JPH05173600A - 音声記録再生装置 - Google Patents

音声記録再生装置

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JPH05173600A
JPH05173600A JP3342912A JP34291291A JPH05173600A JP H05173600 A JPH05173600 A JP H05173600A JP 3342912 A JP3342912 A JP 3342912A JP 34291291 A JP34291291 A JP 34291291A JP H05173600 A JPH05173600 A JP H05173600A
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audio
recorded
recording
memory
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JP3342912A
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English (en)
Inventor
Kozo Hayashi
浩三 林
Kengo Sudo
健吾 須藤
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 音声記録再生装置は、マイク2からの音声入
力をディジタル情報に変換してメモリカード6に記録す
ると共に、メモリカード6に記録されたディジタル情報
を再生して音声信号としてスピーカ11から出力するも
のであり、メモリカード6にディジタル情報を記録する
際、所定メモリ容量からなるブロック毎に異なるID信
号が各ブロック内の所定領域にシステムマイコン7の制
御により記録される。又、上記ID信号の記録領域とし
て、本来端数部分とされる記録領域が利用される。 【効果】 メモリカード6の記憶容量を知ることができ
る。このメモリカード6が本音声記録再生装置により記
録されたものか、或いは他の装置により記録されたもの
であるかを知ることができる。メモリを有効に使用でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロフォン(以下
マイクと称す)などを介して供給されるアナログ音声信
号をディジタル信号に変換して半導体メモリに記録する
と共に、再生時に半導体メモリに記録されたディジタル
信号をアナログ音声信号に変換し、スピーカ等を介して
音声として出力する音声記録再生装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】音声記録再生装置には、カセットテープ
等の磁気テープを使用した、所謂、カセットテープレコ
ーダが一般的に知られている。このカセットテープレコ
ーダは、記録媒体である磁気テープが安価であり、長時
間の録音再生が可能である等の利点を有する反面、磁気
テープを走行させるための走行機構を要するため、装置
の小型化および軽量化が困難であり、走行機構のノイズ
および故障率が大きく、更に、頭出し時のアクセス(早
送りや巻戻し)に長時間を要するという問題点を有して
いる。
【0003】そこで、近年においては、上記の問題を解
決するために、磁気テープをICカードに置き換えた音
声記録再生装置が開発されている。ICカードは、一般
に、複数個の半導体メモリチップを中心に構成され、高
いアクセス性を特徴とした小型大容量記憶ユニットで、
装置本体に対して着脱可能な外部記憶装置として広く使
用されている。
【0004】半導体メモリを用いた音声記録再生装置
は、アクセス速度がμsec オーダに短縮されているた
め、例えば音声の頭出しが瞬時に完了し、また、走行機
構が不要であるため、小型化および軽量化が容易になる
と共に、走行機構によるノイズの発生もない。更に、こ
の音声記録再生装置は、半導体メモリのカード状に形成
することができるため、装置本体に着脱可能なメモリカ
ードとして記録媒体を取り扱うことが可能であり、利用
価値の極めて高いものになっている。
【0005】最も単純で安価なICカードは、複数の半
導体メモリと、そのアドレスバス、データバス、及びコ
ントロールバス等の制御を行うロジック回路により構成
されており、装置本体はICカードをアクセスすること
によってデータの授受が行われるようになっている。な
お、ICカードのアクセス動作は、アドレスバス、デー
タバス、コントロールバス等がロジック回路によって制
御されることによって行われる。
【0006】ところで、半導体メモリは、一般に高価で
あるため、より少ない記憶容量で長時間の音声を記録で
きることが望ましい。従って、従来の音声記録再生装置
は、音声圧縮手法により圧縮された音声データが半導体
メモリに記録されるようになっており、この音声圧縮手
法としては、例えばADPCM等の音声圧縮符号化方式
が良く知られている。
【0007】上記の音声圧縮符号化方式には、例えば音
声信号を一定時間毎にフレーム化し、このフレーム単位
毎に直交変換等によって圧縮し、この圧縮データを半導
体メモリに一つのブロックとして記録する方式がある。
そして、この方式において、音声の情報量の大小に対応
させてブロック長を変化させて記録する可変長符号化方
式がより効率良く半導体メモリを使用できる方式として
知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記I
Cカードは、一般に、その記憶容量(半導体メモリチッ
プの個数とその記憶容量との積)を外部から知ることは
できない。従って、例えば1メガバイト(以下MBと称
す)の記憶容量しかないICカードを装置本体にローデ
ィングした場合、記憶容量を越えるアドレスを指定して
も、その指定されたアドレスは現実には存在しないの
で、次のようなアクセス動作が行われる。
【0009】即ち、1MBの記憶容量のICカードの場
合、半導体メモリの最大アドレスをFFFFFH (16
進コード)とし、これより1だけ大きいアドレスである
100000H をアクセスすると、実際にはこの指定さ
れたアドレスは実在しないので、代わりにアドレス00
000H (100000H の下位20ビット)がアクセ
スされることになる。つまり、このICカードは記憶容
量が1MBであるにもかかわらず、恰も1MB以上の記
憶容量を有するような動作を行うことになるので、ユー
ザは外部から該ICカードの記憶容量を知ることができ
ない。従って、あとどれくらいのデータが記録できるの
かをユーザは知ることができず、これは、ICカードを
利用する上で、非常な不便をユーザに強いることにな
る。
【0010】又、ICカードを或る音声記録再生装置で
記録、又は再生する場合、該ICカードが上記音声記録
再生装置により記録されたものであるか、或いは他の音
声記録再生装置により記録されたものであるかの識別が
行えない。この時、ICカードが上記音声記録再生装置
により記録されたものである場合、追加記録あるいは再
記録すべきものかどうかをユーザが自分の記録等に基づ
いて判断しなければならいないので、安易に追加記録や
再記録が行えない。一方、ICカードが他の音声記録再
生装置により記録されたものである場合、データを追加
記録あるいは再記録することによって、必要なデータを
誤って破壊してしまうこともある。
【0011】更に、一般に、音声データは圧縮されて音
声データフレーム単位で記録されるので、それを所定の
メモリ容量単位へ順次記録していくと、最後に端数が生
じてしまう。この端数を無視して記録していくと、次の
ような不具合が生じる。すなわち、半導体メモリへのア
ドレッシングは、所定のメモリ容量単位、又はその整数
分の1でページ切り換えが行われるため、端数部分が2
つのページにまたがるようになり、アクセス方法が複雑
化するという問題点を有している。
【0012】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、ICカードの記憶容量がICカード間で、一
般に、整数倍の関係にある(例えば、1MB、2MB、
3MB、4MB等)ことを利用して、所定のメモリ容量
毎に識別情報を付加し、この識別情報に基づいて、ロー
ディングされたICカードの記憶容量を知り、ICカー
ドが本発明に係る音声記録再生装置で記録されたものか
否かを判断すると共に、本来端数部分とされるメモリ領
域に上記識別情報を記録してメモリを有効に利用するこ
とを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の音声記録再生装
置は、上記の課題を解決するために、以下の手段を講じ
たことを特徴としている。
【0014】即ち、請求項1に係る音声記録再生装置
は、音声入力をディジタル情報に変換して外部メモリ手
段に記録すると共に、外部メモリ手段に記録されたディ
ジタル情報を再生して音声信号として出力する音声記録
再生装置において、上記外部メモリ手段にディジタル情
報を記録する際、所定メモリ容量からなるブロック毎に
異なる識別情報が各ブロック内の所定領域に記録される
ように制御する制御手段を備えている。
【0015】又、請求項2に係る音声記録再生装置は、
請求項1の構成に加えて、ローディングされた外部メモ
リ手段の、上記所定領域に対応するメモリ領域から読み
出された情報と上記識別情報とを比較し、この比較結果
に基づいて、該外部メモリ手段の状態を判断する判断手
段を備えている。
【0016】更に、請求項3に係る音声記録再生装置
は、音声入力をディジタル情報に変換した後、データ圧
縮して音声データ列として外部メモリ手段に記録すると
共に、外部メモリ手段に記録された音声データ列を再生
して音声信号として出力する音声記録再生装置におい
て、上記音声データ列の単位である音声データフレーム
を上記外部メモリ手段に記録する際、所定メモリ容量か
らなるブロック毎に異なる識別情報が各ブロック内の所
定領域に記録されるように制御する制御手段を備え、上
記識別情報の容量をIDbとし、上記所定容量をMbと
し、音声データフレームの容量をFbとし、nをMb>
Fb×nを満たす最大の整数とすると、IDb=Mb−
(Fb×n)を満足するようにIDbが設定されるよう
に構成されている。
【0017】
【作用】請求項1の発明の構成によれば、制御手段の制
御により、外部メモリ手段にディジタル情報を記録する
際、ブロック毎に異なる識別情報が記録される。つま
り、最後に記録した識別情報に基づいて、ローディング
された外部メモリ手段のメモリ容量を知ることができ
る。又、識別情報を記録する際に、外部メモリ手段をア
クセスするが、このアクセス動作により、外部メモリ手
段のメモリチェックも並行して行える。
【0018】又、請求項2の発明の構成によれば、請求
項1の作用に加えて、本装置に外部メモリ手段がローデ
ィングされると、識別情報が記録される上記所定領域が
アクセスされ、そこに記録された情報が読出される。そ
して、この読み出された情報が本装置に係る識別情報で
あるかどうかが判断手段により比較、判断される。
【0019】すなわち、読み出された情報が識別情報の
うちの何れかと一致する場合、ローディング中の外部メ
モリ手段は本装置により過去に記録されたものであると
判断される。一方、読み出された情報が識別情報の何れ
とも一致しない場合、ローディング中の外部メモリ手段
は本装置以外の他の装置により記録されたものであると
判断される。
【0020】例えば、読み出された情報がFFH (16
進コード)の場合、そのブロックが未記録であると共
に、ローディングされた外部メモリ手段は本装置により
記録されたものではないことがわかる。なお、読み出さ
れた情報が全てFFH であれば、該外部メモリ手段には
何も記録されていないことがわかる。このように、判断
手段により、ローディングされた外部メモリ手段の状態
が確実に判断される。
【0021】更に、請求項3の発明の構成によれば、制
御手段の制御により、音声データフレームを上記外部メ
モリ手段に記録する際、所定メモリ容量からなるブロッ
ク毎に異なる識別情報が各ブロック内の所定領域に記録
される。この時、上記識別情報の容量IDbが、IDb
=Mb−(Fb×n)を満足するように設定されるの
で、本来端数部分とされるメモリ領域を識別情報の記録
のための領域として割り当てることができ、外部メモリ
手段のメモリを有効に使用できる。
【0022】又、最後に記録した識別情報に基づいて、
ローディングされた外部メモリ手段のメモリ容量を知る
ことができる。識別情報を記録する際に、外部メモリ手
段をアクセスするが、このアクセス動作により、外部メ
モリ手段のメモリチェックも並行して行える。
【0023】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図3に
基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0024】本実施例に係る音声記録再生装置は、図2
に示すように、記録再生装置本体1と、この記録再生装
置本体1に対して着脱自在なメモリカード6(外部メモ
リ手段)とから主として構成されている。記録再生装置
本体1は、音声記録再生装置を総合的に制御、管理する
システムマイコン7(制御手段、判断手段)を有してい
る。このシステムマイコン7は、音声信号記録系、音声
信号再生系、キースイッチ群12、及び表示部13、及
びメモリカード6の各種制御を行い、所望の記録再生動
作を行うようになっている。
【0025】上記の音声信号記録系は、音声入力をアナ
ログ音声信号に変換するマイクロフォン(以下、単にマ
イクと称す)2と、アナログ音声信号を増幅する増幅器
3と、アナログ音声信号をディジタル音声信号に変換す
るA/Dコンバータ4と、ディジタル音声信号を圧縮す
る音声圧縮回路5とから主として構成されている。
【0026】音声圧縮回路5は、メモリカード6のメモ
リ容量を有効に、しかも経済的に利用するために設けら
れている。即ち、A/Dコンバータ4からのディジタル
音声信号を圧縮しないでそのままメモリカード6に記録
すると、大容量のメモリが必要になるが、音声圧縮回路
5を使用すれば、ディジタル音声信号が数分の一から十
数分の一に圧縮されるので、記録に要する容量を小さく
できる。システムマイコン7は、音声圧縮回路5からの
データを指定されたアドレスに書き込んだ後、アドレス
をインクレメントし、音声圧縮回路5からのデータをイ
ンクレメントされたアドレスに書き込む。この動作を必
要回数だけ繰り返して、圧縮されたディジタル音声信号
がメモリカード6に書き込まれる。
【0027】音声圧縮回路5の出力は、システムマイコ
ン7のデータバス20に接続されている。このデータバ
ス20は、メモリカード6、音声伸長回路8、及びメモ
リカード6間で共用される。
【0028】一方、音声信号再生系は、メモリカード6
から読み出された音声データに対して伸長処理を行い、
該音声データを圧縮前のディジタル信号にする音声伸長
回路8と、伸長されたディジタル信号をアナログ音声信
号に変換するD/Aコンバータ9と、アナログ音声信号
を増幅する増幅器10と、増幅されたアナログ音声信号
を音声出力に変換するスピーカー11とから主として構
成されている。
【0029】上記の音声伸長回路8は、システムマイコ
ン7からの制御信号に基づいて音声データを1フレーム
毎に伸長処理し、ディジタル音声信号として出力するよ
うになっている。
【0030】上記システムマイコン7には、キースイッ
チ群12および表示部13が接続されている。キースイ
ッチ群12は、数値や文字等を入力するための入力キー
群や、再生キー、早送りキー(ドキュメント単位の飛び
越し動作用)、巻戻しキー(ドキュメント単位の飛び戻
し動作用)、動作停止キー等の機能キー群からなってい
る。表示部13は、記録、再生等の経過時間等の表示
や、ローディング中のメモリカード6の記憶容量や、ロ
ーディング中のメモリカードが他の音声記録再生装置に
より記録されたものである等のメッセージの表示等を行
う。
【0031】ここで、上記メモリカード6について図3
を参照しながら説明すると以下のとおりである。
【0032】メモリカード6は、図3に示すように、ア
ドレスデコーダ14と、複数の半導体メモリで、一括消
去型EEPROM(Flash-type Electrically Erasable
Programable Read Only Memory )であるF−EEPR
OM15〜F−EEPROM18とから主として構成さ
れている。
【0033】アドレスデコーダ14には、アドレスバス
21の一部(例えば、上位2ビット)及び制御バス22
のCE(Chip Enable )信号線22aが接続されてお
り、システムマイコン7からCE信号線22aを介して
アドレスデコーダ14を選択する旨のイネーブル信号が
供給されると、この時にアドレスデコーダ14に入力さ
れているアドレスバス21の上位2ビットに基づいてデ
コードを行い、F−EEPROM15〜F−EEPRO
M18のうち何れの一つをアクセスすべきかを指令する
信号CS(Chip Select )1〜CS4をアクティブ(例
えば、ハイレベル)にする。なお、信号CS1〜CS4
は、CS信号線23…を介してF−EEPROM15〜
F−EEPROM18にそれぞれ送られる。選択されな
かったF−EEPROMは、データバス20から切り離
されて絶縁される。
【0034】つまり、CS1がハイレベル(この時、C
S2〜CS4はローレベル)の時には、F−EEPRO
M15に対してデータの読み出し、書き込み、或いはデ
ータの一括消去が行われる。同様に、CS2がハイレベ
ルの時には、F−EEPROM16に対してデータの読
み出し、書き込み、或いはデータの一括消去が行われ、
CS3がハイレベルの時には、F−EEPROM17に
対してデータの読み出し、書き込み、或いはデータの一
括消去が行われ、CS4がハイレベルの時には、F−E
EPROM18に対してデータの読み出し、書き込み、
或いはデータの一括消去が行われるようになっている。
【0035】なお、F−EEPROM15〜F−EEP
ROM18に対するデータの読み出し又は書き込みは、
アドレスバス21で指定されたアドレス(下位アドレ
ス)に対してデータバス20を介して行われる。以下、
説明の便宜上、F−EEPROM15に対するデータの
読み出し、書き込み、或いはデータの一括消去を行う場
合について説明するが、F−EEPROM16〜F−E
EPROM18に対してもF−EEPROM15と同様
の動作が行われる。
【0036】例えば、データの読み出しの場合、システ
ムマイコン7から制御バス22のWE(Write Enable)
信号線22bを介してローレベルの信号がF−EEPR
OM15〜F−EEPROM18に供給される。ところ
で、この時、CS1がハイレベルであるので、F−EE
PROM15に対してのみ、この時のアドレスバス21
で指定されたアドレスに記録されているデータの読み出
しが行われる。
【0037】又、データの書き込みの場合、システムマ
イコン7から制御バス22のWE信号線22bを介して
ハイレベルの信号がF−EEPROM15〜F−EEP
ROM18に供給される。ところで、この時、CS1が
ハイレベルであるので、F−EEPROM15に対して
のみ、この時のアドレスバス21で指定されたアドレス
に、データバス20上のデータが書き込まれる。
【0038】更に、データの一括消去を行う場合、シス
テムマイコン7から制御バス22のERASE信号線2
2cを介してハイレベルの信号がF−EEPROM15
〜F−EEPROM18に供給される。ところで、この
時、CS1がハイレベルであるので、F−EEPROM
15に対してのみ、F−EEPROM15内の全ての領
域(ID信号が記録される領域を除く)に対してハイレ
ベルが一括して書き込まれ、これにより、一括消去動作
が完了する。
【0039】ところで、上記F−EEPROM15〜F
−EEPROM18が未記録のメモリである場合、図1
に示すように、所定メモリ容量からなるブロック(例え
ば、F−EEPROM15〜F−EEPROM18は1
MBの記憶容量をそれぞれ有し、各F−EEPROMが
ブロックに対応する)毎に、それぞれ異なるID(Iden
tification)信号(識別情報)が、各ブロック内の所定
メモリ領域(例えば、各ブロックの最終アドレス付近の
数バイト)に書き込まれる。
【0040】例えば、メモリカード6が1MBの記憶容
量を有する場合、図1(a)に示すように、ID信号と
してID1が第1ブロック(F−EEPROM15)内
の上記所定メモリ領域に書き込まれる。そして、装置本
体1から指定される第2ブロック(F−EEPROM1
6)のアドレス、即ち上記ID1が書き込まれたアドレ
スに1MB加算したアドレス(実際には記憶容量が1M
Bしかないので、ID1が書き込まれたアドレスに一致
する)からID2を書き込もうとするが、既にID1が
書き込まれているので、ID2は、結局、書き込まれな
い。これは、ID3以降のID信号についても同様であ
る。そして、再生時に、上記ID信号を1MB毎に読み
出すと、上記したように記憶容量が1MBであるので、
フラッシュメモリの場合には、ID1のみが読み出され
ることになる。
【0041】又、メモリカード6が2MBの記憶容量を
有する場合、図1(b)に示すように、ID信号として
ID1が第1ブロック(F−EEPROM15)内の所
定メモリ領域に書き込まれると共に、ID2が第2ブロ
ック(F−EEPROM16)内の所定メモリ領域に
(ID1が書き込まれたアドレスに1MB加算したアド
レスから)書き込まれる。そして、装置本体1から指定
される第3ブロック(F−EEPROM17)のアドレ
ス、即ち上記ID1が書き込まれたアドレスに2MB加
算したアドレス(実際には記憶容量が2MBしかないの
で、ID1が書き込まれたアドレスに一致する)からI
D3を書き込もうとするが、既にID1が書き込まれて
いるので、ID3は、結局、書き込まれない。また、装
置本体1から指定される第4ブロック(F−EEPRO
M18)のアドレス、即ちID1が書き込まれたアドレ
スに3MB加算したアドレス(実際には記憶容量が2M
Bしかないので、ID2が書き込まれたアドレスに一致
する)からID4を書き込もうとしても、既にID2が
書き込まれているので、ID4は、結局、書き込まれな
い。そして、再生時に、上記ID信号を1MB毎に読み
出すと、記憶容量が2MBであるので、フラッシュメモ
リの場合には、ID1、ID2、ID1、ID2の順に
読み出され、ID1及びID2のみが読み出されること
になる。
【0042】更に、メモリカード6が4MBの記憶容量
を有する場合、図1(c)に示すように、ID信号とし
てID1〜ID4が第1ブロック(F−EEPROM1
5)〜第4ブロック(F−EEPROM18)内の所定
メモリ領域にそれぞれ書き込まれる(即ち、ID2はI
D1が書き込まれたアドレスに1MB加算したアドレス
から書き込まれ、ID3はID1が書き込まれたアドレ
スに2MB加算したアドレスから書き込まれ、ID4は
ID1が書き込まれたアドレスに3MB加算したアドレ
スから書き込まれる)。そして、再生時に、上記ID信
号を1MB毎に読み出すと、記憶容量が4MBであるの
で、フラッシュメモリの場合には、ID1、ID2、I
D3、ID4の順に読み出されることになる。
【0043】上記のように、異なるID信号を各ブロッ
クの所定メモリ領域にそれぞれ書き込むことによって、
ローディング中のメモリカード6の記憶容量を知ること
ができる。
【0044】又、ローディング中のメモリカード6を再
生する際、システムマイコン7によりID信号が書き込
まれる所定メモリ領域に対応するメモリ領域のデータを
読み出し、このデータを上記のID信号と比較する(該
データがID1〜ID4の何れかと一致するかどうかを
チェックする)ことによって、ローディング中のメモリ
カード6が本実施例に係る音声記録再生装置により過去
に記録されたものかどうかを判定することができる。
【0045】更に、上記読み出したデータがFFH であ
れば、そのメモリ領域は未記録領域であることを示すと
同時に、他の音声記録再生装置により記録されたもので
あることを示しており、特に、上記読み出したデータが
全てFFH であれば、そのメモリカード6は未使用、あ
るいは何も記録されていないメモリカードであることが
わかる。又、現在ローディング中のメモリカード6が他
の装置により記録されたものであっても、その記録情報
を消去してもよいものであれば、未記録のメモリカード
であると判断される。
【0046】又、メモリカード6へのアドレッシング
は、所定のメモリ容量単位、又はその整数分の1でペー
ジ切り換えが行われるため、端数部分が2つのページに
またがることがあるが、上記ID信号の容量をIDbと
し、上記所定容量をMbとし、音声データフレームの容
量をFbとし、nをMb>Fb×nを満たす最大の整数
とし、IDb=Mb−(Fb×n)を満足するようにI
Dbを設定すると、本来端数部分とされる領域をID信
号を記録するために利用できるので、メモリの利用率が
良くなる。
【0047】上記の構成において、本実施例に係る音声
記録再生装置の動作を以下に説明する。
【0048】録音時、まず、メモリカード6が記録再生
装置本体1にローディングされた後、キースイッチ群1
2の記録キーがユーザにより押圧される。これに伴っ
て、システムマイコン7は、記録再生装置本体1を記録
モードにすると共に、記録再生装置本体1が記録モード
にあることを表示部13に表示させる。
【0049】そして、音声入力は、マイク2でアナログ
の電気信号に変換され、変換された音声信号は、増幅器
3により増幅された後、A/Dコンバータ4によりディ
ジタル信号に変換される。このディジタル信号は、音声
圧縮回路5により圧縮処理が施され、メモリカード6の
指定されたアドレスに書き込まれる。この指定アドレス
をインクレメントして、同様の書き込み動作が、必要回
数だけ、繰り返し行われることによって、所望の情報の
書き込み動作が行われる。なお、動作停止キーが押圧さ
れると、記録モードが終了する。
【0050】このとき、各ブロックにおいて本来端数部
分にされる所定メモリ領域に、ID信号の容量IDbが
IDb=Mb−(Fb×n)を満足するように書き込ま
れる。このように書き込まれたID信号に基づいて、シ
ステムマイコン7は、現在ローディング中のメモリカー
ド6の記憶容量を上記表示部13に表示させる。
【0051】一方、再生時、まず、メモリカード6が記
録再生装置本体1にローディングされた後、キースイッ
チ群12の再生キーがユーザにより押圧される。これに
伴って、システムマイコン7は、記録再生装置本体1を
再生モードにすると共に、記録再生装置本体1が再生モ
ードにあることを表示部13に表示させる。
【0052】又、システムマイコン7は、各ブロック内
のID信号が書き込まれる所定メモリ領域をアクセス
し、そこからデータを読み出す。この読み出されたデー
タと、使用されるID信号とがシステムマイコン7によ
って比較される。この比較により、読み出されたデータ
がID信号のうちの何れかと一致する場合、現在ローデ
ィング中のメモリカード6が、過去に、上記記録再生装
置本体1によって記録されたものである旨のメッセージ
が表示部13に表示される。一方、上記比較により、読
み出されたデータがID信号の何れとも一致しない場
合、現在ローディング中のメモリカード6が他の音声記
録再生装置によって記録されたものである旨のメッセー
ジが表示部13に表示される。
【0053】なお、この時、読み出されたデータが、例
えば、全てFFH である場合、現在ローディング中のメ
モリカード6は、未使用あるいは未記録のメモリカード
である旨のメッセージが表示部13に表示される。又、
FFH が読み出されたブロック数に基づいて未記録状態
の記憶容量を計算して、表示部13が表示することもで
きる。
【0054】このように、ローディング中のメモリカー
ド6の状態が表示部13に表示された後、システムマイ
コン7がメモリカード6に対してアドレスを指定する。
この指定されたアドレスに書き込まれたディジタル音声
信号が読み出されて、音声伸長回路8に送られる。この
ディジタル音声信号が音声伸長回路8で伸長処理された
後、D/Aコンバータ9に送られる。D/Aコンバータ
9で、伸長されたディジタル信号がアナログ信号に変換
され、増幅器10で増幅された後、スピーカ11を介し
て再生された音声が出力される。この動作は、アドレス
をインクレメントして、必要回数だけ繰り返し行われる
か、あるいは動作停止キーが押圧されるまで継続され
る。
【0055】なお、上記実施例では、ID信号として、
ID1〜ID4の4種類存在する場合について説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、メモリカ
ード6の記憶容量の大きさに伴って、ID信号の数も増
える。又、上記実施例では、各ブロックの所定メモリ容
量を1MBとして説明したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、所望のメモリ容量に設定できるもので
ある。更に、上記実施例では、外部メモリ手段としてメ
モリカード6について説明したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、他のメモリ形態でもよい。
【0056】
【発明の効果】請求項1に係る発明は、以上のように、
上記外部メモリ手段にディジタル情報を記録する際、所
定メモリ容量からなるブロック毎に異なる識別情報が各
ブロック内の所定領域に記録されるように制御する制御
手段を備えた構成である。
【0057】それゆえ、使用する外部メモリ手段のメモ
リ容量を知ることができると共に、外部メモリ手段のメ
モリチェックも併せて行えるという効果を奏する。
【0058】又、請求項2に係る発明は、以上のよう
に、請求項1の構成に加えて、ローディングされた外部
メモリ手段の、上記所定領域に対応するメモリ領域から
読み出された情報と上記識別情報とを比較し、この比較
結果に基づいて、該外部メモリ手段の状態を判断する判
断手段を備えた構成である。
【0059】それゆえ、請求項1と同様に、使用する外
部メモリ手段のメモリ容量を知ることができると共に、
外部メモリ手段のメモリチェックも併せて行える。
【0060】又、この外部メモリ手段が過去に本装置に
より記録されたものか、或いは他の装置により記録され
たものかを識別することができる。したがって、本装置
により記録されたものであることが判明した場合、この
外部メモリ手段に対して追加記録すべきか、あるいは再
記録すべきかが判断でき、誤って追記録あるいは再記録
されることによって生じる必要データの破壊を未然に回
避できるので、全体的に信頼性を向上できる。
【0061】更に、外部メモリ手段の使用状況、即ち、
外部メモリ手段が全て未記録であるとか、未記録のブロ
ックを特定できるという効果を併せて奏する。
【0062】更に、請求項3に係る発明は、以上のよう
に、上記音声データ列の単位である音声データフレーム
を上記外部メモリ手段に記録する際、所定メモリ容量か
らなるブロック毎に異なる識別情報が各ブロック内の所
定領域に記録されるように制御する制御手段を備え、上
記識別情報の容量をIDbとし、上記所定容量をMbと
し、音声データフレームの容量をFbとし、nをMb>
Fb×nを満たす最大の整数とすると、IDb=Mb−
(Fb×n)を満足するようにIDbが設定される構成
である。
【0063】それゆえ、使用する外部メモリ手段のメモ
リ容量を知ることができると共に、外部メモリ手段のメ
モリチェックも併せて行える。又、本来端数部分となる
メモリ領域を識別情報記録のための領域として割り当て
ることができるので、メモリの有効利用が可能となる。
更に、端数を無視して記録することにより生じるアクセ
スの複雑化を回避できるという効果を併せて奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る識別情報の記録、再生を説明する
ものであり、図1(a)は1MB記憶容量のメモリカー
ドを使用した場合の説明図であり、図1(b)は2MB
記憶容量のメモリカードを使用した場合の説明図であ
り、図1(c)は4MB記憶容量のメモリカードを使用
した場合の説明図である。
【図2】本発明の構成の要部を示すブロック図である。
【図3】図2のメモリカードの構成の要部を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 記録再生装置本体 2 マイクロフォン 3 増幅器 4 A/Dコンバータ 5 音声圧縮回路 6 メモリカード(外部メモリ手段) 7 システムマイコン(制御手段、判断手段) 8 音声伸長回路 9 D/Aコンバータ 10 増幅器 11 スピーカ 12 キースイッチ群 13 表示部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音声入力をディジタル情報に変換して外部
    メモリ手段に記録すると共に、外部メモリ手段に記録さ
    れたディジタル情報を再生して音声信号として出力する
    音声記録再生装置において、 上記外部メモリ手段にディジタル情報を記録する際、所
    定メモリ容量からなるブロック毎に異なる識別情報が各
    ブロック内の所定領域に記録されるように制御する制御
    手段を備えたことを特徴とする音声記録再生装置。
  2. 【請求項2】ローディングされた外部メモリ手段の、上
    記所定領域に対応するメモリ領域から読み出された情報
    と上記識別情報とを比較し、この比較結果に基づいて、
    該外部メモリ手段の状態を判断する判断手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の音声記録再生装置。
  3. 【請求項3】音声入力をディジタル情報に変換した後、
    データ圧縮して音声データ列として外部メモリ手段に記
    録すると共に、外部メモリ手段に記録された音声データ
    列を再生して音声信号として出力する音声記録再生装置
    において、 上記音声データ列の単位である音声データフレームを上
    記外部メモリ手段に記録する際、所定メモリ容量からな
    るブロック毎に異なる識別情報が各ブロック内の所定領
    域に記録されるように制御する制御手段を備え、 上記識別情報の容量をIDbとし、上記所定容量をMb
    とし、音声データフレームの容量をFbとし、nをMb
    >Fb×nを満たす最大の整数とすると、 IDb=Mb−(Fb×n)を満足するようにIDbが
    設定されることを特徴とする音声記録再生装置。
JP3342912A 1991-12-25 1991-12-25 音声記録再生装置 Pending JPH05173600A (ja)

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