JP3583525B2 - アクティブマトリックスパネル - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、薄膜トランジスタを用いたアクティブマトリックスパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図12に従来例の液晶表示装置の構成図を示す。
特開平1─289917に開示されているように、アクティブマトリックスパネル11において、ソース線ドライバ回路12、ゲイト線ドライバ回路13、及び画素マトリックス14が同一の基板上に形成されている。
【0003】
ソース線ドライバ回路12はシフトレジスタ15と、薄膜トランジスタより成るサンプルホールド回路16により構成され、ソース線17により画素マトリックス14に接続されている。ゲイト線ドライバ回路13はシフトレジスタ18とバッファ回路19とで構成され、ゲイト線20により画素マトリックス14に接続されている。画素マトリックス14には、ソース線17とゲイト線20との交点にそれぞれ画素22が形成され、画素22は薄膜トランジスタ23と液晶セル24とにより構成されている。
【0004】
図13は従来例の液晶表示装置の画像データ処理のシステムブロック図であり、マイコン(超小型演算処理装置)により、ソフトウエアを用いて、記憶装置(Random−Access−Memory)に保持していた画像データのデータ処理を行うシステムを示す。
図13に示すように液晶表示装置31には、DA変換回路32を介して、データバス35により、画像データを記憶する記憶装置33と、マイコンを含む画像処理システム34とが入出力可能に接続されている。更に、液晶表示装置31、DA変換回路32には、画像処理システム34から制御信号が制御信号線38を経て入力される。更に、画像処理システム34の出力は、アドレスバス36、制御信号線37それぞれにより記憶装置33に接続されている。
【0005】
画像を表示する際には、予め画像処理内容をC言語等によりプログラムを作成し、画像処理システム34おいて、そのプログラムをコンパイルし、その内容に基づいて記憶装置33を制御して、記憶されている画像データを読みだして、画像処理をする。そして、処理された画像データをを記憶装置33に再度書き込む。あるいはDA変換回路32を介して、液晶表示装置31に出力して、表示させる。即ち、アクティブマトリック型の液晶表示装置は、表示機能のみを備えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のアクティブマトリックスパネルは、単に画像データを表示する機能しか備えていないため、以下のような問題が生ずる。
(1)表示装置及びシステムの小型化が妨げられている。
従来は、図12のようにアクティブマトリックスパネルは画素マトリックスの各画素を駆動する回路しかなく、画素マトリックスを表示するための回路、特に画像処理の演算システムへのアクセスするための回路は、アクティブマトリックスパネルの外付けになっている。
近年画像データの膨大化及び複雑なデータ処理を行うため、外部での演算も多量になってきており、MPUの演算能力では追従することが困難である。従ってMPUの負荷を減らすために外部演算装置を専用に半導体集積回路に組み込んで、問題を解決している。しかしながら、画像処理を含んだ画像表示装置の部品点数が増えてしまうため、システムの小型化が妨げられる。
【0007】
(2)また、パネル上に無駄な領域がある。
従来のアクティブマトリックスパネルには、画素及びゲイト線、ソース線のドライバ回路により構成されていたので、パネル上に空領域がある。その空き領域に外付けの部品をいれることが、可能ならば表示システムのを構成している物理的空間を小型化に更に貢献できる。
【0008】
(3)画像処理を行うシステムの高速動作を妨げている。
画素を制御するためにパネル以外のシステムのMPU(超小型演算処理装置)を動作させることが必要であるが、年々画像処理技術が複雑になり、そのためのソフトウエアも複雑膨大になってきた。そのために、MPUのデータの処理時間も多くなっているが、記憶装置へのアクセスしている時間も多い。なぜなら、特にMPUが記憶装置にアクセスするのに、データバスを占有するためである。それを解決するために、専用のハードウエアを用意して、並列処理を行うことが有効であるが、部品点数が多くなってしまう。そのため、並列処理システムを設けるよりも、部品点数を少なくすることを優先すると、システムの高速動作を犠牲になると共に、MPUに負担を強いることになる。
本発明の目的は、上述の問題点(1)〜(3)を解決して、画像処理を高速化し、かつ装置の小型化を図り得るアクティブマトリックスパネルを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係るアクティブマリトリックスパネルは、
複数のゲイト線と、複数のソース線と、薄膜トランジスタが接続され、マトリックス状に配置された画素とを有する第1の透明基板と、
該第1の透明基板に対向配置された第2の透明基板と、
前記第1の透明基板と前記第2の透明基板の間に介設された液晶と、
P型あるいはN型あるいは相補型の薄膜トランジスタより成る、ゲイト線ドライバ回路又はソース線ドライバ回路の少なくとも一方の回路と、
を有するアクティブマトリックスパネルにおいて、
P型あるいはN型あるいは相補型の薄膜トランジスタより成り、前記ソース線に供給する画像データを処理する処理回路を有し、
(1)P型あるいはN型あるいは相補型の薄膜トランジスタより成る基準クロック発生回路
(2)P型あるいはN型あるいは相補型の薄膜トランジスタより成るカウンタ回路
(3)P型あるいはN型あるいは相補型の薄膜トランジスタより成る分周回路
(4)P型あるいはN型あるいは相補型の薄膜トランジスタより成る外部からアクティブマトリックスパネルに信号を伝達する伝達回路
(5)P型あるいはN型あるいは相補型の薄膜トランジスタより成るアクティブマトリックスパネルから外部へ信号を伝達する伝達回路
(6)P型あるいはN型あるいは相補型の薄膜トランジスタより成るアクティブマトリックスパネルから外部へ、かつ外部からアクティブマトリックスパネル内部へ信号を伝達する双方向伝達回路
該処理回路は、上記の回路(1)〜(6)の少なくとも2つ以上の回路を有する。
【0010】
上記の構成において、回路を構成する薄膜トランジスタは、例えば珪素薄膜を使用したMOSトランジスタとすればよい。
【0011】
【作用】
上記の構成を有する本発明に係るアクティブマリトリックスパネルは、処理回路において、画像データを記憶している複数の外部の記憶装置から、画像データの読み出して、演算処理し、処理された画像データを画素に伝達して、表示させる。すなわち、本発明に係るアクティブマリトリックスパネルは、画素マトリックスを駆動するのみでなく、演算を実行して、外部へ信号を伝達し、記憶装置等の外部装置の制御も行う。
このようにして、特にMPUに頼ること無しに、画像データの演算をし、複数の記憶装置に直接アクセスして、画素マトリックスに表示させるデータ処理をできるだけ少ない部品で行うことを可能にする。
【0012】
【実施例】
本発明を、以下に図示する実施例に基づいて詳細に説明する。
〔実施例1〕
実施例1は具体的な画像処理としてマスク処理(画面のノイズの減少)の方法を取り上げる。このマスク処理は例えば画像読み取り装置(ハンディスキャナ等)から画像データを生成した時、その画像の修正とくに孤立点雑音の除去に必要な処理である。
【0013】
図1は実施例1のアクティブマトリックスパネルの構成図であり、以下に示す回路は同一の透明基板上に作成されている。
アクティブマトリックスパネル101において、N本のソース線102とM本のゲイト線103が格子状に配置され、画素104がソース線102とゲイト線103の交点にそれぞれ接続されている。この状態で、画素104は水平方向に(X軸方向に)N個配置され、垂直方向に(Y軸方向に)M個配置されて、N×Mのマトリックスを成しているため、アドレスA(x、y)を指定することにより、任意の画素104を指定することができる。
【0014】
ソース線102はサンプルホールド回路105を介して、ソースドライバ回路124に接続され、ゲイト線103はゲイトドライバ回路123の出力に接続されている。更に、ゲイトドライバ回路123の入力にはクロック線106、スタート線107がそれぞれ接続され、サンプルホールド回路105の入力にはビデオ線108が接続され、ソースドライバ回路124にはクロック線109、スタート線110がそれぞれ接続されている。ゲイトドライバ回路123、ソースドライバ回路124はそれぞれP型、N型、又は相補型の薄膜トランジスタにより形成されている。
【0015】
更に、マスク処理を行う画素104のアドレスを指定するための回路が設けられており、基準クロック線126により、基準クロックを発生する基準クロック発生回路125の出力は、X座標を計数するX軸カウンタ回路111、Y座標を計数するY軸カウンタ回路112、外部の記憶装置への読み出し・書き込みを制御するためのクロック信号を発生するための記憶装置制御回路113にそれぞれ接続されている。X軸カウンタ回路111、Y軸カウンタ回路112の出力はそれぞれアドレス保持回路116が接続された座標変換回路115、アドレスバッファ118、アドレスバス119に順次に接続されて、外部の制御部に出力されている。また、記憶装置制御回路113の出力はクロックバッファ127を介して、平均化スタート信号線128によりアクティブマトリックスパネル101外部の制御部に接続されている。
なお、X軸カウンタ回路111、Y軸カウンタ回路112と、記憶装置制御回路113と、座標変換回路115と、アドレス保持回路116はそれぞれP型、N型、又は相補型の薄膜トランジスタにより形成されている。
【0016】
更に、画像処理を行うためにデータ演算回路114が設けられており、データ演算回路114には、読み込み・書き込み可能な入出力制御回路117、入出力切換信号線120、双方向バッファ121、データバス122が入出力可能に順次に接続されており、データバス122はアクティブマトリックスパネル101外部の制御部に接続されている。ここで、データ演算回路114、入出力制御回路117はそれぞれP型、N型、又は相補型の薄膜トランジスタにより形成されている。
【0017】
図2は液晶表示装置の画像処理システムのブロック回路図であり、アクティブマトリックスパネル101の外部には、画像データを記憶するための記憶装置201と、装置全体を制御するためのMPU202とが設けられている。アドレスバス119により、アクティブマトリックスパネル101の出力、MPU202の出力は記憶装置201に接続されている。また、データバス122により、アクティブマトリックスパネル101の双方向バッファ121、記憶装置201、MPU202はそれぞれ入出力可能に接続されている。更に、データバス122にはDA変換器203が接続され、DA変換器203はビデオ信号線108によりアクティブマトリックスパネル101に接続されている。更に、記憶装置制御線204により、アクティブマトリックスパネル101は記憶装置201、MPU202にそれぞれ接続されている。また、コントロール信号線205により、アクティブマトリックスパネル101とMPU202とが接続されている。
【0018】
図3、図4に双方向バッファ121の構成例を示す。
図3において、出力ピン301には、P型トランジスタ302のドレイン電極とN型トランジスタ303のソース電極との接続端が接続され、P型トランジスタ302のゲイト電極にはNAND回路304が接続され、N型トランジスタ303のゲイト電極にはNOR回路305が接続されている。NAND回路304の入力端の一方には入力ピン309が接続され、他方にはINVERT回路306が接続されている。また、NOR回路305の入力端の一方には入力ピン309が接続され、他方にはINVERT回路307が接続されている。また、INVERT回路307の出力はINVERT回路306にも接続され、INVERT回路307には出力状態制御ピン308が接続されている。
【0019】
また、図4において、双方向ピン401はトライステートバッファ402の出力端と入力バッファ403の入力端とがそれぞれ接続されている。トライステートバッファ402には入力ピン404と入出力切換ピン405の入力がそれぞれ接続され、入力バッファ403は入力ピン406の出力と接続されている。
【0020】
マスク処理をする際には、平均化スタート信号線128からの信号がHレベルになると、基準クロック発生回路125で発生されたクロック信号に同期して、X軸カウンタ回路111とY軸カウンタ回路112とにおいて、(x、y)座標が(2、2)から(3、2)、(3、3)...と順次に計数される。
【0021】
平均化スタート信号線128の信号がLレベルになるとX軸カウンタ回路111、Y軸カウンタ回路112は座標の計数を停止し、座標(x,y)が決定される。座標変換回路115において、座標(x、y)に基づいて画素104のアドレスA(x、y)が決定され、このアドレスA(x、y)の画素104の画像データD(x、y)に対してマスク処理をする
【0022】
図5にマスク処理のアルゴリズムのステップ図を示す。座標変換回路115において決定されたアドレスA(x、y)はアドレス保持回路116に一旦記憶されると共に、アドレスバッファ118、アドレスバス119により記憶装置201に出力される。MPU202記憶装置201から画像データD(x、y)を読みだして、データ演算回路114に出力する。なお、画像データとして濃度データを用いる。
【0023】
続いて、図6に示すようにアドレスA(x、y)の周囲の8つの画素104のアドレスA(x−1、y−1)、A(x、y−1)、A(x+1、y−1)、A(x−1、y )、A(x+1、y)、A(x−1、y+1 )、A(x、y+1)、A(x+1、y+1)が発生され、記憶装置201からこれら9個のアドレスA(x、y)に対応する画像データD(x、y)、D(x−1、y−1)、D(x、y−1)、D(x+1、y−1)、D(x−1、y)、D(x+1、y)、D(x−1、y+1 )、D(x、y+1)、D(x+1、y+1)が順次に読み出されて、データ演算回路114に出力される。データ演算回路114において、上記の画像データD(x、y)が順次に加算されて、この演算結果を画像データDの総数の9で除して、アドレスA(x、y)の平均化された画像データD’(x、y)を得る。
【0024】
記憶装置制御回路113から記憶装置201に書き込み信号が入力されると、アドレスバッファ118、アドレスバス119を介して、アドレス保持回路116からアドレスA(x,y)が記憶装置201に入力され、記憶される。これと同時に、データバス122を経て、データ演算回路114から平均化された画像データD’(x、y)が記憶装置201に入力されて、記憶される。
以上の処理を図7に示すようにアドレスA(2、2)〜(N−1、M−1)の画素104に対して行い、画面全体にマスク処理を行う。
【0025】
図5に示すアルゴリズムを実行するためには、記憶装置制御回路113を読みだし状態にすると共に、入出力制御回路117によりデータバスバッファ122の双方向バッファ121の入力・出力とを切換えるようにすればよい。
【0026】
このアリゴリズムにおいて、単に画像データD(x、y)を平均化したのみであるが、画像データD(x、y)に重み付けをしてもよい。図8では、平均化された画像データD’(x、y)を強調するために画像データD(x、y)をに重み付けをするアルゴリズムのステップ図を示す。
【0027】
座標変換回路115において決定されたアドレスA(x、y)はアドレス保持回路116に出力されて、一旦記憶されると同時に、アドレスバッファ118、アドレスバス119により記憶装置201に出力される。MPU202記憶装置201から画像データD(x、y)を読みだして、データ演算回路114に出力する。データ演算回路114において、画像データD(x、y)に8を乗して、重みを付けた画像データD(x、y)を得る。8はのちに加算される画像データD(x、y)の総数である。
【0028】
続いて図6に示すように、アドレスA(x、y)の周囲の8つの画素104のアドレスA(x−1、y−1)、A(x、y−1)、A(x+1、y−1)、A(x−1、y )、A(x+1、y)、A(x−1、y+1 )、A(x、y+1)、A(x+1、y+1)が発生され、記憶装置201からこれら9個のアドレスA(x、y)に対応する画像データD(x、y)、D(x−1、y−1)、D(x、y−1)、D(x+1、y−1)、D(x−1、y)、D(x+1、y)、D(x−1、y+1 )、D(x、y+1)、D(x+1、y+1)が順次に読み出されて、データ演算回路114に出力されて、重みを付けた画像データD(x、y)に順次に加算される。この演算結果が16で除されて、アドレスA(x、y)の平均化された画像データD’(x、y)を得る。
【0029】
〔実施例2〕
実施例1では、アクティブマトリックスパネル101外部の記憶装置が一個だけである。この場合は、元の画像データがオーバーライトされるので、マスク処理の効果を確認することができず不便である。
【0030】
実施例2では、アクティブマトリックスパネル101外部に記憶装置を2個設けることにより、マスク処理前の画像データと、マスク処理後の画像データの双方とを保存するようにしたものである。
【0031】
図9に実施例2の画像処理システムのブロック図を示す。
アクティブマトリックスパネルの構成は図1に示す実施例1と同じであり、図1、図2と同一の符号は同一の部材を示す。
アクティブマトリックスパネル101の外部には、画像データを記憶するための2つの記憶装置A501、記憶装置B502と、装置全体を制御するためのMPU503とが設けられている。アクティブマトリックスパネル101とMPU503の出力はアドレスバス119により記憶装置A501、記憶装置B502とに接続されている。
また、データバス122により、アクティブマトリックスパネル101、記憶装置A501、記憶装置B502、MPU503は入出力可能に接続され、更に、データバス122にはDA変換器504が接続され、DA変換器504はビデオ信号線108によりアクティブマトリックスパネル101に接続されている。
更に、記憶装置制御線505により、アクティブマトリックスパネル101、記憶装置A501、記憶装置B502、MPU503がそれぞれ接続されている。また、コントロール信号線506により、アクティブマトリックスパネル101とMPU503とが接続されている。
【0032】
マスク処理を行う際には、図5又は図8に示す実施例1のアルゴリズムを使用し、記憶装置A501に記憶されている画像データに対してマスク処理を行ない、マスク処理された画像データを記憶装置B502に記憶させる。
【0033】
〔実施例3〕
実施例1、2では、表示画面全体においてマスク処理をする例を示した。実施例3では、マスク処理を必要ない画像データに対して処理をしないようにして、処理時間をより短縮化させるようにしたものである。
【0034】
図11に本実施例のアクティブマトリックスパネルの構成図を示す。図1と同じ符号は同じ部材を示しており、画素のアドレスを指定する回路のみを変形したものである。
【0035】
X軸方向のマスク処理開始・終了信号線601、Y軸方向のマスク処理開始・終了信号線602、マスク処理スタート信号線603の出力は減算回路604に接続されている。減算回路604の出力はX軸カウンタ回路111、Y軸カウンタ回路112、座標変換回路115に接続されている。なお、減算回路604、座標値発生回路605はそれぞれP型またはN型または相補型の薄膜トランジスタにより構成されている。
ここでアクティブマトリックスパネルの画素の構成は、実施例1と同様にX軸方向画素、Y軸方向画素のN×M画素とする。また、下記のi,j,k,lは1<i,k<N、1<j,l<Mを満たしている。
【0036】
マスク処理をする際には、減算回路604に、マスク処理スタート信号線603からマスク化処理スタート信号が入力され、X軸のマスク処理開始・終了信号線601、Y軸方向ののマスク処理開始・終了信号線602からマスク処理をするスタート座標(i,j)と終了座標(k,l)が入力される。減算回路604において、X軸カウンタ終了値(p=k−l+1)と、Y軸カウンタ終了値(q=l−j+1)とがが計算され、X軸カウンタ回路111の計数値をp値でリセットするように制御し、Y軸カウンタ回路112の計数値をq値でリセットように制御する。このため、X軸カウンタ回路111をp−進カウンタ回路とし、Y軸カウンタ回路112をq−進カウンタ回路としている。
【0037】
座標値発生回路605にて、(i+X軸カウンタ値、j+Y軸カウンタ値)を計算し、マスク処理を行う範囲のアドレスA(x、y)を生成していく。それらの生成された各々のアドレスA(x、y)の画素104に対して実施例1のアルゴリズムを実行することにより、図10に示す範囲の画素104のみにマスク処理が行われる。
【0038】
なお、マスク化処理する前の画像データと、マスク処理されたデータ双方とも保存するために、実施例2の構成のように記憶装置を2個あるいはそれ以上設けてもよい。
【0039】
【発明の効果】
本発明により、アクティブマトリックスパネルに、データ処理等の論理機能を有する回路を薄膜トランジスタにより同一の基板上に構成するようにしたため、アクティブマトリックスパネル外部のMPUに負担をかけずに、雑音除去等の画像処理を高速に行うことができる。また、装置の小型化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のアクティブマトリックスパネルの構成図である。
【図2】液晶表示装置の画像処理システムのブロック回路図である。
【図3】双方向バッファの回路図である。
【図4】双方向バッファの他の回路図である。
【図5】マスク処理のアルゴリズムのステップ図である。
【図6】画素のアドレスと画像データとの対応の説明図である。
【図7】マスク処理が行われた範囲の説明図である。
【図8】他のマスク処理のアルゴリズムのステップ図である。
【図9】実施例2の画像処理システムのブロック図である。
【図10】表示画面の一部分にマスク処理を施す説明図である。
【図11】実施例3のアクティブマトリックスパネルの構成図である。
【図12】従来例の液晶表示装置の構成図である。
【図13】従来例の画像データ処理のシステムブロック図である。
【符号の説明】
101・・・・アクティブマトリックスパネル
102・・・・ソース線
103・・・・ゲイト線
104・・・・画素
105・・・・サンプルホールド回路
106・・・・ゲイト線クロック線
107・・・・ゲイト線スタート信号線
108・・・・ビデオ信号線
109・・・・ソース線クロック線
110・・・・ソース線スタート信号線
111・・・・X軸カウンタ回路
112・・・・Y軸カウンタ回路
113・・・・読みだし書き込み制御回路
114・・・・データ演算回路
115・・・・XY座標変換回路
116・・・・アドレス保持回路
117・・・・入出力制御回路
118・・・・アドレスバッファ
119・・・・アドレスバス
120・・・・入出力切り換え信号線
121・・・・双方向バッファ
122・・・・データバス
123・・・・ゲイトドライバ回路
124・・・・ソースドライバ回路
125・・・・基準クロック発生回路
126・・・・基準クロック線
127・・・・クロックバッファ
128・・・・平均化スタート信号線
201・・・・記憶装置
202・・・・MPU
203・・・・DA変換回路
204・・・・記憶装置制御線
501・・・・記憶装置A
502・・・・記憶装置B
503・・・・MPU
504・・・・DA変換回路
505・・・・記憶装置制御線
601・・・・X軸方向のマスク処理開始・終了信号線
601・・・・Y軸方向のマスク処理開始・終了信号線
603・・・・マスク処理スタート信号線
604・・・・減算回路
605・・・・座標値発生回路

Claims (8)

  1. 第1の透明基板と、
    前記第1の透明基板上に形成された、ソース線と、前記ソース線と交差して設けられたゲイト線と、前記ソース線及び前記ゲイト線に接続された画素と、ソース線ドライバ回路と、ゲイト線ドライバ回路と、前記ソース線に供給する画像データを処理する処理回路とを有し、
    前記処理回路は前記画像データが記憶される外部の記憶装置からアクティブマトリックスパネルへ信号を伝達する伝達回路を有し、
    前記ソース線ドライバ回路、前記ゲイト線ドライバ回路、前記処理回路、及び前記伝達回路はそれぞれP型、N型、又は相補型の薄膜トランジスタより形成されてなることを特徴とするアクティブマトリックスパネル。
  2. 第1の透明基板と、
    前記第1の透明基板上に形成された、ソース線と、前記ソース線と交差して設けられたゲイト線と、前記ソース線及び前記ゲイト線に接続された画素と、ソース線ドライバ回路と、ゲイト線ドライバ回路と、前記ソース線に供給する画像データを処理する処理回路とを有し、
    前記処理回路はアクティブマトリックスパネルから前記画像データが記憶される外部の記憶装置へ信号を伝達する伝達回路を有し、
    前記ソース線ドライバ回路、前記ゲイト線ドライバ回路、前記処理回路、及び前記伝達回路はそれぞれP型、N型、又は相補型の薄膜トランジスタより形成されてなることを特徴とするアクティブマトリックスパネル。
  3. 第1の透明基板と、
    前記第1の透明基板上に形成された、ソース線と、前記ソース線と交差して設けられたゲイト線と、前記ソース線及び前記ゲイト線に接続された画素と、ソース線ドライバ回路と、ゲイト線ドライバ回路と、前記ソース線に供給する画像データを処理する処理回路とを有し、
    前記処理回路はアクティブマトリックスパネルから前記画像データが記憶される外部の記憶装置へ、かつ前記外部の記憶装置からアクティブマトリックスパネル内部へ信号を伝達する双方向伝達回路を有し、
    前記ソース線ドライバ回路、前記ゲイト線ドライバ回路、前記処理回路、及び前記双方向伝達回路はそれぞれP型、N型、又は相補型の薄膜トランジスタより形成されてなることを特徴とするアクティブマトリックスパネル。
  4. 第1の透明基板と、
    前記第1の透明基板上に形成された、ソース線と、前記ソース線と交差して設けられたゲイト線と、前記ソース線及び前記ゲイト線に接続された画素と、ソース線ドライバ回路と、ゲイト線ドライバ回路と、基準クロック発生回路と、カウンタ回路と、データ演算回路とを有し、
    前記ソース線ドライバ回路、前記ゲイト線ドライバ回路、前記基準クロック発生回路、前記カウンタ回路、及びデータ演算回路はそれぞれP型、N型、又は相補型の薄膜トランジスタより形成されてなり、
    前記データ演算回路は、アクティブマトリックスパネルの外部に設けられ画像データが記憶される記憶装置から読み出された前記画像データを演算処理するものであることを特徴とするアクティブマトリックスパネル。
  5. 第1の透明基板と、
    前記第1の透明基板上に形成された、ソース線と、前記ソース線と交差して設けられたゲイト線と、前記ソース線及び前記ゲイト線に接続された画素と、ソース線ドライバ回路と、ゲイト線ドライバ回路と、基準クロック発生回路と、X座標を計数するX軸カウンタ回路と、Y座標を計数するY軸カウンタ回路と、記憶装置制御回路と、アドレス保持回路と、座標変換回路と、データ演算回路と、入出力制御回路とを有し、
    前記ソース線ドライバ回路、前記ゲイト線ドライバ回路、前記基準クロック発生回路、前記X軸カウンタ回路、前記Y軸カウンタ回路、前記記憶装置制御回路、前記座標変換回路、前記アドレス保持回路、前記データ演算回路、及び前記入出力制御回路はそれぞれP型、N型、又は相補型の薄膜トランジスタより形成されてなり、
    前記記憶装置制御回路は、アクティブマトリックスパネルの外部に設けられ画像データが記憶される記憶装置への読み出し及び書き込みを制御するためのクロック信号を発生させるものであり、
    前記データ演算回路は、前記画素のアドレスA(x、y)、及び該アドレスA(x、y)の周囲の8つの画素のアドレスA(x−1、y−1)、A(x、y−1)、A(x+1、y−1)、A(x−1、y)、A(x+1、y)、A(x−1、y+1)、A(x、y+1)、A(x+1、y+1)に対応する、前記記憶装置から読み出された画像データを加算し、その平均をとることによって得た平均化された画像データを前記記憶装置に出力するものであることを特徴とするアクティブマトリックスパネル。
  6. 請求項5において、前記記憶装置は第1の記憶装置及び第2の記憶装置を有し、前記第1の記憶装置に記憶されている画像データに対して前記平均化された画像データを前記第2の記憶装置に記憶させることを特徴とするアクティブマトリックスパネル。
  7. 請求項5又は6において、前記X軸カウンタ回路、前記Y軸カウンタ回路及び前記座標変換回路に接続された減算回路及び座標値発生回路をさらに有し、前記減算回路及び前記座標値発生回路はそれぞれP型、N型、又は相補型の薄膜トランジスタより形成されてなることを特徴とするアクティブマトリックスパネル。
  8. 請求項1乃至のいずれか一項において、前記第1の透明基板に対向配置された第2の透明基板をさらに有し、前記第1の透明基板及び前記第2の透明基板の間に液晶が存在することを特徴とするアクティブマトリックスパネル。
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