JP2000278632A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JP2000278632A
JP2000278632A JP7838699A JP7838699A JP2000278632A JP 2000278632 A JP2000278632 A JP 2000278632A JP 7838699 A JP7838699 A JP 7838699A JP 7838699 A JP7838699 A JP 7838699A JP 2000278632 A JP2000278632 A JP 2000278632A
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JP7838699A
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Akira Tagawa
明 田川
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Toshiba Video Products Japan Co Ltd
Toshiba AVE Co Ltd
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Toshiba Video Products Japan Co Ltd
Toshiba AVE Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 記録時間や再生時間等の表示に伴う計算処理
を簡易化することができるとともに、その計算処理に伴
う処理時間を短縮させること。 【解決手段】 CPU3aは、1ページ当たりに記憶さ
れたデータを時間に換算したときに2の累乗(秒)にな
るデータ量(500byte)で音声処理IC4からの記
録データをICカード2のページ毎のデーエリアに記録
するように制御する。記録時間や再生時間等を表示する
際の計算を行う場合、ページ数×1/2secで計算で
きることになり、この計算処理を8ビットのCPU3a
にて実行させると、この場合の計算処理はページ数を単
に“右1ビットシフト”という命令を与えるだけで良
い。このため、アセンブラの掛け算命令(ビットシフト
命令)が、たった2CPUクロックとなる。よって、2
CPUに相当する時間で計算処理することが可能となる
ので、従来技術よりも大幅に計算処理に伴う処理時間を
短縮することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カード状記録媒体
(以下、ICカードと称す)を用いて入力データの記録
及び再生が可能な記録再生装置に係り、特にICカード
に対する記録経過時間や記録可能な残量時間等の表示に
伴う計測処理時間を短縮させることのできる記録再生装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、記録再生メディアにおいて、記録
媒体に半導体メモリを使用した記録再生装置が注目され
ている。半導体メモリは、不揮発性メモリであるフラッ
シュメモリ等があり、急速な高容量化により画像データ
や音声データなどの身近な記録媒体として用いられてい
る。
【0003】特に、上記フラッシュメモリを内蔵すると
ともに、カード形状に形成されたカード状記録媒体であ
る“スマートメディア”と呼ばれる小型のICカード
は、カード状に形成されているので薄く、しかも多くの
メモリ容量を備えているという利点があることから、音
声データあるいは映像データの記録、再生を行う記録再
生装置にとっては、該記録再生装置の小型化、高性能化
を図る上で有効であり、今後の普及が期待されている。
【0004】このようなICカードは、現在では、少な
くとも2種類の記憶容量(8MBと16MB)を備えた
ものがある。勿論、それらの形状は略同様のカード形状
に形成されているが、前端の左右に分けて、テーパの切
欠部が形成されることにより、互いに識別し他のICカ
ード用コネクタへの誤挿入が無いようにしている。ま
た、これらのICカードには、入力データを所定の圧縮
方式により圧縮処理して得た圧縮データが記録されるよ
うになっている。その圧縮方式としては、例えばITU
−T勧告G.729A(以下、G.729A規格と称
す)やADPCM(アダプティブディファレンシャルパ
ルスコードモジュレーション)などの規格があり、G.
729A規格では、ビットレートが8kbps、ADP
CM規格では、ビットレートが例えば16kbpsとな
っている。
【0005】ところで、上記ICカードを記録媒体とし
た記録再生装置では、入力デジタルデータの記録時に、
該ICカードの記憶容量の使用効率を向上させるため
に、なるべくICカード上の記憶エリアに空き領域を作
らないように記録する記録方法が採用されている。
【0006】具体的な一例を示すと、例えば、主に音声
データを記録する記録再生装置において、上記G.72
9A規格で圧縮された音声データを16MBのICカー
ドに記録する場合を想定した場合、該ICカードへの書
き込みは、単に順次データを記憶するものではなく、あ
るまとまった単位で実施されるようになっている。ある
まとまった書き込み単位とは、512byteのデータ
容量で構成された1ページ単位のことである。したがっ
て、使用効率向上のため、空き領域を作らないためにフ
ルに音声データを記録すると、1ページには512by
teの音声データが記録されるといった記録方法とな
る。
【0007】また、上記G.729A規格では、10b
yte毎に10ms分の音声データを符号化(コード
化)しているので、10byteの倍数である510b
yteずつ1ページ毎に記録するという記録方法も考え
られる。
【0008】したがって、このような記録方法によって
音声データを記録した場合に、1ページ当たりのデータ
量を時間に換算をすると、上述したように512byt
eの場合には512msとなり、510byteの場合
には、510msの時間に換算することができる。
【0009】ところで、上記記録再生装置には、ICカ
ードへの音声データの記録時、あるいは再生時に、その
記録時間や再生時間、又は記録容量の残量時間等を表示
部に表示させる機能を備えたものがある。このような機
能を利用することにより、ユーザとっては、常に使用状
態を認識することができるので、使い勝手を向上させる
ことができる。ところが、記録時間や再生時間、又は記
録容量の残量時間等を表示部に表示させるためには、そ
のための計算処理が必要である。この計算処理に基づく
処理時間が早ければ早い程、常に正確な時間表示を行う
ことができるので、計算処理に伴う処理時間の短縮が望
まれている。
【0010】ところが、実際に記録時間や再生時間を計
算する場合、上述の換算時間を換算時間Tとすると、 「ページ数 ×換算時間T」…(式1) の計算式で計算することになる。しかし、この計算処理
をCPU等の制御手段によって実行させると、処理時間
がかかってしまう。例えば、上記CPUが8ビットの場
合では、アセンブラの掛け算命令に、16CPUクロッ
ク(1CPUクロック約、0.8μs)に相当する処理
時間がかかってしまい、つまり、従来の記録再生装置で
は、計算処理に伴う処理時間を短縮することが出来ない
という問題点があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来の記
録再生装置では、記録時のICカードのデータ容量の使
用効率を向上させるために、ICカード内の1ページ当
たりのデータ容量に対してフルに記録するようにして空
き領域を作らない記録する方法が用いられているが、こ
のような記録方法では、記録時間あるいは再生時間等の
表示ための計算が、1ページ当たりのデータ量に基づき
換算された時間とページ数との掛け算によって求められ
ることになり、実際には、この計算処理をCPU等の制
御手段で実行することになるが、処理内容が煩雑とな
り、またこの処理に伴う処理時間もかってしまうといっ
た問題点があった。
【0012】そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、記録時間や再生時間等の表示に伴う計算処
理を簡易化することができるとともに、その計算処理に
伴う処理時間を短縮させることのできる記録再生装置の
提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の記録再生装置
は、カード形状の記録媒体であり、ページ単位毎のデー
タエリアを備えたICカードと、前記ICカードのペー
ジ単位毎のデータエリアに所定のビットレートで入力デ
ータを記録し、あるいは記録されたデータを再生する記
録再生手段と、再生時には前記記録再生手段からの再生
データをデコードして出力し、記録時には記録データを
エンコードして前記記録再生手段に与える音声処理手段
と、記録用の音声信号を取り込み、取り込んだ音声信号
を音声データとして前記音声処理手段へ出力し、又は前
記記録再生手段からの出力音声信号を再生する音声入出
力手段と、ユーザ操作により所定の動作モードを選択し
実行するための操作手段と、前記操作手段により選択実
行された動作モードや記録時間/再生時間を表示する表
示手段と、前記操作手段により選択された動作モードを
実行するのに必要な制御を行うもので、記録時には、1
ページ当たりに記録されたデータを時間に換算したとき
に2の累乗秒になるデータ量で、前記記録再生手段から
の記録データを前記ICカードのページ毎のデーエリア
に記録するように前記記録再生手段を制御する制御手段
と、を具備したものである。
【0014】本発明によれば、制御手段によって、1ペ
ージ当たりに記憶されたデータを時間に換算した時に、
2の累乗(秒)になるデータ量で前記記録再生手段から
の記録データを前記ICカードのページ毎のデーエリア
に記録するように前記記録再生手段が制御される。実際
には、例えば1ページ当たり500byteのデータ量
で、ページ内のデータエリア内に圧縮データが記録され
る。例えば、G.729A規格(8kbps)で圧縮さ
れた音声データを16MBのICカードに記録する場
合、500byte/ページとする記録方法を実行する
ことにより、1ページ当たりのデータ量を時間に換算し
た場合には、0.5sec/ページとなる。つまり、記
録時間や再生時間等を表示する際の計算を行う場合に
は、ページ数×1/2secで計算できることになり、
この計算処理を8ビットのマイクロプロセッサにて実行
させると、この場合の計算処理はページ数を単に“右1
ビットシフト”という命令を与えるだけで良い。このた
め、アセンブラの掛け算命令(ビットシフト命令)が、
従来では16CPUクロックかかったのに対し、本発明
ではたった2CPUクロックでよい。即ち、2CPUに
相当する時間で計算処理することが可能となるので、従
来技術よりも大幅に、計算処理に伴う処理時間を短縮す
ることが可能となり、その計算処理を簡単に実施するこ
とも可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。図1は本発明に係る記録再生装置の
一実施の形態を示し、デジタルメモリレコーダとして構
成した場合のシステム構成を示すブロック図である。
【0016】図1に示すように、本実施の形態の記録再
生装置1は、記録媒体としてのICカード2と、該IC
カード2への音声データ記録、再生動作時における主要
処理動作全般を制御する制御部3と、音声データに対し
て記録又は再生に必要な処理を施す音声音声処理IC4
と、記録時の音声信号を入力するとともに再生時には再
生信号を再生するための音声入出力部5と、音声データ
の記録又は再生時及びシステム全般に必要な操作指示を
行うための操作部6と、装置全般に亘る動作状態等の表
示を行う表示部7を含んで構成されている。
【0017】上記ICカード2は、従来技術にて説明し
たように上記フラッシュメモリを内蔵するとともに、カ
ード形状に形成されたもので、“スマートメディア”と
呼ばれる小型のカード状記録媒体である。このようなI
Cカード2は、少なくとも2種類の記憶容量(8MBと
16MB)を備えたものがある。勿論、それらの形状は
略同様のカード形状に形成されているが、前端の左右に
分けて、テーパの切欠部が形成されることにより、互い
に識別し他のICカード用コネクタへの誤挿入が無いよ
うにしている。また、これらのICカードには、入力デ
ータをG.729A規格やADPCM(アダプティブデ
ィファレンシャルパルスコードモジュレーション)規格
等により圧縮処理して得た圧縮データが記録される。こ
の場合、G.729A規格では、ビットレートが8kb
ps、ADPCM規格では、ビットレートが例えば16
kbpsとなっている。
【0018】さらに、このようなICカード2を詳細に
説明すると、図2に示すようなデータフォーマット構造
になっている。この図2に示すICカード2は、16M
BのICカード2である。この16MBのICカード2
では、1ページ528byteのデータ容量を備え、3
2ページを1ブロックとして1024ブロックの記録エ
リアを備えている。
【0019】1ページ内のデータフォーマットでは、図
2に示すように528byteの総データ領域を備え、
入力音声データ等を記録する512byteのデータエ
リアと、エラー発生時にデータ訂正処理等を行うのに必
要なECCデータ等を記録する16byteのECCエ
リア(冗長エリアともいう)とを備えて構成されてい
る。このECCエリアには、前記ECCデータの他に、
記録された音声データを確実に再現して再生するための
スタックデータ、ブロックスタックデータやブロックア
ドレスデータ等の各データを記録した各エリアが配置さ
れる。
【0020】つまり、再生時、これらのデータを読み出
し、該読み出したデータに基づき制御部によって制御す
ることにより、入力音声データの再生動作を確実に行う
ことが可能となる。また、記録時の場合にも記録データ
とともに、上記ECCデータ等の各データが記録される
ようになっている。なお、上記スタックデータやブロッ
クスタックデータ等の情報は、記録時間や再生時間等を
表示する際の計算処理に用いられるようになっている。
【0021】このような内部構造のICカード2は、制
御部3による図示しない記録再生手段の制御によって、
再生時、記録された記録データが読みだされ、一方、記
録時には、取り込まれた入力データが記録される。
【0022】制御部3は、マイクロプロセッサICであ
り、CPU3aとRAM3bとを含んで構成されてい
る。CPU3aは、ICカード2への音声データ記録、
再生動作時における主要処理動作全般を制御するもの
で、図示しない記録再生手段を制御することにより、I
Cカード2へのデータ記録、あるいはデータ再生が行わ
れる。この場合、CPU3aは、再生時、ICカード2
から読み出されたデータから、そのデータに含まれるE
CCデータやスタックデータ等の情報を認識し、RAM
3bに対して書き込みを行うとともに、この情報に基づ
きICカード2の再生動作を制御する。また、CPU3
aは、記録時には、該RAM3bに記憶された情報を元
に記録データのICカード2への記録動作を制御する。
【0023】また、再生時に伴う再生時間や経過時間、
あるいは記録時に伴う記録時間や記録可能残量時間等を
表示するのに必要な計算処理を行う場合には、CPU3
aはRAM3bから必要な情報を読み出してその計算処
理を行うようにしている。
【0024】再生時、ICカード2から読み出された必
要な再生データは、CPU3aを介して音声処理IC4
に供給される。
【0025】音声処理ICは、DSP又は音声エンコー
ダ/デコーダで構成されたもので、再生時には供給され
た再生データに伸張処理などのデコード処理を施し、内
部に設けられたD/A変換器4aによってデジタル→ア
ナログ変換(以下、アナログ変換という)して音声入出
力部5に与える一方、記録時には、音声入出力部5から
供給された音声信号を、内部に設けられたA/D変換器
4bによってアナログ→デジタル変換(以下、デジタル
変換という)し、このデジタルデータに所定の圧縮処理
などのエンコード処理を施し、CPU3aに与える。
【0026】音声入出力部5は、アナログ信号でそれぞ
れの再生信号の再生や、記録を行うための音声信号の取
り込みを行うもので、再生信号処理系として、アナログ
信号に変換された再生音声信号を再生するのに必要な増
幅率に増幅するアンプ5aと、アンプ5aからの出力音
声信号を再生するスピーカ5bとを備え、記録信号処理
系としては、例えばユーザにより発した音声を記録用音
声信号として収集し、装置1内に取り込むためのマイク
5cとを備えて構成されている。
【0027】操作部6は、該記録再生装置1の使用モー
ドを決定し指示するための操作ボタンで形成されたもの
であって、例えば記録モードを実行するRECボタン、
再生モードを実行するPLAYボタンや停止ボタン、ま
た停止時には頭出し、再生時には早送り/早戻し等のサ
ーチボタンや該動作使用状態を表示する表示実行ボタン
等の操作ボタンを備えている。
【0028】表示部7は、例えば操作部6による指示内
容や該装置の動作状態、再生時における再生時間、ある
いは記録における記録時間(記録可能残量時間を含む)
等の表示を液晶表示するためのLCDで構成されたもの
である。このLCDに再生時間や、記録時間、あるいは
記録可能残量時間等を動作時に表示することにより、ユ
ーザとって大変使い勝手の良いものとなる。
【0029】ところで、本実施の形態の記録再生装置1
では、記録時間や再生時間等の表示に伴う計算処理を簡
易化することができるとともに、その計算処理に伴う処
理時間を短縮するための記録方法が採用され、該記録方
法を実行することにより、その目的を達成するようにし
ている。
【0030】その記録方法としては、制御部3のCPU
3aによって実行されるもので、CPU3aは、1ペー
ジ当たりに記憶されたデータを時間に換算した時に、2
の累乗(秒)になるデータ量で入力音声データを記憶す
るように記録制御を行う。実際には、CPU3aは、図
3に示すように1ページ当たり500byteのデータ
量で、ページ内のデータエリア内に圧縮データを記録す
るように記録制御を行う。
【0031】例えば、上記G.729A規格(8kbp
s)で圧縮された音声データを16MBのICカードに
記録する場合、記録時、音声処理IC4は、マイク5c
を介して取り込みデジタル信号に変換した音声データを
G.729A規格で圧縮し、圧縮した圧縮音声データを
CPU3aに供給する。
【0032】CPU3aは供給された圧縮音声データを
ICカード2のページ毎のデータエリアに対し、500
byteのデータ量で記憶するとともに、ページ毎のE
CCエリアについてそのページ毎のデータに関するEC
Cデータやスタックデータ等の情報を書き込むように制
御する。
【0033】したがって、上記のようにG.729A規
格で圧縮された音声データの場合、500byte/ペ
ージとする記録方法を実行することにより、1ページ当
たりのデータ量を時間に換算した場合には、0.5se
c/ページとなる。つまり、記録時間や再生時間等を表
示する際の計算を行う場合には、上記(式1)により 、「ページ数 × 1/2sec 」…(式2) という計算式で計算することにより求めることが可能と
なる。即ち、この(式2)における1/2は2のー1乗
であるので、上述したように2の累乗(秒)になるデー
タ量で入力音声データを記憶するという条件を満足する
ことになる。
【0034】そこで、例えば上記の如く記録時間や再生
時間を計算し、秒に換算する計算処理を8ビットの制御
部3(マイクロプロセッサ)にて実行させるとすると、
この場合の計算処理は上記(式2)であるので、CPU
3aはページ数を単に“右1ビットシフト”という命令
をCPU3a内の計算処理部に与えるだけで良い。つま
り、計算処理部は二進法であるので上記“右1ビットシ
フト”を実行するということは、2のー1乗となるから
である。
【0035】したがって、このように8ビットの制御部
3(マイクロプロセッサ)の場合では、アセンブラの掛
け算命令(ビットシフト命令)が、従来では、16CP
Uクロック(1CPUクロック約、0.8μsであるの
で約12.8μsec)に相当する処理時間がかかって
しまったのに対し、本実施の形態では、たった2CPU
クロック(約1.6μs)に相当する時間で計算処理す
ることが可能となる。よって、従来技術よりも大幅に、
計算処理に伴う処理時間を短縮することが可能となり、
その計算処理を簡単に実施することも可能である。
【0036】その後、CPU3aは、計算処理に基づき
得られた計算結果を、記録時には記録時間、あるいは再
生時には再生時間として、表示部7に表示させるように
表示制御する。これにより、ユーザは確実な記録時間や
再生時間、あるいは記録可能残量時間等を認識すること
ができ、記録再生装置の信頼性を得ることができる。
【0037】次に、ADPCM規格により圧縮された音
声データを記録する場合について説明する。
【0038】例えば、ADPCM規格(16kbps)
で圧縮された音声データを16MBのICカードに記録
する場合、記録時、音声処理IC4は、マイク5cを介
して取り込みデジタル信号に変換した音声データをAD
PCM規格で圧縮し、圧縮した圧縮音声データをCPU
3aに供給する。
【0039】CPU3aは供給された圧縮音声データを
ICカード2のページ毎のデータエリアに対し、500
byteのデータ量で記憶するとともに、ページ毎のE
CCエリアについてそのページ毎のデータに関するEC
Cデータやスタックデータ等の情報を書き込むように制
御する。
【0040】したがって、上記のようにADPCM規格
で圧縮された音声データの場合、500byte/ペー
ジとする記録方法を実行することにより、1ページ当た
りのデータ量を時間に換算した場合には、0.25se
c/ページとなる。つまり、記録時間や再生時間等を表
示する際の計算を行う場合には、上記(式1)により 、「ページ数 × 1/4sec 」…(式3) という計算式で計算することにより求めることが可能と
なる。即ち、この(式3)における1/4は2のー2乗
であるので、上述したように2の累乗(秒)になるデー
タ量で入力音声データを記憶するという条件を満足する
ことになる。
【0041】そこで、例えば上記の如く記録時間や再生
時間を計算し、秒に換算する計算処理を8ビットの制御
部3(マイクロプロセッサ)にて実行させるとすると、
この場合の計算処理は上記(式3)であるので、CPU
3aはページ数を単に“右2ビットシフト”という命令
をCPU3a内の計算処理部に与えるだけで良い。つま
り、計算処理部は二進法であるので上記“右2ビットシ
フト”を実行するということは、2のー2乗となるから
である。
【0042】したがって、このように8ビットの制御部
3(マイクロプロセッサ)の場合では、アセンブラの掛
け算命令(ビットシフト命令)が、たった2CPUクロ
ック(約1.6μs)で済み、この2CPUクロックに
相当する時間で計算処理することが可能となる。よっ
て、上述したG.729A規格(8kbps)の場合と
同様に、従来技術よりも大幅に計算処理に伴う処理時間
を短縮することが可能となり、その計算処理を簡単に実
施することも可能である。
【0043】その後のCPU3aによる記録時における
記録時間、あるいは再生時における再生時間の表示制御
は、上記一例と同様である。これにより、ADPCM規
格で圧縮された音声データの場合でも、ユーザは確実な
記録時間や再生時間、あるいは記録可能残量時間等を認
識することができ、記録再生装置の信頼性を得ることが
できる。
【0044】ところで、本実施の形態の記録再生装置1
では、1ページ当たり500byteのデータ量でペー
ジ内のデータエリア内に圧縮データを記録しているの
で、図3に示すようにデータエリア内において1ページ
当たり12byteの空き領域が発生することになる。
【0045】そこで、この12byteの空き領域を無
駄にしないために、上記記録再生装置1における記録方
法では、1ページ当たり500byteのデータ量でペ
ージ内のデータエリア内に圧縮データを記録すると同時
に、この12byteの空き領域に、例えば音声データ
の種類(G.729A規格やADPCM規格等の圧縮方
法等)やデジタルメモリレコーダ等の機種名等の付加情
報を記録する。
【0046】なお、この12byteの付加情報は、図
3に示すように1ページ528byteとなる総データ
エリアの先頭部分に配置するように記録しても良く、あ
るいはECCエリアの前に配置するように記録しても良
い。
【0047】また、記録する付加情報としては、さらに
再生時に音声データを確実に再生するのに必要な論理的
アドレスや記録時にカウントされる音声ファイル毎(ペ
ージ毎)等の通し番号、あるいは日付情報等が考えられ
る。
【0048】したがって、上記付加情報として例えば音
声データの種類を12byteの空き領域に記録すれ
ば、該記録再生装置1に対応していないデータが記録さ
れたICカード2を再生する場合にも、CPU3aによ
って上記付加情報を読み込み認識することにより、音声
処理IC4による音声再生データのデコード処理以前に
適合していないことを判別することができるので、該音
声処理IC4によるデコードを停止するように制御すれ
ば、誤って変な音を再生することもない。
【0049】また、一つのICカード内に圧縮方式の異
なる複数の音声データが記録されている場合でも、CP
U3aによってそれぞれのページ毎の付加情報を読み込
み、該付加情報の認識結果に基づき、種々の諸動作を制
御すれば、その音声データの種類に応じた再生処理を行
うことができるので、それぞれの音声データを再現する
ように再生することも可能である。
【0050】したがって、本実施の形態によれぱ、1ペ
ージ当たり500byteのデータ量でページ内のデー
タエリア内に圧縮データを記録すると同時に、この12
byteの空き領域に、例えば音声データの種類(G.
729A規格やADPCM規格等の圧縮方法等)やデジ
タルメモリレコーダ等の機種名等の付加情報を記録する
記録方法を採用しているので、結果として記録時間や再
生時間等の表示に伴う計算処理を簡易化して、その計算
処理に伴う処理時間を短縮させることが可能となる。ま
た、付加情報をデータとともに記録することにより、再
生時における機器性能を向上させることも可能となり、
記録再生装置の高性能化に寄与する。
【0051】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
記録時間や再生時間等の表示に伴う計算処理を簡易化す
ることができるとともに、その計算処理に伴う処理時間
を短縮させることができるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音声信号再生装置の一実施の形態を示
すブロック図。
【図2】ICカード内のデータフォーマット構造を示す
概略構成図。
【図3】図1の装置にて記録する記録方法を説明するた
めの説明図。
【符号の説明】
1…記録再生装置、 2…ICカード(スマートメディア)、 3…制御部、 3a…CPU、 3b…RAM、 4…音声処理IC、 4a…D/A変換器、 4b…A/D変換器、 5…音声入出力部、 5a…アンプ、 5b…スピーカ、 5c…マイク、 6…操作部、 7…表示部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B025 AD01 AD04 AE05 5C052 AA17 AB03 AB04 CC06 CC11 EE02 EE03 EE08 GA06 GB07 GC05 GE08 GF04 5D110 AA08 AA27 BC01 DA08 DA17 DB08 DC06 DC16 DC22 DD02 FA07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード形状の記録媒体であり、ページ単
    位毎のデータエリアを備えたICカードと、 前記ICカードのページ単位毎のデータエリアに所定の
    ビットレートで入力データを記録し、あるいは記録され
    たデータを再生する記録再生手段と、 再生時には前記記録再生手段からの再生データをデコー
    ドして出力し、記録時には記録データをエンコードして
    前記記録再生手段に与える音声処理手段と、 記録用の音声信号を取り込み、取り込んだ音声信号を音
    声データとして前記音声処理手段へ出力し、又は前記記
    録再生手段からの出力音声信号を再生する音声入出力手
    段と、 ユーザ操作により所定の動作モードを選択し実行するた
    めの操作手段と、 前記操作手段により選択実行された動作モードや記録時
    間/再生時間を表示する表示手段と、 前記操作手段により選択された動作モードを実行するの
    に必要な制御を行うもので、記録時には、1ページ当た
    りに記録されたデータを時間に換算したときに2の累乗
    秒になるデータ量で、前記記録再生手段からの記録デー
    タを前記ICカードのページ毎のデーエリアに記録する
    ように前記記録再生手段を制御する制御手段と、 を具備したことを特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記ICカードは、前記制御手段による
    制御によって、1ページ当たりに記録されたデータを時
    間に換算したときに2の累乗秒になるデータ量で前記記
    録データを記録した場合に、前記ページ毎のデーエリア
    内に空きエリアが発生するようなデータ容量を備えたも
    のであって、前記制御手段は、この空き領域の部分に、
    前記記録データを確実に再生するのに必要な付加情報を
    記録するように前記記録再生手段を制御することを特徴
    とする請求項1に記載の記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記付加情報は、記録する記録データの
    種類を示す情報であることを特徴とする請求項2に記載
    の記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記付加情報は、記録する記録データの
    データレートを示す情報であることを特徴とする請求項
    2に記載の記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記付加情報は、前記記録データを確実
    に再生するのに必要な記録データのページ毎のアドレス
    データであることを特徴とする請求項2に記載の記録再
    生装置。
  6. 【請求項6】 前記付加情報は、記録時間/再生時間を
    前記表示手段に表示するのに必要な記録データの通し番
    号であることを特徴とする請求項2に記載の記録再生装
    置。
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