JP3580982B2 - 情報記録方法及び装置 - Google Patents

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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
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    • H03M7/30Compression; Expansion; Suppression of unnecessary data, e.g. redundancy reduction

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明の情報記録方法及び装置は、いわゆるPCカード12と称される半導体メモリ等を備えた情報記録装置において、記録すべき情報の長さ(記録時間)が未知の場合でも、この情報を最後まで確実に記録可能にすべく考えたものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、磁気の変化等を利用して音声情報を記録する、テープレコーダ等の記録装置が広く普及している。更に、近年、半導体メモリを利用した、いわゆるPCカード12と称される名刺大等の大きさのカード型の記録媒体を用いて上記音声情報を記録する記録装置(記録再生装置)が考えられ、又、実際に使用されるようになってきている。
【0003】
上記PCカード12は、上述したように半導体メモリを利用したものであり、トランジスタ、コンデンサ、抵抗等を集積化して成る。このような半導体メモリは、製造上、「バイポーラメモリ」と「MOS−メモリ」とに大別できる。上記「バイポーラメモリ」は「MOS−メモリ」に比較してアクセス時間が速い等の利点を有するが、電力消費、放熱量等が大きい。一方、上記「MOS−メモリ」は、その逆にアクセス時間は「バイポーラメモリ」に比較して遅いが、電力消費や放熱量は少ない。大容量の半導体メモリは、上記「MOS−メモリ」型が多く採用されている。尚、これら半導体メモリ自体の構成は、本発明の要旨ではないため、詳細な説明は省略する。
【0004】
上記PCカード12を用いた従来の記録装置の構成の1例を図7に示す。この図7で、符号1はCPU(中央演算処理装置)、符号2、3、4、5は、それぞれオーディオインターフェース、キーインターフェイス、ディスプレイインターフェイス、メモリカードインターフェイスである。これら各インターフェイス2〜5は、上記CPU1と同様にシステムバス6に接続され、次述する各周辺機器とシステムバス6とを連結している。
【0005】
又、上記各インターフェイス2〜5のうちオーディオインターフェイス2は、ディジタル情報を入力するDIR7、アナログ情報を入力してディジタル化するA/Dコンバ−タ8、ディジタル情報を入力してアナログ化するD/Aコンバータ9を接続しており、各種音声情報を入力或いは出力できる。キーボードインターフェイス3にはキーマトリックス10を接続し、各種情報を入出力自在としている。ディスプレイインターフェイス4には、液晶ディスプレイ11を接続し、この液晶ディスプレイ11を介して各種情報を表示させることができる。更に、メモリインターフェイス5にはメモリカード(PCカード)12を着脱自在とし、このPCカード12に所望の情報を記録(更には、消去)自在としている。
【0006】
更に、上記システムバス6には、リードオンリーメモリ(ROM)13、ランダムアクセスメモリ(RAM)14を接続している。上記ROM13には、装置全体の制御を行うための制御プログラムを格納している。このROM13に格納しているプログラムは、装置の電源を投入した後、メインメモリである上記RAM14にコピーされて所定の作動を開始する。尚、上記制御プログラムは、各種インターフェイス2、3、4、5の初期化や動作のチェックを行う。上記初期化及び動作チェックの後、キー入力待機状態となる。
【0007】
上述したような記録装置(正確には、記録再生装置)は、所定のスイッチをONすることにより、上記CPU1が上記ROM13に記録されたプログラムを実行し、上記オーディオインターフェイス2を介して入力される情報を上記PCカード12に記録する。この際、上記情報は、一旦RAM14(或は、別途設けたバッファRAM)に記録された後、上記PCカード12に記録する。又、記録後は、上記CPU1の指令信号に基づいて再生可能としている。この際、上記各インターフェイス2、3、4、5を介して音声の入力(記録)や出力(再生)、各種表示を行なう。更に、上記記録の際、必要に応じて記録すべき情報を圧縮した上で記録することも可能である。このように情報を圧縮して記録することにより、多量の情報を記録することが可能になる。
【0008】
ちなみに、圧縮して記録する場合、直接PCカード12に圧縮して記録する他、先ず上記RAM14或はバッファRAMに非圧縮状態で1ブロック分を保存し、この後、この1ブロック分の情報を圧縮して上記PCカード12に書き込むように構成しているものもある。この場合、上記作動を繰り返し、記録すべき情報を記録する。
【0009】
尚、圧縮する際の圧縮率は以下のようにして算出する。すなわち、全く圧縮しないで記録する場合のサンプリング周波数(fs)を、ディジタルオーディオテープ(DAT)と同様の48kHz、1ワード(w)当たり16ビット(bit)とすると、1chビットレート(br)は、768kbps/chとなる。これを式に表すと、br=fs*wより、
br=48(kHz)*16(bit)=768kbps/ch
となる。この値は、1chのものであるため、ステレオの場合は、これの2倍となる。このような条件下での圧縮率は、
br=fs*w=M/2t
により算出する。尚、上記式中、MはPCカード12の記憶容量、t は記録時間である。又、分母の2は、2ch(ステレオ)であることを示している。上記式に、PCカード12の記録容量と記録時間とを代入することにより、圧縮率が求められる。例えば、上記PCカード12の記録容量を40MB(10Mワード/ステレオ)として、適宜の圧縮率による記録時間を求めると、非圧縮の場合208sec/ステレオ、1/2圧縮の場合416sec/ステレオ、1/3圧縮の場合624sec/ステレオ、1/6圧縮の場合1248sec/ステレオとなる。尚、圧縮方法としては従来から種々のものが開発され、又、実際に使用されている。このような圧宿方法自体については、本発明の要旨ではないため、詳細な説明は省略する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したような記録再生装置においては、記録すべき情報の長さ(時間)が予め分かっている場合には、この情報を全て記録し得る記憶容量を有するPCカード12を用いるか、或いはPCカード12の記録容量を勘案して圧縮率を定めることにより、上記記録すべき情報を最後まで確実に記録することが可能である。しかしながら、例えば会議の開始かから終了までの発言を全て記録するような、記録時間が不定の場合には、上述した従来の記録装置では最後まで確実に記録することができない場合がある。このような場合、圧縮率の高い装置を用いて記録するようにすれば、情報を最後まで記録可能ではある。しかしながら、このように高い圧縮率で記録した場合、再生時に音響特性が劣化してしまうことが避けられない。上記会議の議事録等の場合、高度な音響特性を要求されることはないが、このように高い圧縮率で圧縮して記録した際には再生に支障を来たす恐れが全くないとは言い切れず、できる限り圧縮率は小さく(低く)設定することが好ましい。
【0011】
更に、上述したように高い圧縮率の記録装置により記録を行なう場合、予想に反して記録時間が大幅に短かった際には、PCカード12にはさほどの量の情報が記録されないにも拘らず、このPCカード12を用いて別の情報を記録することは考えないため、当該PCカード12の残りの記録容量が無駄になってしまうこともある。
【0012】
すなわち、PCカード12の記録容量に残があっても、記録しようとする情報の長さが不定の場合は、このPCカード12を用いて記録することは通常考えない。上記情報を全て確実に記録するために、新たなPCカード12を用いようとする。このため、上述したように記録装置の圧縮率を複数段階に亙って設定可能に構成し、圧縮率を最大にして記録を行なう場合、予想に反して記録時間が大幅に短かった際には、このPCカード12の残りの記録容量が無駄になってしまうことがあり、好ましくない。このPCカード12に記録された情報を別途記録装置により記録し直し、更に当該PCカード12を消去或いはこのPCカード12に上書きするようにすれば、記録容量の無駄はなくせるが、却って面倒である。
【0013】
この発明の情報記録方法及び装置は、上述のような事情に鑑みて考えたもので、PCカード12の記録容量を有効に使用でき、しかも記録すべき情報を最後まで確実に記録可能とすべくなされたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この発明の情報記録方法及び装置のうち、方法に係る発明は、請求項1に記載したように、視覚情報と聴覚情報との少なくとも一方の情報を記録する情報記録方法に関する。このような請求項1に記載した情報記録方法においては、上記少なくとも一方の情報を記録する際の圧縮率を複数段階に亙って設けておき、上記情報を記録する場合に、先ず最も低い圧縮率で記録し、記録すべき情報が予め定められた記録容量を超えた場合には、既に記録された情報を上記圧縮率に次いで低い圧縮率で再圧縮して記録する。これとともに、上記既に記録された情報に続く未記録の情報を当該圧縮率で圧縮して記録する。以下、記録すべき情報が予め定められた記録容量を超える度に次段階の圧縮率によって既に圧縮された情報を圧縮し直して記録するとともに未記録の情報を当該圧縮率で圧縮して記録する。
【0015】
又、この発明の情報記録方法及び装置のうち、装置に係る発明は、請求項2に記載したように、視覚情報と聴覚情報との少なくとも一方の情報を記録する情報記録装置に関する。このような請求項2に記載した情報記録装置においては、上記少なくとも一方の情報を記録する際の圧縮率を複数段階に亙って設けられており、この複数段階に亙る圧縮率のうちの一の圧縮率で上記情報を記録する記録手段と、少なくともこの記録手段による記録時における圧縮率を設定自在な制御手段と、を備えている。そして、上記制御手段は、上記記録手段によって情報を記録する場合に、先ず最も低い圧縮率を選択し、記録すべき情報が予め定められた記録容量を超えた場合には、上記圧縮率に次いで低い圧縮率を選択し、既に記録されている情報をこの圧縮率で再圧縮して記録するよう上記記録手段に指令を発する。これとともに、上記既に記録された情報に続く未記録の情報を当該圧縮率で圧縮して記録するよう上記記録手段に指令を発する。以下、記録すべき情報が予め定められた記録容量を超える度に次段階の圧縮率を選択して既に圧縮された情報を圧縮し直して記録するとともに未記録の情報を当該圧縮率で圧縮して記録するよう指令を発する機能を有する。
【0016】
更に、上記情報記録装置においては、請求項3に記載したように、前記記録手段は半導体記録媒体を備え、この半導体記録媒体に、前記予め定められた記録容量である基準記録容量を定めておくことができる。或は、請求項4に記載したように、前記記録手段は、記録すべき情報を最終的に記録する半導体記録媒体と、記録すべき情報を一時的に保存するバッファRAMと、を備え、このバッファRAMに、前記予め定められた記録容量である基準記録容量を定めておくこともできる。
【0017】
【作用】
上述したように構成されるこの発明の情報記録方法及び装置を用いて各種情報を記録する場合、記録すべき情報の長さによって圧縮率を変化させて記録するため、PCカード12の記録容量を有効に使用することができるとともに、上記情報を最後まで確実に記録することが可能になる。従って、PCカード12の記録容量を無駄にしたり、記録すべき情報のうち記録されない部分が生じる等の不都合が解消される。更に、この発明の情報記録方法及び装置は、独立した情報記録装置として用いる他、例えばコンピュータの外部記録装置やオーディオ機器に組み込んで使用できるため、実用上の効果がきわめて大きなものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の実施の各形態例について図面を参照しつつ説明する。尚、この発明に係る情報記録装置の基本構造は、いずれも前述した図7に示す構成と同様である。すなわち、CPU1、オーディオインターフェース2、キーインターフェイス3、ディスプレイインターフェイス4、メモリカードインターフェイス5を備えている。これら各インターフェイス2〜5は、上記CPU1と同様にシステムバス6に接続され、各周辺部材7〜12とシステムバス6とを連結する。すなわち、上記オーディオインターフェイス2は、ディジタル情報を入力するDIR7、アナログ情報を入力してディジタル化するA/Dコンバ−タ8、ディジタル情報を入力してアナログ化するD/Aコンバータ9を接続している。又、キーボードインターフェイス3にはキーマトリックス10を接続している。ディスプレイインターフェイス4には、液晶ディスプレイ11を接続し、この液晶ディスプレイ11を介して各種情報を表示自在とする。更に、メモリインターフェイス5にはメモリカード(PCカード)12を着脱自在としている。又、上記システムバス6には、リードオンリーメモリ(ROM)13、ランダムアクセスメモリ(RAM)14を接続している。前述したように、上記ROM13には、装置全体の制御を行うための制御プログラムを格納する。又、上記RAM14は、上記プログラムを格納自在である。
【0019】
そして、所定のスイッチをONすることにより、上記CPU1が上記ROM13に記録されたプログラムを実行し、上記オーディオインターフェイス2を介して入力される情報を上記PCカード12に記録する。この際、上記情報は、直接PCカード12に圧縮記録されるようにしても、或は、一旦RAM14(或は、別途設けたバッファRAM)に記録された後、上記PCカード12に圧縮記録するようにしても、いずれであっても良い。又、記録後は、上記CPU1の指令信号に基づいて再生可能としている。
【0020】
又、この発明の情報記録装置の実施の各形態例においては、いずれも情報の記録を行なう場合に、先ず、PCカード12を装置本体の挿入口(図示せず)に挿入し、初期設定を行なう。この初期設定としては、PCカード12の記録容量を読み取って、上記RAM14に記憶する。記録すべき時間が予め分かっている場合は、当該記録時間をキーマトリックス10(操作キー)により入力する。これにより、CPU1は、記録指令信号を出力し、マイクロホンからの外部録音或いは入力端子からのデータを記録する。この際、記録すべき情報は、直接PCカード12に書き込まれ、所定分の書き込みごとに圧縮して保存(例えば、後述する第2形態例の場合)したり、或は、先ずバッファRAMに非圧縮状態で一時的に保存され、このバッファRAMに1ブロック分の情報が保存されるごとに所望の圧縮率で圧縮して上記PCカード12に書き込む(例えば、次述する第1形態例の場合)ように構成する。上述したような記録作動を繰り返して情報の記録を行う。情報の記録を終えたならば、上記キー操作によりCPU1から記録停止信号を送出し、記録を終了する。
【0021】
この発明に係る情報記録装置は、いずれも上述したような基本構造を備える。更に、本第1形態例においては、記録時間が未知の場合、図1のフローチャートに示すように作動して記録を行う。尚、本第1形態例の場合、圧縮率は、1(非圧縮)、1/2(第一の圧縮率)、1/3(第二の圧縮率)、1/4(第三の圧縮率)、1/6(第四の圧縮率)、1/12(第五の圧縮率)の5段階に亙って変化させることができるものとしている。このためのプログラムは、前記ROM13に格納している。又、本形態例の場合、バッファRAMを備えている。このバッファRAMの記録容量は、上記PCカード12の記録容量と同等か或いはそれ以上のものを採用している。更に、このバッファRAMには、基準値を設定し、このバッファRAMに記録された情報量が、上記基準値を超えた場合に、既に記録されている情報を1段階上げて圧縮し、バッファRAMに再記録する。上記基準値としては、PCカード12と等しい容量を採用する。
【0022】
このような本形態例の作用について図示のフローチャートに基づいて説明する。先ずステップ1として、上述した初期設定を行なう。そして、PCカード12が挿入口に挿入されているか否かの検出を行ない、その検出結果を液晶ディスプレイ11に表示させる。PCカード12が挿入されていない場合、PCカード12を正しく挿入する。次いで、ステップ2として、挿入されたPCカード12の記録可能な記録容量を検出する。この際、当該PCカード12に既に何かしら記録されている場合には、残りの記録容量を検出する。この場合、特にキー操作を行なわない限り、既に記録されている部分に上書きすることなく、この既に記録された部分に引き続いて新たな記録が行われるようにする。但し、作業者のキー操作によって上書き可能である。そして、これらの操作の有無に応じて上記CPU1は、記録可能な容量を上記液晶ディスプレイ11に表示させる。尚、この際、上記液晶ディスプレイ11には、上記5段階に亙る圧縮率(非圧縮の場合も含む)のそれぞれを用いた場合の記録可能時間を表示させておき、利用者の便宜を図るようにすることも可能である。
【0023】
上述したような初期設定等を終えたならば、ステップ3で上記マイクロホン或いは入力端子から、記録すべき情報を取り込み、バッファRAM に書き込む。この際、情報の圧縮は行なっていない。上記CPU1は、このバッファRAMに記録される情報が当該バッファRAMの1ブロック分となったか否か(上記基準値に達したか否か)を検出している(ステップ4)。そして、未だ基準値に達していない場合は、送り込まれてくる情報を当該バッファRAMに一時保存し続けるべく上記ステップ2に帰る。一方、上記基準値に達した場合は、ステップ5に進み、記録作業を終了すべくキー操作が行われたか否かを検出する。上記キー操作が行われ、記録作業を終了する場合には、ステップ16に跳び、当該バッファRAMに保存された記録を非圧縮状態でPCカード12に記録する。そして、ステップ17で記録作業を停止する。
【0024】
一方、上記ステップ5でキー操作が行われていない旨を検出した場合は、ステップ6に進み、圧縮率の設定作業を行う。すなわち、それまで行われていた圧縮率を1段階上げる。情報の記録を開始してから初めてこのステップ6に進んだ場合、バッファRAMには非圧縮状態で記録を行っているため、この場合には第一の圧縮率である圧縮率1/2を設定する。そして、上記バッファRAMに保存された情報を読み込み(ステップ7)、上記圧縮率で圧縮し(ステップ8)、上記バッファRAMに再記録する(ステップ9)。
【0025】
次いで、ステップ10に進み、当該圧縮率による圧縮記録作業を終えたか否かを検出し、圧縮記録を終了した場合には、次述するステップ14に進む。未だ記録を終えていない場合には、上記ステップ7に帰り、情報の記録を続ける。
【0026】
一方、上記ステップ6に続く、上記ステップ7からステップ9の処理と並行して、ステップ11からステップ13の処理を行う。すなわち、上記ステップ11においては、上記ステップ2と同様、入力端子から情報を取り込む。そして、この取り込んだ情報を上記ステップ6で設定した圧縮率で圧縮処理し(ステップ12)、バッファRAMに書き込む(ステップ13)。これらステップ11〜ステップ13の処理を終了した後は、上記ステップ14に進む。
【0027】
このステップ14では、上記バッファRAMに保存されている情報量(ステップ9における記録量とステップ13における記録量との当該圧縮率で圧縮された状態での和)が、上記基準値に達したか否かを検出する。そして、未だ基準値に達していない場合は、前記ステップ11に帰る。又、上記基準値に達した場合は、ステップ15に進み、情報の入力を終了する旨のキー操作が行われたか否かを見る。そして、終了する旨の入力が行われた場合には、ステップ16に進み、終了していない場合には、次のステップ18で、圧縮率が最大か(すなわち第四の圧縮率で圧縮処理を行ったか)否かを見る。最大でない場合にはステップ6に帰る。一方、最大の場合、エラーであるか若しくはPCカード12の記録容量一杯に記録したため、エラー表示を行うか若しくはPCカード12の変更を表示する(ステップ19)。上記ステップ18に関し、具体例を挙げれば、第一の圧縮率で圧縮処理を行っていた場合、圧縮率は最大ではないため、ステップ6に帰る。更に、上記ステップ19に進んだ後は、ステップ20において終了(上記エラー時)或いはステップ1に戻る(PCカード12取り替え時)。
【0028】
上述したように構成される本例の情報記録装置により情報を記録する場合、上記情報の長さに応じて順次圧縮率を変化させて記録するため、PCカード12の記録容量を有効に使用することができるとともに、上記情報を最後まで確実に記録することが可能になる。従って、PCカード12の記録容量を無駄にしたり、記録すべき情報のうち記録されない部分が生じる等の不都合が解消される。尚、本発明に係るPCカード12は、上記「 MOS−メモリ」、「バイポーラメモリ」のいずれでも使用できる。
【0029】
尚、上述の第1形態例の構造とは逆に、先ず圧縮率を最大に設定しておき、順次圧縮率を小さくしていく構成とすることもできる。このような第2形態例の構造の場合、初期設定として圧縮率を最大に(前記第4の圧縮率を選択)して圧縮処理を行う。又、図1のステップ6に代えて、新たなステップ6として、圧縮率を一段階ずつ低くしていく。更に、図1のステップ18に代えて新たなステップ18として圧縮率が最低か否かを検出するようにする。その他の構成並びに作用は、第1形態例の場合と同様である。但し、この第2形態例の場合、当初に圧縮率を最大に設定するため、再生時の信号劣化が生じることが避けられず、第1形態例よりは劣る。
【0030】
次に、図2はこの発明の実施の第3形態例について示している。本形態例は、バッファRAMを設けず、直接PCカード12に記録するものである。尚、このPCカードには予め基準値を設定し、このPCカードに記録された情報量が上記基準値を超える場合に、既に記録されている情報を1段階上の圧縮率で圧縮し、当該PCカードに記録する。勿論、この基準値は、当該PCカードの記録容量以下であり、当該PCカードの記録容量を超えない範囲で適宜設定自在である。このような本形態例の場合、先ずステップ1として、上述した第1形態例と同様の初期設定を行なう。そして、PCカード12が挿入口に挿入されているか否かの検出を行ない、その検出結果を液晶ディスプレイ11に表示させる。PCカード12が挿入されていない場合、PCカード12を正しく挿入する。次いで、ステップ2として、挿入されたPCカード12の記録可能な記録容量を検出する。この際、当該PCカード12に何かしら記録されている場合には、残りの記録容量を検出する。この場合、特にキー操作を行なわない限り、既に記録されている部分に上書きすることなく、この既に記録された部分に引き続いて新たな記録が行われるようにする。但し、作業者のキー操作によって上書き可能である。そして、これらの操作の有無に応じて上記CPU は、記録可能な容量を上記液晶ディスプレイ11に表示させる。尚、この際、上記表示部には、上記5段階に亙る圧縮率(非圧縮の場合も含む)のそれぞれを用いた場合の記録可能時間を表示させておき、利用者の便宜を図るようにすることも可能である。
【0031】
上述したような初期設定等を終えたならば、ステップ3で上記マイクロホン或いは入力端子から、記録すべき情報を取り込み、PCカード12 に書き込む。この際、情報の圧縮は行なっていない。上記CPU1は、このPCカード12に記録される情報が予め定めた基準値に達したか否かを検出している(ステップ4)。すなわち、本例の場合、上記PCカード12に、予め基準値を設定している。この基準値は、当該PCカード12の記録容量未満であることは勿論であり、当該PCカード12の記録容量を超えない範囲で適宜の値を設定しておる。そして、未だ基準値に達していない場合は、送り込まれてくる情報を当該PCカード12に保存し続けるべく上記ステップ2に帰る。一方、上記基準値に達した場合は、ステップ5に進み、記録作業を終了すべくキー操作が行われたか否かを検出する。上記キー操作が行われ、記録作業を終了する場合には、ステップ16に跳び、記録作業を停止する。
【0032】
一方、上記ステップ5でキー操作が行われていない旨を検出した場合は、ステップ6に進み、圧縮率の設定作業を行う。すなわち、それまで行われていた圧縮率を1段階上げる。情報の記録を開始してから初めてこのステップ6に進んだ場合、PCカード12には非圧縮状態で記録を行っているため、この場合には第一の圧縮率である圧縮率1/2を設定する。そして、上記PCカード12に保存された情報を読み込み(ステップ7)、上記圧縮率で圧縮し(ステップ8)、このPCカード12に再記録する(ステップ9)。
【0033】
次いで、ステップ10に進み、当該圧縮率による圧縮記録作業を終えたか否かを検出し、圧縮記録を終了した場合には、次述するステップ14に進む。未だ記録を終えていない場合には、上記ステップ8に帰り、情報の記録を続ける。
【0034】
一方、上記ステップ6に続く、上記ステップ7からステップ10の処理と並行して、ステップ11からステップ13の処理を行う。すなわち、上記ステップ11においては、上記ステップ2と同様、入力端子から情報を取り込む。そして、この取り込んだ情報を上記ステップ6で設定した圧縮率で圧縮処理し(ステップ12)、PCカード12に書き込む(ステップ13)。これらステップ11〜ステップ13の処理を終了した後は、上記ステップ14に進む。
【0035】
このステップ14では、上記PCカード12に保存されている情報量(ステップ9における記録量とステップ13における記録量との当該圧縮率で圧縮された状態での和)が、上記基準値に達したか否かを検出する。そして、未だ基準値に達していない場合は、前記ステップ11に帰る。又、上記基準値に達した場合は、ステップ15に進み、情報の入力を終了する旨のキー操作が行われたか否かを見る。そして、終了する旨の入力が行われた場合には、ステップ16に進み、終了していない場合には、次のステップ17で、圧縮率が最大か(すなわち第四の圧縮率で圧縮処理を行ったか)否かを見る。最大でない場合にはステップ6に帰る。一方、最大の場合、エラーであるか若しくはPCカード12の記録容量一杯に記録したため、エラー表示を行うか若しくはPCカード12の変更を表示する(ステップ18)。上記ステップ17に関し、具体例を挙げれば、第一の圧縮率で圧縮処理を行っていた場合、圧縮率は最大ではないため、ステップ6に帰る。更に、上記ステップ18に進んだ後は、ステップ19において終了(上記エラー時)或いはステップ1に戻る(PCカード12取り替え時)。
【0036】
上述したように構成される本形態例の情報記録装置により情報を記録する場合、上記情報の長さに応じて順次圧縮率を変化させて記録するため、PCカード12の記録容量を有効に使用することができるとともに、上記情報を最後まで確実に記録することが可能になる。従って、PCカード12の記録容量を無駄にしたり、記録すべき情報のうち記録されない部分が生じる等の不都合が解消される。尚、本形態例におけるPCカード12も、上記第1形態例の場合と同様、「 MOS−メモリ」、「バイポーラメモリ」のいずれでも使用できる。
【0037】
尚、上述の第3形態例の構造とは逆に、先ず圧縮率を最大に設定しておき、順次圧縮率を小さくしていく構成とすることもできる。このような第4形態例の構造の場合、初期設定時に圧縮率を最大にしておく。又、図2のステップ6に代えて、新たなステップ6として、圧縮率を一段階ずつ低くするように設定しておく。更に、図2のステップ17に代えて新たなステップ17として圧縮率が最低か否かを検出するようにする。その他の構成並びに作用は、第3形態例の場合と同様である。但し、この第4形態例の場合、当初に圧縮率を最大に設定するため、再生時の信号劣化が生じることが避けられず、第3形態例よりは劣る。
【0038】
次に、図3は本発明の実施の第5形態例について示している。このような本例の場合、先ずステップ1として、上述した第3例と同様の初期設定を行なう。そして、PCカード12が挿入口に挿入されているか否かの検出を行ない、その検出結果を表示部に表示させる。PCカード12が挿入されていない場合、PCカード12を正しく挿入する(ステップ2)。これとともに、挿入されたPCカード12の記録可能な記録容量を検出する。この際、当該PCカード12に何かしら記録されている場合には、残りの記録容量を検出する。この場合、特にキー操作を行なわない限り、既に記録されている部分に上書きすることなく、この既に記録された部分に引き続いて新たな記録が行われるようにする。但し、作業者のキー操作によって上書き可能である。そして、これらの操作の有無に応じて上記CPU1は、記録可能な容量を上記液晶ディスプレイ11に表示させる。尚、この際、上記液晶ディスプレイ11には、上記5段階に亙る圧縮率(非圧縮の場合も含む)のそれぞれを用いた場合の記録可能時間を表示させておき、利用者の便宜を図るようにすることも可能である。
【0039】
尚、本形態例におけるPCカード12には、図4に示すように第1〜第4の基準値を設定している。そして、上述したような初期設定等を終えたならば、ステップ3で上記マイクロホン或いは入力端子から、記録すべき情報を取り込み、PCカード12 に書き込む。この際、情報の圧縮は行なっていない。上記CPU1は、このPCカード12に記録される情報が予め定めた基準値に達したか否かを検出している(ステップ4)。すなわち、記録を開始した後、先ず第1の基準値に達したか否か、次いで、この第1の基準値を超えて記録している場合には、次の第2の基準値に達したか否かを検出する。このように、上記CPU1は、常に次の基準値に達したか否かを検出する。そして上記ステップ4で、未だ該当する基準値に達していない場合は、送り込まれてくる情報を当該PCカード12に保存し続けるべく上記ステップ2に帰る。一方、上記基準値に達した場合は、ステップ5に進み、記録作業を終了すべくキー操作が行われたか否かを検出する。上記キー操作が行われ、記録作業を終了する場合には、ステップ16に跳び、記録作業を停止する。
【0040】
一方、上記ステップ5でキー操作が行われていない旨を検出した場合は、ステップ6に進んで一段階上の基準値を設定し、更に、ステップ7に進んで圧縮率の設定作業を行う。すなわち、それまで行われていた圧縮率を1段階上げる。情報の記録を開始してから初めてこのステップ7に進んだ場合、PCカード12には非圧縮状態で記録を行っているため、この場合には第1の圧縮率である圧縮率1/2を設定する。そして、引き続き送り込まれてくる情報を取り込み(ステップ8)、当該設定した圧縮率で圧縮し(ステップ9)、記録する(ステップ10)。
【0041】
次いで、ステップ11に進み、上記PCカード12に保存されている情報量が、上記ステップ6で設定した基準値に達したか否かを検出する。そして、未だこの基準値に達していない場合は、前記ステップ8に帰る。又、上記基準値に達した場合は、次のステップ12に進み、情報の入力を終了する旨のキー操作が行われたか否かを見る。そして、終了する旨の入力が行われた場合には、ステップ16に進み、終了していない場合には、次のステップ13で、圧縮率が最大か(すなわち第4の圧縮率で圧縮処理を行ったか)否かを見る。最大でない場合にはステップ7に帰る。一方、最大の場合、エラーであるか若しくはPCカード12の記録容量一杯に記録したため、エラー表示を行うか若しくはPCカード12の変更を表示し(ステップ15)、ステップ16で終了する。
【0042】
上述したように構成される本例の情報記録装置により情報を記録する場合、上記情報の長さに応じて順次圧縮率を変化させて記録するため、PCカード12の記録容量を有効に使用することができるとともに、上記情報を最後まで確実に記録することが可能になる。従って、PCカード12の記録容量を無駄にしたり、記録すべき情報のうち記録されない部分が生じる等の不都合が解消される。尚、本形態例におけるPCカード12も、上記第1形態例の場合と同様、「 MOS−メモリ」、「バイポーラメモリ」のいずれでも使用できる。
【0043】
尚、上述の第5形態例の構造とは逆に、先ず圧縮率を最大に設定しておき、順次圧縮率を小さくしていく構成とすることもできる。このような第6形態例の構造の場合、初期設定として圧縮率を最大にする。又、図3のステップ6、7に代えて、新たなステップ6、7として、基準値及び圧縮率を一段階ずつ下げていく。I =I −1とする。更に、図3のステップ13に代えて新たなステップ13として圧縮率が最低か否かを検出するようにする。その他の構成並びに作用は、第5形態例の場合と同様である。但し、この第6形態例の場合、当初に圧縮率を最大に設定するため、再生時の信号劣化が生じることが避けられず、第5形態例よりは劣る。
【0044】
次に、図5は本発明の実施の第7形態例について示している。本形態例の場合、前述した第5形態例にバッファRAMを設けた構造である。このような本例の場合、先ずステップ1として、前述した第1例と同様の初期設定を行なう。そして、PCカード12が挿入口に挿入されているか否かの検出を行ない、その検出結果を液晶ディスプレイ11に表示させる。PCカード12が挿入されていない場合、PCカード12を正しく挿入する。これとともに、挿入されたPCカード12の記録可能な記録容量を検出する。この際、当該PCカード12に何かしら記録されている場合には、残りの記録容量を検出する。この場合、特にキー操作を行なわない限り、既に記録されている部分に上書きすることなく、この既に記録された部分に引き続いて新たな記録が行われるようにする。但し、作業者のキー操作によって上書き可能である。そして、これらの操作の有無に応じて上記CPU1は、記録可能な容量を上記液晶ディスプレイ11に表示させる。尚、この際、上記液晶ディスプレイ11には、上記5段階に亙る圧縮率(非圧縮の場合も含む)のそれぞれを用いた場合の記録可能時間を表示させておき、利用者の便宜を図るようにすることも可能である。
【0045】
尚、本形態例では、前記第1形態例と同様、バッファRAMを設けている。そして、このバッファRAMには、図6に示すように第1〜第4の基準値を設定している。そして、上述したような初期設定等を終えたならば、ステップ2で上記マイクロホン或いは入力端子から、記録すべき情報を取り込み、バッファRAM に書き込む。この際、情報の圧縮は行なっていない。上記CPU1は、このバッファRAMに記録される情報が予め定めた基準値に達したか否かを検出している(ステップ4)。すなわち、記録を開始した後、先ず第1の基準値に達したか否か、次いで、この第一の基準値を超えて記録している場合には、次の第2の基準値に達したか否かを検出する。このように、上記CPU1は、常に次の基準値に達したか否かを検出する。そして上記ステップ4で、未だ該当する基準値に達していない場合は、送り込まれてくる情報を当該バッファRAMに一時保存し続けるべく上記ステップ2に帰る。一方、上記基準値に達した場合は、ステップ5に進み、記録作業を終了すべくキー操作が行われたか否かを検出する。上記キー操作が行われ、記録作業を終了する場合には、ステップ16に跳び、記録作業を停止する。
【0046】
一方、上記ステップ5でキー操作が行われていない旨を検出した場合は、ステップ6に進んで基準値を設定し、更にステップ7に進んで圧縮率の設定作業を行う。すなわち、それまで行われていた基準値及び圧縮率を一段階上げる。情報の記録を開始してから初めてこのステップ7に進んだ場合、バッファRAMには非圧縮状態で記録を行っているため、この場合には第一の圧縮率である圧縮率1/2を設定する。そして、当該情報をPCカード12に記録するとともに、引き続き送り込まれてくる情報をバッファRAMに取り込み(ステップ8)、当該設定した圧縮率で圧縮し(ステップ9)、記録する(ステップ10)。
【0047】
次いで、ステップ11に進み、上記バッファRAMに保存されている情報量(ステップ7における記録量とステップ10における記録量との当該圧縮率で圧縮された状態での和)が、上記基準値に達したか否かを検出する。そして、未だ基準値に達していない場合は、前記ステップ8に帰る。又、上記基準値に達した場合は、次のステップ12に進み、情報の入力を終了する旨のキー操作が行われたか否かを見る。そして、終了する旨の入力が行われた場合には、バッファRAMに記録された情報をPCカード12に記録し(ステップ16)てステップ17に進み、終了していない場合には、やはりバッファRAMに記録された情報をPCカード12に記録して次のステップ14で、圧縮率が最大か(すなわち第4の圧縮率で圧縮処理を行ったか)否かを見る。最大でない場合にはステップ7に帰る。一方、最大の場合、エラーであるか若しくはPCカード12の記録容量一杯に記録したため、エラー表示を行うか若しくはPCカード12の変更を表示し(ステップ15)、ステップ17で終了する。
【0048】
上述したように構成される本例の情報記録装置により情報を記録する場合、上記情報の長さに応じて順次圧縮率を変化させて記録するため、PCカード12の記録容量を有効に使用することができるとともに、上記情報を最後まで確実に記録することが可能になる。従って、PCカード12の記録容量を無駄にしたり、記録すべき情報のうち記録されない部分が生じる等の不都合が解消される。尚、本形態例におけるPCカード12も、上記第1形態例の場合と同様、「 MOS−メモリ」、「バイポーラメモリ」のいずれでも使用できる。
【0049】
尚、上述の第7形態例の構造とは逆に、先ず圧縮率を最大に設定しておき、順次圧縮率を小さくしていく構成とすることもできる。このような第8形態例の構造の場合、初期設定として圧縮率を最大にしておく。又、図5のステップ6、7に代えて、新たなステップ6、7として、基準値及び圧縮率を一段階ずつ下げていく。更に、図5のステップ14に代えて新たなステップ14として圧縮率が最低か否かを検出するようにする。その他の構成並びに作用は、第7形態例の場合と同様である。但し、この第8形態例の場合、当初に圧縮率を最大に設定するため、再生時の信号劣化が生じることが避けられず、第7形態例よりは劣る。
【0050】
尚、上述した各形態例は、音声情報を記録する場合について説明したが、映像信号であっても適用できる。又、この発明を独立した記録装置に適用する他、オーディオ機器等、他の機器に付設することもできる。
【0051】
【発明の効果】
この発明に係る情報記録方法及び情報記録装置は、上述したように構成されるため、各種情報を記録する場合、上記情報の長さに応じて順次圧縮率を変化させて記録する。このため、PCカード12の記録容量を有効に使用することができるとともに、上記情報を最後まで確実に記録することが可能になる。従って、PCカード12の記録容量を無駄にしたり、記録すべき情報のうち記録されない部分が生じる等の不都合が解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示すフローチャート。
【図2】本発明の実施の形態の第3例を示すフローチャート。
【図3】本発明の実施の形態の第5例を示すフローチャート。
【図4】PCカードに設定した基準値を示す略図。
【図5】本発明の実施の形態の第7例を示すフローチャート。
【図6】バッファRAMに設定した基準値を示す略図。
【図7】従来知られた記録再生装置の構成を示す略ブロック図。
【符号の説明】
1 CPU
2〜5 インターフェイス
6 バス
7 DIR
8 A/Dコンバータ
9 D/Aコンバータ
8 薬液タンク
10 キーマトリックス
11 液晶ディスプレイ
12 PCカード

Claims (20)

  1. 視覚情報と聴覚情報との少なくとも一方の情報を記録する情報記録方法であって、上記少なくとも一方の情報を記録する際の圧縮率を複数段階に亙って設けておき、上記情報を記録する場合に、先ず最も低い圧縮率で記録し、記録すべき情報が予め定められた記録容量を超えた場合には、既に記録された情報を上記圧縮率に次いで低い圧縮率で再圧縮して記録するとともに、上記既に記録された情報に続く未記録の情報を当該圧縮率で圧縮して記録し、以下、記録すべき情報が予め定められた記録容量を超える度に次段階の圧縮率によって既に圧縮された情報を圧縮し直して記録するとともに未記録の情報を当該圧縮率で圧縮して記録することを特徴とする、情報記録方法。
  2. 視覚情報と聴覚情報との少なくとも一方の情報を記録する情報記録装置であって、上記少なくとも一方の情報を記録する際の圧縮率を複数段階に亙って設けられており、この複数段階に亙る圧縮率のうちの一の圧縮率で上記情報を記録する記録手段と、少なくともこの記録手段による記録時における圧縮率を設定自在な制御手段と、を備え、上記制御手段は、上記記録手段によって情報を記録する場合に、先ず最も低い圧縮率を選択し、記録すべき情報が予め定められた記録容量を超えた場合には、上記圧縮率に次いで低い圧縮率を選択し、既に記録されている情報をこの圧縮率で再圧縮して記録するよう上記記録手段に指令を発するとともに、上記既に記録された情報に続く未記録の情報を当該圧縮率で圧縮して記録するよう上記記録手段に指令を発し、以下、記録すべき情報が予め定められた記録容量を超える度に次段階の圧縮率を選択して既に圧縮された情報を圧縮し直して記録するとともに未記録の情報を当該圧縮率で圧縮して記録するよう指令を発するものであることを特徴とする、情報記録装置。
  3. 前記記録手段は半導体記録媒体を備え、この半導体記録媒体に、前記予め定められた記録容量である基準記録容量を定めたことを特徴とする、請求項2に記載の情報記録装置。
  4. 前記記録手段は、記録すべき情報を最終的に記録する半導体記録媒体と、記録すべき情報を一時的に保存するバッファRAMと、を備え、このバッファRAMに、前記予め定められた記録容量である基準記録容量を定めたことを特徴とする、請求項2に記載の情報記録装置。
  5. 情報を所定の圧縮率で記録媒体に記録する工程と、
    記録媒体に記録された情報の情報量を検出する工程と、
    検出された情報量が所定の基準値に達したか否かを判断する工程と、
    前記基準値に達した場合、前記圧縮率を変更する工程と、
    変更後の圧縮率で前記情報を前記記録媒体に記録する工程と、
    からなる情報記録方法。
  6. 前記所定の圧縮率と変更後の圧縮率は、前記変更後の圧縮率のほうが高いことを特徴とする請求項5に記載の情報記録方法。
  7. 前記所定の圧縮率と変更後の圧縮率は、前記変更後の圧縮率のほうが低いことを特徴とする請求項5に記載の情報記録方法。
  8. 前記基準値は前記記録媒体の容量に基づいて定められることを特徴とする請求項5に記載の情報記録方法。
  9. 情報を一時的に記憶するバッファRAMと前記情報を最終的に記録する記録媒体を備えた記録装置に情報を記録する情報記録方法において、
    情報を所定の圧縮率で前記バッファRAMに記録する工程と、
    前記バッファRAMに記録された情報の情報量を検出する工程と、
    検出された情報量が所定の基準値に達したか否かを判断する工程と、
    前記基準値に達した場合、前記圧縮率を変更する工程と、
    変更後の圧縮率で前記情報を前記記録媒体に記録する工程と、
    からなる情報記録方法。
  10. 前記所定の圧縮率と変更後の圧縮率は、前記変更後の圧縮率のほうが高いことを特徴とする請求項9に記載の情報記録方法。
  11. 前記所定の圧縮率と変更後の圧縮率は、前記変更後の圧縮率のほうが低いことを特徴とする請求項9に記載の情報記録方法。
  12. 前記基準値は前記バッファRAM及び前記記録媒体の容量に基づいて定められることを特徴とする請求項9に記載の情報記録方法。
  13. 情報を記録媒体に記録する情報記録装置において、
    情報を記録媒体に記録する記録手段と、
    制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    情報を所定の圧縮率で前記記録媒体に記録し、記録媒体に記録された情報の情報量を検出し、検出された情報量が所定の基準値に達したか否かを判断し、前記基準値に達した場合、前記圧縮率を変更し、変更後の圧縮率で前記情報を前記記録媒体に記録するように前記記録手段を制御することを特徴とする情報記録装置。
  14. 前記所定の圧縮率と変更後の圧縮率は、前記変更後の圧縮率のほうが高いことを特徴とする請求項13に記載の情報記録装置。
  15. 前記所定の圧縮率と変更後の圧縮率は、前記変更後の圧縮率のほうが低いことを特徴とする請求項13に記載の情報記録装置。
  16. 前記基準値は前記記録媒体の容量に基づいて定められることを特徴とする請求項13に記載の情報記録装置。
  17. 情報を一時的に記憶するバッファRAMと前記情報を最終的に記録する記録媒体を備えた記録装置に情報を記録する情報記録装置において、
    前記バッファRAMに情報を記録するバッファRAM記録手段と、
    前記記録媒体に情報を記録する記録手段と、
    制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    情報を所定の圧縮率で前記バッファRAMに記録し、前記バッファRAMに記録された情報の情報量を検出し、検出された情報量が所定の基準値に達したか否かを判断し、前記基準値に達した場合、前記圧縮率を変更し、変更後の圧縮率で前記情報を前記記録媒体に記録するように前記バッファRAM記録手段及び前記記録手段を制御することを特徴とする情報記録装置。
  18. 前記所定の圧縮率と変更後の圧縮率は、前記変更後の圧縮率のほうが高いことを特徴とする請求項17に記載の情報記録装置。
  19. 前記所定の圧縮率と変更後の圧縮率は、前記変更後の圧縮率のほうが低いことを特徴とする請求項17に記載の情報記録装置。
  20. 前記基準値は前記バッファRAM及び前記記録媒体の容量に基づいて定められることを特徴とする請求項17に記載の情報記録装置。
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