JPH0549414U - 移動農機の電気的接合部構造 - Google Patents

移動農機の電気的接合部構造

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JPH0549414U
JPH0549414U JP10910291U JP10910291U JPH0549414U JP H0549414 U JPH0549414 U JP H0549414U JP 10910291 U JP10910291 U JP 10910291U JP 10910291 U JP10910291 U JP 10910291U JP H0549414 U JPH0549414 U JP H0549414U
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JP
Japan
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socket
machine
hitch
working machine
mobile agricultural
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JP10910291U
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毅 涌田
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気的接合部に泥水等がかかっても端子が接
触不良をきたすことがなく、構造が簡単で故障が少な
く、かつ、掃除がし易い移動農機の電気的接合部構造を
提供することを目的とする。 【構成】 走行機体にヒッチを介して作業機を着脱自在
に装着すると共に、走行機体に対する作業機の着脱と同
時に電気的接合部を自動的に接離させるようにした移動
農機において、前記電気的接合部40を、ヒッチ8側に
設けた固定端子41a付ソケット41と作業機側に設け
た固定端子42a付ソケット42により構成すると共
に、少なくとも一方のソケットを弾性部材44を介して
接合方向に進退すべく弾性変位自在に支持した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば農用トラクタ又は乗用田植機等の移動農機における電気的接 合部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
農用トラクタ又は乗用田植機等の移動農機において、近年、ヒッチ部分を改良 して走行機体(本機)に作業機を着脱自在に自動連結し得るようにした所謂オー トヒッチ方式のものが多く見受けられる。また、作業機側に耕深センサ、(トラ クタの場合)や苗切れセンサ(乗用田植機の場合)等の電気的なセンサ類を設け たものも従来から多く採用されている。このような移動農機においては、本機と 作業機の双方にまたがって電気的配線を必要とするものであるが、従来、走行機 体に対する作業機の着脱と同時に電気的接合部(電装カプラ)を自動的に接離さ せるようにしたものは、例えば実公平1ー27924号公報等により既に公知で ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のものは、電気的接合部を構成する一対のソケットを夫々 本機側と作業機側に固定し、一方のソケットに設けた接触部端子がばねを介して 進退自在に支持された可動端子に構成されているため、作業中、飛散泥土等が端 子の可動部に侵入して可動不良となり、電気量が極く小さい(mmAの単位)こ とと相俟って接触不良を起し易いばかりでなく、可動部の掃除が困難で、しかも 構造が複雑であるためどうしてもコスト高となる等の問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記のような実状に基づき創案されたものであって、走行機体にヒ ッチを介して作業機を着脱自在に装着すると共に、走行機体に対する作業機の着 脱と同時に電気的接合部を自動的に接離させるようにした移動農機において、前 記電気的接合部を、ヒッチ側に設けた固定端子付ソケットと作業機側に設けた固 定端子付ソケットにより構成すると共に、少なくとも一方のソケットを弾性部材 を介して接合方向に進退すべく弾性変位自在に支持したことを要旨とする。
【0005】
【作用】
ヒッチ側ソケットと作業機側ソケットの双方とも接触部端子が固定端子で、少 なくとも一方のソケット自体を弾性変位自在に構成したので、電気的接合部に泥 水等がかかっても、ソケットに対し端子を進退自在にばね付勢した可動端子のよ うに可動不良・接触不良を起すことはない。また、ソケットを弾性部材を介して 支持する構造なので、構造が単純でコストも低減できるうえ、故障が少なく、掃 除がし易くなる。
【0006】
【実施例】
本考案の構成を農用トラクタに適用した一実施例について説明する。図4にお いて、1はトラクタの本機で、2はミッションケース、3はトップリンク、4は ロワリンク、5はPTO軸、6は図示外のリフトロッドを介してロワリンク4に 連結されたリフトアームである。7はロータリ耕耘装置(以下単にロータリとい う)で、本機1側に装着されたオートヒッチ8により本機1に対し自動的に着脱 し得るようになっている。即ち、オートヒッチ8のヒッチフレーム8a上端に設 けた係合溝9に、ロータリ側トップマスト10に横架した係合ピン11を係合さ せてロータリ7をリフトアーム6で持上げることにより、ロータリ7が自重によ り係合ピン11を支点として本機1側に回動してジョイント部12が自動的に連 結し、また、ロータリ7を接地させ、リフトアーム6を下げて係合ピン11を係 合溝9から外した状態で本機1を前進させることによりロータリ7が本機1から 離脱するようになっている。13はトップリンクブラケット、14はヨークカバ ー、15はロータリ入力軸、16はギヤケース、17はパイプフレーム、18は チェンケース、19は尾輪である。20はリヤカバー、21はセンサロッド、2 2はセンサアーム、23は後述する回動レール25の前後方向回動量(変位量) を検知する回動センサである。
【0007】 ところで、上記リヤカバー20は、図5乃至図7に示すように、メインカバー 24の上面に沿って回動自在に支持された回動レール25の後端に上下回動自在 に枢支され、また、回動レール25の後端側上面には電動シリンダ26の先端が 枢結されている。そして、リヤカバー20はブラケット20a、ロッド27、リ ンク28及びワイヤ29を介し、パイプフレーム17に固定のブラケット30に 枢支され、かつ、ばね31で一方向に付勢されたリンク32と連係されている。 一方、ヒッチフレーム8a側にはブラケット33の外側面に固定のL形プレート 34に耕深センサ35が装着され、耕深センサ35の軸に固定のアーム36はば ね37によりプレート34に固設のストッパ38に当接している。39は電動モ ータである。
【0008】 さて、ロータリ7側に設けた前記耕深センサ等のセンサ類と本機1側に設けた 制御部(図示せず)等との電気的接合部(電装カプラ)40を、ヒッチ8側に設 けた固定端子41a付ソケット41とロータリ(作業機)7側に設けた固定端子 42a付ソケット42により構成すると共に、少なくとも一方のソケットを弾性 部材44を介して接合方向に進退すべく弾性変位自在に支持してある。本実施例 ではヒッチフレーム8a側のソケット41を弾性支持したものである。即ち、図 3に示すように、ヒッチフレーム8a側にボルト45で固定した略C型状の板ば ねからなる上下一対の弾性部材44の遊端側に固定端子41aを備えたソケット 41を固定し、また、ロータリ7には固定端子42aを備えたソケット42をブ ラケット43及びボルト46を介して固定してあり、ヒッチフレーム8a側に取 付けたソケット41全体が弾性部材44の弾性変形により前後方向に変位するよ うになっている。42bは軟性ゴム、47は本機からの配線、48はロータリ側 に設けた電動モータ39、センサ23,35からの配線である。
【0009】 なお、前記固定端子41a,42aの数(極数)は、ロータリ7側に設けたセ ンサ類や電気機器の個数に応じて適宜増減し得るものである。また、一対のソケ ット41,42は、その嵌合部を截頭円錐状の凹凸形状に構成してもよく、本機 1に対するロータリ7の着脱と同時に係脱し得るものであればその形状の如何は 問わない。さらに、ロータリ7側のソケット42の方を弾性部材44で支持して もよく、或は双方のソケット41,42を弾性部材44で弾性支持するようにす ることも可能である。
【0010】 図8に示すものは、一対のソケット50,51からなる多極カプラにおいて、 一方のソケット(雄側ソケット)50のフランジ面50aに同心円状の異径の円 形溝からなる固定端子A,B,C,D,E(端子同士は絶縁状態)を設けると共 に、他方のソケット(雌側ソケット)51には、ソケット50,51を合せるだ けで円周上の任意の位置で前記円形溝に嵌合して導通する棒状固定端子a,b, c,d,e(端子同士は絶縁状態)を設けたものである。この構成によれば、ソ ケット50,51を合せるだけで円周上のどの位置でも導通するため、対応する 端子同士の正確な位置決めが不要となり、組立が容易となるばかりでなく、本考 案のような自動接離方式の電気的接合部として極めて好適である。
【0011】 上記本実施例では本考案をトラクタに採用したものについて説明したが、本考 案は乗用田植機等の移動農機についても採用し得る。
【0012】 上記の構成において、オートヒッチ8のヒッチフレーム8a上端に設けた係合 溝9に、ロータリ側トップマスト10に横架した係合ピン11を係合させてロー タリ7をリフトアーム6で持上げることにより、ロータリ7が係合ピン11を支 点として本機1側に回動してジョイント部12が自動的に連結すると共に、ソケ ット41,42同士が弾発的に接合して固定端子41a,42a同士が接触し自 動的に導通状態となる。また、ロータリ接地状態でリフトアーム6を下げて係合 ピン11を係合溝9から外した状態で本機1を前進させることによりロータリ7 が本機1から離脱すると共に、ソケット41,42同士が離反し導通状態は遮断 される。
【0013】 ところで、前記電気的接合部40は機体の比較的低位置に配設されている関係 上、水田作業等では、常時車輪による跳ね上げ泥水等に晒され易く、ソケットに 対し端子を進退自在に装着した可動端子の場合は、端子ガイド孔の隙間から可動 部に泥水等が侵入して端子の円滑な移動に支障をきたしたり、接触不良となった りし易く、掃除の際も可動部に水が侵入しないよう充分留意する必要があるう え、可動部の掃除が困難であるが、本考案では、少なくとも一方のソケット41 自体を弾性支持し、端子41a,42aはソケット41,42内に固定したもの であるから、端子に対する泥水対策が無用となり、上記の不都合は解消されるば かりでなく、端子付勢用のコイルばねや端子可動用のスペースが不要であるた め、ソケット自体を構造簡単で小型・偏平化でき、しかも、弾性部材44をソケ ット取付用ブラケットに兼用できるので、防水用のシールやカバー等が不要とな ることと相俟ってコストの低減を図ることが可能となる。
【0014】
【考案の効果】
本考案は、上述のように構成したので、電気的接合部に泥水等がかかっても、 ソケットに対し端子を進退自在にばね付勢した可動端子のように可動不良・接触 不良を起すのを防止できると共に、構造が単純でコストも低減できるうえ、故障 が少なく、掃除がし易い等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】作業機を本機から外した状態における要部の平
面図である。
【図2】作業機を本機に連結した状態における要部の平
面図である。
【図3】一対のソケットの構造を示す断面図である。
【図4】本機に作業機を連結した状態の一部切欠側面図
である。
【図5】リヤカバーの取付状態を示す側面図である。
【図6】リヤカバー最収納時の側面図である。
【図7】リヤカバー最延び時の側面図である。
【図8】ソケットの他例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 走行機体 7 作業機 8 ヒッチ 40 電気的接合部 41 ソケット 41a 固定端子 42 ソケット 42a 固定端子 44 弾性部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体にヒッチを介して作業機を着脱
    自在に装着すると共に、走行機体に対する作業機の着脱
    と同時に電気的接合部を自動的に接離させるようにした
    移動農機において、前記電気的接合部を、ヒッチ側に設
    けた固定端子付ソケットと作業機側に設けた固定端子付
    ソケットにより構成すると共に、少なくとも一方のソケ
    ットを弾性部材を介して接合方向に進退すべく弾性変位
    自在に支持したことを特徴とする移動農機の電気的接合
    部構造。
JP10910291U 1991-12-10 1991-12-10 移動農機の電気的接合部構造 Pending JPH0549414U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6320626A (ja) * 1986-07-15 1988-01-28 Nec Corp 記号列分類方式
JPS6427924U (ja) * 1987-08-10 1989-02-17

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6320626A (ja) * 1986-07-15 1988-01-28 Nec Corp 記号列分類方式
JPS6427924U (ja) * 1987-08-10 1989-02-17

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