出センサー29に
ほぼ水平に接続されている。
【0011】前記回動レール15は前述のようにロータ
リカバー14の上面に沿って円弧状に前後動するが、そ
の移動量は、回動レール15後端の左寄りに設けられた
ブラケットからリンクロッド30を介してギヤケース1
1の前部に固定された入力軸カバー22の左側面のブラ
ケット22bに下部が枢支されたリンクアーム31の上
部に伝達される。
リカバー14の上面に沿って円弧状に前後動するが、そ
の移動量は、回動レール15後端の左寄りに設けられた
ブラケットからリンクロッド30を介してギヤケース1
1の前部に固定された入力軸カバー22の左側面のブラ
ケット22bに下部が枢支されたリンクアーム31の上
部に伝達される。
【0012】また、ヒッチ枠7中央部の伝動ブラケット
7aの左側面には、戻しバネ24により上部が後方へ移
動するように回動付勢された従動側のリンクアーム33
の中間部を枢支し、該リンクアーム33の上端部に軸支
したローラ34は、前記リンクアーム31の前面に圧接
され、リンクアーム33の下端部にインナーが連結され
たワイヤ35のアウターは、伝動ブラケット7aと一体
なブラケット32aから起立した取付板32の上端折曲
部に進退調節可能に螺着され、取付板32の下端はスト
ッパー部になっている。
7aの左側面には、戻しバネ24により上部が後方へ移
動するように回動付勢された従動側のリンクアーム33
の中間部を枢支し、該リンクアーム33の上端部に軸支
したローラ34は、前記リンクアーム31の前面に圧接
され、リンクアーム33の下端部にインナーが連結され
たワイヤ35のアウターは、伝動ブラケット7aと一体
なブラケット32aから起立した取付板32の上端折曲
部に進退調節可能に螺着され、取付板32の下端はスト
ッパー部になっている。
【0013】上記リンクアーム33が取付板32の下端
のストッパー部に当接した状態をミッションケース1の
他側に取付けた回動検出センサー36の検出始端点とす
るもので、その調節操作は前述のリンクアーム26と同
様、耕耘装置9を装着する前に行い、リンクアーム31
は、耕耘装置9をヒッチ枠7に連結した状態で、回動レ
ール15を電動シリンダ16により最後方へ回動させて
リヤカバー17が最下位置になった耕深最浅の状態の
時、前記リンクアーム33のローラ34に当接するよう
にリンクロッド30の長さを調節する。
のストッパー部に当接した状態をミッションケース1の
他側に取付けた回動検出センサー36の検出始端点とす
るもので、その調節操作は前述のリンクアーム26と同
様、耕耘装置9を装着する前に行い、リンクアーム31
は、耕耘装置9をヒッチ枠7に連結した状態で、回動レ
ール15を電動シリンダ16により最後方へ回動させて
リヤカバー17が最下位置になった耕深最浅の状態の
時、前記リンクアーム33のローラ34に当接するよう
にリンクロッド30の長さを調節する。
【0014】ワイヤ35はヒッチ枠7からほぼ垂直状に
斜め上方に取出され、前記耕深制御用のワイヤ28と対
称に、機体の中心線を越えトップリンク6の上を通っ
て、前方のトラクタ本機のミッションケース1の右側面
に設けた回動検出センサー36にほぼ水平に接続されて
いる。
斜め上方に取出され、前記耕深制御用のワイヤ28と対
称に、機体の中心線を越えトップリンク6の上を通っ
て、前方のトラクタ本機のミッションケース1の右側面
に設けた回動検出センサー36にほぼ水平に接続されて
いる。
【0015】ヒッチ枠7から取出されたワイヤ28及び
35の前端は図7に示すように耕深検出センサー29及
び回動検出センサー36のセンサーアーム38にほぼ水
平状に接続され、耕深検出センサー29及び回動検出セ
ンサー36は、トラクタ本機のミッションケース1の左
右側面に対称に設けられた同一サイズのブラケット37
に取付けられており、両センサーアーム38,38の回
動角(作動角)は検出値が両者とも同一になるようにし
てあり、検出始点位置を図示の角度とした場合、ストッ
パー39aとの間に不感帯となる間隙を設けておく。な
お、耕深検出センサー29及び回動検出センサー36の
センサーアーム38の回動角の始点位置に対応する位置
に目印またはランプで始点位置を明示することによっ
て、更に取扱性が向上する。
35の前端は図7に示すように耕深検出センサー29及
び回動検出センサー36のセンサーアーム38にほぼ水
平状に接続され、耕深検出センサー29及び回動検出セ
ンサー36は、トラクタ本機のミッションケース1の左
右側面に対称に設けられた同一サイズのブラケット37
に取付けられており、両センサーアーム38,38の回
動角(作動角)は検出値が両者とも同一になるようにし
てあり、検出始点位置を図示の角度とした場合、ストッ
パー39aとの間に不感帯となる間隙を設けておく。な
お、耕深検出センサー29及び回動検出センサー36の
センサーアーム38の回動角の始点位置に対応する位置
に目印またはランプで始点位置を明示することによっ
て、更に取扱性が向上する。
【0016】次に前記電動シリンダ16のモーターと本
機のバッテリーとを繋ぐハーネス42に介装されたソケ
ットの装着構成について説明すると、後部の雄ソケット
40はトップマスト12に螺着されているブラケット4
1にボルトにて固定し、前部の雌ソケット43を螺着し
たブラケット44は、その下部をヒッチ枠7のトップフ
ック7c近傍に横方向の支点軸7bにより前後回動可能
に枢支すると共に戻しスプリング45により後方へ向け
て回動付勢されており、その後面は、ロックフック操作
杆47の上端に固定した操作レバー48により受け止め
られ、ロックフック操作杆47はその下部を左右に分岐
させてロックフック47aに連結し、操作レバー48
は、スプリングにより後方へ引張られた状態でトップフ
ック7cに穿設したL字状のガイド溝48aに嵌入して
いる。
機のバッテリーとを繋ぐハーネス42に介装されたソケ
ットの装着構成について説明すると、後部の雄ソケット
40はトップマスト12に螺着されているブラケット4
1にボルトにて固定し、前部の雌ソケット43を螺着し
たブラケット44は、その下部をヒッチ枠7のトップフ
ック7c近傍に横方向の支点軸7bにより前後回動可能
に枢支すると共に戻しスプリング45により後方へ向け
て回動付勢されており、その後面は、ロックフック操作
杆47の上端に固定した操作レバー48により受け止め
られ、ロックフック操作杆47はその下部を左右に分岐
させてロックフック47aに連結し、操作レバー48
は、スプリングにより後方へ引張られた状態でトップフ
ック7cに穿設したL字状のガイド溝48aに嵌入して
いる。
【0017】また、耕耘装置の下部連結ピン50をヒッ
チ枠7の下部両側に固定した下部フック51に嵌入さ
せ、ロックフック47aを下部連結ピン50に連結した
作業機連結状態では操作レバー48がガイド溝48aの
下部前端に位置し、それによりブラケット44は支点軸
7bを中心として後方へ回動するのでソケットは連結状
態になり、作業機を取外すべく運転席の運転者が後方へ
手を伸ばして操作レバー48を前方へ引いてから上方へ
移動させるとそれに連動してブラケット44及びそれに
装着された雌ソケット43が下方を中心として前方へ回
動して前傾姿勢になり、ロックフック47aは上昇回動
してロック解除姿勢になるから、この状態でヒッチ枠7
及び耕耘装置9を下降させて接地すると、該耕耘装置9
が上部連結ピンを中心としてヒッチ枠7から離間するよ
うに後方へ回動し、それにより下部連結ピン50は下部
フック51から抜け出す。しかる後、ヒッチ枠7を下降
させると、上部フックaは下降して上部連結ピンから抜
け出すが、その際、ブラケット44及び雌ソケット43
は前方へ回動して後方の雄ソケット40から退避してい
るので両者が干渉することはない。更に、雄ソケット4
0を取付けたブラケット41にはソケットの後面と外側
面とを覆うカバー49を螺着することにより、洗車時、
降雨時又は代掻作業時等に水等が掛るのを防止するよう
にしてある。
チ枠7の下部両側に固定した下部フック51に嵌入さ
せ、ロックフック47aを下部連結ピン50に連結した
作業機連結状態では操作レバー48がガイド溝48aの
下部前端に位置し、それによりブラケット44は支点軸
7bを中心として後方へ回動するのでソケットは連結状
態になり、作業機を取外すべく運転席の運転者が後方へ
手を伸ばして操作レバー48を前方へ引いてから上方へ
移動させるとそれに連動してブラケット44及びそれに
装着された雌ソケット43が下方を中心として前方へ回
動して前傾姿勢になり、ロックフック47aは上昇回動
してロック解除姿勢になるから、この状態でヒッチ枠7
及び耕耘装置9を下降させて接地すると、該耕耘装置9
が上部連結ピンを中心としてヒッチ枠7から離間するよ
うに後方へ回動し、それにより下部連結ピン50は下部
フック51から抜け出す。しかる後、ヒッチ枠7を下降
させると、上部フックaは下降して上部連結ピンから抜
け出すが、その際、ブラケット44及び雌ソケット43
は前方へ回動して後方の雄ソケット40から退避してい
るので両者が干渉することはない。更に、雄ソケット4
0を取付けたブラケット41にはソケットの後面と外側
面とを覆うカバー49を螺着することにより、洗車時、
降雨時又は代掻作業時等に水等が掛るのを防止するよう
にしてある。
【0018】図12及び図13はソケットの他の例を示
すものであって、絶縁性のある合成樹脂からなる雌ソケ
ット43のボデー43a内にステンレス製の接片52,
52を内装し、端面にはブラシ53を固定する。上記合
成樹脂からなる雄ソケット40のボデー54の中心に設
けた突片55の両側には、ステンレス製の接片56,5
6を埋め込んであり、両ソケットを結合する時、前記ブ
ラシ53は接片56,56に付着したゴミを掻取るので
接触が良好になり、また、それらの接片52,56は長
期間使用しても錆びることがない。57,58は端子を
兼用した取付ボルトである。59は水抜き孔である。
すものであって、絶縁性のある合成樹脂からなる雌ソケ
ット43のボデー43a内にステンレス製の接片52,
52を内装し、端面にはブラシ53を固定する。上記合
成樹脂からなる雄ソケット40のボデー54の中心に設
けた突片55の両側には、ステンレス製の接片56,5
6を埋め込んであり、両ソケットを結合する時、前記ブ
ラシ53は接片56,56に付着したゴミを掻取るので
接触が良好になり、また、それらの接片52,56は長
期間使用しても錆びることがない。57,58は端子を
兼用した取付ボルトである。59は水抜き孔である。
【0019】
【考案の効果】本考案は、トラクタ本機の後部にリンク
を介してヒッチ枠7を装着し、該ヒッチ枠7に電気機器
を有する作業機を着脱可能に連結し、上記電気機器を本
機に接続する電気コードの作業機着脱部の近傍に断続用
のソケットを介装し、該ソケットの一方を作業機の前部
に取付け、他方を前記ヒッチ枠に取付け、少なくとも一
方のソケットを横方向の支軸で前後回動するように枢支
すると共に作業機取外し時には一方のソケットが他方の
ソケットに対して離脱回動するように構成しので、作業
機をヒッチ枠7から取外す時、作業機を接地させた後、
ヒッチ枠7を下降させると、ヒッチ枠7に取付けられた
前部のソケットは、後部のソケットに接近しながら下降
するが、前記支軸を中心として退避回動することとな
り、それにより両者が干渉して破損することがない。ま
た、作業機を連結する時は逆に接近回動するので、横方
向の支軸で横触れを規制された状態でソケットを確実に
接続することができる。
を介してヒッチ枠7を装着し、該ヒッチ枠7に電気機器
を有する作業機を着脱可能に連結し、上記電気機器を本
機に接続する電気コードの作業機着脱部の近傍に断続用
のソケットを介装し、該ソケットの一方を作業機の前部
に取付け、他方を前記ヒッチ枠に取付け、少なくとも一
方のソケットを横方向の支軸で前後回動するように枢支
すると共に作業機取外し時には一方のソケットが他方の
ソケットに対して離脱回動するように構成しので、作業
機をヒッチ枠7から取外す時、作業機を接地させた後、
ヒッチ枠7を下降させると、ヒッチ枠7に取付けられた
前部のソケットは、後部のソケットに接近しながら下降
するが、前記支軸を中心として退避回動することとな
り、それにより両者が干渉して破損することがない。ま
た、作業機を連結する時は逆に接近回動するので、横方
向の支軸で横触れを規制された状態でソケットを確実に
接続することができる。
【図1】トラクタに耕耘装置を装着した側面図である。
【図2】耕耘装置前部の平面図である。
【図3】耕深制御装置の側面図である。
【図4】回動レール制御装置の側面図である。
【図5】ヒッチ枠の正面図である。
【図6】ソケット結合状態の平面図である。
【図7】同上側面図である。
【図8】ソケット離間させた状態の側面図である。
【図9】ヒッチ枠を下降させた状態の側面図である。
【図10】検出器の側面図である。
【図11】ロック装置の側面図である。
【図12】ソケットの他の例の接合状態の断面図であ
る。
る。
【図13】同上離間状態の断面図である。
1 ミッションケース 6 トップリンク 7 ヒッチ枠 7b 支点軸 9 耕耘装置 11 ギヤケース 15 回動レール 17 リヤカバー 20 リンク 21 ワイヤ 22 入力軸カバー 27 ローラ 29 耕深検出センサー 36 回動検出センサー 38 センサーアーム 39 スプリング 40 雄ソケット 43 雌ソケット 44 ブラケット
Claims (1)
- 【請求項1】 トラクタ本機の後部にリンクを介してヒ
ッチ枠7を装着し、該ヒッチ枠7に電気機器を有する作
業機を着脱可能に連結し、上記電気機器を本機に接続す
る電気コードの作業機着脱部の近傍に断続用のソケット
を介装し、該ソケットの一方を作業機の前部に取付け、
他方を前記ヒッチ枠7に取付け、少なくとも一方のソケ
ットを横方向の支軸で前後回動するように枢支すると共
に作業機取外し時には一方のソケットが他方のソケット
に対して離脱回動するように構成したことを特徴とする
トラクタのヒッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1340092U JP2560887Y2 (ja) | 1992-02-09 | 1992-02-09 | トラクタのヒッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1340092U JP2560887Y2 (ja) | 1992-02-09 | 1992-02-09 | トラクタのヒッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0563208U JPH0563208U (ja) | 1993-08-24 |
JP2560887Y2 true JP2560887Y2 (ja) | 1998-01-26 |
Family
ID=11832076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1340092U Expired - Fee Related JP2560887Y2 (ja) | 1992-02-09 | 1992-02-09 | トラクタのヒッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2560887Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012076470A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Kubota Corp | 作業機連結装置の電源ハーネス連結構造 |
JP2013247956A (ja) * | 2013-07-18 | 2013-12-12 | Kubota Corp | 作業機連結装置の電源ハーネス連結構造 |
-
1992
- 1992-02-09 JP JP1340092U patent/JP2560887Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012076470A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Kubota Corp | 作業機連結装置の電源ハーネス連結構造 |
JP2013247956A (ja) * | 2013-07-18 | 2013-12-12 | Kubota Corp | 作業機連結装置の電源ハーネス連結構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0563208U (ja) | 1993-08-24 |
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